JP2013197703A - 通信システム、基地局装置、移動端末装置及び通信方法 - Google Patents

通信システム、基地局装置、移動端末装置及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】次世代移動通信に対応した適切なキャリアアグリゲーションを実現すること。
【解決手段】複数の周波数バンドで、周波数バンド毎に規定された帯域幅を用いたキャリアアグリゲーションによって、基地局装置(20)と移動端末装置(10)とが通信する通信システムであって、移動端末装置(10)は、一部の特定周波数バンドではキャリアアグリゲーションに用いられる帯域幅の組合せを基地局装置(20)にシグナリングし、特定周波数バンド以外の他の周波数バンドではキャリアアグリゲーションに用いられる帯域幅の全ての組み合わせをサポートしており、帯域幅の組合せのシグナリングを規制することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、次世代移動通信システムにおける基地局装置、移動端末装置、通信システム及び通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が検討されている(非特許文献1)。LTEではマルチアクセス方式として、下り回線(下りリンク)にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用い、上り回線(上りリンク)にSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用いている。
また、LTEからのさらなる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継システムも検討されている(例えば、LTEアドバンスト又はLTEエンハンスメントと呼ぶこともある(以下、「LTE−A」という)。LTE−A(Rel-10)においては、LTEシステムのシステム帯域を1単位とする複数のコンポーネントキャリア(CC: Component Carrier)を束ねて広帯域化するキャリアアグリゲーションが用いられる。
ところで、キャリアアグリゲーションでは、移動端末装置の対応周波数バンドに加えて、各周波数バンドでサポートされる帯域幅の組み合わせをシグナリングする提案がなされている。このシグナリングによって本来サポートすべき帯域幅の全ての組合せをサポートせずに、シグナリングで通知される帯域幅の一部の組合せだけをサポートすれば、移動端末装置にキャリアアグリゲーションが適用できる。しかしながら、ネットワーク側で周波数バンドの運用帯域幅が変更された場合には、帯域幅の一部の組合せだけをサポートする移動端末装置に対しては、キャリアアグリゲーションを適用できなくなる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、次世代移動通信に対応した適切なキャリアアグリゲーションを実現できる通信システム、基地局装置、移動端末装置及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明の通信システムは、複数の周波数バンドで、周波数バンド毎に規定された帯域幅を用いたキャリアアグリゲーションによって、基地局装置と移動端末装置とが通信する通信システムであって、前記移動端末装置は、一部の周波数バンドではキャリアアグリゲーションに用いられる帯域幅の組合せを前記基地局装置にシグナリングし、前記一部の周波数バンド以外の他の周波数バンドではキャリアアグリゲーションに用いられる帯域幅の全ての組み合わせをサポートしており、帯域幅の組合せのシグナリングを規制することを特徴とする。
本発明によれば、帯域幅の組合せをシグナリングする周波数バンドが一部の周波数バンドに限定される。また、一部の周波数バンド以外の他の周波数バンドでは、帯域幅の全ての組合せがサポートされるため、ネットワーク側で周波数バンドの運用帯域幅が変更された場合でも、移動端末装置にキャリアアグリゲーションを適用させることができる。
LTE−Aシステムのシステム帯域の説明図である。 キャリアアグリゲーションでサポートすべき帯域幅の組合せの一部を示す図である。 各周波数バンドで運用帯域幅を変更した場合のキャリアアグリゲーションの一例を示す図である。 キャリアアグリゲーションが適用される周波数バンドの説明図である。 無線通信システムのシステム構成の説明図である。 移動端末装置の機能ブロック図である。 基地局装置の機能ブロック図である。 キャリアアグリゲーションを用いた通信手順を示すシーケンス図である。
図1は、LTE−Aで定められた階層型帯域幅構成を示す図である。図1に示す例は、複数の基本周波数ブロック(以下、コンポーネントキャリアとする)で構成される第1システム帯域を持つLTE−Aシステムと、1コンポーネントキャリアで構成される第2システム帯域を持つLTEシステムとが併存する場合の階層型帯域幅構成である。LTE−Aシステムにおいては、例えば、100MHz以下の可変システム帯域幅で無線通信し、LTEシステムでは、20MHz以下の可変システム帯域幅で無線通信する。LTE−Aシステムのシステム帯域は、LTEシステムのシステム帯域を1単位とする少なくとも1つのコンポーネントキャリアとなっている。このように、複数のコンポーネントキャリアを集めて広帯域化することをキャリアアグリゲーションという。
例えば、図1においては、LTE−Aシステムのシステム帯域は、LTEシステムのシステム帯域(ベース帯域:20MHz)を1つのコンポーネントキャリアとする5つのコンポーネントキャリアの帯域を含むシステム帯域(20MHz×5=100MHz)となっている。図1においては、移動端末装置UE(User Equipment)#1は、LTE−Aシステム対応(LTEシステムにも対応)の移動端末装置であり、100MHzまでのシステム帯域に対応可能である。UE#2は、LTE−Aシステム対応(LTEシステムにも対応)の移動端末装置であり、40MHz(20MHz×2=40MHz)までのシステム帯域に対応可能である。UE#3は、LTEシステム対応(LTE−Aシステムには対応せず)の移動端末装置であり、20MHz(ベース帯域)までのシステム帯域に対応可能である。
このようなキャリアアグリゲーションは、3GPP TS36.101で規定される各周波数バンドにおける帯域幅の全ての組合せを移動端末装置がサポートすることで実現される。例えば、図2に示す表(1例)では、周波数バンド1では10MHzの帯域幅がサポートされ、周波数バンド5では10MHzの帯域幅がサポートされている。したがって、移動端末装置が周波数バンド1と5をサポートしている場合には、周波数バンド1の帯域幅10MHzと周波数バンド5の帯域幅10MHzとを用いたキャリアアグリゲーションが移動端末装置に適用される。なお、図2においては、説明の便宜上一部の組合せのみ示している。
ところで、アグリゲーションを実現する方法として、帯域幅の一部の組合せをUE Capablityで移動端末装置から基地局装置にシグナリングする提案がなされている。例えば、移動端末装置が周波数バンド1(2GHz)と周波数バンド21(1.5GHz)をサポートしている場合には、周波数バンド1の帯域幅10MHzと周波数バンド21の帯域幅10MHzとの組み合わせがUE Capablityで移動端末装置から基地局装置にシグナリングされる。
このため、移動端末装置は、本来であれば3GPP TS36.101で規定される帯域幅の全ての組合せをサポートすべきであるが、上記シグナリングによって帯域幅の一部の組合せだけをサポートすればキャリアアグリゲーションが適用できてしまう。さらに、TS36.101で規定されていない帯域幅の組み合わせも上記シグナリングによりサポートし、キャリアアグリゲーションを適用してしまうことも提案されている。移動端末装置が帯域幅の一部の組合せだけをサポートする場合、ネットワーク側で各周波数バンドの運用帯域幅が変更されることで、この移動端末装置に対してキャリアアグリゲーションを適用することができなくなる。
例えば、図3の図示左側に示すように、初期状態では周波数バンドXの帯域幅10MHzと周波数バンドYの帯域幅10MHzとでキャリアアグリゲーションが適用可能に構成されている。ここで、移動端末装置にキャリアアグリゲーションが適用されるためには、移動端末装置は周波数バンドXの帯域幅10MHzと周波数バンドYの帯域幅10MHzとの一部の組み合わせだけをサポートすればよい。初期状態では、移動端末装置が周波数バンドに加えて帯域幅の一部の組合せを基地局装置にシグナリングすることで、移動端末装置に対してキャリアアグリゲーションが適用される。
将来的には図3の図示右側に示すように、初期状態における周波数バンドの運用帯域幅から変更される可能性がある。ネットワーク側では、移動端末装置が帯域幅の全ての組合せをサポートしていることを前提に運用帯域幅を変更する。図3では、周波数バンドXの運用帯域幅は10MHzから15MHzに変更され、周波数バンドYの運用帯域幅は10MHzから20MHzに変更される。この場合、移動端末装置は初期状態の運用帯域幅の組合せだけをサポートしており、変更後の運用帯域幅の組合せをサポートしていないので、この移動端末装置にキャリアアグリゲーションを適用することはできない。
本発明者らは、周波数バンドの帯域幅の一部の組合せだけをシグナリングする移動端末装置では、将来的な運用帯域幅の変更に対応できなくなるおそれがある点に着目し、本発明に至った。すなわち、本発明の骨子は、帯域幅の組合せがシグナリングされる周波数バンドを一部の周波数バンドに限定し、残りの他の周波数バンドで帯域幅の全ての組合せを移動端末装置にサポートさせることである。これにより、例えば、国内の周波数バンドでは帯域幅の全ての組合せのサポートを移動端末装置に義務付けることで、国内の周波数バンドで運用帯域幅が変更されても、移動端末装置にキャリアアグリゲーションが適用できないという不具合を解消できる。
以下、図4を参照して、キャリアアグリゲーションの適用方法について説明する。図4Aは、各周波数バンドにおいてキャリアアグリゲーションでサポートされるべき全ての帯域幅を示す表である。図4Bは、シグナリングされることでキャリアアグリゲーションに用いられる帯域幅の組合せを示す図である。なお、図4は、あくまでも一例を示すものであり、この構成に限定されるものではない。
図4Aに示す表には、各周波数バンドにおいてキャリアアグリゲーションでサポートされるべき全ての帯域幅が規定されている。例えば、周波数バンドA、Bのキャリアアグリゲーションでは、それぞれ10MHz、15MHzをサポートするように規定されている。また、周波数バンドC、Dのキャリアアグリゲーションでは、周波数バンドCが10MHz、15MHzをサポートし、周波数バンドDが10MHz−20MHzをサポートするように規定されている。このため、基本的には移動端末装置及び基地局装置の双方において、これらの帯域幅をサポートされていれば、キャリアアグリゲーションが適用されないという不具合を回避できる。
図4Bに示す表には、シグナリングされることでキャリアアグリゲーションに用いられる帯域幅の組合せが設定されている。この帯域幅の組合せは、ビット列(例えば、32ビット)でシグナリングされるように構成され、表のbwagg1、bwagg2…が、それぞれビット列の各ビットに対応している。そして、ビット列で1が立っているか否かによって、どの組み合わせが適用されるかが決定される。例えば、周波数バンドA、Bのキャリアアグリゲーションでは、bwagg1に周波数バンドAの帯域幅10MHzと周波数バンドBの帯域幅10MHzとの組み合わせが設定されている。したがって、ビット列の先頭ビットに1が立つことで、bwagg1に示される組合せが適用される。
なお、各ビットと帯域幅の組合せとが1対1で対応する構成に限定されない。例えば、周波数バンドE、Fのキャリアアグリゲーションでは、bwagg1に帯域幅の4つの組合せが設定されている。具体的には、周波数バンドEの帯域幅5MHz及び周波数バンドFの帯域幅10MHz、周波数バンドEの帯域幅10MHz及び周波数バンドFの帯域幅10MHz、周波数バンドEの帯域幅15MHz及び周波数バンドFの帯域幅10MHz、周波数バンドEの帯域幅20MHz及び周波数バンドFの帯域幅10MHzの4つの組合せが設定されている。
また、bwagg2には、周波数バンドEの帯域幅5MHz及び周波数バンドFの帯域幅10MHz、周波数バンドEの帯域幅10MHz及び周波数バンドFの帯域幅10MHzの2つの組合せが設定されている。さらにbwagg3には、周波数バンドEの帯域幅15MHz及び周波数バンドFの帯域幅10MHz、周波数バンドEの帯域幅20MHz及び周波数バンドFの帯域幅10MHzの2つの組合せが設定されている。したがって、ビット列の先頭ビットに1が立つことで、bwagg1に示される4つの組合せが通知される。また、ビット列の2番目のビットに1が立つことで、bwagg2に示される2つの組合せが通知され、ビット列の3番目のビットに1が立つことで、bwagg3に示される2つの組合せが通知される。
この場合、基地局装置側では、移動端末装置からのシグナリングを受けて、シグナリングで示される帯域幅の組合せに対応していれば、キャリアアグリゲーションを適用する。一方、基地局装置側では、移動端末装置からのシグナリングを受けて、シグナリングで示される帯域幅の組合せに対応してなければ、キャリアアグリゲーションを適用しない。このようなシグナリングによって、キャリアアグリゲーションに用いられる帯域幅の組合せを通知する構成では、図4Aに示す全ての帯域幅の組合せをサポートすることなくキャリアアグリゲーションが適用できてしまう。
そこで、本実施の形態に係る移動端末装置では、この帯域幅の組合せをシグナリングする周波数バンドを限定し、それ以外の周波数バンドについては全ての帯域幅をサポートするようにしている。例えば、図4Bに示すように、移動端末装置は、周波数バンドA、Bについて帯域幅の組合せをシグナリングするように構成されている。よって、図4Aにおいては、周波数バンドA、Bのキャリアアグリゲーションでは全ての帯域幅がサポートされず、シグナリングされる一部の帯域幅(10MHz、10MHz)がサポートされる。一方で、周波数バンドC、Dのキャリアアグリゲーションでは全ての帯域幅がサポートされる。
この移動端末装置は、周波数バンドA、Bでは、シグナリングによって帯域幅10MHzと帯域幅10MHzの組合せが基地局装置に通知される。基地局装置の周波数バンドA、Bの運用帯域幅が10MHz、10MHzであれば、移動端末装置にキャリアアグリゲーションを適用できる。また、移動端末装置は、周波数バンドCでは帯域幅10MHz、15MHzをサポートし、周波数バンドDでは帯域幅10MHz−20MHzをサポートしている。よって、基地局装置の周波数バンドCの運用帯域幅が10MHzから15MHzに変更され、周波数バンドDの運用帯域幅が10MHzから20MHzに変更された場合でも、移動端末装置にキャリアアグリゲーションが適用できる。
このように、本実施の形態では、帯域幅の組合せをシグナリングする周波数バンドを限定することで、限定された周波数バンド以外の他の周波数バンドで帯域幅の組合せをシグナリングすることを規制している。このため、他の周波数バンドでキャリアアグリゲーションするためには、全ての帯域幅がサポートされる必要がある。したがって、他の周波数バンドでは、TS36.101で規定される全ての帯域幅の組合せをサポートさせることを保証できる。なお、以下の説明では、帯域幅の組合せがシグナリングされる周波数バンドを特定周波数バンドと称する。
ここで、本実施の形態に係る無線通信システムについて詳細に説明する。図5は、本実施の形態に係る無線通信システムのシステム構成の説明図である。なお、図5に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム或いは、その後継システムが包含されるシステムである。この無線通信システムでは、LTEシステムのシステム帯域を1単位とする複数の基本周波数ブロックを一体としたキャリアアグリゲーションが用いられている。また、この無線通信システムは、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4Gと呼ばれても良い。
図5に示すように、無線通信システム1は、基地局装置20と、この基地局装置20と通信する複数の移動端末装置10とを含んで構成されている。基地局装置20は、上位局装置30と接続され、この上位局装置30は、コアネットワーク40と接続される。また、各移動端末装置10は、セルCにおいて基地局装置20と通信を行うことができる。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されない。
各移動端末装置10は、LTE端末及びLTE−A端末を含むが、以下においては、特段の断りがない限り移動端末装置として説明を進める。また、説明の便宜上、基地局装置20と無線通信するのは各移動端末装置10であるものとして説明するが、より一般的には移動端末装置も固定端末装置も含むユーザ装置(UE:User Equipment)でよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用されるが、上りリンクの無線アクセス方式はこれに限定されない。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、通信チャネルについて説明する。なお、以下に示す通信チャネル、LTE方式及びLTE−Advance方式のいずれにおいても用いられる。
下りリンクについては、各移動端末装置10で共有される下りデータチャネルとしてのPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)と下り制御チャネルとしてのPDCCH(Physical Downlink Control Channel)が用いられる。PDSCHにより、ユーザデータ及び上位制御情報が伝送される。PDCCHにより、PDSCHおよびPUSCHのスケジューリング情報等が伝送される。なお、PDCCHは、下りL1/L2制御チャネル(Downlink L1/L2 Control Channel)と呼ばれてもよい。
上りリンクについては、各移動端末装置で共有される上りデータチャネルとしてのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、ACK/NACK等が伝送される。
図6を参照して、本実施の形態に係る移動端末装置について説明する。移動端末装置10は、送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、アプリケーション部105とを備えている。
下りリンクのデータについては、送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がアンプ部102で増幅され、送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部104でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。この下りリンクのデータの内、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部105に転送される。アプリケーション部105は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報もアプリケーション部105に転送される。
一方、上りリンクの送信データについては、アプリケーション部105からベースバンド信号処理部104に入力される。ベースバンド信号処理部104においては、マッピング処理、再送制御(H−ARQ)の送信処理や、チャネル符号化、DFT処理、IFFT処理を行う。送受信部103は、ベースバンド信号処理部104から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部102で増幅されて送受信アンテナ101より送信される。
移動端末装置10の電源ON時等においては、UE Capabilityが移動端末装置10から基地局装置20に向けて上りリンクで送信される。UE Capabilityには、キャリアアグリゲーション用の周波数バンドを示すバンド情報と、キャリアアグリゲーション用の周波数バンドにおける帯域幅の組合せを示す組合せ情報とが含まれている。上記したように、移動端末装置10は、特定周波数バンドでは全ての帯域幅をサポートせず、帯域幅の組合せを通知する一部の帯域幅だけをサポートしている。また、移動端末装置10は、特定周波数バンド以外の他の周波数バンドでは、キャリアアグリゲーション用に規定された全ての帯域幅をサポートしている。
このため、移動端末装置10は、特定周波数バンドでは、UE Capabilityとして、周波数バンドを示すバンド情報とこの周波数バンドにおける帯域幅の組合せを示す組合せ情報とを通知する。また、移動端末装置10は、他の周波数バンドでは、UE Capabilityとして、周波数バンドを示すバンド情報を通知する。
図7を参照して、本実施の形態に係る基地局装置について説明する。基地局装置20は、送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、呼処理部205と、伝送路インターフェース206と、CA適用部207とを備えている。下りリンクにより基地局装置20から移動端末装置10に送信される送信データは、上位局装置30から伝送路インターフェース206を介してベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204において、下りデータチャネルの信号は、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われる。また、下りリンク制御チャネルの信号やRRCメッセージに関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われる。
また、ベースバンド信号処理部204では、報知信号が生成され、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われる。ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号は、送受信部203で無線周波数帯に変換された後、アンプ部202で増幅されて送受信アンテナ201から送信される。
一方、上りリンクにより移動端末装置10から基地局装置20に送信されるデータについては、基地局装置20の各送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204においては、入力されたベースバンド信号に含まれる送信データに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされる。ベースバンド信号は伝送路インターフェース206を介して上位局装置に転送される。呼処理部205は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、基地局装置20の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
CA適用部207は、上りリンクでシグナリングされたUE Capabilityに基づいて、移動端末装置10にキャリアアグリゲーションを適用する。例えば、移動端末装置10において一部の帯域幅だけがサポートされた特定周波数バンドでは、バンド情報と組合せ情報とが基地局装置20にシグナリングされる。この場合、CA適用部207は、バンド情報で示される周波数バンドで、組合せ情報に示す帯域幅の組合せを用いたキャリアアグリゲーションを移動端末装置10に適用する。ただし、CA適用部207は、組合せ情報に示す帯域幅の組合せに対応していない場合には、キャリアアグリゲーションを移動端末装置10に適用しない。
移動端末装置10においてキャリアアグリゲーション用に規定された全ての帯域幅をサポートされた他の周波数バンドでは、バンド情報が基地局装置20にシグナリングされる。この場合、CA適用部207は、バンド情報で示される周波数バンドで、任意の帯域幅の組合せ用いたキャリアアグリゲーションを移動端末装置10に適用する。他の周波数バンドでは、移動端末装置がアプリケーション用の全ての帯域幅をサポートしているので、基地局装置20側の帯域幅が任意に設定されても、移動端末装置10にキャリアアグリゲーションが適切に適用される。
なお、UE Capabilityは、ベースバンド信号は伝送路インターフェース206を介して上位局装置30に保存される。このため、アイドル状態からの復帰の度に、移動端末装置10が基地局装置20にUE Capabilityをシグナリングする必要がない。また、UE Capabilityは、RRCシグナリングで通知されてもよいし、報知信号等で通知されてもよい。
図8を参照して、キャリアアグリゲーションを用いた通信手順について説明する。なお、図8のシーケンス図は、キャリアアグリゲーションを用いた通信手順の一例を示すものであり、この構成に限定されない。
移動端末装置10の電源がONにされると(ステップS01)、移動端末装置10から基地局装置20にUE Capabilityが基地局装置20に通知される(ステップS02)。この場合、上記した特定周波数バンドでは、UE Capabilityとして、バンド情報と組合せ情報とが通知される。特定周波数バンド以外の他の周波数バンドでは、UE Capabilityとして、バンド情報が通知される。基地局装置20は、UE Capabilityを取得した後、伝送路インターフェース206を介して上位局装置30に転送する(ステップS03)。
基地局装置20は、バンド情報及び組合せ情報に基づいて、移動端末装置10にキャリアアグリゲーションを適用する(ステップS04)。特定周波数バンドでは、バンド情報で示される周波数バンドで、組合せ情報に示す帯域幅の組合せに基地局装置20が対応していれば、組合せ情報に示す帯域幅の組合せを用いたキャリアアグリゲーションが移動端末装置10に適用される。特定周波数バンド以外の他の周波数バンドでは、バンド情報で示される周波数バンドで、任意の帯域幅の組合せ用いたキャリアアグリゲーションが移動端末装置10に適用される。そして、キャリアアグリゲーションを用いた通信が開始される(ステップS05)。
移動端末装置10がアイドル状態から復帰した場合には、移動端末装置10から基地局装置20に対して通信開始の要求が通知される(ステップS06)。基地局装置20は、上位局装置30からUE Capabilityを取得し(ステップS07)、ステップS04と同様に移動端末装置10にキャリアアグリゲーションを適用する(ステップS08)。そして、キャリアアグリゲーションを用いた通信が再開される(ステップS09)。
以上のように、本実施の形態に係る通信システムによれば、帯域幅の組合せがシグナリングされる特定周波数バンドが一部の周波数バンドに限定される。また、特定周波数バンド以外の他の周波数バンドでは、帯域幅の全ての組合せがサポートされるため、ネットワーク側で周波数バンドの運用帯域幅が変更された場合でも、移動端末装置10にキャリアアグリゲーションを適用させることができる。よって、特定周波数バンド以外の他の周波数バンドにおいては、TS36.101で規定される全ての帯域幅の組合せをサポートさせることを保証できる。
本発明は上記実施の形態に限定されず、様々変更して実施することが可能である。例えば、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、上記説明におけるキャリア数、キャリアの帯域幅、シグナリング方法、追加キャリアタイプの種類、処理部の数、処理手順については適宜変更して実施することが可能である。その他、本発明の範囲を逸脱しないで適宜変更して実施することが可能である。
1 無線通信システム
10 移動端末装置
20 基地局装置
30 上位局装置
40 コアネットワーク
101 送受信アンテナ
102 アンプ部
103 送受信部
104 ベースバンド信号処理部
105 アプリケーション部
201 送受信アンテナ
202 アンプ部
203 送受信部
204 ベースバンド信号処理部
205 呼処理部
206 伝送路インターフェース
207 CA適用部

Claims (5)

  1. 複数の周波数バンドで、周波数バンド毎に規定された帯域幅を用いたキャリアアグリゲーションによって、基地局装置と移動端末装置とが通信する通信システムであって、
    前記移動端末装置は、一部の周波数バンドではキャリアアグリゲーションに用いられる帯域幅の組合せを前記基地局装置にシグナリングし、前記一部の周波数バンド以外の他の周波数バンドではキャリアアグリゲーションに用いられる帯域幅の全ての組み合わせをサポートしており、帯域幅の組合せのシグナリングを規制することを特徴とする通信システム。
  2. 前記移動端末装置は、帯域幅の組合せと各ビットを対応付けて、ビット列でシグナリングすることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 複数の周波数バンドで、周波数バンド毎に規定された帯域幅を用いたキャリアアグリゲーションによって、基地局装置と通信する移動端末装置であって、
    一部の周波数バンドではキャリアアグリゲーションに用いられる帯域幅の組合せを前記基地局装置にシグナリングし、前記一部の周波数バンド以外の他の周波数バンドではキャリアアグリゲーションに用いられる帯域幅の全ての組み合わせをサポートしており、帯域幅の組合せのシグナリングを規制することを特徴とする移動端末装置。
  4. 複数の周波数バンドで、周波数バンド毎に規定された帯域幅を用いたキャリアアグリゲーションによって、移動端末装置と通信する基地局装置であって、
    前記基地局装置は、一部の周波数バンドでは前記移動端末装置からシグナリングされた帯域幅の組合せでキャリアアグリゲーションを適用可能であり、前記一部の周波数バンド以外の他の周波数バンドでは前記移動端末装置において帯域幅の組合せのシグナリングが規制されており、帯域幅の全ての組合せでキャリアアグリゲーションが適用可能であることを特徴とする基地局装置。
  5. 複数の周波数バンドで、周波数バンド毎に規定された帯域幅を用いたキャリアアグリゲーションによって、基地局装置と移動端末装置とが通信する通信方法であって、
    前記移動端末装置が、一部の周波数バンドではキャリアアグリゲーションに用いられる帯域幅の組合せを前記基地局装置にシグナリングし、前記一部の周波数バンド以外の他の周波数バンドではキャリアアグリゲーションに用いられる帯域幅の全ての組み合わせをサポートしており、帯域幅の組合せのシグナリングを規制することを特徴とする通信方法。
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