JP2013194749A - 油圧式無段変速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧ポンプと油圧モータを閉回路である一対のメイン油路により流体接続して成る油圧式無段変速装置は、本機仕様に応じたレイアウトの変更、特にポンプ軸とモータ軸間の軸間距離等の位置関係が容易に変更できないため、本機毎に大きな設計変更が必要となって部品の共通化ができない、という問題があった。
【解決手段】油圧ポンプ5をポンプブロック7に取り付けたポンプユニット2と、油圧モータ6をモータブロック8に取り付けたモータユニット3とを別体に構成し、ポンプブロック7内の上油路部18a・19aにモータブロック8内の下油路部18c・19cを連通してメイン油路18・19を構成する調整ブロック4を、ポンプブロック7とモータブロック8との間に交換可能に介装した。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧ポンプと油圧モータを閉回路により流体接続して成る油圧式無段変速装置に関し、前記油圧ポンプのポンプ軸と油圧モータのモータ軸との間の位置関係、特に軸間距離を変更可能な装置構造に関する。
従来より、作業車両等に使用される油圧式無段変速装置においては、油圧ポンプと油圧モータ間で作動油を循環させる閉回路を内蔵する部材(以下、「センタセクション」とする)により、前記油圧ポンプのポンプ軸と油圧モータのモータ軸を回動可能に支持すると共に、エンジン等からの動力を前記ポンプ軸に入力して無段変速した後、変速動力としてモータ軸から出力し、該変速動力を、前記油圧式無段変速装置を設けたミッションケース等の本機内に入力する、という技術が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−203972号公報
しかしながら、前述のような油圧式無段変速装置では、本機仕様に応じたレイアウトの変更、特に、ポンプ軸とモータ軸間の軸間距離の変更が必要な場合には、油圧式無段変速装置全体を交換しなければならない。これにより、本機毎に大きな設計変更が必要となって部品の共通化ができず、部品の在庫管理が困難となって管理コストの増加やメンテナンス性の悪化を招くと共に、各部材の型費等の製造コストも大きく増加する、という問題があった。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、油圧ポンプと油圧モータを閉回路により流体接続して成る油圧式無段変速装置において、前記油圧ポンプをポンプブロックに取り付けたポンプユニットと、前記油圧モータをモータブロックに取り付けたモータユニットとを別体に構成し、前記ポンプブロック内の油路にモータブロック内の油路を連通して前記閉回路を構成する調整ブロックを、前記ポンプブロックとモータブロックとの間に交換可能に介装したものである。
請求項2においては、前記油圧ポンプのポンプ軸に直交してポンプブロック内に設けた第一油路部と、前記調整ブロック内に設けた中間油路部と、前記油圧モータのモータ軸に直交してモータブロック内に設けた第二油路部とを順に直列配置して一対のメイン油路を形成し、該メイン油路により前記閉回路を構成すると共に、前記調整ブロックの側面のうち、前記ポンプブロックに接する第一合わせ面と、前記モータブロックに接する第二合わせ面とを互いに略平行に形成することにより、前記第一合わせ面に直交する第一油路部を設けたポンプブロックと、前記第二合わせ面に直交する第二油路部を設けたモータブロックとを、前記調整ブロックを挟んで略同一平面上に配置するものである。
請求項3においては、前記油圧ポンプのポンプ軸に直交してポンプブロック内に設けた第一油路部と、前記調整ブロック内に設けた中間油路部と、前記油圧モータのモータ軸に直交してモータブロック内に設けた第二油路部とを順に直列配置して一対のメイン油路を形成し、該メイン油路により前記閉回路を構成すると共に、前記調整ブロックの側面のうち、前記ポンプブロックに接する第一合わせ面と、前記モータブロックに接する第二合わせ面とを互いに斜めまたは略直角に形成することにより、前記第一合わせ面に直交する第一油路部を設けたポンプブロックと、前記第二合わせ面に直交する第二油路部を設けたモータブロックとを、前記調整ブロックを挟んで互いに異なる平面上に配置するものである。
請求項4においては、前記ポンプブロック、モータブロック、及び調整ブロックを一体化したセンタセクションに対し、前記油圧ポンプとは反対側に油圧モータを配置するものである。
請求項5においては、前記調整ブロックは、前記ポンプブロック内の油路に複数のモータブロック内の油路を連通して前記閉回路を構成するものである。
本発明は、以上のように構成したので、以下に示す効果を奏する。
すなわち、請求項1により、前記調整ブロックを本機仕様に適したサイズ・形状のものに交換するだけで、本機仕様に応じてレイアウトを変更し、特にポンプ軸とモータ軸間の軸間距離等の位置関係を容易に変更することができる。これにより、大きな設計変更が不要となって部品の共通化が可能となり、部品の在庫管理が容易となって管理コストの低減やメンテナンス性の向上が図れると共に、各部材の型費等の製造コストも低減できる。
請求項2により、前記調整ブロックの合わせ面の構成だけで、油圧ポンプのポンプ軸と油圧モータのモータ軸を互いに略平行に配置することができ、駆動力入力方向と変速動力出力方向が略平行となる油圧式無段変速装置を用いる本機仕様への対応が可能となる。
請求項3により、前記調整ブロックの合わせ面の構成だけで、油圧ポンプのポンプ軸と油圧モータのモータ軸を互いに交差またはねじれの位置に配置することができ、油圧式無段変速装置への入出力方向が略平行とならない油圧式無段変速装置を用いる本機仕様への対応が可能となる。
請求項4により、前記センタセクションの側面で油圧ポンプまたは油圧モータを取り付けていない部分を利用して、油圧式無段変速装置を本機側に固定する仕様に対応することができる。更に、センタセクションに対する両側面における重量バランスを向上する仕様にも対応することができる。
請求項5により、単一の油圧ポンプによって複数の油圧モータを駆動する仕様に対応することができる。
本発明に係わる油圧式無段変速装置の全体構成を示す側面断面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 図1のB−B矢視断面図である。 別形態の油圧式無段変速装置1Aの側面断面図である。 別形態の油圧式無段変速装置1Bの側面断面図である。 図5のC−C矢視断面図である。 別形態の油圧式無段変速装置1Cの平面断面図である。 図7のD−D矢視断面図である。 別形態の油圧式無段変速装置1Dの平面断面図である。 図9のE−E矢視断面図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
なお、本発明に係わる油圧式無段変速装置において、図1の矢印Fで示す方向を前方向とし、図2の矢印Lで示す方向を左方向とし、以下で述べる各部材の位置や方向等はこの前方向・左方向を基準とするものである。
まず、本発明に関わる油圧式無段変速装置1の全体構成について、図1、図2により説明する。
該油圧式無段変速装置1は、アキシャルピストン式の油圧ポンプ5をポンプブロック7に取り付けたポンプユニット2と、調整ブロック4と、アキシャルピストン式の油圧モータ6をモータブロック8に取り付けたモータユニット3とにより構成され、これらポンプユニット2、調整ブロック4、モータユニット3が上から順に並設されている。
このうちのポンプブロック7、調整ブロック4、及びモータブロック8が一体化してセンタセクション9が構成され、該センタセクション9内に、前記油圧ポンプ5と油圧モータ6とを作動油によって流体接続するための閉回路として、一対のメイン油路18・19が形成されている。
これにより、前記油圧ポンプ5が、図示せぬエンジンからのエンジン動力によって駆動されると、該油圧ポンプ5より作動油が吐出され、該作動油は、前記センタセクション9内のメイン油路18・19を介して油圧モータ6に供給され、この作動油の給排によって油圧モータ6が駆動される。
そして、本実施例では、油圧式無段変速装置1はミッションケース11の前面に固定支持されており、前記油圧モータ6から出力された動力が、変速動力として、このミッションケース11内に入力されるようにしている。
次に、前記ポンプユニット2、調整ブロック4、モータユニット3の詳細な構造と、油圧式無段変速装置1の変速構成等について、図1乃至図3により説明する。
前記ポンプユニット2は、前記油圧ポンプ5をポンプケース12内に収容した上で、該ポンプケース12の前部開口に前記ポンプブロック7を覆設することにより形成されると共に、前記モータユニット3とは別体に構成されている。
このうちの油圧ポンプ5は、ポンプケース12の後壁12aとポンプブロック7とにより回動自在に支持されるポンプ軸14、該ポンプ軸14が挿嵌されてポンプ軸14と共に回動するシリンダブロック15、該シリンダブロック15で前記ポンプ軸14まわりに穿設された複数のシリンダ15aに摺動自在に挿嵌されるプランジャ16、及び該プランジャ16の頂部に摺接する可動斜板17から成り、可変容積型の油圧ポンプとして構成される。そして、前記可動斜板17は、その傾転角を変更することによりプランジャ16の摺動量を規制し、油圧ポンプ5からの作動油の吐出量と吐出方向を調節するようにしている。
ここで、前記ポンプケース12内における油圧ポンプ5の収納空間には、操作レバー26が配設され、該操作レバー26の後端部は、ピン軸27によって前記可動斜板17に回動自在に連結されている。一方、操作レバー26の前端部には、ポンプケース12に回動自在に支持されるトラニオン軸28Aが固設され、該トラニオン軸28Aは、ポンプケース12の外部へ突出されており、その突出端には、トラニオンアーム29Aがボルト30等によって固設されている。
これにより、油圧ポンプ5の外部からトラニオンアーム29Aを操作してトラニオン軸28Aを回動させ、該トラニオン軸28Aの軸線を中心にして前記操作レバー26を上下回動させることにより、前記ピン軸27を昇降させて、前記可動斜板17の傾転角を変更できるようにしている。
更に、前記ポンプブロック7には、その下面7cと前記ポンプ軸14とに直交する一対の上油路部18a・19aが、左右に平行に穿設されると共に、該上油路部18a・19aは、シリンダブロック15の基部端面が摺接するバルブプレート24からシリンダポート15bを介して、前記シリンダ15a内に連通されている。
このような構成において、図示せぬエンジンからのエンジン動力によってポンプ軸14が回転駆動されると、前記トラニオンアーム29Aの操作により設定された傾転角に応じた吐出量と吐出方向の作動油が、前記ポンプ軸14と一緒に回転するシリンダブロック15のシリンダ15a内から、前記上油路部18a・19aに向かって給排される。
加えて、前記上油路部18a・19aの上部には、左右一対のチェック弁23・23が配設され、該チェック弁23・23は、連結油路20、中間油路21、チャージポート22を介して、チャージ配管10に連通されている。そして、該チャージ配管10は、図示せぬチャージポンプの吐出ポート等に連通されている。
これにより、前記メイン油路18・19内の作動油が漏洩等によって不足した場合には、前記チャージ配管10からの作動油を、前記チェック弁23・23のうちで低圧側のチェック弁を通じて、前記上油路部18a・19aのうちで該当する方に補給できるようにしている。
また、前記モータユニット3も、前記油圧モータ6をモータケース13内に収容した上で、該モータケース13の前部開口に前記モータブロック8を覆設することにより形成されると共に、前記ポンプユニット2とは別体に構成されている。
このうちの油圧モータ6は、モータケース13の後壁13aとモータブロック8とにより回動自在に支持されるモータ軸31、該モータ軸31が挿嵌されてモータ軸31と共に回動するシリンダブロック32、該シリンダブロック32で前記モータ軸31まわりに穿設された複数のシリンダ32aに摺動自在に挿嵌されるプランジャ33、及び該プランジャ33の頂部に摺接する可動斜板34から成り、前記油圧ポンプ5と同様に、可変容積型の油圧モータとして構成される。そして、前記可動斜板34は、その傾転角を変更することによりプランジャ33の摺動量を規制し、油圧モータ6への作動油の吸入量と吸入方向を調節するようにしている。
ここで、前記モータケース13内における油圧モータ6の収納空間にも、前記操作レバー26が配設されており、外部からトラニオンアーム29Bを操作してトラニオン軸28Bを回動させ、前記操作レバー26を上下回動して、前記可動斜板34の傾転角を変更できるようにしている。
更に、前記モータブロック8には、その上面8cと前記モータ軸31とに直交する一対の下油路部18c・19cが、それぞれ、前記上油路部18a・19aの下方同軸上に、左右に平行に穿設されると共に、該下油路部18c・19cは、シリンダブロック32の基部端面が摺接するバルブプレート25からシリンダポート32bを介して、前記シリンダ32a内に連通されている。
このような構成において、前記トラニオンアーム29Bの操作により設定された傾転角に応じた吸入量と吸入方向の作動油が、前記下油路部18c・19cから、シリンダブロック32のシリンダ32a内に給排される。
すると、該作動油の給排によりプランジャ33が伸縮し、該プランジャ33が前記可動斜板34から受ける反力によってシリンダブロック32が回転し、一緒に前記モータ軸31も回転して変速動力が出力される。
また、前記調整ブロック4には、その側面のうち、上下面に、互いに略平行な第一合わせ面4aと第二合わせ面4bが設けられている。そして、このうちの第一合わせ面4aには前記ポンプブロック7の下面7cが当接されており、該下面7cと直交する前記上油路部18a・19aは、この第一合わせ面4aとも直交し、同様に、前記第二合わせ面4bには前記モータブロック8の上面8cが当接されており、該上面8cと直交する前記下油路部18c・19cは、この第二合わせ面4bとも直交している。
更に、調整ブロック4には、一対の中間油路部18b・19bが左右に平行に穿設されている。そして、該中間油路部18b・19bに前記上油路部18a・19a、下油路部18c・19cを合わせることにより、上油路部18a・中間油路部18b・下油路部18cの順に直列配置して成るメイン油路18と、上油路部19a・中間油路部19b・下油路部19cの順に直列配置して成るメイン油路19とが形成されるようにしている。
これにより、ポンプユニット2、調整ブロック4、モータユニット3を連結すると、上油路部18a・19aを設けたポンプブロック7と、下油路部18c・19cを設けたモータブロック8とを、調整ブロック4を挟んで略同一の平面55上に配置することができる。ここで、前述の如く、ポンプ軸14は上油路部18a・19aに直交し、モータ軸31は下油路部18c・19cに直交していることから、ポンプ軸14とモータ軸31とは、互いに略平行な位置関係にある。
加えて、前記調整ブロック4は、前記ポンプブロック7の下部より左右に張り出したフランジ部7a・7bの外端と、前記モータブロック8の上部より左右に張り出したフランジ部8a・8bの外端の位置まで、左右方向に延設されると共に、その左右の端部には、それぞれ、ネジ孔4c・4dが上下方向に貫通されている。
そして、前記フランジ部7a・7b・8a・8bには、それぞれ、連結孔7a1・7b1・8a1・8b1が穿孔されており、このうちの左側の連結孔7a1・8a1を介して、一対のボルト44・44が上下から前記ネジ孔4cに螺挿され、同様に、右側の連結孔7b1・8b1を介して、一対のボルト44・44が上下から前記ネジ孔4dに螺挿されている。
これにより、前記ポンプブロック7とモータブロック8を、調整ブロック4を介して、着脱可能に連結させるので、例えば、調整ブロック4を外してブロック厚45が異なるものに交換し、ポンプ軸14とモータ軸31間の軸間距離48を容易に変更することができる。
なお、前記第一合わせ面4aの中間油路部18b・19bの周囲の凹部と、前記第二合わせ面4bの中間油路部18b・19bの周囲の凹部のいずれにも、オイルシール43が嵌設されており、メイン油路18・19内の作動油が、調整ブロック4とポンプブロック7・モータブロック8との間の隙間から外部に漏洩しないようにしている。
以上のようなポンプユニット2、調整ブロック4、モータユニット3を連結すると、前述の如く、一対のメイン油路18・19が形成されると共に、該メイン油路18・19によって、前記油圧ポンプ5と油圧モータ6が流体接続される。
そして、この油圧ポンプ5と油圧モータ6は、前述したように、いずれも可変容積型であるが、油圧ポンプ5の可動斜板17は傾転角を無段階に変更できるのに対し、油圧モータ6の可動斜板34は、図示せぬ規制部材によって、傾転角の小さな低速段と、傾転角の大きな高速段の二段に固定するようにしている。
これにより、高速・低速の各段での無段変速を可能としている。なお、油圧モータ6の可動斜板34を所定の傾転角に固定し、油圧ポンプ5だけによる無段変速とする仕様にしてもよく、変速動作は特に限定されるものではない。
更に、この油圧ポンプ5と油圧モータ6は、潤滑油が下方から上方に一方向に直列に流れる潤滑油路構造40によって潤滑される。
該潤滑油路構造40は、モータケース13の上下部に穿孔された排出ポート13c・吸入ポート13bと、ポンプケース12の上下部に穿孔された排出ポート12c・吸入ポート12bと、前記吸入ポート13bに上端が挿嵌された供給配管37と、前記吸入ポート12b・排出ポート13cに上下端が挿嵌された中間配管38と、前記排出ポート12cに下端が挿嵌された排出配管39とより構成される共に、前記供給配管37と排出配管39との間には、図示せぬ循環ポンプ等の循環装置が介設されている。
これにより、該循環装置から圧送されてきた潤滑油が、供給配管37から吸入ポート13bを介してモータケース13内に流入することにより、油溜まり36が形成され、更に、該油溜まり36の潤滑油が、排出ポート13c、中間配管38、吸入ポート12bを介してポンプケース12内に流入することにより、油溜まり35が形成される。
そして、該油溜まり35・油溜まり36内で、それぞれ、前記油圧ポンプ5・油圧モータ6を浸漬した後の潤滑油は、排出ポート12cから排出配管39内にオーバーフローされて排出される。これにより、可動斜板17・34周りや軸受け41・42の潤滑性能・冷却性能を高めるようにしている。
加えて、前記ポンプユニット2において、そのポンプケース12の左右両側面の後端部からは、左右外方に向かって正面視二股状の固定具46・46が突設され、該固定具46・46の正面から後方に向かって、ボルト47・47が挿通され、該ボルト47・47が、前記ミッションケース11の前壁に形成されたネジ孔11aに螺挿されることにより、ポンプユニット2をミッションケース11に着脱可能に締結固定できるようにしている。
同様にして、前記モータユニット3においても、そのモータケース13の左右両側面の後端部からは、左右外方に向かって前記固定具46・46が突設されており、前記ボルト47・47によって、モータユニット3をミッションケース11に着脱可能に締結固定できるようにしている。
つまり、ポンプユニット2とモータユニット3を、本機であるミッションケース11に対して別々に着脱可能に設けたので、前記ボルト44を緩めて調整ブロック4をポンプブロック7とモータブロック8から取り外した後、ポンプユニット2またはモータユニット3を別々に交換することができ、本機仕様に応じたレイアウトを変更や、メンテナンスを迅速に行うことができる。
すなわち、油圧ポンプ5と油圧モータ6を閉回路である一対のメイン油路18・19により流体接続して成る油圧式無段変速装置1において、前記油圧ポンプ5をポンプブロック7に取り付けたポンプユニット2と、前記油圧モータ6をモータブロック8に取り付けたモータユニット3とを別体に構成し、前記ポンプブロック7内の油路である上油路部18a・19aにモータブロック8内の油路である下油路部18c・19cを連通して前記メイン油路18・19を構成する調整ブロック4を、前記ポンプブロック7とモータブロック8との間に交換可能に介装したので、前記調整ブロック4を本機であるミッションケース11の仕様に適したサイズ・形状のものに交換するだけで、ミッションケース11の仕様に応じてレイアウトを変更し、特にポンプ軸14とモータ軸31間の軸間距離48等の位置関係を容易に変更することができる。これにより、大きな設計変更が不要となって部品の共通化が可能となり、部品の在庫管理が容易となって管理コストの低減やメンテナンス性の向上が図れると共に、各部材の型費等の製造コストも低減できる。
更に、前記油圧ポンプ5のポンプ軸14に直交してポンプブロック7内に設けた第一油路部である上油路部18a・19aと、前記調整ブロック4内に設けた中間油路部18b・19bと、前記油圧モータ6のモータ軸31に直交してモータブロック8内に設けた第二油路部である下油路部18c・19cとを順に直列配置して一対のメイン油路18・19を形成し、該メイン油路18・19により前記閉回路を構成すると共に、前記調整ブロック4の側面のうち、前記ポンプブロック7に接する第一合わせ面4aと、前記モータブロック8に接する第二合わせ面4bとを互いに略平行に形成することにより、前記第一合わせ面4aに直交する上油路部18a・19aを設けたポンプブロック7と、前記第二合わせ面4bに直交する下油路部18c・19cを設けたモータブロック8とを、前記調整ブロック4を挟んで略同一の平面55上に配置するので、前記調整ブロック4の合わせ面4a・4bの構成だけで、油圧ポンプ5のポンプ軸14と油圧モータ6のモータ軸31を互いに略平行に配置することができ、駆動力入力方向と変速動力出力方向が略平行となる油圧式無段変速装置1を用いるミッションケース11の仕様への対応が可能となる。
なお、以下に、前記油圧式無段変速装置1の別形態について説明するが、前記油圧式無段変速装置1と異なる点を中心に説明すると共に、各要素に用いた符号と同じ符号は、同一または同等の機能を有する要素を指すものであり、同じ符号を付した要素については、特に必要としない限り、その説明は省略する。
次に、前記油圧式無段変速装置1の別形態について、図4乃至図10により説明する。
図4に示す油圧式無段変速装置1Aは、図1に示す油圧式無段変速装置1におけるポンプユニット2を前後反転させることにより、センタセクション9の側面空間の有効利用や重量バランスの向上を図ったものである。
該油圧式無段変速装置1Aでは、調整ブロック4、モータユニット3はそのままで、ポンプユニット2のみを前後反転させることから、そのセンタセクション9Aも、前記センタセクション9でポンプブロック7のみを前後反転したものであり、このようなセンタセクション9Aを挟んで、油圧ポンプ5を収容するポンプケース12が、油圧モータ6を収容するモータケース13と反対側に配置されている。
このため、該ポンプケース12の吸入ポート12bと、モータケース13の排出ポート13cとは、同一の上下軸心上には位置せず、両ポート12b・13cは、途中で屈曲して前後方向に伸びた中間配管49を介して連通される。
しかも、重量物である油圧ポンプ5と油圧モータ6も、センタセクション9Aを挟んで互いに反対側に配置されており、油圧式無段変速装置1Aにおける前後方向の重心バランスが向上されるようにしている。
更に、前記ミッションケース11の上半部が前方に膨出し、下半部が後方に後退したミッションケース50に対しても、該ミッションケース50の膨出面50aに、前記ポンプユニット2のポンプブロック7の背面7dを固定すると共に、ミッションケース50の後退面50bに、前記モータユニット3のモータケース13を、前述のようにしてボルト47・47により着脱可能に締結固定している。
つまり、センタセクション9Aで油圧ポンプ5を取り付けていない背面7dを利用して、油圧式無段変速装置1Aをミッションケース50に固定することができる。
すなわち、前記ポンプブロック7、モータブロック8、及び調整ブロック4を一体化したセンタセクション9Aに対し、前記油圧ポンプ5とは反対側に油圧モータ6を配置するので、前記センタセクション9Aの側面で油圧ポンプ5または油圧モータ6を取り付けていない部分である背面7dを利用して、油圧式無段変速装置1Aを本機であるミッションケース50側に固定する仕様に対応することができる。更に、センタセクション9Aに対する両側面における重量バランスを向上させる仕様にも対応することができる。
また、図5、図6に示す油圧式無段変速装置1Bは、図1に示す油圧式無段変速装置1におけるポンプユニット2を前方に90度回転させることにより、油圧式無段変速装置1への動力の入出力方向が互いに略直角となる仕様への対応を可能としたものである。
該油圧式無段変速装置1Bでは、モータユニット3はそのままでポンプユニット2のみを前方に90度回転させる必要から、ユニット2・3の間に介装する調整ブロック54は、側面視上下反転L字状に形成され、その側面のうち、前面と下面に、それぞれ、互いに略直角な第一合わせ面54aと第二合わせ面54bが設けられている。そして、このうちの第一合わせ面54aには、前記ポンプブロック7の下面7cが当接され、第二合わせ面54bには、前記モータブロック8の上面8cが当接されている。
更に、調整ブロック54には、一対の中間油路部51a・52aが、側面視上下反転L字状に穿設されている。そして、該中間油路部51a・52aに前記上油路部18a・19a、下油路部18c・19cを合わせることにより、上油路部18a・中間油路部51a・下油路部18cの順に直列配置して成るメイン油路51と、上油路部19a・中間油路部52a・下油路部19cの順に直列配置して成るメイン油路52とが形成されるようにしている。
これにより、ポンプユニット2、調整ブロック54、モータユニット3を連結すると、上油路部18a・19aを設けたポンプブロック7と、下油路部18c・19cを設けたモータブロック8とを、それぞれ、調整ブロック54を挟んで互いに異なる平面55・56上に配置することができる。ここで、前述の如く、ポンプ軸14は上油路部18a・19aに直交し、モータ軸31は下油路部18c・19cに直交していることから、ポンプ軸14とモータ軸31とは、略直角に交差する位置に配置されている。
なお、第一合わせ面54aと第二合わせ面54bを互いに略直角に形成する以外に、互いに斜めに形成することにより、ポンプ軸14とモータ軸31とを互いに斜めに交差する位置またはねじれの位置に自在に配置することもできる。
加えて、前記調整ブロック54は、前記フランジ部7a・7bの外端と、前記フランジ部8a・8bの外端の位置まで、左右方向に延設されると共に、その左右の端部には、下方からはネジ穴54d・54fが穿設され、前方からはネジ穴54c・54eが形成されている。
そして、調整ブロック54の左側では、一対のボルト44・44が、それぞれ、前記連結孔7a1・8a1を介して、前と下から、前記ネジ穴54c・54dに螺挿され、同様に、調整ブロック54の右側では、一対のボルト44・44が、それぞれ、前記連結孔7b1・8b1を介して、前と下から、前記ネジ穴54e・54fに螺挿されている。
これにより、前記ポンプブロック7とモータブロック8を、調整ブロック54を介して、着脱可能に連結させることができる。
更に、該油圧式無段変速装置1Bでは、モータユニット3はそのままで、ポンプユニット2のみを前方に90度回転させることから、そのセンタセクション9Bも、前記センタセクション9で調整ブロック4のみを調整ブロック54に交換したものであり、このようなセンタセクション9Bを挟んで、油圧ポンプ5を収容するポンプケース12が、油圧モータ6を収容するモータケース13と同側で、直交するようにして配置されている。
このため、該ポンプケース12の吸入ポート12bと、モータケース13の排出ポート13cとは、同一の上下軸心上には位置せず、両ポート12b・13cは、途中で屈曲して前向に伸びた中間配管53を介して連通される。
すなわち、前記油圧ポンプ5のポンプ軸14に直交してポンプブロック7内に設けた第一油路部である上油路部18a・19aと、前記調整ブロック54内に設けた中間油路部51a・52aと、前記油圧モータ6のモータ軸31に直交してモータブロック8内に設けた第二油路部である下油路部18c・19cとを順に直列配置して一対のメイン油路51・52を形成し、該メイン油路51・52により前記閉回路を構成すると共に、前記調整ブロック54の側面のうち、前記ポンプブロック7に接する第一合わせ面54aと、前記モータブロック8に接する第二合わせ面54bとを互いに斜めまたは略直角、本実施例では略直角に形成することにより、前記第一合わせ面54aに直交する上油路部18a・19aを設けたポンプブロック7と、前記第二合わせ面54bに直交する下油路部18c・19cを設けたモータブロック8とを、前記調整ブロック54を挟んで互いに異なる平面56・55上に配置するので、前記調整ブロック54の合わせ面54a・54bの構成だけで、油圧ポンプ5のポンプ軸14と油圧モータ6のモータ軸31を互いに交差またはねじれの位置、本実施例では略直角な交差の位置に配置することができ、油圧式無段変速装置への入出力方向が略平行とならない油圧式無段変速装置1Bを用いるミッションケース11の仕様への対応が可能となる。
また、図7、図8に示す油圧式無段変速装置1Cは、図4に示す油圧式無段変速装置1Aにおける一組のポンプユニット2・モータユニット3に、モータユニットを追加することにより、単一の油圧ポンプ5で二つの油圧モータ6を駆動させる場合、例えば、左右の車軸毎に油圧モータ6を設けて別々に変速駆動する仕様への対応を可能としたものである。なお、以下の実施例では、構成する各ユニットが上下方向ではなく左右方向に並設されることにより、モータ軸31が左右の車軸近傍に配置される場合について説明する。
該油圧式無段変速装置1Cでは、左右中央のポンプユニット2Aに対して、左右のモータユニット3A・3Bが前後反転して配置されると共に、各ユニット3A・2A・3Bの間には、前記調整ブロック4と同じ構造の調整ブロック4L・4Rが介装されている。
このうちのポンプユニット2Aにおいて、油圧ポンプ5・ポンプケース12は前記ポンプユニット2と共通であるが、ポンプブロック57が異なり、該ポンプブロック57には、上下に平行に中央油路部58b・59bのみが穿設され、作動油補給用のチェック弁23・23等は配設されていない。
そして、該チェック弁23・23等は、左のモータユニット3Aのモータブロック60に穿設された左油路部58a・59aの左部に配設されている。なお、右のモータユニット3Bについては、そのモータブロック61に、前記モータユニット3と同様な右油路部58c・59cが上下に平行に穿設されている。
以上のようなモータユニット3A、調整ブロック4L、ポンプユニット2A、調整ブロック4R、モータユニット3Bを連結すると、左油路部58a・中間油路部18b・中央油路部58b・中間油路部18b・右油路部58cから成るメイン油路58と、左油路部59a・中間油路部19b・中央油路部59b・中間油路部19b・右油路部59cから成るメイン油路59とが形成され、この一対のメイン油路58・59によって、単一の油圧ポンプ5と二つの油圧モータ6が並列に流体接続される。
そして、この油圧ポンプ5と油圧モータ6は、前述の如く、いずれも可変容積型であり、油圧ポンプ5は無段変速できるのに対し、油圧モータ6は低速段・高速段の二段に固定するようにしており、左右の車軸毎に、高速・低速の各段での無段変速を可能としている。
更に、前記ポンプブロック57の左右部よりフランジ部57a・57b・57c・57dが上下に張り出し、前記モータブロック60の右部よりフランジ部60a・60bが上下に張り出し、前記モータブロック61の左部よりフランジ部61a・61bが上下に張り出している。
そして、前記フランジ部60a・57aにそれぞれ穿孔した連結孔60a1・57a1を介して、一対のボルト44・44が左右から前記ネジ孔4cに螺挿され、前記フランジ部60b・57bにそれぞれ穿孔した連結孔60b1・57b1を介して、一対のボルト44・44が左右から前記ネジ孔4dに螺挿されることにより、前記モータブロック60とポンプブロック57を、調整ブロック4Lを介して、着脱可能に連結させることができる。
同様に、前記フランジ部57c・61aにそれぞれ穿孔した連結孔57c1・61a1を介して、一対のボルト44・44が左右から前記ネジ孔4cに螺挿され、前記フランジ部57d・61bにそれぞれ穿孔した連結孔57d1・61b1を介して、一対のボルト44・44が左右から前記ネジ孔4dに螺挿されることにより、前記ポンプブロック57とモータブロック61とを、調整ブロック4Rを介して、着脱可能に連結させることができる。
加えて、該油圧式無段変速装置1Cでは、前述の如く、左右中央のポンプユニット2Aに対して、左右のモータユニット3A・3Bが前後反転して配置されることから、そのセンタセクション9Cを挟んで、油圧ポンプ5を収容するポンプケース12が、左右の油圧モータ6・6を収容するモータケース13・13と反対側に配置されている。
このため、右のモータユニット3Bの排出ポート13cとポンプケース12の吸入ポート12bとは、前記中間配管49を介して連通されると共に、ポンプケース12の排出ポート12cと、左のモータユニット3Aの吸入ポート13bも、前記中間配管49を介して連通される。
また、図9、図10に示す油圧式無段変速装置1Dは、図5に示す油圧式無段変速装置1Bにおける一組のポンプユニット2・モータユニット3に、モータユニットを追加することにより、単一の油圧ポンプ5で二つの油圧モータ6を駆動させる場合、例えば、左右の車軸毎に油圧モータ6を設けて別々に変速駆動する仕様への対応を可能としたものである。
該油圧式無段変速装置1Dでは、左右中央のポンプユニット2Aに対して、左右のモータユニット3A・3Bが前方に90度回転して配置されると共に、各ユニット3A・2A・3Bの間には、前記調整ブロック54と同じ構造の調整ブロック54L・54Rが介装されている。
これにより、ポンプユニット2Aのポンプ軸14を前後方向に配設すると、モータユニット3A・3Bのモータ軸31・31は、左右外方に延設する図示せぬ車軸と同じ左右方向に配設することができ、該モータ軸31・31から車軸への動力伝達に必要なベベルギア等を省略して、部品数の削減による部品コストの低下やメンテナンス性の向上を図ることができる。
このようなモータユニット3A、調整ブロック54L、ポンプユニット2A、調整ブロック54R、モータユニット3Bを連結すると、左油路部58a・中間油路部51a・中央油路部58b・中間油路部51a・右油路部58cから成るメイン油路62と、左油路部59a・中間油路部52a・中央油路部59b・中間油路部52a・右油路部59cから成るメイン油路63とが形成され、この一対のメイン油路62・63によって、単一の油圧ポンプ5と二つの油圧モータ6が並列に流体接続される。
そして、この油圧ポンプ5と油圧モータ6も、油圧式無段変速装置1Cと同様に、油圧ポンプ5は無段変速できるのに対し、油圧モータ6は低速段・高速段の二段に固定するようにしており、左右の車軸毎に、高速・低速の各段での無段変速を可能としている。
更に、前記調整ブロック54Lにおいて、その上側では、一対のボルト44・44が、それぞれ、前記連結孔60a1・57a1を介して、前と内から、前記ネジ穴54c・54dに螺挿され、調整ブロック54Lの下側でも、一対のボルト44・44が、それぞれ、前記連結孔60b1・57b1を介して、前と内から、前記ネジ穴54e・54fに螺挿されることにより、前記モータブロック60とポンプブロック57を、調整ブロック54Lを介して、着脱可能に連結させることができる。
同様に、前記調整ブロック54Rにおいて、その上側では、一対のボルト44・44が、それぞれ、前記連結孔61a1・57c1を介して、前と内から、前記ネジ穴54d・54cに螺挿され、調整ブロック54Rの下側でも、一対のボルト44・44が、それぞれ、前記連結孔61b1・57d1を介して、前と内から、前記ネジ穴54f・54eに螺挿されることにより、前記ポンプブロック57とモータブロック61とを、調整ブロック54Rを介して、着脱可能に連結させることができる。
加えて、該油圧式無段変速装置1Dでは、前述の如く、左右中央のポンプユニット2Aに対して、左右のモータユニット3A・3Bが前方に90度回転して配置されることから、そのセンタセクション9Dに対し、油圧ポンプ5を収容するポンプケース12が、油圧モータ6・6を収容するモータケース13・13の同側で、直交するようにして配置されている。
このため、右のモータユニット3Bの排出ポート13cとポンプケース12の吸入ポート12bとは、前記中間配管53を介して連通されると共に、ポンプケース12の排出ポート12cと、左のモータユニット3Aの吸入ポート13bも、前記中間配管53を介して連通される。
すなわち、前記調整ブロック4L・4R・54L・54Rは、前記ポンプブロック57内の油路である中央油路部58b・59bに、複数のモータブロック60・61内の油路である左油路部58a・59a、右油路部58c・59cを連通して前記閉回路を構成するので、単一の油圧ポンプ5によって複数の油圧モータ6を駆動する仕様に対応することができる。
本発明は、油圧ポンプと油圧モータを閉回路により流体接続して成る、全ての油圧式無段変速装置に適用することができる。
1・1A・1B・1C・1D 油圧式無段変速装置
2・2A ポンプユニット
3・3A・3B モータユニット
4・4L・4R・54・54L・54R 調整ブロック
4a・54a 第一合わせ面
4b・54b 第二合わせ面
5 油圧ポンプ
6 油圧モータ
7・57 ポンプブロック
8・60・61 モータブロック
9・9A・9B・9C・9D センタセクション
14 ポンプ軸
18・19・51・52・58・59・62・63 メイン油路(閉回路)
18a・19a 上油路部(ポンプブロック内の油路、第一油路部)
18b・19b・51a・52a 中間油路部
18c・19c 下油路部(モータブロック内の油路、第二油路部)
31 モータ軸
55 略同一平面
55・56 互いに異なる平面
58a・59a 左油路部(モータブロック内の油路)
58b・59b 中央油路部(ポンプブロック内の油路)
58c・59c 右油路部(モータブロック内の油路)

Claims (5)

  1. 油圧ポンプと油圧モータを閉回路により流体接続して成る油圧式無段変速装置において、前記油圧ポンプをポンプブロックに取り付けたポンプユニットと、前記油圧モータをモータブロックに取り付けたモータユニットとを別体に構成し、前記ポンプブロック内の油路にモータブロック内の油路を連通して前記閉回路を構成する調整ブロックを、前記ポンプブロックとモータブロックとの間に交換可能に介装したことを特徴とする油圧式無段変速装置。
  2. 前記油圧ポンプのポンプ軸に直交してポンプブロック内に設けた第一油路部と、前記調整ブロック内に設けた中間油路部と、前記油圧モータのモータ軸に直交してモータブロック内に設けた第二油路部とを順に直列配置して一対のメイン油路を形成し、該メイン油路により前記閉回路を構成すると共に、前記調整ブロックの側面のうち、前記ポンプブロックに接する第一合わせ面と、前記モータブロックに接する第二合わせ面とを互いに略平行に形成することにより、前記第一合わせ面に直交する第一油路部を設けたポンプブロックと、前記第二合わせ面に直交する第二油路部を設けたモータブロックとを、前記調整ブロックを挟んで略同一平面上に配置することを特徴とする請求項1に記載の油圧式無段変速装置。
  3. 前記油圧ポンプのポンプ軸に直交してポンプブロック内に設けた第一油路部と、前記調整ブロック内に設けた中間油路部と、前記油圧モータのモータ軸に直交してモータブロック内に設けた第二油路部とを順に直列配置して一対のメイン油路を形成し、該メイン油路により前記閉回路を構成すると共に、前記調整ブロックの側面のうち、前記ポンプブロックに接する第一合わせ面と、前記モータブロックに接する第二合わせ面とを互いに斜めまたは略直角に形成することにより、前記第一合わせ面に直交する第一油路部を設けたポンプブロックと、前記第二合わせ面に直交する第二油路部を設けたモータブロックとを、前記調整ブロックを挟んで互いに異なる平面上に配置することを特徴とする請求項1に記載の油圧式無段変速装置。
  4. 前記ポンプブロック、モータブロック、及び調整ブロックを一体化したセンタセクションに対し、前記油圧ポンプとは反対側に油圧モータを配置することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の油圧式無段変速装置。
  5. 前記調整ブロックは、前記ポンプブロック内の油路に複数のモータブロック内の油路を連通して前記閉回路を構成することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の油圧式無段変速装置。
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