JP2013190177A - 調湿装置 - Google Patents

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Akihiro Eguchi
晃弘 江口
Taketo Sakai
岳人 酒井
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Abstract

【課題】バッチ運転に伴う熱ロスを低減でき、しかも除湿能力や加湿能力を十分に得ることができる調湿装置を提案する。
【解決手段】調湿装置(10)の制御部(80)は、上記各バッチ運転中において、上記再生動作を行う吸着熱交換器(51,52,53)の数が除湿動作を行う吸着熱交換器(51,52,53)の数よりも多くなるように開閉弁(41,42,43)及び流路切換機構(38)を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、吸着熱交換器を用いて室内の除湿や加湿を行う調湿装置に関するものである。
従来より、室内の除湿や加湿を行う調湿装置が広く知られている。この種の調湿装置として、吸着剤が担持された吸着熱交換器を用いて室内を調湿するものがある。
例えば特許文献1の調湿装置は、圧縮機と、2つの吸着熱交換器と、四方切換弁とが接続された冷媒回路を有している。この調湿装置では、四方切換弁を切換ながら2つのバッチ運転を連続的に繰り返すことで、室内の除湿や加湿を行っている(例えば特許文献1の図4〜図7を参照)。
具体的に、この調湿装置の除湿運転時の第1バッチ運転では、圧縮機で圧縮された冷媒が、第1吸着熱交換器で放熱し、第2吸着熱交換器で蒸発する。室外空気は、蒸発器として機能する第2吸着熱交換器を通過する。第2吸着熱交換器では、室外空気中の水分が吸着剤に吸着され、この空気が除湿される。除湿された空気は、室内へ供給される。また、この第1バッチ運転では、室内空気が、放熱器として機能する第1吸着熱交換器を通過する。第1吸着熱交換器では、吸着剤に吸着された水分が室内空気中へ放出される。第2吸着熱交換器の吸着剤の再生に利用された空気は、室外へ排出される。また、除湿運転時の第2バッチ運転では、圧縮機で圧縮された冷媒が、第2吸着熱交換器で放熱し、第1吸着熱交換器で蒸発する。室外空気は、蒸発器として機能する第1吸着熱交換器を通過して除湿された後、室内へ供給される。室内空気は、放熱器として機能する第2吸着熱交換器を通過して吸着剤を再生した後、室外へ排出される。除湿運転では、このような第1バッチ運転と第2バッチ運転とが交互に繰り返されることで、室内が連続的に除湿される。
また、調湿装置の加湿運転時の第1バッチ運転(特許文献1の例えば図6を参照)では、室外空気が、放熱器として機能する第1吸着熱交換器を通過する。第1吸着熱交換器では、吸着剤に吸着された水分が室外空気中へ放出され、この空気が加湿される。加湿された空気は、室内へ供給される。また、この第1バッチ運転では、室内空気が、蒸発器として機能する第2吸着熱交換器を通過する。第2吸着熱交換器では、室内空気中の水分が第2吸着熱交換器の吸着剤に吸着される。第2吸着熱交換器の吸着剤に水分を付与した空気は、室外へ排出される。また、加湿運転の第2バッチ運転では、室外空気が、放熱器として機能する第2吸着熱交換器を通過して加湿された後、室内へ供給される。室内空気は、蒸発器として機能する第1吸着熱交換器を通過して吸着剤に水分を付与した後、室外へ排出される。加湿運転では、このような第1バッチ運転と第2バッチ運転とが交互に切り替えされることで、室内が連続的に加湿される。
ところで、特許文献1に開示の調湿装置では、冷媒回路の四方切換弁の設定を交互に切り換えることで、放熱器であった吸着熱交換器を蒸発器とし、逆に、蒸発器であった吸着熱交換器を放熱器として、上述の2つのバッチ運転を交互に切り換えるようにしている。しかしながら、このようなバッチ運転の切換時には、蒸発器であった低温の状態の吸着熱交換器を高温の状態まで加熱する必要があり、逆に、放熱器であった高温の状態の吸着熱交換器を低温の状態まで冷却する必要がある。このため、各バッチ運転では、吸着熱交換器を所定温度まで加熱する、あるいは所定温度まで冷却するために、熱ロスを招くこととなり、省エネ性が損なわれてしまうという問題があった。
このような問題を解決するための従来例として、特許文献2に開示の調湿装置では、2つの吸着熱交換器のうちの一方を停止状態とし、この停止状態の吸着熱交換器で再生動作や吸着動作を行うようにしている(例えば特許文献2の図8〜図11を参照)。具体的に、特許文献2に開示の調湿装置は、圧縮機と、室外熱交換器(熱源側熱交換器)と、並列に接続された第1と第2の吸着熱交換器と、この2つの吸着熱交換器に対応する2つの開閉弁とが接続された冷媒回路を有している。
この調湿装置の除湿運転時には、一方の吸着熱交換器を停止状態とし、他方の吸着熱交換器を蒸発器とするバッチ運転が、停止状態となる吸着熱交換器を交互に切り換えるように、順次実行される。具体的に、第1バッチ運転では、第1開閉弁が開放され、第2開閉弁が閉鎖される。第1バッチ運転では、圧縮機で圧縮された冷媒が、室外熱交換器で放熱し、第1吸着熱交換器で蒸発する。室外空気は、蒸発器として機能する第1吸着熱交換器を通過する。第1吸着熱交換器では、室外空気中の水分が吸着剤に吸着され、この空気が除湿される。除湿された空気は、室内へ供給される。また、第1バッチ運転では、室内空気が停止状態の第2吸着熱交換器を通過する。第2吸着熱交換器では、吸着剤の水分が室内空気中へ放出され、この吸着剤が再生される。
また、第2バッチ運転では、第2開閉弁が開放され、第1開閉弁が閉鎖される。第2バッチ運転では、圧縮機で圧縮された冷媒が、室外熱交換器で放熱し、第2吸着熱交換器で蒸発する。室外空気は、蒸発器として機能する第2吸着熱交換器を通過する。第2吸着熱交換器では、室外空気中の水分が吸着剤に吸着され、この空気が除湿される。第2吸着熱交換器で除湿された空気は、室内へ供給される。また、第2バッチ運転では、室内空気が停止状態の第1吸着熱交換器を通過する。第1吸着熱交換器では、吸着剤の水分が空気へ放出され、この吸着剤が再生される。
以上のように、特許文献2に開示の調湿装置の除湿運転では、2つの開閉弁の開閉状態を切り換えることで、停止状態(冷媒の流通が禁止された状態)であった吸着熱交換器を蒸発器とし、逆に、蒸発器であった吸着熱交換器を停止状態として、上述の2つのバッチ運転を交互に切り換えるようにしている。このため、これらのバッチ運転では、特許文献1に開示の調湿装置の除湿運転と比較して、吸着熱交換器の加熱又は冷却時に発生する熱ロスが小さくなり、除湿運転における省エネ性を向上できる。
また、同文献の調湿装置の加湿運転時には、一方の吸着熱交換器を停止状態とし、他方の吸着熱交換器を放熱器とするバッチ運転が、停止状態となる吸着熱交換器を交互に切り換えるように、順次実行される。具体的に、第1バッチ運転では、第1開閉弁が開放され、第2開閉弁が閉鎖される。第1バッチ運転では、圧縮機で圧縮された冷媒が、第1吸着熱交換器で放熱し、室外熱交換器で蒸発する。室外空気は、放熱器として機能する第1吸着熱交換器を通過する。第1吸着熱交換器では、吸着剤に吸着された水分が室外空気中へ放出され、この空気が加湿される。加湿された空気は、室内へ供給される。また、第1バッチ運転では、室内空気が停止状態の第2吸着熱交換器を通過する。第2吸着熱交換器では、室内空気中の水分が吸着剤に吸着される。
また、第2バッチ運転では、第2開閉弁が開放され、第1開閉弁が閉鎖される。第2バッチ運転では、圧縮機で圧縮された冷媒が、第2吸着熱交換器で放熱し、室外熱交換器で蒸発する。室外空気は、放熱器として機能する第2吸着熱交換器を通過する。第2吸着熱交換器では、吸着剤に吸着された水分が室外空気中へ放出され、この空気が加湿される。加湿された空気は、室内へ供給される。また、第2バッチ運転では、室内空気が停止状態の第1吸着熱交換器を通過する。第1吸着熱交換器では、室内空気中の水分が吸着剤に吸着される。
以上のように、特許文献2に開示の調湿装置の加湿運転では、2つの開閉弁の開閉状態を切り換えることで、停止状態(冷媒の流通が禁止された状態)であった吸着熱交換器を放熱器とし、逆に、放熱器であった吸着熱交換器を停止状態として、上述の2つのバッチ運転を交互に切り換えるようにしている。このため、これらのバッチ運転では、特許文献1に開示の調湿装置の加湿運転と比較して、吸着熱交換器の加熱又は冷却時に発生する熱ロスが小さくなり、加湿運転における省エネ性を向上できる。
特許第3624910号 特開2005−283075号公報
上述のように、特許文献2に開示の調湿装置では、停止状態の吸着熱交換器において、吸着剤から水分を放出させる再生動作や、水分を吸着剤に吸着させる吸着動作を行うようにしている。しかしながら、この再生動作では、特許文献1と比較して吸着剤の温度(再生温度)が低くなるため、吸着剤の再生能力が低下してしまい、ひいては除湿能力が低下してしまう。また、吸着動作では、特許文献1と比較して吸着剤の温度が高くなるため、吸着剤の吸着能力が低下してしまい、ひいては加湿能力が低下してしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、バッチ運転に伴う吸着熱交換器の熱ロスを低減でき、しかも除湿能力や加湿能力を十分に得ることができる調湿装置を提案することである。
第1の発明は、調湿装置を対象とし、圧縮機(22)と、熱源側熱交換器(23)と、水分を吸着する吸着剤が担持され互いに並列に接続される3つ以上の吸着熱交換器(51,52,53)と、各々が閉状態となることで対応する吸着熱交換器(51,52,53)を停止させる3つ以上の開閉弁(44,45,46)とが設けられる冷媒回路(10a)と、上記各吸着熱交換器(51,52,53)を通過する空気の流路を切り換える流路切換機構(38)と、蒸発器とした吸着熱交換器(51,52,53)に室外空気を通過させて室内へ供給する除湿動作と、停止状態とした吸着熱交換器(51,52,53)に室内空気を通過させて室外へ排出する再生動作とを同時に行うバッチ運転を、除湿動作及び再生動作の対象となる吸着熱交換器(51,52,53)を変更しながら順次実行するように、上記開閉弁(44,45,46)及び流路切換機構(38)を制御する制御部(80)とを備え、該制御部(80)は、上記各バッチ運転中において、上記再生動作を行う吸着熱交換器(51,52,53)の数が上記除湿動作を行う吸着熱交換器(51,52,53)の数よりも多くなるように上記開閉弁(44,45,46)及び流路切換機構(38)を制御することを特徴とする。
第1の発明では、冷媒回路(10a)に3つ以上の吸着熱交換器(51,52,53)が並列に接続される。この調湿装置では、圧縮機(22)で圧縮された冷媒が、熱源側熱交換器(23)で放熱し、吸着熱交換器(51,52,53)で蒸発する冷凍サイクルが行われる。蒸発器とした吸着熱交換器(51,52,53)を室外空気が通過すると、室外空気中の水分が吸着剤に吸着され、この空気が除湿される。このような除湿動作によって除湿された空気は、室内へ供給される。
また、冷媒回路(10a)において、開閉弁(44,45,46)を閉じると、この開閉弁(44,45,46)に対応する吸着熱交換器(51,52,53)での冷媒の流通が禁止される。このようにして停止状態となった吸着熱交換器(51,52,53)を室内空気が通過すると、吸着剤に吸着された水分が空気へ放出される。このような再生動作に利用された空気は、室外へ排出される。
本発明では、上記の除湿動作と再生動作とが同時に実行されるバッチ運転が、除湿動作及び再生動作の対象となる吸着熱交換器(51,52,53)を変更するようにして順次実行される。このバッチ運転では、再生動作が実行される吸着熱交換器(51,52,53)の数が、除湿動作が実行される吸着熱交換器(51,52,53)の数よりも多くなる。こうすると、1つのバッチ運転において、2つ以上の吸着熱交換器(51,52,53)の吸着剤を同時に再生できるため、各吸着熱交換器(51,52,53)で実行される再生動作の時間を長くすることができる。このため、停止状態として冷媒が流れない吸着熱交換器(51,52,53)であっても吸着剤を十分に再生することができる。
第2の発明は、第1の発明において、上記冷媒回路(10a)には、3つの吸着熱交換器(51,52,53)と、各吸着熱交換器(51,52,53)に対応する3つの開閉弁(44,45,46)とが接続され、上記制御部(80)は、上記バッチ運転中において、2つの吸着熱交換器(51,52,53)で再生動作を行うと同時に1つの吸着熱交換器(51,52,53)で除湿動作を行うように上記開閉弁(44,45,46)及び流路切換機構(38)を制御することを特徴とする。
第2の発明では、各バッチ運転において、2つの吸着熱交換器(51,52,53)で同時に再生動作が行われながら、1つの吸着熱交換器(51,52,53)で除湿動作が行われる。これにより、各吸着熱交換器では、再生動作の実行時間が、除湿動作の実行時間の2倍となるため、停止状態の吸着熱交換器(51,52,53)であっても吸着剤を十分に再生することができる。
第3の発明は、調湿装置を対象とし、圧縮機(22)と、熱源側熱交換器(23)と、水分を吸着する吸着剤が担持され互いに並列に接続される3つ以上の吸着熱交換器(51,52,53)と、各々が閉状態となることで対応する吸着熱交換器(51,52,53)を停止させる3つ以上の開閉弁(44,45,46)とが設けられる冷媒回路(10a)と、上記各吸着熱交換器(51,52,53)を通過する空気の流路を切り換える流路切換機構(38)と、放熱器とした吸着熱交換器(51,52,53)に室外空気を通過させて室内へ供給する加湿動作と、停止状態とした吸着熱交換器(51,52,53)に室内空気を通過させて室外へ排出する吸着動作とを同時に行うバッチ運転を、加湿動作及び吸着動作の対象となる吸着熱交換器(51,52,53)を変更しながら順次実行するように、上記開閉弁(44,45,46)及び流路切換機構(38)を制御する制御部(80)とを備え、該制御部(80)は、上記各バッチ運転において、上記吸着動作を行う吸着熱交換器(51,52,53)の数が上記加湿動作を行う吸着熱交換器(51,52,53)の数よりも多くなるように上記開閉弁(44,45,46)及び流路切換機構(38)を制御することを特徴とする。
第3の発明では、冷媒回路(10a)に3つ以上の吸着熱交換器(51,52,53)が並列に接続される。この調湿装置では、圧縮機(22)で圧縮された冷媒が、吸着熱交換器(51,52,53)で放熱し、熱源側熱交換器(23)で蒸発する冷凍サイクルが行われる。放熱器とした吸着熱交換器(51,52,53)を室外空気が通過すると、吸着剤に吸着された水分が室外空気中へ放出され、この空気が加湿される。このような加湿動作によって加湿された空気は、室内へ供給される。
また、冷媒回路(10a)において、開閉弁(44,45,46)を閉じると、この開閉弁(44,45,46)に対応する吸着熱交換器(51,52,53)での冷媒の流通が禁止される。このようにして停止状態となった吸着熱交換器(51,52,53)を室内空気が通過すると、室内空気中の水分が吸着剤に吸着される。このような吸着動作に利用された空気は、室外へ排出される。
本発明では、上記の加湿動作と吸着動作とが同時に実行されるバッチ運転が、加湿動作及び吸着動作の対象となる吸着熱交換器(51,52,53)を変更するようにして順次実行される。このバッチ運転では、吸着動作が実行される吸着熱交換器(51,52,53)の数が、加湿動作が実行される吸着熱交換器(51,52,53)の数よりも多くなる。こうすると、1つのバッチ運転において、2つ以上の吸着熱交換器(51,52,53)の吸着剤で同時に水分を吸着できるため、各吸着熱交換器(51,52,53)で順次実行される吸着動作の時間を長くすることができる。このため、停止状態として冷媒が流れない吸着熱交換器(51,52,53)であっても吸着剤に十分な水分を付与することができる。
第4の発明は、第3の発明において、上記冷媒回路(10a)には、3つの吸着熱交換器(51,52,53)と、各吸着熱交換器(51,52,53)に対応する3つの開閉弁(44,45,46)とが接続され、上記制御部(80)は、上記バッチ運転中において、2つの吸着熱交換器(51,52,53)で吸着動作を行うと同時に1つの吸着熱交換器(51,52,53)で加湿動作を行うように上記開閉弁(44,45,46)及び流路切換機構(38)を制御することを特徴とする。
第4の発明では、各バッチ運転において、2つの吸着熱交換器(51,52,53)で同時に吸着動作が行われながら、1つの吸着熱交換器(51,52,53)で加湿動作が行われる。これにより、各吸着熱交換器では、吸着動作の実行時間が、加湿動作の実行時間の2倍となるため、停止状態の吸着熱交換器(51,52,53)であっても吸着剤に十分な水分を付与することができる。
第5の発明は、第1乃至第4のいずれか1つの発明において、上記開閉弁(44,45,46)は、冷媒の流量を調節可能な流量調節弁(44,45,46)であることを特徴とする。
第5の発明では、各吸着熱交換器(51,52,53)に対応する開閉弁(44,45,46)が、流量調節弁(44,45,46)で構成される。流量調節弁(44,45,46)の開度を調節することで、除湿動作中の吸着熱交換器(51,52,53)の除湿能力や、加湿動作中の吸着熱交換器(51,52,53)の加湿能力を変更できる。
第1の発明では、蒸発器とした吸着熱交換器(51,52,53)で除湿動作を行うと同時に停止状態の吸着熱交換器(51,52,53)で再生動作を行うバッチ運転を、除湿動作及び再生動作の対象となる吸着熱交換器(51,52,53)を順次変更するように実行している。また、第3の発明では、放熱器とした吸着熱交換器(51,52,53)で加湿動作を行うと同時に停止状態の吸着熱交換器(51,52,53)で吸着動作を行うバッチ運転を、加湿動作及び吸着動作の対象となる吸着熱交換器(51,52,53)を順次変更するように実行している。従って、これらの発明では、バッチ運転の切換時における吸着熱交換器(51,52,53)の熱ロスを低減でき、調湿装置の省エネ性を向上できる。
また、四方切換弁を切り換えてバッチ運転を切り換える従来例(特許文献1)の方式と比較すると、バッチ運転の切換時に必要な冷媒の搬送量も少なくて済むため、省エネ性を更に向上できる。また、この従来例の方式では、四方切換弁の切換に伴い冷媒回路の高圧と低圧とが逆転するので、このような高低圧の逆転に伴い騒音が発生するという問題があった。これに対し、本発明では、開閉弁(44,45,46)の開閉によりバッチ運転を切り換えるため、冷媒回路で高低圧が逆転することもなく、上記の騒音を防止できる。
一方、停止状態とした吸着熱交換器(51,52,53)で再生動作を行うと、吸着剤を十分に昇温できず、吸着剤の再生能力が低下してしまう虞がある。しかしながら、第1の発明では、再生動作を実行させる吸着熱交換器(51,52,53)の数を、除湿動作を実行させる吸着熱交換器(51,52,53)の数よりも多くしているため、各吸着熱交換器(51,52,53)での再生動作の実行時間を長期化できる。その結果、各吸着熱交換器(51,52,53)の吸着剤を十分に再生でき、ひいては除湿能力を向上できる。
また、停止状態とした吸着熱交換器(51,52,53)で吸着動作を行うと、吸着剤を十分に冷却できず、吸着剤の吸着能力が低下してしまう虞がある。しかしながら、第3の発明では、吸着動作を実行させる吸着熱交換器(51,52,53)の数を、加湿動作を実行させる吸着熱交換器(51,52,53)の数よりも多くしているため、各吸着熱交換器(51,52,53)での吸着動作の実行時間を長期化できる。その結果、各吸着熱交換器(51,52,53)の吸着剤に十分な水分を付与でき、ひいては加湿能力を向上できる。
図1は、実施形態に係る調湿装置の概略構成図である。 図2は、実施形態に係る調湿装置の概略構成図であり、除湿運転の第1バッチ運転を示すものである。 図3は、実施形態に係る調湿装置の概略構成図であり、除湿運転の第2バッチ運転を示すものである。 図4は、実施形態に係る調湿装置の概略構成図であり、除湿運転の第3バッチ運転を示すものである。 図5は、実施形態に係る調湿装置の概略構成図であり、加湿運転の第1バッチ運転を示すものである。 図6は、実施形態に係る調湿装置の概略構成図であり、加湿運転の第2バッチ運転を示すものである。 図7は、実施形態に係る調湿装置の概略構成図であり、加湿運転の第3バッチ運転を示すものである。
本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
実施形態の調湿装置(10)は、室内を除湿する除湿運転と、室内を加湿する加湿運転とを行う。図1に示すように、調湿装置(10)では、熱源ユニット(20)と利用ユニット(40)とが2本の連絡配管(11,12)を介して互いに接続される。これにより、調湿装置(10)には、閉回路となる冷媒回路(10a)が構成される。冷媒回路(10a)では、充填された冷媒が循環することで冷凍サイクルが行われる。また、上述した2本の連絡配管(11,12)は、液冷媒が流れる液管(11)とガス冷媒が流れるガス管(12)とで構成される。液管(11)には、液側閉鎖弁(13)が、ガス管(12)には、ガス側閉鎖弁(14)が設けられる。
〈熱源ユニット〉
熱源ユニット(20)は、室外に配置されている。熱源ユニット(20)は、冷媒回路(10a)の一部である熱源回路(20a)を有している。熱源回路(20a)には、圧縮機(22)、室外熱交換器(23)、及び四方切換弁(24)が接続されている。
圧縮機(22)は、冷媒回路(10a)の低圧冷媒を吸入し、この冷媒を高圧冷媒にまで圧縮して吐出する。圧縮機(22)は、圧縮機構とそれを駆動する電動機とが一つのケーシングに収容された全密閉型の圧縮機である。この圧縮機(22)の電動機には、インバータを介して交流電力が供給される。インバータの出力周波数(即ち、圧縮機の運転周波数)を変更すると、電動機とそれによって駆動される圧縮機構の回転速度が変化し、圧縮機(22)の運転容量が変化する。
室外熱交換器(23)は、フィンアンドチューブ式の熱源側熱交換器を構成している。室外熱交換器(23)の近傍には、室外ファン(25)が設置される。室外熱交換器(23)では、その内部を流れる冷媒と、室外ファン(25)が送風する室外空気とが熱交換する。
四方切換弁(24)は、第1から第4までのポートを有している。四方切換弁(24)では、第1ポートが圧縮機(22)の吐出側と繋がり、第2ポートが圧縮機(22)の吸入側と繋がり、第3ポートがガス管(12)と繋がり、第4ポートが室外熱交換器(23)のガス側端部と繋がっている。四方切換弁(24)は、第1ポートと第3ポートが連通し且つ第2ポートと第4ポートが連通する第1の状態(図1の実線で示す状態)と、第1ポートと第4ポートが連通し且つ第2ポートと第3ポートが連通する第2の状態(図1の破線で示す状態)とに切り換わるように構成される。
〈利用ユニット〉
利用ユニット(40)は、例えばビル等の天井裏に設置される。利用ユニット(40)は、内気吸込口(31)、外気吸込口(32)、給気口(33)、及び排気口(34)を有している。内気吸込口(31)は、ダクトを介して室内と連通している。内気吸込口(31)には、室内空気(RA)が吸い込まれる。外気吸込口(32)は、ダクトを介して室外と連通している。外気吸込口(32)には、室外空気(OA)が吸い込まれる。給気口(33)は、ダクトを介して室内と連通している。給気口(33)の近傍の上流側には、給気ファン(36)が設置される。給気ファン(36)によって搬送された空気は、給気口(33)から供給空気(SA)として室内へ供給される。排気口(34)は、ダクトを介して室外と連通している。排気口(34)の近傍の上流側には、排気ファン(37)が設置される。排気ファン(37)によって搬送された空気は、排気口(34)から排出空気(EA)として室外へ排出される。
利用ユニット(40)は、冷媒回路(10a)の一部である利用回路(40a)を有している。利用回路(40a)は、第1から第3までの分岐路(41,42,43)を有している。各分岐路(41,42,43)は、互いに並列となるように液管(11)及びガス管(12)に接続される。第1分岐路(41)には、第1膨張弁(44)と第1吸着熱交換器(51)とが、第2分岐路(42)には、第2膨張弁(45)と第2吸着熱交換器(52)とが、第3分岐路(43)には、第3膨張弁(46)とがそれぞれ接続される。
各膨張弁(44,45,46)は、開度が調節可能な流量調節弁で構成される。また、各膨張弁(44,45,46)は、対応する吸着熱交換器(51,52,53)での冷媒の流通を禁止するための開閉弁を構成している。
吸着熱交換器(51,52,53)は、フィンアンドチューブ式の熱交換器本体と、この熱交換器本体の表面に担持される吸着剤とで構成される。具体的に、吸着熱交換器(51,52,53)は、互いに平行となるように配列される板状の多数のフィンと、これらのフィンを厚さ方向に貫通する伝熱管とを有している。吸着剤は、これらのフィン及び伝熱管の表面にバインダを介して担持される。吸着熱交換器(51,52,53)に担持される吸着剤としては、ゼオライト、シリカゲル、親水性の官能基を有する給気高分子材料など、空気中の水分を吸着できるものが用いられる。
利用ユニット(40)は、各吸着熱交換器(51,52,53)を流れる空気の流路を切り換えるための流路切換機構(38)を有している。流路切換機構(38)は、各吸着熱交換器(51,52,53)が収容される3つの熱交換器室と、内気吸込口(31)及び外気吸込口(32)の連通状態とを切り換える上流側ダンパユニットと、これらの3つの熱交換器室と、給気口(33)及び排気口(34)の連通状態を切り換える下流側ダンパユニットとで構成される(これらのダンパユニットの詳細の図示は省略する)。
〈コントローラ〉
調湿装置(10)は、制御部を構成するコントローラ(80)を備えている。コントローラ(80)には、設定部(81)と運転制御部(82)とを有している。設定部(81)には、除湿運転及び加湿運転におけるバッチ運転(詳細は後述する)の実行時間が設定される。運転制御部(82)は、除湿運転や加湿運転において、圧縮機(22)、四方切換弁(24)、室外ファン(25)、給気ファン(36)、排気ファン(37)、各膨張弁(44,45,46)、及び流路切換機構(38)等を制御する。
−運転動作−
次いで、調湿装置(10)の運転動作について説明する。調湿装置(10)では、コントローラ(80)への運転指令に応じて、除湿運転と加湿運転とが切り換えて行われる。除湿運転や加湿運転では、室外空気(OA)が供給空気(SA)として室内へ供給されると同時に室内空気(RA)が排出空気(EA)として室外へ排出され、室内の換気が行われる。除湿運転及び加湿運転の詳細について説明する。
〈除湿運転〉
図2〜図4に示す除湿運転では、四方切換弁(24)が第2の状態に設定され、圧縮機(22)、室外ファン(25)、給気ファン(36)、及び排気ファン(37)が運転状態となる。これにより、冷媒回路(10a)では、圧縮機(22)で圧縮された冷媒が、室外熱交換器(23)で凝縮し、吸着熱交換器(51,52,53)で蒸発する冷凍サイクルが行われる。この除湿運転では、蒸発器とした吸着熱交換器(51,52,53)に室内空気を通過させ、この空気中の水蒸気を吸着剤に吸着させる除湿動作が行われる。また、除湿運転では、対応する膨張弁(44,45,46)を全閉して停止状態とした吸着熱交換器(51,52,53)に室外空気を通過させ、吸着剤から空気へ水蒸気を放出させる再生動作も行われる。
具体的に、この除湿運転では、上記除湿動作と再生動作とを同時に行うバッチ運転が、除湿動作及び再生動作の対象となる吸着熱交換器(51,52,53)を変更しながら順次実行するように、膨張弁(44,45,46)及び流路切換機構(38)が制御される。より詳細に、除湿運転では、第1吸着熱交換器(51)で除湿動作を行い、第2吸着熱交換器(52)及び第3吸着熱交換器(53)で再生動作を行う第1バッチ運転と、第2吸着熱交換器(52)で除湿動作を行い、第1吸着熱交換器(51)及び第3吸着熱交換器(53)で再生動作を行う第2バッチ運転と、第3吸着熱交換器(53)で除湿動作を行い、第1吸着熱交換器(51)及び第2吸着熱交換器(52)で再生動作を行う第3バッチ運転とが順に繰り返し行われる。除湿運転における各バッチ運転の実行時間は、例えば3分に設定される。
[第1バッチ運転(除湿運転)]
図2に示す除湿運転の第1バッチ運転では、第1膨張弁(44)が所定開度で開放され、第2膨張弁(45)及び第3膨張弁(46)が全閉状態となる。その結果、冷媒回路(10a)では、室外熱交換器(23)が凝縮器(放熱器)となり、第1吸着熱交換器(51)が蒸発器となり、第2吸着熱交換器(52)及び第3吸着熱交換器(53)が停止状態となる。また、流路切換機構(38)は、第1吸着熱交換器(51)の熱交換器室を、外気吸込口(32)及び給気口(33)と連通させると同時に、第2及び第3吸着熱交換器(52,53)の熱交換器室を、内気吸込口(31)及び排気口(34)と連通させる。
外気吸込口(32)から吸い込まれた室外空気は、第1吸着熱交換器(51)を通過する。第1吸着熱交換器(51)では、室外空気中の水蒸気が吸着剤に吸着される。この際に生じる吸着熱は、低圧液冷媒の蒸発に利用される。第1吸着熱交換器(51)で除湿された空気は、給気口(33)から室内へ供給される。
一方、内気吸込口(31)から吸い込まれた室内空気は、第2吸着熱交換器(52)及び第3吸着熱交換器(53)を通過する。第2及び第3吸着熱交換器(52,53)では、吸着剤に吸着された水蒸気が室内空気中へ放出される。室内空気は、室外空気と比較して湿度が低く、水蒸気分圧も低くなっているためである。以上のようにして、第2及び第3吸着熱交換器(52,53)の吸着剤の再生に利用された空気は、排気口(34)から室外へ排出される。
[第2バッチ運転(除湿運転)]
図3に示す除湿運転の第2バッチ運転では、第2膨張弁(45)が所定開度で開放され、第1膨張弁(44)及び第3膨張弁(46)が全閉状態となる。その結果、冷媒回路(10a)では、室外熱交換器(23)が凝縮器(放熱器)となり、第2吸着熱交換器(52)が蒸発器となり、第1吸着熱交換器(51)及び第3吸着熱交換器(53)が停止状態となる。また、流路切換機構(38)は、第2吸着熱交換器(52)の熱交換器室を、外気吸込口(32)及び給気口(33)と連通させると同時に、第1及び第3吸着熱交換器(51,53)の熱交換器室を、内気吸込口(31)及び排気口(34)と連通させる。
外気吸込口(32)から吸い込まれた室外空気は、第2吸着熱交換器(52)を通過する。第2吸着熱交換器(52)では、室外空気中の水蒸気が吸着剤に吸着される。この際に生じる吸着熱は、低圧液冷媒の蒸発に利用される。第2吸着熱交換器(52)で除湿された空気は、給気口(33)から室内へ供給される。
一方、内気吸込口(31)から吸い込まれた室内空気は、第1吸着熱交換器(51)及び第3吸着熱交換器(53)を通過する。第1及び第3吸着熱交換器(51,53)では、吸着剤に吸着された水蒸気が室内空気中へ放出される。第1及び第3吸着熱交換器(51,53)の吸着剤の再生に利用された空気は、排気口(34)から室外へ排出される。
[第3バッチ運転(除湿運転)]
図4に示す除湿運転の第3バッチ運転では、第3膨張弁(46)が所定開度で開放され、第1膨張弁(44)及び第2膨張弁(45)が全閉状態となる。その結果、冷媒回路(10a)では、室外熱交換器(23)が凝縮器(放熱器)となり、第3吸着熱交換器(53)が蒸発器となり、第1吸着熱交換器(51)及び第2吸着熱交換器(52)が停止状態となる。また、流路切換機構(38)は、第3吸着熱交換器(53)の熱交換器室を、外気吸込口(32)及び給気口(33)と連通させると同時に、第1及び第2吸着熱交換器(51,52)の熱交換器室を、内気吸込口(31)及び排気口(34)と連通させる。
外気吸込口(32)から吸い込まれた室外空気は、第3吸着熱交換器(53)を通過する。第3吸着熱交換器(53)では、室外空気中の水蒸気が吸着剤に吸着される。この際に生じる吸着熱は、低圧液冷媒の蒸発に利用される。第3吸着熱交換器(53)で除湿された空気は、給気口(33)から室内へ供給される。
一方、内気吸込口(31)から吸い込まれた室内空気は、第1吸着熱交換器(51)及び第2吸着熱交換器(52)を通過する。第1及び第2吸着熱交換器(51,52)では、吸着剤に吸着された水蒸気が室内空気中へ放出される。第1及び第2吸着熱交換器(51,52)の吸着剤の再生に利用された空気は、排気口(34)から室外へ排出される。
−除湿動作と再生動作の実行時間について−
上述した除湿運転では、第1バッチ運転→第2バッチ運転→第3バッチ運転→第1バッチ運転→…というように、各バッチ運転が切り換えられながら連続的に実行される。この除湿運転の各バッチ運転では、蒸発器となる1つの吸着熱交換器(51,52,53)で除湿動作が行われると同時に、停止状態の2つの吸着熱交換器(51,52,53)で再生動作が行われる。つまり、除湿運転では、再生動作が行われる吸着熱交換器(51,52,53)の数が、除湿動作が行われる吸着熱交換器(51,52,53)の数よりも多くなっている。これにより、この調湿装置(10)の除湿能力が向上する。この点について詳細に説明する。
各バッチ運転を切り換えると、除湿動作の対象となる吸着熱交換器(51,52,53)も切り換わる。つまり、吸着熱交換器(51,52,53)では、バッチ運転の実行時間と同じ間隔(例えば3分間)だけ除湿動作が連続して行われる。これに対し、各バッチ運転では、2つの吸着熱交換器(51,52,53)で再生動作が行われるため、バッチ運転が切り換わっても、同じ吸着熱交換器(51,52,53)で再生動作が継続して実行される。具体例を挙げると、例えば図2に示す第1バッチ運転から図3に示す第2バッチ運転へ切り換わっても、第3吸着熱交換器(53)での再生動作が継続して行われる。このため、第3吸着熱交換器(53)の再生動作の実行時間は、除湿動作(例えば3分間)の2倍(例えば6分間)となる。同様にして、第1吸着熱交換器(51)では、図3に示す第2バッチ運転の開始から図4に示す第3バッチ運転の終了までの間(例えば6分間)、再生動作が連続して行われる。また、第2吸着熱交換器(52)では、図4に示す第3バッチ運転の開始から図2に示す第1バッチ運転の終了までの間(例えば6分間)、再生動作が連続して行われる。
以上のように、本実施形態の調湿装置(10)では、各吸着熱交換器(51,52,53)の再生動作の実行時間が、各バッチ運転の実行時間の2倍の長さとなる。このため、停止状態とした吸着熱交換器(51,52,53)であっても、吸着剤を十分に再生することができる。その結果、除湿動作時における吸着熱交換器(51,52,53)の除湿能力を向上できる。
〈加湿運転〉
図5〜図7に示す加湿運転では、四方切換弁(24)が第1の状態に設定され、圧縮機(22)、室外ファン(25)、給気ファン(36)、及び排気ファン(37)が運転状態となる。これにより、冷媒回路(10a)では、圧縮機(22)で圧縮された冷媒が、吸着熱交換器(51,52,53)で凝縮(放熱)し、室外熱交換器(23)で蒸発する冷凍サイクルが行われる。この加湿運転では、放熱器とした吸着熱交換器(51,52,53)に室内空気を通過させ、吸着剤に吸着された水蒸気が空気中へ放出する加湿動作が行われる。また、除湿運転では、対応する膨張弁(44,45,46)を全閉して停止状態とした吸着熱交換器(51,52,53)に室外空気を通過させ、この空気中の水蒸気を吸着剤に吸着させる吸着動作も行われる。
具体的に、この加湿運転では、上記加湿動作と吸着動作とを同時に行うバッチ運転が、加湿動作及び吸着動作の対象となる吸着熱交換器(51,52,53)を変更しながら順次実行するように、膨張弁(44,45,46)及び流路切換機構(38)が制御される。より詳細に、加湿運転では、第1吸着熱交換器(51)で加湿動作を行い、第2吸着熱交換器(52)及び第3吸着熱交換器(53)で吸着動作を行う第1バッチ運転と、第2吸着熱交換器(52)で加湿動作を行い、第1吸着熱交換器(51)及び第3吸着熱交換器(53)で吸着動作を行う第2バッチ運転と、第3吸着熱交換器(53)で加湿動作を行い、第1吸着熱交換器(51)及び第2吸着熱交換器(52)で吸着動作を行う第3バッチ運転とが順に繰り返し行われる。加湿運転における各バッチ運転の実行時間は、例えば5分に設定される。
[第1バッチ運転(加湿運転)]
図5に示す加湿運転の第1バッチ運転では、第1膨張弁(44)が所定開度で開放され、第2膨張弁(45)及び第3膨張弁(46)が全閉状態となる。その結果、冷媒回路(10a)では、第1吸着熱交換器(51)が凝縮器(放熱器)となり、室外熱交換器(23)が蒸発器となり、第2吸着熱交換器(52)及び第3吸着熱交換器(53)が停止状態となる。また、流路切換機構(38)は、第1吸着熱交換器(51)の熱交換器室を、外気吸込口(32)及び給気口(33)と連通させると同時に、第2及び第3吸着熱交換器(52,53)の熱交換器室を、内気吸込口(31)及び排気口(34)と連通させる。
外気吸込口(32)から吸い込まれた室外空気は、第1吸着熱交換器(51)を通過する。第1吸着熱交換器(51)では、吸着剤に吸着された水蒸気が室外空気へ放出される。第1吸着熱交換器(51)で加湿された空気は、給気口(33)から室内へ供給される。
一方、内気吸込口(31)から吸い込まれた室内空気は、第2吸着熱交換器(52)及び第3吸着熱交換器(53)を通過する。第2及び第3吸着熱交換器(52,53)では、空気中の水分が吸着剤に吸着される。室内空気は、室外空気と比較して湿度が高く、水蒸気分圧も高くなっているためである。以上のようにして、第2及び第3吸着熱交換器(52,53)の吸着剤に水分を付与した空気は、排気口(34)から室外へ排出される。
[第2バッチ運転(加湿運転)]
図6に示す加湿運転の第2バッチ運転では、第2膨張弁(45)が所定開度で開放され、第1膨張弁(44)及び第3膨張弁(46)が全閉状態となる。その結果、冷媒回路(10a)では、第2吸着熱交換器(52)が凝縮器(放熱器)となり、室外熱交換器(23)が蒸発器となり、第1吸着熱交換器(51)及び第3吸着熱交換器(53)が停止状態となる。また、流路切換機構(38)は、第2吸着熱交換器(52)の熱交換器室を、外気吸込口(32)及び給気口(33)と連通させると同時に、第1及び第3吸着熱交換器(51,53)の熱交換器室を、内気吸込口(31)及び排気口(34)と連通させる。
外気吸込口(32)から吸い込まれた室外空気は、第2吸着熱交換器(52)を通過する。第2吸着熱交換器(52)では、吸着剤に吸着された水蒸気が室外空気へ放出される。第2吸着熱交換器(52)で加湿された空気は、給気口(33)から室内へ供給される。
一方、内気吸込口(31)から吸い込まれた室内空気は、第1吸着熱交換器(51)及び第3吸着熱交換器(53)を通過する。第1及び第3吸着熱交換器(51,53)では、空気中の水分が吸着剤に吸着される。第1及び第3吸着熱交換器(51,53)の吸着剤に水分を付与した空気は、排気口(34)から室外へ排出される。
[第3バッチ運転(加湿運転)]
図7に示す加湿運転の第3バッチ運転では、第3膨張弁(46)が所定開度で開放され、第1膨張弁(44)及び第2膨張弁(45)が全閉状態となる。その結果、冷媒回路(10a)では、第3吸着熱交換器(53)が凝縮器(放熱器)となり、室外熱交換器(23)が蒸発器となり、第1吸着熱交換器(51)及び第2吸着熱交換器(52)が停止状態となる。また、流路切換機構(38)は、第3吸着熱交換器(53)の熱交換器室を、外気吸込口(32)及び給気口(33)と連通させると同時に、第1及び第2吸着熱交換器(51,52)の熱交換器室を、内気吸込口(31)及び排気口(34)と連通させる。
外気吸込口(32)から吸い込まれた室外空気は、第3吸着熱交換器(53)を通過する。第3吸着熱交換器(53)では、吸着剤に吸着された水蒸気が室外空気へ放出される。第3吸着熱交換器(53)で加湿された空気は、給気口(33)から室内へ供給される。
一方、内気吸込口(31)から吸い込まれた室内空気は、第1吸着熱交換器(51)及び第2吸着熱交換器(52)を通過する。第1及び第2吸着熱交換器(51,52)では、空気中の水分が吸着剤に吸着される。第1及び第2吸着熱交換器(51,52)の吸着剤に水分を付与した空気は、排気口(34)から室外へ排出される。
−加湿動作と再生動作の実行時間について−
上述した加湿運転では、第1バッチ運転→第2バッチ運転→第3バッチ運転→第1バッチ運転→…というように、各バッチ運転が切り換えられながら連続的に実行される。この加湿運転の各バッチ運転では、放熱器となる1つの吸着熱交換器(51,52,53)で加湿動作が行われると同時に、停止状態の2つの吸着熱交換器(51,52,53)で再生動作が行われる。つまり、加湿運転では、吸着動作が行われる吸着熱交換器(51,52,53)の数が、加湿動作が行われる吸着熱交換器(51,52,53)の数よりも多くなっている。これにより、この調湿装置(10)の加湿能力が向上する。この点について詳細に説明する。
各バッチ運転を切り換えると、加湿動作の対象となる吸着熱交換器(51,52,53)も切り換わる。つまり、吸着熱交換器(51,52,53)では、バッチ運転の実行時間と同じ間隔(例えば5分間)だけ加湿動作が連続して行われる。これに対し、各バッチ運転では、2つの吸着熱交換器(51,52,53)で吸着動作が行われるため、バッチ運転が切り換わっても、同じ吸着熱交換器(51,52,53)で吸着動作が継続して実行される。具体例を挙げると、例えば図5に示す第1バッチ運転から図6に示す第2バッチ運転へ切り換わっても、第3吸着熱交換器(53)での吸着動作が継続して行われる。このため、第3吸着熱交換器(53)の吸着動作の実行時間は、加湿動作(例えば5分間)の2倍(例えば10分間)となる。同様にして、第1吸着熱交換器(51)では、図6に示す第2バッチ運転の開始から図7に示す第3バッチ運転の終了までの間(例えば10分間)、吸着動作が連続して行われる。また、第2吸着熱交換器(52)では、図7に示す第3バッチ運転の開始から図5に示す第1バッチ運転の終了までの間(例えば10分間)、吸着動作が連続して行われる。
以上のように、本実施形態の調湿装置(10)では、各吸着熱交換器(51,52,53)の吸着動作の実行時間が、各バッチ運転の実行時間の2倍の長さとなる。このため、停止状態とした吸着熱交換器(51,52,53)であっても、空気中の水分を吸着剤に十分吸着させることができる。その結果、加湿動作時における吸着熱交換器(51,52,53)の加湿能力を向上できる。
−実施形態の効果−
上記実施形態の除湿運転では、蒸発器とした吸着熱交換器(51,52,53)で除湿動作を行うと同時に停止状態の吸着熱交換器(51,52,53)で再生動作を行う3つのバッチ運転を、除湿動作及び再生動作の対象となる吸着熱交換器(51,52,53)を順次変更するように実行している。また、上記実施形態の加湿運転では、放熱器とした吸着熱交換器(51,52,53)で加湿動作を行うと同時に停止状態の吸着熱交換器(51,52,53)で吸着動作を行う3つのバッチ運転を、加湿動作及び吸着動作の対象となる吸着熱交換器(51,52,53)を順次変更するように実行している。従って、除湿運転や加湿運転では、バッチ運転の切換時における吸着熱交換器(51,52,53)の熱ロスを低減でき、調湿装置の省エネ性を向上できる。
また、四方切換弁を切り換えてバッチ運転を切り換える従来例(特許文献1)の方式と比較すると、バッチ運転の切換時に必要な冷媒の搬送量も少なくて済むため、省エネ性を更に向上できる。また、従来例の方式では、四方切換弁の切換に伴い冷媒回路の高圧と低圧とが逆転するので、このような高低圧の逆転に伴い騒音が発生するという問題があった。これに対し、実施形態の調湿装置(10)では、膨張弁(44,45,46)を開閉させてバッチ運転を切り換えるため、冷媒回路(10a)で高低圧が逆転することもなく、上記の騒音を防止できる。
一方、除湿運転において、停止状態とした吸着熱交換器(51,52,53)で再生動作を行うと、吸着剤を十分に昇温できず、吸着剤の再生能力が低下してしまう虞がある。しかしながら、本実施形態では、再生動作を実行させる吸着熱交換器(51,52,53)の数が、除湿動作を実行させる吸着熱交換器(51,52,53)の数の2倍であるため、各吸着熱交換器(51,52,53)での再生動作の実行時間も、除湿動作の実行時間の2倍となる。その結果、吸着熱交換器(51,52,53)の吸着剤を確実に再生でき、除湿運転時の除湿能力を十分に得ることができる。
また、加湿運転において、停止状態とした吸着熱交換器(51,52,53)で吸着動作を行うと、吸着剤を十分に冷却できず、吸着剤の吸着能力が低下してしまう虞がある。しかしながら、本実施形態では、吸着動作を実行させる吸着熱交換器(51,52,53)の数が、加湿動作を実行させる吸着熱交換器(51,52,53)の数の2倍であるため、各吸着熱交換器(51,52,53)での吸着動作の実行時間も、加湿動作の実行時間の2倍となる。その結果、吸着熱交換器(51,52,53)の吸着剤に十分な水分を付与でき、加湿運転時の加湿能力を十分に得ることができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態では、冷媒回路(10a)に3つの吸着熱交換器(51,52,53)と、これらの吸着熱交換器(51,52,53)に対応する3つの開閉弁(41,42,43)とを設けているが、4つ以上の吸着熱交換器及び4つ以上の開閉弁を設けるようにしてもよい。この場合にも、除湿運転であれば、各バッチ動作において、再生動作を実行させる吸着熱交換器の数を、除湿動作を実行させる吸着熱交換器の数よりも多くする。これにより、除湿運転における再生動作の実行時間を長期化させて、除湿能力を向上できる。また、加湿運転であれば、各バッチ動作において、吸着動作を実行させる吸着熱交換器の数を、加湿動作を実行させる吸着熱交換器の数よりも多くする。これにより、加湿運転における吸着動作の実行時間を長期化させて、加湿能力を向上できる。
また、上述した除湿運転や加湿運転において、開放状態の膨張弁(44,45,46)の開度を適宜調節するようにしてもよい。具体的に、例えば除湿運転であれば、蒸発器となる吸着熱交換器(51,52,53)に対応する膨張弁(44,45,46)の開度を適宜調節することで、この吸着熱交換器(51,52,53)の除湿能力を調節できる。また、例えば加湿運転であれば、放熱器となる吸着熱交換器(51,52,53)に対応する膨張弁(44,45,46)の開度を適宜調節することで、この吸着熱交換器(51,52,53)の加湿能力を調節できる。
以上説明したように、本発明は、吸着熱交換器を用いて室内の除湿や加湿を行う調湿装置について有用である。
10 調湿装置
10a 冷媒回路
22 圧縮機
23 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
38 流路切換機構
44,45,46 膨張弁(開閉弁、流量調節弁)
51,52,53 吸着熱交換器
80 制御部(コントローラ)

Claims (5)

  1. 圧縮機(22)と、熱源側熱交換器(23)と、水分を吸着する吸着剤が担持され互いに並列に接続される3つ以上の吸着熱交換器(51,52,53)と、各々が閉状態となることで対応する吸着熱交換器(51,52,53)を停止させる3つ以上の開閉弁(44,45,46)とが設けられる冷媒回路(10a)と、
    上記各吸着熱交換器(51,52,53)を通過する空気の流路を切り換える流路切換機構(38)と、
    蒸発器とした吸着熱交換器(51,52,53)に室外空気を通過させて室内へ供給する除湿動作と、停止状態とした吸着熱交換器(51,52,53)に室内空気を通過させて室外へ排出する再生動作とを同時に行うバッチ運転を、除湿動作及び再生動作の対象となる吸着熱交換器(51,52,53)を変更しながら順次実行するように、上記開閉弁(44,45,46)及び流路切換機構(38)を制御する制御部(80)とを備え、
    上記制御部(80)は、上記各バッチ運転中において、上記再生動作を行う吸着熱交換器(51,52,53)の数が上記除湿動作を行う吸着熱交換器(51,52,53)の数よりも多くなるように上記開閉弁(44,45,46)及び流路切換機構(38)を制御することを特徴とする調湿装置。
  2. 請求項1において、
    上記冷媒回路(10a)には、3つの吸着熱交換器(51,52,53)と、各吸着熱交換器(51,52,53)に対応する3つの開閉弁(44,45,46)とが接続され、
    上記制御部(80)は、上記バッチ運転中において、2つの吸着熱交換器(51,52,53)で再生動作を行うと同時に1つの吸着熱交換器(51,52,53)で除湿動作を行うように上記開閉弁(44,45,46)及び流路切換機構(38)を制御することを特徴とする調湿装置。
  3. 圧縮機(22)と、熱源側熱交換器(23)と、水分を吸着する吸着剤が担持され互いに並列に接続される3つ以上の吸着熱交換器(51,52,53)と、各々が閉状態となることで対応する吸着熱交換器(51,52,53)を停止させる3つ以上の開閉弁(44,45,46)とが設けられる冷媒回路(10a)と、
    上記各吸着熱交換器(51,52,53)を通過する空気の流路を切り換える流路切換機構(38)と、
    放熱器とした吸着熱交換器(51,52,53)に室外空気を通過させて室内へ供給する加湿動作と、停止状態とした吸着熱交換器(51,52,53)に室内空気を通過させて室外へ排出する吸着動作とを同時に行うバッチ運転を、加湿動作及び吸着動作の対象となる吸着熱交換器(51,52,53)を変更しながら順次実行するように、上記開閉弁(44,45,46)及び流路切換機構(38)を制御する制御部(80)とを備え、
    上記制御部(80)は、上記各バッチ運転において、上記吸着動作を行う吸着熱交換器(51,52,53)の数が上記加湿動作を行う吸着熱交換器(51,52,53)の数よりも多くなるように上記開閉弁(44,45,46)及び流路切換機構(38)を制御することを特徴とする調湿装置。
  4. 請求項3において、
    上記冷媒回路(10a)には、3つの吸着熱交換器(51,52,53)と、各吸着熱交換器(51,52,53)に対応する3つの開閉弁(44,45,46)とが接続され、
    上記制御部(80)は、上記バッチ運転中において、2つの吸着熱交換器(51,52,53)で吸着動作を行うと同時に1つの吸着熱交換器(51,52,53)で加湿動作を行うように上記開閉弁(44,45,46)及び流路切換機構(38)を制御することを特徴とする調湿装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つにおいて、
    上記開閉弁(44,45,46)は、冷媒の流量を調節可能な流量調節弁(44,45,46)であることを特徴とする調湿装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020012603A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 三菱電機株式会社 空気調和システム
WO2022235782A1 (en) * 2021-05-04 2022-11-10 Transaera,Inc. Air conditioning system and control method
US11874018B1 (en) 2020-11-04 2024-01-16 Transaera, Inc. Cooling and dehumidifcation system
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