JP2013189272A - シート後処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートの厚さや強度などに応じて、シートの搬送およびシートの整合のそれぞれを制御し、シートの綴じ不良およびシートの送り不良を防止することのできるシート後処理装置を提供する。
【解決手段】シート後処理装置1は、ステイプルトレイ43と、前記ステイプルトレイ43にシートSを搬入するシフトローラ対31と、基準フェンス47と、叩きコロ33と、前記叩きコロ33を前記シートSに対して接離させる接離駆動部106と、前記叩きコロ33よりも前記基準フェンス47側に設けられ且つ前記ステイプルトレイ43にスタックされたシートSに当接して該シートSを前記基準フェンス47側に搬送する搬送コロ45と、画像形成装置81で設定された前記シートSのシート情報を受信する制御回路6と、を備え、前記制御回路6が、前記シート情報に基づいて前記接離駆動部106および前記搬送コロ45のそれぞれの制御を変更する。
【選択図】図1
【解決手段】シート後処理装置1は、ステイプルトレイ43と、前記ステイプルトレイ43にシートSを搬入するシフトローラ対31と、基準フェンス47と、叩きコロ33と、前記叩きコロ33を前記シートSに対して接離させる接離駆動部106と、前記叩きコロ33よりも前記基準フェンス47側に設けられ且つ前記ステイプルトレイ43にスタックされたシートSに当接して該シートSを前記基準フェンス47側に搬送する搬送コロ45と、画像形成装置81で設定された前記シートSのシート情報を受信する制御回路6と、を備え、前記制御回路6が、前記シート情報に基づいて前記接離駆動部106および前記搬送コロ45のそれぞれの制御を変更する。
【選択図】図1
Description
本発明は、シート後処理装置に関する。
画像形成装置によってトナー像が形成された用紙、記録紙、転写紙などのシート状記録媒体(以下、「シート」という。)に穿孔処理や綴じ処理、シフト処理などのシート後処理を施すシート後処理装置が広く知られている。
このようなシート後処理装置は、シートを搬入する搬入ローラと、前記搬入ローラから搬入されたシートを一時的に積載(スタック)するステイプルトレイと、前記ステイプルトレイにスタックされたシートの一端部を突き当てて整合するための基準フェンスと、前記搬入ローラから搬入されたシートの搬送方向を反転させるとともに前記基準フェンスの突き当て部に向かって前記シートを搬送する叩きコロと、前記叩きコロを前記搬入ローラから搬入されたシートに対して接離させる接離手段と、前記ステイプルトレイにスタックされたシートを基準フェンスの突き当て部に当接させた状態で前記搬送方向に対して略直交する方向に移動して前記シートを整合するジョガーフェンスと、画像形成装置で設定された前記シートのシート情報を受信する制御回路と、を備える(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に示されたシート後処理装置は、綴じ処理を行う場合には、画像形成装置から搬送されたシートをステイプルトレイに一時的にスタックし、そのスタックされたシートを叩きコロで基準フェンスの突き当て部に向かって搬送するとともに前記シートを前記突き当て部に突き当てて搬送方向の整合を行い、続いて、前記搬送方向に対して略直交する方向に移動可能に設けられたジョガーフェンスを前記シートに当接させて、搬送方向に対して略直交する方向の整合を行う。
ところで、前記特許文献1に示された従来のシート後処理装置は、薄くて強度の低いシートを処理した場合に、叩きコロで基準フェンスの突き当て部にシートを突き当てると、該シートが基準フェンスの突き当て部の近傍で撓んでしまうことがあり、シートが撓んだ状態で綴じ処理を行うと、綴じ不良が発生する虞があった。
このようなことから、叩きコロよりも搬送力の低い搬送コロを、前記叩きコロよりも基準フェンスの突き当て部側に設けて、基準フェンスの突き当て部の手前までは叩きコロでシートを搬送し、基準フェンスの突き当て部に突き当たるまで搬送コロでシートを搬送するように構成することが考えられる。このように構成されたシート後処理装置であれば、薄くて強度の低いシートの撓みを防止することができるので、綴じ不良の発生を防止することができる。
しかしながら、前述した搬送力の低い搬送コロを備えたシート後処理装置は、厚くて強度の高いシートを処理した場合に、搬送力の低い搬送コロがシートに対して空転したり滑動したりしてしまい、シートを基準フェンスの突き当て部にまで搬送できないという虞があり、戻し不良が発生する虞があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。すなわち、本発明は、シートの厚さや強度などに応じて、シートの搬送およびシートの整合のそれぞれを制御し、シートの綴じ不良およびシートの送り不良を防止することのできるシート後処理装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のシート後処理装置は、傾斜して設けられ且つ上部から搬入されたシートが下部に移動してスタックされるステイプルトレイと、前記ステイプルトレイの上部から該ステイプルトレイにシートを搬入する搬入ローラと、前記ステイプルトレイの下部に設けられ且つ該ステイプルトレイにスタックされたシートの下端と当接して該シートを整合するための基準になる基準フェンスと、前記ステイプルトレイの上部に設けられ且つ前記搬入ローラから前記ステイプルトレイの上部に搬入されたシートに当接するとともに該シートの搬送方向を反転させて前記基準フェンス側に当該シートを搬送する叩きコロと、前記叩きコロを前記シートに対して接離させる接離手段と、前記叩きコロよりも前記基準フェンス側に設けられ且つ前記ステイプルトレイにスタックされたシートに当接して該シートを前記基準フェンス側に搬送する搬送コロと、画像形成装置で設定された前記シートのシート情報を受信する制御手段と、を備え、前記制御手段が、前記シート情報に基づいて前記接離手段および前記搬送コロのそれぞれの制御を変更することを特徴としている。
本発明のシート後処理装置は、シート情報に基づいて接離手段および搬送コロのそれぞれの制御を変更するので、叩きコロの接離動作をシート情報に対応させて制御することができるようになり、相対的に薄くて強度の低いシートの場合には、撓みが発生しないようにシートを搬送することができ、また、相対的に厚くて強度の高いシートの場合には、基準フェンス側に確実にシートを搬送することができる。
また、シート情報に基づいて接離手段および搬送コロのそれぞれの制御を変更するので、搬送コロをシート情報に対応させて制御することができるようになり、相対的に薄くて強度の低いシートの場合であっても、撓みが発生しないようにシートを整合することができる。
このように、シートの厚さや強度などのシート情報に応じて、シートの搬送およびシートの整合のそれぞれを制御することができるので、シートの綴じ不良およびシートの送り不良などを防止することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する本発明の実施の形態は、本発明の代表的な形態を示したものに過ぎず、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。したがって、本発明は、本発明の骨子を逸脱しない範囲、すなわち、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲で種々変更して実施することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるシート後処理装置1の構成図である。図2は、シート後処理装置1の制御構成のブロック図である。図3は、シート後処理装置1におけるシート後処理部4の構成図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるシート後処理装置1の構成図である。図2は、シート後処理装置1の制御構成のブロック図である。図3は、シート後処理装置1におけるシート後処理部4の構成図である。
本発明の第1の実施の形態にかかるシート後処理装置1は、図1に示すように、例えば、複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置81で記録された用紙、記録紙、転写紙、OHPシートなどのシート状記録媒体(以下、「シート」という。)Sに対して、穿孔処理をしたり、仕分け処理をしたり、綴じ処理をしたりするものである。
シート後処理装置1は、画像形成装置81から搬送されたシートSを受け入れるシート受入部2と、シートSをプルーフ排紙するプルーフ排紙部3と、シートSを仕分け処理したり綴じ処理したりするシート後処理部4と、前記シート後処理部4でシート後処理されたシートSを排紙するための排紙部5と、を備えている。
また、シート後処理装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)7とRAM(Random Access Memory)とI/Oインタフェース等とを有するマイクロコンピュータが搭載された制御回路6と、画像形成装置81と通信するための通信ポート95と、を備え、画像形成装置81は、CPU92とRAMとI/Oインタフェース等とを有するマイクロコンピュータが搭載された制御回路91と、シート後処理装置1と通信するための通信ポート93と、を備えており、シート後処理装置1および画像形成装置81が、それぞれの通信ポート95,93を介して制御的に直列に接続されている。
シート後処理装置1の制御回路6には、後述するステイプル排紙トレイ41を駆動するための昇降駆動部101と、後述する分岐爪19を駆動するためのソレノイド103と、後述する叩きコロ33を駆動するための駆動部105と、前記叩きコロ33の接離動作をさせるための後述する接離手段としての接離駆動部106と、後述する搬送コロ45を駆動するための駆動部107と、後述するジョガーフェンス49の駆動および接離動作をさせるための後述する第3接離手段としての第3接離駆動部109と、後述するステイプラ51を駆動するための駆動部111と、がそれぞれ制御的に直列に接続されている。
シート後処理装置1の制御回路6のCPU7は、通信ポート95と、画像形成装置81の通信ポート93とを介して、画像形成装置81の制御回路91のCPU92と相互に通信可能である。
また、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7は、画像形成装置81の制御回路91のCPU92をメインCPUとして、このCPU92の制御下におかれ、サブCPUとして機能する。すなわち、シート後処理装置1は、搭載されたCPU7によって個別の制御が行われ、画像形成装置81およびシート後処理装置1を含めた全体のシステム的な制御は前記画像形成装置81のCPU92によって実行される。
このように、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7と、画像形成装置81の制御回路91のCPU92とが相互に通信可能であるので、画像形成装置81の制御回路91のCPU92による制御に必要な情報が、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7から画像形成装置81に送信され、また、画像形成装置81の制御回路91のCPU92からの制御信号が、シート後処理装置1へと送信される。
なお、シート後処理装置1で実行される制御は、制御回路6のROMに格納されたプログラムコードをCPU7が読み込み、前記制御回路6のRAMをワークエリアおよびデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードで定義されたプログラムに基づいて実行される。
シート後処理装置1のシート受入部2は、シートSに対して穿孔処理を施す場合に、シートSの予め定められた箇所を穿孔するためのものである。シート受入部2は、図1に示すように、シートSの搬送される搬送路L1に沿って、シートSの搬送方向の先端部を検知する入口センサ11と、シートSを狭持して搬送する一対の入口ローラ13と、シートSに対して穿孔処理を施す穿孔ユニット15と、シートSをその搬送方向の下流側に搬送するための搬送ローラ17と、シートSをプルーフ排紙経路L2またはステイプル排紙経路L3のいずれかに振り分けるための分岐爪19と、が設けられている。
入口センサ11、入口ローラ13、穿孔ユニット15、搬送ローラ17、および、分岐爪19のそれぞれは、シートSの搬送方向の上流側から下流側に向かって、この順に並んで設けられている。なお、分岐爪19は、コイルと鉄心とを有するソレノイド(図2に示す)103で駆動されるものを用いているが、このようなソレノイドに代えて、モータ駆動などを採用することができる。
シート後処理装置1のプルーフ排紙部3は、シートSに対して穿孔処理のみが施されたシートS、あるいは後処理が施されなかったシートSを排紙して一時的にスタックするためのものである。プルーフ排紙部3は、プルーフ排紙経路L2に沿って、シートSを搬送する搬送ローラ21と、シートSを排紙する搬入ローラ23と、排紙されたシートSをスタックするためのプルーフ排紙トレイ25と、が設けられている。
シート後処理装置1のシート後処理部4は、シートSに対してシフト処理を施す場合には、シート搬送方向に対して略直交する方向にシートSを変位させて排紙することによって該シートSを仕分け、また、シートSに対して綴じ処理を施す場合には、シートSにステイプル針を打ち込んで綴じることによって該シートSを綴じるためのものである。
シート後処理部4は、シートSを搬入する搬入ローラとしてのシフトローラ対31と、搬入されたシートSのシート搬送方向を反転させる叩きコロ33と、搬入されたシートSを一時的にスタックするためのステイプルトレイ43と、前記ステイプルトレイ43にスタックされたシートSに対してシート搬送方向の整合をする際の基準になる基準フェンス47と、前記ステイプルトレイ43にスタックされたシートSを前記基準フェンス47に突き当てて整合する搬送コロ45と、前記ステイプルトレイ43にスタックされたシートSのシート幅方向の整合をするジョガーフェンス49と、整合されたシートSに対して綴じ処理を施すステイプラ51と、綴じ処理されたシートSに引っ掛けて該シートSを搬送するための放出爪53と、綴じ処理されたシートSを排紙する搬入ローラ37と、排紙されるシートSを案内する排紙ガイド板35と、を備えている。
シフトローラ対31は、シフト処理時にはシートSをシート搬送方向に対して略直交する方向に変位させ、綴じ処理時にはシートSをステイプルトレイ43に搬入するものである。なお、図3においては、綴じ処理時の状態を実線で示し、シフト処理時の状態を破線で示している。
シフトローラ対31は、図3に示すように、駆動ローラ55と従動ローラ56とを備えており、駆動ローラ55は、シート搬送方向に対して略直交する方向に駆動ローラ55を往復動させる図示しないシフト機構と、駆動ローラ55を駆動するための図示しないモータと、前記モータの駆動力を駆動ローラ55の駆動軸に伝達する図示しない動力伝達減速機構と、によって駆動される。
叩きコロ33は、シフト処理時には、図3に破線で示すように、跳ね上げられた状態のホームポジションに移動するとともに、シフトローラ対31から搬送されたシートSを通過させ、綴じ処理時には、実線で示すように、下降した状態に移動してシートSに当接するとともに、シート搬送方向を反転させてシートSをステイプルトレイ43に案内するものであり、ステイプルトレイ43に案内されたシートSを基準フェンス47側に搬送するものである。
叩きコロ33は、後述する搬送コロ45よりもシートSの搬送力が大きく設定されている。また、叩きコロ33は、該叩きコロ33と駆動軸57とに無端状ベルト59が掛架されており、前記駆動軸57の回転駆動力によって回転される。叩きコロ33は、駆動軸57を駆動する駆動部(図2参照)105と、叩きコロ33をホームポジション(図中の破線で示す位置)および当接ポジション(図中の実線で示す位置)に移動させる接離手段を駆動する接離駆動部(図2参照)106と、によって回転駆動および接離駆動される。
叩きコロ33を駆動する駆動部105は、例えば、回転駆動力を発生するモータ等、公知の駆動手段を採用することができる。また、叩きコロ33を接離駆動する接離駆動部106は、例えば、叩きコロ33を上下動させるアクチュエータ等、公知の接離手段を採用することができる。
このように、接離手段としての接離駆動部106によって、叩きコロ33を上下動させることができるので、断続的あるいは連続的にシートSに叩きコロ33を当接させる、すなわちシートSに対して叩きコロ33を接離させることができる。
ステイプルトレイ43は、搬入ローラとしてのシフトローラ対31から搬入されたシートSを一時的にスタックするためのものであり、複数枚のシートSを積載できるように構成されている。ステイプルトレイ43は、例えば、薄板状に形成され、鉛直方向および水平方向に対して傾斜して設けられている。
基準フェンス47は、ステイプルトレイ43にスタックされたシートSをシート搬送方向に整合する際の基準になるものであり、前記ステイプルトレイ43の下部に取り付けられている。基準フェンス47は、例えば、ステンレス板等の金属板をプレス加工などの成形加工によって横断面コ字形状に形成されている。基準フェンス47の内側には、シートSを突き当てて整合するための突き当て部47aが設けられている。
搬送コロ45は、薄くて強度の弱いシートSを綴じ処理する場合に、シフトローラ対31からステイプルトレイ43に搬入されたシートSを基準フェンス47の突き当て部47aに突き当てて整合させるためのものである。搬送コロ45は、突き当て部47aに突き当てられたシートSの撓みが過剰にならないように、前述した叩きコロ33よりもシートSの搬送力が小さく設定されている。
また、搬送コロ45は、駆動部(図2参照)107によって回転駆動される歯車65と、前記歯車65の回転駆動力を搬送コロ45に伝達する中間歯車67と、を備えており、前記搬送コロ45、前記歯車65および前記中間歯車67が回転自在にホルダ63に支持されている。
ホルダ63には、例えば、歯車65を回動中心として、ステイプルトレイ43にスタックされたシートSに対して搬送コロ45を接触させたり離間させたりするように、アクチュエータ等を用いた接離機構が設けられている。
ジョガーフェンス49は、ステイプルトレイ43にスタックされたシートSをシート搬送方向に対して直交する方向(シートSの幅方向)に整合するものであり、前記ステイプルトレイ43におけるシート搬送方向に対して直交する方向の両端側のそれぞれに、互いに対向して設けられている。
ステイプルトレイ43の両端側のそれぞれに設けられたジョガーフェンス49には、互いの間隔を拡縮させることによって、ステイプルトレイ43にスタックされたシートSの幅方向の両端部に前記ジョガーフェンス49を接離させることのできる第3接離手段としての第3接離駆動部109(図2参照)が設けられている。
ステイプラ51は、ステイプルトレイ43にスタックされて整合された複数枚のシートSにステイプル針を打ち込んで綴じ処理を行うものであり、図1に示すように、ステイプル針の収容部および押出部を備えたステッチャと、前記押出部から押し出されたステイプル針の先端を折り曲げるクリンチャと、が一体に設けられている。また、ステイプラ51は、前記ステッチャを駆動するとともに、シートSの幅方向に対して略平行する方向に移動させる駆動部(図2参照)111を備えている。
放出爪53は、ステイプラ51によって綴じられたシートSの中央下部を持ち上げて搬入ローラ37側に搬送するものであり、図3に示すように、回転駆動する搬入ローラ37と従動ローラ69とテンションローラ71とに掛架された無端状ベルト73に設けられている。このように、搬入ローラ37によって放出爪53を駆動するので、ステイプルトレイ43から搬入ローラ37にシートSを円滑に搬送することができる。
搬入ローラ37は、図示しない回転駆動力源としてのモータ等と、前記モータ等の回転駆動力を搬入ローラ37の回転軸に伝達する動力伝達減速機構と、を備えている。
排紙ガイド板35は、シフト処理時には、図3に破線で示すように、降下した状態に移動するとともに、シフトローラ対31から搬送されたシートSを搬入ローラ37に案内し、また、綴じ処理時には、実線で示すように、跳ね上げられた状態に移動するものである。排紙ガイド板35は、該排紙ガイド板35が降下した状態で搬入ローラ37に接触して回転駆動される従動ローラ61と、前記排紙ガイド板35を跳ね上げたり降下させたりする跳ね上げ手段と、を備えている。
このように、排紙ガイド板35が跳ね上げ手段を備えているので、シフト処理時および綴じ処理のそれぞれのシート後処理に応じて、排紙ガイド板35の位置を降下した状態または跳ね上げた状態に移動させることができ、簡単な構成によって異なる二つのシート後処理に対応することができる。
シート後処理装置1の排紙部5は、シフト処理が施されたシートS、または、綴じ処理が施されたシートSを一時的にスタックするためのものであり、図1に示すように、シート後処理部4から排紙されたシートSを一時的にスタックするためのステイプル排紙トレイ41と、前記ステイプル排紙トレイ41のエンドフェンスにシートSを突き当ててシート搬送方向を揃える突き当てコロ39と、を備えている。
ステイプル排紙トレイ41は、該ステイプル排紙トレイ41にスタックされたシートSの積載高さを検知するセンサを備えており、このセンサの検知したシートSの積載高さに応じてステイプル排紙トレイ41を上下方向に移動可能に構成されている。
突き当てコロ39は、シートSがステイプル排紙トレイ41に排紙されてから一定時間駆動するように構成されている。突き当てコロ39は、例えば、ステイプル排紙トレイ41に排紙されたシートSをエンドフェンスに突き当てた際に該シートSが撓んだり皺になったりしないように、比較的に柔軟性の高い発泡体で形成され、比較的に搬送力の弱いコロとして構成されている。
次に、図1ないし図6を参照して、上述の如く構成された第1の実施の形態にかかるシート後処理装置1における動作およびそのときの処理について説明する。図4は、シート後処理装置1に設けられた制御回路6によって実行されるシート後処理部4における制御の手順を示すフローチャートである。図5は、厚紙に綴じ処理を施す際のシート後処理部4の動作を示す説明図である。図6は、普通紙または薄紙に綴じ処理を施す際のシート後処理部4の動作を示す説明図である。
なお、本発明でいう、厚紙とは、例えば、坪量が100〜200g/m2のものをいい、相対的に厚くて腰のある硬い紙をいう。また、普通紙または薄紙とは、例えば、坪量が10〜100g/m2のものをいい、相対的に薄くて腰のない柔らかい紙をいう。なお、ここに示した厚紙、普通紙または薄紙は、例示であって、前述の坪量に限定されるものではない。
[厚紙に綴じ処理を行う場合]
厚紙に綴じ処理を行う場合は、図2に示すように、画像形成装置81の操作パネルPNから厚紙の綴じ処理を選択すると、この綴じ処理が選択されたシートSは、図1に示すように、シート受入部2の分岐爪19の反時計回りの偏倚動作によってステイプル排紙経路L3に導かれる。
厚紙に綴じ処理を行う場合は、図2に示すように、画像形成装置81の操作パネルPNから厚紙の綴じ処理を選択すると、この綴じ処理が選択されたシートSは、図1に示すように、シート受入部2の分岐爪19の反時計回りの偏倚動作によってステイプル排紙経路L3に導かれる。
なお、操作パネルPNから厚紙の綴じ処理を選択する代わりとして、画像形成装置81内に複数段で配置された給紙カセットごとに、厚紙や普通紙などを予め分類しておき、操作パネルPNから指定された給紙カセットごとに厚紙や普通紙などを自動的に判断するようにすることもできる。
続いて、ステイプル排紙経路L3に導かれたシートSは、シフトローラ対31のニップに狭持されて搬送されるとともにステイプルトレイ43に搬入され、図5(A)に示すように、この搬入されたシートSに対して叩きコロ33が下降する(ステップS1)。
このとき、シフトローラ対31のニップをシートSが抜けるタイミングに合わせて、シート搬送方向に対してシートSの後端部分(シート搬送方向に対して下流側の部分)に叩きコロ33が当接し、この叩きコロ33がシートSの後端部分に当接した状態で該叩きコロ33が下降し、叩きコロ33の下降に伴って、シートSの搬送が停止されるとともに該シートSがステイプルトレイ43に載置される。
なお、叩きコロ33の下降するタイミングは、シフトローラ対31のニップをシートSが抜けたのを検知する図示しないセンサからのパルス制御によって決められている。叩きコロ33を下降させる制御は、シート後処理装置1の制御回路6のCPU(図2参照)7によって実行される。
続いて、ステイプルトレイ43にシートSが完全に落下し(ステップS2:YES)、画像形成装置81で選択された処理におけるシート情報に基づいて叩きコロ33の加圧力を上げるとともに(ステップS3:厚紙設定、ステップS4)、図5(B)に示すように、叩きコロ33を反時計回りに回転させてシートSのシート搬送方向を反転させ、基準フェンス47側にシートSを搬送する(ステップS6)。
このとき、シートSを加圧する叩きコロ33の加圧力は、画像形成装置81で設定された処理におけるシートSに関するシート厚、シートサイズ、紙質などのシート情報から、シート後処理装置1の制御回路6内のメモリに格納されたデータベースを参照し、CPU7が決定している。すなわち、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7によって、叩きコロ33をシートSに対して接離させる接離駆動部106としてのアクチュエータの作動圧力が決定される。
また、叩きコロ33によってシートSを基準フェンス側47に搬送する搬送距離は、画像形成装置81で設定された処理におけるシートに関するシート厚、シートサイズ、紙質などのシート情報から、シート後処理装置1の制御回路6内のメモリに格納されたデータベースを参照し、CPU7が決定している。すなわち、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7によって、叩きコロ33を回転駆動させる駆動部105としてのステッピングモータ等のパルス数などが決定される。
なお、シートSの加圧力および搬送距離について参照するデータベースは、シート後処理装置1において綴じ処理等のシート後処理される可能性のあるシートSのシート厚、シートサイズ、綴じ枚数、紙質(厚紙、普通紙、特殊紙など)の各要素の組み合わせについて、予め出荷前に実機によって最適な加圧力および搬送距離を求めておき、これをデータベース化したものである。
したがって、例えば、画像形成装置81の制御回路91のCPU92からシート厚が厚紙、シートサイズがA4、綴じ枚数が10枚、紙質が普通紙というシート情報が、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7に送信されると、前記CPU7は、制御回路6のメモリ内のデータベースを参照し、前記シート情報に対応する加圧力および搬送距離を求め、ステップS4における叩きコロ33の加圧力およびステップS6における叩きコロ33によるシートSの搬送距離を決定する。これにより、シートSに最適な搬送を行って整合が可能になる。
続いて、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7により決定された加圧力および搬送距離で搬送されたシートSを、図5(C)に示すように、叩きコロ33によって基準フェンス47の突き当て部47aに突き当ててシート搬送方向の整合を行い、叩きコロ33を停止する(ステップS7:YES、ステップS8)。
このとき、シートSは、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7によって決定された搬送距離を搬送され、基準フェンス47の突き当て部47aにシートSの下端部が突き当たって撓んだ状態になる。また、シートSの下端側が搬送コロ45によって押さえられているため、突き当て部47aに突き当てられた突き当たり部分と前記搬送コロ45との間のみが撓む。なお、図5(C)は、シートSの撓みを強調して描いており、実際には僅かな撓みになる。
続いて、アクチュエータ等で構成された接離駆動部106を駆動して、図5(D)に示すように、叩きコロ33をホームポジションの位置にまで上昇させる(ステップS9)。そして、画像形成装置81で設定されたシート処理における処理枚数に達するまで、前述したステップS1からステップS9までを繰り返す(ステップS10:NO)。
なお、このとき、ジョガーフェンス49は、画像形成装置81で設定されたシート処理におけるシート情報に基づいて、シートSの幅方向(シート搬送方向に対して略直交する方向)に対して、前記シートSの幅よりも僅かに広い間隔をあけた初期位置になっている。すなわち、ジョガーフェンス49は、シートSをステイプルトレイ43に受け入れ可能となる間隔をあけた状態になっている。
このようなジョガーフェンス49の初期位置は、画像形成装置81で設定されたシート処理におけるシートサイズなどのシート情報に基づいて、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7が決定する。
続いて、画像形成装置81で設定されたシート処理における処理枚数に達したら、ジョガーフェンス49を互いに接近する方向(シート搬送方向に対して略直交する方向、すなわちシート幅方向)に駆動する(ステップS10:YES、ステップS19)。
このとき、ジョガーフェンス49は、ステッピングモータ等に規定パルスを与えることで規定長さだけ移動させてジョガーフェンス幅を一定に保つための第3接離駆動部109によって駆動される。また、ジョガーフェンス49は、画像形成装置81で設定されたシート処理におけるシートサイズなどのシート情報に基づいて、シートSの幅よりも僅かに狭い間隔となる規定長さ(移動距離)を移動する。
また、ジョガーフェンス49の移動距離は、シートサイズに応じてステッピングモータ等に対して与える規定パルスを変化させるために、画像形成装置81で設定された処理におけるシート情報から、シート後処理装置1の制御回路6内のメモリに格納されたデータベースを参照して、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7が決定する。
なお、ジョガーフェンス49の移動距離について参照するデータベースは、シート後処理装置1において綴じ処理等のシート後処理される可能性のあるシートSのシート厚、シートサイズ、綴じ枚数、紙質(厚紙、普通紙、特殊紙など)の各要素の組み合わせについて、予め出荷前に実機によって最適な移動距離を求めておき、これをデータベース化したものである。
したがって、例えば、画像形成装置81の制御回路91のCPU92からシート厚が厚紙、シートサイズがA4、綴じ枚数が10枚、紙質が普通紙というシート情報が、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7に送信されると、前記CPU7は、制御回路6のメモリ内のデータベースを参照し、前記シート情報に対応する移動距離を求め、ステップS18におけるジョガーフェンス49の移動距離を決定する。これにより、シートSを最適な状態に保って整合が可能になる。
なお、画像形成装置81で設定されたシート処理における処理枚数に達してからジョガーフェンス49を駆動する代わりに、基準フェンス47に突き当てられて整合されたシートSを一枚毎に、ジョガーフェンス49によってシート幅方向の整合を行うようにすることもできる。
続いて、ジョガーフェンス49を規定長さ(移動距離)だけ移動させることによって、シートSの幅方向の両端にジョガーフェンス49を当接させて前記シートSの幅方向の整合が行われた後に、ジョガーフェンス49を互いに離れる方向に駆動する(ステップS20:YES、ステップS21)。
このとき、ジョガーフェンス49の移動量をカウントするカウント手段のパルス信号等から前記ジョガーフェンス49が規定の移動距離に達したことを検知することによって、シートSの両端にジョガーフェンス49が当接した(ステップS20:YES)と判断する。また、ジョガーフェンス49は、画像形成装置81で設定されたシート処理におけるシート情報に基づいて、シートSを受け入れ可能になる間隔になるまで互いに離れる方向に駆動される。
続いて、ステイプラ51の駆動部111を駆動して、ステッチャからステイプル針を押し出して該ステイプル針をシートSに打ち込むとともに、前記シートSを突き抜けたステイプル針の先端をクリンチャで折り曲げて、シートSを綴じる(ステップS22)。
このとき、ステイプラ51は、画像形成装置81で設定されたシート処理における綴じ位置に基づいて、予め、シートSを綴じる位置に移動されている。また、ステイプラ51は、綴じ処理後に、画像形成装置81で設定されたシート処理における綴じ位置に基づいて、シートSを綴じる位置に移動される。
続いて、放出爪53の設けられている無端状ベルト73を反時計回りに回転駆動して、放出爪53をシートSの中央下部に引っ掛けて該シートSを搬入ローラ37側に押し上げるとともに、搬入ローラ37を反時計回りに回転駆動する(ステップS23)。
このとき、排紙ガイド板35を下降し、排紙ガイド板35の従動ローラ61を搬入ローラ37に当接させて、前記従動ローラ61と前記搬入ローラ37との間にシートSを狭持して排紙するようになっている。また、放出爪53に引っ掛けられたシートSは、この放出爪53の移動に伴ってステイプルトレイ43上を搬入ローラ37側に向かってスライド移動する。
続いて、ステイプルトレイ43上をスライド移動したシートSを搬入ローラ37と従動ローラ61とによって形成されたニップで狭持するとともに、シートSをステイプル排紙トレイ41に排紙する(ステップS24)。
このとき、シートSが通過したことを検知するセンサによって該シートSがステイプル排紙トレイ41に排紙されたことを検知すると、搬入ローラ37が停止されるとともに、放出爪53の設けられている無端状ベルトが停止され、排紙ガイド板35がホームポジションにまで上昇される。なお、放出爪53は、該放出爪53のホームポジションを検知するセンサによって、ホームポジションの位置にまで移動して停止する(ステップS24:YES)。
続いて、ステイプル排紙トレイ41に排紙されたシートSに、排紙から一定時間だけ反時計回りに回転駆動する突き当てコロ39を当接させ、ステイプル排紙トレイ41のエンドフェンスにシートSを突き当ててシート搬送方向を揃え、シートSの揃えが完了した時点で、シート後処理装置1の一連の動作が完了する。
なお、このとき、シートSの積載スペースを設けるために、ステイプル排紙トレイ41のセンサからの信号に基づいて、昇降駆動部101がステイプル排紙トレイ41を所定量下降させる。また、ステイプル排紙トレイ41からシートSが取り除かれると、ステイプル排紙トレイ41のセンサからの信号に基づいて、昇降駆動部101がステイプル排紙トレイ41を初期状態の位置にまで上昇させる。
[普通紙または薄紙に綴じ処理を行う場合]
普通紙または薄紙に綴じ処理を行う場合は、図2に示すように、画像形成装置81の操作パネルPNから普通紙の綴じ処理を選択されると、この綴じ処理が選択されたシートSは、図1に示すように、シート受入部2の分岐爪19の反時計回りの偏倚動作によってステイプル排紙経路L3に導かれる。
普通紙または薄紙に綴じ処理を行う場合は、図2に示すように、画像形成装置81の操作パネルPNから普通紙の綴じ処理を選択されると、この綴じ処理が選択されたシートSは、図1に示すように、シート受入部2の分岐爪19の反時計回りの偏倚動作によってステイプル排紙経路L3に導かれる。
なお、操作パネルPNから普通紙または薄紙の綴じ処理を選択する代わりとして、画像形成装置81内に複数段で配置された給紙カセットごとに、厚紙や普通紙などを予め分類しておき、操作パネルPNから指定された給紙カセットごとに厚紙や普通紙などを自動的に判断するようにすることもできる。
続いて、ステイプル排紙経路L3に導かれたシートSは、シフトローラ対31のニップに狭持されて搬送されるとともにステイプルトレイ43に搬入され、図6(A)に示すように、この搬入されたシートSに対して、接離駆動部106を駆動して叩きコロ33を下降させる(ステップS1)。
続いて、ステイプルトレイ43にシートSが完全に落下し(ステップS2:YES)、画像形成装置81で選択された処理におけるシート情報に基づいて叩きコロ33の加圧力を下げるとともに(ステップS3:普通紙設定、ステップS5)、図6(A)に示すように、叩きコロ33を反時計回りに回転させてシートSのシート搬送方向を反転させ、基準フェンス47側にシートSを搬送する(ステップS11)。
続いて、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7により決定された加圧力および搬送距離で搬送されたシートSを、図6(B)に示すように、叩きコロ33によって基準フェンス47の手前まで搬送し、叩きコロ33を停止する(ステップS12:YES、ステップS13)。
このとき、シートSは、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7によって決定された搬送距離を搬送され、基準フェンス47の突き当て部47aに突き当たる手前で、搬送が停止された状態になる。また、叩きコロ33は、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7によって決定された搬送距離に応じて、ステッピングモータ等に規定パルスを与えることで規定回転数だけ回転して、シートSを規定の搬送距離だけ搬送する。
なお、叩きコロ33で搬送するシートSの搬送距離は、シートサイズに応じてステッピングモータ等に対して与える規定パルスを変化させるために、画像形成装置81で設定された処理におけるシート情報から、シート後処理装置1の制御回路6内のメモリに格納されたデータベースを参照して、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7が決定する。
なお、叩きコロ33によるシートSの搬送距離について参照するデータベースは、シート後処理装置1において綴じ処理等のシート後処理される可能性のあるシートSのシート厚、シートサイズ、紙質(厚紙、普通紙、特殊紙など)の各要素の組み合わせについて、予め出荷前に実機によって最適な搬送距離を求めておき、これをデータベース化したものである。
したがって、例えば、画像形成装置81の制御回路91のCPU92からシート厚が薄紙、シートサイズがA4、紙質が普通紙というシート情報が、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7に送信されると、前記CPU7は、制御回路6のメモリ内のデータベースを参照し、前記シート情報に対応する搬送距離を求め、ステップS11およびステップS12における叩きコロ33によるシートSの搬送距離を決定する。これにより、普通紙のように薄くて柔らかいシートSを、基準フェンス47の突き当て部47aに突き当てて撓ませてしまうことが防止される。
また、ステップS12においては、叩きコロ33の回転数をカウントするカウント手段のパルス信号等からシートSが規定の移動距離、すなわち基準フェンス47の突き当て部47aの手前に達したことを検知することによって、シートSの先端部が基準フェンス47の手前まで搬送された(ステップS12:YES)と判断する。
なお、普通紙のように薄くて柔らかいシートSの場合には、センサによってシートSの搬送位置を検知するようにすることで、突き当て部47aの手間でシートSを停止させるように制御することもできる。
続いて、図6(C)に示すように、接離駆動部106を駆動して叩きコロ33を上昇させるとともに、駆動部107を駆動して搬送コロ45を反時計回りに回転させ、シートSを基準フェンス47の突き当て部47aに突き当てる(ステップS14、ステップS15、ステップS16)。
このとき、搬送コロ45によってシートSを基準フェンス47の突き当て部47aに突き当てるための搬送距離は、画像形成装置81で設定された処理におけるシートに関するシート厚、シートサイズ、紙質などのシート情報から、シート後処理装置1の制御回路6内のメモリに格納されたデータベースを参照し、CPU7が決定している。
なお、搬送コロ45によってシートSを搬送する搬送距離について参照するデータベースは、シート後処理装置1において綴じ処理等のシート後処理される可能性のあるシートSのシート厚、シートサイズ、紙質(厚紙、普通紙、特殊紙など)の各要素の組み合わせについて、予め出荷前に実機によって最適な搬送距離を求めておき、これをデータベース化したものである。
したがって、例えば、画像形成装置81の制御回路91のCPU92からシート厚が薄紙、シートサイズがA4、紙質が普通紙というシート情報が、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7に送信されると、前記CPU7は、制御回路6のメモリ内のデータベースを参照し、前記シート情報に対応する搬送距離を求め、ステップS15およびステップS16における搬送コロ45によるシートSの搬送距離を決定する。これにより、シートSに最適な搬送を行って整合が可能になる。
なお、搬送コロ45は、シートSを基準フェンス47の突き当て部47aに突き当てた際に前記シートSが大きく撓まない搬送力に設定されているので、上述のようにシート後処理装置1の制御回路6のCPU7が搬送距離を決定するものに代えて、前記CPU7が決定した時間だけ搬送コロ45を回転駆動させてシートSを基準フェンス47の突き当て部47aに突き当てるように制御することもできる。
続いて、図6(C)に示すように、搬送コロ45の回転を停止して、シートSのシート搬送方向の整合を行う(ステップS16:YES、ステップS17)。そして、画像形成装置81で設定されたシート処理における処理枚数に達するまで、前述したステップS1からステップS17までを繰り返す(ステップS18:NO)。
続いて、画像形成装置81で設定されたシート処理における処理枚数に達したら、ジョガーフェンス49を互いに接近する方向に駆動する(ステップS18:YES、ステップS19)。
続いて、ジョガーフェンス49を規定長さ(移動距離)だけ移動させることによって、シートSの幅方向の両端にジョガーフェンス49を当接させて前記シートSの幅方向の整合が行われた後に、ジョガーフェンス49を互いに離れる方向に駆動する(ステップS20:YES、ステップS21)。
続いて、ステイプラ51の駆動部111を駆動して、ステッチャからステイプル針を押し出して該ステイプル針をシートSに打ち込むとともに、前記シートSを突き抜けたステイプル針の先端をクリンチャで折り曲げて、シートSを綴じる(ステップS22)。
続いて、放出爪53の設けられている無端状ベルト73を反時計回りに回転駆動して、放出爪53をシートSの中央下部に引っ掛けて該シートSを搬入ローラ37側に押し上げるとともに、搬入ローラ37を反時計回りに回転駆動する(ステップS23)。
続いて、ステイプルトレイ43上をスライド移動したシートSを搬入ローラ37と従動ローラ61とによって形成されたニップで狭持するとともに、シートSをステイプル排紙トレイ41に排紙する(ステップS24:YES)。
続いて、ステイプル排紙トレイ41に排紙されたシートSに、排紙から一定時間だけ反時計回りに回転駆動する突き当てコロ39を当接させ、ステイプル排紙トレイ41のエンドフェンスにシートSを突き当ててシート搬送方向を揃え、シートSの揃えが完了した時点で、シート後処理装置1の一連の動作が完了する。
なお、このとき、シートSの積載スペースを設けるために、ステイプル排紙トレイ41のセンサからの信号に基づいて、昇降駆動部101がステイプル排紙トレイ41を所定量下降させる。また、ステイプル排紙トレイ41からシートSが取り除かれると、ステイプル排紙トレイ41のセンサからの信号に基づいて、昇降駆動部101がステイプル排紙トレイ41を初期状態の位置にまで上昇させる。
以上に説明したように、本発明の第1の実施の形態にかかるシート後処理装置1は、傾斜して設けられ且つ上部から搬入されたシートSが下部に移動してスタックされるステイプルトレイ43と、前記ステイプルトレイ43の上部から該ステイプルトレイ43にシートSを搬入する搬入ローラとしてのシフトローラ対31と、前記ステイプルトレイ43の下部に設けられ且つ該ステイプルトレイ43にスタックされたシートSの下端と当接して該シートSを整合するための基準になる基準フェンス47と、前記ステイプルトレイ43の上部に設けられ且つ前記シフトローラ対31から前記ステイプルトレイ43の上部に搬入されたシートSに当接するとともに該シートSの搬送方向を反転させて前記基準フェンス47側に当該シートSを搬送する叩きコロ33と、前記叩きコロ33を前記シートSに対して接離させる接離手段としての接離駆動部106と、前記叩きコロ33よりも前記基準フェンス47側に設けられ且つ前記ステイプルトレイ43にスタックされたシートSに当接して該シートSを前記基準フェンス47側に搬送する搬送コロ45と、画像形成装置81で設定された前記シートSのシート情報を受信する制御手段としての制御回路6と、を備え、前記制御回路6が、前記シート情報に基づいて前記接離駆動部106および前記搬送コロ45のそれぞれの制御を変更することを特徴とするものである。
このように、制御回路6が、シート情報に基づいて、叩きコロ33をシートSに接離させる接離駆動部106の制御と、シートSを整合させる搬送コロ45の制御とを、それぞれ変更することができるので、厚紙を綴じ処理する場合には、シートSの強度が相対的に高くなって該シートS自体の撓みに対する耐久性が高くなることから、叩きコロ33をシートSに当接させた状態で回転駆動させ、基準フェンス47にシートSを突き当てることにより該シートSの整合を行うことができる。
したがって、厚紙を綴じ処理する場合には、接離駆動部106によって叩きコロ33をシートSに当接させ、この叩きコロ33をシートSに当接させた状態で、シートSの整合を行う。すなわち、厚紙を綴じ処理する場合には、シートS自体の撓みに対する耐久性が高いので、叩きコロ33によってシートSを整合するように制御する。
また、相対的に薄くて強度の低いシートS、すなわち普通紙や薄紙の場合には、シートSの強度が相対的に低くなって該シートS自体の撓みに対する耐久性が低くなることから、基準フェンス47に突き当たる手前までは叩きコロ33をシートに当接させた状態で該叩きコロ33を回転駆動させた後に、搬送コロ45をシートSに当接させた状態で回転駆動させて基準フェンス47に前記シートSを突き当てて当該シートSの整合を行うことができる。
したがって、普通紙や薄紙を綴じ処理する場合には、接離駆動部106によって叩きコロ33をシートSに当接させ、この叩きコロ33をシートSに当接させた状態で、基準フェンス47に突き当たる手前までシートSを搬送し、基準フェンス47に突き当たる手前からは、基準フェンス47にシートSが突き当たるまで搬送コロ45によって該シートSを搬送し、当該シートSの整合を行う。すなわち、普通紙や薄紙を綴じ処理する場合には、シートS自体の撓みに対する耐久性が低いので、搬送コロ45によってシートSを整合するように制御する。
このように、制御回路6が、厚紙を綴じ処理する場合には叩きコロ33によってシートSを整合するように制御し、普通紙や薄紙を綴じ処理する場合には叩きコロ33によってシートSを搬送するとともに搬送コロ45によって前記シートを整合するように制御するので、綴じ処理される種々のシートSに適した整合を行うことができるようになり、整合した際のシートSの撓みを原因とする綴じ不良、および、整合した際のシートSの送り不良(突き当て不足)などを防止することができる。
また、本発明の第1の実施の形態にかかるシート後処理装置1は、制御回路6が、シート情報に基づいてシートSを加圧する叩きコロ33の加圧力を変更するので、厚紙を綴じ処理する場合には、前述のように叩きコロ33によってシートSを基準フェンス47に突き当てて整合することから、叩きコロ33の加圧力を上げた状態で該叩きコロ33がシートSを搬送し、シートSを基準フェンス47に確実に突き当てて、このシートSを確実に整合することができる。
また、普通紙や薄紙を綴じ処理する場合には、前述のように叩きコロ33によってシートSを基準フェンス47に突き当てることがないことから、叩きコロ33の加圧力を下げた状態で該叩きコロ33がシートSを搬送し、搬送コロ45によってシートSを基準フェンス47に突き当てて、このシートSを撓ませずに整合することができる。
このように、制御回路6が、厚紙を綴じ処理する場合には叩きコロ33の加圧力を上げてシートSを搬送するように制御し、普通紙や薄紙を綴じ処理する場合には叩きコロ33の加圧力を下げてシートSを搬送するとともに搬送コロ45によってシートSを搬送するように制御するので、綴じ処理される種々のシートSに適した搬送を行うことができるようになり、整合した際のシートSの撓みを原因とする綴じ不良、および、整合した際のシートSの送り不良(突き当て不足)などを防止することができる。
また、本発明の第1の実施の形態にかかるシート後処理装置1は、制御回路6が、シート情報に基づいて叩きコロ33によるシートSの搬送距離を変更するので、厚紙を綴じ処理する場合には、基準フェンス47にシートSが突き当たるまでを搬送距離にすることによって、叩きコロ33によりシートSを基準フェンス47に突き当てて整合することができる。
また、普通紙や薄紙を綴じ処理する場合には、基準フェンス47にシートSが突き当たる手前までを搬送距離にすることによって、叩きコロ33によりシートSを基準フェンス47に突き当てて撓ませてしまうことが防止できる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態にかかるシート後処理装置1におけるシート後処理部4の叩きコロ33および搬送コロ45の構成について、図7ないし図9を参照して説明する。図7は搬送コロ45の構成図、図8は叩きコロ33の構成図、図9はシート後処理装置1の制御構成のブロック図である。なお、前述した第1の実施の形態と同一部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施の形態にかかるシート後処理装置1におけるシート後処理部4の叩きコロ33および搬送コロ45の構成について、図7ないし図9を参照して説明する。図7は搬送コロ45の構成図、図8は叩きコロ33の構成図、図9はシート後処理装置1の制御構成のブロック図である。なお、前述した第1の実施の形態と同一部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。
本発明の第2の実施の形態にかかるシート後処理装置1におけるシート後処理部4は、搬送コロ45をシートSに対して接離可能に構成したことが第1の実施の形態にかかるシート後処理装置1におけるシート後処理部4とは異なる。
すなわち、本発明の第2の実施の形態にかかるシート後処理装置1におけるシート後処理部4は、第2接離手段としての第2接離駆動部(図9参照)108によって、シートSに対して搬送コロ45を接離するように駆動するとともに、搬送コロ45でシートSを搬送するように駆動する。
詳しくは、図7(A)に示すように、搬送コロ部62は、搬送コロ45と、前記搬送コロ45を回転自在に支持するホルダ63と、第2接離駆動部108によって回転駆動される軸部66と、前記ホルダ63に対して一方向にのみ回転可能に前記軸部66に軸支されたワンウェイクラッチ部67と、前記軸部66の回転駆動力を前記搬送コロ45に伝達する図示しない歯車と、を備えている。
ワンウェイクラッチ部67には、軸部66を反時計回りに回転させた場合に、ホルダ63のボス部に嵌合する嵌合穴が設けられている。したがって、軸部66を時計回りに回転させた場合には、ボス部に対してワンウェイクラッチ部63が滑動するので、軸部66の回転駆動力が歯車を介して搬送コロ45に伝達され、ステイプルトレイ43上のシートSに当接した状態で搬送コロ45を反時計回りに回転させることができる。
一方、軸部66を反時計回りに回転させた場合には、ボス部にワンウェイクラッチ部63の嵌合穴が嵌合するので、軸部66の回転に伴ってホルダ63が反時計回りに変位され、ステイプルトレイ43上のシートSから離間した状態になるように搬送コロ45を上昇させることができる。
すなわち、軸部66を時計回り(矢印a)に回転させた場合には、図7(A)に示すように、ホルダ63が時計回り(矢印c)に回動し、搬送コロ45がステイプルトレイ43に当接するとともに反時計回り(矢印e)に回転し、ステイプルトレイ43上のシートSを基準フェンス47側に搬送することができる。
また、軸部66を反時計回り(矢印b)に回転させた場合には、図7(B)に示すように、ホルダ63が反時計回り(矢印d)に回動し、搬送コロ45がステイプルトレイ43から離れる方向に上昇し、ステイプルトレイ43上のシートSから搬送コロ45を離すことができる。
このように、軸部66を正転(例えば、時計回り)または逆転(例えば、反時計回り)させることによって、搬送コロ45をシートSに対して接離させることができるので、第2接離駆動部108は、軸部66を正転駆動または逆転駆動するように、例えば、ステッピングモータ等で構成されている。なお、第2接離駆動部108によって軸部66を正転または逆転させるだけで、搬送コロ45を接離させることができるので、モータ等の駆動装置を削減してコストダウンが図られる。
本発明の第2の実施の形態にかかるシート後処理装置1におけるシート後処理部4の叩きコロ部74は、図8(A)に示すように、接離駆動部106によって駆動される本体部75と、駆動部105によって駆動される叩きコロ33と、前記叩きコロ33を回転自在に支持する支持部76と、前記本体部75の一端部と前記支持部76の一端部とを回動可能に連結する軸部77と、前記本体部75の他端部と前記支持部76の他端部とを互いに離間する方向に付勢するスプリング79と、を備えている。
叩きコロ部74の軸部77は、例えば、シート後処理装置1の筐体などに設けられており、軸部77を回動中心として、叩きコロ部74を回動可能に軸支している。
このように、叩きコロ部74は、スプリング79によって支持部76を付勢しているので、図8(B)に示すように、叩きコロ33をシートSに当接させる際に、接離駆動部106によって本体部75をさらに下降させると、スプリング79の圧縮応力を叩きコロ33に作用させることができるので、叩きコロ33の加圧力を上げて、シートSの搬送力を向上することができる。
本発明の第2の実施の形態にかかるシート後処理装置1の制御回路6には、図9に示すように、ステイプル排紙トレイ41を駆動するための昇降駆動部101と、分岐爪19を駆動するためのソレノイド103と、叩きコロ33を駆動するための駆動部105と、前記叩きコロ33の接離動作をさせるための接離駆動部106と、搬送コロ45を駆動および接離動作をさせるための第2接離駆動部108と、ジョガーフェンス49の駆動および接離動作をさせるための第3接離駆動部109と、がそれぞれ制御的に直列に接続されている。
次に、図1、図9ないし図12を参照して、上述の如く構成された本発明の第2の実施の形態にかかるシート後処理装置1における動作およびそのときの処理について説明する。図10は、シート後処理装置1に設けられた制御回路6によって実行されるシート後処理部4における制御の手順を示すフローチャートである。図11は、厚紙に綴じ処理を施す際のシート後処理部4の動作を示す説明図である。図12は、普通紙または薄紙に綴じ処理を施す際のシート後処理部4の動作を示す説明図である。
[厚紙に綴じ処理を行う場合]
厚紙に綴じ処理を行う場合は、図9に示すように、画像形成装置81の操作パネルPNから厚紙の綴じ処理を選択すると、この綴じ処理が選択されたシートSは、図1に示すように、シート受入部2の分岐爪19の反時計回りの偏倚動作によってステイプル排紙経路L3に導かれる。
厚紙に綴じ処理を行う場合は、図9に示すように、画像形成装置81の操作パネルPNから厚紙の綴じ処理を選択すると、この綴じ処理が選択されたシートSは、図1に示すように、シート受入部2の分岐爪19の反時計回りの偏倚動作によってステイプル排紙経路L3に導かれる。
続いて、ステイプル排紙経路L3に導かれたシートSは、シフトローラ対31のニップに狭持されて搬送されるとともにステイプルトレイ43に搬入され、図11(A)に示すように、この搬入されたシートSに対して叩きローラ33を下降させ、ステイプルトレイ43にシートSを完全に落下させる(ステップS1、ステップS2:YES)。
続いて、搬送コロ45を下降させ(ステップS3)、画像形成装置81で選択された処理におけるシート情報に基づいて叩きコロ33の加圧力を上げるとともに(ステップS4:厚紙設定、ステップS5)、叩きコロ33を反時計回りに回転させてシートSのシート搬送方向を反転させて、基準フェンス47側にシートSを搬送する(ステップS7)。
このとき、第2接離駆動部108が時計回りに軸部66を回転させて搬送コロ部62が下降され、接離駆動部106が叩きコロ部74の本体部75を下降させるとともに下方に押圧して叩きコロ33の加圧力が上げられる。また、シートSを加圧する叩きコロ33の加圧力は、画像形成装置81で設定された処理におけるシートSに関するシート厚、シートサイズ、紙質などのシート情報から、シート後処理装置1の制御回路6内のメモリに格納されたデータベースを参照し、CPU7が決定している。すなわち、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7によって、叩きコロ33をシートSに対して接触させる接離駆動部106としてのアクチュエータの作動圧力が決定される。
また、叩きコロ33によってシートSを基準フェンス47側に搬送する搬送距離は、画像形成装置81で設定された処理におけるシートSに関するシート厚、シートサイズ、紙質などのシート情報から、シート後処理装置1の制御回路6内のメモリに格納されたデータベースを参照し、CPU7が決定している。すなわち、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7によって、叩きコロ33を回転駆動させる駆動部105としてのステッピングモータ等の規定パルス数などが決定される。
なお、シートSの加圧力および搬送距離について参照するデータベースは、シート後処理装置1において綴じ処理等のシート後処理される可能性のあるシートSのシート厚、シートサイズ、綴じ枚数、紙質(厚紙、普通紙、特殊紙など)の各要素の組み合わせについて、予め出荷前に実機によって最適な加圧力および搬送距離を求めておき、これをデータベース化したものである。
したがって、例えば、画像形成装置81の制御回路91のCPU92からシート厚が厚紙、シートサイズがA4、綴じ枚数が10枚、紙質が普通紙というシート情報が、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7に送信されると、前記CPU7は、制御回路6のメモリ内のデータベースを参照し、前記シート情報に対応する加圧力および搬送距離を求め、ステップS5における叩きコロ33の加圧力、および、ステップS7における叩きコロ33によるシートSの搬送距離を決定する。これにより、シートSに最適な搬送を行って整合が可能になる。
続いて、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7により決定された加圧力および搬送距離で搬送されたシートSを、図11(B)に示すように、叩きコロ33によって基準フェンス47の突き当て部47aに突き当ててシート搬送方向の整合を行い、叩きコロ33を停止する(ステップS8:YES、ステップS9)
このとき、シートSは、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7によって決定された搬送距離を搬送され、基準フェンス47の突き当て部47aにシートSの下端部が突き当たって撓んだ状態になる。また、シートSの下端側が搬送コロ45によって押さえられているため、突き当て部47aに突き当てられた部分と前記搬送コロ45との間のみが撓む。なお、図11(B)は、シートSの撓みを強調して描いており、実際には僅かな撓みになる。
続いて、アクチュエータ等で構成された接離駆動部106を駆動するとともに、第2接離駆動部108により反時計回りに軸部66を回転させ、図11(C)に示すように、叩きコロ33をホームポジションの位置にまで上昇させ、搬送コロ45を反時計回りに回動して上昇させる(ステップS10)。そして、画像形成装置81で設定されたシート処理における処理枚数に達するまで、前述したステップS1からステップS10までを繰り返す(ステップS11:NO)。
このとき、叩きコロ33および搬送コロ45のそれぞれがシートSから離れるので、シートSが有する強度によって、基準フェンス47の突き当て部47aに対してシートSが反発し、図11(C)に示すように、シートSの撓みが解消され、シートSが整合される。
続いて、画像形成装置81で設定されたシート処理における処理枚数に達したら、ジョガーフェンス49を互いに接近する方向(シート搬送方向に対して略直交する方向、すなわちシート幅方向)に駆動する(ステップS11:YES、ステップS21)。
なお、画像形成装置81で設定されたシート処理における処理枚数に達してからジョガーフェンス49を駆動する代わりに、基準フェンス47に突き当てて整合されたシートSを一枚毎に、ジョガーフェンス49によってシート幅方向の整合を行うように制御することもできる。
続いて、ジョガーフェンス49を規定長さ(移動距離)だけ移動させることによって、シートSの幅方向の両端にジョガーフェンス49が当接して前記シートSの幅方向の整合を行い、その後、ジョガーフェンス49を互いに離れる方向に駆動する(ステップS22:YES、ステップS23)。
続いて、ステイプラ51の駆動部111を駆動して、ステッチャからステイプル針を押し出して該ステイプル針をシートSに打ち込むとともに、前記シートSを突き抜けたステイプル針の先端をクリンチャで折り曲げて、シートSを綴じる(ステップS24)。
続いて、放出爪53の設けられている無端状ベルト73を反時計回りに回転駆動して、放出爪53をシートSの中央下部に引っ掛けて該シートSを搬入ローラ37側に押し上げるとともに、搬入ローラ37を反時計回りに回転駆動する(ステップS25)。
続いて、ステイプルトレイ43上をスライド移動したシートSを搬入ローラ37と従動ローラ61とによって形成されたニップで狭持するとともに、シートSをステイプル排紙トレイ41に排紙する(ステップS26:YES)。
続いて、ステイプル排紙トレイ41に排紙されたシートSに、排紙から一定時間だけ反時計回りに回転駆動する突き当てコロ39を当接させ、ステイプル排紙トレイ41のエンドフェンスにシートSを突き当ててシート搬送方向を揃え、シートSの揃えが完了した時点で、シート後処理装置1の一連の動作が完了する。
なお、このとき、シートSの積載スペースを設けるために、ステイプル排紙トレイ41のセンサからの信号に基づいて、昇降駆動部101がステイプル排紙トレイ41を所定量下降させる。また、ステイプル排紙トレイ41からシートSが取り除かれると、ステイプル排紙トレイ41のセンサからの信号に基づいて、昇降駆動部101がステイプル排紙トレイ41を初期状態の位置にまで上昇させる。
[普通紙または薄紙に綴じ処理を行う場合]
普通紙または薄紙に綴じ処理を行う場合は、図9に示すように、画像形成装置81の操作パネルPNから普通紙の綴じ処理を選択されると、この綴じ処理が選択されたシートSは、図1に示すように、シート受入部2の分岐爪19の反時計回りの偏倚動作によってステイプル排紙経路L3に導かれる。
普通紙または薄紙に綴じ処理を行う場合は、図9に示すように、画像形成装置81の操作パネルPNから普通紙の綴じ処理を選択されると、この綴じ処理が選択されたシートSは、図1に示すように、シート受入部2の分岐爪19の反時計回りの偏倚動作によってステイプル排紙経路L3に導かれる。
続いて、ステイプル排紙経路L3に導かれたシートSは、シフトローラ対31のニップに狭持されて搬送されるとともにステイプルトレイ43に搬入され、図12(A)に示すように、この搬入されたシートSに対して叩きローラ33を下降させ、ステイプルトレイ43にシートSを完全に落下させる(ステップS1、ステップS2:YES)。
続いて、搬送コロ45を下降させ(ステップS3)、画像形成装置81で選択された処理におけるシート情報に基づいて叩きコロ33の加圧力を下げるとともに(ステップS4:普通紙設定、ステップS6)、叩きコロ33を反時計回りに回転させてシートSのシート搬送方向を反転させて、基準フェンス47側にシートSを搬送する(ステップS12)。
このとき、叩きコロ33は、叩きコロ部74の自重のみで自由落下した状態になっており、ここでいう、叩きコロ33の加圧力を下げるとは、叩きコロ部74の自重のみで叩きコロ33をシートSに接触させている状態のことをいう。また、搬送コロ45は、第2接離駆動部108による軸部66の時計回りの回転に伴って下降する。
また、叩きコロ33によってシートSを基準フェンス47側に搬送する搬送距離は、画像形成装置81で設定された処理におけるシートSに関するシート厚、シートサイズ、紙質などのシート情報から、シート後処理装置1の制御回路6内のメモリに格納されたデータベースを参照し、CPU7が決定している。すなわち、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7によって、叩きコロ33を回転駆動させる駆動部105としてのステッピングモータ等の規定パルス数などが決定される。
続いて、シート後処理装置1の制御回路6のCPU7により決定された搬送距離で搬送されたシートを、叩きコロ33によって基準フェンス47の手前まで搬送し、叩きコロ33を停止する(ステップS13:YES、ステップS14)。
このとき、ステップS13においては、叩きコロ33の回転数をカウントするカウント手段のパルス信号からシートSが規定の移動距離、すなわち基準フェンス47の突き当て部47aの手前に達したことを検知することによって、シートSの先端部が基準フェンス47の手前まで搬送された(ステップS13:YES)と判断する。
続いて、図12(B)に示すように、接離駆動部106を駆動して叩きコロ33を上昇させ、第2接離駆動部108を駆動して軸部66を時計回りに回転させることによって、搬送コロ45を反時計回りに回転させて、シートSを基準フェンス47の突き当て部47aに突き当てる(ステップS15、ステップS16、ステップS17:YES)。
このとき、搬送コロ45によってシートSを基準フェンス47の突き当て部47aに突き当てるための搬送距離は、画像形成装置81で設定されたシート処理におけるシートSに関するシート厚、シートサイズ、紙質などのシート情報から、シート後処理装置1の制御回路6内のメモリに格納されたデータベースを参照し、CPU7が決定している。
続いて、搬送コロ45の回転を停止してシートSのシート搬送方向の整合を行うとともに、図12(B)に示すように、第2接離駆動部108により軸部66を反時計回りに回転させて搬送コロ部62を上昇させ、搬送コロ45をシートSから離間させる(ステップS18、ステップS19)。そして、画像形成装置81で設定されたシート処理における処理枚数に達するまで、前述したステップS1からステップS19までを繰り返す(ステップS20:NO)。
このとき、シートSの撓みが僅かなものに抑えられているとともに、叩きコロ33および搬送コロ45のそれぞれがシートSから離れるので、シートSが有する強度によって、基準フェンス47の突き当て部47aに対してシートSが反発し、図12(C)に示すように、シートSの撓みが解消され、シートSが整合される。
また、第2接離駆動部108によって反時計回りに回転される軸部66の回転数は、第2接離駆動部108を構成するステッピングモータ等に規定パルスを与えることによって、規定回転数だけ回転するように設定されている。すなわち、搬送コロ部62を規定の位置に上昇することができる回転数になっている。
続いて、画像形成装置81で設定されたシート処理における処理枚数に達したら、ジョガーフェンス49を互いに接近する方向に駆動する(ステップ20:YES、ステップS21)。
続いて、ジョガーフェンス49を規定長さ(移動距離)だけ移動させることによって、シートSの幅方向の両端にジョガーフェンス49が当接して前記シートSの幅方向の整合を行い、その後、ジョガーフェンス49を互いに離れる方向に駆動する(ステップS22:YES、ステップS23)。
続いて、ステイプラ51の駆動部111を駆動して、ステッチャからステイプル針を押し出して該ステイプル針をシートSに打ち込むとともに、前記シートSを突き抜けたステイプル針の先端をクリンチャで折り曲げて、シートSを綴じる(ステップS24)。
続いて、放出爪53の設けられている無端状ベルト73を反時計回りに回転駆動して、放出爪53をシートSの中央下部に引っ掛けて該シートSを搬入ローラ37側に押し上げるとともに、搬入ローラ37を反時計回りに回転駆動する(ステップS25)。
続いて、ステイプルトレイ43上をスライド移動したシートSを搬入ローラ37と従動ローラ61とによって形成されたニップで狭持するとともに、シートSをステイプル排紙トレイ41に排紙する(ステップS26:YES)。
続いて、ステイプル排紙トレイ41に排紙されたシートSに、排紙から一定時間だけ反時計回りに回転駆動する突き当てコロ39を当接させ、ステイプル排紙トレイ41のエンドフェンスにシートSを突き当ててシート搬送方向を揃え、シートSの揃えが完了した時点で、シート後処理装置1の一連の動作が完了する。
なお、このとき、シートSの積載スペースを設けるために、ステイプル排紙トレイ41のセンサからの信号に基づいて、昇降駆動部101がステイプル排紙トレイ41を所定量下降させる。また、ステイプル排紙トレイ41からシートSが取り除かれると、ステイプル排紙トレイ41のセンサからの信号に基づいて、昇降駆動部101がステイプル排紙トレイ41を初期状態の位置にまで上昇させる。
以上に説明したように、本発明の第2の実施の形態にかかるシート後処理装置1は、搬送コロとしての搬送コロ45には、ステイプルトレイ43にスタックされたシートSに対して前記搬送コロ45を接離させる第2接離手段としての第2接離駆動部108が設けられ、かつ、制御手段としての制御回路6が、シート情報に基づいて前記第2接離駆動部108の制御を変更するので、厚紙を綴じ処理する場合には、シートSの強度が相対的に高くなって該シートS自体の撓みに対する耐久性が高くなることから、叩きコロ33および搬送コロ45のそれぞれをシートSに接触させた状態で、叩きコロ33を駆動してシートSを基準フェンス47に突き当てた後に、叩きコロ33および搬送コロ45のそれぞれをシートSから離すことによって、シートSが基準フェンス47に対して反発して撓みが解消される。
したがって、厚紙を綴じ処理する場合には、接離駆動部106によって叩きコロ33をシートSに当接させるとともに、第2接離駆動部108によって搬送コロ45をシートSに当接させた状態で、シートSを基準フェンス47に突き当て、その後に、接離駆動部106によって叩きコロ33をシートSから離間させるとともに、第2接離駆動部108によって搬送コロ45をシートSから離間させるように制御することで、シートSの撓みが解消される。
また、普通紙または薄紙を綴じ処理する場合には、シートSの強度が相対的に低くなって該シートS自体の撓みに対する耐久性が低くなることから、基準フェンス47に突き当たる手前までは、叩きコロ33および搬送コロ45のそれぞれをシートSに接触させた状態で、叩きコロ33を駆動してシートSを基準フェンスの手前まで搬送し、基準フェンス47に突き当たる手前からは、叩きコロ33をシートSから離間させた状態で、搬送コロ45を駆動してシートSを基準フェンス47に突き当たるまで搬送し、その後、搬送コロ45をシートSから離間させることによって、シートSが基準フェンス47に対して反発して撓みが解消される。
したがって、普通紙または薄紙を綴じ処理する場合には、接離駆動部106によって叩きコロ33をシートSに当接させるとともに、第2接離駆動部108によって搬送コロ45をシートに当接させた状態で、シートSを基準フェンス47の手前まで搬送し、接離駆動部106によって叩きコロ33をシートSから離間させるとともに、第2接離駆動部108によって搬送コロ45を駆動してシートSを基準フェンス47に突き当てるまで搬送し、その後、第2接離駆動部108によって搬送コロ45をシートSから離間させるように制御することで、シートSの撓みが解消される。
このように、制御回路6が、厚紙を綴じ処理する場合には、叩きコロ33および搬送コロ45のそれぞれをシートSに当接させた状態で整合するように制御し、普通紙または薄紙を綴じ処理する場合には、搬送コロ45をシートSに当接させた状態で整合するように制御することができるので、綴じ処理される種々のシートSに適した整合を行うことができるようになり、整合した際のシートSの撓みを原因とする綴じ不良、および、整合した際のシートSの送り不良(突き当て不足)などを防止することができる。
1 シート後処理装置
4 シート後処理部
6 制御回路(制御手段)
31 シフトローラ対(搬入ローラ)
33 叩きコロ
43 ステイプルトレイ
45 搬送コロ
47 基準フェンス
81 画像形成装置
106 接離駆動部(接離手段)
108 第2接離駆動部(第2接離手段)
S シート
4 シート後処理部
6 制御回路(制御手段)
31 シフトローラ対(搬入ローラ)
33 叩きコロ
43 ステイプルトレイ
45 搬送コロ
47 基準フェンス
81 画像形成装置
106 接離駆動部(接離手段)
108 第2接離駆動部(第2接離手段)
S シート
Claims (4)
- 傾斜して設けられ且つ上部から搬入されたシートが下部に移動してスタックされるステイプルトレイと、
前記ステイプルトレイの上部から該ステイプルトレイにシートを搬入する搬入ローラと、
前記ステイプルトレイの下部に設けられ且つ該ステイプルトレイにスタックされたシートの下端と当接して該シートを整合するための基準になる基準フェンスと、
前記ステイプルトレイの上部に設けられ且つ前記搬入ローラから前記ステイプルトレイの上部に搬入されたシートに当接するとともに該シートの搬送方向を反転させて前記基準フェンス側に当該シートを搬送する叩きコロと、
前記叩きコロを前記シートに対して接離させる接離手段と、
前記叩きコロよりも前記基準フェンス側に設けられ且つ前記ステイプルトレにスタックされたシートに当接して該シートを前記基準フェンス側に搬送する搬送コロと、
画像形成装置で設定された前記シートのシート情報を受信する制御手段と、を備え、
前記制御手段が、前記シート情報に基づいて前記接離手段および前記搬送コロのそれぞれの制御を変更することを特徴とするシート後処理装置。 - 前記搬送コロには、前記ステイプルトレイにスタックされたシートに対して前記搬送コロを接離させる第2接離手段が設けられ、かつ、
前記制御手段が、前記シート情報に基づいて前記第2接離手段の制御を変更することを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。 - 前記制御手段が、前記シート情報に基づいて前記シートに当接する前記叩きコロの加圧力を変更することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート後処理装置。
- 前記制御手段が、前記シート情報に基づいて前記叩きコロによる前記シートの搬送距離を変更することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のシート後処理装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10023417B2 (en) | 2015-06-03 | 2018-07-17 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet post-processing apparatus and image forming system |
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2012
- 2012-03-13 JP JP2012055668A patent/JP2013189272A/ja active Pending
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