JP2013188266A - ミシン - Google Patents

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Yoshio Nishimura
吉雄 西村
Satoshi Ichiyanagi
聡 一柳
Yutaka Nomura
裕 野村
Yoshinori Nakamura
慶典 中村
Yuki Ihira
裕己 井平
Daisuke Abe
大輔 阿部
Akie Shimizu
明恵 清水
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Abstract

【課題】加工布に対して縫製を行うための縫製情報を、加工布上で直接設定できるミシンを提供する。
【解決手段】ミシンは、超音波ペン91から発信される超音波を受信する受信器を備える。ユーザは、加工布100上に超音波ペン91で2点(点121、点122)を指定することによって、振り幅を指定する。ミシンは、受信器を介して超音波を検出し、加工布100のうち超音波ペン91によって指定された点121、122を特定する。ミシンは、特定した点121、122間の距離を算出し、振り幅として特定する。ミシンは、特定した振り幅で加工布100に縫製が行われるように、針棒を揺動させながら縫製を行う。加工布100には、ユーザが超音波ペン91で指定した振り幅の縫目が縫製される。
【選択図】図14

Description

本発明は、ユーザから受け付けた縫製情報に基づいて縫製を行うミシンに関する。
ミシンは、縫製に関連する各種情報(以下、縫製情報という。)をユーザから受け付け、受け付けた縫製情報に基づいて針棒や送り歯等を駆動することによって、加工布に縫製を行う。縫製情報の一例として、縫目の振り幅、縫目の長さ、針棒に装着される縫針の針落ち位置を示す基線位置、および飾り縫いや刺繍模様の大きさ、角度等が挙げられる。例えば特許文献1には、液晶ディスプレイと透明のタッチパネルが設けられ、タッチパネルを介してユーザから受け付けた縫製情報に基づいて縫製を行うミシンが開示されている。このミシンは、液晶ディスプレイにメニュー画面を表示し、タッチパネルによりユーザに縫製情報を選択させることによって、選択された縫製情報を受け付ける。
特開2008−12175号公報
しかしながら上述のミシンでは、入力された縫製情報に基づいて実際に縫製が行われた場合に、加工布に形成された縫目や模様が、ユーザが予想していたものとは違っていた、ということがあった。つまり、タッチパネルでの操作が、実際に縫製される縫目や模様をイメージし難いからである。このように、従来のミシンでは、縫製情報をタッチパネルで設定するので、加工布に対して思い通りの縫製を行うことができない場合があるという問題点がある。
本発明の目的は、加工布に対して縫製を行うための縫製情報を、加工布上で直接設定できるミシンを提供することである。
本発明に係るミシンは、縫針を下端部に装着した針棒と加工布を移送する移送手段とを有する縫製手段を制御し、前記加工布に縫製を行うミシンにおいて、超音波を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記超音波に基づき、前記超音波の発信源の位置を特定する第一特定手段と、縫製に関連する情報である縫製情報を、前記第一特定手段によって特定された前記発信源の位置に関連付けて特定する第二特定手段と、前記第二特定手段によって特定された前記縫製情報に基づき前記縫製手段を制御することによって、前記加工布に縫製を行う制御手段とを備えている。
本発明によれば、ユーザは、超音波の発信源の位置を指定することによって、ミシンに縫製情報を指定することができる。例えばユーザは、超音波の発信源を加工布上に配置することによって、加工布を見ながら縫製情報を指定することができる。即ち、ユーザは加工布に縫製される縫目や模様の仕上がりを予想しながら、加工布上で縫製情報を指定することができる。従ってユーザは、所望する縫目や模様を加工布に縫製するための縫製情報を、ミシンに対して容易に指定できる。そして、指定された縫製情報に基づいて加工布に縫製を行うことができる。
本発明において、前記縫製手段は、前記針棒を揺動する揺動手段をさらに有し、前記縫製情報は、前記揺動手段によって揺動する前記針棒の振り幅を含み、前記第二特定手段は、前記発信源の位置に基づいて前記振り幅を特定し、前記制御手段は、前記第二特定手段によって特定された前記振り幅で前記縫針が揺動するように前記揺動手段を制御してもよい。例えばユーザは、超音波の発信源を加工布に配置することによって、縫製される縫目の振り幅を、加工布上に直接指定できる。従ってユーザは、所望する振り幅で縫目を加工布に縫目を縫製するための縫製情報を、ミシンに対して容易に指定できる。
本発明において、前記縫製情報は、前記移送手段による前記加工布の送り量を含み、前記第二特定手段は、前記発信源の位置に基づいて前記送り量を特定し、前記制御手段は、前記第二特定手段によって特定された前記送り量で前記加工布を移送するように前記移送手段を制御してもよい。例えばユーザは、超音波の発信源を加工布に配置することによって、送り量を加工布上に直接指定できる。加工布に縫製される縫目の長さは、送り量に応じて変化する。従ってユーザは、所望する長さの縫目を加工布に縫製するための縫製情報を、ミシンに対して容易に指定できる。
本発明において、前記縫製手段は、前記針棒を揺動する揺動手段をさらに有し、前記縫製情報は、前記縫針の針落ち位置を示す基線位置を含み、前記第二特定手段は、前記発信源の位置に基づいて前記基線位置を特定し、前記制御手段は、前記第二特定手段によって特定された前記基線位置に縫目が形成されるように前記揺動手段を制御してもよい。例えばユーザは、超音波の発信源を加工布に配置することによって、縫針の針落ち位置を示す基線位置を加工布上に直接指定できる。ミシンは、指定された基線位置に沿って縫目を加工布に縫製する。従ってユーザは、所望する位置に縫目を縫製するための縫製情報を、ミシンに対して容易に指定できる。
本発明において、前記縫製情報は、前記加工布に対する模様の傾きを示す模様角度を含み、前記第二特定手段は、前記発信源の位置に基づいて前記模様角度を特定し、前記制御手段は、前記第二特定手段によって特定された前記模様角度に回転させた前記模様が前記加工布に縫製されるように前記縫製手段を制御してもよい。例えばユーザは、超音波の発信源を加工布に配置することによって、縫製される模様の角度を加工布上に直接指定できる。従ってユーザは、所望する角度で模様を縫製するための縫製情報を、ミシンに対して容易に指定できる。
本発明において、前記縫製情報は、前記模様を変形させる変形量および変形率のうち少なくとも一方を含み、前記第二特定手段は、前記発信源の位置に基づいて前記変形量および前記変形率のうち少なくとも一方を特定し、前記第二特定手段によって特定された前記変形量および前記変形率のうち少なくとも一方に基づいて、前記加工布に縫製する模様を変形する変形手段をさらに備え、前記制御手段は、前記変形手段によって変形された前記模様が前記加工布に縫製されるように前記縫製手段を制御してもよい。例えばユーザは、超音波の発信源を加工布に配置することによって、所望の大きさや形状に変形させた模様を加工布に縫製するための縫製情報を、ミシンに対して容易に指定できる。そして、ユーザは、指定された縫製情報に基づいて、所望の大きさや形状に変形させた模様を加工布に縫製することができる。
ミシン1の正面図である。 受信器94の斜視図である。 受信器94の正面図である。 受信器94の図3に示すI−I線矢視方向断面図である。 ミシン1の電気的構成を示すブロック図である。 刺繍装置2が装着された状態のミシン1の正面図である。 刺繍装置2の平面図である。 指定座標Eの算出方法を説明するための図である。 メイン処理を示すフローチャートである。 第一制御処理を示すフローチャートである。 第二制御処理を示すフローチャートである。 第三制御処理を示すフローチャートである。 第四制御処理を示すフローチャートである。 超音波ペン91による振り幅の指定方法を示す図である。 超音波ペン91による基線位置の指定方法を示す図である。 超音波ペン91による変形量の指定方法を示す図である。 超音波ペン91による模様角度の指定方法を示す図である。
以下、本発明を具現化した実施形態について、図面を参照して説明する。図1を参照し、ミシン1の構成について説明する。図1の紙面手前側、紙面奥行き側、上側、下側、左側、右側を、それぞれミシン1の前側、後側、上側、下側、左側、右側と定義する。
ミシン1は、ベッド部11、脚柱部12、アーム部13、および頭部14を備える。ベッド部11は、ミシン1の土台部であり左右方向に延びる。脚柱部12は、ベッド部11の右端部から上方へ延びる。アーム部13は、ベッド部11に対向して脚柱部12の上端から左方へ延びる。頭部14は、アーム部13の左先端に設けられる。ベッド部11の上面には、針板34が配設されている。針板34の下側(つまり、ベッド部11内)には、送り歯(図示せず)、送り機構(図示せず)、釜機構(図示せず)、および送り量調整用モータ83(図5参照)が設けられる。送り歯は、送り機構によって駆動されて、加工布100(図8参照)を所定の送り量で移送する。送り歯の送り量は、送り量調整用モータ83によって調整される。
頭部14の下端部から、針棒29および押え棒31が下方に延びる。針棒29の下端に縫針(図示せず)が交換可能に装着される。押え棒31の下端に押え足30が交換可能に装着される。押え足30は、加工布100を押える。頭部14には、針棒機構(図示せず)、針振り機構(図示せず)、針振りモータ80(図5参照)、等が設けられる。針棒機構は、針棒29を上下方向に駆動させる。針棒機構は、ミシンモータ79(図5参照)によって駆動される。針振り機構は、針棒29を左右方向に揺動させる。針振り機構は、針振りモータ80によって駆動される。
頭部14の下端の後部に、受信器94、95が設けられる。受信器94と受信器95は同一構成のものである。受信器94は、頭部14の左下端、且つ、頭部14の下側面の後方に設けられる。受信器95は、頭部14の右下端、且つ、頭部の下側面の後方に設けられる。受信器94、95は、頭部14の左右方向の長さ分、左右に離間する。受信器94、95は超音波を検出する。受信器94、95の詳細は後述する。
アーム部13は、開閉可能なカバー16を上部に備える。カバー16の下方、つまりアーム部13内の略中央部に、糸駒(図示せず)が収容される。糸駒に巻回された上糸(図示せず)は、糸駒から、頭部14に設けられた糸掛部(図示せず)を経由して、針棒29に装着された縫針に供給される。アーム部13の前面下部に、開始・停止スイッチを含む複数の操作スイッチ21が設けられる。
脚柱部12の前面に液晶ディスプレイ(以下、LCDという)15が設けられる。LCD15には、コマンド、イラスト、設定値、メッセージ等の様々な項目を含む画像が表示される。LCD15の前面側に、タッチパネル26が設けられる。ユーザが、指や専用のタッチペンを用いてタッチパネル26の押圧操作を行うと(以下、この操作を「パネル操作」という。)、タッチパネル26によって検知される押圧位置に対応して、どの項目が選択されたかが認識される。ユーザは、このようなパネル操作によって、縫製したい模様や実行すべきコマンドを選択できる。
脚柱部12の右側面に、コネクタ39、40が設けられる。コネクタ39には、メモリーカード等の外部記憶装置(図示せず)を接続することができる。ミシン1は、コネクタ39に接続された外部記憶装置から、刺繍模様のデータおよび各種プログラムを取り込む。コネクタ40には、コネクタ916が接続される。コネクタ916は、超音波ペン91(後述)から延びるケーブル912が連結されている。ミシン1は、コネクタ40、コネクタ916、及びケーブル912を介して超音波ペン91に電力を供給すると共に、超音波ペン91から出力される電気信号を取得する。
超音波ペン91について説明する。超音波ペン91は、ペン本体910およびペン先911を備える。ペン本体910の形状は棒状である。ペン先911は、ペン本体910の先端側に設けられる。ペン先911の先端は尖っている。通常、ペン先911はペン本体910から外側に僅かに突出した突出位置にある。一方、ペン先911に対してペン本体910側に向かう方向の力が作用すると、ペン先911はペン本体910に入り込む。そして、ペン先911に作用している力が無くなると、ペン先911は元の突出位置に戻る。
ペン本体910の内部には、スイッチ913(図5参照)、信号出力回路914(図5参照)、および超音波発信器915(図5参照)を備える。スイッチ913は、ペン先911の位置に応じてON/OFFする。スイッチ913は、信号出力回路914および超音波発信器915の出力状態を切り替える。
ペン先911に力が作用していないとき(ペン先911が突出位置のとき)、スイッチ913はOFF状態である。スイッチ913がOFF状態のときには、信号出力回路914は電気信号を出力せず、超音波発信器915は超音波を発信しない。一方、ユーザが加工布100上の任意の位置にペン先911を押し当てることによって、ペン先911に力が作用する。このとき、ペン先911はペン本体910に入り込んで、スイッチ913がONする。スイッチ913がONすると、信号出力回路914はケーブル912を介してミシン1に電気信号を出力し、超音波発信器915は超音波を発信する。
なお詳細は後述するが、ミシン1は、超音波ペン91から発信された超音波を、受信器94,95で検出(受信)する。ミシン1は、検出された超音波に基づいて、超音波の発信源、すなわち、超音波ペン91に設けられた超音波発信器915の位置を特定する。ミシン1は、特定された位置に基づいて縫製を行う。
図2〜図4を参照して、受信器94について説明する。受信器95は、受信器94と同一構成であるので説明を省略する。図2の紙面左下側、右上側、左上側、右下側、上側、下側を、それぞれ受信器94の前側、後側、左側、右側、上側、下側とする。
図2および図3に示すように、受信器94の形状は、上下方向にやや長い直方体形状である。受信器94は、前面の下端部の中央に開口部941を備える。開口部941の形状は、左右方向に長い楕円形である。開口部941の周囲942は、外側程拡大するテーパ面(傾斜面)である。図4に示すように、受信器94の内部には、電気基板943およびマイク944を備える。マイク944は、開口部941の内側に位置する。電気基板943の上端の後面に、コネクタ945が実装される。コネクタ945は、ミシン1に設けられたコネクタ(図示せず)に接続する。
図5を参照して、ミシン1の電気的構成について説明する。ミシン1の制御部60は、CPU61、ROM62、RAM63、EEPROM64、及び入出力インターフェース65を備える。CPU61、ROM62、RAM63、EEPROM64、及び入出力インターフェース65は、バス67を介して相互接続する。ROM62には、CPU61が処理を実行するためのプログラム、データ等が記憶される。EEPROM64には、ミシン1が縫製を実行するための複数種類の縫製模様のデータが記憶される。
入出力インターフェース65には、操作スイッチ21、タッチパネル26、および駆動回路71、72、74、75、76が電気的に接続される。駆動回路71、72、74、75、76は、それぞれ、送り量調整用モータ83、ミシンモータ79、針振りモータ80、LCD15、受信器94、95、および超音波ペン91を駆動する。駆動回路76には、受信器94、95で検出された超音波の信号を増幅してCPU61に伝達する増幅回路が含まれる。
超音波ペン91の電気的構成について説明する。超音波ペン91は、スイッチ913、信号出力回路914、および超音波発信器915を備える。スイッチ913は、信号出力回路914、および超音波発信器915に接続する。信号出力回路914は、入出力インターフェース65に接続する。信号出力回路914は、入出力インターフェース65を介してCPU61に電気信号を出力する。
図6は、ミシン1に刺繍装置2が装着された状態を示す。刺繍装置2は、ミシン1のベッド部11に対して着脱可能である。図7には、ミシン1に装着していない状態の刺繍装置2を示す。刺繍装置2は、本体部51、およびキャリッジ52を備える。
図7に示すように、刺繍装置2の本体部51は、右側面に接続部54を備える。接続部54は、ミシン1に刺繍装置2が装着された状態で、ミシン1の被接続部(図示せず)に接続し、刺繍装置2とミシン1は電気的に接続される。
キャリッジ52は、本体部51の上側に設けられる。キャリッジ52は、前後方向に長い直方体形状である。キャリッジ52は、枠ホルダ55、Y軸移送機構(図示略)、及びY軸モータ(図示せず)を備える。枠ホルダ55は、刺繍枠(図示せず)を着脱可能なホルダである。枠ホルダ55は、キャリッジ52の右側面に設けられる。刺繍枠は、内枠と外枠とで構成される周知のものであり、加工布100を挟持して保持する。刺繍枠に保持された状態の加工布100は、ベッド部11の上側、且つ、針棒29および押え足30の下方に配置する。Y軸移送機構は、枠ホルダ55を前後方向(Y方向)に移送する。刺繍枠は、枠ホルダ55が前後方向に移送されることに伴い、加工布100を前後方向に移送する。Y軸モータ(図示せず)はY軸移送機構を駆動する。CPU61(図5参照)は、Y軸モータを制御する。
本体部51の内部は、キャリッジ52を左右方向(X方向)に移送するX軸移送機構(図示せず)、及びX軸モータ(図示せず)を備える。刺繍枠は、キャリッジ52が左右方向に移送されることに伴って、加工布100を左右方向に移送する。X軸モータ(図示せず)はX軸移送機構を駆動する。CPU61は、X軸モータを制御する。
図8を参照し、ユーザが超音波ペン91で指定した加工布100上の位置を特定する方法について説明する。ユーザは、超音波ペン91のペン先911を加工布100に押し当てることによって、加工布100上の特定の位置を指定する。以下、超音波ペン91のペン先911が押し当てられた加工布100上の位置を、指定位置ともいう。なお後述するように、ミシン1は、超音波の発信源の位置を特定することによって指定位置を特定する。このため厳密には、ペン先911が押し当てられた加工布100上の位置ではなく、超音波ペン91に設けられた超音波発信器915の位置が特定される。しかしながら、ペン先911と超音波発信器915とは非常に近接して配置されている。このため、超音波発信器915の位置を、ペン先911が押し当てられた加工布100上の位置、すなわち指定位置として見做すことができる。以下、ミシン1の左右方向、前後方向、および上下方向を、それぞれX方向、Y方向、およびZ方向とする。図8の左右方向および上下方向が、それぞれ、X方向およびY方向に相当し、紙面手前側から紙面奥行側の方向が、Z方向に相当する。
ミシン1は、指定位置を座標情報(X座標、Y座標、およびZ座標)として特定する。ここで、座標の原点(0,0,0)は、針板34(図1参照)に形成され、縫針が挿通する穴(針穴)の中心点であるとする。Z座標が0である面が、針板34の上面を示す。受信器94の位置を示す座標Bを、(Xb,Yb,Zb)とする。受信器95の位置を示す座標Cを、(Xc,Yc,Zc)とする。指定位置を示す座標Eを、(Xe,Ye,Ze)とする。受信器94、95のZ座標は、針板34の上面に対する受信器94,95の高さを表す。座標B(Xb,Yb,Zb)および座標C(Xc,Yc,Zc)は、ROM63に予め記憶される。以下、座標Eを「指定座標E」ともいう。指定座標Eと座標Bとの間の距離を「距離EB」といい、指定座標Eと座標Cとの間の距離を「距離EC」という。
距離EB、ECは、三平方の定理に基づき、座標B、C、Eによって表すことができる。距離EB、座標B、C、Eは、以下の式(1)の関係を満たす。同様に、距離EC、座標B、C、Eは、以下の式(2)の関係を満たす。
(Xb−Xe)+(Yb−Ye)+(Zb−Ze)=(EB)・・・(1)
(Xc−Xe)+(Yc−Ye)+(Zc−Ze)=(EC)・・・(2)
なお式(1)は、座標Bを原点とし、指定座標Eを通る球面(半径:距離EB)の方程式と同一である。同様に(2)は、座標Cを原点とし、座標Eを通る球面(半径:距離EC)の方程式と同一である。
超音波が進行する速度を、音速Vとする。指定座標Eにある超音波ペン91から発信された超音波が、受信器94に到達するまでに要する時間を、伝達時間Tbとする。指定座標Eにある超音波ペン91から発信された超音波が、受信器95に到達するまでに要する時間を、伝達時間Tcとする。この場合、距離EB、ECは、以下の式(3)(4)で表すことができる。
EB=V×Tb・・・(3)
EC=V×Tc・・・(4)
上記式(1)(2)に式(3)(4)を代入することによって、以下の式(5)(6)が得られる。
(Xb−Xe)+(Yb−Ye)+(Zb−Ze)=(V×Tb)・・・(5)
(Xc−Xe)+(Yc−Ye)+(Zc−Ze)=(V×Tc)・・・(6)
式(5)(6)のうち、座標B(Xb,Yb,Zb)、座標C(Xc,Yc,Zc)、及び音速Vは既知の値であり、ROM62に記憶されている。到達時間Tb、Tcは、超音波ペン91の超音波発信器915から超音波が発信されたタイミング(以下、「発信タイミングT1」という。)、および、受信器94、95において超音波が検出されたタイミング(以下、「検出タイミングT2」という。)との差を算出することによって特定できる。指定座標E(Xe,Ye,Ze)のうちZeは、加工布100の布厚がXe、Yeと比較して無視できる程度に小さいので、0とみなしてよい。よって、XeおよびYeは、式(5)(6)の連立方程式を解くことによって算出される。このようにして、ユーザが超音波ペン91で指定した加工布100上の指定座標E(Xe,Ye,Ze(=0))は算出される。
本実施形態において、ユーザは、超音波ペン91のペン先911を加工布100に押し当てることによって、振り幅、送り量、基線位置、模様角度、及び変形量(又は変形率)(以下、これらを総称して「縫製情報」という。)を、ミシン1に指定できる。振り幅は、針棒29を左右方向に揺動させながら縫製を行うことによって形成される縫目の左右方向の長さである。送り量は、送り歯が加工布100を移送する移送量であり、縫目の1つ分の長さに相当する。基線位置は、縫製時における縫針の左右方向の針落ち位置(縫針が加工布100に刺さる位置)を示し、針棒の基線位置とも言う。模様角度は、加工布100に縫製される飾り模様や刺繍模様の傾きを示す。変形量は、飾り模様や刺繍模様の大きさや形状を変形させる量であるが、変形量の代わりに変形させる割合である変形率を用いるように構成してもよい。ここで、本実施形態においては説明を簡単にする為、模様角度は刺繍模様の傾きを示すものとし、変形量は、刺繍模様の大きさや形状を変形させる量であるとする。ミシン1は、超音波ペン91から発信された超音波を検出し、検出した超音波に基づいて縫製情報を特定する。ミシン1は、特定した縫製情報に基づいて縫製を行う。ユーザは、超音波ペン91で加工布100上の位置を指定することによって、ミシン1に様々な縫製情報を指定できる。このためユーザは、縫製情報を加工布100上に直接指定できるので、加工布100に縫製される縫目や刺繍模様の仕上がりを予想しながら縫製情報を指定できる。そして、所望の縫目や刺繍模様を加工布100に縫製することができる。以下詳説する。
図9から図13を参照し、メイン処理について説明する。メイン処理は、ROM62に記憶されたプログラムに従って、CPU61が実行する。CPU61は、例えば、ユーザのパネル操作によって、加工布100に対する縫製を実行する指示が入力された場合に、メイン処理を開始する。
CPU61は、超音波ペン91を使用する動作モード(以下、「超音波モード」という。)に移行するパネル操作を検出したか判断する(S11)。超音波モードに移行するパネル操作が検出されない場合(S11:NO)、処理はS11に戻る。
超音波モードに移行するパネル操作を検出した場合(S11:YES)、CPU61は、振り幅、送り量、基線位置、変形量、および模様角度のうちいずれかを縫製情報として選択することが可能な画面を、LCD15に表示する(S13)。なお、振り幅、送り量、および基線位置を選択することが可能な画面は、ミシン1に刺繍装置2(図6参照)が装着されない状態(図1参照)で表示される。その理由は、振り幅、送り量、および基線位置は、ミシン1単体で実用模様の縫製が実行される場合に有効な縫製情報であるからである。実用模様の具体例として、直線、ジグザグ、裁ち目かがり、飾り模様、ボタン穴かがり等が挙げられる。一方、変形量および模様角度を選択することが可能な画面は、ミシン1に刺繍装置2が装着された状態(図6参照)で表示される。その理由は、変形量および模様角度は、刺繍装置2により刺繍模様が加工布100に縫製される場合に有効な縫製情報であるからである。
CPU61は、振り幅または送り量を選択するパネル操作を検出したか判断する(S15)。振り幅または送り量を選択するパネル操作を検出した場合(S15:YES)、CPU61は、受信器94、95を介して検出した超音波に基づいて振り幅または送り量を特定し、特定した振り幅または送り量で加工布100に実用模様の縫製を行う処理(第一制御処理、図10参照)を実行する(S17)。第一制御処理は、ミシン1に刺繍装置2が装着されない状態で実行される。第一制御処理の詳細は後述する。第一制御処理の終了後、メイン処理は終了する。
振り幅または送り量を選択するパネル操作を検出しない場合(S15:NO)、CPU61は、基線位置を選択するパネル操作を検出したか判断する(S19)。基線位置を選択するパネル操作を検出した場合(S19:YES)、CPU61は、受信器94,95を介して検出した超音波に基づいて基線位置を特定し、基線位置に実用模様の縫製を行う処理(第二制御処理、図11参照)を実行する(S21)。第二制御処理は、ミシン1に刺繍装置2が装着されない状態で実行される。第二制御処理の詳細は後述する。第二制御処理の終了後、メイン処理は終了する。
基線位置を選択するパネル操作を検出しない場合(S19:NO)、CPU61は、変形量を選択するパネル操作を検出したか判断する(S23)。変形量を選択するパネル操作を検出した場合(S23:YES)、CPU61は、受信器94、95を介して検出した超音波に基づいて変形量を特定し、特定した変形量に基づいて変形した刺繍模様を加工布100に縫製する処理(第三制御処理、図12参照)を実行する(S25)。第三制御処理は、ミシン1に刺繍装置2が装着された状態で実行される。第三制御処理の詳細は後述する。第三制御処理の終了後、メイン処理は終了する。
変形量を選択するパネル操作を検出しない場合(S23:NO)、CPU61は、模様角度を選択するパネル操作を検出したか判断する(S27)。模様角度を選択するパネル操作を検出した場合(S27:YES)、CPU61は、受信器94,95を介して検出した超音波に基づいて模様角度を特定し、特定した模様角度に回転した刺繍模様を加工布100に縫製する処理(第四制御処理、図13参照)を実行する(S29)。第四制御処理は、ミシン1に刺繍装置2が装着された状態で実行される。第四制御処理の詳細は後述する。第四制御処理の終了後、メイン処理は終了する。模様角度を選択するパネル操作を検出しない場合(S27:NO)、処理はS15に戻る。
図10を参照し、第一制御処理について説明する。CPU61は、超音波ペン91を使用して振り幅又は送り量を指定する画面を、LCD15に表示する(S71)。例えば、ユーザは、図14に示すように、加工布100上の左右方向の任意の2点(点121、122)に超音波ペン91のペン先911を押し当てることによって、点121、122間の長さを、振り幅として指定できる。なお、図示は省略するが、送り量についても同様に、加工布100上の前後方向(紙面上下方向)の任意の2点に超音波ペン91のペン先911を押し当てることによって、2点間の長さを送り量として指定できる。図10に示すように、CPU61は、受信器94、95を介して超音波を検出したか判断する(S73)。受信器94、95を介して超音波が検出されない場合(S73:NO)、処理はS73に戻る。
ユーザが振り幅または送り量を指定するために、超音波ペン91のペン先911を、加工布100上の任意の2点に押し当てたとする。其々の点にペン先911が押し当てられたタイミングで、超音波ペン91の信号出力回路914は、ケーブル912を介して電気信号を出力する。同時に、超音波ペン91の超音波発信器915は、超音波を発信する。CPU61は、超音波ペン91から出力された電気信号を、ケーブル912を介して検出する。CPU61は、電気信号を検出した時刻を、発信タイミングT1として特定する。CPU61は、発信タイミングT1を特定した後、受信器94、95を介して超音波を検出する。CPU61は、超音波を検出した時刻を、検出タイミングT2として特定する。
受信器94、95を介して、任意の2点から超音波を検出した場合(S73:YES)、CPU61は、発信タイミングT1および検出タイミングT2に基づいて指定座標Eを算出し、2点の指定位置を特定する(S75)。S15(図9参照)で振り幅が選択されている場合(S76:YES)、CPU61は、特定した2点の指定位置間の長さを振り幅として特定する(S77)。CPU61は、特定した振り幅をユーザに通知すると同時に、通知した振り幅が有効であるか否かをユーザに確認させる画面を、LCD15に表示する(S79)。処理はS85に進む。一方、S15で送り量が選択されている場合(S76:NO)、CPU61は、特定した2点の指定位置間の長さを送り量として特定する(S81)。CPU61は、特定した送り量をユーザに通知すると同時に、通知した送り量が有効であるか否かをユーザに確認させる画面を、LCD15に表示する(S83)。処理はS85に進む。
ユーザは、LCD15に表示された振り幅または送り量を確認し、振り幅または送り量が有効であるか否かをパネル操作によってミシン1に入力する。CPU61は、振り幅または送り量が有効のパネル操作を検出したか判断する(S85)。振り幅または送り量が無効のパネル操作を検出した場合(S85:NO)、CPU61は、振り幅または送り量の特定処理を最初からやり直すため、処理はS71に戻る。
一方、振り幅または送り量が有効のパネル操作を検出した場合(S85:YES)、CPU61は、縫製の開始を指示する開始・停止スイッチ(操作スイッチ21)の操作を検出したか判断する(S87)。開始・停止スイッチの操作が検出されない場合(S87:NO)、処理はS87に戻る。開始・停止スイッチの操作を検出した場合(S87:YES)、加工布100に対する縫製が以下のように開始される。
S77で振り幅が特定されている場合、CPU61は、針振りモータ80を駆動し、針振り機構を制御する。針振り機構は、縫針が特定された振り幅分となるよう針棒29を左右方向に揺動させる。一方、S81で送り量が特定されている場合、CPU61は、送り量調整用モータ83を駆動し、送り歯の移動量を調整する。送り歯は、特定された送り量分ずつ加工布100を後方(又は前方)に移送する。CPU61は、同時にミシンモータ79を駆動することによって、針棒29を上下動させる。これによって、加工布100に対する縫製が開始される(S89)。このように第一制御処理は終了し、処理はメイン処理(図9参照)に戻る。なお、上記第一制御処理では、振り幅を特定する処理と、送り量を特定する処理を別々に行ったが、振り幅を特定する処理を行った後に、送り量を特定する処理を行うような処理の流れにしてもよい。
以上のように、ユーザは、超音波ペン91のペン先911の位置を加工布100上に指定することによって、ミシン1に振り幅と送り量の少なくとも一方を指定できる。ユーザは、加工布100上に超音波ペン91で振り幅または送り量を直接指定できるので、所望する振り幅または送り量に設定した実用模様を加工布100に容易に縫製できる。
例えば、ジグザク模様の縫製をミシン1に実行させる場合、振り幅はジグザグ模様の幅に相当するので、ユーザは、超音波ペン91によって振り幅を指定することによってジグザグ模様の幅を思い通りに設定できる。また例えば、直線縫いの縫製をミシン1に実行させる場合、送り量は縫目の1つ分の長さに相当するので、ユーザは、超音波ペン91によって送り量を指定することによって、直線縫いの縫目の長さを思い通りに設定できる。このようにユーザは、実用模様を加工布100に縫製する場合の縫製条件の指定を、適正かつ容易に行うことができる。
なお、上述における振り幅または送り量の指定方法は一例であり、ユーザが他の方法で振り幅および送り量をミシン1に指定できるようにしてもよい。例えばユーザは、次のように振り幅または送り量を指定してもよい。図14に示すように、ユーザは、振り幅に相当する長さの線分123を加工布100上に描くように、超音波ペン91を押し当てる。CPU61は、発信タイミングT1および検出タイミングT2から、加工布100上に超音波ペン91で描いた線分123の開始点である点121の位置を指定位置として特定する。またCPU61は、超音波ペン91からの電気信号が検出されなくなったタイミングT3、および、超音波ペン91からの超音波が検出されなくなったタイミングT4を特定する。CPU61は、タイミングT3、T4に基づき、指定位置を特定する場合と同様の方法によって、加工布100上に超音波ペン91で描いた線分123の終了点である点122の位置を特定する。CPU61は、特定した点121、122の間の距離を算出し、振り幅として特定する。送り量についても、上述と同様の方法で指定できる。
なお図14では、加工布100のうち押え足30の近傍に超音波ペン91を押し当てることによって、振り幅または送り量を指定していたが、超音波ペン91を押し当てることが可能な加工布100上の位置は、押え足30の近傍に限定されない。但し、指定可能な振り幅は、所定の長さ(例えば7mm)以内に制限される。所定の長さは、針振り機構における振り幅の最大値であり、押え足30に設けられた左右方向に延びる穴35の左右方向の長さよりも少し小さい。従ってユーザは、所定の長さ以内の範囲で振り幅を指定するために、押え足30に設けられた穴35を見ながら押え足30の近傍に超音波ペン91を押し当てることが好ましい。なお、図14及び後述する図15に示す押え足30は、その形状を簡略化して示してある。
図11を参照し、第二制御処理について説明する。第一制御処理(図10参照)と同一処理については、説明を省略または簡略化する。CPU61は、超音波ペン91を使用して基線位置を指定する画面を、LCD15に表示する(S91)。例えばユーザは、図15に示すように、押え足30の近傍の点126に超音波ペン91のペン先911を押し当てることによって、点126を通る前後方向の仮想線分127上に縫針の針落ち位置が配置するように、基線位置を指定できる。この場合、押え足30に設けられた左右方向に延びる穴35の前後方向(紙面上下方向)の中心と、仮想線分127とが交差する点128が、縫針が貫通する針落ち点(針落ち位置)となる。図11に示すように、CPU61は、受信器94、95を介して超音波を検出したか判断する(S93)。超音波が検出されない場合(S93:NO)、処理はS93に戻る。
ユーザが基線位置を指定するために、超音波ペン91のペン先911を、加工布100上に押し当てたとする。CPU61は、発信タイミングT1を特定する。またCPU61は、受信器94、95を介して超音波を検出し(S93:YES)、検出タイミングT2を特定する。CPU61は、発信タイミングT1および検出タイミングT2に基づいて指定座標Eを算出し、指定位置を特定する(S95)。CPU61は、特定した指定位置から、基線位置を特定する(S97)。CPU61は、特定した基線位置をユーザに通知すると同時に、通知した基線位置が有効であるかをユーザに確認させる画面を、LCD15に表示する(S101)。CPU61は、基線位置が有効のパネル操作を検出したか判断する(S103)。基線位置が無効のパネル操作を検出した場合(S103:NO)、CPU61は、基線位置の特定処理を最初からやり直すため、処理はS91に戻る。
一方、基線位置が有効のパネル操作を検出した場合(S103:YES)、CPU61は、縫製の開始を指示する開始・停止スイッチ(操作スイッチ21)の操作を検出したか判断する(S105)。開始・停止スイッチの操作が検出されない場合(S105:NO)、処理はS105に戻る。開始・停止スイッチの操作を検出した場合(S105:YES)、CPU61は、針振りモータ80を駆動し、針振り機構を制御する。針振り機構は、特定された基線位置上に縫針の針落ち位置が配置するように、針棒29を左方向(又は右方向)に移動させた後、針棒29を停止させる。そして、CPU61は、ミシンモータ79を駆動することによって針棒29を上下動させ、且つ、送り歯を駆動して加工布100を移送させる。これによって、加工布100に対する縫製が開始される(S107)。このように第二制御処理は終了し、処理はメイン処理(図9参照)に戻る。
以上のように、ユーザは、超音波ペン91のペン先911の位置を加工布100上に指定することによって、ミシン1に基線位置を指定できる。ユーザは、加工布100上に超音波ペン91で基線位置を直接指定できるので、加工布100のうち所望する位置に実用模様、例えば直線縫いを容易に縫製できる。
なお上述における基線位置の指定方法は一例であり、ユーザが他の方法で基線位置を指定できるようにしてもよい。例えばユーザは、次のようにして基線位置を指定してもよい。ユーザは、図15に示すように、加工布100上に線分132を描くように超音波ペン91を押し当てる。CPU61は、第一制御処理における変形例と同様の方法で、加工布100上に描いた線分132の開始点である点131、および終了点である点126の間の線分132の長さを特定する。CPU61は、左基線129を基準とし、左基線129から、特定した線分132の長さ分だけ右方の位置を、基線位置として特定する。なお左基線129の代わりに右基線130が基準とされてもよい。
なお図15では、加工布100のうち押え足30の近傍に超音波ペン91を押し当てることによって、基線位置を指定していたが、超音波ペン91を押し当てることが可能な加工布100上の位置は、押え足30の近傍に限定されない。しかし、押え足30に設けられた穴35を見ながら基線位置を指定するために、押え足30の近傍に超音波ペン91を押し当てることが好ましい。
図12を参照し、第三制御処理について説明する。CPU61は、刺繍模様を選択する画面をLCD15に表示する(S41)。S41でユーザが選択可能な刺繍模様のデータであって、刺繍模様を縫製するために必要な針落ち点の座標データは、EEPROM64(図5参照)に予め記憶されている。以下、このデータを「模様データ」という。ユーザによって刺繍模様を選択するパネル操作が実行され、刺繍模様が選択された場合、CPU61は、選択された刺繍模様を示す画面をLCD15に表示する。ここでは、刺繍模様である文字「A」200が選択されたとする。CPU61は、超音波ペン91を使用して刺繍模様の変形量を指定する画面を、LCD15に表示する(S43)。
例えばユーザは、加工布100上の任意の4点に超音波ペン91のペン先911を押し当てることによって、刺繍模様の変形量を指定できる。例えば図16に示すように、ユーザは、加工布100上の4点(点141、142、143、144)に超音波ペン91のペン先911を押し当てたとする。文字「A」200のデフォルトの大きさは破線146で示される大きさであるが、超音波ペン91で指定された加工布100上の4点(点141、142、143、144)を頂点とする四角形145内にちょうど収まる大きさの文字「A」201に変形される。ここで、文字「A」200の模様データには、文字「A」200を囲う最小の仮想矩形146のデータ(マスクデータと称す)と、仮想矩形の中心点(矩形における対角線の交点)を基準点147とする基準点データとが含まれる。この場合、四角形145の中心(対角線の交点)に基準点147が一致するように配置される。なお、文字「A」201は、変形後の刺繍模様、即ち、実際に加工布100に縫製される刺繍模様を示している。
図12に示すように、CPU61は、受信器94、95を介して超音波を検出したか判断する(S45)。受信器94、95を介して超音波が検出されない場合(S45:NO)、処理は45に戻る。加工布100に縫製する刺繍模様をユーザが指定するために、超音波ペン91のペン先911を、加工布100上の任意の4点に押し当てたとする。CPU61は、超音波ペン91から出力された電気信号を検出し、発信タイミングT1を特定する。またCPU61は、受信器94、95を介して超音波を検出し、検出タイミングT2を特定する。
受信器94、95を介して、任意の4点から超音波を検出した場合(S45:YES)、CPU61は、発信タイミングT1および検出タイミングT2に基づいて指定座標Eを算出し、4点の指定位置を特定する(S47)。CPU61は、加工布100のうち刺繍装置2によって刺繍模様の縫製を行うことが可能な領域(以下「刺繍可能領域」という。)内に、特定した指定位置が収まっているかを判断する(S49)。ユーザが、超音波ペン91で刺繍可能領域外を指定している場合(S49:NO)、CPU61は、超音波ペン91によって指定された加工布100上の位置が無効であることをユーザに通知するエラーメッセージを、LCD15に表示する(S59)。処理はS45に戻る。
一方、刺繍可能領域内に指定位置が収まっている場合(S49:YES)、CPU61は、特定した4点の指定位置を頂点とする四角形内に刺繍模様がちょうど収まるように刺繍模様を変形させる変形量を特定する(S57)。
CPU61は、特定した変形量で変形した刺繍模様をユーザに通知すると同時に、通知した刺繍模様が有効であるかをユーザに確認させる画面を、LCD15に表示する(S61)。ユーザは、変形された刺繍模様が有効であるか否かを判断し、パネル操作によって判断結果をミシン1に入力する。CPU61は、変形した刺繍模様が有効のパネル操作を検出したか判断する(S63)。変形した刺繍模様が無効のパネル操作を検出した場合(S63:NO)、CPU61は、変形量の特定処理を最初からやり直すため、処理はS43に戻る。
一方、変形した刺繍模様が有効のパネル操作を検出した場合(S63:YES)、CPU61は、S41で選択された刺繍模様の模様データを、S57で特定された変形量に基づいて模様データを変更する(S64)。
CPU61は、縫製の開始を指示する開始・停止スイッチ(操作スイッチ21)の操作を検出したか判断する(S65)。開始・停止スイッチの操作が検出されない場合(S65:NO)、処理はS65に戻る。開始・停止スイッチの操作を検出した場合(S65:YES)、CPU61は、S64で変更した模様データに基づき、変形した刺繍模様を加工布100に縫製する処理を開始する(S67)。CPU61は、刺繍装置2のX軸モータおよびY軸モータを制御することによって、刺繍枠を左右方向(X方向)および前後方向(Y方向)に移送すると同時に、ミシンモータ79を駆動することによって針棒29を上下動させる。このように、刺繍枠に保持された加工布100に対して変形された刺繍模様が縫製される。これにて第三制御処理は終了し、処理はメイン処理(図9参照)に戻る。
以上のように、ユーザは、超音波ペン91のペン先911の位置を加工布100上に指定することによって、ミシン1に刺繍模様の変形量を設定できる。ユーザは、加工布100上に超音波ペン91で刺繍模様の変形量を直接指定できるので、所望の形状に変形した刺繍模様を加工布100に縫製することができる。
なお上述における変形量の指定方法は一例であり、ユーザが他の方法で変形量を指定できるようにしてもよい。超音波ペン91によって指定された4点間を結んだ形状は、図16のように長方形に限定されず、他の形状であってもよい。例えば、台形、平行四辺形、菱形等であってもよい。
例えばユーザは、次のようにして刺繍模様の変形量を指定してもよい。ユーザは、図16に示す点141〜144のうち、四角形145の対角に位置する2点、例えば、点141および点143のみに超音波ペン91を押し当てる。CPU61は、点141、143の位置を指定位置として特定する。CPU61は、点141、143を対角線とする長方形を定義する。CPU61は、定義した長方形内に刺繍模様がちょうど収まるように刺繍模様を変形する。また、図16に示す点141〜144のうち、何れか3点を指定するようにしてもよい。
また、例えばユーザは、次のようにして刺繍模様の変形量を指定してもよい。ユーザは、加工布100上に交差する2つの線分を描くように超音波ペン91を押し当てる。CPU61は、第一制御処理および第二制御処理における変形例と同様の方法で、加工布100上に描いた交差する2つの線分の其々の長さを特定する。CPU61は、其々の線分の長さに応じて刺繍模様を変形する。
図13を参照し、第四制御処理について説明する。第三制御処理(図12参照)と同一処理については、説明を省略または簡略化する。CPU61は、刺繍模様を選択することが可能な画面をLCD15に表示する(S111)。ユーザによって刺繍模様を選択するパネル操作が実行され、刺繍模様が選択された場合、CPU61は、選択された刺繍模様を示す画面をLCD15に表示する。またCPU61は、超音波ペン91を使用して模様角度を指定する画面を、LCD15に表示する(S113)。
例えばユーザは、加工布100上の任意の2点に超音波ペン91のペン先911を順番に押し当てることによって、模様角度を指定できる。図17に示すように、ユーザは、加工布100上の2点(点151、152)に超音波ペン91のペン先911を順番に押し当てる。これによってユーザは、点151、152を結び、点151から点152に向かう方向の仮想線分153を指定する。加工布100に対する仮想線分153の角度が、模様角度に相当する。刺繍模様である文字「A」200は、基準点156が点151と一致するよう配置され、且つ傾きが仮想線分153の傾きと一致するように回転される。文字「A」203は、回転後の刺繍模様、即ち、実際に加工布100に縫製される刺繍模様を示している。
図13に示すように、CPU61は、受信器94、95を介して超音波を検出したか判断する(S115)。受信器94、95を介して超音波が検出されない場合(S115:NO)、処理は115に戻る。
ユーザが模様角度を指定するために、超音波ペン91のペン先911を、加工布100上の任意の2点に対して順番に押し当てたとする。CPU61は、発信タイミングT1および検出タイミングT2を特定する。受信器94、95を介して、任意の2点から超音波を検出した場合(S115:YES)、CPU61は、発信タイミングT1および検出タイミングT2に基づいて指定座標Eを算出し、2点の指定位置を特定する(S117)。CPU61は、最初に指定された指定位置から、後で指定された指定位置に向かう方向の線分を特定する。CPU61は、特定した線分の加工布100に対する角度を、模様角度として特定する(S118)。
CPU61は、S117、S118で特定された指定位置と模様角度に基づいて模様データを変更する(S119)。
CPU61は、S119で変更した模様データに基づいて刺繍模様の縫製が実行された場合に、刺繍可能領域内に刺繍模様が収まるかを判断する(S121)。刺繍可能領域内に刺繍模様が収まらない場合(S121:NO)、CPU61は、超音波ペン91による模様角度の指定が無効であることをユーザに通知するエラーメッセージを、LCD15に表示する(S125)。処理はS115に戻る。一方、刺繍可能領域内に刺繍模様が収まる場合(S121:YES)、CPU61は、模様角度に基づいて回転した刺繍模様を表示してユーザに通知すると同時に、通知した刺繍模様が有効であるかをユーザに確認させる画面を、LCD15に表示する(S123)。ユーザは、回転された刺繍模様が有効であるか否かを判断し、パネル操作によって判断結果をミシン1に入力する。CPU61は、回転された刺繍模様が有効のパネル操作を検出したか判断する(S129)。回転された刺繍模様が無効のパネル操作を検出した場合(S129:NO)、CPU61は、模様角度の特定処理を最初からやり直すため、処理はS113に戻る。
一方、回転した刺繍模様が有効のパネル操作を検出した場合(S129:YES)、CPU61は、縫製の開始を指示する開始・停止スイッチ(操作スイッチ21)の操作を検出したか判断する(S131)。開始・停止スイッチの操作が検出されない場合(S131:NO)、処理はS131に戻る。開始・停止スイッチの操作を検出した場合(S131:YES)、CPU61は、S119で変更した模様データに基づき、回転された刺繍模様を加工布100に縫製する処理を開始する(S135)。これによって、回転された刺繍模様が加工布100に縫製される。このように第四制御処理は終了し、処理はメイン処理(図9参照)に戻る。
以上のように、ユーザは、超音波ペン91のペン先911の位置を加工布100上に指定することによって、ミシン1に模様角度を指定できる。ユーザは、加工布100上に超音波ペン91で模様角度を直接指定できるので、所望する角度に回転した刺繍模様を加工布100に縫製することができる。
なお上述における模様角度の指定方法は一例であり、ユーザが他の方法で模様角度を指定できるようにしてもよい。例えばユーザは、次のようにして基線位置を指定してもよい。ユーザは、図17に示すように、模様角度を示す方向を向く仮想線分153を描くように超音波ペン91を押し当てる。CPU61は、第一制御処理および第二制御処理における変形例と同様の方法で、加工布100上に描いた線分153の開始点である点151、および終了点である点1152を特定し、模様角度を特定する。
なお、S45、S73、S93、S115の処理を行うCPU61が本発明の「検出手段」に相当する。S47、S75、S95、S117の処理を行うCPU61が本発明の「第一特定手段」に相当する。S57、S77、S81、S118の処理を行うCPU61が本発明の「第二特定手段」に相当する。S67、S89、S107、S135の処理を行うCPU61が本発明の「制御手段」に相当する。S64の処理を行うCPU61が本発明の「変形手段」に相当する。針棒29、送り歯、および刺繍装置2等が本発明の「縫製手段」に相当する。針振り機構が本発明の「揺動手段」に相当する。
なお本発明は上述の実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。上述においてユーザは、超音波ペン91を使用することによって、振り幅、送り量、基線位置、変形量、および模様角度を縫製情報としてミシン1に指定したが、これら以外の縫製情報を指定できるようにしてもよい。
上述の実施形態では、超音波の発信タイミングT1と検出タイミングT2とに基づいて、指定位置を特定した。指定位置は、他の方法で特定されてもよい。例えば、超音波の発信タイミングのみから指定位置を特定してもよい。なお詳細は省略するが、受信器を3つ以上備え、それぞれにおいて超音波を検出した検出タイミングT2を特定することによって、ミシン1は指定位置を特定することができる。
上述では、ミシン1に刺繍装置2が装着された状態で、第三制御処理および第四制御処理が実行された。第三制御処理および第四制御処理は、ミシン1に刺繍装置2が装着されない状態で実行され、実用模様のうち飾り模様の大きさや形状、角度が変更できるようにしてもよい。
1 ミシン
2 刺繍装置
29 針棒
60 制御部
61 CPU
79 ミシンモータ
80 針振りモータ
91 超音波ペン
94、95 受信器
100 加工布

Claims (6)

  1. 縫針を下端部に装着した針棒と加工布を移送する移送手段とを有する縫製手段を制御し、前記加工布に縫製を行うミシンにおいて、
    超音波を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記超音波に基づき、前記超音波の発信源の位置を特定する第一特定手段と、
    縫製に関連する情報である縫製情報を、前記第一特定手段によって特定された前記発信源の位置に関連付けて特定する第二特定手段と、
    前記第二特定手段によって特定された前記縫製情報に基づき前記縫製手段を制御することによって、前記加工布に縫製を行う制御手段と
    を備えたことを特徴とするミシン。
  2. 前記縫製手段は、前記針棒を揺動する揺動手段をさらに有し、
    前記縫製情報は、前記揺動手段によって揺動する前記針棒の振り幅を含み、
    前記第二特定手段は、
    前記発信源の位置に基づいて前記振り幅を特定し、
    前記制御手段は、
    前記第二特定手段によって特定された前記振り幅で前記縫針が揺動するように前記揺動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記縫製情報は、前記移送手段による前記加工布の送り量を含み、
    前記第二特定手段は、
    前記発信源の位置に基づいて前記送り量を特定し、
    前記制御手段は、
    前記第二特定手段によって特定された前記送り量で前記加工布を移送するように前記移送手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
  4. 前記縫製手段は、前記針棒を揺動する揺動手段をさらに有し、
    前記縫製情報は、前記縫針の針落ち位置を示す基線位置を含み、
    前記第二特定手段は、
    前記発信源の位置に基づいて前記基線位置を特定し、
    前記制御手段は、
    前記第二特定手段によって特定された前記基線位置に縫目が形成されるように前記揺動手段を制御することを特徴とする請求項1又は3に記載のミシン。
  5. 前記縫製情報は、前記加工布に対する模様の傾きを示す模様角度を含み、
    前記第二特定手段は、
    前記発信源の位置に基づいて前記模様角度を特定し、
    前記制御手段は、
    前記第二特定手段によって特定された前記模様角度に回転させた前記模様が前記加工布に縫製されるように前記縫製手段を制御することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のミシン。
  6. 前記縫製情報は、模様を変形させる変形量および変形率のうち少なくとも一方を含み、
    前記第二特定手段は、
    前記発信源の位置に基づいて前記変形量および前記変形率のうち少なくとも一方を特定し、
    前記第二特定手段によって特定された前記変形量および前記変形率のうち少なくとも一方に基づいて、前記加工布に縫製する模様を変形する変形手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記変形手段によって変形された前記模様が前記加工布に縫製されるように前記縫製手段を制御することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のミシン。
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