JP2013188250A - 振動ヘアブラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】頭皮に対して様々な方向から刺激を与えることが可能で、しかも高い周波数で振動させることも可能として、多様な効果が得られるようにした振動ヘアブラシを提供する。
【解決手段】把持部の先端側から延びる支持板の一方の面に多数のピン体を備えるヘアブラシにおいて、前記支持板の他方の面に固定され、100Hzよりも高くかつ20kHz以下の周波数で前記支持板を振動させる振動部と、前記振動部の振動数及び振動モードを制御して前記振動部を駆動させる振動制御部と、前記振動モードを含む振動数情報を保持するメモリ部と、を有する。
【選択図】図2
【解決手段】把持部の先端側から延びる支持板の一方の面に多数のピン体を備えるヘアブラシにおいて、前記支持板の他方の面に固定され、100Hzよりも高くかつ20kHz以下の周波数で前記支持板を振動させる振動部と、前記振動部の振動数及び振動モードを制御して前記振動部を駆動させる振動制御部と、前記振動モードを含む振動数情報を保持するメモリ部と、を有する。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、ブラッシングを行いつつ振動によって頭皮に刺激を与える振動ヘアブラシに関する。
従来、ブラシが植設された筐体の内部に振動モータを配置し、振動モータを用いてブラシ部分を振動させることで、ブラッシングの際に頭皮を刺激して血流を促進し育毛処理を施す振動ヘアブラシが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記したような振動モータは、電気モータの回転軸にウェイトが偏心状態で固定されたもので、電気モータを駆動させると偏心したウェイトによって回転軸の径方向に不釣合いな遠心力が発生する。この遠心力は回転軸の回転周期に対応してヘアブラシのブラシ部分に周期的に作用し、これが頭皮に対して振動として伝達される。
従来の振動モータでは、振動の周波数が電気モータの回転数により定まるが、ウェイトの質量が大きいため、振動の周波数を大きくすることが難しく(例えば、従来では80〜100Hzのものが多い)、その効果も限定的なものとなっていた。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、頭皮に対して様々な方向から刺激を与えることが可能で、しかも高い周波数で振動させることも可能として、多様な効果が得られるようにした振動ヘアブラシを提供することを目的とする。
従来の振動モータでは、振動の周波数が電気モータの回転数により定まるが、ウェイトの質量が大きいため、振動の周波数を大きくすることが難しく(例えば、従来では80〜100Hzのものが多い)、その効果も限定的なものとなっていた。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、頭皮に対して様々な方向から刺激を与えることが可能で、しかも高い周波数で振動させることも可能として、多様な効果が得られるようにした振動ヘアブラシを提供することを目的とする。
実施形態の振動ヘアブラシは、把持部の先端側から延びる支持板の一方の面に多数のピン体を備えるヘアブラシにおいて、前記支持板の他方の面に固定され、100Hzよりも高くかつ20kHz以下の周波数で前記支持板を振動させる振動部と、前記振動部の振動数及び振動モードを制御して前記振動部を駆動させる振動制御部と、前記振動モードを含む振動数情報を保持するメモリ部とを有する。
実施例にかかる振動ヘアブラシでは、振動部は、支持板の面方向の中心を回転軸として、支持板の面方向に直交する方向に振動させることができる。振動部は、支持板の面方向に沿って支持板を振動させることもできる。ピン体の長手方向に支持板を振動させる超音波振動子をさらに備えるようにしてもよい。振動部による支持板の振動方向を切り替えるための振動方向切り替え手段を更に備えることが望ましい。振動部による支持板の振動の振幅を可変する振幅可変部を更に備えることが望ましい。
実施例にかかる振動ヘアブラシでは、多数のピン体が使用者の肌面へ接触したか否かを検知する検知手段を更に備え、振動制御部は、検知手段によって、多数のピン体が肌面へ接触したことが検知された場合に前記振動部を駆動させるように構成することもできる。
実施例にかかる振動ヘアブラシは、防水構造であることが望ましい。振動部を駆動させるための蓄電手段を備えることが望ましい。
実施例にかかる振動ヘアブラシは、防水構造であることが望ましい。振動部を駆動させるための蓄電手段を備えることが望ましい。
本発明によれば、頭皮に対して様々な方向から刺激を与えることが可能で、しかも高い周波数で振動させることも可能として、多様な効果が得られるようにした振動ヘアブラシを提供できる。
以下、本願発明の実施形態を図に基づき説明する。
[第1実施形態]
1.振動ヘアブラシ1の構成の説明
図1に示すように、この第1実施形態に係る振動ヘアブラシ1は、筐体10、ブラシユニット20、スイッチ30を備える。
(筐体10について)
筐体10は、やや長尺で略扁平的な形状となるように、プラスチック材料を成形して作られる。筐体10の底面には、商用電源と接続された電源ケーブルが嵌挿される充電端子部10dが設けられている。筐体10の側面には、パソコンなどから電源を供給されるためのUSB(Universal Serial Bus)端子部10eが設けられている。
[第1実施形態]
1.振動ヘアブラシ1の構成の説明
図1に示すように、この第1実施形態に係る振動ヘアブラシ1は、筐体10、ブラシユニット20、スイッチ30を備える。
(筐体10について)
筐体10は、やや長尺で略扁平的な形状となるように、プラスチック材料を成形して作られる。筐体10の底面には、商用電源と接続された電源ケーブルが嵌挿される充電端子部10dが設けられている。筐体10の側面には、パソコンなどから電源を供給されるためのUSB(Universal Serial Bus)端子部10eが設けられている。
筐体10は上筐体110及び下筐体120とから構成されている。上筐体110は筐体10の正面を構成し、下筐体120は筐体10の背面を構成する。上筐体110及び下筐体120は、それぞれネジ止めや、図示はしない爪とこの爪が嵌合する係止部などにより互いにロックされるはめ込み式の固定構造によってお互いが固定される。
上筐体110及び下筐体120は、内側にシーリング材131c(例えば、ゴム部材や防水型の接着剤など)によってシールされており、防水性を備える。
充電端子部10d及びUSB端子部10eはそれぞれ、防水ゴムを備える蓋体131a、131bを有する。蓋体131a、131bによって、充電端子部10d及びUSB端子部10eから筐体10内部へ水分が侵入することを防止できる。
以上のように構成された筐体10は、長手方向に順にヘッド部10a、中央部10b、握持部10cに領域が別れている。
上筐体110及び下筐体120は、内側にシーリング材131c(例えば、ゴム部材や防水型の接着剤など)によってシールされており、防水性を備える。
充電端子部10d及びUSB端子部10eはそれぞれ、防水ゴムを備える蓋体131a、131bを有する。蓋体131a、131bによって、充電端子部10d及びUSB端子部10eから筐体10内部へ水分が侵入することを防止できる。
以上のように構成された筐体10は、長手方向に順にヘッド部10a、中央部10b、握持部10cに領域が別れている。
(ヘッド部10aについて)
ヘッド部10aには筐体10内部から外側に向かってブラシユニット20が振動可能に突設されるためのブラシ用開口112が設けられる。ブラシ用開口112の縁部には全辺に渡って伸縮性にすぐれる防塵・防水の為のゴム131dが設けられる。131dは、ブラシ用開口112に設けられたブラシユニット20と、このブラシ用開口112との隙間に介在され、ブラシ用開口112から筐体10内部に水分や埃などが入り込むことを防止する。
(中央部10bについて)
中央部10bは、ヘッド部10a及び握持部10cを接続する領域である。中央部10bは、ヘッド部10aとの境界部から握持部10cにむけて緩やかに下降する傾斜形状を備え、この傾斜形状部分の終端部から握持部10cとの境界部は平坦な形状を備える。
ヘッド部10aには筐体10内部から外側に向かってブラシユニット20が振動可能に突設されるためのブラシ用開口112が設けられる。ブラシ用開口112の縁部には全辺に渡って伸縮性にすぐれる防塵・防水の為のゴム131dが設けられる。131dは、ブラシ用開口112に設けられたブラシユニット20と、このブラシ用開口112との隙間に介在され、ブラシ用開口112から筐体10内部に水分や埃などが入り込むことを防止する。
(中央部10bについて)
中央部10bは、ヘッド部10a及び握持部10cを接続する領域である。中央部10bは、ヘッド部10aとの境界部から握持部10cにむけて緩やかに下降する傾斜形状を備え、この傾斜形状部分の終端部から握持部10cとの境界部は平坦な形状を備える。
中央部10bの平坦な形状部にはスイッチ取り付け孔111が設けられる。このスイッチ取り付け孔111には、防水機能を持つ接着剤などによりスイッチ30が取り付けられる。
(握持部10cについて)
握持部10cは使用者が把持する把持部である。したがって握持部10cは使用者の手のひらにフィットするような形状に形成されることが望ましい。
握持部10cは、ヘッド部10aよりも筐体10の厚み方向の高さが低くなるように形成されている。この結果ヘッド部10a、握持部10cの陰影などを異ならせることが可能である。このようにヘッド部10aと握持部10cに高低差を持たせることで、筐体10の意匠性が高められる。図2に示すように筐体10には、電源40、ブラシ駆動装置50、制御回路部60が内蔵される。
(握持部10cについて)
握持部10cは使用者が把持する把持部である。したがって握持部10cは使用者の手のひらにフィットするような形状に形成されることが望ましい。
握持部10cは、ヘッド部10aよりも筐体10の厚み方向の高さが低くなるように形成されている。この結果ヘッド部10a、握持部10cの陰影などを異ならせることが可能である。このようにヘッド部10aと握持部10cに高低差を持たせることで、筐体10の意匠性が高められる。図2に示すように筐体10には、電源40、ブラシ駆動装置50、制御回路部60が内蔵される。
(ブラシユニット20について)
ブラシユニット20は、ブラシ支持プレート21aに複数のピン体であるブラシ21bを設けたものである。ブラシユニット20は、使用者の毛髪を梳いたり、頭皮を刺激したりすることによってマッサージを施すためのものである。図2、図3に示すようにブラシユニット20は、筐体10内部でブラシ駆動装置50と接続されており、ブラシ駆動装置50によって加振され、ヘッド部10aのブラシ用開口112の縁部と接触することのない範囲で振動する。
ブラシユニット20は、ブラシ支持プレート21aに複数のピン体であるブラシ21bを設けたものである。ブラシユニット20は、使用者の毛髪を梳いたり、頭皮を刺激したりすることによってマッサージを施すためのものである。図2、図3に示すようにブラシユニット20は、筐体10内部でブラシ駆動装置50と接続されており、ブラシ駆動装置50によって加振され、ヘッド部10aのブラシ用開口112の縁部と接触することのない範囲で振動する。
(ブラシ支持プレート21aについて)
図3に示すようにブラシ支持プレート21aは一方の面にブラシ21bが多数設けられ、この面の反対側の面には、ブラシ駆動装置50の一部である板状磁石取付部59などが固定される。ブラシ支持プレート21aは、支持板である。ブラシ支持プレート21aは、剛性を備え振動性の高い部材であることが望ましく、例えば、金属や、FRP(Fiber Reinforced Plastics)やセラミックなどを板状に形成したものである。ブラシ支持プレート21aの内部には、使用者の頭皮や頭髪とブラシ21bとの接触を検知するための押圧センサや赤外線センサなどの種々のセンサ22が埋設されている。
図3に示すようにブラシ支持プレート21aは一方の面にブラシ21bが多数設けられ、この面の反対側の面には、ブラシ駆動装置50の一部である板状磁石取付部59などが固定される。ブラシ支持プレート21aは、支持板である。ブラシ支持プレート21aは、剛性を備え振動性の高い部材であることが望ましく、例えば、金属や、FRP(Fiber Reinforced Plastics)やセラミックなどを板状に形成したものである。ブラシ支持プレート21aの内部には、使用者の頭皮や頭髪とブラシ21bとの接触を検知するための押圧センサや赤外線センサなどの種々のセンサ22が埋設されている。
(ブラシ21bについて)
ブラシ21bは、使用者の毛髪や頭皮に直接触れ、毛髪を梳いたり、頭皮をマッサージしたりするための部材である。ブラシ21bはブラシ支持プレート21aに植設される。
ブラシ21bは、ブラシ支持プレート21aと同様の素材で形成したり、異なる素材で形成したりすることができる。この場合には、例えば、金属をピン状に加工して、同様に金属によって形成されたブラシ支持プレート21aに溶接することでブラシ21bをブラシ支持プレート21aに設ける。ブラシ21bを金属で形成する場合、使用者の毛髪や頭皮を傷つけないようにブラシ21bの先端には球状のゴムを先端に設けたり、ブラシ21bの大分部をゴムやプラスチックなどでコーティングしたりすることで、保護することが望ましい。
ブラシ21bは、使用者の毛髪や頭皮に直接触れ、毛髪を梳いたり、頭皮をマッサージしたりするための部材である。ブラシ21bはブラシ支持プレート21aに植設される。
ブラシ21bは、ブラシ支持プレート21aと同様の素材で形成したり、異なる素材で形成したりすることができる。この場合には、例えば、金属をピン状に加工して、同様に金属によって形成されたブラシ支持プレート21aに溶接することでブラシ21bをブラシ支持プレート21aに設ける。ブラシ21bを金属で形成する場合、使用者の毛髪や頭皮を傷つけないようにブラシ21bの先端には球状のゴムを先端に設けたり、ブラシ21bの大分部をゴムやプラスチックなどでコーティングしたりすることで、保護することが望ましい。
ブラシ21bをプラスチックやゴムで形成し、金属製のブラシ支持プレート21aに設けるようにしてもよい。この場合には、例えば、ブラシ支持プレート21aと同形状のゴム製のプレートに同様にゴム製のブラシ21bを配列させて、このゴム製のプレートとブラシ支持プレート21aとを接着剤などで貼り付けることで、ブラシユニット20を構成する。また、金属製のブラシ支持プレート21aにブラシ21b植設用の多数の孔を設け、この孔にプラスチック製のブラシ21bを嵌挿するようにしてもよい。
(電源40について)
図2に示すように、電源40は、筐体10内において、握持部10cに対応する箇所に取り付けられる。電源40は、制御回路部60、ブラシ駆動装置50の駆動源である。
(電源40について)
図2に示すように、電源40は、筐体10内において、握持部10cに対応する箇所に取り付けられる。電源40は、制御回路部60、ブラシ駆動装置50の駆動源である。
電源40は、一次電池または二次電池などの種々の蓄電手段で構成できる。電源40は、例えば単三電池等の乾電池や燃料電池、リチウムイオン電池、コンデンサなど種々の蓄電手段で構成できる。電源40が充電可能な二次電池で構成されている場合には、充電端子部10dを介して供給される商用電力や、USB端子部10eを介してパソコンなどから供給された電力によって充電が行われる。なお、充電端子部10dや、USB端子部10eを介して供給される電力を制御回路部60やブラシ駆動装置50の駆動源とすることで、電源40を備えないようにてもよい。電源40を備えないような構成とすることで、ヘアブラシ装置1の軽量化が図れる。
(ブラシ駆動装置50について)
図2、3に示すように、ブラシ駆動装置50は、フレーム51、電磁石ユニット57、板状磁石58、板状磁石取付部59から構成される。ブラシ駆動装置50は、ブラシユニット20を筐体10の長手方向の中心部を軸に回転振動させる振動部としての機能を備える加振装置である。
(フレーム51について)
フレーム51は、例えば、金属やプラスチックなどで形成された開口する枠体である。フレーム51の開口には、ブラシ支持プレート21aが嵌着される。フレーム51は、ブラシ支持プレート21aを保護する補強部材である。例えば、振動ヘアブラシ1を地面に落としてしまった時などにブラシ支持プレート21aの側面方向から加わる力からブラシ支持プレート21aを保護し、ブラシ支持プレート21aが破損してしまうことを防止する。フレーム51は筐体10の長手方向の中心部を軸に回転運動(振り子運動)する。この結果フレーム51に嵌着されたブラシユニット20が、フレーム51と一体となって筐体10の長手方向の中心部を軸に回転運動をすることになる。
図2、3に示すように、ブラシ駆動装置50は、フレーム51、電磁石ユニット57、板状磁石58、板状磁石取付部59から構成される。ブラシ駆動装置50は、ブラシユニット20を筐体10の長手方向の中心部を軸に回転振動させる振動部としての機能を備える加振装置である。
(フレーム51について)
フレーム51は、例えば、金属やプラスチックなどで形成された開口する枠体である。フレーム51の開口には、ブラシ支持プレート21aが嵌着される。フレーム51は、ブラシ支持プレート21aを保護する補強部材である。例えば、振動ヘアブラシ1を地面に落としてしまった時などにブラシ支持プレート21aの側面方向から加わる力からブラシ支持プレート21aを保護し、ブラシ支持プレート21aが破損してしまうことを防止する。フレーム51は筐体10の長手方向の中心部を軸に回転運動(振り子運動)する。この結果フレーム51に嵌着されたブラシユニット20が、フレーム51と一体となって筐体10の長手方向の中心部を軸に回転運動をすることになる。
(爪部51aについて)
図3、4に示すように、フレーム51は、爪部51aを備える。爪部51aは、フレーム51を筐体10の長手方向の中心部を軸に回転運動させるための支点部であり、軸棒70に回転可能に取り付けられる。爪部51aはフレーム51に複数設けることができ、ここでは一例として爪部51aをフレーム51の両端に設けている。
(軸棒70について)
図4に示すように、軸棒70は、筐体10内部に爪部51aと対応するように設けられ、ここでは一例として上筐体110のブラシ用開口112の壁面から上筐体110の長さ方向に水平に延設されている。軸棒70は、例えば金属で形成された棒状の部材である。
図3、4に示すように、フレーム51は、爪部51aを備える。爪部51aは、フレーム51を筐体10の長手方向の中心部を軸に回転運動させるための支点部であり、軸棒70に回転可能に取り付けられる。爪部51aはフレーム51に複数設けることができ、ここでは一例として爪部51aをフレーム51の両端に設けている。
(軸棒70について)
図4に示すように、軸棒70は、筐体10内部に爪部51aと対応するように設けられ、ここでは一例として上筐体110のブラシ用開口112の壁面から上筐体110の長さ方向に水平に延設されている。軸棒70は、例えば金属で形成された棒状の部材である。
(電磁石ユニット57について)
図2に示すように電磁石ユニット57は、制御回路部60と一対の板状磁石58の間に配置される。電磁石ユニット57は、制御回路部60の制御によって電流が流されることにより、磁化する電磁石である。電磁石ユニット57は、例えば、制御回路部60の制御によって交番電流が流されることによって、交流電磁石として機能する。
図3に示すように電磁石ユニット57は、一対のコイル57a,57b、電磁用軟鉄57cから主に構成される。
(電磁用軟鉄57cについて)
電磁用軟鉄57cは、純鉄または純鉄に近いものであり、飽和磁束密度が高く、透磁率が良く、さらに加工性が良いという特性を持つ。電磁用軟鉄57cは、コ字状に形成されており、互いに向きあった延設部分にそれぞれコイル57a,57bが方向を揃えて巻かれる。
電磁用軟鉄57cは、コイル57a,57bが巻かれた延設部の先端側が一対の板状磁石58と対向するように支持部352b筐体10に配置される。
図2に示すように電磁石ユニット57は、制御回路部60と一対の板状磁石58の間に配置される。電磁石ユニット57は、制御回路部60の制御によって電流が流されることにより、磁化する電磁石である。電磁石ユニット57は、例えば、制御回路部60の制御によって交番電流が流されることによって、交流電磁石として機能する。
図3に示すように電磁石ユニット57は、一対のコイル57a,57b、電磁用軟鉄57cから主に構成される。
(電磁用軟鉄57cについて)
電磁用軟鉄57cは、純鉄または純鉄に近いものであり、飽和磁束密度が高く、透磁率が良く、さらに加工性が良いという特性を持つ。電磁用軟鉄57cは、コ字状に形成されており、互いに向きあった延設部分にそれぞれコイル57a,57bが方向を揃えて巻かれる。
電磁用軟鉄57cは、コイル57a,57bが巻かれた延設部の先端側が一対の板状磁石58と対向するように支持部352b筐体10に配置される。
(一対のコイル57a、57bについて)
一対のコイル57a,57bは互いに同方向に巻かれており、図示はしない導線を介して制御回路部60の制御により電流が流される。
(一対の板状磁石58、一対の板状磁石取付部59について)
図3に示すように、一対の板状磁石58は、一対の板状磁石取付部59を介してブラシ支持プレート21aに固定される。結果として、一対の板状磁石58は、ブラシ支持プレート21aを介してフレーム51に接続されている。
一対のコイル57a,57bは互いに同方向に巻かれており、図示はしない導線を介して制御回路部60の制御により電流が流される。
(一対の板状磁石58、一対の板状磁石取付部59について)
図3に示すように、一対の板状磁石58は、一対の板状磁石取付部59を介してブラシ支持プレート21aに固定される。結果として、一対の板状磁石58は、ブラシ支持プレート21aを介してフレーム51に接続されている。
一対の板状磁石58は、所謂棒磁石であり、中央部を境に長手方向にN極、S極に分極している。ここでは、一例として、N極が下方(すなわちブラシ支持プレート21a側)、S極が上方になるように配置されている。一対の板状磁石58はそれぞれ両端側が最も磁力が強くなるように形成されている。一対の板状磁石58は電磁石ユニット57の先端と対向するように支持プレート21aに固定される。
(制御回路部60について)
制御回路部60は、振動制御部及び振幅可変部である。図2に示すように制御回路部60は、電子素子61(例えば、コンデンサ、コイル、ICチップ、メモリなど)により形成された電気回路である。制御回路部60には、センサ回路、電源40の充電回路、ブラシ駆動装置50の駆動制御回路、昇圧回路、高周波発振回路、計時回路などが形成される。
(制御回路部60について)
制御回路部60は、振動制御部及び振幅可変部である。図2に示すように制御回路部60は、電子素子61(例えば、コンデンサ、コイル、ICチップ、メモリなど)により形成された電気回路である。制御回路部60には、センサ回路、電源40の充電回路、ブラシ駆動装置50の駆動制御回路、昇圧回路、高周波発振回路、計時回路などが形成される。
このような各種の制御回路によって、制御回路部60は、電源40の充電や、使用者によるスイッチ30の押下操作の検知に伴うブラシ駆動装置50の駆動のON・OFFや、ブラシ21bの頭皮への接触の検知などを制御する。例えば、制御回路部60は、ブラシ21bの頭皮や頭髪への接触をセンサ22との信号の送受信によって検知し、ブラシ21bが頭皮や頭髪に接触している場合にのみブラシ駆動装置50の駆動をONにする。
(電磁石ユニット57の磁極及び回転動作について)
図5A、5Bを用いて、電磁石ユニット57の動作について詳細に説明する。
図5Aに示すように、制御回路部60に制御されて、コイル57a,57bにそれぞれ電流が流された場合、コイル57aが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の先端側にはN極の極性が現れる。なお、ここで「先端側」とは、板状磁石58と対抗する側を指す(図3参照)。以下、この「先端側」と逆側の端部を「基部側」と称す。コイル57aが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の基部側にはS極の極性が現れる。
一方、コイル57bが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の先端側にはS極の極性が現れる。コイル57bが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の基部側にはN極の極性が現れる。
図5A、5Bを用いて、電磁石ユニット57の動作について詳細に説明する。
図5Aに示すように、制御回路部60に制御されて、コイル57a,57bにそれぞれ電流が流された場合、コイル57aが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の先端側にはN極の極性が現れる。なお、ここで「先端側」とは、板状磁石58と対抗する側を指す(図3参照)。以下、この「先端側」と逆側の端部を「基部側」と称す。コイル57aが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の基部側にはS極の極性が現れる。
一方、コイル57bが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の先端側にはS極の極性が現れる。コイル57bが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の基部側にはN極の極性が現れる。
図5Bに示すように、制御回路部60に制御されて、図5Aとは逆向きの電流がコイル57a,57bに流された場合には、それぞれの極性が反転する。コイル57aが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の先端側にはS極の極性が現れる。コイル57aが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の基部側にはN極の極性が現れる。コイル57bが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の先端側にはN極の極性が現れる。コイル57bが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の基部側にはS極の極性が現れる。
このように電磁石ユニット57に磁極性が現れると、電磁石ユニット57と板状磁石58それぞれの磁力によって図6A〜Fに示すようにフレーム51及びこのフレーム51に接続されている板状磁石58、ブラシユニット20などが一体となって軸棒70を回転軸として電磁石ユニット57に対して傾く。
このように電磁石ユニット57に磁極性が現れると、電磁石ユニット57と板状磁石58それぞれの磁力によって図6A〜Fに示すようにフレーム51及びこのフレーム51に接続されている板状磁石58、ブラシユニット20などが一体となって軸棒70を回転軸として電磁石ユニット57に対して傾く。
詳細には、図6A、6Bに記載のように、コイル57aが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の先端側にN極が現れ、コイル57bが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の先端側にS極が現れ場合には、まずコイル57bが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の先端側のS極と、このS極側の対面の一方の板状磁石58のS極との間で反発力が生まれる。一方、コイル57aが巻かれた電磁用軟鉄57cの延設部の先端側にN極と、このN極側の対面の他方の板状磁石58のS極との間には引力が生まれる。この結果として、図6Cに示すように、板状磁石58およびこの板状磁石58が接続されたフレーム51の端部にそれぞれ上下方向の力が働くことになり、最終的にフレーム51、板状磁石58、ブラシユニット20などが一体となって軸棒70を回転軸として、電磁石ユニット57に対して傾く(すなわち回転動作する)。
制御回路部60が電磁石ユニット57のコイル57a、57bに対して逆向きの電流を流した場合には図6D、6Eに示すように、電磁石ユニット57の延設部の先端部のそれぞれの極性が反転する。この結果、図6Fに示すようにフレーム51、板状磁石58、ブラシユニット20などが一体となって軸棒70を回転軸として、電磁石ユニット57に対して図6Cに示したフレーム51の傾き方向とは逆側に傾くことになる。
制御回路部60が電磁石ユニット57のコイル57a、57bに対して連続して交番電流を流すことによって、フレーム51、板状磁石58、ブラシユニット20などがこの傾き動作(すなわち往復運動)を繰りかえす。そして、フレーム51に接続されたブラシユニット20の往復運動によって、使用者の頭皮に対して、円弧の接線方向の刺激を与えることが可能となる。
制御回路部60が電磁石ユニット57のコイル57a、57bに対して連続して交番電流を流すことによって、フレーム51、板状磁石58、ブラシユニット20などがこの傾き動作(すなわち往復運動)を繰りかえす。そして、フレーム51に接続されたブラシユニット20の往復運動によって、使用者の頭皮に対して、円弧の接線方向の刺激を与えることが可能となる。
このブラシユニット20の円弧状の往復運動は、20〜2000回/秒の範囲であることが好ましく、101〜2000回/秒の範囲であることが望ましい。すなわち、ブラシユニット20は101Hz〜2kHzの周波数で振動することが望ましい。
制御回路部60がコイル57a、57bに流れる電流の強弱を制御することによって、ブラシユニット20の円弧の往復運動の強さ(すなわち振幅)を調整できる。
(振動ヘアブラシ1の利用方法)
以上説明した構成・動作を備える振動ヘアブラシ1では、使用者が図1に示す握持部10cを握り、スイッチ30を押下すると、このスイッチ30の押下を制御部60が検知し、ブラシ駆動装置50を駆動させる。このことによりブラシ21bによる毛髪のブラッシングとともに、101Hz〜2kHzの周波数のブラシユニット20の振動による頭皮のマッサージを行える。
制御回路部60がコイル57a、57bに流れる電流の強弱を制御することによって、ブラシユニット20の円弧の往復運動の強さ(すなわち振幅)を調整できる。
(振動ヘアブラシ1の利用方法)
以上説明した構成・動作を備える振動ヘアブラシ1では、使用者が図1に示す握持部10cを握り、スイッチ30を押下すると、このスイッチ30の押下を制御部60が検知し、ブラシ駆動装置50を駆動させる。このことによりブラシ21bによる毛髪のブラッシングとともに、101Hz〜2kHzの周波数のブラシユニット20の振動による頭皮のマッサージを行える。
[第2実施形態]
(振動ヘアブラシ2について)
次に図7〜8Dを参照して、振動ヘアブラシ1におけるブラシユニット20の振動方向を変更した本願の第2実施形態である振動ヘアブラシ2について説明する。なお、ここでは、第1実施形態の振動ヘアブラシ1と同様の構成や機能を備える要素には同一の符号をつけ、詳細な説明は省略する。
振動ヘアブラシ2は、ブラシ駆動装置50と対応する構成・機能を有するブラシ駆動装置150を備える。このブラシ駆動装置150は、電磁石ユニット57と対応する構成・機能を有する電磁石ユニット157を備える。
振動ヘアブラシ2は、図7の矢印Aに示すように、フレーム51が軸棒70を摺動しつつブラシ21bの水平方向に往復運動(振動)することによって、フレーム51と一体となってブラシユニット20も矢印A方向に振動して、使用者の頭皮に対して、ブラシ21bの水平方向の刺激を与えるものである。
(振動ヘアブラシ2について)
次に図7〜8Dを参照して、振動ヘアブラシ1におけるブラシユニット20の振動方向を変更した本願の第2実施形態である振動ヘアブラシ2について説明する。なお、ここでは、第1実施形態の振動ヘアブラシ1と同様の構成や機能を備える要素には同一の符号をつけ、詳細な説明は省略する。
振動ヘアブラシ2は、ブラシ駆動装置50と対応する構成・機能を有するブラシ駆動装置150を備える。このブラシ駆動装置150は、電磁石ユニット57と対応する構成・機能を有する電磁石ユニット157を備える。
振動ヘアブラシ2は、図7の矢印Aに示すように、フレーム51が軸棒70を摺動しつつブラシ21bの水平方向に往復運動(振動)することによって、フレーム51と一体となってブラシユニット20も矢印A方向に振動して、使用者の頭皮に対して、ブラシ21bの水平方向の刺激を与えるものである。
この摺動は、フレーム51の両端に設けられた爪部51aが軸棒70に沿って摺動することで実現する。爪部51aによってフレーム51及びこのフレーム51に嵌着されたブラシ支持プレート21aが滑らかにかつ脱落することなく軸棒70上を褶動できる。
(電磁石ユニット157について)
図8Aに示すように、電磁石ユニット157は、一対のコイル57a,57b、電磁用軟鉄57cとそれぞれ対応する一対のコイル157a,157b、電磁用軟鉄157cを備える。
(電磁石ユニット157について)
図8Aに示すように、電磁石ユニット157は、一対のコイル57a,57b、電磁用軟鉄57cとそれぞれ対応する一対のコイル157a,157b、電磁用軟鉄157cを備える。
電磁石ユニット157は、制御回路部60に制御されることで、フレーム51及びこのフレーム51に嵌着されたブラシ支持プレート21aが軸棒70上を褶動可能となるような磁極を発生させる。
例えば制御回路部60の制御によって、電磁石ユニット157の一対の延設部のどちらも同様に、先端側にはS極、基部側にはN極の極性が現れる。一方制御回路部60の制御によって、図8Aとは逆向きの電流が流された場合、図8Bに示すように、一対の延設部にはどちらも同様に先端側にはN極、基部側にはS極の極性が現れる。
(ブラシ駆動装置150の動作について)
以上のような極性が現れる電磁石ユニット157を有するブラシ駆動装置150は、図9A〜9Dのように動作する。図9Aは、使用者によるスイッチ30の押下操作を検知した制御回路部60が電磁石ユニット157のコイル157a、157bに対して電流を流したことに対応して、電磁石ユニット157の延設部に極性が現れたことを示している。ここでは電磁石ユニット157の先端部側にそれぞれN極が現れている。
例えば制御回路部60の制御によって、電磁石ユニット157の一対の延設部のどちらも同様に、先端側にはS極、基部側にはN極の極性が現れる。一方制御回路部60の制御によって、図8Aとは逆向きの電流が流された場合、図8Bに示すように、一対の延設部にはどちらも同様に先端側にはN極、基部側にはS極の極性が現れる。
(ブラシ駆動装置150の動作について)
以上のような極性が現れる電磁石ユニット157を有するブラシ駆動装置150は、図9A〜9Dのように動作する。図9Aは、使用者によるスイッチ30の押下操作を検知した制御回路部60が電磁石ユニット157のコイル157a、157bに対して電流を流したことに対応して、電磁石ユニット157の延設部に極性が現れたことを示している。ここでは電磁石ユニット157の先端部側にそれぞれN極が現れている。
図9Bに示すように、電磁石ユニット157は先端部側が板状磁石58のS極の面に対面するように配置されており、電磁石ユニット157の磁力により板状磁石58が電磁石ユニット57に引き付けられる(図9Bの矢印A1参照)。板状磁石58は、ここでは図示を省略した板状磁石取付部59及びブラシ支持プレート21aによって、フレーム51に接続されているので、結果としてフレーム51が軸棒70上を電磁石ユニット57の方向にスライドする。
次に図9Cに示すように、制御回路部60が電磁石ユニット157のコイル157a、157bに対して逆向きの電流を流したことに対応して、電磁石ユニット157の延設部の極性が反転する。ここでは、電磁石ユニット157の先端部は共にN極からS極に極性が変化することになる。
この結果、電磁石ユニット157と板状磁石58は互いに反発し、結果としてフレーム51が軸棒70上を電磁石ユニット57の逆方向にスライドする(図9Dの矢印A2参照)。
以上のように制御回路部60が電磁石ユニット157に呈して、図9A〜図9Dに示した電流制御を繰り返すことによって、ブラシユニット20がフレーム51と一体的に図7の矢印Aのようにブラシ21bの水平方向に往復運動(すなわち振動)を繰りかえす。
このブラシユニット20の往復運動によって使用者の頭皮にマッサージを施せる。このブラシユニット20の往復運動は、20〜2000回/秒の範囲であることが好ましく、101〜2000回/秒の範囲であることが望ましい。すなわち、ブラシユニット20はブラシ21bの水平方向に101Hz〜2kHzの周波数で振動することが望ましい。
制御回路部60がコイル157a、157bに流れる電流の強弱を制御することによって、ブラシユニット20の往復運動の強さ(すなわち振幅)を調整できる。
この結果、電磁石ユニット157と板状磁石58は互いに反発し、結果としてフレーム51が軸棒70上を電磁石ユニット57の逆方向にスライドする(図9Dの矢印A2参照)。
以上のように制御回路部60が電磁石ユニット157に呈して、図9A〜図9Dに示した電流制御を繰り返すことによって、ブラシユニット20がフレーム51と一体的に図7の矢印Aのようにブラシ21bの水平方向に往復運動(すなわち振動)を繰りかえす。
このブラシユニット20の往復運動によって使用者の頭皮にマッサージを施せる。このブラシユニット20の往復運動は、20〜2000回/秒の範囲であることが好ましく、101〜2000回/秒の範囲であることが望ましい。すなわち、ブラシユニット20はブラシ21bの水平方向に101Hz〜2kHzの周波数で振動することが望ましい。
制御回路部60がコイル157a、157bに流れる電流の強弱を制御することによって、ブラシユニット20の往復運動の強さ(すなわち振幅)を調整できる。
[変形例1]
(ヘアブラシ3について)
以上、本発明の第1、第2実施形態について説明したが、本発明は種々の変更・変形が可能である。例えば、コイル57a、57bに流れる電流の向きをスイッチ30の押下操作によって種々変更するように構成してもよい。コイル57a、57bに流れる電流の向きを変更した結果として第1実施形態のブラシ駆動装置50によるフレーム51などの回転動作と、第2実施形態のブラシ駆動装置150によるフレーム51などの往復動作をそれぞれ切り替えることができる。
以下、図10〜12Bを参照して、ブラシ駆動装置50及びブラシ駆動装置150の動作を併せ持つブラシ駆動装置250を備える振動ヘアブラシ3について説明する。以下、第1、第2実施形態の振動ヘアブラシ1、2と対応する部分については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
(ヘアブラシ3について)
以上、本発明の第1、第2実施形態について説明したが、本発明は種々の変更・変形が可能である。例えば、コイル57a、57bに流れる電流の向きをスイッチ30の押下操作によって種々変更するように構成してもよい。コイル57a、57bに流れる電流の向きを変更した結果として第1実施形態のブラシ駆動装置50によるフレーム51などの回転動作と、第2実施形態のブラシ駆動装置150によるフレーム51などの往復動作をそれぞれ切り替えることができる。
以下、図10〜12Bを参照して、ブラシ駆動装置50及びブラシ駆動装置150の動作を併せ持つブラシ駆動装置250を備える振動ヘアブラシ3について説明する。以下、第1、第2実施形態の振動ヘアブラシ1、2と対応する部分については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図10に示すように振動ヘアブラシ3は、ブラシ駆動装置250及び制御回路部260を備える。
ブラシ駆動装置250は、電磁石ユニット57や電磁石ユニット157cと対応する構成・機能を有する電磁石ユニット257を備える。
電磁石ユニット257は、一対のコイル57a,57b、電磁用軟鉄57cや一対のコイル157a,157b、電磁用軟鉄157cとそれぞれ対応する機能・構成を備える一対のコイル257a,257b、電磁用軟鉄257cを備える。
制御回路部260は制御回路部60と対応する構成・機能を有する。制御回路部260は、さらにスイッチ回路261を備える。スイッチ回路261は種々の電子素子やICチップで構成される。スイッチ回路261には、接点P1〜P6が形成される。
ブラシ駆動装置250は、電磁石ユニット57や電磁石ユニット157cと対応する構成・機能を有する電磁石ユニット257を備える。
電磁石ユニット257は、一対のコイル57a,57b、電磁用軟鉄57cや一対のコイル157a,157b、電磁用軟鉄157cとそれぞれ対応する機能・構成を備える一対のコイル257a,257b、電磁用軟鉄257cを備える。
制御回路部260は制御回路部60と対応する構成・機能を有する。制御回路部260は、さらにスイッチ回路261を備える。スイッチ回路261は種々の電子素子やICチップで構成される。スイッチ回路261には、接点P1〜P6が形成される。
接点P1は、接点P2または接点P4のどちらかとの接続を任意にON・OFFできる。接点P1は、コイル57aの一端側に電気的にかつ直接的に接続される。
接点P2は、接点P3または接点P6のどちらか一方との接続を任意にON・OFFできる。接点P2は、接点P1と接点P3を接続するための中継点として機能する。接点P2は、接点P3と接点P6を接続するための中継点としても機能する。
接点P3はコイル57bの一端側に電気的にかつ直接的に接続される。
接点P4は、コイル57bの他端側に電気的にかつ直接的に接続される。
接点P5は、接点P4と電気的に接続される。接点P5は、接点P4と接点P6とを接続するための中継点として機能する。
接点P2は、接点P3または接点P6のどちらか一方との接続を任意にON・OFFできる。接点P2は、接点P1と接点P3を接続するための中継点として機能する。接点P2は、接点P3と接点P6を接続するための中継点としても機能する。
接点P3はコイル57bの一端側に電気的にかつ直接的に接続される。
接点P4は、コイル57bの他端側に電気的にかつ直接的に接続される。
接点P5は、接点P4と電気的に接続される。接点P5は、接点P4と接点P6とを接続するための中継点として機能する。
接点P6は、接点P2または接点P5のどちらか一方との接続を任意にON・OFFできる。
以上がスイッチ回路261の構成である。このようなスイッチ回路261を備える振動ヘアブラシ3では、例えば使用者がスイッチ30を操作することによって、各接点間の接続関係が変更される。そして、変更された接点間の接続関係によってブラシ駆動装置250の動作が以下の第1の動作または第2の動作に変更される。
(ブラシ駆動装置250の第1の動作)
ブラシ駆動装置250の第1の動作は、図6A〜6Fを用いて説明した第1実施形態の振動ヘアブラシ1と対応する動作である。すなわちブラシ駆動装置250の第1の動作は、フレーム51が軸棒70を軸として回転運動をするものである。
図11A、図11Bに示すように、ブラシ駆動装置250の第1の動作時には、スイッチ回路261において、接点P1、接点P4が直列的に接続されている。そして接点P3、接点P2、接点P6が直列的に接続されている。
この時、制御回路部260の制御によって、コイル257a、257bには図11Aの矢印「+D1」〜「+D6」の順、または図11Bの矢印「−D6」〜「−D1」の順に電流が流れる。この場合、例えば図11Aの「+D2」及び「+D4」に示すように、コイル257aとコイル257bでは、それぞれ異なる向きの電流が流れる。したがって、電磁石ユニット257の延設部の一方の先端部にはN極が現れ、他方の先端部にはS極が現れる。
以上がスイッチ回路261の構成である。このようなスイッチ回路261を備える振動ヘアブラシ3では、例えば使用者がスイッチ30を操作することによって、各接点間の接続関係が変更される。そして、変更された接点間の接続関係によってブラシ駆動装置250の動作が以下の第1の動作または第2の動作に変更される。
(ブラシ駆動装置250の第1の動作)
ブラシ駆動装置250の第1の動作は、図6A〜6Fを用いて説明した第1実施形態の振動ヘアブラシ1と対応する動作である。すなわちブラシ駆動装置250の第1の動作は、フレーム51が軸棒70を軸として回転運動をするものである。
図11A、図11Bに示すように、ブラシ駆動装置250の第1の動作時には、スイッチ回路261において、接点P1、接点P4が直列的に接続されている。そして接点P3、接点P2、接点P6が直列的に接続されている。
この時、制御回路部260の制御によって、コイル257a、257bには図11Aの矢印「+D1」〜「+D6」の順、または図11Bの矢印「−D6」〜「−D1」の順に電流が流れる。この場合、例えば図11Aの「+D2」及び「+D4」に示すように、コイル257aとコイル257bでは、それぞれ異なる向きの電流が流れる。したがって、電磁石ユニット257の延設部の一方の先端部にはN極が現れ、他方の先端部にはS極が現れる。
このように電磁石ユニット257の延設部にそれぞれ異なる磁極性が現れると、電磁石ユニット257と板状磁石58それぞれの磁力によって図6C、図6Dに示す電磁石ユニット57のようにフレーム51及びこのフレーム51に接続されている板状磁石58、ブラシユニット20などが軸棒70を回転軸として電磁石ユニット257に対して傾く。
(ブラシ駆動装置250の第2の動作)
ブラシ駆動装置250の第2の動作は、図7〜9Dを用いて説明した振動ヘアブラシ2と同様である。すなわちブラシ駆動装置250の第2の動作は、フレーム51が軸棒70を摺動し、ブラシ21bの水平方向に振動するものである。
ブラシ駆動装置250の第2の動作時には、図12A、図12Bに示すように、スイッチ回路261において、接点P1、接点P2、接点P3が直列的に接続されている。そして接点P4、接点P5、接点P6が直列的に接続されている。この時の電流は図12Aの矢印「+C1」〜「+C6」の順、または図12Bの矢印「−C6」〜「−C1」の順に流れる。この場合、例えば図12Aの「+C2」及び「+C4」に示すように、コイル257aとコイル257bにながれる電流の向きは同じになる。したがって、電磁石ユニット257の延設部の先端側には共にN極またはS極が現れる。
ブラシ駆動装置250の第2の動作は、図7〜9Dを用いて説明した振動ヘアブラシ2と同様である。すなわちブラシ駆動装置250の第2の動作は、フレーム51が軸棒70を摺動し、ブラシ21bの水平方向に振動するものである。
ブラシ駆動装置250の第2の動作時には、図12A、図12Bに示すように、スイッチ回路261において、接点P1、接点P2、接点P3が直列的に接続されている。そして接点P4、接点P5、接点P6が直列的に接続されている。この時の電流は図12Aの矢印「+C1」〜「+C6」の順、または図12Bの矢印「−C6」〜「−C1」の順に流れる。この場合、例えば図12Aの「+C2」及び「+C4」に示すように、コイル257aとコイル257bにながれる電流の向きは同じになる。したがって、電磁石ユニット257の延設部の先端側には共にN極またはS極が現れる。
このように電磁石ユニット257の延設部の先端側に共に同じ磁極性が現れると、電磁石ユニット257と板状磁石58それぞれの磁力によって図9A〜図9Dに示す電磁石ユニット157のように、フレーム51及びこのフレーム51に接続されている板状磁石58、ブラシユニット20などが軸棒70上を摺動して、ブラシ21bの水平方向に往復運動する。
以上説明したように、この振動ヘアブラシ3によれば、制御回路部260がスイッチ回路261を備えることにより、フレーム51などが軸棒70を回転軸にして振動する動作と、フレーム51などが軸棒70上を摺動することによりブラシ21bの水平方向に振動する動作とを適宜切り替えることが可能となる。要するに容易にブラシユニット20を多方向に振動させることができる。
なお、ここではフレーム51などの振動動作を使用者がスイッチ30を押下することで切り替えたが、軸棒70を回転軸とする振動パターンと、ブラシ21bの水平方向に振動するパターンとを制御回路部260が数秒毎に自動的に切り替えるようにしてもよい。この場合には、制御回路部260が備えるメモリに、あらかじめ動作の切り替え時間などを示す情報を記憶させておくことが望ましい。
なお、ここではフレーム51などの振動動作を使用者がスイッチ30を押下することで切り替えたが、軸棒70を回転軸とする振動パターンと、ブラシ21bの水平方向に振動するパターンとを制御回路部260が数秒毎に自動的に切り替えるようにしてもよい。この場合には、制御回路部260が備えるメモリに、あらかじめ動作の切り替え時間などを示す情報を記憶させておくことが望ましい。
[第3実施形態]
次に、図13〜15を用いて、本発明の第3実施形態にかかる振動ヘアブラシ4について説明する。以下の説明では、第1、第2実施形態、変形例1で説明した振動ヘアブラシ1〜3と対応する箇所には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
(振動ヘアブラシ4の構成の説明)
図13に示すように、振動ヘアブラシ4は、振動ヘアブラシ1と同様の構成を備える。振動ヘアブラシ4は、ブラシ駆動装置50、150、250のいずれかと対応する機能・構成を有するブラシ駆動装置350、制御回路部60と対応する機能・構成を有する制御回路部360を備える。
次に、図13〜15を用いて、本発明の第3実施形態にかかる振動ヘアブラシ4について説明する。以下の説明では、第1、第2実施形態、変形例1で説明した振動ヘアブラシ1〜3と対応する箇所には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
(振動ヘアブラシ4の構成の説明)
図13に示すように、振動ヘアブラシ4は、振動ヘアブラシ1と同様の構成を備える。振動ヘアブラシ4は、ブラシ駆動装置50、150、250のいずれかと対応する機能・構成を有するブラシ駆動装置350、制御回路部60と対応する機能・構成を有する制御回路部360を備える。
(ブラシ駆動装置350について)
ブラシ駆動装置350は、ブラシユニット20をブラシ21bの長手方向及びまたはブラシ支持プレート21aの面方向に振動させる振動部としての機能を備える加振装置である。
図13、14に示すように、ブラシ駆動装置350は、フレーム51、電磁石ユニット57、板状磁石58、板状磁石取付部59を備える。ブラシ駆動装置350は、支持プレート352、支持プレート固定部材353、超音波振動子355をさらに備える。
(支持プレート352、支持プレート固定部材353)
支持プレート352は、例えば金属などで形成された剛性を備える板状の部材である。図14に示すように、支持プレート352は、支持プレート固定部材353によって、ブラシ支持プレート21aの裏面(ブラシ21bが突設されていない面)に一体的に固定される。この構成により制御回路部360の制御によって、支持プレート352は例えば、フレーム51と一体的に軸棒70を回転軸として回転運動する。
支持プレート352は、超音波振動子載置部352a、一対の支持部352bを備える。
ブラシ駆動装置350は、ブラシユニット20をブラシ21bの長手方向及びまたはブラシ支持プレート21aの面方向に振動させる振動部としての機能を備える加振装置である。
図13、14に示すように、ブラシ駆動装置350は、フレーム51、電磁石ユニット57、板状磁石58、板状磁石取付部59を備える。ブラシ駆動装置350は、支持プレート352、支持プレート固定部材353、超音波振動子355をさらに備える。
(支持プレート352、支持プレート固定部材353)
支持プレート352は、例えば金属などで形成された剛性を備える板状の部材である。図14に示すように、支持プレート352は、支持プレート固定部材353によって、ブラシ支持プレート21aの裏面(ブラシ21bが突設されていない面)に一体的に固定される。この構成により制御回路部360の制御によって、支持プレート352は例えば、フレーム51と一体的に軸棒70を回転軸として回転運動する。
支持プレート352は、超音波振動子載置部352a、一対の支持部352bを備える。
(超音波振動子載置部352a、一対の支持部352bについて)
超音波振動子載置部352aは、支持プレート352の大半を構成する部材であり、一対の支持部352bに対して幅広で、略円形状に形成されている。超音波振動子載置部352aには、超音波振動子355が接着材などで固着される。超音波振動子載置部352aは、超音波振動子355よりも若干大きく形成されることが望ましい。
一対の支持部352bは、超音波振動子載置部352aからそれぞれ上筐体110の長手方向に沿って設けられている。詳細には、一対の支持部352bの一方は、超音波振動子載置部352aの外周縁部から制御回路部60の配置方向に延びており、一対の支持部352bの他方は、制御回路部60の配置方向とは逆側の超音波振動子載置部352aの外周縁部から上筐体110の先端部に向かって延びている。
超音波振動子載置部352aは、支持プレート352の大半を構成する部材であり、一対の支持部352bに対して幅広で、略円形状に形成されている。超音波振動子載置部352aには、超音波振動子355が接着材などで固着される。超音波振動子載置部352aは、超音波振動子355よりも若干大きく形成されることが望ましい。
一対の支持部352bは、超音波振動子載置部352aからそれぞれ上筐体110の長手方向に沿って設けられている。詳細には、一対の支持部352bの一方は、超音波振動子載置部352aの外周縁部から制御回路部60の配置方向に延びており、一対の支持部352bの他方は、制御回路部60の配置方向とは逆側の超音波振動子載置部352aの外周縁部から上筐体110の先端部に向かって延びている。
図15に示すように支持部352bの先端部は上筐体110に設けられたボールベアリング80に接触している。この結果、プレート51などが軸棒70を回転軸として回転運動する際の抵抗や、ブラシ21bの水平方向に振動する際の抵抗を軽減できる。
(超音波振動子355について)
超音波振動子355は、超音波振動子載置部352aに載置される。超音波振動子355は、マイクロチップと圧電セラミックス(PZT)とを接合してウェーハ状に形成したものである。超音波振動子355は、図示は省略した導線により制御回路部360と電気的に接続され、制御回路部360によって電圧印加が制御される。
超音波振動子355を構成する圧電セラミックスは、交番電圧の印加により振動し、一体に接合しているマイクロチップを図15の矢印「B」のようにブラシ支持プレート21aなどをブラシ21bの長手方向に振動させる。超音波振動子355の振動数は、20kHz〜10MHzであることが好ましく、30kHZ〜2MHzであることが望ましい。
(超音波振動子355について)
超音波振動子355は、超音波振動子載置部352aに載置される。超音波振動子355は、マイクロチップと圧電セラミックス(PZT)とを接合してウェーハ状に形成したものである。超音波振動子355は、図示は省略した導線により制御回路部360と電気的に接続され、制御回路部360によって電圧印加が制御される。
超音波振動子355を構成する圧電セラミックスは、交番電圧の印加により振動し、一体に接合しているマイクロチップを図15の矢印「B」のようにブラシ支持プレート21aなどをブラシ21bの長手方向に振動させる。超音波振動子355の振動数は、20kHz〜10MHzであることが好ましく、30kHZ〜2MHzであることが望ましい。
(制御回路部360について)
図13に示すように、制御回路部360は、電子素子61(例えば、コンデンサ、コイル、ICチップ、メモリなど)により形成された電気回路である。制御回路部360には、センサ回路、電源40の充電回路、ブラシ駆動装置350の駆動制御回路、超音波振動子355駆動のための昇圧回路、高周波発振回路、計時回路などが形成される。
図13に示すように、制御回路部360は、電子素子61(例えば、コンデンサ、コイル、ICチップ、メモリなど)により形成された電気回路である。制御回路部360には、センサ回路、電源40の充電回路、ブラシ駆動装置350の駆動制御回路、超音波振動子355駆動のための昇圧回路、高周波発振回路、計時回路などが形成される。
(制御回路部360の動作について)
制御回路部360は、電源40の充電や、使用者によるスイッチ30の押下操作の検知に伴うブラシ駆動装置350の駆動のON・OFFや、超音波振動子355の駆動のON・OFFや、ブラシ21bの頭皮への接触の検知などを制御する。
例えば、制御回路部360は、ブラシ21bの頭皮や頭髪への接触をセンサ22との信号の送受信によって検知し、ブラシ21bが頭皮や頭髪に接触している場合にのみブラシ駆動装置50及びまたは超音波振動子355の駆動をONにする。
例えば、制御回路部360は、ブラシ駆動装置350及び超音波振動子355の振動数と振動パターンを制御する。このブラシ駆動装置50及び超音波振動子355の振動数と振動パターンを示す情報は電子素子61の一つであるメモリに保持される。
制御回路部360が制御する振動パターンは、第1の振動パターンと第2の振動パターンに大別される。
制御回路部360は、電源40の充電や、使用者によるスイッチ30の押下操作の検知に伴うブラシ駆動装置350の駆動のON・OFFや、超音波振動子355の駆動のON・OFFや、ブラシ21bの頭皮への接触の検知などを制御する。
例えば、制御回路部360は、ブラシ21bの頭皮や頭髪への接触をセンサ22との信号の送受信によって検知し、ブラシ21bが頭皮や頭髪に接触している場合にのみブラシ駆動装置50及びまたは超音波振動子355の駆動をONにする。
例えば、制御回路部360は、ブラシ駆動装置350及び超音波振動子355の振動数と振動パターンを制御する。このブラシ駆動装置50及び超音波振動子355の振動数と振動パターンを示す情報は電子素子61の一つであるメモリに保持される。
制御回路部360が制御する振動パターンは、第1の振動パターンと第2の振動パターンに大別される。
「第1の振動パターン」は、ブラシ駆動装置350及び超音波振動子355のどちらか一方、または双方を駆動させることである。すなわち「第1の振動パターン」には、ブラシ駆動装置50のみのON動作、超音波振動子355のみのON動作、ブラシ駆動装置50及び超音波振動子355のON動作が含まれる。
「第1の振動パターン」の各動作は、使用者がスイッチ30を操作することで適宜選択が可能である。また、スイッチ30を操作することで、電子素子61の一つであるメモリに「第1の振動パターン」の各動作の実行順序を登録し、所定の時間毎に各駆動を順次実行させることも可能である。
「第2の振動パターン」は、ブラシ駆動装置350及びまたは超音波振動子355をどのように駆動させるかを示す。すなわち「第2の振動パターン」には、ブラシ駆動装置350や超音波振動子355の振動回数(振動周波数)の変更、ブラシ駆動装置350や超音波振動子355の駆動時間の変更、ブラシ駆動装置350や超音波振動子355の振幅の強弱の変更が含まれる。
「第1の振動パターン」の各動作は、使用者がスイッチ30を操作することで適宜選択が可能である。また、スイッチ30を操作することで、電子素子61の一つであるメモリに「第1の振動パターン」の各動作の実行順序を登録し、所定の時間毎に各駆動を順次実行させることも可能である。
「第2の振動パターン」は、ブラシ駆動装置350及びまたは超音波振動子355をどのように駆動させるかを示す。すなわち「第2の振動パターン」には、ブラシ駆動装置350や超音波振動子355の振動回数(振動周波数)の変更、ブラシ駆動装置350や超音波振動子355の駆動時間の変更、ブラシ駆動装置350や超音波振動子355の振幅の強弱の変更が含まれる。
「第2の振動パターン」の一例は、ブラシ駆動装置350や超音波振動子355を数秒駆動させ、その後数秒停止させ、その後またブラシ駆動装置350や超音波振動子355を数秒駆動させることである。
「第2の振動パターン」は電子素子61の一つであるメモリに予め登録されている。「第2の振動パターン」は、スイッチ30を操作またはUSB端子部10eを介して振動ヘアブラシ1をパソコンと接続することで、自由にカスタマイズ可能であることが望ましい。
「第2の振動パターン」は電子素子61の一つであるメモリに予め登録されている。「第2の振動パターン」は、スイッチ30を操作またはUSB端子部10eを介して振動ヘアブラシ1をパソコンと接続することで、自由にカスタマイズ可能であることが望ましい。
(振動ヘアブラシ4の利用方法)
以上説明した構成・動作を備える振動ヘアブラシ4では、使用者が図1に示す握持部10cを握り、スイッチ30を押下すると、このスイッチ30の押下を制御部360が検知し、ブラシ駆動装置350及びまたは超音波振動子355を駆動させる。ブラシ駆動装置350の駆動によりフレーム51などが、101Hz〜2kHzの周波数の回転運動やブラシ21bの水平方向の往復運動を繰り返す。このことによりブラシ21bによる毛髪のブラッシングとともに、頭皮のマッサージを行える。さらに超音波振動子355によるブラシ21bの長さ方向への振動による頭皮のマッサージも行える。頭皮ケアのための薬剤を頭皮に供給した際には、超音波振動子355の駆動によるブラシ21bの長さ方向への振動によって、この薬剤の浸透を助長することが可能である。
以上説明した構成・動作を備える振動ヘアブラシ4では、使用者が図1に示す握持部10cを握り、スイッチ30を押下すると、このスイッチ30の押下を制御部360が検知し、ブラシ駆動装置350及びまたは超音波振動子355を駆動させる。ブラシ駆動装置350の駆動によりフレーム51などが、101Hz〜2kHzの周波数の回転運動やブラシ21bの水平方向の往復運動を繰り返す。このことによりブラシ21bによる毛髪のブラッシングとともに、頭皮のマッサージを行える。さらに超音波振動子355によるブラシ21bの長さ方向への振動による頭皮のマッサージも行える。頭皮ケアのための薬剤を頭皮に供給した際には、超音波振動子355の駆動によるブラシ21bの長さ方向への振動によって、この薬剤の浸透を助長することが可能である。
[さらなる変形例]
本願発明にかかる振動ヘアブラシ1〜4はさらに種々の変形が可能である。
例えば、ブラシ駆動装置50、150、250、350は、それぞれ回転軸にウェイトを偏心状態で固定した振動モータを備え、この振動モータの駆動によってブラシユニット20を振動させるようにしてもよい。また、回転軸にウェイトを備えるものではなく、1つ以上の屈曲部を持つクランク部材を設けたモータによって、ブラシユニット20を振動させるようにしてもよいし、ボイスコイルモータを備えることで、ブラシユニット20を振動させるようにしてもよい。
本願発明にかかる振動ヘアブラシ1〜4はさらに種々の変形が可能である。
例えば、ブラシ駆動装置50、150、250、350は、それぞれ回転軸にウェイトを偏心状態で固定した振動モータを備え、この振動モータの駆動によってブラシユニット20を振動させるようにしてもよい。また、回転軸にウェイトを備えるものではなく、1つ以上の屈曲部を持つクランク部材を設けたモータによって、ブラシユニット20を振動させるようにしてもよいし、ボイスコイルモータを備えることで、ブラシユニット20を振動させるようにしてもよい。
1,2,3,4…振動ヘアブラシ、10…筐体、10a…ヘッド部、10b…握持部、10c…傾斜部、10d…充電端子部、10e…USB端子部、20…ブラシユニット、21a…ブラシ支持プレート、21b…ブラシ、22…センサ、30…スイッチ、40,40a…電源、50,150,250,350…ブラシ駆動装置、51…フレーム、51a…爪部、52…支持プレート352a…超音波振動子載置部、52b…支持部、53…支持プレート固定部材、55…超音波振動子、57,157,257…電磁石ユニット、57c,157c,257c…電磁用軟鉄、57a,57b,157a,157b,257a,257b…コイル、57c,157c,257c…電磁用軟鉄、58…板状磁石、59…板状磁石取付部、60,260,360…制御回路部、61…電子素子、70…軸棒、80…ボールベアリング、110…上筐体、111…スイッチ取り付け孔、112…ブラシ用開口、120…下筐体、131a…蓋体、131c…シーリング材、131d…ゴム、261…スイッチ回路、P1〜P6…接点。
Claims (9)
- 把持部の先端側から延びる支持板の一方の面に多数のピン体を備えるヘアブラシにおいて、
前記支持板の他方の面に固定され、100Hzよりも高くかつ20kHz以下の周波数で前記支持板を振動させる振動部と、
前記振動部の振動数及び振動モードを制御して前記振動部を駆動させる振動制御部と、
前記振動モードを含む振動数情報を保持するメモリ部と、
を有することを特徴とする振動ヘアブラシ。 - 前記振動部が、前記支持板の面方向の中心を回転軸として、前記支持板の面方向に直交する方向に振動させることを特徴とする請求項1記載の振動ヘアブラシ。
- 前記振動部が、前記支持板の面方向に沿って前記支持板を振動させることを特徴とする請求項1または2に記載の振動ヘアブラシ。
- 前記ピン体の長手方向に前記支持板を振動させる超音波振動子をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の振動ヘアブラシ。
- 前記振動部による前記支持板の振動方向を切り替えるための振動方向切り替え手段を更に備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の振動ヘアブラシ。
- 前記振動部による前記支持板の振動の振幅を可変する振幅可変部を更に備えること
を特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の振動ヘアブラシ。 - 前記多数のピン体が使用者の肌面へ接触したか否かを検知する検知手段を更に備え、
前記振動制御部は、前記検知手段によって、前記多数のピン体が肌面へ接触したことが検知された場合に前記振動部を駆動させること
を特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の振動ヘアブラシ。 - 防水構造であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の振動ヘアブラシ。
- 前記振動部を駆動させるための蓄電手段を備えることを特徴とする請求項1ないし8いずれか1項に記載の振動ヘアブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012054685A JP2013188250A (ja) | 2012-03-12 | 2012-03-12 | 振動ヘアブラシ |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101582989B1 (ko) * | 2014-08-13 | 2016-01-06 | (주)휴먼드림 | 두피 마사지장치 |
EP3324781A4 (en) * | 2015-07-24 | 2019-03-20 | L'oreal | HAIR BRUSH DISMANTLING |
CN113116702A (zh) * | 2021-04-19 | 2021-07-16 | 深圳天基权健康科技集团股份有限公司 | 一种带声波振动按摩的多功能半导体激光治疗梳及方法 |
WO2022124132A1 (ja) * | 2020-12-11 | 2022-06-16 | 株式会社資生堂 | 皮膚刺激装置および皮膚刺激装置の制御方法 |
-
2012
- 2012-03-12 JP JP2012054685A patent/JP2013188250A/ja active Pending
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WO2022124132A1 (ja) * | 2020-12-11 | 2022-06-16 | 株式会社資生堂 | 皮膚刺激装置および皮膚刺激装置の制御方法 |
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CN113116702B (zh) * | 2021-04-19 | 2022-12-02 | 深圳天基权健康科技集团股份有限公司 | 一种带声波振动按摩的多功能半导体激光治疗梳 |
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