JP2013185660A - 管継手の離脱防止構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】受口部及び挿口部の周方向の相対移動を許容する状態で軸心方向に抜け出し防止し、ロック部材及びロック維持手段の構成を簡素にし、組付け作業及び分解作業の労力を大幅に低減した管継手の離脱防止構造を提供する。
【解決手段】周溝27内に挿入されたロック部材30がロック位置に配置された状態において、ロック部材30をロック位置に保持する保持部材40を備え、ロック部材30は、複数の分割環31から構成されており、保持部材40は、脱着用凹部25に嵌合可能な形状を有し、脱着用凹部25を通して周溝27内に挿入されたロック部材30が軸心回りでロック位置に配置された状態において保持部材40がロック部材30の周方向の間及び脱着用凹部25に嵌合して受口部13の受口側端部23に固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体管路を構成する受口を備えた受口部と、該受口の内方に所定長さで嵌挿される嵌挿部を有する挿口を備えた挿口部と、該挿口部の外面と受口部の内面との間隙を周方向に沿って水密的に密封するリング状のシール部材とを備えた管継手の離脱防止構造に関する。
従来、管継手の離脱防止構造として、ロックリングのない状態で挿口を挿入した受口内に、抜け出し防止用のロックリングを、大掛かりな装置を用いることなく容易に収納することを課題として、周方向に分割されたロックリングの分割片を受口開口端から挿入し、ロックリング収納溝内で円周に沿って接続していく方式のものが知られている(以下、「従来技術1」という。例えば、特許文献1参照。)。
また、管継手の離脱防止構造として、ロック切換手段は、受口管部の内周面に形成された環状保持溝にロック部材を回転操作自在に装着するとともに、ロック部材に、係合部の管軸芯方向での抜き差し移動を許容する脱着用第1凹部と、この脱着用第1凹部を通して挿入接続位置に挿入された係合部の抜け出し移動を管軸芯方向から当接して阻止する第1抜止め壁部とを形成して構成され、受口管部の受口側端部には、受口管部内に装着されたロック部材の抜け出し移動を接当阻止する状態で径方向内方に向かって突出する環状壁部が形成され、この環状壁部には、挿口管部の係合突起の管軸芯方向での抜き差し移動を許容する脱着用第2凹部と、この脱着用第2凹部を通して挿入接続位置に挿入された係合部の抜け出し移動を管軸芯方向から当接して阻止する第2抜止め壁部とが形成される構成で、ロック部材の第1抜止め壁部の内径が、受口管部における環状壁部の第2抜止め壁部の内径よりも小さく、かつ、挿口管部の外周面の外径よりも大きく構成され、ロック部材は、周方向で複数に分割された分割ロック体から構成されていて、受口管部内において円環状又はC形状に連結可能に構成され、更に、前記受口管部の環状壁部とロック部材との間には、ロック部材をロック状態で固定するロック維持手段が設けられ、ロック維持手段は、受口管部の環状壁部の脱着用第2凹部に対して管軸芯方向から入り込み自在な閉塞体に、各分割ロック体の抜止め壁部に形成された係止孔に対して管軸芯方向から係合可能な係止突起を一体形成するとともに、閉塞体の周方向両側部には、それに隣接する両環状壁部の外面に当て付け可能な一対の連結片を一体形成し、各連結片には、第2抜止め壁部の外面に形成されたネジ孔に螺合される固定ボルトが挿通される貫通孔を形成して、閉塞体の係止突起をロック操作位置にあるロック部材の各分割ロック体の係止孔に係合させた状態で、閉塞体の両連結片を固定ボルト介して受口管部の環状受口壁部に螺合固定することにより、ロック部材をロック操作位置で固定維持するようにしたものが知られている(以下、「従来技術2」という。例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−185071号公報(第4頁、第1〜3図) 特開2005−325864号公報(第14頁、第3図)
しかしながら、従来技術1にあっては、周方向に分割されたロックリングの分割片をロックリング収納溝に沿って全周にわたり挿入し、ロックリング収納溝の径方向の外方から各分割片を複数のセットボルトの締付け力によって固定し、離脱防止を行うものであるため、組付け作業及び分解作業において複数のセットボルトを締め付けあるいは緩める必要があり、組付け作業及び分解作業に労力を要するという問題があった。
また、従来技術2にあっては、受口管部と挿口管部との組付け作業及び分解作業において、重量のある両管部を管軸芯周りで相対回転させる必要はないが、ロック部材及びロック維持手段の構成が複雑であるとともに、組付け作業及び分解作業に労力を要するという問題があった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、受口部及び挿口部の周方向の相対移動を許容する状態で軸心方向に抜け出し防止するとともに、ロック部材及びロック維持手段の構成を簡素にするとともに、組付け作業及び分解作業の労力を大幅に低減した管継手の離脱防止構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の管継手の離脱防止構造は、
受口部の内周面と該受口部に対して軸心方向から挿入接続される挿口部の外周面との間を密封するシール材が設けられているとともに、前記受口部の内周面の受口側には、前記挿口部の外周面に突出形成された係合突起と軸心方向から当接することにより、両口部の離脱移動を阻止するロック部材が設けられている管継手の離脱防止構造であって、
前記受口部の受口側端部には、前記ロック部材の軸心方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部と、該脱着用凹部を通して挿入された前記ロック部材が軸心回りでロック位置に配置されたとき、前記ロック部材に軸心方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部を備えた周溝が形成されており、
前記周溝内に挿入された前記ロック部材がロック位置に配置された状態において、前記ロック部材をロック位置に保持する保持部材を備え、
前記ロック部材は、複数の分割環から構成されており、
前記保持部材は、前記脱着用凹部に嵌合可能な形状を有し、
前記脱着用凹部を通して前記周溝内に挿入された前記ロック部材が軸心回りでロック位置に配置された状態において前記保持部材が前記ロック部材の周方向の間及び前記脱着用凹部に嵌合して前記受口部の受口側端部に固定されるようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、受口部と挿口部との軸心方向の抜け出しを別部材であるロック部材により阻止するため、受口部及び挿口部の周方向の相対移動を許容する状態で軸心方向に抜け出し防止できる。また、脱着用凹部を通して周溝内に挿入されたロック部材が軸心回りでロック位置に配置された状態において保持部材が前記ロック部材の周方向の間及び脱着用凹部に嵌合して前記受口部の受口側端部に固定されるため、保持部材を嵌合するだけの簡単な操作で、確実にロック部材をロック位置に固定することができる。更に、保持部材は、受口部の受口側端部に挿口側から嵌合可能な形状を有するため、保持部材の脱着を極めて容易に行うことができる。更に、受口部の脱着用凹部を利用して保持部材を取り付けることができるため、保持部材を取り付けるための特別に複雑な手段を要しない。
本発明の管継手の離脱防止構造は、
前記受口部の受口側端部に対して前記保持部材を固定するための固定手段が装着されることを特徴としている。
この特徴によれば、固定手段により保持部材を受口側端部に対し固定するため、保持部材の脱落を防止しロック部材のロック状態を維持できる。
本発明の管継手の離脱防止構造は、
受口部の内周面と該受口部に対して軸心方向から挿入接続される挿口部の外周面との間を密封するシール材が設けられているとともに、前記受口部の内周面の受口側には、前記挿口部の外周面に突出形成された係合突起と軸心方向から当接することにより、両口部の離脱移動を阻止するロック部材が設けられている管継手の離脱防止構造であって、
前記受口部の受口側端部には、前記挿口部の外周面に係止された状態における前記ロック部材の軸心方向での抜き差し移動を許容する脱着用入口部と、該脱着用入口部を通して挿入された前記ロック部材が軸心回りでロック位置に配置されたとき、前記ロック部材に軸心方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部を備えた周溝が形成されており、
前記周溝内に挿入された前記ロック部材をロック位置に保持する保持部材を備え、
前記ロック部材は、複数の分割環から構成され、各分割環の内周面はテーパ形状に形成されており、
前記保持部材は、前記挿口部の外周面に嵌合された状態で前記脱着用入口部に嵌入可能な中空円筒形状をなし、その先端部は前記分割環のテーパ形状の内周面に係合可能なテーパ形状に形成され、
前記脱着用入口部を通して前記周溝内に挿入された前記ロック部材が前記保持部材の挿入により軸心回りでロック位置に拡張され、その状態で前記保持部材が前記受口部の受口側端部に固定されるようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、受口部と挿口部との軸心方向の抜け出しを別部材であるロック部材により阻止するため、受口部及び挿口部の周方向の相対移動を許容する状態で軸心方向に抜け出し防止できる。また、脱着用入口部を通して前記周溝内に挿入された前記ロック部材が前記保持部材の挿入により軸心回りでロック位置に拡張され、その状態で前記保持部材が前記受口部の受口側端部に固定されるため、保持部材を挿入するだけの簡単な操作で、確実にロック部材をロック位置に固定することができる。更に、保持部材は、受口部の受口側端部に挿口側から挿入可能な形状を有するため、保持部材の脱着を極めて容易に行うことができる。更に、受口部の脱着用入口部を利用して保持部材を取り付けることができるため、保持部材を取り付けるための特別に複雑な手段を要しない。
本発明の管継手の離脱防止構造は、
前記保持部材は、前記テーパ形状の先端部に続く基端側が径大部に形成され、該径大部の先端側には前記ロック部材のロック位置において前記ロック部材の一方の側面に当接可能な段部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、保持部材の段部がロック部材の側面に当接した状態で保持部材の挿入が停止されるため、保持部材の挿入操作を容易にすることができる。また、ロック部材のロック位置での保持が安定する。
本発明の管継手の離脱防止構造は、
前記保持部材の径大部の基端側の外周面に周溝が形成され、前記保持部材の周溝に対向する前記受口部の受口側端部の内周面の位置に周溝が形成され、前記保持部材の周溝と前記受口部の周溝にまたがって長尺状の変形可能な抜止め部材が嵌入されていることを特徴としている。
この特徴によれば、保持部材の軸方向への移動が抜止め部材により阻止されるため、ロック部材をロック位置に確実に保持することができる。
(a)は、実施例1における管継手の離脱防止構造の縦断面図であり、(b)は、(a)の受口部のA−A矢視図である。 実施例1における管継手の離脱防止構造の平面図である。 実施例1における管継手の離脱防止構造の側面図である。 図1のB−B断面図である。 (a)は、実施例1における保持部材を示す図4のC−C断面図であり、(b)は、保持部材の右側面図であり、(c)は、同じく左側面図である。 (a)は、実施例2における管継手の離脱防止構造の縦断面図であり、(b)は、(a)の受口部のD−D矢視図である。 (a)は、実施例2におけるロック部材を示す正面図であり、(b)は、ロック部材の左側面図であり、(c)は、同じく右側面図である。 (a)は、実施例2における保持部材を示す正面図であり、(b)は、保持部材の左側面図であり、(c)は、同じく右側面図であり、(d)は、(c)のE−E断面図であり、(e)は、(c)のF−F断面図である。 (a)は、実施例3における管継手の離脱防止構造の縦断面図であり、(b)は、(a)の受口部のG−G矢視図である。
本発明に係る管継手の離脱防止構造を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例1に係る管継手の離脱防止構造を図1ないし図5に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施例の流体管1は、例えば、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、断面視略円形状に形成され、内周面が図示しない樹脂粉体塗装あるいはモルタル層で被覆されている。尚、本発明に係る流体管は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいは塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。更に尚、本実施例では流体管1内の流体は上水であるが、流体管の内部を流れる流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
図1(a)において、流体管1に装着されるダクタイル鋳鉄製の継手本体10が、流体管1に外套状態で円周方向に沿って着脱自在に固定連結される二つの割り継手体11,12から構成され、そのうちの一方の割り継手体12には、流体管1の管軸Oに対して直交する軸心X方向に同軸状態で連通する分岐用の受口部13が外方に一体的に突出形成されている。この分岐用の受口部13には、分岐流路を開閉するための弁体を備えた仕切弁2が装着され、更に、分岐管3の一端側に形成された挿口部4が密封状態で嵌合接続されている。尚、本発明に係る継手本体は、鋼等の金属製、あるいは塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。
割り継手体11,12の管周方向両端部の各々には、連結フランジ部14、15が管径方向外方に向かって一体的に突出形成され、挟着部材16を介してボルト17で締め付け固定されるようになっている。また、割り継手体11,12の各々に形成されたシール溝には、流体の外部への漏洩を防止すべく、流体管1の外周面との間、及び、管周方向で隣接する割り継手体11,12の連結フランジ部14、15間の各々を密封するための弾性シール材18が装着されている。
受口部13の内周面に形成された環状のシール用取付け溝20には、受口部13に対して軸心X方向から挿入接続される挿口部4の外周面との間で圧縮される密封用のシール材21が装着されている。また、受口部13の内周面において、シール用取付け溝20に連続して開口する受口側には、挿口部4の外周面に一体的に突出形成された円環状の係合突起5の一側面と軸心X方向から当接することにより、受口部13及び挿口部4の最大挿入位置までに規制する円環状のストッパー壁部22が一体形成され、更に、受口部13の内周面の受口側端部23には、挿口部4の係合突起5が通過可能な内径で径方向内方に向かって突出する円環状の環状壁部24が一体形成されている。
また、受口部13の内周面において、ストッパー壁部22と環状壁部24との間に位置する部位には、環状壁部24の内径よりも大なる内径の周溝27が形成されている。一方、挿口部4の係合突起5と受口部13の環状壁部24との間には、挿口部4の係合突起5の他側面に対して軸心X方向から当接可能なロック部材30が、周溝27内に挿入され、軸心回りでロック位置に配置されるようになっている。
図1(b)に示すように、受口部13の環状壁部24には、ロック部材30の軸心X方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部25が形成されている。この脱着用凹部25は、環状壁部24の周方向の一部を切り欠いて形成されるもので、脱着用凹部25の外径は、周溝27の内底面と一致するように形成され、ロック部材30の抜き差し移動を好都合なものとしている。また、脱着用凹部25の周方向の長さはロック部材30の軸心X方向での抜き差し移動が許容される寸法に設定されている。環状壁部24において、脱着用凹部25の形成されていない部分は、ロック部材30の軸心X方向での移動を阻止する抜止め壁部26を構成する。
次に、図4を参照しながらロック部材30を説明する。ロック部材30は複数の分割環31から構成されており、各分割環31は、周溝27の幅よりも小さい厚みを有し、円弧状の内周面32が挿口部4の外周面に外嵌できる内径を有し、円弧状の外周面33が周溝27に内嵌できる外径を有し、脱着用凹部25から周溝27内に挿入可能な大きさに設定されている。図4に示すロック部材30における各分割環31は、周方向に8分割された角度を有するように形成され、周溝27内に挿入された状態では、これらの分割環31が周方向に7個連続して配置されるようになっており、周方向において分割環31の1個分のスペースが空けられ、この空きスペース34に後記する保持部材40が嵌入するようになっている。図4では、円周を略8等分し、うち略7/8周分にロック部材30が配設され、残りの略1/8周分の空きスペース34に保持部材40が配設されるものであるが、8等分に限定されることはなく、少なくとも3以上の複数に分割されていてもよい。
次に、図5を参照しながら保持部材40を説明する。保持部材40は、断面形状が略コ字状をなし、外径側のフランジ部41、内径側のフランジ部42及び側壁部43から構成されている。外径側のフランジ部41及び内径側のフランジ部42は円弧状をなし、外径側のフランジ部41の内周面は受口側端部23の外周面に当接可能に形成され、また、内径側のフランジ部42の内周面は挿口部4の外周面よりわずかに大きく形成されている。更に、側壁部43は、周方向において受口部13の環状壁部24に形成された脱着用凹部25の周方向長さよりも大きく設定された形状をしている。
また、外径側のフランジ部41が内径側のフランジ部42よりも管軸方向に長く形成され、装着された場合、凹部44は受口部13の受口側端部23の端面に当接し、内径側のフランジ部42はロック部材30の空きスペース34及び受口部13の脱着用凹部25に嵌合するようになっている。また、外径側のフランジ部41には、受口部13の受口側端部23に対して保持部材40を固定するための固定手段45が装着されるようになっている。
図4には、ロック部材30の空きスペース34に保持部材40が嵌合された状態が示されている。保持部材40は、受口部13の受口側端部23に挿口側から嵌合可能な形状を有し、ロック部材30のロック位置においてロック部材30の空きスペース34及び受口部13の脱着用凹部25に嵌合して受口部13の受口側端部23に固定されるようになっている。
このように、固定手段45により保持部材40を受口側端部23に対し固定するため、保持部材40の脱落を防止しロック部材30の回動規制状態を維持できる。また、内径側のフランジ部42はロック部材30の空きスペース34に係合するだけの短い長さであっても、外径側のフランジ部41が長く形成されているため、外径側のフランジ部41に固定手段45を装着することが可能である。固定手段45は、例えば、外側のフランジ部41に形成された雌ネジ部に螺合される止めネジであり、止めネジの先端が受口部13の受口側端部23の外周面に当接することによりロック部材30を周溝27内においてロック位置に保持することができるものである。上述したように、固定手段45により保持部材40が固定されているため、ロック部材30は、その周端が保持部材40の周端部に当接することで、該ロック部材30の周方向両方の移動がいずれも規制され、ロック位置から移動せずに保持される。
また、保持部材40の内径側のフランジ部42は、受口部13の軸心方向の長さが環状壁部24の抜止め壁部26にロック部材30を加えた長さよりも短く形成されており、このようにすることで、受口部13と挿口部4とに軸心方向に抜け出そうとする外力が加わった場合でも、ロック部材30が抜止め壁部26に当接するのみで保持部材40に当接しないため、保持部材40に軸心方向の外力を与えることなく、外力による保持部材40の脱落を防止できる。尚、保持部材40は、断面形状が略コ字状に限らず、例えば、外側のフランジ部41が省略された断面L字状に形成されてもよく、その場合、側壁部43に止めネジなどの固着手段が装着可能なように雌ネジ部を形成し、該雌ネジ部に止めネジを螺合させ、止めネジの先端を受口部13の受口側端部23の端面に当接させて保持部材40を固定するものである。
受口部13と挿口部4とを接続する場合、受口部13の内周面に形成された環状のシール用取付け溝20に弾性を有するシール材21を装着し、挿口部4の係合突起5が受口部13の環状壁部24を通過してストッパー壁部22に当接するまで挿入し、その後、ロック部材30の分割環31を、受口部13の環状壁部24に形成された脱着用凹部25から次々と周溝27に挿入し、図4に示すような状態になるように周溝27内において周方向に移動させ、最後に、保持部材40をロック部材30の空きスペース34及び受口部13の脱着用凹部25に嵌合させ、固定手段45により受口部13の受口側端部23に固定する。
この状態ではロック部材30の各分割環31の側面と受口部13の各抜止め壁部26の抜止め内面とが軸心X方向で相対向しているため、受口部13と挿口部4との間に引抜力が作用したとしても、挿口部4の係合突起5がロック部材30に対して軸心Xの一方から当接し、更に、このロック部材30の各分割環31が受口部13の各抜止め壁部26の抜止め内面に対して軸心Xの他方から当接して、受口部13と挿口部4の相対離脱移動が阻止されることになる。
図1ないし4に示すように、受口部13に挿口部4が挿入され、受口部13の周溝27内に挿入されたロック部材30がロック位置に配設された状態において、保持部材40がロック部材30の空きスペース34及び受口部13の脱着用凹部25に嵌合して受口部13の受口側端部23に固定されるため、確実にロック部材30をロック位置に固定することができる。また、受口部13と挿口部4との軸心方向の抜け出しを別部材であるロック部材30により阻止するため、受口部13及び挿口部4の周方向の相対移動を許容する状態で軸心方向に抜け出し防止できる。更に、ロック部材30が分割環31から構成されているため、ロック部材30の構造を簡素にすることができるとともに、ロック部材30の装着作業において大きな力を要することなく容易に行うことができる。更に、保持部材40は、受口部13の受口側端部23に挿口側から嵌合可能な形状を有するため、保持部材40の脱着を極めて容易に行うことができる。更に、ロック部材30の空きスペース34と受口部13に設けられた脱着用凹部25を利用して保持部材40を取り付けることができるため、保持部材40を取り付けるための特別複雑な手段を要しない。
本発明の実施例2に係る管継手の離脱防止構造を図6ないし図8に基づいて説明する。
受口部50は、段部51を有し、径大部52に対して軸心X方向から挿入接続される挿口部60の外周面との間で圧縮される密封用の弾性を有するシール材53が装着されている。受口部50の段部51は挿口部60の先端部が当接するように設定され、該段部51により挿口部60の最大挿入位置が規制されるようになっている。また、挿口部60には、シール材53が装着される先端側の外周面には円環状の突起61が設けられ、シール材53の装着位置より基端側の外周面には一体的に突出形成された円環状の係合突起62が設けられている。
一方、受口部50の径大部52側の受口側端部54は、挿口部60に一体形成された円環状の係合突起62が通過可能な内径の脱着用入口部55を有し、該脱着用入口部55には挿口部60が挿入された場合の係合突起62の入口側側面の軸心X方向の位置よりわずかに先端側の部位から入口側に向けて、受口側端部54の脱着用入口部55よりも大なる内径の周溝56が形成されている。この周溝56には、後記するロック部材70が嵌入されるようになっている。また、受口側端部54の脱着用入口部55側の内周部は、ロック部材70の軸心方向での移動を阻止する抜止め壁部59を構成する。
次に、図6及び図7を参照しながらロック部材70を説明する。ロック部材70は、複数の分割環71から構成されており、各分割環71は、周溝56の幅よりも小さい厚みを有し、円弧状の内周面72が後記する保持部材80の係合面と略同一の内径を有し、円弧状の外周面73が周溝56に内嵌できる外径を有し、挿口部60の外周面に外嵌された状態で脱着用入口部55から周溝56に向けて挿入可能な大きさに設定されている。また、分割環71の内周面72はテーパ形状に形成され、テーパ面74が受口部50の入口側を向くように装着されるものである。尚、隣接する分割環71,71同士を、図示しないゴム等の弾性材からなる連結部材で拡径自在に連結するようにしても構わない。
図7には各分割環71が保持部材80により拡径され、ロック位置に拡径された状態が示されており、各分割環71は拡径されたロック位置にある状態で、周方向に3分割され、かつ、各分割面Yに直交して所定の間隙dを有するように形成されている。この所定の間隙dは、各分割環71が挿口部4の外周面に外嵌された状態ではほぼゼロとなるように設定されるものである。尚、図7では、分割環71は周方向に3等分で形成されているが、3等分に限定されることはなく、複数に分割されていればよい。
次に、図6及び図8を参照しながら保持部材80を説明する。保持部材80は、挿口部60の外周面に嵌合された状態で脱着用入口部55に嵌入可能な中空円筒形状をなしており、挿口部60に容易に装着しやすいように周方向に2分割されている。各分割筒部材81の先端部82の外周面はロック部材70の分割環71のテーパ形状の内周面であるテーパ面74に係合可能なようにテーパ形状に形成されている。また、テーパ形状の先端部82に続く基端側が径大部83に形成され、該径大部83の先端側には装着された状態でロック部材70の側面に当接可能な段部84が形成されている。
保持部材80の径大部83の基端側の外周面に周溝85が形成され、また、保持部材80が装着された状態において周溝85に対向する受口部50の受口側端部54の内周面の位置にも周溝57が形成され、保持部材80の周溝85と受口部50の周溝57にまたがって長尺状の変形可能な抜止め部材90が嵌入されるようになっている。また、保持部材80の周溝85を形成している基端側の端部の周方向の一部が切り欠かれ、切欠き部86が形成されており、上記のように周溝85,57にまたがって嵌入された抜止め部材90を取り外す場合、この切欠き部86を介し抜止め部材90を把持して外方に引張ることで容易に取り外すことができる。抜止め部材90は、弾性変形可能な材料から形成され、例えば、紐状をなしている。尚、抜け止め部材は、該抜け止め部材の端部が切欠き部に配置されていれば複数本設けられていてもよく、若しくは抜け止め部材は、切欠き部が複数形成されている場合、当該複数の切欠き部に応じて複数本設けられていても構わない。更に尚、抜止め部材は、必ずしも嵌入された後に取り外すものに限られず、周溝に永続的に嵌入されていてもよく、この場合、特段に切欠き部を形成せずともよい。
図8において、保持部材80は、挿口部60に容易に装着しやすいように、周方向に2分割されているが、これに限定されることはなく、3分割以上でもよい。
受口部50と挿口部60とを接続する場合、挿口部60の係合突起62より先端側の外周面に密封用の弾性を有するシール材53を装着するとともに、係合突起62の基端側に当接するようにロック部材70を上記した連結部材等により外嵌した状態で挿口部60を受口部50に挿入すると、挿口部60の先端が受口部50の段部51に当接する。その状態では、ロック部材70は受口側端部54の脱着用入口部55の周溝56の内径側に位置している。続いて、保持部材80の分割筒部材81を挿口部60に外嵌するとともに保持部材80の周溝85に抜止め部材90を嵌入して脱着用入口部55から先端側に押し込むと、テーパ形状の先端部82がロック部材70の分割環71のテーパ面74に係合し、分割環71は拡径され、周溝56内に嵌合されロック状態となる。この状態で、抜止め部材90は、保持部材80の周溝85と受口側端部54の周溝57とで形成された環状空間に嵌入される。このため、保持部材80は受口部50に固定される。尚、ロック部材は、上記した連結部材を特段に用いること無く挿口部に外嵌するようにしてもよい。
この状態ではロック部材70の各分割環71の側面と受口部50の抜止め壁部59の抜止め内面とが軸心方向で相対向しているため、受口部50と挿口部60との間に引抜力が作用したとしても、挿口部60の係合突起62がロック部材70に対して軸心の一方から当接し、更に、このロック部材70の各分割環71が受口部50の抜止め壁部59の抜止め内面に対して軸心の他方から当接して、受口部50と挿口部60の相対離脱移動が阻止されることになる。
このように、受口部50と挿口部60との軸心方向の抜け出しを別部材であるロック部材70により阻止するため、受口部50及び挿口部60の周方向の相対移動を許容する状態で軸心方向に抜け出し防止できる。また、脱着用入口部55を通して周溝56内に挿入されたロック部材70が保持部材80の挿入により軸心回りでロック位置に拡張され、その状態で保持部材80が受口部50の受口側端部54に固定されるため、保持部材80を挿入するだけの簡単な操作で、確実にロック部材70をロック位置に固定することができる。更に、保持部材80は、受口部50の受口側端部54に挿口側から挿入可能な形状を有するため、保持部材80の脱着を極めて容易に行うことができる。更に、受口部50の脱着用入口部55を利用して保持部材80を取り付けることができるため、保持部材80を取り付けるための特別に複雑な手段を要しない。
また、保持部材80の段部84がロック部材70の側面に当接した状態で保持部材80の挿入が停止されるため、保持部材80の挿入操作を容易にすることができる。また、ロック部材70のロック位置での保持を安定なものとすることができる。
更に、保持部材80の周溝85と受口部50の周溝57にまたがって長尺状の変形可能な抜止め部材90が嵌入されているため、保持部材80の軸方向への移動が抜止め部材90により阻止され、ロック部材70をロック位置に確実に保持することができる。
本発明の実施例3に係る管継手の離脱防止構造を図9に基づいて説明する。実施例3に係る管継手の離脱防止構造は、実施例2と受口部及び挿口部の形状が異なる点でのみ相違するものである。尚、前記実施例と重複する構成は、同じ符号を付し説明を省略する。
受口部100の内周面に形成された環状のシール用取付け溝101には、受口部100に対して軸心X方向から挿入接続される挿口部110の外周面との間で圧縮される密封用のシール材102が装着されている。また、受口部100の内周面において、シール用取付け溝101に連続して開口する受口側には、挿口部110の外周面に一体的に突出形成された円環状の係合突起111の一側面と軸心X方向から当接することにより、受口部100に対する挿口部110の最大挿入位置を規制する円環状のストッパー壁部103が一体形成され、更に、受口部100の内周面の受口側端部104には、挿口部110の係合突起111が通過可能な内径の脱着用入口部105を有し、該脱着用入口部105には挿口部110が挿入された場合の係合突起111の入口側側面の軸心X方向の位置よりわずかに先端側の部位から入口側に向けて、受口側端部104の脱着用入口部105よりも大なる内径の周溝106が形成されている。この周溝106には、ロック部材70が嵌入されるようになっている。また、受口側端部104の脱着用入口部105側の内周部は、ロック部材70の軸心方向での移動を阻止する抜止め壁部109を構成する。
挿口部110の基部側には、分岐流路を開閉するための仕切弁(図示しない)が装着される仕切弁装着部112が設けられており、図9では、仕切弁の通過する口が止め弁113で封止され、更に上部に封止フランジ114が装着された状態が示されている。
ロック部材70及び保持部材80は図8に示されたものと同じであり、説明は省略する。また、保持部材80が装着された状態において周溝85に対向する受口部100の受口側端部104の内周面の位置に周溝107が形成されている点も、図6と同じである。
受口部100に挿口部110接続する場合、受口部100の内周面に形成された環状のシール用取付け溝101に弾性を有するシール材102を装着する。次に、挿口部110の係合突起111の基端側に当接するようにロック部材70を上記した連結部材等により外嵌した状態で挿口部110を受口部100に挿入すると、挿口部110の係合突起111が受口部100のストッパー壁部103に当接する。その状態では、ロック部材70は受口側端部104の脱着用入口部105の周溝106の内径側に位置している。続いて、保持部材80の分割筒部材81を挿口部110に外嵌するとともに保持部材80の周溝85に抜止め部材90を嵌入して脱着用入口部105から先端側に押し込むと、テーパ形状の先端部82がロック部材70の分割環71のテーパ面74に係合し、分割環71は拡径され、周溝106内に嵌合されロック状態となる。この状態で、抜止め部材90は、保持部材80の周溝85と受口側端部104の周溝107とで形成された環状空間に嵌入される。このため、保持部材80は受口部100に固定される。尚、ロック部材は、上記した連結部材を特段に用いること無く挿口部に外嵌するようにしてもよい。
この状態ではロック部材70の各分割環71の側面と受口部100の抜止め壁部109の抜止め内面とが軸心方向で相対向しているため、受口部100と挿口部110との間に引抜力が作用したとしても、挿口部110の係合突起111がロック部材70に対して軸心の一方から当接し、更に、このロック部材70の各分割環71が受口部100の抜止め壁部109の抜止め内面に対して軸心の他方から当接して、受口部100と挿口部110の相対離脱移動が阻止されることになる。
このように、受口部100と挿口部110との軸心方向の抜け出しを別部材であるロック部材70により阻止するため、受口部100及び挿口部110の周方向の相対移動を許容する状態で軸心方向に抜け出し防止できる。また、脱着用入口部105を通して周溝106内に挿入されたロック部材70が保持部材80の挿入により軸心回りでロック位置に拡張され、その状態で保持部材80が受口部100の受口側端部104に固定されるため、保持部材80を挿入するだけの簡単な操作で、確実にロック部材70をロック位置に固定することができる。更に、保持部材80は、受口部100の受口側端部104に挿口側から挿入可能な形状を有するため、保持部材80の脱着を極めて容易に行うことができる。更に、受口部100の脱着用入口部105を利用して保持部材80を取り付けることができるため、保持部材80を取り付けるための特別に複雑な手段を要しない。
また、保持部材80の段部84がロック部材70の側面に当接した状態で保持部材80の挿入が停止されるため、保持部材80の挿入操作を容易にすることができる。また、ロック部材70のロック位置での保持が安定する。
更に、保持部材80の周溝85と受口部100の周溝107にまたがって長尺状の変形可能な抜止め部材90が嵌入されているため、保持部材80の軸方向への移動が抜止め部材90により阻止され、ロック部材70をロック位置に確実に保持することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1では、ロック部材の各分割環は周方向に8分割された角度を有するように形成されている場合について説明したが、これに限定されることなく、3分割以上の所定数の複数に分割されていてもよい。また、前記実施例2及び3では、ロック部材が円周方向において3分割される場合について説明したが、これに限定されることなく、2分割以上の所定数の複数に分割されていてもよい。
また例えば、前記実施例1では、保持部材は断面形状が略コ字状の場合を説明したが、これに限定されることなく、例えば断面形状が略L字状でもよい。
また例えば、前記実施例2及び3では、保持部材が円周方向において2分割される場合について説明したが、これに限定されることなく、3分割以上であってもよい。
また例えば、前記実施例2及び3では、保持部材が長尺状の変形可能な抜止め部材で受口部に固定される場合について説明したが、これに限定されず、保持部材の基端部にフランジを設け、該フランジを受口側端部に止めねじなどの固定手段で固定するようにしてもよい。
1 流体管
2 仕切弁
3 分岐管
4,60,110 挿口部
5,62,111 係合突起
10 継手本体
11,12 割り継手体
13,50,100 受口部
14,15 連結フランジ部
16 挟着部材
17 ボルト
18 弾性シール材
20,101 シール用取付け溝
21,53,102 シール材
22,103 ストッパー壁部
23,54,104 受口側端部
24 環状壁部
25 脱着用凹部
26,59,109 抜止め壁部
27,56,106 周溝
30,70 ロック部材
31、71 分割環
32 内周面
33 外周面
40,80 保持部材
41 外径側のフランジ部
42 内径側のフランジ部
43 側壁部
44 凹部
45 固定手段
72 内周面
73 外周面
74 テーパ面
81 分割筒部材
82 先端部
83 径大部
84 段部
85 周溝
86 切欠き部
112 仕切弁装着部
113 止め弁
114 封止フランジ

Claims (5)

  1. 受口部の内周面と該受口部に対して軸心方向から挿入接続される挿口部の外周面との間を密封するシール材が設けられているとともに、前記受口部の内周面の受口側には、前記挿口部の外周面に突出形成された係合突起と軸心方向から当接することにより、両口部の離脱移動を阻止するロック部材が設けられている管継手の離脱防止構造であって、
    前記受口部の受口側端部には、前記ロック部材の軸心方向での抜き差し移動を許容する脱着用凹部と、該脱着用凹部を通して挿入された前記ロック部材が軸心回りでロック位置に配置されたとき、前記ロック部材に軸心方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部を備えた周溝が形成されており、
    前記周溝内に挿入された前記ロック部材がロック位置に配置された状態において、前記ロック部材をロック位置に保持する保持部材を備え、
    前記ロック部材は、複数の分割環から構成されており、
    前記保持部材は、前記脱着用凹部に嵌合可能な形状を有し、
    前記脱着用凹部を通して前記周溝内に挿入された前記ロック部材が軸心回りでロック位置に配置された状態において前記保持部材が前記ロック部材の周方向の間及び前記脱着用凹部に嵌合して前記受口部の受口側端部に固定されるようになっていることを特徴とする管継手の離脱防止構造。
  2. 前記受口部の受口側端部に対して前記保持部材を固定するための固定手段が装着されることを特徴とする請求項1に記載の管継手の離脱防止構造。
  3. 受口部の内周面と該受口部に対して軸心方向から挿入接続される挿口部の外周面との間を密封するシール材が設けられているとともに、前記受口部の内周面の受口側には、前記挿口部の外周面に突出形成された係合突起と軸心方向から当接することにより、両口部の離脱移動を阻止するロック部材が設けられている管継手の離脱防止構造であって、
    前記受口部の受口側端部には、前記挿口部の外周面に係止された状態における前記ロック部材の軸心方向での抜き差し移動を許容する脱着用入口部と、該脱着用入口部を通して挿入された前記ロック部材が軸心回りでロック位置に配置されたとき、前記ロック部材に軸心方向から当接して抜け出し移動を阻止する抜止め壁部を備えた周溝が形成されており、
    前記周溝内に挿入された前記ロック部材をロック位置に保持する保持部材を備え、
    前記ロック部材は、複数の分割環から構成され、各分割環の内周面はテーパ形状に形成されており、
    前記保持部材は、前記挿口部の外周面に嵌合された状態で前記脱着用入口部に嵌入可能な中空円筒形状をなし、その先端部は前記分割環のテーパ形状の内周面に係合可能なテーパ形状に形成され、
    前記脱着用入口部を通して前記周溝内に挿入された前記ロック部材が前記保持部材の挿入により軸心回りでロック位置に拡張され、その状態で前記保持部材が前記受口部の受口側端部に固定されるようになっていることを特徴とする管継手の離脱防止構造。
  4. 前記保持部材は、前記テーパ形状の先端部に続く基端側が径大部に形成され、該径大部の先端側には前記ロック部材のロック位置において前記ロック部材の一方の側面に当接可能な段部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の管継手の離脱防止構造。
  5. 前記保持部材の径大部の基端側の外周面に周溝が形成され、前記保持部材の周溝に対向する前記受口部の受口側端部の内周面の位置に周溝が形成され、前記保持部材の周溝と前記受口部の周溝にまたがって長尺状の変形可能な抜止め部材が嵌入されていることを特徴とする請求項3または4に記載の管継手の離脱防止構造。
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