JP2013184802A - Sheet processing device, image forming system having the same, and method of folding sheet - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、用紙束の束ね折り等の処理を行う用紙処理装置に関し、特に、複写機、レーザービームプリンター等の画像形成装置により得られた印刷済用紙を積み重ねてなる用紙束を束ね折りする等の処理を行う後処理装置として適用可能な用紙処理装置、これを有する画像形成システム及び用紙折り方法に関する。 The present invention relates to a paper processing apparatus that performs processing such as bundling and folding paper bundles, and in particular, bundling and folding paper bundles formed by stacking printed sheets obtained by image forming apparatuses such as copying machines and laser beam printers. The present invention relates to a sheet processing apparatus that can be applied as a post-processing apparatus that performs the above processing, an image forming system having the same, and a sheet folding method.
従来、画像形成装置により排出された印刷済用紙の用紙束を、所定の折り目位置で折り合わせて、つまり、中折りして、冊子を作成する際に、例えば、特許文献1及び特許文献2に示す用紙束を束ね折りする折り装置を用いることが広く知られている。
Conventionally, when a bundle of printed sheets discharged by an image forming apparatus is folded at a predetermined crease position, that is, when folded to create a booklet, for example,
特許文献1及び特許文献2に示す折り装置は、折りナイフを、折りローラー対におけるニップ部に先端を向けて位置させるとともに、ニップ部に向かって進退移動自在に設けている。そして、複数枚に重ね合わせた用紙束における所定の折り目位置(例えば、用紙束の中央箇所)をニップ部に対向させて、折りナイフをニップ部へ向けて移動させる。この折りナイフの移動によって、用紙束の中央箇所はニップ部に押し込まれ、この押し込まれた用紙束が、回転する折りローラー対の間を通ることによって、用紙束に折り目が付けられて中折り処理される。
In the folding apparatus shown in
ところで、特許文献1及び特許文献2に示すように折りローラー対のニップ部を突くように配置された折りナイフが折りローラー対に向かって進退移動する折り装置を用いて、枚数、サイズ及び紙種の異なる用紙束に応じて好適に中折りしたいという要望があった。
By the way, as shown in
しかしながら、上記構成の折り装置では、構成部品の寸法誤差や組立誤差によって、例えば、図1に示すように、折りナイフ7が、折りローラー対2、3のニップ部6を突く位置Nからずれて配設される(ここでは、長さnずれて配置)場合がある。すなわち、従来の折り装置1において、折りローラー対2、3に対する折りナイフ7の進退移動軌跡が、ニップ部6を突ける移動軌跡となる位置Nからずれた位置、つまり、ニップ部6を突けない位置Qに配設される場合がある。
However, in the folding device having the above-described configuration, due to the dimensional error and assembly error of the component parts, for example, as shown in FIG. There is a case where they are arranged (arranged by a length n). That is, in the
この場合、中折りされる用紙束S1の用紙自体が薄かったり、用紙束S1が少数枚(例えば、1枚)であったりすると、折りナイフ7の移動により用紙束S1を折りローラー対2、3間に挟み込む前に、折りナイフ7自体が折りローラー対2、3に接触する虞がある。この接触によって用紙束S1には折りローラー対2、3で付けられる折り目以外に折り目(折り皺)が付いたり、また、用紙束S1が曲がって折りローラー対2、3に挟み込まれることで均等に挟み込まれずに用紙束S1に折れ曲がりが発生したりする虞がある。
In this case, when the sheet bundle S1 to be folded in half is thin or the sheet bundle S1 is a small number (for example, one sheet), the folding knife 7 moves the sheet bundle S1 to the pair of
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、用紙折り及びそれ以外の用紙処理を行うことができる用紙処理装置において、用紙束を折る際に、用紙の枚数、サイズ、紙種に応じて、折り皺、折り曲がりを発生させることなく、効率よく用紙束を折ることができる用紙処理装置、これを有する画像形成システム及び用紙折り方法を提供することを目的とする。 The present invention has been made in consideration of the above points, and in a paper processing apparatus capable of performing paper folding and other paper processing, when folding a paper bundle, the number of sheets, size, paper type Accordingly, an object of the present invention is to provide a sheet processing apparatus that can efficiently fold a sheet bundle without generating creases and folds, an image forming system having the sheet processing apparatus, and a sheet folding method.
本発明の用紙処理装置の一つの態様は、互いに圧接して配置され、圧接してなるニップ部を通る用紙束を折る折りローラー対と、回転駆動中の前記折りローラー対の前記ニップ部に向かって移動して前記ニップ部に前記用紙束を押し込む薄板状の折りナイフと、前記用紙束の枚数、紙種、サイズに応じて、前記折りローラー対の駆動及び前記折りナイフの移動を制御して、前記折りローラー対の周速に対する前記折りナイフの移動速度を変更する制御手段とを備える構成を採る。 One aspect of the sheet processing apparatus of the present invention is disposed in pressure contact with each other and is directed toward the nip portion of the folding roller pair that folds the sheet bundle passing through the nip portion formed by pressure contact, and the fold roller pair that is rotationally driven. A sheet-like folding knife that moves and pushes the sheet bundle into the nip portion, and controls the driving of the pair of folding rollers and the movement of the folding knife according to the number, type, and size of the sheet bundle. And a control means for changing the moving speed of the folding knife relative to the peripheral speed of the pair of folding rollers.
本発明の画像形成システムの一つの態様は、上記構成の用紙処理装置と、前記用紙処理装置に、印刷された用紙を排出する画像形成装置とを備える構成を採る。 One aspect of the image forming system of the present invention employs a configuration in which the paper processing apparatus having the above-described configuration and an image forming apparatus that discharges printed paper to the paper processing apparatus are employed.
本発明の用紙折り方法の一つの態様は、用紙束を、折りナイフの移動により押圧しつつ、回転中の折りローラー対のニップ部に押し込み、前記ニップ部で前記用紙束を折る用紙折り方法において、前記用紙束の枚数、紙種、サイズに応じて、回転する折りローラー対の周速に対する前記折りナイフの移動速度を変更するようにした。 One aspect of the sheet folding method of the present invention is a sheet folding method in which a sheet bundle is pressed by a movement of a folding knife while being pushed into a nip portion of a rotating pair of folding rollers, and the sheet bundle is folded at the nip portion. The moving speed of the folding knife with respect to the peripheral speed of the rotating folding roller pair is changed according to the number of sheets, the paper type, and the size of the sheet bundle.
本発明によれば、用紙折り及びそれ以外の用紙処理を行うことができる用紙処理装置において、用紙束を折る際に、用紙の枚数、サイズ、紙種に応じて、折り皺、折り曲がりを発生させることなく効率よく行うことができる用紙処理装置を実現できる。 According to the present invention, when a sheet bundle is folded in a sheet processing apparatus capable of performing sheet folding and other sheet processing, creases and bends are generated according to the number of sheets, size, and sheet type. Thus, it is possible to realize a sheet processing apparatus that can be efficiently performed.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[1]システムの全体構成
図2は、実施の形態の用紙処理装置30を備える画像形成システム10の全体構成を模式的に示す図である。
[1] Overall Configuration of System FIG. 2 is a diagram schematically illustrating the overall configuration of the
図2に示すように、画像形成システム10は、画像形成装置20と、用紙処理装置30と、を有する。
As shown in FIG. 2, the
画像形成装置20は、例えば、原稿のスキャン画像を用紙に画像形成するコピー機能や外部からネットワーク等を介してデータ入力された画像データやテキストデータに基づいて用紙にトナー像でなる画像を形成するプリント機能などを有している。画像形成装置20は、いわゆる複写機や、プリンターと呼ばれる部分である。画像形成装置20は、例えば、スキャナー、露光装置、感光ドラム、現像装置、定着装置などを有し、用紙上にトナー像を形成し、トナー像が形成された用紙を排出するようになっている。
The
ここでは、図2に示しているように、画像形成装置20において印刷された用紙STを排紙ローラー対22によって用紙処理装置30に送り出すようになっている。
Here, as shown in FIG. 2, the paper ST printed by the
用紙処理装置30は、画像形成装置20から送り出された印刷済用紙(以下、「用紙」ともいう)に対して、これら用紙STを複数纏めて用紙束Sにして、用紙束Sを中折りする用紙折り処理を含む用紙処理を行う装置である。
The
[2]用紙処理装置30の構成
用紙処理装置30は、案内部40と、重ね合わせ部50と、折りナイフ70を有する中折り処理部60と、排紙部67と、中綴じ処理部80とを有する。
[2] Configuration of
案内部40は、受け入れ口41を介して搬入される用紙を重ね合わせ部50に搬送する搬送ローラー対42と、搬送ローラー対42により搬送される用紙を、重ね合わせ部50のスタック面51に案内するガイド板43、44とを備える。受け入れ口41は、画像形成装置20の排紙部と合致するよう位置と高さを調節して設置されている。なお、用紙処理装置30では、画像形成装置20から送り出された用紙に対して更なる処理を行わない場合には、切り替え部49で、中折り処理を行う方向D1とは異なる搬送方向D2に搬送するよう切り替えられる。搬送方向D2に搬送される用紙STは、図示しないローラー駆動部により駆動する搬送ローラー対48によって、装置外に排出される。
The
搬送ローラー対42は、上下で対に配置され、これら搬送ローラー対42の間で用紙を狭持し、その回転力によって重ね合わせ部50に搬送する。なお、搬送ローラー対のうち一方の搬送ローラーは、他方の搬送ローラーの駆動に従動する。搬送ローラー対42によって用紙を重ね合わせ部50に導くときには、この用紙は、その折り目位置に直交する方向に搬送される。
The pair of
重ね合わせ部50は、案内部40を介して案内される用紙を重ね合わせ、重ね合わせた所定枚数の用紙を、折り目形成位置(ここでは中折り位置)B上に移動させる。これにより、重ね合わせ部50で重ね合わされた用紙(例えば5枚の用紙)が、中折り処理部60で一気に中折りされるようになる。ここでは、重ね合わせ部50は、1枚から最大25枚までの用紙を重ね合わせることができる。また、重ね合わせ部50を設けたことにより、重ね合わせ以降に、他の用紙処理で時間を要する場合においても、重ね合わせ部50に印刷済用紙をストックしておける。つまり、重ね合わせ部50がバッファの機能を果たす。このため、前段側の画像形成装置20の処理を停止しなくてもよくなり、生産性の低下を抑制できる。
The
ここでは、重ね合わせ部50は、案内部40により案内される用紙を載置するスタック面51と、スタック面51上の用紙(図2で破線Sで示す)の先端に当接して、用紙先端位置を規制する先端ストッパー52と、を有する。
Here, the overlapping
このスタック面51は、用紙の中央箇所が位置する折り目形成位置Bを挟み所定間隔を開けて面一に配置された上側載置部材511と下側載置部材512とにより形成される。
The
上側載置部材511の下端及び下側載置部材512の上端は折りローラー対(折りローラー62、63)の近傍に位置しており、上側載置部材511の下端と下側載置部材512の上端との間には、用紙束Sが通るための間隙が形成されている。
The lower end of the
スタック面51は、前用紙の上に次用紙が折りナイフ70の側に近づいて積み重なるよう、傾斜して配置されている。
The
案内部40によりスタック面51に案内された用紙は、自重により先端ストッパー52まで滑り落ちて停止して蓄積保存される。このスタック面51に積み重ねられる用紙束Sでは、先に搬送された用紙(前用紙)の谷折りとなる側に後の用紙(次用紙)が積み重ねられていく。これらスタック面51上に載置される複数の用紙は、先端ストッパー52によって、搬送方向に位置合わせされ、搬送方向の整合状態となる。
The sheet guided to the
また、用紙において搬送方向と直交する長さ(以下、「幅」という)の整合(用紙の幅整合)は、制御部100(図10参照)からの指示を受けた図示しない軽打機構によって用紙の搬送方向と直交する方向から用紙を軽打して揃えられる。このようにスタック面51上では、複数の用紙が整合状態で重ね合わせられる。
Further, the alignment (sheet width alignment) of the length (hereinafter referred to as “width”) orthogonal to the conveyance direction on the sheet is performed by a light hitting mechanism (not shown) that receives an instruction from the control unit 100 (see FIG. 10). The paper is tapped and aligned from the direction perpendicular to the transport direction. Thus, on the
先端ストッパー52は、図示しないストッパー駆動部によって、スタック面51(詳細には、下側載置部材512)上を、用紙の搬送方向に移動自在となっている。すなわち、先端ストッパー52は、搬入される用紙のサイズ(ここでは搬送方向の長さ)に応じて、下側載置部材512を用紙の搬送方向で移動可能となっている。この先端ストッパー52は、用紙束Sの搬送方向の整合を行うとともに、用紙束Sを中折り位置、つまりニップ部66(図5及び図7参照)に対向する位置に移動する。
The
このように構成された重ね合わせ部50では、重ね合わせ部50に搬入された用紙は、先端ストッパー52によって支持・停止されてスタック面51上に重ね合わされていく。そして、先端ストッパー52によって停止された位置において、用紙束Sは、搬送方向の整合が行われるとともに、幅方向の整合が行われる。整合された用紙束Sは、先端ストッパー52の移動によって、用紙束Sの中央箇所である折り目位置(中折り位置)が上下側載置部材512、511間の隙間から臨むニップ部66と、折りナイフ70と対向する位置に配置される。
In the stacking
中綴じ処理部80は、制御部100(図10参照)を介して中綴じ指示信号の入力がある場合に、整合された用紙束Sに対して、重ね合わせ部50の後で、中折り処理部60で中折り処理される前に施される。つまり、中綴じ処理部80は、重ね合わせ部50で整合された用紙束Sに対して、用紙束Sの折り目位置(中折り位置)に沿ってステープルで中綴じする。
When the saddle
中綴じ処理部80は、上部機構81と下部機構82との2分割構造に構成され、その中間に、用紙STが通過可能な通路83を形成している。中綴じ処理部80は、図示しないが用紙の搬送方向に直交する方向に2組配置され、図示しない中綴じ駆動部により、用紙搬送方向に直交する方向(用紙幅方向に相当)に移動可能である。この中綴じ処理部80では、図3Aに示すように、用紙束Sにおける折り目位置SB、つまり、搬送方向と直交する方向(用紙幅方向)の中央振り分け2箇所にステープル針SPを打つ。すなわち、中綴じ処理部80は、最終の用紙がスタック面51上に位置決め載置された後、用紙束Sに、用紙束Sの搬送方向の中央部(折り目位置SB)にステープル針SPを打ち込むことで中綴じ処理を行う。なお、図3A〜Cは、本実施の形態の用紙処理装置30を用いて中折りされる用紙束Sを示す図であり、図3Aは、用紙束Sの折り目位置SBに沿って中央振り分け2箇所にステープル針SPを打針して中綴じ処理された用紙束Sの平面図である。また、図3Bは、中綴じ処理された用紙束Sを中折りする状態を示す斜視図である。また、図3Cは、中綴じと中折り等の用紙処理を施した用紙束Sの斜視図である。
The saddle
ステープル針SPはステープル針打ち込み駆動側を有する下部機構82(図2参照)から、ステープル針折り曲げ側を有する上部機構81に向けて打ち込まれる。
The staple needle SP is driven from a lower mechanism 82 (see FIG. 2) having a staple needle driving side toward an
中折り処理部60は、図2に示すように、折りローラー62、63と、これら折りローラー62、63を駆動する折りローラー駆動部65と、折りナイフ70と、この折りナイフ70を駆動して折りローラー62、63に用紙を押し込むナイフ駆動部90とを有する。
As shown in FIG. 2, the middle
中折り処理部60は、案内部40によりスタック面51上に案内された用紙束Sに対して、その用紙搬送方向中央部(折り目位置に相当)を折り曲げる中折り処理を施す。具体的には、中折り処理部60は、スタック面51上で重ね合わされた用紙束Sに対して、ナイフ駆動部90によって進退動する折りナイフ70を深く突き込むことにより、用紙束Sを折りローラー62、63のニップ部66に押し込む。このように押し込まれた用紙束Sが折りローラー62、63を通過することによって、用紙束Sに折り目を形成する。なお、折りナイフ70の移動速度は、折りローラー62、63の周速よりも遅い。また、この冊子は、排紙部67の排出ローラー対69に送られ、排出ローラー対69の回転によって排紙口22から装置外部に排出される。排出ローラー対69は、排出ローラー駆動部68(図10参照)により回転駆動され、この排出ローラー駆動部68とともに排紙部67を構成している。
The middle
図4は、本実施の形態の用紙処理装置30における中折り処理部60の要部構成を示す図であり、折りナイフ70がホームポジション(HP)に位置する状態を示す斜視図である。また、図5は、図4に示す中折り処理部60の要部構成を示す側面図である。
FIG. 4 is a diagram illustrating a main configuration of the center
図4及び図5に示すように、折りローラー62,63は、2本のニップローラーである。折りローラー62、63の回転軸は、図2に示すように、搬送ローラー対42及び排出ローラー対69の回転軸と並行である。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
折りローラー63は所定位置で回転自在に固定されている固定折りローラーであり、折りローラー62は、折りローラー63に接離可能に回動自在に設けられている。折りローラー62は図示しない付勢部材によって折りローラー63に押し付けられており、これにより折りローラー62は、折りローラー63とともに用紙束Sを押圧ながら挟む圧接位置(ニップ部66)を形成している。
The
折りローラー62、63のニップ部66は、スタック面51の折り目形成位置Bと対向する位置に配設されている。
The
これら折りローラー62、63のニップ部66に、先端部72を対向させて折りナイフ70が配置されている。この折りナイフ70は、ニップ部66を通り、スタック面51上の用紙面に対して直交する面(ここでは、図5の仮想面M)上を移動するよう、進退動自在に設けられている。
A
図4及び図5に示す折りナイフ70は、折りローラー62、63のニップ部66と対向し、且つ、スタック面51と対向して離間する位置(ホームポジション)に配置されている。なお、ホームポジションは、スタック面51上に搬送される用紙領域から退避する位置である。この位置から折りナイフ70は、ニップ部66に向かって進退動自在となっている。この移動によって、折りナイフ70の先端部72は、用紙束Sの搬送方向中央部(折り目位置)を押圧して前進し、用紙束Sを折りローラー62、63間に引き込ませる。
The
ナイフ駆動部90は、駆動部固定部99で用紙処理装置30の筐体に固定されている。ナイフ駆動部90は、駆動部固定部99に取り付けられたナイフ駆動モータ91の回転によって、回転軸部93を中心に回転するドラム部92を有する。回転軸部93は、折りローラー62、63の回転軸62a、63aと並行であり、回転軸部93は、用紙処理装置30において回動自在に支持されている。
The
この回転軸部93の両端部には、回転軸部93の軸線と直交して延びる側アーム94、94の一端部が固定されている。この側アーム94の他端部には、回転軸部93の軸線と平行な軸部を介してクランクアーム96、96の一端部が回転自在に取り付けられている。これらクランクアーム96、96の他端部には、先端側に突出するように折りナイフ70が固定されたナイフ支持体97の基端部が軸部96aを介して回動自在に取り付けられている。
One end portions of
クランクアーム96は、用紙処理装置30に、互いに離間して配置されたガイドピン98、98(図5及び図7参照)間に移動自在に配置されている。ガイドピン98、98は、スタック面51と略平行な仮想面上で離間して配置されている。これらガイドピン98、98により、クランクアーム96は、ナイフ支持体97(折りナイフ70)を、スタック面51の上方のホームポジションからニップ部66方向に移動するよう、案内している。このようにナイフ駆動部90は、ナイフ駆動モータ91、ドラム部92、回転軸部93、側アーム94、クランクアーム96、ナイフ支持体97、ガイドピン98、駆動部固定部99を有する。
The
ナイフ支持体97は、回動軸部93、折りローラー62、63の延在方向(スタック面51上における用紙幅方向)に沿って長尺な支持体本体971を有する。この支持体本体971の先端部に折りナイフ70が固定されている。ナイフ支持体97は、支持体本体971の両端部で、両側方に突出する軸部96aによってクランクアーム96に軸支されている。これにより、ナイフ支持体97は、クランクアーム96の間で軸部96aを中心に回動可能となっている。また、ナイフ支持体97は、支持体本体971の両端部に回動自在に取り付けられた滑車部97aを介して用紙処理装置30の筐体に取り付けられている。これにより、ナイフ支持体97は、ニップ部66に対して、ニップ部66を通り、且つ、スタック面51と直交する面と平行な仮想面上を進退移動(スライド移動)自在となっている。
The
例えば、滑車部97aを案内するレールを、ニップ部66に対して、ニップ部66を通り、且つ、スタック面51と直交する面と平行な仮想面上に延在するように用紙処理装置30に取り付ける。このレールに沿って滑車部97aが転動することによって、折りナイフ支持体97は、折りナイフ70を、ニップ部66を通り、且つ、スタック面51と直交する面(図5の仮想面M)上を移動するようにする。この折りナイフ支持体97は、回転軸部93を中心に回転する側アーム94と、クランクアーム96とでスライダクランク機構を形成している。
For example, the rail that guides the
言い換えれば、折りナイフ70の先端部72は、ナイフ駆動部90によって、折りローラー62、63を側面視してニップ部66を通る接線上(図5に示す仮想面Mに相当)を移動する。
In other words, the
すなわち、折りナイフ70を駆動するナイフ駆動モータ91が回転すると、ドラム部92は回転し、このドラム部92の回転により、回転軸部93が回転する。回転軸部93の回転に伴い、側アーム94は回動して、ニップ部66側に延びる位置に移動する。この側アーム94の回動によって、クランクアーム96の他端部は、ガイドピン98に沿ってニップ部66側に移動し、これにより、クランクアーム96の他端部で軸着する折りナイフ支持体97がニップ部66側に移動する。この移動により、折りナイフ支持体97の先端側で突出する折りナイフ70の先端部72は、ニップ部66に向かって移動(矢印D3方向)して最下点の位置に移動する。
That is, when the
図6は、本実施の形態の用紙処理装置30における中折り処理部60の要部構成を示す図であり、折りナイフ70が最下点に位置する状態を示す斜視図である。また、図7は、図6の側面図である。
FIG. 6 is a diagram illustrating a main configuration of the center
図6及び図7に示すように、折りナイフ70が最下点に位置する場合では、折りナイフ70の先端部72は、ニップ部66(折りローラー62、63の圧接位置)に配置される。これにより、スタック面51上に用紙束が載置されている場合、用紙束は折りナイフ70によってニップ部66に押し込まれ、矢印D4方向で回転する折りローラー62、63で挟まれつつ搬送される。これにより、用紙束Sは、折りローラー62、63の間から中折りされた状態で矢印D5方向に排出される。
As shown in FIGS. 6 and 7, when the
また、ナイフ駆動モータ91が同方向に更に回転すると、折りナイフ70の先端部72は、ニップ部66から離間し、ホームポジションに移動する。このようにナイフ駆動モータ91が一方向に回転することによって、折りナイフ70は、ホームポジションからニップ部66に向かって進退動を繰り返すよう構成されている。
When the
図8及び図9は、折りナイフ70の説明に供する図であり、図8は、折りナイフ70を備えるナイフ支持体97の斜視図、図9は、同ナイフ支持体97の平面図である。
FIGS. 8 and 9 are views for explaining the
折りナイフ70は、薄板状に形成されてなり、ナイフ支持体97の支持体本体971の延在方向に沿って延在し、ナイフ支持体97の先端(ニップ部66側の端部)から突出して設けられている。
The
折りナイフ70の先端部72は、中折りされる用紙サイズの最長の長さよりも長い。例えば、折りナイフ70の先端部72は、A3サイズ(297mm×420mm)よりも長く、A3サイズの用紙束Sを中折り可能となっている。
The
この先端部72には、長手方向に沿って複数の凹状の切欠部74が形成されている。
A plurality of
これら切欠部74は、例えば、図3Aで示すように、中折り対象となる用紙束Sが中綴じされている場合に、用紙束Sを綴じるステープルSPに干渉しないよう先端部72に形成されている。
For example, as shown in FIG. 3A, these
すなわち、図8及び図9に示す折りナイフ70の先端部72における長手方向の長さ(ナイフ幅)は、用紙束Sにおいて中折りされる長さであって用紙面の搬送方向と直交する方向の長さ(用紙幅)である。この先端部72における複数の切欠部74は、中折りされる用紙束Sの各サイズで使用されるステープルSP位置にそれぞれ対応している。
That is, the length in the longitudinal direction (knife width) at the
これら切欠部74によって、折りナイフ70の先端部72には、その先端部72にいてナイフ幅の中心に形成された中央部凸部76aと、この中央凸部76aを挟み左右対称な複数の凸部76b〜76dとが形成される。
By these
中央凸部76aの両側でそれぞれ切欠部74を挟んで形成される左右の凸部76b間の長さ(最小サイズ設定幅)d1は、中折り可能な用紙束Sを構成する用紙サイズのうち小サイズの用紙幅d2を規定する。
The length (minimum size setting width) d1 between the left and right
つまり、最小サイズ設定長さd1<用紙幅d2であれば、小サイズの幅を有する用紙束Sとする。 That is, if the minimum size setting length d1 <paper width d2, the sheet bundle S having a small size width is set.
このように、折りナイフ70の先端部72には、そのナイフ幅範囲内において中折りする用紙束Sのサイズ毎のステープル位置に対応する複数の切欠部74が設けられている。このため、図3Aに示すように、中折りする用紙束Sが、折り目位置SB上においてステープルSPで中綴じされている場合でも、先端部72は、凸部76a〜76dの少なくとも凸部76aでステープルSPに干渉することなく、用紙束Sを突くことが出来る(図3B参照)。
As described above, the
すなわち、スタック面51の折り目形成位置B(図2参照)において、ステープルSPで中綴じされた用紙束Sを中折りする際に、用紙束Sのサイズに応じて、ステープルSPに干渉することなく、用紙束Sを突いて中折りできる。よって、どのサイズの用紙束Sであっても、ステープルSP位置を避けて中折りできる。
That is, when the sheet bundle S that is saddle-stitched with the staple SP is folded at the crease forming position B (see FIG. 2) on the
この用紙処理装置30において、折りナイフ70の移動速度は、一度に中折り処理される用紙束Sの用紙枚数や、用紙の種類(例えば、用紙の厚みの種類)や、用紙のサイズに応じて、制御部100によって制御される。ここで、用紙のサイズは、規格化されたサイズの他、用紙における搬送方向の長さ、用紙の幅(搬送方向と直交する方向の長さ)を含む。また、用紙の種類は、用紙の材質の種類を含んでもよい。
In this
図10に本実施の形態における用紙処理装置30の制御部100を示す機能ブロック図を示す。
FIG. 10 is a functional block diagram showing the
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103等を備えて構成されている。CPU101は、ROM102から中折り処理、中綴じ処理を含む用紙処理の処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムと協働して用紙処理装置30の動作を集中制御する。このとき、記憶部110に格納されている各種データが参照される。特に、記憶部110には、中折りされる用紙束Sの条件とこれに対応する折りナイフ70及び折りローラー62、63の移動速度と対応付けられた用紙条件対応速度テーブル110aが格納されている。この用紙条件対応速度テーブル110aは、制御部100が中折り処理を行う際に参照されるデータであり、詳細は後述する。記憶部110は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)や、ハードディスクドライブで構成される。なお、制御部100は、画像形成装置20の各構成要素(例えば、上述したスキャナー、露光装置、感光ドラム、現像装置、定着装置等)を集中制御する制御部としてもよい。
The
この制御部100には、操作部(例えば、中折り設定部114、中綴じ設定部116を有する操作部が接続され、この接続部を介して、中折り指定信号、中綴じ指定信号が入力される。なお、操作部を、画像形成装置20の設定部に設けた構成としてもよい。
The
また、制御部100には、用紙サイズ検出部111、用紙枚数検出部112、紙種検出部113、HP検出部115が接続され、用紙サイズ信号(搬送方向の長さを示す信号、幅方向を示す信号)、用紙枚数信号、紙種信号が入力される。
Further, a paper
用紙サイズ検出部111、用紙枚数検出部112、紙種検出部113は、例えば、案内部40の入り口に配置されたセンサによって実現され、これにより、入り口を通過する用紙の長さ、幅、枚数などを検出して制御部100に出力する。
The paper
なお、紙種検出部113は、用紙の種別に加えて、用紙のサイズ、紙厚等を検知するようにしてもよい。例えば、紙種検出部113による検出として、光センサによるサイズや紙厚の検出、ユーザによる用紙選択ボタンによる検知、用紙を収納している収納場所のセンサからの紙種情報等による検出等が挙げられる。
Note that the paper
また、制御部100には、折りナイフ70のホームポジション(HP)を検知するホームポジション検出部(以下「HP検出部」という)115が接続されている。制御部100は、HP検出部115により検出される折りナイフ70のHPと、図示しないタイマとを用いて、ナイフ駆動部90を介して折りナイフ70の最大押し込み位置(つまり、最下点位置)到達を制御する。この最大押し込み位置は、例えば、ニップ部66と重なる位置であり、折ローラー62、63の圧接位置としている。
The
制御部100は、入力される信号に基づいて、案内部40における搬送ローラー駆動部46、中折り処理部60における折りローラー駆動部65、排出ローラー駆動部68、ナイフ駆動部90、重ね合わせ部50、中綴じ処理部80の駆動を制御する。なお、これら搬送ローラー駆動部46、折りローラー駆動部65、排出ローラー駆動部68、ナイフ駆動部90は、それぞれ、搬送ローラー対42、折りローラー対(62、63)、排出ローラー対69、折りナイフ70をそれぞれ駆動する駆動モータを有する。これら駆動モータの回転駆動を制御部100により制御することによって、搬送ローラー対42、折りローラー62、63及び排出ローラー対69は用紙を搬送する方向に回転し、折りナイフ70は進退移動する。また、これら駆動モータの回転駆動を制御部100が制御することによって、搬送ローラー対42、折りローラー62、63及び排出ローラー対69の周速、折りナイフ70の移動速度は制御部100により制御される。
Based on the input signal, the
特に、制御部100は、用紙サイズ検出部111、用紙枚数検出部112、紙種検出部113、中折り設定部114からの信号に基づいて、中折り処理部60を制御して中折り処理を実行する。
In particular, the
制御部100は、中折り処理を行う場合には、制御部100に入力される信号に基づいて、折ローラー駆動部65、ナイフ駆動部90の駆動回転を開始する。これにより、折りナイフ70を待機位置であるHPから始動して、折りローラー62、63どうしの圧接位置(ニップ部66)に向けて前進させ、折りローラー62、63間で挟持して排出ローラー対69側に排出して用紙束Sに中折り部を形成する。
When performing the center folding process, the
制御部100は、折ローラー駆動部65、ナイフ駆動部90を介して、折りローラー62、63の回転駆動及び折りナイフ70の移動を制御している。
The
この制御部100は、用紙束Sの枚数、用紙のサイズ、用紙の紙種(用紙の厚さ、材料の種類)に応じて、折りナイフ70の移動によって用紙束Sを回転中の折りローラー62、63のニップ部66に押し込むときの折りナイフ70の移動速度を変更する。この移動速度は、折りローラー対(62、63)の周速に対する折りナイフ70の移動速度である。
The
具体的には、制御部100は、用紙条件対応速度テーブル110aを用いて、中折りする対象である用紙束の用紙のサイズ、用紙枚数、用紙の種類(例えば、用紙の厚さの種類)等を示す信号に応じて、折りナイフ70の移動速度を変更して中折り処理を実行する。例えば、制御部100は、折る用紙束の枚数、紙種、サイズに基づいて、折りナイフ70の移動速度を折りローラー62、63の周速よりも遅くして、中折り処理を実行する。
Specifically, the
[3]用紙処理装置30の中折り処理
スタック面51上に複数の用紙束Sが載置され、整合状態で重ね合わさると、制御部100は、ナイフ駆動部90の駆動により折りナイフ70を前進させる。この折りナイフ70の先端部72が、折りローラー62、63どうしの圧接位置(ニップ部66)より若干(1〜3mm)越える位置か、ニップ部66に重なる位置か、或いは、ニップ部66近傍の位置かといった最大押し込み位置まで前進する。すると、折りローラー駆動部65により折りローラー62、63の駆動回転が開始される。折りナイフ70の先端部72は、折りローラー62、63の駆動回転開始と同時、又は駆動回転開始より僅か遅れて後退を開始する。この折りナイフ70の先端部72の後退により、用紙束Sの折り目位置から折りナイフ70の先端部72が引き抜かれ、用紙束Sの折り目位置はその背面で折りローラー62、63の外周面に圧接、保持されて、折り目が強く付けられる。
[3] Folding process of
このときの折りナイフ70の移動速度は、制御部100によって、用紙サイズ信号(搬送方向の長さを示す信号、幅方向の長さを示す信号)、用紙枚数信号、紙種信号と、記憶部110から読み出した用紙条件対応速度テーブル110aとに基づいて設定される。制御部100は、この設定された速度で移動するよう、ナイフ駆動部90を介して折りナイフ70の駆動を制御する。
The moving speed of the
具体的に用紙条件対応速度テーブル110aにおける用紙条件では、中折りする用紙束Sの用紙枚数、用紙サイズ(用紙の搬送方向の長さ、用紙において搬送方向の長さと直交する用紙幅)、用紙の紙種(用紙の厚み)に応じて、折りナイフ70の移動速度が対応付けられている。用紙条件の一例を下記に示す。本実施の形態では、下記の各条件に応じて折りナイフ70の移動速度を変更している。なお、ここでは、通常動作時では、制御部100は、折りナイフ70の移動速度と、折りローラー62、63の周速とを略同じ速度(折りローラー62、63の周速≒折りナイフ70の移動速度)で制御するものとする。
Specifically, in the paper conditions in the paper condition correspondence speed table 110a, the number of sheets of the sheet bundle S to be folded, the paper size (the length in the paper transport direction, the paper width perpendicular to the length in the paper transport direction), the paper The moving speed of the
条件1) 用紙枚数が小数枚(1枚)か、多数枚(2枚以上)かによって、折りローラー62、63の周速に対する折りナイフ70の移動速度を変更する。小数枚(1枚)であれば、少数枚である場合の折りナイフ70の移動速度を、多数枚である場合の折りナイフ70の移動速度よりも遅くする。ここでは、用紙枚数が少数枚である場合、折りナイフ70の移動速度を、多数枚である場合の折りナイフ70の移動速度と略同じ速度である折りローラー62、63の周速、よりも遅くする。なお、多数枚の場合、折りナイフ70の移動速度を、折りローラー62、63の周速よりも速くしてもよい。
Condition 1) The moving speed of the
条件2) 用紙束Sとして重ね合わさる用紙の厚みが所定の厚みよりも薄い場合、折りローラー62、63の周速に対する折りナイフ70の移動速度を、所定の厚みを有する場合での折りナイフ70の移動速度よりも遅くする。すなわち、用紙束Sにおける紙種が、所定の厚みよりも薄い紙種である場合、折りナイフ70の移動速度を、紙種が所定の厚み以上である場合の折りローラー62、63の周速(≒折りナイフ70の移動速度)、よりも遅くする。
Condition 2) When the thickness of the sheets stacked as the sheet bundle S is smaller than a predetermined thickness, the moving speed of the
条件3) 用紙の幅(用紙において搬送方向と直交する長さ)が所定の幅よりも小さい場合、折りローラー62、63の周速に対する折りナイフ70の移動速度を、所定の幅以上を有する場合での折りナイフ70の移動速度よりも遅くする。すなわち、用紙の幅(用紙において搬送方向と直交する長さ)が所定の幅よりも小さい場合、折りナイフ70の移動速度を、所定の幅以上を有する場合において折りナイフ70の移動速度に略等しい折りローラー62、63の周速、よりも遅くする。なお、この所定の幅は、ここでは、図9に示す折りナイフ70の先端部72における凸部76b間の長さ(最小サイズ設定幅)d1とする。よって、この条件で中折り処理を行う場合、つまり、最小の設定幅の用紙束を中折りする場合、先端部72に複数の凹凸があっても一層、折り皺、折れ曲がりが発生しにくい。
Condition 3) When the width of the sheet (the length perpendicular to the conveyance direction in the sheet) is smaller than a predetermined width, the moving speed of the
条件4) 用紙束のサイズに含まれる用紙の搬送方向の長さが所定の長さよりも長い場合、折りナイフ70の移動速度を、所定の長さである場合の移動速度、つまり、所定の長さである場合の折りローラー62、63の周速、よりも遅くする。この所定の長さとしては、例えば、折りナイフ70の延在方向の長さ、或いは、先端部72において離間する凸部76d縁部間の長さが挙げられる。
Condition 4) When the length in the transport direction of the sheets included in the size of the sheet bundle is longer than a predetermined length, the moving speed of the
このような条件で変更された移動速度で折りナイフ70は移動し、その先端部72で、用紙束Sの折り目位置を押圧しつつ、回転中の折りローラー62、63どうしの圧接位置(ニップ部66)に押し込むことで用紙束Sに中折り処理を施す。
The
図11は、本実施の形態に係る用紙処理装置30の中折り処理を説明するフローチャートである。画像形成処理装置20又は用紙処理装置30の中折り設定部114により中折り処理の指示信号が入力されると、制御部100は、案内部40を介して重ね合わせ部50に案内して整合する用紙束への中折り処理を開始する。なお、中綴じ設定部116を介して中綴じ処理が設定された場合、制御部100は、中綴じ設定部116から中綴じ処理の指示信号を受ける。そして、制御部100は、重ね合わせ部50により用紙束を整合した後で、且つ、中折り処理の前に、中綴じ処理部80を介して、中綴じ処理を実行する。
FIG. 11 is a flowchart for explaining the middle folding process of the
ステップC11では、中折りする用紙束に関する用紙情報を検出して、ステップC12に移行する。具体的にはステップC12では、制御部100は、用紙サイズ検出部111,用紙枚数検出部112、紙種検出部113を介して、用紙束の用紙サイズ(用紙における搬送方向の長さと用紙幅)、用紙枚数、用紙の紙種(厚さ等)を検出する。
In step C11, sheet information relating to a sheet bundle to be folded in half is detected, and the process proceeds to step C12. Specifically, in step C12, the
ステップC12では、検出した用紙束情報が用紙条件であるか否かを判定し、用紙条件であれば、ステップC13に移行し、用紙条件でなければステップC14に移行する。 In step C12, it is determined whether or not the detected sheet bundle information is a sheet condition. If it is a sheet condition, the process proceeds to step C13, and if not, the process proceeds to step C14.
このステップC12では、制御部100は、検出した用紙束の用紙サイズ、用紙枚数、用紙の紙種と、記憶部110から読み出した用紙条件対応速度テーブル110aとを用いて、用紙条件(例えば条件1)〜条件4))を満たしているか否かを判定する。
In step C12, the
ステップC13では、制御部100は、用紙条件で設定された折りローラー62、63の周速と、折りナイフ70の移動速度に変更する。
In Step C13, the
ステップS14では、制御部100は、折りローラー62、63の周速、折りナイフ70の移動速度を予め設定された通常速度比で設定する。ここでは、制御部100は、折りローラー62、63の周速と、折りナイフ70の移動速度との通常速度比を、搬送ローラー対42の周速、排出ローラー対69の周速等と略同じ速度となるように設定する。
In step S14, the
ステップC15では、制御部100は、折りローラー駆動部65及びナイフ駆動部90を介して、設定された折りローラー62、63の周速及び折りナイフ70の移動速度で、折りローラー62、63の駆動及び折りナイフ70の移動を制御して用紙束を中折りする。
In Step C15, the
このように本実施の形態の用紙処理装置30によれば、用紙束Sに関する上記条件に応じて、所定の移動速度より遅い移動速度で折りナイフ70を移動させている。所定の移動速度とは、上記条件以外で設定される速度であり、上記条件下では用紙がニップ部66に食い込む前に、折りナイフ70がニップ部66に食い込まれる速度とする。
As described above, according to the
ここで、用紙処理装置30において、折りナイフ70が、ニップ部66を突けない位置で配置された構成を想定する。図12は、本実施の形態に係る用紙処理装置30において、進退移動する折りナイフ70がニップ部66を突けない位置に設けられた状態を模式的に示す図である。
Here, in the
この構成で中折りする用紙束Sが、少数枚だったり、所定の厚み(紙種)よりも薄かったり、所定のサイズよりも小さかったりする場合でも、従来と異なり、図12に示すように、折りナイフ70が折りローラー62、63に接触する前に、用紙をニップ部66に食い込ませることが出来る。すなわち、用紙束Sの枚数、厚み(紙種)、サイズに応じて、折りナイフ70の移動速度を遅くしている。これにより、折りローラー62、63のニップ部66を通る接線を含む面Mからずれた位置Q1で折りナイフ70を突く構成であっても、好適な仕上がりで中折り処理を行うことができる。すなわち、構成部品の寸法誤差や組立誤差によって、折りナイフ70がニップ部66を突く位置からずれて配設され、接線を含む面Mからずれた位置Q1で折りナイフ70を突く場合でも、枚数、厚み(紙種)、サイズ等が異なる各用紙束に対して、折り皺、折り曲がりが発生することがない。
Even in the case where the sheet bundle S to be folded in this configuration is a small number, thinner than a predetermined thickness (paper type), or smaller than a predetermined size, unlike the conventional case, as shown in FIG. Before the
その後、回転する折りローラー62、63の圧接位置を通過した用紙束Sは、外部(例えば、外部に設けた排紙皿上)に排出されて載置される。これにより、中折り処理済みの小冊子SA(図3C参照)を得ることができる。
Thereafter, the sheet bundle S that has passed through the pressure contact positions of the
[4]効果
以上説明したように、本実施の形態によれば、用紙処理装置30は、互いに圧接して配置され、圧接してなるニップ部66を通る用紙束Sを折る折りローラー対(62、63)を有する。加えて、用紙処理装置30は、回転駆動中の折りローラー対(62、63)のニップ部66に向かって移動してニップ部66に用紙束Sを押し込む薄板状の折りナイフ70を有する。用紙処理装置30は、折りローラー対(62、63)の駆動及び折りナイフ70の移動を制御する。用紙処理装置30は、折りローラー対(62、63)の周速と折りナイフ70の移動速度を、用紙束Sの枚数、紙種、サイズ(用紙の搬送方向の長さ、搬送方向と直交する長さである幅)に応じて変更する。具体的には、用紙束Sを構成する用紙が薄紙であったり、小数枚であったり、紙幅が所定幅より短かったり、紙長さが所定長より長かったりする場合、折りローラー対(62、63)の周速よりも折りナイフ70の移動速度を遅くした。これにより、用紙束を中折りする際に、用紙の枚数、サイズ、紙種といった用紙の特徴に対応して、折り皺、折り曲がりを発生させることなく好適に効率よく中折りすることができる用紙処理装置30を実現できる。
[4] Effects As described above, according to the present embodiment, the
なお、本実施の形態では、用紙束Sに当接する折りナイフ70の先端部72に、切欠部74、凸部76を複数櫛歯状に設けた構成としたが、これに限らず、先端がフラットな折りナイフとしてもよい。
In the present embodiment, the
本実施の形態では、搬入した用紙を、中綴じ処理及び中折り処理の少なくとも一方の処理を行う方向と、中綴じ処理及び中折り処理を行うこと無く搬送する方向とのいずれかに切り替えて搬送する構成として搬送ローラーを用いたが、これに限らない。例えば、搬送ベルト、押し出し爪等を用いた用紙搬送手段の構成としてもよく、また、搬送ローラー、搬送ベルト、追い出し爪を適宜組み合わせてなる用紙搬送手段を用いた構成としてもよい。 In this embodiment, the transported paper is transported by switching between a direction in which at least one of the saddle stitching process and the middle folding process is performed and a direction in which the paper is transported without performing the saddle stitching process and the middle folding process. Although the conveyance roller was used as a structure to perform, it is not restricted to this. For example, a configuration of a paper transport unit using a transport belt, an extrusion claw, or the like may be used, or a configuration using a paper transport unit that is a combination of a transport roller, a transport belt, and an ejection claw as appropriate.
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 The embodiment disclosed this time should be considered as illustrative in all points and not restrictive. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the description above, and is intended to include any modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
10 画像形成システム
20 画像形成装置
30 用紙処理装置
40 案内部
42 搬送ローラー対
46 搬送ローラー駆動部
50 重ね合わせ部
51 スタック面
52 先端ストッパー
60 中折り処理部
62、63 折りローラー
65 折りローラー駆動部
66 ニップ部
67 排紙部
68 排出ローラー駆動部
69 排出ローラー対
70 折りナイフ
72 先端部
74 切欠部
76a 中央凸部
76b、76c、76d 凸部
80 中綴じ処理部
81 上部機構
82 下部機構
90 ナイフ駆動部
91 ナイフ駆動モータ
92 ドラム部
93 回転軸部
94 側アーム
96 クランクアーム
97 ナイフ支持体
97a 滑車部
98 ガイドピン
100 制御部
110 記憶部
111 用紙サイズ検出部
112 用紙枚数検出部
113 紙種検出部
114 中折り設定部
115 HP検出部
116 中綴じ設定部
511 上側載置部材
512 下側載置部材
971 支持体本体
S 用紙束
DESCRIPTION OF
Claims (9)
回転駆動中の前記折りローラー対の前記ニップ部に向かって移動して前記ニップ部に前記用紙束を押し込む薄板状の折りナイフと、
前記用紙束の枚数、紙種、サイズに応じて、前記折りローラー対の駆動及び前記折りナイフの移動を制御して、前記折りローラー対の周速に対する前記折りナイフの移動速度を変更する制御手段と、
を備える、
用紙処理装置。 A pair of folding rollers that are arranged in pressure contact with each other and fold a bundle of sheets that pass through the nip formed by pressure contact;
A thin plate-like folding knife that moves toward the nip portion of the pair of folding rollers being rotated and pushes the sheet bundle into the nip portion;
Control means for controlling the drive of the folding roller pair and the movement of the folding knife according to the number of sheets, the paper type, and the size of the sheet bundle, and changing the moving speed of the folding knife with respect to the peripheral speed of the folding roller pair. When,
Comprising
Paper processing device.
請求項1記載の用紙処理装置。 The control means makes the moving speed of the folding knife slower than the peripheral speed of the pair of folding rollers based on the number of sheets, the paper type, and the size of the sheet bundle to be folded
The sheet processing apparatus according to claim 1.
請求項1記載の用紙処理装置。 When the number of the sheet bundle is one, the control means makes the moving speed of the folding knife slower than the peripheral speed of the folding roller pair when the number of the sheet bundle is plural.
The sheet processing apparatus according to claim 1.
請求項1から3のいずれか一項に記載の用紙処理装置。 When the paper type is a paper type thinner than a predetermined thickness, the control means makes the moving speed of the folding knife slower than the peripheral speed of the folding roller pair.
The sheet processing apparatus according to any one of claims 1 to 3.
前記制御手段は、前記用紙束のサイズにおいて、前記搬送方向と直交する用紙幅が、所定幅よりも小さい場合、前記折りローラー対の周速よりも前記折りナイフの移動速度を遅くする、
請求項1から4のいずれか一項に記載の用紙処理装置。 The folding knife is provided so as to be movable forward and backward toward the nip portion so as to push the central portion in the conveyance direction of the sheet bundle into the nip portion.
The control means, when the paper width perpendicular to the transport direction is smaller than a predetermined width in the size of the paper bundle, makes the moving speed of the folding knife slower than the peripheral speed of the folding roller pair.
The sheet processing apparatus according to any one of claims 1 to 4.
請求項1から5のいずれか一項に記載の用紙処理装置。 When the length of the sheet bundle in the conveying direction is longer than a predetermined length, the control means makes the moving speed of the folding knife slower than the peripheral speed of the pair of folding rollers.
The sheet processing apparatus according to any one of claims 1 to 5.
前記折りナイフの先端部には、前記用紙束を押し込む際の前記複数のステープルに対応する部位に複数の凹部が形成されている、
請求項1から6のいずれか一項に記載の用紙処理装置。 The sheet bundle is saddle-stitched by a plurality of staples at a folding position pushed by the tip of the folding knife,
A plurality of recesses are formed at portions corresponding to the plurality of staples when the sheet bundle is pushed into the front end portion of the folding knife.
The sheet processing apparatus according to any one of claims 1 to 6.
前記用紙処理装置に、印刷された用紙を排出する画像形成装置と、
を備える、
画像形成システム。 A sheet processing apparatus according to any one of claims 1 to 6;
An image forming apparatus for discharging printed paper to the paper processing apparatus;
Comprising
Image forming system.
前記用紙束の枚数、紙種、サイズに応じて、回転する折りローラー対の周速に対する前記折りナイフの移動速度を変更する、
用紙折り方法。 In the paper folding method in which the paper bundle is pressed by the movement of the folding knife, pushed into the nip portion of the rotating folding roller pair, and the paper bundle is folded at the nip portion.
Changing the moving speed of the folding knife with respect to the peripheral speed of the pair of rotating folding rollers according to the number of sheets, the paper type, and the size of the sheet bundle;
Paper folding method.
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