JP2013184147A - 汚泥の乾燥システム - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥機で発生する蒸気を有効に回収・利用し、システム全体の省エネルギ化を図ることができる汚泥の乾燥システムを提供する。
【解決手段】汚泥の乾燥システム10は、間接加熱によって脱水汚泥を乾燥する水蒸気乾燥機12と、水蒸気乾燥機12で乾燥される脱水汚泥から生じる蒸気を昇圧する昇圧タービン18aと、昇圧タービン18aで昇圧された蒸気を加熱用蒸気として水蒸気乾燥機12へと導入する循環管路20と、水蒸気乾燥機12から排出される乾燥汚泥を燃料として昇圧タービン18aの動力源となる動力用蒸気を生成し、該動力用蒸気を昇圧タービン18aに供給するガス化炉38及びボイラ34とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、脱水汚泥を蒸気による間接加熱によって乾燥する乾燥機を備えた汚泥の乾燥システムに関する。
下水汚泥等の脱水汚泥は、水分を80%程度含むため、焼却、乾燥、炭化等、汚泥の熱処理時の水分蒸発に多大なエネルギが必要である。汚泥熱処理時の省エネルギの観点から、そのエネルギを有効に回収し、再利用することが期待されている。
このような汚泥の乾燥システムに関し、例えば、特許文献1には、乾燥機の後段に設けたガス化炉の排ガス(ガス化ガス)から回収された水を蒸発させて圧縮機で加圧し、この蒸気を乾燥機の熱源として再利用する構成が開示されている。
特開2004−75740号公報
通常、脱水汚泥を乾燥する乾燥機において、汚泥乾燥によって生じる蒸気は、そのエネルギ(ポテンシャル)が低いため再利用が難しく、従来はスクラバによって温排水として回収することが一般的であった。
そこで、上記特許文献1のシステムでは、乾燥機からの排ガスを処理する処理装置の下流側に設けた凝縮器にて回収された排ガス中の水分を蒸発させ、さらに圧縮機によって昇圧してから乾燥機の熱源として利用しているが、蒸気を加圧するための圧縮機の駆動用電源が必要となっており、外部からの電気入力が大きいものとなっている。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、乾燥機で蒸発させた水分(蒸気)の保有エネルギを有効に回収・利用し、システム全体の省エネルギ化を図ることができる汚泥の乾燥システムを提供することを目的とする。
本発明に係る汚泥の乾燥システムは、間接加熱によって脱水汚泥を乾燥する乾燥機と、前記乾燥機で乾燥される脱水汚泥から生じる蒸気を昇圧する昇圧装置と、前記昇圧装置で昇圧された蒸気を加熱用蒸気として前記乾燥機へと導入する循環管路と、前記乾燥機から排出される乾燥汚泥を燃料として前記昇圧装置の動力源となる動力用蒸気を生成し、該動力用蒸気を前記昇圧装置に供給する乾燥汚泥処理装置とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、間接加熱式の乾燥機での乾燥排ガス(蒸気)を、乾燥汚泥のエネルギを利用して駆動される昇圧装置で昇圧し、そのエネルギポテンシャルを高めてから、当該乾燥機の熱源として利用することにより、乾燥排ガス中の蒸気の有する潜熱を有効に利用して、汚泥の乾燥を行うことができ、システム全体の省エネルギ化を図ることができる。
前記乾燥機は、乾燥する脱水汚泥から生じる蒸気を含む排ガスの絶対湿度が2(kg−HO/kg−DA)以上で管理されると、汚泥乾燥蒸気のポテンシャルを少ない動力で高めることができ、乾燥排ガス中の蒸気の有する潜熱、つまり脱水汚泥の水分蒸発に費やすエネルギを、一層効率的に乾燥機にて回収し、有効に再利用することが可能となる。
前記乾燥機からの排ガスの流通方向で前記乾燥機と前記昇圧装置との間に、前記乾燥機からの排ガスを除塵処理する集塵機を設けると、乾燥機の加熱用ジャケット等に排ガス中のダストが付着し、潜熱の回収効率が低下することを抑制できる。
前記昇圧装置の動力として利用された前記動力用蒸気を利用して発電する蒸気発電機を備えると、昇圧装置を駆動した余剰の動力用蒸気を有効に利用して発電し、その電力をシステム各部に供給することができ、一層の省エネルギ化が可能となる。
前記昇圧装置の動力として利用された前記動力用蒸気を凝縮し、該動力用蒸気の凝縮潜熱を利用して発電を行うバイナリー発電機を備えると、昇圧装置を駆動した余剰の動力用蒸気の持つ潜熱を有効に回収・利用して発電し、その電力をシステム各部に供給することができ、より一層の省エネルギ化が可能となる。
本発明によれば、間接加熱式の乾燥機での乾燥排ガスを、乾燥汚泥のエネルギを利用して駆動される昇圧装置で昇圧し、そのエネルギポテンシャルを高めてから、当該乾燥機の熱源として利用する。これにより、乾燥排ガス中の蒸気の有する潜熱を有効に利用して、汚泥の乾燥を行うことができ、システム全体の省エネルギ化を図ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る汚泥の乾燥システムの全体構成図である。 図2は、水蒸気乾燥機の構造の一例を示す構成図である。 図3は、コンデンサの構造の一例を示す構成図である。 図4は、バイナリー発電機の構造の一例を示す構成図である。 図5は、各湿度における蒸気温度150℃となるための必要見掛け圧力を示すグラフである。 図6は、図1に示す乾燥システムの第1変形例に係るエゼクタを用いた汚泥の乾燥システムの全体構成図である。 図7は、図1に示す乾燥システムの第2変形例に係る汚泥の乾燥システムの全体構成図である。 図8は、図1に示す乾燥システムの第3変形例に係る汚泥の乾燥システムの全体構成図である。
以下、本発明に係る汚泥の乾燥システムについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る汚泥の乾燥システム10の全体構成図である。本実施形態に係る汚泥の乾燥システム10(以下、単に「乾燥システム10」ともいう)は、下水汚泥等の脱水汚泥を水蒸気乾燥機(乾燥機)12で乾燥すると共に、この水蒸気乾燥機12からの排ガス中に含まれる蒸気の持つエネルギを再利用する省エネルギ型の乾燥システムである。
図1に示すように、乾燥システム10は、水蒸気乾燥機12を有し、主に脱水汚泥の乾燥処理を行う乾燥ライン10aと、水蒸気乾燥機12から排出される乾燥汚泥のエネルギを利用して蒸気(ボイラ蒸気)を生成し、このボイラ蒸気を利用して水蒸気乾燥機12から排出される排ガス(乾燥排ガス)に含まれる蒸気を昇圧する昇圧動力ライン10bとから構成されている。
先ず、乾燥ライン10aの構成を説明する。
乾燥ライン10aは、下水汚泥等を図示しない脱水装置により、例えば水分量が70〜80%となるまで脱水した脱水汚泥を貯留する脱水ケーキ貯留槽14と、脱水ケーキ貯留槽14から搬送される脱水汚泥を水蒸気による間接加熱により、例えば水分量が20%程度になるまで乾燥させる水蒸気乾燥機12と、水蒸気乾燥機12から排出される排ガス(汚泥乾燥蒸気)中に含まれる微粒子等を捕集して除塵する集塵機16と、集塵機16を出た汚泥乾燥蒸気を昇圧タービン18aによって昇圧することでエネルギポテンシャルを上げ、この昇圧した蒸気(再利用蒸気、加熱用蒸気)を水蒸気乾燥機12の熱源として供給する循環管路20とを備える。
図2は、水蒸気乾燥機12の構造の一例を示す構成図である。図1及び図2に示すように、水蒸気乾燥機12は、ケーシング22の周囲に加熱用蒸気が導入される外熱ジャケット(加熱用ジャケット)24が配設されている。水蒸気乾燥機12では、脱水ケーキ貯留槽14から搬送された脱水汚泥をケーシング22の内部空間へと投入する汚泥投入器26の下流側先端が、汚泥投入口25からケーシング22内に突出するように連結されている。汚泥投入器26は、例えばモーノポンプである。つまり、当該水蒸気乾燥機12では、モーノポンプ(汚泥投入器26)からケーシング22内へと脱水汚泥が直接投入される。
循環管路20から供給される加熱用蒸気を外熱ジャケット24内に導入するために、外熱ジャケット24の側面には、昇圧タービン18aの下流側の配管20aが連結される入口ポート28aが設けられる。また、外熱ジャケット24の下面には、ケーシング22内部の脱水汚泥をその凝縮潜熱によって間接的に加熱した加熱用蒸気の凝縮水をドレンするための排水口28bが設けられている。
一方、ケーシング22内で外熱ジャケット24による乾燥作用によって脱水汚泥から蒸発した蒸気や臭気を含む排ガス(汚泥乾燥蒸気)は、上面に設けられた出口ポート29aから配管20bへと流通され、集塵機16を通過した後、配管20cへと流通され、昇圧タービン18aへと導入されて、再び配管20aへと循環される。
従って、水蒸気乾燥機12では、汚泥投入器26からケーシング22内に投入された脱水汚泥は、ケーシング22内で攪拌機構27によって攪拌されつつ搬送され、入口ポート28aから外熱ジャケット24内に投入される加熱用蒸気(例えば、150℃、0.38MPa・G程度)によって間接的に加熱、乾燥される。脱水汚泥から蒸発した蒸気である汚泥乾燥蒸気を含む排ガス(乾燥排ガス。例えば、100℃、0.0MPa・G程度)は、出口ポート29aから循環管路20へと流通する一方、乾燥された脱水汚泥である乾燥汚泥は、下面に設けられた排出ポート29bから外部に排出される。このように、本実施形態では、水蒸気乾燥機12として、外熱式の水蒸気乾燥機を用いている。
集塵機16は、水蒸気乾燥機12の出口ポート29aから配管20bを介して導入される排ガス中に含まれる微粒子等を除塵して、乾燥汚泥として排出する一方、除塵がなされた排ガスを配管20cへと流通させる装置である。本実施形態では、循環管路20において、乾燥排ガス中に含まれる蒸気である汚泥乾燥蒸気のエネルギ(蒸発潜熱、顕熱)を利用し、水蒸気乾燥機12の熱源として再利用するため、当該集塵機16は、乾燥排ガス中に含まれる蒸気の持つエネルギを保持した状態で乾燥汚泥等の微粒子を除塵する装置を用いるものとする。そこで、集塵機16には、サイクロン式の集塵機や、バグフィルタを用いることが好ましく、従来公知のものを用いることができる。
昇圧タービン18aは、後述する昇圧動力ライン10bにおいて、例えば236℃、3.0MPa・G程度でボイラ(廃熱ボイラ)34から供給される蒸気(ボイラ蒸気、動力用蒸気)によって回転駆動される膨張タービン18bによって回転されることで、配管20cを流通してきた汚泥乾燥蒸気を圧縮・昇圧し、例えば、150℃、0.38MPa・G程度の蒸気として配管20aへと流通させるための昇圧装置である。なお、図1中の参照符号17は、バックアップ用の電動圧縮機であり、膨張タービン18bによる昇圧タービン18aの駆動ができない場合や出力不足の場合に利用される。
次に、昇圧動力ライン10bの構成を説明する。
昇圧動力ライン10bは、水蒸気乾燥機12の排出ポート29bから外部に排出される乾燥汚泥が搬送機構36によって搬送され、この乾燥汚泥をガス化処理するガス化炉38と、ガス化炉38から排出され、高温サイクロン39によって灰等が除塵され、燃焼処理された燃焼排ガス(例えば、800〜900℃程度)を利用して蒸気を生成するボイラ34と、膨張タービン18bを通過したボイラ蒸気が持つ余剰エネルギを利用して発電を行う発電ライン40とを備える。ガス化炉38は、一般的な乾燥汚泥のガス化設備でよく、例えば、循環流動炉を用いるとよい。
ボイラ34で生成されたボイラ蒸気は、配管40aを通って膨張タービン18bを回転駆動し、これにより昇圧タービン18aを回転させて循環管路20を流れる汚泥乾燥蒸気を圧縮して昇圧する。膨張タービン18bを出たボイラ蒸気には、十分なエネルギが保持されていることから、このボイラ蒸気は、一部を白煙防止器42の加温用に抽気すると共に、残りは配管40bを通って、発電ライン40に導入される。
発電ライン40には、配管40bの上流側から順に、蒸気発電機44と、コンデンサ46及びバイナリー発電機48と、貯水槽50とが設けられている。発電ライン40を構成する蒸気発電機44やバイナリー発電機48で発電された電気は、例えば、水蒸気乾燥機12や各種ファンやポンプ等、当該乾燥システム10を構成する各装置の駆動電力として利用されることで、システム全体の省エネルギ化が図られている。
蒸気発電機44は、膨張タービン18bを通過した蒸気を用いて発電を行う発電機であり、蒸気タービン式等の各種発電機を用いることができる。
図3は、コンデンサ46の構造の一例を示す構成図である。コンデンサ46は、蒸気発電機44を通過した余剰ボイラ蒸気の持つエネルギ(潜熱及び顕熱)を回収する凝縮器(エネルギ回収装置)である。図1及び図3に示すように、コンデンサ46は、内部に温水管路45が設けられた筒体47を備える。コンデンサ46は、蒸気発電機44の下流側の配管40bが連結される入口ポート52aから筒体47内に流入される蒸気を、温水管路45を流通する温水と熱交換させることで凝縮させる凝縮器であり、従来公知のものを用いることができる。
すなわち、コンデンサ46は、入口ポート52aから筒体47内に流入した蒸気を、温水入口ポート54aから温水管路45を経て温水出口ポート54bへと流れる温水によって凝縮することで、蒸気の持つエネルギを回収するエネルギ回収装置であり、発生した凝縮水は排出口56から配管40cへとドレン排出される一方、凝縮しない残りのガス(不凝縮性ガス)は、出口ポート52bから排出される。
図4は、バイナリー発電機48の構造の一例を示す構成図である。バイナリー発電機48は、フロンやアンモニア、炭化水素等の低沸点の熱媒体(作動媒体)の蒸気を利用して発電する発電機であり、従来公知のものを用いることができる。
図1及び図4に示すように、バイナリー発電機48は、作動媒体を蒸発させる蒸発器60と、蒸発器60で蒸発した作動媒体によって回転されるタービン62と、タービン62を経て膨張した作動媒体を冷却して凝縮させる凝縮器70と、作動媒体を閉回路65内で流通させるポンプ66とを備え、タービン62に連結された発電機68によって発電することができる。凝縮器70で閉回路65内を流れる作動媒体を凝縮させるための冷却回路67には、冷却媒体が流通され、この冷却媒体は、ポンプ69により、凝縮器70からクーリングタワー(冷却塔)64へと循環される。
蒸発器60には、コンデンサ46の温水出口ポート54bからの配管72bと、温水入口ポート54aへの配管72aとが連結されている。つまり、蒸発器60は、コンデンサ38で乾燥排ガス中の蒸気のエネルギを回収した温水により、該温水よりも低沸点の作動媒体を加熱し蒸発させるものであり、作動媒体の沸点は、コンデンサ46で蒸気からエネルギを回収した温水(例えば、75℃〜95℃程度)よりも低い必要がある。
コンデンサ46の排出口56から配管40cへと排出されたドレン水は、貯水槽50に貯水されると共に、ポンプ74によって貯水槽50からボイラ34へと供給され、再びボイラ蒸気として循環される。
本実施形態に係る乾燥システム10は、基本的には、上記のような乾燥ライン10a及び昇圧動力ライン10bによって構成されており、水蒸気乾燥機12からの乾燥排ガスが循環管路20を循環しつつ、昇圧タービン18aによって昇圧されることで水蒸気乾燥機12の間接加熱用の熱源として再利用される一方、昇圧タービン18aを駆動する膨張タービン18bは、水蒸気乾燥機12からの乾燥汚泥を燃料とするボイラ34のボイラ蒸気によって駆動され、さらに、膨張タービン18bを出たボイラ蒸気の持つエネルギは、蒸気発電機44やバイナリー発電機48で回収され、電力としてシステム各部に供給されることになる。
ところで、当該乾燥システム10では、水蒸気乾燥機12から排出される汚泥乾燥蒸気の持つエネルギポテンシャル(温度及び圧力)を昇圧タービン18aで上昇させてから熱源として利用する構成としているが、汚泥乾燥蒸気の持つエネルギを有効に利用し、外熱ジャケット24での凝縮潜熱によって脱水汚泥を効率的に加熱するためには、水蒸気乾燥機12から排出される汚泥乾燥蒸気中の絶対湿度を所定値以上、例えば2(kg−HO/kg−DA)以上、好ましくは、6(kg−HO/kg−DA)以上に管理しておくことが有効である。
図5は、各湿度(絶対湿度)における蒸気温度150℃となるための必要見掛け圧力を示すグラフであり、蒸気を昇圧して所望の温度(図5では、150℃の場合を例示)まで高めるために必要な見掛け上の必要圧力を示している。例えば、蒸気の絶対湿度が2(kg−HO/kg−DA)の場合、この蒸気を150℃まで昇温するためには、圧力を0.51(MPa・G)程度まで高める必要があることを示す。なお、蒸気の湿度が100%の場合には、150℃まで昇温するために、0.38MPa・Gにする必要がある。
図5に示すように、蒸気の絶対湿度が2(kg−HO/kg−DA)未満の場合には、150℃まで昇温するためには、0.51(MPa・G)以上の圧力とする必要があり、蒸気の絶対湿度が6(kg−HO/kg−DA)以上となった場合に、グラフの傾きが小さくなり、必要見掛け圧力が大きく違わないことがわかる。
そこで、本実施形態では、昇圧タービン18aでの汚泥乾燥蒸気の昇圧負荷を可及的に低減しつつ、水蒸気乾燥機12での加熱用蒸気としての必要温度(例えば、150℃)まで昇温するために、水蒸気乾燥機12から排出されるガス中の絶対湿度を2(kg−HO/kg−DA)以上、好ましくは、6(kg−HO/kg−DA)以上に管理することが有効であることがわかる。
このように、本実施形態では、水蒸気乾燥機12から排出する汚泥乾燥蒸気中の絶対湿度を2(kg−HO/kg−DA)以上で管理し、しかも、この汚泥乾燥蒸気を昇圧タービン18aで昇圧してから水蒸気乾燥機12の外熱ジャケット24に導入することにより、昇圧タービン18aの負荷を抑えつつ、汚泥乾燥蒸気の持つ潜熱全体のエネルギのうちの大部分を回収し、脱水汚泥の乾燥に用いることができる。このため、脱水汚泥から発生する汚泥乾燥蒸気の持つ潜熱を高い効率で回収し、汚泥の乾燥エネルギとすることができる。
なお、水蒸気乾燥機12から排出する汚泥乾燥蒸気中の絶対湿度を2(kg−HO/kg−DA)以上に管理するためには、例えば、当該水蒸気乾燥機12のケーシング22内部を気密構造とし、外気のリークを可及的に低減することが有効である。そこで、水蒸気乾燥機12について、例えば、ケーシング22の軸グランド部にランタンリング、リップシール、ラビリンスシール等を適用し、また、脱水汚泥をモーノポンプである汚泥投入器26からの直接投入構造とし、さらに、乾燥汚泥排出部である排出ポート29bや集塵機16からの乾燥汚泥の排出経路に二重ダンパ90を設けたシール構造とすることも有効である。
以上のように、本実施形態に係る汚泥の乾燥システム10では、蒸気を用いた間接加熱によって脱水汚泥を乾燥する水蒸気乾燥機12と、水蒸気乾燥機12で乾燥される脱水汚泥から生じる蒸気を昇圧する昇圧タービン18aと、昇圧タービン18aで昇圧された蒸気を加熱用蒸気として水蒸気乾燥機12へと導入する循環管路20と、水蒸気乾燥機12から排出される乾燥汚泥を燃料として昇圧タービン18aの動力源となる動力用蒸気(ボイラ蒸気)を生成し、該動力用蒸気を膨張タービン18bに供給するガス化炉38及びボイラ34とを備える。
このように、間接加熱式の水蒸気乾燥機12での乾燥排ガスを乾燥汚泥のエネルギを利用して駆動される昇圧タービン18aで昇圧し、そのエネルギポテンシャルを高めてから、当該水蒸気乾燥機12の外熱ジャケット24に投入して熱源とすることにより、乾燥排ガス中の蒸気の有する潜熱を有効に利用して、汚泥の乾燥を行うことができ、システム全体の省エネルギ化を図ることができる。ここで、昇圧装置である昇圧タービン18aにより、汚泥乾燥蒸気は、0.1〜0.5MPa・G程度、例えば、汚泥の蒸発温度+20℃以上と、圧力、例えば常圧乾燥(100℃蒸発)であれば0.1MPa・G以上まで昇圧されると、そのエネルギポテンシャルが十分なものとなり、熱源としてより効果的に利用できるようになる。
この際、水蒸気乾燥機12での乾燥排ガスの絶対湿度を、例えば2(kg−HO/kg−DA)以上に管理することにより、該乾燥排ガス中の蒸気の有する潜熱、つまり従来は有効に回収・再利用できなかった脱水汚泥の水分蒸発に費やすエネルギを、外熱ジャケット24での凝縮潜熱として有効に回収・利用することが可能となる。
なお、水蒸気乾燥機12からの乾燥排ガスを昇圧する昇圧装置としては、昇圧タービン18a以外のものを用いてもよく、例えば、エゼクタ19(図6参照)を用いてもよい。
図6は、エゼクタ19を用いた汚泥の乾燥システム101の全体構成図である。乾燥システム101は、図1に示す乾燥システム10の昇圧タービン18a及び膨張タービン18bに代えて、昇圧装置としてエゼクタ19を備えた昇圧動力ライン10cを有する構成となっている。エゼクタ19は、公知のものを用いればよい。エゼクタ19は、ボイラ34から配管40aを流れるボイラ蒸気を高圧の駆動流とし、水蒸気乾燥機12から集塵機16を経て配管20cを流れる汚泥乾燥蒸気を低圧の吸引流とし、配管20aに中圧の蒸気を吐出するように設置されており、エゼクタの駆動流として利用されない余剰のボイラ蒸気及び吸引流として利用されない余剰の汚泥乾燥蒸気は、上記の構成と同様に、発電ライン40又は発電ライン40と同様のバイナリー発電ラインに流通させればよい。
また、当該乾燥システム10では、昇圧タービン18aの動力、つまり膨張タービン18bの駆動に利用されたボイラ34からの動力用蒸気(ボイラ蒸気)の余剰分を利用する発電機(例えば、蒸気発電機44やバイナリー発電機48)を備えたことにより、システム外部からの電気入力を一層低減することができる。例えば、従来の乾燥システムでは、システム全体での消費電力が320(kW/h)であったが、当該乾燥システム10では、システム全体での消費電力が361(kW/h)であると同時に、蒸気発電機44及びバイナリー発電機48での発電電力が164(kW/h)となり、結果、実際の必要電力は197(kW/h)となり、従来のシステムに対して約38%の電力削減率を得ることができた。
当該乾燥システム10では、水蒸気乾燥機12からの排ガスの流通方向で、当該水蒸気乾燥機12と、昇圧タービン18aとの間に、水蒸気乾燥機12からの排ガスを除塵処理する集塵機16を設けている。このような集塵機16を設けることにより、汚泥乾燥蒸気は、その潜熱が保持された状態で除塵されるため、外熱ジャケット24等でのダスト付着や、効率低下が抑制され、潜熱を有効に回収することができる。
ところで、上記の乾燥システム10では、昇圧動力ライン10bにおいて、ガス化炉38を設けた構成を例示したが、このガス化炉38に代えて、焼却設備や炭化設備等を設け、乾燥システム10をこれら焼却設備や炭化設備と組み合わせたシステムとして構成してもよい。
図7は、乾燥システム10の第2変形例に係る汚泥の乾燥システム100の全体構成図である。なお、図7において、図1〜図6に示される参照符号と同一の参照符号は、同一又は同様な構成を示し、このため同一又は同様な機能及び効果を奏するものとして詳細な説明を省略し、以下の図8についても同様とする。
図7に示すように、乾燥システム100は、ガス化炉38に代えて、焼却炉102を有した昇圧動力ライン10dを備える。焼却炉102は、搬送機構36によって搬送された乾燥汚泥を焼却処理するものであり、その燃焼排ガスがボイラ34に送られる。
図8は、乾燥システム10の第3変形例に係る汚泥の乾燥システム110の全体構成図である。図8に示すように、乾燥システム110は、ガス化炉38に代えて、熱風炉112と、炭化炉114と、再燃炉116とを有した昇圧動力ライン10eを備える。炭化炉114は、搬送機構36によって搬送された乾燥汚泥を炭化処理するものであり、その熱源は熱風炉112によって循環利用され、その排ガスが再燃炉116で燃焼処理された後、ボイラ34に送られる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10、100、101、110 汚泥の乾燥システム
10a 乾燥ライン
10b〜10e 昇圧動力ライン
12 水蒸気乾燥機
16 集塵機
18a 昇圧タービン
18b 膨張タービン
20 循環管路
34 ボイラ
40 発電ライン
44 蒸気発電機
46 コンデンサ
48 バイナリー発電機

Claims (4)

  1. 間接加熱によって脱水汚泥を乾燥する乾燥機と、
    前記乾燥機で乾燥される脱水汚泥から生じる蒸気を昇圧する昇圧装置と、
    前記昇圧装置で昇圧された蒸気を加熱用蒸気として前記乾燥機へと導入する循環管路と、
    前記乾燥機から排出される乾燥汚泥を燃料として前記昇圧装置の動力源となる動力用蒸気を生成し、該動力用蒸気を前記昇圧装置に供給する乾燥汚泥処理装置と、
    を備えることを特徴とする汚泥の乾燥システム。
  2. 請求項1記載の汚泥の乾燥システムにおいて、
    前記乾燥機は、乾燥する脱水汚泥から生じる蒸気を含む排ガスの絶対湿度が2(kg−HO/kg−DA)以上であることを特徴とする汚泥の乾燥システム。
  3. 請求項1又は2記載の汚泥の乾燥システムにおいて、
    前記昇圧装置の動力として利用された前記動力用蒸気を利用して発電する蒸気発電機を備えたことを特徴とする汚泥の乾燥システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の汚泥の乾燥システムにおいて、
    前記昇圧装置の動力として利用された前記動力用蒸気を凝縮し、該動力用蒸気の凝縮潜熱を利用して発電を行うバイナリー発電機を備えたことを特徴とする汚泥の乾燥システム。
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