JP2013179279A - 電位障壁素子制御回路及び電位障壁素子回路 - Google Patents

電位障壁素子制御回路及び電位障壁素子回路 Download PDF

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Shoji Haneda
正二 羽田
Minoru Okada
實 岡田
Haruki Wada
晴樹 和田
Fumio Mura
文夫 村
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Abstract

【課題】電位障壁を有する半導体素子の直列接続回路の動作用電源電圧の変動があっても、これが想定される範囲内であれば、この直列接続回路に適正な電圧を与えて動作させることができる。
【解決手段】電位障壁値sの存在する半導体素子sの電流路sを同極性の電位障壁方向sに直列接続された一端と他端を有する回路sと、電位障壁値tの存在する半導体素子tの電流路tを電位障壁方向sに直列接続された一端と他端を有する回路tと、制御端1を有する半導体素子1の電流路1を同極性の方向に直列接続した回路1と、制御端2と電流路2を有する半導体素子2と、一端と他端を有する素子3と、を備え、電流路1の一端と電流路tの一端、電流路1の他端と該電流路tの他端、のペアーで並列接続を為し、電位障壁方向sに、回路1と前記回路tとの並列接続直列回路を構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電位障壁(半導体界面の電位差)を有する素子(たとえば、PN接合型半導体素子、ショットキーバリアダイオードのような、素子固有の電位障壁を有する。)の駆動電圧の変動に追随して電位障壁を有する素子を動作させる回路技術に関する。
なお、人為的制御及び/又はソフトウェアロジック制御を必要としない。
電位障壁を有する素子を直列接続して動作させるためには、各電位障壁値の総和以上の電位差を該素子列に印加しなければ導通しない。
該素子を直列接続した場合、素子動作用電源電圧の変動により1個の素子でも導通しないとき、該直列接続回路全体が非導通となる。したがって、該素子列を確実に動作させる電源としては、定電圧装置や定電流装置を使用すればよい。
しかしながら、たとえば電位障壁素子が半導体発光素子(照明用発光ダイオード)である場合、定電圧装置や定電流装置を使用すると、照明主体より電源部が相対的に相当高価となり本来の目的を逸する。
電位障壁素子である半導体素子としての半導体発光素子は、直列接続するため、動作用電源電圧の変動及び/又は半導体発光素子の個体差により、電位障壁値に満たない電圧を印加される半導体素子が直列接続回路に1個でも存在すると、直列回路に電流が流れなく発光しない。また、動作用電圧が高すぎる場合、半導体発光素子の寿命が衰えるか破壊される。
ちなみに、半導体発光素子は、PN接合型半導体素子であり、障壁電位値(順方向降下電圧値)以上の電圧を印加されて発光する。PN接合シリコンダイオードと比較すると発光ダイオードは順方向降下電圧が高く、白色・青色では、3.5V程度である。
特許文献1の「課題」には、以下の記載がある。
「入力電圧に応じてLED回路の連結を変化させる駆動方式を採用し、電圧/電流監視部を介して、グループ別LEDアレイが点灯した順序とおりに消灯するようにする発光ダイオードアレイ駆動回路を提供する。」
本発明でも、特許文献1の「入力電圧に応じてLED回路の連結を変化させる駆動方式」という「課題」では類似している。
しかしながら、特許文献1では、特許文献1の図3、図4のとおり、制御部、開放スイッチ及び遮断スイッチが多く、スイッチ制御部のロジックも複雑となる。
特許第4848537号公報
以上の現状に鑑み本発明は、電位障壁の存在する素子を直列接続した回路の動作用電源電圧の変動に対応可能な廉価・簡素な静的制御アナログ回路を実現した。
したがって、本発明により、電位障壁の存在する素子への供給電圧を一定に保持する定電圧装置や該素子を定電流駆動する定電流電源装置が不要となる。
上記の目的を実現するべく本発明は以下の構成とする。
(1)請求項1に係る電位障壁素子回路は、
電位障壁値sの存在する半導体素子sの電流路sを同極性の電位障壁方向sに直列接続された一端と他端を有する回路sと、
電位障壁値tの存在する半導体素子tの電流路tを前記電位障壁方向sに直列接続された一端と他端を有する回路tと、
制御端1を有する半導体素子1の電流路1を同極性の方向に直列接続した回路1と、
制御端2と電流路2を有する半導体素子2と、一端と他端を有する素子3と、を備え、
前記電流路1の一端と前記電流路tの一端、該電流路1の他端と該電流路tの他端、のペアーで並列接続を為し、前記電位障壁方向sに、前記回路1と前記回路tとの並列接続直列回路を構成し、該回路tの一端側に前記回路sの他端の電位を印加すべく構成し、
前記電流路2の一端には、前記制御端1をして前記電流路1を導通すべく電位が印加可能な構成とし、
前記回路sの一端には、該回路sの一端から前記回路tを通過し前記素子3の他端の電位を前記電流路2の他端に印加し、
前記素子3の一端の電位は、前記制御端2に印加され、前記電流路2の一端の電位を変化させ、前記半導体素子1を制御し、前記電流路tの電流を制御することを特徴とする。
(2)請求項2に係る電位障壁素子回路は、請求項1において、
前記素子3は定電流素子又は抵抗素子であることを特徴とする。
(3)請求項3に係る電位障壁素子回路は、請求項1又は2において、
前記半導体素子sが半導体発光素子である場合、前記素子3の一端電位を光導電体を含む回路により前記制御端2に印加し、該光導電体は該半導体素子sの発光を受光可能な構成であることを特徴とする。
(4)請求項4に係る電位障壁素子制御回路は、
請求項1〜3のいずれかに記載の電位障壁素子回路を使用した電位障壁素子制御回路において、回路s、回路t及び素子3を欠くか又はその内のいずれかを欠く構成であることを特徴とする。
(A)電位障壁素子(PN接合型半導体素子など)の直列接続回路への印加電位差が電位障壁値の総和より小さくなり非導通となると、非導通となった電位障壁素子の電流路を半導体素子1(FET)の電流路1でバイパスするので、電位障壁素子の直列接続回路の電流が遮断されない。
すなわち、電位障壁素子の直列接続個数が減少し、印加電位差に電位障壁素子の障壁電位が適応される。回路的に自動に行なわれる。
(B)電位障壁素子(PN接合型半導体素子など)の直列接続回路への印加電位差が大き過ぎると、電位障壁素子の直列接続個数が増し、印加電位差に電位障壁素子の障壁電位が適用されるため過電圧とならない。回路的に自動に行なわれる。
(C)したがって、電位障壁素子動作用電源電位が想定される変動範囲内であれば、電位障壁素子の動作断及び過電流を阻止できる。
(D)光導電素子をそなえているので、電位障壁素子(PN接合型半導体素子など)が半導体発光素子であれば、半導体発光素子の照度を印加電位に負帰還できるので、照度を適度に調整し、半導体発光素子の寿命を保護できる。
は、本発明による電位障壁素子回路の実施の形態を示す回路構成図である。 は、本発明による電位障壁素子制御回路の実施の形態を示す回路構成図である。
(1)電位障壁素子回路の実施の形態
(1−1)電位障壁素子回路の実施の形態の説明
図1は、本発明による電位障壁素子回路の実施の形態の構成を示す図である。
以下、図1を参照して、電位障壁素子回路の実施の形態である回路を説明する。
本発明の電位障壁素子回路は、以下の構成である。
符号Q1〜Q4で示される半導体素子は、Nチャネルエンハンスメント型FET(電界効果トランジスタ)であり半導体素子1と称す。半導体素子1の電流路1が同一極性に直列接続されている。これを回路1とも称す。回路1のドレインDを一端、ソースSを他端と称す。
図1の実施の例の説明では半導体素子1は(FETQ1〜Q4であるが、FETQ1〜FETQmとも称す。mは自然数。図1の例ではm=1〜4であるが、mは、m>4も取り得る。
符号Dt1〜Dt4で示される半導体素子は、電位障壁値tの存在する電位障壁素子(半導体素子)であり半導体素子t(電位障壁素子tとも称す。)と称す。半導体素子tの電流路tが同一極性に直列接続されている。これを直列接続群t(回路tとも称す。)と称す。回路tのアノード側を一端、カソード側を他端と称す。
実施の例の説明では半導体素子tm、半導体発光素子tm又は発光ダイオードtmとも称す。mは自然数。図1の例ではm=1〜4。
mは自然数。図1の例ではm=1〜4であるが、mは、m>4も取り得る。
半導体素子tは、Dt1〜Dtmを取り得る。
符号Ds1、Ds2・・Dsi・・Dsnは、電位障壁値sの存在する電位障壁素子(半導体素子)であり半導体素子s(電位障壁素子s、半導体発光素子sとも称す。)と称す。半導体素子sの電流路sが同一極性に直列接続されている。これを直列接続群s(回路sとも称す。)と称す。回路sのアノード側を一端、カソード側を他端と称す。
実施の例の説明では半導体素子sn、半導体発光素子sn又は発光ダイオードsnとも称す。nは自然数。図1の例ではnは複数。
n>mが好適である。
ここで、電位障壁値s、電位障壁値tとは、それぞれ半導体素子s、半導体素子tが有する固有の順方向電圧降下値である。
電位障壁値s=電位障壁値t、又は、電位障壁値s≠電位障壁値tである。
符号Ds1、Ds2・・Dsi・・Dsn電位障壁素子及び符号Dt1〜Dt4の電位障壁素子は直列接続であり、電位障壁方向はすべて同一である。
符号Q1〜Q4で示される半導体素子1の個数(4個)、符号Dt1〜Dt4で示される半導体素子tの個数(4個)は一例であり、4個は任意の個数(m)を取り得る。
(ア)半導体素子s(電位障壁素子s)の電流路sが電位障壁sの同一方向に直列接続(電位障壁方向s)されている回路sが存在する。
(イ)半導体素子t(電位障壁素子t)の電流路tが電位障壁tの同一方向に直列接続(電位障壁方向t)されている回路tが存在する。
(ウ)半導体素子1の電流路1が同一極性方向に直列接続されている回路1が存在する。
(エ)半導体素子1の電流路1の一端と半導体素子tの電流路tの一端、半導体素子1の電流路1の他端と半導体素子tの電流路t他端、のペアーで並列接続を為している。
(オ)回路1と電流路tが上記(エ)のペアーで並列接続を構成されている。。
(カ)上記(ア)の回路sの最低電位カソード部に、上記(オ)の最高電位ドレイン、アノード部が接続されている。
上記(ア)〜(カ)が本発明の主要部である。
すなわち、半導体素子1の一端(ドレインD)と半導体素子tの一端(アノード)、半導体素子1の他端(ソースS)と半導体素子tの他端(カソード)のペアーで並列接続を為し、電位障壁tの方向に、このペアー並列接続回路が直列回路を構成している。この回路の上位部に回路sが存在し接続されている。
符号D1〜D4で示される整流素子は、一般のPN接合シリコンダイオード。符号R11〜R44は、抵抗素子を示し、これらの個数は半導体素子1の個数と同一である。
符号Q5で示される半導体素子は、半導体素子2と称し、NPNバイポーラトランジスタであるが、NチャネルFETを使用しても良い。
さらに、図1において、電位極性を逆にし、有極性素子の極性も逆にすると、PNPバイポーラトランジスタ又はPチャネルFETを使用しても良い。
符号Zeで示される素子は定電圧素子(ツェナーダイオード)であり、カソードがバイポーラトランジスタQ5の一端(コレクタC)及び整流素子D1〜D4のアノードに接続され、定電圧素子ZeのアノードはバイポーラトランジスタQ5の他端(エミッタE)に接続されている。
符号Drで示される定電流素子(素子3とも称す。)の一端(アノード)は、半導体素子tのDt4カソード、半導体素子1のFETQ4の他端(ソースS)及び符号Cdsで示される光導電体(素子4とも称する。)の一端に接続され光導電体Cdsの他端は半導体素子2であるバイポーラトランジスタQ5の制御端2(ベースB)に接続され、定電流素子Drの他端(カソード)は、バイポーラトランジスタQ5の電流路2の他端(エミッタE)及びシグナルグランドSGに接続されている。
定電流素子Drは、抵抗素子に置換できる。光導電体Cdsも抵抗素子に置換できる。光導電体Cdsは、多種の光導電体を選択し使用できる。
符号R2で示される抵抗素子R2の一端はバイポーラトランジスタQ5の電流路2の一端(コレクタC)に接続され、他端は端子Tsに接続され、端子Tsには正極電位が印加される。この正極電位に対する負極電位はシグナルグランドSGに印加される。
整流素子D4のカソード及び符号R44で示される抵抗素子44の一端は、半導体素子1(FETQ4)のゲートGに接続され、抵抗素子44の他端は、半導体素子1(Q4)の他端(ソースS)に接続されている。
半導体素子1のQ1〜Q3、整流素子D1〜D3及び抵抗素子R11〜R33の接続関係も、半導体素子1のQ4、整流素子D4及び抵抗素子R44の接続関係と同一である。
半導体素子s(Ds1〜Dsn)の直列接続群s(回路sとも称す。)と半導体素子t(Dt1〜Dtm)の直列接続群t(回路tとも称す。)は同一方向(同極性の電位障壁方向)に直列接続され、直列接続回路stを構成する。接続部は、DsnのカソードとDt1のアノードである。
(1)電位障壁素子回路の実施の形態
(1−2)電位障壁素子回路の実施の形態の動作概要説明
以下、図1を参照して、本発明の電位障壁素子回路の実施の形態の動作を説明する。
端子Tsに正極電位を印加し、シグナルグランドSGに基準電位(0電位)である負極電位を印加する。
基準電位(0電位)に対し、端子Tsに印加する電位をVsとすると、Vs≧Σ(Vfs+Vft)の条件を満たせば、半導体素子s(電位障壁素子sとも称す。)と半導体素子t(電位障壁素子tとも称す。)のすべてが発光する。ただし、電位Vsの高低(大小)により、発光の強弱は相違し、電位VsがΣ(Vfs+Vft)より大き過ぎると、半導体素子sと半導体素子tの寿命が短縮されるか、その内のいずれかの素子が劣化するか破壊される。
ただし、Vfsは半導体素子s(図1において、Ds1〜Dsn)個々の電位障壁値sであり、Vftは半導体素子t(図1において、Dt1〜Dt4)個々の電位障壁値tである。
なお、同一種類の電位障壁素子においても電位障壁値には個体差(電位差)を有している。
半導体素子tは、図1の例ではDt1〜Dt4で個数は4個であるが個数は限定がなく、個数を任意の数「m」とも表記(Dtm)する。ただし、mは自然数である。
Vsが、1又は複数(n)の半導体素子sの直列接続群s(回路sとも称す。)、1又は複数(m)の半導体素子tの直列接続群t(回路tとも称す。)、との直列接続である直列接続回路stの電位障壁総和値(全順方向降下電圧)であるΣVfst以上の電位であれば、すべての半導体素子s及び半導体素子tは発光する。ただし、Σ(Vfst)=Σ(Vfs+Vft)である。
本発明の「電位障壁素子回路」の目的の1つは、印加電位Vsが変動することを想定し、Vs≧Σ(Vfs+Vft)の条件を満たさない場合、全体の電位障壁素子の照度が低下したり、すべての電位障壁素子が発光しなくなるという事象を解決するものである。
Vs=Σ(Vfs+Vft)の条件を満たせば、回路sの半導体素子s、回路tの半導体素子tは発光するが、定電流素子Drの電圧降下は無視する。ただし、半導体素子2の制御端2のバイアスについては説明する。定電流素子Drの電圧降下(アノード電位)は制御端2にバイアス電位を印加するため。
さらに、本発明の「電位障壁素子回路」の目的の1つは、印加電位Vsが変動することを想定し、Vs≧Σ(Vfs+Vft)の条件を満たすが、Vsが大き過ぎる場合、適度な、Vs≧Σ(Vfs+Vft)の条件を満たし、電位障壁素子を過電圧から保護するというものである。
本発明は、ロジック無しの自動動作回路により常に、Vs≧Σ(Vfs+Vft)の条件を満たすよう、Vsが低下したとき、Σ(Vft)を低下させ、Vsが上昇したとき、Σ(Vft)を上昇させるものである。
本発明の説明では、電位Vsは、電位Vを中心に、(V+α)〜(V−α)の範囲で電位変動することを仮定する。実用に供するときは実環境に合わせる。αは正の実数で単位は(V)である。は下記で説明。
一例として、電位Vが直流100V、αは7Vであると仮定して説明を進めると、電位Vsは、107V〜93の範囲で変動する。電位Vsの変動幅は、2α=14Vとなる。
図1の例では、4個の半導体素子1(FETQ1〜Q4)1個にそれぞれ半導体素子tが1個並列接続されている。したがって、半導体素子tが4個直列接続である。1個の半導体素子tの電位障壁値tの平均値を3.5Vとすると、電位Vsの変動幅は、2α=14Vを許容できる。α/2=3.5V=電位障壁値t
電位Vsはアナログ値であるから除々に変化するが、説明の迅速さを考慮して、電位Vsの変動を3.5V間隔に区切って説明する。
上記のとおり、半導体素子tの個々の電位障壁値tであるVftは、Vft=3.5V程度とする。半導体素子sの電位障壁値sについては、特に考慮する必要はない。
すなわち、半導体素子sで構成される直列接続群sは、導通個数を変動させないため。
Vs≧Σ(Vfs+Vft)の条件から本発明の動作を説明するとき、電源電位Vs=Σ(Vfs+Vft)とする。
Vs=直列接続回路stの電位障壁総和値=Σ(Vfs+Vft)とする。
Vs≧Σ(Vfs+Vft)+Vdrである。ただし、Vdrは定電流素子Drの電圧降下値である。
=Σ(Vfs+Vft)・・・式1。ここで、端子Tsへの印加電位V=(直列接続群sの電位障壁値)+(直列接続群tの電位障壁値)。電位Vを基底の状態(電位Vsの変動中心値)と仮定する。
式1、V=Σ(Vfs+Vft)の値は、半導体素子tが2個が非導通の値と設定する。すなわち、半導体素子tと並列接続されている半導体素子1が導通している。これが2ペアー存在している状態である。他の半導体素子tの2個は導通している(これと並列接続された半導体素子1は非導通である。)
1.(Vs=V
端子Tsとの電位差Vが与えられる電位の位置は、半導体素子tのDt2の他端(カソード)である。・・・(Vsが通常電位)・・・半導体素子t個数の半分導通
2.(Vs=V+α)
端子Tsとの電位差V+αが与えられる電位の位置は、半導体素子tのDt4の他端(カソード)である。・・・(Vsが高電位)・・・半導体素子tをすべて導通
3.(Vs=V−α)
端子Tsとの電位差V−αが与えられる電位の位置は、半導体素子tのDt1の一端(アノード)である。・・・(Vsが低電位)・・・半導体素子tをすべて非導通
基準電位を基準とした電位Vsの内、電位変動の中心である電位Vが、端子Tsに電位Vsとして印加されることを仮定している。このとき、半導体素子tのDt1及びDt2に電流が流れ、これらの半導体素子(発光ダイオード)が発光している。
半導体素子tのDt3及びDt4には電流が流れず発光しない。
このとき、端子Tsと半導体素子tのDt2の他端(カソード)の電位差はV=100Vである。
電位はVs=V==100V(直流電位)を中心として、電位が93V〜107Vの間を変動しても、直列接続群sが最低電位によって消灯されず、かつ、最高電位によって(直列接続群s+直列接続群t)に過電位が印加されない。
(1−3)電位Vsの変動による半導体素子1及び半導体素子tの動作説明
(A)電位Vs=V+αのとき
電位Vs=V+α(Vsの変動する最高電位)のとき、端子Tsから直列接続回路st(直列接続群s+直列接続群t)を通り、定電流素子Drに流れる電流により、定電流素子Drの一端(アノード)に発生する電位で半導体素子2(バイポーラトランジスタQ5)の制御端2(ベースB)が順バイアスされ、半導体素子2の電流路2が導通状態となる。よって、電流路2の一端(コレクタC)の電位は、基準電位と同電位である。
または、電流路2が完全な導通状態である必要はない(半導通など)。FETQ1〜Q4のゲート電位をFETQ1〜Q4の電流路1を導通させない電位であれば良い。このとき、電流路2の一端(コレクタC)の電位は、基準電位より若干高めの電位である。以下、これら、「基準電位と同電位」、「基準電位より若干高めの電位」などを総称して、「同等の電位」と称す。
このとき、各整流素子D1〜D4(ダイオードD1〜D4)のアノードも、基準電位と同等の電位であり、各半導体素子1であるFETQ1〜FETQ4の制御端1(ゲートG)に順バイアス電位は印加されず、各半導体素子1の電流路1(FETQ1〜FETQ4)の一端(ドレインD)と他端(ソースS)間は非導通となる。
したがって、半導体素子sであるDs1〜Dsn+半導体素子tであるDt1〜Dt4の電位障壁値の総合計がV+αであれば、この電位差は、端子TsとシグナルグランドSG間の電位差Vs=V+αと同一であり、V+αは、直列接続回路st(直列接続群s+直列接続群t)を構成するすべての半導体発光素子に電流を流し発光させる。
ただし、半導体素子sが1個、半導体素子tが1個のように、半導体素子s及び半導体素子tの個数により、端子Tsに印加する電位Vs(変動も考慮し)は、半導体素子s及び半導体素子tの電位障壁値の総和に適合させる。
(B)電位Vs=V−αのとき
電位Vs=V−α(Vsの変動する最低電位)のとき、直列接続回路stの一部である直列接続群tには電流が流れず、直列接続回路stの他の一部である直列接続群sと定電流素子Drのみに、電流が流れることとなる。
このとき、直列接続群t(Dt1〜Dt4)の電流路は、FETQ1〜Q4の各電流路1により短絡(バイパス)されている。直列接続群tを流れるべく電流はFETQ1〜Q4を流れる。FETQ1〜Q4の電圧降下は半導体素子tの電位障壁tより小さい。
したがって、電位Vs=V−α=ΣVfsで、印加電位(Vs)と電位障壁値sの総和(ΣVfs)で、印加電位と電位障壁値との電位のバランスがとれる。
電位Vs=V−αのときは、半導体素子2(バイポーラトランジスタQ5)の制御端2(ベースB)が順バイアス(電流値)されず又は順バイアス(電流値)が小さくなり、半導体素子2の電流路2が非導通又は導通抵抗値が大となり、電流路2の一端(コレクタC)の電位が上昇し、半導体素子1(FETQ1〜Q4)のすべての制御端1(ゲートG)を順バイアスするので、すべての半導体素子1の電流路1は導通し、直列接続群tの電流路(非導通又は導通抵抗が大となっている。)を代替し、印加電位Vsの低下による電位Vsが半導体素子tと半導体素子tの電位障壁値(半導体素子sの電位障壁値sの総和+半導体素子tの電位障壁値tの総和)を充足しない事象を回避する。
直列接続群tは半導体素子tが4個(直列接続段数)を超えてもよい。このときは、FETの個数(直列接続段数)もこれに合わせる。半導体素子tが1個のときは、FETQ1〜Q4の内1個のみとなる。電位Vsも電位障壁値sと電位障壁tの和に適合させる。
以上は、電位Vs=V+α、電位Vs=V−αのときの概要説明であるが、以下、VsがVftづつ低下する場合の本発明の詳細を説明する。
(C)電位Vs=V+α−Vftのとき
Vsの変動の最高電位Vs=V+αから半導体素子t1個分の電位障壁値tすなわち、Vft低下した電位をVs=V+α−Vftとする。
Vs=V+αであったとき、定電流素子のアノード電位はVdr=γであったとすると、VsがVft低下したことにより、電位γは少し低下する。定電流素子のアノード電位はVdr=γ’に低下し、半導体素子2(バイポーラトランジスタQ5)の制御端2(ベースB)は順バイアスが不充分となる。半導体素子2の一端(コレクタC)は基準電位より若干高めの電位で、半導体素子1のFETQ4のみ導通し、半導体素子t4は発光を停止する。これは、後述する負帰還により説明する。
Vs=V+αが、Vs=V+α−Vftに変動することにより、すなわち、端子Tsに印加される電位が、電位障壁素子t1個分の電位(電位障壁値t)低下することにより、電位障壁素子tの直列接続群t(Dt1〜Dt4)の内Dt4のみが非導通となる動作をする。後述する負帰還により説明する。
このような動作において、定電流素子Drの電流は、断となるように働き、定電流素子Drのアノード電位は低下し、半導体素子2(バイポーラトランジスタQ5)の制御端2(ベースB)は順バイアスされずバイポーラトランジスタQ5は非導通となるよう働く。
したがって、バイポーラトランジスタQ5の一端(コレクタC)の電位は上昇し、半導体素子1(FETQ4)の制御端1を順バイアスし半導体素子1(FETQ4)は導通し、定電流素子Drに電流は流れ、定電流素子Drのアノード電位は少し回復するが、半導体素子2の制御端2は順バイアスされず、半導体素子2の一端の電位は上昇する。半導体素子1(FETQ4)のみの制御端1を順バイアスし半導体素子1(FETQ4)は導通し、半導体素子t(Dt4)の両端には電位障壁値t以上の電圧が印加されず非導通となり発光を停止する。
なお、半導体素子1(FETQ4〜Q1)の制御端1の電位は基準電位を基準として同一電位として上昇する。
半導体素子1のFETQ3〜Q1は導通せず、半導体素子tのDt3〜Dt1は発光を継続する。
FETQ4のみが導通する理由は、FETQ4のソース電位は、基準電位とほぼ同電位(定電流素子Drのアノード電位)であり低電位である。半導体素子1のFETQ4〜Q1の制御端1(ゲートG)の電位は基準電位に対し等しい。
FETQ3のソース電位は、FETQ4のドレイン電位であり、FETQ4のソース電位より少し高電位である。完全な導通ではない。
したがって、FETQ3のソースに対するゲート電位はFETQ4より低電位であり、FETQ4が導通してもFETQ3は導通しない。よって、電位障壁tのDt3は発光する。
FETQ3は導通していないので、FETQ2、Q1のソース電位は、それぞれ半導体素子tのDt2、Dt1のカソード電位であり、ソース電位は高くFETQ2〜Q1のゲート電位も順バイアスされない。FETQ2〜Q1も導通しなく、電位障壁tのDt2、Dt1は導通し発光する。
FETQ4は完全導通状態とならないで、ある程度の抵抗値を保持する。これは、半導体素子2(バイポーラトランジスタQ5)の一端(コレクタC)、半導体素子1(FETQ4)の制御端1(ゲートG)、半導体素子1の他端(ソースS)、半導体素子2の制御端2(ベースB)の回路で負帰還回路を構成し、定電流素子Drのアノード電位を一定に保持し、FETQ4の電流路1(ドレイン、ソース間)の導通抵抗値をある一定の値で均衡させるからである。
また、この負帰還回路で、FETQ4は定電流素子Drを負荷としてソースフォロア回路を構成している。この負帰還回路は、定電流素子Drのアノード電位を一定にする作用がある。定電流素子Drを抵抗素子に置換しても、抵抗素子を流れる電流を一定にする作用があるので、抵抗素子の両端の電圧も一定となる。
この負帰還回路によって、半導体素子2(バイポーラトランジスタQ5)の電流路2の抵抗値も一定の値で均衡する。すべては、この負帰還回路で均衡する。よって、VsをVftずつ低下させると、Dt4→Dt3→Dt2→Dt1の順に発光を停止する。
FETQ4は完全導通ではないが導通することで、半導体素子tのDt4の電流路を半導体素子1(FETQ4)が代替し、電流は通常どおり流れ、Dt4は発光を停止し、その他の半導体素子t(Dt3〜Dt1)は通常発光を維持する。
FETQ4の導通によるFETQ4の電流路1の電圧降下は、半導体素子tの電位障壁値tより小さい。この状態では半導体素子tのDt4は発光しない。FETQ4のドレイン、ソース間の電圧降下により半導体素子1のFETQ3のソースS電位は、この電圧降下分上昇しているので、相対的にFETQ3のゲートG電位はソースSに対して電位低下しFETQ3は導通しない。FETQ3が導通しなければ、FETQ2、FETQ1も導通しない。
(D)電位Vs=V+α−2Vftのとき(Vs=V
前述した電位Vs=V+α−Vftのときは、半導体素子tのDt4の電流路が半導体素子1のFETQ4の電流路1によりバイパスされていたが、電位Vs=V+α−Vftから電位Vs=V+α−2Vftに遷移すると、もう一段階、端子Tsに印加される電位が電位障壁t値分低下するので、同様な理論で、半導体素子1のFETQ3がFETQ4の働き(代替)をすることとなる。
電位Vs=V+α−2Vftに変動すると、FETQ3がFETQ4と同様な動作(電位VsがVs=V+α−Vftに変動したときと同様に)をすることとなる。負帰還回路もFETQ3が同様な動作をする。ただし負帰還は半導体素子1(FETQ4〜Q1)全体にかかっている。
したがって、半導体素子1であるFETQ3は完全導通ではないが導通し、この導通による電位降下値は、半導体素子tであるDt3の電位障壁値tより小さいため、半導体素子tDt3には電位障壁値t以上の電圧が印加されず発光を停止する。
以下、電位Vsが、さらにVftづつ低下しても同様の説明であるので、重複する説明を割愛する。
以上、電位Vsが、Vftの段階で低下することを説明したが、電位Vsが、微少電圧δVs(0<δVs<Vft)で継続的低下するとき、バイポーラトランジスタQ5の導通抵抗値は微少抵抗値で上昇し、δVs=Vftで、FETQ4は上記説明のとおり導通状態となる。この微少電圧で継続的に電位Vsが低下する期間でも負帰還が働いている。
電位Vsが、電圧δVsで4Vftまで継続的低下するとき、半導体素子1のFETQ4〜Q1の順に導通していくが、FETQ4が非導通、不完全導通から完全導通となる区間では、FETQ4が不完全導通で、FETQ4と半導体素子tのDt4にも電流が流れる期間が存在する。
以上、電位Vsが低下するときの半導体素子1及び半導体素子tの動作説明をしたが、Vsが上昇する過程での半導体素子1及び半導体素子tの動作説明の考え方も同様である。
ただし、Vsが上昇する過程では、半導体素子1のFETQ1が最初に非導通し、それから順にQ2、Q3、Q4と非導通となる。半導体素子tはDt1からDt4の順に発光する。
(E)電位Vsが最低電位から上昇する場合
電位Vs=V−αの場合は、半導体素子1のFETQ1〜Q4はすべて導通している。電位障壁素子tのDt1〜Dt4のすべては非導通であり発光していない。
電位VsからVft上昇して、電位Vs=V−α+Vftとなると、半導体素子1のFETQ1の他端(ソースS)の電位がVft上昇する。
初期値、電位Vs=V−αのときは、半導体素子1のFETQ1〜Q4はすべて導通しているので、電位Vft上昇は、半導体素子1のFETQ1〜Q4の一端(ドレイン)から他端(ソース)まで、略均等に印加され、ソース電位が最も高電位であるFETQ1のソースに対するゲート電位が最も低下する。ゲート電位はQ1〜Q4すべて基準電位に対して共通である。
このため、FETQ1の電流路1が非導通となり、電位障壁素子tのDt1が導通し発光する。
電位Vsが2Vft上昇した場合も同様に、半導体素子1のFETQ2が非導通となり、電位障壁素子tのDt2が導通し発光する。
これら、発光開始の順は、先に説明した電位Vsの低下による電位障壁素子tの発光停止の順と全く逆で理論は同一ある。このように、電位Vsの低下/上昇により、半導体素子t(電位障壁素子t)は、電位Vsの低下による発光停止はFETQ4〜Q1の順、電位Vsの上昇による発光開始はFETQ1〜Q4の順に動作する。
半導体素子1、半導体素子tの数が増減して半導体素子1(FETQ1〜Qm)、半半導体素子t(Dt1〜Dtm)でも同様である。
定電流素子の一端(アノード)と半導体素子2(バイポーラトランジスタQ5)の制御端2(ベースB)の間に光導電体Cdsが存在しているが、電位障壁素子である発光ダイオードの照度を検出し、照度が大であるとバイポーラトランジスタQ5の順バイアス電位を大とし、バイポーラトランジスタQ5の一端(コレクタC)電位を低下させる。これは、半導体素子1(FETQ4〜Q1:左記は一例として挙げているが実際にはFETの数は多い方が良く、FETQm〜Q1)の非導通数を増加させ、半導体素子tである発光ダイオードの導通数を増加させ、1発光ダイオードあたりの印加電圧を少し減少させ、発光ダイオードの電流を減少させ、発光ダイオードの寿命を保つ。負帰還回路であるから、発光ダイオードの輝度は設定したい値に落ち着く。
発光ダイオードの照度が小の場合、バイポーラトランジスタQ5の順バイアス電位を小とし、バイポーラトランジスタQ5の一端(コレクタC)電位を上昇させ1発光ダイオードあたりの印加電圧を少し大とする。
いずれにしても適切な照度を設定する。
ただし、このような機能が必要ないならば、光導電体Cdsは抵抗素子でよい。光導電体Cdsを抵抗素子に置換した場合、半導体発光素子sの照度によるバイアス電位を制御端2に負帰還しないのみである。
定電流素子Drは、抵抗素子に置換してもよい。定電流素子Drは、回路s、回路tとFETQ1〜FETQ4の並列接続回路(この回路を回路tfと称す。)において、回路sと回路tfの直列接続回路に定電流を流す作用があるが、基本的には、上記定電流素子Drを使用した動作説明と同様の動作をする。
したがって、定電流素子Drを抵抗素子に置換した場合の動作説明は割愛する。
参考2、直列接続回路st(正確には、シグナルグランドSGと端子Ts間)に印加する電位は任意であるが、300V〜400V程度を選択する例が多い。
(2)電位障壁素子制御回路の実施の形態
(2−1)電位障壁素子制御回路の実施の形態の説明
図2において、破線で囲まれた符号CCirで示される回路は、本発明による電位障壁素子制御回路の実施の形態の構成を示す図である。
以下、図2を参照して、電位障壁素子制御回路CCirの回路を説明する。
図2において、破線で囲まれた符号G1、G2、G3で示される回路は、本発明の図1の電位障壁素子回路の直列接続群sである回路s(これをG1とも称す。)、直列接続群tである回路t(これをG2とも称す。)、定電流素子Dr又は抵抗素子である素子3(これをG3とも称す。)の部分であり、本発明の図2の電位障壁素子制御回路CCirにおいて、G1、G2及びG3を接続可能(脱着可能)にして、G1、G2及びG3を除外したものである。本発明は、破線で囲まれた符号CCirで示されるの回路としたが、回路tであるG2及び又は定電流素子Dr又は抵抗素子の素子3であるG3を含んでもよい。
図1における端子Tsを、図2では端子T1に名称変更し、端子T1は、直列接続群sの半導体素子sのDs1のアノードを接続する端子とし、さらに、図2において、半導体素子sのDsnのカソードと直列接続群tの半導体素子tのDt1のアノードの接続部として端子T2を設け、半導体素子tのDtm(図2では一例としてm=4)のカソードと定電流素子Drの一端(アノード)の接続部として端子T3を設け、定電流素子Drの他端(カソード)とシグナルグランドSGの接続部として端子T4を設けている。
この相違以外は、図2のCCir、G1、G2、G3、端子T1、端子T2、端子3、端子4、SGは図1と同様なものであり、図1における説明を援用し重複する説明を割愛する。図2のCCirの符号も同一としている(端子T1〜端子T4を除き)。
(2)電位障壁素子制御回路の実施の形態
(2−2)電位障壁素子制御回路の実施の形態の動作説明
以下、図2を参照して、本発明の電位障壁素子制御回路の実施の形態の動作を説明する。
図2のCCirで示される電位障壁素子制御回路には、図2のG1、G2及びG3を接続できる。
電位障壁素子制御回路自体に電源を用意する必要はなく、直列接続群sG1の一端(半導体素子sアノード)と定電流素子G3の他端(カソード)間に動作用電源を備えるものも好適である。
需要者が用途に応じてG1、G2及び/又はG3を用意し、G1、G2、G3の電流容量、G3の定電流素子の電流精度、これに関連して半導体素子2の制御端2へのバイアス電圧精度などを選択できるようにした。
本発明の電位障壁素子制御回路CCirに、G1、G2及びG3を接続すると、図1と同様な回路となり、電位障壁素子回路となる。
したがって、図2の電位障壁素子制御回路CCirの説明は、図1の電位障壁素子回路の説明に含まれるので、図1の説明を援用し重複する説明を割愛する。
いままでの説明は、半導体素子1(FETQ1〜Q4)をNチャネルエンハンスメント型としたが、Pチャネルエンハンスメント型でもよい。
Pチャネルエンハンスメント型を使用する場合は、バイポーラトランジスタQ5をPNPバイポーラトランジスタ(又は、PチャネルFET)とし、電位障壁素子s、電位障壁t、定電流素子Dr、整流素子D1〜D4、の極性を逆とし、電位Vsを負極性とする。
PチャネルFETを使用した場合は、上記のように電位極性は逆であるが、動作理論はNチャネルエンハンスメント型を使用したものと全く同様であり、重複する説明を割愛する。
Q1〜Q5 半導体素子
Ds1〜Dsn 電位障壁値の存在する半導体素子
Dt1〜Dt4 電位障壁値の存在する半導体素子
Cds 光導電体
D1〜D4 整流素子
R1、R2 抵抗素子
R11〜R44 抵抗素子
Ts、T1〜T4 端子
CCir 電位障壁素子制御回路
G1、G2 電位障壁値の存在する半導体素子の直列接続回路
G3 定電流素子
SG グランド

Claims (4)

  1. 電位障壁値sの存在する半導体素子sの電流路sを同極性の電位障壁方向sに直列接続された一端と他端を有する回路sと、
    電位障壁値tの存在する半導体素子tの電流路tを前記電位障壁方向sに直列接続された一端と他端を有する回路tと、
    制御端1を有する半導体素子1の電流路1を同極性の方向に直列接続した回路1と、
    制御端2と電流路2を有する半導体素子2と、一端と他端を有する素子3と、を備え、
    前記電流路1の一端と前記電流路tの一端、該電流路1の他端と該電流路tの他端、のペアーで並列接続を為し、前記電位障壁方向sに、前記回路1と前記回路tとの並列接続直列回路を構成し、該回路tの一端側に前記回路sの他端の電位を印加すべく構成し、
    前記電流路2の一端には、前記制御端1をして前記電流路1を導通すべく電位が印加可能な構成とし、
    前記回路sの一端には、該回路sの一端から前記回路tを通過し前記素子3の他端の電位を前記電流路2の他端に印加し、
    前記素子3の一端の電位は、前記制御端2に印加され、前記電流路2の一端の電位を変化させ、前記半導体素子1を制御し、前記電流路tの電流を制御することを特徴とする電位障壁素子回路。
  2. 前記素子3は定電流素子又は抵抗素子であることを特徴とする請求項1に記載の電位障壁素子回路。
  3. 前記半導体素子sが半導体発光素子である場合、前記素子3の一端電位を光導電体を含む回路により前記制御端2に印加し、該光導電体は該半導体素子sの発光を受光可能な構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電位障壁素子回路。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の電位障壁素子回路を使用した電位障壁素子制御回路において、回路s、回路t及び素子3を欠くか又はその内のいずれかを欠く構成であることを特徴とする電位障壁素子制御回路。
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