JP2013178593A - 相互静電容量方式タッチパネル - Google Patents

相互静電容量方式タッチパネル Download PDF

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Abstract

【課題】上部電極および下部電極の電極パターンの骨見え現象を低減できる相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
【解決手段】透光性電極材料により大略帯状に形成され、第1の方向に沿って互いに平行に配置された複数の下部電極と、透光性電極材料により大略帯状に形成され、第1の方向と交差する第2の方向に沿って互いに平行に配置されるとともに、下部電極よりもタッチ面側に配置された複数の上部電極と、を備える相互静電容量方式タッチパネルにおいて、上部電極における下部電極との交差部分に複数の開口部を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、タッチパネルにおいて指などの操作物体が接触したパネル上の位置を相互静電容量方式により感知する相互静電容量方式タッチパネルに関する。
静電容量方式のタッチパネルには主に表面型と投影型との2種類があり、タッチパネルの表面が指などの操作物体に接触された際に生じる静電容量の変化を測定することで検知点を特定する。表面型では1点しか検知できないのに対して、投影型ではX方向とY方向とに交差するように配列された電極を利用して静電容量の変化を測定し、検知点の座標を特定できるため、多くの電子デバイスにて投影型が採用されている。
また、投影型の中には、静電容量の変化の検出方式が異なる自己静電容量(Self capacitance)方式と相互静電容量(Mutual capacitance)方式とがある。X電極とY電極との相互静電容量を測定することで、相互静電容量が変わったことが検出された場合に、直接にその検知点を特定する相互静電容量方式の方が自己静電容量方式よりも、多点検知の応用において優れている。そのため、多点検知を想定したユーザーインターフェースが採用される電子デバイスに、相互静電容量方式が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、従来の相互静電容量方式タッチパネルの電極構造について、図11の模式図に示す。図11に示すように、タッチパネル501は、X方向に沿って互いに平行に配置された複数の下部電極510と、それぞれの下部電極と交差(直交)するようにY方向に沿って互いに平行に配置された複数の上部電極520とを備える。上部電極520と下部電極510は、透光性電極材料(例えばITO)をエッチング加工することにより形成され、互いに分離された大略帯状の電極として形成される。
図11に示すように、互いに隣接する下部電極510間には、下部電極510同士の電気的絶縁が確保される程度の間隙が配置されている。上部電極520は、その帯状の幅が下部電極510よりも小さく形成されている。
図12の模式図に示すように、下部電極510は発信側の電極として機能し、上部電極520は受信側の電極として機能する。指などの物体502が上部電極520側、すなわちタッチ面側に接触していないあるいは近づいていない状態では、発信側の下部電極510から受信側の上部電極520へ電気力線Lが向かうような電界が形成されている。指などの物体502がこの電界に対して影響する程度に上部電極520に近づくと、電気力線Lの一部が上部電極520の周囲を回り込んで指などの物体に吸収される。その結果、相互静電容量に変化が生じ、この変化が生じた座標を検知点として検出することができる。
特開2010−79882号公報
しかしながら、このような相互静電容量方式タッチパネルでは、タッチ面側から上部電極と下部電極との電極パターンが見えてしまうという現象、いわゆる骨見え現象が生じる。このような骨見え現象は、電子デバイスにおいてタッチパネルを通して視認される映像に対して視覚的な影響を与える場合があり、骨見え現象を低減させることが求められている。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、上部電極および下部電極の電極パターンの骨見え現象を低減できる相互静電容量方式タッチパネルを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、透光性電極材料により大略帯状に形成され、第1の方向に沿って互いに平行に配置された複数の下部電極と、透光性電極材料により大略帯状に形成され、第1の方向と交差する第2の方向に沿って互いに平行に配置されるとともに、下部電極よりもタッチ面側に配置された複数の上部電極と、を備え、隣接する上部電極間の電気的絶縁が確保できる程度に、隣接する上部電極同士が近づいて配置され、隣接する下部電極間の電気的絶縁が確保できる程度に、隣接する下部電極同士が近づいて配置され、上部電極と下部電極との交差部分において、上部電極に複数の開口部が形成されている、相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明の第2態様によれば、交差部分において、上部電極に同じ形状の複数の開口部が形成されている、第1態様に記載の相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明の第3態様によれば、同じ形状の開口部が一定の間隔で配置されている、第2態様に記載の相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明の第4態様によれば、上部電極の幅は、隣接する上部電極間の間隙よりも大きい、第1態様から第3態様のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明の第5態様によれば、隣接する上部電極間の間隙が、隣接する下部電極間の間隙と実質的に同じである、第1態様から第4態様のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明の第6態様によれば、隣接する下部電極間の間隙を単位寸法として、交差部分において隣接する開口部間の電極部分の幅が単位寸法の正の整数倍とされている、第1態様から第5態様のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明の第7態様によれば、上部電極と下部電極との交差部分において、上部電極に形成された開口部に対応する下部電極の領域に開口部が形成され、下部電極の開口部は上部電極の開口部よりも小さい、第1態様から第6態様のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明の第8態様によれば、上部電極の1つの開口部に対して下部電極に同じ形状の複数の開口部が一定の間隔で配置され、交差部分において、上部電極の開口部間の電極部分の幅と、下部電極の開口部間の電極部分の幅とが実質的に同じである、第7態様に記載の相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明の第9態様によれば、それぞれの開口部の内縁が、大略帯状の上部電極または下部電極の端縁と実質的に平行な部分を有している、第1態様から第8態様のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明の第10態様によれば、上部電極の端縁において、隣接する開口部間の電極部分が第1の方向に沿って延在するように複数の突起部分が形成されている、第1態様から第9態様のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明によれば、隣接する上部電極間の電気的絶縁が確保できる程度に、隣接する上部電極同士が近づいて配置され、隣接する下部電極間の電気的絶縁が確保できる程度に、隣接する下部電極同士が近づいて配置されていることにより、上部電極間および下部電極間の間隙を狭くして、間隙を目立ちにくくできる。さらに大略帯状に形成された上部電極と下部電極との交差部分において、上部電極に複数の開口部が形成されているため、開口部が形成されていない交差部分に比して交差部分を視覚的に目立たなくすることができる。よって、相互静電容量方式タッチパネルにおいて、上部電極および下部電極の電極パターンの骨見え現象を低減できる。
本発明の実施の形態に対する参考例にかかるタッチパネルの電極パターンの模式図 図1の参考例のタッチパネルの電極積層方向の構成を示す模式図 本発明の実施の形態にかかるタッチパネルの電極パターンの模式図 図3の実施の形態のタッチパネルの電極積層方向の構成を示す模式図 本発明の実施の形態の変形例にかかるタッチパネルの電極パターンの模式図 参考例のタッチパネルの電極パターンの模式図 参考例のタッチパネルの上部電極のパターンの模式図 参考例のタッチパネルの下部電極のパターンの模式図 実施例1のタッチパネルの電極パターンの模式図 実施例1のタッチパネルの上部電極のパターンの模式図 実施例1のタッチパネルの下部電極のパターンの模式図 実施例1の上部電極のパターンの部分拡大図 実施例1の下部電極のパターンの部分拡大図 実施例2のタッチパネルの電極パターンの模式図 実施例2のタッチパネルの上部電極のパターンの模式図 実施例2のタッチパネルの下部電極のパターンの模式図 実施例2の上部電極のパターンの部分拡大図 実施例2の下部電極のパターンの部分拡大図 実施例3のタッチパネルの電極パターンの模式図 実施例3のタッチパネルの上部電極のパターンの模式図 実施例3のタッチパネルの下部電極のパターンの模式図 実施例3の上部電極のパターンの部分拡大図 実施例3の下部電極のパターンの部分拡大図 実施例4のタッチパネルの電極パターンの模式図 実施例4のタッチパネルの上部電極のパターンの模式図 実施例4のタッチパネルの下部電極のパターンの模式図 実施例4の電極パターンの部分拡大図 実施例4の変形例にかかる電極パターンの部分拡大図 従来のタッチパネルの電極パターンの模式図 図11の従来のタッチパネルの電極積層方向の模式断面図
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施の形態について説明するにあたって、相互静電容量方式タッチパネル(以下、単に「タッチパネル」とする。)において、上部電極と下部電極とにより構成される電極パターンの骨見え現象を低減させる本発明の考え方について説明する。
まず、図11および図12に示した従来のタッチパネル501の電極パターンに対して、骨見え現象を低減させることができる電極パターン(参考例)として、図1の模式図に示すような電極パターンを有するタッチパネル1を考える。
具体的には、図1に示すように、タッチパネル1は、X方向に沿って互いに平行に配置された複数の下部電極10と、それぞれの下部電極と交差(直交)するようにY方向に沿って互いに平行に配置された複数の上部電極20とを備える。上部電極20と下部電極10は、透光性電極材料(例えばITO)をエッチング加工することにより形成され、互いに分離された大略帯状の電極として形成される。
さらに、図1に示すように、タッチパネル1の電極パターンでは、上部電極20の幅が下部電極10と実質的に同程度の幅に形成されている点において、従来のタッチパネル501の電極パターンとは相違している。具体的には、隣接する下部電極10間の間隙11は、下部電極10間の電気的絶縁が確保できる程度に狭く形成されており、同様に、隣接する上部電極20間の間隙21は、上部電極20間の電気的絶縁が確保できる程度に狭く形成されている。すなわち、上部電極20間の間隙21は、上部電極20の幅よりも十分に狭く形成されている。
このような電極パターンを有するタッチパネル1では、タッチパネル1の電極パターンでは、上部電極20間の間隙21と下部電極10間の間隙11とが、互いの電気的絶縁が確保できる程度に狭く形成されているため、間隙11、21を目立ちにくくでき、上部電極20および下部電極10の端縁の輪郭を目立ちにくくすることができる。したがって、図11の従来のタッチパネル501の電極パターンと比較して明らかなように、タッチパネル1では、電極パターンの骨見え現象を低減させることができる。
しかしながら、このようなタッチパネル1では、骨見え現象を低減することができるものの、タッチパネルに本来求められる検知機能が低下するという問題が生じる。具体的には、図2の模式図に示すように、タッチパネル1では、発信側の下部電極10から受信側の上部電極20へ電気力線Lが向かうような電界が形成される。しかしながら、隣接する上部電極20間の間隙21が、下部電極10間の間隙11と同程度に狭く形成されているため、指などの物体2が上部電極20に近づいた場合であっても、電気力線Lが上部電極20間の間隙21を通過して物体2へと向かうことができない場合がある。このような場合にあっては、相互静電容量に変化が生じず、物体2がタッチ面側へと近づくあるいは接触したことを検出できないという問題がある。したがって、図1に示すような、タッチパネル1では、電極パターンの骨見え現象を低減できるものの、検知機能が低下するため、タッチパネルとして使用することができない。
そこで、本発明の実施の形態のタッチパネル31では、図3に示すような電極パターンを採用している。図3に示すように、タッチパネル31では、図1のタッチパネル1と同様に、X方向(第1の方向)に沿って互いに平行に配置された大略帯状の複数の下部電極40と、Y方向(第2の方向)に沿って互いに平行に配置された大略帯状の上部電極50とを交差させた構成が採用されており、互いに隣接する上部電極50間の間隙51は、互いに隣接する下部電極40間の間隙41と同程度、すなわち電気的絶縁が確保できる程度に狭く形成されている。
上部電極50と下部電極40との交差部分33では、上部電極50に複数の開口部52が形成されている。この開口部52の形状としては、様々な形状を採用できるが、図3に示す例では、上部電極50または下部電極40の端縁と平行な内縁を有する形状として、方形状に開口部52が形成されている。なお、開口部の形状は、方形の他に円形、菱形、三角形など様々な形状を採用しても良い。なお、上部電極50と下部電極40との交差部分33とは、タッチパネル31をタッチ面側から見た場合に、上部電極50と下部電極との互いの形成領域(両端縁にて挟まれた領域)が重なり合って見える領域のことである。なお、図3において、1つの交差部分33を点線にて囲って示す。
また、複数の開口部52は互いに同じ形状に形成されており、交差部分33において一定の間隔ピッチにて配列されている。例えば、互いに隣接する開口部52間の電極部分の幅であるライン幅53や、開口部52と上部電極50の端縁との間の電極部分の幅であるライン幅54を、上部電極50間の間隙51や下部電極40間の間隙41と同じ幅あるいは正の整数倍の幅とされる。
このように、本実施の形態のタッチパネル31の電極パターンが構成されることにより、電極パターンの骨見え現象を低減できる。さらに図4の模式図に示すように、タッチパネル31では、発信側の下部電極40から受信側の上部電極50へ電気力線Lが向かうような電界が形成される。さらに、上部電極50と下部電極40との交差部分33において、上部電極50に複数の開口部52が形成されているため、指などの物体2が上部電極50に近づいた場合に、電気力線Lが上部電極20に形成された開口部52を通過して物体2へと向かうことができる。したがって、タッチ面側への物体2の接触を相互静電容量の変化として確実に検出して、検出された座標を検出点として検知することができる。なお、本実施の形態のタッチパネル31では、このような相互静電容量の変化を検出する検出手段が備えられているが、この検出手段としては、相互静電容量方式タッチパネルにおいて公知の様々な構成の手段を採用することができる。
本実施の形態のタッチパネル31において、交差部分にて上部電極50に形成された開口部52は、次の少なくとも2つの役割を担っている。
まず、開口部52の1つ目の役割は、電極パターンの骨見え現象を低減させる役割である。上部電極50において、下部電極40との交差部分33に複数の開口部52が形成されることにより、交差部分33自体を視覚的に目立たなくすることができる。特に、複数の開口部52を、規則性を持って配列させることにより、このような効果を高めることができる。例えば、開口部52の内縁を、上部電極50や下部電極40の端縁と平行な部分を有するように形成された形状(例えば、方形)とし、同じ大きさの開口部52を一定の間隔ピッチにて配列することで、交差部分33を視覚的に目立たなくできる。
さらに、上部電極50において、開口部52の周囲に形成されるライン幅53、54を、上部電極50間の間隙51や下部電極40間の間隙41を単位寸法として、この単位寸法と同じ幅あるいは正の整数倍の幅とするような規則性を採用することにより、交差部分33だけでなく、上部電極50間の間隙51および下部電極40間の間隙41と合わせて、電極パターン全体を視覚的により均一な模様とすることができる。
開口部52のこのような役割により、タッチパネル31において、電極パターンの骨見え現象を低減できる。なお、開口部52は、交差部分33内において配置されており、タッチ面側から見た場合に、下部電極40間の間隙41上には、上部電極50の電極部分が重なるようにされている。このようにすることで、下部電極40の間隙41を目立たなくすることができ、骨見え現象の低減効果を高めることができる。
次に、開口部52の2つ目の役割は、タッチパネル31に本来的に求められる検知機能を確保することである。タッチパネル31では、上部電極50の間隙51が、下部電極40の間隙41と実質的に同程度に狭めて形成されているが、交差部分33において、開口部52が電気力線Lを通過させる役割を担うことにより、物体2がタッチ面側に接触したことを確実に検知することができる。
上述したように、本実施の形態のタッチパネル31によれば、上部電極50において、下部電極40との交差部分33に複数の開口部52が形成されていることにより、タッチパネルとしての検知機能を確保しながら、電極パターンの骨見え現象を低減できる。さらに、交差部分33に形成される複数の開口部52の形状または配列に規則性を持たせることにより、骨見え現象をより効果的に低減できる。
また、上部電極50および下部電極40は、透光性電極材料としてITOが用いられているが、交差部分33において、複数の開口部52を形成することにより、上部電極50と下部電極40とが重なっている領域の面積を低減できる。電極材料であるITOは光学的には透光性を有しているが、電極が2層重なっている領域では、1層のみの領域に比して若干光の透過率が低下する。したがって、交差部分33に開口部52を形成することで、電極層が1層の状態に近づけることができ、光学的にも好適となる。
なお、本実施の形態では、上部電極50および下部電極40が、ITOにより形成される場合を例としたが、カーボンナノチューブや銀ナノファイバーなど、その他の透光性電極材料を用いても良い。
また、交差部分33において配列される開口部52は全て同じ形状とする場合に限られず、複数種類の形状の開口部を混在させて配列しても良い。
また、大略帯状に形成された上部電極50と下部電極40との両端縁が、X方向またはY方向に平行な直線として形成された場合を例としたが、両端縁が平行でなくてもよく、また直線に限られない。例えば、両端縁を、突起部分が連続して形成されるようなくし歯状に形成しても良い。
また、本実施の形態では、上部電極50の幅は、隣接する上部電極50間の間隙よりも大きく形成されている。すなわち、(上部電極50の幅寸法/(上部電極50の幅寸法+上部電極50間の間隙寸法))が少なくとも50%を超えるように形成されている。(上部電極50の幅寸法/(上部電極50の幅寸法+上部電極50間の間隙寸法))が80%を超えるようにすることが好ましく、さらに(上部電極50の幅寸法/(上部電極50の幅寸法+上部電極50間の間隙寸法))が90%を超えるようにすることがより好ましい。
また、本実施の形態のタッチパネル31では、交差部分33において、上部電極50に複数の開口部52が形成される場合を例としたが、さらに交差部分33にて、下部電極40にも開口部が形成されるようにしても良い。このような電極パターンの例として、変形例にかかるタッチパネル61の電極パターンの模式図を図5に示す。なお、図3に示すタッチパネル31と同じ構成には同じ参照番号を付してその説明を省略する。以下、図3のタッチパネル31との相違点についてのみ説明する。
図5に示すように、変形例にかかるタッチパネル61の電極パターンにおいて、上部電極50および下部電極40の配置、ならびに交差部分33において上部電極50に形成された複数の開口部52の配置は、図3の電極パターンと同じ配置構成となっている。下部電極40において、上部電極50との交差部分33には、複数の開口部42が形成されている。タッチパネル61において、タッチ面側から見た場合に、上部電極50の開口部52と対応する下部電極40の電極部分の領域内に、開口部42が形成されている。下部電極40の開口部42は、上部電極50の開口部52よりも小さく形成されており、タッチ面側から見た場合に、下部電極40の開口部42が上部電極51を透過することなく視認可能とされている。また、下部電極40の開口部42は、上部電極50の開口部52に類似した形状に形成されることが好ましく、図5に示す例では、共に方形に形成されている。さらに、交差部分33において、下部電極41の開口部42は規則性を持って配列されており、例えば、一定の間隔ピッチにて配列されている。
図5に示すタッチパネル61の電極パターンでは、交差部分33において、下部電極40側にも開口部42が形成され、上部電極50側の複数の開口部52および下部電極40側の複数の開口部42が、相互に関連した規則性を持って配列された構成が採用されている。したがって、電極パターン全体をより細かい模様として視覚的な一様化を図ることができ、骨見え現象を効果的に低減することができる。
なお、図5に示す電極パターンでは、上部電極50における1個の開口部52に対応して、1個の開口部42が下部電極40に形成される場合を例として説明したが、上部電極50の1個の開口部52に対応して、複数個の開口部が下部電極40に形成されても良い。
上述のような本発明の実施の形態に基づく電極パターンの実施例を、従来の電極パターンである比較例と対比しながら、骨見え現象の低減効果について説明する。
(比較例)
比較例として、従来のタッチパネル501の電極パターンをタッチ面側から見た模式図を図6Aに示す。また、上部電極520のパターンを図6Bに示し、下部電極510のパターンを図6Cに示す。
図6A〜図6Cに示すように、比較例のタッチパネル501の電極パターンでは、下部電極510の幅に比して上部電極520の幅が小さく、上部電極520と下部電極510との交差部分の面積よりも交差していない部分の面積の方が大きい。なお、それぞれの上部電極520および下部電極510は、電極パターンの周囲に配置された枠状の端子部分505に個別に電気的に接続されている。
このような比較例の電極パターンでは、図6Aに示すように、X方向に延在する下部電極510およびY方向に延在する上部電極520が、それぞれの方向に電極が延在する帯状の模様が目立つという骨見え現象が生じていることが判る。
(実施例1)
次に、本発明の実施例1として、タッチパネル101の電極パターンをタッチ面側から見た模式図(すなわち、上部電極および下部電極が重ね合わされた電極パターンの模式図)を図7Aに示す。また、上部電極120のパターンを図7Bに示し、下部電極110のパターンを図7Cに示す。また、図7Bの上部電極120の部分拡大図を図7Dに示し、図7Cの下部電極110の部分拡大図を図7Eに示す。
図7A〜図7Eに示すように、上部電極120はY方向に延在する大略帯状の電極として形成され、互いに平行に複数の上部電極120が配列されており、下部電極110はX方向に延在する大略帯状の電極として形成され、互いに平行に複数の下部電極110が配列されている。また、上部電極120および下部電極110のそれぞれは、その長手方向の端部において、電極パターンを囲む枠状の端子部分105に個別に電気的に接続されている。また、上部電極120には、下部電極110との交差部分103において、複数の開口部122が形成されている。
ここで、図7Dおよび図7Eを用いて、上部電極120および下部電極110の形状について寸法例を用いて詳細に説明する。上部電極120の幅W11および下部電極110の幅W12は共に4.3mmに形成されており、隣接する上部電極120間の間隙D11および隣接する下部電極110間の間隙D12は共に0.3mmとなっている。なお、本実施例1では、この0.3mmという寸法が単位寸法となっており、この単位寸法は、例えば、ITOをエッチングして上部電極120および下部電極110を形成する場合に製造上求められる加工制約(すなわち、最小加工スペースの制約など)や、透光性電極材料の電気的絶縁を確保するための電気的な特性から決定することができる。
上部電極120には、同一形状の複数の開口部122が形成されており、例えば、X方向の幅W13が1.7mm、Y方向の幅W14が2.0mmの長方形状開口として形成されている。また、隣接する開口部122間の電極部分のX方向の幅W15およびY方向の幅W16は0.3mmとされており、上部電極120の間隙d11および下部電極110の間隙D12と一致している。また、1箇所の交差部分103において、上部電極120には4個の開口部122が形成されており、2行×2列にて一定の間隔ピッチにて開口部122が配列されている。また、図7Aに示すように、上部電極120と下部電極110とを重ね合わせた状態にて、下部電極110間の間隙上に上部電極120の電極部分が重ね合わさるように、上部電極120の開口部122の形成位置が決定されている。
実施例1のタッチパネル101の電極パターンでは、比較例の電極パターンと比較して、電極パターンの骨見え現象が明らかに低減されていることが判る。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2として、タッチパネル201の電極パターンをタッチ面側から見た模式図(すなわち、上部電極および下部電極が重ね合わされた電極パターンの模式図)を図8Aに示す。また、上部電極220のパターンを図8Bに示し、下部電極210のパターンを図8Cに示す。また、図8Bの上部電極220の部分拡大図を図8Dに示し、図8Cの下部電極210の部分拡大図を図8Eに示す。なお、実施例1と共通する構成については同じ参照番号を付してその説明を省略する。
図8A〜図8Eに示すように、実施例2の電極パターンでは、上部電極220にて、下部電極210との交差部分203において、複数の開口部222が形成されている点は、実施例1と同様であるが、実施例2では、開口部222が、実施例1の開口部122よりも小さく形成されている。
具体的には、図8Dおよび図8Eに示すように、上部電極220の幅W21および下部電極210の幅W12は共に4.3mmに形成されており、隣接する上部電極220間の間隙D21および隣接する下部電極210間の間隙D22は共に0.3mmとなっている。さらに、上部電極120の開口部222は、例えば、X方向の幅W23が1.0mm、Y方向の幅W24が0.8mmの長方形状開口として形成されている。また、隣接する開口部222間の電極部分のX方向の幅W25およびY方向の幅W26は0.3mmとされており、上部電極220の間隙D21および下部電極210の間隙D22と一致している。また、1箇所の交差部分203において、上部電極220には12個の開口部222が形成されており、4行×3列にて一定の間隔ピッチにて開口部222が配列されている。
実施例2のタッチパネル201の電極パターンでは、比較例の電極パターンと比較して、電極パターンの骨見え現象が低減されていることが判る。さらに実施例1よりも細かい開口部222が用いられているため、電極パターン全体をより細かい模様として視覚的な一様化を図ることができ、骨見え現象の低減効果を高めることができる。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3として、タッチパネル301の電極パターンをタッチ面側から見た模式図(すなわち、上部電極および下部電極が重ね合わされた電極パターンの模式図)を図9Aに示す。また、上部電極320のパターンを図9Bに示し、下部電極310のパターンを図9Cに示す。また、図9Bの上部電極320の部分拡大図を図9Dに示し、図9Cの下部電極310の部分拡大図を図9Eに示す。なお、実施例1と共通する構成については同じ参照番号を付してその説明を省略する。
図9A〜図9Eに示すように、実施例3の電極パターンでは、上部電極320にて、下部電極310との交差部分303において、複数の開口部322が形成されている点は、実施例1と同様であるが、実施例3では、交差部分303において、下部電極310にも開口部312が形成されている。
具体的には、図9Dおよび図9Eに示すように、上部電極320の幅W31および下部電極310の幅W32は共に4.3mmに形成されており、隣接する上部電極320間の間隙D31および隣接する下部電極310間の間隙D32は共に0.3mmとなっている。さらに、上部電極320の開口部322は、例えば、X方向の幅W33が1.7mm、Y方向の幅W34が2.0mmの長方形状開口として形成されている。また、隣接する開口部322間の電極部分のX方向の幅W35およびY方向の幅W36は0.3mmとされており、上部電極320の間隙D31および下部電極310の間隙D32と一致している。また、1箇所の交差部分303において、上部電極320には4個の開口部322が形成されており、2行×2列にて一定の間隔ピッチにて開口部322が配列されている。
さらに図9Eに示すように、交差部分303おいて、上部電極320の開口部322に対応する下部電極310上の領域に、2行×2列の合計4個の同一形状および大きさを有する開口部312が形成されている。
下部電極310の開口部312は、例えば、X方向の幅W37が0.4mm、Y方向の幅W38が0.6mmの長方形状開口として形成されている。また、2行×2列の配列内においてX方向に隣接する開口部312間の電極部分のX方向およびY方向の幅W39が0.3mmとされており、上部電極320の間隙D31および下部電極310の間隙D32と一致している。また、Y方向に隣接する2行×2列の開口部312のグループ間の電極部分の幅W40は0.9mmとされており、上部電極320の間隙D31および下部電極310の間隙D32の正の整数倍(すなわち、3倍)となっている。
実施例3のタッチパネル301の電極パターンでは、比較例の電極パターンと比較して、電極パターンの骨見え現象が低減されていることが判る。上部電極320の開口部322と下部電極310の開口部312とを組み合わせることにより、電極パターン全体をより細かい模様として視覚的な一様化を図ることができ、骨見え現象の低減効果を高めることができる。
(実施例4)
次に、本発明の実施例4として、タッチパネル401の電極パターンをタッチ面側から見た模式図(すなわち、上部電極および下部電極が重ね合わされた電極パターンの模式図)を図10Aに示す。また、上部電極420のパターンを図10Bに示し、下部電極410のパターンを図10Cに示す。また、図10Aの電極パターンの部分拡大図を図10Dに示す。なお、実施例1と共通する構成については同じ参照番号を付してその説明を省略する。
図10A〜図10Dに示すように、実施例4の電極パターンでは、上部電極420にて、下部電極410との交差部分403において、複数の開口部422が形成されている点は、実施例1と同様であるが、実施例4では、上部電極420の両端縁(終端)がくし歯状に形成されている。
図10Dに示すように、上部電極420の端縁には、X方向に突出する複数の突起部分425が、Y方向に沿って一定の間隔にて形成されており、これらの突起部分425により上部電極420の端縁がくし歯状とされている。隣接する上部電極420の互いに対向する端縁に形成された突起部分425同士は、両者間の電気的絶縁が確保できる程度に近づいて形成されている。また、上部電極420の端縁において、Y方向において隣接する開口部422間の電極部分を、X方向沿いに延在させるように、それぞれの突起部分425が形成されている。
図10Dを参照しながら、実施例4の上部電極420の具体的な寸法例について説明する。なお、下部電極410の寸法例については、実施例1と同様である。隣接する上部電極420間(すなわち、対向する突起部分425の端部間)の間隙D41およびは0.3mmとなっており、これは下部電極410間の間隙と同じである。上部電極420に形成された開口部422は、例えば、X方向の幅W41が0.96mm、Y方向の幅W42が0.96mmの正方形状開口として形成されている。また、隣接する開口部422間の電極部分のX方向の幅W43およびY方向の幅W44は0.3mmとされており、上部電極420の間隙D41および下部電極410の間隙と一致している。また、1箇所の交差部分403において、上部電極420には9個の開口部422が形成されている。なお、実施例4の電極パターンでは、下部電極410間の間隙に相当する上部電極420の領域においても、開口部422が形成された例となっている。
実施例4のタッチパネル401の電極パターンでは、比較例の電極パターンと比較して、電極パターンの骨見え現象が低減されていることが判る。特に、実施例1および2と比して、上部電極420の端縁がくし歯状とされていることにより、上部電極420間の間隙においても開口部422に相当する構造が存在しているかのような視覚的な効果を発揮できるため、上部電極420の端縁の輪郭を目立ちにくくすることができる。よって、電極パターン全体を視覚的に一様化することができ、骨見え現象の低減効果を高めることができる。
なお、図10Dに示すように上部電極420の両端縁をくし歯状にする場合に代えて、図10Eに示すように上部電極470において一方の端縁のみをくし歯状として、他方を直線状としても良い。また、突起部分425の突出長さが同一の場合に限られず、長さを異ならせても良い。また、上部電極の両端縁においてくし歯形状が非対称としても良い。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、タッチパネルにおいて指などの操作物体が接触したパネル上の位置を相互静電容量方式により感知する相互静電容量方式タッチパネルに利用することができ、スマートフォン、電子ブックリーダー(電子書籍端末)、パーソナルコンピュータなどに代表されるようなタッチパネルを搭載した電子デバイスに利用することができる。
2 物体(例えば、指など)
31 タッチパネル(相互静電容量方式タッチパネル)
33 交差部分
40 下部電極
41 下部電極間の間隙
50 上部電極
51 上部電極間の間隙
52 開口部
L 電気力線
本発明の第1態様によれば、透光性電極材料により大略帯状に形成され、第1の方向に沿って互いに平行に配置された複数の下部電極と、透光性電極材料により大略帯状に形成され、第1の方向と交差する第2の方向に沿って互いに平行に配置されるとともに、下部電極よりもタッチ面側に配置された複数の上部電極と、を備え、隣接する上部電極間の電気的絶縁が確保できる程度に、隣接する上部電極同士が近づいて配置され、隣接する下部電極間の電気的絶縁が確保できる程度に、隣接する下部電極同士が近づいて配置され、上部電極と下部電極との交差部分において、上部電極に同じ大きさおよび形状を有する複数の開口部が第1および第2の方向に配置されて形成され、上部電極の全体において、それぞれの開口部が第2の方向に沿って一定の間隔で配置されている、相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明の第態様によれば、上部電極の幅は、隣接する上部電極間の間隙よりも大きい、第1態様に記載の相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明の第態様によれば、隣接する上部電極間の間隙が、隣接する下部電極間の間隙と実質的に同じである、第1態様または第2態様に記載の相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明の第態様によれば、隣接する下部電極間の間隙を単位寸法として、交差部分において隣接する開口部間の電極部分の幅が単位寸法の正の整数倍とされている、第1態様から第3態様のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明の第態様によれば、それぞれの開口部の内縁が、大略帯状の上部電極または下部電極の端縁と実質的に平行な部分を有している、第1態様から第4態様のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネルを提供する。
本発明の第態様によれば、上部電極の端縁において、隣接する開口部間の電極部分が第1の方向に沿って延在するように複数の突起部分が形成されている、第1態様から第5態様のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネルを提供する。

Claims (10)

  1. 透光性電極材料により大略帯状に形成され、第1の方向に沿って互いに平行に配置された複数の下部電極と、
    透光性電極材料により大略帯状に形成され、第1の方向と交差する第2の方向に沿って互いに平行に配置されるとともに、下部電極よりもタッチ面側に配置された複数の上部電極と、を備え、
    隣接する上部電極間の電気的絶縁が確保できる程度に、隣接する上部電極同士が近づいて配置され、隣接する下部電極間の電気的絶縁が確保できる程度に、隣接する下部電極同士が近づいて配置され、
    上部電極と下部電極との交差部分において、上部電極に複数の開口部が形成されている、相互静電容量方式タッチパネル。
  2. 交差部分において、上部電極に同じ形状の複数の開口部が形成されている、請求項1に記載の相互静電容量方式タッチパネル。
  3. 同じ形状の開口部が一定の間隔で配置されている、請求項2に記載の相互静電容量方式タッチパネル。
  4. 上部電極の幅は、隣接する上部電極間の間隙よりも大きい、請求項1から3のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネル。
  5. 隣接する上部電極間の間隙が、隣接する下部電極間の間隙と実質的に同じである、請求項1から4のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネル。
  6. 隣接する下部電極間の間隙を単位寸法として、交差部分において隣接する開口部間の電極部分の幅が単位寸法の正の整数倍とされている、請求項1から5のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネル。
  7. 上部電極と下部電極との交差部分において、上部電極に形成された開口部に対応する下部電極の領域に開口部が形成され、下部電極の開口部は上部電極の開口部よりも小さい、請求項1から6のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネル。
  8. 上部電極の1つの開口部に対して下部電極に同じ形状の複数の開口部が一定の間隔で配置され、交差部分において、上部電極の開口部間の電極部分の幅と、下部電極の開口部間の電極部分の幅とが実質的に同じである、請求項7に記載の相互静電容量方式タッチパネル。
  9. それぞれの開口部の内縁が、大略帯状の上部電極または下部電極の端縁と実質的に平行な部分を有している、請求項1から8のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネル。
  10. 上部電極の端縁において、隣接する開口部間の電極部分が第1の方向に沿って延在するように複数の突起部分が形成されている、請求項1から9のいずれか1つに記載の相互静電容量方式タッチパネル。
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