JP2013177082A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】変速段の切り換えに必要な回転数合わせにおいて、実際に必要な電力量をその都度算出し、当該算出した電力量に基づいて蓄電器に蓄えておく余剰電力量を決めるようにすることで、蓄電器の残容量の効率的な管理を可能とする。
【解決手段】電動機の回転軸に連結された入力軸を有する変速機を備えたハイブリット車両の制御装置であって、予め定められた車速と変速段との関係に基づいて、現在の車速で取り得る最低変速段を算出すると共に、車両の走行状態に基づいて当該最低変速段への変速において回転数合わせに要する時間を算出し、現在の入力軸と出力軸との回転数差及び回転数合わせに要する時間から最低変速段への変速のために電動機に必要な変速用電力量を算出し、蓄電器の残容量として当該変速用電力量を余剰電力量として常に余らせた状態で電動機による車両の駆動を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力源としての内燃機関および電動機を備えたハイブリッド車両の制御装置に関する。
動力源としてのエンジン(内燃機関)及びモータ(電動機)を備えたハイブリッド車両では、複数の変速段を切り換えて設定することで内燃機関と電動機の少なくともいずれかの駆動力を駆動輪に伝達可能な有段式の変速機を備えるものがある。このような変速機として、モータの回転軸に連結された入力軸と、駆動輪側に連結された出力軸と、これら入力軸と出力軸との間に設置された複数の変速段を設定可能な変速機構とを含むものがある。そして、上記の変速機構では、変速段の切り換えを行うときに、入力軸と出力軸との回転数差が所定以上の場合に、モータの駆動又は回生により入力軸の回転数を上昇又は下降させることで回転数合わせを行うことがある。この回転数合わせを行うことで、変速用クラッチの磨耗を防止でき、かつ、滑らかな変速段の切り替えが可能となる。
また、上記のようなハイブリッド車両用の変速機構として、2つの入力軸と、該2つの入力軸それぞれに対する駆動力の入力を切り換える2つのクラッチとを備えたデュアルクラッチ式の自動有段変速機がある。このようなデュアルクラッチ式の変速機では、例えば特許文献1に示すように、片方の入力軸に電動機が接続された構成のものがある。この種の変速機構でも、モータを駆動又は回生することによって、モータが接続された入力軸の回転数と変速機の出力軸を介して入力軸に伝達される回転数との差を所定以下にする回転数合わせを行ってから変速段を切り替えることで、当該変速段にかかる同期装置の各部の摩耗を抑制することが行われている。
特開2012−6527号公報
ところで、上記のような変速段の切り換えに伴う回転数合わせを行うには、電動機の駆動に必要な電力量を予め蓄電器(バッテリ)に蓄えておく必要がある。その場合、入出力軸側と出力軸側との差回転量は変速段ごとに異なっているため、同期(回転数合わせ)に必要な電力量は変速段ごとに異なる。
しかしながら、従来の制御では、変速可能なすべての変速段において取り得る最大の差回転量を予め設定しておき、この差回転量を同期するために必要な電力量を余剰電力量として常に蓄電器の残容量に含めるようにしていた。ところが、実際に変速可能な変速段は、車両の走行状態に応じて逐次変化するものであるため、変速段の切り換えに必要な電力量は、上記の余剰電力量よりも少ない場合が殆どである。そのため、効率的な蓄電器の残容量管理(電力管理)のためには、変速段の切り替えに要する電力量をその都度算出し、当該算出した電力量に基づいて上記の余剰電力量を持ち替えるようにすることが望ましい。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、変速段の切り換えに必要な回転数合わせにおいて、実際に必要な電力量をその都度算出し、当該算出した電力量に基づいて蓄電器に蓄えておく余剰電力量を決めるようにすることで、蓄電器の残容量の効率的な管理が可能となるハイブリッド車両の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、動力源としての内燃機関(2)及び電動機(3)と、電動機(3)との間で電力の授受が可能な蓄電器(30)と、少なくとも電動機(30)の回転軸に連結された入力軸(IMS)と、駆動輪側に連結された出力軸(CS)と、入力軸(IMS)と出力軸(CS)との間に設置された複数の変速段を設定する際に入力軸(IMS)側と出力軸(CS)側との回転を同期させる一又は複数の同期装置(81,82)とを含み、複数の変速段を切り換えて設定することで内燃機関(2)と電動機(3)の少なくともいずれかの駆動力を駆動輪に伝達可能な変速機(4)と、変速機(4)、内燃機関(2)、電動機(3)を制御する制御手段(10)と、を備え、制御手段(10)は、変速段の切り換えを行うときに、入力軸(IMS)側と出力軸(CS)側との回転数差が所定以上の場合には、電動機(3)の駆動又は回生により入力軸(IMS)の回転数を上昇又は下降させる回転数合わせを行ってから変速段の切り換えを行うハイブリット車両の制御装置であって、制御手段(10)は、予め定められた車速と変速段との関係に基づいて、現在の車速で取り得る最低変速段を算出すると共に、車両の走行状態に基づいて当該最低変速段への変速において回転数合わせに要する時間を算出し、現在の入力軸(IMS)側と出力軸(CS)側との回転数差及び回転数合わせに要する時間から最低変速段への変速のために電動機(3)に必要な変速用電力量(W1)を算出し、蓄電器(30)の残容量として、変速用電力量(W1)を余剰電力量として常に余らせた状態で電動機(3)による車両の駆動を行うことを特徴とする。
本発明にかかるハイブリット車両の制御装置によれば、現在の車速に基づいて変速可能な最低変速段を求め、該最低変速段への変速に伴う回転数合わせで電動機に必要な電力をその都度計算する。そして、この回転数合わせに必要な電力を蓄電器の残容量として常に確保した状態で、電動機を用いた内燃機関の始動、電動補機類の駆動、内燃機関の駆動力のアシストなどを実施する。これにより、変速段の切り替えに伴う回転数合わせに必要な電力を精度良く算出でき、その時点で必要な電力量のみを確保することで、蓄電器の残容量の効率的な管理が可能となる。したがって、車両の駆動用により多くの電力量を配分することが可能となる。
また、上記のハイブリッド車両の制御装置では、上記の最低変速段は、電動機(3)の駆動による回転数合わせが必要な一又は複数の変速段のうち、変速機(4)が過回転状態とならない最低の変速段であってよい。
上記の最低変速段は、電動機の駆動による回転数合わせが必要な一又は複数の変速段のうち、変速機が過回転状態とならない最低の変速段としたことで、現在の車速で実際に変速され得る変速段のみに対応可能な電力量を確保することが可能となる。これにより、実際に必要な電力量を精度良く算出してそれに基づく電力量のみを確保することで、蓄電器の残容量の更なる効率的な管理が可能となる。したがって、車両の駆動用に配分する電力量を更に多く確保することができる。
また、上記のハイブリッド車両の駆動装置では、最低変速段への変速において回転数合わせに要する時間(DT)は、入力軸(IMS)側と出力軸(CS)側の差回転量、アクセルペダル開度検出手段(31)で検出したアクセルペダル開度、蓄電器温度検出手段(36)で検出した蓄電器(30)の温度の少なくともいずれかに基づいて算出するとよい。
入力軸側と出力軸側の差回転が少なければ、短時間で同期が可能である一方、差回転が大きい場合には、同期に長い時間がかかる。また、蓄電器が所定温度よりも低い極低温状態であると、蓄電器から電動機に供給できる電力量に制限が生じる。そのため、回転数合わせに要する時間を長く設定する必要がある。また、車両がクルーズ走行中の場合などアクセルペダル開度の変化率が比較的に低いときは、急激な変速は要求されないため、変速及びそのための同期動作にある程度時間をかけることが許容される。また、そのような変速では、通常、現在の変速段から一段下の変速段に切り換えるのみであるため、一段分の変速に時間をかけることが可能であり、かつ、変速の際に電動機に要する電力量も少量で済む。これに対して、車両の急加速時などにアクセルペダル開度が急激に上昇する場合(キックダウンの場合)は、目標変速段への迅速な切り替え(早い応答性)が求められるため、変速段の切り替えにおける入力軸と出力軸の差回転を短時間で減少させる必要がある。また、キックダウンの場合は、通常、複数段下の変速段に切り換えられるので、その分、変速の際に電動機に要する電力量が多くなる。上記のような理由から、最低変速段への変速において回転数合わせに要する時間は、入力軸側と出力軸側の差回転量、アクセルペダル開度、蓄電器の温度の少なくともいずれかに基づいて算出することが望ましい。
また、本発明は、内燃機関(2)と電動機(3)を駆動源とするハイブリッド車両であって、内燃機関(2)の機関出力軸(2a)及び電動機(3)の回転軸から入力された駆動力を変速して出力する変速機(4)と、電動機(3)との間で電力授受が可能な蓄電器(30)と、変速機(4)、内燃機関(2)、電動機(3)を制御する制御手段(10)と、を備え、変速機(4)は、電動機(3)の駆動力及び内燃機関(2)の駆動力が入力される第1入力軸(IMS)と、内燃機関(2)の駆動力が入力される第2入力軸(OMS)と、第1入力軸(IMS)又は第2入力軸(OMS)に入力された駆動力を変速するための複数の駆動ギヤ(42〜47)と、複数の駆動ギヤ(42〜47)と噛合する複数の従動ギヤ(51〜53)が固定され、駆動ギヤ(42〜47)と従動ギヤ(51〜53)とを介して変速された駆動力を出力する出力軸(CS)と、内燃機関(2)の機関出力軸(2a)と第1入力軸(IMS)との係合/解放を切換可能な第1クラッチ(C1)と、機関出力軸(2a)と第2入力軸(OMS)との係合/解放を切換可能な第2クラッチ(C2)と、第1入力軸(IMS)上の駆動ギヤ(43,45,47)のいずれか1つを選択的に第1入力軸(IMS)に同期結合させる第1変速機構(S1)と、第2入力軸(OMS)上の駆動ギヤ(42,44,46)のいずれか1つを選択的に第2入力軸(OMS)に同期結合させる第2変速機構(S2)と、を備え、制御手段(10)は、第1変速機構(S1)による第1入力軸(IMS)上のいずれかの駆動ギヤ(43,45,47)を第1入力軸(IMS)に同期結合させるとき、第1入力軸(IMS)といずれかの駆動ギヤ(43,45,47)との回転数差が所定以上の場合には、電動機(3)の駆動又は回生により第1入力軸(IMS)の回転数を上昇又は下降させる回転数合わせを行ってから同期結合を行うハイブリッド車両の制御装置であって、制御手段(10)は、予め定められた車速と変速段との関係に基づいて、第1入力軸(IMS)上の複数の駆動ギヤ(43,45,47)で設定される複数の変速段のうち、現在の車速で取り得る最低変速段を検出すると共に、車両の走行状態に基づいて当該最低変速段への変速において回転数合わせに要する時間(DT)を算出し、現在の第1入力軸(IMS)の回転数と最低変速段の駆動ギヤ(43,45,47)との回転数差、及び回転数合わせに要する時間(DT)から最低変速段への変速のために電動機(3)に必要な変速用電力量(W1)を算出し、蓄電器(30)の残容量として、変速用電力量(W1)を余剰電力量として常に余らせた状態で電動機(3)による車両の駆動を行うことを特徴とする。
上記のハイブリット車両の制御装置によれば、第1、第2クラッチ及び第1、第2変速機構を備えたデュアルクラッチ式の変速機において、現在の車速に基づいて、第1入力軸上の複数の駆動ギヤで設定される複数の変速段のうち、変速可能な最低変速段を求め、該最低変速段への変速に伴う回転数合わせで電動機に必要な電力をその都度計算する。そして、この回転数合わせに必要な電力を蓄電器の残容量に確保した状態で、電動機を用いた内燃機関の始動、電動補機類の駆動、内燃機関の駆動力のアシストなどを実施する。これにより、変速段の切り替えに伴う回転数合わせに必要な電力を精度良く算出でき、その時点で必要な電力量のみを確保することで、蓄電器の残容量の効率的な管理が可能となる。したがって、車両の駆動用により多くの電力量を配分することが可能となる。
また、上記構成のデュアルクラッチ式の変速機を備えたハイブリッド車両では、電動機の状態は、電動機による単独走行状態、電動機による内燃機関の駆動力のアシスト状態、電動機の駆動力が駆動輪側に伝達されないニュートラル状態など複数種類の状態が存在する。そのため、各状態での電動機の回転数を計算によって逐次算出することは難しい。そこで、本発明では、第1入力軸の回転数(電動機の回転軸と等しい回転数)を第1入力軸上の駆動ギヤの回転数とを比較し、それらの差回転に基づいて変速時の回転数合わせに必要な電力量を算出するようにした。これにより、ツインクラッチ式の変速機を備えたハイブリッド車両において、変速時の回転数合わせに必要な電力量を精度良く算出できるようになる。
この場合、制御手段(10)は、蓄電器(30)の残容量として、変速用電力量(W1)に加えて、車両の走行状態が急変動した場合に電動機(3)の駆動に必要な電力量である急変動用電力量(W2)を加えた電力量を余剰電力量として常に余らせた状態で電動機(3)による車両の駆動を行うとよい。
この構成によれば、車両の走行状態が急変動した場合に電動機の駆動に必要な電力量を蓄電器の残容量に加えておくことで、アクセルペダル開度の急激な変化や車両の走行中に電動機で内燃機関を始動する必要が生じた場合など、車両の走行状態に急激な変動要因が発生したときにも、良好なドライバビリティを確保することが可能となる。
また、電動機(3)の駆動力のみでは変速段の切り換えに必要な回転数合わせが行えない場合、第1クラッチ(C1)を係合させて内燃機関(2)の機関出力軸(2a)を第1入力軸(IMS)に接続して、該内燃機関(2)の動力を用いて第1入力軸(IMS)の回転数を上昇させるとよい。
この構成によれば、電動機の駆動力のみでは変速段の切り換えに必要な回転数合わせが行えない場合にも、内燃機関の駆動力で確実かつ迅速な回転数合わせが可能となり、スムーズな変速段の切り換えが可能となる。
また、上記のハイブリッド車両の制御装置では、車両の要求駆動力の変化を予測する要求駆動力予測手段(10)を備え、要求駆動力予測手段(10)で車両の要求駆動力が増大する旨の予測がされたとき、現在の変速段が第1入力軸(IMS)上の駆動ギヤ(43,45,47)で設定された変速段のときは、第2入力軸(OMS)上の駆動ギヤ(42,44,46)で設定される一段下の変速段に変速すると共に、第1入力軸(IMS)上の駆動ギヤ(43,45,47)で設定される変速準備段を現在の変速段から一段下の変速段に設定し、現在の変速段が第2入力軸(OMS)上の駆動ギヤ(42,44,46)で設定された変速段で、第1入力軸(IMS)上の駆動ギヤ(43,45,47)で設定される変速段がニュートラルであるか、又は、第1入力軸(IMS)上の駆動ギヤ(43,45,47)で設定される変速準備段が現在の変速段より高い変速段に設定されているときは、当該変速準備段を現在の変速段よりも低い変速段に設定するとよい。これによれば、車両の要求駆動力の変化から変速が予想される場合には、当該変速のための変速準備段の設定を行うことで、よりスムーズな変速が可能となる。
またこの場合、車両に搭載されたカーナビゲーションシステム(37)を更に備え、要求駆動力予測手段(10)は、カーナビゲーションシステム(37)による車両の走行経路の判断に従って車両の要求駆動力の変化を予測するようにしてもよい。これによれば、要求駆動力の変化の予測を精度良く迅速に行うことが可能となる。また、車両が走行する走行路などの状況に即した適切な要求駆動力の変化を予測可能となる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかるハイブリッド車両の制御装置によれば、変速段の切り換えに必要な回転数合わせにおいて、実際に必要な電力量をその都度算出し、当該算出した電力量に基づいて蓄電器に蓄えておく余剰電力量を決めるようにすることで、蓄電器の残容量の効率的な管理が可能となる。
本発明の一実施形態にかかる制御装置を備えたハイブリッド自動車の構成例を示す概略図である。 図1に示す変速機構のスケルトン図である。 図2に示す変速機構の各シャフトの係合関係を示す概念図である。 現在の車速で取り得る最低変速段で第1入力軸に同期結合される駆動ギヤの回転数(被同期側回転数)と、現在のモータ回転数との関係を示すグラフである。 変速用電力量を算出するための手順を示すフローチャートである。 バッテリの残容量(電力量)を模式的に示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる車両駆動用電動機の制御装置を備えた車両の構成例を示す概略図である。本実施形態の車両1は、図1に示すように、駆動源としての内燃機関2及び電動機3を備えたハイブリッド自動車の車両であって、さらに、電動機3を制御するためのインバータ(電動機制御手段)20と、バッテリ30と、トランスミッション(変速機)4と、ディファレンシャル機構5と、左右のドライブシャフト6R,6Lと、左右の駆動輪WR,WLとを備える。ここで、電動機3は、モータでありモータジェネレータを含み、バッテリ30は、蓄電器でありキャパシタを含む。また、内燃機関2は、エンジンであり、ディーゼルエンジンやターボエンジンなどを含む。内燃機関(以下、「エンジン」と記す。)2と電動機(以下、「モータ」と記す。)3の回転駆動力は、変速機4、ディファレンシャル機構5およびドライブシャフト6R,6Lを介して左右の駆動輪WR,WLに伝達される。
また、車両1は、エンジン2、モータ3、変速機4、ディファレンシャル機構5、インバータ(電動機制御手段)20およびバッテリ30をそれぞれ制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)10を備える。電子制御ユニット10は、1つのユニットとして構成されるだけでなく、例えばエンジン2を制御するためのエンジンECU、モータ3やインバータ20を制御するためのモータジェネレータECU、バッテリ30を制御するためのバッテリECU、変速機4を制御するためのAT−ECUなど複数のECUから構成されてもよい。本実施形態の電子制御ユニット10は、エンジン2を制御するとともに、モータ3やバッテリ30、変速機4を制御する。
電子制御ユニット10は、各種の運転条件に応じて、モータ3のみを動力源とするモータ単独走行(EV走行)をするように制御したり、エンジン2のみを動力源とするエンジン単独走行をするように制御したり、エンジン2とモータ3の両方を動力源として併用する協働走行(HEV走行)をするように制御する。
また、電子制御ユニット10には、制御パラメータとして、アクセルペダルの踏込量を検出するアクセルペダルセンサ31からのアクセルペダル開度、ブレーキペダルの踏込量を検出するブレーキペダルセンサ32からのブレーキペダル開度、ギヤ段(変速段)を検出するシフトポジションセンサ33からのシフト位置、モータ3の回転数を検出するモータ回転数センサ34からのモータ回転数、内側メインシャフトIMS、外側メインシャフトOMS、カウンタシャフトCSなど各回転軸の回転数を検出する回転軸センサ39からの回転数、車両1の傾きを検知する傾斜角センサ35からの傾斜角、バッテリ30の温度を検出するバッテリ温度センサ(蓄電器温度検出手段)36からのバッテリ温度、バッテリ30の残容量(SOC)を測定する残容量検出器39からの残容量などの各種信号が入力されるようになっている。また、電子制御ユニット10には、車両に搭載されたカーナビゲーションシステム37から、車両が現在走行している道路の状況(例えば、平坦路、上り坂、下り坂の別など)に関するデータが入力されるようになっている。
エンジン2は、燃料を空気と混合して燃焼することにより車両1を走行させるための駆動力を発生する内燃機関である。モータ3は、エンジン2とモータ3との協働走行やモータ3のみの単独走行の際には、バッテリ30の電気エネルギーを利用して車両1を走行させるための駆動力を発生するモータとして機能するとともに、車両1の減速時には、モータ3の回生により電力を発電する発電機として機能する。モータ3の回生時には、バッテリ30は、モータ3により発電された電力(回生エネルギー)により充電される。
次に、本実施形態の車両が備える変速機4の構成を説明する。図2は、図1に示す変速機4のスケルトン図である。図3は、図2に示す変速機4の各シャフトの係合関係を示す概念図である。変速機4は、前進7速、後進1速の平行軸式トランスミッションであり、乾式のツインクラッチ式変速機(DCT:デュアルクラッチトランスミッション)である。
変速機4には、エンジン2の機関出力軸をなすクランクシャフト2aおよびモータ3に接続される内側メインシャフト(第1入力軸)IMSと、この内側メインシャフトIMSの外筒をなす外側メインシャフト(第2入力軸)OMSと、内側メインシャフトIMSにそれぞれ平行なセカンダリシャフト(第2入力軸)SS、アイドルシャフトIDS、リバースシャフトRVSと、これらのシャフトに平行で出力軸をなすカウンタシャフトCSとが設けられる。
これらのシャフトのうち、外側メインシャフトOMSがアイドルシャフトIDSを介してリバースシャフトRVSおよびセカンダリシャフトSSに常時係合し、カウンタシャフトCSがさらにディファレンシャル機構5(図1参照)に常時係合するように配置される。
また、変速機4は、奇数段用の第1クラッチC1と、偶数段用の第2クラッチC2とを備える。第1および第2クラッチC1,C2は乾式のクラッチである。第1クラッチC1は内側メインシャフトIMSに結合される。第2クラッチC2は、外側メインシャフトOMS(第2入力軸の一部)に結合され、外側メインシャフトOMS上に固定されたギヤ48からアイドルシャフトIDSを介してリバースシャフトRVSおよびセカンダリシャフトSS(第2入力軸の一部)に連結される。
内側メインシャフトIMSのモータ3よりの所定箇所には、プラネタリギヤ機構70のサンギヤ71が固定配置される。また、内側メインシャフトIMSの外周には、図2において左側から順に、プラネタリギヤ機構70のキャリア73と、3速駆動ギヤ43と、7速駆動ギヤ47と、5速駆動ギヤ45が配置される。3速駆動ギヤ43、7速駆動ギヤ47、5速駆動ギヤ45はそれぞれ内側メインシャフトIMSに対して相対的に回転可能であり、3速駆動ギヤ43は、プラネタリギヤ機構70のキャリア73に連結しており、1速駆動ギヤとしても兼用される。更に、内側メインシャフトIMS上には、3速駆動ギヤ43と7速駆動ギヤ47との間に3−7速シンクロメッシュ機構(セレクタ機構)81が軸方向にスライド可能に設けられ、かつ、5速駆動ギヤ45に対応して5速シンクロメッシュ機構(セレクタ機構)82が軸方向にスライド可能に設けられる。所望のギヤ段に対応するシンクロメッシュ機構(セレクタ機構)をスライドさせて該ギヤ段のシンクロを入れることにより、該ギヤ段が内側メインシャフトIMSに連結される。内側メインシャフトIMSに関連して設けられたこれらのギヤ及びシンクロメッシュ機構によって、奇数段の変速を行うための第1変速機構S1が構成される。第1変速機構S1の各駆動ギヤは、カウンタシャフトCS上に設けられた対応する従動ギヤに噛み合い、カウンタシャフトCSを回転駆動する。
セカンダリシャフトSS(第2入力軸)の外周には、図2において左側から順に、2速駆動ギヤ42と、6速駆動ギヤ46と、4速駆動ギヤ44とが相対的に回転可能に配置される。更に、セカンダリシャフトSS上には、2速駆動ギヤ42と6速駆動ギヤ46との間に2−6速シンクロメッシュ機構83が軸方向にスライド可能に設けられ、かつ、4速駆動ギヤ44に対応して4速シンクロメッシュ機構(セレクタ機構)84が軸方向にスライド可能に設けられる。この場合も、所望のギヤ段に対応するシンクロメッシュ機構(セレクタ機構)をスライドさせて該ギヤ段のシンクロを入れることにより、該ギヤ段がセカンダリシャフトSS(第2入力軸)に連結される。セカンダリシャフトSS(第2入力軸)に関連して設けられたこれらのギヤ及びシンクロメッシュ機構によって、偶数段の変速を行うための第2変速機構S2が構成される。第2変速機構S2の各駆動ギヤも、カウンタシャフトCS上に設けられた対応する従動ギヤに噛み合い、カウンタシャフトCSを回転駆動する。なお、セカンダリシャフトSSに固定されたギヤ49はアイドルシャフトIDS上のギヤ55に結合しており、該アイドルシャフトIDSから外側メインシャフトOMSを介して第2クラッチC2に結合される。
リバースシャフトRVSの外周には、リバース駆動ギヤ58が相対的に回転可能に配置される。また、リバースシャフトRVS上には、リバース駆動ギヤ58に対応してリバースシンクロメッシュ機構85が軸方向にスライド可能に設けられ、また、アイドルシャフトIDSに係合するギヤ50が固定されている。リバース走行する場合は、シンクロメッシュ機構85のシンクロを入れて、第2クラッチC2を係合することにより、第2クラッチC2の回転が外側メインシャフトOMS及びアイドルシャフトIDSを介してリバースシャフトRVSに伝達され、リバース駆動ギヤ58が回転される。リバース駆動ギヤ58は内側メインシャフトIMS上のギヤ56に噛み合っており、リバース駆動ギヤ58が回転するとき内側メインシャフトIMSは前進時とは逆方向に回転する。内側メインシャフトIMSの逆方向の回転はプラネタリギヤ機構70に連結したギヤ(3速駆動ギヤ)43を介してカウンタシャフトCSに伝達される。
また、リバースシャフトRVS上には、オイルポンプ(補機)60が設置されている。したがって、第1クラッチC1を係合することによる内側メインシャフトIMSの回転又は第2クラッチC2を係合することによる外側メインシャフトOMSの回転がリバース駆動ギヤ58及びリバースシャフトRVSを介してオイルポンプ60に伝達されて、該オイルポンプ60が駆動する。
カウンタシャフトCS上には、図2において左側から順に、2−3速従動ギヤ51と、6−7速従動ギヤ52と、4−5速従動ギヤ53と、パーキング用ギヤ54と、ファイナル駆動ギヤ55とが固定的に配置される。ファイナル駆動ギヤ55は、ディファレンシャル機構5のディファレンシャルリングギヤ(図示せず)と噛み合うようになっており、これにより、カウンタシャフトCSの出力軸の回転がディファレンシャル機構5の入力軸(つまり車両推進軸)に伝達される。また、プラネタリギヤ機構70のリングギヤ75には、該リングギヤ75の回転を停止するためのブレーキ41が設けられる。
上記構成の変速機4では、2−6速シンクロメッシュ機構83のシンクロスリーブを左方向にスライドすると、2速駆動ギヤ42がセカンダリシャフトSSに結合され、右方向にスライドすると、6速駆動ギヤ46がセカンダリシャフトSSに結合される。また、4速シンクロメッシュ機構84のシンクロスリーブを右方向にスライドすると、4速駆動ギヤ44がセカンダリシャフトSSに結合される。このように偶数の駆動ギヤ段を選択した状態で、第2クラッチC2を係合することにより、変速機4は偶数の変速段(2速、4速、又は6速)に設定される。
3−7速シンクロメッシュ機構81のシンクロスリーブを左方向にスライドすると、3速駆動ギヤ43が内側メインシャフトIMSに結合されて3速の変速段が選択され、右方向にスライドすると、7速駆動ギヤ47が内側メインシャフトIMSに結合されて7速の変速段が選択される。また、5速シンクロメッシュ機構82のシンクロスリーブを右方向にスライドすると、5速駆動ギヤ45が内側メインシャフトIMSに結合されて5速の変速段が選択される。シンクロメッシュ機構81、82がいずれのギヤ43、47、45も選択していない状態(ニュートラル状態)では、プラネタリギヤ機構70の回転がキャリア73に連結したギヤ43を介してカウンタシャフトCSに伝達され、1速の変速段が選択されることになる。このように奇数の駆動ギヤ段を選択した状態で、第1クラッチC1を係合することにより、変速機4は奇数の変速段(1速、3速、5速、又は7速)に設定される。
変速機4で実現すべき変速段の決定及び該変速段を実現するための制御(第1変速機構S1及び第2変速機構S2における変速段の選択(シンクロの切り替え制御)と、第1クラッチC1及び第2クラッチC2の係合及び係合解除の制御等)は、公知のように、運転状況に従って、電子制御ユニット10によって実行される。
ここで、モータ3の駆動による変速段の切替時の回転数合わせ制御について説明する。ここでいう変速段の切替時の回転数合わせとは、偶数段(2速段、4速段、6速段)で走行中に1速側連結状態、3速側連結状態、5速側連結状態、7速側連結状態のいずれかとするときに、内側メインシャフト(第1回転軸)IMSに連結されたモータ3を駆動させることで、内側メインシャフトIMSの回転数をカウンタシャフトCS上の従動ギヤ51〜53によって空転している3速駆動ギヤ43又は5速駆動ギヤ45又は7速駆動ギヤ47の回転数に合わせることである。このとき、1速又は3速側連結状態にするときは3速駆動ギヤ43の回転数、5速側連結状態にするときは5速駆動ギヤ45の回転数、7速側連結状態にするときは7速駆動ギヤ47の回転数に合わせる。
内側メインシャフトIMSの回転数と3速駆動ギヤ43又は5速駆動ギヤ45又は7速駆動ギヤ47の回転数とが合っていない状態で第1変速機構S1(シンクロメッシュ機構81,82)による同期結合を行うと、伝達過渡状態において、同期に伴う摩擦力によって両者の回転数が合ってから接続が完了する。このときの摩擦力によってシンクロメッシュ機構81,82の各部が摩耗する恐れがある。これに対して、上記のようにモータ3による回転数合わせを行ってから変速段を切り替えるようにすれば、同期装置の各部の摩耗を抑制することができる。
ところが、既述のように、上記のような変速段の切り換えに伴う回転数合わせを行うには、モータ3の駆動に必要な電力量を予めバッテリ30に蓄えておく必要がある。そこで、本実施形態のハイブリッド車両の制御装置では、予め定められた車速と変速段との関係に基づいて、内側メインシャフトIMS上の各駆動ギヤ43,45,47で設定される複数の変速段(1、3、5、7速段)のうち、現在の車速で取り得る最低変速段を検出すると共に、車両の走行状態に基づいて、当該最低変速段への変速において回転数合わせに要する時間を算出し、現在のモータ3の回転数(内側メインシャフトIMSの回転数)と駆動ギヤ43,45,47の回転数との差、及び上記の回転数合わせに要する時間から最低変速段への変速のためにモータ3に必要な変速用電力量W1を算出する。そして、バッテリ30の残容量として、当該変速用電力量W1を余剰電力量として常に余らせた状態でモータ3による車両の駆動を行うようにしている(図6参照)。
図4は、現在のカウンタシャフトCSの回転数から計算した取り得る最低変速段での駆動ギヤ43,45,47の回転数(被同期側回転数)と、現在のモータ3の回転数との関係を示すグラフである。同図のグラフは、横軸に時間をとり、縦軸に回転数をとっている。また、図5は、上記の変速用電力量W1を算出するための手順を示すフローチャートである。以下、同図のフローチャートに沿って、変速用電力量W1を算出するための手順について説明する。なお、以下の手順は、車両の走行中に一定時間ごとに繰り返して行われるものである。ここではまず、変速機4が変速状態であるか否かを判断する(ステップST1)。その結果、変速状態で無ければ(NO)、そのまま処理を終了する。一方、変速状態であれば(YES)、続けて、現在の車速から取り得る最低変速段が1速段であるか否かを判断する(ステップST2)。なお、ここでの取り得る最低変速段とは、モータ3の駆動による回転数合わせが必要な第1変速機構S1の複数の変速段(1、3、5、7速段)のうち、変速機4(の各部)が過回転状態とならない最低の変速段である。すなわち、例えば、車速が所定車速よりも高車速であると、1速段や3速段などの低速側の変速段は、変速機4の回転軸やギヤなどが許容範囲を超える過回転状態となるために選択できない。そのため、変速機4が過回転状態とならない範囲での最低の変速段がここでいう変速可能な最低変速段となる。
その結果、取り得る最低変速段が1速段であれば(YES)、その場合に取り得る差回転(DR)を下記の(式1)に基づいて算出する(ステップST3)。
取り得る差回転(DR)=カウンタシャフトCSの回転数から計算した1速段での駆動ギヤ43の回転数(被同期側回転数)(RG1)−現在のモータ回転数(RM)・・・(式1)
一方、ステップST2で取り得る最低変速段が1速段で無ければ(NO)、続けて、現在の車速から取り得る最低変速段が3速段であるか否かを判断する(ステップST4)。その結果、取り得る最低変速段が3速段であれば(YES)、その場合に取り得る差回転(DR)を下記の(式2)に基づいて算出する(ステップST5)。
取り得る差回転(DR)=カウンタシャフトCSの回転数から計算した3速段での駆動ギヤ43の回転数(被同期側回転数)(RG3)−現在のモータ回転数(RM)・・・(式2)
一方、ステップST4で取り得る最低変速段が3速段で無ければ(NO)、続けて、現在の車速から取り得る最低変速段が5速段であるか否かを判断する(ステップST6)。その結果、取り得る最低変速段が5速段であれば(YES)、その場合に取り得る差回転(DR)を下記の(式3)に基づいて算出する(ステップST7)。
取り得る差回転(DR)=カウンタシャフトCSの回転数から計算した5速段での駆動ギヤ45の回転数(被同期側回転数)(RG5)−現在のモータ回転数(RM)・・・(式3)
一方、ステップST6で取り得る最低変速段が5速段で無ければ(NO)、続けて、現在の車速から取り得る最低変速段が7速段であるか否かを判断する(ステップST8)。その結果、取り得る最低変速段が7速段であれば(YES)、その場合に取り得る差回転(DR)を下記の(式4)に基づいて算出する(ステップST9)。
取り得る差回転(DR)=カウンタシャフトCSの回転数から計算した7速段での駆動ギヤ47の回転数(被同期側回転数)(RG7)−現在のモータ回転数(RM)・・・(式4)
一方、ステップST8で取り得る最低変速段が7速段で無ければ(NO)、すなわち、取り得る変速段が1,3,5,7速段のいずれでもなければ、電力演算が不能な状態である。そして、次のステップST10で電力演算が不能か否かを判断する。その結果、電力演算が不能であれば(YES)、そのまま処理を終了する。一方、電力演算が可能であれば(NO)、続けて、角加速度(ω)の算出を行う(ステップST11)。角加速度(ω)は、下記の(式5)に基づいて算出する。
角加速度(ω)=取り得る差回転(DR)*単位変換係数(κ)/回転同期時間(DT)・・・(式5)
ここでの回転同期時間(DT)は、現在の内側メインシャフトIMSの回転数と、カウンタシャフトCSの回転数から計算した駆動ギヤ43(45,47)の回転数との差に基づいて設定することができる。また、他の方法として、回転同期時間(DT)は、アクセルペダル開度センサ(アクセルペダル開度検出手段)31で検出したアクセルペダル開度、バッテリ温度センサ(蓄電器温度検出手段)36で検出したバッテリ30の温度の少なくともいずれかに基づいて設定することができる。具体的には、内側メインシャフトIMSと駆動ギヤ43(45,47)との差回転量が大きい程、回転同期時間(DT)を長い時間に設定する。また、アクセルペダル開度が大きい程、回転同期時間(DT)を短い時間に設定する。また、バッテリの温度が所定温度よりも低温の場合には、回転同期時間(DT)を長い時間に設定する。
続けて、回転同期に必要なトルク(回転同期トルク)(TR)の算出を行う(ステップST12)。回転同期に必要なトルク(TR)は、下記の(式6)に基づいて算出する。
回転同期に必要なトルク(TR)=モータイナーシャ(IR)(一定値)*角加速度(ω)・・・(式6)
続けて、回転同期に必要な電力(変速用電力量)(W1)の算出を行う(ステップST13)。回転同期に必要な電力(W1)は、下記の(式7)に基づいて算出する。
回転同期に必要な電力(変速用電力量)(W1)=回転同期に必要なトルク(TR)*現在の被同期側回転数(R1)*単位変換係数(K)+オフセット量・・・(式7)
ここでのオフセット量とは、安全のために変速用電力量に所定量を加えておくものである。
そして、本実施形態では、バッテリ30の残容量として、上記の回転同期に必要な電力(変速用電力量)W1を余剰電力量として常に余らせた状態でモータ3による車両の駆動を行う。図6は、バッテリ30の残容量(電力量)を模式的に示す図である。同図に示すように、バッテリ30の残容量として、変速用電力量W1を余剰電力量として常に余らせた状態でモータ3による車両の駆動を行う。またここでは、バッテリ30の残容量として、変速用電力量W1に加えて、車両の走行状態が急変動した場合にモータ3の駆動に必要な電力量(急変動用電力量)W2を加えた電力量を余剰電力量として常に余らせた状態で車両の駆動を行うようにしてもよい。このように、車両の走行状態が急変動した場合にモータ3の駆動に必要な電力量をバッテリ30の残容量に加えておくことで、アクセルペダル開度の急激な変化や車両の走行中にモータ3でエンジン2を始動する必要が生じた場合など、車両の走行状態に急激な変動要因が発生したときにも、良好なドライバビリティを確保することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態のハイブリッド車両の駆動装置では、現在の車速に基づいて変速可能な最低変速段を求め、当該最低変速段への変速に伴う回転数合わせでモータ3に必要な電力をその都度計算する。そして、この回転数合わせに必要な電力をバッテリ30の残容量として常に確保した状態で、モータ3によるエンジン2の始動、電動補機の駆動、エンジン駆動力のアシストなどの制御を実施する。
これにより、変速段の切り替えに伴う回転数合わせにおいて、実際に必要な電力量を精度良く算出して、それに基づく電力量のみを確保する(余らせておく)ことで、バッテリ30の残容量の効率的な管理が可能となる。したがって、車両の駆動により多くの電力を用いることができる。
これに対して従来は、変速用の回転数合わせのためにバッテリに余らせる電力量として、一律の値(一定量)を設定し、車両の走行中は常にこの一定量を余らせて走行していた。この一定量は、各変速段への変速のうち最も電力量の消費が多い変速段への変速に必要な電力量であった。そのため、本来的に行わない変速段への変速に用いる電力を確保しておくことで、車両の駆動用として配分可能な電力が少なくなるため、電力管理の効率が余り良いとはいえなかった。そこで本実施形態では、車両の走行状態から想定される最低変速段への変速に必要な電力量をその都度算出し、当該電力量を余剰分としてバッテリ30に蓄えるようにした。
なお、シフトダウンの際には、モータ3に電力を供給して該モータ3の駆動力で内側メインシャフトIMSの回転数を上げることで回転数合わせを行う一方、シフトアップの際には、モータ3で回生を行うことで内側メインシャフトIMSの回転数を下げることで回転数合わせを行う。したがって、回転数合わせにバッテリ30の電力が必要となるのは、シフトダウンの場合のみである。
また、上記のようなモータ3の駆動力のみでは変速段の切り換えに必要な回転数合わせが行えない場合、すなわちモータ3の駆動力を付与しても内側メインシャフトIMSの回転数が変速先の駆動ギヤ43(45,47)の回転数と同期しない場合には、第1クラッチC1を係合させてエンジン2のクランクシャフト2aを内側メインシャフトIMSに接続して、該エンジン2の駆動力を用いて内側メインシャフトIMSの回転数を上昇させるようにしてもよい。これによれば、モータ3の駆動力のみでは変速段の切り換えに必要な回転数合わせが行えない場合にも、エンジン2の駆動力で確実かつ迅速な回転数合わせが可能となり、スムーズな変速段の切り換えが可能となる。
また、本実施形態では、車両の要求駆動力が増大する旨の予測がされたときには、上記のようなモータ3による回転数合わせの制御に加えて、下記のような変速段の設定を行うことが可能である。すなわち、現在の変速段が内側メインシャフトIMS上の駆動ギヤ43,45,47で設定された変速段(奇数段)のときは、一旦、セカンダリシャフトSS上の駆動ギヤ42,44,46で設定された一段下の変速段(偶数段)に変速すると共に、内側メインシャフトIMS上の駆動ギヤ43,45,47で設定される変速準備段を現在の変速段から一段下の変速段に設定する。一方、現在の変速段がセカンダリシャフトSS上の駆動ギヤ42,44,46で設定された変速段(偶数段)で、内側メインシャフトIMS上の駆動ギヤ43,45,47で設定された変速段(奇数段)がニュートラルであるか、又は、内側メインシャフトIMS上の駆動ギヤ43,45,47で設定される変速準備段が現在の変速段より高い変速段であるときは、内側メインシャフトIMS上の駆動ギヤ42,44,46で設定される変速段(奇数段)をセカンダリシャフトSS上の駆動ギヤ42,44,46で設定される変速段(偶数段)より低い変速段に設定しておく。
このような変速段の設定によれば、車両の要求駆動力の変化から変速が予想される場合には、当該変速のための変速準備段の設定を行うことで、よりスムーズな変速が可能となる。なお、ここでの車両の要求駆動力が増大すると予測される場合の具体例としては、車両が坂道を登ると予測されるときや、車両が追い越しレーンを走行することでアクセルペダルが急激に踏み込まれると予測されるときなどがある。そして、このような要求駆動力の予測は、カーナビゲーションシステム37による車両の走行経路の判断に従って行うとよい。これによれば、要求駆動力の変化の予測を精度良く迅速に行うことが可能となる。また、車両が走行する走行路などの状況に即した適切な要求駆動力の変化を予測可能となる。
以上説明したように、本実施形態のハイブリッド車両の制御装置では、変速段の切り換えに必要なモータ3による回転数合わせにおいて、実際に必要な電力量を精度良く推定し、当該電力量に基づいてバッテリ30の残容量を持ち替えるようにしたことで、バッテリ30の残容量の効率的な管理が可能となる。
なお上記では、本発明にかかるハイブリッド車両の制御装置による制御対象の変速機として、上記の第1、第2変速機構S1,S2及び第1、第2クラッチC1,C2を備えたデュアルクラッチ式の変速機4を示したが、本発明にかかる制御を実施する変速機は、デュアルクラッチ式の変速機には限らず、他の構成の変速機であってもよい。そして、本発明にかかる制御を実施する変速機の最低限の構成としては、モータの回転軸に連結された入力軸と、駆動輪側に連結された出力軸と、入力軸と出力軸との間に設置された一又は複数の同期装置を有する変速機構とを含み、複数の変速段を切り換えて設定することでエンジンとモータの少なくともいずれかの駆動力を駆動輪に伝達可能な変速機であればよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
1 車両
2 エンジン(内燃機関)
2a クランクシャフト(機関出力軸)
3 モータ(電動機)
4 トランスミッション(変速機)
5 ディファレンシャル機構
10 電子制御ユニット(制御手段)
20 インバータ
30 バッテリ(蓄電器)
31 アクセルペダルセンサ(アクセルペダル開度検出手段)
32 ブレーキペダルセンサ
33 シフトポジションセンサ
34 回転数センサ
35 傾斜角センサ
37 カーナビゲーションシステム
39 残容量検出器
41 ブレーキ
42,44,46 駆動ギヤ
43,45,47 駆動ギヤ
70 プラネタリギヤ機構
81,82 シンクロメッシュ機構
83,84,85 シンクロメッシュ機構
C1 第1クラッチ
C2 第2クラッチ
CS カウンタシャフト(出力軸)
IDS アイドルシャフト
IMS 内側メインシャフト(第1入力軸)
OMS 外側メインシャフト(第2入力軸)
RVS リバースシャフト
S1 第1変速機構
S2 第2変速機構
SS セカンダリシャフト

Claims (8)

  1. 動力源としての内燃機関及び電動機と、
    前記電動機との間で電力の授受が可能な蓄電器と、
    少なくとも前記電動機の回転軸に連結された入力軸と、前記駆動輪側に連結された出力軸と、前記入力軸と前記出力軸との間に設置されて前記複数の変速段を設定する際に前記入力軸側と前記出力軸側との回転を同期させる一又は複数の同期装置とを含み、複数の変速段を切り換えて設定することで前記内燃機関と前記電動機の少なくともいずれかの駆動力を駆動輪に伝達可能な変速機と、
    前記変速機、前記内燃機関、前記電動機を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記変速段の切り換えを行うときに、前記入力軸側と前記出力軸側との回転数差が所定以上の場合には、前記電動機の駆動又は回生により前記入力軸の回転数を上昇又は下降させる回転数合わせを行ってから前記変速段の切り換えを行うハイブリット車両の制御装置であって、
    前記制御手段は、予め定められた車速と変速段との関係に基づいて、現在の車速で取り得る最低変速段を算出すると共に、車両の走行状態に基づいて当該最低変速段への変速において前記回転数合わせに要する時間を算出し、
    現在の前記入力軸側と前記出力軸側との回転数差及び前記回転数合わせに要する時間から前記最低変速段への変速のために前記電動機に必要な変速用電力量を算出し、
    前記蓄電器の残容量として、前記変速用電力量を余剰電力量として常に余らせた状態で前記電動機による車両の駆動を行う
    ことを特徴とするハイブリット車両の制御装置。
  2. 前記最低変速段は、前記電動機の駆動による回転数合わせが必要な一又は複数の変速段のうち、前記変速機が過回転状態とならない最低の変速段である
    ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリット車両の制御装置。
  3. 前記最低変速段への変速において回転数合わせに要する時間は、
    前記入力軸側と前記出力軸側の差回転量、アクセルペダル開度検出手段で検出したアクセルペダル開度、蓄電器温度検出手段で検出した前記蓄電器の温度の少なくともいずれかに基づいて算出される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリット車両の駆動装置。
  4. 内燃機関と電動機を駆動源とするハイブリッド車両であって、
    前記内燃機関の機関出力軸及び前記電動機の回転軸から入力された駆動力を変速して出力する変速機と、
    前記電動機との間で電力授受が可能な蓄電器と、
    前記変速機、前記内燃機関、前記電動機を制御する制御手段と、を備え、
    前記変速機は、
    前記電動機の駆動力及び前記内燃機関の駆動力が入力される第1入力軸と、
    前記内燃機関の駆動力が入力される第2入力軸と、
    前記第1入力軸又は前記第2入力軸に入力された駆動力を変速するための複数の駆動ギヤと、
    前記複数の駆動ギヤと噛合する複数の従動ギヤが固定され、前記駆動ギヤと前記従動ギヤとを介して変速された駆動力を出力する出力軸と、
    前記内燃機関の機関出力軸と前記第1入力軸との係合/解放を切換可能な第1クラッチと、
    前記機関出力軸と前記第2入力軸との係合/解放を切換可能な第2クラッチと、
    前記第1入力軸上の駆動ギヤのいずれか1つを選択的に前記第1入力軸に同期結合させる第1変速機構と、
    前記第2入力軸上の駆動ギヤのいずれか1つを選択的に前記第2入力軸に同期結合させる第2変速機構と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1変速機構により前記第1入力軸上のいずれかの駆動ギヤを前記第1入力軸に同期結合させるとき、前記第1入力軸と前記いずれかの駆動ギヤとの回転数差が所定以上の場合には、前記電動機の駆動又は回生により前記第1入力軸の回転数を上昇又は下降させる回転数合わせを行ってから同期結合を行うハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記制御手段は、予め定められた車速と変速段との関係に基づいて、前記第1入力軸上の複数の駆動ギヤで設定される複数の変速段のうち、現在の車速で取り得る最低変速段を検出すると共に、車両の走行状態に基づいて当該最低変速段への変速において前記回転数合わせに要する時間を算出し、
    現在の前記第1入力軸の回転数と前記最低変速段の駆動ギヤの回転数との差、及び前記回転数合わせに要する時間から前記最低変速段への変速のために前記電動機に必要な変速用電力量を算出し、
    前記蓄電器の残容量として、前記変速用電力量を余剰電力量として常に余らせた状態で前記電動機による車両の駆動を行う
    ことを特徴とするハイブリット車両の制御装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記蓄電器の残容量として、前記変速用電力量に加えて、車両の走行状態が急変動した場合に前記電動機の駆動に必要な電力量である急変動用電力量を加えた電力量を前記余剰電力量として常に余らせた状態で前記電動機による車両の駆動を行う
    ことを特徴とする請求項1又は4に記載のハイブリット車両の制御装置。
  6. 前記電動機の駆動力のみでは前記変速段の切り換えに必要な回転数合わせが行えない場合、
    前記第1クラッチを係合させて前記内燃機関の機関出力軸を前記第1入力軸に接続して、該内燃機関の駆動力を用いて前記第1入力軸の回転数を上昇させる
    ことを特徴とする請求項4に記載のハイブリット車両の駆動装置。
  7. 前記車両の要求駆動力の変化を予測する要求駆動力予測手段を備え、
    前記要求駆動力予測手段で車両の要求駆動力が増大する旨の予測がされたとき、
    現在の変速段が前記第1入力軸上の駆動ギヤで設定された変速段のときは、前記第2入力軸上の駆動ギヤで設定される一段下の変速段に変速すると共に、前記第1入力軸上の駆動ギヤで設定される変速準備段を現在の変速段から一段下の変速段に設定し、
    現在の変速段が前記第2入力軸上の駆動ギヤで設定された変速段で、前記第1入力軸上の駆動ギヤで設定される変速段がニュートラルであるか、又は、前記第1入力軸上の駆動ギヤで設定される変速準備段が現在の変速段より高い変速段に設定されているときは、当該変速準備段を現在の変速段よりも低い変速段に設定する
    ことを特徴とする請求項4に記載のハイブリット車両の駆動装置。
  8. 前記車両に搭載されたカーナビゲーションシステムを更に備え、
    前記要求駆動力予測手段は、前記カーナビゲーションシステムによる車両の走行経路の判断に従って前記車両の要求駆動力の変化を予測する
    ことを特徴とする請求項7に記載のハイブリット車両の制御装置。
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