JP2013175139A - 入力操作判定デバイスおよびその操作判定方法、携帯型操作装置、制御プログラム、並びに、記録媒体 - Google Patents

入力操作判定デバイスおよびその操作判定方法、携帯型操作装置、制御プログラム、並びに、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】入力操作の誤検出について、処理負担を抑える。
【解決手段】端部判定部32にて、タッチパネル2での接触の位置がタッチパネル2における所定の端部領域内であると判定された場合、接触時間判定部33にて上記接触の継続時間が所定時間以上であると判定され、距離判定部34にて上記接触の継続中の上記位置が、上記接触の開始位置から所定距離以下であると判定されたとき、操作判定部35は、ユーザがタッチパネル2の端部を把持していると判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯型操作装置におけるタッチパネルでの接触に基づきユーザの入力操作を判定する入力操作判定デバイスおよびその操作判定方法、携帯型操作装置、制御プログラム、並びに、記録媒体に関するものである。特に、本発明は、タッチパネルを備えた携帯型情報端末のための操作判定デバイスなどに関するものである。
近年、携帯電話やスマートフォン等の携帯型情報端末の普及が進んでいる。従来、携帯型情報端末においては、ボタンを用いて操作し、その操作結果が、別途設けられた表示パネルに表示されていた。しかし、最近では、表示パネルの大型化に伴い、操作部分および表示部を一体化して広い表示部分を有しつつ、汎用的な操作性をも兼備するタッチパネルの採用が進んでいる。
そして、タッチパネルの技術進歩により、該タッチパネルにおける画面外側の周縁部分(額縁部分)が狭くなっており、これにより、携帯型情報端末に設置するタッチパネルのさらなる大型化を実現している。しかし、このような狭額縁化が進んだ携帯型情報端末においては、該携帯型情報端末をユーザが把持することにより、ユーザの手の指が、狭い額縁部分を越えて上記タッチパネルに接触し、この接触を、ユーザが意図した操作であるかのように誤って検出してしまう問題が生じる。
このような操作の誤検出を防止する従来技術として、ハードウェアにより実装されたロックスイッチを用いて、タッチパネルにおける操作を受け付けないロック状態に切り替える携帯型情報端末が知られている。上記ロック状態に切り替えることにより、ユーザが意図しない操作を携帯型情報端末に検出させないようにすることができる。しかし、このようなロックスイッチを用いる方法においては、携帯型情報端末を構成する部品点数が増えることになり、携帯型情報端末の小型化や製造コストの面において不利になる。
そこで、ユーザが意図しない操作をソフトウェアにより実装された処理で判定し、該操作を他の操作と判別することにより、ロックスイッチのようなハードウェアを用いることなく、操作の誤検出を防ぐ技術が知られている。
例えば、特許文献1に記載の携帯端末は、タッチスクリーンの接触を検知すると、該接触の位置座標を取得し、取得した位置座標を中心とした領域を誤検出領域に設定する。次に、所定周期で上記接触の有無を監視し、上記接触がある度に位置座標を取得する。このとき、上記接触を検知しない場合、または上記接触の位置座標が誤検出領域から外れた場合、上記接触に基づく入力操作を実行する。一方、上記接触が上記誤検出領域内で所定時間継続した場合、上記接触による入力操作を誤検出と判断して無効にしている。
特開2010−238078号公報(2010年10月21日公開)
しかしながら、特許文献1の上記処理は、上記タッチスクリーン上の任意の位置での接触を検知する度に実行されるので、処理負担が大きくなり、入力操作のレスポンスが低下することになる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力操作の誤検出について、処理負担を抑えることができる入力操作判定デバイスなどを提供することにある。
本発明に係る入力操作判定デバイスは、携帯型操作装置におけるタッチパネルでの接触に基づきユーザの入力操作を判定する入力操作判定デバイスであって、上記課題を解決するために、上記接触の位置を取得する位置取得手段と、該位置取得手段が取得した位置に基づき、上記入力操作を判定する操作判定手段とを備えており、上記位置取得手段が取得した位置が、上記タッチパネルにおける所定の端部領域内であるかを判定する端部判定手段をさらに備えており、上記操作判定手段は、上記端部判定手段が上記端部領域内であると判定した場合、上記接触の継続時間が所定時間以上であり、かつ、上記接触の継続中の上記位置が、上記接触の開始位置から所定距離以下であるとき、上記ユーザが上記端部を把持していると判定することを特徴としている。
また、本発明に係る入力操作判定方法は、携帯型操作装置におけるタッチパネルでの接触に基づきユーザの入力操作を判定する入力操作判定デバイスにおける入力操作判定方法であって、上記課題を解決するために、上記接触の位置を取得する位置取得ステップと、該位置取得ステップにて取得された位置に基づき、上記入力操作を判定する操作判定ステップとを含んでおり、上記位置取得ステップにて取得された位置が、上記タッチパネルにおける所定の端部領域内であるかを判定する端部判定ステップをさらに含んでおり、上記操作判定ステップは、上記端部判定ステップにて上記端部領域内であると判定された場合、上記接触の継続時間が所定時間以上であり、かつ、上記接触の継続中の上記位置が、上記接触の開始位置から所定距離以下であるとき、上記ユーザが上記端部を把持していると判定することを特徴としている。
上記の構成および方法によると、タッチパネルでの接触の位置が取得され、取得された位置に基づき、上記タッチパネルに対して行ったユーザの入力操作が判定される。さらに、取得された位置が、上記タッチパネルにおける所定の端部領域内である場合、上記接触の継続時間が所定時間以上であり、かつ、上記接触の継続中の上記位置が、上記接触の開始位置から所定距離以下であるとき、上記ユーザが上記端部を把持していると判定される。これにより、上記ユーザが上記端部を把持していると判定する処理は、上記タッチパネルでの接触が上記所定の端部領域内である場合に実行され、その他の場合には実行されないので、処理負担を抑えることができ、その結果、入力操作のレスポンスの低下を抑えることができる。
なお、上記ユーザが上記端部を把持していると判定された場合、この判定結果を出力してもよいし、入力操作の誤検出であるとして、出力しなくてもよい。また、上記端部領域は、上記タッチパネルの周縁部の領域またはその一部であってもよい。
本発明に係る入力操作判定デバイスでは、上記端部領域は、最端の領域であることが好ましい。この場合、端部領域が最も狭くなるので、上記ユーザが上記端部を把持していると判定する処理が実行される回数を減らすことができる。従って、処理負担をさらに抑えることができ、その結果、入力操作のレスポンスの低下をさらに抑えることができる。
ところで、一般に、上記携帯型操作装置および上記タッチパネルの表面は、長方形であり、上記携帯型操作装置の表面は、上記タッチパネルの長辺の外側領域が狭く、上記タッチパネルの短辺の外側領域が広くなっている。このため、上記タッチパネルの長辺部を上記ユーザが把持することによる誤検出は、上記タッチパネルの短辺部を上記ユーザが把持することによる誤検出に比べて発生頻度が高いと考えられる。
そこで、本発明に係る入力操作判定デバイスでは、上記タッチパネルは、長辺および短辺を有する長方形であり、上記端部領域は、上記タッチパネルの長辺部の領域であってもよい。この場合、上記ユーザが上記端部を把持していることを、多くの場合で判定することができると共に、上記端部領域が上記タッチパネルの周縁部の領域である場合に比べて、上記端部領域が狭いので、処理負担をさらに抑えることができる。その結果、入力操作のレスポンスの低下をさらに抑えることができる。
なお、上述のように、上記ユーザが上記短辺部を把持することによる誤検出は、発生頻度が低いが発生し得るものである。従って、上記端部領域が上記長辺部および上記短辺部の両方の領域を含む場合、上記端部領域が上記長辺部の領域のみを含む場合に比べて、上記ユーザが上記端部を把持していることを確実に判定することができる。
本発明に係る入力操作判定デバイスでは、上記端部領域は設定可能であってもよい。この場合、上記端部領域を、ユーザの要求に応じて、上記タッチパネルの長辺部の領域としたり、上記タッチパネルの周縁部としたりすることができ、幅を変更したりすることができるので、ユーザの利便性が向上する。
なお、タッチパネルと、該タッチパネルでの接触に基づきユーザの入力操作を判定する上記構成の入力操作判定デバイスとを備えた携帯型操作装置であれば、上述と同様の効果を奏することができる。なお、携帯型操作装置の例としては、携帯電話機、スマートフォンなどの携帯型情報端末が挙げられ、リモートコントローラなどが挙げられる。
なお、上記入力操作判定デバイスの各手段を、制御プログラムによりコンピュータ上で実行させることができる。さらに、上記制御プログラムを、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶させることにより、任意のコンピュータ上で当該制御プログラムを実行させることができる。
以上のように、本発明に係る操作判定デバイスは、ユーザがタッチパネルの端部を把持していると判定する処理は、上記タッチパネルでの接触が所定の端部領域内である場合に実行され、その他の場合には実行されないので、処理負担を抑えることができ、その結果、入力操作のレスポンスの低下を抑えることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態であるスマートフォンの要部の詳細を示すブロック図である。 上記スマートフォンの外観を示す斜視図である。 上記スマートフォンをユーザが把持した状態を示す平面図である。 上記スマートフォンの概略構成を示すブロック図である。 上記スマートフォンにおいて操作判定の処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
図2は、本発明の一実施形態であるスマートフォン(携帯型操作装置)1の外観を示している。スマートフォン1は、PDA(Personal Digital Assistant)の機能を有する多機能携帯電話機である。なお、本発明は、スマートフォンに限定されるものではなく、タブレット等のタッチパネルを有する携帯型情報端末の他、例えば、リモートコントローラのように、タッチパネルを有し、把持による操作の誤検出が問題となる任意の携帯型操作装置に適用することができる。
図2に示すように、スマートフォン1は、長板状であり、表面に長板状のタッチパネル2が設けられている。ユーザは、指またはペンなどを用いて、タッチパネル2に接触することにより、スマートフォン1への入力操作が行われる。
近年、携帯電話機における表示画面の大型化が要望されているため、図示のように、スマートフォン1においても、可能な限り大型のタッチパネル2が設けられている。このため、スマートフォン1の表面において、タッチパネル2の外側周縁部である額縁部3が狭くなっており、特に、タッチパネル2の長辺外側の額縁部(長辺額縁部)3aが極めて狭くなっている。
図3は、図2に示すスマートフォン1が把持された状態を示している。同図の(a)は、スマートフォン1が縦長の状態で把持された状態を示しており、同図の(b)は、スマートフォン1が横長の状態で把持された状態を示している。
図3の(a)に示す場合では、ユーザの指4のうち薬指と小指とが、額縁部3を超えて、タッチパネル2においてタッチ(接触)が検知可能な領域(以下、この領域を「アクティブエリア」と称する。)2aと接触している。このため、上記薬指と上記小指とによるタッチ操作の誤検出(誤タッチ)が発生する虞がある。また、同図の(b)に示す場合では、ユーザの指4のうち親指が、額縁部3を超えて、タッチパネル2のアクティブエリア2aと接触している。このため、上記親指による誤タッチが発生する虞がある。
そこで、本実施形態では、スマートフォン1は、タッチパネル2での接触の位置を取得し、取得した位置が、タッチパネル2における所定の端部領域内である場合、上記接触の継続時間が所定時間以上であり、かつ、上記接触の継続中の上記位置が、上記接触の開始位置から所定距離以下であるとき、上記誤タッチと判定している。これにより、上記ユーザが上記端部を把持していると判定する処理は、タッチパネル2での接触が上記所定の端部領域内である場合に実行され、その他の場合には実行されないので、処理負担を抑えることができ、その結果、タッチパネル2における入力操作のレスポンスの低下を抑えることができる。
次に、本実施形態のスマートフォン1の詳細について説明する。図4は、スマートフォン1の概略構成を示している。図示のように、スマートフォン1は、制御部(入力操作判定デバイス)10、記憶部11、タッチパネル2、タイマ13、アンテナ部14、通信部15、音声処理部16、音声入力部17、音声出力部18、およびデータ処理部19を備える構成である。
制御部10は、スマートフォン1内の各種構成を統括的に制御するものである。制御部10の機能は、例えばRAM(random access memory)やフラッシュメモリなどの記憶素子に記憶されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することによって実現される。なお、制御部10の詳細については後述する。
記憶部11は、各種データおよびプログラムを記憶するものである。記憶部11の例としては、制御部10が動作するときに必要なプログラムや、通信制御データなどの固定データを記憶する読出し専用の半導体メモリであるROM(Read Only Memory)と、通信に関するデータ、演算に使用するデータ、および演算結果などを一時的に記憶する、いわゆるワーキングメモリとしてのRAMと、各種の設定データ、電子メールデータなどを記憶する書換え可能な不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリ)とが挙げられる。なお、本実施形態において、記憶部11に記憶されるデータの詳細については後述する。
タッチパネル2は、表示パネルに透明のタッチセンサを設けた入出力装置である。タッチパネル2は、操作部21および表示部22(図1を参照)を備える構成である。
タッチパネル2の表示部22は、制御部10から画像データを受信し、受信した画像データに基づいて画像を上記表示パネルに表示するものである。具体的には、表示部22は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)などの表示パネルと、受信した画像データに基づいて上記表示パネルを駆動するドライバ回路とを備える構成である。
また、タッチパネル2の操作部21は、ユーザの指、ペンなどによって指示された上記表示パネルの画面上の位置を、上記タッチセンサを用いて検出し、検出した位置情報を制御部10に送信するものである。ユーザは、タッチパネル2を操作することにより、スマートフォン1に対し各種の指示を行うことができる。なお、キーボード、各種機能が割り当てられたボタンスイッチなど、タッチパネル2以外の入力デバイスをスマートフォン1にさらに設けてもよい。
タイマ13は、時間を計測するための計時機構である。タイマ13は、制御部10の指示に基づき、時間の計測の開始、停止、およびリセットを行い、計測した時間を制御部10に通知する。
アンテナ部14は、電波を外部に送り出すとともに外部から電波を受け取るためのものである。具体的には、アンテナ部14は、800MHz帯、1.5GHz帯、2GHz帯等の携帯電話機用電波を送受することを想定したものであるが、これらに限定されるものではない。
通信部15は、音声処理部16またはデータ処理部19から受信したデータを、携帯電話網の基地局への無線送信に適した形式に変換し、変換した無線信号を、アンテナ部14を介して外部に送信するものである。また、通信部15は、外部からアンテナ部14を介して受信した無線信号を元の形式に変換し、変換したデータを音声処理部16またはデータ処理部19に送信するものである。具体的には、通信部15では、チャネルコーデック処理、ベースバンド信号処理、データの変復調処理、RF(Radio Frequency)処理などが行われる。
音声処理部16は、音声入力部17からの音声信号を所定の音声データに変換して通信部15に送信するとともに、通信部15からの音声データを音声信号に変換して音声出力部18に送信するものである。具体的には、音声処理部16は、A/D変換器、D/A変換器、アンプ、音声コーデック回路などを備える構成である。
音声入力部17は、外部から入力された音波を、電気信号である音声信号に変換して音声処理部16に送信するものである。具体的には、音声入力部17はマイクロホンを備える構成である。
音声出力部18は、音声処理部16からの音声信号を音波に変換して外部に出力するものである。具体的には、音声出力部18は、レシーバ、スピーカ、音声出力用コネクタなどを備える構成である。通常、スマートフォン1では、通話を行う場合にはレシーバが利用され、着信の報知やテレビ電話を行う場合にはスピーカが利用される。また、音楽を聴く場合には、周囲の人々に配慮して、音声出力用コネクタにヘッドホンが接続される。
なお、電話機の場合、音声入力部17に入力するユーザの音声が音声出力部18から聞こえることが望ましい。このため、音声処理部16は、音声入力部17からの音声信号を所定の音量レベルに調整した後、音声出力部18に送信することが望ましい。
データ処理部19は、制御部10からのデータを所定形式のデータに符号化して通信部15に送信するとともに、通信部15からのデータを復号化して制御部10に送信するものである。データ処理部19で行われるデータの符号化/復号化(コーデック)方式の例としては、MPEG(Moving Picture Experts Group)−4、およびITU−T勧告H.263が挙げられる。
次に、制御部10および記憶部11の詳細について説明する。図1に示すように、制御部10は、座標取得部(位置取得手段)31、端部判定部(端部判定手段)32、接触時間判定部33、距離判定部34、および操作判定部(操作判定手段)35を備える構成である。また、記憶部11は、設定情報記憶部41を備える構成である。
設定情報記憶部41には、誤タッチ検出のための各種設定情報が記憶されている。これらの情報は、ユーザがタッチパネル2を介して設定可能となっている。
座標取得部31は、タッチパネル2にてタッチされた位置の座標(タッチ座標)を、タッチパネル2の操作部21から取得するものである。座標取得部31は、取得したタッチ座標を、端部判定部32および操作判定部35に送出する。
端部判定部32は、設定情報記憶部41に記憶された端部領域の設定情報を参照して、座標取得部31からのタッチ座標がタッチパネル2のアクティブエリア2aにおける端部領域の座標であるかを判定するものである。端部判定部32は、上記タッチ座標が端部領域の座標であると判定した場合、誤タッチの可能性があるとして、上記タッチ座標を接触時間判定部33および距離判定部34に送出する。なお、端部判定部32は、上記タッチ座標が端部領域の座標であると判定し、その後、座標取得部31からのタッチ座標を取得しなくなった場合、すなわち、リリースした場合、誤タッチの可能性がないとして、接触時間判定部33および距離判定部34にリセットを指示する。
ところで、スマートフォン1を把持したときに接触する指は、アクティブエリア2aの最端部に必ず接触していると考えられる。従って、端部判定部32は、座標取得部31からのタッチ座標がアクティブエリア2aの最端部の座標であるかを判定すればよい。これにより、他のエリアに接触したときに、誤タッチの判定を行うことがないので、処理負担をさらに軽減でき、入力レスポンスの低下をさらに抑えることができる。
接触時間判定部33は、端部判定部32からのタッチ座標を受け取ると、タイマ13を起動して、時間のカウントを開始し、カウントした時間が、設定情報記憶部41に記憶された設定時間に達したか否かを判定するものである。上記カウントした時間は、指が接触している時間(接触時間)である。また、上記設定時間は、タップおよびダブルタップのように非常に短い時間(例えば1秒)よりも長い時間であればよい。接触時間判定部33は、上記カウントした時間が上記設定時間に達した場合、誤タッチの可能性があるとして、その旨を操作判定部35に通知する。なお、上記設定時間は、ユーザによって通常のタッチ処理に影響が出ない範囲で変更することもできる。
距離判定部34は、端部判定部32からのタッチ座標を受け取ると、最初のタッチ座標と、受け取ったタッチ座標との距離が、設定情報記憶部41に記憶された設定距離以下であるか否かを判定するものである。この設定距離は、接触している指を、誤ってではなく意図的に動かしたと考えられる距離である。距離判定部34は、上記距離が上記設定距離以下である場合、誤タッチの可能性があるとして、その旨を操作判定部35に通知する。なお、上記設定距離は、ユーザによって通常のタッチ処理に影響が出ない範囲で変更することもできる。
なお、上記距離の代わりに、指の移動した軌跡の長さで判定することもできる。しかしながら、この場合、累積計算をする必要があり、計算量が多くなるといった問題点や、誤ったタッチを長時間継続した場合でも、検出される座標は細かく変動しており、その累積で変動量が大きいと判定される虞があるといった問題点が考えられる。
操作判定部35は、座標取得部31からのタッチ座標に基づき、タップ、ダブルタップ、フリックなどの操作の何れであるかを判定するものである。操作判定部35は、判定結果を、制御部10の他の処理部に通知したり、タッチパネル2の表示部22に反映させたりする。
本実施形態では、操作判定部35は、接触時間判定部33および距離判定部34の両方から、誤タッチの可能性がある旨の通知を受け取った場合、誤タッチであると判定する。この場合、座標取得部31からのタッチ座標を無視するとともに、接触時間判定部33および距離判定部34にリセットを指示する。なお、アクティブエリア2aの端部に指が接触している旨を表示部22に表示してもよい。この場合、ユーザが、上記端部に指が接触していることに気づくことができる。
次に、上記構成のスマートフォン1において、タッチパネル2における操作の判定処理について説明する。図5は、制御部10が行う上記判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、座標取得部31が、タッチパネル2の操作部21から上記タッチ座標を取得することにより、タッチを検出するまで待機する(S102)。なお、この検出は、通常のタッチパネル2におけるタッチの検出と同様である。
上記タッチを検出すると、端部判定部32は、検出したタッチ座標がアクティブエリア2aの最端部の座標であるか否かを判定する(S103)。具体的には、タッチ座標のx座標がアクティブエリア2aのx座標の最小値または最大値であるか、或いは、タッチ座標のy座標がアクティブエリア2aのy座標の最小値または最大値である場合に、上記最端部の座標と判定される。
上記最端部の座標ではないと判定した場合、ステップS109に進む。一方、上記最端部の座標であると判定した場合、接触時間判定部33は、タイマ13を起動して、上記接触時間を計測し(S104)、距離判定部34は、最初のタッチ座標と、受け取ったタッチ座標との距離を計算する(S105)。なお、ステップS104・S105は、並行に行ってもよい。
次に、接触時間判定部33が、上記接触時間が設定情報記憶部41の設定時間以上であると判定し、かつ、距離判定部34が、上記距離が設定情報記憶部41の設定距離以下である場合、ステップS110に進む。
一方、その他の場合、座標取得部31がリリースを検知したか否かを判断する(S108)。検知しない場合にはステップS104に戻って上記動作を繰り返す。一方、上記リリースを検知した場合、ステップS109に進む。
ステップS109において、操作判定部35は、誤タッチではないと判断して、通常のタッチ処理、すなわち、上記タッチ座標に基づく操作を判定し、判定した操作に基づいて、制御部10にて各種の処理を行う。また、接触時間判定部33および距離判定部34をリセットする。そして、ステップS102に戻り、上記動作を繰り返す。なお、アプリケーションソフトなどからの情報で、入力操作として検知するエリアが限定される場合には、最端部の座標を当該エリア内の座標に限定することもできる。
ステップS110において、操作判定部35は、誤タッチとして検出し、座標取得部31が取得したタッチ座標を無視する。また、接触時間判定部33および距離判定部34をリセットする。そして、ステップS102に戻り、上記動作を繰り返す。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、アクティブエリア2aの周囲の端部領域を設定している。しかしながら、図3の(a)・(b)を参照すると、ユーザがスマートフォン1を把持するとき、ユーザの指がアクティブエリア2aと接触している領域は、アクティブエリア2aの長辺の領域である。従って、アクティブエリア2aの長辺の領域を端部領域と設定してもよい。この場合、設定される端部領域の面積が狭くなるので、処理負担をさらに抑えることができ、入力レスポンスの低下をさらに抑えることができる。
最後に、スマートフォン1の各ブロック、特に制御部10は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、スマートフォン1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM、上記プログラムを展開するRAM、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるスマートフォン1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記スマートフォン1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、スマートフォン1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
以上のように、本発明は、人の手に把持する携帯型操作装置の操作について処理負担を小さくできるので、スマートフォンやタブレットなどのタッチパネルを有する携帯型の装置だけでなく、把持による操作の誤検出が問題となる任意の携帯型操作装置に適用できる。
1 スマートフォン(携帯型操作装置)
2 タッチパネル
2a アクティブエリア
3 額縁部
3a 長辺額縁部
10 制御部(入力操作判定デバイス)
11 記憶部
13 タイマ
14 アンテナ部
15 通信部
16 音声処理部
17 音声入力部
18 音声出力部
19 データ処理部
21 操作部
22 表示部
31 座標取得部(位置取得手段)
32 端部判定部(端部判定手段)
33 接触時間判定部
34 距離判定部
35 操作判定部(操作判定手段)
41 設定情報記憶部

Claims (8)

  1. 携帯型操作装置におけるタッチパネルでの接触に基づきユーザの入力操作を判定する入力操作判定デバイスであって、
    上記接触の位置を取得する位置取得手段と、
    該位置取得手段が取得した位置に基づき、上記入力操作を判定する操作判定手段とを備えており、
    上記位置取得手段が取得した位置が、上記タッチパネルにおける所定の端部領域内であるかを判定する端部判定手段をさらに備えており、
    上記操作判定手段は、
    上記端部判定手段が上記端部領域内であると判定した場合、上記接触の継続時間が所定時間以上であり、かつ、上記接触の継続中の上記位置が、上記接触の開始位置から所定距離以下であるとき、上記ユーザが上記端部を把持していると判定することを特徴とする入力操作判定デバイス。
  2. 上記端部領域は、最端の領域であることを特徴とする請求項1に記載の入力操作判定デバイス。
  3. 上記タッチパネルは、長辺および短辺を有する長方形であり、
    上記端部領域は、上記タッチパネルの長辺部の領域であることを特徴とする請求項1または2に記載の入力操作判定デバイス。
  4. 上記端部領域は設定可能であることを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の入力操作判定デバイス。
  5. タッチパネルと、
    該タッチパネルでの接触に基づきユーザの入力操作を判定する、請求項1から4までの何れか1項に記載の入力操作判定デバイスとを備えた携帯型操作装置。
  6. 請求項1から4までの何れか1項に記載の入力操作判定デバイスを動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。
  7. 請求項6に記載の制御プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  8. 携帯型操作装置におけるタッチパネルでの接触に基づきユーザの入力操作を判定する入力操作判定デバイスにおける入力操作判定方法であって、
    上記接触の位置を取得する位置取得ステップと、
    該位置取得ステップにて取得された位置に基づき、上記入力操作を判定する操作判定ステップとを含んでおり、
    上記位置取得ステップにて取得された位置が、上記タッチパネルにおける所定の端部領域内であるかを判定する端部判定ステップをさらに含んでおり、
    上記操作判定ステップは、
    上記端部判定ステップにて上記端部領域内であると判定された場合、上記接触の継続時間が所定時間以上であり、かつ、上記接触の継続中の上記位置が、上記接触の開始位置から所定距離以下であるとき、上記ユーザが上記端部を把持していると判定することを特徴とする入力操作判定デバイスの入力操作判定方法。
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