JP2013172287A - ノイズ検出装置、ノイズ低減装置及びノイズ検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
アナログ放送波及びデジタル放送波によるサイマル放送において、アナログ放送波の受信結果を復調して得られた復調信号に含まれるノイズ成分を精度良く検出する。
【解決手段】
復調部211が、アナログ放送波の受信結果を復調し、復調信号を生成する。また、復号部212が、デジタル放送波の受信結果を復号し、復号信号を生成する。引き続き、整合化部213が、復調信号と復号信号とに対して、同期化処理、及び、復号信号の周波数特性の変更による復調信号の周波数特性との同一化処理を行い、整合復調信号及びデジタル放送再生信号を生成する。次に、算出部214が、整合復調信号及びデジタル放送再生信号に基づいて、復号部212による有効な復号信号の生成が可能な期間において、整合復調信号に含まれるノイズ成分を算出する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ノイズ検出装置、ノイズ低減装置、ノイズ検出方法及びノイズ検出プログラム、並びに、当該ノイズ検出プログラムが記録された記録媒体に関する。
従来から、ラジオ受信機を代表として、アナログ放送波を受信して音声を再生する受信装置が広く普及している。かかるアナログ放送波の受信信号には、一般的に、ノイズ成分が混入している。このため、音声品質を維持するため、ノイズ量を検出し、その検出結果に基づいてノイズを低減させる技術が提案されている。
こうしたノイズ低減に際してノイズ量を検出する技術の一例として、周波数帯域に信号成分が含まれていない時間区間(以下、「無信号成分区間」と呼ぶ)の信号レベルに基づいて、ノイズレベルを推定する技術がある(特許文献1参照:以下、「従来例1」という)。この従来例1の技術では、無信号成分区間を検出し、最新の当該無信号成分区間における信号レベルを、新たに無信号成分区間が検出されるまでのノイズレベルと推定している。
ところで、近年、ラジオ放送においては、アナログ放送波及びデジタル放送波によるサイマル放送が、広く行われるようになってきている。こうしたサイマル放送を受信可能な受信装置について、受信放送波の品質に応じて、アナログ放送波の復調の結果を利用した放送内容の再生と、デジタル放送波の復号の結果を利用した放送内容の再生とを切り換える技術が提案されている(特許文献2参照:以下、「従来例2」という)。この従来例2の技術では、デジタル放送波の復号が可能な受信放送波の品質が維持されている状態においては、当該復号の結果を用いて放送内容を再生する。一方、デジタル放送波の復号ができない程度まで受信放送波の品質が低下すると、アナログ放送波の復調の結果を用いた放送内容の再生に切り換えるようになっている。
特開平7−334189号公報 特開2006−109121号公報
上述した従来例2の技術のように、アナログ放送波の復調の結果を用いた放送内容の再生に切り換える時点では、受信放送波の品質が低下しているので、アナログ放送波の復調の結果には無視できないノイズ成分が含まれている。このため、当該ノイズ成分を有効に除去できなければ、切換前のデジタル放送波の復号の結果に基づく再生音声の品質よりも大きく低下した品質の音声が、切換後に再生されることになってしまう。
そこで、上述した従来例1の技術を採用して、アナログ放送波の復調の結果からノイズ成分を除去することが考えられるが、従来例1の技術により有効にノイズ成分を除去するには、十分な長さの無信号成分区間が必要である。この結果、従来例1の技術を採用したのでは、アナログ放送波の復調の結果に基づく再生音声への切換後、迅速にノイズ成分を有効に除去することができない場合が、多く発生することになる。
このため、アナログ放送波及びデジタル放送波によるサイマル放送が行われている場合、再生に利用する放送波をデジタル放送波からアナログ放送波に切り換る際に、アナログ放送波の受信結果を復調して得られた復調信号に含まれるノイズ成分を迅速に低減できる技術が待望されている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、アナログ放送波及びデジタル放送波によるサイマル放送が行われている場合、アナログ放送波の受信結果を復調して得られた復調信号に含まれるノイズ成分を精度良く検出することができるノイズ検出装置及びノイズ検出方法を提供することを目的とする。また、本発明は、アナログ放送波及びデジタル放送波によるサイマル放送が行われている場合、アナログ放送波の受信結果を復調して得られた復調信号に含まれるノイズ成分を低減することができるノイズ低減装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、アナログ放送波及びデジタル放送波によるサイマル放送が行われている場合において、前記アナログ放送波の受信結果を復調して得られた復調信号に含まれるノイズ成分を検出するノイズ検出装置であって、前記デジタル放送波の受信結果を復号して復号信号を生成する復号部と;前記アナログ放送波の受信結果を復調して前記復調信号を生成する復調部と;前記復号部による復号信号の生成が可能な期間に、前記復調信号と前記復号信号とに基づいて、前記復調信号に含まれるノイズ成分を算出する算出部と;を備えることを特徴とするノイズ検出装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のノイズ検出装置と;前記ノイズ検出装置により検出されたノイズ成分を除去するノイズ低減部と;を備えることを特徴とするノイズ低減装置である。
請求項6に記載の発明は、デジタル放送波の受信結果を復号して復号信号を生成する復号部と;アナログ放送波の受信結果を復調して復調信号を生成する復調部と;を備え、前記アナログ放送波及び前記デジタル放送波によるサイマル放送が行われている場合において、前記復調信号に含まれるノイズ成分を検出するノイズ検出装置で使用されるノイズ検出方法において、前記復号部による復号信号の生成が可能な期間に、前記復調信号と前記復号信号とに基づいて、前記復調信号に含まれるノイズ成分を算出する算出工程を備える、ことを特徴とするノイズ検出方法である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のノイズ検出方法を演算手段に実行させる、ことを特徴とするノイズ検出プログラムである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のノイズ検出プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
本発明の一実施形態に係るノイズ低減装置を備える受信装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図1のノイズ低減装置の構成を説明するためのブロック図である。 図2の第1ノイズ検出ユニットの構成を説明するための図である。 図1の制御ユニットによるサイマル放送の受信時における再生出力選択処理を説明するためのフローチャートである。 図3の第1ノイズ検出ユニットにおける信号処理を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図5を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[構成]
図1には、本発明の一実施形態に係るノイズ低減装置130を備える受信装置100の概略的な構成がブロック図にて示されている。この図1に示されるように、受信装置100は、ノイズ低減装置130に加えて、アンテナユニット110と、RF処理ユニット120とを備えている。また、受信装置100は、選択ユニット140と、ステレオ復調ユニット150と、アナログ処理ユニット160と、スピーカユニット170とを備えている。さらに、受信装置100は、操作入力ユニット180と、制御ユニット190とを備えている。
上記のアンテナユニット110は、放送波を受信する。この放送波には、サイマル放送が行われているアナログ放送波とデジタル放送波とが含まれている。アンテナユニット110による受信結果は、信号RFSとして、RF処理ユニット120へ送られる。
上記のRF処理ユニット120は、制御ユニット190から送られたサイマル放送の選局指令CSLに従って、選局すべき希望局の信号を信号RFSから抽出する選局処理を行い、中間周波信号を生成する。かかる中間周波信号は、アナログ放送波に対応する中間周波信号(以下、「アナログ中間周波信号」と呼ぶ)AIFと、デジタル放送波に対応する中間周波信号(以下、「デジタル中間周波信号」と呼ぶ)DIFとから構成される。こうして生成されたアナログ中間周波信号AIF及びデジタル中間周波信号DIFは、ノイズ低減装置130へ送られる。
上記のノイズ低減装置130は、RF処理ユニット120から送られたアナログ中間周波信号AIF及びデジタル中間周波信号DIFを受ける。そして、ノイズ低減装置130は、制御ユニット190による制御のもとで、アナログ中間周波信号AIFに基づく再生信号(以下、「アナログ放送再生信号」)ABD、及び、デジタル中間周波信号DIFに基づく再生信号(以下、「デジタル放送再生信号」)DBDを生成する。こうして生成されたアナログ放送再生信号ABD及びデジタル放送再生信号DBDは、選択ユニット140へ送られる。
なお、ノイズ低減装置130の構成及び動作については、後述する。
上記の選択ユニット140は、ノイズ低減装置130から送られたアナログ放送再生信号ABD及びデジタル放送再生信号DBDを受ける。そして、選択ユニット140は、制御ユニット190から送られた放送選択制御信号BSLに従って、アナログ放送再生信号ABD及びデジタル放送再生信号DBDのいずれか一方を選択し、選択信号SLDとして、ステレオ復調ユニット150へ送る。
ここで、選択ユニット140は、制御ユニット190から送られた放送選択制御信号BSLによりアナログ放送再生信号ABDを選択すべきことが指定された場合には、アナログ放送再生信号ABDを選択する。また、選択ユニット140は、制御ユニット190から送られた放送選択制御信号BSLによりデジタル放送再生信号DBDを選択すべきことが指定された場合には、デジタル放送再生信号DBDを選択する。
上記のステレオ復調ユニット150は、選択ユニット140から送られた選択信号SLDを受ける。そして、ステレオ復調ユニット150は、選択信号SLDに対してステレオ復調処理を施す。このステレオ復調結果が、信号DMDとして、アナログ処理ユニット160へ送られる。なお、信号DMDは、レフトチャンネル(以下、「Lチャンネル」)信号及びライトチャンネル(以下、「Rチャンネル」)信号の2つの信号から構成されている。
上記のアナログ処理ユニット160は、ステレオ復調ユニット150から送られた信号DMDを受ける。そして、アナログ処理ユニット160は、制御ユニット190による制御のもとで、出力音声信号AOSを生成し、スピーカユニット170へ送る。
かかる機能を有するアナログ処理ユニット160は、DA(Digital to Analogue)変換部と、音量調整部と、パワー増幅部とを備えて構成されている。ここで、DA変換部は、ステレオ復調ユニット150から送られた信号DMDを受ける。そして、DA変換部は、信号DMDをアナログ信号に変換する。なお、DA変換部は、信号DMDに含まれるLチャンネル信号及びRチャンネル信号に対応して、互いに同様に構成された2個のDA変換器を備えている。DA変換部によるアナログ変換結果の信号は音量調整部へ送られる。
音量調整部は、DA変換部から送られたLチャンネル及びRチャンネルのアナログ変換結果の信号を受ける。そして、音量調整部は、制御ユニット190からの音量調整指令VLCに従って、Lチャンネル及びRチャンネルのそれぞれに対応するアナログ変換結果の信号に対して音量調整処理を施す。なお、音量調整部は、本実施形態では、Lチャンネル及びRチャンネルに対応して、互いに同様に構成された2個の電子ボリューム素子等を備えて構成されている。音量調整部による音量調整結果の信号は、パワー増幅部へ送られる。
パワー増幅部は、音量調整部から送られたLチャンネル及びRチャンネルの音量調整結果の信号を受ける。そして、パワー増幅部は、音量調整結果の信号をパワー増幅する。なお、パワー増幅部は、Lチャンネル及びRチャンネルに対応して、互いに同様に構成された2個のパワー増幅器を備えている。パワー増幅部による増幅結果である出力音声信号AOSは、スピーカユニット170へ送られる。
上記のスピーカユニット170は、Lチャンネルスピーカ及びRチャンネルスピーカを備えている。このスピーカユニット170は、アナログ処理ユニット160から送られた出力音声信号AOSに従って、音声を再生出力する。
上記の操作入力ユニット180は、受信装置100の本体部に設けられたキー部、あるいはキー部を備えるリモート入力装置等により構成される。ここで、本体部に設けられたキー部としては、不図示の表示ユニットに設けられたタッチパネルを用いることができる。また、キー部を有する構成に代えて、音声入力する構成を採用することもできる。操作入力ユニット180への操作入力結果は、操作入力データIPDとして制御ユニット190へ送られる。
上記の制御ユニット190は、受信装置100の全体を制御する。この制御ユニット190は、操作入力ユニット180から送られた操作入力データIPDの内容が選局指定であった場合に、指定された希望局に対応する選局指令CSLを生成して、RF処理ユニット120へ送る。また、操作入力データIPDの内容が音量調整指定であった場合には、制御ユニット190は、当該指定された音量調整指定に対応する音量調整指令VLCを生成して、アナログ処理ユニット160へ送る。
制御ユニット190は、アナログ放送波とデジタル放送とにより行われるサイマル放送ごとに、RF処理ユニット120により生成されるアナログ中間周波信号AIFとデジタル中間周波信号DIFとの同期タイミング差を内部に保持している。そして、操作入力ユニット180から送られた操作入力データIPDの内容がサイマル放送の選局指定であった場合には、制御ユニット190は、当該選局指定が行われたサイマル放送に対応する同期タイミング差に基づいて、アナログ遅延時間DLA及びデジタル遅延時間DLDを生成する。こうして生成されたアナログ遅延時間DLA及びデジタル遅延時間DLDは、ノイズ低減装置130へ送られる。
ここで、アナログ中間周波信号AIFがデジタル中間周波信号DIFよりもタイミング(位相)が進んでいる場合には、制御ユニット190は、アナログ遅延時間DLAとして同期タイミング差(>0)を指定し、デジタル遅延時間DLDとして「0」を指定するようになっている。一方、アナログ中間周波信号AIFがデジタル中間周波信号DIFよりもタイミングが遅れている場合には、制御ユニット190は、アナログ遅延時間DLAとして「0」を指定し、デジタル遅延時間DLDとして同期タイミング差(>0)を指定するようになっている。
また、制御ユニット190は、ノイズ低減装置130から送られたデジタル放送に基づく再生の可否を示すデジタル再生可否フラグDAB、及び、アナログ放送の復調結果におけるノイズ量を新たに検出したことを示すノイズ検出報告ANRを受ける。そして、制御ユニット190は、デジタル再生可否フラグDAB及びノイズ検出報告ANRに基づいて、アナログ選択制御信号ASLをノイズ低減装置130へ送るとともに、放送選択制御信号BSLを選択ユニット140へ送ることにより、再生出力選択制御を行う。かかる再生出力選択制御の処理については、後述する。
<ノイズ低減装置130の構成>
次に、上記のノイズ低減装置130の構成について説明する。
ノイズ低減装置130は、図2に示されるように、本発明のノイズ検出装置としての第1ノイズ検出ユニット131を備えている。また、ノイズ低減装置130は、第2ノイズ検出ユニット132と、信号選択部133と、ノイズ低減部134とを備えている。
上記の第1ノイズ検出ユニット131は、RF処理ユニット120から送られたアナログ中間周波信号AIF及びデジタル中間周波信号DIFを受ける。また、第1ノイズ検出ユニット131は、制御ユニット190から送られたアナログ遅延時間DLA及びデジタル遅延時間DLDを受ける。そして、第1ノイズ検出ユニット131は、アナログ中間周波信号AIF及びデジタル中間周波信号DIF、並びに、アナログ遅延時間DLA及びデジタル遅延時間DLDに基づいて、デジタル放送再生信号DBD、整合復調信号MAD及び第1ノイズ検出結果FDRを生成する。
こうして生成されたデジタル放送再生信号DBDは、選択ユニット140へ送られる。また、生成された整合復調信号MADは、第2ノイズ検出ユニット132及びノイズ低減部134へ送られる。また、生成された第1ノイズ検出結果FDRは、信号選択部133へ送られる。
また、第1ノイズ検出ユニット131は、デジタル中間周波信号DIFに基づいて、デジタル再生可否フラグDABを生成する。こうして生成されたデジタル再生可否フラグDABは、制御ユニット190へ送られる。
なお、第1ノイズ検出ユニット131の構成については、後述する。
上記の第2ノイズ検出ユニット132は、第1ノイズ検出ユニット131から送られた整合復調信号MADを受ける。そして、第2ノイズ検出ユニット132は、上述した従来例1の技術と同様に、整合復調信号MADにおける無信号成分区間の信号レベルに基づいて、整合復調信号MADに含まれるノイズを検出する。第2ノイズ検出ユニット132によるノイズの検出結果は、第2ノイズ検出結果SDRとして、信号選択部133へ送られる。
また、第2ノイズ検出ユニット132は、新たな無信号成分区間による信号レベルに基づく新たなノイズを検出するたびに、ノイズ検出報告ANRを制御ユニット190へ送る。
なお、本実施形態では、第2ノイズ検出ユニット132は、整合復調信号MADの周波数スペクトル分布の分散が所定値以下である区間が無信号成分区間であるとして、ノイズを検出するようになっている。
上記の信号選択部133は、第1ノイズ検出ユニット131から送られた第1ノイズ検出結果FDR、及び、第2ノイズ検出ユニット132から送られた第2ノイズ検出結果SDRを受ける。そして、制御ユニット190から送られたアナログ選択制御信号ASLにより第1ノイズ検出結果FDRの選択が指定されていた場合には、信号選択部133は、第1ノイズ検出結果FDRを、ノイズ検出結果NDRとして選択し、ノイズ低減部134へ送る。一方、制御ユニット190から送られたアナログ選択制御信号ASLにより第2ノイズ検出結果SDRの選択が指定されていた場合には、信号選択部133は、第2ノイズ検出結果SDRを、ノイズ検出結果NDRとして選択し、ノイズ低減部134へ送る。
上記のノイズ低減部134は、第1ノイズ検出ユニット131から送られた整合復調信号MAD、及び、信号選択部133から送られたノイズ検出結果NDRを受ける。そして、ノイズ低減部134は、整合復調信号MADからノイズ検出結果NDRを差し引くことにより、整合復調信号MADからノイズを低減したアナログ放送再生信号ABDを生成する。こうして生成されたアナログ放送再生信号ABDは、選択ユニット140へ送られる。
<第1ノイズ検出ユニット131の構成>
次いで、上記の第1ノイズ検出ユニット131の構成について説明する。
第1ノイズ検出ユニット131は、図3に示されるように、復調部211と、復号部212とを備えている。また、第1ノイズ検出ユニット131は、整合化部213と、算出部214とを備えている。
上記の復調部211は、RF処理ユニット120から送られたアナログ中間周波信号AIFを受ける。そして、復調部211は、アナログ中間周波信号AIFに対して復調処理を施して、復調信号DADを生成する。こうして生成された復調信号DADは、整合化部213へ送られる。
上記の復号部212は、RF処理ユニット120から送られたデジタル中間周波信号DIFを受ける。そして、復号部212は、デジタル中間周波信号DIFに対して復号処理を施して、復号信号DDDを生成する。こうして生成された復号信号DDDは、整合化部213へ送られる。
また、復号部212は、デジタル中間周波信号DIFの復号を有効に行うことができるか否かを判断する。本実施形態では、復号部212は、復号結果におけるビットエラー率が所定値未満である場合に、デジタル中間周波信号DIFの復号を有効に行うことができると判断するとともに、復号結果におけるビットエラー率が所定値以上である場合に、デジタル中間周波信号DIFの復号を有効に行うことができないと判断する。なお、当該所定値は、良好な再生を行うことができるか否かを判断するとの観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。
そして、復号部212は、デジタル中間周波信号DIFの復号を有効に行うことができると判断した場合には、デジタル再生可否フラグDABを「ON」として、制御ユニット190へ送る。また、復号部212は、デジタル中間周波信号DIFの復号を有効に行うことができないと判断した場合には、デジタル再生可否フラグDABを「OFF」として、制御ユニット190へ送る。
上記の整合化部213は、復調部211から送られた復調信号DAD、及び、復号部212から送られた復号信号DDDを受ける。そして、整合化部213は、復調信号DAD及び復号信号DDDに基づいて、整合復調信号MAD、及び、整合復号信号でもあるデジタル放送再生信号DBDを生成する。かかる機能を有する整合化部213は、遅延部216と、周波数特性調整部217と、遅延部218とを備えている。
上記の遅延部216は、復調部211から送られた復調信号DADを受ける。そして、遅延部216は、制御ユニット190から送られたアナログ遅延時間DLAで指定された時間の遅延処理を復調信号DADに対して施し、整合復調信号MADを生成する。こうして生成された整合復調信号MADは、算出部214、第2ノイズ検出ユニット132及びノイズ低減部134へ送られる。
なお、アナログ遅延時間DLAで指定された時間が「0」である場合には、復調信号DADが整合復調信号MADとなる。
上記の周波数特性調整部217は、復号部212から送られた復号信号DDDを受ける。そして、周波数特性調整部217は、復号信号DDDに対して、復調部211において生成された復調信号DADに施されている周波数特性に関する処理の態様と同様の態様の処理を施して、信号FCDを生成する。こうして生成された信号FCDは、遅延部218へ送られる。
上記の遅延部218は、周波数特性調整部217から送られた信号FCDを受ける。そして、遅延部218は、制御ユニット190から送られたデジタル遅延時間DLDで指定された時間の遅延処理を信号FCDに対して施し、デジタル放送再生信号DBDを生成する。こうして生成されたデジタル放送再生信号DBDは、算出部214及び選択ユニット140へ送られる。
なお、デジタル遅延時間DLDで指定された時間が「0」である場合には、信号FCDがデジタル放送再生信号DBDとなる。
上記の算出部214は、遅延部216から送られた整合復調信号MAD、及び、遅延部218から送られたデジタル放送再生信号DBDを受ける。そして、算出部214は、整合復調信号MADからデジタル放送再生信号DBDを差し引いて、第1ノイズ検出結果FDRを算出する。こうして算出された第1ノイズ検出結果FDRは、信号選択部133へ送られる。
[動作]
次に、以上のように構成された受信装置100の動作について、アナログ放送波及びデジタル放送波によるサイマル放送の受信時における再生出力選択処理、及び、第1ノイズ検出ユニット131によるノイズ検出のための信号処理に主に着目して説明する。
<サイマル放送の受信時における再生出力選択処理>
制御ユニット190は、アナログ放送波及びデジタル放送波によるサイマル放送の受信の選局指令が操作入力ユニット180に入力されると、当該選局指令が行われたサイマル放送に対応する選局指定CSLを生成し、生成された選局指定CSLをRF処理ユニット120へ送る(図1参照)。この後、制御ユニット190が、当該サイマル放送の受信時における再生出力選択処理を開始する。
なお、サイマル放送に対応する選局指定CSLを受けると、RF処理ユニット120は、当該サイマル放送において使用されているアナログ放送波に対応するアナログ中間周波信号AIF、及び、当該サイマル放送において使用されているデジタル放送波に対応するデジタル中間周波信号DIFを生成する。そして、RF処理ユニット120は、生成されたアナログ中間周波信号AIF及びデジタル中間周波信号DIFを、ノイズ低減装置130へ送る(図1参照)。
この結果、ノイズ低減装置130の第1ノイズ検出ユニット131における復調部211により復調信号DADが生成され、生成された復調信号DADが整合化部213へ送られる。また、第1ノイズ検出ユニット131における復号部212により復号信号DDDが生成され、生成された復号信号DDDが整合化部213へ送られる(図3参照)。
サイマル放送の受信時における再生出力選択処理では、図4に示されるように、まず、ステップS11において、制御ユニット190が、整合化部213内の遅延部216及び遅延部218による遅延時間の設定を行う。かかる遅延時間の設定に際して、制御ユニット190は、内部に保持されている当該サイマル放送に関するアナログ中間周波信号AIFとデジタル中間周波信号DIFとの同期タイミング差に基づいて、アナログ遅延時間DLA及びデジタル遅延時間DLDを生成する。そして、制御ユニット190は、生成されたアナログ遅延時間DLA及びデジタル遅延時間DLDを、ノイズ低減装置130内の第1ノイズ検出ユニット131へ送る(図3参照)。
この結果、遅延部216から出力される整合復調信号MADと、遅延部218から出力されるデジタル放送再生信号DBDとの同期化が図られる。
なお、上述したように、アナログ中間周波信号AIFがデジタル中間周波信号DIFよりもタイミングが進んでいる場合には、制御ユニット190は、アナログ遅延時間DLAとして同期タイミング差(>0)を指定し、デジタル遅延時間DLDとして「0」を指定する。一方、アナログ中間周波信号AIFがデジタル中間周波信号DIFよりもタイミングが遅れている場合には、制御ユニット190は、アナログ遅延時間DLAとして「0」を指定し、デジタル遅延時間DLDとして同期タイミング差(>0)を指定する。
次に、ステップS12において、制御ユニット190が、復号部212から送られているデジタル再生可否フラグDABが「ON」であるか否かを判定することにより、デジタル放送波に基づく再生が可能であるか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS12:N)には、処理はステップS13へ進む。
ステップS13では、制御ユニット190が、第2ノイズ検出結果SDRの選択を指定したアナログ選択制御信号ASLをノイズ低減装置130における信号選択部133へ送る(図2参照)。また、制御ユニット190が、アナログ放送再生信号ABDの選択を指定した放送選択制御信号BSLを選択ユニット140へ送る(図1参照)。この結果、第2ノイズ検出ユニット132により検出された第2ノイズ検出結果SDRに基づいてノイズ低減が行われたアナログ放送再生信号ABDが、選択信号SLDとして、ステレオ復調ユニット150へ送られるようになる。そして、処理はステップS12へ戻る。
ステップS12における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS12:Y)には、処理がステップS14へ進む。このステップS14では、制御ユニット190が、第1ノイズ検出結果FDRの選択を指定したアナログ選択制御信号ASLを信号選択部133へ送る(図2参照)。また、制御ユニット190が、デジタル放送再生信号DBDの選択を指定した放送選択制御信号BSLを選択ユニット140へ送る(図1参照)。この結果、デジタル放送再生信号DBDが、選択信号SLDとして、ステレオ復調ユニット150へ送られるようになる。
次に、ステップS15において、制御ユニット190が、復号部212から送られているデジタル再生可否フラグDABが「OFF」となったか否かを判定することにより、デジタル放送波に基づく再生ができなくなったか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS15:N)には、ステップS15の処理が繰り返される。
デジタル放送波に基づく再生ができなくなり、ステップS15における判定の結果が肯定的となると(ステップS15:Y)、処理はステップS16へ進む。このステップS16では、制御ユニット190が、アナログ放送再生信号ABDの選択を指定した放送選択制御信号BSLを選択ユニット140へ送る(図1参照)。この結果、第1ノイズ検出ユニット131により検出された第1ノイズ検出結果FDRに基づいてノイズ低減が行われたアナログ放送再生信号ABDが、選択信号SLDとして、ステレオ復調ユニット150へ送られるようになる。
次いで、ステップS17において、制御ユニット190が、復号部212から送られているデジタル再生可否フラグDABが「ON」となったか否かを判定することにより、デジタル放送波に基づく再生ができる状態に復帰したか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS17:Y)には、処理はステップS18へ進む。
ステップS18では、制御ユニット190が、デジタル放送再生信号DBDの選択を指定した放送選択制御信号BSLを選択ユニット140へ送る(図1参照)。この結果、デジタル放送再生信号DBDが、選択信号SLDとして、ステレオ復調ユニット150へ送られるようになる。この後、処理はステップS15へ戻る。
ステップS17における判定の結果が否定的であった場合(ステップS17:N)には、処理はステップS19へ進む。このステップS19では、制御ユニット190が、第2ノイズ検出ユニット132から、新たにノイズ検出報告ANRを受けたか否かを判定することにより、新たな第2ノイズ検出結果SDRが利用可能となったか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS19:N)には、処理はステップS17へ戻る。
この後、ステップS17,S19の処理の繰り返し中に新たな第2ノイズ検出結果SDRが利用可能となり、ステップS19における判定の結果が肯定的となると(ステップS19:Y)、処理はステップS20へ進む。このステップS20では、制御ユニット190が、アナログ放送再生信号ABDの選択を指定した放送選択制御信号BSLを選択ユニット140へ送る(図1参照)。この結果、第2ノイズ検出ユニット132により検出された第2ノイズ検出結果SDRに基づいてノイズ低減が行われたアナログ放送再生信号ABDが、選択信号SLDとして、ステレオ復調ユニット150へ送られるようになる。
次に、ステップS21において、制御ユニット190が、復号部212から送られているデジタル再生可否フラグDABが「ON」となったか否かを判定することにより、デジタル放送波に基づく再生ができる状態に復帰したか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS21:N)には、ステップS21の処理が繰り返される。
ステップS21の処理の繰り返し中に、デジタル放送波に基づく再生ができる状態に復帰し、ステップS21における判定の結果が肯定的となると(ステップS21:Y)、処理はステップS22へ進む。このステップS22では、制御ユニット190が、第1ノイズ検出結果FDRの選択を指定したアナログ選択制御信号ASLを信号選択部133へ送る(図2参照)。また、制御ユニット190が、デジタル放送再生信号DBDの選択を指定した放送選択制御信号BSLを選択ユニット140へ送る(図1参照)。この結果、デジタル放送再生信号DBDが、選択信号SLDとして、ステレオ復調ユニット150へ送られるようになる。
ステップS22の処理が終了すると、処理はステップS15へ戻る。この後、新たな選局指令又は受信動作の中止指令が操作入力ユニット180に入力されるまで、ステップS15〜S22までの処理が繰り返される。ここで、新たな選局指令が、別のサイマル放送の選局指令であった場合には、それまでのサイマル放送の受信時における再生出力選択処理を終了し、当該別のサイマル放送の受信時における再生出力選択処理が開始される。
なお、サイマル放送に利用されていない単独のデジタル放送の選局指令が操作入力ユニット180に入力された場合には、制御ユニット190は、当該選局指令が行われたデジタル放送に対応する選局指定CSLを生成し、生成された選局指定CSLをRF処理ユニット120へ送る。引き続き、制御ユニット190は、「0」に設定されたデジタル遅延時間DLDを遅延部218へ送るとともに、デジタル放送再生信号DBDの選択を指定した放送選択制御信号BSLを選択ユニット140へ送る(図1参照)。この結果、デジタル放送再生信号DBDが、選択信号SLDとして、ステレオ復調ユニット150へ送られるようになる。
また、サイマル放送に利用されていない単独のアナログ放送の選局指令が操作入力ユニット180に入力された場合には、制御ユニット190は、当該選局指令が行われたアナログ放送に対応する選局指定CSLを生成し、生成された選局指定CSLをRF処理ユニット120へ送る。引き続き、制御ユニット190は、「0」に設定されたアナログ遅延時間DLAを遅延部216へ送る。また、制御ユニット190は、第2ノイズ検出結果SDRの選択を指定したアナログ選択制御信号ASLをノイズ低減装置130における信号選択部133へ送る(図2参照)とともに、アナログ放送再生信号ABDの選択を指定した放送選択制御信号BSLを選択ユニット140へ送る(図1参照)。この結果、第2ノイズ検出ユニット132により検出された第2ノイズ検出結果SDRに基づいてノイズ低減が行われたアナログ放送再生信号ABDが、選択信号SLDとして、ステレオ復調ユニット150へ送られるようになる。
なお、第1ノイズ検出ユニット131における復調部211、復号部212、整合化部213及び算出部214のそれぞれにより生成される信号DAD,DDD,MAD,DBD,FDRの波形の例が、図5に示されている。
以上のようにして、選択ユニット140から送られた選択信号SLDを受けたステレオ復調ユニット150は、セパレーション処理を含めたステレオ復調処理を、選択信号SLDに対して施す。そして、ステレオ復調ユニット150は、ステレオ復調処理の結果を、信号DMDとして、アナログ処理ユニット160へ送る(図1参照)。
ステレオ復調ユニット150から送られた信号DMDを受けたアナログ処理ユニット160では、DA変換部、音量調整部及びパワー増幅部が、順次、処理を行い、出力音声信号AOSを生成し、スピーカユニット170へ送る(図1参照)。そして、スピーカユニット170が、アナログ処理ユニット160からの出力音声信号AOSに従って、音声を再生出力する。
以上説明したように、本実施形態では、アナログ放送波及びデジタル放送波によるサイマル放送が行われている場合、復調部211が、当該アナログ放送波の受信結果を復調し、復調信号DADを生成する。また、復号部212が、当該デジタル放送波の受信結果を復号し、復号信号DDDを生成する。引き続き、整合化部213が、復調信号DADと復号信号DDDとに対して、同期化処理、及び、復号信号DDDの周波数特性の変更による復調信号DADの周波数特性との同一化処理を行い、整合復調信号MAD及びデジタル放送再生信号DBDを生成する。
次に、算出部214が、整合復調信号MAD及びデジタル放送再生信号DBDに基づいて、復号部212による有効な復号信号DDDの生成が可能な期間において、整合復調信号MADに含まれるノイズ成分(第1ノイズ検出結果FDR)を算出する。引き続き、ノイズ低減部134が、復号部212による有効な復号信号DDDの生成が可能な期間において、整合復調信号MADから当該算出されたノイズ成分を差し引くことにより、整合復調信号MADに含まれるノイズを低減する。
したがって、本実施形態によれば、アナログ放送波及びデジタル放送波によるサイマル放送が行われている場合、アナログ放送波の受信結果を復調して得られた復調信号に含まれるノイズ成分を精度良く検出することができる。また、アナログ放送波及びデジタル放送波によるサイマル放送が行われ、復号信号による高品質の再生出力ができなくなった場合に、当該復号信号による高品質の再生出力ができなくなった時点から所定期間にわたって、復号信号による高品質の再生出力ができなくなった時点の直前に検出されたノイズ成分の除去を行うことができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、サイマル放送の受信時におけるデジタル放送波に基づく再生出力及びアナログ放送波に基づく再生出力のいずれかの選択を、デジタル放送波に基づく高品質な再生が可能であるか否かによって自動的に行うようにした。これに対し、利用者の指定により、デジタル放送波に基づく高品質な再生が可能である期間においてもアナログ放送波に基づく再生出力を行うことができる。この場合には、デジタル放送波に基づく高品質な再生が可能である期間では、第1ノイズ検出ユニット131により得られた第1ノイズ検出結果FDRに基づくノイズ低減が行われたうえで、アナログ放送波に基づく再生出力が行われる。
また、上記の実施形態では、第2ノイズ検出ユニット132におけるノイズ検出の際に、整合復調信号MADの周波数スペクトル分布の分散が所定値以下である区間を無信号成分区間として検出するようにしたが、他の手法を用いて無信号成分区間を検出するようにしてもよい。
また、アンテナユニット110は、デジタル放送波及びアナログ放送波に共通に1つのアンテナを備えるようにすることもできるし、デジタル放送波及びアナログ放送波のそれぞれに専用のアンテナを備えるようにすることもできる。
また、復調部211において生成された復調信号DADに、周波数特性に関する処理が復調部211により施されていない場合には、周波数特性調整部217を省略することができる。また、復調信号DADと復号信号DDDとの間にタイミング差が発生しない場合には、遅延部216,218を省略することができる。
さらに、復調部211において生成された復調信号DADに、周波数特性に関する処理が復調部211により施されておらず、かつ、復調信号DADと復号信号DDDとの間にタイミング差が発生しない場合には、整合化部213を省略し、算出部214が、復調信号DADから復号信号DDDを差し引いて、第1ノイズ検出結果FDRを算出するようにすることができる。
また、上記の実施形態では、アナログ放送波の振幅に再生出力波形が大きくは依存しないFM放送の放送波であることを想定したが、アナログ放送波の振幅に再生出力波形が大きく依存するAM放送の放送波であっても、本発明を適用して、復調信号DADに含まれるノイズ成分の低減を行うことができる。この場合には、算出部214が、整合復調信号MADが表す波形の振幅に、デジタル放送再生信号DBDが表す波形の振幅を整合化させたうえで、振幅整合化が図られたデジタル放送再生信号から整合復調信号MADを差し引くようにすればよい。
また、上記の実施形態では、サイマル放送の種類ごとに、制御ユニット190が、復調信号DADと復号信号DDDとのタイミング差を、予め保持するようにしたが、復調信号DADと復号信号DDDとのタイミング差を双方の波形を解析して検出するようにしてもよい。
なお、上記の実施形態におけるノイズ低減装置を、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等を備えた演算手段としてのコンピュータとして構成し、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、上記の実施形態におけるノイズ低減装置による処理の一部又は全部を実行するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
130 … ノイズ低減装置
131 … 第1ノイズ検出ユニット(ノイズ検出装置)
134 … ノイズ低減部
211 … 復調部
212 … 復号部
213 … 整合化部
214 … 算出部

Claims (8)

  1. アナログ放送波及びデジタル放送波によるサイマル放送が行われている場合において、前記アナログ放送波の受信結果を復調して得られた復調信号に含まれるノイズ成分を検出するノイズ検出装置であって、
    前記デジタル放送波の受信結果を復号して復号信号を生成する復号部と;
    前記アナログ放送波の受信結果を復調して前記復調信号を生成する復調部と;
    前記復号部による復号信号の生成が可能な期間に、前記復調信号と前記復号信号とに基づいて、前記復調信号に含まれるノイズ成分を算出する算出部と;
    を備えることを特徴とするノイズ検出装置。
  2. 前記算出部は、前記復調信号と前記復号信号とに基づいて、前記復調信号に含まれる前記復号信号と同一又は相似の波形成分を前記復調信号から差し引いて、前記ノイズ成分を算出する、ことを特徴とする請求項1に記載のノイズ検出装置。
  3. 前記復号信号と前記復調信号とに対して、同期化処理、及び、前記復号信号の周波数特性の変更による前記復調信号の周波数特性との同一化処理を行い、前記復調信号に由来する整合復調信号、及び、前記復号信号に由来する整合復号信号を生成する整合化部を更に備え、
    前記算出部は、前記整合復調信号に含まれる前記整合復号信号と同一又は相似の波形成分を前記整合復調信号から差し引いて、前記ノイズ成分を算出する、ことを特徴とする請求項1に記載のノイズ検出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のノイズ検出装置と;
    前記ノイズ検出装置により検出されたノイズ成分を除去するノイズ低減部と;
    を備えることを特徴とするノイズ低減装置。
  5. 前記ノイズ低減部は、
    前記復号信号による高品質の再生出力が可能な期間には、前記算出部により算出されたノイズ成分の除去を行い、
    前記復号信号による高品質の再生出力ができなくなった場合には、前記復号信号による高品質の再生出力ができなくなった時点から所定期間にわたって、前記復号信号による高品質の再生出力ができなくなった時点の直前に検出されたノイズ成分の除去を行う、
    ことを特徴とする請求項4に記載のノイズ低減装置。
  6. デジタル放送波の受信結果を復号して復号信号を生成する復号部と;アナログ放送波の受信結果を復調して復調信号を生成する復調部と;を備え、前記アナログ放送波及び前記デジタル放送波によるサイマル放送が行われている場合において、前記復調信号に含まれるノイズ成分を検出するノイズ検出装置で使用されるノイズ検出方法において、
    前記復号部による復号信号の生成が可能な期間に、前記復調信号と前記復号信号とに基づいて、前記復調信号に含まれるノイズ成分を算出する算出工程を備える、
    ことを特徴とするノイズ検出方法。
  7. 請求項6に記載のノイズ検出方法を演算手段に実行させる、ことを特徴とするノイズ検出プログラム。
  8. 請求項7に記載のノイズ検出プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
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