JP2013168762A - 情報入力装置および情報入力方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】打鍵回数の多さを改善しつつ、操作が煩雑とならずに、指1本やタッチペンで効率的な入力操作が可能な情報入力装置および情報入力方法を提供することを目的とする。
【解決手段】情報入力装置は、符号入力部は、キー領域割り当て部が割り当てた第1のキー領域においてタッチ操作を検出したときに第1の符号を入力し、キー領域割り当て部が割り当てた第2のキー領域においてタッチ操作を検出したときに第2の符号を入力し、キー領域割り当て部が割り当てた第3のキー領域においてタッチ操作を検出したときに、該検出の直前に第1のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には第2の符号を入力し、該検出の直前に第2のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には第1の符号を入力し、該検出の直前に第3のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には該直前に入力した符号とは異なる第1の符号または第2の符号を入力する。
【選択図】図6

Description

本発明は、携帯端末、カーナビ、テレビリモコン等の機器における情報入力装置および情報入力方法に関するものである。
近年、携帯端末機器(例えばスマートフォン、タブレットコンピュータ)やカーナビゲーション機器等においては、表示部にタッチパネルを搭載し情報入力装置を兼ねたものが知られている。これらの機器においては、筐体の小型化により十分なキースペースが取れないことから表示部にキーを表示しており、表示するキーの数を減らすために例えば1つのキーに複数のキーを割り当ててフリック操作(画面を弾くように指を動かす操作)により選択させる等の様々な工夫が施されている。
他方、従来から少ないキーによる情報入力装置としてモールス符号入力装置が知られている。モールス符号とは図10のモールス符号一覧表に示す図に示すように短点(・)と長点(−)の組合せにより構成される符号である。モールス符号入力装置には、符号入力時の打鍵回数の多さを改善するものとして、短点を入力するキーと長点を入力するキーを備え、各キーを同時に押すことにより短点/長点交互の連続した符号を効率的に入力可能とする装置や、出現頻度の高い符号パターンを一度に効率的に入力可能とするいくつかのキーを備えた装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−146020号公報
上記のごとく従来のモールス符号入力装置は、モールス符号による入力という特殊性はあるものの、十分なキースペースが取れない携帯端末機器の情報入力装置の1つとして望ましいものであった。
しかしながら、短点を入力するキーと長点を入力するキーを同時に押す操作においては指1本やタッチペンでは入力操作ができないだけでなく、短点/長点のどちらを先に入力させるかが2つのキーの押下開始の時間差に依存する等、キーを操作するタイミングが難しく操作に熟練を要した。
また、出現頻度の高い符号パターンを一度に入力可能な複数キーの操作においては指1本やタッチペンでの入力操作はできるものの、8つ程度のキーが必要であるためそれら複数キーの打鍵のために操作が煩雑となるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、打鍵回数の多さを改善しつつ、操作が煩雑とならずに、指1本やタッチペンで効率的な入力操作が可能な情報入力装置および情報入力方法を提供することを目的とする。
本発明の情報入力装置は、複数のキーを表示する表示部と、前記表示部の画面に対するタッチ操作を検出するタッチ検出部と、前記タッチ検出部が検出する領域を前記複数の各キーの表示に割り当てるキー領域割り当て部と、前記キー領域割り当て部が割り当てたキー領域においてタッチ操作を検出したときに符号を入力する符号入力部と、を備え、前記符号入力部は、前記キー領域割り当て部が割り当てた第1のキー領域においてタッチ操作を検出したときに第1の符号を入力し、前記キー領域割り当て部が割り当てた第2のキー領域においてタッチ操作を検出したときに第2の符号を入力し、前記キー領域割り当て部が割り当てた第3のキー領域においてタッチ操作を検出したときに、該検出の直前に前記第1のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には第2の符号を入力し、該検出の直前に前記第2のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には第1の符号を入力し、該検出の直前に前記第3のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には該直前に入力した符号とは異なる第1の符号または第2の符号を入力することを特徴とする情報入力装置である。
この情報入力装置により、僅か3つのキーだけで符号を入力する操作ができ、第3のキー領域においてタッチ操作をすれば、第1の符号/第2の符号交互の連続した符号を入力できるため、第1の符号を入力するキーと第2の符号を入力するキーを同時に押す操作は不要となり、指1本やタッチペンで効率的な入力操作が可能となる。また、第1の符号/第2の符号のどちらを先に入力させるかは、該直前に入力した符号とは異なる符号を入力したい場合に第3のキー領域においてタッチ操作をすればいいため、2つのキーの押下開始のタイミングを計る必要もなく容易に操作ができる。また、この情報入力装置を備えた機器は、キースペースを僅かしか取らないため筐体を小型化することができる。
また、本発明の情報入力装置は、前記符号入力部は、前記第1の符号としてモールス符号の短点を、前記第2の符号としてモールス符号の長点を入力することを特徴とする情報入力装置である。
この情報入力装置により、僅か3つのキーだけで符号を入力する操作ができ、第3のキー領域においてタッチ操作をすれば、短点/長点交互の連続した符号を入力できるため、短点を入力するキーと長点を入力するキーを同時に押す操作は不要となり、指1本やタッチペンで効率的な入力操作が可能となる。また、短点/長点のどちらを先に入力させるかは、該直前に入力した符号とは異なる符号を入力したい場合に第3のキー領域においてタッチ操作をすればいいため、2つのキーの押下開始のタイミングを計る必要もなく容易に操作ができる。また、この情報入力装置を備えた機器は、キースペースを僅かしか取らないため筐体を小型化することができる。
また、本発明の情報入力装置は、前記キー領域割り当て部は、前記第3のキー領域を前記第1のキー領域と前記第2のキー領域との間に配置されたキーの表示に割り当てることを特徴とする情報入力装置である。
この情報入力装置により、キー操作が複雑にならずに効率的に入力できる。
また、本発明の情報入力装置は、前記表示部の画面に対するタッチ操作の種類を判断するタッチ操作判断部を更に備え、前記符号入力部は、第3のキー領域においてタッチ操作を検出したときに、前記タッチ操作判断部で判断したタッチ操作の種類がフリック操作である場合には、以降の入力モードを切り替えて入力することを特徴とする情報入力装置である。
この情報入力装置により、非常に使い勝手の良い入力操作が可能となる。
また、本発明の情報入力装置は、振動部を更に備え、この振動部は、前記第1の符号を入力する場合には第1の振動時間幅で振動し、前記第2の符号を入力する場合には第2の振動時間幅で振動することを特徴とする情報入力装置である。
この情報入力装置により、入力状況が確実に把握でき誤操作することなく効率的に入力できる。また、ブラインドタッチによりキー部分に注視しなくても入力操作が可能となる。
また、本発明の情報入力方法は、複数のキーを表示するステップと、前記複数のキーのキー領域に対するタッチ操作を検出するステップと、第1のキー領域においてタッチ操作を検出したときに第1の符号を入力するステップと、第2のキー領域においてタッチ操作を検出したときに第2の符号を入力するステップと、第3のキー領域においてタッチ操作を検出したときに、該検出の直前に前記第1のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には第2の符号を入力し、該検出の直前に前記第2のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には第1の符号を入力し、該検出の直前に前記第3のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には該直前に入力した符号とは異なる第1の符号または第2の符号を入力するステップと、を備えたことを特徴とする情報入力方法である。
この情報入力方法により、僅か3つのキーだけで符号を入力する操作ができ、第3のキー領域においてタッチ操作をすれば、第1の符号/第2の符号交互の連続した符号を入力できるため、第1の符号を入力するキーと第2の符号を入力するキーを同時に押す操作は不要となり、指1本やタッチペンで効率的な入力操作が可能となる。また、第1の符号/第2の符号のどちらを先に入力させるかは、該直前に入力した符号とは異なる符号を入力したい場合に第3のキー領域においてタッチ操作をすればいいため、2つのキーの押下開始のタイミングを計る必要もなく容易に操作ができる。
また、本発明の情報入力方法は、前記第1の符号としてモールス符号の短点を、前記第2の符号としてモールス符号の長点を入力することを特徴とする情報入力方法である。
この情報入力方法により、僅か3つのキーだけで符号を入力する操作ができ、第3のキー領域においてタッチ操作をすれば、短点/長点交互の連続した符号を入力できるため、短点を入力するキーと長点を入力するキーを同時に押す操作は不要となり、指1本やタッチペンで効率的な入力操作が可能となる。また、短点/長点のどちらを先に入力させるかは、該直前に入力した符号とは異なる符号を入力したい場合に第3のキー領域においてタッチ操作をすればいいため、2つのキーの押下開始のタイミングを計る必要もなく容易に操作ができる。
また、本発明の情報入力方法は、タッチ操作の種類を判断するステップを更に備え、第3のキー領域においてタッチ操作を検出したときに、タッチ操作の種類がフリック操作である場合には、以降の入力モードを切り替えて入力することを特徴とする情報入力方法である。
この情報入力方法により、非常に使い勝手の良い入力操作が可能となる。
また、本発明の情報入力方法は、前記第1の符号を入力する場合には第1の振動時間幅で振動を発生するステップと、前記第2の符号を入力する場合には第2の振動時間幅で振動を発生するステップと、を更に備えたことを特徴とする情報入力方法である。
この情報入力方法により、入力状況が確実に把握でき誤操作することなく効率的に入力できる。また、ブラインドタッチによりキー部分に注視しなくても入力操作が可能となる。
本発明によれば、第3のキー領域においてタッチ操作をすれば、第1の符号/第2の符号交互の連続した符号を入力できるため、第1の符号を入力するキーと第2の符号を入力するキーを同時に押す操作は不要となり、指1本やタッチペンで効率的な入力操作が可能となる。
本発明の第1の実施の形態における携帯電話機の外観の一例を示した図 本発明の第1の実施の形態における携帯電話機のキーの一例を示した図 本発明の第1の実施の形態における携帯電話機の内部構成の一例を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態における携帯電話機で使用するメモリ構成の一例を示す図 本発明の第1の実施の形態における携帯電話機で使用するモールス符号の構成の一例を示す図 本発明の第1の実施の形態における携帯電話機のキー入力の一例を示したフローチャート 本発明の第1の実施の形態における携帯電話機の短点キー、長点キーおよび第3のキーの操作タイミングの一例を示したタイミングチャート 本発明の第2の実施の形態における携帯電話機で使用するメモリ構成の一例を示す図 本発明の第2の実施の形態における携帯電話機のキー入力の一例を示したモード設定操作を示すフローチャート モールス符号一覧表を示す図
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。ここでは、本発明の情報入力装置を携帯電話機に適用した例について説明するが、勿論、この情報入力装置を携帯型PCやカーナビ等、他の機器に適用することもできる。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における携帯電話機の外観の一例を示した図である。図1の(a)は正面図、図1の(b)は側面図である。
携帯電話機1は、矩形の薄板状に形成された筐体2を備える。筐体2の正面には、表示/入力を行うためのタッチパネルディスプレイ3が配置され、このタッチパネルディスプレイ3は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(ElectroLuminescence)で構成される表示器4と、その表示器表面に配置された透明で入力機能を備えたタッチセンサ5とで構成される。
タッチセンサ5は、無数の検出素子がマトリクス状に配された構造の静電式タッチセンサである。タッチパネルディスプレイ3の表面がユーザによってタッチされると、静電容量の変化によって、タッチされた位置に応じた検出信号が検出素子から出力され、ユーザがタッチしたタッチパネルディスプレイ3上の位置と接触部分の面積を検出することができる。なお、静電式タッチセンサとは異なる構造のタッチセンサをタッチパネルディスプレイ3に用いることも可能である。
この携帯電話機1は、動作するアプリケーションによりタッチパネルディスプレイ3上にアプリケーションに応じた画像が表示される。図1では、タッチパネルディスプレイ3正面長手方向の右下角に3つのキー6〜8とキー上部にキー入力の結果得られた文字や記号の確認窓9が表示されている例を示している。
また、タッチパネルディスプレイ3が配置された筐体2正面上の長手方向の右下角の枠部分には、タッチパネルディスプレイ3上に表示された3つのキー6〜8のキー位置を筐体2上で確認可能とするための確認突起10が設けられており、確認突起10が位置する枠部分の筐体2内には各キーの押下によって入力されるデータが何であるかを振動パターンによりユーザに伝えるための圧電振動板11が埋め込まれている。
また、筐体2正面上の長手方向の下方枠部分に音声を入力するためのマイクロフォン12と、長手方向の上方枠部分に音声を出力するためのスピーカ13がそれぞれ配置される。
図2は本発明の第1の実施の形態における携帯電話機1のキーの一例を示した図である。
図2で示すキーは、図1で示したタッチパネルディスプレイ3上に設定した3つのキー6〜8の部分を拡大して詳細に示したものである。
キー毎に表示器がキーの画像を表示し、タッチセンサ5が表示されたキーに対応する座標の領域の押圧を検出する。
本実施の形態における携帯電話機1のキーにより入力されるデータは、短点と長点の組合せにより構成されるモールス符号である。ユーザはこのモールス符号を入力することによりその短点と長点の組合せが意味する文字や記号の入力を行う。
図2において、左端の矩形がモールス符号の短点の符号を入力するための短点キー6、右端の矩形がモールス符号の長点の符号を入力するための長点キー7、中央の矩形がモールス符号の短点/長点何れかの符号を交互に入力するための交互キー8(以下「第3のキー」として説明する)である。
更に、操作性を向上するために第3のキー8はモールス符号入力の開始を指示するキーとしての機能も兼ねている。ユーザが第3のキー8を押下した後に短点キー6または長点キー7を押下した場合に短点キー6または長点キー7の符号の入力を開始し、符号の入力を完了するまで符号入力を継続する。また、筐体枠部分に設けられた確認突起10は、例えばブラインドタッチによる入力を行う場合に、ユーザの指を自然にこの第3のキー8に導く役割を果たす。
図3は本発明の第1の実施の形態における携帯電話機の内部構成の一例を示すブロック図である。図4は本発明の第1の実施の形態における携帯電話機で使用するメモリ構成の一例を示す図である。図5は本発明の第1の実施の形態における携帯電話機で使用するモールス符号の構成の一例を示す図である。
図3に示すように、携帯電話機1は、主制御部14、記憶部15、表示制御部16、符号入力部17、タイミング制御部18、振動部19、符号変換部20、無線通信部21および音声制御部22がバスによって相互に通信可能に接続されて構成されている。
主制御部14は、CPU(Central Processing Unit)上で動作するプログラムとして構成され、表示制御部16等の各構成部を制御しながら実行して携帯端末としての機能を実現するものである。
記憶部15は、RAM(Random Access Memory)等のメモリであり、記憶部15は、図4に示すように、表示制御部16が実行に必要な画像データ23および座標データ24、符号入力部17が実行に必要な表示キーに対応する座標の領域の座標データ(以下、キー領域と称する)25、後述する短点の符号長のデータ26、短点と長点の符号の組合せと組合せが意味する文字や記号とが対応付けられたモールス符号テーブル27、符号出力の有無や種類を示すフラグ28、入力した符号を一旦蓄積するためのバッファ29等を記録している。
図3に戻って、表示制御部16は、記憶部15に記録されている画像データ23および座標データ24を読み出し、表示器4により座標データ24の位置に画像データ23を表示することでタッチパネルディスプレイ3に画像を表示する。例えば、記憶部15に記録されている画像データがキー画像のデータであればタッチパネルディスプレイ3にキーを表示することができる。
符号入力部17は、タイミング制御部18が与えるタイミングにおいてタッチセンサ5の押圧有無を検知し、押圧があった場合には、タッチセンサ5からの押圧位置の情報と、記憶部15に記録されたキー領域の座標データとを参照・比較し、所定のキー領域のキーが押されたと判断すれば、そのキー領域に割り当てられた符号を入力する。
なお、タッチパネルディスプレイ3上の入出力位置は、例えば表示器4およびタッチセンサ5共通の所定の基準位置を原点とする2次元座標系の座標により共通の座標値で表すことができる。
タイミング制御部18は、入力するモールス符号の入力タイミングを制御する。モールス符号は携帯電話機1の内部では、短点の符号長(継続時間)を1単位として構成される信号である。タイミング制御部18は、記憶部15に記録されている短点の符号長のデータ26を参照し、この符号長を単位として、図5に示すように、1長点の符号は3短点の符号長に、1符号(1符号とは短点および長点の組合せに対応する1文字あるいは1記号)を構成する各短点または各長点の間隔は1短点の符号長に、1符号同士の間隔は3短点の符号長に、1語(1語とは1符号の列からなる単語)同士の間隔は7短点の符号長に等しくなるように制御する。
図3に戻って、振動部19は、電圧の印加により振動する圧電振動板であり、符号入力部17において短点または長点が入力される度に、入力した短点または長点に対応する符号長の継続時間だけ圧電振動板に電圧を印加して圧電振動板が埋め込まれた筐体2部分を振動させる。
符号変換部20は、記憶部15のバッファ29に記録された符号と、記憶部15の短点と長点の符号の組合せのモールス符号テーブル27とを比較し、符号入力部17が入力した符号を、その符号の組合せが意味する文字や記号に変換する。なお、変換後の文字や記号は表示制御部16により表示器4を通してタッチパネルディスプレイ3上の確認窓9に表示される。
無線通信部21は、図示しないアンテナを介して受信した受信信号を処理してデータを復元し内部の必要制御部に提供する。また内部の制御部からデータを取得するとこれらのデータの受信信号への変換処理を行い、アンテナを介して外部に送信する。
音声制御部22は、マイクロフォン12を介して入力したアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し内部の必要制御部に提供する。また内部の制御部からデジタル音声信号を取得するとデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、スピーカ13から音声として出力する。
さて、本発明の第1の実施の形態において最も大きな特徴は、符号入力部17が、タッチセンサ5の押圧が有ったことを検知して所定のキー領域のキーが押されたと判断したとき、すなわちユーザがタッチパネルディスプレイ3上のある特定のキーを押下したときには、該押下がされる直前のキー押下により入力された符号が何であったかによって入力すべき符号を決定することである。
以下、本発明の特徴について、図2に示した短点キー6、長点キー7、第3のキー8を操作した場合の各キー押下時の符号入力動作を、適宜図1〜図5を参照しながら図6のフローチャートに従って、また、具体的な文字に対応した符号入力動作を図7のタイミングチャートに従って説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態における携帯電話機のキー入力の一例を示したフローチャートである。
<各キー押下時の符号入力動作>
図6において、符号入力部17は、まず符号入力開始キーとしての第3のキー8が押下されているか否かをタッチセンサ5の押圧有無と、押圧を検知した場合には押圧位置の情報と記憶部15に記録された第3のキー領域の座標データ25とを比較することにより判断する(Step1)。ユーザによってまだどのキーも押下されていない状態では、符号入力部17はタッチセンサに押圧があったことを検知しないため、第3のキー8は押下されていないと判断し(Step1:NO)、同様に短点キー6も押下されていないと判断し(Step2:NO)、同様に長点キー7も押下されていないと判断する(Step3:NO)。そして、後述するフラグ28により未だバッファ29に符号の出力はしていないと判断し(Step4:NO)、再度Step1の判断に戻る。
次に、第3のキー8がユーザによって押下されると、符号入力部17はタッチセンサ5に押圧があったことを検知し、タッチセンサ5からの押圧位置の座標データを受ける。そして、押圧位置の座標データと記憶部15に記録されたキー領域の座標データ25とを比較し、押圧位置の座標データが第3のキー8として割り当てたキー領域の範囲にあることにより第3のキー8が押下されたと判断する(Step1:YES)。
ユーザが第3のキー8を押下したままであれば、Step1と同様に短点キー6として割り当てたキー領域の範囲にはないため、まだ短点キー6が押下されていないと判断し(Step5:NO)、長点キー7として割り当てたキー領域の範囲にもないため、まだ長点キー7も押下されていないと判断し(Step6:NO)、再度Step1の判断に戻る。
もしも、Step5においてユーザが第3のキー8の押下から短点キー6の押下に移っていれば、Step1と同様に今度は短点キー6として割り当てたキー領域の範囲にはあるため、短点キー6が押下されていると判断する(Step5:YES)。そして短点の符号を入力するために、タイミング制御部18が制御する短点の符号長に相当する時間だけ短点の符号(例えば短点の符号長のアクティブ信号)をバッファ29に出力する(Step7)。
Step7においては、バッファ29に最後に出力した符号が短点の符号であったことを示すフラグ28をオンにすると共に短点の符号長に相当する時間だけ振動部19により振動させる。ユーザは短点の符号長分の振動を指に感じることで短点の符号の入力を確認することができる。
もしも、Step5においてユーザが第3のキー8の押下から長点キー7の押下に移っていれば、Step1と同様に今度は長点キー7として割り当てたキー領域の範囲にはあるため、短点キー6は押下されていないと判断し(Step5:NO)、長点キー7が押下されていると判断する(Step6:YES)。そして長点の符号を入力するために、タイミング制御部18が制御する長点の符号長(1長点の符号は3短点分の符号長)に相当する時間だけ長点の符号(例えば3短点分の符号長のアクティブ信号)をバッファ29に出力する(Step8)。
Step8においては、バッファ29に最後に出力した符号が長点の符号であったことを示すフラグ28をオンにすると共に長点の符号長に相当する時間だけ振動部19により振動させる。ユーザは長点の符号長分の振動を指に感じることで長点の符号の入力を確認することができる。
Step7またはStep8において符号を入力した後は、1符号(1符号とは短点および長点の組合せに対応する1文字あるいは1記号)を構成する各短点または各長点の間隔である1短点の符号長に相当する時間だけ時間待ち(具体的には例えば短点の符号長のノンアクティブ信号をバッファに出力)を行う(Step9)
Step9の時間待ちの後においてユーザが最初の第3のキー8の押下から短点キー6または長点キー7の押下に完全に移っていれば、Step1と同様の判断により既に第3のキー8の押下はないと判断し(Step10:NO)、Step2に到る。そしてStep2において短点キー6が押下されていると判断すれば(Step2:YES)、Step7およびStep9に到り、2つ目の短点の送出と1短点の符号長に相当する時間の時間待ちを行う。このように、以降、短点キー6が押下されたままであれば短点の連続からなる符号がバッファに出力される。
すなわち、ユーザが短点キー6を押下している間は、短点の符号が入力され続けることになる。
Step2において短点キー6が押下されていないと判断し(Step2:NO)、長点キー7が押下されていると判断すれば(Step3:YES)、Step8およびStep9に到り、2つ目の長点の送出と1短点の符号長に相当する時間の時間待ちを行う。このように、以降、長点キー7が押下されたままであれば長点の連続からなる符号がバッファ29に出力される。
すなわち、ユーザが長点キー7を押下している間は、長点の符号が入力され続けることになる。
もしも、Step9の時間待ちの後においてユーザが短点キー6または長点キー7の押下から第3のキー8の押下に戻っていれば、Step10において第3のキー8が押下されていると判断し(Step10:YES)、バッファ29に最後に出力した符号が何かを示すフラグ28によって直前にバッファ29に出力した符号を判断する(Step11)。そして直前に短点の符号をバッファ29に出力していると判断すれば(Step11:YES)、Step8において長点の符号をバッファ29に出力し、直前に長点の符号をバッファ29に出力していると判断すれば(Step11:NO)、Step7において短点の符号をバッファ29に出力する。
Step9の時間待ちの後、再度Step10の第3のキー8の押下の判断を行う。ここで、第3のキー8がまだ押下されていれば、Step10において第3のキー8が押下されていると判断し(Step10:YES)、上述のとおり短点/長点交互の符号がバッファ29に出力される。
すなわち、ユーザが第3のキー8を押下している間は、直前に入力された符号とは異なる短点または長点の符号が入力され続けることになる。
以上述べた符号の入力の後、ユーザがキーから指を離してキー押下を中止すると、Step10、Step2、Step3でのキー押下の判断が全てNOとなるため、Step4のバッファ29への符号の出力有無の判断を行う。バッファ29への符号の出力のフラグ28により既にバッファ29への符号の出力済みと判断すると(Step4:YES)、1符号の終了として、1符号同士の間隔である3短点の符号長に相当する時間だけ時間待ち(具体的には例えば3短点の符号長のノンアクティブ信号をバッファに出力)を行う(Step12)。そして、3短点の符号長の時間中に何れかのキーが押下されていれば(Step13:YES)、Step1に戻り、引き続き次の符号の入力を行う。他方、3短点の符号長の時間中に何れのキーも押下されていなければ(Step13:NO)、1語(1符号の列からなる単語)の終了として、1語同士の間隔である7短点の符号長に相当する時間だけ時間待ち(具体的には例えば7短点の符号長のノンアクティブ信号をバッファに出力)を行う(Step13)。そして、Step1に戻り、引き続き次の符号の入力を行う。
Step12においては、符号変換部20が、符号入力部17によってバッファ29に出力された1符号をその1符号が意味する文字や記号に変換する。変換された文字や記号は表示制御部16が表示器4を通して表示することによりタッチパネルディスプレイ3上の確認窓9に表示される。
以上説明したように、符号入力部17は、第3のキー8のキー領域のキーが押されたと判断したとき、すなわちユーザがタッチパネルディスプレイ3上の第3のキー8を押下したときには、該押下がされる直前のキー押下により入力された符号が何であったかによって入力すべき符号を決定するのである。
なお、ここでは「直前のキー押下により入力された符号が何であったかによって入力すべき符号を決定する」としたが、符号が何であったかの判断に限るものではなく、直前のキー押下のキー情報を覚えておき「直前に押下されたキーがどのキーであったか」よって入力すべき符号を決定しても構わない。
また、なお、ここでは振動部19により振動させることによりユーザは符号の入力を確認することができると説明したが、符号の入力の確認は振動に限るものではなく、例えば、圧電振動体を備えずとも電極だけを筐体2表面まで導通し皮膚を通して微弱な感電による刺激を与えることにより確認させるものでも良く、また、タッチパネルディスプレイ3上に点灯/点滅表示することや、図示しないLED(Light Emitting Diode)を筐体2に設けて光により点灯/点滅表示することで視覚的に確認させるものでも良く、更には、スピーカ13や、図示しないイヤホンに音を発生することで聴覚的に確認させても構わない。
また、なお、ここではバッファ29に最後に出力した符号が何かを示すフラグ28によって直前にバッファ29に出力した符号を判断するようにしたが、フラグ28による判断に限るものではなく、バッファ29に最後に出力された符号が短点であるか長点であるかを直接バッファ29内にアクセスして判断するようにしても構わない。
<具体的な文字に対応した符号入力動作>
次に、図7に従って具体的な文字であるアルファベットの「C」および「P」のモールス符号を例に符号入力の動作を説明する。
図7は本発明の第1の実施の形態における携帯電話機の短点キー、長点キーおよび第3のキーの操作タイミングの一例を示したタイミングチャートである。
モールス符号「C」は長点、短点、長点、短点の4つの符号「−・−・」で構成される。モールス符号「P」は短点、長点、長点、短点の4つの符号「・−−・」で構成される。
図7において縦点線30は1短点の符号長を基準とした間隔での時間推移を示している。横線31は縦点線30の時間推移において長点キー7を押下している場合にポイントされ、横線32は短点キー6を押下している場合にポイントされ、横線33は第3のキー8を押下している場合にポイントされていることを示している。
横線31と横線33および横線32と横線33の間に斜めにポイントされた部分は第3のキー8を押下する上で第3のキー8と共に短点キー6または長点キー7が押下されていても第3のキー8が押下されていると判断することを示している。タッチパネルディスプレイ3上のキーの配置間隔に比べてユーザの指の幅が広い場合の指の幅を効果的に活かし、操作性を向上させかつ誤操作とならないような手段とするためである。
動作の詳細を次に述べる。モールス符号「C」は長点から始まるので、まずユーザが符号入力開始のために第3のキー8を指で押下(横線33がポイントされている)してから次に長点キー7を押下する(横線31がポイントされている)。これにより長点の符号がバッファ29に出力され始める。一度長点状態になると長点キー7がその直後にオフになろうとも3短点分のマークがバッファ29に出力された後、1短点分のスペースがバッファ29に出力される。
ユーザは振動部19が圧電振動板により発生させる振動を長点の符号長に相当する時間だけ指で感じることにより長点の符号が入力されていることを確認することができる。以降もユーザは指で感じる振動により短点および長点の符号の入力を確認してタイミングを取りながらキー間で指を移動することができる。
モールス符号「C」の構成は長点の次は短点であり交互であるので、ユーザは指を第3のキー8に戻すだけで短点の符号を入力できる。すなわち、長点の符号を出力し終わったときにユーザによって第3のキー8が押下されていると(横線33は完全にポイントされていないが横線31と横線33の間に斜めにポイントされた部分は第3のキー8が押下されていると判断している)、直前に長点の符号をバッファ29に出力しているために、交互となる短点の符号がバッファ29に出力され始める。一度短点状態になると第3のキー8がその直後にオフになろうとも1短点分のマークがバッファ29に出力された後、1短点分のスペースがバッファ29に出力される。
モールス符号「C」の構成は長点、短点の次は長点であり再度交互であるので、ユーザは指を長点に移動せずとも第3のキー8を押下したままで長点の符号を入力できる。すなわち、短点の符号を出力し終わったときにユーザによって第3のキー8が押下されていると(横線33は完全にポイントされていないが横線31と横線33の間に斜めにポイントされた部分は第3のキー8が押下されていると判断している)、直前に短点の符号をバッファ29に出力しているために、交互となる長点の符号がバッファ29に出力され始める。一度長点状態になると第3のキー8がその直後にオフになろうとも3短点分のマークがバッファ29に出力された後、1短点分のスペースがバッファ29に出力される。
モールス符号「C」の構成は長点、短点、長点の次は短点であり再度交互であるので、ユーザは指を短点に移動せずとも第3のキー8を押下したままで短点の符号を入力できる。すなわち、長点の符号を出力し終わったときにユーザによって第3のキー8が押下されていると(横線33は完全にポイントされていないが横線31と横線33の間に斜めにポイントされた部分は第3のキー8が押下されていると判断している)、直前に長点の符号をバッファ29に出力しているために、交互となる短点の符号がバッファ29に出力され始める。一度短点状態になると第3のキー8がその直後にオフになろうとも1短点分のマークがバッファ29に出力された後、1短点分のスペースがバッファ29に出力される。
以上により、モールス符号「C」を短点キー6、長点キー7および第3のキー8の操作(短点キー6は使わずに操作できた)により簡単に入力できる。特に、最初の長点の符号を入力して以降は第3のキー8から他のキーへ移動することなく符号入力が可能であるため非常に効率良く入力できる。
同様に、モールス符号「P」は短点から始まるので、まずユーザが符号入力開始のために第3のキー8を指で押下(横線33がポイントされている)してから次に短点キー6を押下する(横線32がポイントされている)。これにより短点の符号がバッファ29に出力され始める。一度短点状態になると短点キー6がその直後にオフになろうとも1短点分のマークがバッファ29に出力された後、1短点分のスペースがバッファ29に出力される。
モールス符号「P」の構成は短点の次は長点であり交互であるので、ユーザは指を第3のキー8に戻すだけで長点の符号を入力できる。すなわち、短点の符号を出力し終わったときにユーザによって第3のキー8が押下されていると(横線33は完全にポイントされていないが横線32と横線33の間に斜めにポイントされた部分は第3のキー8が押下されていると判断している)、直前に短点の符号をバッファ29に出力しているために、交互となる長点の符号がバッファ29に出力され始める。一度長点状態になると第3のキー8がその直後にオフになろうとも3短点分のマークがバッファ29に出力された後、1短点分のスペースがバッファ29に出力される。
モールス符号「P」の構成は短点、長点の次はまた長点であるので、ユーザは指で長点キー7を押下したままで長点の符号を入力する。すなわち、長点の符号を出力し終わったときにユーザによって長点キー7が押下されていると(横線31がポイントされている)、長点の符号がバッファ29に出力され始める。一度長点状態になると長点キー7がその直後にオフになろうとも3短点分のマークがバッファ29に出力された後、1短点分のスペースがバッファ29に出力される。
モールス符号「P」の構成は短点、長点、長点の次は短点であり交互であるので、ユーザは指を短点に移動せずとも第3のキー8を押下することで短点の符号を入力できる。すなわち、長点の符号を出力し終わったときにユーザによって第3のキー8が押下されていると(横線33は完全にポイントされていないが横線31と横線33の間に斜めにポイントされた部分は第3のキー8が押下されていると判断している)、直前に長点の符号をバッファ29に出力しているために、交互となる短点の符号がバッファ29に出力され始める。一度短点状態になると第3のキー8がその直後にオフになろうとも1短点分のマークがバッファ29に出力された後、1短点分のスペースがバッファ29に出力される。
以上により、モールス符号「P」を短点キー6、長点キー7および第3のキー8の操作により簡単に入力できる。特に、最初に短点の符号を入力してから2つの長点の符号を入力するまでのキー移動が第3のキー8を経由することにより非常にスムーズとなり操作性良く入力できる。
以上、説明したように、本発明の第1の実施の形態の携帯電話機によれば、短点キー6、長点キー7、第3のキー8の僅か3つのキーだけで符号を入力する操作ができ、第3のキー8においてタッチ操作をすれば、短点/長点交互の連続した符号を入力できるため、短点キー6と長点キー7を同時に押す操作は不要となり、指1本やタッチペンで効率的な入力操作が可能となる。また、短点/長点のどちらを先に入力させるかは、該直前に入力した符号とは異なる符号を入力したい場合に第3のキー8においてタッチ操作をすればいいため、2つのキーの押下開始のタイミングを計る必要もなく容易に操作ができる。
また、振動部19の振動により符号の入力をユーザが確認できるようにしているため、音響を使用した聴覚による入力確認の場合のように入力内容を周囲に悟られることを心配する必要がなく、騒音にもならず、しかも画面へ目を取られることもなく入力操作ができる。
なお、本実施の形態で説明した1短点の符号長は、ユーザがどれ位の時間をかけて1文字を入力するのか(例えば2秒で1文字を入力する等)により予め調節可能に決定して構わない。
また、なお、図2において、左端の矩形を短点キー6、右端の矩形を長点キー7としたがユーザの使い勝手に合わせて左端の矩形を長点キー、右端の矩形を短点キーとしても構わない。また、本実施の形態ではこれらのキーを横並びのキー配置で説明したが、縦並びのキー配置にしても構わない。横並びのキー配置と同様の操作が可能であるだけでなく、指1本で操作する場合に指全体の移動負担が少なく疲れが軽減できる。
また、なお、本実施の形態ではタッチパネル上の3つのキーについて説明したが、タッチパネル上のキーに限るものではなく、物理的な3つのキーであっても構わない。タッチパネル上のキーと同様の操作が可能である。
また、なお、筐体枠部分に設けられた確認突起10は、例えば2つの突起で構成するものではなく、1つの溝形状に構成するものであっても構わない。タッチペンによる操作の場合にタッチペンを容易に第3のキー8に導くことができ操作性が良くなる。
また、なお、本実施の形態では携帯電話機を例に説明したが、携帯電話機以外の携帯端末、カーナビ、更にはテレビリモコン、腕時計型端末機器のような操作面が特に狭い機器等の機器における情報入力装置および情報入力方法にも適用可能である。
更には、今まで入力内容を周囲に悟られる懸念があるために利用シーンが制限されていた音声認識を使用した機器においても情報入力の補助手段あるいは代替手段として適用可能である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、既に説明した本発明の実施の形態1におけるモールス符号入力の開始を指示するキーとしての第3のキー8に、以下に説明するモード設定の機能を更に持たせた点に特徴がある。
モールス符号には図10に示したように短点と長点の組合せによりA、B、Cのような欧文文字やイ、ロ、ハのような和文文字を表すようになっている。その場合、同じ短点と長点の組合せで2つの文字が割り当てられるため欧文文字なのか和文文字なのかを区別する必要がある。また、同じ欧文文字でも大文字と小文字は同じ短点と長点の組合せであるため大文字なのか小文字なのかを区別する必要がある。
モールス符号入力を開始するに当たり欧文文字を入力するのか和文文字を入力するのか、あるいは大文字を入力するのか小文字を入力するのかを設定するのがモード設定である。
本発明の実施の形態2においては、モールス符号入力の開始を指示する前の第3のキー8の打鍵パターンにより、モード設定を行う。
図8は本発明の第2の実施の形態における携帯電話機で使用するメモリ構成の一例を示す図である。本実施の形態では、図4で説明した記憶部15のメモリ構成にモード情報201とモード設定テーブル202が追加になっていることが第1の実施の形態と異なるのみでその他の構成は同一であるため、第1の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
モード情報201は、現在の符号入力が欧文文字なのか和文文字なのかあるいは大文字なのか小文字なのかのモードを設定するメモリである。モード設定時に設定し、符号変換部20が符号への変換時に参照する。
モード設定テーブル202は、第3のキー8の打鍵パターンとモードとの対応テーブルである。後述するモード設定の動作において行う第3のキー8の打鍵パターンとモード設定テーブル202の打鍵パターンとが一致したモードが、ユーザに指定されたモードとしてモード情報201に設定される。
以下に、モード設定の動作について、図9のフローチャートに従って説明する。
図9は本発明の第2の実施の形態における携帯電話機のキー入力の一例を示したモード設定操作を示すフローチャートである。図9において点線で囲んだ部分以外は図6と同じものであるため、第1の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
図9において、符号入力部17は、まず符号入力開始キーとしての第3のキー8が押下されているか否かをタッチセンサ5の押圧有無と、押圧を検知した場合には押圧位置の情報と記憶部15に記録された第3のキー領域の座標データ25とを比較することにより判断する(Step1)。第3のキー8がユーザによって押下されると、符号入力部17はタッチセンサ5に押圧があったことを検知し、タッチセンサ5からの押圧位置の座標データを受ける。そして、押圧位置の座標データと記憶部15に記録されたキー領域の座標データ25とを比較し、押圧位置の座標データが第3のキー8として割り当てたキー領域の範囲にあることにより第3のキー8が押下されたと判断する(Step1:YES)。
ユーザが第3のキー8上で打鍵パターンを押下した場合、短点キー6は押下されていないと判断し(Step5:NO)、長点キー7も押下されていないと判断するため(Step6:NO)、Step15に到る。
Step15において第3のキー8が長点、短点の打鍵パターンで打鍵入力されていなければ(Step15:NO)、モードの切り替えはなかったものとしてStep1に戻る。
他方、Step15において第3のキー8が長点、短点の打鍵パターンで打鍵入力されれば(Step15:YES)、打鍵入力された打鍵パターンを解析し、モード設定テーブル202の打鍵パターンに等しければモード設定の準備をする(Step16)。その後フリック入力(画面を弾くように指を動かす操作)があったか否かをタッチセンサ5からの情報により判断し(Step17)、フリック入力があれば(Step17:YES)指定されたモードをモード情報201に設定し(Step18)、Step1に戻る。フリック入力がなければ(Step17:NO)モードの切り替えはなかったものとしてStep1に戻る。
モード情報201の設定後は実施の形態1と同様の動作を行うが、例えば、1短点と1長点から構成される1符号「・−」が入力された場合であってモード情報201に「和文入力」が設定されていれば、Step12において符号変換部20が、モード情報201を参照して1符号「・−」をその1符号が意味する和文文字「イ」に変換しタッチパネルディスプレイ3上の確認窓9に「イ」と表示される。
同様に例えば、同じ1短点と1長点から構成される1符号「・−」が入力された場合であっても、モード情報201に「欧文入力」が設定されていれば、Step12において符号変換部20が、モード情報201を参照して1符号「・−」をその1符号が意味する欧文文字「A」に変換しタッチパネルディスプレイ3上の確認窓9に「A」と表示される。
以上のように第3のキー8の打鍵パターンにより設定したモード情報に従って符号入力が実行される。
なお、図8のモード設定テーブル202に「改行」を意味する打鍵パターンを登録しておき、符号入力部17がこの「改行」を認識したときには、主制御部14を通して表示制御部16に改行の制御をさせることで、第3のキー8の打鍵パターンにより直接的に編集制御することも可能である。
以上、説明したように、本発明の第2の実施の形態の携帯電話機によれば、モールス符号入力の開始を指示する前の第3のキー8の打鍵パターンにより、欧文文字なのか和文文字なのか等のモードを設定することができ、また、第3のキー8の打鍵パターンにより直接的に編集制御することも可能であるため非常に使い勝手の良い入力操作が可能となる。
本発明は、打鍵回数の多さを改善しつつ、操作が煩雑とならずに、指1本やタッチペンで操作が可能な情報入力装置および情報入力方法に有用である。
1 携帯電話機
2 筐体
3 タッチパネルディスプレイ
4 表示器
5 タッチセンサ
6 短点キー
7 長点キー
8 第3のキー
9 確認窓
10 確認突起
11 圧電振動板
12 マイクロフォン
13 スピーカ
14 主制御部
15 記憶部
16 表示制御部
17 符号入力部
18 タイミング制御部
19 振動部
20 符号変換部
21 無線通信部
22 音声制御部
23 画像データ
24 座標データ
25 キー領域の座標データ
26 短点の符号長のデータ
27 モールス符号テーブル
28 フラグ
29 バッファ
30 縦点線
31〜33 横線
201 モード情報
202 モード設定テーブル

Claims (9)

  1. 複数のキーを表示する表示部と、
    前記表示部の画面に対するタッチ操作を検出するタッチ検出部と、
    前記タッチ検出部が検出する領域を前記複数の各キーの表示に割り当てるキー領域割り当て部と、
    前記キー領域割り当て部が割り当てたキー領域においてタッチ操作を検出したときに符号を入力する符号入力部と、
    を備え、
    前記符号入力部は、前記キー領域割り当て部が割り当てた第1のキー領域においてタッチ操作を検出したときに第1の符号を入力し、前記キー領域割り当て部が割り当てた第2のキー領域においてタッチ操作を検出したときに第2の符号を入力し、前記キー領域割り当て部が割り当てた第3のキー領域においてタッチ操作を検出したときに、該検出の直前に前記第1のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には第2の符号を入力し、該検出の直前に前記第2のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には第1の符号を入力し、該検出の直前に前記第3のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には該直前に入力した符号とは異なる第1の符号または第2の符号を入力することを特徴とする情報入力装置。
  2. 前記符号入力部は、前記第1の符号としてモールス符号の短点を、前記第2の符号としてモールス符号の長点を入力することを特徴とする請求項1に記載の情報入力装置。
  3. 前記キー領域割り当て部は、前記第3のキー領域を前記第1のキー領域と前記第2のキー領域との間に配置されたキーの表示に割り当てることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報入力装置。
  4. 前記表示部の画面に対するタッチ操作の種類を判断するタッチ操作判断部を更に備え、
    前記符号入力部は、第3のキー領域においてタッチ操作を検出したときに、前記タッチ操作判断部で判断したタッチ操作の種類がフリック操作である場合には、以降の入力モードを切り替えて入力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報入力装置。
  5. 振動部を更に備え、この振動部は、前記第1の符号を入力する場合には第1の振動時間幅で振動し、前記第2の符号を入力する場合には第2の振動時間幅で振動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報入力装置。
  6. 複数のキーを表示するステップと、
    前記複数のキーのキー領域に対するタッチ操作を検出するステップと、
    第1のキー領域においてタッチ操作を検出したときに第1の符号を入力するステップと、
    第2のキー領域においてタッチ操作を検出したときに第2の符号を入力するステップと、
    第3のキー領域においてタッチ操作を検出したときに、該検出の直前に前記第1のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には第2の符号を入力し、該検出の直前に前記第2のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には第1の符号を入力し、該検出の直前に前記第3のキー領域においてタッチ操作を検出している場合には該直前に入力した符号とは異なる第1の符号または第2の符号を入力するステップと、
    を備えたことを特徴とする情報入力方法。
  7. 前記第1の符号としてモールス符号の短点を、前記第2の符号としてモールス符号の長点を入力することを特徴とする請求項6に記載の情報入力方法。
  8. タッチ操作の種類を判断するステップを更に備え、
    第3のキー領域においてタッチ操作を検出したときに、タッチ操作の種類がフリック操作である場合には、以降の入力モードを切り替えて入力することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の情報入力方法。
  9. 前記第1の符号を入力する場合には第1の振動時間幅で振動を発生するステップと、
    前記第2の符号を入力する場合には第2の振動時間幅で振動を発生するステップと、を更に備えたことを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の情報入力方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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