JP2013167289A - 回転アクチュエータの取付部構造 - Google Patents

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幸延 西川
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智 笠舞
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Abstract

【課題】盗難防止ボルトを使用した場合と同等の盗難防止性を、メンテナンスサービス性を損なうことなく安価に達成できる回転アクチュエータの取付部構造を提供する。
【解決手段】SBWアクチュエータ装置130をトランスミッションケース120の被装着位置に固定する際、複数のボルト部材を用いる。トランスミッションケース120内に収容されたパーキングロック機構は、被取付面部121に開口された挿通孔123内に挿通される回動軸部材141を回転させてロック状態またはアンロック状態とする。回動軸部材141の外スプライン142に、SBWアクチュエータ装置130の回転駆動軸132の内スプライン133を嵌着させて連結部135とする。挿通孔123の周縁からは、連結部135の周囲を覆うボス部125が立設されて、把持工具による外スプライン142の把持を妨げるように外スプライン142をボス部125の内側に留めている。
【選択図】図6

Description

本発明は、メンテナンスサービス性を損なうことなく、盗難防止性能を向上させることができる回転アクチュエータの取付部構造に関する。
従来、車両のパーキングブレーキシステムとして、シフトバイワイヤアクチュエータ装置を用いるものが知られている。
このシフトバイワイヤアクチュエータ装置(以下、SBWアクチュエータ装置とも記す。)は、コントローラから送信される電気信号に応じて、筐体内部に設けられたモータアクチュエータの出力軸を所望の回転方向および回転角度まで回動させる。
SBWアクチュエータ装置は、減速ギヤ等の回転駆動要素およびパーキングロック機構などを内装するトランスミッションケースの外壁面に、ボルト部材などの締結具を用いて固定される。
そして、コントローラに対して、シフトセレクトレバー部または、パーキング指示押しボタンスイッチなどから、シフトポジションをパーキングレンジに変更する指令が入力すると、コントローラは、SBWアクチュエータにパーキングロック信号を出力する。
SBWアクチュエータは、パーキングロック信号に応じて、出力軸を回動駆動させてパーキングロック機構のロックレバー部材を揺動させる。
ロックレバー部材は、トランスミッションケース内の回転駆動要素であるロックギヤ部材に対して、係合離反方向に移動可能な係合爪部を有している。
SBWアクチュエータの回転駆動に応じてロックレバー部材が揺動されると、係合爪部が回転駆動要素の一部に係合される。そして、係合爪部の係合により回転駆動要素が回転不能となり、パーキングロックがかけられる。
また、出力軸を回転駆動させてロックレバー部材を離反方向に揺動させると、係合爪部の係合が解除されて、回転駆動要素が回転自在となる。
特許第4760813号公報 特許第4424431号公報 特開2010−121762号公報 特開2010−169208号公報 特開2008−002508号公報
しかしながら、このように構成された従来の車両では、トランスミッションケースの外壁面に開口形成された挿通孔から、内部に収納されたパーキングロック機構の回動軸部材が突設されている。
このため、SBWアクチュエータ装置をトランスミッションケースから取外すと、この回動軸部材が露出してしまう。そしてこの回動軸部材を掴んで回転させると、ロックレバー部材の係合爪部がロックギヤ部材から離反されて、パーキングロックが解除されてしまう。
よって、盗難防止の観点からSBWアクチュエータ装置を、通常のボルト部材に比して高価な特殊ボルト部材(盗難防止ボルト)を用いて、トランスミッションケースの外側面に固定し、容易に取外せない構造を採用するものも知られている。
しかしながら、このような特殊ボルト部材などの容易に取外せない構造を採用すると、故障時などには、パーキングロック解除時に時間がかかり、車両の移動が容易にできずメンテナンスサービス性を低下させてしまうといった問題があった。
この発明の目的は、盗難防止ボルトを使用した場合と同等の盗難防止性を、メンテナンスサービス性を損なうことなく安価に達成できる回転アクチュエータの取付部構造を提供することである。
本発明による回転アクチュエータの取付部構造では、被装着部材の被取付面部に締結部材を用いて固定される回転アクチュエータ装置と、被取付面部に開口された挿通孔内に挿通される被嵌着部を形成すると共に、被装着部材に収容されるロック機構と連動して、回転によりロック状態またはアンロック状態とする回動軸部材と、回転アクチュエータ装置の回転駆動部に形成された嵌着部を、被嵌着部に嵌着させて、回転駆動部を回動軸部材に連結させることによりロック機構へ回転アクチュエータ装置の回転駆動力を伝達可能とする連結部と、挿通孔の周縁から立設されて、連結部の周囲を覆うボス部とを備えている。
ボス部は、被嵌着部から嵌着部が外された状態で、把持工具による被嵌着部の把持を妨げるように、被嵌着部をボス部の内側に留める。
さらに好ましくは、ボス部は、被取付面部から面内外方向に突設された先端面部までの寸法が、被取付面部から回動軸部材の先端部までの寸法よりも大きく被取付面部から離された位置となるように形成される。
さらに好ましくは、ボス部の内側面は、回動軸部材の被嵌着部との間の隙間寸法が、把持工具を挿入不能で把持できない寸法となるように形成される。
さらに好ましくは、ボス部の内側面は、回動軸部材の被嵌着部の外側面との間の隙間寸法が専用工具を挿入可能な大きさとなるように形成され、被嵌着部に形成された外スプラインには、挿入された専用工具の内スプラインが、スプライン結合されて回動軸部材を回転可能とする。
さらに好ましくは、回転アクチュエータ装置の筐体外径寸法のうち、回動軸部材を中心として筐体外端縁の描く回転軌跡よりも内側領域内で、被取付面部から突設された廻止部をさらに備える。
さらに好ましくは、廻止部の被取付面部の面内外方向寸法は、回転アクチュエータ装置の出力軸に設けられた嵌着部を、回動軸部材の外周面に形成された被嵌着部に嵌着させる嵌合長さよりも大きくなるように設定されている。
さらに好ましくは、回転アクチュエータ装置の被装着部材側に対峙する対向面には、ボス部の先端面部を遊嵌させる位置決め受部が凹設形成される。
さらに好ましくは、回転アクチュエータは、シフトバイワイヤアクチュエータ装置であり、被装着部材は、トランスミッションケースであり、ロック機構は、パーキングロック機構であり、回動軸部材は、回動によりパーキングロック機構のパーキングロックおよびアンロック操作を可能とするマニアルシャフト部材である。
本発明によれば、締結部材が外されて、被装着部材から回転アクチュエータ装置が取外されて連結部の嵌着が解除されても、ボス部の内側に被嵌着部が留まる。
ボス部内に留まる被嵌着部を掴もうとする把持工具は、ボス部に妨げられて被嵌着部を把持しにくく、回転させることが困難である。
このため、パーキングロック機構をアンロック方向へ作動させるための回転力を、回動軸部材から与えることは困難で、アンロック状態とすることができない。
このように回転アクチュエータ装置が外されても、パーキングロック機構をアンロック状態とすることができないので、盗難防止性が良好である。
例えば、締結部材として、通常のボルト部材を使用しても、高価な盗難防止ボルトを用いた場合と同等の盗難防止性を発揮させることができる。
また、通常のボルト部材を使用できるため、回転アクチュエータ装置の装脱着性が良好で、メンテナンスサービス性を損なうことなく安価に盗難防止性を向上させることができる。
実施の形態における車両の全体の構成を説明する斜視図である。 車両のトランスミッションケースに、SBWアクチュエータ装置を添着して固定する様子を示す図1中矢視A方向から見た側面図である。 SBWアクチュエータ装置がトランスミッションケースに固定されている状態を説明する図2中矢視B方向からの正面図である。 軸受部近傍の構成を示し、図3中C−C線に沿った位置での断面図である。 この実施の形態のパーキングロック機構の構成を説明する分解斜視図である。 SBWアクチュエータ装置がトランスミッションケースに装着された様子を示し、図3中D−D線に沿った位置での断面図である。 実施の形態のSBWアクチュエータ装置のボルト部材が外された状態で、回動軸部材を中心に回転される際に通過する内側領域Rを示す正面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、実施の形態における車両10の全体の構成を説明する斜視図である。
車両10には、エンジン100と、このエンジン100に隣接配置されるトランスアクスル110と、ギヤ部材および駆動軸などを介して、トランスアクスル110の出力軸と連結される前後2組の各車輪101とが主に備えられている。
エンジン100の出力軸であるクランクシャフトの回転駆動力は、車両10がハイブリッド車両である場合、図示しないモータジェネレータのモータ駆動軸の回転駆動力と共に、または単独で、トランスアクスル110を介して各車輪101に伝達されて車両10を前進または後退させることができる。
トランスアクスル110には、被装着部材としてのトランスミッションケース120の内部空間内に、減速ギヤや差動ギヤなどの回転駆動要素と共に、パーキングロック機構140のロックギヤ部材などが収容されている。
このトランスミッションケース120の被取付面部121には、締結部材としての複数のボルト部材122が用いられて、回転アクチュエータ装置としてのSBWアクチュエータ装置130が固定されている。
SBWアクチュエータ装置130は、車両10のパーキングブレーキシステムとして用いられ、コントローラから送信される電気信号に応じて、筐体131内部に設けられたモータアクチュエータを回転駆動させることにより、筐体131から突設された回転駆動部132を、所望の回転方向および回転角度まで回動させることができる。
図2は、車両10のトランスミッションケースに、SBWアクチュエータ装置130を添着して固定する様子を示す図1中矢視A方向から見た側面図である。
SBWアクチュエータ装置130は、トランスミッションケース120の車両前後方向前側に位置する被取付面部121に、車両前方から開口された挿通孔123を覆うように添着されている。
SBWアクチュエータ装置130は、減速ギヤ等の回転駆動要素およびパーキングロック機構140などを収納する筐体131を有する。
図3は、SBWアクチュエータ装置130がトランスミッションケース120に固定されている状態を説明する図2中矢視B方向からの正面図である。
このSBWアクチュエータ装置130の筐体131には、回転駆動部132の軸中心から約120度間隔で略放射状に延設される取付フランジ部136,137,138が一体に形成されている。このうち、回転駆動部132の軸中心から取付フランジ部136の先端縁までの径方向寸法は、軸中心から他の取付フランジ部137,138の各先端縁までの径方向寸法よりも長くなるように形成されている。
これらの各取付フランジ部136,137,138の先端部に、締結部材としてのボルト部材122,122,122がそれぞれ挿通される。そして、各ボルト部材122が、被取付面部121に設けられている図示省略のボルト孔に螺着されて、SBWアクチュエータ装置130がトランスミッションケース120の被取付面部に固定される。
図4は、軸受部近傍の構成を示し、図3中C−C線に沿った位置での断面図である。
トランスミッションケース120の挿通孔123および、この挿通孔123と一定寸法離間された位置に形成される軸受部124内には、回動軸部材(マニアルシャフト部材ともいう)141が挿通されて、回動自在に支持されている。
この回動軸部材141の先端縁外周面には、被嵌着部としての外スプライン142が形成されている。この外スプライン142は、被取付面部121に対して面内外方向外側で、挿通孔123に回転可能に軸支される部分から、外側に装着されるSBWアクチュエータ装置130方向に向けて突設されている。
この外スプライン142は、連結部135の一方を構成している(図6参照)。この連結部135の他方を構成する内スプライン133は、SBWアクチュエータ装置130の回転駆動部132の円筒形部内側面に形成されている。
そして、ボス部125内側に、回転駆動部132が挿入される際、内スプライン133が外スプライン142にスプライン結合されて、連結される。
この回転駆動部132の内スプライン133が形成される中空部先端には、環状嵌着部134が形成されている。さらに、外スプライン142の基端部の周縁にこの環状嵌着部134が軸方向にスライド嵌着されることで、軸方向の抜止めが行われる。
この連結部135のスプライン結合により、回転駆動部132から回動軸部材141を介して、パーキングロック機構140(ロック機構)へSBWアクチュエータ装置130の回転駆動力が伝達可能となる。
この連結部135の周囲には、外周全周を覆うように円筒形形状のボス部125が設けられている。このボス部125は、挿通孔123の周縁から立設されて、図4中仮想線で示す一般的なガイドフランジ225よりも大きく形成されている。
被取付面部121からの寸法距離では、この一般的なガイドフランジ225の先端までの寸法H4、外スプライン142が形成された回動軸部材141の先端部146までの寸法H2よりも短いと、SBWアクチュエータ装置130が取外される際、外スプライン142が把持し易い長さで露出してしまう。
このため、図5に示すように、通常の把持工具TLを用いて、回動軸部材141の軸延設方向と直交する方向から把持すれば、十分な回転力が付与でき、回動軸部材141を廻すことができる。よって、外スプライン142が露出していると、SBWアクチュエータ装置130を取外すことにより容易にパーキングロック機構140をアンロック状態とすることができる。
図4に戻って、このボス部125は、被取付面部121から面内外方向に突設された先端面部126までの寸法H1が、被取付面部121から回動軸部材141の先端部146位置までの寸法H2よりも大きくなるように形成されている。
このため、被取付面部121からの寸法距離では、外スプライン142が形成された回動軸部材141の先端部146の位置よりも、先端面部126に開口形成された挿入開口部127の位置が、寸法H3(H3=H1−H2)分、大きく突設されている。
この実施の形態では、被取付面部121から離間された先端面部126を有するボス部125により、連結部135が覆われる。よって、通常の把持工具では、ボス部125内に留められた外スプライン142を、回動軸部材141の軸延設方向と直交する方向から、把持できない。
さらに、この実施の形態では、ボス部125の内側面128と、回動軸部材141の外スプライン142との間の隙間寸法D1を、把持工具TLが、挿入開口部127から軸延設方向に沿って挿入不能な大きさとしている。
この隙間寸法D1によって、仮想線で示すようなペンチやプライヤー等の一定の先端把持部の大きさを有する把持工具TLが、挿入開口部127から軸延設方向に沿って挿入不能である。
また、この隙間寸法D1は、一部挿入可能な先端把持部の大きさが細い把持工具TLであっても、十分な把持が妨げられる大きさに形成されている。
この隙間寸法D1は、従来の通常のガイドフランジ225と、外スプライン142との間の隙間寸法D2よりも狭く、先端把持部の比較的細いラジオペンチ等の把持工具TLであっても挿入不能となるように形成されるのがより好ましい。
また、メンテナンスサービス等で、回動軸部材141を回転させる必要がある場合は、専用工具を用いる。専用工具としては、外スプライン142とスプライン結合する内スプライン形状を内周面に備えた円筒形形状の嵌着部が先端に設けられているものを用いる。
そして、ボス部125の内側面128と、外スプライン142との間の隙間に専用工具の先端が挿入されると、嵌着部が外スプライン142にスプライン結合される。隙間寸法D1は、専用工具の先端部を挿入可能で、嵌着部が外スプライン142にスプライン結合された状態で、回動軸部材141を回転操作可能な大きさに形成されている。
さらに、回動軸部材141の軸本体145の前後両端部近傍は、トランスミッションケース120に開口形成された挿通孔123と軸受部124とによって回動自在に軸支されている。
そして、挿通孔123と軸受部124との間で、回動軸部材141の長手方向略中央148には、SBWアクチュエータ装置130の回動に応じて揺動する操作リンク部材143が、回動軸部材141と共廻りするように固着されている。
図5は、この実施の形態のパーキングロック機構140の構成を説明する分解斜視図である。
回動軸部材141は、ロック部材としてのロックレバー部材170と連動されている。
すなわち、回動軸部材141に固着された操作リンク部材143からは、ガイドロッド部材157が延出されている。
このガイドロッド部材157は、直動カム部材160を操作リンク部材143の揺動に連動させて、略直線状に移動させる。
この直動カム部材160は、ガイドロッド部材157の他端側に摺動可能に装着されたガイド部156との間に固着されている。また直動カム部材160は、円錐形状のカム部161を、ロックレバー部材170の先端部近傍に設けられた摺接側面171に摺接させている。
ロックレバー部材170は、摺接側面171とは、長手方向で反対側の基端部側に位置する揺動軸172によって揺動自在に軸支されている。
また、ロックレバー部材170には、係合爪部173が一体に突設されている。
この係合爪部173は、パーキングロック機構140のロックギヤ部材180の歯部181と対向する位置に突設されている。また、この係合爪部173は、ロックレバー部材170の摺接側面171と揺動軸172との間で、摺接側面171とは反対側の側面から突設されている。
そして、ロックレバー部材170の揺動に応じて、係合爪部173を歯部181と係合または離反させることにより、ロック状態またはアンロック状態とすることができる。
例えば、図示しないシフトセレクトレバー部または、パーキング指示押しボタンスイッチなどから、ユーザの指示でシフトポジションをパーキングレンジに変更する指令が入力すると、コントローラからパーキングロック信号が、SBWアクチュエータ装置130に出力される。
SBWアクチュエータ装置130は、パーキングロック信号に応じて、回転駆動部132を回動駆動する。回転駆動部132の回転駆動は、連結部135を介して、回動軸部材141を回動させる。
回動軸部材141の回動は、固着された操作リンク部材143を揺動させて、ガイド部156にガイドされて、直線状にスライド摺動するガイドロッド部材157に固着された直動カム部材160を移動させる。
直動カム部材160に形成されている円錐形状のカム部161は、ロックレバー部材170の先端部近傍に設けられた摺接側面171に摺接されている。このため、直動カム部材160のスライド摺動に応じて、ロックレバー部材170の係合爪部173が、ロックギヤ部材180の歯部181に対して係合、離反方向へ揺動する。
このように、パーキングロック機構140の係合爪部173が、ロックギヤ部材180の歯部181に係合または離反して、回転駆動要素をロック状態またはアンロック状態とすることができる。
図6は、SBWアクチュエータ装置130がトランスミッションケース120に装着された様子を示し、図3中D−D線に沿った位置での断面図である。
パーキングロック機構140の回動軸部材141は、トランスミッションケース120の被取付面部121に開口形成された挿通孔123および軸受部124に挿通されて回動自在に支持される軸本体145を備える。
この軸本体145の一端側の先端部146からは、外周面に被嵌着部としての外スプライン142が、軸方向に所定の長さL1を有して形成されている。
また、この外スプライン142とスプライン結合される回転駆動部132の内スプラインは、軸方向に所定寸法L2を有して外スプライン142をほぼ覆う長さに形成されている。
このため、スプライン結合される部分の結合長さL4は、外スプライン142の軸方向長さL1(L1=L4)と同程度で、ほぼ外スプライン142の全長で結合されるように構成されている。
挿通孔123の周縁からは、略円筒状のボス部125が一体に立設されている。このボス部125は、連結部135の周囲を覆うように形成されていて、スプライン結合される部分の長さL4寸法方向で全範囲を覆うように形成されている。
そして、ボス部125は、内スプライン133を有する回転駆動部132が、SBWアクチュエータ装置130と共に取外されて、トランスミッションケース120の回動軸部材141の周縁の被取付面部121が、露呈された状態となっても、外スプライン142が設けられている部分をボス部125の内側に留める。
このため、ボス部125は、外スプライン142を形成した回動軸部材141の先端を掴もうとする把持工具TLによる回動軸部材141外周面の把持を妨げる。
また、SBWアクチュエータ装置130の筐体131のうち、被装着部材であるトランスミッションケース120側に対向する対向面190には、ボス部125の先端面部126を遊嵌させる位置決め受部191が凹設形成されている。
図7は、実施の形態のSBWアクチュエータ装置130のボルト部材122が外された状態で、回動軸部材141を中心に回転される際に通過する内側領域Rを示す正面図である。
SBWアクチュエータ装置130の筐体131から放射状に延設されている取付フランジ部136,137,138は、回転駆動部132からの半径方向長さを異ならせた複数のアーム状となるように形成されている。
このうち、半径方向長さが最も長い取付フランジ部136の先端部分139までの円中心からの寸法D3は、この筐体131の外形寸法のうち、回動軸部材141を中心とした半径方向寸法(D1,D2,D3)のうち、最外端縁に位置する(D3>D1>D2)。
このため、回動軸部材141に連結された状態の回転駆動部132を中心とする回転により、最も外側方を通る先端部分139が、図中に円形によって示されるように回転軌跡を描く。この回転軌跡よりも内側に位置する図中網掛部分で示す内側領域Rは、筐体131の回転で、SBWアクチュエータ装置130のいずれかの構成部品が通過する。
また、トランスミッションケース120の被取付面部121には、この回転軌跡よりも内側の内側領域R内で、取付フランジ部136,137,138間に位置して廻止部300,400がそれぞれ突設されている。
この廻止部300,400は、図6に示すように被取付面部121から膨出される面内外方向の寸法H5が形成されている。
この面内外方向の寸法H5は、内スプライン133を、回動軸部材141の外周面に形成された外スプライン142に嵌着させているスプライン嵌合長さL4よりも大きくなるように形成されている。
次に、この実施の形態の回転アクチュエータの取付部構造の作用効果について説明する。
まず、通常のSBWアクチュエータ装置130の装着によるパーキングロック機構140の作動に沿って説明する。
この実施の形態の回転アクチュエータの取付部構造では、SBWアクチュエータ装置130の回転駆動により、係合方向へロックレバー部材170が揺動されると、係合爪部173がロックギヤ部材180の歯部181,181間に係合される。
よって、ロックギヤ部材180を軸支している支持軸部材および連動する他の回転駆動要素を回転不能に停止させ、パーキングロックがかけられている状態とすることができる。
また、SBWアクチュエータ装置130の逆回転駆動により、ロックレバー部材170を離反方向に揺動させると、係合爪部173の係合が解除されて、回転駆動要素を回転自在とすることができる。
そして、通常のボルト部材122を使用しているため、SBWアクチュエータ装置130の装脱着性が良好で、筐体131を取外した状態で、専用工具を用いることにより、容易に回動軸部材141を回転させることができる。よってユーザは外部からトランスミッションケース120内のロックレバー部材170を離反方向に揺動させて、係合爪部173の係合を解除し、回転駆動要素を回転自在とすることができ、メンテナンスサービス性が良好である。
次に、非ユーザなどによる盗難時等で、専用工具が用いられない場合におけるこの実施の形態の回転アクチュエータの取付部構造の作用効果について説明する。
非ユーザなどにより、ボルト部材122が外されて、トランスミッションケース120からSBWアクチュエータ装置130が取外されることにより、連結部135の嵌着が解除されてもボス部125の内側に外スプライン142が形成された回動軸部材141が留まる。
ボス部125内に留まる外スプライン142を掴もうとする把持工具TLは、通常の工具である場合、ボス部125に妨げられて、外スプライン142全体を把持しにくい。
例えば、図5に示すように、通常の把持工具TLを用いて、回動軸部材141の軸延設方向と直交する方向から把持することはできない。このため、回動軸部材141を回転させることが困難である。
また、回転駆動部132を挿入する大きさを有する挿入開口部127方向から軸延設方向に沿って、把持工具TLを挿入しようとしても、ボス部125の挿入開口部127の内径寸法より大きな把持工具TLは、挿入開口部127の周縁に干渉して挿入できない。
例えば、図4に示すような把持工具TLよりも、さらに先端の細い把持工具を用いることも考えられる。しかしながら、把持工具TLの先端が、被把持物の両側面を掴む構成を採用する場合、先端が細ければ、挿入開口部127から、挿入できる可能性はある。
しかしながら、掴む前に一旦、一対の先端部間を拡開させなければならない場合もあり、ボス部125の内側面128に干渉して拡開できない。また、拡開できたとしても、把持工具TLの各先端部が、内側面128と、外スプライン142との間の隙間寸法D1では、十分に介挿できない。
よって、軸方向に介挿によって届く範囲で、回動軸部材141の外スプライン142端部を一部掴むにこととなる。よって、回動軸部材141に、パーキングロック機構140を解除するために必要とされる回転力を加えながら、回転させることは困難である。
また、この実施の形態では回動軸部材141の外スプライン142との間の隙間寸法D1が、把持工具TLを挿入不能で把持できない寸法に形成されている。このため、この隙間寸法D1に、先端を挿入できる工具でなければ、回転力を与えることは困難である。
上述してきたように、回動軸部材141をマニアル操作で回転させるためには工具の種類が限られ、専用の工具でなければ、パーキングロック機構140をアンロック方向へ作動させることができず、アンロック状態とすることができない。
このようにSBWアクチュエータ装置130が外されても、パーキングロック機構140をアンロック状態とすることができない。
よって、例えば、締結部材として通常用いられる六角ボルト部材などのボルト部材122を使用してもよい。このような通常の安価なボルト部材122を用いても、この実施の形態の回転アクチュエータの取付部構造では、高価な盗難防止ボルトを用いた場合と同等の盗難防止性を発揮させることができる。
また、通常のボルト部材122を使用できるため、SBWアクチュエータ装置130の装脱着性が良好で、正規のユーザや、ディーラ工場などによるメンテナンスサービス性を損なうことなく、安価に盗難防止性を向上させることができる。
しかも、スプライン結合される部分の結合長さL4は、外スプライン142の軸方向長さL1(L1=L4)と同程度で、ほぼ外スプライン142の全長で結合されるように構成されている。外スプライン142の軸方向長さL1は、ボス部125の寸法H1を大きく形成することにより、外スプライン142がボス部125の先端面部126から突出しない範囲で長く設定できる。このため、所望の結合力を得られる。
以上説明した実施の形態について、最後に再び図面を参照しながら総括する。
この車両10は、図1に示すようにSBWアクチュエータ装置130を、トランスミッションケース120の被装着位置に固定する際、複数のボルト部材122を用いる。
トランスミッションケース120内には図4に示すようなパーキングロック機構140が収容されている。パーキングロック機構140は、被取付面部121に開口された挿通孔123内に挿通される回動軸部材141を回転させてロック状態またはアンロック状態とする。
また、図6に示すように、回動軸部材141に形成された外スプライン142に、SBWアクチュエータ装置130の回転駆動部132に形成された内スプライン133を嵌着させて連結部135が構成されている。
そして、回転駆動部132が、連結部135により連結された回動軸部材141を介してパーキングロック機構140へSBWアクチュエータ装置130の回転駆動力が伝達される。
図4に示すように、挿通孔123の周縁からは、連結部135の周囲を覆うボス部125が立設されている。
ボス部125は、連結部135のうち、外スプライン142から内スプライン133を形成した回転駆動部132が外された状態では、把持工具TLによる外スプライン142の把持を妨げるように、外スプライン142をボス部125の内側に留めている。
ボス部125は、被取付面部121から面内外方向に突設された先端面部126までの寸法H1が、被取付面部121から回動軸部材141の先端部146までの寸法H2よりも大きくなるように形成されている。
そして、被取付面部121から離された位置に、回動軸部材141の先端外周面に形成された外スプライン142をこのボス部125が覆う。ボス部125の先端面部126には、通常の把持工具TLが挿入不能な大きさに挿入開口部127が形成されている。
この実施の形態では、被取付面部121から回動軸部材141の先端部146位置までの寸法H2よりも大きく、被取付面部121からの寸法H1を有して先端面部126が形成された円筒形形状のボス部125により、連結部135が覆われる。よって、通常の把持工具TLでは、ボス部125に妨げられて、回動軸部材141と直交する方向から回転力を付与できるように把持できない。
さらに好ましくは、ボス部125の内側面128と、回動軸部材141の外スプライン142との間の隙間寸法D2が、把持工具TLを挿入不能で把持できない寸法に形成されている。
このため、どの方向から外スプライン142を把持工具TLで把持しようとしても、ボス部125に妨げられて、ロック状態を解除することはできず、さらに、盗難防止性を向上させることができる。
さらに好ましくは、ボス部125の内側面128は、回動軸部材141の外スプライン142との間の隙間寸法D2が、専用工具を挿入可能な大きさとされている。
挿入開口部127から挿入された専用工具は、回動軸部材141に形成された外スプライン142に、専用工具の内スプラインをスプライン結合させる。このため、トランスミッションケース120の外方からでも、確実に回動軸部材141をこの専用工具を用いて回転させることができる。
さらに好ましくは、図7に示すようにトランスミッションケース120の被取付面部121からは、SBWアクチュエータ装置130の筐体131の外径寸法のうち、回動軸部材141を中心とする回転で、最も外側方を通る筐体外端縁の先端部分139が描く回転軌跡の内側領域R内に、廻止部300,400が突設されている。
このため、SBWアクチュエータ装置130を外して、SBWアクチュエータ装置130と一緒に、回動軸部材141を回転させようとしても、筐体131の一部が廻止部300,400に干渉して廻らない。
さらに好ましくは、図6に示すように、廻止部300,400の被取付面部121からの面内外方向の寸法H5は、SBWアクチュエータ装置130の回転駆動部132に設けられた内スプライン133を、回動軸部材141の外周面に形成された外スプライン142に嵌着させる嵌合長さL4よりも大きく形成されている。
このため、連結部135で、外スプライン142がスプライン結合を解除して抜けるまでは、廻止部300,400に筐体131の外端縁が干渉して廻らない。またスプライン結合が解除されると、SBWアクチュエータ装置130が、回動軸部材141から外れてしまうため、SBWアクチュエータ装置130と一緒に、回動軸部材141を廻すことはできなくなる。したがって、さらに盗難防止性が良好である。
さらに好ましくは、SBWアクチュエータ装置130のトランスミッションケース120側に対峙する対向面190には、ボス部125の先端面部126を遊嵌させる位置決め受部191が凹設形成されている。
このため、SBWアクチュエータ装置130をトランスミッションケース120に組み付ける際には、ボス部125の先端面部126を、凹設された位置決め受部191に遊嵌して、容易に位置決め固定させることができる。
また、SBWアクチュエータ装置130が、トランスミッションケース120から取外される際に、スプライン結合が外れない限り、ボス部125の先端面部126が、凹設された位置決め受部191内から外れない。
さらに、図4に示すようにボス部125の寸法H1を、外スプライン142をボス部125の内側に留める十分な大きさに設定することにより、スプライン結合される部分の結合長さL4を所望の結合力を得られるように長く設定できる。
また、SBWアクチュエータ装置130をトランスミッションケース120の被取付面部121に装着する際、環状嵌着部134が外スプライン142の基端部の周縁に外嵌しながらスライド嵌着される。
ボス部125の先端面部126が、位置決め受部191を形成する対向面190に突当てられた位置で停止する。スプライン結合の結合長さL4は、必要以上の嵌合が防止されるので、外スプライン142の軸方向の長さL1を、ほぼ全長でスプライン結合の長さL4として用いることができ、スペース効率が良好である。
しかも、先端面部126が対向面190に突当てられてさらなる挿入が防止される。このため、環状嵌着部134が外スプライン142の基端部の周縁を乗り越えて拡径するなどの変形が発生するおそれがなく、軸延設方向の挿入嵌着位置でも、位置決め精度が良好である。
しかも、回転駆動部132の環状嵌着部134が、外スプライン142の基端部の周縁にスライド嵌着されている。このため、SBWアクチュエータ装置130装着後は、軸方向のスライド移動が困難で、スプライン結合の連結力に加えてさらに、強固に連結されて盗難防止性を向上させることができる。
よってさらに、取外しにくいSBWアクチュエータ装置130の中心軸を傾斜させたり、または面延設方向の位置をずらすなどして、廻止部300,400に干渉しないように各取付フランジ部136〜138を避けても、SBWアクチュエータ装置130を回転させることができない。
また、図6に示すように、連結部135によって、外スプライン142を内スプライン133にスプライン結合させたままでは、位置決め受部191の内周面および周縁部が、ボス部125の先端面部126に干渉して径方向に移動できない。このため、さらに廻止部300,400を乗り越えさせて筐体131を廻すことは困難で、盗難防止性が良好である。
この実施の形態では、回転アクチュエータとしてSBWアクチュエータ装置130を用いたものを示して説明してきたが、特にこれに限らない。例えば、コントローラから送信される電気信号に応じて、筐体内部に設けられたモータアクチュエータを回転駆動させることにより、出力軸を所望の回転方向および回転角度まで回動させることができるものであれば、どのような回転アクチュエータ装置であってもよい。
この実施の形態では、SBWアクチュエータ装置130が外されても、パーキングロック機構140をアンロック状態とすることができないように、通常のボルト部材122を締結部材として使用しているものを示して説明してきた。
しかしながら、把持工具TLによる回動軸部材141の把持が妨げられるように、ボス部125の内側に留めるものであればよい。また、通常のボルト部材122に代えて、または加えて、盗難防止ボルトや他の形状のボルト部材などの締結部材を用いてもよく、この場合、同等もしくはそれ以上の盗難防止性を発揮させることができる。
また、廻止部300,400の形状も、この実施の形態に限定されるものではなく、例えば、各取付フランジ部136〜138が位置する部分以外のトランスミッションケース120の被取付面部121を略全域で外側方に、膨出させて干渉するように突設させても良い。
そして、回動軸部材141を中心として筐体131の外端縁の描く回転軌跡よりも内側領域R内に突設されて、回転しようとする筐体131と干渉するものであれば、廻止部300,400の形状、数量および材質が特に限定されるものではく、被取付面部121と一体であっても別体であっても取外しにくければよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 車両、100 エンジン、101 車輪、110 トランスアクスル、120 トランスミッションケース、121 被取付面部、122 ボルト部材、123 挿通孔、124 軸受部、125 ボス部、126 先端面部、127 挿入開口部、128 内側面、130 アクチュエータ装置、131 筐体、132 回転駆動部、133 内スプライン、135 連結部、136,137,138 取付フランジ部、139 先端部分、140 パーキングロック機構、141 回動軸部材、142 外スプライン、143 操作リンク部材、145 軸本体、146 先端部、148 長手方向略中央、156 ガイド部、157 ガイドロッド部材、160 直動カム部材、161 カム部、170 ロックレバー部材、171 摺接側面、172 揺動軸、173 係合爪部、180 ロックギヤ部材、181 歯部、190 対向面、191 位置決め受部、225 ガイドフランジ、300,400 廻止部。

Claims (8)

  1. 被装着部材の被取付面部に締結部材を用いて固定される回転アクチュエータ装置と、
    前記被取付面部に開口された挿通孔内に挿通される被嵌着部を形成すると共に、前記被装着部材に収容されるロック機構と連動して、回転によりロック状態またはアンロック状態とする回動軸部材と、
    前記回転アクチュエータ装置の回転駆動部に形成された嵌着部を、前記被嵌着部に嵌着させて、前記回転駆動部を前記回動軸部材に連結させることにより前記ロック機構へ前記回転アクチュエータ装置の回転駆動力を伝達可能とする連結部と、
    前記挿通孔の周縁から立設されて、前記連結部の周囲を覆うボス部とを備え、
    前記ボス部は、前記被嵌着部から前記嵌着部が外された状態で、把持工具による前記被嵌着部の把持を妨げるように、前記被嵌着部を前記ボス部の内側に留める、回転アクチュエータの取付部構造。
  2. 前記ボス部は、前記被取付面部から面内外方向に突設された先端面部までの寸法が、前記被取付面部から前記回動軸部材の先端部までの寸法よりも大きくなるように形成される、請求項1記載の回転アクチュエータの取付部構造。
  3. 前記ボス部の内側面は、前記回動軸部材の被嵌着部との間の隙間寸法が、前記把持工具を挿入不能で把持できない寸法となるように形成される、請求項1または2に記載の回転アクチュエータの取付部構造。
  4. 前記ボス部の内側面は、前記回動軸部材の被嵌着部の外側面との間の隙間寸法を専用工具が挿入可能な大きさとなるように形成され、
    前記被嵌着部に形成された外スプラインには、挿入された専用工具の内スプラインが、スプライン結合されて前記回動軸部材を回転可能とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転アクチュエータの取付部構造。
  5. 前記回転アクチュエータ装置の筐体外径寸法のうち、前記回動軸部材を中心として筐体外端縁の描く回転軌跡よりも内側領域内には、前記被取付面部から突設された廻止部をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転アクチュエータの取付部構造。
  6. 前記廻止部の前記被取付面部の面内外方向寸法は、前記回転アクチュエータ装置の出力軸に設けられた嵌着部を、前記回動軸部材の外周面に形成された被嵌着部に嵌着させる嵌合長さよりも大きくなるように設定される、請求項5に記載の回転アクチュエータの取付部構造。
  7. 前記回転アクチュエータ装置の被装着部材側に対峙する対向面には、前記ボス部の先端面部を遊嵌させる位置決め受部が凹設形成される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の回転アクチュエータの取付部構造。
  8. 前記回転アクチュエータは、シフトバイワイヤアクチュエータ装置であり、
    前記被装着部材は、トランスミッションケースであり、
    前記ロック機構は、パーキングロック機構であり、
    前記回動軸部材は、回動により前記パーキングロック機構のパーキングロックおよびアンロック操作を可能とするマニュアルシャフト部材である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の回転アクチュエータの取付部構造。
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