JP2013166239A - チゼル - Google Patents

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Abstract

【課題】チゼルが、素材中で動かなくかる可能性を低減する。
【解決手段】チゼル1は、打撃方向7に向く中心軸線2に沿って順に配置された打撃面4、シャンク8、拡径部12及び先端部3を備える。拡径部12は、中心軸線2の周囲に、中心軸線2に沿って延設された複数のリブ13を有する。リブ13のそれぞれは、中心軸線2に対して接線方向への偏倚をなすことにより形成される波状形状を有する。
【選択図】図1

Description

本発明はチゼルに関し、具体的には素材を複数の断片に分割する手持ち式工具用のチゼルに関する。
素材を複数の断片に分割するため、使用者はチゼルを素材に押し当てる。チゼルは、まず最初にその軸線方向に向けて素材内に入り込む。チゼルは圧縮応力を発生することによって素材を押し出す。このときの応力が素材の弾性を上回ると、チゼルの周囲の素材が破砕する。
しかしながら、このような応力に対して素材が持ちこたえることができると、チゼルが素材内で動けなくなってしまう。このとき使用者は、大きな肉体的労力を伴わなければ、素材からチゼルを抜き取ることができない。
本発明のチゼルは、素材内で動けなくなる可能性を低減するものである。このようなチゼルは、打撃方向に向く中心軸線に沿って順に配置された打撃面、シャンク、拡径部、及び先端部を有する。拡径部は、中心軸線に沿って延設されると共に中心軸線周りに分散配置された複数のリブを有する。それぞれのリブは、中心軸線に関して接線方向に偏倚した波状形状を有する。接線方向への偏倚とは、径方向に直角、且つ中心軸線に直角な方向になされるものであって、中心軸線周りの周方向に例えば円弧状などのように曲線状に湾曲させたもの、若しくは周方向に向け接線に沿って直線的に移動したもの、または円弧状の偏倚と直線的な偏倚との組み合わせとすることができる。螺旋状とは異なり、得られる波状形状は、中心軸線方向に対し、リブが一方の周方向及び当該一方の周方向と逆の周方向とに交互に偏倚して形成されることを意味する。このような交互の偏倚により、素材における応力を断ち切り、チゼルが動かなくなる可能性を低減することができる。
偏倚の大きさは制限されるのが有効である。偏倚の大きさとは、2つの隣り合う最大偏倚部分の周方向における間隔である。偏倚の大きさはリブの幅より小さいのが好ましい。中心軸線周りの一方の周方向に向けての偏倚の大きさは、当該一方の周方向とは逆の周方向に向けての偏倚の大きさと等しくすることが可能である。偏倚の大きさは、5〜20度の範囲内に設定することができる。
リブの少なくとも1つは、波状形状を形成する接線方向への偏倚において、中心軸線の周囲の周方向に平行移動するように偏倚していてもよい。このとき、中心軸線に直角な断面の形状は、中心軸線に沿って連続的に変化する。
リブの少なくとも1つは、波状形状を形成する接線方向への偏倚において、中心軸線の周囲の周方向に回るように偏倚していてもよい。このとき、中心軸線に直角な断面の形状は、中心軸線に沿って、形状を維持しつつ一方の周方向と当該一方の周方向とは逆の周方向とに交互に回転する。
偏倚により、中心軸線に沿う方向に対するリブの傾斜が生じる。この傾斜は波状形状に同調して変化する。このような傾斜は、チゼルが動かなくなるのを防止する上で有効である。一方、大きな傾斜は、高い破砕効果に対して障害となる。中心軸線に沿って周期的に変化する角度は最小値と最大値とを有する。最小値は−20度〜−3度の範囲内にあるのが好ましく、最大値は3度〜20度の範囲内にあるのが好ましい。
チゼルは、少なくとも3つの波列を有するのが好ましい。
チゼルを示す図である。 図1のII-II平面におけるチゼルの断面図である。 図1のIII-III平面におけるチゼルの断面図である。 図1のIV-IV平面におけるチゼルの断面図である。 チゼルの断面図である。 チゼルの断面図である。 チゼルの断面図である。 ハンマードリルを示す図である。
具体例及び図面に基づき、本発明について以下に説明する。
特に示さない限り、同一の要素、または機能的に同様の要素は、同じ符号により図に示すものとする。
図1は、具体例であるチゼル1の側面図である。チゼル1は、同一の中心軸線2における一端に先端部3を有し、他端に打撃面4を有する。手持ち式電動工具であるハンマードリル6の打撃部材5、56によって打撃面4に加えられた打撃は、打撃面4から中心軸線2に沿って打撃方向7に向け、先端部3へと伝達される。
打撃面4は、チゼル1におけるシャンク8の前方端面によって形成される。この前方端面は中心軸線2に実質的に直角に形成され、球面状または平面状をなす。シャンク8は、中心軸線2と同軸状に形成されているのが好ましく、例えば六角柱などの角柱状、または例えば断面が円形の円柱状をなす。シャンク8において打撃面4に隣接する部分は、ハンマードリル6、即ちハンマーチゼルへの挿入端部9として形成することが可能である。例えば、シャンク8には中心軸線2に沿って溝状凹部10を設けることが可能であり、この溝状凹部10に、手持ち式電動工具6のロック部材を係合可能である。これに代えて、或いはこれに加えて、環状のカラー11をシャンク8に設けてもよい。径方向に突設されたカラー11は、チゼル1を軸線方向で固定するべく、ハンマードリル6のブラケットを後方から係合させてもよい。
前端部3は、打撃方向7に向けて先細りになっており、中心軸線2周りに対称になっているのが好ましい。例えば、先端部3は、ピラミッド状、或いは円錐状としてもよい。
拡径部12は、チゼル1が素材内で動かなくなってしまう可能性を低減するため、中心軸線2に沿い、先端部3とシャンク8との間に配設されている。拡径部12は、先端部3全体と同じ材料、好ましくは鋼からなる。図2は、例示した拡径部12のII-II平面における断面図である。また、図3はIII-III平面における断面図であり、図4はIV-IV平面における断面図である。III-III平面は、II-II平面とIV-IV平面との中間に位置する。例示した棒状の拡径部12には、中心軸線2に沿って長手方向に延びる複数のリブ13が中心軸線2の周囲に配列されている。これらリブ13は、いずれも先端部3を起点として設けられているのが好ましい。各リブ13の長さ(中心軸線2方向の長さ)は、同一とすることが可能であり、具体的には拡径部12の長さ14と等しくすることが可能である。リブ13は、中心軸線2の周囲に等間隔の角度15で配置されるのが好ましい。図示した実施形態では、各リブ13は同一形状であり、互いに平行に配列されている。
リブ13は、中心軸線2からそれるような偏倚を変化させた波状形状をなす。この波状形状の特徴は、偏倚により中心軸線2に沿って生じる複数の極小部16と極大部17とにある。極小部16から打撃方向7に延って移行するにつれ、リブ13の偏倚の大きさは、隣り合う極大部17まで周方向18に連続的に増大する。図中の表示において周方向18は、打撃方向7に見たときに反時計回りとなっている。極大部17から打撃方向7に沿って移行するにつれて、リブ13の偏倚の大きさは、隣り合う極小部16まで周方向18に連続的に減少する。中心軸線からそれるような偏倚は、中心軸線2に沿って、例えば正弦曲線状に変化する。
チゼル1が素材内に差し込まれているとき、素材に対し、極小部16が周方向18とは逆方向に力を作用させる一方、極大部17が周方向18に力を作用させる。この結果として生じる剪断力により、素材内に深く差し込まれたチゼルが動かなくなる可能性が低減される。
リブ13の偏倚の大きさの平均は0となるのが好ましく、周方向18への偏倚の大きさと、周方向18とは逆方向への偏倚の大きさとは等しいのが好ましい。リブ13の極小部16は、中心軸線2に沿って直線的に配置される。リブ13の極小部16は、中心軸線2に沿って互いに位置をずらして配置される一方、中心軸線2周りの角度位置19は同一である。リブ13の全ての極大部17についても、同様にして中心軸線2に沿って直線的に配置されると共に、中心軸線2周りの角度位置20は同一であるのが好ましい。対称的な形状により、素材内でチゼル1が動かなくなる可能性を低減するという点での性能改善だけでなく、周方向18への力の伝達と周方向18とは逆方向への力の伝達とを同様に行う上でも有利となる。極小部16と極大部17とは、中心軸線2に沿って等間隔で配置されるのが好ましい。従って、リブ13は、その延設部分において、極小部16及び極大部17の一方を通過して中心軸線2に直角な平面、例えばII-II平面及びIV-IV平面の一方に関し、鏡面対称となる。
設けられるリブ13の数は、一例として、細いチゼル1の場合で3本、太いチゼル1の場合で6本とするのが好ましい。リブ13は、中心軸線2周りに等間隔で配置されているのが好ましい。周方向18と、周方向18とは逆方向とで作用する力が同じになるよう、回転対称の構造となっている。図示の通り、リブ13を全て同じ形状とすることにより、例示している構造は4回対称となっている。これに代え、例えば4本のリブの場合に、径方向で対向する位置にあるリブを同じ形状とすると共に、これらリブと隣り合うリブとは形状と異ならせてもよい。この場合、4つのリブを有した2回対称の構造となる。
例示した拡径部12のリブ13は、それぞれ3つの極小部16及び3つの極大部17、即ち3つの波列22を有する。極小部16及び極大部17の数は、拡径部12の長さ14に依存する。隣り合う極小部16と極大部17との間隔は、1cm〜3cmの範囲内とするのが好ましい。チゼル1は、一般的に10cm程度まで素材内に差し込まれ、1を超える波列22が素材内に位置する。
リブ13は、峰部23と、峰部23より周方向18の側に位置して峰部23と接する第1側面部24と、峰部23より周方向18とは逆方向の側に位置して峰部23と接する第2側面部25とを有する。リブ13の表面は、主として、周方向18の側の第1側面部24と、峰部23と、周方向18とは逆方向の側の第2側面部25とからなる。第1側面部24は、周方向18のみを向いており、周方向18に向け中心軸線2に近付くように傾斜している。第1側面部24は、連続的に形成され、リブ13の軸線方向の全長14にわたって延設されている。第1側面部24に対応したもう一方の側面部である第2側面部25は、周方向18とは逆方向のみを向いており、いずれの部分においても、周方向18に向け上昇するように、即ち中心軸線2から遠ざかるように傾斜している。第1側面部24と同様に、第2側面部25は連続的に形成され、リブ13の軸線方向の全長14にわたって延設されている。
第2側面部25は、中心軸線2に沿って延設されており、第1側面部24と平行であるのが好ましい。打撃方向7における第1側面部24の曲率は、打撃方向7における第2側面部25の曲率と等しくなっている。リブ13の幅26は、中心軸線2に沿って一定である。リブ13の幅26は、リブ13の半分の高さ位置27における幅として規定することができる。この半分の高さ位置27は、峰部23における直径と基部28における直径との半分、即ち外径29と内径30との算術平均の半分に相当する位置である。複数のリブ13による周方向の占有領域の合計の大きさは、半分の高さ位置27において90度〜150度の範囲の円弧に相当するものとなる。従って、リブ13が4本の場合、拡径部12におけるリブ13の幅26は、22.5度〜37.5度の円弧内に収まるものとなる。
リブ13は鏡面対称の形状を有することが好ましい。中心軸線2に直交する平面におけるリブ13の断面は、峰部23を通過する対称軸31に関して線対称になっている。径方向における第1側面部24の湾曲は、径方向における第2側面部25の(逆向きの)湾曲と線対称になっている。
峰部23は平坦、或いは例示するように線状であってもよい。峰部23は、周方向18に対する接線方向にある。峰部23に隣接する第1側面部24及び第2側面部25は、峰部23からそれぞれ周方向18及び周方向18とは逆方向に向け中心軸線2に近付くように傾斜している。峰部23は、中心軸線2に直角な平面において、中心軸線2から径方向に最も離間した位置にあるリブ13上の点の集合からなる。中心軸線2を挟む峰部23の間隔は、打撃方向7に沿って好ましくは連続的に減少し、特に先端部3の領域では、峰部23が単調に中心軸線2に近付いていく。これに代えて、中心軸線2を挟む峰部23の間隔を、中心軸線2に沿って周期的に増減させるようにしてもよい。中心軸線2に最も近接した面により、リブ13の基部28が形成される。中心軸線2を挟む基部28の間隔30は、拡径部12の全長14にわたって一定であるのが好ましい。リブ13の基部28は、周方向18で隣り合うリブ13の基部28と併合するようにしてもよい。
中心軸線2の周囲に配列されたリブ13は、拡径部12に非凸面形状の特徴を与える。峰部23に対して径方向にくぼんだ第1側面部24及び第2側面部25は、隣り合うリブ13の間に延びる通路32に接している。通路32は、拡径部12の凸面状の包絡線より内側に位置している。拡径部12の中心軸線2から峰部23までの距離の2倍に等しい外径29は、拡径部12の中心軸線2から基部28までの距離の2倍に等しい内径30より少なくとも50%大きいのが好ましい。リブ13はコア部33から径方向に拡大するようにして形成してもよい。コア部33は、例えば中心軸線2を中心とする回転対称体或いは円柱体などの、凸面を有した中実体からなる。
第1側面部24は、リブ13に対応して波状形状をなす。第1側面部24と中心軸線2とがなす角度34は、中心軸線2に沿って交互に変化する。具体的には、角度34が負の方向及び正の方向に変化することにより、角度が一定で回転方向が固定となる螺旋状とは大きく異なる構造となっている。例えば、角度34は中心軸線2に沿って正弦曲線の場合のように変化する。角度34の最大値は3度〜20度の範囲内にあり、角度34の最小値は−3度〜−20度の範囲内にある。
第1側面部24は、中心軸線2に沿って、第1区域35と第2区域36とに交互に区分される。第1区域35において第1側面部24は、中心軸線2に対し正の角度34で傾斜している。続いて第1側面部24は、打撃方向7に沿い、周方向18に移行していく。第1区域35において傾斜している第1側面部24及びその垂線37は、打撃方向7側に向く。第2区域36では、第1区域35の場合とは逆に傾斜しており、第1側面部24は、中心軸線2に対して負の角度34で傾斜する。第1側面部24は、打撃方向7に沿い、周方向18とは逆方向に移行していく。第1側面部24とその垂線38は打撃面4に対する打撃方向7とは逆方向側に向く。
リブ13の接線方向の偏倚は、例えば平行移動により行われる。極小部16において第1側面部24は、極大部17における第1側面部24と平行となり、好ましくは、他の部分における中心軸線2に直角な全ての断面において平行となる。中心軸線2に対する第1側面部24の傾斜34は、中心軸線2に沿って繰り返し変化するが、径方向では一定となる。線対称のリブ13の場合、対称軸31は、中心軸線2に沿って互いに平行な状態を維持する。例えば、この平行移動は、中心軸線2に直角で、リブ13の峰部23の点に接する直線39に沿って行うことが可能である。この点は、例えば極小部16と極大部17との中央部40(III-III平面)に設けることができる。
各リブ13には、角度15毎に個々の直線39が割り当てられ、これらの直線39は、隣り合うリブ13がなす角度15に等しい角度15で中心軸線2周りに配置される。平行移動は、それぞれのリブ13に対し、角度15ずつ回転した方向に向けて行われる。拡径部12の外形は中心軸線2に沿って変化する。極小部16、中央部40、及び極大部17における拡径部12の断面は、それぞれ形状が異なっている。中心軸線2周りに回転させても、断面を互いに一致させることはできない。例えば、中央部40の断面は、対称軸31に関して線対称となっている。一方、極小部16及び極大部17におけるそれぞれの断面は、線対称にはなっていないが、相互に線対称とすることは可能である。
リブ13の接線方向への偏倚の大きさは制限される。図4は、極大部17における断面に加え、極小部16における断面を示す図である。なお、いずれのリブ13も交差していない。隣り合う極小部16と極大部17との間のずれの大きさは、リブ13の断面における重複面積41、即ち、例えば極小部16におけるリブ13の断面と、当該リブの極大部17における断面とが重複する面積が、リブ13の断面積の少なくとも25%となるような大きさとなっている。従って、台形に近似したリブ13の良好な断面により、偏倚の大きさ、即ち極小部16から極大部17までの距離は、リブ13の幅26の75%未満となる。少なくともこの偏倚の大きさは、極小部16及び極大部17のそれぞれにおける断面の重複部分41(網掛け部分)の面積が、リブ13の断面積の75%未満となるような大きさとなる。偏倚の大きさはリブ13の幅26のほぼ25%となっている。
周方向18及び周方向18とは逆方向における角度偏差42で表される、極大部17と当該極大部17に隣り合う極小部16との間の偏倚の差は30度未満であって、好ましくは5度より大きい。第1区域35内におけるリブ13の偏倚は少なくとも5度であって、周方向18に1/12回転より少なく偏倚させたものとなり、これに続く第2区域36では、周方向18とは逆方向に少なくとも5度となる。第2区域36における周方向18とは逆方向への偏倚も、1/12回転未満に制限される。隣り合うリブ13の間の通路32は、中心軸線2に沿って直線状に延びるコア43からなり、少なくとも30度に相当する幅を有する。角度寸法は、リブ13の半分の高さ位置27における輪郭に基づき定めるのが好ましい。
図5〜図7は拡径部12の断面図である。図5は、偏倚が最小となる位置における断面図であり、II-II平面の断面図に相当する。また、図7は、偏倚が最大となる位置における断面図であってIV-IV平面の断面図に相当し、図6は、偏倚が最小となる位置と偏倚が最大となる位置との中間となる位置における断面図であってIII-III平面の断面図に相当する。
拡径部44は、複数のリブ45を有しており、これらリブ45は中心軸線2の周りに配列されている。中心軸線2に沿って延びるリブ45は波状形状をなすことにより、中心軸線から接線方向に偏倚が生じている。各リブ45は、周方向18のみに向く連続的な第1側面部24と、周方向18とは逆方向に向く連続的な第2側面部25とを有する。リブ45の表面は、互いに平行であるのが好ましい第1側面部24及び第2側面部25によって形成される。リブ45について、図2〜図4に基づき更に詳細に説明する。
リブ45は中心軸線2の周囲に設けられる。中心軸線2周りにリブ45を回転移動させることによって接線方向の偏倚が生じる。拡径部12において中心軸線2に直交する断面は、いずれも同じ形状を有しており、中心軸線2周りの回転により重ね合わせることが可能である。例えば、断面は、リブ45の対称軸31に関して線対称とすることが可能である。
リブ45の接線方向の偏倚の大きさは制限される。図7には、極大部17における断面(網掛け)に加え、極小部16における断面(網がけなし)が示されている。極小部16における断面と極大部17における断面との角度のずれ42は30度未満である。この角度のずれ42は5度より大きいのが好ましい。また、角度のずれ42は、全ての極小部16と全ての極大部17との間で、等しくなっているのが好ましい(図1参照)。
リブ45の幅26は、角度のずれ42に比べて大きいのが好ましい。例えば、リブ45の幅26は、半分の高さ位置27において、全周のうち90度〜150度の間の角度の円弧を占めるように設定するのが好ましい。例示した4つのリブ45を有する拡径部12の場合、幅26は22.5度〜37.5度の範囲内にある。接線方向におけるリブ45の幅46の偏倚は、リブ45同士が交差しない程度に設定すべきである。
第1側面部24と中心軸線2とがなす角度34は、峰部23に向けて径方向に移動するにつれ増大する。
図8は、手持ち式のハンマードリル6の例を示す概略図である。ハンマードリル6は、チゼル1のシャンク9を挿入可能な工具ホルダ47を有する。ハンマードリル6の基本的な駆動源はモータ48によって具体化されており、モータ48が打撃機構49及び駆動軸50を駆動する。使用者は、ハンドル51を用いてハンマードリル6を案内し、システムスイッチ52を用いてハンマードリル6を切り換えることができる。作動中、ハンマードリル6は、作動軸線54に沿った打撃方向7に向け、ドリル用チゼル53を素材中に打ち込む。
打撃機構49は、例えば空気圧式ハンマー機構49からなる。励振部材55及び打撃部材5が打撃機構49内に移動可能に配置され、作動軸線54に沿って案内される。励振部材55は、カム56、即ち斜板を介してモータ48に連結されており、力が周期的な直線運動に変換される。励振部材55と打撃部材5との間の空気室57によって形成される空気スプリングにより、打撃部材5が励振部材55に連動する。打撃部材5は、チゼル1の後端部を直接的に打撃することが可能であり、また、その運動量の一部を、実質的に静止した中間打撃部材58を介して、間接的にドリル用チゼル53に伝達することが可能である。
打撃機構49は工具ハウジング59内に配設され、好ましくはその他の駆動用部材も工具ハウジング59内に配設される。

Claims (10)

  1. 打撃方向(7)に向く中心軸線(2)に沿って順に配置された打撃面(4)、シャンク(8)、拡径部(12)及び先端部(3)を備えたチゼル(1)であって、前記拡径部(12)は、前記中心軸線(2)の周囲に、前記中心軸線(2)に沿って延設された複数のリブ(13,45)を有し、前記リブ(13,45)のそれぞれは、前記中心軸線(2)に関して接線方向への偏倚をなすことにより形成される波状形状を有することを特徴とするチゼル。
  2. 前記接線方向への偏倚の大きさは、前記リブ(13,45)の幅より小さいことを特徴とする請求項1に記載のチゼル。
  3. 一方の周方向(18)へ偏倚する前記リブ(13,45)の部分の偏倚の大きさ(42)は、前記一方の周方向(18)とは逆の周方向へ偏倚する前記リブ(13,45)の部分の偏倚の大きさ(42)と等しいことを特徴とする請求項1または2に記載のチゼル。
  4. 前記偏倚の大きさ(42)は5度〜30度の範囲内にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のチゼル。
  5. 前記リブ(13)の少なくとも1つは、波状形状を形成する前記周方向への偏倚において、前記周方向(18)に平行移動するように偏倚していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のチゼル。
  6. 前記中心軸線(2)に直角な断面の形状が、前記中心軸線(2)に沿って連続的に変化することを特徴とする請求項5に記載のチゼル。
  7. 前記リブ(45)の少なくとも1つは、波状形状を形成する前記周方向への偏倚において、前記中心軸線(2)の周囲を前記周方向(18)に回るように偏倚していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のチゼル。
  8. 前記中心軸線(2)に直角な断面の形状が、前記中心軸線(2)に沿って、形状を維持しつつ前記周方向(18)及び前記周方向(18)とは逆方向に交互に回転することを特徴とする請求項7に記載のチゼル。
  9. 少なくとも2つの波列(22)を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のチゼル。
  10. 前記リブ(13,45)は、前記中心軸線(2)に沿う方向に対する角度(34)を周期的に変化させることにより、前記中心軸線(2)に対して傾斜し、前記角度(34)の最小値は−20〜−3度の範囲内にあり、前記角度(34)の最大値は3〜20度の範囲内にあることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のチゼル。
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