JP2013165467A - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信の相手機器を介在してネットワークに接続する際に相手機器との接続手順を省略する技術を提供する。
【解決手段】メッセージを作成する作成手段と、他の機器と無線通信接続を確立する前にこのメッセージを送信する送信手段と、を具備する無線通信装置。また、他の機器と無線通信接続を確立する前にこの機器からのメッセージを受信する受信手段と、この受信手段が受信した相手機器からのメッセージを、別の機器に無線通信接続を確立する前に送信する送信手段をさらに具備する無線通信装置。
【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、無線通信装置及び無線通信方法に関する。
近年、無線通信技術の発達により様々な無線技術がユーザに提供されている。例えばBluetooth(登録商標、以下省略)のような無線技術が開発され、Bluetooth通信の可能な様々な無線通信装置が普及している。また、Bluetooth通信の相手機器を介在してインターネット等のネットワークに接続するような利用形態も想定される。
普通これは自機と相手機器とを接続した後に、データの送受信を行っていることが前提である(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、データ送受信のたびに接続手順が必要ではない技術への要望があるが、かかる要望を実現するための手段は知られていない。
特開2008−116994号公報
本発明の実施の形態は、無線通信の相手機器を介在してネットワークに接続する際に相手機器との接続手順を省略する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、実施形態によれば無線通信装置は、メッセージを作成する作成手段と、他の機器と無線通信接続を確立する前にこのメッセージを送信する送信手段と、を具備する。また無線通信装置は、他の機器と無線通信接続を確立する前にこの機器からのメッセージを受信する受信手段と、この受信手段が受信した相手機器からのメッセージを、別の機器に無線通信接続を確立する前に送信する送信手段をさらに具備する。
発明の効果は特には記載しない。
この発明の一実施形態を示す構成図。 同実施形態の無線通信装置のブロック構成図。 同実施形態のEIRに書込むデータの一例を説明するために示す図。 同実施形態のEIRに書き込むデータのフォーマットの一例を示す図。 同実施形態に用いられる無線通信装置のメッセージ送受信のシーケンス図。
以下、本発明の一実施形態を図1乃至図5を参照して説明する。
まず実施形態の概要としては、ある機器がインターネットに接続できない状況下で、緊急に送信しなければならないメッセージデータがある場合に、Bluetoothで規定されたEIRに当該メッセージデータを含め、周辺のデバイスに当該データを含むEIRをマルチキャストし、インターネットに接続している機器までデータが到達したら、その機器からデータをインターネット経由で相手先に送信するという内容である。
この背景として地震など災害発生時に、緊急でメールを送信したい場合でも、電波の受信感度が悪かったり、無線LANに接続できないことがある。このような場合に、メールなどのデータを相手先に送信する方法を実現するものである。
近年は、スマートフォンが普及してきており、ほとんどのスマートフォンはBluetoothを備えている。また、バージョンはv2.1以上であり、PC(Personal Computer)で使用するBluetoothもv2.1以降である場合が多く、実現可能性としては問題ない。また、スマートフォンなどのモバイルデバイスで通信するアプリとして、メールだけでなく、Twitterなどアプリケーションのタイプも多くなっている。
以下、実施の形態を図面を参照しながら説明する。まず図1は、本実施形態における無線通信装置A乃至無線通信装置Fを示す概念図である。
無線通信装置A乃至Eは、例えばBluetoothのような無線通信プロトコルによって、互いに無線通信を実行することの可能な無線通信装置であり、本実施形態では携帯電話であるものと例示する。本実施形態では無線通信装置Aは携帯電話であるものとして例示するがこれに限定されず、例えば、スレート型PC、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、据え置きPC、クラムシェル型PC、体重計等の様々な機器が考えられる。無線通信装置B乃至Eについても上記と同様にDTVに限定されず、様々な機器が考えら得る。
この無線通信システムは、Bluetooth仕様のBluetooth Core Spec Ver.2.1以降のバージョンをサポートしており、Bluetooth Core Spec Ver.2.1の機能である、Extended Inquiry Response(EIR)を利用することができる。
ここで、EIRを含めたBluetoothにおけるInquiryの機能について簡単に説明する。Bluetoothでは、無線が届く範囲にどのようなBluetooth通信可能な機器が存在しているのかを知るための機能としてInquiryの機能がある。Inquiryでは、無線の届く範囲にいるBluetooth機器から送信されたアドレス等の情報を記述したのパケットを受信することができる。この送受信の際には機器同士は無線通信接続を確立しておらず、このInquiryで送受信されるパケットの情報を用いて無線通信接続を確立することができる。Bluetooth Core Spec version2.1では、Inquiry responseが拡張されたExtended Inquiry Response(EIR)が定義され、このEIRで拡張された領域にはBluetooth Core Spec Ver.2.1より前にはInquiry responseに記述することのできなかった情報を載せることが可能となった。このEIRでは様々な情報を送信に利用される。
次に、本実施形態における無線通信装置A乃至Eの内部構成を説明する。
図2は本実施形態における無線通信装置A乃至Eの内部構成の一例を示すブロック図である。
無線通信装置A乃至Eは制御部11、メモリ12、タイマー13、無線制御部14、及び無線通信回路15を有している。無線通信装置A乃至Eは、他にも表示部、スピーカ等の構成を有しているが、簡単のためここでは説明を割愛する。
制御部11は例えばCPU(Central Processing Unit)であり、無線通信装置A乃至E全体を統合的に制御する機能を有している。
メモリ12は例えば不揮発性の記憶媒体であり、各種プログラムやデータを格納している。このメモリ12は制御部11が各種処理の実行時に利用するワークメモリとして動作してもよい。
タイマー13は時間の経過の判定を行う機能を有している。
無線制御部14は、無線通信回路15による他の無線通信装置と行う無線通信を制御する機能を有しており、無線制御部14は他の無線通信装置とBluetoothによる無線通信を実行することが可能である。
無線通信回路15は、Bluetooth通信における無線信号を送受信する機能を有する回路である。無線通信回路15は無線制御部14に制御され、無線信号を送受信する。また少なくとも無線通信装置Eはインターネットに接続可能である。
次に、無線通信装置A乃至Eが送受信するEIRについて説明を行う。図3は本実施形態における無線通信装置の機器情報の一例を示した概念図である。実際のデータとしては、図2の制御部11がメモリ12を制御して、このメモリ12内に置かれている。
無線通信装置A乃至EはInquiryによって他の機器から機器情報を受け取る。本実施形態における、それぞれの機器が送信し、他の機器が受信する機器情報データ(200)としては一般には、機器名(200a)、BD(Bluetooth Device)アドレス、さらに公開鍵などの暗号化に使用する鍵、暗号化された認証データ等もが挙げられる。
即ち無線通信装置A乃至Eが送信するEIRに記述されている情報としては、機器名、BDアドレス、公開鍵などの暗号化に使用する鍵が含まれる。
BDアドレスとは、Bluetoothを行う際に機器を識別するために用いられるアドレスである。
公開鍵暗号方式では、公開鍵はある機器が他の機器に対して送信(公開)する鍵であり、公開鍵を送信する機器は、この公開鍵を用いて他の機器が暗号化した認証データを、自身の有する秘密鍵によって復号化することができる。ある機器が送信した公開鍵と、この機器が有する秘密鍵とは対応しており、この公開鍵を用いて他の機器が行ったデータへの暗号化は、対応する秘密鍵によってのみ復号化することができる。
暗号化された認証データはある機器の暗号化に使用する鍵を用いて暗号化された認証データである。
Extended Inquiry Responseに書き込むデータの一例を上記図3に示したが、関するデータフォーマットの一例を図4に示す。図4に示しているようにデータの前にタグが付くことによって、Extended Inquiry Response内のデータがどのようなものであるか判別できるようになっている。無線制御部14は、メッセージを作成する作成手段としてメモリ12内に置かれている図3の内容のデータを取り込み、このようなタグ付きのEIRを作成し、無線通信回路15から送信する。
即ち機器名タグと機器名からなるデータにこのデータのデータ長を表す数値を前置する。以下、同様にしてアドレスタグとBDアドレスからなるデータ、緊急タグと緊急かどうかの値からなるデータ、送信先タグと送信先アドレスからなるデータ、アプリタグとアプリケーションの種類からなるデータ、有効時間タグと有効時間の値からなるデータ、メッセージタグとメッセージの内容からなるデータの夫々にこれらデータのデータ長を表す数値を前置し、全体を繋ぎ合わせる。このうちアプリケーションの種類としては、メールやTwitterの他にも指定してよい構成を取ることができる。
また反対に無線通信回路15から受信したこのようなタグ付きのEIRから、無線制御部14は制御部11と連携してメモリ12内に置かれるデータを形成する。
さて図4は本実施形態におけるEIRのデータフォーマットの一例を示す概念図である。本実施形態では、無線通信方式として、Bluetooth Core Spec version 2.1以降を使用し、その中の機能である、Extended Inquiry Responseを応用する。再度Extended Inquiry Responseについて簡単に説明する。Bluetoothでは、無線が届く範囲にどのようなBluetooth機器が存在しているのかを知るための手段として、Inquiryという機能がある。Inquiryでは、無線の届く範囲にいるBluetooth機器から伝送される機器情報を受信する。そのとき、機器情報を伝送するための接続は確立しない。Core Spec version2.1より、Inquiryはこれらの機器情報以外にも、全体で240バイトまでの情報を伝送できるようExtended Inquiry Responseとして、拡張された。
即ちEIRは無線通信接続のための情報(無線通信接続確立のための情報、無線通信接続確立に供する情報)であり、EIRのデータフォーマットとして、データ自体が記述された領域と、このデータのデータ長が記述された領域とが存在する。データ自体が記述された領域の中には、データのタグを示す領域と、タグで示すデータが記述された領域とが存在する。
機器名、BDアドレス等のデータの直前には、それが機器名、BDアドレス等のデータであることをそれぞれ示すタグがつけられている。
また、EIRで旧バージョンより拡張された領域(拡張領域)には、公開鍵などの暗号化に使用する鍵及び認証データが記述される。前述のように認証データを平文のまま記述することは、Bluetoothの仕様で認められていないが、本実施形態では暗号化をして記述する(図示せず)。
さらにこの拡張領域は、本実施形態では上記図3、図4のような用い方をしている。例えばこのうち緊急タグ・YES(NO)については、無線通信装置A乃至Eで統一の値を設けておく。なお緊急タグは、当該緊急タグがYESを示すEIRを受信した機器に対して、当該EIRに含まれるメッセージを送信先アドレスが示す宛先にインターネット経由で送信すること指示する情報、受信機器がインターネットに接続されていない場合に、EIRに含まれるメッセージと送信先アドレスと緊急タグ等とを、当該受信機器がEIRに含めてマルチキャストするよう指示する情報、等として定義しても良い。
次に本実施形態における無線通信装置が行う無線通信の処理について説明を行う。図5は本実施形態における無線通信装置が行う無線通信の処理を示すシーケンス図である。このシーケンス図を説明する前に次の2点に触れる。
(1)データの有効期限
緊急時にデータを送信することになるので、できるだけ電力使用量を抑える必要がある。そのため、EIRに登録する時間を指定し、指定した時間を経過したらEIRから削除し、BluetoothをOFFにすることが望ましい。または、EIRを経由したデバイス数がある一定の数を超えると近くにインターネットに接続しているデバイスはないものとして、EIRから削除し、BluetoothをOFFにする方式が望ましい。どちらも、EIRに有効期間、デバイス数(図示せず)を書き込むことで対応可能となる。
(2)EIRに登録する条件
例えば、地震が発生したときに多数のデバイスから一斉に、本発明によりデータが送信される場合、EIRの容量を超えるようなデータが多数のデバイスから送信される可能性がある。近くのデバイスについては、自機とそれほど、距離的な条件が変わらないため、登録するのはあまり意味がない。そこで、EIRと共に受信するRSSI(Received Signal Strength Indication, Received Signal Strength Indicator または、受信信号強度)により、届いたのが近くのデバイスからか、あるいは、遠くのデバイスからかの判断ができるため、RSSIの小さいものを優先して、EIRに登録するようにする。
RSSIとは、無線通信機器が受信する信号の強度を測定するための回路または信号のことである。RSSIは、主に無線LANやBluetoothなどの無線通信において、送信範囲の制御などの目的で利用されている。これは、あまりに出力が強いと不必要に距離の離れた箇所までカバーすることになり、電力の無駄や盗聴の危険性が生じるためである。
また、スケルチと呼ばれる雑音遮断機能を実現するための測定方法として、RSSIを用いる場合もある。なお、携帯電話の受信感度を表示するアンテナマーク(感度レベルが棒の増減などによって示されるもの)も、RSSIによって測定・表示されている。
さてデータ送信シーケンスとして、図1の構成におけるデータのやり取りのシーケンスを図5に示す。
インターネットに接続していない機器の挙動は次のとおりである:
無線(通信)装置Aは相手に送信するデータを作成する。(ステップS101a)
なおここでのデータとは、例えばユーザからの文字入力に基づいたメッセージ等のデータである。即ち無線装置Aは、ユーザからの文字入力を受け付け、当該文字入力に基づいてデータ(メッセージ)を作成する。また無線装置Aは、ユーザからの操作入力に応じたアドレスを送信先(宛先)として設定する。そして無線装置Aは、ユーザからの指示操作に応じて以降の処理を実行する。
無線装置Aは作成したデータをBluetoothモジュールのEIRに書き込む。(ステップS102a)
なお無線装置Aは、無線LANや移動体通信のネットワークに接続可能な場合、EIRではなくこれらのネットワークを経由してデータを送信する。言い換えると、無線装置Aは、ユーザからデータ(メッセージ)の送信を指示された場合であって、所定のネットワークから当該データを送信できない場合(所定ネットワークに接続されていない場合)、作成したデータをEIRに書き込む。また、ここで無線装置Aは、EIRにデータ(メッセージ)と、メッセージの送信先(宛先)のアドレスと、緊急タグ等とを含めて書き込む。なお無線装置Aは、図4にて説明した機器名タグ、アドレスタグ、緊急タグ、送信先タグ、アプリタグ、有効時間タグ、及びメッセージタグに続くデータ領域に、夫々のタグに対応する各種情報を書き込む。
無線装置AはEIRをマルチキャストする。(ステップS103a)
無線装置BはEIRを受信し、緊急タグがあり、その内容が”YES”であるかを確認する。(ステップS104b)
無線装置Bは受信したEIRの緊急タグが”YES”の場合、有効時間を確認する。有効時間外であれば、これ以上の処理はしない。(ステップS105b)
無線装置Bはインターネットに接続できるかを確認する。(ステップS106b)
無線装置Bがインターネットに接続できない場合、受信したEIRのRSSIを確認し、EIRに書き込むかどうか決定する。他のデバイスからも緊急タグ付きのEIRを受診している場合、距離的に遠いと思われる、RSSIが小さいものを優先させる。(ステップS107b)
無線装置Bがインターネットに接続できない場合、受信した内容を自機のEIRに書き込む。(ステップS108b)
無線装置BはEIRをマルチキャストする。(ステップS109b)
インターネットに接続しているデバイスまでEIRを受信する機器は無線装置Bと同じ処理を行う。
インターネットに接続している機器の挙動は次のとおりである:
無線装置EはEIRを受信し、緊急タグの内容が”YES”であるかを確認する。(ステップS111e)
無線装置Eは緊急タグが”YES”の場合、有効時間を確認する。有効時間外であれば、何もしない。(ステップS112e)
無線装置Eはインターネットに接続できるかを確認する。(ステップS113e)
無線装置Eはアプリタグを確認する。(ステップS114e)
無線装置Eはインターネット経由でアプリの種類に応じて、データを送信する。(ステップS115e)。なおデータの送信先は、例えば送信先タグがに続くデータ領域に含まれるアドレスである。
送信先として設定されていたデバイスはインターネット経由でデータを受信する。(ステップS116f)
一般には、データ送受信のたびに接続手順が必要となるが、本実施形態では、この操作が必要ない。従来はFHSなる拡張性のない機能を用いていたが本実施形態は、Bluetooth Core Spec version 2.1以降で追加されている、Extended Inquiry Responseという機能を使用する。インターネットに接続できない機器が緊急のデータを送信したい場合、EIRにデータ、使用するアプリケーションの種類、有効時間などを登録し、次々にデバイスにデータを送信し、インターネットに接続している機器からメッセージを送信してもらう。また、有効期間を設定することによって、必要最小限の電力消費量となる。
さらに、RSSIをチェックすることにより、できるだけ遠くのデバイスから来たデータを優先的に書き込むようにする。この方法は、EIRによりデータの送信を行うため、相手機器と接続を確立する必要はない。このようにデータを送信することによって、インターネットに接続できない状況においても、メッセージを相手に送信することが可能となる。
以上、自機が直接インターネットに接続していなくても、インターネットに接続している機器までデータを次々に送信することによって、相手にデータを送信することができる。
(実施形態の補足)
以下のような無線通信装置を説明した。
1.自機のデータを相手装置に送信する手段を備える無線通信装置。
2. 1に記載の無線装置であり、通信装置間の接続の確立をしない状態のまま、無線により、自機からデータを送信することを特徴とする無線通信装置。
3. 1に記載の無線装置であり、通信装置間の接続の確立をしない状態のまま、無線により、相手機器からのデータを受信することを特徴とする無線通信装置。
4. 3に記載の無線装置であり、受信した相手機器からのデータを自機に書込み、さらに別の機器に接続の確立をしない状態のまま、無線により送信することを特徴とする無線通信装置。
5. 4に記載の無線装置であり、受信したデータの書き込みを、RSSIの値により、決定することを特徴とする無線通信装置。
6. 5に記載の無線装置であり、受信したデータの書き込みを、設定した有効時間により、決定することを特徴とする無線通信装置。
7. 6に記載の無線装置であり、指定したアプリケーションのタイプに応じて、インターネット経由でデータを送信することを特徴とする無線通信装置。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば無線装置A〜Eにおいて、携帯電話として3G回線を用いてキャリア側からの制御信号によって中継モードに入るような応用も可能である。
また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係わる構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
10a 無線通信装置A
10b 無線通信装置B
10c 無線通信装置C
10d 無線通信装置D
10e 無線通信装置E
10f 無線通信装置F
11 制御部
12 タイマー
13 メモリ
14 無線制御部
15 無線通信回路
200 データ
200a 無線通信装置Aのデータ
本発明の実施形態は、無線通信装置及び無線通信方法に関する。
近年、無線通信技術の発達により様々な無線技術がユーザに提供されている。例えばBluetooth(登録商標)のような無線技術が開発され、Bluetooth(登録商標)通信の可能な様々な無線通信装置が普及している。また、Bluetooth(登録商標)通信の相手機器を介在してインターネット等のネットワークに接続するような利用形態も想定される。
普通これは自機と相手機器とを接続した後に、データの送受信を行っていることが前提である(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、データ送受信のたびに接続手順が必要ではない技術への要望があるが、かかる要望を実現するための手段は知られていない。
特開2008−116994号公報
本発明の実施の形態は、無線通信の相手機器を介在してネットワークに接続する際に相手機器との接続手順を省略する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、実施形態によれば無線通信装置は、メッセージを作成する作成手段と、他の機器と無線通信接続を確立する前にこのメッセージを送信する送信手段と、を具備する。また無線通信装置は、他の機器と無線通信接続を確立する前にこの機器からのメッセージを受信する受信手段と、この受信手段が受信した相手機器からのメッセージを、別の機器に無線通信接続を確立する前に送信する送信手段をさらに具備する。
この発明の一実施形態を示す構成図。 同実施形態の無線通信装置のブロック構成図。 同実施形態のEIRに書込むデータの一例を説明するために示す図。 同実施形態のEIRに書き込むデータのフォーマットの一例を示す図。 同実施形態に用いられる無線通信装置のメッセージ送受信のシーケンス図。
以下、本発明の一実施形態を図1乃至図5を参照して説明する。
まず実施形態の概要としては、ある機器がインターネットに接続できない状況下で、緊急に送信しなければならないメッセージデータがある場合に、Bluetooth(登録商標)で規定されたEIRに当該メッセージデータを含め、周辺のデバイスに当該データを含むEIRをマルチキャストし、インターネットに接続している機器までデータが到達したら、その機器からデータをインターネット経由で相手先に送信するという内容である。
この背景として地震など災害発生時に、緊急でメールを送信したい場合でも、電波の受信感度が悪かったり、無線LANに接続できないことがある。このような場合に、メールなどのデータを相手先に送信する方法を実現するものである。
近年は、スマートフォンが普及してきており、ほとんどのスマートフォンはBluetooth(登録商標)を備えている。また、バージョンはv2.1以上であり、PC(Personal
Computer)で使用するBluetooth(登録商標)もv2.1以降である場合が多く、実現可能性としては問題ない。また、スマートフォンなどのモバイルデバイスで通信するアプリとして、メールだけでなく、Twitterなどアプリケーションのタイプも多くなっている。
以下、実施の形態を図面を参照しながら説明する。まず図1は、本実施形態における無線通信装置A乃至無線通信装置Fを示す概念図である。
無線通信装置A乃至Eは、例えばBluetooth(登録商標)のような無線通信プロトコルによって、互いに無線通信を実行することの可能な無線通信装置であり、本実施形態では携帯電話であるものと例示する。本実施形態では無線通信装置Aは携帯電話であるものとして例示するがこれに限定されず、例えば、スレート型PC、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、据え置きPC、クラムシェル型PC、体重計等の様々な機器が考えられる。無線通信装置B乃至Eについても上記と同様にDTVに限定されず、様々な機器が考えら得る。
この無線通信システムは、Bluetooth(登録商標)仕様のBluetooth(登録商標) Core Spec Ver.2.1以降のバージョンをサポートしており、Bluetooth(登録商標) Core Spec Ver.2.1の機能である、Extended Inquiry
Response(EIR)を利用することができる。
ここで、EIRを含めたBluetooth(登録商標)におけるInquiryの機能について簡単に説明する。Bluetooth(登録商標)では、無線が届く範囲にどのようなBluetooth(登録商 標)通信可能な機器が存在しているのかを知るための機能としてInquiryの機能がある。Inquiryでは、無線の届く範囲にいるBluetooth(登録商標)機器から送信されたアドレス等の情報を記述したのパケットを受信することができる。この送受信の際には機器同士は無線通信接続を確立しておらず、このInquiryで送受信されるパケットの情報を用いて無線通信接続を確立することができる。Bluetooth(登録商標) Core Spec version2.1では、Inquiry responseが拡張されたExtended Inquiry Response(EIR)が定義され、このEIRで拡張された領域にはBluetooth(登録商標) Core Spec Ver.2.1より前にはInquiry responseに記述することのできなかった情報を載せることが可能となった。このEIRでは様々な情報を送信に利用される。
次に、本実施形態における無線通信装置A乃至Eの内部構成を説明する。
図2は本実施形態における無線通信装置A乃至Eの内部構成の一例を示すブロック図である。
無線通信装置A乃至Eは制御部11、メモリ12、タイマー13、無線制御部14、及び無線通信回路15を有している。無線通信装置A乃至Eは、他にも表示部、スピーカ等の構成を有しているが、簡単のためここでは説明を割愛する。
制御部11は例えばCPU(Central Processing Unit)であり、無線通信装置A乃至E全体を統合的に制御する機能を有している。
メモリ12は例えば不揮発性の記憶媒体であり、各種プログラムやデータを格納している。このメモリ12は制御部11が各種処理の実行時に利用するワークメモリとして動作してもよい。
タイマー13は時間の経過の判定を行う機能を有している。
無線制御部14は、無線通信回路15による他の無線通信装置と行う無線通信を制御する機能を有しており、無線制御部14は他の無線通信装置とBluetooth(登録商標)による無線通信を実行することが可能である。
無線通信回路15は、Bluetooth(登録商標)通信における無線信号を送受信する機能を有する回路である。無線通信回路15は無線制御部14に制御され、無線信号を送受信する。また少なくとも無線通信装置Eはインターネットに接続可能である。
次に、無線通信装置A乃至Eが送受信するEIRについて説明を行う。図3は本実施形態における無線通信装置の機器情報の一例を示した概念図である。実際のデータとしては、図2の制御部11がメモリ12を制御して、このメモリ12内に置かれている。
無線通信装置A乃至EはInquiryによって他の機器から機器情報を受け取る。本実施形態における、それぞれの機器が送信し、他の機器が受信する機器情報データ(200)としては一般には、機器名(200a)、BD(Bluetooth(登録商標) Device)アドレス、さらに公開鍵などの暗号化に使用する鍵、暗号化された認証データ等もが挙げられる。
即ち無線通信装置A乃至Eが送信するEIRに記述されている情報としては、機器名、BDアドレス、公開鍵などの暗号化に使用する鍵が含まれる。
BDアドレスとは、Bluetooth(登録商標)を行う際に機器を識別するために用いられるアドレスである。
公開鍵暗号方式では、公開鍵はある機器が他の機器に対して送信(公開)する鍵であり、公開鍵を送信する機器は、この公開鍵を用いて他の機器が暗号化した認証データを、自身の有する秘密鍵によって復号化することができる。ある機器が送信した公開鍵と、この機器が有する秘密鍵とは対応しており、この公開鍵を用いて他の機器が行ったデータへの暗号化は、対応する秘密鍵によってのみ復号化することができる。
暗号化された認証データはある機器の暗号化に使用する鍵を用いて暗号化された認証データである。
Extended Inquiry Responseに書き込むデータの一例を上記図3に示したが、関するデータフォーマットの一例を図4に示す。図4に示しているようにデータの前にタグが付くことによって、Extended Inquiry Response内のデータがどのようなものであるか判別できるようになっている。無線制御部14は、メッセージを作成する作成手段としてメモリ12内に置かれている図3の内容のデータを取り込み、このようなタグ付きのEIRを作成し、無線通信回路15から送信する。
即ち機器名タグと機器名からなるデータにこのデータのデータ長を表す数値を前置する。以下、同様にしてアドレスタグとBDアドレスからなるデータ、緊急タグと緊急かどうかの値からなるデータ、送信先タグと送信先アドレスからなるデータ、アプリタグとアプリケーションの種類からなるデータ、有効時間タグと有効時間の値からなるデータ、メッセージタグとメッセージの内容からなるデータの夫々にこれらデータのデータ長を表す数値を前置し、全体を繋ぎ合わせる。このうちアプリケーションの種類としては、メールやTwitterの他にも指定してよい構成を取ることができる。
また反対に無線通信回路15から受信したこのようなタグ付きのEIRから、無線制御部14は制御部11と連携してメモリ12内に置かれるデータを形成する。
さて図4は本実施形態におけるEIRのデータフォーマットの一例を示す概念図である。本実施形態では、無線通信方式として、Bluetooth(登録商標) Core Spec version 2.1以降を使用し、その中の機能である、Extended Inquiry
Responseを応用する。再度Extended Inquiry Responseについて簡単に説明する。Bluetooth(登録商標)では、無線が届く範囲にどのようなBluetooth(登録商標)機器が存在しているのかを知るための手段として、Inquiryという機能がある。Inquiryでは、無線の届く範囲にいるBluetooth(登録商標)機器から伝送される機器情報を受信する。そのとき、機器情報を伝送するための接続は確立しない。Core Spec version2.1より、Inquiryはこれらの機器情報以外にも、全体で240バイトまでの情報を伝送できるようExtended Inquiry Responseとして、拡張された。
即ちEIRは無線通信接続のための情報(無線通信接続確立のための情報、無線通信接続確立に供する情報)であり、EIRのデータフォーマットとして、データ自体が記述された領域と、このデータのデータ長が記述された領域とが存在する。データ自体が記述された領域の中には、データのタグを示す領域と、タグで示すデータが記述された領域とが存在する。
機器名、BDアドレス等のデータの直前には、それが機器名、BDアドレス等のデータであることをそれぞれ示すタグがつけられている。
また、EIRで旧バージョンより拡張された領域(拡張領域)には、公開鍵などの暗号化に使用する鍵及び認証データが記述される。前述のように認証データを平文のまま記述することは、Bluetooth(登録商標)の仕様で認められていないが、本実施形態では暗号化をして記述する(図示せず)。
さらにこの拡張領域は、本実施形態では上記図3、図4のような用い方をしている。例えばこのうち緊急タグ・YES(NO)については、無線通信装置A乃至Eで統一の値を設けておく。なお緊急タグは、当該緊急タグがYESを示すEIRを受信した機器に対して、当該EIRに含まれるメッセージを送信先アドレスが示す宛先にインターネット経由で送信すること指示する情報、受信機器がインターネットに接続されていない場合に、EIRに含まれるメッセージと送信先アドレスと緊急タグ等とを、当該受信機器がEIRに含めてマルチキャストするよう指示する情報、等として定義しても良い。
次に本実施形態における無線通信装置が行う無線通信の処理について説明を行う。図5は本実施形態における無線通信装置が行う無線通信の処理を示すシーケンス図である。このシーケンス図を説明する前に次の2点に触れる。
(1)データの有効期限
緊急時にデータを送信することになるので、できるだけ電力使用量を抑える必要がある。そのため、EIRに登録する時間を指定し、指定した時間を経過したらEIRから削除し、Bluetooth(登録商標)をOFFにすることが望ましい。または、EIRを経由したデバイス数がある一定の数を超えると近くにインターネットに接続しているデバイスはないものとして、EIRから削除し、Bluetooth(登録商標)をOFFにする方式が望ましい。どちらも、EIRに有効期間、デバイス数(図示せず)を書き込むことで対応可能となる。
(2)EIRに登録する条件
例えば、地震が発生したときに多数のデバイスから一斉に、本発明によりデータが送信される場合、EIRの容量を超えるようなデータが多数のデバイスから送信される可能性がある。近くのデバイスについては、自機とそれほど、距離的な条件が変わらないため、登録するのはあまり意味がない。そこで、EIRと共に受信するRSSI(Received Signal Strength Indication, Received Signal
Strength Indicator または、受信信号強度)により、届いたのが近くのデバイスからか、あるいは、遠くのデバイスからかの判断ができるため、RSSIの小さいものを優先して、EIRに登録するようにする。
RSSIとは、無線通信機器が受信する信号の強度を測定するための回路または信号のことである。RSSIは、主に無線LANやBluetooth(登録商標)などの無線通信において、送信範囲の制御などの目的で利用されている。これは、あまりに出力が強いと不必要に距離の離れた箇所までカバーすることになり、電力の無駄や盗聴の危険性が生じるためである。
また、スケルチと呼ばれる雑音遮断機能を実現するための測定方法として、RSSIを用いる場合もある。なお、携帯電話の受信感度を表示するアンテナマーク(感度レベルが棒の増減などによって示されるもの)も、RSSIによって測定・表示されている。
さてデータ送信シーケンスとして、図1の構成におけるデータのやり取りのシーケンスを図5に示す。
インターネットに接続していない機器の挙動は次のとおりである:
無線(通信)装置Aは相手に送信するデータを作成する。(ステップS101a)
なおここでのデータとは、例えばユーザからの文字入力に基づいたメッセージ等のデータである。即ち無線装置Aは、ユーザからの文字入力を受け付け、当該文字入力に基づいてデータ(メッセージ)を作成する。また無線装置Aは、ユーザからの操作入力に応じたアドレスを送信先(宛先)として設定する。そして無線装置Aは、ユーザからの指示操作に応じて以降の処理を実行する。
無線装置Aは作成したデータをBluetooth(登録商標)モジュールのEIRに書き込む。(ステップS102a)
なお無線装置Aは、無線LANや移動体通信のネットワークに接続可能な場合、EIRではなくこれらのネットワークを経由してデータを送信する。言い換えると、無線装置Aは、ユーザからデータ(メッセージ)の送信を指示された場合であって、所定のネットワークから当該データを送信できない場合(所定ネットワークに接続されていない場合)、作成したデータをEIRに書き込む。また、ここで無線装置Aは、EIRにデータ(メッセージ)と、メッセージの送信先(宛先)のアドレスと、緊急タグ等とを含めて書き込む。なお無線装置Aは、図4にて説明した機器名タグ、アドレスタグ、緊急タグ、送信先タグ、アプリタグ、有効時間タグ、及びメッセージタグに続くデータ領域に、夫々のタグに対応する各種情報を書き込む。
無線装置AはEIRをマルチキャストする。(ステップS103a)
無線装置BはEIRを受信し、緊急タグがあり、その内容が”YES”であるかを確認する。(ステップS104b)
無線装置Bは受信したEIRの緊急タグが”YES”の場合、有効時間を確認する。有効時間外であれば、これ以上の処理はしない。(ステップS105b)
無線装置Bはインターネットに接続できるかを確認する。(ステップS106b)
無線装置Bがインターネットに接続できない場合、受信したEIRのRSSIを確認し、EIRに書き込むかどうか決定する。他のデバイスからも緊急タグ付きのEIRを受診している場合、距離的に遠いと思われる、RSSIが小さいものを優先させる。(ステップS107b)
無線装置Bがインターネットに接続できない場合、受信した内容を自機のEIRに書き込む。(ステップS108b)
無線装置BはEIRをマルチキャストする。(ステップS109b)
インターネットに接続しているデバイスまでEIRを受信する機器は無線装置Bと同じ処理を行う。
インターネットに接続している機器の挙動は次のとおりである:
無線装置EはEIRを受信し、緊急タグの内容が”YES”であるかを確認する。(ステップS111e)
無線装置Eは緊急タグが”YES”の場合、有効時間を確認する。有効時間外であれば、何もしない。(ステップS112e)
無線装置Eはインターネットに接続できるかを確認する。(ステップS113e)
無線装置Eはアプリタグを確認する。(ステップS114e)
無線装置Eはインターネット経由でアプリの種類に応じて、データを送信する。(ステップS115e)。なおデータの送信先は、例えば送信先タグがに続くデータ領域に含まれるアドレスである。
送信先として設定されていたデバイスはインターネット経由でデータを受信する。(ステップS116f)
一般には、データ送受信のたびに接続手順が必要となるが、本実施形態では、この操作が必要ない。従来はFHSなる拡張性のない機能を用いていたが本実施形態は、Bluetooth 登録商標) Core Spec version 2.1以降で追加されている、Extended Inquiry
Responseという機能を使用する。インターネットに接続できない機器が緊急のデータを送信したい場合、EIRにデータ、使用するアプリケーションの種類、有効時間などを登録し、次々にデバイスにデータを送信し、インターネットに接続している機器からメッセージを送信してもらう。また、有効期間を設定することによって、必要最小限の電力消費量となる。
さらに、RSSIをチェックすることにより、できるだけ遠くのデバイスから来たデータを優先的に書き込むようにする。この方法は、EIRによりデータの送信を行うため、相手機器と接続を確立する必要はない。このようにデータを送信することによって、インターネットに接続できない状況においても、メッセージを相手に送信することが可能となる。
以上、自機が直接インターネットに接続していなくても、インターネットに接続している機器までデータを次々に送信することによって、相手にデータを送信することができる。
(実施形態の補足)
以下のような無線通信装置を説明した。
1.自機のデータを相手装置に送信する手段を備える無線通信装置。
2. 1に記載の無線装置であり、通信装置間の接続の確立をしない状態のまま、無線により、自機からデータを送信することを特徴とする無線通信装置。
3. 1に記載の無線装置であり、通信装置間の接続の確立をしない状態のまま、無線により、相手機器からのデータを受信することを特徴とする無線通信装置。
4. 3に記載の無線装置であり、受信した相手機器からのデータを自機に書込み、さらに別の機器に接続の確立をしない状態のまま、無線により送信することを特徴とする無線通信装置。
5. 4に記載の無線装置であり、受信したデータの書き込みを、RSSIの値により、決定することを特徴とする無線通信装置。
6. 5に記載の無線装置であり、受信したデータの書き込みを、設定した有効時間により、決定することを特徴とする無線通信装置。
7. 6に記載の無線装置であり、指定したアプリケーションのタイプに応じて、インターネット経由でデータを送信することを特徴とする無線通信装置。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば無線装置A〜Eにおいて、携帯電話として3G回線を用いてキャリア側からの制御信号によって中継モードに入るような応用も可能である。
また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係わる構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
10a 無線通信装置A
10b 無線通信装置B
10c 無線通信装置C
10d 無線通信装置D
10e 無線通信装置E
10f 無線通信装置F
11 制御部
12 タイマー
13 メモリ
14 無線制御部
15 無線通信回路
200 データ
200a 無線通信装置Aのデータ

Claims (11)

  1. 他の機器と無線通信接続を確立する前に、前記他の機器からの送信された、メッセージと前記メッセージの送信先アドレスとを受信する受信手段を具備する無線通信装置。
  2. 前記受信手段が受信した相手機器からのメッセージと前記送信先アドレスとを、前記送信先アドレスが示す機器とは異なるさらに別の機器に無線通信接続を確立する前に送信する送信手段をさらに具備する請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記受信手段は、前記他の機器から、前記メッセージと前記送信先アドレスと所定の付随情報とを受信し、
    前記送信手段は、前記所定の付随情報を受信した場合に、前記メッセージと前記送信先アドレスと前記所定の付随情報とを前記別の機器に送信する、請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記送信手段は、前記無線通信装置が所定のネットワークに接続されていない場合に前記メッセージを前記別の機器に送信する、請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 前記受信手段は、受信信号強度の値により相手機器を選びこの相手機器からのメッセージを、前記送信手段は送信する請求項2に記載の無線通信装置。
  6. 前記送信手段は、前記メッセージの付随情報として設定された有効時間以内に送信する請求項2に記載の無線通信装置。
  7. 前記送信手段は、前記メッセージの付随情報として指定されたアプリケーションのタイプに応じて、インターネット経由でメッセージを送信する請求項2に記載の無線通信装置。
  8. 宛先を指定したメッセージを作成する作成手段と、
    前記宛先とは異なる不特定の他の機器と無線通信接続を確立する前に、不特定機器に対して前記メッセージを送信する送信手段と、
    を具備する無線通信装置。
  9. 前記メッセージまたはこのメッセージの付随情報は、Bluetooth(R)仕様で定められたExtended Inquiry Response(EIR)の拡張領域に記述されている請求項1または請求項8記載の無線通信装置。
  10. メッセージを作成する作成工程と、
    他の機器と無線通信接続を確立する前にこのメッセージを送信する送信工程と、
    を含む無線通信方法。
  11. 他の機器と無線通信接続を確立する前にこの機器からのメッセージを受信する受信工程を含む無線通信方法。
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