JP2013159945A - 上部構造物と杭との接続構造 - Google Patents

上部構造物と杭との接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】杭と上部構造物との接続作業が容易で、施工時間の短縮等を図ることが可能な、接続構造を提供することを目的とする。
【解決手段】鋼管杭20の円筒状の杭頭24内にその周方向に移動可能に取り付けられた杭頭金具30と、杭頭金具にその直径方向に沿って形成された調整用長穴31にその長さ方向に移動可能に取り付けられた接続軸40と、接続軸40が貫通する調整用ルーズ穴51を有し、上部構造物と鋼管杭との間に配置され、上部構造物と鋼管杭とを接続するための中間金具50と、を備え、杭頭金具を杭頭内で移動調整して固定し、接続軸を調整用長穴内で移動調整し、中間金具を杭頭に載せ、調整用ルーズ穴を貫通した接続軸の部分に固定部材60を取り付けて鋼管杭に中間金具を接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は上部構造物とそれを支持する杭との接続構造に関する。
太陽光発電システムに使用される太陽電池モジュール又は太陽電池アレイを敷設する場合、例えば所要箇所に予めコンクリートを打設してコンクリート土台を構築し、このコンクリート土台に太陽電池モジュール又は太陽電池アレイ用架台(上部構造物)の脚部を固定する接続構造が一般的に採用されている。
これにより、太陽電池モジュール又は太陽電池アレイ用架台に作用する風圧(風荷重)によって架台(太陽電池モジュール又は太陽電池アレイ)が地面から浮き上がるのを防止し、また太陽電池モジュール又は太陽電池アレイの自重により架台の脚部が地中に沈下するのを防止している。
上記接続構造では、敷地の所要箇所にコンクリートを打設する基礎工事と、打設したコンクリートの土台に架台(上部構造物)の脚部を固定する工事とが必要で、施工時間かかかり、施工コストが高くなる。
この解決策の一つとして、例えば、杭を地中に打ち込み、杭の上端部に架台(上部構造物)の脚部下端を接続する、接続構造が提案されている(特許文献1参照)。
特開平5−3335号公報
上述した杭を使用する接続構造では、コンクリートを打設しなくても済むことから施工時間を短縮し、施工コストを安く抑えることが可能ではあるが、杭を打ち込む際、例えば地中に僅かな障害物があっても、所定の場所からずれた位置に杭が埋設されて、杭の軸心と架台脚部の軸心とがずれてしまうことがある。
このような芯ずれ(施工誤差)に対処するために上述した接続構造では、杭の上端部と架台(上部構造物)の脚部下端とをそれらの外径より大きな内径を有するコンクリート製ブロックからなる筒状の支持部を介して接続するようにしている。
しかしながら、芯ずれの度合により内径の異なる複数の支持部を予め準備する必要がある。また、杭や脚部と支持部との間に生じた隙間にコンクリートを充填し、養生する必要があることから、手間がかかる。
特に、太陽電池モジュールを複数並列に接続した太陽電池アレイ用架台の場合にあっては、風圧等に耐えられるように打ち込む杭の本数が多く、杭と架台(上部構造物)の脚部との接続作業量は膨大で、接続作業の簡素化が要望されている。
本発明は上部構造物と杭との接続作業が容易で、施工時間の短縮及び施工コストの低廉化を図ることが可能な、上部構造物と杭との接続構造を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の接続構造は、上部構造物とそれを支持する杭との接続構造であって、前記杭の円筒状の杭頭内にその周方向に移動可能に取り付けられた杭頭金具と、前記杭頭金具にその直径方向に沿って形成された調整用長穴にその長さ方向に移動可能に取り付けられた接続軸と、前記接続軸が貫通する調整用ルーズ穴を有し、前記上部構造物と前記杭との間に配置され、前記上部構造物と前記杭と接続するための中間金具と、を備え、前記杭頭金具を前記杭頭内で移動調整して前記杭頭に固定し、前記接続軸を前記調整用長穴内で移動調整し、前記中間金具を前記杭頭に載せ、前記調整用ルーズ穴を貫通した前記接続軸の部分に固定部材を取り付けて前記杭に前記中間金具を接続することを特徴とする。
本発明の接続構造によれば、上部構造物の軸芯(脚柱の軸芯)と杭の軸芯との間に芯ずれが存在していても何ら支障なく杭の杭頭と脚柱の下端とを接続することができる上に、上部構造物と杭との接続作業が容易で、施工時間の短縮及び施工コストの低廉化を図ることが可能である。
本発明の接続構造の一実施例を示し、図1(a)は要部の縦断面図、図1(b)は一部省略した平面図である。 図1の接続構造における杭頭金具及びこの杭頭金具の裏面に取り付けられるボルト回転止め金具を示す図で、図2(a)は杭頭金具の平面図、図2(b)は杭頭金具の側面図、図2(c)はボルト回転止め金具の平面図、図2(d)はボルト回転止め金具の正面図である。 図1の接続構造における中間金具及び中間金具に取り付けられる偏心座金を示す図で、図3(a)は中間金具の平面図、図3(b)は中間金具の側面図、図3(c)は偏心座金の平面図、図3(d)は偏心座金の側面図である。 図3の中間金具上に取り付けられる、上部構造物の脚柱下端に設けられた固定金具を示し、図4(a)は脚柱部分を切断して示す固定金具の平面図、図4(b)は固定金具の一部省略した側面図である。 図1の接続構造を示す一部省略した斜視図である。 図1の接続構造の施工手順を説明する図で、図6(a)は埋設予定位置(上部構造物の脚柱の軸芯位置)から芯ずれを起こして埋設された鋼管杭を示す平面図、図6(b)は鋼管杭の杭頭空間内にセットされた杭頭金具を芯ずれにあわせて回動調整した状態を示す平面図である。 図6に示す施工手順の後に引き続き行われる施工手順を説明する図で、図7(a)は図6(b)に示す杭頭金具の調整用長穴に取り付けた接続軸を埋設予定位置(上部構造物の脚柱の軸芯位置)に向けて移動調整した状態を示す平面図、図7(b)は向きを調整する前の中間金具と接続軸との位置関係を示す平面図である。 図7に示す施工手順の後に引き続き行われる施工手順を説明する図で、図8(a)は向きを調整した後の中間金具と接続軸との位置関係を示す平面図、図8(b)は図6(a)から図8(a)に至るまでの施工手順を示す平面図である。 図8に示す施工手順の後に引き続き行われる施工手順を説明する図で、図8(a)、(b)に示す、中間金具上に偏心座金を取り付けた状態を示す平面図である。 図1に示す本発明の接続構造の実施例で使用する鋼管杭の一例を示す一部省略した側面図である。 本発明の接続構造を使用して上部構造物としての太陽電池モジュール又は太陽電池アレイ用架台を鋼管杭で支持した状態の説明側面図である。 図11に示す上部構造物としての太陽電池モジュール又は太陽電池アレイ用架台と同架台の接続構造の一部である杭の埋設箇所を示す平面図である。
本発明の接続構造の実施例(図1(a)、(b)等参照)では、上部構造物としての太陽電池モジュール又太陽電池アレイSを支持する架台10(図11参照)が設置される敷地の所要箇所(例えば図12に符号Cで示す架台10の脚柱11が設置される箇所)にそれぞれ埋設される杭として、例えば、図10に示す翼付き鋼管杭20が使用される。この翼付き鋼管杭20は、鋼管製の杭本体21の下端側外周面にほぼ一巻きの螺旋翼22が設けられ、また杭本体21の下端底部に先端掘削刃23が設けられる。なお、杭としては、図10に示す翼付き鋼管杭20に限定されるものではない。
翼付き鋼管杭(以下鋼管杭と記す)20は、杭本体21の上端部に接続した回転押し込み装置(オーガー 図示せず)により、杭本体21を地面に起立させた状態で回転させ、螺旋翼22を地盤中に食い込ませることにより、螺旋翼22の回転推進で杭本体21が地中に押し込まれる。地中に埋設された鋼管杭20は、荷重や引き抜き力が作用しても螺旋翼22などによって地中に沈下し、地中から引き抜かれることはない。しかし、地中に埋設する過程で地盤などの影響によって杭本体21が螺旋翼22の傾斜方向に回転移動して水平方向に変位すること(芯ずれを起こすこと)がある。すなわち、本来の埋設予定地点から水平方向に変位して埋設されることがある(施工誤差が生じることがある)。
本発明者等は約3,500本の鋼管杭20を軟弱地盤に埋設した過去の実績について、そのデータを詳細に解析したところ、10mm以内の芯ずれが約30%、10mm超え20mm以内の芯ずれが約40%、20mm超え30mm以内の芯ずれが約30%あることが判明した。地盤が硬い場合は芯ずれ量はさらに大きくなり、最大100mm程度ずれることがある。
芯ずれを起こす方向は一定せず様々であり、芯ずれ量も様々であり、このため鋼管杭20に架台10(図11参照)の脚柱11を直接接続することが困難である。
本発明の接続構造は、多様な芯ずれが存在していても何ら支障なく杭頭に架台10(上部構造物)の脚柱11を接続するものであって、従来技術のようにコンクリート製ブロックからなる筒状の支持部を介して接続しなくても済むようにしたものである。
以下、本発明の接続構造の実施例について詳述する。
図1(a)、(b)乃至図5は本発明の接続構造の一実施例を示す。
本実施例の接続構造Mは、図1(a)、(b)に示すように、鋼管杭20(杭本体21)上端部にある円筒状の杭頭24内に、その周方向に水平状態で移動(回動)可能に配置された杭頭金具30と、杭頭金具30にその直径方向に沿って形成された調整用長穴31にその長さ方向に移動調整可能に取り付けられた接続軸40と、接続軸40が貫通する調整用ルーズ穴51を有し、上部構造物としての架台10の脚柱11と鋼管杭20との間に配置される中間金具50と、調整用長穴31と調整用ルーズ穴51を貫通した接続軸40に取り付けて鋼管杭20の杭頭24上に中間金具50を固定する固定部材60とを備えて構成される。
鋼管杭20の杭頭に固定された中間金具50に、架台10の脚柱11の下端に設けられた接続用端板12がボルト13、座金14及びナット15で固定される。本実施例の接続構造Mによって鋼管杭20の杭頭24に架台10の脚柱11が、鋼管杭20の軸芯と脚柱11の軸芯との間の芯ずれにかかわらず何ら支障なく接続される。
前記杭頭金具30は、図2(a)、(b)に示すように円板状で、その直径は杭頭24の内径よりも若干小さく設定され、杭頭24内で周方向への移動が円滑に行えるようにしてある。また、前記杭頭金具30は、その軸線方向の寸法である肉厚が強度上必要とされる厚さよりも厚く設定される。埋設後の鋼管杭20の杭頭の高さ(地面から露出する高さ)が予め設定していた寸法よりも低いとき、前記杭頭金具30を杭頭内24から若干露出させて高さの微調整が出来るようにするためである。なお、杭頭の高さが予め設定していた高さよりも高いときは、鋼管杭20を切断することがある。ちなみに、コンクリート杭の場合、このような切断で杭頭の高さ調整をすることは出来ず、鋼管杭20を使用するメリットはここにもある。
前記調整用長穴31は、その長さ方向の寸法が、鋼管杭20の埋設時に予測される水平方向の変位によって生じる施工誤差(鋼管杭20の軸芯と脚柱11の軸芯との間の芯ずれ)に対応可能な長さに設定されている。実際の施工誤差が前記調整用長穴31の長さ方向の寸法を超える場合、すなわち前記調整用長穴31で対応しきれなかった場合、対応しきれなかった部分(前記調整用長穴31を超える施工誤差範囲)については、同部分に対応可能な寸法に設定された、前記調整用ルーズ穴51で対応するので、何ら支障はない。
前記杭頭金具30の裏面には、前記調整用長穴31を覆うようにして断面略U字状のボルト回転止め32(図1(a)、図2(c)、(d)参照)が設けられる。このボルト回転止め32は、前記調整用長穴31に沿って延びており、前記調整用長穴31内での前記接続軸40の移動調整時に前記接続軸40をガイドし、前記調整用ルーズ穴51から突出した前記接続軸40の部分に前記固定部材60を取り付ける際、前記接続軸40が回転しないようにその頭部を拘束する。
前記接続軸40は、例えば六角ボルトからなり、前記調整用長穴31、前記調整用ルーズ穴51を貫通する。前記接続軸40は、六角ボルトに限定されるものではなく、前記調整用長穴31の長さ方向に沿って移動でき、前記調整用長穴31から前記調整用ルーズ穴51を貫通することができるものであればよい。
前記中間金具50は、図3(a)に示すように、例えば正方形板状で、その軸芯50aから一方向にαだけ偏心した位置に前記接続軸40の外径よりも大きい内径を有する前記調整用ルーズ穴51が設けられる。また、前記中間金具50の四隅にはそれぞれ固定穴52が設けられ、これら固定穴52には前記中間金具50に前記接続用端板12を固定するための前記ボルト13(図1(a)参照)が挿入される。
前記固定部材60は、図1(a)に示すように、偏心座金61と、スプリングワッシャ62及びナット63を備える。前記偏心座金61は、前記接続軸40と前記調整用ルーズ穴51との間の隙間を塞ぐもので、図3(c)、(d)に示すように、方形板状で、貫通穴61aが偏心座金61の軸芯から一方向にβ偏心し、他方向にγ偏心して設けられる。
前記α(軸芯50aからの偏心量)と前記調整用ルーズ穴51の内径は、施工誤差に対して前記調整用長穴31で対応しきれなかった部分(前記調整用長穴31を超える施工誤差範囲)を前記調整用ルーズ穴51によってカバーできるように設定される。すなわち、施工時、前記中間金具50を、その軸芯50aを中心にして水平面内で90°毎に回転させることにより(向きを変えることにより)、前記調整用ルーズ穴51に前記接続軸40が何ら支障なく貫通できる、前記中間金具50の向きが見いだせるように、前記α(偏心量)と前記調整用ルーズ穴51の内径が設定される。
前記接続軸40と前記調整用ルーズ穴51との間の隙間は一様ではなく、場所によって異なることから(図8(a)、図9参照)、前記貫通穴61aの前記偏心座金61に対する偏心量である前記βと前記γについては、前記偏心座金61の寸法と共に前記隙間に対応できるように設定される。
前記接続用端板12は、図1(a)、(b)及び図4(a)、(b)に示すように、前記中間金具50と同形で同寸法に設定されており、その中央部に正方形状の窓穴16が設けられる。前記接続軸40と前記固定部材60がこの窓穴16内に位置する。窓穴16には、施工後にモルタルなどが注入されることがある。前記接続用端板12の四隅の前記固定穴52と対向する箇所にはそれぞれ固定穴17が設けられ、これら固定穴17と前記固定穴52に前記ボルト13を挿入し、固定穴17から突出した前記ボルト13の部分にワッシャ14を介してナット15を螺合し、締め付けることにより前記接続用端板12が前記中間金具50に接続される。前記脚柱11の一側面の下端寄りには、図5に示すように、メンテナンス用の窓穴18が設けられ、前記窓穴16内に位置する前記接続軸40と前記固定部材60のメンテナンスが行えるようにしてある。なお、メンテナンス用の窓穴18は前記脚柱11の設置や利用に関与せず、無くても何ら支障がない。上述したように、例えば、施工後に前記窓穴16内にモルタルなどを注入して前記接続軸40と前記固定部材60を覆ってシールすればメンテナンスフリーとすることが可能である。
なお、前記α(軸芯50aからの偏心量)と前記調整用ルーズ穴51の内径は必要最小限の範囲内にとどめられている。これは、前記接続軸40と前記調整用ルーズ穴51との間の隙間を覆う前記偏心座金61の寸法を大きく設定しなくても済むようにするためである。この結果、前記中間金具50の表面上に占める固定部材60(前記偏心座金61)の割合を可及的に少なく抑えることが可能で、前記接続用端板12の中央部に設けられる前記窓穴16を必要以上に大きく設定しなくても済むようになる。
施工誤差に対して前記調整用長穴31で対応しきれなかった部分を前記調整用ルーズ穴51でカバーすることだけを考えるならば、前記調整用ルーズ穴51を前記中間金具50にその軸芯50aからαだけ偏心させて設けることをせずに、前記軸芯50a位置を中心にして前記調整用ルーズ穴51の内径を大きく設定してもよい。この場合、前記調整用ルーズ穴51に前記接続軸40が貫通できる、前記中間金具50の向きを見出すために、前記中間金具50を90°毎に向きを変える操作をしなくても済む。しかし、前記調整用ルーズ穴51と前記接続軸40との間の隙間を前記偏心座金61で塞ぐ際、塞ぎきれず、例えば前記偏心座金61の一部(特に端部)が前記調整用ルーズ穴51内に位置して(宙ぶらりんの状態になり)、前記ナット63の締め付け力が前記偏心座金61を介して前記中間金具50に十分伝わらず(作用せず)、前記中間金具50を鋼管杭20に強固に接続できなくなるおそれがある。この場合には、例えば、前記偏心座金61の代わりに、前記調整用ルーズ穴51と前記接続軸40との間の隙間を覆って前記ナット63の締め付け力を前記中間金具50に伝えるのに十分な寸法の座金を使用すればよい。
図6(a)、(b)乃至図9を参照して図1(a)、(b)乃至図4(a)、(b)に示す接続構造の施工手順について説明する。
図6(a)は鋼管杭20が芯ずれを起こして埋設された場合、すなわち鋼管杭20の軸芯Bが上部構造物である架台10の脚柱11の軸芯Aに対して同図のX方向に距離a、Y方向に距離b離れて(偏心して)埋設された場合を示す。杭頭24内には杭頭金具30を仮止めし、調整用長穴31に接続軸40を取り付けている。
まず、図6(b)に示すように、軸芯Aと軸芯Bとを結ぶ線上に前記調整用長穴31の長さ方向の軸線Lが重なるように前記杭頭金具30を前記杭頭24内で軸芯Bを中心に矢印D方向に回動させて、前記杭頭金具30を前記杭頭24に溶接などで固定する。
次いで、図7(a)に示すように、前記調整用長穴31に沿って前記接続軸40を軸芯Aに向けて移動させる。同図に示す場合では前記調整用長穴31で芯ずれを全てカバーすることができず、そのため前記接続軸40を軸芯Aの手前まで移動させている。
次いで、図7(b)に示すように、中間金具50を、前記杭頭24上で、その軸芯50aを軸芯A(図6(a)など参照)に一致させた状態で調整用ルーズ穴51内に前記接続軸40が位置して何ら支障なく挿通できるか否かをチェックする。
前記調整用ルーズ穴51内に前記接続軸40の全体が位置していない場合(前記接続軸40が前記調整用ルーズ穴51内に挿通できない場合)には、前記中間金具50を、前記杭頭24上で、その軸芯50aを軸芯Aに一致させた状態で90°毎に向きを変える。そして、図8(a)に示すように、前記調整用ルーズ穴51内に前記接続軸40が位置して何ら支障なく挿通できる、前記中間金具50の向きを見出す。
次いで、図8(b)に示すように、前記中間金具50を、その軸芯50aを軸芯Aに一致させた状態で前記杭頭24に載せる。前記調整用ルーズ穴51からは前記接続軸40の一部が突出する。
次いで、貫通穴61aから前記接続軸40の一部が貫通するようにして偏心座金61を前記中間金具50上に載せる。そして、図9に示すように、前記偏心座金61を、前記接続軸40を中心にして回動させて前記調整用ルーズ穴51と前記接続軸40との間の隙間を全て覆うようにする。すなわち、ナット63の締め付け力が前記偏心座金61を介して前記中間金具50に伝わる(作用する)ように、前記偏心座金61を前記中間金具50上に載せる。
次いで、前記貫通穴61aから突出した前記接続軸40の部分にスプリングワッシャ62を介して前記ナット63を螺合して締め付ける(図1(a)参照)。これにより前記中間金具50が前記鋼管杭20に接続される。
この後、接続用端板12を前記中間金具50上に載せ、固定穴17と固定穴52にボルト13を挿入し、固定穴17から突出したボルト13の部分にワッシャ14を介してナット15を螺合し、締め付けることにより前記接続用端板12が前記中間金具50に接続される(図1(b)参照)。
実際の施工現場では、太陽電池モジュール又太陽電池アレイSが敷設される敷地内に、例えば図12の符号Cで示す箇所(以下箇所Cと記す。箇所Cは架台10の脚柱11が設置される箇所である。)にそれぞれ鋼管杭20を埋設する。次いで、地面から露出した鋼管杭20上で複数本のヒモ(図示せず)を互いに交差(直交)するように張り、ヒモの各交点が脚柱11の軸心A(図6(a)など参照)の位置を示すようにしておく。換言すると、予め施工図面で設定した各脚柱11の軸心Aが位置する敷地内の各箇所をヒモの交点で示しておく。鋼管杭20(杭本体21)の杭頭24内に杭頭金具30を仮止めし、調整用長穴31に接続軸40を取り付けておく。そして、ヒモの交点を目印にして箇所Cに埋設された各鋼管杭20の芯ずれの方向及び芯ずれ量をチェックする。箇所Cに埋設するものの埋設過程で水平方向に変位して、ヒモの交点が示す脚柱11の軸芯Aの位置から外れて鋼管杭20が埋設された場合(鋼管杭20の軸芯Bが軸芯Aと一致しない場合)には、各鋼管杭20について、図6(b)で示したように、調整用長穴31の長さ方向の軸線Lが軸芯Aと軸芯Bとを結ぶ線上に位置するように(芯ずれの方向に沿うように)、杭頭金具30を回動して杭頭24内に溶接などで固定する。次いで、接続軸40を、軸芯Aを示すヒモの交点に近づけるように調整用長穴31に沿って移動させる。接続軸40をヒモの交点の下の位置まで移動させることが出来なかった場合には、軸芯Aを示すヒモの交点に中間金具50の軸芯50aを一致させた状態で中間金具50を杭頭24上で90°毎に向きを変える。調整用ルーズ穴51内に調整用長穴31から突出した接続軸40が位置して何ら支障なく貫通する、中間金具50の向きを見出したら、中間金具50を杭頭24上に載せる。そして、調整用ルーズ穴51から突出した接続軸40の部分に偏心座金61、スプリングワッシャ62を介してナット63を螺合して締め付け、中間金具50を鋼管杭20に接続する。この際、接続軸40と調整用ルーズ穴51との間の隙間を覆うように偏心座金61を中間金具50上に載せる。中間金具50は、その軸芯50aをヒモの交点と一致させた状態で鋼管杭20に接続されるので、この接続後はヒモの交点の真下に軸芯50aが位置することになる。この後、架台10を敷地内に搬入し、脚柱11を、ヒモの交点を目印にして中間金具50上に位置させる。次いで、ヒモを外し、脚柱11の下端にある接続用端板12を中間金具50上に重ね合わせるようにして載せる。そして、固定穴17と固定穴52にボルト13を挿入し、固定穴17から突出したボルト13の部分にワッシャ14を介してナット15を螺合し、締め付けて前記接続用端板12を前記中間金具50に接続する。
これにより、架台10が鋼管杭20に接続されて支持される。一旦地中に埋設された鋼管杭20は、螺旋翼22(図10参照)などによって荷重や引き抜き力が作用しても地中に沈下し、地中から引き抜かれることはない。そのため、太陽電池モジュール又太陽電池アレイS(図11参照)に風圧などが作用しても架台10(脚柱11)が地面から浮き上がるおそれがなく、また太陽電池モジュール又太陽電池アレイSや架台10などの自重で脚柱11が地面に沈下するおそれがない。
本実施例の接続構造Mによれば、埋設された鋼管杭20の芯ずれ方向や芯ずれ量をチェックし、杭頭金具30を杭頭24内で回動し、接続軸40を調整用長穴31に沿って移動調整し、さらに中間金具50をその軸芯50aを軸芯Aと一致させた状態で調整用ルーズ穴51内に接続軸40が位置するように90°毎に向きを変える構成、すなわち、鋼管杭20の芯ずれを調整用長穴31のみではなく、調整用ルーズ穴51の双方でカバーする構成なので、鋼管杭20の芯ずれを起こす方向が一定せず、また芯ずれ量も一定せず様々であったとしてもこれに対処することが可能である。また、従来技術のように芯ずれの度合により内径の異なる複数種の支持部を予め準備する必要がなく、さらに杭や脚部と支持部との間に生じた隙間にコンクリートを充填し、養生する必要がなく、施工時間の大幅な短縮を図り、施工コストを低減することが可能となる。
本発明の接続構造は、上記実施例で示した太陽電池モジュール又は太陽電池アレイの架台10と鋼管杭20との接続に限定されるものではなく、例えば風力発電装置や送電用鉄塔などの上部構造物と杭との接続などにも適用される。
上記実施例では、調整用長穴31を杭頭金具30に貫通させた状態で設けた場合を示したが、例えば調整用長穴31を杭頭金具30にほぞ穴形式で設けるようにしてもよい。ほぞ穴形式にすると調整用長穴31の内壁が接続軸40の回転止めの機能を果たし、杭頭金具30の裏面に断面略U字状のボルト回転止め32を設ける必要がなくなる。また、ほぞ穴の代わりに逆L字状の2本のレールにより調整用長穴31を杭頭金具30に形成するようにしてもよい。
また、上記実施例では、固定部材60として偏心座金61、スプリングワッシャ62及びナット63を使用した場合を示したが、これに限定されるものではない。固定部材60を、例えば接続軸40が貫通する貫通穴を有した板片で形成し、板片で調整用ルーズ穴51を覆い、貫通穴を貫通した接続軸40と板片とを溶接などで固定してもよい。
また、上記実施例では、中間金具50として正方形板状で、その軸芯50aから一方向にαだけ偏心した位置に接続軸40の外径よりも大きい内径を有する調整用ルーズ穴51を設けて構成した場合を示したが、これに限定されるものではない。例えば円板状で、その中心部から偏心した位置に調整用ルーズ穴51を設けるようにしてもよい。
本発明の上部構造物と杭との接続構造は、太陽電池モジュール又は太陽電池アレイの架台などの上部構造物が風圧などで浮き上がるのを防止し、また上部構造物台の自重で沈下するのを防止するのに適用される。
10 架台(上部構造物)
11 脚柱
20 鋼管杭(杭)
24 杭頭
30 杭頭金具
31 調整用長穴
40 接続軸
50 中間金具
51 調整用ルーズ穴
60 固定部材
61 偏心座金
61a 貫通穴
A 軸心
B 軸心

Claims (5)

  1. 上部構造物とそれを支持する杭との接続構造であって、
    前記杭の円筒状の杭頭内にその周方向に移動可能に取り付けられた杭頭金具と、
    前記杭頭金具にその直径方向に沿って形成された調整用長穴にその長さ方向に移動可能に取り付けられた接続軸と、
    前記接続軸が貫通する調整用ルーズ穴を有し、前記上部構造物と前記杭との間に配置され、前記上部構造物と前記杭と接続するための中間金具と、を備え、
    前記杭頭金具を前記杭頭内で移動調整して前記杭頭に固定し、前記接続軸を前記調整用長穴内で移動調整し、前記中間金具を前記杭頭に載せ、前記調整用ルーズ穴を貫通した前記接続軸の部分に固定部材を取り付けて前記杭に前記中間金具を接続することを特徴とする、上部構造物と杭との接続構造。
  2. 請求項1記載の上部構造物と杭との接続構造において、
    前記杭頭金具は円板状で、
    前記調整用長穴は、その長さ方向の寸法が、杭の埋設時に予測される水平方向の変位によって生じる施工誤差のうち、施工杭径に対応した長穴寸法範囲に対応可能な長さに設定されていることを特徴とする、上部構造物と杭との接続構造。
  3. 請求項2記載の上部構造物と杭との接続構造において、
    前記中間金具は正方形板状で、
    前記調整用ルーズ穴は、前記中間金具の軸芯から偏心して設けられ、前記調整用長穴を超える施工誤差範囲に対応可能な寸法に設定されていることを特徴とする、上部構造物と杭との接続構造。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の上部構造物と杭との接続構造において、
    前記固定部材は、前記接続軸が貫通する貫通穴が偏心して設けられ、前記調整用ルーズ穴を覆って前記中間金具上に取り付けられる偏心座金を備えることを特徴とする、上部構造物と杭との接続構造。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の上部構造物と杭との接続構造において、
    前記杭は、杭本体の外周面に螺旋翼を設けてなることを特徴とする、上部構造物と杭との接続構造。
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