JP2013158631A - 滑り止め部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 各種物品を置いたり取り出したりしても縁部分がめくれにくく、かつ、上に置いたカーペットが移動してもずれたりまくれたりしない、接地面との密着性が高い滑り止め部材を提供する。
【解決手段】 本発明の滑り止め部材10は、網目を有するシート状またはマット状の基部12と、基部12に設けられ、単位面積あたりにおいて基部12の平均網目数より少ない平均網目数を有する接着部16とを概略具備している。基部12は、各種熱可塑性樹脂を網目状にした基材に防滑性を有するゴムやビニル樹脂等を付着させた部材が用いられ、接着部16は、基部12の熱可塑性樹脂を溶融後、固化された溶融部17と滑り止め部材10を接地面である床面や棚面に接着させる接着面部18とを有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、網目を有する滑り止めシートや滑り止めマットに関するものであり、接地面への密着性が高く、かつめくれにくい滑り止め部材に関する。
従来より、フローリングの床に敷かれたカーペットやデスクマットの滑り止めや、書棚に置かれた書籍や卓上の文具等各種物品の落下防止に、種々の滑り止めシート・マットが提案されている。
例えば、特許文献1には、天然又は人造繊維糸条からなるネット状基布と、このネット状基布の糸条を被覆して滑り止め表面を形成する天然又は人造重合体の含泡弾性被覆層とからなる滑り防止用下敷ネットが開示されるとともに、この特許文献1に開示される防止用下敷ネットの具体的な製品として、ポリエステル繊維のネットに塩化ビニル樹脂を付着させた滑り止めシートが安価にて販売されている。
また、特許文献2には、優れた通気性と滑り止め性を兼ね備えた滑り止め用マットとして、熱可塑性弾性樹脂を原料とする連続線状体(ストランド)が三次元ランダム状に交絡するとともに、該線状体同士の交絡部の少なくとも一部が融着してなるマット状物が開示されている。
特公昭55−12251号公報 特開2005−199033号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示される滑り止めシート等は、取り外し再利用可能とするために接地面へ完全固着される付着力を有していない。このため、フローリングの床に敷かれたカーペット等の移動により滑り止めシートの縁部分からまくれることで丸まってしまい、カーペットを快適に使用できないと共に、滑り止め効果も低くなってしまう課題があった。
これを防止するために、滑り止めシートの接地面の側の面に両面接着テープを設けることも可能ではあるが、網目を有する滑り止めシートでは滑り止めシート側の接着力より接地面側の接着力が強いため、滑り止めシートが両面接着テープから簡単に剥がれてしまう、また、取り外し再利用する際に両面接着テープが接地面に残ってしまう課題があった。
また、両面接着テープの代わりに接着剤や粘着材等を使用した場合においては、接着剤等が滑り止めシートの網目から漏れてカーペット等が汚れてしまう課題があった。
また、滑り止めシートを書棚に置かれた書籍や卓上の文具等各種物品の落下防止に利用した場合、書籍や各種物品を置いたり取り出したりする際に、滑り止めの効果を発揮するために滑り止めシートが有する所定の厚みのため、縁部分に接触してめくれてしまう課題があった。
この発明の目的は、上述した事情に鑑みなされたもので、カーペットの移動でもまくれない接地面との密着性が高い滑り止め部材を提供することである。
また、この発明の別の目的は、各種物品を置いたり取り出したりしても縁部分がめくれにくい滑り止め部材を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる滑り止め部材は、請求項1の記載によれば、網目を有するシート状またはマット状の基部と、前記基部に設けられ、前記基部の平均網目数より少ない平均網目数を有する接着部とを具備することを特徴とする。
また、この発明に係わる滑り止め部材は、請求項2の記載によれば、前記基部は熱可塑性樹脂であり、前記接着部は当該熱可塑性樹脂の溶融部で構成されることを特徴とする。
また、この発明に係わる滑り止め部材は、請求項3の記載によれば、前記接着部の厚みが前記基部の厚みよりも薄いことを特徴とする。
また、この発明に係わる滑り止め部材は、請求項4の記載によれば、前記接着部は、少なくともその一部が前記基部の縁部に設けられていることを特徴とする。
また、この発明に係わる滑り止め部材は、請求項5の記載によれば、前記接着部の一方面に接着面部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、滑り止め効果を損なうことなく、かつ、取り外し再利用可能であると共に、確実に接地面へ付着される滑り止め部材を提供することが可能となる。
また、この発明の滑り止め部材を書棚に置かれた書籍や卓上の文具等各種物品の落下防止に利用した際に、書籍や各種物品を置いたり取り出したりしても縁部分のめくれを防止することが可能となる。
本発明の滑り止め部材の平面概略図 図1のX−X断面模式図 本発明の滑り止め部材の取り付け例を示す図
以下に図面を用いて本発明の滑り止め部材10を説明する。図1は、本発明の滑り止め部材10の平面概略図である。図2は、図1のX−X断面模式図である。図3は、本発明の滑り止め部材10の取り付け例を示す図である。
図1には、本発明の滑り止め部材10の平面概略図であり、網目を有するシート状またはマット状の基部12と、基部12に設けられ、単位面積あたりにおいて基部12の平均網目数より少ない平均網目数を有する接着部16とを概略具備している。
この基部12は、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ナイロン系樹脂、フッ素系樹脂、生分解性樹脂等の熱可塑性樹脂を網目状にした基材に防滑性を有するゴムやビニル樹脂等を付着させた部材が用いられている。より具体的には、ポリエステル繊維のネットに塩化ビニル樹脂を付着させた網目を有するシート状またはマット状の部材であり、滑り止めマット等の商品名で市販されているものである。なお、基部12に用いられる熱可塑性樹脂は弾性を有するとより好ましい。
また、網目14は、基部12を製造する際に同時に設けられる孔である。網目14の設け方は種々の方法がある。例えば図1に示す網目14であれば、複数の糸状(繊維状)熱可塑性樹脂を交差状に配置して、熱可塑性樹脂が交差する箇所を融着させ、熱可塑性樹脂と当該樹脂が交差する箇所とで囲まれた孔部を網目としている。
なお、網目の設け方は、このような方法に限るものではなく、例えば、複数の糸状熱可塑性樹脂を曲がりくねらせて大きさや向きが不規則なループ状などの任意の形状を多数形成した後に糸状熱可塑性樹脂が交わる箇所を融着し、この複数の糸状熱可塑性樹脂と融着した箇所で形成される孔部を網目とする方法や、板状の熱可塑性樹脂に多数の孔を穿孔する方法等、網目が形成される方法であればどのような方法でも良い。
接着部16は、基部12の熱可塑性樹脂を溶融して固化された溶融部17と滑り止め部材10を接地面である床面や棚面に接着させる接着面部18とを有している。
溶融部17は、基部12の熱可塑性樹脂を、例えば、いわゆる超音波ウェルダー加工や高周波ウェルダー加工で溶融加工したものである。このような加工の結果、溶融部17の単位面積あたりの網目14の網目数(平均網目数)は基部12より少なくなっている。なお、溶融加工は、熱可塑性樹脂を加熱溶融して押圧する等、網目数を減らすと共に溶融部17の厚みが薄くなる加工方法であれば、どのような方法を用いても問題ない。
この結果、例えば図1の平面概略図における網目14の平均網目数は、紙面右側の基部12において64個、溶融部17において4個というように、溶融部17の平均網目数は基部12より少なくなっている。なお、後述するように、溶融部17の網目14は接着部16を設ける関係上、なるべく網目数が少ないほうがよく、理想的には網目がなくなるように溶融加工を行うことが望ましい。
このように、溶融部17は、網目14の平均網目数が基部12より少ない、すなわち網目14の孔部分の面積が基部12より少なく設定されている。
図2は、図1の滑り止め部材10のX−X断面模式図を示している。なお、図2は模式図であるため、基部12の表面の凹凸や網目14の孔等は省略されている。
溶融部17は、基部12の一部が溶融加工されて形成されている。また、溶融部17は、基部12の熱可塑性樹脂を超音波ウェルダー加工等で押圧されながら加熱溶融されているため、接着部16の厚みが基部12の厚みよりも薄く設定されている。
なお、接着部16の一方面には、接地面である床面や棚面に接着させる接着面部18が設けられている。この接着面部18は、接地面に確実に接着できるように、いわゆる両面接着テープや接着剤が設けられている。また、接着剤に水等で洗浄することで取り外し再利用可能なスチレン系粘着材等を用いると取り扱いが容易となる。
なお、この接着面部18が設けられている溶着部17は、上述の通り網目数が少なく、理想的には網目がなくなるように溶融加工されているので、基部12に直接両面接着テープを設けるよりも強固に接着されるため、溶着部17から接着面部18が接着剥がれし難くなっている。また、接着面部18に接着剤を塗布する場合においても、溶着部17の網目数が少ないので、接着剤が網目を通って溶着部17の他方面に漏れ出ることが少なく、滑り止めの対象となるカーペットや書籍等の各種物品に接着剤が付いてしまうことが少ない。
なお、基部12のどの部分を接着部16として加工するかは、本発明の滑り止め部材10の使用方法や滑り止めの対象となる物品によって種々変更可能となっている。例えば、フローリングの床に敷かれたカーペット等の滑り止めとして用いる場合には、滑り止め部材10の縁(周辺)部全部を接着部16に配置(加工)することで、滑り止め部材10が縁部分からまくれることを防止可能となり、カーペットが丸まりを防止すると共に滑り止めの効果がなくなることが防止することができる。
さらに、図1のように、接着部16を基部12を縦断又は/及び横断するように配置(加工)することにより、滑り止め部材10が確実に床面に接着可能となる。この結果、カーペットの移動で滑り止め部材10がしわになったりよじれたりすることがなくなり、滑り止めの効果がなくなることを防止可能となる。
図3は、本発明の滑り止め部材10の取り付け例を示す図である。この図3において、滑り止め部材10は書棚に置かれた書籍やファイル等の転落を防止するために用いられている。なお、机や什器等のように、物品が置かれる棚面等を有する器具や家具等であれば、本発明の滑り止め部材10が適用可能であり、また、物品は書籍やファイル等に限定されるものではない。
図3によれば、地震等による振動に対して転落を防止したい物品としてのファイル20は、バインダーとも呼ばれ、その内部に書類を綴じて整理・保管するための文具である。一般にファイル20は、硬質の紙等の素材で形成される2枚の表紙22と、2枚の表紙22の各々の一辺を接続する、表紙22と同じ素材で形成される背表紙24と、2枚の表紙22で挟まれる空間に設けられる書類を綴じるための図示しない綴じ部とから構成されている。
このファイル20が置かれる棚面32は、いわゆる書棚や什器の棚であり、一般にその表面は滑らかに加工されているので、ファイル20の出し入れをスムーズに行うことができる。しかしながら、その表面の滑らかさのために、地震等の振動によりファイル20が棚面32を滑り出して転落してしまうことがあった。
本発明の滑り止め部材10は、方形を呈しており、該方形の2つの長辺に接着部16が設けられ、2つの接着部16の間に基部12が配置されている。また、滑り止め部材10は、接着部16の一方面に設けられた接着面部18が棚面32に接着され、基部12の他方の面にファイル20の背表紙が置かれるように配置される。
ファイル20は、図3のように、ファイル20の背表紙24の一端の辺の全体と2枚の表紙22の一端の辺の一部が基部12上に置かれるように配置される。この結果、滑り止め部材10の滑り止め効果により、地震等による振動でファイル20が棚面32から滑り出すことがなくなり、転落を防止することが可能となる。
なお、基部12より厚みの薄い接着部16を、図3の通り、ファイル20を出し入れする方向と垂直な辺となる滑り止め部材10の2つの長辺に設ける(少なくともその一部が基部12の縁部に設ける)ことで、ファイル20の出し入れ時に滑り止め部材10の縁部にファイル20のへりがぶつかることを防止でき、ファイル20を棚面32へスムーズに出し入れすることが可能である。
なお、この接着部16にセロファンテープ等の片面接着テープを上から貼り付けることにより、滑り止め部材10の縁部のまくれをより確実に防止することが可能である。
以上のように、本発明の滑り止め部材10では、接着部16により確実に接地面に接着されるため、上に置いたカーペット等や物品が移動しても、滑り止め部材10自身がずれたりよじれたりしない効果を有する。
また、接着部16を滑り止め部材10の縁部に設けることによりカーペット等の移動によるまくれ防止や物品を置く際に滑り止め部材10の縁へのぶつかり防止が可能となる。
また、接着部16は、基部12の熱可塑性樹脂を溶融加工した、基部12と一体となった構成であり、別部材を後から取り付けたものより破壊等に対して強度を有する。さらに、この溶融部17は、基部12の網目14の孔部をなくした構成であるので、接着剤等が漏れ出すことがなく、また、両面接着テープの接着強度に関しても、そのまま基部12に貼り付けるより強くすることができる。
以上のように、本発明の滑り止め部材10は、一般に市販されているポリエステル繊維のネットに塩化ビニル樹脂を付着させた網目を有するシート状またはマット状のいわゆる滑り止めマットを一部追加工して、その良い点を損なうことなく、かつ安価に、さらに確実に接地面へ付着され、まくれ・めくれがない滑り止め部材を提供することが可能となる。
10・・滑り止め部材、12・・基部、14・・網目、16・・接着部、17・・溶融部、18・・接着面部、20・・ファイル、22・・表紙、24・・背表紙、32・・・棚面

Claims (5)

  1. 網目を有するシート状またはマット状の基部と、前記基部に設けられ、前記基部の平均網目数より少ない平均網目数を有する接着部とを具備する滑り止め部材。
  2. 前記基部は熱可塑性樹脂であり、前記接着部は当該熱可塑性樹脂の溶融部で構成されることを特徴とする請求項1に記載の滑り止め部材。
  3. 前記接着部の厚みが前記基部の厚みよりも薄いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の滑り止め部材。
  4. 前記接着部は、少なくともその一部が前記基部の縁部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の滑り止め部材。
  5. 前記接着部の一方面に接着面部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の滑り止め部材。
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