JP2013158254A - 刈取収穫機 - Google Patents

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山形  浩司
Hiroaki Matsushita
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Abstract

【課題】キャビンの後方側に位置する各種の装置の配置に制約を受ける不利のない状態で、エンジンに対する燃焼用空気の吸気及びエンジンからの排気ガスの排気を良好に行えるようにすることが可能となる刈取収穫機を提供する。
【解決手段】作物を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部4と、キャビン6にて覆われた搭乗運転部7と、動力用のエンジン10とを備えて構成され、エンジン10の排気ガスが通流する排気管49、及び、エンジン10に吸気される燃焼用の空気が通流する吸気管50が、キャビン6の後側面に沿って上下方向に延びるように備えられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、作物を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部と、キャビンにて覆われた搭乗運転部と、動力用のエンジンとを備えて構成されている刈取収穫機に関する。
この種の刈取収穫機において、従来では、刈取収穫機の一例としてのコンバインに適用したものとして、エンジンに吸気される燃焼用の空気が通流する吸気管の空気取り入れ部がキャビンの後部の上部箇所に備えられ、エンジンの排気ガスが通流する排気管が、キャビンの後方に備えられた脱穀装置の上部箇所であってかつキャビンから後方に離間した箇所において、上方に向かって延びる状態で設けられ、その上端に排気ガス排出部が形成されるものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−244309号公報
上記従来構成では、排気管が機体の上部に位置する状態で設けられるので、例えば、排気管が機体下部に設けられる場合のように、走行に伴って跳ね上げられる泥土が排気管に降りかかって排気管が詰まりを起すような不利がなく、上端に形成された排気ガス排出部から排気ガスを詰まりの無い良好な状態で排出させることができるが、上記従来構成においては、次のような不利な面があり、改善の余地がある。
すなわち、上記従来構成では、排気管が、キャビンの後方に備えられた脱穀装置の上部箇所であってかつキャビンから後方に離間した箇所に設けられるものであるから、例えば、キャビンの後方側に備えられる脱穀装置等の他の装置の上方側の空間を利用することができず、キャビンの後方側における各種の装置の配置に制約を受ける不利がある。
本発明の目的は、キャビンの後方側に位置する各種の装置の配置に制約を受ける不利のない状態で、エンジンに対する燃焼用空気の吸気及びエンジンからの排気ガスの排気を良好に行えるようにすることが可能となる刈取収穫機を提供する点にある。
本発明に係る刈取収穫機は、作物を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部と、キャビンにて覆われた搭乗運転部と、動力用のエンジンとを備えて構成されているものであって、その第1特徴構成は、前記エンジンの排気ガスが通流する排気管、及び、前記エンジンに吸気される燃焼用の空気が通流する吸気管が、前記キャビンの後側面に沿って上下方向に延びるように備えられている点にある。
第1特徴構成によれば、エンジンの排気ガスが通流する排気管、及び、エンジンに吸気される燃焼用の空気が通流する吸気管が、キャビンの後側面に沿って上下方向に延びるように備えられているから、キャビンの後方に他の装置を設置させるようにしても、キャビンと前記他の装置との間において、キャビンの後側面に沿って上下方向に延びる状態で排気管及び吸気管を配備することができ、前記他の装置の上方に沿って排気管や吸気管を延ばす必要がない。
すなわち、キャビンの後方に設置される前記他の装置の上方に別の装置を備えるようにしたり、前記他の装置を背高の大型の装置として構成するような場合等において、排気管や吸気管により制約を受けることがない。
又、キャビンの後側面に沿って上下方向に延びる排気管の上端部から排気ガスを排出させることができ、キャビンの後側面に沿って上下方向に延びる吸気管の上端部から燃焼用の空気を吸気することができる。
従って、キャビンの後方側における各種の装置の配置に制約を受ける不利のない状態で、エンジンに対する燃焼用空気の吸気及びエンジンからの排気ガスの排気を良好に行えるようにすることが可能となる刈取収穫機を提供できるに至った。
本発明の第2特徴構成は、前記排気管及び前記吸気管は、前記排気管の上端に形成された排気ガス排出部が前記吸気管の上端に形成された空気取り入れ部よりも上方に離間した位置になるように備えられている点にある。
第2特徴構成によれば、排気管における排気ガス排出部が吸気管における空気取り入れ部よりも上方に離間した状態で設けられるので、排気ガス排出部から排出された排気ガスは、空気取り入れ部を介して吸気管に向けて吸気されるおそれのない状態で空気中に排出されることになる。
本発明の第3特徴構成は、前記排気ガス排出部が前記キャビンの天井部と略同じ高さあるいは該天井部より低い位置に備えられている点にある。
第3特徴構成によれば、排気ガス排出部は排気管の上端部に備えられるが、この排気ガス排出部がキャビンの天井部と略同じ高さあるいは該天井部より低い位置に備えられていることから、排気管がキャビンの天井部よりも上方に向けて突出することがない。
従って、キャビンに他物が接触しないように運転操作すれば、排気管が他物に接触して損傷することを回避し易いものとなる。
尚、排気管がキャビンの天井部よりも上方に向けて突出する構成であれば、キャビンに他物が接触しないように運転操作していても、他物が天井部よりも上方に向けて突出する排気管に接触して、排気管が損傷するおそれがある。
本発明の第4特徴構成は、前記排気ガス排出部が前記キャビンの天井部と略同じ高さに備えられている点にある。
第4特徴構成によれば、排気ガス排出部がキャビンの天井部と略同じ高さであるから、その排気ガス排出部から排出される排気ガスはキャビンの後側面よりも後方側で滞留することなく、天井部の上方を通して外方に拡散し易い状態で空気中に放出される。
つまり、排気管が他物に接触して損傷することを回避し易いものでありながら、排気ガスを拡散し易い状態で空気中に放出させることができる。
本発明の第5特徴構成は、前記空気取り入れ部が前記キャビンの上下中間部に備えられている点にある。
第5特徴構成によれば、空気取り入れ部がキャビンの上下中間部に備えられ、キャビンの後部側の上下中間部にて外気を取入れることになる。そして、排気ガス排出部から排出される排気ガスが滞留し難しくなるように、天井部と略同じ高さに排気ガス排出部を備えるようにすると、排気ガス排出部と空気取り入れ部とが上下方向に大きく離間することになり、排気ガスが空気取り入れ部を介して吸気管に向けて吸気されることを回避し易いものとなる。
本発明の第6特徴構成は、前記排気管及び前記吸気管が、前記キャビンの後側面に沿う箇所であって且つ前記キャビンの横一側端部に対応する箇所に備えられている点にある。
第6特徴構成によれば、排気管及び吸気管がキャビンの後側面に沿う箇所におけるキャビンの横一側端部に寄った箇所に備えられるので、共にエンジンに接続される部材である排気管と吸気管とを大きく離間させることなく近接させた状態で効率よく配備することができる。
本発明の第7特徴構成は、前記排気管及び前記吸気管は、前記エンジンが配備された側の横側端部に備えられている点にある。
第7特徴構成によれば、排気管及び吸気管をエンジンが配備された側の横側端部に備えるようにしたから、排気管及び吸気管の夫々とエンジンとを近づけた状態で配備してそれらを短い経路で接続することができる。
従って、エンジンに対する燃焼用空気の吸気及びエンジンからの排気ガスの排気を行うための設備を全体としてコンパクトに構成することができる。
本発明の第8特徴構成は、穀粒を貯留する穀粒タンクが前記キャビンの後方側に備えられており、前記排気管及び前記吸気管は、前記キャビンと前記穀粒タンクとの間に位置するように備えられている点にある。
第8特徴構成によれば、穀粒を貯留する穀粒タンクがキャビンの後方側に備えられる。そして、排気管及び吸気管は、キャビンと穀粒タンクとの間に位置して、キャビンの後側面に沿って上下方向に延びる状態で備えられることになる。
このようにキャビンの後方に穀粒タンクを備える場合であっても、穀粒タンクの構成が排気管や吸気管によって制約を受けることがない。
本発明の第9特徴構成は、刈り取られた作物を脱穀する脱穀部が前記キャビンの後方側に備えられ、かつ前記穀粒タンクが前記脱穀部の上方に備えられており、前記排気管の前記排気ガス排出部及び前記吸気管の前記空気取り入れ部が前記脱穀部よりも上方かつ前記キャビンと前記穀粒タンクとの間に位置するように備えられている点にある。
第9特徴構成によれば、刈り取られた作物がキャビンの後方側に備えられた脱穀部にて脱穀され、脱穀された後の穀粒が脱穀部の上方に備えられた穀粒タンクにて貯留される。すなわち、キャビンの後方側において、脱穀部及び穀粒タンクが上下に重なる状態で備えられることになる。
つまり、排気管及び吸気管は、キャビンと、その後方側に位置して上下に重なる脱穀部及び穀粒タンクとの間に位置して、キャビンの後側面に沿って上下方向に延びる状態で備えられることになる。
そして、排気管の排気ガス排出部が脱穀部よりも上方の高い位置にあることから、排気ガスが脱穀部に入り込むおそれが少ないものとなる。又、脱穀部は内部で作物の脱穀処理を行うので、脱穀作業に伴って細かな塵埃が多く発生するが、吸気管の空気取り入れ部が脱穀部よりも上方の高い位置にあることから、このような塵埃を含む空気を取り入れるおそれが少ない。
従って、排気ガスにより脱穀処理に悪影響を与えないようにしながら清浄な燃焼用空気を吸気することが可能となる。
本発明の第10特徴構成は、前記脱穀部から穀粒を前記穀粒タンクに搬送する穀粒搬送装置が、前記穀粒タンクが前記キャビンの後方側に位置し且つ前記穀粒タンクと前記キャビンとの間に前記穀粒搬送装置が位置する状態で備えられ、前記穀粒タンクと前記キャビンとの間において、前記穀粒搬送装置における機体横幅方向の一側方箇所に、前記排気管及び前記吸気管が備えられている点にある。
第10特徴構成によれば、脱穀部にて脱穀処理されて得られた穀粒が、キャビンと穀粒タンクとの間に位置する状態で備えられた穀粒搬送装置により穀粒タンクに搬送される。又、排気管及び吸気管は、穀粒タンクとキャビンとの間において、穀粒搬送装置における機体横幅方向の一側方箇所に備えられることになる。
このように、穀粒タンクとキャビンとの間の空間を有効利用して、排気管及び吸気管と穀粒搬送装置とを機体横幅方向に位置を異ならせて配備することにより、機体前後方向にコンパクトに配備するものでありながら、排気ガスが穀粒タンク内に入り込んだり、穀粒に含まれる塵埃が吸気管に入り込む等の悪影響を与えないようにすることができる。
本発明の第11特徴構成は、前記排気管が前記キャビンにおける機体横幅方向中央側に寄った箇所に備えられ、前記吸気管が前記キャビンにおける機体横幅方向外方側に寄った箇所に備えられている点にある。
第11特徴構成によれば、排気管が、キャビンの後側面に沿って上下方向に延びる状態で且つキャビンにおける機体横幅方向中央側に寄った箇所に備えられるので、排気管はキャビンの横側面に形成される出入り口から機体横幅方向中央側に入り込んだ状態で設けられることになる。
又、吸気管が、キャビンの後側面に沿って上下方向に延びる状態で且つキャビンにおける機体横幅方向外方側に寄った箇所、すなわち、キャビンの横側面に近い位置に備えられるので、運転者が吸気管について清掃等のメンテナンス作業を行う場合に、その作業が行い易いものとなる。
本発明の第12特徴構成は、前記エンジンが前記搭乗運転部の後方下方側に位置する状態で備えられている点にある。
刈取収穫機では、作物の刈取状態を目視するために搭乗運転部は機体前部に且つ高い位置に設けられることが多く、この搭乗運転部の後方下方側は空き領域になり易い。そこで、第12特徴構成によれば、エンジンが搭乗運転部の後方下方側に位置する状態で備えられることから、空き領域になり易い空間を有効利用してエンジンを配備することができる。
本発明の第13特徴構成は、前記燃焼用の空気の吸気経路途中に介装されるエアークリーナが、前記キャビンの後部でかつ運転部ステップより高い位置に配備されている点にある。
第13特徴構成によれば、燃焼用の空気の吸気経路途中には、吸気される空気に含まれる塵埃を除去するためにエアークリーナが介装されるが、このエアークリーナがキャビンの後部でかつ運転部ステップより高い位置に配備される。
エアークリーナは内部に溜まった塵埃の除去等のメンテナンス作業を定期的に行う必要があるが、キャビンの後部でかつ運転部ステップより高い位置に配備されることによって、キャビンに搭乗している運転者が機外に降りることなく、搭乗運転部からエアークリーナのメンテナンス作業を行うことができる。
本発明の第14特徴構成は、前記エアークリーナは、前記運転部ステップと略同じ高さに形成された載置台に支持されている点にある。
第14特徴構成によれば、エアークリーナが運転部ステップと略同じ高さに形成された載置台に支持されるので、運転部ステップに乗っている運転者が、煩わしさの無い状態で容易に、エアークリーナのメンテナンス作業を行うことができる。
本発明の第15特徴構成は、前記空気取り入れ部が、車体正面視において、前記キャビンから横外側に露出するように配備されている点にある。
第15特徴構成によれば、空気取り入れ部が車体正面視においてキャビンから横外側に露出しているから、機体の走行に伴ってキャビンの横外側を流動する外気をそのまま吸気することができ、清浄な空気を吸気し易いものとなる。
コンバインの右側全体側面図である。 コンバインの左側全体側面図である。 コンバインの全体平面図である。 コンバインの全体背面図である。 コンバインの全体正面図である。 フレーム構造を示す斜視図である。 フレーム構造を示す平面図である。 フレーム構造を示す斜視図である。 フレーム構造を示す背面図である。 車体前部のフレーム構造を示す平面図である。 フレーム構造を示す正面図である。 フレーム構造を示す側面図である。 エンジンの吸排気構造を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係る刈取収穫機をコンバインに適用した場合について説明する。
図1〜図3に示すように、コンバインは、左右一対の操向不能な前輪1と左右一対の操向操作可能な後輪2とを備えた走行車体3の前部に、作物を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部4が昇降用アクチュエータとしての刈取昇降シリンダ5により横向き支点P1周りで駆動昇降自在に支持され、走行車体3には、前部側にキャビン6にて覆われた搭乗運転部7、刈取搬送部4にて刈り取られた作物の脱穀処理を行う脱穀部8、その脱穀部8にて脱穀処理されて得られた穀粒を貯留する穀粒タンク9、駆動用のエンジン10等が備えられている。又、走行車体3の左右両側部はカバー体62にて覆われる構成となっている。
刈取搬送部4は、植立する作物を刈り取ったのち刈り取った作物を刈幅方向の中央部に寄せ集める刈取部11と、刈り取られて中央に寄せ集められた作物を機体後方の脱穀部8に向けて搬送するフィーダ12とを備えて構成されている。
図3に示すように、刈取部11は、作物の株元を切断して刈り取るバリカン型の刈刃13、刈り取った作物を刈幅方向の中央部に寄せ集める横送りオーガ14、刈取対象となる作物の穂先側を後方に向けて掻込む回転リール15等を備えて構成されている。フィーダ12は、図示はしないが、角筒状のフィードケース内に、前後方向に亘って左右一対の無端回動チェーンが巻回張設され、左右の無端回動チェーンにわたり周方向に沿って適宜間隔をあけて搬送体を架設してあり、搬送体によって刈取部11から受け渡された作物を後方上方に向けて搬送するように構成されている。
次に、走行車体3における車体支持構造について説明する。
図6〜図8に示すように、走行車体3の車体フレームFは、走行車体3の左右両側に位置し且つ走行車体3の前後方向にわたって延びる状態で配備された複数の前後向きフレーム体17、及び、走行車体3の横方向に沿って延びる複数の横向きフレーム体18を備えて構成されている。
具体的には、複数の前後向きフレーム体17の一例として、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lが備えられ、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lは、夫々、断面形状が略コの字形に形成されて、車体側面視で左右前輪1の略中心部に相当する位置から左右後輪2の略中心部に相当する位置まで車体前後方向の全長にわたって長く延びる状態で備えられている。
図9に示すように、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lは、夫々、断面形状が略コの字形に形成されて、車体側面視で左右前輪1の略中心部に相当する位置から左右後輪2の略中心部に相当する位置まで車体前後方向の略全長にわたって長く延びる状態で備えられている。
又、一対の前後向きフレーム体17R,17Lは、一対の前輪1及び一対の後輪2よりも車体横幅方向内方側に位置する状態で備えられ、一対の前後向きフレーム体17R,17Lの車体横幅方向の中央部CLから前後向きフレーム体(17R又は17L)までの車体横幅方向の間隔L1が、前後向きフレーム体(17R又は17L)と前輪1及び後輪2との間での車体横幅方向の間隔(L2,L3)よりも大になるように構成されている。
すなわち、図9に示すように、一対の前後向きフレーム体17R,17Lの車体横幅方向の中央部CLから前後向きフレーム体(17R又は17L)までの車体横幅方向の間隔L1が、左右の前後向きフレーム体(17R又は17L)と左右の前輪1との間での車体横幅方向の間隔L2よりも大となり、又、前記車体横幅方向の中央部CLから前後向きフレーム体(17R又は17L)までの車体横幅方向の間隔L1が、左右の前後向きフレーム体(17R又は17L)と左右両側の後輪2との間での車体横幅方向の間隔L3よりも大となるように構成されている。
このように、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lは、走行車体3の横幅方向に広い間隔をあける状態で且つ左右両側の前輪1及び後輪2に極力近づけた状態で配備されている。
図7及び図8に示すように、複数の横向きフレーム体18として、走行車体3の横方向に沿って延びる状態で且つ前後方向に間隔をあけた状態で6個の横向きフレーム体18a〜18fが備えられ、これらの横向きフレーム体18a〜18fと一対の前後向きフレーム体17R,17Lとを平面視で格子状に組み合わせて車体フレームFが構成されている。
一対の前後向きフレーム体17R,17Lの車体前端部同士が、6個の横向きフレーム体18a〜18fのうちの車体前後方向の最前部に位置する前部側横向きフレーム体18aによって連結されており、一対の前後向きフレーム体17R,17Lの車体後端部同士が、6個の横向きフレーム体18a〜18fのうちの車体前後方向の最後部に位置する後部側横向きフレーム体18fによって連結されている。
又、車体フレームFは、車体前後方向において前輪1と後輪2との間に位置する箇所に、一対の前後向きフレーム体17R,17Lから車体横幅方向外方側に張り出す張り出しフレーム部Fhを備えて構成されている。
すなわち、6個の横向きフレーム体18a〜18fのうち、前輪1と後輪2との間に位置する3本の横向きフレーム体18c〜18eが、前後向きフレーム体17R,17Lから車体横幅方向外方側に張り出すように構成され、これらの張り出し型の横向きフレーム体18c〜18eにおける前後向きフレーム体17R,17Lから車体横幅方向外方側に張り出す部分が前記張り出しフレーム部Fhを構成している。
図7に示すように、3本の張り出し型の横向きフレーム体18c〜18eのうち、車体前部に位置する2本の張り出し型の横向きフレーム体18c,18dにおける右側外方側に張り出している張り出しフレーム部Fhに支持される状態でエンジン10が配備されている。
具体的に説明すると、図8及び図9にも示すように、車体前部に位置する2本の張り出し型の横向きフレーム体18c,18dの右側外方側に張り出している張り出しフレーム部Fhの上部、及び、右側の前後向きフレーム体17Rの上部にわたってエンジン10が搭載されて支持される構成となっている。そして、2本の張り出し型の横向きフレーム体18c,18dの外方側端部同士を前後向き連結フレーム体19にて連結する構成となっており、この前後向き連結フレーム体19の後端部と右側の前後向きフレーム体17Rとの間が補強用フレーム体20が連結されている。
このように右側の前後向きフレーム体17R、2本の張り出し型の横向きフレーム体18c,18d、前後向き連結フレーム体19、補強用フレーム体20等によって、充分な支持強度を有する状態でエンジン10を支持する構成となっている。ちなみに、補強用フレーム体20の下面側には縦向きの面を備えた補強リブ21が設けられている。
3本の張り出し型の横向きフレーム体18c〜18eのうちの車体後部に位置する2本の張り出し型の横向きフレーム体18d,18e同士の間は、車体前部に位置する2本の張り出し型の横向きフレーム体18c,18d同士の間隔よりも広くなるように設けられている。
図7に示すように、前部側横向きフレーム体18aの左右両側端部に、左右両側の前輪1に動力を伝達するための駆動用の前輪駆動ケース22が各別に固定連結され、この前輪駆動ケース22は、エンジン10の動力がトランスミッションMを介して伝達され、前輪1を駆動回転自在且つ操向不能な状態で支持する構成となっている。従って、前部側横向きフレーム体18aの左右両側端部にて、左右一対の前輪1が駆動回転自在に且つ操向不能な状態で支持される構成となっている。
図5に示すように、刈取搬送部4におけるフィーダ12がキャビン6の下方に配備されており、そのフィーダ12が、車体横幅方向中央に対して、車体横幅方向左側に変位した位置に配備されている。又、トランスミッションMは、キャビン6の下方に位置する状態で、且つ、刈取搬送部4におけるフィーダ12に対して進行方向視で右側(図5では左側)に位置する状態で配備されている。
図4に示すように、左右一対の後輪2を支持する後車軸ケース23が、後部側横向きフレーム体18fに対して車体前後軸芯X1周りで揺動自在に支持されている。つまり、車体横方向に延びる円筒状の後車軸ケース23の左右両側部に左右の後輪2が縦軸芯Y1周りで操向揺動自在に支持されるとともに、後車軸ケース23の左右中間部が後部側横向きフレーム体18fに備えられた支持ブラケット25に対して車体前後軸芯X1周りで揺動自在に枢支連結されている。従って、左右の後輪2は後車軸ケース23と一体的に車体前後軸芯X1周りで揺動自在に支持される構成となっている。
図8に示すように、後車軸ケース23は、後部側横向きフレーム体18fの下方側に位置する状態で備えられており、一対の前後向きフレーム体17R,17Lにおける後部側横向きフレーム体18fが架設連結される車輪支持部H1は、それよりも車体前部側に位置して後車軸ケース23と略同じ高さに位置する本体部H2に対して、上方側に位置するように形成されている。すなわち、一対の前後向きフレーム体17R,17Lは、後車軸ケース23と略同じ高さに位置する本体部H2と、後車軸ケース23の上方側に位置するように本体部H2から後方上方に延設された車輪支持部H1とを備えて構成されている。
図7及び図8に示すように、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lの左右中間部において、車体後部側に位置する2本の横向きフレーム体18d,18e同士にわたって、前後向きの補助フレーム体26が架設連結されている。そして、左側の前後向きフレーム体17L、補助フレーム体26、三本の張り出し型の横向きフレーム体18c,18d,18eの夫々により載置支持される状態で脱穀部8が備えられている。この脱穀部8は、エンジン10の左横側方に位置する状態で、その横幅方向中心が走行車体3の横幅方向中心よりも左側に変位した状態で備えられている。
従って、エンジン10が一対の前後向きフレーム体17R,17Lのうち一方(右側)の前後向きフレーム体17Rに支持され、脱穀部8が一対の前後向きフレーム体17R,17Lのうち他方(左側)の前後向きフレーム体17Lに支持される構成となっている。
図9に示すように、穀粒タンク9は、脱穀部8の上方に位置する状態で且つ脱穀部8の上方並びにエンジン10を含む右側外方側に張り出している張り出しフレーム部Fhの上方にわたる横方向に幅広に構成されている。そして、図8に示すように、右側外方側に張り出している張り出しフレーム部Fhに相当する箇所において、車体フレームFから立設する状態で延設されたタンク支持用フレーム体27により支持される構成となっている。
図7及び図8に示すように、タンク支持用フレーム体27は、補強用フレーム体20における横外方側箇所と機体内方側箇所(右側の前後向きフレーム体17Rとの連結箇所)、及び、車体最後部に位置する張り出し型の横向きフレーム体18eにおける横外方側箇所と機体内方側箇所(右側の前後向きフレーム体17Rとの連結箇所)の夫々(4箇所)に設けられ、穀粒タンク9は、これら4本のタンク支持用フレーム体27によって支持される構成となっている。尚、車体最後部に位置する張り出し型の横向きフレーム体18eの下部には、補強用フレーム体20と同様な補強リブ28が設けられている。
刈取搬送部4を昇降駆動する刈取昇降シリンダ5の基端部が車体フレームFの車体前部側箇所に支持されている。
すなわち、図10及び図11に示すように、6個の横向きフレーム体18a〜18fのうち、前部側から2番目に位置する横向きフレーム体18bが、一対の前後向きフレーム体17R,17Lの下面側に位置して、それら一対の前後向きフレーム体17R,17L同士を連結する構成となっており、その横体横幅方向の途中部から機体前方に向けてシリンダ用ブラケット29が固定延設されている。このシリンダ用ブラケット29の前端部に刈取昇降シリンダ5の基端部が横軸芯P2周り(図12参照)で揺動自在に枢支連結されている。
シリンダ用ブラケット29は、前部側横向きフレーム体18aから斜め下方に延設された補強部材30が連結固定されるとともに、左側の前後向きフレーム体17Lから横向きに延設された補強部材31が連結固定されて、支持強度を向上させるようにしてあり、刈取搬送部4の重量を良好に受け止め支持することができるように構成されている。
車体フレームFが上記したように構成されることから、図7に示すように、車体フレームFは、一対の前後向きフレーム体17R,17Lと張り出しフレーム部Fhとにより、平面視で走行車体3の四隅に対応する位置に凹入部Qが形成される状態で設けられることになり、この凹入部Qに、左右の前輪1及び左右の後輪2が夫々配備される構成となっている。
次に、キャビン6にて覆われる搭乗運転部7の支持構造について説明する。
図6及び図8に示すように、走行車体3の前部において、車体フレームFにおける左右一対の前後向きフレーム体17R,17L夫々から立設された左右一対の縦フレームFtが備えられ、左右一対の縦フレームFtの上端部にて搭乗運転部7(キャビン6)が支持される構成となっている。左右一対の縦フレームFtは、夫々、左右一対の前輪1の車体横幅方向内方側にて立設された内側フレーム体33と、左右一対の前輪1の車体後方側にて立設された外側フレーム体34とを備えて構成されている。
前記内側フレーム体33について説明する。
左右両側の内側フレーム体33は、夫々、車体フレームFにおける前後向きフレーム体17R,17Lから車体前方上方に向けて立設された傾斜状内側フレーム体33Aと、前後向きフレーム体17R,17Lから直上方に向けて立設された直立状内側フレーム体33Bとで構成されている。又、傾斜状内側フレーム体33Aの上端部と直立状内側フレーム体33Bの上端部とが前後向き連結体37にて連結されている。
説明を加えると、図12に示すように、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lの前部側箇所に一体的に連結された取付ブラケット38R,38Lの夫々から上方に向けて延びる状態で3本の内側フレーム体33が固定立設されている。
3本の内側フレーム体33のうち前後方向の中間に位置する内側フレーム体33は、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lから直上方に向けて立設された直立状内側フレーム体33Bにて構成され、残りの2本の内側フレーム体33は、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lから車体前方上方に向けて立設された傾斜状内側フレーム体33Aにて構成されている。
そして、図11にも示すように、3本の内側フレーム体33の上端部同士が車体前後方向に延びる前後向き連結体37によって一体的に連結固定されている。前後向き連結体37はチャンネル材にて構成され、そのコの字形の内部空間に3本の内側フレーム体33が嵌り込み一体的に連結される構成となっている。
図12に示すように、前部側の2本の内側フレーム体33は、下部が連結されており、そのうちの後部側に位置する直立状内側フレーム体33Bが直上方に向けて立設され、前部側に位置する傾斜状内側フレーム体33Aが上方に向かうほど前方に向かう傾斜姿勢になり、それら2本の内側フレーム体33(33A,33B)が上方に向かうほど離間するような状態で設けられている。又、後端側の内側フレーム体33(後部側の傾斜状内側フレーム体33A)は、下部の取り付け位置が直立状内側フレーム体33Bよりも後方側に離間した位置であり、上方に向かうほど直立状内側フレーム体33Bの上端部に近づくように斜め姿勢となるように設けられている。
直立状内側フレーム体33B、前部側の傾斜状内側フレーム体33A、及び、前後向き連結体37によって側面視で略三角形が形成されており、又、後部側の傾斜状内側フレーム体33A、直立状内側フレーム体33B、及び、前後向きフレーム体17R,17Lの前部側箇所に一体的に連結された取付ブラケット38R,38Lとによって、側面視で略三角形が形成されており、これらの各フレーム体によりトラス構造に相当するような支持構造が形成されている。従って、充分な支持強度を有する状態で搭乗運転部7(キャビン6)が支持される構成となっている。
次に、外側フレーム体34について説明する。
図10、図11及び図12に示すように、左右両側の外側フレーム体34は、夫々、3本の張り出し型の横向きフレーム体18c,18d,18eのうちの車体最前部に位置する横向きフレーム体18cの横幅方向の両端部に連結ブラケット39を介して下端部が連結され、その下端部から車体前方上方に向けて略円弧状に屈曲させた状態で延設する状態で設けられている。
外側フレーム体34の上端部には、車体前後方向に沿って延びる角筒状の前後向き連結部材40が固定され、この前後向き連結部材40の車体前後方向両側部と前後向き連結体37とにわたって前後一対の横向き連結部材41が架設連結されている。そして、この横向き連結部材41に対して左右両側で各2箇所ずつ合計4箇所にて、クッション材42を介して搭乗運転部7(キャビン6)が支持される構成となっている。
このように、外側フレーム体34と内側フレーム体33とが、前後向き連結部材40、前後一対の横向き連結部材41、及び、前後向き連結体37の夫々によって一体的に連結されて、縦フレームFtが構成されており、キャビン6は、左右一対の前後向きフレーム体17R、17L夫々から立設された左右一対の縦フレームFtの上端部にて支持される構成となっている。
上述したように、縦フレームFtとして、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lから車体前方上方に向けて立設された傾斜状内側フレーム体33Aを備える構成としてあり、図12に示すように、搭乗運転部7(キャビン6)が、その前端部を左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lの前端部よりも車体前方側に変位させた前方突出状態で設けられる構成となっている。
このように搭乗運転部7(キャビン6)が、左右両側の縦フレームFtによってその下方側に空間が形成される状態で支持されており、刈取搬送部4におけるフィーダ12が左右両側の縦フレームFtの間であって且つ搭乗運転部7(キャビン6)の下方側箇所を通して刈り取った作物を後方に搬送するように構成されている。
図1及び図2に示すように、キャビン6には、車体前方外方側及び車体横幅方向外方側を照明する照明装置としての複数の照明ランプ43が備えられている。
図5に示すように、キャビン6の前面部の下部には、左右両側に2個ずつ合計4個の車体前方側の遠方を照らす前方照射ランプ43aが設けられ、キャビン6の前面部の上部には、左右両側に2個ずつ合計4個の車体前方の刈取対象箇所を照らす刈取箇所照射ランプ43bが設けられている。そして、キャビン6の左右側面部における前側上部箇所には、夫々、1個ずつ車体横幅方向外方側を照明する側方照射ランプ43cが設けられている。
図5に示すように、搭乗運転部7(キャビン6)は、正面視において左右一対の前輪1夫々の上方箇所に亘って設けられており、キャビン6における右側(車体横幅方向一方側の一例)のドア44よりも外側箇所にステップ部45が備えられ、キャビン6における左側(車体横幅方向他方側の一例)の端部位置6Lと走行車体3の左側の端部位置3Lとが、車体横幅方向で略同じ位置に設定され、且つ、ステップ部45における右側の端部位置45Rと走行車体3の右側の端部位置3Rとが、車体横幅方向で略同じ位置に設定されている。キャビン6における左側のドア46よりも外側箇所には、車体外方から搭乗運転部7に対して運転者が乗り降りするための乗降用の梯子60が設けられている。
そして、図3に示すように、キャビン6における右側の乗降用のドア44が車体前部側の縦向き揺動支点Y2周りで開閉自在に設けられ、キャビン6における左側の乗降用のドア46が車体後部側の縦向き揺動支点Y3周りで開閉自在に設けられている。
キャビン6には、左右両側部に後方確認用のサイドミラー47が備えられており、このサイドミラー47は、角度調節自在であり、作業状況に応じて角度を調節できるようになっている。そのうち、ステップ部45が設けられていないキャビン6の左側のサイドミラー47は、左側のドア46が車体後部側の縦向き揺動支点Y3周りで開閉自在であることから、搭乗運転部7からドア46をあけた状態で調節作業を行える。一方、キャビン6の右側のサイドミラー47は、ドア44を開けた状態で調節することはできないが、ドア44を締めて作業者がステップ部45上を移動することで作業を行える。
上述したように、エンジン10は、右側外方側に張り出している張り出しフレーム部Fhの前側部分に支持されており、キャビン6の車体後方下方側に位置する状態で配備される構成となっている。
そして、エンジン10の排気ガスが通流する排気管49、及び、エンジン10に吸気される燃焼用の空気が通流する吸気管50が、キャビン6の後側面6Aに沿って上下方向に延びる状態で、且つ、排気管49の上端に形成された排気ガス排出部51を吸気管50の上端に形成された空気取り入れ部としてのプレクリーナ52よりも上方に離間して位置させた状態で備えられている。
又、図3に示すように、脱穀部8から穀粒を穀粒タンク9に搬送する穀粒搬送装置53が、穀粒タンク9とキャビン6との間に位置する状態で備えられ、その穀粒タンク9とキャビン6との間において、穀粒搬送装置53における機体横幅方向の右側方箇所に排気管49及び吸気管50が備えられている。
具体的には、図13に示すように、エンジン10の排気をエンジン10の上方に位置する排気マフラー54を通過した後にキャビン6の後側面6Aに沿うように上方に案内する排気管49が設けられている。排気管49は、キャビン6の後側面6Aに沿う箇所であって且つキャビン6の右側端部に対応する箇所に備えられ、その上端部に形成された排気ガス排出部51がキャビン6の天井部6Bと略同じ高さになる状態で備えられている。
排気管49及び吸気管50は夫々、キャビン6の後側面6Aに沿う箇所であって且つキャビン6の右側端部に対応する箇所に備えられるが、吸気管50は、キャビン6の右側端部のうち、キャビン6における機体横幅方向外方側に寄った箇所に備えられる。一方、排気管49は、キャビン6の右側端部のうち、キャビン6における機体横幅方向中央側に寄った箇所に備えられている。
図13に示すように、エンジン10に燃焼用空気を供給するための吸気管50が、排気管49と同様に、キャビン6の後側面6Aに沿う箇所であって且つキャビン6の右側端部に対応する箇所に備えられており、プレクリーナ52がキャビン6の上下中間部と略同じ高さに位置する状態で備えられている。
吸気管50により形成される燃焼用の空気の吸気経路途中に空気を清浄作用を発揮するエアークリーナ55が介装されている。この吸気経路途中に介装されるエアークリーナ55が、キャビン6の後部に搭乗運転部7の運転部ステップ56と略同じ高さに形成された載置台57に支持される状態で備えられている。
説明を加えると、キャビン6の後側面6Aにおける右側端部に、運転部ステップ56の高さと略同じ高さに載置台57が形成されており、この載置台57に、キャビン6の右側面6Cよりも右側外方に突出させる状態で、エアークリーナ55を載置させて位置固定状態で支持する構成となっている。
このようにエアークリーナ55を載置台57に支持する構成とすることで、運転者がエアークリーナ55の清掃やメンテナンス作業を行う場合には、車体から降りることなく、キャビン6における右側のドア44よりも外側箇所に備えられたステップ部45から作業を能率よく行うことができる。又、エアークリーナ55だけでなく、プレクリーナ52もキャビン6の右側面6Cよりも右側外方に突出させた状態で設けられる、言い換えると、車体正面視において、キャビン6から横外側に露出する状態で設けられるので、清浄な空気を吸気し易くしかもプレクリーナ52のメンテナンス作業も行い易いものとなる。
又、具体的な構成については詳述はしないが、穀粒タンク9に貯留される穀粒を機体外部に排出させるための穀粒排出部58が、車体横幅方向の右側方箇所に位置する状態で備えられ、穀粒タンク9の穀粒排出状態をステップ部45から確認することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、排気ガス排出部51がキャビン6の天井部6Bと略同じ高さに備えられ,空気取り入れ部(プレクリーナ52)がキャビン6の上下中間部に備えられる構成としたが、このような構成に代えて、排気ガス排出部51がキャビン6の天井部6Bと略同じ高さよりも下方側に備えられる構成としてもよく、又、空気取り入れ部(プレクリーナ52)がキャビン6の上下中間部とは異なる位置、つまり、上下中間部よりも高い位置あるいは上下中間部よりも低い位置に備える構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、排気管49及び吸気管50が、キャビン6の後側面6Aに沿う箇所であって且つキャビン6の横一側端部、具体的にはエンジン10が配備された側の横側端部に対応する箇所に備えられる構成としたが、このような構成に代えて、排気管49及び吸気管50をエンジン10が配備された側とは反対側の横側端部に配備してもよく、又、排気管49がキャビン6の横一側端部に位置し吸気管50が横他側端部に位置する状態で配備するようにしてもよく、排気管49及び吸気管50の配置状態を適宜変更して実施してもよい。
(3)上記実施形態では、エアークリーナ55がキャビン6の後部において運転部ステップ56と略同じ高さに形成された載置台57に支持される構成としたが、エアークリーナ55が、例えば、エンジン10の近傍位置に配備してもよい。
(4)上記実施形態では、穀粒タンク9が脱穀部8の上方に位置する状態で備えられる構成としたが、このような構成に代えて、穀粒タンク9と脱穀部8とが横方向又は前後方向に並ぶ状態で配備する構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、刈取収穫機としてコンバインを示したが、コンバインに限らず、トウモロコシ収穫機など刈り取った作物を脱穀することなくそのまま積載収納した状態で収穫する刈取収穫機であってもよい。
本発明は、コンバインやトウモロコシ収穫機等、走行車体に作物を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部を備えた刈取収穫機に適用できる。
4 刈取搬送部
6 キャビン
6A 後側面
6B 天井部
7 搭乗運転部
8 脱穀部
9 穀粒タンク
10 エンジン
49 排気管
50 吸気管
51 排気ガス排出部
52 空気取り入れ部
53 穀粒搬送装置
55 エアークリーナ
56 運転部ステップ
57 載置台

Claims (15)

  1. 作物を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部と、キャビンにて覆われた搭乗運転部と、動力用のエンジンとを備えて構成されている刈取収穫機であって、
    前記エンジンの排気ガスが通流する排気管、及び、前記エンジンに吸気される燃焼用の空気が通流する吸気管が、前記キャビンの後側面に沿って上下方向に延びるように備えられている刈取収穫機。
  2. 前記排気管及び前記吸気管は、前記排気管の上端に形成された排気ガス排出部が前記吸気管の上端に形成された空気取り入れ部よりも上方に離間した位置になるように備えられている請求項1に記載の刈取収穫機。
  3. 前記排気ガス排出部が前記キャビンの天井部と略同じ高さあるいは該天井部より低い位置に備えられている請求項2に記載の刈取収穫機。
  4. 前記排気ガス排出部が前記キャビンの天井部と略同じ高さに備えられている請求項3に記載の刈取収穫機。
  5. 前記空気取り入れ部が前記キャビンの上下中間部に備えられている請求項2〜4のいずれか1項に記載の刈取収穫機。
  6. 前記排気管及び前記吸気管が、前記キャビンの後側面に沿う箇所であって且つ前記キャビンの横一側端部に対応する箇所に備えられている請求項1〜5のいずれか1項に記載の刈取収穫機。
  7. 前記排気管及び前記吸気管は、前記エンジンが配備された側の横側端部に備えられている請求項6に記載の刈取収穫機。
  8. 穀粒を貯留する穀粒タンクが前記キャビンの後方側に備えられており、
    前記排気管及び前記吸気管は、前記キャビンと前記穀粒タンクとの間に位置するように備えられている請求項1〜7のいずれか1項に記載の刈取収穫機。
  9. 刈り取られた作物を脱穀する脱穀部が前記キャビンの後方側に備えられ、かつ前記穀粒タンクが前記脱穀部の上方に備えられており、
    前記排気管の前記排出部及び前記吸気管の前記空気取り入れ部が前記脱穀部よりも上方かつ前記キャビンと前記穀粒タンクとの間に位置するように備えられている請求項8に記載の刈取収穫機。
  10. 前記脱穀部から穀粒を前記穀粒タンクに搬送する穀粒搬送装置が、前記穀粒タンクが前記キャビンの後方側に位置し且つ前記穀粒タンクと前記キャビンとの間に前記穀粒搬送装置が位置する状態で備えられ、
    前記穀粒タンクと前記キャビンとの間において、前記穀粒搬送装置における機体横幅方向の一側方箇所に、前記排気管及び前記吸気管が備えられている請求項9に記載の刈取収穫機。
  11. 前記排気管が前記キャビンにおける機体横幅方向中央側に寄った箇所に備えられ、前記吸気管が前記キャビンにおける機体横幅方向外方側に寄った箇所に備えられている請求項10記載の刈取収穫機。
  12. 前記エンジンが前記搭乗運転部の後方下方側に位置する状態で備えられている請求項1〜11のいずれか1項に記載の刈取収穫機。
  13. 前記燃焼用の空気の吸気経路途中に介装されるエアークリーナが、前記キャビンの後部でかつ運転部ステップより高い位置に配備されている請求項1〜12のいずれか1項に記載の刈取収穫機。
  14. 前記エアークリーナは、前記運転部ステップと略同じ高さに形成された載置台に支持されている請求項13に記載の刈取収穫機。
  15. 前記空気取り入れ部が、車体正面視において、前記キャビンから横外側に露出するように配備されている請求項2〜14のいずれか1項に記載の刈取収穫機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018134033A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 三菱マヒンドラ農機株式会社 コンバイン

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