JP2013154699A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関が停止した状態においてもISC学習制御を行うことができる車両用制御装置を提供する。
【解決手段】エンジンと、エンジンに吸入される空気流量を調整するスロットルバルブと、エンジンをモータリング可能なモータMG1とを備え、エンジンのアイドル運転時におけるアイドル回転数を目標アイドル回転数に維持するために必要な空気流量が得られるようスロットルバルブの空気流量特性に基づいてスロットルバルブの開度を調整するアイドル回転数制御を実行するハイブリッド車両に用いられる車両用制御装置において、HVECUは、エンジンの停止時にエンジンが一定の基準回転数でモータリングされるようモータMG1を駆動制御し、同モータリング時の空気流量と予め定められた基準空気流量との偏差に基づいてアイドル運転時のスロットルバルブの空気流量特性を学習する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用制御装置に関し、特に内燃機関と該内燃機関をモータリング可能な電動機とを備える車両に適用される車両用制御装置に関する。
従来、この種の車両用制御装置が適用される車両として、例えば、内燃機関および電動機を駆動力源として備え、内燃機関および電動機を駆動力源として走行するハイブリッド走行と電動機のみを駆動力源として走行するモータ走行とを、車両の走行状態に応じて切替可能なハイブリッド車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなハイブリッド車両では、車両の走行状態に応じて内燃機関が間欠的に運転されるよう制御される。
ところで、このようなハイブリッド車両にあっても、駆動力源として内燃機関を備えていることから、内燃機関のみを駆動力源として備えた従来車両と同様、スロットルバルブをアクチュエータにより駆動して吸入空気量を調節することにより内燃機関のアイドリング回転数を一定回転数に維持するアイドル回転数制御が実行されている。このようなアイドル回転数制御では、実際のアイドル回転数を目標アイドル回転数にするスロットルバルブの開度に応じた吸入空気量をISC学習値(フィードバック制御値)として学習(以下、ISC学習という)し、そのISC学習値をスロットルバルブの開度に反映させる学習制御(以下、ISC学習制御という)が行われている。
特開2007−160991号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来のハイブリッド車両にあっては、内燃機関が間欠的に運転されるため、内燃機関が運転していない場合には、当然ながら上述したISC学習を行うことができない。したがって、従来のハイブリッド車両では、ISC学習の機会が少なくなってしまうという問題があった。
このような問題は、内燃機関を駆動力源として備え、例えば信号待ちなどの停車時に一時的に内燃機関を自動停止させ、その後、運転者のアクセル操作などにより自動的に再始動させる、いわゆるアイドルストップ機能付き車両においても同様に発生する。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、内燃機関が停止した状態においてもISC学習を行うことができる車両用制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用制御装置は、上記目的達成のため、(1)内燃機関と、前記内燃機関に吸入される空気流量を調整するスロットルバルブと、前記内燃機関をモータリング可能な電動機とを備え、前記内燃機関のアイドル運転時における機関回転数を目標アイドル回転数に維持するために必要な空気流量が得られるよう前記スロットルバルブの空気流量特性に基づいて前記スロットルバルブの開度を調整するアイドル回転数制御を実行する車両に用いられる車両用制御装置であって、前記内燃機関の停止時に前記内燃機関が一定の基準回転数でモータリングされるよう前記電動機を駆動制御する駆動制御手段と、前記駆動制御手段によって前記内燃機関がモータリングされているときの空気流量と予め定められた基準空気流量との偏差に基づいて前記アイドル運転時の前記スロットルバルブの空気流量特性を学習するISC学習制御を実行する学習実行手段と、を備えた構成を有する。
この構成により、本発明に係る車両用制御装置は、内燃機関の停止時に該内燃機関を一定の基準回転数でモータリングし、そのときの空気流量と予め定められた基準空気流量との偏差に基づいてアイドル運転時のスロットルバルブの空気流量特性を学習するISC学習制御を実行する。したがって、内燃機関が停止した状態においてもISC学習を行うことができる。
また、本発明に係る車両用制御装置は、上記(1)に記載の車両用制御装置において、(2)前記学習実行手段は、前記モータリング時に前記空気流量が前記基準空気流量となるよう前記スロットルバルブの開度をフィードバック制御し、前記フィードバック制御におけるフィードバック補正量を学習値として記憶することにより前記アイドル運転時の前記スロットルバルブの空気流量特性を学習する構成を有する。
この構成により、本発明に係る車両用制御装置は、モータリング時にスロットルバルブの開度をフィードバック制御し、そのフィードバック制御におけるフィードバック補正量を学習値として記憶する。これにより、ISC学習制御の結果をアイドル回転数制御に反映させることができる。
また、本発明に係る車両用制御装置は、上記(1)または(2)に記載の車両用制御装置において、(3)前記車両のシフトポジションを検出するシフトポジション検出手段を備え、前記学習実行手段は、前記シフトポジションがパーキングポジションであるときは前記ISC学習制御を実行しないようにした構成を有する。
この構成により、本発明に係る車両用制御装置は、シフトポジションがパーキングポジションであるときにはモータリングによるISC学習制御を実行しないので、内燃機関のモータリングによる振動に起因したドライバビリティへの影響を排除することができる。
本発明によれば、内燃機関が停止した状態においてもISC学習を行うことができる車両用制御装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る車両用制御装置が適用されるハイブリッド車両の概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエンジンの概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るHVECUで実行されるISC学習制御のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るHVECUで実行されるISC学習制御のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係るHVECUで実行されるISC学習制御のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態では、車両用制御装置を駆動力源として内燃機関と電動機とを搭載した車両、いわゆるハイブリッド車両に適用した例について説明する。
図1に示すように、ハイブリッド車両1は、ハイブリッド車両1の駆動力を発生する駆動力源として、エンジン2と、発電可能な電動機であるモータジェネレータ(以下、単にモータという)MG1、MG2とを備える。また、ハイブリッド車両1は、駆動装置3と、車両用制御装置4とを備えている。
駆動装置3は、モータMG1、MG2、動力分割統合機構40、減速機構70および差動機構80を備え、いわゆるハイブリッド・トランスアクスルを構成している。また、駆動装置3は、エンジン2と結合されて動力出力装置(パワープラント)を構成している。
エンジン2は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されている。
図2に示すように、エンジン2の吸気通路22には、エンジン2に吸入される空気流量を調節するスロットルバルブ21が設けられている。
エンジン2は、エアクリーナ20により清浄された空気をスロットルバルブ21および吸気通路22を介して吸入する。その後、エンジン2は、燃料噴射弁23からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ24を介して燃料室に吸入する。次いで、エンジン2は、吸入した混合気を点火プラグ25による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン26の往復運動を機関出力軸12の回転運動に変換する。
エンジン2の排気通路28上には、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する排ガス浄化触媒(以下、三元触媒という)を含む浄化装置29が設けられている。したがって、エンジン2からの排気は、浄化装置29を介して外気へ排出される。
また、エンジン2は、吸気バルブ24の開閉タイミングVTを連続的に変更可能な可変バルブタイミング機構90を備える。可変バルブタイミング機構90は、図示しないベーン式のVVTコントローラと、オイルコントロールバルブとを備え、吸気バルブ24の開閉タイミングVTにおけるインテークカムシャフト(図示せず)の角度を連続的に変更する。
また、図1に示すように、機関出力軸12には、動力分割統合機構40が結合されている。エンジン2は、機関出力軸12から駆動輪6に向けて機械的動力(以下、エンジン出力という)を出力する。この機械的動力は、後述するエンジン用電子制御装置(以下、単にエンジンECUという)200により制御可能となっている。
モータMG1、MG2は、供給された電力を機械的動力に変換する電動機としての機能と、入力された機械的動力を電力に変換する発電機としての機能とを兼ね備えた、いわゆるモータジェネレータである。モータMG1は、主に発電機として用いられ、モータMG2は、主に電動機として用いられる。
特に、モータMG1は、動力分割統合機構40、詳しくは動力分割遊星歯車40aを介してエンジン2と接続されており、エンジン2の機関出力軸12を強制的に回転させるモータリング(クランキングともいう)を行うことが可能である。すなわち、モータMG1は、エンジン2をモータリング可能な電動機としての機能を有し、エンジン2を始動させる際の始動装置として用いられたり、後述するISC学習制御を実行する際のエンジン2のモータリングに用いられる。本実施の形態におけるモータMG1は、本発明に係る電動機を構成する。
このようなエンジン2のモータリングは、詳細には、後述するハイブリッド用電子制御装置(以下、単にHVECUという)100がモータリングの指令信号をモータ用電子制御装置(以下、単にモータECUという)60に送信することにより、指令信号を受信したモータECU60が機関出力軸12をモータリングするようモータMG1を駆動制御するとともにモータMG1の駆動に伴う反力をモータMG2で受け持つようモータMG2を駆動制御することにより行われる。
モータMG1、MG2は、永久磁石式交流同期モータ等で構成されている。モータMG1、MG2は、ステータ53、54と、ロータ51、52とを有している。ステータ53、54は、後述するインバータ61、62から交流電力の供給を受けて回転磁界を形成するようになっている。ロータ51、52は、動力分割統合機構40に結合され、回転磁界に引き付けられて回転するようになっている。モータMG1、MG2には、それぞれロータ51、52の回転角位置を検出するレゾルバ(図示せず)が設けられている。レゾルバは、検出したロータ51、52の回転角位置に応じた信号をモータECU60に送信するようになっている。
モータMG1、MG2は、二次電池(蓄電池)105からの電力の供給を受けて電動機として動作することができる(以下、この動作状態を力行という)。一方、図示しないモータ軸が外力により回転している場合には、起電力を生じさせて二次電池105を充電する発電機として動作することができる(以下、この動作状態を回生という)。
また、駆動装置3には、インバータ61、62が設けられている。インバータ61、62は、それぞれステータ53、54に接続されている。インバータ61、62は、二次電池105から供給される直流電力を交流電力に変換して、それぞれ対応するモータMG1、MG2に供給可能に構成されている。また、インバータ61、62は、モータMG1、MG2からの交流電力を直流電力に変換して二次電池105に回収可能に構成されている。インバータ61、62の電力供給および電力回収は、モータECU60により制御される。
動力分割統合機構40は、エンジン2およびモータMG1、MG2が出力した機械的動力を駆動軸7に伝達する動力伝達機構である。動力分割統合機構40は、シングルピニオン式の動力分割遊星歯車40aおよび減速遊星歯車40cを備えている。
動力分割遊星歯車40aは、エンジン2が出力した機械的動力を、モータMG1を駆動する機械的動力と減速機構70を駆動する機械的動力に分割可能に構成されている。動力分割遊星歯車40aは、サンギヤ42と、プラネタリピニオン43と、プラネタリキャリア44と、リングギヤ45aとを備えている。
サンギヤ42は、モータMG1のロータ51に結合されている。プラネタリピニオン43は、プラネタリキャリア44に対して公転および自転可能に支持されている。プラネタリキャリア44は、機関出力軸12に結合されている。このように構成された動力分割遊星歯車40aは、エンジン2のエンジン出力を、プラネタリピニオン43を介してサンギヤ42に伝達する機械的動力と、リングギヤ45aに伝達する機械的動力に分割するようになっている。エンジン2からサンギヤ42に伝達された機械的動力は、モータMG1のロータ51に伝達され、発電に供される。
減速遊星歯車40cは、モータMG2が出力した機械的動力を、回転速度を減速しトルクを増大させて減速機構70に伝達可能に構成されている。減速遊星歯車40cは、サンギヤ46と、プラネタリキャリア47と、プラネタリピニオン48と、リングギヤ45cとを備えている。
サンギヤ46は、モータMG2のロータ52に結合されている。プラネタリキャリア47は、駆動装置3のハウジングに固定されている。プラネタリピニオン48は、プラネタリキャリア47に対して自転可能に支持されている。このように構成された減速遊星歯車40cは、モータMG2が出力した機械的動力を、プラネタリピニオン48を介して回転速度を減速しトルクを増大させてリングギヤ45cに伝達するようになっている。
これら動力分割遊星歯車40aと減速遊星歯車40cとは、同心上に配置されており、リングギヤ45aとリングギヤ45cとが一体に結合されている。リングギヤ45a、45cの外周側には、減速機構70のカウンタドリブンギヤ74と噛み合うカウンタドライブギヤ49が設けられている。動力分割統合機構40は、モータMG2からリングギヤ45cに伝達された機械的動力と、エンジン2からリングギヤ45aに伝達された機械的動力を統合してカウンタドライブギヤ49から減速機構70に伝達する。
減速機構70は、カウンタドリブンギヤ74とファイナルドライブギヤ78とからなる。カウンタドリブンギヤ74は、カウンタドライブギヤ49と噛み合い、ファイナルドライブギヤ78は、差動機構80のリングギヤ82と噛み合う。また、これらカウンタドリブンギヤ74とファイナルドライブギヤ78とは、同心上に配置され、一体的に結合されている。減速機構70は、動力分割統合機構40からカウンタドリブンギヤ74に伝達された機械的動力を、回転速度を減速しトルクを増大させて、ファイナルドライブギヤ78から差動機構80に伝達する。
差動機構80は、ファイナルドライブギヤ78に噛み合うリングギヤ82を備えている。差動機構80は、減速機構70からリングギヤ82に伝達された機械的動力を左右の駆動輪6に分配して出力する。
図1および図2に示すように、車両用制御装置4は、HVECU100と、エンジンECU200と、モータECU60とを含んで構成されている。
HVECU100は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えるマイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUは、RAMの一時記憶機能を利用するとともにROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うようになっている。ROMには、各種制御定数や各種マップ等が予め記憶されている。
HVECU100は、エンジン2およびモータMG1、MG2を協調して制御する。また、HVECU100には、アクセルペダルポジションセンサ101、シフトポジションセンサ102、イグニッションスイッチ103などの各種センサ、スイッチ類が接続されている。
アクセルペダルポジションセンサ101は、運転者によるアクセルペダル5の操作量を検出する。アクセルペダルポジションセンサ101は、検出されたアクセルペダル5の操作量(以下、アクセル操作量Accという)に応じた信号をHVECU100に送信するようになっている。シフトポジションセンサ102は、シフトレバー8のシフトポジションSPを検出し、シフトポジションSPに応じた信号をHVECU100に出力する。シフトポジションSPとしては、パーキングポジション(以下、Pポジションという)やニュートラルポジション(以下、Nポジションという)、ドライブポジション(以下、Dポジションという)、リバースポジション(以下、Rポジションという)などがある。イグニッションスイッチ103は、ユーザの操作に応じてイグニッション信号をHVECU100に送信するようになっている。本実施の形態におけるシフトポジションセンサ102は、本発明に係るシフトポジション検出手段を構成する。
エンジンECU200は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えるマイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUは、RAMの一時記憶機能を利用するとともにROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うようになっている。ROMには、各種制御定数や各種マップ等が予め記憶されている。
エンジンECU200には、クランクポジションセンサ201、水温センサ202、カムポジションセンサ203、スロットルバルブポジションセンサ204、エアフローメータ205、温度センサ206などの各種センサ類が接続されている。
クランクポジションセンサ201は、機関出力軸12の回転位置すなわちクランク角θcrや機関回転数としてのエンジン回転数Neを検出する。水温センサ202は、エンジン2の冷却水の温度すなわち冷却水温Twを検出する。カムポジションセンサ203は、インテークカムシャフトや排気バルブを開閉するエキゾーストカムシャフトの回転位置すなわちカム角θcaを検出する。スロットルバルブポジションセンサ204は、スロットルバルブ21の開度(以下、スロットル開度という)THを検出する。エアフローメータ205は、吸気管に取り付けられ、吸入空気の質量流量すなわち吸入空気量(空気流量)Qaを検出する。温度センサ206は、吸気管に取り付けられ、吸気温Taを検出する。これら各センサは、検出結果に応じた信号をエンジンECU200に出力する。
エンジンECU200は、エンジン2を駆動するための種々の制御信号、例えば燃料噴射弁23への駆動信号や、スロットル開度THを調節するスロットルモータ21aへの駆動信号、イグニッションコイル210への制御信号、可変バルブタイミング機構90への制御信号などを出力するようになっている。
エンジンECU200は、HVECU100と通信しており、HVECU100からの制御信号によりエンジン2を運転制御するとともに、必要に応じてエンジン2の運転状態に関するデータを出力する。
モータECU60は、HVECU100から要求トルクおよび要求回転速度に係る信号を受け、インバータ61、62を制御する。モータECU60は、インバータ61、62を制御することにより、モータMG1、MG2のそれぞれについて、ロータ51、52の回転速度(以下、モータ回転速度という)と、ロータ51、52から出力する機械的動力(以下、モータ出力という)とを調整可能である。
このように構成された車両用制御装置4において、HVECU100は、エンジンECU200を介して、エンジン2がアイドリング状態(無負荷状態)のときのエンジン回転数(以下、アイドル回転数Neiという)を所定の目標アイドル回転数Neitに調整するアイドル回転数制御(以下、単にISCという)を実施するようになっている。具体的には、ISCでは、アイドル回転数Neiを目標アイドル回転数Neitに維持するために必要な空気流量が得られるよう、スロットルバルブ21の空気流量特性に基づいてスロットル開度THを調節する。すなわち、ISCは、スロットルバルブ21のスロットル開度THを調節することによってアイドル回転数Neiを制御するものである。このISCでは、アイドル回転数Neiを目標アイドル回転数Neitに近づけるために、スロットルバルブ21のスロットル開度THをフィードバック制御するようになっている。これにより、アイドル回転数Neiをほぼ一定に保つことができる。スロットルバルブ21の空気流量特性は、スロットル開度THと空気流量との関係を示す特性であって、予め実験的に求めてROMに記憶されている。
ここで、ISCにおけるフィードバック制御においてアイドル回転数Neiを一定回転数(目標アイドル回転数Neit)に維持するために必要な空気流量は、個体差、経時変化等の要因により変化するので、後述するISC学習制御が行われる。
一般に、ISC学習制御は、アイドリング状態、つまりアイドル運転において、アイドル回転数Neiを目標アイドル回転数Neitに近づけるためになされるフィードバックの結果を反映して記憶することにより行う。しかし、ハイブリッド車両ではエンジンが間欠運転されるため、エンジンが運転されていない場合には、ISC学習制御を実行することができない。したがって、従来のハイブリッド車両では、ISC学習を実行する機会が少なくなっていた。
そこで、本実施の形態では、エンジン2の停止時にもISC学習制御を実行することができるようにした。こうしたISC学習制御は、所定のISC学習条件成立時に実行される。所定のISC学習条件としては、エンジントルク要求がなく、ISC学習が未完了で、かつ二次電池105の蓄電状態を示す状態量(SOC:state‐of‐charge)が所定値(例えば、30%)以上であることが挙げられる。
具体的には、HVECU100は、ISC学習条件が成立したことを条件にモータECU60を介してエンジン2をモータリングするようになっている。より詳細には、HVECU100は、ISC学習条件が成立したことを条件にモータECU60に指令信号を送信し、指令信号を受けたモータECU60が、エンジン2が一定の基準回転数でモータリングされるようモータMG1を駆動制御するようになっている。このようなモータリングは、エンジン2の始動時に行われるクランキングと異なり、エンジン2の始動要求に関わらず、所定のISC学習条件成立を条件に実行される。上述した基準回転数は、変動しない固定の回転数であって、例えば冷間時等でない場合(暖機終了後等)に設定される目標アイドル回転数Neitと同程度の回転数(例えば、1000rpm程度)とされる。本実施の形態において、上述のようなエンジン2のモータリングを行うHVECU100は、本発明に係る駆動制御手段を構成する。
HVECU100は、エンジン2がモータリングされているときの空気流量と予め定められた基準空気流量との偏差に基づいて、アイドル運転時におけるスロットルバルブ21の空気流量特性を学習するISC学習制御を実行するようになっている。
より詳細には、HVECU100は、上記モータリング時に空気流量が予め定められた基準空気流量となるようスロットル開度THをフィードバック制御し、このフィードバック制御におけるフィードバック補正量を学習値として記憶するようになっている。これにより、HVECU100は、エンジン2のアイドル運転時におけるスロットルバルブ21の空気流量特性を学習することが可能となる。基準空気流量は、エンジン2の経時変化のない適合段階において、上述の基準回転数でエンジン2をモータリングしたときの空気流量である。このように、基準空気流量は、予め実験的に求めてROMに記憶されている。本実施の形態において、こうしたISC学習制御を行うHVECU100は、本発明に係る学習実行手段を構成する。なお、本実施の形態では、上記モータリング時の空気流量と基準空気流量との偏差に基づき、アイドル運転時におけるスロットルバルブ21の空気流量特性を学習するようにしたが、これに限らず、例えば上記モータリング時の実際の空気流量に基づき、同空気流量特性を学習するようにしてもよい。
また、ハイブリッド車両1には、二次電池105と、昇圧コンバータ106と、電池ECU107とが設けられている。二次電池105は、昇圧コンバータ106を介してインバータ61、62に電気的に接続されている。
二次電池105は、モータMG1、MG2に供給する電力を貯蔵し、モータMG1、MG2との間で充放電可能に構成されている。昇圧コンバータ106は、二次電池105の電圧を昇圧してインバータ61、62の供給電圧に変換する。電池ECU107は、二次電池105の温度や電圧、充放電電流値等を監視している。
また、電池ECU107は、二次電池105の温度や電圧、充放電電流値等の情報からSOCおよび充放電電力を算出している。電池ECU107は、HVECU100に接続され、例えば二次電池105の蓄電状態および充放電電力に応じた信号をHVECU100に送信する等、HVECU100との間で信号のやりとりを行う。
次に、図3を参照して、本実施の形態に係るHVECU100で実行されるISC学習制御について説明する。
図3に示すISC学習制御の処理フローは、ハイブリッド車両1のハイブリッドシステム起動後、所定の時間間隔で実行されるものである。
図3に示すように、まずHVECU100は、エンジントルク要求があるか否かを判定する(ステップS1)。具体的には、HVECU100は、ハイブリッド車両1の車両状態に応じてエンジン出力が必要とされているか否かを判定する。例えば、モータMG2によるEV走行時にアクセルペダル5が所定の操作量以上踏みこまれ、モータMG2のみではユーザ要求パワーPに見合う要求動力が出力できない場合や、ハイブリッド車両1の走行状態がエンジン運転領域に移行した場合、あるいは冷間始動時のエンジン暖機が必要な場合などには、エンジントルク要求ありと判断される。
HVECU100は、エンジントルク要求があると判定した場合には、以降のステップを実行することなく、本処理を終了する。
一方、HVECU100は、エンジントルク要求がないと判定した場合には、ISC学習が未完了であるか否かを判定する(ステップS2)。例えば、HVECU100は、ISC学習完了フラグがISC学習の未完了を示す値「0」に設定されているか否かを判定することにより、ISC学習が未完了であるか否かを判定することができる。ISC学習完了フラグは、ISC学習の完了時に値「1」に設定されるとともに、例えばエンジン2の停止により値「0」へとリセットされる。
HVECU100は、ISC学習が未完了でない、つまりISC学習が完了していると判定した場合には、以降のステップを実行することなく、本処理を終了する。
一方、HVECU100は、ISC学習が未完了であると判定した場合には、電池ECU107から送信された信号に基づき、SOCが所定値以上であるか否かを判定する(ステップS3)。
HVECU100は、SOCが所定値以上でないと判定した場合には、モータMG1によるエンジン2のモータリングを実行するのに十分な電力が二次電池105にないと判断して、以降のステップを実行することなく、本処理を終了する。
一方、HVECU100は、SOCが所定値以上であると判定した場合には、上述したISC学習条件が成立したとみなして、モータECU60に指令信号を送信し、モータMG1によってエンジン2を一定の基準回転数でモータリングする(ステップS4)。したがって、エンジン2のエンジン回転数Neは、同モータリングにより一定の基準回転数に維持される。このとき、スロットルバルブ21は、ISC時のスロットル開度THとなるよう調節される。このため、エンジン2の吸気通路22には、上記モータリングによって発生する燃焼室内の負圧により、空気の流れが形成される。本実施の形態では、このときの空気流量と予め定められた基準空気流量との偏差に基づき、後述するようにISC学習制御を実行することが可能となる。
次いで、HVECU100は、上記モータリング時の空気流量と予め定められた基準空気流量との偏差に基づき、ISC学習制御を実行する(ステップS5)。具体的には、HVECU100は、上記モータリング時に空気流量が予め定められた基準空気流量となるようスロットル開度THをフィードバック制御し、このフィードバック制御におけるフィードバック補正量を学習値として記憶する。これにより、HVECU100は、エンジン2のアイドル運転時におけるスロットルバルブ21の空気流量特性を学習する。
以上のように、本実施の形態に係る車両用制御装置4は、エンジン2の停止時に該エンジン2を一定の基準回転数でモータリングし、そのときの空気流量と予め定められた基準空気流量との偏差に基づいてアイドル運転時のスロットルバルブ21の空気流量特性を学習するISC学習制御を実行する。したがって、エンジン2の停止した状態においてもISC学習を行うことができる。
また、本実施の形態に係る車両用制御装置4は、上記モータリング時にスロットルバルブ21のスロットル開度THをフィードバック制御し、そのフィードバック制御におけるフィードバック補正量を学習値として記憶する。これにより、ISC学習制御の結果をISCに反映させることができる。
また、本実施の形態に係る車両用制御装置4は、上記モータリング時のエンジン2の基準回転数が一定に保たれるので、精度の高いISC学習を行うことができる。
さらに、本実施の形態に係る車両用制御装置4は、エンジン2の停止時にISC学習制御を行うので、従来のようにISC学習が完了するまでエンジン2の停止を禁止する必要もない。したがって、本実施の形態に係る車両用制御装置4は、ISC学習の機会を確保するべくエンジン2の停止時間が制限されることもないので、従来と比較して燃費を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
次に、図1、図2および図4を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
特に本実施の形態は、上述の第1の実施の形態とはSOCに基づきモータリングによるISC学習制御とエンジン2の自立運転によるISC学習制御とを切り替える点で異なるが、他の構成は同様である。したがって、第1の実施の形態と同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図4を参照して、本実施の形態に係るHVECU100で実行されるISC学習制御について説明する。
図4に示すISC学習制御の処理フローは、ハイブリッド車両1のハイブリッドシステム起動後、所定の時間間隔で実行されるものである。また、本実施の形態に係るISC学習制御の処理フローのうち、ステップS11〜ステップS15までの各ステップは、第1の実施の形態におけるISC学習制御の処理フローのステップS1〜ステップS5に対応している。したがって、本実施の形態では、第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
図4に示すように、HVECU100は、ステップS13においてSOCが所定値以上であると判定した場合には、第1の実施の形態で説明したモータリングによるISC学習制御を実行する一方で、SOCが所定値以上でないと判定した場合には、ステップS16に移行する。
HVECU100は、ステップS16においてエンジン2を自立運転させるべく、エンジン自立運転要求を示す指令信号をエンジンECU200に送信する(ステップS16)。これにより、エンジン2が自立運転させられる。すなわち、HVECU100は、エンジンECU200を介して、エンジン2をアイドリング状態とする。このとき、HVECU100は、アイドル回転数Neiを目標アイドル回転数Neitに調整するISCを実施する。上述したように、このISCでは、アイドル回転数Neiを目標アイドル回転数Neitに近づけるため、スロットル開度THのフィードバック制御が実行されている。
次いで、HVECU100は、エンジン2の自立運転に基づき、ISC学習制御を実行する(ステップS17)。具体的には、HVECU100は、上述のISCのフィードバック制御におけるフィードバック補正量を学習値として記憶し、スロットルバルブ21の空気流量特性を学習する。
以上のように、本実施の形態に係る車両用制御装置4は、第1の実施の形態で説明した効果に加えて以下の効果を得ることができる。
すなわち、本実施の形態に係る車両用制御装置4は、SOCが所定値以上でない場合には、モータリングによるISC学習制御に代えて、エンジン2の自立運転によるISC学習制御に切り替えるようになっている。したがって、モータMG1によるエンジン2のモータリングを実行するのに十分な電力が二次電池105にない場合にも、従来と同様のISC学習制御を実行することで、ISC学習の機会を確保することができる。
(第3の実施の形態)
次に、図1、図2および図5を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。
特に本実施の形態は、上述の第2の実施の形態とはエンジン2のフリクション変化があるか否かに応じてモータリングによるISC学習制御とエンジン2の自立運転によるISC学習制御とを切り替える点で異なるが、他の構成は同様である。したがって、第1および第2の実施の形態と同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図5を参照して、本実施の形態に係るHVECU100で実行されるISC学習制御について説明する。
図5に示すISC学習制御の処理フローは、ハイブリッド車両1のハイブリッドシステム起動後、所定の時間間隔で実行されるものである。また、本実施の形態に係るISC学習制御の処理フローのうち、ステップS21〜ステップS23までの各ステップは、第1の実施の形態におけるISC学習制御の処理フローのステップS1〜ステップS3に対応している。したがって、本実施の形態では、ステップS21〜ステップS23までの各ステップの説明を省略する。
図5に示すように、HVECU100は、ステップS23においてSOCが所定値以上でないと判定した場合には、第2の実施の形態で説明したエンジン2の自立運転によるISC学習制御を実行する(ステップS28、S29)。
一方、HVECU100は、ステップS23においてSOCが所定値以上であると判定した場合には、第1の実施の形態で説明したエンジン2のモータリングを行う(ステップS24)。
次いで、HVECU100は、エンジン2のフリクションを推定する(ステップS25)。例えば、HVECU100のROMには、冷却水温Twとフリクションとの関係を予め実験的に求めたフリクションマップが記憶されている。したがって、HVECU100は、水温センサ202で検出された冷却水温Twに基づき、同フリクションマップを参照することによりエンジン2のフリクションを推定することができる。エンジン2のフリクションは、冷却水温Twが低くなるほど大きくなる傾向を有する。なお、フリクションを推定する方法は、これに限らない。例えば、補機負荷等を考慮して推定してもよいし、ステップS24のモータリング時におけるモータMG1の消費電力に基づき推定してもよい。
次いで、HVECU100は、エンジン2のフリクション変化があるか否かを判定する(ステップS26)。具体的には、HVECU100は、ISC学習制御の処理フローが繰り返し実行されている際に、前回ルーチンで推定されたエンジン2のフリクションに対して、今回推定されたエンジン2のフリクションが±5%以上、増減したか否かを判定する。したがって、HVECU100は、エンジン2のフリクションが±5%以上、増減した場合には、フリクション変化ありと判定する一方で、エンジン2のフリクションが±5%未満である場合には、フリクション変化なしと判定する。
HVECU100は、エンジン2のフリクション変化がないと判定した場合には、第1の実施の形態で説明したモータリングによるISC学習制御を実行する(ステップS27)。
一方、HVECU100は、エンジン2のフリクション変化があると判定した場合には、第2の実施の形態で説明したエンジン2の自立運転によるISC学習制御を実行する(ステップS28、S29)。
以上のように、本実施の形態に係る車両用制御装置4は、第1および第2の実施の形態で説明した効果に加えて以下の効果を得ることができる。
すなわち、本実施の形態に係る車両用制御装置4は、ISC学習制御の処理フローが繰り返し実行されている際にフリクション変化があった場合には、エンジン2の自立運転によるISC学習制御に切り替えるので、ISC学習の精度を確保することができる。
なお、上述の各実施の形態においては、本発明に係る車両用制御装置をハイブリッド車両に適用した例について説明したが、これに限らず、エンジンを駆動力源として備え、例えば信号待ちなどの停車時に一時的にエンジンを自動停止させ、その後、運転者のアクセル操作などにより自動的にエンジンを再始動させる、いわゆるアイドルストップ機能付き車両にも、本発明に係る車両用制御装置を適用可能である。この場合、ISC学習制御におけるエンジンのモータリングに際しては、スタータモータを用いる。
また、上述の各実施の形態においては、スロットルバルブ21のスロットル開度THの調節によるISCを実施するようにしたが、これに限らず、例えばアイドルスピードコントロールバルブによるISCを実施するようにしてもよい。この場合、スロットルバルブ21をバイパスするようにバイパス通路を設け、このバイパス通路を流れる空気流量をアイドルスピードコントロールバルブにより調節してアイドル回転数Neiを制御する。このようなアイドルスピードコントロールバルブを設けた例でも、本実施の形態と同様、モータリング時のバイパス通路の空気流量と予め定められた基準空気流量との偏差に基づき、アイドルスピードコントロールバルブの空気流量特性を学習するISC学習制御を実行することができる。
また、上述の各実施の形態においては、ISC学習条件として、エンジントルク要求がなく、ISC学習が未完了で、かつSOCが所定値以上であることを挙げたが、シフトポジションSPがPポジション以外であることをISC学習条件に加えてもよい。したがって、HVECU100は、シフトポジションSPがPポジションであるときはISC学習制御を実行しないようになっている。この場合、エンジン2のモータリングによる振動に起因したドライバビリティへの影響を排除することができる。つまり、Pポジション時のハイブリッド車両1では、特に振動が運転者に体感され易いので、このような場合には例えばSOCに関わらずエンジン2のモータリングを実行させないようにするものである。
また、上述の各実施の形態においては、HVECU100がエンジンECU200やモータECU60を介してISCおよびISC学習制御を行うよう構成したが、これに限らず、例えばモータECU60がISC学習制御におけるモータリングを実行するとともに、エンジンECU200がISCおよびISC学習制御を実行するよう構成してもよい。
以上説明したように、本発明に係る車両用制御装置は、内燃機関が停止した状態においてもISC学習制御を行うことができ、内燃機関と該内燃機関をモータリング可能な電動機とを備える車両に適用される車両用制御装置に有用である。
1 ハイブリッド車両(車両)
2 エンジン(内燃機関)
4 車両用制御装置
21 スロットルバルブ
21a スロットルモータ
60 モータECU
100 HVECU(駆動制御手段、学習実行手段)
102 シフトポジションセンサ(シフトポジション検出手段)
200 エンジンECU
MG1 モータ(電動機)

Claims (3)

  1. 内燃機関と、前記内燃機関に吸入される空気流量を調整するスロットルバルブと、前記内燃機関をモータリング可能な電動機とを備え、前記内燃機関のアイドル運転時における機関回転数を目標アイドル回転数に維持するために必要な空気流量が得られるよう前記スロットルバルブの空気流量特性に基づいて前記スロットルバルブの開度を調整するアイドル回転数制御を実行する車両に用いられる車両用制御装置であって、
    前記内燃機関の停止時に前記内燃機関が一定の基準回転数でモータリングされるよう前記電動機を駆動制御する駆動制御手段と、
    前記駆動制御手段によって前記内燃機関がモータリングされているときの空気流量と予め定められた基準空気流量との偏差に基づいて前記アイドル運転時の前記スロットルバルブの空気流量特性を学習するISC学習制御を実行する学習実行手段と、を備えたことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 前記学習実行手段は、前記モータリング時に前記空気流量が前記基準空気流量となるよう前記スロットルバルブの開度をフィードバック制御し、前記フィードバック制御におけるフィードバック補正量を学習値として記憶することにより前記アイドル運転時の前記スロットルバルブの空気流量特性を学習することを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 前記車両のシフトポジションを検出するシフトポジション検出手段を備え、
    前記学習実行手段は、前記シフトポジションがパーキングポジションであるときは前記ISC学習制御を実行しないようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用制御装置。
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