JP2013153381A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】CMOS撮像素子の有効画素の黒画像の信号変動を低減する。
【解決手段】積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子を用いた撮像装置において、最高使用温度の各積分回数および各ビットシフトごとの各画素の信号値を取得しフレームメモリに記憶し、複数の基準温度において、最大ビットシフト量と最大積分回数とにおけるCMOS撮像素子の黒画像の各画素の信号値を取得しフレームメモリに記憶し、フレームメモリに記憶した最高使用温度の各積分回数および各ビットシフトごとの各画素の信号値と、フレームメモリに記憶した複数の基準温度の最大ビットシフト量と最大積分回数とにおけるCMOS撮像素子の黒画像の各画素の信号値と、CMOS撮像素子温度の情報とを用いて、各温度と各積分回数および各ビットシフトに適応して、CMOS撮像素子の有効画素の黒画像信号の平均値とムラ、または各有効画素黒画像信号値の一方を補正する。
【選択図】図12
【解決手段】積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子を用いた撮像装置において、最高使用温度の各積分回数および各ビットシフトごとの各画素の信号値を取得しフレームメモリに記憶し、複数の基準温度において、最大ビットシフト量と最大積分回数とにおけるCMOS撮像素子の黒画像の各画素の信号値を取得しフレームメモリに記憶し、フレームメモリに記憶した最高使用温度の各積分回数および各ビットシフトごとの各画素の信号値と、フレームメモリに記憶した複数の基準温度の最大ビットシフト量と最大積分回数とにおけるCMOS撮像素子の黒画像の各画素の信号値と、CMOS撮像素子温度の情報とを用いて、各温度と各積分回数および各ビットシフトに適応して、CMOS撮像素子の有効画素の黒画像信号の平均値とムラ、または各有効画素黒画像信号値の一方を補正する。
【選択図】図12
Description
本発明は、固体撮像素子を有する撮像装置に関し、撮像素子から出力される画像信号に含まれる雑音を低減する方法に関するものである。
CMOS(Complimentary Metal Oxide Semiconductor)撮像素子は一般的にはCCD撮像素子より感度が低い。そこで、積分増倍A/D部を有し、CCD撮像素子より高感度を狙うCMOS撮像素子が開発中である(特許文献1参照)。しかし、フォトダイードの黒画像の信号出力のむらによる暗部むらや黒画像の信号出力が異常に多いフォトダイードの映像信号(白キズ)も積分増倍するため、白キズや暗部むらが増加する。
そこで、従来、光学的黒画素部分の白キズの影響を低減するため、CMOS撮像素子の水平方向の光学的黒画素(Horizontal-Optical Black以下H−OB)部分の12画素信号を平均し、1ライン分の黒画像の基準信号として記憶し、この固体撮像素子の有効画素部分の出力信号よりこの記憶した黒画像の基準信号を減算していた。
そこで、従来、光学的黒画素部分の白キズの影響を低減するため、CMOS撮像素子の水平方向の光学的黒画素(Horizontal-Optical Black以下H−OB)部分の12画素信号を平均し、1ライン分の黒画像の基準信号として記憶し、この固体撮像素子の有効画素部分の出力信号よりこの記憶した黒画像の基準信号を減算していた。
しかし、積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子の積分増倍に強く相関して黒画像の信号出力のむらが大きくなり、白キズや暗部むらも積分増倍するため、白キズや暗部むらのレベルが大きくなり易い。また、積分増倍のもれ電流は、積分増倍を変えた時の基準暗部レベルの変動となる。さらに、電源やGNDのゆすれは、積分増倍の変動となり、積分増倍を高くした場合の暗部むらとなる。
そのため、H−OB部分の出力信号を平均しても、白キズ成分が残留する。さらに、有効画素部分の出力信号から、この平均した信号を減算すると、横筋が発生してしまう。
フォトダイードの暗電流は一般に撮像素子の温度が6℃上昇すると6dB増加するので、温度変動で、暗部レベルと白キズと暗部シェーディングが変動する。また、積分増倍のもれ電流も温度が上昇すると増加するので、温度変動で、積分増倍による暗部レベルが変動する。
フォトダイードの暗電流は一般に撮像素子の温度が6℃上昇すると6dB増加するので、温度変動で、暗部レベルと白キズと暗部シェーディングが変動する。また、積分増倍のもれ電流も温度が上昇すると増加するので、温度変動で、積分増倍による暗部レベルが変動する。
そのため、扇アンプの積分回数ゲインアップ方式およびビットシフトゲインアップ方式による信号レベル変化特性及びノイズ変化特性を検証した際、暗部レベルと暗部シェーディングがゲインアップにより変動してしまう。また、温度変動に対しても暗部レベルが変動してしまう問題がある。
例えばゲインアップにより暗部レベルと暗部シェーディングが上がってしまうことで、黒画像の映像レベル0を基準とした信号処理が正しく行えない。出力画像についても、黒画像の映像レベルが上がることで黒部が白みを帯び、暗部シェーディングにより画像が暗部ムラとなる。
例えばゲインアップにより暗部レベルと暗部シェーディングが上がってしまうことで、黒画像の映像レベル0を基準とした信号処理が正しく行えない。出力画像についても、黒画像の映像レベルが上がることで黒部が白みを帯び、暗部シェーディングにより画像が暗部ムラとなる。
また、デジタル信号処理回路の集積化が進み、複数ラインの出力信号を記憶し算術処理することが、映像専用のメモリ集積DSPだけでなく、安価な汎用のFPGA(Field Programmable Gate Array)でも容易に実現できる様になった。
本発明の目的は、積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子出力の暗部変動を低減することにある。
本発明は、上記課題を解決するため、積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子を用いた撮像装置において、前記CMOS撮像素子の有効画素の黒画像の画像信号の平均値(黒画像の画像信号の平均値つまり暗部レベル)とムラ(暗部シェーディング)と、または各有効画素の黒画像の画像信号の値(黒画像の画像信号値つまり暗部値)との一方をビットシフト量と積分回数と前記CMOS撮像素子の温度に応じて補正する撮像方法である。
さらに、積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子を用いた撮像装置において、最高使用温度の各積分回数および各ビットシフトごとの各画素の信号値を取得しフレームメモリに記憶し、複数の基準温度において、最大ビットシフト量と最大積分回数とにおける前記CMOS撮像素子の黒画像の各画素の信号値を取得しフレームメモリに記憶し、前記フレームメモリに記憶した最高使用温度の各積分回数および各ビットシフトごとの各画素の信号値と、前記フレームメモリに記憶した複数の基準温度の最大ビットシフト量と最大積分回数とにおける前記CMOS撮像素子の黒画像の各画素の信号値と、前記CMOS撮像素子の温度の情報とを用いて、各温度と各積分回数および各ビットシフトに適応して、前記CMOS撮像素子の有効画素の黒画像の画像信号の平均値(暗部レベル)とムラ(暗部シェーディング)と、または各有効画素の黒画像の画像信号の値(暗部値)との一方を補正する撮像方法である。
また、積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子を用いた撮像装置において、前記CMOS撮像素子の温度を検出する温度センサと信号処理部とフレームメモリとを有し、最高使用温度の各積分回数および各ビットシフトごとの各画素の画像信号値を取得し前記フレームメモリに記憶し、複数の基準温度において、最大ビットシフト量と最大積分回数とにおける前記CMOS撮像素子の黒画像の各画素の画像信号値を取得し前記フレームメモリに記憶し、前記フレームメモリに記憶した最高使用温度の各積分回数および各ビットシフトごとの各画素の画像信号値と、前記フレームメモリに記憶した複数の基準温度の最大ビットシフト量と最大積分回数とにおける前記CMOS撮像素子の黒画像の各画素の画像信号値と、前記温度センサで検出した前記CMOS撮像素子の温度の情報とを用いて、各温度と各積分回数および各ビットシフトに適応して、前記CMOS撮像素子の有効画素の黒画像の画像信号の平均値(暗部レベル)とムラ(暗部シェーディング)と、または各有効画素の黒画像の画像信号の値(暗部値)との一方を補正する撮像装置である。
上記の様に本発明によれば、積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子出力の各画素の黒画像の画像信号の平均値つまり暗部レベルが一定となり、暗部が安定した画像信号が得られる。
積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子の積分回数と標準入射光量の映像レベルの特性を示す模式図の図1から図11を用いて、積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子の積分回数ゲインアップ方式による映像レベルの感度アップ特性および暗部レベルと暗部シェーディングの特性と暗部変化動作を、説明する。
IREとはIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)の前身の一つのアメリカ無線学会(Institute of Radio Engineers)が定めた、ビデオ信号の振幅を表す単位で、学会の略称がそのまま単位の名称となった。0.714Vが100IREとなる。
図1に積分回数と映像レベルの特性図を示す。積分回数32回、映像レベル100IREにした時の値を基準値とし、その基準から積分回数1ずつ減らした時の映像レベルの変化量を測定した。積分回数0〜2回については現状仕様外のためデータはない。また、積分回数毎にキャリブレーションを取り直している。
積分回数による黒画像の映像レベルの変化量について、図2に理想の黒画像と映像レベル、実測値の例として図3に積分回数3回の黒画像と映像レベル、図4に積分回数16回の黒画像と映像レベル、図5に32回時の黒画像、映像信号レベルを示す。
積分回数ゲインアップ方式について、映像レベルは積分回数に応じてリニアに増加することが分かる。積分回数による黒画像の映像レベルの変動について、黒画像の映像レベルも積分回数に応じてリニアに増加することが分かる。白キズ・ノイズレベルを無視し、積分回数に応じた黒画像の映像レベルの特性図を図6に示す。
次に、ビットシフトゲインアップ方式による映像レベルの感度アップ特性および黒画像の映像レベルの特性を説明する。
図7−1と図7−2に表示用出力レンジ[16:9]〜[7:0]のビットシフトと映像レベルの特性を示す。図7−1はビットシフト[16:9]、映像レベル1IREにした時の値を基準値とし、その基準から1ずつ[7:0]へビットシフトした時の映像レベルの変化量を測定した。図7−2はビットシフト[7:0]、映像レベル100IREにした時の値を基準値とし、その基準値から1ずつ[16:9]へビットシフトした時の映像レベルの変化量を測定した。
ビットシフトによる黒画像の映像レベルの変化量について、実測値の例として図8にビットシフト[16:9]時の黒画像と映像レベル、図9にビットシフト[9:2]時の黒画像と映像レベル、図10にビットシフト[7:0]回時の黒画像、映像信号レベルを示す。キャリブレーションは初期に1回行った。白キズ・ノイズは無視する。
ビットシフトゲインアップ方式について、映像レベルはビットシフトに応じてリニアに増加することが分かる。ビットシフトによる黒画像の映像レベルの変動について、黒画像の映像レベルもビットシフトに応じてリニアに増加することが分かる。白キズ・ノイズレベルを無視し、ビットシフトに応じた黒画像の映像レベルの特性図を図11に示す。
本発明の一実施例の黒画像の映像レベル補正を含む積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子を有する撮像装置のブロック図の図12と、本発明の一実施例のゲインアップと温度に対する黒画像の映像レベル補正を示す模式図の図13を用いて、本発明の一実施例の積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子の黒画像の映像レベルの補正の動作を、説明する。
図12において、1は撮像装置、2は光学系、3は積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子、4は温度センサ、5は黒画像の映像レベル補正部、6は黒画像の映像レベル補正信号検出部、7は映像信号処理部、9はCPUである。図12の黒画像の映像レベル補正部5において、11は減算器である。図12の黒画像の映像レベル補正信号検出部6において、21〜22はメモリ部で、23は黒画像の映像レベル補正信号算出部である。
黒画像の映像レベル補正部5と黒画像の映像レベル補正信号検出部6とは、映像信号処理部7に統合されても構わない。また、メモリ部21とメモリ部22は統合されても構わない。
図12の黒画像の映像レベル補正信号検出部6において、積分回数32回までの各黒画像の映像レベルをキャリブレーション値としてメモリ21に記録し、ビットシフト[11:4]から[7:0]までの各黒画像の映像レベルをキャリブレーション値としてメモリ22に記録する。使用する積分回数およびビットシフトに応じてメモリ21とメモリ22に記録したキャリブレーション値を補正係数として引き出し、黒画像の映像レベル補正信号算出部23で補正係数から黒画像の映像レベル補正信号を算出する。また温度センサ4では積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子の温度を検出し、CPU9経由で黒画像の映像レベル補正信号算出部23に積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子の温度の情報を送り、補正係数から温度に応じた黒画像の映像レベル補正信号を算出する。
実施例1では、図12の黒画像の映像レベル補正信号検出部6において、黒画像の映像レベル補正信号算出部23で、温度に応じた黒画像の暗電流の平均値(暗部レベル)とムラ(暗部シェーディング)とを算出して黒画像の映像レベル補正信号として出力する。
そして、図12の黒画像の映像レベル補正部5の減算部11で、積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子の出力Viから算出した黒画像の映像レベル補正信号を減算し、黒画像の映像レベル補正後信号Vmとして、映像信号処理部7に送る。
図12の映像信号処理部7は、黒画像の映像レベル補正後信号Vmに、ガンマ、ニー、輪郭補正、色信号処理等の信号処理を行い、出力映像信号Voとして撮像装置1から出力する。
図12の映像信号処理部7は、黒画像の映像レベル補正後信号Vmに、ガンマ、ニー、輪郭補正、色信号処理等の信号処理を行い、出力映像信号Voとして撮像装置1から出力する。
黒画像の映像レベル補正信号の温度係数の例として0〜50℃の10℃(または5℃)刻みで持つものとし、補正係数から算出した情報に、その温度に応じた係数をかけて黒画像の映像レベル補正信号を算出して、積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子の出力Viから減算し、黒画像の映像レベル補正後信号Vmの黒画像の映像レベルを0IREにする特性図を図13に示す。
上記の様に本発明によれば、暗電流の平均値(暗部レベル)とムラ(暗部シェーディング)とをビットシフト量と積分回数とCMOS撮像素子の温度により補正することにより、黒画像の映像レベルを基準とする信号処理に影響がなくなる。さらに、ゲインアップにより暗部が白みを増すことはなくなり、暗部が安定した画像信号が得られる。
実施例2では実施例1と同様な構成と同様な動作の説明は省略し、実施例1と相違する構成と動作を説明する。
実施例1が暗電流の平均値(暗部レベル)とムラ(暗部シェーディング)とを算出して補正したのに対し、実施例2ではCMOS撮像素子の各画素の暗電流を算出して補正する。
図12の黒画像の映像レベル補正信号検出部6において、使用する積分回数およびビットシフトに応じてメモリ21とメモリ22に記録した各画素のキャリブレーション値を補正係数として引き出し、黒画像の映像レベル補正信号算出部23で各画素の補正係数から黒画像の各画素の映像レベル補正信号を算出する。また温度センサ4では積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子の温度を検出し、CPU9経由で黒画像の映像レベル補正信号算出部23に積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子の温度の情報を送り、各画素の補正係数から温度に応じた黒画像の各画素の映像レベル補正信号を算出する。
実施例1が暗電流の平均値(暗部レベル)とムラ(暗部シェーディング)とを算出して補正したのに対し、実施例2ではCMOS撮像素子の各画素の暗電流を算出して補正する。
図12の黒画像の映像レベル補正信号検出部6において、使用する積分回数およびビットシフトに応じてメモリ21とメモリ22に記録した各画素のキャリブレーション値を補正係数として引き出し、黒画像の映像レベル補正信号算出部23で各画素の補正係数から黒画像の各画素の映像レベル補正信号を算出する。また温度センサ4では積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子の温度を検出し、CPU9経由で黒画像の映像レベル補正信号算出部23に積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子の温度の情報を送り、各画素の補正係数から温度に応じた黒画像の各画素の映像レベル補正信号を算出する。
実施例2では実施例1に比較し、フレームメモリの容量は大きくなる可能性が高いが、Gbit程度のRAM(Random Access Memory)が小型低消費電力で、約100円以下と低価格になったので問題ない。
実施例1では、異常に大きい暗電流のいわゆる白キズは補正できない。しかし、実施例2では各画素の暗電流を算出して補正するので、白キズも同時に補正できる。
実施例1では、異常に大きい暗電流のいわゆる白キズは補正できない。しかし、実施例2では各画素の暗電流を算出して補正するので、白キズも同時に補正できる。
上記の様に本発明の実施例2によれば、ビットシフト量と積分回数とCMOS撮像素子の温度によりCMOS撮像素子の各画素の暗電流を白キズも含めて補正することにより、黒画像の映像レベルを基準とする信号処理に影響がなくなる。さらに、ゲインアップにより暗部が白みを増すことはなくなり、暗部が安定した画像信号が得られる。
また、本発明は積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子のフォトダイードの黒画像の信号出力の積分増倍量と温度による変動の影響を受けない様にすることにより、黒画像に近い暗部の画像信号を広い温度範囲で有効利用できるようにする。暗部の画像信号を有効利用できるので、撮像装置を実効的に高感度にする。この広い温度範囲で実効的に高感度にすることにより、放送局の情報カメラ(いわゆるお天気カメラ)や寝顔の顔色確認等の寝ている病人の遠隔看護等の低照度でも高画質が必要な撮像用途に利用することができる。さらに、遠距離間鉄道の監視や海峡の監視のように照明が確保できない監視の撮像用途に利用することができる。特に広い温度範囲が必要とされるロシアやモンゴルや中国東北地方や砂漠地域の遠距離間鉄道の監視やメキシコ等の乾燥地域の国境監視の撮像用途に利用することができる。
さらに、高輝度画像の信号出力は維持するので、実効的に撮像装置のダイナミックレンジを拡大する。広い温度範囲で高感度とダイナミックレンジ拡大を両立することにより、高精細監視のワイドダイナミックレンジ撮像が可能になる。そのため、広い温度範囲で高精細とワイドダイナミックレンジが要求される、逆光状態での鉄道ホームの転落防止の監視用途や自動車の車種とドライバーの顔とナンバープレートの同時識別の監視用途に利用することができる。
さらに、高輝度画像の信号出力は維持するので、実効的に撮像装置のダイナミックレンジを拡大する。広い温度範囲で高感度とダイナミックレンジ拡大を両立することにより、高精細監視のワイドダイナミックレンジ撮像が可能になる。そのため、広い温度範囲で高精細とワイドダイナミックレンジが要求される、逆光状態での鉄道ホームの転落防止の監視用途や自動車の車種とドライバーの顔とナンバープレートの同時識別の監視用途に利用することができる。
1:撮像装置、2:光学系、
3:積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子、4:温度センサ、
5:黒画像の映像レベル補正部、6:黒画像の映像レベル補正信号検出部、
7:映像信号処理部、9:CPU、11:減算部、
21〜22:メモリ部、23:黒画像の映像レベル補正信号算出部、
3:積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子、4:温度センサ、
5:黒画像の映像レベル補正部、6:黒画像の映像レベル補正信号検出部、
7:映像信号処理部、9:CPU、11:減算部、
21〜22:メモリ部、23:黒画像の映像レベル補正信号算出部、
Claims (3)
- 積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子を用いた撮像装置において、前記CMOS撮像素子の有効画素の黒画像の画像信号の平均値とムラと、または各有効画素の黒画像の画像信号の値との一方をビットシフト量と積分回数と前記CMOS撮像素子の温度に応じて補正する撮像方法。
積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子を用いた撮像装置において、最高使用温度の各積分回数および各ビットシフトごとの各画素の信号値を取得しフレームメモリに記憶し、複数の基準温度において、最大ビットシフト量と最大積分回数とにおける前記CMOS撮像素子の黒画像の各画素の信号値を取得しフレームメモリに記憶し、前記フレームメモリに記憶した最高使用温度の各積分回数および各ビットシフトごとの各画素の信号値と、前記フレームメモリに記憶した複数の基準温度の最大ビットシフト量と最大積分回数とにおける前記CMOS撮像素子の黒画像の各画素の信号値と、前記CMOS撮像素子の温度の情報とを用いて、各温度と各積分回数および各ビットシフトに適応して、前記CMOS撮像素子の有効画素の黒画像の画像信号の平均値とムラと、または各有効画素の黒画像の画像信号の値との一方を補正する撮像方法。 - 積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子を用いた撮像装置において、
最高使用温度の各積分回数および各ビットシフトごとの各画素の信号値を取得しフレームメモリに記憶し、
複数の基準温度において、最大ビットシフト量と最大積分回数とにおける前記CMOS撮像素子の黒画像の各画素の信号値を取得しフレームメモリに記憶し、
前記フレームメモリに記憶した最高使用温度の各積分回数および各ビットシフトごとの各画素の信号値と、前記フレームメモリに記憶した複数の基準温度の最大ビットシフト量と最大積分回数とにおける前記CMOS撮像素子の黒画像の各画素の信号値と、前記CMOS撮像素子の温度の情報とを用いて、各温度と各積分回数および各ビットシフトに適応して、前記CMOS撮像素子の有効画素の黒画像の画像信号の平均値とムラと、または各有効画素の黒画像の画像信号の値との一方を補正する撮像方法。 - 積分増倍A/D部を有するCMOS撮像素子を用いた撮像装置において、
前記CMOS撮像素子の温度を検出する温度センサと信号処理部とフレームメモリとを有し、
最高使用温度の各積分回数および各ビットシフトごとの各画素の画像信号値を取得し前記フレームメモリに記憶し、複数の基準温度において、最大ビットシフト量と最大積分回数とにおける前記CMOS撮像素子の黒画像の各画素の画像信号値を取得し前記フレームメモリに記憶し、
前記フレームメモリに記憶した最高使用温度の各積分回数および各ビットシフトごとの各画素の画像信号値と、前記フレームメモリに記憶した複数の基準温度の最大ビットシフト量と最大積分回数とにおける前記CMOS撮像素子の黒画像の各画素の画像信号値と、前記温度センサで検出した前記CMOS撮像素子の温度の情報とを用いて、各温度と各積分回数および各ビットシフトに適応して、前記CMOS撮像素子の有効画素の黒画像の画像信号の平均値とムラと、または各有効画素の黒画像の画像信号の値との一方を補正する撮像装置。
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