JP2013150079A - 再生装置、音声出力装置、制御方法、音声出力方法、テレビジョン受像機、音声再生システム、プログラム、及び、記録装置 - Google Patents

再生装置、音声出力装置、制御方法、音声出力方法、テレビジョン受像機、音声再生システム、プログラム、及び、記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】出力される音声の品質の劣化を防ぎ、コストの増大を抑えると共に、効果音を出力することのできる再生装置を提供する。
【解決手段】本発明のテレビ10は、HDMIケーブル40、及び、S/PDIFケーブル45を介してAVアンプ20と接続されており、HDMIケーブル40を介してMPEG2ストリームの音声データを出力するARC出力回路111と、S/PDIFケーブル45を介して効果音データを出力するデジタルオーディオトランスミッタ114と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声を出力する再生装置、及び、音声出力装置に関する。
従来、テレビジョン受像機(以降、テレビとも呼称する)とAVアンプとの間で、S/PDIF(Sony Philips Digital Interface)の規格に準じ、AAC(Advanced Audio Coding)及びAC−3(Audio Coding number 3)などの方式で圧縮された圧縮音声ストリームデータを送受信することは一般的に行われている。S/PDIFの規格に準じた信号を伝送する伝送手段としては、例えば、HDMIの規格に準拠したARC(Audio Return Channel)、光デジタルケーブル(オプティカル)、及び、同軸ケーブル(コアキシャル)などを挙げることができる。
また、テレビとAVアンプとをHDMIケーブルで接続した場合、CECコマンドを用いて、テレビのスピーカから音声を出力するか、AVアンプのスピーカから音声を出力するかを切り替えることができる。
さらに、近年では、放送番組に情報コンテンツが重畳されたデータ放送番組が普及してきており、データ放送番組を受信すると、テレビには、映像コンテンツと共に情報コンテンツが表示される。データ放送番組を表示している場合、例えば、ユーザは、リモコンを操作してテレビに表示された情報コンテンツに含まれる選択肢の何れかにカーソルを合わせることにより、選択肢を選ぶことができる。
このような場合には、ユーザのリモコン操作に応じてテレビに表示されるカーソルが動いた際に効果音を鳴らすことにより、ユーザは、リモコン操作がテレビに受け付けられたことを認識することができる。また、効果音を鳴らすことにより、リモコン操作がテレビの画面に反映されるまでの反応時間の遅さなどによりユーザが感じるストレスを軽減することができる。
なお、効果音の再生は、リモコンの操作信号(例えば、カーソルボタンの押下及び色ボタンの押下など)には、ARIB(電波産業会)規格で決められた効果音を正しく再生させるためのインデックスが含まれており、リモコンの操作信号を受信するテレビにおいて、インデックスと予め関連付けられて記録されている効果音を読み出すことにより、実現されている。
特許文献1には、録画されている番組から音声を切り出して効果音データを生成し、ユーザの各動作に対して効果音データを設定することにより、所望の効果音が出力可能な映像音声記録再生装置が開示されている。
また、特許文献2には、リニアPCM(Linear Pulse Code Modulation)方式で変換されたデジタルオーディオと、サウンドデータ(効果音)とをミックス(重畳)して出力する再生装置が開示されている。
特開2007−266807号公報(2007年10月11日公開) 国際公開第2006/080460号パンフレット(2006年8月3日公開)
従来技術における、音声及び効果音を出力する音声出力システムの概略について、図7を参照して説明する。図7は、従来技術における、音声及び効果音を出力する音声出力システムの概略を示す図である。
図7(a)は、テレビ80からAVアンプ90への音声データの供給を、圧縮音声ストリームデータにより行う場合を示し、(b)は、PCM方式で変換された音声データ(以降では、PCM変換データとも呼称する)により行う場合を示し、(c)は、テレビ80において圧縮音声ストリームデータからPCM変換データにデコードされた後、再び圧縮音声ストリームデータにエンコードされた音声データにより行う場合を示している。
図7(a)に示すように、圧縮音声ストリームデータの送受信に対応したテレビ80とAVアンプ90とをHDMIケーブル及び光デジタルケーブルで接続してAVアンプ90のスピーカ902から音声を出力する場合、スピーカ902から効果音を出力することはできない。これは、テレビ80のアンテナ801において受信された放送番組の圧縮音声ストリームデータに、効果音を重畳させることができないためである。
上記のように、圧縮音声ストリームデータに効果音を重畳させることができないため、図7(a)に示すような、特許文献1に記載の技術では、AVアンプ90のデコーダ901において圧縮音声ストリームデータをデコードして音声を出力する場合、効果音を出力することができないという問題があった。
これに対し、引用文献2では、図7(b)に示すように、テレビ80のデコーダ802において圧縮音声ストリームデータをデコードした後PCM変換データとすることにより、音声データに効果音を重畳することができるため、効果音をAVアンプから出力することができる。
しかし、PCM方式で変換された音声データは、圧縮音声ストリームデータでテレビからAVアンプへ供給された音声データと比較して、高音質を維持することができない。これは、圧縮音声ストリームデータによって供給される5.1chに対応するサラウンドの音声データをPCM方式で変換する場合、ARC、光デジタルケーブル、及び、同軸ケーブルでは、帯域上の制限から、5.1chに対応したPCM変換データを送信することが不可能であることから、2chに対応するようダウンミックスしなければならないためである。
つまり、図7(b)に示すような、引用文献2に記載の技術では、AVアンプから出力される音声の品質が劣化してしまい、迫力のある音声を楽しむことができなくなるという問題があった。
また、図7(c)に示すように、テレビ80にさらにエンコーダ803を設け、効果音を重畳した音声データを圧縮音声ストリームデータにエンコードすれば、スピーカ902から出力される音声の品質を維持したまま、効果音を出力することもできる。
しかし、エンコーダ803を設ける場合には、エンコーダ803における処理に必要なメモリ、及び、処理クロックアップをさらに設ける必要があり、著しいコストの増大を招くことになる。また、エンコードする形式によっては、ロイヤリティなどが必要になり、さらにコストが増大する。
このように、図7(c)に示す構成では、コストが増大してしまうという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、出力される音声の品質の劣化を防ぎ、コストの増大を抑えると共に、効果音を出力することのできる再生装置を提供することにある。
本発明に係る再生装置は、上記の課題を解決するために、コマンドを伝送するコマンド伝送ラインと、音声データを伝送するデータ伝送ラインとを含む第1の伝送ケーブル、及び、デジタル信号を伝送する第2の伝送ケーブルを介して音声出力装置と接続されており、上記第1の伝送ケーブルを介して圧縮音声ストリームデータを出力する第1の出力手段と、上記第2の伝送ケーブルを介して上記圧縮音声ストリームデータ以外の他の音声データを出力する第2の出力手段と、を備えている、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記再生装置は、上記圧縮音声ストリームデータと、上記他の音声データとを、それぞれ異なる伝送ケーブルを介して上記音声出力装置に出力する。これにより、圧縮音声ストリームデータが表す音声の劣化を招来することなく、当該圧縮音声ストリームデータが表す音声と上記他の音声データが表す音声とを上記音声出力装置から出力することができる。
また、上記再生装置は、上記圧縮音声ストリームデータ及び上記他の音声データを重畳して伝送する必要がないため、当該重畳して伝送するための構成要素(例えば、デコードした情報を再びエンコードするエンコーダなど)をさらに備える必要がない。つまり、上記再生装置は、上記再生装置と上記音声出力装置とを2本の異なるケーブルを介して接続するだけで、コストの増大を招くことなく、上記圧縮音声ストリームデータ及び上記他の音声データを共に上記音声出力装置に出力することができる。
したがって、上記再生装置は、音声の品質の劣化を防ぎ、コストの増大を抑えると共に、上記圧縮音声ストリームデータ及び上記他の音声データを出力することができる。
また、本実施形態に係る再生装置は、上記第2の伝送ケーブルが上記音声出力装置の備える接続端子に接続されているか否かを検知する検知手段をさらに備え、上記第2の出力手段は、上記検知手段により上記第2の伝送ケーブルが上記音声出力装置の備える接続端子に接続されていることが検知された場合に、上記他の音声データを出力する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記第2の出力手段は、上記検知手段によって上記第2の伝送ケーブルが上記音声再生装置の備える接続端子に接続されていないことが検知された場合には、上記他の音声データを出力しない。これによって、上記再生装置は、上記第2の伝送ケーブルが上記音声再生装置の備える接続端子に接続されていない場合に上記他の音声データを出力してしまうことを防ぐことができる。
また、本発明に係る再生装置において、上記検知手段は、上記第2の伝送ケーブルが上記音声出力装置の備える接続端子の何れに接続されているかを確認するための確認指示を、上記コマンド伝送ラインを介して上記音声出力装置に送信すると共に、上記音声出力装置からの接続情報に基づいて、上記第2の伝送ケーブルが上記音声出力装置の備える接続端子の何れに接続されているかを検知する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記検知手段は、上記第1の伝送ケーブルに含まれる上記コマンド伝送ラインを介して、上記確認指示を上記音声出力装置に送信し、上記音声出力装置からの接続情報を取得する。これにより、上記検知手段は、上記第2の伝送ケーブルが、上記音声出力装置の備える接続端子の何れに接続されているかを直接検知することのできないケーブルであっても、上記第1の伝送ケーブルを介して、上記音声出力装置の備える接続端子の何れに接続されているかを間接的に検知することができる。
また、本発明に係る再生装置は、音声を出力する音声出力手段をさらに備え、上記音声出力手段は、上記検知手段により上記第2の伝送ケーブルが上記音声出力装置の備える接続端子の何れにも接続されていないことが検知された場合に、上記他の音声データが表す音声を出力する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記再生装置は、上記第2の伝送ケーブルが上記音声出力装置に接続されていない場合に、上記他の音声データが表す音声を上記音声出力手段から出力することができる。これにより、上記再生装置は、上記第2の伝送ケーブルが上記音声出力装置に接続されていない場合に上記他の音声データが表す音声が出力されなくなることを防ぐことができる。
また、本発明に係る再生装置において、上記他の音声データの表す音声は、上記再生装置に記憶されている効果音である、ことが好ましい。
本発明に係る音声出力装置は、上記の課題を解決するために、コマンドを伝送するコマンド伝送ラインと、音声データを伝送するデータ伝送ラインとを含む第1の伝送ケーブル、及び、デジタル信号を伝送する第2の伝送ケーブルを介して再生装置と接続されており、上記第1の伝送ケーブルを介して入力される圧縮音声ストリームデータを取得する第1の取得手段と、上記第2の伝送ケーブルを介して入力される上記圧縮音声ストリームデータ以外の他の音声データを取得する第2の取得手段と、上記第2の取得手段によって取得された上記他の音声データの表す音声を、上記第1の取得手段によって取得された上記圧縮音声ストリームデータの表す音声に重畳して出力する音声出力手段と、を備えている、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記音声出力装置には、上記圧縮音声ストリームデータと、他の音声データとが、それぞれ異なる伝送ケーブルを介して入力される。これにより、上記音声出力装置は、圧縮音声ストリームデータが表す音声の劣化を招来することなく、当該圧縮音声ストリームデータが表す音声に重畳して、上記他の音声データが表す音声を出力することができる。
また、上記再生装置は、圧縮音声ストリームデータと音声データとを重畳して伝送する必要がないため、圧縮音声ストリームデータ及び音声データを重畳するのに必要な構成要素をさらに備える必要がない。つまり、上記音声出力装置は、当該音声出力装置と上記再生装置とを2本の異なるケーブルを介して接続するだけで、コストの増大を招くことなく、上記再生装置から上記圧縮音声ストリームデータ及び上記他の音声データを取得することができる。
したがって、上記音声出力装置は、上記再生装置における音声の品質の劣化を防ぎ、コストの増大を抑えると共に、上記圧縮音声ストリームデータ及び上記他の音声データの表す音声を出力することができる。
また、本発明に係る音声出力装置は、上記第2の伝送ケーブルが、自装置の備える接続端子の何れに接続されているのかを確認する確認手段をさらに備え、上記音声出力手段は、上記確認手段によって上記第2の伝送ケーブルが接続されていることが確認された接続端子を介して取得した上記他の音声データの表す音声を、上記第1の取得手段によって取得された上記圧縮音声ストリームデータの表す音声に重畳して出力する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記音声出力装置は、上記確認手段によって上記第2の伝送ケーブルが接続されていることが確認された接続端子以外の接続端子を介して取得したデータが表す音声については、上記圧縮音声ストリームデータの表す音声に重畳して出力しない。したがって、上記音声出力手段は、上記第1及び第2の伝送ケーブル以外のケーブルが上記音声出力装置に接続されている場合にも、上記第1及び第2の伝送ケーブル以外のケーブルを介して入力されるデータが表す音声を出力してしまうことを防ぐことができる。
また、本発明に係る音声出力装置において、上記確認手段は、上記第2の伝送ケーブルが自装置の備える接続端子の何れに接続されているかを確認するための確認指示を上記コマンド伝送ラインを介して上記再生装置から受信すると共に、上記第2の伝送ケーブルが自装置の備える接続端子の何れに接続されているのかを示す接続情報を上記再生装置に送信する、
上記の構成によれば、上記確認手段は、上記第1の伝送ケーブルに含まれる上記コマンド伝送ラインを介して、上記確認指示を上記再生装置から受信し、上記再生装置に上記接続情報を送信する。これにより、上記確認手段は、上記第2の伝送ケーブルが、上記再生装置において上記音声出力装置の備える接続端子の何れに接続されているかを直接検知することのできないケーブルであっても、上記第1の伝送ケーブルを介して、上記音声出力装置の備える接続端子の何れに接続されているかを上記再生装置に通知することができる。
また、本発明に係る音声出力装置において、上記他の音声データの表す音声は、上記再生装置に記憶されている効果音である、ことが好ましい。
本発明に係る制御方法は、上記の課題を解決するために、再生装置の制御方法であって、上記再生装置は、コマンドを伝送するコマンド伝送ラインと、音声データを伝送するデータ伝送ラインとを含む第1の伝送ケーブル、及び、デジタル信号を伝送する第2の伝送ケーブルを介して音声出力装置と接続されており、上記第1の伝送ケーブルを介して圧縮音声ストリームデータを出力する第1の出力ステップと、上記第2の伝送ケーブルを介して上記圧縮音声ストリームデータ以外の他の音声データを出力する第2の出力ステップと、を含んでいる、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記再生装置は、上記圧縮音声ストリームデータと、上記他の音声データとを、それぞれ異なる伝送ケーブルを介して上記音声出力装置に出力する。これにより、圧縮音声ストリームデータが表す音声の劣化を招来することなく、当該圧縮音声ストリームデータが表す音声と上記他の音声データが表す音声とを上記音声出力装置から出力することができる。
また、上記再生装置は、上記圧縮音声ストリームデータ及び上記他の音声データを重畳して伝送する必要がないため、当該重畳して伝送するための構成要素をさらに備える必要がない。つまり、上記再生装置は、上記再生装置と上記音声出力装置とを2本の異なるケーブルを介して接続するだけで、コストの増大を招くことなく、上記圧縮音声ストリームデータ及び上記他の音声データを共に上記音声出力装置に出力することができる。
したがって、上記再生装置は、音声の品質の劣化を防ぎ、コストの増大を抑えると共に、上記圧縮音声ストリームデータ及び上記他の音声データを出力することができる。
本発明に係る音声出力方法は、上記の課題を解決するために、音声出力装置における音声出力方法であって、上記音声出力装置は、コマンドを伝送するコマンド伝送ラインと、音声データを伝送するデータ伝送ラインとを含む第1の伝送ケーブル、及び、デジタル信号を伝送する第2の伝送ケーブルを介して再生装置と接続されており、上記第1の伝送ケーブルを介して入力される圧縮音声ストリームデータを取得する第1の取得ステップと、上記第2の伝送ケーブルを介して入力される上記圧縮音声ストリームデータ以外の他の音声データを取得する第2の取得ステップと、上記第2の取得ステップにおいて取得された上記他の音声データの表す音声を、上記第1の取得ステップにおいて取得された上記圧縮音声ストリームデータの表す音声に重畳して出力する音声出力ステップと、を含んでいる、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記音声出力装置には、上記圧縮音声ストリームデータと、他の音声データとが、それぞれ異なる伝送ケーブルを介して入力される。これにより、上記音声出力装置は、圧縮音声ストリームデータが表す音声の劣化を招来することなく、当該圧縮音声ストリームデータが表す音声に重畳して、上記他の音声データが表す音声を出力することができる。
また、上記再生装置は、圧縮音声ストリームデータと音声データとを重畳して伝送する必要がないため、圧縮音声ストリームデータ及び音声データを重畳するのに必要な構成要素をさらに備える必要がない。つまり、上記音声出力装置は、当該音声出力装置と上記再生装置とを2本の異なるケーブルを介して接続するだけで、コストの増大を招くことなく、上記再生装置から上記圧縮音声ストリームデータ及び上記他の音声データを取得することができる。
なお、上記再生装置を備えるテレビジョン受像機、及び、上記再生装置と上記音声出力装置とを備える音声再生システムも本発明の範疇に入る。
なお、コンピュータを本発明に係る再生装置として動作させるためのプログラムであって、上記コンピュータを上記再生装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラム、コンピュータを本発明に係る音声出力装置として動作させるためのプログラムであって、上記コンピュータを上記音声出力装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラム、及び、それらのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に含まれる。
本発明に係る再生装置は、以上のように、コマンドを伝送するコマンド伝送ラインと、音声データを伝送するデータ伝送ラインとを含む第1の伝送ケーブル、及び、デジタル信号を伝送する第2の伝送ケーブルを介して音声出力装置と接続されており、上記第1の伝送ケーブルを介して圧縮音声ストリームデータを出力する第1の出力手段と、上記第2の伝送ケーブルを介して上記圧縮音声ストリームデータ以外の他の音声データを出力する第2の出力手段と、を備えている、ことを特徴としている。
したがって、上記再生装置は、音声の品質の劣化を防ぎ、コストの増大を抑えると共に、上記圧縮音声ストリームデータ及び上記他の音声データを出力することができる。
本発明の一実施形態に係る音声再生システムの構成の概略を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るテレビにおける接続確認処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るテレビとAVアンプとの接続を確認する接続確認処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係るテレビにおける効果音再生処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るAVアンプにおける効果音再生処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る音声再生システムの構成の概略を示すブロック図である。 従来技術における、音声及び効果音を出力する音声出力システムの概略を示す図である。
<実施形態1>
本発明の一実施形態に係る、再生装置及び音声出力装置を備える音声再生システムについて、図1から図6を参照して説明すれば、以下の通りである。但し、この実施形態に記載されている構成は、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
〔音声再生システム〕
本実施形態に係る再生装置及び音声出力装置の構成について、図1を参照して以下に説明する。なお、本実施形態では、再生装置はテレビジョン受像機によって実現され、音声出力装置はAVアンプによって実現されているため、以降ではそれぞれテレビ、及び、AVアンプと呼称する。図1は、本実施形態に係る音声再生システム1の構成の概略を示すブロック図である。
図1に示すように、音声再生システム1を構成するテレビ10、及び、AVアンプ20は、HDMIケーブル(第1の伝送ケーブル)40、及び、デジタル信号を伝送するS/PDIFケーブル(第2の伝送ケーブル)45の2本のケーブルによって接続されている。
(テレビの構成)
まず、本実施形態に係るテレビ10について、図1を参照して説明する。テレビ10は、図1に示すように、チューナ101、デコーダ102、映像処理部103、モニタ104、音声処理部105、アンプ106、スピーカ(音声出力手段)107、メモリ108、リモコン受信部109、制御部(検知手段)110、ARC出力回路(第1の出力手段)111、HDMIレシーバ112、HDMI端子113、デジタルオーディオトランスミッタ(第2の出力手段)114、及び、S/PDIF端子115を備えている。
チューナ101は、放送番組を受信するためのチューナである。チューナ101としては、例えば、地上デジタル放送により放送される放送番組を受信する地上デジタル放送チューナ、及び、衛星放送により放送される放送番組を受信する衛星放送チューナなどを挙げることができる。
デコーダ102は、チューナ101によって受信された放送番組を復調し、映像部分及び音声部分に分割する手段である。デコーダ102は、例えば、受信された放送番組の受信信号をアナログベースバンド信号に変換するRF部、アナログベースバンド信号をデジタルベースバンド信号に変換するADC部、デジタルベースバンド信号からMPEG2ストリームを復調する復調部、及び、MPEG2ストリームを映像部分(MPEG2ストリームの映像データとも呼称する)(例えば、MPEG2−Videoなど)と音声部分(MPEG2ストリームの音声データ(圧縮音声ストリームデータ)とも呼称する)(例えば、MPEG2−ACCなど)とに分割する分割部などにより構成することができる。デコーダ102により復号されたMPEG2ストリームの映像データ及び音声データは、それぞれ、映像処理部103及び音声処理部105に供給さる。
映像処理部103は、供給されたMPEG2ストリームの映像データに基づき、その映像データが表す映像を表示するようにモニタ104を駆動する。映像処理部103は、例えば、供給されたMPEG2ストリームの映像データを映像信号に復号する復号部、映像信号に画質を調整する処理及びスケーリングを行う処理などを施す処理部、及び、モニタ104を駆動する駆動部などにより構成することができる。
音声処理部105は、供給されたMPEG2ストリームの音声データに基づき、その音声データが表す音声がスピーカ107から出力されるよう、音声信号をアンプ106に供給する。音声処理部105は、例えば、供給されたMPEG2ストリームの音声データを音声信号に復号する復号部(図7における音声デコーダ802に相当)、及び、音声信号に音質を調整する処理及び音量を調整する処理などを施す処理部などにより構成することができる。
なお、音声処理部105は、AVアンプ20から音声を出力する場合には、供給されたMPEG2ストリームの音声データを復号せず、そのままARC出力回路111に供給する。
また、音声処理部105は、制御部110からの指示に従い、メモリ108から効果音を示す音声データ(以降、効果音データとも呼称する)を読み出す。また、音声処理部105は、チューナ101によって受信された放送番組に、警報音を出力する旨を指示する情報が含まれている場合には、メモリ108から効果音データ(具体的には、後述する警報音を示す音声データである警報音データ)を読み出す。
音声処理部105は、スピーカ107から効果音を出力する場合には、読み出した効果音データをアンプ106に供給し、AVアンプ20から効果音を出力する場合には、読み出した効果音データをデジタルオーディオトランスミッタ114に供給する。
アンプ106は、音声処理部105から供給された音声信号に基づいて、その音声信号が表す音声を出力するようにスピーカ107を駆動する。
メモリ108には、効果音データ(他の音声データ)が格納されている。効果音としては、例えば、リモコン操作(カーソルボタンの押下及び色ボタンの押下など)をうけつけた場合に出力される操作音、テレビ電話システムの着信音、及び、緊急地震速報の警報音などを挙げることができる。
リモコン受信部109は、ユーザがリモートコントローラ(以降、リモコンとも呼称する)を操作することにより送信されるリモコン信号を受信する。リモコン受信部109は、受信したリモコン信号を制御部110に供給する。
制御部110は、テレビ10が備える各部を制御する。また、制御部110は、リモコン受信部109が受信したリモコン信号に応じてテレビ10が備える各部を制御する。リモコン信号に応じた制御としては、例えば、チューナ101の受信チャンネルをリモコン信号に応じて切り替える制御などが挙げられる。
また、制御部110は、リモコン信号を受信すると、リモコン信号が示すリモコン操作の内容に対応した操作音をメモリ108から読み出すよう、音声処理部105に通知する。
さらに、制御部110は、HDMI端子113に接続されているHDMIケーブル40のCECライン(コマンド伝送ライン)を介してAVアンプ20との間でCECのベンダーコマンドを送受信することにより、AVアンプ20との接続確認を行う。CECラインは、CECコマンドを伝送する伝送ラインである。なお、制御部110における接続確認は、オーディオ機器が接続されているか否かの確認、及び、S/PDIFケーブル45が接続されているか否かの確認が含まれる。
ARC出力回路111は、音声処理部105から供給されるMPEG2ストリームの音声データを、HDMI端子113に接続されているHDMIケーブル40のARC(データ伝送ライン)を用いて送信する。
HDMIレシーバ112は、HDMI端子113に接続されているHDMIケーブル40のTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)ラインを介してAVアンプ20から供給される映像データ、音声データ、及び、クロックデータを受信する。
デジタルオーディオトランスミッタ114は、音声処理部105から供給される効果音データを、S/PDIF端子115に接続されているS/PDIFケーブル45を介して送信する。
(AVアンプの構成)
次に、本実施形態に係るAVアンプ20について、図1を参照して説明する。AVアンプ20は、図1に示すように、HDMIトランスミッタ(第1の取得手段)201、HDMI端子202、制御部(確認手段)203、デジタルオーディオレシーバ(第2の取得手段)204、S/PDIF端子(接続端子)205、音声処理部206、アンプ207、及び、スピーカ(音声出力手段)208を備えている。
HDMIトランスミッタ201は、HDMI端子202に接続されているHDMIケーブル40のTMDSラインを介して映像データ、音声データ、及び、クロックデータを送信する。また、HDMIトランスミッタ201は、HDMI端子113に接続されているHDMIケーブル40のARCを用いてテレビ10から供給されるMPEG2ストリームの音声データを受信する。HDMIトランスミッタ201は、受信したMPEG2ストリームの音声データを音声処理部206に供給する。
制御部203は、AVアンプ20の備える各部を制御する。また、制御部203は、HDMI端子202に接続されているCECラインを介してテレビ10との間でベンダーコマンドを送受信することにより、接続確認を行う。
デジタルオーディオレシーバ204は、S/PDIF端子205に接続されているS/PDIFケーブル45を介してテレビ10から供給される効果音データを受信する。デジタルオーディオレシーバ204は、受信した効果音データを、音声処理部206に供給する。
なお、AVアンプ20は、S/PDIF端子205を1つ又は複数備えており、本実施形態では、S/PDIF端子205を3つ(S/PDIF端子(接続端子)205a〜205c)備えている場合を例に挙げて説明する。また、本実施形態では、S/PDIFケーブル45は、S/PDIF端子205bに接続されている。
音声処理部206は、供給されたMPEG2ストリームの音声データに、効果音データを重畳する。音声処理部206は、例えば、供給されたMPEG2ストリームの音声データを音声信号に復号する復号部(図7における音声デコーダ901に相当)、効果音データを効果音信号に復号する効果音復号部、及び、音声信号に効果音信号を重畳する重畳部などにより構成することができる。
音声処理部206は、音声信号が表す音声、及び、効果音信号が表す効果音がスピーカ208から出力されるよう、音声信号をアンプ207に供給する。
アンプ207は、音声処理部206から供給された音声信号及び効果音信号に基づいて、その音声信号が表す音声及び効果音を出力するようにスピーカ107を駆動する。
〔接続確認処理〕
次に、テレビ10における、AVアンプ20との接続を確認する接続確認処理について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るテレビ10における、接続確認処理の流れを示すフローチャートである。
テレビ10及びAVアンプ20の電源がON状態に遷移すると、テレビ10の備える制御部110は、オーディオ機器(本実施形態では、AVアンプ20)が、HDMIケーブル40を介して接続されているか否かを判定する(ステップS101)。なお、制御部110におけるAVアンプ20の判定は、例えば、CECコマンドを用いて、オーディオの論理アドレスを取得している機器が存在するか否かを確認することにより行えばよい。
AVアンプ20がHDMIケーブル40を介して接続されていないと判定した場合(ステップS101においてNO)、制御部110は、オーディオ機器フラグを「0」に設定する(ステップS102)。オーディオ機器フラグは、AVアンプ20の状態を表すフラグであり、オーディオ機器フラグが「0」である場合には、AVアンプ20がHDMIケーブル40を介して接続されていない状態を示している。
AVアンプ20がHDMIケーブル40を介して接続されていると判定した場合(ステップS101においてYES)、制御部110は、CECラインを介して、AVアンプ20が効果音の再生に対応しているか否かを判定する(ステップS103)。なお、AVアンプ20が効果音の再生に対応しているか否かの判定処理(効果音対応判定処理)は、例えば、CECのベンダーコマンド(Vendor Command)を用いて行えばよい。効果音対応判定処理の詳細については、図面を変えて後述する。
効果音の再生に対応していると判定した場合(ステップS103においてYES)、制御部110は、AVアンプ20がS/PDIFケーブル45を介して接続されているか否かを判定する(ステップS104)。なお、AVアンプ20がS/PDIFケーブル45を介して接続されているか否かの判定処理(S/PDIF接続判定処理)は、例えば、CECのベンダーコマンドを用いて行えばよい。S/PDIF接続判定処理の詳細については、図面を変えて後述する。
AVアンプ20が効果音の再生に対応していないと判定した場合(ステップS103においてNO)、又は、S/PDIFケーブル45を介して接続されていないと判定した場合(ステップS104においてNO)、制御部110は、オーディオ機器フラグを「1」に設定する(ステップS105)。オーディオ機器フラグが「1」である場合には、AVアンプ20がS/PDIFケーブル45を介して接続されていない状態を示している。
AVアンプ20がS/PDIFケーブル45を介して接続されていると判定した場合(ステップS104においてNO)、制御部110は、オーディオ機器フラグを「2」に設定する(ステップS106)。オーディオ機器フラグが「2」である場合には、AVアンプ20がHDMIケーブル40及びS/PDIFケーブル45の双方を介して接続されている状態を示している。
オーディオ機器フラグが「0」、「1」又は「2」に設定されると、制御部110は、設定したオーディオ機器フラグをメモリ108に格納し(ステップS107)、接続確認処理を終了する。
(効果音対応判定処理、S/PDIF接続判定処理)
次に、テレビ10の備える制御部110における効果音対応判定処理、及び、S/PDIF接続判定処理について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る制御部110における、効果音対応判定処理、及び、S/PDIF接続判定処理を示すシーケンス図である。
本実施形態では、HDMI規格で規定されているCECコマンドの拡張用コマンドであり、任意の情報を含ませることができるベンダーコマンドによって、効果音対応判定処理、及び、S/PDIF接続判定処理を行う。なお、以下に説明するベンダーコマンドは、何れも、CECラインを介して送受信されればよい。
まず、効果音対応判定処理(図2におけるステップS103)について説明する。図3に示すように、制御部110は、AVアンプ20が効果音の再生に対応しているか否かを問い合わせるコマンド(効果音対応問合せコマンド)を、AVアンプ20に出力する。
効果音対応問合せコマンドを受信すると、AVアンプ20の備える制御部203は、効果音の再生に対応しているか否かを示す返信コマンド(効果音対応返信コマンド)を、制御部110に出力する。
制御部110は、受信した効果音対応返信コマンドが、効果音の再生に対応している旨を示すコマンドであるか、対応していない旨を示すコマンドであるかに従って、AVアンプ20が効果音の再生に対応しているか否かを判定する。また、制御部110は、AVアンプ20から効果音対応返信コマンドが送信されてこない場合には、AVアンプ20が効果音の再生に対応していないと判定する。
次に、S/PDIF接続判定処理(図2におけるステップS104)について説明する。なお、S/PDIF端子115及び205は、例えばHDMI端子113及び202のような接続確認のできない端子である。
また、本実施形態では、AVアンプ20が3つのS/PDIF端子205a〜205cを備えている。ここでは、テレビ10のS/PDIF端子115がS/PDIFケーブル45を介してAVアンプ20のS/PDIF端子205a〜205cの何れに接続されているかを判定する場合を例に挙げて説明する。
なお、S/PDIFケーブル45を介したテレビ10とAVアンプ20との接続の判定は、例えば、S/PDIF端子205に入力されるデジタルデータが受信できているか否かを判定することによって行えばよい。以降では、AVアンプ20において、S/PDIF端子205に入力されるデジタルデータが受信できている状態をロック状態、受信できていない状態をアンロック状態とも呼称する。
図3に示すように、制御部110は、S/PDIFケーブル45を介してデータを出力していない状態で、まず、S/PDIF端子205のロック状態を確認する<SPDIFロック確認>コマンドを、AVアンプ20に出力する。
AVアンプ20の備える制御部203は、<SPDIFロック確認>コマンドを取得すると、S/PDIF端子205の何れかの端子(例えば、S/PDIF端子205a)のロック状態の確認結果を通知する<SPDIFロック確認結果応答>コマンドをテレビ10に出力する。S/PDIF端子205aがロック状態である場合には、制御部203は、ロック状態であることを示す<SPDIFロック確認結果応答/ロック>コマンドをテレビ10に出力する。
なお、制御部110は、テレビ10がS/PDIFケーブル45を介してデータを出力していないにも拘らず、S/PDIF端子205aがロック状態である(すなわち、データを受信している)場合には、S/PDIF端子205aには他の機器が接続されていると判定する。
制御部110は、<SPDIFロック確認結果応答/ロック>コマンドを取得すると、ロック状態を確認する端子の切替要求を示す<SPDIF端子切替要求>コマンドを送信する。
制御部203は、<SPDIF端子切替要求>コマンドを取得すると、ロック状態を確認する端子を切り替える(図3における、SPDIF確認端子切替)。また制御部203は、ロック状態を確認する端子を切り替えた旨を示す<SPDIF端子切替応答>コマンドを出力する。
制御部110は、<SPDIF端子切替応答>コマンドを取得すると、再度、<SPDIFロック確認>コマンドをAVアンプ20に出力する。
制御部203は、<SPDIFロック確認>コマンドを取得すると、次に、S/PDIF端子205aを除く何れかの端子(例えば、S/PDIF端子205b)のロック状態の確認結果を通知する<SPDIFロック確認結果応答>コマンドをテレビ10に出力する。S/PDIF端子205bがアンロック状態である場合には、制御部203は、アンロック状態であることを示す<SPDIFロック確認結果応答/アンロック>コマンドをテレビ10に出力する。
なお、制御部110は、S/PDIFケーブル45を介してデータを出力しておらず、S/PDIF端子205bがアンロック状態である(すなわち、データを受信していない)場合には、S/PDIF端子205bにはテレビ10が接続されている可能性があると判定する。
制御部110は、現在接続確認を行っている端子(S/PDIF端子205b)がテレビ10に接続されているかをさらに確認する旨を示す<SPDIF接続端子候補>コマンドを送信する。
また、制御部110は、AVアンプ20に対し、S/PDIFケーブル45を介してテストデータを送信する(図3における、SPDIFテストデータ出力)。テストデータを受信したAVアンプ20は、テストデータを受信したS/PDIF端子205bにおいて、ロック状態とする。
制御部110は、S/PDIFケーブル45を介してテストデータを出力している状態で、<SPDIFロック確認>コマンドをAVアンプ20に出力する。
制御部203は、<SPDIFロック確認>コマンドを取得すると、S/PDIF端子205bがロック状態であることを確認し、ロック状態であることを示す<SPDIFロック確認結果応答/ロック>コマンドをテレビ10に出力する。
制御部110は、S/PDIFケーブル45を介してテストデータを送信していない状態から送信している状態に遷移した際に、S/PDIF端子205bが、アンロック状態からロック状態に遷移したことにより、S/PDIF端子205bにテレビ10が接続されている可能性が高いと判定する。
制御部110は、さらに、S/PDIFケーブル45を介してテストデータを送信している状態から送信していない状態に遷移させる。これに伴い、S/PDIFケーブル45が接続されているS/PDIF端子205bは、ロック状態からアンロック状態に遷移する。
制御部110は、S/PDIFケーブル45を介してデータを出力していない状態で、<SPDIFロック確認>コマンドをAVアンプ20に出力する。
制御部203は、<SPDIFロック確認>コマンドを取得すると、S/PDIF端子205bがアンロック状態であることを確認し、ロック状態であることを示す<SPDIFロック確認結果応答/アンロック>コマンドをテレビ10に出力する。
制御部110は、S/PDIFケーブル45を介してテストデータを送信していない状態から送信している状態に遷移し、さらに送信していない状態に遷移した際に、S/PDIF端子205bが、アンロック状態からロック状態に遷移し、さらにアンロック状態に遷移したことにより、S/PDIF端子205bにテレビ10が接続されていると判定する。
制御部110は、現在接続確認を行っている端子(S/PDIF端子205b)を、テレビ10が接続されている端子として決定する旨を示す<SPDIF接続端子決定>コマンドを出力する。
制御部110は、AVアンプ20の備えるS/PDIF端子205bにテレビ10が接続されていると判定すると、AVアンプ20の状態として、オーディオ機器フラグを「2」に設定し、メモリ108に格納する。
また、制御部203は、S/PDIF端子205bがテレビ10と接続されていることを示すSPDIF接続端子情報を、AVアンプ20が備えるメモリ(不図示)に格納する。これにより、AVアンプ20は、テレビ10から効果音データがS/PDIF端子205bに接続されたS/PDIFケーブル45を介して入力された場合に、HDMIケーブル40のARCを用いて入力されるMPEG2ストリームの音声データが示す音声に効果音を重畳して出力することができる。
上述の構成によれば、制御部110は、HDMIケーブル40に含まれるCECラインを介して、確認指示をAVアンプ20に送信し、AVアンプ20からの接続情報を取得する。これにより、制御部110は、S/PDIFケーブル45が、AVアンプ20の備えるS/PDIF端子205a〜205cの何れに接続されているかを直接検知することのできないケーブルであっても、HDMIケーブル40を介して、S/PDIF端子205a〜205cの何れに接続されているかを間接的に検知することができる。
なお、本実施形態では、確認指示は、テレビ10の備える制御部110からAVアンプ20の備える制御部203に出力される、接続確認を行うための複数の確認コマンドを含んで構成されている。また、接続情報は、制御部203から制御部110に出力される、確認コマンドに応答するための複数の応答コマンドを含んで構成されており、S/PDIF端子205a〜205cのそれぞれにS/PDIFケーブル45が接続されているか否かを示す情報である。
〔テレビにおける効果音再生処理〕
次に、テレビ10における、効果音の再生処理について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係るテレビ10における効果音再生処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、効果音が、ユーザがリモコンを操作した際に出力(再生)される操作音である場合を例に挙げて説明する。また、本実施形態では、音声がAVアンプ20からのみ出力されるように設定されている場合を例に挙げて説明するが、もちろん、本発明はこれに限定されるものではなく、音声がテレビ10及びAVアンプ20の双方から出力される場合にも適用することができる。
図4に示すように、まず、リモコン受信部109においてリモコン信号を受信する(ステップS201)。リモコン受信部109は、受信したリモコン信号を制御部110に供給する。
制御部110は、供給されたリモコン信号が示すリモコン操作の種類(内容)を特定し(ステップS202)、特定したリモコン操作に応じて操作音を再生するか否かを判定する(ステップS203)。なお、制御部110における操作音を再生するか否かの判定方法は、特定したリモコン操作の内容が、操作音の再生を行うべき操作内容であるか否かを判定する方法を挙げることができるが、これに限定されるものではない。
特定したリモコン操作に対応した操作音を再生すると判定した場合(ステップS203においてYES)、制御部110は、再生する操作音の種類、及び、再生時間を決定する(ステップS204)。なお、再生する操作音の種類は、例えば、リモコン操作(例えば、カーソルボタンの押下、及び、色ボタンの押下など)に関連付けられている操作音をメモリ108から読み出すことで決定すればよい。また、再生時間は、ユーザがリモコンを操作する操作時間に応じて決定してもよいし、操作音の種類に対して予め設定されている再生時間を採用することで決定してもよい。
操作音の種類、及び、再生時間を決定すると、制御部110は、メモリ108に格納されているオーディオ機器フラグの値を判定する(ステップS205)。
オーディオ機器フラグの値が「2」であると判定すると(ステップS205において2)、制御部110は、音声処理部105に対し、決定した操作音が決定した再生時間だけAVアンプ20から出力されるよう、AVアンプ20に操作音データを出力する旨の指示を通知する。
制御部110からの通知を取得すると、音声処理部105は、メモリ108から操作音データを読出し、読み出した操作音データをデジタルオーディオトランスミッタ114に供給する。デジタルオーディオトランスミッタ114は、S/PDIF端子115に接続されたS/PDIFケーブル45を介してAVアンプ20に出力する(ステップS206)。
また、音声処理部105は、制御部110から通知された再生時間が経過すると、デジタルオーディオトランスミッタ114への効果音データの供給を停止する(ステップS207)。
音声処理部105からの効果音データの供給が停止すると、デジタルオーディオトランスミッタ114は、AVアンプ20への効果音データの出力を停止する(ステップS208)。
オーディオ機器フラグの値が「1」であると判定すると(ステップS205において1)、制御部110は、テレビ10に設定されている、消音設定を解除する(ステップS209)。また、制御部110は、音声処理部105に対し、ステップS204において決定した操作音が決定した再生時間だけスピーカ107から出力されるよう、アンプ106に操作音データを供給する旨の指示を通知する。なお、消音設定とは、例えば、テレビ10から音声が出力されない設定、又は、出力される音声のボリュームが0となる設定などである。
制御部110からの通知を取得すると、音声処理部105は、メモリ108から操作音データを読出し、読み出した操作音データをアンプ106に供給する。アンプ106は、供給された操作音データが示す操作音が出力されるよう、スピーカ107を駆動する(ステップS210)。
また、音声処理部105は、制御部110から通知された再生時間が経過すると、アンプ106への効果音データの供給を停止する。音声処理部105からの操作音データの供給が停止すると、アンプ106は、スピーカ107の駆動を停止して操作音の出力を停止する(ステップS211)。
効果音の出力が停止されると、制御部110は、解除していた消音設定を、再び設定する(ステップS212)。
また、オーディオ機器フラグの値が「0」であると判定すると(ステップS205において0)、制御部110は、音声処理部105に対し、スピーカ107から出力されている音声に効果音を重畳して出力する旨の指示を通知する。なお、オーディオ機器フラグの値が「0」である場合には、AVアンプ20がHDMIケーブル40を介して接続されていないため、音声信号の示す音声(テレビ音声)がテレビ10のスピーカ107から出力されている。
制御部110からの通知を取得すると、音声処理部105は、メモリ108から操作音データを読出し、供給された操作音データが示す操作音が出力されるよう、音声信号の示す音声(テレビ音声)に重畳して、アンプ106に供給する(ステップS213)。
また、音声処理部105は、制御部110から通知された再生時間が経過すると、操作音の重畳を停止する(ステップS214)。
また、リモコン操作に対応した操作音を再生しないと判定した場合(ステップS203においてNO)、制御部110は、効果音を出力せず、効果音再生処理を終了する。
上述の構成によれば、テレビ10は、MPEG2ストリームの音声データと、効果音データとを、それぞれ異なる伝送ケーブルを介してAVアンプ20に出力する。これにより、MPEG2ストリームの音声データが表す音声の劣化を招来することなく、MPEG2ストリームの音声データが表す音声と効果音データが表す音声とをAVアンプ20から出力することができる。
また、テレビ10は、MPEG2ストリームの音声データ及び効果音データを重畳して伝送する必要がないため、当該重畳して伝送するための構成要素をさらに備える必要がない。つまり、テレビ10は、テレビ10とAVアンプ20とを2本の異なるケーブルを介して接続するだけで、コストの増大を招くことなく、MPEG2ストリームの音声データ及び効果音データを共にAVアンプ20に出力することができる。
したがって、テレビ10は、音声の品質の劣化を防ぎ、コストの増大を抑えると共に、MPEG2ストリームの音声データ及び効果音データを出力することができる。
また、上記の構成によれば、テレビ10は、S/PDIFケーブル45がAVアンプ20に接続されていない場合に、操作音データが表す音声をスピーカ107から出力することができる。これにより、テレビ10は、S/PDIFケーブル45がAVアンプ20に接続されていない場合に効果音データが表す音声が出力されなくなることを防ぐことができる。
〔AVアンプにおける効果音再生処理〕
次に、AVアンプ20における、効果音の再生処理について、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態に係るAVアンプ20における効果音再生処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、AVアンプ20は、効果音の再生に対応している機器を視聴している状態か否かを判定する(ステップS301)。なお、効果音の再生に対応している機器を視聴している状態か否かを判定する判定方法としては、例えば、CECコマンドを用いてActiveになっている機器を問い合わせ、その返信コマンドを受信することにより視聴している機器を把握し、さらに、その機器から効果音対応問い合わせコマンドを受信した経緯があるかを確認することによる判定方法を挙げることができる。
テレビ10が効果音の再生に対応していると判定した場合(ステップS301においてYES)、制御部203は、メモリに格納されているSPDIF接続端子情報を参照し、S/PDIF端子205bのロック状態を検出する(ステップS302)。なお、本実施形態では、上述したように、SPDIF接続端子情報は、S/PDIF端子205bがテレビ10と接続されていることを示している。
また、制御部203は、S/PDIF端子205bがロック状態であるか否か(すなわち、テレビ10から効果音データが入力されているか否か)を判定する(ステップS303)。
S/PDIF入力がロックされていないと判定した場合(ステップS303においてNO)、制御部203は、再びS/PDIF入力のロック状態を検出する。すなわち、制御部203は、S/PDIF入力がロックされていると判定するまで、ステップS302〜S303の処理を繰り返す。
S/PDIF入力がロックされていると判定した場合(ステップS303においてYES)、制御部203は、テレビ10から入力される操作音データが示す操作音を、HDMIケーブル40のARCを用いて入力されるMPEG2ストリームの音声データが示す音声に重畳して出力する旨の指示を音声処理部206に通知する。
音声処理部206は、制御部203からの通知に従い、MPEG2ストリームの音声データを復号した音声信号に、操作音データを復号した操作音信号を重畳し、アンプ207に供給する。アンプ207は、供給された音声信号及び操作音信号が示す音声及び操作音を出力するよう、スピーカ208を駆動する(ステップS304)。
上述の構成によれば、AVアンプ20は、テレビ10における音声の品質の劣化を防ぎ、コストの増大を抑えると共に、MPEG2ストリームの音声データ及び効果音データの表す音声を出力することができる。
また、上述の構成によれば、AVアンプ20は、制御部203によってS/PDIFケーブル45が接続されていることが確認されたS/PDIF端子205b以外のS/PDIF端子205を介して入力されるデータが表す音声については、MPEG2ストリームの音声データの表す音声に重畳して出力しない。したがって、AVアンプ20は、HDMIケーブル40及びS/PDIFケーブル45以外のケーブルがAVアンプ20に接続されている場合にも、HDMIケーブル40及びS/PDIFケーブル45以外のケーブルを介して入力されるデータが表す音声を出力してしまうことを防ぐことができる。
<実施形態2>
発明の他の実施形態について、図6を参照して説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、実施形態1に係る構成要素と同様の機能を有する構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、主に、実施形態1との相違点について説明するものとする。
なお、本実施形態では、再生装置はレコーダによって実現され、音声出力装置はAVアンプによって実現されているため、以降ではそれぞれレコーダ、及び、AVアンプと呼称する。
〔音声再生システム〕
図6は、本実施形態に係る音声再生システム2の構成の概略を示すブロック図である。図6に示すように、本実施形態に係る音声再生システム2を構成するテレビ11、及び、AVアンプ21は、HDMIケーブル41によって接続されている。また、AVアンプ21、及び、レコーダ31は、HDMIケーブル(第1の伝送ケーブル)42及びS/PDIFケーブル(第2の伝送ケーブル)46によって接続されている。
以下では、テレビ11、AVアンプ21、及び、レコーダ31のそれぞれの構成について、図6を参照して説明する。
(テレビの構成)
本実施形態に係るテレビ11は、実施形態1に係るテレビ10と同じ構成であるため、ここでは説明を省略する。なお、図6には、AVアンプ21との接続を表すため、便宜的に制御部110、HDMIレシーバ112、及び、HDMI端子113を示しているが、テレビ11は、実施形態1に係るテレビ10の備える他の構成要素と同じ構成要素を備えている。
(AVアンプの構成)
まず、本実施形態に係るAVアンプ21の構成について、図6を参照して説明する。AVアンプ21は、HDMIトランスミッタ211、HDMI端子212、HDMIレシーバ(第1の取得手段)213、HDMI端子214、及び、音声処理部216を備えていること以外は、実施形態1に係るAVアンプ20と同じ構成である。
HDMIレシーバ213は、HDMI端子214に接続されているHDMIケーブル42のTMDSラインを介してレコーダ31から入力される映像データ、音声データ、及び、クロックデータを受信する。
HDMIトランスミッタ211は、HDMI端子212に接続されているHDMIケーブル41のTMDSラインを介して映像データ、音声データ、及び、クロックデータを送信する。
HDMIレシーバ213に入力される映像データ及び音声データ、及び、HDMIトランスミッタ211から出力される映像データ及び音声データは、例えば、映像処理部303及び音声処理部304において復調されたMPEG2ストリームの映像データ及び音声データであればよい。
音声処理部216は、HDMIトランスミッタ211から供給されたMPEG2ストリームの音声データに、効果音データを重畳する。音声処理部216は、例えば、供給されたMPEG2ストリームの音声データを音声信号に復号する復号部、効果音データを効果音信号に復号する効果音復号部、及び、音声信号に効果音信号を重畳する重畳部などにより構成することができる。
音声処理部206は、音声信号及び効果音が表す音声及び効果音がスピーカ208から出力されるよう、音声信号をアンプ207に供給する。
(レコーダの構成)
次に、本実施形態に係るレコーダ31の構成について、図6を参照して説明する。レコーダ31は、図6に示すように、チューナ301、デコーダ302、映像処理部303、音声処理部304、メモリ305、リモコン受信部306、制御部(検知手段)307、デジタルオーディオトランスミッタ(第2の出力手段)308、S/PDIF端子309、HDMIトランスミッタ(第1の出力手段)、及び、HDMI端子311を備えている。
チューナ301は、放送番組を受信するためのチューナである。チューナ301としては、例えば、地上デジタル放送により放送される放送番組を受信する地上デジタル放送チューナ、及び、衛星放送により放送される放送番組を受信する衛星放送チューナなどを挙げることができる。
デコーダ302は、チューナ301によって受信された放送番組を復調し、映像部分及び音声部分に分割する手段である。デコーダ302は、例えば、受信された放送番組の受信信号をアナログベースバンド信号に変換するRF部、アナログベースバンド信号をデジタルベースバンド信号に変換するADC部、デジタルベースバンド信号からMPEG2ストリームを復調する復調部、及び、MPEG2ストリームを映像部分(MPEG2ストリームの映像データ)と音声部分(MPEG2ストリームの音声データ(圧縮音声ストリームデータ))とに分割する分割部などにより構成することができる。デコーダ302により復号されたMPEG2ストリームの映像データ及び音声データは、それぞれ、映像処理部303及び音声処理部304に供給さる。
映像処理部303は、供給されたMPEG2ストリームの映像データを復号した映像信号をHDMIトランスミッタ310に供給する。
映像処理部303は、例えば、供給されたMPEG2ストリームの映像データを映像信号に復号する復号部、及び、映像信号に画質を調整する処理及びスケーリングを行う処理などを施す処理部などにより構成することができる。
音声処理部304は、供給されたMPEG2ストリームの音声データをHDMIトランスミッタ310に供給する。音声処理部304は、供給されたMPEG2ストリームの音声データをそのままHDMIトランスミッタ310に供給してもよいし、MPEG2ストリームの音声データを復号した音声信号をHDMIトランスミッタ310に供給してもよい。
音声処理部304は、例えば、供給されたMPEG2ストリームの音声データを音声信号に復号する復号部、及び、音声信号に音質を調整する処理及び音量を調整する処理などを施す処理部などにより構成することができる。
音声処理部304は、制御部307からの指示に従い、メモリ305から効果音データを読み出す。また、音声処理部304は、チューナ301によって受信された放送番組に、警報音を出力する旨を指示する情報が含まれている場合には、メモリ305から警報音データを読み出す。
メモリ305には、効果音データ(他の音声データ)が格納されている。効果音としては、例えば、リモコン操作をうけつけた場合に出力される操作音、テレビ電話システムの着信音、及び、緊急地震速報の警報音などを挙げることができる。
リモコン受信部306は、ユーザがリモコンを操作することにより送信されるリモコン信号を受信する。リモコン受信部306は、受信したリモコン信号を制御部110に供給する。
制御部307は、レコーダ31が備える各部を制御する。また、制御部307は、リモコン受信部306が受信したリモコン信号に応じてレコーダ31が備える各部を制御する。また、制御部307は、リモコン信号を受信すると、リモコン信号が示すリモコン操作の内容に対応した操作音をメモリ305から読み出すよう、音声処理部304に通知する。
さらに、制御部307は、HDMI端子311に接続されているHDMIケーブル42のCECラインを介してAVアンプ21との間でベンダーコマンドを送受信することにより、AVアンプ21との接続確認を行う。
HDMIトランスミッタ310は、HDMI端子311に接続されているHDMIケーブル42のTMDSラインを介して、MPEG2ストリームの映像データ、音声データ、及び、クロックデータを出力する。
なお、本実施形態では、AVアンプ21にレコーダ31が接続されている場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ケーブルテレビのセットトップボックス(STB)などが接続される構成を採用してもよい。
なお、本実施形態に係る接続確認処理及び効果音再生処理は、実施形態1に係る接続確認処理及び効果音再生処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
〔プログラムおよび記録媒体〕
テレビ10、AVアンプ20及びレコーダ31の各ブロックは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、テレビ10、AVアンプ20及びレコーダ31は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるテレビ10、AVアンプ20及びレコーダ31の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、テレビ10、AVアンプ20及びレコーダ31のそれぞれに供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、上記プログラムコードは、通信ネットワークを介してテレビ10に供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が使用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE80211無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも使用可能である。
なお、ここで開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、テレビ、ディスプレイ、モニタなどのコンテンツ再生装置に好適に適用することができる。
10 テレビ(再生装置)
11 テレビ
20、21 AVアンプ(音声出力装置)
31 レコーダ(再生装置)
40、42 HDMIケーブル(第1の伝送ケーブル)
41 HDMIケーブル
45、46 S/PDIFケーブル(第2の伝送ケーブル)
101 チューナ
102 デコーダ
103 映像処理部
104 モニタ
105 音声処理部
106 アンプ
107 スピーカ(音声出力手段)
108 メモリ
109 リモコン受信部
110 制御部(検知手段)
111 ARC出力回路(第1の出力手段)
112 HDMIレシーバ
113 HDMI端子
114 デジタルオーディオトランスミッタ(第2の出力手段)
115 S/PDIF端子
201 HDMIトランスミッタ(第1の取得手段)
202、212、214 HDMI端子
203 制御部(確認手段)
204 デジタルオーディオレシーバ(第2の取得手段)
205 S/PDIF端子(接続端子)
205a、205b、205c S/PDIF端子(接続端子)
206、216 音声処理部
207 アンプ
208 スピーカ(音声出力手段)
211 HDMIトランスミッタ
213 HDMIレシーバ(第1の取得手段)
301 チューナ
302 デコーダ
303 映像処理部
304 音声処理部
305 メモリ
306 リモコン受信部
307 制御部(検知手段)
308 デジタルオーディオトランスミッタ(第2の出力手段)
309 S/PDIF端子
310 HDMIトランスミッタ(第1の取得手段)
311 HDMI端子

Claims (16)

  1. コマンドを伝送するコマンド伝送ラインと、音声データを伝送するデータ伝送ラインとを含む第1の伝送ケーブル、及び、デジタル信号を伝送する第2の伝送ケーブルを介して音声出力装置と接続されており、
    上記第1の伝送ケーブルを介して圧縮音声ストリームデータを出力する第1の出力手段と、
    上記第2の伝送ケーブルを介して上記圧縮音声ストリームデータ以外の他の音声データを出力する第2の出力手段と、を備えている、
    ことを特徴とする再生装置。
  2. 上記第2の伝送ケーブルが上記音声出力装置の備える接続端子に接続されているか否かを検知する検知手段をさらに備え、
    上記第2の出力手段は、上記検知手段により上記第2の伝送ケーブルが上記音声出力装置の備える接続端子に接続されていることが検知された場合に、上記他の音声データを出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 上記検知手段は、上記第2の伝送ケーブルが上記音声出力装置の備える接続端子の何れに接続されているかを確認するための確認指示を、上記コマンド伝送ラインを介して上記音声出力装置に送信すると共に、上記音声出力装置からの接続情報に基づいて、上記第2の伝送ケーブルが上記音声出力装置の備える接続端子の何れに接続されているかを検知する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の再生装置。
  4. 音声を出力する音声出力手段をさらに備え、
    上記音声出力手段は、上記検知手段により上記第2の伝送ケーブルが上記音声出力装置の備える接続端子の何れにも接続されていないことが検知された場合に、上記他の音声データが表す音声を出力する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の再生装置。
  5. 上記他の音声データの表す音声は、上記再生装置に記憶されている効果音である、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の再生装置。
  6. コマンドを伝送するコマンド伝送ラインと、音声データを伝送するデータ伝送ラインとを含む第1の伝送ケーブル、及び、デジタル信号を伝送する第2の伝送ケーブルを介して再生装置と接続されており、
    上記第1の伝送ケーブルを介して入力される圧縮音声ストリームデータを取得する第1の取得手段と、
    上記第2の伝送ケーブルを介して入力される上記圧縮音声ストリームデータ以外の他の音声データを取得する第2の取得手段と、
    上記第2の取得手段によって取得された上記他の音声データの表す音声を、上記第1の取得手段によって取得された上記圧縮音声ストリームデータの表す音声に重畳して出力する音声出力手段と、を備えている、
    ことを特徴とする音声出力装置。
  7. 上記第2の伝送ケーブルが、自装置の備える接続端子の何れに接続されているのかを確認する確認手段をさらに備え、
    上記音声出力手段は、上記確認手段によって上記第2の伝送ケーブルが接続されていることが確認された接続端子を介して取得した上記他の音声データの表す音声を、上記第1の取得手段によって取得された上記圧縮音声ストリームデータの表す音声に重畳して出力する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の音声出力装置。
  8. 上記確認手段は、上記第2の伝送ケーブルが自装置の備える接続端子の何れに接続されているかを確認するための確認指示を上記コマンド伝送ラインを介して上記再生装置から受信すると共に、上記第2の伝送ケーブルが自装置の備える接続端子の何れに接続されているのかを示す接続情報を上記再生装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の音声出力装置。
  9. 上記他の音声データの表す音声は、上記再生装置に記憶されている効果音である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の音声出力装置。
  10. 再生装置の制御方法であって、
    上記再生装置は、コマンドを伝送するコマンド伝送ラインと、音声データを伝送するデータ伝送ラインとを含む第1の伝送ケーブル、及び、デジタル信号を伝送する第2の伝送ケーブルを介して音声出力装置と接続されており、
    上記第1の伝送ケーブルを介して圧縮音声ストリームデータを出力する第1の出力ステップと、
    上記第2の伝送ケーブルを介して上記圧縮音声ストリームデータ以外の他の音声データを出力する第2の出力ステップと、を含んでいる、
    ことを特徴とする制御方法。
  11. 音声出力装置における音声出力方法であって、
    上記音声出力装置は、コマンドを伝送するコマンド伝送ラインと、音声データを伝送するデータ伝送ラインとを含む第1の伝送ケーブル、及び、デジタル信号を伝送する第2の伝送ケーブルを介して再生装置と接続されており、
    上記第1の伝送ケーブルを介して入力される圧縮音声ストリームデータを取得する第1の取得ステップと、
    上記第2の伝送ケーブルを介して入力される上記圧縮音声ストリームデータ以外の他の音声データを取得する第2の取得ステップと、
    上記第2の取得ステップにおいて取得された上記他の音声データの表す音声を、上記第1の取得ステップにおいて取得された上記圧縮音声ストリームデータの表す音声に重畳して出力する音声出力ステップと、を含んでいる、
    ことを特徴とする音声出力方法。
  12. 請求項1から5の何れか1項に記載の再生装置を備えている、
    ことを特徴とするテレビジョン受像機。
  13. 請求項1から5の何れか1項に記載の再生装置と、
    請求項6から9の何れか1項に記載の音声出力装置と、備えている、
    ことを特徴とする音声再生システム。
  14. 請求項1から5のいずれか1項に記載の再生装置が備えているコンピュータを動作させるプログラムであって、上記コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  15. 請求項6から9のいずれか1項に記載の音声出力装置が備えているコンピュータを動作させるプログラムであって、上記コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  16. 請求項14又は15に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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