JP2013149872A - ガス供給ヘッド及び基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガス拡散室の内部を十分にパージすることができ、意図しない領域に不要な堆積物が生じることを抑制できるガス供給ヘッドを提供すること。
【解決手段】 直線状の筒状空間からなるガス拡散室101と、ガス拡散室101に対応して設けられ、列状をなす複数のガス吐出孔102と、ガス拡散室101の一端に設けられ、ガスをガス拡散室101内に供給するガス供給系9に接続された第1のガス供給口103と、ガス拡散室101の他端に設けられ、ガスをガス拡散室101内から排気するガス排気系10に接続されたガス排気口104とを備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、ガス供給ヘッド及び基板処理装置に関する。
ALDやMO-CVDなどの成膜装置においては、前駆体と、例えば、酸化剤とを交互に供給して、薄膜を成膜するために、ガス供給ヘッド(ガスノズル)が用いられる。ALDやMO-CVDなどに用いられるガス供給ヘッドは、異なるガス種が互いに混ざり合うことなく基板に供給するために、それぞれのガスに対応した個別のガス拡散室とガス吐出孔とを備えている。
ガス供給ヘッドの公知例は、例えば、特許文献1〜3に記載されている。
特開2000−12471号公報 特開昭62−149881号公報 特開2003−305350号公報
しかし、異なるガスを、それぞれ個別のガス拡散室を通じて個別のガス吐出孔から交互に供給する場合、例えば、ガス拡散室の内部が十分にパージされていないと、意図しない領域、例えば、ガス吐出孔の近傍の領域に、不要な堆積物が生じることがある。
例えば、前駆体としてトリメチルアルミニウム((CHAl:TMA)ガスを、酸化剤として水蒸気(HO)ガスをそれぞれ交互に供給するアルミナ(Al)成膜プロセスにおいては、例えば、ガス吐出孔の近傍の領域に、不要なアルミナ膜が堆積されてしまう。
この発明は、ガス拡散室の内部を十分にパージすることができ、意図しない領域に不要な堆積物が生じることを抑制できるガス供給ヘッド及びそのガス供給ヘッドを用いた基板処理装置を提供する。
この発明の第1の態様に係るガス供給ヘッドは、基板を処理する処理空間にガスを供給するガス供給ヘッドであって、直線状の筒状空間からなる第1のガス拡散室と、該第1のガス拡散室に対応して設けられ、列状をなす第1の複数のガス吐出孔と、前記第1のガス拡散室の一端に設けられ、第1のガスを前記第1のガス拡散室内に供給する第1のガス供給系に接続された第1のガス供給口と、前記第1のガス拡散室の他端に設けられ、前記第1のガスを前記第1のガス拡散室内から排気する第1のガス排気系に接続された第1のガス排気口とを備える。
この発明の第2の態様に係るガス供給ヘッドは、少なくとも第1のガスと第2のガスとにより基板を処理する処理空間に、前記第1のガス及び前記第2のガスを供給するガス供給ヘッドであって、互いに並列に配置された第1のガス拡散室、第2のガス拡散室、第3のガス拡散室、及び第4のガス拡散室と、前記第1、第2のガス拡散室それぞれの互いに反対側の一端に接続され、前記第1のガスを前記第1、第2のガス拡散室に供給する第1のガス供給系と、前記第1、第2のガス拡散室それぞれの互いに反対側の他端に接続され、前記第1のガスを前記第1、第2のガス拡散室から排気する第1のガス排気系と、前記第3、第4のガス拡散室それぞれの互いに反対側の一端に接続され、前記第2のガスを前記第3、第4のガス拡散室に供給する第2のガス供給系と、前記第3、第4のガス拡散室それぞれの互いに反対側の他端に接続され、前記第2のガスを前記第3、第4のガス拡散室から排気する第2のガス排気系と、前記第1のガス拡散室に対応して設けられた第1の複数のガス吐出孔、前記第2のガス拡散室に対応して設けられた第2の複数のガス吐出孔、前記第3のガス拡散室に対応して設けられた第3の複数のガス吐出孔、及び前記第4のガス拡散室に対応して設けられた第4の複数のガス吐出孔と、を備え、前記第1、第2、第3、第4の複数のガス吐出孔の開口が、同一面上に設けられている。
この発明の第3の態様に係る基板処理装置は、少なくとも第1のガスと第2のガスとにより基板を処理する処理空間に、前記第1のガス及び前記第2のガスを供給するガス供給ヘッドを備えた基板処理装置であって、前記基板を収容し、前記基板の周囲に、前記基板を処理する処理空間を形成する処理室と、前記処理室内に配置され、前記処理空間に前記第1のガス及び前記第2のガスを供給するガス供給ヘッドとを備え、前記ガス供給ヘッドに、第2の態様に係るガス供給ヘッドが用いられている。
この発明によれば、ガス拡散室は直線状の筒状空間であるため、特に壁面のパージ性が高いために、ガス拡散室の内部を十分にパージすることができ、意図しない領域に不要な堆積物が生じることを抑制できるガス供給ヘッド及びそのガス供給ヘッドを用いた基板処理装置を提供できる。
この発明の一実施形態に係る基板処理装置の一例を示す水平断面図 図1中のII−II線に沿う断面図 A図は一実施形態に係る基板処理装置が備えるガス供給ヘッドの一例を示す水平断面図、B図はA図中のB−B線に沿う断面図 一実施形態に係る基板処理装置が備えるガス供給ヘッドの一例の内部を透視して示した斜視図 処理空間内に吐出されるガスの流量分布を示す図 A図〜C図はガス吐出孔の配置を示す側面図 4対8室のガス拡散室を設けたガス供給ヘッドの水平断面図 ガス供給例の第1例を示すタイミングチャート (A)図〜(D)図はガス拡散室の状態を主要なタイミング毎に示す図 ガス供給例の第2例を示すタイミングチャート (A)図〜(D)図はガス拡散室の状態を主要なタイミング毎に示す図 ガス供給例の第3例を示すタイミングチャート (A)図〜(F)図はガス拡散室の状態を主要なタイミング毎に示す図
以下、添付図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。この説明において、参照する図面全てにわたり、同一の部分については同一の参照符号を付す。
図1は、この発明の一実施形態に係る基板処理装置の一例を示す水平断面図、図2は図1中のII−II線に沿う断面図である。一実施形態においては、被処理体の一例としてFPDの製造や太陽電池モジュールに用いられるガラス基板を用い、基板処理装置の一例としてガラス基板に成膜処理を施す成膜装置を例示する。
図1及び図2に示すように、基板処理装置1は、被処理体Gを処理する処理空間2を形成する処理室3を備えている。処理室3は、被処理体Gを載置するステージ4と、ステージ4上に載置された被処理体Gをカバーするカバー5とを含む。ステージ4及びカバー5は、高さ方向に対して相対的に移動可能に構成されている。ステージ4とカバー5とを高さ方向にずらす、例えば、カバー5を上昇させてカバー5をステージ4から離すと、ステージ4に設けられた被処理体Gを載置する載置面が外部に露呈する。これにより、載置面上への被処理体Gの搬入、載置、及び搬出が可能となる。なお、図1及び図2においては、載置面において、被処理体Gを上昇下降させるリフターの図示は省略している。
反対に載置面上に被処理体Gが載置された状態でカバー5を下降させ、カバー5をステージ4に密着させると、外部から密閉された処理空間2がステージ4とカバー5との間に形成される。これにより、処理空間2における被処理体Gへの処理が可能となる。本例では、ステージ4に対してカバー5が上昇下降する例を説明しているが、カバー5に対してステージ4が上昇下降するように構成することも可能であるし、ステージ4及びカバー5の双方を上昇下降するように構成することも、もちろん可能である。
処理空間2の内部には、処理空間2に処理に使用されるガスを供給するガス供給ヘッド6と、排気溝7とが設けられている。排気溝7は排気装置8に接続されている。排気装置8は処理空間2の内部を排気する。排気装置8が処理空間2の内部を排気することで、処理空間2内の圧力の調節や、処理空間2内の雰囲気の置換(パージ)が行われる。
本例においては、ガス供給ヘッド6及び排気溝7は直線状であり、かつ、直線状のガス供給ヘッド6及び排気溝7は、互いに相対する位置、例えば、4辺を備えた矩形状のステージ4のうちの相対する2辺に沿って配置される。そして、上記載置面は、直線状のガス供給ヘッド6と直線状との排気溝7との間に挟まれるかたちで設けられる。直線状のガス供給ヘッド6と直線状の排気溝7とを互いに相対する位置に配置し、かつ、直線状のガス供給ヘッド6と直線状との排気溝7との間に挟まれるように上記載置面を設けることで、載置面上に載置された被処理体Gの被処理面の上方には、ガス供給ヘッド6から排気溝7に向けて一方向に層流となるガス流れFを形成することができる。このような本例では、被処理体Gには一方向に層流とされたガスによって均一な所望の処理、本例では均一な成膜処理が行なわれる。
本例のガス供給ヘッド6は、ガス供給系9とガス排気系10とに接続されている。ガス供給系9はガス供給ヘッド6に、例えば、処理に使用されるガスを供給する。ガス排気系10はガス供給ヘッド6から、ガス供給ヘッド6に供給されたガスを排気する。また、図1に示すように、ガス供給ヘッド6は、不活性ガス供給系11に必要に応じて接続される。不活性ガス供給系11は、ガス供給ヘッド6に不活性ガスを供給する。不活性ガスは、処理空間2内の雰囲気や詳しくは後述するがガス供給ヘッド6内に設けられたガス拡散室の置換(パージ)に使用したり、ガス供給系9から供給されるガスの希釈ガスやキャリアガスとして使用したりすることができる。
このような基板処理装置1の各部の制御は、制御部12により行われる。制御部12は、例えば、マイクロプロセッサ(コンピュータ)からなるプロセスコントローラ12aを有する。プロセスコントローラ12aには、オペレータが基板処理装置1を管理するために、コマンドの入力操作等を行うキーボードや、基板処理装置1の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェース12bが接続されている。プロセスコントローラ12aには記憶部12cが接続されている。記憶部12cは、基板処理装置1で実行される各種処理を、プロセスコントローラ12aの制御にて実現するための制御プログラムや、処理条件に応じて基板処理装置1の各部に処理を実行させるためのレシピが格納される。レシピは、例えば、記憶部12c中の記憶媒体に記憶される。記憶媒体は、ハードディスクや半導体メモリであってもよいし、CD-ROM、DVD、フラッシュメモリ等の可搬性のものであってもよい。また、レシピは、例えば、専用回線を介して、他の装置から適宜伝送させるようにしてもよい。レシピは、必要に応じて、ユーザーインターフェース12bからの指示等にて記憶部12cから読み出され、読み出されたレシピに従った処理をプロセスコントローラ12aが実行することで、基板処理装置1は、プロセスコントローラ12aの制御のもと、所望の処理、制御を実施する。
以下、本例のガス供給ヘッド6につき、より詳細に説明する。
図3Aは一実施形態に係る基板処理装置が備えるガス供給ヘッドの一例を示す水平断面図、図3Bは図3A中のB−B線に沿う断面図、図4は一実施形態に係る基板処理装置が備えるガス供給ヘッドの一例の内部を透視して示した斜視図である。
図3A、図3B及び図4に示すように、ガス供給ヘッド6は、本体100と、本体100の内部に形成され、直線状の筒状空間からなるガス拡散室101と、ガス拡散室101に対応して設けられ、列状をなす複数のガス吐出孔102とを備えている。複数のガス吐出孔102は対応するガス拡散室101とガス供給ヘッド6が面する処理空間2との間を連通する。ガス拡散室101は、直線状の筒状空間の長軸方向が、被処理体Gに対して垂直方向ではなく、被処理体Gに対して平行に配置される。そして、直線状の筒状空間の長軸方向に沿って列状に、並列して配置された、複数のガス吐出孔102は、被処理体Gの被処理面に対してほぼ平行にガス、例えば、処理ガスや不活性ガスを吐出する。
ガス拡散室101の終端部である一端にはガス供給口103が設けられ、同じく他方の終端部である他端にはガス排気口104が設けられている。ガス供給口103はガス供給系9に接続され、ガス排気口104はガス排気系10に接続される。
このように、一実施形態に係る基板処理装置1が備えるガス供給ヘッド6は、ガス拡散室101を直線状の筒状空間とし、かつ、ガスはガス拡散室101の終端部より供給するようにしたことでガス拡散室101の内部において、ガス溜まりが生じない構造とされている。
また、ガス拡散室101の他方の終端部から、ガス拡散室101の内部のガスを排気するようにしたことで、ガス拡散室101内には、ガス供給口103からガス排気口104に向かう一方向の流れF1が確立され、処理に使用したガスがガス拡散室101の内部に残留することなく、ガス排気口104に向かって排気できる構造とされている。
したがって、図3A、図3B及び図4に示すガス供給ヘッド6によれば、たとえ、ガス拡散室101が直線状の筒状空間であり、その長軸方向が被処理体Gに対して水平に配置されていたとしても、ガス拡散室101の内部を十分にパージすることができ、ガス拡散室101の内部に残留した処理ガスによって意図しない領域に不要な堆積物が生じる、という事情を抑制できる、という利点を得ることができる。
さらに、一実施形態においては、ガス供給ヘッド6に、複数のガス、本例では、第1のガスと第2のガスとの2種類のガスを供給するようにしている。このため、ガス供給ヘッド6は、ガス拡散室101として第1のガス用のガス拡散室101aと第2のガス用のガス拡散室101bとを備えている。そして、ガス供給系9についても、第1のガスを供給する第1のガス供給系9aと、第2のガスを供給する第2のガス供給系9bとを備えている。この場合、ガス排気系10についても、特に図示しないが、第1のガス排気用のガス排気系と、第2のガス排気用のガス排気系とを別々に設けることが好ましい。排気系において、無用な堆積物の発生を抑制するためである。
第1のガス及び第2のガスの具体的な一例は、例えば、アルミナ(Al)成膜を例示するならば、第1のガスは、前駆体であるトリメチルアルミニウム((CHAl:TMA)ガス、第2のガスは、酸化剤である水蒸気(HO)ガスである。もちろん、第1のガス及び第2のガスはTMAガス、水蒸気ガスに限られるものではなく、成膜される膜の種類に応じて変更できる。また、ガスは2種類に限られるものではなく、成膜される膜の種類に応じて3種類以上にも変更することができる。もちろん、ガスの種類は1種類でも良い。
さらに、一実施形態おいては、ガスの種類ごとにガス拡散室を偶数個備えている。本例では、第1のガス用のガス拡散室101aとして、2つのガス拡散室101a1及び101a2、第2のガス用のガス拡散室101bとして、2つのガス拡散室101b1及び101b2を備えている。そして、ガス拡散室101a1内を流れる第1のガスの向きと、ガス拡散室101a2内を流れる第1のガスの向きとを互いに逆向きとしている。同様に、ガス拡散室101b1内を流れる第2のガスの向きと、ガス拡散室101b2内を流れる第2のガスの向きとを、互いに逆向きとしている。
このように第1のガス用のガス拡散室101a1及び101a2、第2のガス用のガス拡散室101b1及び101b2それぞれに、互いに逆向きに第1のガス及び第2のガスを流すことで、以下のような利点を得ることができる。
図5は、処理空間2内に吐出されるガスの流量分布を示す図である。図5に示す流量分布は、直線状の筒状空間であるガス拡散室101(101a1、101a2)が、長軸方向に長さ1mを超えるメートルオーダーとなる場合を示している。
図5に示すように、ガスは、ガス拡散室101a1、101a2の両端から互いに逆向きに供給され、それぞれのガス拡散室101a1、101a2の他端に向かって流れる。ガス供給ヘッド6が大型でガス拡散室の長軸方向の長さがメートルオーダーとなる場合、ガス拡散室101a1、101a2内部の圧力勾配が大きくなり、ガス吐出孔102から吐出される流量が他端に向かって徐々に低下していく。
このような事情に対して、第1の実施形態が備えるガス供給ヘッド6は、ガス拡散室101a1内を流れる第1のガスの向きと、ガス拡散室101a2内を流れる第1のガスの向きとを互いに逆向きとし、同じガスを両端から交互に供給するようにしている。このため、圧力勾配が大きくても、双方から流れる流量が足し合わされることとなり、ガス供給ヘッド6の長軸方向に沿って均一な流量分布を得ることができる。この結果、被処理体がメートルオーダーの大型の被処理体であっても均一な処理、例えば、均一な成膜処理が可能となる、という利点を得ることができる。
また、上記一実施形態においては、複数のガス吐出孔102a1、102a2、102b1、及び102b2を、それぞれガス供給ヘッド6の一つの面(同一面)上に開口するように設けている。このように複数のガス吐出孔102a1、102a2、102b1、及び102b2の開口を同一面上に設けることで、例えば、ガス供給ヘッド6の一つの面から排気溝7へ向けて一方向に層流となるガス流れFを形成しやすくなる、という利点を得ることができる。

さらに、上記一実施形態においては、第1のガス用の複数のガス吐出孔102a1、102a2の開口を同一の列上に交互に配置し、第2のガス用の複数のガス吐出孔102b1、102b2の開口を別の同一の列上に交互に配置し、図6(A)に示すように、ガス吐出孔102a1、102a2の開口の列と、ガス吐出孔102b1、102b2の開口の列とを、2列並列に配置した。第1のガス用の複数のガス吐出孔102a1、102a2の開口を同一の列上に交互に配置することによる利点は、上述した通り、ガス供給ヘッド6の長軸方向に沿って均一な流量分布を得やすくなる、ということである。
また、上記一実施形態においては、ガス吐出孔102a1の開口とガス吐出孔102a2の開口との配置ピッチを“P”に設定し、ガス吐出孔102a1の開口とガス吐出孔102a2の開口とを等間隔で配置した。第2のガス用の複数のガス吐出孔102b1、102b2の開口も同様に、別の同一の列上に交互に配置し、ガス吐出孔102b1の開口とガス吐出孔102b2の開口との配置ピッチについても、同様に“P”に設定して等間隔に配置した。そして、上記一実施形態においては、ガス吐出孔102a1、102a2の開口の列と、ガス吐出孔102b1、102b2の開口の列とを、互いに“P/2”ピッチずらす。これにより、第1のガス用のガス吐出孔102a(102a1、102a)の開口と、第2のガス用のガス吐出孔102b(102b1、102b2)の開口とを交互に配置し、かつ、ガス吐出孔102a1、102b1、102a2、102b2の開口を“P/2”ピッチで等間隔に配置した。
第2のガス用のガス吐出孔102b1、102b2を、第1のガス用のガス吐出孔102a1、102a2とは別の同一の列上に交互に配置することによる利点は、ガスの種類に応じて、第1のガスと第2のガスとを、ガス吐出孔102a1、102a2、102b1、102b2の吐出部分、いわばガスノズルから離れた位置で混合できること、である。第1のガスと第2のガスとをガスノズルから離れた位置で混合できると、ガス供給ヘッド6付近での第1、第2のガスの反応が抑制され、ガス供給ヘッド6上に不要な堆積物の発生を、さらに良く抑制できる、という利点を得ることができる。
また、第1のガス用のガス吐出孔102a(102a1、102a2)の開口と、第2のガス用のガス吐出孔102b(102b1、102b2)の開口とを交互に配置し、かつ、“P/2”ピッチで等間隔に配置することによる利点は、第1のガスと第2のガスとの混合の均一性を向上できること、である。
また、第1のガスと第2のガスとをガスノズルから離れた位置で混合する必要が無い場合には、ガス吐出孔102a1、102a2、102b1、102b2の開口の配置は、2列並列に限られることはない。例えば、図6(B)に示すように、ガス吐出孔102a1、102a2、102b1、102b2の開口を、1列単列に配置しても良い。
なお、ガス吐出孔102a1、102a2、102b1、102b2の開口を1列単列に配置した場合においても、第1のガス用のガス吐出孔102a(102a1、102a2)の開口と、第2のガス用のガス吐出孔102b(102b1、102b2)の開口とを交互に配置し、かつ、“P/2”ピッチで等間隔に配置すると、第1のガスと第2のガスとの混合の均一性を向上できる、という利点を得ることができる。
また、同一のガスであっても異なる高さで列を分ける必要があるときには、図6(C)に示すように、例えば、ガス吐出孔102a1の開口の列、ガス吐出孔102a2の開口の列、ガス吐出孔102b1の開口の列、及びガス吐出孔102b2の開口の列をそれぞれ別個とし、4列並列に配置しても良い。
ガス吐出孔102a1、102a2、102b1、102b2の開口を4列並列に配置した場合においては、ガス吐出孔102a1、102a2の開口の列と、ガス吐出孔102b1、102b2の開口の列とを互いに“P/4”ピッチずらす。これにより、第1のガス用のガス吐出孔102a(102a1、102a2)の開口と、第2のガス用のガス吐出孔102b(102b1、102b2)の開口とが交互に配置され、かつ、“P/4”ピッチの等間隔で配置できる。このように配置することで、図6(A)、図6(B)に示した配置例と同様に、第1のガスと第2のガスとの混合の均一性を向上できる、という利点を得ることができる。
さらに、図6(A)〜図6(C)のいずれの場合においても、ガス吐出孔102a1と102a2、ガス吐出孔102b1と102b2をそれぞれ順次、又は交互に配置することで、ガス供給ヘッド6の長軸方向に沿って均一な流量分布を得やすくなる、という利点を得ることができる。
また、それぞれのガスの種類ごとのガス拡散室の数は、2つに限られるものではない。ガスの流れが互いに逆向きとなるガス拡散室の対が1以上形成されるように、2以上の偶数個設けるようにしても良い。
図7に、第1のガス用のガス拡散室101aとしてガス拡散室101a1〜101a4の2対4室、第2のガス用のガス拡散室101bとしてガス拡散室101b1〜101b4の2対4室、合計4対8室のガス拡散室101を設けたガス供給ヘッド6の一水平断面例を示す。本例において、第1のガス用のガス吐出孔102a1〜102a4の開口の配置ピッチ、及び第2のガス用のガス吐出孔102b1〜102b4の開口の配置ピッチはともに“P”とした。そして、ガス吐出孔102a1〜102a4の開口の列と、ガス吐出孔102b1〜102b4の開口の列とを、互いに“P/2”ピッチずらす。これにより、第1のガス用のガス吐出孔102a(102a1〜102a4)の開口と、第2のガス用のガス吐出孔102b(102b1〜102b4)の開口とが交互に配置され、かつ、“P/2”ピッチの等間隔で配置できる。このような配置にすることで、図6(A)〜図6(C)に示した例と同様に、第1のガスと第2のガスとの混合の均一性を向上させることができる。
次に、ガス供給ヘッド6へのガス供給の例のいくつかについて説明する。以下に説明するガスの供給例は、第1のガスとしてTMAガス、第2のガスとして水蒸気(HO)ガスを用いたアルミナ(Al)成膜プロセスの例である。
(ガス供給:第1例)
第1例は、不活性ガスを用いずに、TMAガス及び水蒸気ガスのみを用いてアルミナ成膜プロセスをする例である。
図8はガス供給例の第1例を示すタイミングチャート、図9(A)〜図9(D)はガス供給ヘッド6のガス拡散室101の状態を主要なタイミング毎に示す図である。
まず、図8のステップ1に示すように、図1に示すバルブV1、V2を開け(ON)、第1のガスTMAをガス拡散室101a1、101a2内に互いに逆方向から供給する。ガス拡散室101a1、101a2内に供給された第1のガスTMAはガス吐出孔102a1、102a2を介して処理空間2内に供給される(図9(A))。
次に、図8のステップ2に示すように、図1に示すバルブV1、V2を閉じ(OFF)、バルブVAC1、VAC2を開ける(ON)。これにより、ガス拡散室101a1、101a2内の第1のガスTMAは互いに逆方向に排気される(図9(B))。
次に、図8のステップ3に示すように、図1に示すバルブVAC1、VAC2を閉じ(OFF)、バルブV3、V4を開け(ON)、第2のガスHOをガス拡散室101b1、101b2内に互いに逆方向から供給する。ガス拡散室101b1、101b2内に供給された第2のガスHOはガス吐出孔102b1、102b2を介して処理空間2内に供給される(図9(C))。
次に、図8のステップ4に示すように、図1に示すバルブV3、V4を閉じ(OFF)、バルブVAC3、VAC4を開ける(ON)。これにより、ガス拡散室101b1、101b2内の第2のガスHOは互いに逆方向に排気される(図9(D))。
次に、図8のステップ5に示すように、図1に示すバルブVAC3、VAC4を閉じ(OFF)、再度バルブV1、V2を開けて(ON)、ステップ1〜ステップ4を設定された回数まで繰り返す。設定された回数までステップ1〜ステップ4を繰り返すことで、設計された膜厚のアルミナ薄膜が被処理体G上に成膜される。
例えば、このようなガス供給を行うことで、一実施形態に係る基板処理装置によるアルミナ成膜処理が実行される。
また、第1例では不活性ガスを用いない。第1例を実施する場合には、図1に示す不活性ガス供給系11、及びバルブV5〜V8は、基板処理装置1から省略することが可能である、という利点を得ることができる。
(ガス供給:第2例)
第2例は、不活性ガス、TMAガス、及び水蒸気ガスを用いてアルミナ成膜プロセスをする例である。不活性ガスとしては窒素(N)ガスを用いた。
図10はガス供給例の第2例を示すタイミングチャート、図11(A)〜図11(D)はガス供給ヘッド6のガス拡散室101の状態を主要なタイミング毎に示す図である。
図10に示すように、第2例が第1例と異なるところは、処理の間、バルブV5〜V8は開放した状態とし(ON)、ガス拡散室101a1、101a2、101b1、及び101b2内に常に不活性ガスNを供給しておくことである。
この状態で、図10のステップ1に示すように、図1に示すバルブV1、V2を開け(ON)、第1のガスTMA及び不活性ガスNをガス拡散室101a1、101a2内に互いに逆方向から供給する(図11(A))。
次に、図10のステップ2に示すように、図1に示すバルブV1、V2を閉じ(OFF)、バルブVAC1、VAC2を開ける。これにより、ガス拡散室101a1、101a2内の第1のガスTMA及び不活性ガスNを互いに逆方向に排気する。このとき、バルブV5及びV6は開放されている(ON)。このため、不活性ガスNについては供給しながらの排気となる(図11(B))。
次に、図10のステップ3に示すように、図1に示すバルブVAC1、VAC2を閉じ(OFF)、バルブV3、V4を開け(ON)、第2のガスHO及び不活性ガスNをガス拡散室101b1、101b2内に互いに逆方向から供給する(図11(C))。
次に、図10のステップ4に示すように、図1に示すバルブV3、V4を閉じ(OFF)、バルブVAC3、VAC4を開ける(ON)。これにより、ガス拡散室101b1、101b2内の第2のガスHO及び不活性ガスNを互いに逆方向に排気する。この場合も第1のガスTMAの場合と同様、バルブV7及びV8は開放されているので(ON)、不活性ガスNについては供給しながらの排気となる(図11(D))。
次に、図10のステップ5に示すように、図1に示すバルブVAC3、VAC4を閉じ(OFF)、バルブV1、V2を再度開けて(ON)、ステップ1〜ステップ4を設定された回数まで繰り返す。
このように、不活性ガスNをガス拡散室101a1、101a2、101b1、及び101b2内に常に供給しておくことも可能である。
また、不活性ガスNを、ガス拡散室101a1、101a2、101b1、及び101b2内に常に供給しておくことで、ガス拡散室101a1、101a2、101b1、及び101b2内のTMAガスやHOガスを含む雰囲気が不活性ガス雰囲気に置換される。このため、ガス拡散室101の内部に残留したTMAガスやHOガスなどの処理ガスによって意図しない領域に不要な堆積物が生じる、という事情をさらに良く抑制できる、という利点を得ることができる。
(ガス供給:第3例)
第3例も第2例と同様に、不活性ガス、TMAガス、及び水蒸気ガスを用いてアルミナ成膜プロセスをする例である。
図12はガス供給例の第3例を示すタイミングチャート、図13(A)〜図13(F)はガス供給ヘッド6のガス拡散室101の状態を主要なタイミング毎に示す図である。
図12及び図13(A)〜図13(F)に示すように、第3例が第2例と異なるところは、ガス拡散室101a1、101a2からガスを排気した後、並びにガス拡散室101b1、101b2からガスを排気した後、ステップ6、7に示すように、処理ガスを供給するまでの間に不活性ガスNのみを供給する手順、いわば次の異なる処理ガスを使用する工程までの間にインターバルを設けたことにある。
第3例のように、TMAガスを使用する工程と、水蒸気ガスを使用する工程との間に、ガス拡散室101a1、101a2、又はガス拡散室101b1、101b2に不活性ガスのみを供給する手順を設けることで、ガス拡散室101a1、101a2、101b1、及び101b2内の処理ガス、本例ではTMAガスやHOガスを含む雰囲気を、より確実に不活性ガス雰囲気に置換することが可能となる。しかも、ガス拡散室101a1、101a2、又はガス拡散室101b1、101b2に不活性ガスのみを供給する手順においては、ガス吐出孔102a1、102a2、102b1、及び102b2の内部を、不活性ガス雰囲気に置換することができる。このため、ガス拡散室101の内部に加え、ガス吐出孔102の内部に残留した処理ガスを十分に排気でき、残留した処理ガスに起因した、意図しない領域に不要な堆積物が生じる、という事情を第2例に比較してさらに良く抑制できる、という利点を得ることができる。
なお、第2例は、第3例に比較してステップ6、7が無い分、スループットの面では、第3例に比較して有利である。このため、第2例を実施するか第3例を実施するかについては、スループットの観点、精度良い成膜プロセスの観点の双方を考慮して、いずれかが採用されれば良い。
以上、この発明を一実施形態に従って説明したが、この発明は、上記一実施形態に限定されることは無く、種々変形可能である。また、この発明の実施形態は上記一実施形態が唯一の実施形態でもない。
例えば、一実施形態では、ステージ4は一つのみであったが、ステージ4を多段に積層し、基板処理装置をバッチ式基板処理装置とすることも可能である。
また、成膜される膜についてはアルミナ膜に限られるものではなく、実施形態の中でも述べたように、様々な膜の成膜に上記一実施形態は適用することができる。
その他、この発明はその要旨を逸脱しない範囲で様々に変形することができる。
G…被処理体、101…ガス拡散室、102…ガス吐出孔、103…ガス供給口、104…ガス排気口

Claims (12)

  1. 基板を処理する処理空間にガスを供給するガス供給ヘッドであって、
    直線状の筒状空間からなる第1のガス拡散室と、
    該第1のガス拡散室に対応して設けられ、列状をなす第1の複数のガス吐出孔と、
    前記第1のガス拡散室の一端に設けられ、第1のガスを前記第1のガス拡散室内に供給する第1のガス供給系に接続された第1のガス供給口と、
    前記第1のガス拡散室の他端に設けられ、前記第1のガスを前記第1のガス拡散室内から排気する第1のガス排気系に接続された第1のガス排気口と
    を備えることを特徴とするガス供給ヘッド。
  2. 前記第1のガス拡散室と並列に配置された直線状の筒状空間からなる第2のガス拡散室と、
    該第2のガス拡散室に対応して設けられ、列状をなす第2の複数のガス吐出孔と、
    前記第2のガス拡散室の一端に設けられ、前記第1のガスを前記第2のガス拡散室内に供給する前記第1のガス供給系に接続された第2のガス供給口と、
    前記第2のガス拡散室の他端に設けられ、前記第1のガスを前記第2のガス拡散室内から排気する前記第1のガス排気系に接続された第2のガス排気口と
    を、さらに備え、
    前記第1のガス拡散室内を流れる前記第1のガスの向きと、前記第2のガス拡散室内を流れる前記第1のガスの向きとは、互いに逆向きであることを特徴とする請求項1に記載のガス供給ヘッド。
  3. 前記第1の複数のガス吐出孔と、前記第2の複数のガス吐出孔とは、同一の列上において交互に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のガス供給ヘッド。
  4. 前記第1の複数のガス吐出孔は第1のガス孔列を形成し、
    前記第2の複数のガス吐出孔は第2のガス孔列を形成し、
    前記第1のガス孔列と前記第2のガス孔列とが、並列に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のガス供給ヘッド。
  5. 少なくとも第1のガスと第2のガスとにより基板を処理する処理空間に、前記第1のガス及び前記第2のガスを供給するガス供給ヘッドであって、
    互いに並列に配置された第1のガス拡散室、第2のガス拡散室、第3のガス拡散室、及び第4のガス拡散室と、
    前記第1、第2のガス拡散室それぞれの互いに反対側の一端に接続され、前記第1のガスを前記第1、第2のガス拡散室に供給する第1のガス供給系と、
    前記第1、第2のガス拡散室それぞれの互いに反対側の他端に接続され、前記第1のガスを前記第1、第2のガス拡散室から排気する第1のガス排気系と、
    前記第3、第4のガス拡散室それぞれの互いに反対側の一端に接続され、前記第2のガスを前記第3、第4のガス拡散室に供給する第2のガス供給系と、
    前記第3、第4のガス拡散室それぞれの互いに反対側の他端に接続され、前記第2のガスを前記第3、第4のガス拡散室から排気する第2のガス排気系と、
    前記第1のガス拡散室に対応して設けられた第1の複数のガス吐出孔、前記第2のガス拡散室に対応して設けられた第2の複数のガス吐出孔、前記第3のガス拡散室に対応して設けられた第3の複数のガス吐出孔、及び前記第4のガス拡散室に対応して設けられた第4の複数のガス吐出孔と、を備え、
    前記第1、第2、第3、第4の複数のガス吐出孔の開口が、同一面上に設けられていることを特徴とするガス供給ヘッド。
  6. 前記第1の複数のガス吐出孔の開口と、前記第2の複数のガス吐出孔の開口とは、同一の列上において交互配置され、
    前記第3の複数のガス吐出孔の開口と、前記第4の複数のガス吐出孔の開口とは、前記同一の列とは異なる他の同一の列上において交互配置されていることを特徴とする請求項5に記載のガス供給ヘッド。
  7. 前記第1、第2、第3、第4の複数のガス吐出孔の開口が、同一の列上において順次配置されていることを特徴とする請求項5に記載のガス供給ヘッド。
  8. 前記第1の複数のガス吐出孔の開口は第1のガス孔列を形成し、
    前記第2の複数のガス吐出孔の開口は第2のガス孔列を形成し、
    前記第3の複数のガス吐出孔の開口は第3のガス孔列を形成し、
    前記第4の複数のガス吐出孔の開口は第4のガス孔列を形成し、
    前記第1、第2、第3、第4のガス孔列が、それぞれ異なる高さの列上に、かつ並列に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のガス供給ヘッド。
  9. 少なくとも第1のガスと第2のガスとにより基板を処理する処理空間に、前記第1のガス及び前記第2のガスを供給するガス供給ヘッドを備えた基板処理装置であって、
    前記基板を収容し、前記基板の周囲に、前記基板を処理する処理空間を形成する処理室と、
    前記処理室内に配置され、前記処理空間に前記第1のガス及び前記第2のガスを供給するガス供給ヘッドとを備え、
    前記ガス供給ヘッドに、請求項5から請求項8のいずれか一項に記載のガス供給ヘッドが用いられていることを特徴とする基板処理装置。
  10. 前記処理は、少なくとも前記第1のガスと前記第2のガスとの反応による成膜処理であり、
    前記第1のガスと前記第2のガスとを交互に前記処理空間に供給することを特徴とする請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 前記第1のガス供給系には前記第1のガスとともに不活性ガスが供給され、前記第2のガス供給系には前記第2のガスとともに前記不活性ガスが供給されていることを特徴とする請求項10に記載の基板処理装置。
  12. 前記第1のガスと前記第2のガスとは交互に前記処理空間に供給され、
    前記第1のガスから前記第2のガスへ切り替える間、及び前記第2のガスから前記第1のガスへ切り替える間に、前記第1のガス供給系及び前記第2のガス供給系に、前記不活性ガスのみを供給する手順を備えていることを特徴とする請求項11に記載の基板処理装置。
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