JP2013148839A - 沈胴式レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成ながら、沈胴時の薄型化を図るとともに、結像に悪影響を及ぼすおそれのある外光の侵入を阻止する沈胴式レンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】撮影時には、沈胴式レンズ鏡筒100の突出動作に伴って駆動手段114が駆動されると、第1レンズ110と第2レンズ120とが所定の間隔を確保するためにそれぞれ光軸Oに沿う方向へ移動しながら、回動部材112が光軸Oと平行な直線Lを中心に矢印アの方向へ回転し、第1光学素子111を光軸O上に挿入する。なお、第2レンズ120は、第2光学素子121が常に光軸O上に位置するように移動する。この状態で、結像に悪影響を及ぼすおそれのある外光の侵入は、回動部材112やベース部材113で阻止される。このため、沈胴式レンズ鏡筒100の内部へ取り込まれるのは、第1光学素子111を通過した結像に必要な光のみである。
【選択図】図3

Description

本発明は、沈胴式レンズ鏡筒に関し、特に沈胴時に一部のレンズを光軸外に退避させ他のレンズと光軸に沿う方向に重ねる沈胴式レンズ鏡筒に関する。
近年、携帯性を重視して、撮像装置の小型・薄型化が要求されている。この要求を満たすためには、撮像装置の厚みを決定づける主要素である撮影レンズの小型・薄型化が必要になる。そこで、撮影時以外はレンズを撮像装置内に収納することが可能な沈胴式レンズ鏡筒が広く採用されている。
従来、広く用いられてきた沈胴式レンズ鏡筒は、各レンズの光軸上の間隔を詰めて収納するものであり、沈胴時の厚みもレンズの枚数とそれらの厚みで決定されるものであった。このため、レンズ鏡筒の小型・薄型化にも限界があった。かかる問題を解決するため、沈胴時に一部のレンズを光軸外に退避させることによって、沈胴時の鏡筒の厚みがより薄くなるようにしたレンズ鏡筒が提案されている(たとえば、特許文献1〜3を参照。)。
特許文献1に開示されたレンズ鏡筒は、撮影光学系を構成する複数の光学要素を有し、撮影状態では複数の光学要素を同一の撮影光軸上に位置させ、沈胴状態では、複数の光学要素の一部を残りの光学要素の光軸とは異なる位置に退避させ、かつ退避した光学要素と、撮影光軸上に残る光学要素の少なくとも一部とをそれぞれ後退させるものであって、特に撮影光軸上に残る光学要素の少なくとも一部のうち、撮影状態では退避光学要素との光軸方向間隔を変化させずに光軸方向へ移動される部分を直進移動要素とし、撮影状態から沈胴状態になるとき、退避光学要素と直進移動要素の互いの少なくとも一部を撮影光軸と直交する同一平面内に位置させるようにしたものである。
特許文献2に開示されたレンズ鏡筒は、複数のレンズ群からなる撮像光学系と、撮像光学系を保持し、繰り出しおよび沈胴を行う複数の鏡胴部材を有し、鏡胴部材の沈胴時には、複数のレンズ群のうち所定のレンズ群を鏡胴内で、他のレンズ群の光軸と異なる位置に退避させるものであって、特に撮像光学系を通過する被写体光の光量を制御する光量制御部材に対し、物体側と像面側とで挟んで配置されているレンズ群を、相互の位置関係を変えずに光軸と異なる位置に退避させるようにしたものである。
特許文献3に開示されたレンズ鏡筒(光学ユニット)は、沈胴操作時にカム筒を逆転させて、2群レンズ枠のレンズを1群および3群のレンズ枠のレンズ間から側方に退避させた後、2群レンズ枠のレンズを1群および3群のレンズ枠のレンズの両方またはその一方とオーバーラップさせるようにしたものである。
特開2005−266345号公報 特開2006−300992号公報 特開2007−4038号公報
上記各特許文献に開示されているレンズ鏡筒は、いずれも沈胴時に一部のレンズを光軸外に退避させるのと同時に光軸上に残ったレンズの間隔を狭めることによって、鏡筒の光軸に沿う方向の厚みが薄くなるようにしている。
しかし、特許文献1,2に開示されたレンズ鏡筒では、退避レンズと、退避レンズを支持するベース部材と、を光軸と直交な方向に重ねないように配置するため、ベース部材一枚分の厚みが増え沈胴状態時の薄型化が出来なくなるという問題があった。
ベース部材一枚分の厚みを減らすために、従来、ベース部材には退避レンズを回動可能に欠切部が設けられているが、レンズ鏡筒の使用時に欠切部から不要な外光が入り込んでしまって、結像に悪影響を及ぼしてしまうという別問題が発生する。その問題を解決するために、別途遮光材を設ける必要があって、レンズ鏡筒の構造が複雑になり、製造コストが上がる。
また、特許文献3に開示されたレンズ鏡筒では、レンズ退避時の鏡筒の厚みをより薄くするために、光軸外に退避しないレンズを保持するレンズ枠等に退避レンズを収容する挿通孔が形成されている。しかし、このような挿通孔を形成したことにより、撮影時に挿通孔から不要な外光が入り込んでしまって、結像に悪影響を及ぼしてしまうという問題が発生する。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、簡易な構成ながら、沈胴時の薄型化を図るとともに、結像に悪影響を及ぼすおそれのある外光の侵入を阻止する沈胴式レンズ鏡筒を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒は、第1光学素子と、光軸と平行な直線を中心として回動可能で回動の中心よりも外側に前記第1光学素子を保持する略円板状の回動部材と、前記回動部材を回動可能に内嵌する環状のベース部材と、前記回動部材に回動力を供給する環状の駆動手段と、を有する第1レンズと、光軸上に配置された第2光学素子と、前記第2光学素子を保持する光学素子保持枠と、を有する第2レンズと、を備え、前記第1レンズと前記第2レンズとを、互いの光軸に沿う方向の間隔を変えることが可能なように隣り合わせて配置し、前記第1光学素子と前記ベース部材とを、それぞれ少なくとも一部が光軸と略直交な平面に重なるように配置し、撮影時には、突出動作に伴い、前記駆動手段が駆動されることにより前記回動部材が回動し前記第1光学素子を光軸上に挿入させ、前記第1光学素子に入射せず結像に悪影響を与えうる被写体側からの外光を前記回動部材および前記ベース部材によって遮断し、非撮影時には、沈胴動作に伴い、前記駆動手段が駆動されることにより前記回動部材が回動し前記第1光学素子を光軸外に退避させ、前記第1レンズの一部と前記第2レンズの一部とを光軸と略直交する方向に重ねることを特徴とする。
さらに、本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒は、前記発明において、前記沈胴式レンズ鏡筒の円筒中心と光軸とが略一致していることを特徴とする。
さらに、本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒は、前記発明において、前記回動部材に前記第1光学素子を保持する開口部が形成され、前記ベース部材に前記回動部材を内嵌可能な内嵌穴が形成されていることを特徴とする。
さらに、本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒は、前記発明において、前記ベース部材に、光軸に沿う方向への移動を規制する位置決め部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成ながら、沈胴時の薄型化を図るとともに、結像に悪影響を及ぼすおそれのある外光の侵入を阻止する沈胴式レンズ鏡筒を提供することができるという効果を奏する。
本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒の主要部の分解斜視図である。 第1レンズ110の構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒の撮影時の状態(突出状態)を説明するための図である。 本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒の非撮影時の状態(沈胴状態)を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明にかかるレンズ鏡筒の主要部の分解斜視図である。同図(a)は被写体側から見た図であり、同図(b)は像側から見た図である。
この沈胴式レンズ鏡筒100は、第1レンズ110と、第2レンズ120と、を備えて構成される。第1レンズ110は、第1光学素子111と、回動部材112と、ベース部材113と、駆動手段114と、により構成されている、また、第2レンズ120は、第2光学素子121と、光学素子保持枠122と、により構成されている。なお、第1光学素子111および第2光学素子121は、レンズやフィルタなどで構成される。
回動部材112は、略円形状の板で構成されており、中央部よりも外周によった位置に開口部112aが形成されている。この開口部112aで第1光学素子111を保持する。また、回動部材112の外周には、外段112bが形成されている。さらに、回動部材112の外周の一部には、外歯112cが形成されている。
ベース部材113は、環状をなしており、中央部よりやや偏った位置に回動部材112を内嵌するための内嵌穴113aが形成されている。また、ベース部材113の内周に沿って内段113bが形成されている。この内段113bは、回動部材112を内嵌する際に、外段112bと嵌合される。さらに、ベース部材113の外周の一部には、回動部材112を内嵌した状態で外歯112cを突出させる欠切部113cが形成されている。
駆動手段114も、環状をなしており、内周の一部に内歯114aが形成されている。この内歯114aは、回動部材112が内嵌されたベース部材113を駆動手段114に内嵌した状態で外歯112cと歯合する。また、駆動手段114の内周の一部に、摺動部114bが形成されている。摺動部114bは、駆動手段114が駆動された際に、ベース部材113を支持しながらベース部材113の外周面に対して摺動する。
光学素子保持枠122は、略円形状の板で構成されている。また、開口部122aが形成されている。光学素子保持枠122は、光軸が開口部122aの中心を通るように配置される。光軸は沈胴式レンズ鏡筒100の円筒中心と略一致している。開口部122aは、第2光学素子121を保持する。
図2は、第1レンズ110の構成を示す光軸に沿う断面図である。同図の左が被写体側である。第1レンズ110は、第1光学素子111を保持した回動部材112をベース部材113に内嵌し、さらにベース部材113を駆動手段114に内嵌して構成する。
このとき、回動部材112の外段112bがベース部材113の内段113bと嵌合される。第1光学素子111は、ベース部材113の一部と光軸と略直交な平面に重なるように配置される。そして、外段112bおよび内段113bの近傍では、回動部材112の被写体側面とベース部材113の被写体側面とが光軸と略直交な平面に一致する。また、回動部材112の像側面とベース部材113の像側面とも、光軸と略直交な平面に一致する。ベース部材113は、摺動部114bにより駆動手段114の内周から外れないように支持される。回動部材112は、ベース部材113に対して回動可能になるが、このときの回動の中心は光軸からやや離れた光軸と平行な直線Lとなる。
この状態で、ベース部材113の欠切部113cから突出した回動部材112の外歯112cが駆動手段114の内歯114aと歯合する。このため、駆動手段114の駆動に連動して回動部材112が回動する。すなわち、駆動手段114が沈胴式レンズ鏡筒100の突出動作、沈胴動作にしたがって駆動されると、これと連動して回動部材112が直線Lを中心に回動し、第1光学素子111を光軸上に挿入しまた光軸外へ退避させる。なお、ベース部材113の位置は変わらない。
前述のように、回動部材112の外段112bがベース部材113の内段113bと嵌合されているため、回動部材112がベース部材113に対して回動しても、回動部材112が光軸に沿う方向へずれたり、ベース部材113から外れたりすることはない。すなわち、内段113bは、回動部材112の光軸に沿う方向への移動を規制する位置決め部としての機能を備えている。
次に、本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒の動作について説明する。図3は、本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒の撮影時の状態(突出状態)を説明するための図である。また、図4は、本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒の非撮影時の状態(沈胴状態)を説明するための図である。いずれの図においても、(a)は沈胴式レンズ鏡筒100の被写体側から見た正面図、(b)は沈胴式レンズ鏡筒100の主要部の構成を示す光軸に沿う断面図(図の左が被写体側)である。
撮影時には、沈胴式レンズ鏡筒100の突出動作に伴って駆動手段114が図3(a)に示す矢印アの方向へ回転する。これに従い、図3(b)に示すように、第1レンズ110と第2レンズ120とが所定の間隔を確保するためにそれぞれ光軸Oに沿う方向へ移動しながら、回動部材112が光軸Oと平行な直線Lを中心に矢印アの方向へ回転し、第1光学素子111を光軸O上に挿入する。なお、第2レンズ120は、第2光学素子121が常に光軸O上に位置するように移動する。また、沈胴式レンズ鏡筒100の円筒中心と光軸Oとが略一致している。このため、特許文献3に開示されたレンズ鏡筒と比較して、レンズ鏡筒100の径方向の寸法を有効活用することができる。
本発明では、第1光学素子111を光軸O外へ退避させる際(詳細は後述)に収容するための挿通孔等のスペースが、被写体側に位置する回動部材112やベース部材113に設けられていないため、結像に悪影響を及ぼすおそれのある外光の侵入は、回動部材112やベース部材113で阻止される。このため、沈胴式レンズ鏡筒100の内部へ取り込まれるのは、第1光学素子111を通過した結像に必要な光のみとなる。
一方、非撮影時には、沈胴式レンズ鏡筒100の沈胴動作に伴って駆動手段114が図4(a)に示す矢印イの方向へ回転する。これに従い、図4(b)に示すように、第1レンズ110と第2レンズ120とが互いの間隔を縮めるようにそれぞれ光軸Oに沿う方向へ移動しながら、回動部材112が光軸Oと平行な直線Lを中心に矢印イの方向へ回転し、第1光学素子111を光軸O外に退避させる。そして、第1光学素子111が退避位置にきたとき、第1光学素子111の像側面が第2レンズ120の光学素子保持枠122の被写体側面と接するようになる。
すなわち、第1レンズ110の一部と第2レンズ120の一部とが、光軸Oと略直交する方向に重なることになる。このため、沈胴時の第1レンズ110と第2レンズ120との距離を最小にすることができる。したがって、第1光学素子111を光軸O外へ退避させる際に収容するための挿通孔等のスペースを設けなくとも、沈胴時の沈胴式レンズ鏡筒100の薄型化を阻害することがない。
以上説明したように、本発明では、簡易な構成でありながら、沈胴式レンズ鏡筒100の突出動作および沈胴動作に伴って、回動部材112を光軸Oに平行な直線Lを中心に回動させることにより、第1光学素子111を光軸O上に挿入しまた光軸O外へ退避させることが可能になった。加えて、光軸O外へ退避させた第1光学素子111を収容する挿通孔等のスペースを設けていないため、当該スペースから不必要な外光が鏡筒内部に入り込んでしまって、結像に悪影響を及ぼすということはない。
また、本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒100では、第1光学素子111を光軸O外へ退避させた状態で、第1レンズ110の一部と第2レンズ120の一部とを光軸Oと略直交する方向に重ねるようにしたことで、第1光学素子111を収容する挿通孔等のスペースを設けなくても、鏡筒の沈胴時の第1レンズ110と第2レンズ120との距離を最小にすることができる。したがって、鏡筒の沈胴時の薄型化を図ることができる。
特に、本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒100では、回動部材112に第1光学素子111を保持し外周の一部に外歯112cが形成されており、ベース部材113に回動部材112を内嵌した状態で外歯112cを突出させる欠切部113cが形成され、駆動手段114にベース部材113を内嵌した状態で外歯112cと歯合する内歯114aが形成されている。これにより、駆動手段114の駆動に連動して、スムーズに回動部材112が直線Lを中心に回動し、第1光学素子111を光軸O上に挿入しまた光軸O外へ退避させることができる。
さらに、本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒100では、回動部材112をベース部材113に内嵌した際に、回動部材112の外段112bがベース部材113の内段113bと嵌合される。このため、内段113bが回動部材112の光軸Oに沿う方向への移動を規制するための位置決め部としてはたらき、回動部材112がベース部材113に対して回動しても、回動部材112が光軸Oに沿う方向へずれたり、ベース部材113から外れたりするようなことはない。
なお、この実施の形態では、説明の都合上、第1レンズ110と第2レンズ120のみを示したが、第2レンズ120と同様の機能を備えた、第3レンズや第4レンズ等が第2レンズ120の像側に配置されていてもよい。また、特に図示してはいないが、沈胴式レンズ鏡筒100の突出・沈胴動作を司る駆動源としてモータ等が用いられる。
以上のように、本発明にかかる沈胴式レンズ鏡筒は、沈胴時の薄型化を図るとともに、結像に悪影響を及ぼすおそれのある外光の侵入を阻止することができ、特に小型化が望まれる撮像装置に最適である。
100 沈胴式レンズ鏡筒
110 第1レンズ
111 第1光学素子
112 回動部材
112a,122a 開口部
112b 外段
112c 外歯
113 ベース部材
113a 内嵌穴
113b 内段
113c 欠切部
114 駆動手段
114a 内歯
114b 摺動部
120 第2レンズ
121 第2光学素子
122 光学素子保持枠
O 光軸
L 直線

Claims (4)

  1. 第1光学素子と、光軸と平行な直線を中心として回動可能で回動の中心よりも外側に前記第1光学素子を保持する略円板状の回動部材と、前記回動部材を回動可能に内嵌する環状のベース部材と、前記回動部材に回動力を供給する環状の駆動手段と、を有する第1レンズと、
    光軸上に配置された第2光学素子と、前記第2光学素子を保持する光学素子保持枠と、を有する第2レンズと、を備え、
    前記第1レンズと前記第2レンズとを、互いの光軸に沿う方向の間隔を変えることが可能なように隣り合わせて配置し、
    前記第1光学素子と前記ベース部材とを、それぞれ少なくとも一部が光軸と略直交な平面に重なるように配置し、
    撮影時には、突出動作に伴い、前記駆動手段が駆動されることにより前記回動部材が回動し前記第1光学素子を光軸上に挿入させ、前記第1光学素子に入射せず結像に悪影響を与えうる被写体側からの外光を前記回動部材および前記ベース部材によって遮断し、
    非撮影時には、沈胴動作に伴い、前記駆動手段が駆動されることにより前記回動部材が回動し前記第1光学素子を光軸外に退避させ、前記第1レンズの一部と前記第2レンズの一部とを光軸と略直交する方向に重ねることを特徴とする沈胴式レンズ鏡筒。
  2. 前記沈胴式レンズ鏡筒の円筒中心と光軸とが略一致していることを特徴とする請求項1に記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  3. 前記回動部材には前記第1光学素子を保持する開口部が形成され、
    前記ベース部材には前記回動部材を内嵌可能な内嵌穴が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の沈胴式レンズ鏡筒。
  4. 前記ベース部材には、光軸に沿う方向への移動を規制する位置決め部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の沈胴式レンズ鏡筒。
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