JP2013143515A - 受電コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】 インピーダンスの大きさをも整合させる受電コイルを提供すること。
【解決手段】 アンテナコイル、一次コイル、二次コイル、及び軟磁性体を備え、アンテナコイル両端部と一次コイル両端部は互いに接続され、一次コイル表面の少なくとも一部が軟磁性体により覆われ、二次コイル表面の少なくとも一部が軟磁性体により覆われ、一次コイルと二次コイルは軟磁性体を介して磁気的に結合し、アンテナコイルより受電した電力を一次コイルと二次コイルによりインピーダンス変換を行い受電する受電コイルとする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電磁誘導を利用した非接触電力伝送の受電側に用いられる受電コイルや、非接触通信用コイルを兼用する受電コイルに関する。
特許文献1には、非接触で電力及び信号を伝送するワイヤレス送受信システムが開示されている。
特に特許文献1の図22(b)及び段落0030から段落0036には、LC並列共振回路及びマッチングコンデンサを備えた二次側電力回路の構成が開示されている。
特開平9−326736号公報
二次側電力回路に接続される負荷と受電コイルのインピーダンスが整合していない場合に、特許文献1のようなマッチングコンデンサを設けると、リアクタンス成分をある程度整合させることはできるが、インピーダンスの大きさを整合させることまではできないという課題がある。
従って本発明の目的は二次側電力回路に接続される負荷のリアクタンス成分に加えて、インピーダンスの大きさを整合させることが可能な受電コイルを提供することにある。
上記課題を本発明は、アンテナコイル、一次コイル、二次コイル、及び軟磁性体を備え、アンテナコイルの両端部と一次コイルの両端部が互いに接続され、一次コイル表面の少なくとも一部が軟磁性体により覆われ、二次コイル表面の少なくとも一部が軟磁性体により覆われ、一次コイルと二次コイルが軟磁性体を介して磁気的に結合し、アンテナコイルが受電した電力を一次コイルと二次コイルによりインピーダンス変換を行う受電コイルにより解決する。
また、さらに共振コンデンサ、整合コンデンサ、及び負荷を備え、アンテナコイルの両端部に共振コンデンサが接続され、二次コイルの一方の端部に整合コンデンサの一方の端部が接続され、二次コイルの他方の端部と整合コンデンサの他方の端部が負荷に接続され、アンテナコイルが受ける交流磁場の周波数とアンテナコイル、一次コイル、及び共振コンデンサを備えた共振回路の共振点が一致するよう共振コンデンサの静電容量が設定され、アンテナコイルが受ける交流磁場の周波数における二次コイル、負荷、及び整合コンデンサの合成インピーダンスにおけるリアクタンス成分が最小となるよう整合コンデンサの静電容量が設定されている受電コイルであってもよい。
また、さらに2つの端子電極を備え、共振コンデンサの両端に端子電極を設けた受電コイルであってもよい。
また、端子電極を介して通信信号の送受信を行う受電コイルであってもよい。
また、2つの端子電極間に過電圧保護手段を設けた受電コイルであってもよい。
また、アンテナコイル、一次コイル、二次コイル、軟磁性体、共振コンデンサ、整合コンデンサ、及び負荷を備え、アンテナコイルの両端部と一次コイルの両端部が互いに接続され、一次コイルと二次コイルが軟磁性体を介して磁気的に結合し、アンテナコイル両端部に共振コンデンサが接続され、二次コイルの一方の端部に整合コンデンサの一方の端部が接続され、二次コイルの他方の端部と整合コンデンサの他方の端部が負荷に接続され、アンテナコイルが受ける交流磁場の周波数とアンテナコイル、一次コイル、及び共振コンデンサを備えた共振回路の共振点が一致するよう共振コンデンサの静電容量が設定され、アンテナコイルが受ける交流磁場の周波数における二次コイル、負荷、及び整合コンデンサの合成インピーダンスにおけるリアクタンス成分が最小となるよう整合コンデンサの静電容量が設定され、アンテナコイルより受電した電力を一次コイルと二次コイルによりインピーダンス変換を行い、負荷へ電力伝送を行う受電コイルであってもよい。
本発明によって、二次側電力回路に接続される負荷のリアクタンス成分に加えて、インピーダンスの大きさを整合させることが可能な受電コイルを提供することができる。
本発明の実施形態の一例を示す斜視図である。図1(a)は軟磁性シート取付前、図1(b)は軟磁性シート取付後の構成である。 本発明の実施形態の一例を示す斜視図であり、図1に対する裏面の構成を示している。図2(a)は軟磁性シート取付前、図2(b)は軟磁性シート、導電接続部、コンデンサ取付後の構成である。 本発明の実施形態の一例に関する等価回路図である。図3(a)は受電コイル、図3(b)は受電コイルを含めた電力伝送システムの等価回路図である。 本発明の実施形態の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態の一例を示す斜視図である。図5(a)は軟磁性シート取付前、図6(b)は軟磁性シート取付後の構成である。 本発明の実施形態の一例を示す斜視図であり、図5に対する裏面の構成を示している。図6(a)は軟磁性シート取付前、図6(b)は軟磁性シート取付後の構成である。 本発明の実施形態の一例を示す断面図である。 本発明の実施例と比較例における負荷インピーダンスに対する伝送効率を示す図である。
本発明は、例えば、アンテナコイル、一次コイル、二次コイル、及び軟磁性体を備え、アンテナコイル両端部と一次コイル両端部は互いに接続され、一次コイル表面の少なくとも一部が軟磁性体により覆われ、二次コイル表面の少なくとも一部が軟磁性体により覆われ、一次コイルと二次コイルは軟磁性体を介して磁気的に結合し、アンテナコイルより受電した電力を一次コイルと二次コイルによりインピーダンス変換を行い受電する受電コイルの実施形態を取り得る。
一次コイルと二次コイルを覆う軟磁性シートによりアンテナコイル周辺の磁場が一次コイルと二次コイルへ与える電磁的影響を防ぐことができる。なお、軟磁性シート上に導電箔等を貼り付けてシールドすると、前述の電磁的影響をさらに抑制することが出来る。
さらに、共振コンデンサ、整合コンデンサ、及び負荷を備え、アンテナコイル両端部に共振コンデンサが接続され、二次コイルの一方の端部に整合コンデンサの一方の端部が接続され、二次コイルの他方の端部と整合コンデンサの他方の端部が負荷に接続され、アンテナコイルが受ける交流磁場の周波数とアンテナコイル、一次コイル、及び共振コンデンサを備えた共振回路の共振点が一致するよう共振コンデンサの静電容量が設定され、アンテナコイルが受ける交流磁場の周波数における二次コイル、負荷、及び整合コンデンサの合成インピーダンスにおけるリアクタンス成分が最小となるよう整合コンデンサの静電容量が設定されている受電コイルとするのが望ましい。
また、アンテナコイル、一次コイル、二次コイル、軟磁性体、共振コンデンサ、整合コンデンサ、及び負荷を備え、アンテナコイル両端部と一次コイル両端部は互いに接続され、一次コイルと二次コイルは軟磁性体を介して磁気的に結合し、アンテナコイル両端部に共振コンデンサが接続され、二次コイルの一方の端部に整合コンデンサの一方の端部が接続され、二次コイルの他方の端部と整合コンデンサの他方の端部が負荷に接続され、アンテナコイルが受ける交流磁場の周波数とアンテナコイル、一次コイル、及び共振コンデンサを備えた共振回路の共振点が一致するよう共振コンデンサの静電容量が設定され、アンテナコイルが受ける交流磁場の周波数における二次コイル、負荷、及び整合コンデンサの合成インピーダンスにおけるリアクタンス成分が最小となるよう整合コンデンサの静電容量が設定され、アンテナコイルより受電した電力を一次コイルと二次コイルによりインピーダンス変換を行い、負荷へ電力伝送を行う受電コイルとしてもよい。
アンテナコイル、共振コンデンサ、一次コイルにより並列共振回路を構成していることから、一次コイル側は高インピーダンスとなる。一方、二次コイルに低インピーダンスの負荷を接続する場合には、一次コイルと二次コイルの巻き数比によりインピーダンスの大きさを整合させる。さらに、整合コンデンサによりインピーダンスの位相を整合させることで、アンテナコイルから負荷までの電力伝送経路における電力反射を抑えることができる。従って、送電された電力に対して負荷が受電する電力の効率である電力伝送効率を高めることができる。
さらに、さらに2つの端子電極を備え、共振コンデンサの両端に端子電極を設けた受電コイルとしてもよい。
また、端子電極を介して通信信号の送受信を行う受電コイルとしてもよい。
上記構成とすることで、共振コンデンサ両端の端子電極を介して高インピーダンスの信号や電力を送受信できる。
また、並列共振回路のインピーダンスが高い場合には、並列共振回路内の電圧振幅が過大となる場合もあるため、並列共振回路の端子電極間に過電圧保護手段を設けてもよい。
過電圧保護手段としては、ツェナーダイオード等が例示されるが、これに限らない。
(実施形態1)
本発明における実施形態の一例について、図面と共に詳細な説明を行う。
図1は、本発明の実施形態の一例を示す斜視図である。図1(a)は軟磁性シート取付前、図1(b)は軟磁性シート取付後の構成である。
図1(a)において、アンテナ基板1にはアンテナコイル2及び一次コイル201が形成され、アンテナコイル2と一次コイル201の接続部、アンテナコイル2の内周端部、一次コイル201の内周端部はそれぞれスルーホール21、22、23を介してアンテナ基板裏面へと導電接続されている。
アンテナ基板としては、ガラスエポキシ基板、フレキシブル基板等が例示されるが、これに限らない。
また、アンテナコイル2及び一次コイル201はアンテナ基板上に導電パターンを形成しても、導体線を巻き回しても良いが、これに限らない。
図1(b)は、図1(a)の一次コイル201を覆うように軟磁性シート4を取り付けた状態を示している。
軟磁性シートが一次コイル201を覆う構成としたことで、後述のインピーダンス変換機能を有することとなる。
軟磁性シートとしては、薄板状フェライト、軟磁性金属粉と結合材を主成分とする複合磁性体シート等が例示されるが、これに限らない。
また、軟磁性シートの取付は、両面テープ、接着剤等を用いることで行うことができるが、これに限らない。さらに、軟磁性シート4上の中央部、望ましくは全面に導電箔を取付け、アンテナコイル2周辺の磁場からシールドする構成としてもよい。
図2は、本発明の実施形態の一例を示す斜視図であり、図1に対する裏面の構成を示している。図2(a)は軟磁性シート取付前、図2(b)は軟磁性シート、導電接続部、コンデンサ取付後の構成である。
図2(a)において、アンテナ基板1には導電パターン202、203、204、電極211、221、223、231、端子電極212、222、二次コイル3、接続電極301、302が形成されている。
スルーホール21は端子電極212及び導電パターン203を介して電極211と導電接続されている。
スルーホール22は導電パターン202を介して電極223、さらには導電パターン204を介して電極221及び端子電極222と導電接続されている。
スルーホール23は電極231と導電接続されている。
二次コイル3の両端は接続電極301、302と導電接続されている。
図2(b)において、電極223と231には導電接続部205が、電極211と221にはコンデンサ206が実装されている。
導電接続部は表面実装部品であるジャンパチップ、絶縁被膜を形成した導体箔等が例示されるが、これに限らない。
なお、コンデンサ206、電極211、221、導電パターン203、204、端子電極212、222を設けない構成であっても、本発明におけるインピーダンス変換機能を維持することができる。
さらに、図2(b)において、二次コイル3上の導電接続部205を除く領域に軟磁性シート5、アンテナコイル2の裏面に当たる領域に軟磁性シート5が取付されている。
なお、導電接続部205が充分に薄く、軟磁性シート5との絶縁性が確保できる場合には、導電接続部205も覆うように軟磁性シート5を取り付けても良い。
図3は、本発明の実施形態の一例に関する等価回路図である。図3(a)は受電コイル、図3(b)は受電コイルを含めた電力伝送システムの等価回路図である。
図3(a)は、図1(a)において示されたアンテナコイル2、一次コイル201と図2(a)において示されたコンデンサ206が並列接続されていることを示している。また、図1(a)において示された一次コイル201と図2(a)において示された二次コイル3が軟磁性シート4、5により磁気結合されていることを示している。さらに、コンデンサ206両端に接続された端子電極212、222、二次コイル3両端に接続された接続電極301、302を示している。
すなわち図3(a)における受電コイルは、送電側からの電磁誘導によりアンテナコイル2へ送電されると、送電された電力はアンテナコイル2、一次コイル201、コンデンサ206よりなる並列共振回路に蓄積され、二次コイル3両端の接続電極301、302よりインピーダンス変換された電力を供給する構成となっている。
ここで、コンデンサ206としては表面実装タイプのものが用いられ、選択できる静電容量に上限があることから、上記並列共振回路内の電力は高インピーダンスとなる。一方、接続電極301、302に接続される負荷は低インピーダンスである場合が多く、負荷が二次電池の充電などを行う場合は特に低インピーダンスとなる。
従って、二次コイル3の巻き数は一次コイル201の巻き数より少ないのが望ましい。また、低インピーダンスの負荷であれば、大電流の通電が必要となるため、一次コイルと二次コイルが同じ材質であれば、二次コイル3の巻線断面積は一次コイル201の巻線断面積よりも大きいのが望ましい。
また、二次コイル3に接続する負荷のインピーダンスが高い場合には、上記並列共振回路のインピーダンスも高くなるため、並列共振回路の端子電極212、222を介して電磁誘導を利用した非接触通信を行うことができる。
さらに、並列共振回路のインピーダンスが高い場合には、並列共振回路内の電圧振幅が過大となる場合もあるため、並列共振回路の端子電極212、222間に過電圧保護手段を設けてもよい。
図3(b)は、図3(a)の受電コイルを含めた電力伝送システムを示している。電力伝送システムは、交流定電圧電力供給部611、コンデンサ612、及び送電アンテナコイル613により構成された送電装置と、図3(a)の受電コイルの接続電極301、302と負荷622を接続した受電装置により構成されている。
なお、負荷622のリアクタンス成分に対してインピーダンスマッチングを行うために、負荷622と接続電極302の間にコンデンサ621を接続してもよい。
図3(b)の電力伝送システムでは、コンデンサ612と送電アンテナコイル613を並列接続することで並列共振回路を構成し、交流定電圧電力供給部611から定電圧の交流電圧を供給する構成となっている。
このような構成を取ることで、送電アンテナコイル613から一定の交流磁場を発生させつつも、受電装置等へ電力供給を行わない限り、給電装置側での電力消費がほとんど起こらない。
一方、送電アンテナコイル613の交流磁場により受電装置のアンテナコイル2に誘導起電力が生じる場合には、受電装置の受け取る電力分がそのまま送電装置の消費電力となる。
ここで、交流定電圧電力供給部とは、負荷のインピーダンス変動によらず一定の電圧振幅の交流電圧を提供する機能を持つものであり、負荷のインピーダンス変動により電圧振幅が変動したとしても、負荷のインピーダンス変動に対する電圧振幅の変動を抑える設計思想を持つ電源や回路等であればこれに含まれる。
図4は、本発明の実施形態の一例を示す断面図である。すなわち、図4は、図1(b)、図2(b)のAA面断面図を示している。
アンテナ基板は、基体10と絶縁被膜11を備え、基体10に導電パターンとしてアンテナコイル2、一次コイル201と二次コイル3を形成し、絶縁被膜11で覆った構成となっている。
送電アンテナコイル613と受電コイルにおけるアンテナコイル2は、交流磁場Brにより磁気的に結合されている。
一方、一次コイル201と二次コイル3は、交流磁場Btにより磁気的に結合されている。
ここで、交流磁場Btの磁路は軟磁性シート4、5により閉じ込められているため、アンテナコイル2への電磁干渉が防がれている。
また、主として軟磁性シート4により、交流磁場Brが一次コイル201及び二次コイル3へ及ぼす電磁干渉は抑制されている。
なお、軟磁性シート4上に導体箔をさらに設けることで、上述の電磁干渉をさらに抑制することも可能である。
(実施形態2)
本発明における実施形態の他の一例について、図面と共に詳細な説明を行う。
図5は、本発明の実施形態の一例を示す斜視図である。図5(a)は軟磁性シート取付前、図5(b)は軟磁性シート取付後の構成である。
図5(a)において、アンテナ基板1にはアンテナコイル2及び一次コイル201が形成され、アンテナコイル2と一次コイル201の接続部、アンテナコイル2の外周端部、一次コイル201の内周端部はそれぞれスルーホール21、22、23を介してアンテナ基板裏面へと導電接続されている。
アンテナ基板としては、ガラスエポキシ基板、フレキシブル基板等が例示されるが、これに限らない。
また、アンテナコイル2及び一次コイル201はアンテナ基板上に導電パターンを形成しても、導体線を巻き回しても良いが、これに限らない。
図5(b)は、図5(a)のアンテナコイル2及び一次コイル201を覆うように軟磁性シート4を取り付けた状態を示している。
一次コイル201を軟磁性シートが覆う構成としていることで、実施形態1と同様にインピーダンス変換機能を有することとなる。
図6は、本発明の実施形態の一例を示す斜視図であり、図5に対する裏面の構成を示している。図6(a)は軟磁性シート取付前、図6(b)は軟磁性シート取付後の構成である。
図6(a)において、アンテナ基板1には導電パターン202、203、204、電極211、221、223、231、端子電極212、222、二次コイル3、接続電極301、302が形成され、電極223と231には導電接続部205が、電極211と221にはコンデンサ206が実装されている。
スルーホール21は電極211及び導電パターン203を介して端子電極212と導電接続されている。
スルーホール22は電極221及び導電パターン204を介して端子電極222と導電接続されている。
スルーホール23は電極231より導電接続部205、電極223、導電パターン202を介してスルーホール22と導電接続されている。
二次コイル3の両端は接続電極301、302と導電接続されている。
なお、コンデンサ206、電極211、221、導電パターン203、204、端子電極212、222を設けない構成であっても、本発明におけるインピーダンス変換機能を維持することができる。
図6(b)は、アンテナコイル2の裏面全体と、二次コイル3上の導電接続部205以外の部分を覆うように軟磁性シート5を取り付けた状態を示している。
なお、導電接続部205が充分に薄く、軟磁性シート5との絶縁性が確保できる場合には、導電接続部205も覆うように軟磁性シート5を取り付けても良い。
図7は、本発明の実施形態の一例を示す断面図である。すなわち、図7は、図5、図6のBB面断面図を示している。
図7は、アンテナコイル2の内側に一次コイル201及び二次コイル3を配置している点が実施形態1における図4と異なっている。
このような構成を取ることで、実施形態1に比べてアンテナコイル2の面積を大きく取ることができ、送電電力を増やすことが可能となるが、アンテナコイル2周辺の磁場Brが一次コイル201、二次コイル3に電磁干渉し易くなるため、電磁干渉を十分抑制できる程度に軟磁性シート4の厚さや、透磁率、飽和磁化を取る必要がある。なお、軟磁性シート4表面の中央部、望ましくは全面に導体箔を取り付けてシールドしてもよい。
実施形態1における図1(b)、図2(b)、図3(b)の構成を基に試作品を作成した。但し、試作品は図1(b)と異なり、アンテナコイル2上には軟磁性シート4を設けていない。また、図2(b)と異なり、二次コイル3の全面を覆うように軟磁性シート5を設けている。
アンテナ基板1としてはガラス布基材エポキシ樹脂を基体とした銅貼り基板を使用した。
アンテナコイル2は、外形が40mm×30mm、パターン幅1.5mm、パターン間隔1.0mm、4ターンの導体パターンコイルとして構成した。
一次コイル201は、外径10mmとなるよう直径0.2mmの導線を4ターン巻きしてアンテナ基板1中央部に貼り付けた。
二次コイル3は、外径10mmとなるよう直径0.2mmの導線を2ターン巻きしてアンテナ基板1中央部に貼り付けた。
軟磁性シート4、5は、共に軟磁性粉と結合材による複合磁性体であり、形状は40mm×40mm、厚さは0.2mmである。
交流定電圧電力供給部611より供給される電圧の周波数は13.56MHzである。
コンデンサ612の静電容量は、送電アンテナコイル613と組み合わせた共振回路の共振周波数が13.56MHzとなるよう調整した。
コンデンサ206の静電容量も、アンテナコイル2及び一次コイル201と組み合わせた共振回路の共振周波数が13.56MHzとなるように調整した。
コンデンサ621の静電容量は、二次コイル3、負荷622と組み合わせた合成インピーダンスのリアクタンス成分が零となるように調整した。
本実施例における試作品と、一次コイル201、二次コイル3、軟磁性シート4、5を試作品から除いた比較例としての試作品について、負荷622のインピーダンスを変化させた場合の交流定電圧電力供給部611から送電した電力に対する負荷622で受電した電力の比率である伝送効率を評価した。
図8は、本発明の実施例と比較例における負荷インピーダンスに対する伝送効率を示す図である。
本発明では、二次電池の充電等を想定した負荷インピーダンス10Ωにおいて、比較例の伝送効率が79%であったのに対し、実施例の伝送効率は90%であり、実施例の伝送効率が優れていることが確認された。
1 アンテナ基板
2 アンテナコイル
3 二次コイル
4、5 軟磁性シート
10 基体
11 絶縁被膜
21、22、23 スルーホール
201 一次コイル
202、203、204 導電パターン
205 導電接続部
206、612、621 コンデンサ
211、221、223、231 電極
212、222 端子電極
301、302 接続電極
611 交流定電圧電力供給部
613 送電アンテナコイル
622 負荷
Br、Bt 交流磁場

Claims (6)

  1. アンテナコイル、
    一次コイル、
    二次コイル、
    及び軟磁性体を備え、
    前記アンテナコイルの両端部と前記一次コイルの両端部が互いに接続され、
    前記一次コイル表面の少なくとも一部が前記軟磁性体により覆われ、
    前記二次コイル表面の少なくとも一部が前記軟磁性体により覆われ、
    前記一次コイルと前記二次コイルが前記軟磁性体を介して磁気的に結合し、
    前記アンテナコイルが受電した電力を前記一次コイルと前記二次コイルによりインピーダンス変換を行うことを特徴とする受電コイル。
  2. さらに共振コンデンサ、
    整合コンデンサ、
    及び負荷を備え、
    前記アンテナコイルの両端部に前記共振コンデンサが接続され、
    前記二次コイルの一方の端部に前記整合コンデンサの一方の端部が接続され、
    前記二次コイルの他方の端部と前記整合コンデンサの他方の端部が前記負荷に接続され、
    前記アンテナコイルが受ける交流磁場の周波数と前記アンテナコイル、前記一次コイル、及び前記共振コンデンサを備えた共振回路の共振点が一致するよう前記共振コンデンサの静電容量が設定され、
    前記アンテナコイルが受ける交流磁場の周波数における前記二次コイル、前記負荷、及び前記整合コンデンサの合成インピーダンスにおけるリアクタンス成分が最小となるよう前記整合コンデンサの静電容量が設定されていることを特徴とする請求項1記載の受電コイル。
  3. さらに2つの端子電極を備え、
    前記共振コンデンサの両端に前記端子電極を設けたことを特徴とする請求項2に記載の受電コイル。
  4. 前記端子電極を介して通信信号の送受信を行うことを特徴とする請求項3に記載の受電コイル。
  5. 2つの前記端子電極間に過電圧保護手段を設けたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の受電コイル。
  6. アンテナコイル、
    一次コイル、
    二次コイル、
    軟磁性体、
    共振コンデンサ、
    整合コンデンサ、
    及び負荷を備え、
    前記アンテナコイルの両端部と前記一次コイルの両端部が互いに接続され、
    前記一次コイルと前記二次コイルが前記軟磁性体を介して磁気的に結合し、
    前記アンテナコイル両端部に前記共振コンデンサが接続され、
    前記二次コイルの一方の端部に前記整合コンデンサの一方の端部が接続され、
    前記二次コイルの他方の端部と前記整合コンデンサの他方の端部が前記負荷に接続され、
    前記アンテナコイルが受ける交流磁場の周波数と前記アンテナコイル、前記一次コイル、及び前記共振コンデンサを備えた共振回路の共振点が一致するよう前記共振コンデンサの静電容量が設定され、
    前記アンテナコイルが受ける交流磁場の周波数における前記二次コイル、前記負荷、及び前記整合コンデンサの合成インピーダンスにおけるリアクタンス成分が最小となるよう前記整合コンデンサの静電容量が設定され、
    前記アンテナコイルより受電した電力を前記一次コイルと前記二次コイルによりインピーダンス変換を行い、前記負荷へ電力伝送を行うことを特徴とする受電コイル。
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