JP2013143062A - 連携システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】警報システムはスタンドアローン型の住警器10で構成する。住警器10に中継アダプタ15を接続し、中継アダプタ15に連携用の宅内通信装置18−2を接続する。住警器10で火災を検知した場合に送信した移報信号を、中継アダプタ15で移報パケットに変換し、機器管理システムの宅内通信装置18−2、18−1、広域通信装置20、携帯電話網22及びインターネット24を経由して異状監視サーバ30に送信し、利用者の携帯電話32から火災警報を出力させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、連携システムに於いて、
所定領域の異状を検知した場合に警報する警報器を設けた警報システムと、
所定領域に第1無線通信網を形成すると共に所定領域の外部に第1無線通信網に結合した第2無線通信網を形成する機器管理システムと、
警報器の信号を機器管理システムの第1無線通信網に結合する中継器と、
を設け、
警報器からの信号を中継器、第1無線通信網及び第2無線通信網を経由して伝送して処理することを特徴とする連携システム。
本発明は、連携システムに於いて、
住宅に設置した警報器で異状を検知した場合に異状警報を出力すると共に移報信号を外部に送信する警報システムと、
住宅に設置した機器に接続した宅内通信装置と他の宅内通信装置との間で所定の第1無線通信プロトコルに従って信号を送受信し、機器に接続した1の宅内通信装置と当該宅内通信装置に接続した広域通信装置との間で所定の有線通信プロトコルに従って信号を送受信し、更に当該広域通信装置と外部広域通信網上の機器管理サーバとの間で第2無線通信プロトコルに従って信号を送受信し、少なくとも機器からの信号を宅内通信装置及び広域通信装置を経由して機器管理サーバへ送信して処理する機器管理システムと、
警報器に接続し、当該警報器からの移報信号を受信した場合に所定の有線通信プロトコルに従った移報信号に変換して送信する中継器と、
中継器に接続し、当該中継器からの有線通信プロトコルに従った移報信号を受信した場合に第1無線通信プロトコルに従った移報信号に変換して送信する連携用宅内通信装置と、
を備え、
警報器で異状を検知した場合に送信した移報信号を、中継器、連携用宅内通信装置、機器を接続した宅内通信装置及び広域通信装置を経由して外部広域通信網上の異状監視サーバへ送信し、当該異状監視サーバでこれを処理し、当該処理結果を利用者端末へ送信して異状警報を出力させることを特徴とする。
本発明は、連携システムに於いて、
住宅に設置した警報器で異状を検知した場合に異状警報を出力すると共に移報信号を外部に送信する警報システムと、
住宅に設置した機器に接続した宅内通信装置と他の宅内通信装置との間で所定の第1無線通信プロトコルに従って信号を送受信し、前記機器に接続した1の宅内通信装置と当該宅内通信装置に接続した広域通信装置との間で所定の有線通信プロトコルに従って信号を送受信し、更に当該広域通信装置と外部広域通信網上の機器管理サーバとの間で第2無線通信プロトコルに従って信号を送受信し、少なくとも機器からの信号を宅内通信装置及び広域通信装置を経由して機器管理サーバへ送信して処理する機器管理システムと、
警報器に接続し、当該警報器からの移報信号を受信した場合に第1無線通信プロトコルに従った移報信号に変換して送信する中継器と、
を備え、
警報器で異状を検知した場合に送信した移報信号を、中継器、機器を接続した宅内通信装置及び広域通信装置を経由して外部広域通信網上の異状監視サーバへ送信し、当該異状監視サーバでこれを処理し、当該処理結果を利用者端末へ送信して異状警報を出力させることを特徴とする。
図1は住宅等に設置された警報システムと、機器管理システムの一例であるガスメータ自動検針を行うガス管理システムを連携した場合を例にとった、本発明による連携システムの概略構成を示した説明図であり、図2は図1の住宅に設置した警報システムとガス管理システムの機器を取り出して示した説明図である。まず構成を説明する。
図1において、警報システムはスタンドアローン型の住警器(住宅用火災警報器)10で構成する。住警器10は住宅12の居間に設置しているが、必要に応じて台所、子供部屋、主寝室のそれぞれの監視エリア(監視領域)に設置して、火災を監視してもよい。
図3は住警器と中継アダプタの概略構成を示したブロック図である。図3において、スタンドアローン型の住警器10は、警報制御部100、センサ部102、報知部104、操作部106及び移報送信部110を備え、図示しない電池電源により動作する。警報制御部100はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路またはワイヤードロジック回路等とする。
再び図1を参照するに、機器管理システムの一例であるガス管理システムは、ガスメータ14、宅内通信アダプタ18−1〜18−2、広域通信アダプタ20、携帯電話基地局20、携帯電話網22、インターネット24、アクセスポイント25、公衆無線LAN通信網26、ガス管理サーバ28を備える。なお、宅内通信アダプタ18は請求項の宅内通信装置に対応し、広域通信アダプタ20は請求項の広域通信装置に対応する。また、宅内通信アダプタ18−1,18−2をそれぞれ区別せず総称する場合は宅内通信アダプタ18という。
ガス管理システムは、宅内通信アダプタ18−1,18−2により、通信経路16aに示すように、住宅12内に第1無線通信網NW−1(図2参照)を形成する。また一方では住宅12の外部に、携帯電話基地局20を備えた携帯電話網22、アクセスポイント25を備えた公衆無線LAN通信網26、及びインターネット24により外部広域通信網NW−2(図1参照)を形成する。外部広域通信網NW−2に含まれる携帯電話網22と公衆無線LAN通信網26はそれぞれ第2無線通信網NW−21,NW−22を形成し、何れかを選択的に使用する。第1無線通信網NW−2と第2無線通信網NW−21,NW−22とは、通信経路16bに示すように、広域通信アダプタ20により結合する。
宅内通信アダプタ18は、図4に示すように、通信制御部300、アンテナ304を接続した第2無線通信部302、2回路のインタフェース回路部306を備える。通信制御部300はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路またはワイヤードロジック回路等とする。
(A ガスメータと広域通信アダプタを接続した宅内通信アダプタ18−1)
通信制御部300はインタフェース回路部306を介して広域通信アダプタ20から自分を宛先とするバス通信プロトコルに従った検針要求パケットの有効受信を検知した場合、これを別のインタフェース回路部306からガスメータ14へ送信させる制御を行う。
通信制御部300はインタフェース回路部306を介して中継アダプタ15から異状監視サーバ30を宛先とするバス通信プロトコルに従った移報パケット又は移報停止パケットの有効受信を検知した場合、これを第1無線通信プロトコルに従ったパケットに変換し、第1無線通信部302から送信させる制御を行う。
第1無線通信部302による第1無線通信プロトコルとしては例えばIEEE802.15.4gの標準規格への盛り込みが予定されているガススマートメータ向けの無線通信プロトコルを使用する。第1無線通信プロトコルの概要は次のようになる。
広域通信アダプタ20は、ガスメータ14を接続した宅内通信アダプタ18−1にバス信号線で接続している。
広域通信アダプタ20の第2無線通信部402は、第2無線通信プロトコルによる通信機能として、携帯電話通信プロトコルに従った携帯電話通信機能と、広域無線LAN通信プロトコルに従った公衆無線LAN通信機能をそれぞれ備える。そして広域通信アダプタ20を設置した際に、携帯電話網22のサービスエリアであれば携帯電話通信機能に切り替え、公衆無線LAN通信網26のサービスエリアであれば公衆無線LAN通信機能に切り替える。また両方のサービスエリアであれば、例えば利用料金や通信速度などを考慮していずれか一方に切り替える。
ガス管理サーバ28は例えばガス会社のデータセンタなどに設置し、図1に示すように、ガス検針処理部34の機能とデータベース36を備える。データベース36にはガスメータ14を一意に示すガスメータIDに対応して、契約者番号、氏名、住所などの利用者情報、ガス使用量、課金情報等を必要に応じ記憶している。
共同住宅用防災監視システムとガス管理システムを連携させるため、住警器10に中継アダプタ15を移報信号線11で接続し、更に中継アダプタ15に連携用の宅内通信アダプタ18−2をバス信号線35で接続する。またインターネット24に対し異状監視サーバ30を通信接続する。なお、中継アダプタ15は請求項の中継器に対応する。
中継アダプタ15は、図3に示すように、通信制御部200、移報受信部202、及びインタフェース回路部204を備え、電池電源(図示せず)で動作する。通信制御部200はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路またはワイヤードロジック回路等とする。
再び図1を参照するに、異状監視サーバ30は火災監視処理部38の機能とデータベース40を備える。データベース40には各住宅を特定する一意の住宅IDに対応して、居住者(利用者)の携帯電話番号、住警器10の設置場所を示す情報を含む利用者情報を必要に応じ記憶し、携帯電話32による火災警報の出力に利用可能とする。
次に本発明による連携システムの処理動作を説明する。なお、以下の処理動作の説明ではバス通信プロトコル、第1無線通信プロトコル及び第2無線通信プロトコルの変換はその説明を省略する。
図1及び図2において、住宅12の住警器10が火災を検知した場合、火災警報を出力すると共に、中継アダプタ15へ移報信号を送信する。中継アダプタ15は住警器10からの移報信号の受信を検知すると、宛先IDに異状監視サーバ30のアドレスをセットした移報パケットを生成し、連携用の宅内通信アダプタ18−2へ送信する。
火災発生住戸の利用者の保有する携帯電話32は、異状監視サーバ30から火災警報信号(火災警報情報)を受信した場合、火災警報音を出力すると共に、図6に示す警報画面54を表示する。警報画面54には例えば「居間の火災警報器が作動しました。確認してください。」といった警報メッセージを表示する。また画面上、警報メッセージの下には操作部位として確認釦56、119自動ダイヤル釦58、及び110自動ダイヤル釦60を表示し、画面上に透明なタッチパネルを配置していることから、これら必要な操作を行うことを可能とする。
図8は中継アダプタの他の実施形態の概略構成を住警器と共に示したブロック図である。
(電力管理システムとの連携)
本発明の連携システムはガス管理システムに代えて、或いはガス管理システムに加えて、電力(スマート)メータの自動検針を行う電力管理システムを利用するものであっても良い。この場合にはガス(スマート)メータ、ガス管理サーバに代えて、或いはこれらに加えてそれぞれ電力(スマート)メータ、電力管理サーバを設け、住警器は宅内通信アダプタを介して電力管理システムと通信を行うようにする。
また、上記の実施形態は火災を検知して警報する住警器を例にとるものであったが、ガス漏れ警報器、CO警報器、各種の防犯用警報器を配置した警報システムやそれら各種の警報器を混在させて配置した警報システムについても同様に適用できる。
また、住警器と中継アダプタとの通信、及び中継アダプタと連携用の宅内通信アダプタとの通信は、無線通信によっても、また有線と無線を適宜混在させるものであっても良い。
また、上記の実施形態は住宅に限らず、住警器を用いた警報システムとガス管理システム及び又は電力管理システムの両方を設置している家屋や場所であれば、適宜の家屋や場所に本発明の連携システムを適用することができる。
また異状監視サーバの設置場所や管理者は任意で、例えば異状監視サーバはガス会社又は電力会社に設置して管理しても良いし、ガス管理サーバ又は電力監視サーバに1つの機能として組み込んでも良い。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
NW−2:外部広域通信網
NW−21,NW−22:第2無線通信網
10:住警器
14:ガスメータ
15,150:中継アダプタ
18,18−1,18−2:宅内通信アダプタ
20:広域通信アダプタ
22:携帯電話網
24:インターネット
26:公衆無線LAN通信網
28:ガス管理サーバ
30:異状監視サーバ
32:携帯電話
34:ガス検針処理部
36,40:データベース
38:異状監視処理部
100:警報制御部
102:センサ部
104:報知部
106:操作部
110:移報送信部
208,302:第1無線通信部
204,306,406:インタフェース回路
200,300,400:通信制御部
202:移報受信部
402:第2無線通信部
Claims (6)
- 所定領域の異状を検知した場合に警報する警報器を設けた警報システムと、
前記所定領域に第1無線通信網を形成すると共に前記所定領域の外部に前記第1無線通信網に結合した第2無線通信網を形成する機器管理システムと、
前記警報器の信号を前記機器管理システムの第1無線通信網に結合する中継器と、
を設け、
前記警報器からの信号を前記中継器、第1無線通信網及び第2無線通信網を経由して伝送して処理することを特徴とする連携システム。
- 住宅に設置した警報器で異状を検知した場合に異状警報を出力すると共に移報信号を外部に送信する警報システムと、
前記住宅に設置した機器に接続した宅内通信装置と他の宅内通信装置との間で所定の第1無線通信プロトコルに従って信号を送受信し、前記機器に接続した1の宅内通信装置と当該宅内通信装置に接続した広域通信装置との間で所定の有線通信プロトコルに従って信号を送受信し、更に当該広域通信装置と外部広域通信網上の機器管理サーバとの間で第2無線通信プロトコルに従って信号を送受信し、少なくとも前記機器からの信号を前記宅内通信装置及び前記広域通信装置を経由して前記機器管理サーバへ送信して処理する機器管理システムと、
前記警報器に接続し、当該警報器から移報信号を受信した場合に所定の有線通信プロトコルに従った移報信号に変換して送信する中継器と、
前記中継器に接続し、当該中継器からの前記有線通信プロトコルに従った移報信号を受信した場合に、前記第1無線通信プロトコルに従った移報信号に変換して送信する連携用宅内通信装置と、
を備え、
前記警報器で異状を検知した場合に送信した移報信号を、前記中継器、前記連携用宅内通信装置、前記機器を接続した宅内通信装置及び前記広域通信装置を経由して前記外部広域通信網上の異状監視サーバに送信し、当該異状監視サーバでこれを処理し、当該処理結果を利用者端末へ送信して異状警報を出力させることを特徴とする連携システム。
- 住宅に設置した警報器で異状を検知した場合に異状警報を出力すると共に移報信号を外部に送信する警報システムと、
前記住宅に設置した機器に接続した宅内通信装置と他の宅内通信装置との間で所定の第1無線通信プロトコルに従って信号を送受信し、前記機器に接続した1の宅内通信装置と当該宅内通信装置に接続した広域通信装置との間で所定の有線通信プロトコルに従って信号を送受信し、更に当該広域通信装置と外部広域通信網上の機器管理サーバとの間で第2無線通信プロトコルに従って信号を送受信し、少なくとも前記機器からの信号を前記宅内通信装置及び前記広域通信装置を経由して前記機器管理サーバへ送信して処理する機器管理システムと、
前記警報器に接続し、当該警報器から移報信号を受信した場合に前記第1無線通信プロトコルに従った移報信号に変換して送信する中継器と、
を備え、
前記警報器で異状を検知した場合に送信した移報信号を、前記中継器、前記機器を接続した宅内通信装置及び前記広域通信装置を経由して前記外部広域通信網上の異状監視サーバに送信し、当該異状監視サーバでこれを処理し、当該処理結果を利用者端末へ送信して異状警報を出力させることを特徴とする連携システム。
- 請求項2又は3記載の連携システムに於いて、前記警報システムは、前記住宅に設置したガスメータの自動検針を行うガス管理システムと連携することを特徴とする連携システム。
- 請求項2又は3記載の連携システムに於いて、前記警報システムは、前記住宅に設置した電力メータの自動検針を行う電力管理システムと連携することを特徴とする連携システム。
- 請求項2又は3記載の連携システムに於いて、前記警報システムは、前記住宅に設置したガスメータの自動検針を行うガス管理システム及び前記住宅に設置した電力メータの自動検針を行う電力管理システムの双方と連携することを特徴とする連携システム。
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