JP2013138071A - コイルユニット及び、非接触給電装置 - Google Patents

コイルユニット及び、非接触給電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013138071A
JP2013138071A JP2011287680A JP2011287680A JP2013138071A JP 2013138071 A JP2013138071 A JP 2013138071A JP 2011287680 A JP2011287680 A JP 2011287680A JP 2011287680 A JP2011287680 A JP 2011287680A JP 2013138071 A JP2013138071 A JP 2013138071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
terminal
connection member
connector
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011287680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5904786B2 (ja
Inventor
Takahiro Nakahara
貴弘 中原
曜 ▲柳▼田
Akira Yanagida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2011287680A priority Critical patent/JP5904786B2/ja
Publication of JP2013138071A publication Critical patent/JP2013138071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5904786B2 publication Critical patent/JP5904786B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

【課題】本発明の目的は、電力の伝送効率を低下させることなく、ケース外部からの機械的ストレスを吸収し、ケース内部に設けられたコイルが破壊されることを防止できるコイルユニット、及び非接触給電装置を提供することにある。
【解決手段】コイルユニット1は、ケース2と、該ケースの内部に設けられるコイル3と、を備えた。ケースには、外部の機器に接続されるコネクタ5が設けられ、コイルの端末に一端が連結される接続部材6と、コネクタに接続されるとともに接続部材の他端に接続される接続端子7と、を備え、接続部材及び接続端子は、それぞれコイルと同程度か、該コイルよりも小さい電気抵抗を有するとともに、それぞれコイルよりも小さい弾性率を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケースと、該ケースの内部に設けられるコイルと、を備えたコイルユニット及び、非接触給電装置に関するものである。
上述したコイルユニットとして、例えば図15に示すものが知られている。このコイルユニット101は、自動車に搭載される有底筒状のケース102と、該ケース102内に収容されるループ状の受電側コイル103と、該受電側コイル103に接続されるとともに受電側コイル103からの電力を負荷に出力するコネクタ105と、を備えている。
ケース102は、円板状の底板121と、該底板の周縁から立設された周板122と、を備えている。このケース102は、導電性の金属板から構成され、電力の伝送効率確保及び、漏洩電磁界低減を図ったシールドケースである。ケース102内には、受電側コイル103が該底板121の表面と対向するように収容されるとともに、受電側コイル103は底板121に保持部材を介して配置される。
コネクタ105は、ケース102に取り付けられているとともに、負荷に接続された同軸ケーブル(図示しない)と受電側コイル103を延ばした延在部103Aとを接続している。このコネクタ105には、ケース102の周板122に形成された貫通孔(図示しない)内に挿通され、同軸ケーブルの芯線と延在部103Aとを接続するコネクタ端子151と、受電側コイル103を延ばした延在部103Bに接続されるL字状のGND端子153と、が設けられている。このGND端子153は、周板122の内側に重ねられ、ケース102に電気的に接続されている。
上述した従来のコイルユニット101は、受電側コイル103の延在部103Aとコネクタ端子151とがボルト固定され、受電側コイル103の延在部103BとGND端子153とがボルト固定され、受電側コイル103はコネクタ105を介してケース102に固定されていた。
しかしながら、上述した従来のコイルユニット101においては、受電側コイル103の延在部103Aがコネクタ105に固定され、コネクタ105はケース102に固定されているので、ケース102に自動車の走行中の振動や衝撃などの機械的ストレスが加わり、周板122と底板121とが相対的に変位することにより、延在部103A、103Bに過大なストレスが作用し、受電コイル103が破損してしまう虞れがあるという問題があった。また、地面に載置するタイプのコイルユニット101であっても、設置時の衝撃により自動車搭載時と同様に破損してしまう虞れがあるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、電力の伝送効率を低下させることなく、ケース外部からの機械的ストレスを吸収し、ケース内部に設けられたコイルの損傷を防止できるコイルユニット、及び非接触給電装置を提供することにある。
上述した課題を解決するための請求項1記載の本発明は、ケースと、該ケースの内部に設けられるコイルと、を備えたコイルユニットであって、前記ケースには、外部の機器に接続されるコネクタが設けられ、前記コイルの端末に一端が連結される接続部材と、前記コネクタに接続されるとともに前記接続部材の他端に接続される接続端子と、を備え、前記接続部材及び前記接続端子は、それぞれ前記コイルと同程度か、該コイルよりも小さい電気抵抗を有するとともに、それぞれ前記コイルよりも小さい弾性率を有していることを特徴とするコイルユニットである。
上記構成によれば、接続部材及び接続端子の電気抵抗が、コイルと同程度か又はコイルよりも小さいことで電流が流れやすくなり、電力の伝送効率を低下させない。接続部材及び接続端子がコイルよりも小さい弾性率を有していることで、ケースとコイルとに生じる相対変位や振動を接続部材及び接続端子で吸収できる。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のコイルユニットにおいて、前記コネクタに設けられるコネクタ端子と前記接続部材とが互いの端面同士を接触させた状態で接続され、前記接続端子は帯板状に形成され、前記端面同士を跨ぐとともに前記コネクタ端子及び前記接続部材の表面に沿って固定されていることを特徴とする。
上記構成によれば、外力や振動が加わらない状態ではコネクタ端子と接続部材とが互いの端面同士の接触によって電気的に接続される。一方、外力や振動が加わった場合に、端面同士が非接触となっても、接続端子を介して電気的接続が維持できる。
請求項3記載の本発明は、請求項1記載のコイルユニットにおいて、前記コネクタに設けられるコネクタ端子及び前記接続部材のうち一方の端面と、他方の表面とが互いに接触された状態で前記コネクタ端子及び前記接続部材が互いに接続され、前記接続端子はL字状に形成され、前記コネクタ端子及び前記接続部材の表面に沿って固定されていることを特徴とする。
上記構成によれば、外力や振動が加わらない状態ではコネクタ端子及び接続部材のうち一方の端面と、他方の表面とが互いに接触によって電気的に接続される。一方、外力や振動が加わった場合に、一方の端面と、他方の表面とが非接触となっても、接続端子を介して電気的接続が維持できる。
請求項4記載の本発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項記載のコイルユニットにおいて、前記接続部材は、複数の導電線を編んだ平編組、複数の電線を並べたフラットケーブル、複数の導箔を重ねた導箔体、のいずれかで構成されることを特徴とする。
上記構成によれば、接続部材が、複数の導電線を編んだ平編組、複数の電線を並べたフラットケーブル、複数の導箔を重ねた導箔体、のいずれかで構成されるから、簡単な構成で接続部材を実現できる。
請求項5記載の本発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項記載のコイルユニットにおいて、前記接続部材は、中間部に可撓部を有する管状体又は棒状体、複数のリンクを互いに回動自在に連結したリンク体、のいずれかで構成されることを特徴とする。
上記構成によれば、接続部材が、中間部に可撓部を有する管状体又は棒状体、複数のリンクを互いに回動自在に連結したリンク体、のいずれかで構成されるから、簡単な構成で接続部材を実現できる。
請求項6記載の本発明は、請求項1乃至請求項5のうちいずれか一項記載のコイルユニットを備えたことを特徴とする非接触給電装置である。
上記構成によれば、接続部材及び接続端子の電気抵抗が、コイルと同程度か又はコイルよりも小さいことで電流が流れやすくなり、電力の伝送効率を低下させない。接続部材及び接続端子がコイルよりも小さい弾性率を有していることで、ケースとコイルとに生じる相対変位や振動を接続部材及び接続端子で吸収できる。
本発明によれば、接続部材及び接続端子の電気抵抗が、コイルと同程度か又はコイルよりも小さいことで電流が流れやすくなり、電力の伝送効率を低下させることなく、接続部材及び接続端子がコイルよりも小さい弾性率を有していることで、ケースとコイルとに生じる相対変位や振動を接続部材及び接続端子で吸収できるので、ケース外部からの機械的ストレスを吸収し、ケース内部に設けられたコイルの損傷を防止できる。
本発明にかかるコイルユニットの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示すコイルユニットを採用した非接触給電装置を示す概念図である。 図1中のI−I線に沿う断面図である。 図1に示すコイルユニットの平面図である。 図1に示すコネクタユニットを構成する接続部材及びコネクタ端子が接続端子を介して接続された状態を示す斜視図である。 (A)は、図5に示された接続端子が変形していない自然状態を示す平面図であり、(B)は、接続端子が変形した状態を示す平面図である。 図1に示すコネクタユニットを構成する接続部材及びGND端子が接続端子を介して接続された状態を示す斜視図である。 (A)は、図7に示された接続端子が変形していない自然状態を示す平面図であり、(B)は、接続端子が変形した状態を示す平面図である。 図1に示されたコイルユニットを構成する接続部材の変形例を示す斜視図である。 図9に示された接続部材の他の変形例を示す斜視図である。 図10に示された接続部材のさらに他の変形例を示す斜視図である。 図11に示された接続部材のさらに他の変形例を示す斜視図である。 (A)(B)は、図12に示された接続部材のさらに他の変形例を示す斜視図である。 (A)は、図13に示された接続部材のさらに他の変形例を示す斜視図であり、(B)は、(A)の断面図である。 従来のコイルユニットを示す斜視図である。
以下、本発明の非接触給電装置10を構成するコイルユニット1を図1〜図8に基づいて説明する。図1、図2に示すように、コイルユニット1は、自動車11Aの腹部に搭載される有底筒状のケース2と、該ケース2内に収容されるループ状の受電側コイル3と、該受電側コイル3に対してその中心軸方向(矢印Z方向)に対向するように離間して配置され、受電側コイル3に電磁結合される受電側共鳴コイル4と、外部の機器としての負荷に接続されるとともにケース2に取り付けられるコネクタ5と、受信側コイルの端末に連結される長尺状の接続部材6と、該接続部材6とコネクタ5とを接続する接続端子7と、を備えている。
上記非接触給電装置10は、自動車11Aの負荷に、道路11B上に設けられた給電部12から非接触で電力を供給するための装置である。詳しく説明すると、給電部12は、受電側コイル3に対してその中心軸方向(矢印Z方向)に対向するように離間して配置されると電磁共鳴する給電側コイル13と、この給電側コイル13に対してその中心軸方向(矢印Z方向)に対向するように配置され、給電側コイル13に電磁結合された給電側共鳴コイル14と、を備えている。この給電側コイル13に交流電流が供給されると、その電力が電磁誘導により給電側共鳴コイル14に送られる。即ち、給電側共鳴コイル14には、給電側コイル13を介して電力が供給される。給電側共鳴コイル14に電力が送られると、その電力が磁界の共鳴によって受電側共鳴コイル4にワイヤレスで送られる。さらに、受電側共鳴コイル4に電力が送られると、その電力が電磁誘導によって受電側コイル3に送られ、この受電側コイル3に接続された負荷に供給される。
ケース2は、図1に示すように、円板状の底板21と、該底板21の周縁から立設された周板22と、を備えている。このケース2は、軽量化の観点から電磁シールド性能を確保できる最低限の厚さを持つ導電性の金属板から構成され、電力の伝送効率確保及び、漏洩電磁界低減を図ったシールドケースである。ケース2内には、絶縁性の合成樹脂から構成されたボビン23が設けられ、受電側コイル3がボビン23を介して底板21の表面と対向するように収容されている。この周板22には内側にコネクタ5を挿通させる挿通孔2a(図3などに示す)が形成されている。
受電側コイル3は、自動車に搭載したバッテリへの充電電力(例えば3kw)の非接触電力伝送の際に低抵抗(例えば100mΩ以下)を確保できる帯板状の導電部材を円形のループ状に巻いて構成されていて、その中心軸方向(矢印Z方向)が自動車11Aの腹部分から道路11Bに向かう方向、即ち鉛直方向(矢印Z方向)に沿って配置されている。また、受電側コイル3はその表面が、底板21の表面と対向している。なお、本実施形態では、受電側コイル3は、円形のループ状に巻いて構成されているが、本発明はこれに限ったものではなく、受電側コイル3は、導電部材をヘリカル状、又はスパイラル状に巻いて構成されていてもよい。また、受電側コイル3は、特許請求の範囲に記載された「コイル」に相当する。
コネクタ5は、図3に示すように、同軸ケーブル9の芯線91に接続される板状のコネクタ端子51と、該コネクタ端子51の長手方向、即ち、鉛直方向Zに対して直交する水平方向(矢印Y方向)の中間部を覆う円柱状の絶縁部52と、該絶縁部52の長手方向(矢印Y方向)の端部に設けられた板状のGND端子53と、を備えている。コネクタ端子51及び絶縁部52と、GND端子53とは、別部材で構成されている。このコネクタ端子51には、先端部に内側にボルト8が挿通される挿通孔5aが形成されている。このGND端子53は、中央部に貫通孔5bが形成され、この貫通孔5b内にコネクタ端子51を挿通させ、周板22の内面に対向するように設けられる。図4に示すように、周板22とGND端子53との間には接続端子7の第2接続端子72(後述する)が設けられ、ケース2とGND端子53とは、第2接続端子72を介して電気的に接続される。コネクタ端子51及びGND端子52はそれぞれ、特許請求の範囲に記載された「コネクタ端子」に相当する。なお、本実施形態では、コネクタ5は、同軸ケーブル9に接続されるコネクタ端子51とGND端子53とを備えているが、本発明はこれに限ったものではなく、一対の端子部(図示しない)を備え、該一対の端子部の各々に接続される2本の電線が設けられ、一対の端子部のうち一方が、受電側コイル3及び電線の一方を接続し、他方が、受電側コイル3の他端及び電線の他方を接続しても良い。
接続部材6、6Aは、図5に示すように、金属で構成された導電線が編まれて帯板状に形成された平編組で構成され、前述した受電側コイル3よりも小さい弾性率を有しているとともに、受電側コイル3よりも小さい電気抵抗を有している。この接続部材6Aは2つ設けられ、一方が受電側コイル3の一端末及びコネクタ端子51に接続され、他方が受電側コイル3の他端末及びGND端子53に接続される。また、接続部材6Aには、内側にボルト8が挿通される挿通孔(図示しない)が、当該接続部材6Aの長手方向の両端部それぞれに形成されている。接続部材6A、即ち平編組は、アルミニウム、鉄、銅、銀、その他合金等の少なくとも一つで構成されている。
接続端子7は、前述した受電側コイル3よりも小さい弾性率を有しているとともに、受電側コイル3よりも小さい電気抵抗を有した導電性の金属板で構成されている。また、接続端子7には、内側にボルト8が挿通される挿通孔(図示しない)が、当該接続端子7の長手方向の両端部それぞれに形成されている。この接続端子7は2つ設けられ、一方(以下では、第1接続端子と記し、符号71を付す。)は、図5に示すように、帯板状に形成され、コネクタ端子51と接続部材6Aとの互いの端面同士が接触されこの端面同士を跨いだ状態で、第1接続端子71における一端がコネクタ端子51にボルト固定され、他端が接続部材6Aにボルト固定される。他方(以下では、第2接続端子72と記し、符号72を付す。)は、図7に示すように、帯板状の金属板がL字状に形成され、GND端子53の表面と接続部材6Aの端面とが接触され、この状態で、第2接続端子72における一端が接続部材6Aにボルト固定され、他端がGND端子53にビス81を用いて固定される。または、GND端子53の端面と接続部材6Aの表面とが接触された状態で固定されていても良い。
このような、接続端子7は、振動や衝撃がかからない自然状態では、接続部材6Aやボルト8の自重で撓むことがない程度の硬さ(剛性)を有している。また、接続端子7は、ケース2の剛性よりも小さい剛性を有している。このため、ケース2が破壊されてしまうほどの衝撃が加わった場合は、接続端子7が破壊されてしまっても構わない。接続端子7が破壊されることで、受電側コイル3及びコネクタ5に衝撃が伝わるのを防止でき、受電側コイル3及びコネクタ5が破壊されるのを防止できる。
また、接続端子7は、該接続端子7に振動や衝撃が加わった場合、撓むことで振動を吸収し、振動が止んだ場合に、自然状態に戻る弾性率(ばね性)を有している。接続端子7が、どの程度のばね性を有するかについては、例えば、車両に実装される電子部品の耐振動性試験の条件を目安とし、振動が止んだときに振動が加わる前の自然状態に戻れるだけのばね性を有するように規定する。
続いて、上述したコイルユニット1の組立方法について説明する。まず、予め、同軸ケーブル9の芯線91をコネクタ端子51に接続させておく。ケース2を底板21が水平方向(矢印Y方向)に沿うように配置し、この底板21上にボビン23を介して受電側コイル3を配置する。GND端子53を周板22の内面に近付け、これらの挿通孔2a、5b内にコネクタ端子51を挿通させ、GND端子53と周板22との間に第2接続端子72の一端部を挟んだ状態で、周板22、第2接続端子72及びGND端子53をビス81を用いて固定する。こうして、ケース2及びGND端子53が、第2接続端子72を介して電気的に接続される。GND端子53の表面と接続部材6Aの端面とを接触させ、この状態で、第2接続端子72及び接続部材6Aをボルト固定する。この際、接続部材6Aは、その一端部が底板21の表面と対向し、即ち、水平方向(矢印Y方向)に沿って設けられ、他端部が、底板21の表面に直交する方向に沿って設けられているので、中間部が捩れられている。
次に、コネクタ端子51と接続部材6Aとの端面同士を接触させ、第1接続端子71を、コネクタ端子51及び接続部材6Aにおける底板21側に重ね、コネクタ端子51及び第1接続端子71、接続部材6A及び第1接続端子71をそれぞれボルト固定する。最後に、受電側コイル3に対してその中心軸方向(矢印Z方向)に対向するように離間して受電側共鳴コイル4を配置する。こうして、コイルユニット1を組み立てる。
次に、本発明の作用・効果について説明する。第1接続端子71は、図6(A)に示すように、外力や振動が加わらない状態では、変形しない自然状態である。即ち、第1接続端子71は、コネクタ端子51と接続部材6Aの自重によって変形しない自然状態を維持できる。この状態では、コネクタ端子51と接続部材6Aとが互いの端面同士の接触によって電気的に接続される。
この第1接続端子71に外力や振動が加わると、図6(B)に示すように、第1接続端子71は、その中間部が曲がるように変形し、コネクタ端子51及び接続部材6Aの互いの端面同士が離間し非接触となっても、第1接続端子71を介して電気的接続が維持できる。第2接続端子72についても、図8(A)、(B)に示すように、第1接続端子71と同様の作用・効果を得ることができる。
上述した実施形態によれば、接続部材6及び接続端子7の電気抵抗が、受電側コイル3と同程度か又は受電側コイル3よりも小さいことで電流が流れやすくなり、給電効率を阻害しないので、電力の伝送効率を低下させることなく、接続部材6及び接続端子7が受電側コイル3よりも小さい弾性率を有しているとともに、ケース2とコイルとに生じる相対変位や振動を接続部材6及び接続端子7で吸収できるので、ケース2外部からの機械的ストレスを吸収し、ケース2内部に設けられた受電側コイル3の損傷を防止できる。そして、壊れ難いコイルユニット1、非接触給電装置10を提供できるので、自動車11Aに設置後のメンテナンス頻度を減らし、ユーザの負担を軽くすることができる。また、接続部材6は、受電側コイル3よりも小さい弾性率を有している、即ち、接続部材6は柔軟性を有しているので、コイルユニット1の組み立て作業を容易にできる。
なお、上述した実施形態では、接続部材6Aには、内側にボルト8が挿通される挿通孔が、当該接続部材6Aの長手方向の両端部それぞれに形成されているが、本発明はこれに限ったものではなく、図9に示すように、接続部材6Aには、挿通孔の代わりに、取付部61が設けられていても良い。取付部61は、その表面上に接続部材6Aの端部が載置される矩形状の底板62と、該底板62から延在した底板62の長手方向よりも小さい延在板63と、底板62の長手方向の両端部から立設された一対のかしめ片64と、を備え、延在部63には内側にボルト8が挿通される挿通孔6bが形成され、一対のかしめ片64が接続部材6Aをかしめることにより、取付部61を接続部材6Aに取り付けても良い。なお、図9ないし図14において、前述した実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
また、接続部材6、6Bとして、図10に示すように、銅または銅合金、アルミニウムなどの導電性を有する金属からなる箔状の複数の導箔を重ねた導箔体が用いられても良く、その場合には、その長手方向の両端部にそれぞれ、取付部61が設けられていても良い。また、接続部材6、6Cとして、図11に示すように、複数の電線65を並べたフラットケーブルが用いられても良く、その場合には、その長手方向の両端部にそれぞれ、圧接型コネクタ66が設けられていても良い。この電線65は、その1つの芯線を1本の導線、即ち単線で構成してもよく、1つの芯線を撚り線で構成しても良い。
また、接続部材6、6Dとして、図12に示すように、筒状に形成された本体部67と、該本体部67の中間部に設けられた蛇腹状の可撓部68と、を有する管状体が用いられても良く、その場合には、その長手方向の両端部にそれぞれ、取付部61が設けられていても良い。または、接続部材6Dとして、棒状に形成された本体部(図示しない)と、本体部の中間部に設けられたコイルばねと、を有する棒状体が用いられても良い。
また、図13(A)に示すように、接続部材6、6Eは、帯板状に形成された2つの第1部材69Aと、2つの第1部材69Aの間に設けられた、1つの帯板状の第2部材69Bと、を備えたリンク体であっても良い。各第1部材69Aは、帯板状の本体部70と、該本体部70の長手方向の一端に設けられた取付片71と、を有し、本体部70の他端部は第2部材69Bに重ねられた状態で、これら本体部70及び第2部材69Bにピン82が挿通され、各第1部材69Aは第2部材69Bに対して水平方向に可動自在に連結されていても良い。また、第2部材69Bは2つ以上設けられていても良い。また、図13(B)に示すように、2つの第1部材69Aのうち一方の表面と、他方の表面とが、互いに交差(直交)する方向に配されるように、第2部材69Bが捩じられていても良い。
また、図14(A)、(B)に示すように、接続部材6、6Fは、例えば、3つの円筒部材72と、円筒部材72の長手方向の一端に設けられたリンク73と、他端に設けられたリンク受け部74と、を備え、互いに隣り合うリンク73とリンク受け部74とが互いに回動自在に連結されたリンク体であっても良い。接続部材6Fは、その長手方向の両端部にそれぞれ、取付部61が設けられていても良い。
また、上述した接続部材6は、耐放電性や耐環境性の確保のために、絶縁材で覆われていても良い。
また、ケース2内には、1つの受電側コイル3及び1つの受電側共鳴コイル4が設けられていたが、本発明はこれに限ったものではなく、ケース2内に、2以上の受電側コイル3及び2以上の受電側共鳴コイル4が設けられていても良い。
上述した実施形態では、コイルユニット1は、自動車11Aの腹部に搭載されていたが、本発明はこれに限ったものではなく、コイルユニット1は、道路11B上に設けられた給電部12に用いられても良い。
上述した実施形態では、共鳴式の非接触給電装置10が用いられていたが、本発明はこれに限ったものではなく、非接触の給電方式は電磁誘導式であってもよい。また、コイルユニット1は、非接触給電に限らず、単体で各種の装置に適用しても良い。
また、上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 コイルユニット
2 ケース
3 受電側コイル(コイル)
5 コネクタ
51 コネクタ端子
53 GND端子(コネクタ端子)
6、6A〜6F 接続部材
7 接続端子

Claims (6)

  1. ケースと、該ケースの内部に設けられるコイルと、を備えたコイルユニットであって、前記ケースには、外部の機器に接続されるコネクタが設けられ、
    前記コイルの端末に一端が連結される接続部材と、前記コネクタに接続されるとともに前記接続部材の他端に接続される接続端子と、を備え、
    前記接続部材及び前記接続端子は、それぞれ前記コイルと同程度か、該コイルよりも小さい電気抵抗を有するとともに、それぞれ前記コイルよりも小さい弾性率を有していることを特徴とするコイルユニット。
  2. 前記コネクタに設けられるコネクタ端子と前記接続部材とが互いの端面同士を接触させた状態で接続され、
    前記接続端子は帯板状に形成され、前記端面同士を跨ぐとともに前記コネクタ端子及び前記接続部材の表面に沿って固定されていることを特徴とする請求項1記載のコイルユニット。
  3. 前記コネクタに設けられるコネクタ端子及び前記接続部材のうち一方の端面と、他方の表面とが互いに接触された状態で前記コネクタ端子及び前記接続部材が互いに接続され、
    前記接続端子はL字状に形成され、前記コネクタ端子及び前記接続部材の表面に沿って固定されていることを特徴とする請求項1記載のコイルユニット。
  4. 前記接続部材は、複数の導電線を編んだ平編組、複数の電線を並べたフラットケーブル、複数の導箔を重ねた導箔体、のいずれかで構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項記載のコイルユニット。
  5. 前記接続部材は、中間部に可撓部を有する管状体又は棒状体、複数のリンクを互いに回動自在に連結したリンク体、のいずれかで構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項記載のコイルユニット。
  6. 請求項1乃至請求項5のうちいずれか一項記載のコイルユニットを備えたことを特徴とする非接触給電装置。
JP2011287680A 2011-12-28 2011-12-28 コイルユニット及び、非接触給電装置 Active JP5904786B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011287680A JP5904786B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 コイルユニット及び、非接触給電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011287680A JP5904786B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 コイルユニット及び、非接触給電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013138071A true JP2013138071A (ja) 2013-07-11
JP5904786B2 JP5904786B2 (ja) 2016-04-20

Family

ID=48913563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011287680A Active JP5904786B2 (ja) 2011-12-28 2011-12-28 コイルユニット及び、非接触給電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5904786B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016010175A (ja) * 2014-06-20 2016-01-18 矢崎総業株式会社 非接触給電装置におけるコイルユニット及びコイルユニットにおける電線のアース接続方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519287A (ja) * 1974-07-11 1976-01-24 Hitachi Cable Purehabubosensochi
JPS5998503U (ja) * 1982-12-22 1984-07-04 株式会社日立製作所 電気機器用通電接続導体
JPS63145310U (ja) * 1987-03-17 1988-09-26
JPH02140818U (ja) * 1989-04-27 1990-11-26
JP2001332370A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Yazaki Corp コネクタ端子検査器
JP2008041331A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Sumiden Asahi Industries Ltd 車両用フレキシブルバスバ
JP2010070048A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Toyota Motor Corp 非接触受電装置、非接触送電装置、非接触給電システムおよび電動車両

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519287A (ja) * 1974-07-11 1976-01-24 Hitachi Cable Purehabubosensochi
JPS5998503U (ja) * 1982-12-22 1984-07-04 株式会社日立製作所 電気機器用通電接続導体
JPS63145310U (ja) * 1987-03-17 1988-09-26
JPH02140818U (ja) * 1989-04-27 1990-11-26
JP2001332370A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Yazaki Corp コネクタ端子検査器
JP2008041331A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Sumiden Asahi Industries Ltd 車両用フレキシブルバスバ
JP2010070048A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Toyota Motor Corp 非接触受電装置、非接触送電装置、非接触給電システムおよび電動車両

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016010175A (ja) * 2014-06-20 2016-01-18 矢崎総業株式会社 非接触給電装置におけるコイルユニット及びコイルユニットにおける電線のアース接続方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5904786B2 (ja) 2016-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100592576C (zh) 连接器固定结构
JP6135585B2 (ja) 配線部材
CN108140478B (zh) 线圈装置
JP6221411B2 (ja) ワイヤレス電力伝送用コイルユニット
CN104838546A (zh) 连接装置
JP2006033798A (ja) アンテナ装置及び携帯無線端末
CN107925229B (zh) 筒状导电性编织物及带电磁屏蔽件的配线模组
US7671506B2 (en) Brush apparatus
JP2009038507A5 (ja)
US10637197B2 (en) Connector and wire harness
CN102388515A (zh) Usb电缆及制造usb电缆的方法
CN109152316B (zh) 噪声滤波器和降噪单元
JP6370558B2 (ja) コイルユニット及びそれを有する給電システム
CN104242480A (zh) 电磁波泄露防护设备
EP2738775A1 (en) High-voltage conduction path and wiring harness
EP2741386B1 (en) Wire harness
JP5904786B2 (ja) コイルユニット及び、非接触給電装置
JP7239274B2 (ja) 電力伝送通信ユニット
JP4820573B2 (ja) シールド導電路
CN102856119A (zh) 一种小型大电流pcb汽车继电器
JP2015204527A (ja) ノイズフィルタ、及びそれを備えたワイヤハーネス組立体
WO2018010746A1 (en) Electricity meter
CN111193325A (zh) 电容器单元
KR101751121B1 (ko) 도전성 플레이트 및 이를 구비하는 휴대 단말기
JP2020004525A (ja) シャントワイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5904786

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250