JP2013133019A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】高電圧用バッテリの冷却のためにコスト高や居住性の低下を招くことなく、高電圧用バッテリを効果的に冷却できる低コストかつ低燃費のハイブリッド車両を提供する。
【解決手段】エンジン21と、エンジン21に連結された発電機23と、エンジン21よりも高出力の走行駆動が可能なモータ25と、発電機23およびモータ25の間で電力を授受する高電圧用バッテリ27と、を備え、エンジン21からの動力によって発電機23に発電させた電力を基にモータ25を作動させるシリーズ方式の走行駆動が可能なハイブリッド車両であって、高電圧用バッテリ27が、エンジン21およびモータ25よりも車両前方側に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両に関し、特にバッテリの冷却促進を図ったシリーズ方式の走行駆動が可能なハイブリッド車両に関する。
近時、走行駆動源に内燃機関と電動機(発電機を含む)を併有することで、アイドル運転時間の短縮やエネルギ回生に加えて内燃機関の小型化を可能にして、大幅な燃費低減を実現したハイブリッド車両が普及してきた。また、電動機出力が内燃機関より大きくなるシリーズハイブリッド車両等においては、内燃機関の一層の小型化が可能になっている。このような車両では、車両を走行駆動可能な高出力の電動機を高電圧用バッテリからの電力を基に作動させるので、補機用バッテリに比べて充放電エネルギ量が多く発熱が多くならざるを得ない高電圧用バッテリ(以下、単にバッテリという)を効果的に冷却して、そのバッテリの所要の充放電効率を維持する必要がある。
そこで、従来、例えばバッテリケースに冷却空気を導入する吸気用ブロワと、そのケース内を循環した空気を排気するダクトとを用いて高電圧用バッテリを冷却するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、バッテリを冷却した冷却風が排気ダクトを通ってエアコン(空気調和装置)に導かれ、エアコンで冷却された後の空気が車室内に戻るようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−166728号公報 特開2008−260405号公報
しかしながら、上述のような従来の高電圧用バッテリの冷却系を搭載したハイブリッド車両にあっては、その冷却装置や冷却構造を設けるためにコスト高になるという問題があった。
また、バッテリを車室内のシートの下方やコンソールボックス内に配置していたため、バッテリ冷却系の空気流や冷却ファンの駆動音を車室内から遮断する必要があり、車室内が狭くなって車両の居住性が低下しまうという問題もあった。
そこで、本発明は、高電圧用バッテリの冷却装置のためにコスト高や居住性の低下を招くことなく、高電圧用バッテリを効果的に冷却することができる低コストかつ低燃費のハイブリッド車両を提供するものである。
本発明に係るハイブリッド車両は、上記目的達成のため、(1)エンジンと、前記エンジンに連結された発電機と、前記エンジンよりも高出力の走行駆動が可能な電動機と、前記発電機および前記電動機の間で電力を授受するバッテリと、を備え、前記エンジンからの動力によって前記発電機に発電させた電力を基に前記電動機を作動させるシリーズ方式の走行駆動が可能なハイブリッド車両であって、前記バッテリが、前記エンジンおよび前記電動機よりも車両前方側に配置されていることを特徴とする。
この発明では、走行駆動用の電動機に電力を供給可能な高電圧用バッテリが、駆動出力時に発熱するエンジンおよび電動機よりも車両前方側に配置されているので、バッテリを車両前方からの走行風等によって効果的に冷却できる。しかも、特別なバッテリ冷却装置やバッテリ冷却構造を必要とせず、車室内にバッテリを配置する必要もないので、高電圧用バッテリの冷却のためにコスト高や居住性の低下を招くことなく、高電圧用バッテリを効果的に冷却することができる。
本発明のハイブリッド車両は、望ましくは、(2)前記バッテリが、前記エンジンおよび前記電動機を収納するエンジン収納空間内に配置されているものである。この場合、高出力の電動機を搭載することでエンジンの小型化が可能となっていることから、エンジンの冷却系に用いる冷却風をバッテリの冷却にも利用してバッテリを効果的に冷却できる。しかも、車室内から遮断されたバッテリ冷却構造を採るためにコスト高を招くといったことがなく、コストを低減できる。
本発明のハイブリッド車両においては、(3)前記バッテリが、前記エンジンの冷却水を冷却するラジエータに対して、車両上下方向または車両左右方向で異なる位置に配置されていることが好ましい。この場合、高出力の電動機の搭載によりエンジンが小型化されることで、ラジエータが小型化されることになるので、バッテリをラジエータに対し車両の上下左右のいずれかに配置することで、ラジエータを冷却する冷却風がバッテリ冷却のために加熱されてしまうことを有効に抑制しつつ、バッテリを効果的に冷却できることになる。
上記(3)の構成を有する場合、(4)前記バッテリが、前記ラジエータに対して車両上方側に配置されているのが好ましい。この場合、バッテリを車両左右方向に横長に配置可能となり、高出力電動機による長時間走行を可能ならしめる大容量のバッテリを搭載可能となる。
本発明のハイブリッド車両においては、(5)前記発電機が、前記エンジンに対して車両左右方向のいずれか一方側に配置されていることが好ましい。これにより、エンジンを横置きする場合にエンジンに直結できるとともに、走行風等を利用した発電機の効果的な冷却も可能となる。
本発明のハイブリッド車両においては、(6)前記エンジンおよび前記バッテリに対し車両上方側に、前記バッテリの電力の授受を制御可能なインバータが配置されていることが好ましい。この構成により、インバータを電動機およびバッテリの近傍に配置しつつ効果的に冷却でき、インバータとバッテリを接続するケーブル等での電圧降下をも抑えてバッテリの充放電効率を高めることができる。
上記(6)の構成を有するハイブリッド車両においては、(7)前記バッテリが、前記インバータより車両前方側で車両後方側に傾斜する風受け面を有し、該風受け面により車両前方側からの走行風を前記インバータ側に向けることが好ましい。この場合、インバータをも効果的に冷却できる。
本発明によれば、走行駆動用の電動機に電力を供給可能な高電圧用バッテリをエンジンおよび電動機よりも車両前方側に配置して、バッテリを車両前方からの走行風等によって効果的に冷却できるようにしているので、特別なバッテリ冷却装置やバッテリ冷却構造を設けたりバッテリを車室側に配置したりする必要を無くし、高電圧用バッテリの冷却のためにコスト高や居住性の低下を招くことなく高電圧用バッテリを効果的に冷却することができる低コストかつ低燃費のハイブリッド車両を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るハイブリッド車両の概略構成を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るハイブリッド車両の正面図である。 本発明の第1実施形態に係るハイブリッド車両の要部構成を示す部分拡大側面断面図である。 本発明の第2実施形態に係るハイブリッド車両の概略構成を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係るハイブリッド車両の正面図である。 本発明の第2実施形態に係るハイブリッド車両の要部構成を示す部分拡大側面断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1から図3に、本発明の第1実施形態に係るハイブリッド車両の概略構成を示している。なお、本実施形態は、本発明をエンジンが横置きされたFF(フロントエンジン・フロントドライブ)方式のハイブリッド車両であって、いわゆるシリーズ方式の走行駆動が可能なハイブリッド車両に適用したものである。
まず、その構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態のハイブリッド車両1は、詳細を図示しないが、車両前方側のエンジンルーム11(エンジン収納空間)および中央部の車室12を有するプラットフォーム10(車体)を備えている。
エンジンルーム11内には、図示しないマウント装置を介してプラットフォーム10に搭載された多気筒内燃機関からなるエンジン21と、このエンジン21に一体的に締結された状態でエンジン21と共にハイブリッド駆動装置20を構成するモータ付きトランスアクスル装置22と、エンジン21からの回転動力により駆動されて発電する発電機23とが、それぞれ収納されている。
また、プラットフォーム10には、ハイブリッド駆動装置20から左右の走行駆動車輪13までの動力伝達をなす図示しないパワートレーン等が装着されている。
ハイブリッド駆動装置20のエンジン21は、図示しない電子制御ユニット(以下、ECUという)により、アクセルペダル等の操作に応じた運転者からの要求出力に応じて電子制御されるようになっている。
また、ハイブリッド駆動装置20のモータ付きトランスアクスル装置22は、エンジン21よりも高出力の走行駆動が可能なモータ25(電動機)と、このモータ25からの回転動力を減速および変速し差動出力することができるトランスアクスル機構26(図1中にはT/A機構と記す)とを内蔵しており、トランスアクスル機構26から左右の走行駆動車輪13に動力を伝達できるようになっている。
発電機23は、エンジン21からの回転動力により駆動されて発電する公知のものである。
モータ25は、エンジン21からの回転動力を用いることなく単独でハイブリッド車両1を走行駆動することができるとともに、エンジン21よりも高出力(出力トルクおよび出力回転数の積に相当)での走行駆動が可能な三相交流モータとなっている。
エンジンルーム11内には、さらに、発電機23およびモータ25の間で図示しない接続ケーブル等を介して電力を授受する高電圧用バッテリ27と、発電機23およびモータ25と高電圧用バッテリ27との間で高電圧用バッテリ27の電力の授受を制御し、モータ25の出力(トルクと回転数)や高電圧用バッテリ27の充放電量を制御することができるインバータ28と、エンジン21の冷却水を外気(走行風等)との熱交換によって冷却するラジエータ29とが、それぞれ設けられている。
このハイブリッド車両1は、エンジン21からの動力によって発電機23に発電させた電力を高電圧用バッテリ27に蓄電させ、その電力を基に走行駆動用の電動機25のみでハイブリッド車両1を走行駆動させるシリーズ方式の走行駆動を行うことができるようになっている。
また、ハイブリッド車両1は、プラットフォーム10の前端部に通気孔を形成するフロントグリル等の空気取入れ部16を有しており、その直後に、高電圧用バッテリ27およびラジエータ29が、車両前後方向の略同一位置であって車両上下方向で互いに異なる位置に配置されている。
具体的には、高電圧用バッテリ27は、ラジエータ29に対して車両上方側に配置されており、車両左右方向に横長の全体形状をなしている。なお、高電圧用バッテリ27の内部構造(セルの積層構造等)は公知のものと同様である。
次に、作用について説明する。
上述のように構成された本実施形態のハイブリッド車両1では、走行駆動用のモータ25に電力を供給可能な高電圧用バッテリ27が、駆動出力時に発熱するエンジン21およびモータ25よりも車両前方側に配置されていることから、単位時間当りの充放電エネルギー量が補機バッテリに対して非常に大きく、発熱量も大きい高電圧用バッテリ27を、車両前方からの走行風等によって効果的に冷却できる。したがって、従来必要であった専用のバッテリ冷却装置やバッテリ冷却構造、例えばバッテリ冷却用のダクトや冷却ファン等が不必要になり、製造コストを低減できる。しかも、高電圧用バッテリ27を車室側に配置する必要がないので、ハイブリッド車両1の居住性の低下を招くことがない。その結果、高電圧用バッテリ27の充放電効率を良好に維持し、低コストかつ低燃費のハイブリッド車両を提供することができる。
また、本実施形態において、高電圧用バッテリ27が、エンジン21およびモータ25を収納するエンジンルーム11内に配置されているが、高出力のモータ25を搭載することでエンジン21の小型化が可能となっていることから、エンジン21の冷却系に用いる冷却風を高電圧用バッテリ27の冷却にも利用して、高電圧用バッテリ27を効果的に冷却することができる。しかも、従来のように車室内から遮断されたバッテリ冷却構造を採るためにコスト高を招くといったことがなく、コストを低減できる。
さらに、本実施形態では、エンジン21が小型化されるとともにラジエータ29が小型化されている。そして、高電圧用バッテリ27が、エンジン21の冷却水を冷却するラジエータ29に対して、車両上下方向または車両左右方向で異なる位置に配置されている。したがって、高電圧用バッテリ27をラジエータ29に対し車両の上下左右のいずれかに配置することで、ラジエータ29を冷却する冷却風が高電圧用バッテリ27の冷却のために加熱されてしまうことを有効に抑制しつつ、高電圧用バッテリ27を効果的に冷却できることになる。
加えて、本実施形態では、高電圧用バッテリ27が、ラジエータ29に対して車両上方側に配置されているので、高電圧用バッテリ27を車両左右方向に横長に配置することができ、高出力電動機による長時間走行を可能ならしめる大容量の高電圧用バッテリ27を搭載可能となる。
また、本実施形態においては、発電機23が、エンジン21に対して車両左右方向のいずれか一方側に配置されていることから、エンジン21を横置きする場合に発電機23をエンジン21に直結できるとともに、走行風等を利用した発電機23の効果的な冷却も可能となる。
さらに、エンジン21および高電圧用バッテリ27に対し車両上方側に、高電圧用バッテリ27の電力の授受を制御可能なインバータ28が配置されているので、インバータ28をモータ25および高電圧用バッテリ27の近傍に配置しつつ効果的に冷却できる。したがって、インバータ28と高電圧用バッテリ27を接続するケーブル等での電圧降下をも抑えて高電圧用バッテリ27の充放電効率を高めることができる。
また、上述のように、エンジンルーム11内に、発電機23、モータ25、高電圧用バッテリ27およびインバータ28を配置できることから、このエンジンコンパートメント内にハイブリッドシステムを集約でき、車室内のレイアウトの設計自由度を高めることもできる。
このように、本実施形態においては、走行駆動用のモータ25に電力を供給可能な高電圧用バッテリ27をエンジン21およびモータ25よりも車両前方側に配置して、高電圧用バッテリ27を車両前方からの走行風等によって効果的に冷却できるようにしているので、特別なバッテリ冷却装置やバッテリ冷却構造を設けたり高電圧用バッテリ27を車室側に配置したりする必要がなく、高電圧用バッテリ27の冷却のためにコスト高や居住性の低下を招くことなく高電圧用バッテリ27を効果的に冷却することができる。その結果、低コストかつ低燃費のハイブリッド車両を提供することができる。
(第2実施形態)
図4から図6に、本発明の第2実施形態に係るハイブリッド車両の概略構成を示している。なお、本実施形態は、高電圧用バッテリおよびラジエータの形態が上述の第1実施形態と相違するが、他の構成は第1実施形態と同様である。したがって、以下の説明においては、第1実施形態と同一の構成については図1〜図3中の対応する構成要素と同一の符号を用いて説明を簡略化し、特に相違する点について詳述する。
まず、その構成について説明する。
図4および図5に示すように、本実施形態のハイブリッド車両31は、車両前方側のエンジンルーム11(エンジン収納空間)および中央部の車室12を有するプラットフォーム10(車体)を備えており、エンジンルーム11内に、エンジン21およびモータ付きトランスアクスル装置22を有するハイブリッド駆動装置20、発電機23、高電圧用バッテリ37、インバータ28およびラジエータ39が、それぞれ設けられている。
このハイブリッド車両31は、エンジン21からの動力によって発電機23に発電させた電力を高電圧用バッテリ37に蓄電させ、その電力を基に走行駆動用の電動機25のみでハイブリッド車両31を走行駆動させるシリーズ方式の走行駆動を行うことができるようになっている。
また、ハイブリッド車両31は、プラットフォーム10の前端部にフロントグリル等の空気取入れ部16を有しており、その直後に、高電圧用バッテリ37およびラジエータ39が、車両前後方向の略同一位置であって車両左右方向で互いに異なる位置に配置されている。
具体的には、高電圧用バッテリ37は、ラジエータ39に対して、車両右方側(車両左方側でもよい)に配置されており、車両上下方向に縦長の全体形状をなしている。
また、図6に示すように、高電圧用バッテリ37は、インバータ28より車両前方側で上端側を車両後方側に傾斜するように傾斜姿勢で配置されており、高電圧用バッテリ37の前面37aが車両前方側からの走行風をインバータ28側に向けるように方向付ける風受け面となっている。
本実施形態においても、走行駆動用のモータ25に電力を供給可能な高電圧用バッテリ37をエンジン21およびモータ25よりも車両前方側に配置して、高電圧用バッテリ37を車両前方からの走行風等によって効果的に冷却できるようにしているので、特別なバッテリ冷却装置やバッテリ冷却構造を設けたり高電圧用バッテリ37を車室側に配置したりする必要がなく、高電圧用バッテリ37の冷却のためにコスト高や居住性の低下を招くことなく高電圧用バッテリ37を効果的に冷却することができる。その結果、低コストかつ低燃費のハイブリッド車両を提供することができる。
しかも、本実施形態では、高電圧用バッテリ37が、インバータ28より車両前方側で車両後方側に傾斜する風受け面となる前面37aを有し、その前面37aにより車両前方側からの走行風をインバータ28側に方向付けるので、インバータ28をも効果的に冷却できることとなる。
なお、上述の各実施形態においては、ハイブリッド車両1、31は、シリーズ方式の走行駆動が可能なものとしたが、例えばトランスアクスル内の減速・変速機構を構成するリングギアを回転不能にする制動状態と、それを解除する制動解放状態とに切替可能なブレーキを設けて、ハイブリッド車両1、31のハイブリッド駆動装置20による走行駆動モードが、シリーズ駆動モードと、シリーズ・パラレル駆動モードと、に切り替えられるようになっていてもよいし(例えば、特開2011−143754号公報参照)、ハイブリッド駆動装置20が常時モータのみで走行駆動するシリーズハイブリッド駆動装置となっていてもよい。
以上説明したように、本発明に係るハイブリッド車両は、走行駆動用の電動機に電力を供給可能な高電圧用バッテリをエンジンおよび電動機よりも車両前方側に配置しているので、特別なバッテリ冷却装置やバッテリ冷却構造を設けたりバッテリを車室側に配置したりする必要を無くし、高電圧用バッテリの冷却のためにコスト高や居住性の低下を招くことなく高電圧用バッテリを効果的に冷却することができる。その結果、低コストかつ低燃費のハイブリッド車両を提供することができる。このような本発明は、バッテリの冷却性能改善を図ったシリーズ方式の走行駆動が可能なハイブリッド車両全般に有用である。
1、31 ハイブリッド車両
10 プラットフォーム
11 エンジンルーム(エンジン収納空間)
12 車室
16 空気取入れ部
20 ハイブリッド駆動装置
21 エンジン
22 モータ付きトランスアクスル装置
23 発電機
25 モータ(電動機)
26 トランスアクスル機構
27、37 高電圧用バッテリ
37a 前面
28 インバータ
29、39 ラジエータ

Claims (7)

  1. エンジンと、前記エンジンに連結された発電機と、前記エンジンよりも高出力の走行駆動が可能な電動機と、前記発電機および前記電動機の間で電力を授受するバッテリと、を備え、前記エンジンからの動力によって前記発電機に発電させた電力を基に前記電動機を作動させるシリーズ方式の走行駆動が可能なハイブリッド車両であって、
    前記バッテリが、前記エンジンおよび前記電動機よりも車両前方側に配置されていることを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 前記バッテリが、前記エンジンおよび前記電動機を収納するエンジン収納空間内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
  3. 前記バッテリが、前記エンジンの冷却水を冷却するラジエータに対して、車両上下方向または車両左右方向で異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハイブリッド車両。
  4. 前記バッテリが、前記ラジエータに対して車両上方側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のハイブリッド車両。
  5. 前記発電機が、前記エンジンに対して車両左右方向のいずれか一方側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか1の請求項に記載のハイブリッド車両。
  6. 前記エンジンおよび前記バッテリに対し車両上方側に、前記バッテリの電力の授受を制御可能なインバータが配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちいずれか1の請求項に記載のハイブリッド車両。
  7. 前記バッテリが、前記インバータより車両前方側で車両後方側に傾斜する風受け面を有し、該風受け面により車両前方側からの走行風を前記インバータ側に向けることを特徴とする請求項6に記載のハイブリッド車両。
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