JP2013132426A - 耳当て装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヘッドバンドと耳カップの組立て作業が容易であり、また装置を可及的に薄く折り畳むことができる耳当てを提供すること。

【解決手段】 耳当て装置がヘッドバンド10と耳カップ20とを有しておいて、ヘッドバンド10は、帯状に形成された第1のバンド部材101と第2のバンド部材102の2つのバンド部材を有し、これら各バンド部材に長さ方向に平行する摺動溝103,104が形成され、各バンド部材に設けた抜止め係合子105,106を相手方部材の摺動溝に摺動自在でかつ脱出不可に結合したものであり、耳カップ20は、リング状に形成されたリング部材201と該リング部材に一体成形され支持軸204を設けた支持軸連結片202とを有し、第1及び第2のバンド部材101,102に設けた連結孔107にリング部材201の支持軸204を回動自在でかつ脱出不可に結合する。

【選択図】 図2

Description

本発明は、耳当て装置に関しており、さらに詳しくは、装置の組立て作業が容易であるとともに、装置を可及的に薄く折り畳むことができるものであり、さらに耳カップを心地よい適度な押圧力で耳部にフィットさせることができる耳当て装置に関している。
耳当て装置が、人の頭部に装着するヘッドバンドとヘッドバンドの両端に設けた耳カップとからなり、ヘッドバンドと耳カップが折り畳み可能に設けられたものは、特許文献1により知られており、また、ヘッドバンド及び耳カップが折り畳み可能であって全体を保温カバーで被覆したものは、特許文献2により知られている。
特許文献1に記載の耳当ては、弧状ばね体3(ヘッドバンド)の自由端に連結片4を回動自在に取り付け、該連結片4を耳あて本体5(耳カップ)に蝶番機構6によって蝶着したものであり、連結片4を弧状ばね体3に対して直角方向に回動して弧状ばね体3と耳あて本体5とを平行に配することにより、第2図に示すように、耳当てを折畳み可能にしたものである。なお、特許文献1において、弧状ばね体3は、2枚の部材を使用しそれぞれの端部に設けた筒状部2に相手方の部材を摺動自在に挿入して全体の長さ調整を可能にしている。
上記した耳当ては、折畳み可能であるが、弧状ばね体3と耳あて本体5とが連結片4を介して結合されているので、折り畳まれた耳あて7は、弧状ばね体3と耳あて本体5の厚みに加えて連結片4の長さ分だけ厚くなり、薄くて携帯に好都合な耳当てを使用したいという使用者の要望を満足させることができないものとなっている。
一方、特許文献2に記載の耳当ては、図25〜27において、可撓性バンド18’(ヘッドバンド)が、半円状第1部材154と半円状第2部材156を有し、各部材の一端に回動自在に設けた被包部分158,160に、もう一方の部材の他端を相手方の被包部分158,160に摺動自在に挿入したものであり、いずれも半円状部材154、156の先端に耳カップ164を回動自在に設けたものである。
特許文献2の耳カップ164は、半円状部材154,156に対し取付けヘッド166によって回動自在に設けられているから、耳カップ164を回動して耳当てを折り畳むことができものであり、ここでは、特許文献1に見られるような連結片4を使用していないので、特許文献1と比較した場合は、折り畳んだ状態で全体が薄く形成されるという優位性があるが、半円状部材154,156どうしの組立て作業ならびに耳カップ164と半円状部材154,156の組立て作業に手数を要するといった難点がある。
また、特許文献1及び2に記載の耳当ては、ヘッドバンドの湾曲を小さくすると耳カップが人の耳部を押圧する押圧力を高めることができる構造となっているが、耳当てをしっかり装着することを目的にヘッドバンドの湾曲を小さくしただけでは、耳カップの押圧力が高まるだけであって、耳カップを心地よい適度な押圧力で耳部にフィットさせることができないという問題がある。
実開昭58−182594号公報 特開平10−79994号公報
本発明が解決しようとする課題は、ヘッドバンドと耳カップの組立て作業が容易であるとともに、装置を可及的に薄く折り畳むことができることの他、耳カップを適度な押圧力で心地よく装着することができるようにした耳当て装置を提供することである。
解決手段の第1は、耳当て装置がヘッドバンドと耳カップとを有するものであって、上記ヘッドバンドは、帯状で側面視が弧状に形成された第1のバンド部材と第2のバンド部材の2つのバンド部材を有し、これらの各バンド部材に長さ方向に平行する摺動溝が形成され、各バンド部材に設けた抜止め係合子が相手方部材の摺動溝に摺動自在でかつ組立て後は脱出不可に結合されたものであり、上記耳カップは、リング状に形成されたリング部材と該リング部材に一体成形された支持軸連結片とを有し、該支持軸連結片に支持軸を設けたものであり、上記第1及び第2のバンド部材の自由端に設けた連結孔に上記リング部材の上記支持軸連結片に設けられた上記支持軸を回動自在でかつ組立て後は脱出不可に結合して上記ヘッドバンドと上記耳カップを組み立てたことを特徴とするものである。
解決手段の第2は、解決手段の第1において、第1及び第2のバンド部材に設けた抜止め係合子は、第1の抜止め係合子が第1のバンド部材の表面に上向き方向に設けられ、第2の抜止め係合子が第2のバンド部材の裏面下向き方向に設けられており、上記第1の抜止め係合子は、抜止め軸部の上端に形成した抜止め頭部がバンド部材の長手方向に直交する方向に形成され、上記第2の抜止め係合子は、抜止め軸部の上端に形成した抜止め頭部がバンド部材の長手方向に平行する方向に形成し摺動溝103の溝幅よりも若干幅広に形成したことを特徴とするものである。
解決手段の第3は、解決手段の第1又は2において、リング部材の支持軸連結片に設けられた支持軸は、支持軸部と該支持軸部よりも若干大径に形成した支持頭部とからなり、当該支持軸部中心に軸の頂部から根本に達するスリットを設けたことを特徴とするものである。
解決手段の第4は、解決手段の第1から3のいずれかにおいて、リング部材の支持軸連結片に設けられた支持軸を挟んで複数個の係合突起を設け、バンド部材に設けた連結孔の周囲に上記係合突起を嵌入係合する位置に複数個の係合凹穴を形成したことを特徴とするものである。
解決手段の第5は、解決手段の第1から4のいずれかにおいて、耳カップは、リング部材が支持軸を上方に向けた状態において、側面視で外側に張り出す弧状型に形成されていることを特徴とするものである。
解決手段の第6は、解決手段の第1から5のいずれかにおいて、組立てられたヘッドバンドと耳カップが布製の保温カバーにより被覆されたことを特徴とするものである。
請求項1は、ヘッドバンドが長さ方向に摺動自在に形成した第1及び第2のバンド部材とからなり、これらのバンド部材に設けた第1及び第2の抜止め係合子を相手方部材の摺動溝に摺動自在でかつ組立て後は脱出不可に結合し、耳カップがリング状に形成したリング部材に形成した支持軸連結片に支持軸を設けたものであり、当該支持軸を上記バンド部材の自由端に設けた連結孔に摺動自在でかつ組立て後は脱出不可に結合しものであって、ヘッドバンドの組み立て並びにヘッドバンドと耳カップの組み立てが所謂ワンタッチ作業で行えるので、組立作業が容易であることの効果がある。

また、請求項1は、ヘッドバンドと耳カップを連結する手段が、耳カップに形成した支持軸連結片に設けた支持軸とヘッドバンドに設けた連結孔であり、支持軸を設けた支持軸連結片が耳カップのリング部材に一体成形されると共に支持軸がリング部材から至近な位置に設けられているので、装置を可及的に薄く折り畳むことができる効果がある。
請求項2は、2つのバンド部材を互いに結合する抜止め係合子が、第1の抜止め係合子は第1のバンド部材の表面に上向きに設けられ、第2の抜止め係合子は第2のバンド部材の裏面に下向きに設けられ、第1の抜止め係合子の抜止め軸部の上端に形成した抜止め頭部がバンド部材の長手方向に直交して形成され、第2の抜止め係合子の抜止め軸部の上端に形成した抜止め頭部がバンド部材の長手方向に平行し摺動溝の溝幅よりも若干幅広に形成されたものであるから、第1及び第2の抜止め係合子を相手方部材の摺動溝に挿入結合する組立て作業が容易であることの他、結合後は摺動溝から脱出不可に形成されることの効果がある。
請求項3は、リング部材とバンド部材を結合する支持軸の支持軸部に軸方向に沿うスリットを形成したものであるから、両者を結合する組立て作業が容易であることの他、結合後は連結孔から脱出不可に形成されることの効果がある。
請求項4は、リング部材に設けた支持軸を挟んで対角線上に複数個の係合突起を設け、バンド部材の連結孔の周囲に上記係合突起を係合する位置に複数個の係合凹穴を形成したものであるから、両者の結合は強い力では自由に回動するが、耳カップの取付け位置を設定した位置に固定できる効果がある。
請求項5は、耳カップが支持軸を上方に向けた状態において、側面視で弧状型に形成したものであるから、耳カップに耳当ての中心に向かう弾性力を発生させ、耳カップを心地よい適度な押圧力で耳部にフィットさせることができる効果がある。
請求項6は、耳当て装置の骨組となるヘッドバンド及び耳カップを保温カバーで被服したものであるから、防寒効果の高い耳当て装置が得られることの効果がある。
耳当て装置の全体を示しており、保温カバーの一部を破断した状態を示す正面図。 ヘッドバンドと耳カップを示す斜視図。 ヘッドバンドを構成する第1のバンド部材を示しており、(イ)は斜視図、(ロ)は断面図、(ハ)は第1の抜止め係合子の斜視図。 ヘッドバンドを構成する第2のバンド部材を示しており、(イ)は斜視図、(ロ)は断面図、(ハ)は第2の抜止め係合子の斜視図。 ヘッドバンドの断面図。 耳カップを示しており、(イ)は斜視図、(ロ)は断面図。 耳カップの支持軸連結片に設けた支持軸を示しており、(イ)は要部の正面図、(ロ)は断面図。 バンド部材に設けた連結孔を示しており、(イ)は要部の正面図、(ロ)は断面図。 バンド部材の連結孔に耳カップの支持軸を収容して両者を結合した状態を示す断面図。
図1,図2において、耳当て装置1は、長さ方向に摺動自在に形成した2本の部材からなるヘッドバンド10と、ヘッドバンド10の自由端に回動自在に設けられた耳カップ20とを有するものであって、これらヘッドバンド10及び耳カップ20に、布製の保温カバー30を被覆するものである。実施形態において、ヘッドバンド10及び耳カップ20は、いずれもプラスチックの成型品である。
図3ないし図5において、ヘッドバンド10は、ともに帯状で側面視が弧状に形成された第1のバンド部材101と第2のバンド部材102からなり、各部材には長さ方向に平行な摺動溝103,104が形成されている。また、第1のバンド部材101の一端に第1の抜止め係合子105を設け、第2のバンド部材102の一端に第2の抜止め係合子106が設けられており、いずれもバンド部材101,102には、他端に耳カップ20を結合するための連結孔107が設けられている。
第1及び第2のバンド部材101,102に設けられた第1及び第2の抜止め係合子105,106は、第1の抜止め係合子105が第1のバンド部材101の表面に上向き方向に取り付けられ、また、第2の抜止め係合子106が第2のバンド部材102の裏面に下向き方向に取り付けられている
(図3,図4)。
ここで、第1及び第2の抜止め係合子105,106は、相手方部材の摺動溝内に摺動自在でかつ組立て後は脱出不可に結合されている。
実施形態において、第1のバンド部材101を第2のバンド部材102の裏面(下面)に当接し、第1の抜止め係合子105を第2のバンド部材102の摺動溝104に下方から挿入し、また、第2の抜止め係合子106は、第1のバンド部材101の摺動溝103に上方から挿入して両者を長さ方向に摺動自在に結合している。なお、第1及び第2のバンド部材101,102は、第1及び第2の抜止め係合子105,106が相手方の摺動溝103,104内を摺動する範囲で全体の長さ調整が可能となる。
第1及び第2の抜止め係合子105,106が摺動溝103,104から外れないようにするために、第1の抜止め係合子105は、断面形状が正方形の抜止め軸部105aと該抜止め軸部105aの上端にバンド部材の長手方向に直交する方向に設けた抜止め頭部105bとを形成している。また、第2の抜止め係合子106は、断面形状が長方形でバンド部材の長手方向に平行する方向に向けた抜止め軸部106aと、当該抜止め軸部106aの上端にバンド部材の長手方向に平行する方向に設けた抜止め顎部106bとを形成している。
なお、抜止め顎部106bは、第1の抜止め係合子105の摺動溝103の溝幅よりも若干幅広に形成されており、組み立てる時は、抜止め顎部106bを摺動溝103内に圧入して両者を係合する。これにより、第1及び第2の抜止め係合子105,106は、いずれも相手方部材の摺動溝103,104内に摺動自在に収容されるが、組立て後は脱出不可に結合されるものとなる。
抜止め軸部106a及び抜止め顎部106bは、第1のバンド部材101の摺動溝103へ摺動自在に収容した後に、両者が外れないようにするためのストッパーとして機能するものであり、抜止め軸部106aを第1のバンド部材101の摺動溝103へ圧入すると、抜止め顎部106bが摺動溝103を経て第1のバンド部材101の裏側に達し、通常の力では抜止め軸部106aが摺動溝103から外れることがない。
第1及び第2のバンド部材101,102を組み立てるには、まず、第2のバンド部材102の下面に第1のバンド部材101を直交する方向に向けて当接し、第1のバンド部材101が有する第1の抜止め係合子105を第2のバンド部材102の摺動溝104に挿入する。次いで、2つのバンド部材101,102を90度回動してバンド部材を平行方向に向けると、摺動溝104から突出している第1の抜止め係合子105の抜止め頭部105bが第2のバンド部材102の上面に係合状態で装着される。
摺動溝104内に結合された抜止め軸部105aは、溝内を摺動できるが、強い力を加えれば再び90度方向に回動させることができるので、2つのバンド部材101,102は直交方向から平行方向に、又その反対の平行方向から直交方向へ変更できるようになっている。
一方、第2のバンド部材102が有する第2の抜止め係合子106を第1のバンド部材101の摺動溝103に収容するには、第2の抜止め係合子106が下向きに設けられているから、当該第2の抜止め係合子106を第1のバンド部材101の摺動溝103に圧入して抜止め顎部106bを摺動溝103の裏面に係合状態で装着する。第1及び第2のバンド部材101,102は互いに摺動自在に形成されているから、バンド部材101,102の長さが調整可能になっている。
第2のバンド部材102の表面は、第1の抜止め係合子105の抜止め頭部105bが係合状態のまま摺動するので、2つのバンド部材101,102が長さの設定をした後にその長さを維持できるようにするため、第2のバンド部材102の表面に摺動溝104に沿う複数のストッパー条110が設けられている。なお、ストッパー条110は、摺動溝104を挟んで溝の長手方向に直交する方向に線状に盛り上げた形状を有しており、第1の抜止め係合子105の抜止め頭部105bは当該ストッパー条104aを乗り越えて摺動可能であるが、バンド部材101,102をこの位置に固定することが可能となるものである。
上記したように、第1及び第2のバンド部材101,102を組み立てるとヘッドバンド10が形成されるが、このとき、各バンド部材101,102の先端に耳カップ20を結合する連結孔107が出現するようにする。
図6において、耳カップ20は、リング状に形成されたリング部材201を主要部としており、該リング部材201から突出させ側面視で概略90度に折り曲げた支持軸連結片202が当該リング部材201に一体成形されたものである。なお、支持軸連結片202は、該支持軸連結片202の両側縁に沿ってリング部材201に達する切込み203が形成されているから、支持軸連結片202が実質的に長く形成されており、部材に弾性が生じてソフト感が得られるものとなっている。
図7ないし図9において、上記リング部材201の支持軸連結片202には、折り曲げられた状態において、側面視外側面にリングの中心から放射方向に向う支持軸204がリング部材201から至近な位置に設けられている。ここで支持軸204は、支持軸部204aと軸部よりは若干大径な支持頭部204bとを有しており、バンド部材の連結孔107に収容して両者を結合するものである。また、支持軸部204aには、軸の中心部に軸の頂部から根本に達するスリット204cを形成している。
なお、支持軸204は、バンド部材101(102)の連結孔107に回動自在に収容されるが組み立て後は脱出不可に結合される。
バンド部材101とリング部材201を結合した後は、バンド部材とリング部材が90度の範囲で回動可能に組み立てられるので、両者の位置を固定できるようにするための構造を備えている。具体的には、リング部材201の支持軸連結片202に設けた支持軸204を挟んで対角線上に複数の係合突起210を、好ましくは2個の係合突起210を形成し(図7)、また、バンド部材101に設けた連結孔107の周囲に上記係合突起210を嵌入係合する位置に複数の係合凹穴120を、好ましくは90度の位相で4個の係合凹穴120を形成している(図8)。
ヘッドバンド10を使用する時は、最初にバンド部材101,102と支持軸連結片202を直線方向に向ける。この時、支持軸連結片202の係合突起210がバンド部材101,102の係合凹穴120と係合している。バンド部材101,102と支持軸連結片202の結合は、強い力で耳カップ20を回動すれば、係合突起210が係合凹穴120を乗り越えて自由に回動するが、両者が係合状態になっているときは(図9)、耳カップ20はこの位置で固定される。
支持軸連結片202は、バンド部材101,102の長手方向に対して直交する方向から、左右どちらの方向にも90度回動することが可能であり、結果として180度の範囲で回動できるものである。
耳カップ20は、ヘッドバンド10の端部に設けられており、ヘッドバンド10を人の頭部に装着したときに、耳部に心地よくフィットさせるために支持軸204を上向きした状態で、側面視外側に張り出す弧状型に形成されている。これにより、ヘッドバンド10の自由端を広げて人の頭部に装着すると、ヘッドバンド10が元の弧状形状に戻ろうとする弾性力と耳カップ20の弾性力とが相俟って、耳部に心地よい押圧力でフィットさせることができるものとなる。
バンド部材101と耳カップ20のリング部材201との結合は、支持軸301をバンド部材101に設けた連結孔107に下面側から圧入する。支持軸301の支持頭部301bが連結孔107を通過すると、支持頭部301bがバンド部材から突出して当該支持軸301は連結孔107に回動自在であるが脱出不可に結合される。
耳当て装置の組み立ては、初めに、第1のバンド部材101の第1の抜止め係合子105を第2のバンド部材102の摺動溝104に下側から挿入する。第1の抜止め係合子105の抜止め頭部105bは、バンド部材の長手方向に直交しているから、第1の抜止め係合子105を第2のバンド部材102の摺動溝104に収容した時点で、第1及び第2のバンド部材101,102は互いに直交している。ここで、両者を90度回動して第1及び第2のバンド部材101,102を互いに平行方向に向けると、第2のバンド部材102が有する第2の抜止め係合子106の抜止め頭部106bが、第1のバンド部材101の摺動溝103の上面に達しているので、ここで、第2の抜止め係合子106を第1のバンド部材101の摺動溝103内に圧入して両バンド部材101,102を摺動自在に結合する。
次に、第1及び第2のバンド部材101,102に設けられた連結孔107に、リング部材201に設けた支持軸204をバンド部材の円弧状の内側方向から挿入し、支持軸204の支持顎部204bをバンド部材101,102の表面に突出して両者を回動自在に結合し、耳当て装置の骨組を形成した後、ヘッドバンド10と耳カップ20を保温カバー30で被覆する。
本発明は、ヘッドバンド10の組み立て及びヘッドバンド10と耳カップ20の組立て作業が、所謂ワンタッチ作業で行えるものであるから、従来製品と比較して組立て作業が容易なものとなっている。
1 耳当て装置
10 ヘッドバンド
101 第1のバンド部材
102 第2のバンド部材
103,104 摺動溝
105 第1の抜止め係合子
105a 抜止め軸部
105b 抜止め頭部
106 第2の抜止め係合子
106a 抜止め軸部
106b 抜止め頭部
107 連結孔
110 ストッパー条
120 係合凹穴
20 耳カップ
201 リング部材
202 支持軸連結片
203 切込み
204 支持軸
204a 支持軸部
204b 支持顎部
204c スリット
210 係合突起
30 保温カバー

Claims (6)

  1. 耳当て装置がヘッドバンド(10)と耳カップ(20)とを有するものであって、上記ヘッドバンド(10)は、帯状で側面視が弧状に形成された第1のバンド部材(101)と第2のバンド部材(102)の2つのバンド部材を有し、これらの各バンド部材に長さ方向に平行する摺動溝(103,104)が形成され、各バンド部材に設けた抜止め係合子(105,106)が相手方部材の摺動溝に摺動自在でかつ組立て後は脱出不可に結合されたものであり、上記耳カップ(20)は、リング状に形成されたリング部材(201)と該リング部材に一体成形された支持軸連結片(202)とを有し、該支持軸連結片に支持軸(204)を設けたものであり、上記第1及び第2のバンド部材(101,102)の自由端に設けた連結孔(107)に上記リング部材(201)の上記支持軸連結片(202)に設けられた上記支持軸(204)を回動自在でかつ組立て後は脱出不可に結合して上記ヘッドバンド(10)と上記耳カップ(20)を組み立てたことを特徴とする耳当て装置。
  2. 第1及び第2のバンド部材(101,102)に設けた抜止め係合子(105,106)は、第1の抜止め係合子(105)が第1のバンド部材(101)の表面に上向き方向に設けられ、第2の抜止め係合子(106)が第2のバンド部材(102)の裏面下向き方向に設けられており、上記第1の抜止め係合子(105)は、抜止め軸部(105a)の上端に形成した抜止め頭部(105b)がバンド部材の長手方向に直交する方向に形成され、上記第2の抜止め係合子(106)は、抜止め軸部(106a)の上端に形成した抜止め頭部(106b)がバンド部材の長手方向に平行する方向に形成し摺動溝103の溝幅よりも若干幅広に形成したことを特徴とする請求項1に記載の耳当て装置。
  3. リング部材(201)の支持軸連結片(202)に設けられた支持軸(204)は、支持軸部(204a)と該支持軸部よりも若干大径に形成した支持頭部(204b)とからなり、当該支持軸部中心に軸の頂部から根本に達するスリット(204c)を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の耳当て装置。
  4. リング部材(201)の支持軸連結片(202)に設けられた支持軸(204)を挟んで複数個の係合突起(210)を設け、バンド部材(101,102)に設けた連結孔(107)の周囲に上記係合突起(210)を嵌入係合する位置に複数個の係合凹穴(120)を形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の耳当て装置。
  5. 耳カップ(20)は、リング部材(201)が支持軸(204)を上方に向けた状態において、側面視で外側に張り出す弧状型に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の耳当て装置。
  6. 組み立てられたヘッドバンド(10)と耳カップ(20)は、布製の保温カバー(30)により被覆したことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の耳当て装置。
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