JP2013130762A - 撮像装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】フォーカス制御を迅速に行う。
【解決手段】撮像装置は、フォーカス制御部を具備する撮像装置である。このフォーカス制御部は、画像におけるコントラストと、2画像マッチング処理の処理結果とに基づいてフォーカス制御を行うものである。その画像は、撮像部により生成された画像である。また、2画像マッチング処理は、フォーカスレンズが異なる位置となった状態で、その撮像部により生成された2つの画像を用いて行われる処理である。
【選択図】図2

Description

本技術は、撮像装置に関する。詳しくは、フォーカス制御を行う撮像装置およびその制御方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
近年、風景や人物等の被写体を撮像して画像(画像データ)を生成し、生成された画像を画像コンテンツとして記録するデジタルビデオカメラ(例えば、カメラ一体型レコーダ)等の撮像装置が広く普及している。また、ユーザ操作による撮像動作の失敗を防止するため、フォーカス制御を自動で行う撮像装置が多数提案されている。
例えば、画像データのコントラストの高低を利用してフォーカス制御を行う撮像装置が提案されている。また、例えば、異なる焦点距離で撮像された2つの画像を用いて、フォーカスレンズを移動させる位置を推定する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−128623号公報
上述の従来技術では、画像データを用いてフォーカス制御を行うことができるため、フォーカス制御を行うための追加デバイスを撮像装置に設ける必要がない。
しかしながら、被写体や撮影状況によっては、合焦位置とは異なる位置にフォーカスレンズを移動させたり、合焦位置にフォーカスレンズを移動させる時間が長くなったりすることがある。そこで、被写体や撮影状況にかかわらず、フォーカス制御を迅速に行うことが重要である。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、フォーカス制御を迅速に行うことを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、撮像部により生成された画像におけるコントラストと、フォーカスレンズが異なる位置となった状態で上記撮像部により生成された2つの画像を用いた2画像マッチング処理の処理結果とに基づいてフォーカス制御を行うフォーカス制御部を具備する撮像装置およびその制御方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、画像におけるコントラストと、2画像マッチング処理の処理結果とに基づいてフォーカス制御を行うという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フォーカス制御部は、上記コントラストに基づいてフォーカスレンズを移動させる際に、上記2画像マッチング処理の処理結果に基づいて上記フォーカスレンズの追加移動量を決定するようにしてもよい。これにより、コントラストに基づいてフォーカスレンズを移動させる際に、2画像マッチング処理の処理結果に基づいてフォーカスレンズの追加移動量を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フォーカス制御部は、上記フォーカスレンズの位置と上記2画像マッチング処理の処理結果の履歴に基づいて推定された合焦位置との差分が閾値を基準として大きい場合にのみ、上記追加移動量を決定するようにしてもよい。これにより、フォーカスレンズの位置と2画像マッチング処理の処理結果の履歴に基づいて推定された合焦位置との差分が閾値を基準として大きい場合にのみ、追加移動量を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フォーカス制御部は、上記コントラストに基づくフォーカスレンズの移動方向と、上記推定された合焦位置に基づくフォーカスレンズの移動方向とが一致した場合にのみ、上記追加移動量を決定するようにしてもよい。これにより、コントラストに基づくフォーカスレンズの移動方向と、推定された合焦位置に基づくフォーカスレンズの移動方向とが一致した場合にのみ、追加移動量を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フォーカス制御部は、上記一致した移動方向への上記追加移動量を決定するようにしてもよい。これにより、一致した移動方向への追加移動量を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フォーカス制御部は、上記差分に基づいて上記追加移動量を算出するようにしてもよい。これにより、その差分に基づいて追加移動量を算出するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記撮像装置の姿勢の変化を検出する姿勢検出部をさらに具備し、上記フォーカス制御部は、上記検出された姿勢の変化が閾値を基準として大きい場合における上記マッチング処理結果を上記履歴として用いずに上記追加移動量を決定するようにしてもよい。これにより、検出された姿勢の変化が閾値を基準として大きい場合におけるマッチング処理結果を、履歴として用いずに追加移動量を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フォーカス制御部は、上記第1画像における輝度検波値と、上記第2画像における輝度検波値との差分値が閾値を基準として大きい場合における上記マッチング処理結果を上記履歴として用いずに上記追加移動量を決定するようにしてもよい。これにより、第1画像における輝度検波値と、第2画像における輝度検波値との差分値が閾値を基準として大きい場合におけるマッチング処理結果を、履歴として用いずに追加移動量を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フォーカス制御部は、上記第1画像の生成時における絞り値と、上記第2画像の生成時における絞り値との差分値が閾値を基準として大きい場合における上記マッチング処理結果を上記履歴として用いずに上記追加移動量を決定するようにしてもよい。これにより、第1画像の生成時における絞り値と、第2画像の生成時における絞り値との差分値が閾値を基準として大きい場合におけるマッチング処理結果を、履歴として用いずに追加移動量を決定するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記撮像装置の姿勢の変化を検出する姿勢検出部をさらに具備し、上記フォーカス制御部は、上記検出された姿勢の変化が閾値を基準として大きい場合には、上記2画像マッチング処理の処理結果を用いずに上記フォーカス制御を行うようにしてもよい。これにより、検出された姿勢の変化が閾値を基準として大きい場合には、2画像マッチング処理の処理結果を用いずにフォーカス制御を行うという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フォーカス制御部は、上記第1画像における輝度検波値と、上記第2画像における輝度検波値との差分値が閾値を基準として大きい場合には、上記2画像マッチング処理の処理結果を用いずに上記フォーカス制御を行うようにしてもよい。これにより、第1画像における輝度検波値と、第2画像における輝度検波値との差分値が閾値を基準として大きい場合には、2画像マッチング処理の処理結果を用いずにフォーカス制御を行うという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フォーカス制御部は、上記第1画像の生成時における絞り値と、上記第2画像の生成時における絞り値との差分値が閾値を基準として大きい場合には、上記2画像マッチング処理の処理結果を用いずに上記フォーカス制御を行うようにしてもよい。これにより、第1画像の生成時における絞り値と、第2画像の生成時における絞り値との差分値が閾値を基準として大きい場合には、2画像マッチング処理の処理結果を用いずにフォーカス制御を行うという作用をもたらす。
本技術によれば、フォーカス制御を迅速に行うことができるという優れた効果を奏し得る。
本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の内部構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の機能構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態におけるフォーカス制御部270がコントラストAF処理を行う際におけるコントラストの評価値と撮像された画像との関係例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるフォーカス制御部270による2画像マッチング処理の一例を模式的に示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるフォーカスレンズの合焦位置からの距離と、2画像マッチング処理の演算結果との相関を示す適合曲線を示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるフォーカス制御部270によるAF処理の流れの一例を模式的に示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるフォーカス制御部270による2画像マッチング処理の要否を判定する際における判定処理の流れを模式的に示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるフォーカス制御部270による2画像マッチング処理の要否を判定する際における判定処理の流れを模式的に示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるフォーカス制御部270による2画像マッチング処理の要否を判定する際における判定処理の流れを模式的に示す図である。 本技術の第1の実施の形態における撮像装置100によるAF処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施の形態における撮像装置100による2画像マッチング処理の処理手順のうちの判定処理手順を示すフローチャートである。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(フォーカス制御:コントラストAF処理を行う際に2画像マッチング処理の処理結果を用いてフォーカスレンズの追加移動量を決定する例)
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の内部構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の内部構成例を示すブロック図である。
撮像装置100は、撮像レンズ101と、撮像素子102と、アナログ信号処理部103と、A/D(Analog/Digital)変換部104と、デジタル信号処理部105とを備える。また、撮像装置100は、液晶パネル106と、ビューファインダ107と、記録デバイス108と、被写体検出部109と、ジャイロセンサ110と、制御部120とを備える。また、撮像装置100は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)131を備える。また、撮像装置100は、ROM(Read Only Memory)132と、RAM(Random Access Memory)133とを備える。また、撮像装置100は、操作部140と、TG(Timing Generator)151と、モータドライバ152と、フォーカスレンズ駆動モータ153と、ズームレンズ駆動モータ154とを備える。また、撮像装置100は、例えば、AF(Auto Focus)処理を行うことが可能なデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ(例えば、カメラ一体型レコーダ)により実現される。
撮像レンズ101は、被写体からの光を集光してその集光された光を撮像素子102に供給するレンズであり、ズームレンズ、フォーカスレンズ、アイリス、ND(Neutral Density)機構、シフト防振式手ブレ補正レンズ等から構成されている。ズームレンズは、焦点距離を連続的に変更するためのレンズである。また、フォーカスレンズは、被写体にフォーカス(焦点)を合わせるためのレンズである。また、アイリスは、絞りの径を変化させるためのものである。また、ND機構は、NDフィルタを挿入するための機構である。また、シフト防振式手ブレ補正レンズは、撮像動作時におけるユーザの手の振動を補正するためのレンズである。また、フォーカスレンズは、フォーカスレンズ駆動モータ153により駆動され、被写体に対して前後に移動する。これにより、フォーカス機能が実現される。また、ズームレンズは、ズームレンズ駆動モータ154により駆動され、被写体に対して前後に移動する。これにより、ズーム機能が実現される。
撮像素子102は、撮像レンズ101を介して入射される被写体からの光を受光して電気的信号(画像信号)に変換させる光電変換素子であり、この変換により生成された画像信号(アナログ信号)をアナログ信号処理部103に供給する。すなわち、撮像レンズ101を介して入射された被写体の光学像が撮像素子102の撮像面に結像され、この状態で撮像素子102が撮像動作を行うことにより、画像信号(アナログ信号)が生成される。また、撮像素子102は、TG151により駆動される。なお、撮像素子102として、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を用いることができる。
アナログ信号処理部103は、制御部120の制御に基づいて、撮像素子102から供給された画像信号(アナログ信号)についてノイズ除去等のアナログ処理を施すものである。そして、アナログ信号処理部103は、そのアナログ処理が施された画像信号(アナログ信号)をA/D変換部104に供給する。
A/D変換部104は、制御部120の制御に基づいて、アナログ信号処理部103から供給された画像信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換するものであり、このA/D変換された画像信号(デジタル信号)をデジタル信号処理部105に供給する。
デジタル信号処理部105は、制御部120の制御に基づいて、A/D変換部104から供給された画像信号(デジタル信号)についてガンマ補正等のデジタル処理を行うものであり、デジタル処理が施された画像信号(デジタル信号)を各部に供給する。例えば、デジタル信号処理部105は、デジタル処理が施された画像信号(デジタル信号)を液晶パネル106およびビューファインダ107に供給して表示させる。また、デジタル信号処理部105は、デジタル処理が施された画像信号(デジタル信号)について圧縮処理を施し、この圧縮処理が施された画像データ(圧縮画像データ)を記録デバイス108に供給して記録させる。
液晶パネル106は、デジタル信号処理部105から供給された画像信号(画像データ)に基づいて各画像を表示する表示パネルである。液晶パネル106は、例えば、デジタル信号処理部105から供給された画像信号(画像データ)をスルー画像として表示する。また、例えば、液晶パネル106は、記録デバイス108に記録されている画像データを一覧画像として表示する。液晶パネル106として、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)パネル等の表示パネルを用いることができる。
ビューファインダ107は、デジタル信号処理部105から供給された画像信号(画像データ)に基づいて各画像を表示する電子ビューファインダ(EVF(Electronic View Finder)である。
記録デバイス108は、デジタル信号処理部105から供給された画像信号(画像データ)を記録する記録デバイスである。また、記録デバイス108は、記録されている画像データをデジタル信号処理部105に供給する。なお、記録デバイス108は、撮像装置100に内蔵するようにしてもよく、撮像装置100から着脱可能とするようにしてもよい。また、記録デバイス108として、フラッシュメモリやDVテープを用いることができる。
被写体検出部109は、制御部120の制御に基づいて、デジタル信号処理部105から供給された画像信号(画像データ)の解析を行い、その画像に含まれる被写体を検出するものであり、この検出結果(検出情報)を制御部120に出力する。例えば、被写体検出部109は、デジタル信号処理部105から供給された画像信号(画像データ)に対応する画像に含まれる人物の顔を検出し、この検出された顔に関する顔情報を制御部120に出力する。顔検出方法として、例えば、顔の輝度分布情報が記録されているテンプレートと実画像とのマッチングによる顔検出方法(例えば、特開2004−133637参照。)、画像データに含まれる肌色の部分や人間の顔の特徴量等に基づいた顔検出方法等を用いることができる。また、顔検出情報には、検出された顔の画像上における位置およびサイズが含まれる。また、被写体検出部109は、デジタル信号処理部105から供給された画像信号(画像データ)についてAFを追従する被写体を認識する機能を備える。
ジャイロセンサ110は、撮像装置100の角速度を検出するものであり、検出された角速度を制御部120に出力する。ジャイロセンサ110による撮像装置100の角速度の検出により、撮像装置100の姿勢の変化が検出される。なお、ジャイロセンサ以外の他のセンサ(例えば、加速度センサ)を用いて、撮像装置100の加速度、動き、傾き等を検出し、この検出結果に基づいて、撮像装置100の姿勢およびその変化を検出するようにしてもよい
制御部120は、CPU(Central Processing Unit)を備え、ROM132に格納されているプログラムに基づいて、撮像装置100が実行する各種処理の制御を実行する。例えば、制御部120は、被写体にフォーカスを合わせるAF機能、明るさの調節を行うAE(Auto Exposure)機能、ホワイトバランスを行うWB(White Balance)機能等の各機能を実現するための各処理を行う。また、制御部120は、AF、マニュアル操作、ズーム操作に応じたフォーカスの追従等によるフォーカスレンズに関する制御情報や、ズーム操作によるズームレンズに関する制御情報等をモータドライバ152に出力する。
EEPROM131は、撮像装置100が電源オフの間もデータを保持することが可能な不揮発性メモリであり、画像データ、各種補助情報、各種設定情報が格納される。
ROM132は、制御部120が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納するメモリである。
RAM133は、制御部120が使用するプログラムやその実行時において適宜変化するパラメータ等を格納する作業用のメモリである。
操作部140は、RECボタン(録画ボタン)、ズーム操作、タッチパネル操作等のユーザからの操作入力を受け付けるものであり、受け付けられた操作入力の内容を制御部120に供給する。
TG151は、制御部120の制御に基づいて、撮像素子102を駆動させるための駆動制御信号を生成し、撮像素子102を駆動させるものである。
モータドライバ152は、制御部120の制御に基づいて、フォーカスレンズ駆動モータ153およびズームレンズ駆動モータ154を駆動させて各レンズ(フォーカスレンズ、ズームレンズ等)を駆動させるものである。すなわち、モータドライバ152は、制御部120から出力された制御信号(各モータを動かすための制御情報)を電圧に変換し、この変換された各電圧をフォーカスレンズ駆動モータ153、ズームレンズ駆動モータ154に出力する。そして、モータドライバ152は、各モータを駆動させて各レンズを駆動させる。
フォーカスレンズ駆動モータ153は、モータドライバ152から出力された電圧に基づいて、フォーカスレンズを移動させるモータである。また、ズームレンズ駆動モータ154は、モータドライバ152から出力された電圧に基づいて、ズームレンズを移動させるモータである。
[撮像装置の機能構成例]
図2は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の機能構成例を示すブロック図である。
撮像装置100は、姿勢検出部210と、撮像部220と、画像処理部230と、記録制御部240と、コンテンツ記憶部241と、表示制御部250と、表示部251とを備える。また、撮像装置100は、制御部260と、フォーカス制御部270と、履歴情報保持部271と、操作受付部290とを備える。
姿勢検出部210は、撮像装置100の姿勢の変化(角速度)を検出するものであり、検出された姿勢の変化(角速度)に関する情報(姿勢情報)を制御部260に出力する。この姿勢情報は、制御部260を介してフォーカス制御部270に供給される。なお、姿勢検出部210は、図1に示すジャイロセンサ110に対応する。
撮像部220は、画像データ(画像信号)を生成するものであり、生成された画像データを画像処理部230、フォーカス制御部270に出力する。また、撮像部220は、フォーカス制御部270の制御に基づいて、フォーカスレンズを移動させてAF機能を実現する。なお、撮像部220は、例えば、図1に示す撮像レンズ101、撮像素子102、フォーカスレンズ駆動モータ153およびズームレンズ駆動モータ154に対応する。
画像処理部230は、制御部260の指示に基づいて、撮像部220から出力された画像データについて各種画像処理を施すものであり、各種画像処理が施された画像データを記録制御部240、表示制御部250および制御部260に出力する。なお、画像処理部230は、例えば、図1に示すアナログ信号処理部103、A/D変換部104およびデジタル信号処理部105に対応する。
記録制御部240は、制御部260の指示に基づいて、コンテンツ記憶部241に対する記録制御を行うものである。例えば、記録制御部240は、画像処理部230から出力された画像データを画像コンテンツ(静止画ファイルまたは動画ファイル)としてコンテンツ記憶部241に記録させる。なお、記録制御部240は、例えば、図1に示すデジタル信号処理部105および制御部260に対応する。
コンテンツ記憶部241は、記録制御部240の制御に基づいて、各種情報(画像コンテンツ等)を記憶する記録媒体である。なお、コンテンツ記憶部241は、例えば、図1に示す記録デバイス108に対応する。
表示制御部250は、制御部260の指示に基づいて、画像処理部230から出力された画像を表示部251に表示させるものである。なお、表示制御部250は、例えば、図1に示すデジタル信号処理部105および制御部120に対応する。
表示部251は、表示制御部250の制御に基づいて各画像を表示する表示パネルである。なお、表示部251は、例えば、図1に示す液晶パネル106、ビューファインダ107に対応する。
制御部260は、メモリ(図示せず)に格納されている制御プログラムに基づいて撮像装置100における各部を制御するものである。なお、制御部260は、例えば、図1に示す制御部120に対応する。
フォーカス制御部270は、撮像モードが設定されている場合において、フォーカスレンズを移動させてオートフォーカス処理を行うものである。例えば、フォーカス制御部270は、撮像部220により生成された画像におけるコントラストと、2画像マッチング処理の処理結果とに基づいてフォーカス制御を行う。具体的には、フォーカス制御部270は、コントラストAF処理によりフォーカスレンズを移動させる際に、2画像マッチング処理の処理結果に基づいてフォーカスレンズの追加移動量を決定する。ここで、2画像マッチング処理は、フォーカスレンズが異なる位置となった状態で撮像部220により生成された2つの画像を用いて行われる処理である。なお、2画像マッチング処理については、図4、図5を参照して詳細に説明する。また、追加移動量の決定については、図6乃至図9等を参照して詳細に説明する。なお、フォーカス制御部270は、例えば、図1に示す制御部120、モータドライバ152に対応する。
履歴情報保持部271は、フォーカス制御部270によるマッチング処理結果の履歴を順次保持する保持部である。なお、履歴情報保持部271は、例えば、図1に示すRAM133に対応する。
操作受付部290は、ユーザにより行われた操作を受け付ける操作受付部であり、受け付けられた操作内容に応じた制御信号(操作信号)を制御部260に出力する。なお、操作受付部290は、例えば、図1に示す操作部140に対応する。
[コントラストAFと被写体との関係例]
図3は、本技術の第1の実施の形態におけるフォーカス制御部270がコントラストAF処理を行う際におけるコントラストの評価値と撮像された画像との関係例を示す図である。図3では、高輝度の点光源が被写体に含まれる場合における関係例を示す。高輝度の点光源が含まれる被写体は、例えば、暗い空間上に強い1点の光が存在するようなシーンに対応する被写体である。
図3(a)には、フォーカスレンズの位置と、コントラストの評価値(AF評価値)との関係を示す。また、図3(b)には、フォーカスレンズの位置と、撮像された画像(高輝度の点光源を含む画像)との関係を示す。
ここで、コントラストAF処理について説明する。現在、動画の撮像動作中において、自動的に主要被写体にフォーカスを合わせ続ける機能(AF機能)を備える撮像装置(例えば、デジタルビデオカメラ(例えば、カメラ一体型レコーダ))が広く普及している。このAF機能として、例えば、コントラスト測定に基づくフォーカス制御を行うコントラストAF機能が存在する。このコントラストAF機能では、レンズを介して取得された撮像データのコントラストの高低を判断してフォーカスレンズの位置を決定する。
すなわち、コントラストAF機能では、撮像装置100において取得される画像のコントラストの大小情報を用いてフォーカス制御を行う。例えば、撮像画像の特定領域をフォーカス制御用の信号取得領域(空間周波数抽出エリア)として設定する。この特定領域は、測距枠(検波枠)とも称される。この特定領域のコントラストが高くなるに応じてフォーカスが合っていると判定され、コントラストが低くなるに応じてフォーカスがずれていると判定される。そこで、コントラストAF機能では、コントラストを最も高くする位置にフォーカスレンズを駆動させて調整する。
具体的には、特定領域の高周波成分を抽出し、この抽出された高周波成分の積分データを生成し、この生成された高周波成分積分データに基づいてコントラストの高低を判定する。
すなわち、フォーカスレンズを複数の位置に移動させながら複数の画像を取得し、各画像の輝度信号についてフィルタ処理(例えば、ハイパスフィルタ)を施すことにより、各画像のコントラスト強度を示すAF評価値を得る。
ここで、フォーカスレンズが存在する位置においてフォーカスが合った被写体が存在する場合には、フォーカスレンズの位置に対するAF評価値は曲線を描く。この曲線のピーク位置(すなわち、画像のコントラスト値が最大となる位置)が合焦位置となる。
このように、コントラストAFでは、撮像素子(イメージャ)に結像された画像の情報のみに基づいて合焦動作を行うことができるため、撮像光学系の他に測距光学系を撮像装置に備える必要がない。このため、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置に広く普及している。
しかしながら、コントラストAFは、被写体がある一定条件を満たす場合には、正しく合焦することができずに、合焦までに長時間を要することがある。被写体がある一定条件を満たす場合は、例えば、図3(a)に示すように、高輝度の点光源が被写体に含まれる場合等である。
上述したように、コントラストAFでは、フォーカスレンズが合焦位置に近づくのに応じてコントラストの評価値が高くなり、フォーカスレンズが合焦位置から離れるのに応じて低くなる。しかしながら、図3(a)に示すように、高輝度の点光源が被写体に含まれる場合には、そのような関係が成立しないことがある。例えば、図3(b)に示すように、高輝度の点光源311乃至314は、フォーカスレンズが合焦位置(矢印301、321)から離れるのに応じてエッジを保った状態で面積が大きくなることがある。このため、例えば、図3(b)に示すように、フォーカスレンズの合焦位置(矢印321)とは全く異なる位置(矢印322)が、曲線300のピーク位置となり、合焦位置であると判定されることがある。このため、合焦までに長時間を要し、フォーカス制御を高速化することができないおそれがある。
また、合焦位置を推定する方法として、2画像マッチング処理による合焦位置の推定方法が存在する(例えば、特開2011−128623号参照。)。この2画像マッチング処理による合焦位置の推定方法については、図4、図5を参照して詳細に説明する。
[2画像マッチング処理例]
図4は、本技術の第1の実施の形態におけるフォーカス制御部270による2画像マッチング処理の一例を模式的に示す図である。なお、図4に示す横軸は、フォーカスレンズの位置を示す軸とする。
2画像マッチング処理は、フォーカスレンズの位置をずらして生成された2つの画像を適合させることにより合焦位置を推定する処理である(例えば、特開2011−128623号参照。)。また、2画像マッチングAF処理は、2画像マッチング処理により推定された合焦位置に基づいてフォーカスレンズを移動させるAF処理である(例えば、特開2011−128623号参照。)。
図4では、撮像部220により生成された画像331、332を、その生成時におけるフォーカスレンズの位置に配置して示す。また、画像331は、フォーカスレンズの位置Aで生成され、画像332は、フォーカスレンズの位置Bで生成されているものとする。なお、画像331は、画像332よりも鮮明であるものとする。
2画像マッチング処理では、異なる2つのフォーカスレンズの位置において生成された2つの画像331、332を用いて合焦位置(矢印335)までの距離(矢印336)を推定する。また、この演算を複数回数行うことにより精度を向上させることができる。
ここで、画像331および332に関するボケの変化は、次の式1で与えられる画像変換関数Pによってモデル化することができる。なお、式1では、画像331をfAで示し、画像332をfBで示す。
fA*P=fB … 式1
ここで、*は、2次元畳み込みを表す。また、画像変換関数Pは、次の式2に示すように、ボケカーネルKによる一連の畳み込みを用いることによって近似することができる。
P=K*K*K*…*K … 式2
なお、ボケカーネルKとしては、例えば、次の行列を用いることができる。
ここで、画像331および332のボケの差の量は、式2における畳み込み数によって測定することができる。すなわち、画像331および332が一致するまでの畳み込み数によって測定することができる。なお、この測定の演算結果例については、図5に示す。なお、実際に測定する場合には、2つの画像のボケの差は、反復処理を利用して得ることが好ましい。
[適合曲線例]
図5は、本技術の第1の実施の形態におけるフォーカスレンズの合焦位置からの距離と、2画像マッチング処理の演算結果との相関を示す適合曲線を示す図である。図5に示す横軸は、フォーカスレンズの位置を示し、縦軸は、反復数(式2における畳み込み数)を示す。
ここで、図5に示す縦軸の反復数(式2における畳み込み数)は、フォーカスレンズの合焦位置までの距離に対応する値となる。具体的には、図5に示す縦軸の反復数が「0」の場合には、フォーカスレンズの位置が合焦位置となっていることを意味する。例えば、図5において、横軸「4」付近が縦軸の反復数が「0」となる位置である。また、反復数が「0」から離れるのに応じて、フォーカスレンズの位置が合焦位置から離れることを意味する。この場合に、反復数の正負の値は、フォーカスレンズの移動方向を意味する。
ここで、2画像マッチング処理に用いる画像について説明する。2画像マッチング処理を行う場合には、例えば、動画のAF中に撮像画像における中央領域(一定の割合)を切り出して演算に用いることができる。ただし、撮像画像における中央領域ではなく、撮像装置100の利用者により指定された指定領域(撮像画像における領域(例えば、矩形領域))を切り出して演算に用いるようにしてもよい。この場合には、利用者が特にフォーカスを合わせたい被写体にフォーカスを合わせることができる。しかしながら、撮像画像における外周部では、レンズの収差と呼ばれる現象により合焦位置推定精度が悪化するおそれがある。このため、コントラストAFモードおよび2画像マッチングAFモードの切換え判定精度が悪化したり、2画像マッチングAFモードでのAF所要時間が延びたりするおそれがある。このため、撮像画像における中央寄りの領域を指定領域として指定することが好ましい。
また、2画像マッチング処理では、2つの画像を取得するために一定の時間差が必要となる。このため、ユーザが撮像装置100を動かしている状況(例えば、パンニングやチルティングをしている状況)や、被写体が移動や変形している状況等では、合焦位置の推定精度が低下するおそれがある。
また、2画像マッチング処理では、2つの画像のフォーカスレンズの位置の差を利用するため、撮像部220(撮像レンズ101)の絞り開口部の大きさが自動露出調整機能等により変化している状況においても、合焦位置の推定精度が低下するおそれがある。
このため、これらのような状況で2画像マッチング処理により合焦位置を推定すると、誤った位置が合焦位置であると推定されるおそれもある。
そこで、本技術の第1の実施の形態では、それらの状況であっても、適切にフォーカス制御を行う例を示す。
[AF処理例]
図6は、本技術の第1の実施の形態におけるフォーカス制御部270によるAF処理の流れの一例を模式的に示す図である。図6では、動画撮像モードが設定されている場合におけるAF処理の流れの一例を示す。
動画撮像モードが設定されている場合には、フォーカス制御部270は、コントラストAF処理(351)を行うとともに、2画像マッチング処理(352)を行う。すなわち、コントラストAF処理(351)中に、2画像マッチング処理による合焦位置の推定が行われる(352)。そして、2画像マッチング処理によるマッチング処理結果(推定合焦位置)の履歴が履歴情報保持部271に順次保持される。
続いて、フォーカス制御部270は、第1条件を満たすか否かを判断する(353)。ここで、第1条件は、1つ以上の履歴を統合して算出された推定合焦位置と、現在のフォーカスレンズの位置との差分が閾値以上となるという条件である。
ここで、1つ以上の履歴を統合して算出される推定合焦位置(重み付け平均手法により算出される推定合焦位置)は、次の式3により算出される。
ここで、N個のバイアスなしの2画像マッチング処理の処理結果d、…、dは、d〜N(μ,σ )で取得したものである。なお、Nは、2画像マッチング処理に用いられる一対の画像(2つの画像)の数を表す。また、μは、実際の合焦位置までの距離である。また、μの「最尤推定量(MLE)」は、重み付き平均により与えられる。また、σ は、分散である。
そして、第1条件を満たしている場合には(353)、フォーカス制御部270は、第2条件を満たすか否かを判断する(354)。ここで、第2条件は、コントラストAF処理によるフォーカスレンズの移動方向と、2画像マッチング処理によるフォーカスレンズの移動方向とが一致するという条件である。また、2画像マッチング処理によるフォーカスレンズの移動方向は、上述した、1つ以上の履歴を統合して算出された推定合焦位置に基づいて求めることができる。
そして、第2条件を満たしている場合には(354)、フォーカス制御部270は、コントラストAF処理によるフォーカスレンズの移動について、追加移動量(所定値)を加算してフォーカス制御を行う(355)。例えば、1つ以上の履歴を統合して算出された推定合焦位置と、現在のフォーカスレンズの位置との差分に応じて、追加移動量の絶対値を算出することができる。また、その加算方向については、一致した移動方向とすることができる。例えば、その差分が大きくなるのに応じて追加移動値を大きくするように算出することができる。また、例えば、追加移動量M1として、次の式4により算出される値を用いることができる。
M1=A×S … 式4
ここで、Sは、1つ以上の履歴を統合して算出された推定合焦位置と、現在のフォーカスレンズの位置との差分を表す。また、A、Bは、正の実数(すなわち、0<A、0<B)を表す。例えば、0<A<1、B=1とすることができる。さらに、詳しくは、例えば、A=0.1〜0.2程度とすることができる。
なお、第2条件を満たしている場合には(354)、フォーカス制御部270は、コントラストAF処理によるフォーカスレンズの指示速度に、2画像マッチング処理による処理結果に応じた値を加算してフォーカス制御を行うようにしてもよい。
また、第2条件を満たしていない場合には(354)、フォーカス制御部270は、2画像マッチング処理の処理結果を用いずに、コントラストAF処理によりフォーカス制御を行う(356)。すなわち、通常のコントラストAF処理が行われる。
このように、フォーカス制御を行うことにより、フォーカスレンズが合焦位置から遠い場合には、さらに高速にフォーカスレンズを移動させることができる。また、フォーカスレンズが合焦位置の付近に存在する場合には、コントラストAF処理のみを行うため、さらに精度よく合焦させることができる。
なお、この例では、推定合焦位置とフォーカスレンズの位置との差分に応じて追加移動量を決定する例を示したが、追加移動量を固定値とするようにしてもよい。
このように、フォーカス制御部270は、フォーカスレンズの位置と、2画像マッチング処理の処理結果の履歴に基づいて推定された合焦位置との差分が閾値を基準として大きい場合にのみ、追加移動量を決定する。この場合に、フォーカス制御部270は、コントラストに基づくフォーカスレンズの移動方向と、その推定された合焦位置に基づくフォーカスレンズの移動方向とが一致した場合にのみ、追加移動量を決定する。例えば、フォーカス制御部270は、その一致した移動方向への追加移動量を決定する。また、フォーカス制御部270は、その差分に基づいて追加移動量を算出する。
[角速度を用いた2画像マッチング処理の要否判定例]
図7は、本技術の第1の実施の形態におけるフォーカス制御部270による2画像マッチング処理の要否を判定する際における判定処理の流れを模式的に示す図である。
図7には、撮像部220により生成される画像1乃至12を時系列で示す。なお、図7に示す横軸は、時間軸を示す。また、図7には、画像1乃至12と、各処理(401乃至406、411乃至413等)との関係を矢印で結んで示す。
ここで、動画の撮像動作時においては、ユーザによりパンニング操作やチルティング操作が行われることがある。しかしながら、2画像マッチング処理では、パンニング操作やチルティング操作等により撮像装置100が動いているような場合(すなわち、2つの画像で光軸方向が異なる場合)には、誤った合焦位置推定結果を出力することが多い。
そこで、2画像マッチング処理に用いる2つの画像の取得時に、姿勢検出部210(ジャイロセンサ110)は、姿勢の変化(角速度)を検出する(401乃至406)。続いて、フォーカス制御部270は、姿勢検出部210(ジャイロセンサ110)により検出された姿勢の変化(角速度)が閾値以上であるか否かを判定(2画像マッチング処理の判定処理)する(411、421、431)。
そして、フォーカス制御部270は、姿勢の変化(角速度)が閾値未満である場合には、比較対象となった角速度の取得時に対応する2つの画像を用いて2画像マッチング処理を行う(412、422、432)。そして、フォーカス制御部270は、その2画像マッチング処理の処理結果を履歴情報として履歴情報保持部271に保持させる(413、423、433)。
一方、フォーカス制御部270は、姿勢の変化(角速度)が閾値以上である場合には、比較対象となった角速度の取得時に対応する2つの画像を2画像マッチング処理に用いない(412、422、432)。すなわち、フォーカス制御部270は、姿勢の変化(角速度)が閾値(例えば、0)を基準として大きい場合におけるマッチング処理結果を履歴として用いずに、追加移動量を決定する。
ここで、姿勢の変化(角速度)に関する閾値は、画角が広くなるのに応じて高くなるように設定することが望ましい。ただし、閾値を設定する場合には、他の状況(例えば、手振れ補正の状況)等も考慮することが望ましい。
また、フォーカス制御部270は、姿勢の変化(角速度)が閾値を基準として大きい場合には、2画像マッチング処理の処理結果を用いずにフォーカス制御を行うようにしてもよい。
[輝度検波値を用いた2画像マッチング処理の要否判定例]
図8は、本技術の第1の実施の形態におけるフォーカス制御部270による2画像マッチング処理の要否を判定する際における判定処理の流れを模式的に示す図である。
図8には、撮像部220により生成される画像1乃至12を時系列で示す。なお、図8に示す横軸は、時間軸を示す。また、図8には、画像1乃至12と、各処理(451乃至456、415、425、435等)との関係を矢印で結んで示す。なお、図8に示す各処理(412、413、422、423、432、433)については、図7に示す各処理(412、413、422、423、432、433)に対応するものであるため、同一の符号を付してここでの説明の一部を省略する。
ここで、動画の撮像動作時においては、被写体の移動や変形が発生し得る。しかしながら、2画像マッチング処理では、2つの画像で被写体の位置や形が異なるような場合には、誤った合焦位置推定結果を出力することが多い。
そこで、2画像マッチング処理に用いる2つの画像の取得時に、フォーカス制御部270は、撮像部220により生成された画像における輝度検波値を算出する(451乃至456)。続いて、フォーカス制御部270は、その算出された2つの輝度検波値の差分値が閾値以上であるか否かを判定(2画像マッチング処理の判定処理)する(415、425、435)。なお、輝度検波値は、例えば、画像における検波枠内の輝度値の合計値または平均値である。
そして、2つの輝度検波値の差分値が閾値未満である場合には、被写体が移動や変形をしていないと判断することができる。このため、フォーカス制御部270は、その2つの輝度検波値の算出時に対応する2つの画像を用いて2画像マッチング処理を行う(412、422、432)。そして、フォーカス制御部270は、その2画像マッチング処理の処理結果を履歴情報として履歴情報保持部271に保持させる(413、423、433)。
一方、2つの輝度検波値の差分値が閾値以上である場合には、被写体が移動や変形をしていると判断することができる。このため、フォーカス制御部270は、その2つの輝度検波値の算出時に対応する2つの画像を2画像マッチング処理に用いない(412、422、432)。すなわち、フォーカス制御部270は、2つの輝度検波値の差分値が閾値を基準として大きい場合におけるマッチング処理結果を履歴として用いずに、追加移動量を決定する。
また、フォーカス制御部270は、2つの輝度検波値の差分値が閾値を基準として大きい場合には、2画像マッチング処理の処理結果を用いずにフォーカス制御を行うようにしてもよい。
[絞り値を用いた2画像マッチング処理の要否判定例]
図9は、本技術の第1の実施の形態におけるフォーカス制御部270による2画像マッチング処理の要否を判定する際における判定処理の流れを模式的に示す図である。
図9には、撮像部220により生成される画像1乃至12を時系列で示す。なお、図9に示す横軸は、時間軸を示す。また、図9には、画像1乃至12と、各処理(461乃至466、416、426、436等)との関係を矢印で結んで示す。なお、図9に示す各処理(412、413、422、423、432、433)については、図7に示す各処理(412、413、422、423、432、433)に対応するものであるため、同一の符号を付してここでの説明の一部を省略する。
ここで、動画の撮像動作時においては、自動露出制御機能等により、絞りの開口部の大きさが変化することがある。ここで、2画像マッチング処理は、画像のボケ具合を用いて合焦位置を推定するものである。このため、絞りの開口部の大きさが変化する場合等のように、2つの画像で点拡がり関数の形や焦点深度の深さが異なる状況となった場合には、誤った合焦位置推定結果を出力することが多い。
そこで、2画像マッチング処理に用いる2つの画像の取得時に、フォーカス制御部270は、撮像部220における絞り値(F値)を取得する(461乃至466)。続いて、フォーカス制御部270は、その取得された2つの絞り値の差分値が閾値以上であるか否かを判定(2画像マッチング処理の判定処理)する(416、426、436)。
そして、フォーカス制御部270は、2つの絞り値の差分値が閾値未満である場合には、その2つの絞り値の取得時に対応する2つの画像を用いて2画像マッチング処理を行う(412、422、432)。そして、フォーカス制御部270は、その2画像マッチング処理の処理結果を履歴情報として履歴情報保持部271に保持させる(413、423、433)。
一方、フォーカス制御部270は、2つの絞り値の差分値が閾値以上である場合には、その2つの絞り値の算出時に対応する2つの画像を2画像マッチング処理に用いない(412、422、432)。すなわち、フォーカス制御部270は、2つの絞り値の差分値が閾値(例えば、0)を基準として大きい場合におけるマッチング処理結果を履歴として用いずに、追加移動量を決定する。
また、フォーカス制御部270は、2つの絞り値の差分値が閾値を基準として大きい場合には、2画像マッチング処理の処理結果を用いずにフォーカス制御を行うようにしてもよい。
なお、図7乃至図9では、2フレーム間隔で各情報(角速度、輝度検波値、絞り値)を得る例を示したが、フレーム毎に各情報を得るようにしてもよく、3以上のフレーム間隔で各情報を得るようにしてもよい。
また、図7乃至図9では、2フレーム毎の各情報(角速度、輝度検波値、絞り値)のそれぞれを用いて2画像マッチング処理の要否判定を行う例を示した。ただし、これらの全ての情報(角速度、輝度検波値、絞り値)を用いて2画像マッチング処理の要否判定を行うようにしてもよい。なお、この例については、図10および図11に示す。
[撮像装置の動作例]
図10は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100によるAF処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理手順では、動画撮像モードの設定時において、撮像部220により画像が生成される毎に行う例を示す。また、この処理手順では、2フレーム間隔で2画像マッチング処理に用いる2つの画像を取得する場合における例を示す。
最初に、フォーカス制御部270は、2画像マッチング処理に用いられる2つの画像(第1画像および第2画像)を取得済であるか否かを判断する(ステップS901)。そして、2つの画像が取得されていない場合(1つの画像のみが取得されている場合を含む)には(ステップS901)、ステップS905に進む。
2つの画像が取得されている場合には(ステップS901)、フォーカス制御部270は、2画像マッチング処理の判定処理を行う(ステップS920)。この判定処理については、図11を参照して詳細に説明する。
続いて、フォーカス制御部270は、2画像マッチング処理の判定処理により、2画像マッチング処理が可能であると判定されたか否かを判断し(ステップS902)、2画像マッチング処理が不可能であると判定された場合には、ステップS905に進む。一方、2画像マッチング処理が可能であると判定された場合には(ステップS902)、フォーカス制御部270は、取得された2つの画像を用いて2画像マッチング処理を行う(ステップS903)。続いて、フォーカス制御部270は、その2画像マッチング処理の処理結果を履歴情報として履歴情報保持部271に保持させる(ステップS904)。
続いて、フォーカス制御部270は、第1条件(図6に示す)を満たすか否かを判断する(ステップS905)。第1条件を満たす場合には(ステップS905)、フォーカス制御部270は、第2条件(図6に示す)を満たすか否かを判断する(ステップS906)。そして、第2条件を満たす場合には(ステップS905)、フォーカス制御部270は、コントラストAF処理によるフォーカスレンズの移動について、追加移動量(所定値)を加算してフォーカス制御を行う(ステップS907)。
また、第1条件を満たさない場合(ステップS905)、または、第2条件を満たさない場合には(ステップS906)、フォーカス制御部270は、通常のコントラストAF処理によりフォーカス制御を行う(ステップS908)。すなわち、2画像マッチング処理の処理結果を用いずにコントラストAF処理によりフォーカス制御が行われる。なお、ステップS905、S906は、特許請求の範囲に記載の判断手順の一例である。また、ステップS907は、特許請求の範囲に記載のフォーカス制御手順の一例である。
図11は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100による2画像マッチング処理の処理手順のうちの判定処理手順(図10に示すステップS920の処理手順)を示すフローチャートである。
最初に、姿勢検出部210が、撮像装置100の姿勢を検出する(ステップS921)。続いて、フォーカス制御部270が、今回検出された撮像装置100の姿勢と、その直前に検出された撮像装置100の姿勢とに基づいてその姿勢の変化(角速度)を算出し、この角速度が閾値未満であるか否かを判断する(ステップS922)。
角速度が閾値未満である場合には(ステップS922)、フォーカス制御部270が、撮像部220により生成された画像における輝度検波値を算出する(ステップS923)。続いて、フォーカス制御部270が、今回算出された輝度検波値と、その直前に算出された輝度検波値との差分値が閾値未満であるか否かを判断する(ステップS924)。
その差分値が閾値未満である場合には(ステップS924)、フォーカス制御部270は、撮像部220における絞り値を取得する(ステップS925)。続いて、フォーカス制御部270が、今回取得された絞り値と、その直前に取得された絞り値との差分値が閾値未満であるか否かを判断する(ステップS926)。
その差分値が閾値未満である場合には(ステップS926)、フォーカス制御部270は、2画像マッチング処理が可能であると判定する(ステップS927)。
また、角速度が閾値以上である場合には(ステップS922)、フォーカス制御部270は、2画像マッチング処理が不可能であると判定する(ステップS928)。同様に、輝度検波値の差分値が閾値以上である場合(ステップS924)、または、絞り値の差分値が閾値以上である場合には(ステップS926)、フォーカス制御部270は、2画像マッチング処理が不可能であると判定する(ステップS928)。
このように、本技術の第1の実施の形態では、コントラストAF処理が苦手とする高輝度点光源のような被写体についても高速にフォーカス制御を行うことができる。また、推定合焦位置を誤るような2画像マッチング処理の実行を防止することができる。これにより、フォーカスレンズの移動方向や距離の精度が改善することができる。また、AFの誤り率や速度を向上させることができる。また、不要な演算を予め回避することができる。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、2画像マッチング処理を用いて動画撮像動作中におけるAF処理を速度化することができる。
なお、本技術の第1の実施の形態では、撮像部220を備える撮像装置100を例にして説明したが、撮像部を着脱可能な撮像装置(電子機器)に本技術の実施の形態を適用することができる。また、撮像機能付き携帯電話機や撮像機能付き携帯端末装置(例えば、スマートフォン)等の電子機器に本技術の実施の形態を適用することができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))等を用いることができる。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1) 撮像部により生成された画像におけるコントラストと、フォーカスレンズが異なる位置となった状態で前記撮像部により生成された2つの画像を用いた2画像マッチング処理の処理結果とに基づいてフォーカス制御を行うフォーカス制御部を具備する撮像装置。
(2) 前記フォーカス制御部は、前記コントラストに基づいてフォーカスレンズを移動させる際に、前記2画像マッチング処理の処理結果に基づいて前記フォーカスレンズの追加移動量を決定する前記(1)に記載の撮像装置。
(3) 前記フォーカス制御部は、前記フォーカスレンズの位置と前記2画像マッチング処理の処理結果の履歴に基づいて推定された合焦位置との差分が閾値を基準として大きい場合にのみ、前記追加移動量を決定する前記(2)に記載の撮像装置。
(4) 前記フォーカス制御部は、前記コントラストに基づくフォーカスレンズの移動方向と、前記推定された合焦位置に基づくフォーカスレンズの移動方向とが一致した場合にのみ、前記追加移動量を決定する前記(3)に記載の撮像装置。
(5) 前記フォーカス制御部は、前記一致した移動方向への前記追加移動量を決定する前記(4)に記載の撮像装置。
(6) 前記フォーカス制御部は、前記差分に基づいて前記追加移動量を算出する前記(3)から(5)のいずれかに記載の撮像装置。
(7) 前記撮像装置の姿勢の変化を検出する姿勢検出部をさらに具備し、
前記フォーカス制御部は、前記検出された姿勢の変化が閾値を基準として大きい場合における前記マッチング処理結果を前記履歴として用いずに前記追加移動量を決定する
前記(3)から(6)のいずれかに記載の撮像装置。
(8) 前記フォーカス制御部は、前記第1画像における輝度検波値と、前記第2画像における輝度検波値との差分値が閾値を基準として大きい場合における前記マッチング処理結果を前記履歴として用いずに前記追加移動量を決定する前記(3)から(7)のいずれかに記載の撮像装置。
(9) 前記フォーカス制御部は、前記第1画像の生成時における絞り値と、前記第2画像の生成時における絞り値との差分値が閾値を基準として大きい場合における前記マッチング処理結果を前記履歴として用いずに前記追加移動量を決定する前記(3)から(8)のいずれかに記載の撮像装置。
(10) 前記撮像装置の姿勢の変化を検出する姿勢検出部をさらに具備し、
前記フォーカス制御部は、前記検出された姿勢の変化が閾値を基準として大きい場合には、前記2画像マッチング処理の処理結果を用いずに前記フォーカス制御を行う
前記(1)から(9)のいずれかに記載の撮像装置。
(11) 前記フォーカス制御部は、前記第1画像における輝度検波値と、前記第2画像における輝度検波値との差分値が閾値を基準として大きい場合には、前記2画像マッチング処理の処理結果を用いずに前記フォーカス制御を行う前記(1)から(10)のいずれかに記載の撮像装置。
(12) 前記フォーカス制御部は、前記第1画像の生成時における絞り値と、前記第2画像の生成時における絞り値との差分値が閾値を基準として大きい場合には、前記2画像マッチング処理の処理結果を用いずに前記フォーカス制御を行う前記(1)から(11)のいずれかに記載の撮像装置。
(13) 所定条件を満たすか否かを判断する判断手順と、
前記所定条件を満たす場合には、撮像部により生成された画像におけるコントラストと、フォーカスレンズが異なる位置となった状態で前記撮像部により生成された2つの画像を用いた2画像マッチング処理の処理結果とに基づいてフォーカス制御を行うフォーカス制御手順と
を具備する撮像装置の制御方法。
(14) 所定条件を満たすか否かを判断する判断手順と、
前記所定条件を満たす場合には、撮像部により生成された画像におけるコントラストと、フォーカスレンズが異なる位置となった状態で前記撮像部により生成された2つの画像を用いた2画像マッチング処理の処理結果とに基づいてフォーカス制御を行うフォーカス制御手順と
をコンピュータに実行させるプログラム。
100 撮像装置
101 撮像レンズ
102 撮像素子
103 アナログ信号処理部
104 A/D変換部
105 デジタル信号処理部
106 液晶パネル
107 ビューファインダ
108 記録デバイス
109 被写体検出部
110 ジャイロセンサ
120 制御部
131 EEPROM
132 ROM
133 RAM
140 操作部
151 TG
152 モータドライバ
153 フォーカスレンズ駆動モータ
154 ズームレンズ駆動モータ
210 姿勢検出部
220 撮像部
230 画像処理部
240 記録制御部
241 コンテンツ記憶部
250 表示制御部
251 表示部
260 制御部
270 フォーカス制御部
271 履歴情報保持部
290 操作受付部

Claims (14)

  1. 撮像部により生成された画像におけるコントラストと、フォーカスレンズが異なる位置となった状態で前記撮像部により生成された2つの画像を用いた2画像マッチング処理の処理結果とに基づいてフォーカス制御を行うフォーカス制御部を具備する撮像装置。
  2. 前記フォーカス制御部は、前記コントラストに基づいてフォーカスレンズを移動させる際に、前記2画像マッチング処理の処理結果に基づいて前記フォーカスレンズの追加移動量を決定する請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記フォーカス制御部は、前記フォーカスレンズの位置と前記2画像マッチング処理の処理結果の履歴に基づいて推定された合焦位置との差分が閾値を基準として大きい場合にのみ、前記追加移動量を決定する請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記フォーカス制御部は、前記コントラストに基づくフォーカスレンズの移動方向と、前記推定された合焦位置に基づくフォーカスレンズの移動方向とが一致した場合にのみ、前記追加移動量を決定する請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記フォーカス制御部は、前記一致した移動方向への前記追加移動量を決定する請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記フォーカス制御部は、前記差分に基づいて前記追加移動量を算出する請求項3記載の撮像装置。
  7. 前記撮像装置の姿勢の変化を検出する姿勢検出部をさらに具備し、
    前記フォーカス制御部は、前記検出された姿勢の変化が閾値を基準として大きい場合における前記マッチング処理結果を前記履歴として用いずに前記追加移動量を決定する
    請求項3記載の撮像装置。
  8. 前記フォーカス制御部は、前記第1画像における輝度検波値と、前記第2画像における輝度検波値との差分値が閾値を基準として大きい場合における前記マッチング処理結果を前記履歴として用いずに前記追加移動量を決定する請求項3記載の撮像装置。
  9. 前記フォーカス制御部は、前記第1画像の生成時における絞り値と、前記第2画像の生成時における絞り値との差分値が閾値を基準として大きい場合における前記マッチング処理結果を前記履歴として用いずに前記追加移動量を決定する請求項3記載の撮像装置。
  10. 前記撮像装置の姿勢の変化を検出する姿勢検出部をさらに具備し、
    前記フォーカス制御部は、前記検出された姿勢の変化が閾値を基準として大きい場合には、前記2画像マッチング処理の処理結果を用いずに前記フォーカス制御を行う
    請求項1記載の撮像装置。
  11. 前記フォーカス制御部は、前記第1画像における輝度検波値と、前記第2画像における輝度検波値との差分値が閾値を基準として大きい場合には、前記2画像マッチング処理の処理結果を用いずに前記フォーカス制御を行う請求項1記載の撮像装置。
  12. 前記フォーカス制御部は、前記第1画像の生成時における絞り値と、前記第2画像の生成時における絞り値との差分値が閾値を基準として大きい場合には、前記2画像マッチング処理の処理結果を用いずに前記フォーカス制御を行う請求項1記載の撮像装置。
  13. 所定条件を満たすか否かを判断する判断手順と、
    前記所定条件を満たす場合には、撮像部により生成された画像におけるコントラストと、フォーカスレンズが異なる位置となった状態で前記撮像部により生成された2つの画像を用いた2画像マッチング処理の処理結果とに基づいてフォーカス制御を行うフォーカス制御手順と
    を具備する撮像装置の制御方法。
  14. 所定条件を満たすか否かを判断する判断手順と、
    前記所定条件を満たす場合には、撮像部により生成された画像におけるコントラストと、フォーカスレンズが異なる位置となった状態で前記撮像部により生成された2つの画像を用いた2画像マッチング処理の処理結果とに基づいてフォーカス制御を行うフォーカス制御手順と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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