JP2013127916A - 照明装置およびそれを用いた照明器具 - Google Patents

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文徳 松本
Shinichi Nagaoka
慎一 長岡
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Abstract

【課題】防水性の低下を抑制することが可能な照明装置およびそれを用いた照明器具を提供する。
【解決手段】照明装置10は、互いに組み合わされる少なくとも2つの構成部品1,20からなる筐体と、この筐体内に収納された発光装置3と、構成部品1,20の組み合わせ部位の隙間に埋め込まれた樹脂からなる接着部と、筐体内に形成された内部空間50から筐体の外部へ導出された導出部材51とを備える。導出部材51は、少なくとも発光装置3に電気的に接続された一対の電線4,4を有し、導出部材51に、内部空間50と筐体の外部とを連通可能とする空洞5aが設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置およびそれを用いた照明器具に関するものである。
従来から、防水性を有する照明装置は、発光装置だけで構成されることはほとんどなく、発光装置から放射した光を透過させる機能を有するカバーを含む筐体内に発光装置を配置して構成される。また、この種の照明装置は、発光装置に電気的に接続された給電用の電線を備えたものが多く、給電用の電線を含めて防水性を有するものが提案されている(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1に開示された照明ユニットは、図10に示すように、複数の発光素子60が配設された基板61と、基板61の一表面側(図10では、下面側)に配置される光学部材62と、基板61の他表面側に配置され光学部材62と合わせて筐体を構成する放熱ケース部材24とを備えている。
放熱ケース部材24には、図11に示すように、発光素子60に電力を供給するための電力供給用ケーブル25を外部へ取り出すケーブル取出部26が設けられている。ここで、特許文献1には、ケーブル取出部26に、電力供給用ケーブル25を外部へ取り出すためのケーブル孔27が形成されている旨が記載されている。また、特許文献1には、電力供給用ケーブル25が、ケーブル入口26a、ケーブル孔27を通って、取出口26bから取り出される旨が記載されている。
ケーブル孔27には、グロメット(ケーブル保護部材)28が嵌められている。このグロメット28は、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)等の弾性材料で形成されており、電力供給用ケーブル25を挿通している。ここで、特許文献1には、ケーブル取出部26を覆う離脱防止用カバー29と放熱ケース部材24とが、グロメット28を挟んで係止する旨が記載されている。また、特許文献1には、照明ユニットを筐体で覆わずに灯具にすることができる旨や複数個の照明ユニットを使用してLED照明用灯具を構成することが可能である旨が記載されている。
特許文献2に開示された防水形照明装置は、図12に示すように、照明ケース30に照明部32を組み込んで構成されている。照明ケース30は、円盤状に形成された第1のケース体33と、箱状に形成された第2のケース体34とで構成されている。ここにおいて、第1のケース体33には、複数のネジ孔33aが貫設されている。また、第2のケース体34の側面34aには、電源コード35を照明ケース30の外部へ引き出すための引き出し孔34bが形成されており、この引き出し孔34bにゴムなどからなるコードブッシング37が装着されている。
照明部32は、切頭円錐状に形成された基板38と、複数のLED39とで構成されている。
図12に示した構成の防水形照明装置は、照明ケース30と照明部32の基板38とで形成された空間部31に、柔軟性または弾力性を有するシリコーン樹脂などの充填部材36が充填されている。ここで、特許文献2には、空間部31への充填部材36の充填方法として、充填部材36を空間部31の容積より多い目に充填する旨が記載されている。また、特許文献2には、空間部31に残存する空気層を軽減するために、充填部材36を複数回に分けて充填する旨が記載されている。また、特許文献2には、第1のケース体33の各ネジ孔33aにネジ(図示せず)を螺入する旨が記載されている。
特開2010−33757号公報 特開2002−133911号公報
ところで、図10および図11に示した構成の照明ユニット(照明装置)では、グロメット28により、ケーブル取出部26から照明ユニット内への水の浸入を防止することができる。
しかしながら、図10および図11に示した構成の照明装置では、グロメット28を放熱ケース部材24とで挟んで係止する専用の離脱防止用カバー29が必要となり、照明装置の大型化や組み立て工数の増加が懸念される。
また、図12に示した構成の防水形照明装置(照明装置)では、シリコーン樹脂などの防水機能を有する充填部材36を空間部31に充填するので、照明装置が高湿度の環境下で使用されても、空間部31への水の浸入を抑制できる。ここで、この照明装置では、充填部材36を空間部31に充填するだけで空間部31への水の浸入を抑制できるので、図10および図11に示した構成の照明装置に比べて、照明装置の大型化や組み立て工数の増加を抑制することが可能となる。
しかしながら、図12に示した構成の照明装置では、空間部31に、この空間部31の容積よりも多い充填部材36を充填したとしても、第1のケース体33に複数のネジ孔33aを設けているので、空間部31に空気が残存する可能性がある。また、図12に示した構成の照明装置では、空間部31に残存する空気層を軽減するために充填部材36を複数回に分けて充填したとしても、空間部31の細部に空気が残存する可能性がある。
ところで、防水性を有する照明装置では、発光装置の点灯や消灯による温度変化に起因して筐体内で空気の膨張および収縮、いわゆる呼吸作用が発生する。つまり、図12に示した構成の照明装置では、第1のケース体33の各ネジ孔33aに上記ネジを螺入するので、空間部31が空気の抜けない構造であると推考され、上述の呼吸作用によって、空間部31において流動性を有する充填部材36に穴が開いたり、充填部材36に凸膨らみが生じたりする可能性があり、防水性が低下する可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、防水性の低下を抑制することが可能な照明装置およびそれを用いた照明器具を提供することにある。
本発明の照明装置は、互いに組み合わされる少なくとも2つの構成部品からなる筐体と、前記筐体内に収納された発光装置と、前記構成部品の組み合わせ部位の隙間に埋め込まれた樹脂からなる接着部と、前記筐体内に形成された内部空間から前記筐体の外部へ導出された導出部材とを備え、前記導出部材は、少なくとも前記発光装置に電気的に接続された一対の電線を有し、前記導出部材に、前記内部空間と前記筐体の外部とを連通可能とする空洞が設けられてなることを特徴とする。
この照明装置において、前記空洞は、前記導出部材のうち、前記内部空間に位置する一端部から当該一端部とは反対の他端部のコネクタまで設けられてなることが好ましい。
この照明装置において、前記空洞は、少なくとも前記一対の電線の間に設けられてなることが好ましい。
この照明装置において、前記空洞の開口形状は、前記導出部材に外部から作用する力により前記空洞が密閉されるのを抑制可能な形状であることが好ましい。
本発明の照明器具は、前記照明装置と、前記照明装置が取り付けられた器具本体とを備えてなることを特徴とする。
本発明の照明装置においては、防水性の低下を抑制することが可能となる。
本発明の照明器具においては、防水性の低下を抑制することが可能な照明装置を備えた照明器具を提供することができる。
実施形態1の照明装置を示し、(a)はカバー側から見た平面図、(b)は(a)の正面図である。 同上の照明装置の概略断面図である。 同上の照明装置において、導出部材を除いた分解斜視図である。 同上の照明装置に関し、導出部材が取り付けられた後の平面図である。 同上の照明装置に関し、他の構成例の導出部材の断面図である。 同上の照明装置に関し、別の構成例の導出部材の断面図である。 実施形態1の照明器具の概略断面図である。 実施形態2の照明装置を示し、(a)はカバー側から見た平面図、(b)は(a)の横断面図である。 同上の照明装置において、導出部材を除いた分解斜視図である。 従来例の照明ユニットの断面図である。 同上の照明ユニットにおけるケーブル取出部の断面図である。 他の従来例の防水形照明装置の断面図である。
(実施形態1)
以下、本実施形態の照明装置について、図1〜図7を参照しながら説明する。
本実施形態の照明装置(以下、LEDユニットと称する)10は、防水性が求められる環境(例えば、屋外など)で使用することができるものである。このLEDユニット10は、板状(例えば、円板状)のベース1と、ベース1の一表面側(図3では、上面側)に配置された発光装置3とを備えている。また、LEDユニット10は、発光装置3をベース1との間に挟持するホルダ2と、発光装置3の前面側(図3では、上面側)に配置されてベース1に取り付けられてなり発光装置3から放射された光を透過させる機能を有するカバー20とを備えている。なお、本実施形態のLEDユニット10では、ベース1とカバー20とが、互いに組み合わされる2つの構成部品を構成している。また、本実施形態では、ベース1とカバー20とで、筐体を構成している。
また、LEDユニット10は、ベース1とカバー20とで形成された内部空間50(図2参照)から外部へ導出された導出部材51を備えている。
ベース1は、例えば、アルミニウムなどの金属により形成されている。本実施形態のLEDユニット10では、ベース1をダイカスト製法により形成している。なお、本実施形態のLEDユニット10では、ベース1の材料として、アルミニウムなどの金属を用いているが、これに限らず、例えば、セラミック、プラスチック樹脂などを用いてもよい。
ベース1の周部には、LEDユニット10を照明器具12(図7参照)の器具本体11(図7参照)に着脱自在に取り付けるための取付ねじ(図示せず)を、ベース1の上記一表面側から挿通する取付ねじ挿通孔1bが複数箇所(図示例では、2箇所)に貫設されている。
ここにおいて、本実施形態のLEDユニット10では、ベース1の形状を円形状としているが、これに限らず、例えば、多角形状であってもよいし、楕円形状であってもよい。
発光装置3は、複数個のLEDパッケージを有する発光部3a(図3参照)と、この発光部3aが実装された実装基板3bとで構成されている。ここにおいて、本実施形態のLEDユニット10では、複数個のLEDパッケージを、直列接続しているが、並列接続してもよいし、直並列接続してもよい。
発光部3aは、複数個のLEDパッケージ(図示せず)と、これら複数個のLEDパッケージを覆う封止部3dとを有している。そして、発光部3aは、LEDパッケージが青色LEDパッケージで構成され、青色LEDパッケージから放射される青色光により励起されてブロードな黄色光を放射する黄色蛍光体からなる蛍光体が封止部3dの透光性封止材料(例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ガラスなど)に混合されており、白色光を得る白色LEDを構成している。なお、発光部3aの蛍光体は、黄色蛍光体に限らず、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを用いてもよい。また、発光部3aは、紫〜近紫外LEDパッケージと、赤色蛍光体、緑色蛍光体および青色蛍光体とを組み合わせて白色光を得る白色LEDを構成してもよい。さらに、発光部3aは、赤色LEDパッケージと緑色LEDパッケージと青色LEDパッケージとを組み合わせて白色光を得る白色LEDを構成してもよい。
実装基板3bは、例えば、金属ベースプリント配線板を用いて形成されており、発光部3aに電気的に接続された一対の端子部3c,3cが形成されている。各端子部3c,3cは、金属ベースプリント配線板に形成された導体パターン(図示せず)により構成されている。本実施形態のLEDユニット10では、実装基板3bとして、金属ベースプリント配線板を用いているが、これに限らず、例えば、セラミック基板、ポリイミド基板、ガラスエポキシ基板などを用いてもよい。また、各端子部3c,3cには、各電線4,4が半田からなる接合部(図示せず)を介して電気的に接続されている。ここで、一方の電線4が発光部3aのプラス側に接続された端子部3c(図3における左側の端子部3c)に接続され、他方の電線4が発光部3aのマイナス側に接続された端子部3c(図3における右側の端子部3c)に接続されている。また、実装基板3bの一表面(図3では、上面)には、電線4の誤接続を防止するために、各端子部3c,3cの近傍に極性を示す“+”、“−”を表記してある。なお、本実施形態のLEDユニット10では、実装基板3bの上記一表面側に、発光部3aおよび各端子部3c,3c以外の部位を覆う白色のレジスト層などからなる反射層(図示せず)が形成されている。これにより、本実施形態のLEDユニット10では、発光部3aから放射された光が実装基板3bに吸収されるのを抑制することが可能となる。
また、実装基板3bの他表面(図3では、下面)とベース1の上記一表面側に突設された突台部1fとの間には、電気絶縁性および熱伝導性を有する放熱シート9が配置されている。したがって、本実施形態のLEDユニット10では、発光装置3で発生した熱を、放熱シート9を通してベース1へ効率よく放熱させることが可能となる。また、本実施形態のLEDユニット10では、ベース1をアルミニウムなどの金属により形成しているので、発光装置3で発生した熱を、放熱シート9およびベース1を通して器具本体11側へ放熱することが可能となる。
放熱シート9としては、突台部1fの先端面1faや窪部1q(図3参照)へのフィット性の良い放熱シートが好ましく、例えば、ゴムシート状あるいはゲルシート状の樹脂シートを用いることができる。この種の樹脂シートとしては、例えば、サーコン(登録商標)などを用いることができる。なお、本実施形態のLEDユニット10では、実装基板3bの上記他表面側とベース1の上記一表面側との間に放熱シート9を配置しているが、これに限らず、電気絶縁性および熱伝導性を有する接着シートを配置してもよい。
また、ベース1の上記一表面側には、発光装置3に電気的に接続された各電線4,4の一部を収納するための円形状の凹所1e(図2および図3など参照)が形成されている。
凹所1eの内底面の中央部には、発光装置3側(図3では、上側)へ突出する上述の突台部1fが設けられている。この突台部1fは、平面視において矩形状(図示例では、長方形状)に形成されている。ここにおいて、発光装置3は、突台部1fの先端面1faとの間に放熱シート9を介在するように配置される。
また、突台部1fの高さ寸法は、この突台部1fの高さ寸法と放熱シート9の厚み寸法とを合わせた寸法が凹所1eの深さ寸法よりも大きくなるように設定されている。したがって、本実施形態のLEDユニット10では、発光装置3から放射された光が、ベース1の凹所1eの内面で反射されたり吸収されたりするのを抑制することが可能となる。
また、突台部1fの先端面1faには、放熱シート9の一部が入り込むことが可能な上述の窪部1qが複数箇所(図示例では、4箇所)に形成されている。これによって、本実施形態のLEDユニット10では、組立時において発光装置3および放熱シート9をベース1とホルダ2とで挟持する前に、突台部1fと発光装置3との間に介在された放熱シート9の横方向への位置ずれを防止することが可能となる。
ホルダ2は、突台部1fとの間に発光装置3を保持する押え板部2e(図3参照)と、押え板部2eの周縁から後方(図示例では、ベース1側)に延設された周壁部2fとを有している。このホルダ2は、押え板部2eが円板状に形成されており、押え板部2eの中央部に、発光装置3の発光部3aを露出させるための窓孔2aが形成されている。ここにおいて、凹所1eの内底面には、突台部1fの短手方向の両側において、ボス部1rが突設されている。各ボス部1rには、ホルダ2をベース1に取り付けるための組立ねじ23dを螺合するねじ孔1dが形成されている。したがって、本実施形態のLEDユニット10では、突台部1fの長手方向の両側にボス部1rが配置される場合に比べて、ホルダ2の押え板部2eの形状を小さくすることが可能となる。
また、ホルダ2の押え板部2eの周部には、発光装置3の各端子部3c,3cに電気的に接続された各電線4,4が押え板部2eに干渉するのを防止するための開口孔2b,2bが、窓孔2aに連通するように形成されている。
また、ホルダ2の押え板部2eの周部には、ベース1の各ねじ孔1dに対応する部位に、組立ねじ23dをホルダ2の押え板部2eの前面側(図3では、上面側)から挿通するねじ挿通孔2dが貫設されている。ここで、ホルダ2をベース1に取り付ける場合は、まず、ホルダ2の窓孔2aから発光装置3の発光部3aを露出させるとともに、発光装置3をベース1とホルダ2とで挟持する。そして、組立ねじ23dをホルダ2の押え板部2eの上記前面側から組立ねじ挿通孔2dに挿通し、ベース1のねじ孔1dに螺合させることによって、ベース1にホルダ2が取り付けられる。なお、発光装置3とベース1との間には、放熱シート9が配置されている。
したがって、本実施形態のLEDユニット10では、組立ねじ23dをねじ孔1dに螺合させる際に発光装置3にかかる応力を放熱シート9により吸収して緩和することが可能となるので、発光装置3に不要な応力がかかるのを抑制することが可能となる。
なお、本実施形態のLEDユニット10では、発光装置3を、ベース1とホルダ2とで挟持しているが、これに限らず、例えば、接着剤、固定ねじなどによりベース1に取り付けてもよい。また、本実施形態では、ホルダ2の押え板部2eの形状を円形状としているが、これに限らず、例えば、多角形状であってもよいし、楕円形状であってもよい。
導出部材51は、発光装置3に電気的に接続された一対の電線4,4と、ベース1とカバー20とで形成された内部空間50と外部とを連通可能とする空洞5aを有する通気用パイプ5とを有している。言い換えれば、導出部材51には、内部空間50と外部とを連通可能とする空洞5aが設けられている。なお、本実施形態のLEDユニット10では、一対の電線4,4と通気用パイプ5とで、導出部材51を構成している。
本実施形態のLEDユニット10では、通気用パイプ5が、一対の電線4,4の間に配置されている。要するに、本実施形態のLEDユニット10では、空洞5aが、一対の電線4,4の間に設けられている。
したがって、本実施形態のLEDユニット10では、導出部材51に空洞5aを設け、この空洞5aを一対の電線4,4の間に配置しているので、空洞5aが密閉されるのを抑制することが可能となり、LEDユニット10内と外部との通気性を向上させることが可能となる。
ここにおいて、本実施形態のLEDユニット10では、導出部材51を、一対の電線4,4と通気用パイプ5とで構成しているが、これに限らず、例えば、図5に示すように、一対の電線4,4と、これら一対の電線4,4の周囲を覆い上述の空洞5aが設けられた被覆部材52とで構成してもよい。これにより、本実施形態のLEDユニット10では、一対の電線4,4により、空洞5aが密閉されるのを抑制することが可能となる。
また、本実施形態のLEDユニット10では、例えば、図6に示すように、一対の電線4,4と、これら一対の電線4,4の周囲を覆い内部空間50と外部とを連通可能とする空洞5bが設けられた被覆部材52とで構成してもよい。ここで、空洞5bの開口形状は、導出部材51に外部から作用する力により空洞5bが密閉されるのを抑制可能な形状であることが好ましい。具体的に説明すると、空洞5bの開口形状は、導出部材51の厚み方向(図6では、上下方向)の両側から圧縮されて空洞5bが密閉されるのを抑制可能な凹凸形状であることが好ましい。これにより、本実施形態のLEDユニット10では、導出部材51の屈曲やユーザの指圧などにより空洞5bが密閉されるのを抑制することが可能となり、LEDユニット10内と外部との通気性を向上させることが可能となる。
また、導出部材51は、一端部側(図4では、左端部側)がベース1とカバー20とで形成された内部空間50に配置され、他端部側(図4では、右端部側)がベース1の周部から外部へ導出されている。
ところで、ベース1の周部には、導出部材51をLEDユニット10の外部へ導出するための導出部1c(図2および図3など参照)が設けられている。
導出部1cは、ベース1の周部に形成された切欠き部であって、導出部材51をLEDユニット10の外部へ導出する方向を変更することが可能となっている。具体的に説明すると、導出部1cは、ベース1の周部においてベース1の他表面(図2では、下面)、側面および上記一表面が開放されている。つまり、導出部1cは、導出部材51をLEDユニット10の外部へ導出する方向を、ベース1の上記他表面側と、ベース1の上記他表面に沿った方向との間で変更することが可能となる(図2参照)。また、導出部1cは、この導出部1cから導出した導出部材51をベース1の上記他表面に直交する方向(図2では、下方向)へ導出した場合に、導出部材51がベース1の外周線よりも内側に配置されるように形成されている。
したがって、本実施形態のLEDユニット10では、導出部1cから導出した導出部材51をベース1の上記他表面側および側方へ導出することが可能となる。これによって、本実施形態のLEDユニット10では、LEDユニット10に電源を供給する電源ユニット15(図7参照)との相対的な位置関係の自由度を高めることが可能となるので、様々な形態の器具本体11に取り付け可能となる。また、本実施形態のLEDユニット10では、導出部1cが、この導出部1cから導出した導出部材51をベース1の上記他表面に直交する方向へ導出した場合に、導出部材51がベース1の外周線よりも内側に配置されるように形成されているので、例えば、器具本体11が円筒状に形成されている場合、器具本体11の最小径寸法をベース1の外形寸法と同程度の寸法に設定することが可能となり、照明器具12の小型化を図ることが可能となる。
また、ベース1の凹所1eにおいて導出部1c側の内底面には、各電線4,4の各々を凹所1eの内周面との間に挟持するリブ1ha,1hb(図3および図4参照)が突設されている。具体的に説明すると、ベース1の凹所1eにおいて導出部1c側の内底面には、一方の電線4を凹所1eの内周面との間に挟持するリブ1haと、他方の電線4を凹所1eの内周面との間に挟持するリブ1hbとが突設されている。
したがって、本実施形態のLEDユニット10では、発光装置3に電気的に接続された各電線4,4を、ベース1により保持することで、別部品を追加することなく、一対の電線4,4の張力止め機能を付与することが可能となる。言い換えれば、本実施形態のLEDユニット10では、一対の電線4,4に作用する張力を低減するための別部品が不要であり、低コストで一対の電線4,4の張力止め機能を付与することが可能となる。また、本実施形態のLEDユニット10では、一対の電線4,4に作用する張力を低減することができるので、各電線4,4と発光装置3の各端子部3c,3cとの上記接合部に応力が作用して断線するのを防止することが可能となる。
また、LEDユニット10におけるホルダ2の側部には、ベース1の導出部1cに対応する部位に、導出部1cから導出した導出部材51をベース1とで挟持するための挟持部2c(図2および図3参照)が形成されている。つまり、本実施形態のLEDユニット10では、発光装置3に電気的に接続された各電線4,4を、ベース1で保持するとともに、ベース1と挟持部2cとで挟持することが可能となる。なお、本実施形態のLEDユニット10では、ベース1の導出部1cに、LEDユニット10内への水分や不純物などの侵入を抑制するための封止部材(例えば、ゴムなど)を設けてもよい。
また、ベース1には、ベース1の導出部1cの内周面1g(図2および図4参照)とベース1の凹所1eの内底面との間に、面取り部1k(図2参照)が形成されている。したがって、本実施形態のLEDユニット10では、ベース1に面取り部1kを形成しているので、導出部材51をベース1の上記他表面側に曲げた時に導出部材51にかかる応力を低減することが可能となる。また、本実施形態のLEDユニット10では、各電線4をベース1の上記他表面側に曲げた時に各電線4にかかる応力を低減することができるので、各電線4を断線するのを防止することが可能となる。なお、本実施形態のLEDユニット10では、面取り部1kを、C面取り部としてあるが、これに限らず、例えば、R面取り部などであってもよい。
カバー20は、透光性材料(例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ガラスなど)により形成されている。また、カバー20は、ベース1の外周線よりも内側に配置され発光装置3を覆う有底円筒状の本体部20a(図3参照)と、この本体部20aの開口部から外方へ延設されてなりカバー20をベース1に取り付けるための鍔部20bとを有している。なお、本体部20aの一部にレンズを形成してもよい。また、本体部20aの形状は、有底円筒状に限定するものではなく、例えば、ドーム状であってもよい。
また、カバー20のベース1側(図3では、下側)とホルダ2の押え板部2eの上記前面側との間には、ホルダ2の各ねじ挿通孔2d,2dの各々に挿通された組立ねじ23d,23dと、ホルダ2の各開口孔2b,2bから露出された各電線4,4とを覆う環状(例えば、円環状)の化粧カバー40が配置されている。
化粧カバー40は、非透光性材料(例えば、白色不透明の樹脂など)により形成されており、カバー20の本体部20aに収納配置される。なお、化粧カバー40は、外周縁から複数個(例えば、3個)の突起40bが突設されており、各突起40bが、カバー20の本体部20aの内側面に形成された位置決め部20h(図2参照)により位置決めされている。
したがって、本実施形態のLEDユニット10は、ホルダ2の押え板部2eの上記前面側に化粧カバー40を設けているので、カバー20を通して各組立ねじ23d,23dおよび各電線4,4が見えるのを防止することが可能となり、外観の意匠性を高めることが可能となる。
また、カバー20の鍔部20bの周部には、円環状の突出部20e(図2参照)がベース1側に突設されている。ここにおいて、ベース1の上記一表面側には、カバー20の突出部20eに対応する部位に、突出部20eを収納可能な溝部1tが形成されている。この溝部1tには、気密封止用の充填材料(例えば、シリコーン系接着剤、ポリウレタン系接着剤など)が充填され接着部6が形成される(図2参照)。なお、本実施形態のLEDユニット10では、溝部1tが、2つの構成部品の組み合わせ部位の隙間を構成している。
したがって、本実施形態のLEDユニット10では、カバー20の突出部20eを、充填材料が充填されたベース1の溝部1tに収納することによって、LEDユニット10内への水分や不純物などの侵入を抑制することが可能となる。また、本実施形態のLEDユニット10では、導出部材51に空洞5aを設けているので、カバー20の突出部20eを充填材料が充填されたベース1の溝部1tに収納する際に、内部空間50の空気を空洞5aからLEDユニット10の外部へ排出することが可能となる。また、本実施形態のLEDユニット10では、導出部材51に空洞5aを設けているので(つまり、LEDユニット10に通気口を設けているので)、発光装置3の点灯や消灯による温度変化に起因してLEDユニット10内で空気の膨張および収縮、いわゆる呼吸作用により、接着部6に穴が開いたり、接着部6に凸膨らみが生じるのを抑制することが可能となり、防水性が低下するのを抑制することが可能となる。また、本実施形態のLEDユニット10では、導出部材51に空洞5aを設けているので、ベース1の溝部1tに充填材料を充填しやすくなる。
カバー押え部材21は、非透光性材料(例えば、アルミニウムなどの金属や、白色不透明のPBT樹脂やポリカーボネート樹脂など)により形成されており、発光装置3から放射されてカバー20の本体部20aの外周面から出射される光をできるだけ妨げないように扁平な環状(図示例では、円環状)に形成されている。また、カバー押え部材21は、カバー20の鍔部20bをベース1との間に挟持する。
また、カバー押え部材21の周部には、ベース1の導出部1cに対応する部位に、LEDユニット10の組立時にベース1の溝部1tに充填される充填材料が溢れた場合、溢れた充填材料を溜めることが可能な凹所21a(図2参照)が形成されている。ここにおいて、カバー20の鍔部20bの外周部には、カバー押え部材21の凹所21aに対応する部位に、溢れた充填材料をカバー押え部材21の凹所21aに導くための切欠き部20f(図3参照)が形成されている。
また、カバー押え部材21の一表面(図3では、下面)には、ベース1側へ突出する複数個(図3では、4個のうちの2個が見えている)の円柱状のボス部21cが設けられている。ここにおいて、カバー20の鍔部20bの外周部には、カバー押え部材21の各ボス部21cに対応する部位に、各ボス部21cを挿通する半円状の切欠き部20dが形成されている。また、ベース1の周部には、カバー押え部材21の各ボス部21cに対応する部位に、ボス部21cを貫通させる貫通孔1aが形成されている。ここで、カバー20をベース1に取り付ける場合は、カバー押え部材21の各ボス部21cをベース1の各貫通孔1aに挿通させてから、ベース1の上記他表面側(図3では、下面側)から各ボス部21cの先端部をレーザ光などの照射により塑性変形させてベース1の貫通孔1aよりも広げることによって、ベース1にカバー20が取り付けられる。要するに、ボス部21cは、最終的にはマッシュルーム状の形状となる。ここにおいて、ベース1の上記他表面側には、各貫通孔1aに対応する部位に、マッシュルーム状のボス部21cの頭部(先端部)21caが収納配置される収納部1jが、貫通孔1aに連通して形成されている。ここで、各収納部1jの深さ寸法は、ベース1の上記他表面を含む平面から貫通孔1aに貫通させたボス部21cの頭部21caが突出しないように設定されている。
本実施形態のLEDユニット10では、カバー20の鍔部20bをベース1とカバー押え部材21とで挟持することによって、カバー20に応力が加わるのを防止することが可能となる。また、本実施形態のLEDユニット10では、カバー押え部材21をベース1に対してねじを用いることなく取り付けているので、ねじの緩みなどの懸念がなくなる。また、本実施形態のLEDユニット10では、カバー押え部材21を扁平な環状に形成しているので、このLEDユニット10を器具本体11に取り付けてLEDユニット10を点灯させた場合に、カバー20の本体部20aの外周面から出射される光の所望の配光および均斉度を阻害する要素が少なくなる。なお、カバー20をベース1に取り付ける方法は、特に限定するものではなく、例えば、組立ねじなどを用いてカバー20をベース1に取り付けてもよい。
また、カバー押え部材21の外周部には、ベース1の各取付ねじ挿通孔1bに対応する部位に、取付ねじ(図示せず)をカバー押え部材21の他表面側(図3では、上面側)から挿通する半円状の切欠き部21bが形成されている。また、カバー20の鍔部20bの外周部には、ベース1の各取付ねじ挿通孔1b、カバー押え部材21の各切欠き部21bに対応する部位に、上記取付ねじをカバー押え部材21側から挿通する半円状の切欠き部20cが形成されている。したがって、本実施形態のLEDユニット10では、カバー押え部材21の外周部に各切欠き部21bを形成するとともに、カバー20の鍔部20bの外周部に各切欠き部20cを形成しているので、ベース1をカバー20側から照明器具12の器具本体11に着脱自在に取り付けることが可能となる。
ところで、導出部材51は、ベース1の導出部1cから導出した部位の先端部に、コネクタ4aが設けられている。このコネクタ4aは、図7に示すように、電源ユニット15に電気的に接続されている電源線13の先端部に設けられた電源ユニット15側のコネクタ14と着脱自在に接続することが可能である。なお、コネクタ4aとしては、防水機能を有していることが望ましい。
本実施形態のLEDユニット10では、通気用パイプ5が、ベース1とカバー20とで形成された内部空間50に位置する一端部(図1では、左端部)からこの一端部とは反対の他端部(図1では、右端部)のコネクタ4aまで設けられている。要するに、本実施形態のLEDユニット10では、空洞5aが、導出部材51のうち、内部空間50に位置する上記一端部から上記一端部とは反対の上記他端部のコネクタ4aまで設けられている。
また、本実施形態のLEDユニット10では、コネクタ4aのハウジングに、開口孔4bが設けられている。ここにおいて、通気用パイプ5の上記他端部は、この通気用パイプ5の空洞5aがコネクタ4aの開口孔4bに連通するように引き出されている。
したがって、本実施形態のLEDユニット10では、導出部材51の先端部にコネクタ4aを設け、通気用パイプ5の空洞5aを、導出部材51のうち、内部空間50に位置する上記一端部から上記一端部とは反対の上記他端部のコネクタ4aまで設けているので、LEDユニット10内の空気を排出するための空間を確保することが可能となる。
以上説明した本実施形態のLEDユニット10は、筐体内に形成された(ベース1とカバー20とで形成された)内部空間50から筐体(ベース1およびカバー20)の外部へ導出された導出部材51を備える。また、本実施形態のLEDユニット10では、導出部材51が、少なくとも発光装置3に電気的に接続された一対の電線4,4を有し、導出部材51に、内部空間50と筐体(ベース1およびカバー20)の外部とを連通可能とする空洞5aを設けているので、防水性の低下を抑制することが可能となる。
以下、本実施形態のLEDユニット10を備えた照明器具12の一例を、図7に基づいて説明する。
本実施形態の照明器具12は、上述のLEDユニット10と、LEDユニット10が着脱自在に取り付けられた金属製の器具本体11とを備えている。この照明器具12は、器具本体11を金属製としてあるので、樹脂製の場合に比べて、LEDユニット10の発光装置3で発生した熱を、放熱シート9、ベース1および器具本体11を通して効率よく放熱させることが可能となる。なお、器具本体11の材料としては、アルミニウムを採用しているが、アルミニウム以外の金属を採用してもよい。また、器具本体11の材料は、金属以外の材料でもよい。
器具本体11は、LEDユニット10を着脱自在に取り付けることができるように構成されている。具体的に説明すると、器具本体11には、ベース1の各取付ねじ挿通孔1bに対応する部位に、上記取付ねじを螺合する取付ねじ孔(図示せず)が形成されている。
また、本実施形態の照明器具12は、例えば、天井材17に埋め込み配置されるダウンライトである。この照明器具12の器具本体11は、LEDユニット10が収納配置される有底円筒状の本体部11aと、この本体部11aの開口部から外方へ延設された外鍔部11bとを有している。また、器具本体11は、天井材17に貫設された埋込穴17aに埋め込まれ、外鍔部11bが天井材17の下面における埋込穴17aの周部に当接する形で天井材17に取り付けられる。
器具本体11の底部11cの上側には、電源ユニット15を収納配置する収納部11eが設けられており、電源ユニット15が器具本体11から離して配置されている。したがって、本実施形態の照明器具12では、電源ユニット15で発生した熱が器具本体11を通してLEDユニット10側に熱伝導するのを抑制することが可能となる。
また、器具本体11の底部11cには、LEDユニット10から導出した導出部材51を収納部11e内へ引き出す引出孔(図示せず)が貫設されている。
したがって、本実施形態の照明器具12では、上述のLEDユニット10と、このLEDユニット10が取り付けられた器具本体11とを備えているので、防水性の低下を抑制することが可能なLEDユニット10を備えた照明器具12を提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態のLEDユニットの基本構成は実施形態1と同じであり、図8および図9に示すように、カバー20の構成が実施形態1と相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
カバー20は、透光性材料(例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ガラスなど)により形成されたレンズ部7と、このレンズ部7を保持するとともにベース1に取り付けられるレンズ保持部8とで構成されている。
レンズ部7は、発光装置3側(図9では、下側)に向かって凸形状に形成されるとともに、先端部に発光装置3の前面側(図9では、上面側)を囲む凹所7a(図8(b)参照)が形成されている。また、レンズ部7は、このレンズ部7の光出射面7bから発光装置3側に近づくにつれて外径が徐々に小さくなるように形成されている。さらに、レンズ部7は、光出射面7b側の中央部に凹所7cが形成されている。なお、レンズ部7は、光出射面7b側の中央部に凹所7cを形成しているが、これに限らず、例えば、光出射面7bの中央部が発光装置3側とは反対側へ突出する凸曲面状に形成してもよい。
また、レンズ部7は、凹所7aの内底面7fから入射した光を凹所7cの内底面7gに導く機能と、凹所7aの内側面7hから入射した光をレンズ部7の外周面7dで反射してレンズ部7の光出射面7b側に導く機能とを有するように設計されている。
レンズ保持部8は、非透光性材料(例えば、黒色の樹脂、アルミニウムなどの金属など)により形成されており、レンズ部7が収納配置される円筒状の本体部8aと、この本体部8aのベース1側(図9では、下側)の端部から外方へ延設された鍔部8bとを有している。ここで、本実施形態のLEDユニット10では、レンズ保持部8を非透光性材料により形成しているので、レンズ部7の外周面7dから出射される光を遮断することが可能となり、発光装置3からの光をレンズ部7の光出射面7bから出射することが可能となる。言い換えれば、本実施形態のLEDユニット10では、発光装置3からの光を一定範囲に集光させることが可能となる。
本体部8aのレンズ部7側(図9では、上側)の端部には、レンズ部7を保持するための保持突起8eが複数箇所に形成されている。この保持突起8eは、レンズ部7の光出射面7b側の外鍔部7jを本体部8aの内側面に形成された段部8hとの間に保持する。本実施形態のLEDユニット10では、レンズ部7の外鍔部7jと本体部8aとが、気密封止用の充填材料(例えば、シリコーン系接着剤、ポリウレタン系接着剤)などの接着部6により接合されている。
ところで、レンズ部7の外周面7dには、レンズ部7をレンズ保持部8に取り付ける際に位置決めを行うための突起7eが設けられている。ここにおいて、本体部8aの内周壁には、レンズ部7の突起7eに対応する部位に、突起7eを位置決めする凹部8j(図8(b)参照)が設けられている。
鍔部8bには、ベース1の導出部1cに対応する部位に、LEDユニット10の組立時にベース1の溝部1tに充填された充填材料が溢れた場合、溢れた充填材料を溜めるための凹所8g(図8(b)参照)が形成されている。
また、鍔部8bの周部には、ベース1の溝部1tに対応する部位に、円筒状の突出部8fがベース1側(図8(b)では、下側)に突設されている。したがって、本実施形態のLEDユニット10では、レンズ保持部8の突出部8fを、充填材料が充填されたベース1の溝部1tに収納することによって、LEDユニット10内への水分や不純物などの侵入を防止することが可能となる。
鍔部8bの一表面(図9では、下面)には、ベース1の各貫通孔1aに対応する部位に、ベース1側へ突出する複数個(図9では、4個のうちの1個が見えている)の円柱状のボス部8cが設けられている。ここで、カバー20は、レンズ保持部8の鍔部8bにおける各ボス部8cをベース1の各貫通孔1aに貫通させてから、ベース1の上記他表面側(図9では、下面側)から各ボス部8cの先端部をレーザ光などの照射により塑性変形させてベース1の貫通孔1aよりも広げることによって、ベース1にカバー20が取り付けられる。要するに、ボス部8cは、最終的にはマッシュルーム状の形状となる。ここにおいて、ベース1の上記他表面側には、各貫通孔1aに対応する部位に、マッシュルーム状のボス部8cの頭部が収納配置される収納部1jが、貫通孔1aに連通して形成されている。ここで、各収納部1jの深さ寸法は、ベース1の上記他表面を含む平面からボス部8cの頭部が突出しないように設定されている。なお、カバー20をベース1に取り付ける方法は、特に限定するものではなく、例えば、組立ねじなどを用いてカバー20をベース1に取り付けてもよい。
また、鍔部8bの外周部は、ベース1の各取付ねじ挿通孔1bに対応する部位に、上記取付ねじを鍔部8bの他表面側(図9では、上面側)から挿通する半円状の切欠き部8dが形成されている。したがって、本実施形態のLEDユニット10では、鍔部8bの外周部に各切欠き部8dを形成しているので、ベース1をカバー20側から照明器具12の器具本体11に着脱自在に取り付けることが可能となる。
しかして、本実施形態のLEDユニット10でも、筐体内に形成された(ベース1とカバー20とで形成された)内部空間50から筐体(ベース1およびカバー20)の外部へ導出された導出部材51を備え、導出部材51が、少なくとも発光装置3に電気的に接続された一対の電線4,4を有し、導出部材51に、内部空間50と筐体(ベース1およびカバー20)の外部とを連通可能とする空洞5aを設けているので、防水性の低下を抑制することが可能となる。
1 ベース(構成部品)
1t 溝部(隙間)
3 発光装置
4 電線
4a コネクタ
5a 空洞
5b 空洞
6 接着部
7 レンズ部(構成部品)
8 レンズ保持部(構成部品)
10 LEDユニット(照明装置)
11 器具本体
12 照明器具
20 カバー(構成部品)
50 内部空間
51 導出部材

Claims (5)

  1. 互いに組み合わされる少なくとも2つの構成部品からなる筐体と、前記筐体内に収納された発光装置と、前記構成部品の組み合わせ部位の隙間に埋め込まれた樹脂からなる接着部と、前記筐体内に形成された内部空間から前記筐体の外部へ導出された導出部材とを備え、前記導出部材は、少なくとも前記発光装置に電気的に接続された一対の電線を有し、前記導出部材に、前記内部空間と前記筐体の外部とを連通可能とする空洞が設けられてなることを特徴とする照明装置。
  2. 前記空洞は、前記導出部材のうち、前記内部空間に位置する一端部から当該一端部とは反対の他端部のコネクタまで設けられてなることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記空洞は、少なくとも前記一対の電線の間に設けられてなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の照明装置。
  4. 前記空洞の開口形状は、前記導出部材に外部から作用する力により前記空洞が密閉されるのを抑制可能な形状であることを特徴とする請求項3記載の照明装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の照明装置と、前記照明装置が取り付けられた器具本体とを備えてなることを特徴とする照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015176705A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 コネクタ装置及び照明装置
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JP2015185356A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 Ledユニットおよびそれを用いた照明器具
JP2015185355A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 Ledユニットおよびそれを用いた照明器具
JP2019087475A (ja) * 2017-11-09 2019-06-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 光源基板の取付構造

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