JP2013126115A - 信号処理装置、撮像装置 - Google Patents

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修二 林
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義朗 平原
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Abstract

【課題】回路規模を増大させることなく、異なる特性の画像信号を得ることができる技術を提供する。
【解決手段】信号処理装置は、画像処理部と、制御部とを有する。画像処理部は、撮像手段によって得られた画像信号に対し、複数の異なる処理を含む画像処理を行う。制御部は、画像処理部による画像処理の途中における画像信号、及び画像処理部による画像処理がなされた画像信号を個別に同時出力させる。
【選択図】図2

Description

この発明は、信号処理装置及び撮像装置に関する。
撮像装置には、その目的により様々な種類が存在する。また、各撮像装置においては、撮像手段により得られた画像信号に対し、用途に応じて種々の画像処理が施される。
たとえば、車載用撮像装置には、表示用撮像装置及び検知用撮像装置がある。
表示用撮像装置は、車両走行中にリアルタイムで被写体を撮像し、その結果を表示するための画像信号(表示用画像信号)を取得する装置である。
表示用画像信号に基づく画像は、カーナビゲーションシステムの表示装置等に表示される。その際、表示用画像信号は、表示装置の入力レンジに被写体の階調が収まるような画像処理(低コントラストにする画像処理)が施されている。
一方、検知用撮像装置は、被写体を撮像し、その結果に基づいて障害物や人、道路の白線等の被写体(検知対象)を検知するための画像信号(検知用画像信号)を取得する装置である。
この場合、検知対象を確実に識別するために、検知画像信号は、検知対象とそれ以外の部分との階調差が大きくなるような強調処理(高コントラストにする画像処理)が施されている。
また、撮像装置においては、高画質化の要請に伴い、撮像手段が扱うことのできる被写体の輝度範囲(ダイナミックレンジ)を拡大させることが求められている。このダイナミックレンジの拡大化を図ることが可能な撮像手段としては、入射光量に対して電気信号が線形的(Linear)に変換されて出力される線形特性領域と、入射光量に対して電気信号が対数的(Log)に変換されて出力される対数特性領域とからなる光電変換特性を有する撮像手段が知られている(たとえば、特許文献1参照)。以下、このような光電変換特性を有する撮像手段を「リニアログセンサ」という場合がある。
特開2002−77733号公報 特開2005−203852号公報
ここで、上述の表示用撮像装置と検知用撮像装置とを一つの撮像装置で実現しようとした場合、要求される画像信号が相反する特性(検知用画像信号は高コントラスト、表示用画像信号は低コントラスト)を有する。よって、一つの画像信号を表示用と検知用で共用することは困難である。
特に、広いダイナミックレンジを持つリニアログセンサを撮像手段として用いる場合には、表示装置に画像表示をさせるため、画像信号に対してダイナミックレンジを圧縮する処理等を行う。よって、出力される画像信号の階調差は小さくなる(低コントラストになる)。すなわち、表示用撮像装置にリニアログセンサを用いる場合、出力される画像信号は検知用には適さない可能性がより高くなる。
そこで、それぞれの画像信号(検知用画像信号と表示用画像信号)を得るために、各画像信号に対応する画像処理装置を複数設けることが考えられる(特許文献2参照)。しかし、画像処理装置を複数設けることにより回路規模が大きくなるという問題があった。
この発明は上記問題点を解決するものであり、回路規模を増大させることなく、異なる特性の画像信号を同時に得ることができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の信号処理装置は、画像処理部と、制御部とを有する。画像処理部は、撮像手段によって得られた画像信号に対し、複数の異なる処理を含む画像処理を行う。制御部は、画像処理部による画像処理の途中における画像信号、及び画像処理部による画像処理がなされた画像信号を個別に同時出力させる。
また、上記課題を解決するために、請求項2記載の信号処理装置は、請求項1記載の信号処理装置であって、画像処理部は、撮像手段からの画像信号に対して対数変換処理を行う対数変換処理部を有する。制御部は、画像処理の途中における画像信号として、対数変換処理された画像信号を出力させる。
また、上記課題を解決するために、請求項3記載の信号処理装置は、請求項1記載の信号処理装置であって、画像処理部は、対数変換処理部と、圧縮部と、処理部と、映像信号変換部とを有する。対数変換処理部は、撮像手段からの画像信号に対して対数変換処理を行う。圧縮部は、対数変換処理された画像信号のダイナミックレンジを圧縮する。処理部は、ダイナミックレンジが圧縮された画像信号に対して輝度処理及び色度処理を行う。映像信号変換部は、輝度処理及び色度処理された画像信号を映像信号に変換する。制御部は、対数変換された画像信号、ダイナミックレンジが圧縮された画像信号、輝度処理及び色度処理された画像信号の少なくとも一つと、映像信号とを同時出力させる。
また、上記課題を解決するために、請求項4記載の信号処理装置は、請求項3記載の信号処理装置であって、対数変換された画像信号、ダイナミックレンジが圧縮された画像信号、輝度処理及び色度処理された画像信号の出力を切り換えて出力する切換部を有する。制御部は、切換部を制御することにより、対数変換された画像信号、ダイナミックレンジが圧縮された画像信号、輝度処理及び色度処理された画像信号の少なくとも一つを出力させる。
また、上記課題を解決するために、請求項5記載の信号処理装置は、請求項3又は4記載の信号処理装置であって、対数変換された画像信号、ダイナミックレンジが圧縮された画像信号、輝度処理及び色度処理された画像信号は、物体検知用に用いられる画像信号である。映像信号は、表示用に用いられる画像信号である。
また、上記課題を解決するために、請求項6記載の撮像装置は、撮像手段と、請求項1から5のいずれかに記載の信号処理装置とを有する。
また、上記課題を解決するために、請求項7記載の撮像装置は、請求項6記載の撮像装置であって、撮像手段は、入射光を画像信号に線形変換する動作と対数変換する動作とを入射光量に応じて切り換え可能な複数の素子を有するリニアログセンサである。
このように、本発明における信号処理装置(撮像装置)によれば、撮像手段で得られた画像信号を画像処理して出力する際に、画像処理途中の画像信号を同時に出力することができる。従って、回路規模を増大させることなく(検知用と表示用それぞれの画像処理装置を設けることなく)、異なる特性の画像信号(たとえば、高コントラストの画像信号と低コントラストの画像信号)を同時に得ることができる。
撮像装置を示すブロック図である。 画像処理部を示すブロック図である。 対数変換処理部を示すブロック図である。 対数変換処理された画像信号の階調値を示すグラフである。 撮像装置1の動作を示すフローチャートである。 変形例に係る画像処理部を示すブロック図である。 ダイナミックレンジが圧縮処理された画像信号の階調値を示すグラフである。 輝度処理及び色度処理された画像信号の階調値を示すグラフである。
<実施形態>
図1から図5を用いて実施形態に係る撮像装置1について説明する。撮像装置1は、車載カメラや監視カメラ等として用いることができる。なお、本実施形態における「画像」と「画像信号(映像信号)」は一対一に対応している。
[撮像装置の構成]
図1に示すように、撮像装置1は、レンズ部2と、撮像手段3と、アンプ4と、A/D変換部5と、画像処理部6と、制御部7とを含んで構成されている。なお、撮像手段3、アンプ4、及びA/D変換部5は、ワンチップで構成されていてもよい。
レンズ部2は、単一のレンズ、或いは複数のレンズ群からなる光学系から構成されている。レンズ部2は、被写体の光像を取込み、撮像手段3に導く。レンズ部2には、透過光量を調整するための絞りやシャッタ(いずれも図示なし)を設けることも可能である。
撮像手段3は、複数の素子で構成されている。複数の素子は、レンズ部2において結像された光像を光電変換して、光量に応じたレベルを有する色成分(たとえば、赤(R)、緑(G)、青(B))の画像信号を生成する。生成された画像信号は、アンプ4へ出力される。本実施形態における撮像手段3は、入射光を画像信号に線形変換する動作と対数変換する動作とを入射光量に応じて切り換え可能な複数の素子を有するセンサ(所謂、リニアログセンサ)を用いている。撮像手段3としては、たとえば、COMS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等を使用することができる。
アンプ4は、撮像手段3から出力された画像信号を増幅等する。アンプ4は、たとえば、画像信号の増幅を行うAGC(Auto Gain Control)回路、画像信号に含まれるノイズ成分の除去を行うCDS(Correllated Double Sampling)回路等を含む。増幅等された画像信号は、A/D変換部5に出力される。
A/D変換部5は、アンプ4により増幅された画像信号をデジタルの画像信号に変換する。A/D変換された画像信号は、画像処理部6に出力される。
画像処理部6は、入力された画像信号に対して各種処理を実行する。画像処理部6の詳細については後述する。
制御部7は、撮像装置1全体の動作制御を行う。制御部7の詳細については、後述する。本実施形態において、画像処理部6及び制御部7が「信号処理装置」の一例である。
図1に示すように、本実施形態における撮像装置1には、表示部10、検知用抽出部20、入力部30が接続されている。なお、表示部10、検知用抽出部20、入力部30を含めて撮像装置1を構成してもよい。
表示部10は、LCD(Liquid Crystal Display)等の任意の表示デバイスによって構成される。たとえば、撮像装置1が車載カメラの場合、車内に設置されるカーナビゲーション装置の表示装置を表示部10として用いることが可能である。表示部10には、画像処理部6で処理された画像信号(NTSC信号(後述))に基づく画像が表示される。
検知用抽出部20は、たとえば、CPUなどの図示しない処理装置と、ROM、RAMなどの図示しない記憶装置とによって構成されている。検知用抽出部20は、画像処理部6による画像処理の途中における画像信号に基づいて、画像信号に含まれる被写体から特定の被写体の情報を抽出する処理を行う。抽出結果は種々の用途に利用することができる。たとえば、撮像装置1が車載カメラの場合、抽出結果に基づいて、自動車の衝突防止、エンジン制御、ハンドル制御、ブレーキ制御等の各種制御を行うことが可能である。
入力部30は、撮像装置1に対する各種操作を行う入力デバイスである。入力部30に用いられる集積回路としては、シリアル通信を行うためのUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)やI2C(Inter−Integrated Circuit)が用いられる。
[画像処理部の構成]
図2に示すように、画像処理部6は、対数変換処理部61と、圧縮部62と、処理部63と、NTSC変換部64とを含んで構成されている。
対数変換処理部61は、撮像手段3から入力された画像信号に対して対数変換処理を行う。図3に示すように、対数変換処理部61は、加算器611と、乗算器612と、LUT(Lookup Table)613とを含んで構成されている。
加算器611には、A/D変換部5から出力される画像信号が所定の順番で一画素ずつ入力される。加算器611は、その画像信号に補正値を加算し、乗算器612へ出力する。補正値は、オフセット値を補正するための値である。補正値は、メモリ(図示なし)等に予め記憶されている。
乗算器612は、入力された画像信号に対して補正係数を乗じ、LUT613へ出力する。補正係数は、ゲインのばらつきを補正するための係数である。補正係数は、メモリ(図示なし)等に予め記憶されている。
LUT613は、入力された画像信号と対数変換処理した画像信号との関係を予め記憶しておく。LUT613は、乗算器612から出力された画像信号の値をアドレスとし、予め記憶された関係に基づいて、当該画像信号に対応する対数変換処理した画像信号を出力する。このように、画像信号を対数に変換することにより、画像信号のビット数を小さくすることが可能となる。
対数変換処理がなされた画像信号は、制御部7の制御に基づいて、検知用抽出部20及び圧縮部62に出力される。ここで、入射光量について120dBの対数変換処理がなされた画像信号は、リニア換算すると1048576階調となる(図4参照。縦軸は階調値を示し、横軸は入射光量を示す)。このように、ダイナミックレンジが1048576階調あるので、この画像信号を用いて処理を行うことにより、検知用抽出部20は、被写体を確実に抽出することが可能となる。
また、対数変換処理がなされた画像を出力することにより、bit数を削減できる。すなわち、図4に示すように通常値(リニア)の場合、本実施形態では1048576階調のため20bit必要となる。一方、たとえば、以下の式(1)に示すような対数変換式を用いた場合、対数は16bit(65536階調)に収められる。更に、式(1)において、係数kを小さくしていくことにより、120dB以上のデータ出力も可能となる。
[数1]
Y=klog(X,2)・・・(1)
但し、
Y:対数値
X:通常値(線形値)
k:係数(=3276)
圧縮部62は、対数変換処理された画像信号のダイナミックレンジを圧縮する。ダイナミックレンジの圧縮の手法については、たとえば、コニカミノルタテクノロジーレポートVol.4(2007)に記載された手法を用いることができる。
具体的に、圧縮部62は、入力された画像信号から照明成分を抽出する。そして、圧縮部62は、抽出した照明成分を所定の圧縮特性に従って圧縮する。更に、圧縮部62は、画像信号を圧縮前の照明成分で除して得られる反射率成分を、圧縮した照明成分に対して乗じる。これにより、ダイナミックレンジが圧縮された画像信号が生成される。
ダイナミックレンジ圧縮がなされた画像信号は、制御部7の制御に基づいて、処理部63に出力される。なお、本実施形態においては、ダイナミックレンジ圧縮がなされた画像信号は、リニア変換部(図示なし)によりリニア変換された後、処理部63に入力される。
処理部63は、ダイナミックレンジが圧縮された画像信号に対して輝度処理及び色度処理を行う。具体的には、処理部63は、色補間処理、色補正処理等、輝度や色度を調整する処理を行う。色補間処理とは、入力される画像信号の色成分毎に、フレーム画像の不足する画素位置のデータを補間する処理である。色補正処理とは、撮影状態(たとえば、昼間の撮影や夜間の撮影)に応じた画像信号の色合い(彩度)を補正する処理である。なお、処理部63による処理に、γ補正処理を含んでもよい。γ補正処理とは、所定のγ補正テーブルを用いて画像信号に対して非線形補正を行うことで、画像信号を適切な出力レベルとする処理である。
NTSC変換部64は、輝度処理及び色度処理された画像信号をNTSC信号(映像信号)に変換する。具体的には、NTSC変換部64は、デジタルの画像信号をD/A変換等によりアナログのNTSC信号に変換する。NTSC信号は、制御部7の制御に基づいて、表示部10に出力される。なお、本実施形態におけるNTSC変換部64は、「映像信号変換部」の一例である。映像信号としては、NTSC信号に限らず、表示部10で画像表示できるフォーマットであればよい。たとえば、PAL(Phase Alternating Line)信号等も「映像信号」に含まれる。
[制御部の詳細]
本実施形態における制御部7は、画像処理部6による画像処理の途中における画像信号(たとえば、対数変換処理がなされた画像信号)、及び画像処理部6による画像処理がなされた画像信号(たとえば、NTSC信号)を個別に同時出力させる。具体的には、制御部7は、対数変換処理部61を制御し、あるタイミングで取得された画像信号ISに対し、対数変換処理を行って得られる画像信号を検知用処理部20に出力させる。一方、制御部7は、画像信号ISに対し、アナログ変換を行って得られるNTSC信号を表示部10に出力させる。このようにして出力された各信号は、それぞれの用途(たとえば、物体検知用と表示用)において同時に使用することができる。このように、本実施形態における「個別に同時出力」とは、一つの画像信号から生成される異なる画像信号を同時に使用することができるよう個別に出力することを意味する。
[動作]
図5を参照して、撮像装置1の動作について説明する。
入力部30からの入力等により、撮像装置1を駆動させると、撮像手段3は、レンズ部2において結像された光像を光電変換し、画像信号を生成する(S10)。制御部7は、撮像手段3を制御し、生成された画像信号をアンプ4へ出力させる。
アンプ4は、S10で生成された画像信号を増幅する(S11)。制御部7は、アンプ4を制御し、増幅された画像信号をA/D変換部5に出力させる。
A/D変換部5は、S11で増幅された画像信号をデジタルの画像信号に変換する(S12)。制御部7は、A/D変換部5を制御し、A/D変換された画像信号を対数変換処理部61に出力させる。
対数変換処理部61は、S12でデジタル変換された画像信号に対して対数変換処理を行う(S13)。制御部7は、対数変換処理部61を制御し、対数変換処理がなされた画像信号を圧縮部62及び撮像装置1の外部に出力させる。外部に出力された画像信号は、対数変換処理がなされた高コントラストの画像信号である。従って、たとえば、検知用抽出部20は、当該画像信号を用いて被写体の抽出を確実に行うことが可能となる。
圧縮部62は、S13で対数変換処理された画像信号のダイナミックレンジを圧縮する(S14)。制御部7は、圧縮部62を制御し、ダイナミックレンジ圧縮がなされた画像信号を処理部63に出力させる。
処理部63は、S14でダイナミックレンジ圧縮された画像信号に対して輝度処理及び色度処理を行う(S15)。制御部7は、処理部63を制御し、輝度処理及び色度処理がなされた画像信号をNTSC変換部64に出力させる。
NTSC変換部64は、S15で輝度処理及び色度処理された画像信号をNTSC信号に変換する(S16)。制御部7は、NTSC変換部64を制御し、NTSC信号を表示部10に出力させる。このNTSC信号は、表示部10の入力レンジに被写体の階調が収まるような画像処理(ダイナミックレンジ圧縮等)がなされている。従って、表示部10は、NTSC信号に基づく画像を表示することができる。
また、S13で得られた対数変換処理がなされた画像信号とS16で得られたNTSC信号は、いずれもS10で得られた画像信号に基づくものである。すなわち、本実施形態の撮像装置1は、あるタイミングで得られた一つの画像信号に基づいて、物体検知用の信号と表示用の信号を得ることができる。これら物体検知用の信号と表示用の信号は、同時に使用することができる。
なお、制御部7は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)などの図示しない処理装置と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの図示しない記憶装置とによって構成されている。記憶装置には、上記各ステップで行われる動作制御を実行するための制御プログラム等が記憶されている。CPUなどの処理装置が、記憶装置に記憶されている制御プログラムを実行することで上記各ステップの動作制御が実行される。
[作用・効果]
本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態における信号処理装置は、画像処理部6と、制御部7とを有する。画像処理部6は、撮像手段3によって得られた画像信号に対し、複数の異なる処理を含む画像処理を行う。制御部7は、画像処理部6による画像処理の途中における画像信号、及び画像処理部6による画像処理がなされた画像信号を個別に同時出力させる。
また、本実施形態における信号処理装置の画像処理部6は、撮像手段3からの画像信号に対して対数変換処理を行う対数変換処理部61を有する。制御部7は、画像処理の途中における画像信号として、対数変換処理された画像信号を出力させる。対数変換された画像信号は、物体検知用(被写体検知用)に用いられる画像信号である。一方、画像処理がなされた画像信号(映像信号。たとえば、NTSC信号)は、表示用に用いられる画像信号である。
また、本実施形態における撮像装置1は、撮像手段3と、上記信号処理装置とを有する。
このように、本発明における信号処理装置(撮像装置1)によれば、撮像手段で得られた画像信号を画像処理して出力する際に、画像処理途中の画像信号を同時出力することができる。従って、一つの画像信号を異なる用途(たとえば、表示用と物体検知用)で同時に使用することができる。すなわち、回路規模を増大させることなく、異なる特性の画像信号(たとえば、高コントラストの画像信号と低コントラストの画像信号)を同時に得ることができる。
また、本実施形態における撮像装置1における撮像手段3は、入射光を画像信号に線形変換する動作と対数変換する動作とを入射光量に応じて切り換え可能な複数の素子を有するリニアログセンサである。
このように、撮像手段3としてリニアログセンサを用いることにより、ダイナミックレンジを拡大させることができる。従って、高画質な画像を表示部10に表示させることができる。
<変形例>
次に、図6から図8を参照して変形例に係る撮像装置1について説明する。撮像装置1は、画像処理の途中における画像信号を出力するときに、その画像信号を選択できる構成となっている。なお、第1実施形態と同様の構成については、詳細な説明を省略する場合がある。
図6に示すように、画像処理部6´は、対数変換処理部61と、圧縮部62と、処理部63と、NTSC変換部64と、切換部65とを含んで構成されている。
切換部65は、対数変換処理部61により対数変換された画像信号、圧縮部62によりダイナミックレンジが圧縮された画像信号、処理部63により輝度処理及び色度処理された画像信号の出力を切り換えて出力するスイッチ回路である。
制御部7は、入力部30からの指示入力等に基づいて、切換部65を切換え、対数変換された画像信号、ダイナミックレンジが圧縮された画像信号、輝度処理及び色度処理された画像信号の少なくとも一つを撮像装置1の外部(たとえば、検知用抽出部20)に出力させる。
ここで、先に述べた通り、入射光量について120dBの対数変換処理された画像信号は、リニア換算で1048576階調のダイナミックレンジを確保できる(図4参照。縦軸は階調値を示し、横軸は入射光量を示す)。一方、ダイナミックレンジが圧縮された画像信号は、4095階調となる(図7参照。縦軸は階調値を示し、横軸は入射光量を示す)。また、輝度処理及び色度処理された画像信号は、255階調となる(図8参照。縦軸は階調値を示し、横軸は入射光量を示す)。なお、図7及び図8における階調値は、リニア変換部(図示なし)でリニア変換された後の値を示している。
高コントラストの画像信号を得たい場合には、対数変換処理がなされただけの画像信号を選択することが望ましい。一方、検知用抽出部20の性能等により対数変換処理がなされた画像信号を処理することが難しい場合等には、適宜、ダイナミックレンジ圧縮がされた画像信号等を選択することができる。
このように、本変形例における撮像装置1(信号処理装置)は、対数変換された画像信号、ダイナミックレンジが圧縮された画像信号、輝度処理及び色度処理された画像信号の出力を切り換えて出力する切換部65を有する。制御部7は、切換部65を制御することにより、対数変換された画像信号、ダイナミックレンジが圧縮された画像信号、輝度処理及び色度処理された画像信号の少なくとも一つを出力させる。対数変換された画像信号、ダイナミックレンジが圧縮された画像信号、輝度処理及び色度処理された画像信号は、物体検知用(被写体検知用)に用いられる画像信号である。一方、画像処理がなされた画像信号(映像信号。たとえば、NTSC信号)は、表示用に用いられる画像信号である。
従って、撮像手段で得られた画像信号を画像処理して出力する際に、画像処理途中の所望の段階における画像信号を選択的に出力することができる。この場合にも、一つの画像信号を異なる用途(たとえば、表示用と物体検知用)で同時に使用することができる。すなわち、回路規模を増大させることなく、異なる特性の画像信号(たとえば、高コントラストの画像信号と低コントラストの画像信号)を同時に得ることができる。
1 撮像装置
2 レンズ部
3 撮像手段
4 アンプ
5 A/D変換部
6 画像処理部
61 対数変換処理部
62 圧縮部
63 処理部
64 NTSC変換部
7 制御部
10 表示部
20 検知用抽出部
30 入力部

Claims (7)

  1. 撮像手段によって得られた画像信号に対し、複数の異なる処理を含む画像処理を行う画像処理部と、
    前記画像処理部による画像処理の途中における画像信号、及び前記画像処理部による画像処理がなされた画像信号を個別に同時出力させる制御部と、
    を有することを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記画像処理部は、前記撮像手段からの画像信号に対して対数変換処理を行う対数変換処理部を有し、
    前記制御部は、前記画像処理の途中における画像信号として、対数変換処理された前記画像信号を出力させることを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  3. 前記画像処理部は、
    前記撮像手段からの画像信号に対して対数変換処理を行う対数変換処理部と、
    対数変換処理された前記画像信号のダイナミックレンジを圧縮する圧縮部と、
    ダイナミックレンジが圧縮された前記画像信号に対して輝度処理及び色度処理を行う処理部と、
    輝度処理及び色度処理された前記画像信号を映像信号に変換する映像信号変換部と、
    を有し、
    前記制御部は、対数変換された前記画像信号、ダイナミックレンジが圧縮された前記画像信号、輝度処理及び色度処理された前記画像信号の少なくとも一つと、映像信号とを同時出力させることを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  4. 対数変換された前記画像信号、ダイナミックレンジが圧縮された前記画像信号、輝度処理及び色度処理された前記画像信号の出力を切り換えて出力する切換部を有し、
    前記制御部は、前記切換部を制御することにより、対数変換された前記画像信号、ダイナミックレンジが圧縮された前記画像信号、輝度処理及び色度処理された前記画像信号の少なくとも一つを出力させることを特徴とする請求項3記載の信号処理装置。
  5. 対数変換された前記画像信号、ダイナミックレンジが圧縮された前記画像信号、輝度処理及び色度処理された前記画像信号は、物体検知用に用いられる画像信号であり、
    前記映像信号は、表示用に用いられる画像信号であることを特徴とする請求項3又は4記載の信号処理装置。
  6. 撮像手段と、
    請求項1から5のいずれかに記載の信号処理装置と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  7. 前記撮像手段は、入射光を画像信号に線形変換する動作と対数変換する動作とを入射光量に応じて切り換え可能な複数の素子を有するリニアログセンサであることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017060113A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 日本放送協会 Hdr−sdr一体化制作用ビデオカメラ及びアパーチャ操作装置

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