JP2013124248A - 4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法 - Google Patents
4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013124248A JP2013124248A JP2011275517A JP2011275517A JP2013124248A JP 2013124248 A JP2013124248 A JP 2013124248A JP 2011275517 A JP2011275517 A JP 2011275517A JP 2011275517 A JP2011275517 A JP 2011275517A JP 2013124248 A JP2013124248 A JP 2013124248A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- difluoro
- same
- different
- dihydroisoquinolines
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Abstract
Description
本発明は、4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法に関するものである。
農園芸用の作物の病害を防除する目的で、多数の薬剤が提案されている。例えば、特許文献1および特許文献2には、下記一般式(I)で表される4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類が開示され、それらが農園芸用殺菌剤として有用であることが知られている。
(一般式(I)中、R1及びR2は、同一若しくは異なっていてもよく、
ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基を表し、
Xは、ハロゲン原子;
ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基;又は
C1〜C6アルコキシ基を表し、
nは、0〜4の整数を表し、
nが2〜4の場合、Xは、同一若しくは異なっていてもよく、
Yは、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる基を表し、
mは、0〜6の整数を表す。)
(一般式(I)中、R1及びR2は、同一若しくは異なっていてもよく、
ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基を表し、
Xは、ハロゲン原子;
ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基;又は
C1〜C6アルコキシ基を表し、
nは、0〜4の整数を表し、
nが2〜4の場合、Xは、同一若しくは異なっていてもよく、
Yは、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる基を表し、
mは、0〜6の整数を表す。)
しかしながら上記特許文献1及び2には、上記一般式(I)で表される4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の具体的な合成法は記載されていない。
フッ素化合物の製造において、ケトン類を直接フッ素化合物に変換する脱酸素フッ素化反応を利用することが知られている。一般的な脱酸素フッ素化剤としては、四フッ化硫黄(非特許文献1)、四フッ化硫黄を誘導化して得られるジエチルアミノサルファートリフルオリド(以下「DAST」と略記する)(非特許文献2)及びビス(メトキシエチル)アミノサルファートリフルオリド(以下「Deoxo−Fluor」と略記する)(非特許文献3)、四フッ化セレン(非特許文献4)、フェニルサルファートリフルオリド類(非特許文献5)、2,2−ジフルオロ−1,3−ジメチルイミダゾリジン(以下「DFI」と略記する)(非特許文献6)などが知られている。
しかし、非特許文献1〜6のいずれにも、一般式(I)で表される化合物又はその類似化合物の製造において、脱酸素フッ素化反応を適用できることは記載されていない。一般にケトン類は脱酸素フッ素化に対して反応性が低いため、激しい反応条件が必要であることが多い。また、公知の脱酸素フッ素化剤の中には、非常に毒性が高いために取り扱いが困難なものや、熱安定性が低いために激しい反応条件下で速やかに分解してしまうもの、反応終了後に多量の廃棄物を産出するもの等がある。そのため、所望の化合物を得るためには、脱酸素フッ素化反応の適用の可否を注意深く検討する必要がある。
しかし、非特許文献1〜6のいずれにも、一般式(I)で表される化合物又はその類似化合物の製造において、脱酸素フッ素化反応を適用できることは記載されていない。一般にケトン類は脱酸素フッ素化に対して反応性が低いため、激しい反応条件が必要であることが多い。また、公知の脱酸素フッ素化剤の中には、非常に毒性が高いために取り扱いが困難なものや、熱安定性が低いために激しい反応条件下で速やかに分解してしまうもの、反応終了後に多量の廃棄物を産出するもの等がある。そのため、所望の化合物を得るためには、脱酸素フッ素化反応の適用の可否を注意深く検討する必要がある。
ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティー(J. Am. Chem. Soc.)、第82巻、543〜551頁(1960).
ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)、第40巻、574−578頁(1975).
ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)、第64巻、7048−7054頁(1999).
ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティー(J. Am. Chem. Soc.)、第96巻、925〜927頁(1974).
ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティー(J. Am. Chem. Soc.)、第84巻、3058〜3063頁(1962).
ケミカル・コミュニケーションズ(Chemical Communications)、1618〜1619頁(2002).
したがって、本発明の解決すべき課題は、脱酸素フッ素化反応を利用した、一般式(I)で表される4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の簡便な製造方法を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決するために検討した結果、下記一般式(II)で表されるイソキノリン−4(3H)−オン類のケトン基に脱酸素フッ素化反応の適用が可能であることを見出し、本発明を完成した。
(一般式(II)中、R1、R2、X、Y、n及びmは、上記と同様の意味を表す。)
(一般式(II)中、R1、R2、X、Y、n及びmは、上記と同様の意味を表す。)
すなわち、本発明は下記の製造方法に関するものである。
<1>一般式(I)
(式中、R1及びR2は、同一若しくは異なっていてもよく、
ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基を表し、
Xは、ハロゲン原子;
ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基;又は
C1〜C6アルコキシ基を表し、
nは、0〜4の整数を表し、
nが2〜4の場合、Xは、同一若しくは異なっていてもよく、
Yは、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる基を表し、
mは、0〜6の整数を表す)
で表される4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法であって、
(式中、R1及びR2は、同一若しくは異なっていてもよく、
ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基を表し、
Xは、ハロゲン原子;
ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基;又は
C1〜C6アルコキシ基を表し、
nは、0〜4の整数を表し、
nが2〜4の場合、Xは、同一若しくは異なっていてもよく、
Yは、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる基を表し、
mは、0〜6の整数を表す)
で表される4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法であって、
<2>
前記脱酸素フッ素化剤が、ビス(メトキシエチル)アミノサルファートリフルオリド、または2,2−ジフルオロ−1,3−ジメチルイミダゾリジンであることを特徴とする、上記1に記載の4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法。
前記脱酸素フッ素化剤が、ビス(メトキシエチル)アミノサルファートリフルオリド、または2,2−ジフルオロ−1,3−ジメチルイミダゾリジンであることを特徴とする、上記1に記載の4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法。
<3>
前記脱酸素フッ素化剤が、2,2−ジフルオロ−1,3−ジメチルイミダゾリジンであることを特徴とする、上記1に記載の4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法。
前記脱酸素フッ素化剤が、2,2−ジフルオロ−1,3−ジメチルイミダゾリジンであることを特徴とする、上記1に記載の4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法。
本発明の製造方法によれば、農園芸用殺菌剤として有用な4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類を簡便に得ることができる。さらに、本発明の製造方法によれば、安全上問題となる反応剤を回避できること、産業上の廃棄物を大幅に低減できること等の利点を有する。 また、本発明は、特定の脱酸素フッ素化剤を使用することにより、4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類を簡便且つ高収率で得ることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
下記一般式(I)で表される4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法は、下記一般式(II)で表されるイソキノリン−4(3H)−オン類に、溶媒中または無溶媒下、脱酸素フッ素化剤を反応させることを特徴とする。
下記一般式(I)で表される4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法は、下記一般式(II)で表されるイソキノリン−4(3H)−オン類に、溶媒中または無溶媒下、脱酸素フッ素化剤を反応させることを特徴とする。
式中、R1及びR2は、同一若しくは異なっていてもよく、
ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基を表す。
Xは、ハロゲン原子;
ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基;又は
C1〜C6アルコキシ基を表す。
nは、0〜4の整数を表す。
nが2〜4の場合、Xは、同一若しくは異なっていてもよい。
Yは、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる基を表す。
nは、0〜4の整数を表す。
mは、0〜6の整数を表す。
ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基を表す。
Xは、ハロゲン原子;
ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基;又は
C1〜C6アルコキシ基を表す。
nは、0〜4の整数を表す。
nが2〜4の場合、Xは、同一若しくは異なっていてもよい。
Yは、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる基を表す。
nは、0〜4の整数を表す。
mは、0〜6の整数を表す。
一般式(II)で表されるイソキノリン−4(3H)−オン類は、たとえば国際公開第2005/70917号公報記載の方法を参考にすることによって製造できる。
前記「C1〜C6アルキル基」とは、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、2−メチルブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、へキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチルペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、2−エチルブチル基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり、好適には、炭素数1乃至5個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C1〜C5アルキル基)であり、より好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C1〜C4アルキル基)であり、更により好適には、炭素数1乃至3個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C1〜C3アルキル基)であり、特に好適には、メチル基、エチル基又はプロピル基であり、最も好適には、メチル基又はエチル基である。
前記「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であり、好適には、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子であり、より好適には、フッ素原子又は塩素原子であり、最も好適には、フッ素原子である。
前記「C1〜C6アルコキシ基」とは、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、s−ブトキシ基、t−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、2−メチルブトキシ基、ネオペンチルオキシ基、1−エチルプロポキシ基、へキシルオキシ基、(4−メチルペンチル)オキシ基、(3−メチルペンチル)オキシ基、(2−メチルペンチル)オキシ基、(1−メチルペンチル)オキシ基、3,3−ジメチルブトキシ基、2,2−ジメチルブトキシ基、1,1−ジメチルブトキシ基、1,2−ジメチルブトキシ基、1,3−ジメチルブトキシ基、2,3−ジメチルブトキシ基、2−エチルブトキシ基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基であり、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基(C1〜C4アルコキシ基)であり、より好適には、メトキシ基又はエトキシ基であり、最も好適には、メトキシ基である。
前記「C1〜C6アルコキシ基」とは、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、s−ブトキシ基、t−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、2−メチルブトキシ基、ネオペンチルオキシ基、1−エチルプロポキシ基、へキシルオキシ基、(4−メチルペンチル)オキシ基、(3−メチルペンチル)オキシ基、(2−メチルペンチル)オキシ基、(1−メチルペンチル)オキシ基、3,3−ジメチルブトキシ基、2,2−ジメチルブトキシ基、1,1−ジメチルブトキシ基、1,2−ジメチルブトキシ基、1,3−ジメチルブトキシ基、2,3−ジメチルブトキシ基、2−エチルブトキシ基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基であり、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基(C1〜C4アルコキシ基)であり、より好適には、メトキシ基又はエトキシ基であり、最も好適には、メトキシ基である。
前記「ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基」は、前記「C1〜C6アルキル基」、「ハロゲン原子からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されたC1〜C6アルキル基」、「C1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されたC1〜C6アルキル基」及び「ハロゲン原子からなる群及びC1〜C6アルコキシ基からなる群の両方から選ばれる同一若しくは異なった2〜3個の置換基で置換されたC1〜C6アルキル基」を意味する。
「ハロゲン原子からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されたC1〜C6アルキル基」は、例えば、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、ジブロモメチル基、フルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨ−ドメチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−ブロモエチル基、2−クロロエチル基、2−フルオロエチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、4−フルオロブチル基、3−フルオロ−2−メチルプロピル基、3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロピル基、6,6,6−トリクロロヘキシル基のような同一若しくは異なった1〜3個の前記「ハロゲン原子」により置換された前記「C1〜C6アルキル基」であり、好適には、同一若しくは異なった1〜3個の前記「ハロゲン原子」により置換された前記「C1〜C4アルキル基」であり、より好適には、同一若しくは異なった1〜3個の「フッ素原子又は塩素原子」により置換された前記「C1〜C3アルキル基」であり、更により好適には、クロロメチル基又はトリフルオロメチル基であり、特に好適には、トリフルオロメチル基である。
「ハロゲン原子からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されたC1〜C6アルキル基」は、例えば、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、ジブロモメチル基、フルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨ−ドメチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−ブロモエチル基、2−クロロエチル基、2−フルオロエチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、4−フルオロブチル基、3−フルオロ−2−メチルプロピル基、3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロピル基、6,6,6−トリクロロヘキシル基のような同一若しくは異なった1〜3個の前記「ハロゲン原子」により置換された前記「C1〜C6アルキル基」であり、好適には、同一若しくは異なった1〜3個の前記「ハロゲン原子」により置換された前記「C1〜C4アルキル基」であり、より好適には、同一若しくは異なった1〜3個の「フッ素原子又は塩素原子」により置換された前記「C1〜C3アルキル基」であり、更により好適には、クロロメチル基又はトリフルオロメチル基であり、特に好適には、トリフルオロメチル基である。
「C1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されたC1〜C6アルキル基」は、同一若しくは異なった1〜3個の前記「C1〜C6アルコキシ基」で置換された「C1〜C6アルキル基」であり、好ましくは同一若しくは異なった1〜3個の前記「C1〜C4アルコキシ基」で置換された「C1〜C4アルキル基」であり、より好ましくは同一若しくは異なった1〜3個の前記「C1〜C4アルコキシ基」で置換された「C1〜C3アルキル基」であり、最も好ましくはメトキシ基、エトキシ基及びプロポキシ基からなる群から選ばれる1〜3個の置換基で置換されたメチル基又はエチル基である。
「ハロゲン原子からなる群、及びC1〜C6アルコキシ基からなる群の両方から選ばれる同一若しくは異なった2〜3個の置換基で置換されたC1〜C6アルキル基」は、1−クロロ−2−メトキシエチル基、2−クロロ−1−メトキシエチル基、1−フルオロ−2−メトキシエチル基、2−フルオロ−1−メトキシエチル基、1−ブロモ−2−メトキシエチル基、1−クロロ−2−エトキシエチル基、2−クロロ−1−エトキシエチル基、1−フルオロ−2−エトキシエチル基、2−フルオロ−1−エトキシエチル基、1−クロロ−3−メトキシプロピル基、1−フルオロ−3−メトキシプロピル基、1,1−ジフルオロ−3−メトキシプロピル基、1−クロロ−4−メトキシブチル基、1,1−ジフルオロ−4−メトキシブチル基、1−クロロ−5−メトキシペンチル基など、前記ハロゲン原子からなる群、及び前記C1〜C6アルコキシ基からなる群の両方から選ばれる2〜3個の置換基により置換された前記「C1〜C6アルキル基」であり、より好ましくは前記ハロゲン原子からなる群、及び前記C1〜C6アルコキシ基からなる群の両方から選ばれる2〜3個の置換基により置換された前記「C1〜C3アルキル基」である。
nは、0〜4の整数を表すから、Xは、イソキノリン環上に存在しないか、イソキノリン環上の置換可能な任意の位置に1個ないし4個存在することができ、Xが2個以上存在する場合には、それらは同一でも異なっていてもよい。nは、好ましくは0〜2であり、より好ましくは0〜1である。
mは、0〜6の整数を表すから、Yは、キノリン環上に存在しないか、キノリン環上の置換可能な任意の位置に1個ないし6個存在することができ、Yが2個以上存在する場合には、それらは同一でも異なっていてもよい。mは、好ましくは0〜2であり、より好ましくは0〜1である。
「ハロゲン原子からなる群、及びC1〜C6アルコキシ基からなる群の両方から選ばれる同一若しくは異なった2〜3個の置換基で置換されたC1〜C6アルキル基」は、1−クロロ−2−メトキシエチル基、2−クロロ−1−メトキシエチル基、1−フルオロ−2−メトキシエチル基、2−フルオロ−1−メトキシエチル基、1−ブロモ−2−メトキシエチル基、1−クロロ−2−エトキシエチル基、2−クロロ−1−エトキシエチル基、1−フルオロ−2−エトキシエチル基、2−フルオロ−1−エトキシエチル基、1−クロロ−3−メトキシプロピル基、1−フルオロ−3−メトキシプロピル基、1,1−ジフルオロ−3−メトキシプロピル基、1−クロロ−4−メトキシブチル基、1,1−ジフルオロ−4−メトキシブチル基、1−クロロ−5−メトキシペンチル基など、前記ハロゲン原子からなる群、及び前記C1〜C6アルコキシ基からなる群の両方から選ばれる2〜3個の置換基により置換された前記「C1〜C6アルキル基」であり、より好ましくは前記ハロゲン原子からなる群、及び前記C1〜C6アルコキシ基からなる群の両方から選ばれる2〜3個の置換基により置換された前記「C1〜C3アルキル基」である。
nは、0〜4の整数を表すから、Xは、イソキノリン環上に存在しないか、イソキノリン環上の置換可能な任意の位置に1個ないし4個存在することができ、Xが2個以上存在する場合には、それらは同一でも異なっていてもよい。nは、好ましくは0〜2であり、より好ましくは0〜1である。
mは、0〜6の整数を表すから、Yは、キノリン環上に存在しないか、キノリン環上の置換可能な任意の位置に1個ないし6個存在することができ、Yが2個以上存在する場合には、それらは同一でも異なっていてもよい。mは、好ましくは0〜2であり、より好ましくは0〜1である。
本発明に使用する脱酸素フッ素化剤は、四フッ化硫黄、DAST、Deoxo−Fluor、DFIなどの反応剤が例示できる。これらの脱酸素フッ素化剤を用いる反応を利用することにより、簡便に目的化合物を得ることができる。脱酸素フッ素化剤は、収率の観点から、好適には、Deoxo−Fluor又はDFIであり、さらに好適には、DFIである。
本発明に使用する脱酸素フッ素化剤の当量は、一般式(II)で表される化合物に対して2当量以上あれば特に限定されないが、2.5当量乃至5当量であることが好ましい。
本発明の方法において溶媒を用いることができ、溶媒を用いる場合、用いられる溶媒は、反応を阻害しないものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類;ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;又は、アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル類であり得、好適には、炭化水素類であり、更に好適には、トルエンである。
本発明に使用する脱酸素フッ素化剤の当量は、一般式(II)で表される化合物に対して2当量以上あれば特に限定されないが、2.5当量乃至5当量であることが好ましい。
本発明の方法において溶媒を用いることができ、溶媒を用いる場合、用いられる溶媒は、反応を阻害しないものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類;ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;又は、アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル類であり得、好適には、炭化水素類であり、更に好適には、トルエンである。
反応温度は、原料化合物、反応試薬及び溶媒などにより異なるが、通常、20℃〜120℃であり、好適には、80℃〜100℃である。
反応時間は、原料化合物、反応試薬、溶媒及び反応温度などにより異なるが、通常、10分間〜120時間であり、好適には、30分間〜72時間である。
反応時間は、原料化合物、反応試薬、溶媒及び反応温度などにより異なるが、通常、10分間〜120時間であり、好適には、30分間〜72時間である。
反応終了後、目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取することができる。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルまたはトルエンのような混和しない有機溶媒とを加え、有機溶媒相を水洗後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。
得られた目的化合物は、必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿、溶媒洗浄又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
再結晶、再沈殿、溶媒洗浄を行う際に使用する溶媒は、一般式(I)で表される化合物が分解されない限りにおいて特に限定されることはない。
再結晶、再沈殿、溶媒洗浄を行う際に使用する溶媒の具体例としては、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類;ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル類;水等が挙げられる。これらの溶媒は単独、あるいは2種類以上を任意の割合で混合して使用することができる。
溶媒の使用量は、目的とする収量、純度にあわせて設定すればよく、特に限定されることはない。
再結晶、再沈殿、溶媒洗浄を行う際に使用する溶媒は、一般式(I)で表される化合物が分解されない限りにおいて特に限定されることはない。
再結晶、再沈殿、溶媒洗浄を行う際に使用する溶媒の具体例としては、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類;ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル類;水等が挙げられる。これらの溶媒は単独、あるいは2種類以上を任意の割合で混合して使用することができる。
溶媒の使用量は、目的とする収量、純度にあわせて設定すればよく、特に限定されることはない。
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1(一般式(I)で表される3−(4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリンの製造)
3,3−ジメチル−1−キノリン−3−イルイソキノリン−4(3H)−オン(10.00g、33.32ミリモル)とDFI(13.60g、100ミリモル)の混合物を100℃で24時間撹拌した。空冷後、反応混合物を飽和重曹水に注加し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をクロマトグラフィーで精製し、表題化合物(10.34g、収率96.3%)を得た。
物性:油状物。
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.46 (6H, s), 7.34 (1H, d, J=7.7Hz), 7.55 (1H, t, J=7.7Hz), 7.61 (1H, ddd, J=1.1, 7.1, 8.2Hz), 7.67 (1H, td, J=1.1, 7.7Hz), 7.80 (1H, ddd, J=1.6, 7.1, 8.2Hz), 7.87−7.90 (2H, m), 8.18 (1H, d, J=8.2Hz), 8.40 (1H, d, J=2.2Hz), 9.14 (1H, d, J=2.2Hz).
MS m/z: 322(M+), 307, 287, 266, 230.
3,3−ジメチル−1−キノリン−3−イルイソキノリン−4(3H)−オン(10.00g、33.32ミリモル)とDFI(13.60g、100ミリモル)の混合物を100℃で24時間撹拌した。空冷後、反応混合物を飽和重曹水に注加し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をクロマトグラフィーで精製し、表題化合物(10.34g、収率96.3%)を得た。
物性:油状物。
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.46 (6H, s), 7.34 (1H, d, J=7.7Hz), 7.55 (1H, t, J=7.7Hz), 7.61 (1H, ddd, J=1.1, 7.1, 8.2Hz), 7.67 (1H, td, J=1.1, 7.7Hz), 7.80 (1H, ddd, J=1.6, 7.1, 8.2Hz), 7.87−7.90 (2H, m), 8.18 (1H, d, J=8.2Hz), 8.40 (1H, d, J=2.2Hz), 9.14 (1H, d, J=2.2Hz).
MS m/z: 322(M+), 307, 287, 266, 230.
実施例2(一般式(I)で表される3−(4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリンの製造)
3,3−ジメチル−1−キノリン−3−イルイソキノリン−4(3H)−オン(43.55g、145.1ミリモル)とDFI(59.26g、435.3ミリモル)の混合物を100℃で24時間撹拌した。空冷後、反応混合物を5%水酸化ナトリウム水溶液(515mL)に注加し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去して目的物の粗体(48.67g)を得た。この粗体のメタノール(215mL)溶液を室温でメタノール(125mL)−水(125mL)の混合液に滴下し、さらに水(430mL)を注いで1時間撹拌し、静置した。析出した固体を濾取し、水洗後減圧乾燥して表題化合物(42.88g、収率91.7%)を得た。
3,3−ジメチル−1−キノリン−3−イルイソキノリン−4(3H)−オン(43.55g、145.1ミリモル)とDFI(59.26g、435.3ミリモル)の混合物を100℃で24時間撹拌した。空冷後、反応混合物を5%水酸化ナトリウム水溶液(515mL)に注加し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去して目的物の粗体(48.67g)を得た。この粗体のメタノール(215mL)溶液を室温でメタノール(125mL)−水(125mL)の混合液に滴下し、さらに水(430mL)を注いで1時間撹拌し、静置した。析出した固体を濾取し、水洗後減圧乾燥して表題化合物(42.88g、収率91.7%)を得た。
実施例3(一般式(I)で表される3−(4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリンの製造)
3,3−ジメチル−1−キノリン−3−イルイソキノリン−4(3H)−オン(79.45g、264.7ミリモル)とDFI(144.2g、1059ミリモル)の混合物を100℃で48時間撹拌した。空冷後、反応混合物をトルエン(288.3g)で希釈し、氷冷した10%水酸化カリウム水溶液(1050g)に注意深く注ぎ、トルエンで抽出した。混合したトルエン層を水洗し、溶媒を減圧留去して目的物の粗体(92.07g)を得た。この粗体のメタノール(600mL)溶液に水(600mL)を注いで1時間撹拌し、静置した。析出した固体を濾取し、水洗後減圧乾燥して表題化合物(76.88g、収率87.7%)を得た。
3,3−ジメチル−1−キノリン−3−イルイソキノリン−4(3H)−オン(79.45g、264.7ミリモル)とDFI(144.2g、1059ミリモル)の混合物を100℃で48時間撹拌した。空冷後、反応混合物をトルエン(288.3g)で希釈し、氷冷した10%水酸化カリウム水溶液(1050g)に注意深く注ぎ、トルエンで抽出した。混合したトルエン層を水洗し、溶媒を減圧留去して目的物の粗体(92.07g)を得た。この粗体のメタノール(600mL)溶液に水(600mL)を注いで1時間撹拌し、静置した。析出した固体を濾取し、水洗後減圧乾燥して表題化合物(76.88g、収率87.7%)を得た。
実施例4(一般式(I)で表される3−(4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリンの製造)
3,3−ジメチル−1−キノリン−3−イルイソキノリン−4(3H)−オン(43.70g、145.6ミリモル)とトルエン(35mL)の混合物に、Deoxo−Fluor(80mL、434ミリモル)を加え、89〜92℃で24時間撹拌した。空冷後、反応混合物を氷冷した飽和重曹水、次いで10%水酸化ナトリウム水溶液で処理した後に酢酸エチルで抽出した。得られた酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をクロマトグラフィーで精製し、表題化合物(34.29g、収率73.1%)を得た。同時に原料(6.84g、回収率15.7%)を回収した。
3,3−ジメチル−1−キノリン−3−イルイソキノリン−4(3H)−オン(43.70g、145.6ミリモル)とトルエン(35mL)の混合物に、Deoxo−Fluor(80mL、434ミリモル)を加え、89〜92℃で24時間撹拌した。空冷後、反応混合物を氷冷した飽和重曹水、次いで10%水酸化ナトリウム水溶液で処理した後に酢酸エチルで抽出した。得られた酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をクロマトグラフィーで精製し、表題化合物(34.29g、収率73.1%)を得た。同時に原料(6.84g、回収率15.7%)を回収した。
実施例5(一般式(I)で表される3−(4,4,5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリンの製造)
5−フルオロ−3,3−ジメチル−1−キノリン−3−イルイソキノリン−4(3H)−オン(66.52g、208.9ミリモル)とトルエン(70mL)の混合物に、Deoxo−Fluor(154mL、836ミリモル)を加え、90〜95℃で10時間撹拌した。空冷後、反応混合物を氷冷したアンモニア水で処理し、酢酸エチルで抽出した。得られた酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をクロマトグラフィーで精製し、表題化合物(57.07g、収率80.3%)を得た。
物性:融点126−127℃.
1H−NMR (270MHz, CDCl3)δppm: 1.50 (6H, s), 7.13 (1H, d, J=7.7Hz), 7.35 (1H, t, J=9.2Hz), 7.48−7.64 (2H, m), 7.80 (1H, t, J=8.5Hz), 7.88 (1H, d, J=8.2Hz), 8.18 (1H, d, J=1.5Hz), 8.35 (1H, d, J=2.1Hz), 9.08 (1H, d, J=2.4Hz).
MS m/z: 340(M+), 325, 305, 284, 248, 149, 128.
前記方法と同様の操作で一般式(I)で表される下記化合物群を合成した。
5−フルオロ−3,3−ジメチル−1−キノリン−3−イルイソキノリン−4(3H)−オン(66.52g、208.9ミリモル)とトルエン(70mL)の混合物に、Deoxo−Fluor(154mL、836ミリモル)を加え、90〜95℃で10時間撹拌した。空冷後、反応混合物を氷冷したアンモニア水で処理し、酢酸エチルで抽出した。得られた酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をクロマトグラフィーで精製し、表題化合物(57.07g、収率80.3%)を得た。
物性:融点126−127℃.
1H−NMR (270MHz, CDCl3)δppm: 1.50 (6H, s), 7.13 (1H, d, J=7.7Hz), 7.35 (1H, t, J=9.2Hz), 7.48−7.64 (2H, m), 7.80 (1H, t, J=8.5Hz), 7.88 (1H, d, J=8.2Hz), 8.18 (1H, d, J=1.5Hz), 8.35 (1H, d, J=2.1Hz), 9.08 (1H, d, J=2.4Hz).
MS m/z: 340(M+), 325, 305, 284, 248, 149, 128.
前記方法と同様の操作で一般式(I)で表される下記化合物群を合成した。
実施例6
3−(4,4,6−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.46 (6H, s), 7.16−7.17 (1H, m), 7.33−7.40 (1H, m), 7.57 (1H, d, J=8.5Hz), 7.62 (1H, t, J=6.9Hz), 7.80 (1H, t, J=6.9Hz), 7.89 (1H, d, J=8.2Hz), 8.18 (1H, d, J=8.5Hz), 8.37 (1H, d, J=1.8Hz), 9.12 (1H, d, J=2.1Hz).
MS m/z: 340(M+), 325, 305, 284, 248, 170, 128, 101.
3−(4,4,6−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.46 (6H, s), 7.16−7.17 (1H, m), 7.33−7.40 (1H, m), 7.57 (1H, d, J=8.5Hz), 7.62 (1H, t, J=6.9Hz), 7.80 (1H, t, J=6.9Hz), 7.89 (1H, d, J=8.2Hz), 8.18 (1H, d, J=8.5Hz), 8.37 (1H, d, J=1.8Hz), 9.12 (1H, d, J=2.1Hz).
MS m/z: 340(M+), 325, 305, 284, 248, 170, 128, 101.
実施例7
3−(4,4,7−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.46 (6H, s), 7.04 (1H, d, J=8.9Hz), 7.35 (1H, td, J=8.4Hz, 2.3Hz), 7.63 (1H, t, J=7.2Hz), 7.81 (1H, t, J=8.9Hz), 7.86−7.87 (1H, m), 7.90 (1H, d, J=8.2Hz), 8.19 (1H, d, J=8.9Hz), 8.38 (1H, d, J=1.4Hz), 9.14 (1H, d, J=2.7Hz).
MS m/z: 340(M+), 325, 305, 284, 248, 160, 149, 128, 101.
3−(4,4,7−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.46 (6H, s), 7.04 (1H, d, J=8.9Hz), 7.35 (1H, td, J=8.4Hz, 2.3Hz), 7.63 (1H, t, J=7.2Hz), 7.81 (1H, t, J=8.9Hz), 7.86−7.87 (1H, m), 7.90 (1H, d, J=8.2Hz), 8.19 (1H, d, J=8.9Hz), 8.38 (1H, d, J=1.4Hz), 9.14 (1H, d, J=2.7Hz).
MS m/z: 340(M+), 325, 305, 284, 248, 160, 149, 128, 101.
実施例8
3−(6−クロロ−4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.46 (6H, s), 7.30 (1H, d, J=8.2Hz), 7.52 (1H, d, J=6.9Hz), 7.63 (1H, t, J=7.6Hz), 7.81 (1H, t, J=7.6Hz), 7.86 (1H, s), 7.89 (1H, d, J=8.2Hz), 8.19 (1H, d, J=8.2Hz), 8.37 (1H, d, J=2.1Hz), 9.12 (1H, d, J=2.1Hz).
MS m/z: 356(M+), 321, 300, 265, 149, 101.
3−(6−クロロ−4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.46 (6H, s), 7.30 (1H, d, J=8.2Hz), 7.52 (1H, d, J=6.9Hz), 7.63 (1H, t, J=7.6Hz), 7.81 (1H, t, J=7.6Hz), 7.86 (1H, s), 7.89 (1H, d, J=8.2Hz), 8.19 (1H, d, J=8.2Hz), 8.37 (1H, d, J=2.1Hz), 9.12 (1H, d, J=2.1Hz).
MS m/z: 356(M+), 321, 300, 265, 149, 101.
実施例9
3−(7−クロロ−4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.45 (6H, s), 7.31(1H, s), 7.58−7.67 (2H, m), 7.80 (2H, t, J=8.2Hz), 7.91 (1H, d, J=7.7Hz), 8.19 (1H, d, J=8.5Hz), 8.38 (1H, s), 9.12 (1H, s).
MS m/z: 356(M+), 341, 321, 300, 265, 168, 119, 101.
3−(7−クロロ−4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.45 (6H, s), 7.31(1H, s), 7.58−7.67 (2H, m), 7.80 (2H, t, J=8.2Hz), 7.91 (1H, d, J=7.7Hz), 8.19 (1H, d, J=8.5Hz), 8.38 (1H, s), 9.12 (1H, s).
MS m/z: 356(M+), 341, 321, 300, 265, 168, 119, 101.
実施例10
3−(6−ブロモ−4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.46 (6H, s), 7.28−7.70 (1H, m), 7.61 (1H, t, J=7.4Hz), 7.67 (1H, d, J=8.2Hz), 7.80 (1H, t, J=7.7Hz), 7.89 (1H, d, j=8.2Hz), 8.00 (1H, s), 8.19 (1H, d, J=8.8Hz), 8.19 (1H, s), 9.13 (1H, d, J=2.2Hz).
MS m/z: 400(M+), 385, 353, 321, 297, 265.
3−(6−ブロモ−4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.46 (6H, s), 7.28−7.70 (1H, m), 7.61 (1H, t, J=7.4Hz), 7.67 (1H, d, J=8.2Hz), 7.80 (1H, t, J=7.7Hz), 7.89 (1H, d, j=8.2Hz), 8.00 (1H, s), 8.19 (1H, d, J=8.8Hz), 8.19 (1H, s), 9.13 (1H, d, J=2.2Hz).
MS m/z: 400(M+), 385, 353, 321, 297, 265.
実施例11
3−(7−ブロモ−4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.45 (6H, s), 7.4 7(1H, s), 7.63 (1H, t, J=7.7Hz), 7.75 (1H, d, J=8.2Hz), 7.78−7.83 (2H, m), 7.92 (1H, d, J=7.7Hz), 8.20 (1H, d, J=8.2Hz), 8.39 (1H, d, J=2.2Hz), 9.13 (1H, d, J=2.2Hz).
MS m/z: 400(M+), 385, 265, 346, 321, 265, 245, 149, 119, 101.
3−(7−ブロモ−4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.45 (6H, s), 7.4 7(1H, s), 7.63 (1H, t, J=7.7Hz), 7.75 (1H, d, J=8.2Hz), 7.78−7.83 (2H, m), 7.92 (1H, d, J=7.7Hz), 8.20 (1H, d, J=8.2Hz), 8.39 (1H, d, J=2.2Hz), 9.13 (1H, d, J=2.2Hz).
MS m/z: 400(M+), 385, 265, 346, 321, 265, 245, 149, 119, 101.
実施例12
3−(6−メチル−4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.45 (6H, s), 2.50 (3H, s), 7.21 (1H, d, J=8.2Hz), 7.33 (1H, d, J=7.7Hz), 7.61 (1H, t, J=7.7Hz), 7.68 (1H, s), 7.79 (1H, t, J=7.7Hz), 7.89 (1H, d, 7.7Hz), 8.18 (1H, d, J=8.2Hz), 8.39(1H, s), 9.13 (1H, d, J=1.6Hz).
MS m/z: 336(M+), 335, 321, 301, 280, 265, 239, 158, 101.
3−(6−メチル−4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.45 (6H, s), 2.50 (3H, s), 7.21 (1H, d, J=8.2Hz), 7.33 (1H, d, J=7.7Hz), 7.61 (1H, t, J=7.7Hz), 7.68 (1H, s), 7.79 (1H, t, J=7.7Hz), 7.89 (1H, d, 7.7Hz), 8.18 (1H, d, J=8.2Hz), 8.39(1H, s), 9.13 (1H, d, J=1.6Hz).
MS m/z: 336(M+), 335, 321, 301, 280, 265, 239, 158, 101.
実施例13
3−(4,4−ジフルオロ−6−メトキシ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.45 (6H s), 3.93 (3H, s), 6.98 (1H, dd, J=8.6, 2.4Hz), 7.24−7.27 (1H, m), 7.37 (1H, d, J=2.1Hz), 7.61 (1H, t, J=6.9Hz), 7.78 (1H, t, J=7.6Hz), 7.88 (1H, d, J=8.2Hz), 8.17 (1H, d, J=8.2Hz), 8.38 (1H, d, J=1.4Hz), 9.12 (1H, d, J=2.1Hz).
MS m/z: 352(M+), 337, 321, 296, 265, 196, 167, 149, 101, 88, 59.
3−(4,4−ジフルオロ−6−メトキシ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.45 (6H s), 3.93 (3H, s), 6.98 (1H, dd, J=8.6, 2.4Hz), 7.24−7.27 (1H, m), 7.37 (1H, d, J=2.1Hz), 7.61 (1H, t, J=6.9Hz), 7.78 (1H, t, J=7.6Hz), 7.88 (1H, d, J=8.2Hz), 8.17 (1H, d, J=8.2Hz), 8.38 (1H, d, J=1.4Hz), 9.12 (1H, d, J=2.1Hz).
MS m/z: 352(M+), 337, 321, 296, 265, 196, 167, 149, 101, 88, 59.
実施例14
3−(5,7−ジクロロ−4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.49 (6H, s), 7.21 (1H, d, J=1.4Hz), 7.63 (1H, d, J=7.6Hz), 7.66 (1H, d, J=2.1Hz), 7.82 (1H, t, J=7.9Hz), 7.91 (1H, d, J=7.6Hz), 8.19 (1H, d, J=8.2Hz), 8.32 (1H, d, J=2.1Hz), 9.05 (1H, d, J=2.1Hz).
MS m/z: 390(M+), 355, 334, 299, 178, 149, 126, 101, 72.
3−(5,7−ジクロロ−4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.49 (6H, s), 7.21 (1H, d, J=1.4Hz), 7.63 (1H, d, J=7.6Hz), 7.66 (1H, d, J=2.1Hz), 7.82 (1H, t, J=7.9Hz), 7.91 (1H, d, J=7.6Hz), 8.19 (1H, d, J=8.2Hz), 8.32 (1H, d, J=2.1Hz), 9.05 (1H, d, J=2.1Hz).
MS m/z: 390(M+), 355, 334, 299, 178, 149, 126, 101, 72.
実施例15
3−(4,4,6−トリフルオロ−3,3,7−トリメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.44 (6H, s), 2.27 (3H, s), 7.16 (1H, d, J=7.6Hz), 7.50 (1H, d, J=7.6Hz), 7.63 (1H, t, J=7.6Hz), 7.81 (1H, td, J=7.9, 1.6Hz), 7.91 (1H, d, J=8.2Hz), 8.19 (1H, d, J=8.2Hz), 8.39 (1H, d, J=2.1Hz), 9.10 (1H, J=2.1Hz).
MS m/z: 353(M−1), 339, 298, 149, 126, 118, 100.
3−(4,4,6−トリフルオロ−3,3,7−トリメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
1H−NMR (500MHz, CDCl3)δppm: 1.44 (6H, s), 2.27 (3H, s), 7.16 (1H, d, J=7.6Hz), 7.50 (1H, d, J=7.6Hz), 7.63 (1H, t, J=7.6Hz), 7.81 (1H, td, J=7.9, 1.6Hz), 7.91 (1H, d, J=8.2Hz), 8.19 (1H, d, J=8.2Hz), 8.39 (1H, d, J=2.1Hz), 9.10 (1H, J=2.1Hz).
MS m/z: 353(M−1), 339, 298, 149, 126, 118, 100.
実施例16(一般式(I)で表される3−(4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリンの製造)
3,3−ジメチル−1−キノリン−3−イルイソキノリン−4(3H)−オン(4.57g、15.22ミリモル)と塩化メチレン(5mL)の混合物に、DAST(20mL、152ミリモル)を加え、13時間加熱還流した。空冷後、反応混合物を氷冷した飽和重曹水で処理した後に塩化メチレンで抽出した。得られた塩化メチレン層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をクロマトグラフィーで精製し、表題化合物(1.42g、収率28.9%)を得た。同時に原料(2.89g、回収率63.2%)を回収した。
3,3−ジメチル−1−キノリン−3−イルイソキノリン−4(3H)−オン(4.57g、15.22ミリモル)と塩化メチレン(5mL)の混合物に、DAST(20mL、152ミリモル)を加え、13時間加熱還流した。空冷後、反応混合物を氷冷した飽和重曹水で処理した後に塩化メチレンで抽出した。得られた塩化メチレン層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をクロマトグラフィーで精製し、表題化合物(1.42g、収率28.9%)を得た。同時に原料(2.89g、回収率63.2%)を回収した。
本発明によれば、農園芸用殺菌剤として有用な4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類を簡便に製造できる。
Claims (3)
- 一般式(I)
(式中、R1及びR2は、同一若しくは異なっていてもよく、
ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基を表し、
Xは、ハロゲン原子;
ハロゲン原子及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてもよいC1〜C6アルキル基;又は
C1〜C6アルコキシ基を表し、
nは、0〜4の整数を表し、
nが2〜4の場合、Xは、同一若しくは異なっていてもよく、
Yは、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる基を表し、
mは、0〜6の整数を表す)
で表される4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法であって、
下記一般式(II)
(式中、R1、R2、X、Y、n及びmは、上記と同様の意味を表す)
で表されるカルボニル化合物と、脱酸素フッ素化剤とを反応させる方法。 - 前記脱酸素フッ素化剤が、ビス(メトキシエチル)アミノサルファートリフルオリド、または2,2−ジフルオロ−1,3−ジメチルイミダゾリジンであることを特徴とする、請求項1に記載の4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法。
- 前記脱酸素フッ素化剤が、2,2−ジフルオロ−1,3−ジメチルイミダゾリジンであることを特徴とする、請求項1に記載の4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011275517A JP2013124248A (ja) | 2011-12-16 | 2011-12-16 | 4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011275517A JP2013124248A (ja) | 2011-12-16 | 2011-12-16 | 4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013124248A true JP2013124248A (ja) | 2013-06-24 |
Family
ID=48775723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011275517A Pending JP2013124248A (ja) | 2011-12-16 | 2011-12-16 | 4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013124248A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015132133A1 (en) * | 2014-03-04 | 2015-09-11 | Syngenta Participations Ag | Microbiocidal heterobicyclic derivatives |
JP2018529640A (ja) * | 2015-07-24 | 2018-10-11 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 植物病原性菌類の駆除に有用なピリジン化合物 |
-
2011
- 2011-12-16 JP JP2011275517A patent/JP2013124248A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015132133A1 (en) * | 2014-03-04 | 2015-09-11 | Syngenta Participations Ag | Microbiocidal heterobicyclic derivatives |
CN106103444A (zh) * | 2014-03-04 | 2016-11-09 | 先正达参股股份有限公司 | 杀微生物的杂二环衍生物 |
US9896454B2 (en) | 2014-03-04 | 2018-02-20 | Syngenta Participations Ag | Microbiocidal heterobicyclic derivatives |
JP2018529640A (ja) * | 2015-07-24 | 2018-10-11 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 植物病原性菌類の駆除に有用なピリジン化合物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2850337C (en) | Method for producing 4,4-difluoro-3,4-dihydroisoquinoline derivatives | |
Bekaert et al. | N-Methylpyrrolidin-2-one hydrotribromide (MPHT) a mild reagent for selective bromination of carbonyl compounds: synthesis of substituted 2-bromo-1-naphtols | |
CN108570041B (zh) | 一种含异恶唑啉脲嘧啶类化合物的制备方法 | |
TW201800388A (zh) | 1,2-苯二甲醇化合物之製造方法 | |
WO2020063613A1 (zh) | 一种甲基化制备含异恶唑啉脲嘧啶类化合物的方法 | |
CN102001979B (zh) | 2-(2’,2’-二氟乙氧基)-6-三氟甲基苯基丙基硫醚的制备方法 | |
JP2013124248A (ja) | 4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造方法 | |
EP2940002A1 (en) | Halogenated aniline and method for producing same | |
EP0761649B1 (en) | Process for producing isothiocyanate derivatives | |
EP3250556B1 (en) | Processes for the preparation of compounds, such as 3-arylbutanals, useful in the synthesis of medetomidine | |
JP2003335735A (ja) | パーフルオロイソプロピルアニリン類の製造方法 | |
JP2019014675A (ja) | フェニルフェノール誘導体とこれを用いるジベンゾフラン誘導体の製造方法 | |
EP1873145B1 (en) | Method for producing nicotinic acid derivative or salt thereof | |
KR102659017B1 (ko) | 퀴놀린-4(1h)-온 유도체의 제조 방법 | |
JP2012250964A (ja) | (トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼン誘導体の製造方法 | |
JP6894608B2 (ja) | 新規な環状尿素誘導体−三臭化水素酸塩 | |
EP2522648A1 (en) | Process for producing difluorocyclopropane compound | |
JP4869739B2 (ja) | 含フッ素ジヒドロキノリン化合物及び含フッ素キノリン化合物の製造方法 | |
JP4908088B2 (ja) | 含フッ素プロピオン酸誘導体の製造方法 | |
EP2980079A1 (en) | Method of manufacturing pyridazinone compound | |
JP3323753B2 (ja) | イソチオシアン酸誘導体の改良製造法 | |
JP2013139427A (ja) | イソキノリン−4(3h)−オン類の改良合成法 | |
JP2013121923A (ja) | 4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロイソキノリン類の製造法 | |
CA3209362A1 (en) | Compound, preparation method therefor and application of compound in preparation of bicyclopyrone intermediate | |
CN113717080A (zh) | 一种4-氯-2-氰基苯磺酰氯的合成方法 |