JP2013121453A - 超音波診断装置及び画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】3次元の血流の速度情報をカラー表示する際に実際の奥行き感で表現することができる超音波診断装置及び画像処理装置を提供すること。
【解決手段】実施の形態の超音波診断装置においては、重み付け処理部は、被検体に対して3次元的に送信された超音波が被検体内に含まれる流体にて反射された反射波信号それぞれから算出された各パワーデータに対して、3次元画像を生成する際の視点位置からの距離に応じた重み付けを行う。正規化処理部は、重み付けが行われた各パワーデータに対して所定の正規化処理を行う。乗算器は、反射波信号それぞれから算出された各速度データに、同一位置の正規化処理済みのパワーデータを乗算する。第1レンダリング処理部は、乗算処理済みの速度データに対してレンダリング処理を行うとともに、速度データに基づいて色付けを行うことで3次元画像を生成する。
【選択図】図3
【解決手段】実施の形態の超音波診断装置においては、重み付け処理部は、被検体に対して3次元的に送信された超音波が被検体内に含まれる流体にて反射された反射波信号それぞれから算出された各パワーデータに対して、3次元画像を生成する際の視点位置からの距離に応じた重み付けを行う。正規化処理部は、重み付けが行われた各パワーデータに対して所定の正規化処理を行う。乗算器は、反射波信号それぞれから算出された各速度データに、同一位置の正規化処理済みのパワーデータを乗算する。第1レンダリング処理部は、乗算処理済みの速度データに対してレンダリング処理を行うとともに、速度データに基づいて色付けを行うことで3次元画像を生成する。
【選択図】図3
Description
本発明の実施の形態は、超音波診断装置及び画像処理装置に関する。
従来、超音波診断装置は、超音波プローブから超音波を送信し、被検体の内部組織から反射された反射波信号を受信することによって、被検体内の組織構造の断層像(Bモード画像)を生成して表示する。さらに、従来の超音波診断装置は、超音波のドプラ効果を利用して被検体内の血流が存在する範囲とともに、血流の速度、分散、パワー等の血流情報を色によって識別可能に表示するカラードプラ画像を生成して表示する。
また、近年、超音波診断装置においては、3次元のボリュームデータを収集する超音波診断装置が実用化されている。かかる超音波診断装置は、収集したボリュームデータに対してボリュームレンダリングを行うことで3次元の情報を反映した2次元画像を作成し、作成した2次元画像をモニタ上に表示する。例えば、超音波診断装置は、3次元の情報を反映したBモード画像や、カラードプラ画像を生成して、表示する。
また、近年、複数の視点から撮影された多視差画像を表示することで立体視可能な画像を表示するモニタが実用化されており、観察者がモニタに表示された画像を立体的に認識することができるようになった。しかしながら、従来のレンダリング処理では、3次元の血流の速度情報をカラー表示する際に、実際の奥行き感で表現することが困難であった。
本発明が解決しようとする課題は、3次元の血流の速度情報をカラー表示する際に、実際の奥行き感で表現することができる超音波診断装置及び画像処理装置を提供することである。
実施の形態の超音波診断装置は、重み付け手段と、正規化手段と、乗算手段と、第1レンダリング処理手段とを備える。重み付け手段は、被検体に対して3次元的に送信された超音波が前記被検体内に含まれる流体にて反射された反射波信号それぞれから算出された各パワーデータに対して、3次元画像を生成する際の視点位置からの距離に応じた重み付けを行う。正規化手段は、重み付けが行われた各パワーデータに対して所定の正規化処理を行う。乗算手段は、前記反射波信号それぞれから算出された各速度データに、同一位置の正規化処理済みのパワーデータを乗算する。第1レンダリング処理手段は、乗算処理済みの速度データに対してレンダリング処理を行うとともに、当該速度データに基づいて色付けを行うことで、前記3次元画像を生成する。
(第1の実施形態)
まず、本実施形態に係る超音波診断装置の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る超音波診断装置1の構成を説明するための図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る超音波診断装置1は、超音波プローブ11と、入力装置12と、モニタ13と、装置本体100とを有する。
まず、本実施形態に係る超音波診断装置の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る超音波診断装置1の構成を説明するための図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る超音波診断装置1は、超音波プローブ11と、入力装置12と、モニタ13と、装置本体100とを有する。
超音波プローブ11は、複数の圧電振動子を有し、これら複数の圧電振動子は、後述する装置本体100が有する送受信部110から供給される駆動信号に基づき超音波を発生する。また、超音波プローブ11は、被検体Pからの反射波を受信して電気信号に変換する。また、超音波プローブ11は、圧電振動子に設けられる整合層と、圧電振動子から後方への超音波の伝播を防止するバッキング材などを有する。なお、超音波プローブ11は、装置本体100と着脱自在に接続される。
超音波プローブ11から被検体Pに超音波が送信されると、送信された超音波は、被検体Pの体内組織における音響インピーダンスの不連続面で次々と反射され、反射波信号として超音波プローブ11が有する複数の圧電振動子にて受信される。受信される反射波信号の振幅は、超音波が反射される不連続面における音響インピーダンスの差に依存する。なお、送信された超音波パルスが、移動している血流や心臓壁などの表面で反射された場合の反射波信号は、ドプラ効果により、移動体の超音波送信方向に対する速度成分に依存して、周波数偏移を受ける。
ここで、本実施形態は、1次元超音波プローブの複数の圧電振動子を機械的に揺動する超音波プローブ11や複数の圧電振動子が格子状に2次元で配置された2次元超音波プローブである超音波プローブ11により、被検体Pを3次元でスキャンする。
入力装置12は、装置本体100と接続され、マウス、キーボード、ボタン、パネルスイッチ、タッチコマンドスクリーン、フットスイッチ、トラックボールなどを有する。かかる入力装置12は、超音波診断装置1の操作者からの各種設定要求を受け付け、受け付けた各種設定要求を装置本体100に転送する。例えば、入力装置12は、関心領域(ROI:Region of Interest)の設定要求や、カラーゲインの設定要求、ボリュームレンダリング処理を行う際の視点位置の設定要求を操作者から受け付ける。
モニタ13は、超音波診断装置1の操作者が入力装置12を用いて各種設定要求を入力するためのGUI(Graphical User Interface)を表示したり、装置本体100において生成された超音波画像などを表示したりする。具体的には、モニタ13は、後述する画像生成部130から入力されるビデオ信号に基づいて、生体内の形態学的情報や血流情報を画像として表示する。
なお、モニタ13は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、プラズマ、OLED(Organic light Emitting Diode)及びLED(Light Emitting Diode)などのモニタであってもよい。また、モニタ13は、レンチキュラーレンズ等の光線制御子を用いることで、例えば、9視差画像等の多視差画像を観察者が裸眼にて立体視可能とする立体表示モニタであってもよい。さらに、モニタ13は、2視差画像を表示することで、両眼視差による立体視を可能とする立体表示モニタであってもよい。例えば、2視差モニタとしては、シャッター方式により立体表示を行なう立体表示モニタや、偏光メガネ方式により立体表示を行なう装置、視差バリア方式により立体表示を行なう装置等がある。
装置本体100は、超音波プローブ11が受信した反射波に基づいて超音波画像を生成する装置である。かかる装置本体100は、図1に示すように、送受信部110と、信号処理部120と、画像生成部130と、画像メモリ140と、内部記憶部150と、制御部160とを有する。
送受信部110は、トリガ発生回路、遅延回路およびパルサ回路などを有し、超音波プローブ11に駆動信号を供給する。パルサ回路は、所定のレート周波数で、送信超音波を形成するためのレートパルスを繰り返し発生する。また、遅延回路は、超音波プローブ11から発生される超音波をビーム状に集束して送信指向性を決定するために必要な圧電振動子ごとの遅延時間を、パルサ回路が発生する各レートパルスに対し与える。また、トリガ発生回路は、レートパルスに基づくタイミングで、超音波プローブ11に駆動信号(駆動パルス)を印加する。すなわち、遅延回路は、各レートパルスに対し与える遅延時間を変化させることで、圧電振動子面からの送信方向を任意に調整する。
なお、送受信部110は、後述する制御部160の指示に基づいて、所定のスキャンシーケンスを実行するために、送信周波数、送信駆動電圧などを瞬時に変更可能な機能を有している。特に、送信駆動電圧の変更は、瞬間にその値を切り替え可能なリニアアンプ型の発信回路、または、複数の電源ユニットを電気的に切り替える機構によって実現される。
また、送受信部110は、アンプ回路、A/D変換器、加算器などを有し、超音波プローブ11が受信した反射波信号に対して各種処理を行なって反射波データを生成する。アンプ回路は、反射波信号をチャンネルごとに増幅してゲイン補正処理を行なう。A/D変換器は、ゲイン補正された反射波信号をA/D変換し、デジタルデータに受信指向性を決定するのに必要な遅延時間を与える。加算器は、A/D変換器によって処理された反射波信号の加算処理を行なって反射波データを生成する。加算器の加算処理により、反射波信号の受信指向性に応じた方向からの反射成分が強調される。
信号処理部120は、送受信部110からゲイン補正処理、A/D変換処理および加算処理が行なわれた処理済み反射波信号である反射波データを受信する。そして、信号処理部120は、対数増幅、包絡線検波処理などを行なって、信号強度が輝度の明るさで表現されるデータ(Bモードデータ)を生成する。
また、信号処理部120は、送受信部110から受信した反射波データから速度情報を周波数解析し、ドプラ効果による血流や組織、造影剤エコー成分を抽出し、平均速度、分散、パワーなどの移動体情報を多点について抽出したデータ(ドプラデータ)を生成する。
より具体的には、信号処理部120は、組織ドプラ法(TDI:Tissue Doppler Imaging)及びカラードプラ法(CDI:Color Doppler Imaging)を実行可能な処理部である。すなわち、信号処理部120は、走査範囲内にある組織の運動情報(組織運動情報)を取得して、組織の動態を示す組織ドプラ画像を生成するための組織ドプラデータを生成する処理部である。また、信号処理部120は、走査範囲内にある血流の運動情報(血流運動情報)を取得して、血流の動態を示すカラードプラ画像を生成するためのカラードプラデータを生成する処理部である。
なお、第1の実施形態に係る信号処理部120は、2次元の反射波データおよび3次元の反射波データの両方について処理可能である。すなわち、第1の実施形態に係る信号処理部120は、3次元の反射波データから3次元のBモードデータを生成することができる。また、第1の実施形態に係る信号処理部120は、3次元の反射波データから3次元のドプラデータを生成することができる。
画像生成部130は、信号処理部120が生成したデータから超音波画像を生成する。すなわち、画像生成部130は、信号処理部120が生成したBモードデータから反射波の強度を輝度にて表したBモード画像を生成する。なお、画像生成部130は、信号処理部120が生成した3次元のBモードデータから、3次元のBモード画像を生成することも可能である。
また、画像生成部130は、信号処理部120が生成したドプラデータから移動体情報を表す平均速度画像、分散画像、パワー画像、又は、これらの組み合わせ画像としてのカラードプラ画像を生成する。なお、画像生成部130は、信号処理部120が生成した3次元のドプラデータから、3次元のカラードプラ画像を生成することも可能である。また、画像生成部130は、超音波画像に、種々のパラメータの文字情報、目盛り、ボディーマークなどを合成した合成画像を生成することもできる。
ここで、画像生成部130は、一般的には、超音波走査の走査線信号列を、テレビなどに代表されるビデオフォーマットの走査線信号列に変換(スキャンコンバート)し、表示用画像としての超音波画像を生成する。具体的には、画像生成部130は、超音波プローブ11による超音波の走査形態に応じて座標変換や、補間処理を行なうことで、表示用画像としての超音波画像を生成する。また、画像生成部130は、スキャンコンバート以外に種々の画像処理として、例えば、スキャンコンバート後の複数の画像フレームを用いて、輝度の平均値画像を再生成する画像処理(平滑化処理)や、画像内で微分フィルタを用いる画像処理(エッジ強調処理)などを行なう。
画像メモリ140は、画像生成部130が生成した超音波画像を記憶するメモリである。また、画像メモリ140は、信号処理部120が生成したデータを記憶することも可能である。 また、画像メモリ140は、画像生成部130の処理結果を記憶する。
内部記憶部150は、超音波送受信、画像処理及び表示処理を行なうための制御プログラムや、診断情報(例えば、患者ID、医師の所見など)や、診断プロトコルや各種ボディーマークなどの各種データを記憶する。また、内部記憶部150は、必要に応じて、画像メモリ140が記憶する画像の保管などにも使用される。
さらに、内部記憶部150は、外部装置から転送された各種医用画像の保管にも使用される。具体的には、内部記憶部150は、外部装置から転送された画像データを記憶する。例えば、内部記憶部150は、他の超音波診断装置にて生成された画像データを記憶する。また、内部記憶部150が記憶するデータは、インターフェースを経由して、外部の周辺装置(外部装置)へ転送することができる。
なお、本実施形態は、操作者が所望する画像データがフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto Optical)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記憶媒体を介して、内部記憶部150に格納される場合であっても適用可能である。また、本実施形態は、操作者が所望する画像データを記憶する記憶装置が、内部記憶部150以外に設置される場合であっても適用可能である。
制御部160は、情報処理装置(計算機)としての機能を実現する制御プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)であり、超音波診断装置1の処理全体を制御する。具体的には、制御部160は、入力装置12を介して操作者から入力された各種設定要求や、内部記憶部150から読込んだ各種制御プログラム及び各種データに基づき、送受信部110、信号処理部120及び画像生成部130の処理を制御する。また、制御部160は、画像メモリ140が記憶する超音波画像や、内部記憶部150が記憶する各種画像、又は、画像生成部130による処理を行なうためのGUI、画像生成部130の処理結果などをモニタ13にて表示するように制御する。また、制御部160は、操作者から入力装置12を介して受け付けた画像データが外部装置からネットワーク及びインターフェースを介して内部記憶部150に転送されるように制御する。
以上、第1の実施形態に係る超音波診断装置の全体構成について説明した。かかる構成のもと、第1の実施形態に係る超音波診断装置は、以下、詳細に説明する画像生成部130の処理により、3次元の血流の速度情報をカラー表示する際に、実際の奥行き感で表現することができる超音波診断装置及び画像処理装置を提供することができるように構成されている。
ここで、まず、従来技術において、3次元の血流の速度情報をカラー表示する際に、実際の奥行き感で表現することが困難であることについて、図2A〜2Cを用いて説明する。図2Aは、従来技術に係る課題を説明するための第1の図である。図2Aにおいては、血流の速度をカラー表示する際に、超音波プローブに近づく方向に流れている血流を赤で示し、超音波プローブから遠ざかる方向に流れている血流を青で示し、流速が速いほど高輝度で表現する3次元のカラードプラ画像を示す。例えば、従来技術においては、血流の速度によって色の明るさを変化させていることから、図2Aの矢印21血流と矢印22の血流とに示すように、実際にどちらの血流が手前に位置し、どちらの血流が後方に位置するのかが明確ではなく、奥行き感が表現されていない。
図2Bは、従来技術に係る課題を説明するための第2の図である。図2Bにおいては、血流のパワー画像を血流方向で色付けしたADF(Advanced Dynamic Flow)の図を示す。例えば、従来技術においては、図2Bに示すように、血流方向で色付けされているため同色系の色で濃淡がなく、カラー画像の奥行き感が表現されていない。
図2Cは、従来技術に係る課題を説明するための第3の図である。図2Cにおいては、従来技術によりカラー表示した血流速度が同程度の2本の血流を示す。例えば、従来技術では、血流速度が同程度の場合には、図2Cに示すように、画像の奥行き感が表現されないため、血流23及び血流24が相互にどのような位置関係になっているのかを把握することができない。
上述したように、従来技術においては、カラー画像を3次元表示させて立体視させようとした場合であっても、奥行き方向で色の変化がないため、奥行き感が表現できず、いわゆる、書き割り現象が生じてしまう。これは、例えば、複数の視点から撮影された多視差画像を表示することで、立体視可能な画像を表示するモニタを用いても同様に生じてしまう。書き割り現象について図2Cを用いて説明すると、血流23及び血流24の位置関係として、実際には、血流23が血流24の前面にある部分と背面にある部分とが混在しているにも関わらず、血流23と血流24とが同一平面上、或いは、異なる平面上に位置しているように見えてしまう。
そこで、本実施形態では、以下に詳細に記載する画像生成部130の処理により、3次元の血流の速度情報をカラー表示する際に、実際の奥行き感で表現することができる超音波診断装置及び画像処理装置を提供することを可能にする。
図3は、第1の実施形態に係る画像生成部130の構成の一例を示す図である。画像生成部130は、図3に示すように、レンダリング処理部131を有する。レンダリング処理部131は、図3に示すように、重み付け処理部131aと、正規化処理部131bと、乗算器131cと、第1レンダリング処理部131dとを有する。
重み付け処理部131aは、被検体に対して超音波を3次元的に送信され、被検体内に含まれる流体にて反射された反射波信号それぞれから算出された各パワーデータに対して、3次元画像を生成する際の視点位置からの距離に応じた重み付けを行う。具体的には、重み付け処理部131aは、図3に示すように、信号処理部120によって算出されたパワーデータに対して視点位置からの距離に応じた重み付けを行うことで、パワーデータに奥行き方向の情報を反映させる。
図4は、第1の実施形態に係る重み付け処理部131aによる処理を説明するための図である。図4においては、被検体を超音波で3次元走査することにより取得された3次元データ200を示す。また、図4の点30は、3次元画像を生成する際の視点位置を示す。また、図4の点31及び点32は、反射波信号が得られた位置であるサンプル点を示す。
例えば、重み付け処理部131aは、サンプル点31のパワーデータに対して、距離31aに応じた重み付けを行う。また、重み付け処理部131aは、サンプル点32のパワーデータに対して、距離32aに応じた重み付けを行う。同様に、重み付け処理部131aは、3次元データ200に含まれる全てのサンプル点のパワーデータに対して、視点位置30からの距離に応じた重み付けを行う。
図3に戻って、正規化処理部131bは、重み付けが行われた各パワーデータに対して任意の正規化処理を行う。図5は、第1の実施形態に係る正規化処理部131bによる処理の一例を説明するための図である。図5においては、視点位置からの距離の最小値を0、最大値を1とした場合の正規化を示す。例えば、正規化処理部131bは、図5の直線33に示すように、重み付けが行われた各パワーデータに対して線形変換を行う。或いは、正規化処理部131bは、図5の曲線34に示すように、重み付けが行われた各パワーデータに対してS字形状となる変換処理を行う。
図3に戻って、乗算器131cは、反射波信号それぞれから算出された各速度データに、当該反射波信号それぞれで正規化処理が行われたパワーデータをそれぞれ乗算する。具体的には、乗算器131cは、図3に示すように、信号処理部120によって算出された速度データに、正規化処理部131bによって正規化された同一サンプル点のパワーデータを重畳させる。
例えば、乗算器131cは、図4に示すサンプル点31の速度データに、サンプル点31の正規化処理後のパワーデータを重畳させる。同様に、乗算器131cは、3次元データ200に含まれる全てのサンプル点について、それぞれ速度データに正規化処理後のパワーデータを重畳させる。
第1レンダリング処理部131dは、パワーデータが乗算された速度データに基づいて色付けを行った3次元画像を生成する。具体的には、第1レンダリング処理部131dは、図3に示すように、乗算器131cによってパワーデータが乗算された速度データを用いてレンダリング処理を行うことで、カラードプラ画像を生成する。ここで、第1レンダリング処理部131dは、レンダリング処理として、MIP(Maximum Intensity Projection:最大値投影法)処理、或いは、ボリュームレンダリング処理を実行する。
なお、MIP処理とは、3次元データにおいて、視点位置から放射状に発せられた視線上の各値で最大値を用いるレンダリング方法である。また、ボリュームレンダリング処理とは、視点からの光線が各ボクセルを通過する際の減衰および陰影の状況を考慮して、各ボクセル値に基づく不透明度とシェーディング値を算出した後、不透明度とシェーディング値の乗算演算を視点から投影方向に連続的に行って、3次元の情報を反映させた投影面の2次元画像を生成するレンダリング方法である。
すなわち、第1レンダリング処理部131dは、以下に示す式(1)又は式(2)の処理のうちのどちらかを実行する。なお、以下の式におけるV(d)は速度データを示し、P(d)はパワーデータを示し、Wt(d)は重み付けを示し、dは奥行きを示す。また、VRはボリュームレンダリング処理を示し、MIPはMIP処理を示す。
[V(d)×|P(d)×Wt(d)|]VR …(1)
[V(d)×|P(d)×Wt(d)|]MIP …(2)
式(1)に示すように、第1レンダリング処理部131dは、パワーデータ「P(d)」に重み付け「Wt(d)」が乗算された「P(d)×Wt(d)」に対して正規化された「|P(d)×Wt(d)|」を、速度データ「V(d)」に乗算させたカラードプラデータ[V(d)×|P(d)×Wt(d)|]に対してボリュームレンダリング処理を実行する。
或いは、式(2)に示すように、第1レンダリング処理部131dは、パワーデータ「P(d)」に重み付け「Wt(d)」が乗算された「P(d)×Wt(d)」に対して正規化された「|P(d)×Wt(d)|」を、速度データ「V(d)」に乗算させたカラードプラデータ[V(d)×|P(d)×Wt(d)|]に対してMIP処理を実行する。
ここで、第1レンダリング処理部131dは、レンダリング処理を実行するとともに、奥行き方向の情報が反映されたパワーデータが重畳された速度データに基づいて、色付けを行う。ここで、第1レンダリング処理部131dは、奥行き情報が反映された速度データの速度マップを用いて色付けを行う。すなわち、第1レンダリング処理部131dは、パワーデータが重畳された速度データの値に対して予め割り振られた色を用いて色付けを行う。例えば、第1レンダリング処理部131dは、視点位置からの距離が近いほど明るく表現され、視点位置からの距離が遠くなるに従って暗くなるように表現された速度マップを用いて色付けを行う。
図6は、第1の実施形態に係る第1レンダリング処理部131dによって生成されるカラードプラ画像の一例を示す図である。図6においては、本手法を用いて図2Cと同じカラードプラ画像を生成した場合について示す。図6に示すように、第1レンダリング処理部131dによって生成されるカラードプラ画像は、画像の奥行き感が向上され、血流23と血流24との位置関係を把握することができる。例えば、図6の右側においては、血流24が血流23よりも手前に位置することが表現される。一方、図6の左側においては、血流24が血流23よりも奥に位置することが表現される。
なお、第1レンダリング処理部131dは、図3に示すように、組織データを用いてレンダリング処理を行い、3次元のBモード画像を生成することも可能である。すなわち、第1レンダリング処理部131dは、3次元のBモード画像に、上述した奥行き方向の情報を反映した3次元のカラードプラ画像を重ねて表示させることができる。また、上述した奥行き方向の情報を反映したカラードプラ画像の生成は、超音波診断装置1の操作者によって任意に実行させることができる。例えば、奥行き方向の情報を反映したカラードプラ画像を生成させるモードとして奥行き付加モードを設定し、操作者が奥行き付加モードをON・OFFすることで、自由に切替させることが可能である。
次に、図7を用いて、第1の実施形態に係る超音波診断装置1の処理について説明する。図7は、第1の実施形態に係る超音波診断装置1による処理の手順を示すフローチャートである。なお、図7においては、信号処理部120によって速度データやパワーデータなどのカラードプラデータが算出された後の処理について示す。
図7に示すように、第1の実施形態に係る超音波診断装置1においては、奥行き付加モードがONであると(ステップS101肯定)、重み付け処理部131aは、信号処理部120によって算出されたサンプル点ごとのパワーデータに、3次元のカラードプラ画像を生成する際の視点位置からの距離に応じた重み付け処理を実行する(ステップS102)。
そして、正規化処理部131bは、重み付け処理部131aによって重み付け処理が実行されたサンプル点ごとのパワーデータに正規化処理を実行する(ステップS103)。その後、乗算器131cは、信号処理部120によって算出されたサンプル点ごとの速度データに正規化処理後のパワーデータを乗算する(ステップS104)。
そして、第1レンダリング処理部131dは、パワーデータが乗算された速度データを用いてボリュームレンダリング処理及び色付け処理を実行して(ステップS105)、処理を終了する。なお、奥行き付加モードがOFFの場合には(ステップS101否定)、超音波診断装置1は、パワーデータが乗算されていない速度データを用いてボリュームレンダリング処理及び色付け処理を実行する(ステップS106)。
上述したように、第1の実施形態によれば、重み付け処理部131aは、被検体に対して3次元的に送信された超音波が被検体内に含まれる流体にて反射された反射波信号それぞれから算出された各パワーデータに対して、3次元の情報を反映させた2次元画像である3次元画像を生成する際の視点位置からの距離に応じた重み付けを行う。そして、正規化処理部131bは、重み付けが行われた各パワーデータに対して所定の正規化処理を行う。そして、乗算器131cは、反射波信号それぞれから算出された各速度データに、同一位置の正規化処理済みのパワーデータを乗算する。そして、第1レンダリング処理部131dは、乗算処理済みの速度データに対してレンダリング処理を行うとともに、当該速度データに基づいて色付けを行うことで、3次元画像を生成する。従って、第1の実施形態に係る超音波診断装置1は、3次元のカラー画像に奥行き方向の情報を反映させることができ、3次元の血流の速度情報をカラー表示する際に、実際の奥行き感で表現することを可能にする。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、乗算器131cによって速度データとパワーデータとを重畳した後に、ボリュームレンダリング処理又はMIP処理を実行する場合について説明した。第2の実施形態では、乗算器131cによって速度データとパワーデータとを重畳する前に、速度データ及びパワーデータそれぞれに対して、ボリュームレンダリング処理又はMIP処理を実行する場合について説明する。
上述した第1の実施形態では、乗算器131cによって速度データとパワーデータとを重畳した後に、ボリュームレンダリング処理又はMIP処理を実行する場合について説明した。第2の実施形態では、乗算器131cによって速度データとパワーデータとを重畳する前に、速度データ及びパワーデータそれぞれに対して、ボリュームレンダリング処理又はMIP処理を実行する場合について説明する。
まず、第2の実施形態に係る画像生成部130aの構成の一例を説明する。図8は、第2の実施形態に係る画像生成部130aの構成の一例を示す図である。図8に示すように、画像生成部130aは、第1の実施形態に係る画像生成部130と比較して、第2レンダリング処理部132aと、MIP処理部132bと、色付け処理部132cとを新たに有する点が異なる。以下、これらを中心に説明する。
ここで、まず、第2の実施形態の概要について説明する。第2の実施形態では、血管内における血流の特性を考慮して、カラー画像の奥行き感を向上させる場合について説明する。図9Aは、一般的な血流の特性を説明するための図である。図9Aにおいては、1本の血管と血管内の血液の流速を示す。矢印35及び36は、血管内における血液の流速を示す。すなわち、矢印が長いほど流速が速いことを示す。
図9Aに示すように、血管内の血液の流速は、一般的に、血管の中心部で速く、血管壁に近いほど遅くなる。これは、血液が血管内を流れる際に、血液と血管壁との摩擦が生じるためである。そして、カラードプラ画像を用いて血液の流速や血行動態を診断する場合、医師などは、血管中心部の流速の速い部分の画像により診断を行う。
そこで、第2の実施形態では、血管内で流速の速い部分の速度データを用いたカラー画像の奥行き感を向上させる場合について説明する。第2レンダリング処理部132aは、視点位置からの距離に応じた重み付けが行われたパワーデータを用いてレンダリング処理を行う。具体的には、第2レンダリング処理部132aは、重み付け処理部131aによって重み付けが行われたパワーデータに対してボリュームレンダリング処理又はMIP処理を実行する。
なお、正規化処理部131bは、処理内容は第1の実施形態と同様であるが、第2レンダリング処理部132aによって算出されたレンダリング処理後の値に対して正規化処理を実行する。
MIP処理部132bは、速度データを用いてレンダリング処理を行う。具体的には、MIP処理部132bは、速度データを用いてMIP処理を実行する。図9Bは、第2の実施形態に係るMIP処理部132bによる処理の一例を説明するための図である。図9Bにおいては、被検体を超音波で3次元走査することにより取得された3次元データ200を示す。また、図9Bの矢印は視線を示す。
例えば、MIP処理部132bは、図9Bに示すように、視線上の任意の範囲ごとにMIP処理を実行する。一例を挙げると、MIP処理部132bは、図9Bに示す範囲37aに含まれるサンプル点の速度データを用いてMIP処理を実行する。また、MIP処理部132bは、視線上の範囲37bに含まれるサンプル点の速度データを用いてMIP処理を実行する。同様に、MIP処理部132bは、全ての視線上の任意の範囲についてそれぞれMIP処理を実行する。これにより視線上の流速の速い速度データが抽出されることとなる。なお、視線上の範囲は操作者によって任意に設定される。
図8に戻って、乗算器131cは、MIP処理された各速度データに、正規化処理が行われたパワーデータをそれぞれ乗算する。すなわち、速度データのレンダリング処理後の値と、奥行き方向の情報が反映されたパワーデータのレンダリング処理後の値とを乗算する。色付け処理部132cは、乗算器131cによる処理後の値に基づいて、色付け処理を行う。
上述した第2の実施形態に係るレンダリング処理部132は、以下に示す式(3)又は式(4)の処理のうちのどちらかを実行する。
[V(d)]MIP×|[P(d)×Wt(d)]MIP| …(3)
[V(d)]MIP×|[P(d)×Wt(d)]VR| …(4)
すなわち、式(3)に示すように、レンダリング処理部132は、パワーデータ「P(d)」に重み付け「Wt(d)」を乗算し、乗算後の値に対してMIP処理を行う「[P(d)×Wt(d)]MIP」。そして、レンダリング処理部132は、MIP処理後の値を正規化「|[P(d)×Wt(d)]MIP|」し、正規化した値をMIP処理後の速度データ「[V(d)]MIP」に乗算する。
或いは、式(4)に示すように、レンダリング処理部132は、パワーデータ「P(d)」に重み付け「Wt(d)」を乗算し、乗算後の値に対してVR処理を行う「[P(d)×Wt(d)]VR」。そして、レンダリング処理部132は、VR処理後の値を正規化「|[P(d)×Wt(d)]VR|」し、正規化した値をMIP処理後の速度データ「[V(d)]MIP」に乗算する。
次に、図10を用いて、第2の実施形態に係る超音波診断装置1の処理について説明する。図10は、第2の実施形態に係る超音波診断装置1による処理の手順を示すフローチャートである。なお、図10においては、信号処理部120によって速度データやパワーデータなどのカラードプラデータが算出された後の処理について示す。
図10に示すように、第2の実施形態に係る超音波診断装置1においては、奥行き付加モードがONであると(ステップS201肯定)、重み付け処理部131aは、信号処理部120によって算出されたサンプル点ごとのパワーデータに、3次元のカラードプラ画像を生成する際の視点位置からの距離に応じた重み付け処理を実行する(ステップS202)。
そして、第2レンダリング処理部132aは、重み付け処理が実行されたパワーデータに対してMIP処理又はボリュームレンダリング処理を実行する(ステップS203)。その後、正規化処理部131bは、第2レンダリング処理部132aによってMIP処理又はボリュームレンダリング処理後のパワーデータに正規化処理を実行する(ステップS204)。
さらに、MIP処理部132bは、信号処理部120によって算出されたサンプル点ごとの速度データに対してMIP処理を実行する(ステップS205)。その後、乗算器131cは、MIP処理後の速度データに正規化処理後のパワーデータを乗算する(ステップS206)。
そして、色付け処理部132cは、パワーデータが重畳された速度データに基づいて、色付け処理を実行して(ステップS207)、処理を終了する。なお、奥行き付加モードがOFFの場合には(ステップS201否定)、超音波診断装置1は、パワーデータが乗算されていない速度データを用いてボリュームレンダリング処理及び色付け処理を実行する(ステップS208)。また、上述した処理の手順では、正規化処理後に速度データのMIP処理を実行する場合について説明したが、実施形態はこれに限定されるものではなく、速度データに対するMIP処理を先に行なう場合であってもよいし、或いは、パワーデータに対する処理と速度データに対する処理とを平行して行なう場合であってもよい。
上述したように、第2の実施形態によれば、第2レンダリング処理部132aは、視点位置からの距離に応じた重み付けが行われた各パワーデータに対してボリュームレンダリング処理又はMIP処理を行う。そして、MIP処理部132bは、速度データに対してMIP処理を行う。そして、正規化処理部131bは、レンダリング処理としてMIP処理又はボリュームレンダリング処理された各パワーデータに対して任意の正規化処理を行う。そして、乗算器131cは、レンダリング処理としてMIP処理された各速度データに、同一位置の正規化処理済みのパワーデータを乗算する。従って、第2の実施形態に係る超音波診断装置1は、同一血管内に血液において流速の速い速度データを抽出することができ、血管内で流速の速い部分の速度データを用いたカラー画像の奥行き感を向上させることを可能にする。
(第3の実施形態)
さて、これまで第1及び2の実施形態について説明したが、上述した第1及び第2の実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
さて、これまで第1及び2の実施形態について説明したが、上述した第1及び第2の実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
上述した第1及び第2の実施形態では、超音波診断装置によってカラー画像が生成される場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、ワークステーションなどの画像処理装置がカラー画像を生成する場合であってもよい。かかる場合には、画像処理装置が、画像生成部130を備え、超音波診断装置によって収集された3次元データを保管先(例えば、超音波診断装置、画像保管装置、自装置が備える記憶装置など)から読み出し、読み出した3次元データを用いてカラー画像を生成する。或いは、超音波診断装置以外の医用画像診断装置(例えば、X線CT装置、MRI装置)が画像生成部130を備え、超音波診断装置によって収集された3次元データからカラー画像を生成する場合であってもよい。
以上説明したとおり、第1の実施形態、第2の実施形態及び第3の実施形態によれば、本実施形態の超音波診断装置及び画像処理装置は、3次元のカラー画像の奥行き感を向上させることを可能にする。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 超音波診断装置
130 画像生成部
131 レンダリング処理部
131a 重み付け処理部
131b 正規化処理部
131c 乗算器
131d 第1レンダリング処理部
130 画像生成部
131 レンダリング処理部
131a 重み付け処理部
131b 正規化処理部
131c 乗算器
131d 第1レンダリング処理部
Claims (3)
- 被検体に対して3次元的に送信された超音波が前記被検体内に含まれる流体にて反射された反射波信号それぞれから算出された各パワーデータに対して、3次元画像を生成する際の視点位置からの距離に応じた重み付けを行う重み付け手段と、
重み付けが行われた各パワーデータに対して所定の正規化処理を行う正規化手段と、
前記反射波信号それぞれから算出された各速度データに、同一位置の正規化処理済みのパワーデータを乗算する乗算手段と、
乗算処理済みの速度データに対してレンダリング処理を行うとともに、当該速度データに基づいて色付けを行うことで、前記3次元画像を生成する第1レンダリング処理手段と、
を備えたことを特徴とする超音波診断装置。 - 前記各速度データ及び前記視点位置からの距離に応じた重み付けが行われた各パワーデータそれぞれに対してレンダリング処理を行う第2レンダリング処理手段をさらに備え、
前記正規化手段は、前記レンダリング処理として最大値投影処理又はボリュームレンダリング処理された前記各パワーデータに対して所定の正規化処理を行い、
前記乗算手段は、前記レンダリング処理として最大値投影処理された前記各速度データに、同一位置の正規化処理済みのパワーデータを乗算することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。 - 被検体に対して3次元的に送信された超音波が前記被検体内に含まれる流体にて反射された反射波信号それぞれから算出された各パワーデータに対して、3次元画像を生成する際の視点位置からの距離に応じた重み付けを行う重み付け手段と、
重み付けが行われた各パワーデータに対して所定の正規化処理を行う正規化手段と、
前記反射波信号それぞれから算出された各速度データに、同一位置の正規化処理済みのパワーデータを乗算する乗算手段と、
乗算処理済みの速度データに対してレンダリング処理を行うとともに、当該速度データに基づいて色付けを行うことで、前記3次元画像を生成する第1レンダリング処理手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
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2011
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