JP2013118493A - 中継装置、通信端末及び通信ネットワーク - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信経路に、通信を制限し、遮断する装置が存在していても、SIPサーバ及び通信端末、若しくは、通信端末同士間の接続を円滑に行うことができるようにする。
【解決手段】 中継装置も通信端末も、複数組のカプセル化方法及び通信処理方法の中から、対向する上記通信端末若しくは中継装置との間で通信が成功するカプセル化方法及び通信処理方法の組を探索し、探索できた方法を適用して、SIPメッセージ若しくはメディアのカプセル化及び逆カプセル化を行って通信するカプセル処理部を有する。上記探索により、通信を制限し、遮断する装置を透過し得る。
【選択図】 図2

Description

本発明は中継装置、通信端末及び通信ネットワークに関し、例えば、通信経路にファイアウォールやNAT(ネットワークアドレス変換)装置が存在しているVoIP網において、通信端末とSIPサーバとの通信を中継する場合に適用し得るものである。
近年、スマートフォンの普及が広がり、ソフトフォンアプリによるインターネット経由でのVoIP通信が増加している。このようなVoIP通信では、メディアやシグナリングの通信経路に、ファイアウォールやNAT装置が設けられていることがある。
特許文献1には、TCPトランスポートプロトコルの一時使用によって、SIPシグナリングを、NAT装置を通過させる方法が記載されている。
特表2011−502381号公報
特許文献1の記載技術は、SIPシグナリングにおいて、NAT装置を通過するTCPによる手法である。
しかしながら、通信事業者によっては、パケット定額の契約種類などにより、通信可能なプロトコルに制限を設けている場合がある。プロトコル制限によっては、ファイアウォールやNAT装置で、VoIPの通信を制限し、遮断している場合がある。すなわち、通信端末とSIPサーバの接続を行うことができないことも生じている。しかも、ファイアウォールやNAT装置がどのようなプロトコル制限を行っているか、通信装置が不明なことが大半であり、ファイアウォールやNAT装置による通信遮断を回避しようにも、容易に回避することができない。
本発明は、以上の点に鑑みなされたものであり、通信経路に、通信を制限し、遮断するファイアウォールやNAT装置などが存在していても、中継装置を挟んだ2つの装置間の接続を円滑に行うことができる中継装置、通信端末及び通信ネットワークを提供しようとしたものである。
第1の本発明は、通信端末及び呼制御サーバ間で授受する呼制御信号の中継、若しくは、通信端末間で授受するメディアの中継の少なくとも一方を行う中継装置において、複数組のカプセル化方法及び通信処理方法の中から、対向する上記通信端末との間で通信が成功するカプセル化方法及び通信処理方法の組を探索し、呼制御信号若しくはメディアのカプセル化及び逆カプセル化を行うカプセル処理部を有することを特徴とする。
第2の本発明は、中継装置を介して呼制御サーバと呼制御信号を授受すると共に、中継装置を介して他の通信端末とメディアを授受する通信端末において、複数組のカプセル化方法及び通信処理方法の中から、対向する上記中継装置との間で通信が成功するカプセル化方法及び通信処理方法の組を探索し、呼制御信号若しくはメディアのカプセル化及び逆カプセル化を行うカプセル処理部を有することを特徴とする。
第3の本発明は、通信端末と、呼制御サーバと、通信端末及び呼制御サーバ間で授受する呼制御信号の中継、若しくは、2つの通信端末間で授受するメディアの中継の少なくとも一方を行う中継装置とを有する通信ネットワークにおいて、上記中継装置として第1の本発明の中継装置を適用すると共に、上記通信端末として第2の本発明の通信端末を適用したことを特徴とする。
本発明によれば、通信経路に、通信を制限し、遮断するファイアウォールやNAT装置などが存在していても、中継装置を挟んだ2つの装置間の接続を円滑に行うことができるようになる。
実施形態における通信ネットワークの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る中継装置及び通信端末の機能的な内部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る中継装置及び通信端末におけるSIPカプセル処理部の最適カプセル化方法(最適通信処理)の探索手順を示す説明図である。 実施形態に係る中継装置及び通信端末のSIPカプセル処理部におけるSIPメッセージの第1のカプセル化方法を示す説明図である。 実施形態に係る中継装置及び通信端末のSIPカプセル処理部におけるSIPメッセージの第2のカプセル化方法を示す説明図である。 実施形態に係る中継装置及び通信端末におけるメディアカプセル処理部の最適カプセル化方法(最適通信処理)の探索手順を示す説明図である。 実施形態に係る中継装置及び通信端末のメディアカプセル処理部におけるメディアの第1のカプセル化方法を示す説明図である。 実施形態に係る中継装置及び通信端末のメディアカプセル処理部におけるメディアの第2のカプセル化方法を示す説明図である。 実施形態に係る中継装置及び通信端末のSIPカプセル処理部が候補とするSIPメッセージのTCP独自通信処理のプロトコルシーケンスを示すシーケンス図である。 実施形態に係る中継装置及び通信端末のメディアカプセル処理部が候補とするメディアのTCP独自通信処理のプロトコルシーケンスを示すシーケンス図である。 変形実施形態に係る中継装置及び通信端末の機能的な内部構成を示すブロック図である。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による中継装置、通信端末及び通信ネットワークの一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、実施形態における通信ネットワークの構成を示すブロック図である。
図1において、実施形態の通信ネットワーク1は、アクセス網事業者によるアクセス網2−1〜2−N内に位置している通信端末3−1〜3−Nと、VoIP網事業者によるVoIP網4内に位置しているSIPサーバ5と、VoIP網4とインターネット6との境界に配置されている中継装置7とを有している。なお、アクセス網2−1〜2−Nとインターネット6との境界には、ファイアウォール(FW)やNAT装置などのVoIP通信制限装置(NAT/FW)8−1〜8−Nが設けられている。
中継装置7は、VoIP網でのネットワーク機器の分類としては、例えば、セッションボーダコントローラ(SBC)に相当するものである。図1は、通信端末3−1〜3−Nと中継装置7との通信経路が、カプセリングによるトンネル9−1〜9−Nを構成している状態を示しており、すなわち、通信端末3−1〜3−Nと中継装置7とが、VoIP通信制限装置8−1〜8−Nの存在に拘らず、その接続を円滑にできるようにした状態を示している。
図2は、実施形態に係る中継装置7及び通信端末3−1、3−Nの機能的な内部構成を示すブロック図である。図2において記載している通信端末3−1及び3−Nは、これらの間で通信を行っている通信端末である。
中継装置7は、通信に供している通信端末3−1、3−N毎に設定される、SIPカプセル処理部20−1、20−Nと、SIP処理部21−1、21−Nと、メディアカプセル処理部22−1、22−Nと、メディア処理部23−1、23−Nとを有する。さらに、中継装置7は、メディア折返し処理部24を有する。
一方、各通信端末3−1、3−Nは、SIPカプセル処理部30−1、30−Nと、SIP処理部31−1、31−Nと、メディアカプセル処理部32−1、32−Nと、メディア処理部33−1、33−Nと、アプリケーション部34−1、34−Nとを有する。
この実施形態の場合、中継装置7と各通信端末3−1、3−Nとの間には、SIPメッセージ(SIPシグナリング;呼制御信号)用のトンネル40−1、40−Nと、メディア(RTP/RTCPパケット;通信データ)用のトンネル41−1、41−Nとが別個に設けられている。
中継装置7のSIPカプセル処理部20−1、20−Nは、SIPメッセージ用トンネル40−1、40−Nから到来したSIPメッセージカプセルを逆カプセル化し、取り出したSIPメッセージをSIP処理部21−1、21−Nに与え、SIP処理部21−1、21−Nから与えられたSIPメッセージをカプセル化してSIPメッセージ用トンネル40−1、40−Nに送出するものである。
この実施形態の場合、SIPカプセル処理部20−1、20−Nは、SIPメッセージのカプセル化方法(通信処理方法)として、複数の方法を適用できるものであり、VoIP通信制限装置8−1〜8−Nによる制限を受けないカプセル化方法を探索し、探索できたカプセル化方法でSIPメッセージをカプセル化して通信処理するものである。
SIP処理部21−1、21−Nは、SIPサーバ5から到来したSIPメッセージをSIPカプセル処理部20−1、20−Nに与え、SIPカプセル処理部20−1、20−Nから与えられたSIPメッセージをSIPサーバ5に与えるものである。なお、SIP処理部21−1、21−Nは、SIPサーバ5から、SIPメッセージがUDPパケットの形式で与えられた場合にはSIPカプセル処理部20−1、20−Nに、カプセル化方法の第1候補の方法として与え、SIPカプセル処理部20−1、20−Nから、SIPメッセージがUDPパケットの形式で与えられた場合には、SIPサーバ5に対してもそのまま与えるようにしても良い。また、SIP処理部21−1、21−Nは、SIPカプセル処理部20−1、20−NからのSIPメッセージが単なるデータの場合には、UDPパケットを形成してSIPサーバ5に与えるようにすることが好ましい。SIP処理部21−1、21−Nは、SIPサーバ5又はSIPカプセル処理部20−1、20−Nから与えられたSIPメッセージの内容が、当該中継装置7での呼制御を規定しているものであれば、該当する呼制御処理を実行するものである。
中継装置7のメディアカプセル処理部22−1、22−Nは、メディア用トンネル41−1、41−Nから到来したメディアカプセルを逆カプセル化し、取り出したメディアをメディア処理部23−1、23−Nに与え、メディア処理部23−1、23−Nから与えられたメディアをカプセル化してメディア用トンネル41−1、41−Nに送出するものである。
この実施形態の場合、メディアカプセル処理部22−1、22−Nは、メディアのカプセル化方法(通信処理方法)として、複数の方法を適用できるものであり、VoIP通信制限装置8−1〜8−Nによる制限を受けないカプセル化方法を探索し、探索できたカプセル化方法でメディアをカプセル化して通信するものである。
メディア処理部23−1、23−Nは、メディア折返し処理部24から到来したメディアをメディアカプセル処理部22−1、22−Nに与え、メディアカプセル処理部22−1、22−Nから与えられたメディアをメディア折返し処理部24に与えるものである。なお、メディア処理部23−1、23−Nは、カプセル化方法の第1候補の方法で、メディア折返し処理部24から到来したメディアをカプセル化したものをメディアカプセル処理部22−1、22−Nに与えるようになされている。
メディア折返し処理部24は、ある通信端末3−1(又は3−N)からのメディアを、その通信端末3−1(又は3−N)とセッションが確立している他の通信端末3−N(又は3−1)に向けて折り返すものである。メディア折返し処理部24は、直接的には、メディア処理部23−1、23−Nとの間でメディアを授受する。
通信端末3−1、3−NのSIPカプセル処理部30−1、30−Nは、SIPメッセージ用トンネル40−1、40−Nから到来したSIPメッセージのカプセルを逆カプセル化し、取り出したSIPメッセージをSIP処理部31−1、31−Nに与え、SIP処理部31−1、31−Nから与えられたSIPメッセージをカプセル化してSIPメッセージ用トンネル40−1、40−Nに送出するものである。SIPカプセル処理部30−1、30−Nは、中継装置7のSIPカプセル処理部20−1、20−Nと同様なカプセル化を行うものである。
SIP処理部31−1、31−Nは、アプリケーション部34−1、34−Nから与えられたシグナリング情報から、所定フォーマットのSIPメッセージ(なお、第1候補のカプセル化方法で既にカプセル化されたメッセージであっても良い)を形成してSIPカプセル処理部30−1、30−Nに与え、SIPカプセル処理部30−1、30−Nから与えられたSIPメッセージからシグナリング情報を抽出してアプリケーション部34−1、34−Nに与えるものである。
通信端末3−1、3−Nのメディアカプセル処理部32−1、32−Nは、メディア用トンネル41−1、41−Nから到来したメディアのカプセルを逆カプセル化し、取り出したメディアをメディア処理部33−1、33−Nに与え、メディア処理部33−1、33−Nから与えられたメディアをカプセル化してメディア用トンネル41−1、41−Nに送出するものである。メディアカプセル処理部32−1、32−Nは、中継装置7のメディアカプセル処理部22−1、22−Nと同様なカプセル化を行うものである。
メディア処理部33−1、33−Nは、アプリケーション部34−1、34−Nから与えられた通信データ(例えば、音声データ)から、メディア(例えばRTP/RTCPパケット;なお、第1候補のカプセル化方法で既にカプセル化されたメディアであっても良い)を生成してメディアカプセル処理部32−1、32−Nに与え、メディアカプセル処理部32−1、32−Nから与えられたメディアから通信データを抽出してアプリケーション部34−1、34−Nに与えるものである。
アプリケーション部34−1、34−Nは、例えば、ソフトフォンアプリなどが該当し、シグナリング情報を、SIP処理部31−1、31−Nとの間で授受し、通信データを、メディア処理部33−1、33−Nとの間で授受するものである。
(A−2)実施形態の動作
次に、実施形態の通信ネットワーク1における通信端末3−1〜3−Nと中継装置7との動作を説明する。
この実施形態は、SIPメッセージとメディア(RTP/RTCPパケット)をそれぞれカプセル化してトンネルを通過させることで、通信端末3−1〜3−Nと中継装置7との間で、VoIP通信制限装置8−1〜8−Nの制限を受けないようにSIPメッセージ及びメディアを授受していることを特徴としている。
そこで、以下では、SIPメッセージのカプセル化の動作とメディアのカプセル化の動作を中心に、通信端末3−1〜3−N及び中継装置7の動作を説明する。
図3は、中継装置7におけるSIPカプセル処理部20(20−1、20−N)及び通信端末3(3−1、3−N)におけるSIPカプセル処理部30(30−1、30−N)の最適カプセル化方法(最適通信処理)の探索手順を示す説明図である。
図4は、SIPカプセル処理部20及び30におけるSIPメッセージの第1の変形方法(第1のカプセル化方法)を示している。図5は、SIPカプセル処理部20及び30におけるSIPメッセージの第2の変形方法(第2のカプセル化方法)を示している。図4及び図5の相違は、レイヤ4(TCP若しくはUDP)のヘッダが1層か2層かの相違である。SIPカプセル処理部20及び30は、予め定められた図4及び図5のいずれかを適用する。
中継装置7におけるSIPカプセル処理部20も、端末3におけるSIPカプセル処理部30も、図3に示すように、SIPメッセージのカプセル化通信では、UDP通信処理(S1)、TCPスタック通信処理(S2)、TCP独自通信処理(S3)、HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理(S4)、HTTPヘッダ付与+TCPスタック通信処理(S5)によるカプセル化通信を、以下のような順序で行う。
図3に示すカプセル化通信処理S1〜S5は、全てを実施されるわけではなく、各カプセル化通信処理において、通信が失敗した時点で、次のカプセル化通信処理に切り替えるものである。言い換えると、通信し得るカプセル化方法(カプセル化通信処理)を探索しているものである。各カプセル化通信処理S1〜S5では、タイマ制御により通信が成功したか否かを制御し、対向装置(通信端末3又は中継装置7)から所定時間以内に応答がない場合、次のカプセル化通信処理に切り替える。
図3では、SIP処理部21又は31にて生成されたSIPメッセージをUDP若しくはTCPにてカプセル化する。この「UDP通信処理S1」と、その次の「TCPスタック通信処理S2」に関しては、通常のプロトコル処理を行っている。これらのカプセル化通信処理S1、S2が共に成功しないときは、次の「TCP独自通信処理S3」に移行する。さらに、このカプセル化通信処理S3が成功しないときは、次の「HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S4」に移行する。カプセル化通信処理S1〜S4がいずれも成功しないときは、「HTTPヘッダ付与+TCPスタック通信処理S5」を行う。なお、HTTPヘッダ付与+TCPスタック通信処理S5も成功しない場合には、対向する装置と通信し得ないと判定する。
複数のカプセル化通信処理の移行順序は、図3に示すものが、通信成功となるカプセル化通信処理を早く検索できると考えられて好ましいものである。しかしながら、複数のカプセル化通信処理の移行順序は、図3のものに限定されない。また、設定操作により、移行順序を初期設定したり変更したりできるようにしても良い。
次に、各カプセル化通信処理S1〜S5で行う図4に示す第1のカプセル化方法を説明する。図4に示す例では、SIP処理部21、31からは、SDPによる情報が盛り込まれたSIPメッセージ(SIP/SDP)に、既に、SIPを表すポート番号「5060」を含むUDPヘッダと、IPヘッダとが付与されたパケット(UDPパケット)が、SIPカプセル処理部20、30に入力される。なお、SIP処理部21は、SIPサーバ5から与えられたUDPパケットをそのままSIPカプセル処理部20に与え、逆カプセル化で得られたSIPメッセージを含むUDPパケットを組み立ててSIPサーバ5に与えるものである。
SIPカプセル処理部20、30が、UDP通信処理S1で通信処理が成功するか確認する際には、SIP処理部21、31から与えられたパケットをそのまま対向装置との間で通信しようとする。
SIPカプセル処理部20、30が、TCPスタック通信処理S2で通信処理が成功するか確認する際には、SIP処理部21、31から与えられたパケットにおけるUDPヘッダの部分を、SIPを表すポート番号「5060」を含むTCPヘッダに置き換えたパケットを対向装置との間で通信しようとする。
SIPカプセル処理部20、30が、TCP独自通信処理S3で通信処理が成功するか確認する際には、SIP処理部21、31から与えられたパケットにおけるUDPヘッダの部分を、HTTPを表すポート番号「80」を含むTCPヘッダに置き換えたパケットを対向装置との間で通信しようとする。このTCP独自通信処理S3の詳細については、図9を用いて後述する。
SIPカプセル処理部20、30が、HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S4で通信処理が成功するか確認する際には、SIP処理部21、31から与えられたパケットにおけるUDPヘッダの部分を、HTTPを表すポート番号「80」を含むTCPヘッダに置き換えると共に、HTTPヘッダを追加したパケットを対向装置との間で通信しようとする。
SIPカプセル処理部20、30が、HTTPヘッダ付与+TCPスタック通信処理S5で通信処理が成功するか確認する際には、SIP処理部21、31から与えられたパケットにおけるUDPヘッダの部分を、HTTPを表すポート番号「80」を含むTCPヘッダに置き換えると共に、HTTPヘッダを追加したパケットを対向装置との間で通信しようとする。なお、パケットの構成は、HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S4でのパケットの構成と同様であるが、HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S4では、図9を用いて後述するような独自の通信処理が実行される。
次に、各カプセル化通信処理S1〜S5で行う図5に示す第2のカプセル化方法を説明する。図5に示す例でも、SIP処理部21、31からは、SDPによる情報が盛り込まれたSIPメッセージ(SIP/SDP)に、SIPを表すポート番号「5060」を含むUDPヘッダと、IPヘッダとが既に付与されたパケットが、SIPカプセル処理部20、30に入力される。
SIPカプセル処理部20、30が、UDP通信処理S1又はTCPスタック通信処理S2で通信処理が成功するか確認する際の処理は、上述した図4の例と同様である。
SIPカプセル処理部20、30が、TCP独自通信処理S3で通信処理が成功するか確認する際には、SIP処理部21、31から与えられたパケットにおけるUDPヘッダに加え、HTTPを表すポート番号「80」を含むTCPヘッダを先頭側に含むパケットを対向装置との間で通信しようとする。
SIPカプセル処理部20、30が、HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S4で通信処理が成功するか確認する際には、SIP処理部21、31から与えられたパケットにおけるUDPヘッダに加え、HTTPを表すポート番号「80」を含むTCPヘッダと、HTTPヘッダとを先頭側に含むパケットを対向装置との間で通信しようとする。
SIPカプセル処理部20、30が、HTTPヘッダ付与+TCPスタック通信処理S5で通信処理が成功するか確認する際には、SIP処理部21、31から与えられたパケットにおけるUDPヘッダに加え、HTTPを表すポート番号「80」を含むTCPヘッダと、HTTPヘッダとを先頭側に含むパケットを対向装置との間で通信しようとする。なお、パケットの構成は、HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S4でのパケットの構成と同様であるが、HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S4では図9を用いて後述するような独自の通信処理が実行される。
図6は、中継装置7におけるメディアカプセル処理部22(22−1、22−N)及び通信端末3(3−1、3−N)におけるメディアカプセル処理部32(32−1、32−N)の最適カプセル化方法の探索手順を示す説明図である。
図7は、メディアカプセル処理部22及び32におけるメディアの第1の変形方法(第1のカプセル化方法)を示している。図8は、メディアカプセル処理部22及び32におけるメディアの第2の変形方法(第2のカプセル化方法)を示している。図7及び図8の相違は、レイヤ4(TCP若しくはUDP)のヘッダが1層か2層かの相違である。メディアカプセル処理部22及び32は、予め定められた図7及び図8のいずれかを適用する。
中継装置7におけるメディアカプセル処理部22も、端末3におけるメディアカプセル処理部32も、図6に示すように、メディアのカプセル化では、UDP通信処理(S11)、TCP独自通信処理(S12)、HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理(S13)、TCPスタック通信処理(S14)、HTTPヘッダ付与+TCPスタック通信処理(S15)によるカプセル化通信を、以下のような順序で行う。
メディアの処理においても、図6に示すカプセル化通信処理S11〜S15を全て実施するわけではなく、各カプセル化通信処理において、通信が失敗した時点で、次のカプセル化通信処理に切り替えるものである。言い換えると、通信し得るカプセル化方法(カプセル化通信処理)を探索しているものである。各カプセル化通信処理S11〜S15では、タイマ制御により通信が成功したか否かを制御し、対向装置(通信端末3又は中継装置7)から所定時間以内に応答がない場合、次のカプセル化通信処理に切り替える。図6に示す順序も、SIPメッセージに係る図3と同様に、成功する通信処理が早く検索できると考えられて好ましいものである。しかしながら、複数のカプセル化通信処理の移行順序は、図6のものに限定されない。また、設定操作により、移行順序を初期設定したり変更したりできるようにしても良い。
次に、各カプセル化通信処理S11〜S15で行う図7に示す第1のカプセル化方法を説明する。図7に示す例では、メディア処理部23、33からは、通信データ(図7は音声データの場合を示している)にRTPヘッダが付与されているRTP/RTCPパケットに、既に、所定のプロトコルを表すポート番号「xxxx」を含むUDPヘッダと、IPヘッダとが付与されたパケットが、メディアカプセル処理部22、32に入力される。
メディアカプセル処理部22、32が、UDP通信処理S11で通信処理が成功するか確認する際には、メディア処理部23、33から与えられたパケットをそのまま対向装置との間で通信しようとする。
メディアカプセル処理部22、32が、TCP独自通信処理S12で通信処理が成功するか確認する際には、メディア処理部23、33から与えられたパケットにおけるUDPヘッダの部分を、HTTPを表すポート番号「80」を含むTCPヘッダに置き換えたパケットを対向装置との間で通信しようとする。このTCP独自通信処理S12の詳細については、図10を用いて後述する。
メディアカプセル処理部22、32が、HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S13で通信処理が成功するか確認する際には、メディア処理部23、33から与えられたパケットにおけるUDPヘッダの部分を、HTTPを表すポート番号「80」を含むTCPヘッダに置き換えると共に、HTTPヘッダを追加したパケットを対向装置との間で通信しようとする。
メディアカプセル処理部22、32が、TCPスタック通信処理S14で通信処理が成功するか確認する際には、メディア処理部23、33から与えられたパケットにおけるUDPヘッダの部分を、HTTPを表すポート番号「80」を含むTCPヘッダに置き換えたパケットを対向装置との間で通信しようとする。なお、パケットの構成は、TCP独自通信処理S12でのパケットの構成と同様であるが、TCP独自通信処理S12では、図10を用いて後述するような独自の通信処理が実行される。
メディアカプセル処理部22、32が、HTTPヘッダ付与+TCPスタック通信処理S15で通信処理が成功するか確認する際には、メディア処理部23、33から与えられたパケットにおけるUDPヘッダの部分を、HTTPを表すポート番号「80」を含むTCPヘッダに置き換えると共に、HTTPヘッダを追加したパケットを対向装置との間で通信しようとする。なお、パケットの構成は、HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S13でのパケットの構成と同様であるが、HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S13では、図10を用いて後述するような独自の通信処理が実行される。
次に、各カプセル化通信処理S11〜S15で行う図8に示す第2のカプセル化方法を説明する。図8に示す例でも、メディア処理部23、33からは、通信データ(図7は音声データの場合を示している)にRTPヘッダが付与されているRTP/RTCPパケットに、所定のプロトコルを表すポート番号「xxxx」を含むUDPヘッダと、IPヘッダと、が既に付与されたパケットが、メディアカプセル処理部22、32に入力される。
メディアカプセル処理部22、32が、UDP通信処理S11で通信処理が成功するか確認する際の処理は、上述した図7の例と同様である。
メディアカプセル処理部22、32が、TCP独自通信処理S12で通信処理が成功するか確認する際には、メディア処理部23、33から与えられたパケットにおけるUDPヘッダに加え、HTTPを表すポート番号「80」を含むTCPヘッダを先頭側に含むパケットを対向装置との間で通信しようとする。
メディアカプセル処理部22、32が、HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S13で通信処理が成功するか確認する際には、メディア処理部23、33から与えられたパケットにおけるUDPヘッダに加え、HTTPを表すポート番号「80」を含むTCPヘッダとHTTPヘッダを先頭側に含むパケットを対向装置との間で通信しようとする。
メディアカプセル処理部22、32が、TCPスタック通信処理S14で通信処理が成功するか確認する際には、メディア処理部23、33から与えられたパケットにおけるUDPヘッダに加え、HTTPを表すポート番号「80」を含むTCPヘッダを先頭側に含むパケットを対向装置との間で通信しようとする。なお、パケットの構成は、TCP独自通信処理S12でのパケットの構成と同様であるが、TCP独自通信処理S12では、図10を用いて後述するような独自の通信処理が実行される。
メディアカプセル処理部22、32が、HTTPヘッダ付与+TCPスタック通信処理S15で通信処理が成功するか確認する際には、メディア処理部23、33から与えられたパケットにおけるUDPヘッダに加え、HTTPを表すポート番号「80」を含むTCPヘッダとHTTPヘッダを先頭側に含むパケットを対向装置との間で通信しようとする。なお、パケットの構成は、HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S13でのパケットの構成と同様であるが、HTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S13では、図10を用いて後述するような独自の通信処理が実行される。
図9は、SIPメッセージ(SIP/SDPデータ)を授受するためのTCP独自通信処理S3及びHTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S4のプロトコルシーケンスを示すシーケンス図である。TCP独自通信処理S3もHTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S4もプロトコルシーケンスに関しては同様である。
この図9に示すプロトコルシーケンスは、必ずしも音声通話などリアルタイム系トラフィックに適しないファイル転送などデータ系トラフィック向けのプロトコルであるTCPスタック通信処理に対して、よりリアルタイム性を向上させ(例えば、音声通信では呼制御データの通信でもリアルタイム性の要求は高い)、かつ、VoIP通信制限装置(ファイアウォールやNAT装置)8のプロトコル制限下での導通を可能とするための擬似的なTCP通信処理(TCP独自通信処理)である。TCP独自通信処理S3、S4では、TCPと見せるために適用されている3ウェイハンドシェークのコネクションオープンのシーケンスSEQ1と、SIPメッセージ(SIP/SDPデータ)を授受するシーケンスSEQ2と、TCPと見せるために適用されているFINによるコネクションクローズのシーケンスSEQ3とが実行される。TCPスタック通信処理では、発生したパケットロスに対して、再送制御が実施されるが、音声通話などリアルタイム系トラフィックでは、負担の大きいトラフィックとなり、リアルタイム性を損なう。そのため、このTCP独自通信処理S3、S4では再送制御は行わない。しかし、TCP通信処理と見せるための方法を適用している。例えば、コネクションオープンのシーケンスSEQ1やコネクションクローズのシーケンスSEQ3は、TCP通信処理と見せるための方法である。また、TCPヘッダにACKフラグを設定するのもTCP通信処理と見せるための方法である。但し、ACKフラグを設定しても、対向装置からのパケットの送信に対する受信の確認応答を行うものとはなっていない。
図10は、メディア(RTP/RTCPパケット)を授受するためのTCP独自通信処理S12及びHTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S13のプロトコルシーケンスを示すシーケンス図である。TCP独自通信処理S12もHTTPヘッダ付与+TCP独自通信処理S13もプロトコルシーケンスに関しては同様である。
図10に示すプロトコルシーケンスも、メディアでの独自の擬似的なTCP通信処理を示している。シーケンスSEQ11〜SEQ13に関しては、図9に示したSIPメッセージのシーケンスSEQ1〜SEQ3と同様である。
図9及び図10に示したTCP独自通信処理S3、S4、S12、S13を整理すると、以下の通りである。
TCP独自通信処理では、SYN、FINを適用したコネクションのオープン、クローズによるコネクション管理、及び、シーケンス番号の付与を実施する。しかし、一般的なTCPスタックに具備されるウィンドウ制御、再送制御、フロー制御、輻輳制御及び確認応答は実施しない。但し、確認応答に関しては、対向装置からのパケットの送信に対する受信の確認応答を行わないが、TCPヘッダには常にACKフラグを設定する。
TCPスタックに具備される一部のプロトコルを実行しない手法により、通信経路に存在するVoIP通信制限装置(ファイアウォールやNAT装置)8には、TCPの通信として見なされるが、SIPメッセージ、メディアは、通信端末3と中継装置7の間で、連続的に授受することが可能になり、リアルタイム性を維持することが可能となる。
(A−3)実施形態の効果
上記実施形態によれば、通信経路にVoIP通信制限装置(ファイアウォールやNAT装置)8が存在しても、そのVoIP通信制限装置8によるプロトコル制限を受けないカプセル化方法及び通信処理方法を自律的に探索して通信端末3及び中継装置7間を接続するようにしたので、VoIP通信制限装置8の存在に拘わらず、通信端末3とSIPサーバ5の接続を円滑に行うことができ、リアルタイム性を達成したVoIP通信が可能となる。
ここで、カプセル化方法及び通信処理方法の探索候補として、TCPスタックに具備される一部のプロトコルを実行しないが、通信経路に存在するVoIP通信制限装置8にはTCPの通信として見なされるTCP独自通信処理に係るカプセル化方法及び通信処理方法を設けたので、VoIP通信制限装置8の存在に拘わらず、通信端末3とSIPサーバ5の接続を円滑に行うことができる可能性を高くできている。
また、上記実施形態によれば、中継装置7のSIP処理部21及びSIPサーバ5間や、通信端末3のSIP処理部31及びアプリケーション部34間は、SIPメッセージのUDPパケットでSIPメッセージを授受するので、既存に設置されているSIPサーバは、通信端末3とSIPサーバ5の間のカプセル化方法及び通信処理方法を意識せずに、従前と同様にUDPパケットを処理することができ、また、ソフトフォンアプリなどのアプリケーション部34も従前と同様にUDPパケットを処理することができ、通信経路にVoIP通信制限装置8が存在していても、アプリケーション部34によるインターネット経由でのVoIP通信サービスを容易に構築可能となる。
(B)他の実施形態
上記実施形態の説明においても、種々変形実施形態に言及したが、さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
上記実施形態では、通信端末3及び中継装置7間に、SIPメッセージとメディアとで別個のトンネルを設けるものを示したが、SIPメッセージとメディアとで共通のトンネルを設けるようにしても良い。
図11は、この変形実施形態に係る中継装置7及び通信端末3−1、3−Nの機能的な内部構成を示すブロック図であり、上述した図2との同一、対応部分には同一符号を付して示している。
図11において、中継装置7には、SIPメッセージとメディアとに共通なカプセル処理部25が設けられ、通信端末3−1、3−Nにも、SIPメッセージとメディアとに共通なカプセル処理部35−1、35−Nが設けられている。
カプセル処理部25は、SIPメッセージを授受するときは、上記実施形態のSIPカプセル処理部20と同様な機能を実行し、また、メディアを授受するときは、上記実施形態のメディアカプセル処理部23と同様な機能を実行する。但し、カプセル化で形成されるパケットには、自己のペイロードに挿入されているデータがSIPメッセージかメディアかを区別するためのフラグが盛り込まれており、また、同一のトンネルを通過するため、パケットの所定のアドレス(送信元アドレス又は宛先アドレス)は、SIPメッセージかメディアかを区別することなく、同じものを適用するようになされている。通信端末3−1、3−Nのカプセル処理部35−1、35−Nも、上述したような点が、上記実施形態のものと相違している。
上記実施形態では、セッションの確立時毎に、若しくは、メディアの通信開始毎に、カプセル化方法(通信処理方法を含む)を探索するものを示したが、通信相手と過去に接続している場合には、過去の探索結果を最初の候補とし、その候補で通信に失敗したときに、その候補を除いて、図3や図6に示す順序でカプセル化方法を探索するようにしても良い。この場合であれば、通信が成功したときの通信相手の情報とカプセル化方法との組情報を記憶しておくデータベースを設けておくことを要する。
また、メディアの通信開始時には、SIPメッセージの授受時によるセッションの確立時に通信が成功したカプセル化方法と同じカプセル化方法を、最初の候補とし、その候補で通信に失敗したときに、その候補を除いて、図3や図6に示す順序でカプセル化方法を探索するようにしても良い。
上記実施形態では、中継装置がSIPメッセージもメディアも中継するものを示したが、SIPメッセージの中継用の中継装置と、メディアの中継用の中継装置とが別個に設けられていても良い。
上記実施形態では、SIPサーバ5と中継装置7とが別個のものを示したが、1つの装置が、SIPサーバ5と中継装置7とを兼ねたものであっても良い。
1…通信ネットワーク、3、3−1〜3−N…通信端末、5…SIPサーバ、7…中継装置、8−1〜8−N…VoIP通信制限装置(ファイアウォールやNAT装置など)、20、20−1、20−N…SIPカプセル処理部、21、21−1、21−N…SIP処理部、22、22−1、22−N…メディアカプセル処理部、23、23−1、23−N…メディア処理部、24…メディア折返し処理部、25…カプセル処理部、30、30−1、30−N…SIPカプセル処理部、31、31−1、31−N…SIP処理部、32、32−1、32−N…メディアカプセル処理部、33、33−1、33−N…メディア処理部、34…アプリケーション部、35−1、35−N…カプセル処理部。

Claims (11)

  1. 通信端末及び呼制御サーバ間で授受する呼制御信号の中継、若しくは、通信端末間で授受するメディアの中継の少なくとも一方を行う中継装置において、
    複数組のカプセル化方法及び通信処理方法の中から、対向する上記通信端末との間で通信が成功するカプセル化方法及び通信処理方法の組を探索し、呼制御信号若しくはメディアのカプセル化及び逆カプセル化を行うカプセル処理部を有することを特徴とする中継装置。
  2. 上記カプセル処理部は、複数組のカプセル化方法及び通信処理方法の中に、所定の通信処理方法に具備される一部のプロトコルを実行しないが、通信経路に存在する通信制限装置には、上記所定の通信処理方法として見なされると推測できる独自の通信処理方法を要素としている組を含むことを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 上記カプセル処理部は、複数組のカプセル化方法及び通信処理方法の探索順序を予め定めておき、ある組のカプセル化方法及び通信処理方法を適用した通信が失敗したときに、次の順番のカプセル化方法及び通信処理方法の組を適用した通信に自律的に切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載の中継装置。
  4. 上記カプセル処理部は、呼制御信号及びメディアの中継に機能するものであり、呼制御信号のカプセル化及び逆カプセル化を行う第1のカプセル処理部と、メディアのカプセル化及び逆カプセル化を行う第2のカプセル処理部とでなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の中継装置。
  5. 上記カプセル処理部は、呼制御信号及びメディアの中継に機能するものであり、呼制御信号若しくはメディアを同一のトンネルを通過するようにカプセル化し、また、同一のトンネルを通過してきた呼制御信号若しくはメディアを逆カプセル化することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の中継装置。
  6. 中継装置を介して呼制御サーバと呼制御信号を授受すると共に、中継装置を介して他の通信端末とメディアを授受する通信端末において、
    複数組のカプセル化方法及び通信処理方法の中から、対向する上記中継装置との間で通信が成功するカプセル化方法及び通信処理方法の組を探索し、呼制御信号若しくはメディアのカプセル化及び逆カプセル化を行うカプセル処理部を有することを特徴とする通信端末。
  7. 上記カプセル処理部は、複数組のカプセル化方法及び通信処理方法の中に、所定の通信処理方法に具備される一部のプロトコルを実行しないが、通信経路に存在する通信制限装置には、上記所定の通信処理方法として見なされると推測できる独自の通信処理方法を要素としている組を含むことを特徴とする請求項6に記載の通信端末。
  8. 上記カプセル処理部は、複数組のカプセル化方法及び通信処理方法の探索順序を予め定めておき、ある組のカプセル化方法及び通信処理方法を適用した通信が失敗したときに、次の順番のカプセル化方法及び通信処理方法の組を適用した通信に自律的に切り替えることを特徴とする請求項6又は7に記載の通信端末。
  9. 上記カプセル処理部は、呼制御信号のカプセル化及び逆カプセル化を行う第1のカプセル処理部と、メディアのカプセル化及び逆カプセル化を行う第2のカプセル処理部とでなることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の通信端末。
  10. 上記カプセル処理部は、呼制御信号若しくはメディアを同一のトンネルを通過するようにカプセル化し、また、同一のトンネルを通過してきた呼制御信号若しくはメディアを逆カプセル化することを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の通信端末。
  11. 通信端末と、呼制御サーバと、通信端末及び呼制御サーバ間で授受する呼制御信号の中継、若しくは、2つの通信端末間で授受するメディアの中継の少なくとも一方を行う中継装置とを有する通信ネットワークにおいて、
    上記中継装置として請求項1に記載の中継装置を適用すると共に、上記通信端末として請求項6に記載の通信端末を適用したことを特徴とする通信ネットワーク。
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