JP2013116932A - 熱可塑性樹脂組成物およびそれを成形してなる成形品 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物およびそれを成形してなる成形品 Download PDF

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Abstract

【課題】金型転写性と耐候性に優れる成形品を得ることができる熱可塑性樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂、(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂および(C)ポリオルガノシロキサン化合物を配合してなる熱可塑性樹脂組成物であって、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂および(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂の合計100重量%中、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂の配合量が80〜20重量%であり、(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂の配合量が20〜80重量%であり、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂および(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂の合計100重量部に対し、(C)ポリオルガノシロキサン化合物の配合量が0.1〜5重量部である熱可塑性樹脂組成物。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱可塑性樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、外観(金型転写性)および耐候性に優れた熱可塑性樹脂組成物に関する。
ポリブチレンテレフタレート樹脂(以下、PBTと略記することがある。)やポリエチレンテレフタレート樹脂(以下、PETと略記することがある。)などの熱可塑性ポリエステル樹脂は、機械特性、電気特性、耐薬品性、耐熱性などに優れているため、各種の電気・電子機器部品、自動車、列車、電車などの車両用内外装部品、その他の一般工業製品製造用材料として、広く使用されている。さらに、これらのPBTやPETを配合することで金型転写性が向上するため、無塗装外装部品のような外観が求められる部品にも使用され、その利用範囲も拡大されている。
優れた外観が要求される部品として、自動車、列車、電車などの車両用内外装部品、航空機などの機体用内外装部品などが挙げられる。具体的には、例えば、室内のインナーミラーステイ、ドアハンドル、吊革、取っ手用部品や、室外にあるワイパーアームなどのワイパー部品、ドアハンドル、ドアミラーステイ、ルーフレールなどが挙げられる。
また、上記した車両用、機体用内外装部品や電気・電子機器部品には、紫外線や雨によって、退色し難いこと、光沢が低下し難いこと、表面に無機強化材が浮き出さないこと、外観が変化し難いことなどの耐候性が、長期間持続することが求められており、近年、かかる耐候性の要求が一層厳しくなってきた。特に、熱可塑性ポリエステル樹脂を用いた部品には、強い太陽光、激しい温度変化、激しい風雨などに曝される屋外で使用される場合でも、長期間に亘って、多くの優れた性能をそのまま維持することが強く要請されている。
このため、良外観(良金型転写性)と耐候性の双方が求められる車両用、機体用内外装部品などの用途では、相互の欠点を補う方法が提案されている。
例えば、アルカリ溶液に対する長期耐久性に優れた樹脂組成物として、熱可塑性ポリエステル樹脂、耐衝撃性付与剤、シリコーン系化合物および/またはフッ素系化合物、無機充填剤および多官能性化合物を含む熱可塑性ポリエステル樹脂組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、耐衝撃性および成形品外観に優れた樹脂組成物として、熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリオルガノシロキサン系グラフト共重合体およびシラン化合物からなるポリエステル樹脂組成物が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、特許文献1〜2に記載されたポリエステル樹脂組成物は、金型転写性が不十分である課題があった。
一方、機械的強度、外観、耐候性に優れた成形品が得られる樹脂組成物として、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、グラフト共重合体、無機充填剤および着色剤を含む強化ポリエステル樹脂組成物が提案されている(例えば、特許文献3参照)。また、機械特性、摺動特性、表面外観、耐候性に優れた車輌外装機構部品が得られる樹脂組成物として、熱可塑性ポリエステル樹脂を主成分とする熱可塑性樹脂、異形断面形状を有する繊維状強化剤および着色成分を含む車輌外装機構部品製造用樹脂組成物が提案されている。特許文献3〜4に記載された樹脂組成物から得られる成形品は、光沢度が高く金型転写性などの外観に優れるものの、耐候性が不十分である課題があった。
国際公開第00/078867号 特開平4−198358号公報 特開2008−138132号公報 特開2008−280409号公報
従来公知の樹脂組成物では、得られる成形品の外観(金型転写性)を向上させるためPBTとPETを配合した場合、成形品外観は向上する。一方、紫外線や雨などに長期間晒された場合、成形品表面に部分的に細かいクラックが発生し、クラックが存在する箇所と、存在しない箇所のコントラストによる水玉模様が著しく外観を損ねる、すなわち耐候性が不十分である課題があった。そこで、本発明は、金型転写性と耐候性に優れる成形品を得ることができる熱可塑性樹脂組成物を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。
(1)(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂、(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂および(C)ポリオルガノシロキサン化合物を配合してなる熱可塑性樹脂組成物であって、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂および(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂の合計100重量%中、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂の配合量が80〜20重量%であり、(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂の配合量が20〜80重量%であり、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂および(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂の合計100重量部に対し、(C)ポリオルガノシロキサン化合物の配合量が0.1〜5重量部である熱可塑性樹脂組成物。
(2)(C)ポリオルガノシロキサン化合物がシリコーンオイルを含む(1)記載の熱可塑性樹脂組成物。
(3)シリコーンオイルの25℃における粘度が100〜10000mm/sである(2)記載の熱可塑性樹脂組成物。
(4)(D)さらに繊維状充填材を配合してなる(1)〜(3)のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
(5)(D)繊維状充填材がガラス繊維を含む(4)記載の熱可塑性樹脂組成物。
(6)(E)さらにエラストマを配合してなる(1)〜(5)のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
(7)(E)エラストマがエポキシ基を有するオレフィン系エラストマを含む(6)記載の熱可塑性樹脂組成物。
(8)(F)さらに着色剤を配合してなる(1)〜(7)のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
(9)(F)着色剤がカーボンブラックを含む(8)記載の熱可塑性樹脂組成物。
(10)(1)〜(9)のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物を成形してなる成形品。
(11)(1)〜(9)のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物を成形してなる車両外装部品。
本発明の熱可塑性樹脂組成物によれば、金型転写性と耐候性に優れた成形品を得ることができる。
実施例30で得られた熱可塑性樹脂組成物を成形した試験片をサンシャインウェザーメーターで720時間処理した後のSEM写真である。 比較例5で得られた熱可塑性樹脂組成物を成形した試験片をサンシャインウェザーメーターで720時間処理した後のSEM写真である。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂(以下、(A)成分と略記することがある。)、(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂(以下、(B)成分と略記することがある。)および(C)ポリオルガノシロキサン化合物(以下、(C)成分と略記することがある。)を配合してなり、(A)成分および(B)成分の合計100重量%中、(A)成分の配合量が80〜20重量%であり、(B)成分の配合量が20〜80重量%であり、(A)成分および(B)成分の合計100重量部に対し、(C)成分の配合量が0.1〜5重量部であることを特徴とする。
(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂または(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂の一方のみを配合してなる熱可塑性樹脂組成物は、得られる成形品の金型転写性が不十分である。(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂はガラス転移温度を下げる作用があり、(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂は金型内における固化速度を低下させる作用があるため、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂と(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂を組みあわせて配合することにより、金型転写性に優れた成形品が得られる。
本発明に用いられる(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂とは、テレフタル酸および/またはその誘導体と、1,4−ブタンジオールを重縮合することにより得られるポリエステルである。テレフタル酸の誘導体としては、例えば、テレフタル酸のメチルエステル、エチルエステルなどのアルキルエステルなどが挙げられる。
本発明の目的を損なわない範囲であれば、テレフタル酸またはその誘導体とともに、他のジカルボン酸またはその誘導体を共重合したものであってもよいし、1,4−ブタンジオールとともに、他のジオールを共重合したものであってもよい。
共重合成分として用いられるジカルボン酸またはその誘導体としては、例えば、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、4,4’−ジフェノキシエタンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸やこれらのアルキルエステル等が挙げられる。共重合成分として用いられるジオールとしては、例えば、エチレングリコール、トリメチレングリコール、プロピレンクリコール、ヘキサメチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等が挙げられる。
本発明に用いられる(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂は、成形性を向上させる観点から、o−クロルフェノールで測定した固有粘度が0.36〜1.60dl/gであることが好ましく、0.52〜1.35dl/gの範囲にあることがより好ましい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物における(A)成分の配合量は、(A)成分および(B)成分の合計100重量%中、80〜20重量%である。(A)成分の配合量が80重量%を超えると、熱可塑性樹脂組成物の固化速度が速くなり、成形品の金型転写性が低下する。75重量%以下が好ましい。また、(A)成分の配合量が20重量%未満であると、熱可塑性樹脂組成物のガラス転移温度が上昇し、成形品の金型転写性が低下する。25重量%以上が好ましく、30重量%以上がより好ましい。
本発明に用いられる(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂とは、テレフタル酸および/またはその誘導体と、エチレングリコールを重縮合することにより得られるポリエステルである。テレフタル酸の誘導体としては、(A)成分を構成するテレフタル酸の誘導体として例示したものが挙げられる。
本発明の目的を損なわない範囲であれば、テレフタル酸またはその誘導体とともに、他のジカルボン酸またはその誘導体を共重合したものであってもよいし、エチレングリコールまたは他のジオールを共重合したものであってもよい。共重合成分として用いられるジカルボン酸またはその誘導体としては、(A)成分を構成する共重合成分として例示したものが挙げられる。共重合成分として用いられるジオールとしては、例えば、トリメチレングリコール、プロピレンクリコール、ヘキサメチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等が挙げられる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物における(B)成分の配合量は、(A)成分および(B)成分の合計100重量%中、20〜80重量%である。(B)成分の配合量が20重量%未満であると、熱可塑性樹脂組成物の固化速度が速くなり、成形品の金型転写性が低下する。25重量%以上が好ましい。また、(B)成分の配合量が80重量%を超えると、熱可塑性樹脂組成物のガラス転移温度が上昇し、成形品の金型転写性が低下する。75重量%以下が好ましく、70重量%以下がより好ましい。
本発明に用いられる(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂および(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂は、公知の重縮合法や開環重合法などにより製造することができる。バッチ重合法および連続重合法のいずれを適用してもよいが、連続重合法が好ましい。また、エステル交換反応および直接重合反応のいずれを適用してもよいが、直接重合反応が好ましい。エステル化反応、エステル交換反応および/または重縮合反応を効率よく進めるために、反応時に触媒を添加することが好ましい。触媒としては、有機チタン化合物やスズ化合物などが挙げられ、チタン酸のテトラ−n−ブチルエステルが好ましく用いられる。
上述のとおり、(A)成分および(B)成分を組み合わせることにより、(A)成分のガラス転移温度低減効果と(B)成分の固化速度遅延効果により、得られる成形品の金型転写性は向上する。一方、(A)成分および(B)成分を配合してなる熱可塑性樹脂組成物から得られる成形品は、紫外線や雨などに長期間晒された場合、成形品表面に細かいクラックが発生し、クラックが存在する箇所と、存在しない箇所のコントラストによる水玉模様が発生し、外観を損ねる、すなわち耐候性が低下するという新たな課題を生じることがわかった。本発明の熱可塑性樹脂組成物は、さらに(C)ポリオルガノシロキサン化合物を配合することにより、紫外線や雨などに長期間晒された場合の成形品の水玉模様による外観不良を抑制し、成形品の耐候性を飛躍的に向上させることができる。
本発明に用いられる(C)ポリオルガノシロキサン化合物としては、下記一般式(1)〜(4)で表される単位からなる群より選ばれる少なくとも1種のシロキサン単位からなるポリオルガノシロキサンが好ましい。下記一般式(1)〜(4)中、Rはそれぞれ同じでも異なってもよく、飽和または不飽和一価炭化水素、水素原子、ヒドロキシル基、アルコキシル基、アリール基、ビニル基またはアリル基を表す。これらを2種以上配合してもよい。
Figure 2013116932
これらのポリオルガノシロキサン化合物の中でも、成形品の耐候性をより向上させる観点から、シリコーンオイルが好ましく、ジメチルシリコーンオイルがより好ましい。ジメチルシリコーンオイルは、JISZ8803(2011年)に準じて測定した25℃における粘度が100〜10000mm/sであることが好ましい。粘度が100mm/s以上であると、射出成形時のガス発生を抑制し、成形品の金型転写性をより向上させることができる。200mm/s以上がより好ましい。一方、粘度が10000mm/s以下であると、成形品の耐候性をより向上させることができる。1000mm/s以下がより好ましい。
JIS Z8803に準じて測定した25℃における粘度が100〜10000mm/sであるジメチルシリコーンオイルとしては、例えば、SH200−200cs(東レダウコーニング社製)、SH200−300cs(東レダウコーニング社製)、SH200−500cs(東レダウコーニング社製)、SH200−1000cs(東レダウコーニング社製)などが市販されている。
本発明の熱可塑性樹脂組成物において、(C)成分の配合量は、(A)成分と(B)成分の合計100重量部に対し、0.1〜5重量部である。(C)成分の配合量が0.1重量部未満であると、紫外線や雨などに長期間晒された場合に成形品に水玉模様による外観不良が発生し、耐候性が不十分となる。0.3重量部以上が好ましい。また、(C)成分の配合量が5重量部を超えると、射出成形時のガス発生量が多くなり、成形品の金型転写性が低下する。射出成形時のガス発生量を低減する観点から、3重量部以下が好ましい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物には、さらに(D)繊維状充填材(以下、(D)成分と略記することがある。)を配合することが好ましく、成形品の機械強度を向上させることができる。(D)成分としては、例えば、ガラス繊維、ワラステナイト、チタン酸カリウムウィスカ、酸化亜鉛ウィスカ、炭素繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、セラミック繊維、アスベスト繊維、石コウ繊維、金属繊維などが挙げられ、ガラス繊維が好ましい。これらを2種以上配合してもよい。これら繊維状充填材は、シラン系、エポキシ系あるいはチタネート系などのカップリング剤で予備処理されてなることが好ましく、成形品の機械強度をより向上させることができる。
かかる予備処理が施されたガラス繊維としては、例えば、CSF3PE941H(日東紡社製)、ECS03T120H(日本電気硝子社製)、ECS03T747H(日本電気硝子社製)などが市販されている。
本発明の熱可塑性樹脂組成物において、(D)成分の配合量は、成形品の機械強度を向上させる観点から、(A)成分および(B)成分の合計100重量部に対し、10重量部以上が好ましく、15重量部以上がより好ましい。一方、成形品の金型転写性をより高いレベルで保持する観点から、(A)成分および(B)成分の合計100重量部に対し、100重量部以下が好ましく、70重量以下がより好ましい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物には、さらに(E)エラストマ(以下、(E)成分と略記することがある。)を配合することが好ましく、成形品の機械強度をより向上させることができる。(E)成分としては、例えば、エチレン/プロピレン共重合体、エチレン/1−ブテン共重合体、エチレン/1−ヘキセン共重合体、エチレン/1−オクテン共重合体、エチレン/プロピレン/共役ジエン共重合体、エチレン/(メタ)アクリル酸メチル共重合体、エチレン/(メタ)アクリル酸エチル共重合体、エチレン/(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、エチレン/アクリル酸エチル−g−メタクリル酸メチル/アクリル酸ブチル共重合体、エチレン/アクリル酸エチル−g−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン/アクリル酸エチル−g−無水マレイン酸共重合体、エチレン/メタクリル酸メチル−g−無水マレイン酸共重合体、エチレン/アクリル酸エチル−g−マレイミド共重合体、エチレン/プロピレン−g−無水マレイン酸共重合体、エチレン/ブテン−1−g−無水マレイン酸共重合体などを挙げることができる。これらを2種以上配合してもよい。
これらの中でも、エポキシ基を有するオレフィン系エラストマが好ましい。エポキシ基を有するオレフィン系エラストマとしては、例えば、エチレン/メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/アクリル酸メチル/メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/アクリル酸エチル/メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/アクリル酸ブチル/メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/酢酸ビニル/メタクリル酸グリシジル共重合体などを挙げることができる。
エポキシ基を有するオレフィン系エラストマとしては、例えば、BF−7M(住友化学工業社製)、ロタダーAX8900(アルケマジャパン社製)、ロタダーAX8840(アルケマジャパン社製)などが市販されている。
本発明の熱可塑性樹脂組成物において、(E)成分の配合量は、成形品の衝撃強度を向上させる観点から、(A)成分および(B)成分の合計100重量部に対して1重量部以上が好ましく、3重量部以上がより好ましい。一方、成形品の金型転写性をより高いレベル保持する観点から、(A)成分および(B)成分の合計100重量部に対し、15重量部以下が好ましく、10重量部以下がさらに好ましい。
また、本発明の熱可塑性樹脂組成物には、さらに(F)着色剤(以下、(F)成分と略記することがある。)を配合することが好ましく、成形品の外観を美麗にし、耐候性をより向上させるように機能する。(F)成分としては、例えば、無機顔料、有機顔料、有機染料などが挙げられる。これらを2種以上配合してもよい。成形品の耐候性をより向上させる観点からは、無機顔料を主体とした着色剤が好ましい。また、これらの着色剤の分散を補助する分散剤などを配合することもできる。
無機顔料としては、例えば、カーボンブラック、金属粉、金属の酸化物または水酸化物、硫化物、ケイ酸塩、炭酸塩、クロム酸塩、金属粉などが挙げられる。金属の酸化物としては、例えば、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、鉄黒、ベンガラ、鉛丹、酸化クロム、ニッケルチタンイエロー、クロムチタンイエロー、スビネルグリーンなどが挙げられる。金属の水酸化物としては、例えば、アルミナホワイト、サチン白、黄色酸化鉄などが挙げられる。金属の硫化物としては、例えば、硫化亜鉛、リトポン、雄黄、銀朱、カドミウムレッド、カドミウムオレンジ、カドミウムイエロー、アンチモン朱、硫酸バリウム、石膏、硫酸鉛などが挙げられる。金属のケイ酸塩としては、例えば、群青などが挙げられる。金属の炭酸塩としては、例えば、炭酸バリウム、炭酸石灰粉、鉛白、炭酸マグネシウムなどが挙げられる。金属のクロム酸塩としては、例えば、黄鉛、亜鉛黄、クロム酸バリウム等が挙げられる。金属粉としては、例えば、アルミニウム粉、ブロンズ粉、銅粉などの金属粉顔料などが挙げられる。
有機顔料および有機染料としては、例えば、銅フタロシアニンブルー、銅フタロシアニングリーンなどのフタロシアニン系染顔料、ニッケルアゾイエローなどのアゾ系、チオインジゴ系、ペリノン系、ペリレン系、キナクリドン系、ジオキサジン系、イソインドリノン系、キノフタロン系などの縮合多環染顔料、アンスラキノン系、複素環系、メチル系の染顔料などが挙げられる。
これらの中でも、特にカーボンブラックが耐候性の改良効果が高く好ましい。カーボンブラックは、フアーネス法、チャンネル法、アセチレン法で製造されたいずれのものでもよい。カーボンブラックとしては、例えば、“三菱カーボンブラック”#650(三菱化学社製)、“三菱カーボンブラック”#850(三菱化学社製)、“トーカブラック”#8500(東海カーボン社製)、“トーカブラック”#7360SB(東海カーボン社製)などが市販されている。
本発明の熱可塑性樹脂組成物において、(F)成分の含有量は、その種類にもよるが、成形品の耐候性をより向上させる観点から、(A)成分および(B)成分の合計100重量部に対して、0.1重量部以上が好ましく、0.5重量部以上がより好ましい。一方、成形品の金型転写性をより向上させる観点から、(A)成分および(B)成分の合計100重量部に対し、20重量部以下が好ましく、15重量部以下がより好ましい。さらに、成形品の機械強度を向上させる観点から、10重量部以下が好ましく、5重量部以下がより好ましい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、結晶核剤、可塑剤、紫外線吸収剤、抗菌剤、安定剤、離型剤、滑剤、帯電防止剤などの各種添加剤を配合することができる。
本発明の樹脂組成物の製造方法は、本発明で規定する要件を満たす限り特に限定されるものではないが、例えば、(A)成分、(B)成分および(C)成分、必要に応じて(D)成分、(E)成分、(F)成分およびその他の成分を溶融混練する方法や、溶液中で混合した後に溶媒を除く方法などが好ましく用いられる。生産性の点で、溶融混練する方法が好ましい。溶融混練には、例えば、一軸または二軸押出機などが挙げられる。流動性および成形品の機械特性に優れた熱可塑性樹脂組成物を得られるという点で、二軸押出機で均一に溶融混練する方法がより好ましい。中でも、スクリュー長さをL、スクリュー直径をDとした場合にL/D>30となる二軸押出機を使用して溶融混練する方法が特に好ましい。二軸押出機のL/Dは30を越え100以下であることが好ましい。
また、二軸押出機のスクリュー構成としては、フルフライトおよびニーディングディスクを組み合わせた構成が好ましい。スクリューによる均一な混練を効率良く行う観点から、スクリュー全長に対するニーディングディスクの合計長さ(ニーディングゾーン)の割合は、10〜40%が好ましい。
また、二軸押出機を使用して溶融混練する場合、(A)成分、(B)成分および(C)成分、必要に応じて(D)成分、(E)成分、(F)成分およびその他成分を同時に二軸押出機に供給してもよいし、投入口を複数有する押出機を用いて、スクリュー根元側に設置した主投入口から(A)成分および(B)成分、必要により(E)成分、(F)成分およびその他成分を供給し、主投入口と押出機先端の間に設置した副投入口から(C)成分および必要により(D)成分を供給してもよい。また、スクリュー根元側に設置した主投入口から(A)成分、(B)成分および(C)成分、必要により(E)成分、(F)成分およびその他成分を供給し、主投入口と押出機先端の間に設置した副投入口から必要により(D)成分を供給してもよい。
次に、本発明の成形品について説明する。上記本発明の熱可塑性樹脂組成物を、通常公知の射出成形、押出成形、ブロー成形、プレス成形などの任意の方法で成形することにより、各種成形品を得ることができる。成形品としては、射出成形品、押出成形品、ブロー成形品、プレス成形品などが挙げられる。これら各種成形品は、自動車部品、電気・電子部品、建築部材、各種容器、日用品、生活雑貨および衛生用品など各種用途に利用することができる。
本発明の成形品の具体的な用途としては、例えば、ワイパー部品、トルクコントロールレバー、安全ベルト部品、レジスターブレード、ウオッシャーレバー、ウインドレギュレーターハンドル、ウインドレギュレーターハンドルのノブ、パッシングライトレバー、サンバイザーブラケット、各種モーターハウジングなどの車両内装部品、ルーフレール、フェンダー、ガーニッシュ、バンパー、ドアミラーステイ、スポイラー、フードルーバー、ホイールカバー、ホイールキャップ、グリルエプロンカバーフレーム、ドアハンドルなどの車両外装部品、ワイヤーハーネスコネクター、SMJコネクター、PCBコネクター、ドアグロメットコネクターなど各種車両用コネクター、電気用コネクター、リレーケース、コイルボビン、光ピックアップシャーシ、モーターケース、ノートパソコンハウジングおよび内部部品、CRTディスプレーハウジング、および内部部品、プリンターハウジングおよび内部部品、携帯電話、モバイルパソコン、ハンドヘルド型モバイルなどの携帯端末ハウジングおよび内部部品、記録媒体(CD、DVD、PD、FDDなど)ドライブのハウジングおよび内部部品、コピー機のハウジングおよび内部部品、ファクシミリのハウジングおよび内部部品、パラボラアンテナ、電子楽器、家庭用ゲーム機、携帯型ゲーム機などのハウジングや内部部品、各種ギヤー、各種ケース、センサー、LEPランプ、コネクター、ソケット、抵抗器、リレーケース、スイッチ、コイルボビン、コンデンサー、バリコンケース、光ピックアップ、発振子、各種端子板、変成器、プラグ、プリント配線板、チューナー、スピーカー、マイクロフォン、ヘッドホン、小型モーター、磁気ヘッドベース、パワーモジュール、半導体、液晶、FDDキャリッジ、FDDシャーシ、モーターブラッシュホルダー、トランス部材、コイルボビンなどの電気・電子部品、VTR部品、テレビ部品、アイロン、ヘアードライヤー、炊飯器部品、電子レンジ部品、音響部品、ビデオカメラ、プロジェクターなどの映像機器部品、レーザーディスク(登録商標)、コンパクトディスク(CD)、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM、ブルーレイディスクなどの光記録媒体の基板、冷蔵庫部品、エアコン部品、タイプライター部品、ワードプロセッサー部品などに代表される家庭・事務電気製品部品、サッシ戸車、ブラインドカーテンパーツ、配管ジョイント、カーテンライナー、ブラインド部品、ガスメーター部品、水道メーター部品、湯沸かし器部品、ルーフパネル、断熱壁、アジャスター、プラ束、天井釣り具、階段、ドアー、床などの建築部材、釣り糸、漁網、海藻養殖網、釣り餌袋などの水産関連部材、植生ネット、植生マット、防草袋、防草ネット、養生シート、法面保護シート、飛灰押さえシート、ドレーンシート、保水シート、汚泥・ヘドロ脱水袋、コンクリート型枠などの土木関連部材、歯車、ねじ、バネ、軸受、レバー、キーステム、カム、ラチェット、ローラー、給水部品、玩具部品、ファン、テグス、パイプ、洗浄用治具、モーター部品、顕微鏡、双眼鏡、カメラ、時計などの機械部品、マルチフィルム、トンネル用フィルム、防鳥シート、植生保護用不織布、育苗用ポット、植生杭、種紐テープ、発芽シート、ハウス内張シート、農ビの止め具、緩効性肥料、防根シート、園芸ネット、防虫ネット、幼齢木ネット、プリントラミネート、肥料袋、試料袋、土嚢、獣害防止ネット、誘因紐、防風網などの農業部材、チューブ、プラスチック缶、パウチ、コンテナー、タンク、カゴなどの容器、ゴルフティー、文房具、カバン、イス、テーブル、クーラーボックス、クマデ、ホースリール、プランター、ホースノズル、台所キャビネット、ペンキャップなどを挙げることができる。本発明の成形品は、これら各種用途の中でも、金型転写性および耐候性に優れる点を活かして、ドアハンドル、ワイパーアームなどのワイパー部品、ドアミラーステイ、ルーフレールなどの車両外装部品、特に無塗装車両外装部品に特に好ましく用いられる。
次に、実施例によって本発明を更に詳細に説明する。本発明は、実施例を変形して実施することもできる。
実施例などで使用する主要原料の略号およびその内容を以下にまとめて示す。
(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂
A−1:東レ(株)製ポリブチレンテレフタレート“トレコン”(登録商標)1200M 固有粘度0.97dl/g。
(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂
B−1:東レ(株)製 T−900E
(C)ポリオルガノシロキサン化合物
C−1:東レダウコーニング(株)製 SH200 C FLUID 300cs(ジメチルシリコーンオイル、JISZ8803に準じて測定した25℃における粘度300mm/s)
C−2:東レダウコーニング(株)製 SH200 C FLUID 10cs(ジメチルシリコーンオイル、JISZ8803に準じて測定した25℃における粘度10mm/s)
C−3:東レダウコーニング(株)製 SH200 C FLUID 30000cs(ジメチルシリコーンオイル、JISZ8803:2011に準じて測定した25℃における粘度30000mm/s)
(D)繊維状充填材
D−1:日本電気硝子(株)製 ECS 03 T−120H(ガラス繊維)
(E)エラストマ
E−1:アルケマジャパン(株)製 ロタダーAX8840(エポキシ基を有するオレフィン系エラストマ)
(F)着色剤
F−1:三菱化学(株)製 “三菱カーボンブラック” #650(カーボンブラック)
各実施例および比較例における特性評価は以下の方法で行った。
(1)金型転写性(=光沢度)
各実施例および比較例で得られた熱可塑性樹脂組成物のペレットを130℃の熱風乾燥機で3時間以上乾燥した後、住友重機械工業製射出成形機SE75DUを用いて、シリンダー温度260℃、金型温度80℃の条件で射出成形し、60mm角の正方形、厚さ3.0mmの試験片を作製した。得られた試験片について、スガ試験機(株)社製デジタル変角光沢計UGV−5Dにて光沢度を測定した。光沢度が90以上のものを金型転写性が良好と判定した。ただし、繊維状充填材を配合すると光沢度が低下する傾向にあるため、繊維状充填材を配合した場合には、光沢度が70以上のものを金型転写性が良好と判定した。
(2)耐候性
上記(1)と同様にして作製した試験片に対して、サンシャインウェザーメーターにてJIS A1415(1999年)WV−Aの暴露方法に従い、120時間、480時間および720時間の処理を行った。処理後の試験片に、金、パラジウム蒸着(蒸着厚み=8〜12nm)を行い、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、加速電圧=20kV、倍率=500倍の条件で表面状態を観察し、水玉模様の有無を目視により判定した。
○:水玉模様なし
×:水玉模様あり
(3)引張強度
各実施例および比較例で得られた熱可塑性樹脂組成物のペレットを130℃の熱風乾燥機で3時間以上乾燥した後、シリンダー温度260℃、金型温度80℃の条件で射出成形したダンベル試験片について、ISO527−1,2に従い、引張強度を評価した。
(4)衝撃強度
各実施例および比較例で得られた熱可塑性樹脂組成物のペレットを130℃の熱風乾燥機で3時間以上乾燥した後、ISO179−1:2000に従って作製した試験片(80mm×10mm×4.0mm)について、8mm残るようにノッチを入れ、衝撃強度を測定した。
(5)加熱減量
各実施例および比較例で得られた熱可塑性樹脂組成物のペレットを、130℃の雰囲気で3時間予備乾燥した後、アルミカップに10g秤量した。その後、260℃の雰囲気下で1時間熱処理後、再度ペレット重量を測定し、熱処理前後の重量減量を熱処理前のペレットの重量で除した加熱減量を算出した。この加熱減量が少ないほど、低ガス性に優れる。
[実施例1〜30]
表1〜3に示す配合組成に従い、シリンダー温度260℃に設定したシリンダー径47mmφの日本製鋼所社製二軸押出機TEX44αの主投入口から(A)成分、(B)成分、(C)成分、必要により(E)成分、(F)成分を供給し、主投入口と押出機先端の間に設置された副投入口から必要により(D)成分を供給し、溶融混練を行った。ダイスから吐出されたストランドを冷却バス内で冷却した後、ストランドカッターにてペレット化し、熱可塑性樹脂組成物のペレットを得た。得られた熱可塑性樹脂組成物について、上記方法で評価した結果を表1〜3に記した。得られた熱可塑性樹脂組成物は、何れも成形品の金型転写性、耐候性に優れたものであった。
実施例30で得られた熱可塑性樹脂組成物を成形した試験片をサンシャインウェザーメーターで720時間処理した後のSEM写真を図1に示す。
Figure 2013116932
Figure 2013116932
Figure 2013116932
[比較例1〜5]
表4に示す配合組成に変更した以外は実施例1〜29と同様にして熱可塑性樹脂組成物のペレットを得た。得られた熱可塑性樹脂組成物について、上記方法で評価した結果を表4に記した。何れも成形品の金型転写性、耐候性の何れかが劣るものであった。
比較例5で得られた熱可塑性樹脂組成物を成形した試験片をサンシャインウェザーメーターで720時間処理した後のSEM写真を図2に示す。楕円形の破線で囲った部分に、クラックが存在する箇所と存在しない箇所のコントラストによる水玉模様が認められた。
Figure 2013116932

Claims (11)

  1. (A)ポリブチレンテレフタレート樹脂、(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂および(C)ポリオルガノシロキサン化合物を配合してなる熱可塑性樹脂組成物であって、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂および(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂の合計100重量%中、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂の配合量が80〜20重量%であり、(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂の配合量が20〜80重量%であり、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂および(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂の合計100重量部に対し、(C)ポリオルガノシロキサン化合物の配合量が0.1〜5重量部である熱可塑性樹脂組成物。
  2. (C)ポリオルガノシロキサン化合物がシリコーンオイルを含む請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. シリコーンオイルの25℃における粘度が100〜10000mm/sである請求項2記載の熱可塑性樹脂組成物。
  4. (D)さらに繊維状充填材を配合してなる請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  5. (D)繊維状充填材がガラス繊維を含む請求項4記載の熱可塑性樹脂組成物。
  6. (E)さらにエラストマを配合してなる請求項1〜5のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  7. (E)エラストマがエポキシ基を有するオレフィン系エラストマを含む請求項6記載の熱可塑性樹脂組成物。
  8. (F)さらに着色剤を配合してなる請求項1〜7のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  9. (F)着色剤がカーボンブラックを含む請求項8記載の熱可塑性樹脂組成物。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物を成形してなる成形品。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物を成形してなる車両外装部品。
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KR102115242B1 (ko) * 2019-12-12 2020-06-08 주식회사 삼송마그마 금속분말이 포함된 방수방근 복합시트와 이를 이용한 시공방법

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