JP2013116650A - レジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】空気吹出口の吹出し側前方に膨出湾曲状の棚部が位置する場合、風の貼り付き現象を防止して、風の指向性を向上させることができるレジスタを提供する。
【解決手段】レジスタには、複数のフィンを回動可能に設けた前可動ルーバ3が空気吹出口15内側に配設され、その空気吹出口15の吹出し側前方近傍に、膨出湾曲状の棚部20が位置する部位に、レジスタは設置される。前可動ルーバ3の棚部20側の下補助横フィン9に、切欠開口部9bが設けられる。前可動ルーバ3を棚部20側に傾けて回動させたとき、前可動ルーバの向きに沿って流れる風に対し切欠開口部9bを通して空気流を斜めに吹き付け、棚部20の方向に流れる空気流を棚部20から離す方向に変える。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車等の空調の空気吹出口に使用される空気吹出調整用のレジスタに関し、特に空気吹出口の前方に膨出し湾曲した棚部が位置する部位に、レジスタが設置される場合、棚部の表面に沿った風のコアンダ効果による、風の貼り付き現象を防止して、使用者の操作方向に指向性の良好な送風を行うことができるレジスタに関する。
自動車等の空調の空気吹出口に使用される空気吹出調整用のレジスタとして、通風路を形成するベゼルまたはリテーナ内に、横可動ルーバと縦可動ルーバを直交方向に前後して配設し、ベゼルに設けた空気吹出口から空気を吹き出す際、横可動ルーバ及び縦可動ルーバの各フィンの角度を変えて、空気の吹出し方向を上下左右に調整するレジスタが、一般に、自動車の空調装置などで使用されている。
特開2004−210111号公報 特開2011−79374号公報
自動車の空調用に使用されるレジスタは、インストルメントパネルの前面に空気吹出口を開口して設置される場合があるが、そこに設置されるディスプレイ、操作パネルなどとの関連で、レジスタの位置が、ダッシュボード近傍のインストルメントパネル上部に配置される場合があり、例えばインストルメントパネル上部のダッシュボード近傍にレジスタが配置される場合、インストルメントパネル上部のダッシュボード上面の傾斜面に合わせるように、レジスタの空気吹出口は、その上部を上流側に後退させ、その下部を下流側に突出させた傾斜状に形成される(例えば特許文献1等を参照)。
また、インストルメントパネルの上部にレジスタの空気吹出口を配置してレジスタが設置される場合、空気吹出口の下側のインストルメントパネル前面に、搭乗者側に突き出すように膨出する湾曲面を有した棚部が設けられるデザインがインストルメントパネルに採用される場合がある。
このようなデザインのインストルメントパネルの上部に装着されるレジスタは、前可動ルーバを下側に振った場合、空気吹出口から斜め下方に送風される風が、空気吹出口の下側に湾曲して膨出する棚部の表面に貼り付くように、その外形表面に沿って下方に流れる現象が発生しやすい。
すなわち、空気吹出口の下側のインストルメントパネルに、搭乗者側に突き出すように膨出する湾曲面を有した棚部が位置する場合、斜め下向きに送風を行なうと、流体のコアンダ効果によって、空気が棚部の表面外形に貼り付くように流れる現象が発生する。このため、搭乗者が、例えば自分の胸から腰の方向に送風を向けようと、前可動ルーバを下向きに操作した場合、斜め下方に送風された空気はインストルメントパネルの棚部の外形表面に沿って貼り付くように真下に流れ、搭乗者の希望する方向に風を向けることが難しくなる。
そこで、本出願人は、上記特許文献2において、レジスタの空気吹出口の下方のインストルメントパネル前面に、搭乗者側に突き出すように膨出する湾曲面を有した棚部が位置する場合であっても、斜め下方への送風時、棚部の外形表面に沿って貼り付くように下方に流れる風を防止するレジスタを提案した。
このレジスタは、空気吹出口内側の流路の底部にバイパス通路を設け、空気吹出口の下部から斜め下方に送風される主流風に対し、バイパス通路を通して上方に流れる風を当て、斜め下方に送風される風の貼り付きを防止するようにしているが、バイパス通路として、レジスタ内流路の底部に段差部を形成するとともに、そこに長方形の箱状流路部材を嵌め込み、箱状流路部材には複数の空気流入口と流出口を設ける必要があり、そのための構成部材が多く、構造も複雑化していた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、空気吹出口の吹出し側前方に膨出湾曲状の棚部が位置する場合でも、簡単な構成により風の貼り付き現象を防止して、風の指向性を向上させることができるレジスタを提供することを目的とする。
本発明に係るレジスタは、複数のフィンを回動可能に設けた前可動ルーバが空気吹出口内側に配設され、該空気吹出口の吹出し側前方近傍に膨出湾曲状の棚部が位置する部位に、設置されるレジスタにおいて、
該前可動ルーバの該棚部側のフィンに、切欠開口部が設けられ、該前可動ルーバを該棚部側に傾けて回動させたとき、該前可動ルーバの向きに沿って流れる風に対し該切欠開口部を通して空気流を斜めに吹き付け、該棚部の方向に流れる空気流を該棚部から離す方向に変えることを特徴とする。
この発明によれば、前可動ルーバのフィンを、棚部側に傾けるように回動させたとき、フィンに沿って傾斜して流れる空気流に対し、切欠開口部を通して空気流を斜めに吹き付け、棚部の方向に流れる空気流を棚部から離す方向に変えるので、これによって、膨出湾曲状の棚部の外形表面に沿って流れる風の貼り付き現象を防止することができ、使用者が操作した前可動ルーバの向きに正しく送風を行なうようにして、風の指向性を向上させることができる。また、従来のものより簡単な構成で風の貼り付き現象を防止することができる。
ここで、上記前可動ルーバは、空気吹出口の内側前部に複数の横フィンを水平横方向に軸支して配設され、空気吹出口は上部を上流側に後退させ下部を下流側に突き出すように傾斜して形成され、上記棚部が空気吹出口の前方下側に位置する部位に、レジスタを取り付けるように構成することができる。
この発明によれば、例えば自動車のインストルメントパネルの前面に設けられた膨出湾曲状の棚部の上側に、レジスタが設置される場合、前可動ルーバを下向きに振ったとき、膨出湾曲状の棚部の外形表面に沿って流れる風の貼り付き現象が生じやすいが、その棚部の風の貼り付き現象を効果的に防止し、搭乗者が操作した前可動ルーバの方向に正しく送風を行うことができる。
ここで、上記前可動ルーバには下補助横フィンが空気吹出口の内側下部に設けられ、下補助横フィンの両側には下流側に偏位して支軸が設けられるとともに、該下補助横フィンの下流側端部に、フィンの長手方向に沿って上記切欠開口部を設けることが好ましい。これによれば、前可動ルーバを下に振ったとき、下補助横フィン上を流れる下向きの空気流に対し、切欠開口部を通して斜め上方に送風を行なって、棚部の外形表面に沿って流れやすい空気流を、効果的に棚部から離す方向に変えることができる。
また、上記空気吹出口は、水平横方向に長く上下縦方向に短い細長形状に形成されるとともに、上下幅を狭窄するように下部内側に傾斜面が設けられ、該空気吹出口の内側に該水平横方向に沿って前可動ルーバが配設され、該前可動ルーバは1枚の中央横フィンを該空気吹出口内側の略上下中央に該水平横方向に向け回動可能に軸支する一方、該空気吹出口内側の上部に上補助横フィンが水平横方向に向けて回動可能に軸支され、該空気吹出口内側の下部に下補助横フィンが水平横方向に向けて回動可能に軸支され構成され、該中央横フィン、該上補助横フィン、及び該下補助横フィンは両側の下流側に偏位して突設した支軸により回動可能に軸支され、該前可動ルーバの回動操作時、該中央横フィン、該上補助横フィン、及び該下補助横フィンが同じ角度で連動して回動するように構成することができる。
これによれば、レジスタの空気吹出口の形状が、膨出湾曲状の棚部の外形表面に沿って流れる風の貼り付き現象を生じやすい、水平横方向に長く上下縦方向に短い細長形状に形成されたレジスタであっても、前可動ルーバを下に振ったとき、前可動ルーバに沿って流れる空気流に対し、空気吹出口内側の傾斜面を介し、下補助横フィンの切欠開口部を通して、斜め上方に送風を行なって、棚部の外形表面に沿って流れやすい空気流を、効果的に棚部から離す方向に変えることができる。
また、他の発明のレジスタは、複数のフィンを回動可能に設けた前可動ルーバが空気吹出口内側に配設され、該空気吹出口の吹出し側前方近傍に膨出湾曲状の棚部が位置する部位に、設置されるレジスタにおいて、
該前可動ルーバの該棚部側のフィンの下流側端部上に、横断面を略三角形とする凸条が長手方向に沿って設けられ、該前可動ルーバを該棚部側に傾けて回動させたとき、該前可動ルーバの向きに沿って流れる風に対し、該フィン上の該凸条のガイドによって空気流を斜めに吹き付け、該棚部の方向に流れる空気流を該棚部から離す方向に変えることを特徴とする。
この発明によれば、前可動ルーバのフィンを、棚部側に傾けるように回動させたとき、フィンに沿って傾斜して流れる空気流に対し、フィン上の凸条のガイドによって空気流を斜めに吹き付け、棚部の方向に流れる空気流を棚部から離す方向に変えるので、これによって、膨出湾曲状の棚部の外形表面に沿って流れる風の貼り付き現象を防止することができ、使用者が操作した前可動ルーバの向きに正しく送風を行ない、風の指向性を向上させることができる。また、従来のものより簡単な構成で風の貼り付き現象を防止することができる。
ここで、上記前可動ルーバは、空気吹出口の内側前部に複数の横フィンを水平横方向に軸支して配設され、空気吹出口は上部を上流側に後退させ下部を下流側に突き出すように傾斜して形成され、上記棚部が空気吹出口の前方下側に位置する部位に、レジスタを取り付けるように構成することができる。
この発明によれば、例えば自動車のインストルメントパネルの前面に設けられた膨出湾曲状の棚部の上側に、レジスタが設置される場合、前可動ルーバを下向きに振ったとき、膨出湾曲状の棚部の外形表面に沿って流れる風の貼り付き現象が生じやすいが、その棚部の風の貼り付き現象を効果的に防止し、搭乗者が操作した前可動ルーバの方向に正しく送風を行うことができる。
ここで、上記前可動ルーバには下補助横フィンが空気吹出口の内側下部に設けられ、下補助横フィンの両側には下流側に偏位して支軸が設けられるとともに、該下補助横フィンの下流側端部上に、フィンの長手方向に沿って上記凸条を設けることが好ましい。これによれば、前可動ルーバを下に振ったとき、下補助横フィン上を流れる下向きの空気流に対し、凸条にガイドされた風を斜め上方に送風して、棚部の外形表面に沿って流れやすい空気流を、効果的に棚部から離すことができる。
また、上記空気吹出口は、水平横方向に長く上下縦方向に短い細長形状に形成され、該空気吹出口の内側に該水平横方向に沿って前可動ルーバが配設され、該前可動ルーバは1枚の中央横フィンを該空気吹出口内側の略上下中央に該水平横方向に向け回動可能に軸支する一方、該空気吹出口内側の上部に上補助横フィンが水平横方向に向けて回動可能に軸支され、該空気吹出口内側の下部に下補助横フィンが水平横方向に向けて回動可能に軸支され構成され、該中央横フィン、該上補助横フィン、及び該下補助横フィンは両側の下流側に偏位して突設した支軸により回動可能に軸支され、該前可動ルーバの回動操作時、該中央横フィン、該上補助横フィン、及び該下補助横フィンが同じ角度で連動して回動するように構成することができる。
これによれば、レジスタの空気吹出口の形状が、膨出湾曲状の棚部の外形表面に沿って流れる風の貼り付き現象を生じやすい、水平横方向に長く上下縦方向に短い細長形状に形成されたレジスタであっても、前可動ルーバを下に振ったとき、前可動ルーバに沿って流れる空気流に対し、下補助横フィン上の凸条のガイドにより斜め上方に送風を行なって、棚部の外形表面に沿って流れやすい空気流を、効果的に棚部から離す方向に変えることができる。
さらに、他の発明のレジスタは、複数のフィンを回動可能に設けた前可動ルーバが空気吹出口内側に配設され、該空気吹出口の吹出し側前方近傍に膨出湾曲状の棚部が位置する部位に、設置されるレジスタにおいて、
該前可動ルーバは、該棚部側に位置する特定フィンが他のフィンとは異なる角度で回動するよう構成され、該前可動ルーバを該棚部側に傾けて回動させたとき、該特定フィンが該他のフィンの角度より浅い角度で回動し、該前可動ルーバの向きに沿って流れる主流風に対し、該特定フィンのガイドによって空気流を斜めに吹き付け、該棚部の方向に流れる空気流を該棚部から離す方向に変えることを特徴とする。
この発明によれば、前可動ルーバを、棚部側に傾けるように回動させたとき、前可動ルーバに沿って傾斜して流れる主流風に対し、特定フィンのガイドによって空気流を斜めに吹き付け、棚部の方向に流れる空気流を棚部から離す方向に変えるので、これによって、膨出湾曲状の棚部の外形表面に沿って流れる風の貼り付き現象を防止することができ、使用者が操作した前可動ルーバの向きに正しく送風を行ない、風の指向性を向上させることができる。
ここで、上記前可動ルーバは、空気吹出口の内側前部に複数の横フィンを水平横方向に軸支して配設され、空気吹出口は上部を上流側に後退させ下部を下流側に突き出すように傾斜して形成され、上記棚部が空気吹出口の前方下側に位置する部位に、レジスタを取り付けるように構成することができる。
この発明によれば、例えば自動車のインストルメントパネルの前面に設けられた膨出湾曲状の棚部の上側に、レジスタが設置される場合、前可動ルーバを下向きに振ったとき、膨出湾曲状の棚部の外形表面に沿って流れる風の貼り付き現象が生じやすいが、その棚部の風の貼り付き現象を効果的に防止し、搭乗者が操作した前可動ルーバの方向に正しく送風を行うことができる。
ここで、上記前可動ルーバには上記特定フィンとして下補助横フィンが空気吹出口の内側下部に設けられ、下補助横フィンの両側には下流側に偏位して支軸が設けられることが好ましい。これによれば、前可動ルーバを下に振ったとき、浅い角度で回動した下補助横フィンにガイドされた風を斜め上方に送風して、棚部の外形表面に沿って流れやすい空気流を、効果的に棚部から離すことができる。
また、上記空気吹出口は、水平横方向に長く上下縦方向に短い細長形状に形成され、該空気吹出口の内側に該水平横方向に沿って前可動ルーバが配設され、該前可動ルーバは1枚の中央横フィンを該空気吹出口内側の略上下中央に該水平横方向に向け回動可能に軸支する一方、該空気吹出口内側の上部に上補助横フィンが水平横方向に向けて回動可能に軸支され、該空気吹出口内側の下部に上記特定フィンとしての下補助横フィンが水平横方向に向けて回動可能に軸支され構成され、該中央横フィン、該上補助横フィン、及び該下補助横フィンは両側の下流側に偏位して突設した支軸により回動可能に軸支され、該前可動ルーバの下側への回動操作時、該下補助横フィンが、該中央横フィン及び該上補助横フィンとは異なる浅い角度で回動するように構成することができる。
これによれば、レジスタの空気吹出口の形状が、膨出湾曲状の棚部の外形表面に沿って流れる風の貼り付き現象を生じやすい、水平横方向に長く上下縦方向に短い細長形状に形成されたレジスタであっても、前可動ルーバを下に振ったとき、下補助横フィンを他のフィンより浅い角度で回動させ、前可動ルーバに沿って流れる主流風に対し、浅い角度の下補助横フィンでガイドされた風を斜め上方に送風して、棚部の外形表面に沿って流れやすい空気流を、効果的に棚部から離す方向に変えることができる。
本発明のレジスタによれば、空気吹出口の吹出し側前方に膨出湾曲状の棚部が位置する部位に、レジスタが設置される場合でも、従来のものより簡単な構成により、棚部の外形表面に沿った風の貼り付き現象を防止し、風の指向性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態を示すレジスタの正面図である。 図1のII-II断面図である。 図1のIII-III断面図である。 下補助横フィンの平面図である。 前可動ルーバを上に振ったときの断面図である。 前可動ルーバを下に振ったときの断面図である。 第2実施形態を示すレジスタの縦断面図である。 同レジスタの前可動ルーバの下補助横フィンの斜視図である。 前可動ルーバを下に振った状態の同レジスタの縦断面図である。 前可動ルーバを上に振った状態の同レジスタの縦断面図である。 第3実施形態を示すレジスタの縦断面図である。 前可動ルーバを下に振った状態の同レジスタの縦断面図である。 前可動ルーバを上に振った状態の同レジスタの縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6は第1実施形態のレジスタを示す。1はレジスタの正面に長方形横長の空気吹出口15を開口形成したベゼルである。空気吹出口15は、図1に示すように、偏平で細長い長方形に形成され、長手方向(水平横方向)に長く短手方向(上下縦方向)に短い横長の長方形に形成されている。
また、レジスタ正面の空気吹出口15は、図2に示すように、その上部を上流側に後退させ下部を下流側に突き出すように傾斜して形成される。つまり、空気吹出口15の前面は、その短手方向の垂直面に対し約25度の角度でその上部を後方に後退させるように傾斜し、所謂スラント形状となっている。さらに、図3に示すように、ベゼル1の先端の空気吹出口15は、ベゼル1の元部及びリテーナ2の流路5の横断面形状を先端側で、上下に狭窄するように形成され、空気吹出口15の内側下部には、流路5の底面から斜め上方に傾斜する傾斜面1aが形成されている。
ベゼル1の背面側にはリテーナ2に連結するための図示しない嵌合部が設けられ、その嵌合部にダクト状のリテーナ2が嵌合・接続される。ベゼル1の空気吹出口15の直ぐ内側には前可動ルーバ3が風向を上下に変えるように配設される。ベゼル1の左右側壁には、前可動ルーバ3用の軸受部が形成され、両側の軸受部には、前可動ルーバ3の中央横フィン7の両側端部に突出した支軸7aが支持され、同様に、上補助横フィン8の両側端部に突出した支軸8a、及び下補助横フィン9の両側に突出した支軸9aが、各々支持され、中央横フィン7、上補助横フィン8、及び下補助横フィン9は所定の角度範囲で、上下に連動して同じ角度で回動する構造となっている。また、前可動ルーバ3の中央横フィン7、上補助横フィン8、及び下補助横フィン9の前後位置は、図3のように、空気吹出口15の傾斜状態に合わせて、中央横フィン7が中央、上補助横フィン8がその上流側、下補助横フィン9がその下流側にシフトして配設されている。
リテーナ2は、略方形のダクト状に形成され、内部に通風用の流路5が形成されている。リテーナ2の下流側縁部の上壁と下壁に軸受部が所定間隔で形成され、それらの軸受部に図2,3に示すように後可動ルーバ4の縦フィン4aが支軸4bにより軸支され、各縦フィン4aは所定の角度範囲で左右に連動して回動するようになっている。このリテーナ2の前部に、正面に略長方形の空気吹出口15を開口形成したベゼル1が、その空気吹出口15を流路5の開口部に合わせた状態で嵌着され、流路5はリテーナ2内からベゼル1の空気吹出口15まで連通して形成される。
前可動ルーバ3は、上記のように、上下に回動調整可能な1枚の中央横フィン7と、中央横フィン7の上方と下方位置に配設され、中央横フィン7の回動操作に応じて中央横フィン7とともに上下に回動する上補助横フィン8及び下補助横フィン9と、を備えて構成される。
中央横フィン7は、前可動ルーバ3では最も幅の広いフィン本体を有して構成され、両端に支軸7aを突設し、図1、図2に示すように、一方の支軸7aは流路5の側壁を貫通して外側に突出し、回動可能に支持される。中央横フィン7には、操作ノブ16が左右の長手方向に摺動可能に外嵌され、使用者はこの操作ノブ16を持って前可動ルーバ3を上下方向に回動し、操作ノブ16を左右にスライドさせることにより、後可動ルーバ4の方向を左右方向に変えることができる。
また、図2に示すように、中央横フィン7の一方の支軸7aの先端に、クランク11が軸着され、クランク11の偏位したクランク軸12にはリンク部材13が連結される。同様に、上補助横フィン8及び下補助横フィン9は各々、両側に支軸8a,9aを突設し、一方の支軸8a,9aは流路5の側壁を貫通して外側に突出し、回動可能に支持される。また、一方の支軸8a,9aの先端にクランク11が軸着され、クランク11の偏位したクランク軸12はリンク部材13に連結され、リンク部材13により、中央横フィン7、上補助横フィン8、及び下補助横フィン9が図5,6のように連動して上下方向に同じ角度で回動するようになっている。
前可動ルーバ3の下補助横フィン9は、図4に示す如く、支軸9aの位置する前側つまり下流側のフィン本体の端部に、切欠開口部9bがフィンの長手方向(水平横方向)に沿って形成されている。この切欠開口部9bが下補助横フィン9の下流側の端部に設けられることにより、図3、図5に示す如く、前可動ルーバ3を水平状態にまたは斜め下方に回動させたとき、流路5の底部を流れる空気流が、ベゼル1の空気吹出口15内側の傾斜面1aに当り、この切欠開口部9bを通して上側前方に吹き出される。これにより、前可動ルーバ3の方向に向かう空気流を、下側から押し上げるように作用する構造となっている。
前可動ルーバ3の上流側の流路5内には、後可動ルーバ4が配設され、後可動ルーバ4には、複数の縦フィン4aが左右に一定の間隔をおいて縦に並設される。各縦フィン4aは上部と下部に支軸4bが突設され、上下の支軸4bは流路5の上壁と下壁に設けた軸受部に軸支され、左右に連動して回動可能に支持されている。
上記中央横フィン7には、図1、2に示すように、操作ノブ16が左右長手方向に摺動可能に外嵌され、操作ノブ16を把持して中央横フィン7を上下方向に回動操作して前可動ルーバ3の上下方向を回動可能とし、且つ操作ノブ16を左右方向に摺動させることにより、後可動ルーバ4を左右に振って、左右への風向を変える構造となっている。
このために、操作ノブ16の後部には、図示は省略されているが、後可動ルーバ4の1枚の縦フィン4aに係合する係合部が設けられ、その縦フィン4aを含む全ての縦フィン4aの支軸4bには、図示しないクランクが軸着され、各クランクのクランク軸が1本のリンクバーにより相互に連結される。これにより、操作ノブ16を中央横フィン7上で左右に摺動させたとき、後可動ルーバ4の各縦フィン4aが連動して左右に回動し、風向を左右に変える構造である。
次に、上記構成のレジスタの動作を、図3〜図6に基づいて説明する。レジスタは、例えば自動車の車内のインストルメントパネルやダッシュボードなどの上部近傍に、背面側の空気導入口を図示しない通風ダクトに接続して装着される。図3に示すように、レジスタの空気吹出口15はインストルメントパネルやダッシュボードの前面に露出し、空気吹出口15の前方下側に、搭乗者側に突き出すように膨出する湾曲面を有した棚部20がインストルメントパネル等に設けられている。つまり、レジスタの空気吹出口15はインストルメントパネルやダッシュボードなどの膨出湾曲状の棚部20が設けられた部位の上部に位置して、レジスタは設置されることとなる。
レジスタの正面に真直ぐ送風を行なう場合、図3のように、前可動ルーバ3を水平状態つまり真直ぐ前方を向く状態とする。この状態では、前可動ルーバ3の中央横フィン7、上補助横フィン8及び下補助横フィン9は共に水平状態を保持し、流路5を流れる空気流は、中央横フィン7、上補助横フィン8及び下補助横フィン9にガイドされて水平前方向に送風される。このとき、図3のように、流路5の底部(下部)を流れる空気流が傾斜面1aに当り、下補助横フィン9の切欠開口部9bを下から上に通過し、空気吹出口15を通して送風される主流風に当り、空気流を縮流するよう作用する。このため、レジスタからは縮流された風が搭乗者に送風され、搭乗者にはスポット感のある風を供給することができる。
一方、前可動ルーバ3の中央横フィン7上の操作ノブ16を操作して、図5のように、前可動ルーバ3を下向きに回動させると、中央横フィン7、上補助横フィン8及び下補助横フィン9が、斜め下方を向くよう回動する。
これにより、流路5から空気吹出口15に向かって流れる空気流は、図5に示すように、共に斜め下方を向く中央横フィン7、上補助横フィン8及び下補助横フィン9によりガイドされて、空気吹出口15から斜め下方に向けて送風される。
空気吹出口15の前方下側に膨出湾曲状の棚部20が位置する場合、流体のコアンダ効果によって、その棚部20の外形表面に沿って風が貼り付くように流れやすい。しかし、本発明のレジスタでは、図5のように、流路5の底部を流れる空気流が、空気吹出口15の内側下部の傾斜面1aに当り、下補助横フィン9に設けた切欠開口部9bを通して、前可動ルーバ3によりガイドされた主流風に向けて送風され、主流風を上方に押し上げるように作用する。これにより、棚部20の外形表面に沿って流れる風がその表面から剥離され、前可動ルーバ3の操作方向である、搭乗者の胸や腰などに向けて、正しく送風を行なうことができる。
このように、空気吹出口15の前方下側に膨出湾曲状の棚部20が位置する場合であっても、前可動ルーバ3の下補助横フィン9に切欠開口部9bを設けるのみの簡単な構造により、前可動ルーバ3の下方への回動操作時、膨出湾曲状の棚部20の外形表面に沿って流れる風の貼り付き現象を防止することができ、調整された前可動ルーバ3の向きに、適正に送風を行なって、風の指向性を向上させることができる。
一方、前可動ルーバ3の中央横フィン7上の操作ノブ16を操作して、図6のように、前可動ルーバ3を上向きに回動させると、中央横フィン7、上補助横フィン8及び下補助横フィン9が、共に同じ角度で斜め上方を向くよう回動する。これにより、流路5を流れる空気流は、前可動ルーバ3を通過する際、上方にガイドされ、空気吹出口15から斜め上方に送風される。
なお、上記実施形態では、前可動ルーバ3に、中央横フィン7、上補助横フィン8及び下補助横フィン9を設けたが、前可動ルーバのフィンは、連動して回動する複数のフィンであれば、同じ形状の複数の横フィンを回動可能に並設しても、または複数の縦フィンを回動可能に並設してもよい。また、上記空気吹出口15は上部を上流側に後退させ下部を下流側に突き出すように傾斜して形成されていたが、傾斜せずに鉛直状の空気吹出口とすることもできる。
また、上記実施形態では、偏平で細長い長方形に形成され、水平横方向に長く上下縦方向に短い横長の空気吹出口15を有したレジスタについて説明したが、この空気吹出口15を90度回転させ、上下縦方向に長く水平横方向に短い縦長の空気吹出口を有したレジスタに本発明を適用することもできる。この場合、前可動ルーバは複数の縦長の縦フィンを有することとなり、空気吹出口の側部前方に膨出湾曲状の棚部が配置される部位に、レジスタが配置され、前可動ルーバを側方に振ったとき、その側方に振られた風が側部前方の膨出湾曲状の棚部に沿って流れる風の貼り付き現象を防止することができる。
図7〜図10は第2実施形態のレジスタを示している。このレジスタは、同図9に示すように、その空気吹出口15の内側に配設される前可動ルーバ23の下補助横フィン29上に、凸条29bが設けられ、前可動ルーバ23を下に振ったとき、その凸条29bでガイドされた空気流を、主流風に作用させ、棚部20への風の貼り付け現象を防止する。なお、上記レジスタと同様な構成部分については、図7〜図10に上記と同じ符号を付してその説明は省略する。
図7に示すように、前可動ルーバ23は、上下に回動調整可能な1枚の中央横フィン27と、中央横フィン27の上方と下方位置に配設され、中央横フィン27の回動操作に応じて中央横フィン27とともに上下に回動する上補助横フィン28及び下補助横フィン29と、を備えて構成される。
中央横フィン27は、前可動ルーバ23では最も幅の広いフィン本体を有して構成され、両端に支軸27aを突設し、一方の支軸27aは流路5の側壁を貫通して外側に突出し、回動可能に支持される。中央横フィン27には、操作ノブ16が左右の長手方向に摺動可能に外嵌され、使用者はこの操作ノブ16を持って前可動ルーバ23を上下方向に回動し、操作ノブ16を左右にスライドさせることにより、後可動ルーバ4の方向を左右方向に変えることができる。
また、中央横フィン27の一方の支軸27aの先端には、上記実施形態の図2に示すものと同様に、クランクが軸着され、クランクの偏位したクランク軸にはリンク部材が連結される。同様に、上補助横フィン28及び下補助横フィン29は各々、両側に支軸28a,29aを突設し、一方の支軸28a,29aは流路5の側壁を貫通して外側に突出し、回動可能に支持される。また、一方の支軸28a,29aの先端にクランクが軸着され、クランクの偏位したクランク軸はリンク部材に連結され、リンク部材により、中央横フィン27、上補助横フィン28、及び下補助横フィン29が連動して、上下方向に同じ角度で回動するようになっている。
前可動ルーバ23の下補助横フィン29は、図8に示す如く、支軸29aの位置する前側つまりフィン本体の下流側の端部上面に、凸条29bがフィンの長手方向(水平横方向)に沿って形成されている。この凸条29bが下補助横フィン29の下流側端部上に設けられることにより、図9に示す如く、前可動ルーバ23を斜め下方に回動させたとき、流路5を流れる空気流が、この凸条29bにより上方に曲げられて送風される。これにより、前可動ルーバ23の向く下方にガイドされる空気流を、下から押し上げるように作用する構造となっている。
また、前可動ルーバ23の上補助横フィン28には、その支軸28aの位置する前側つまりフィン本体の下流側の端部下側に、凸条28bがフィンの長手方向(水平横方向)に沿って形成されている。この凸条28bが上補助横フィン28の下流側の端部下側に設けられることにより、図7に示す如く、前可動ルーバ23を水平状態としたとき、上補助横フィン28の下側を通過する空気流が、この凸条28bによりに下に押し下げられ、主流風を縮流するようになっている。
次に、上記構成のレジスタの動作を、図7〜図10に基づいて説明すると、レジスタは、上記と同様、インストルメントパネルやダッシュボードの前面に空気吹出口15を露出させて取り付けられ、空気吹出口15の前方下側に、搭乗者側に突き出すように膨出する湾曲面を有した棚部20が、インストルメントパネル等に設けられている。つまり、レジスタの空気吹出口15は、インストルメントパネルやダッシュボードなどの膨出湾曲状の棚部20が設けられた部位の上部に位置して、レジスタは設置される。
レジスタの正面に真直ぐ送風を行なう場合、図7のように、前可動ルーバ23を水平状態つまり真直ぐ前方を向く状態とする。この状態では、前可動ルーバ23の中央横フィン27、上補助横フィン28及び下補助横フィン29は共に水平状態を保持し、流路5を流れる空気流は、中央横フィン27、上補助横フィン28及び下補助横フィン29にガイドされて水平前方向に送風される。このとき、図7のように、前可動ルーバ23の上補助横フィン28の下側を流れる空気流は主流の上部を押し下げるように作用し、一方、下補助横フィン29の上側を流れる空気流は主流の下部を押し上げるように作用する。これにより、空気吹出口15を通して送風される主流の空気流は縮流され、縮流された風が搭乗者に送風され、搭乗者にはスポット感のある風を供給することができる。
一方、前可動ルーバ23の中央横フィン27上の操作ノブ16を操作して、図9のように、前可動ルーバ23を下向きに回動させると、中央横フィン27、上補助横フィン28及び下補助横フィン29が、斜め下方を向くよう回動する。
これにより、流路5から空気吹出口15に向かって流れる空気流は、図9に示すように、共に斜め下方を向く中央横フィン27、上補助横フィン28及び下補助横フィン29によりガイドされて、空気吹出口15から斜め下方に向けて送風される。
空気吹出口15の前方下側に膨出湾曲状の棚部20が位置する場合、流体のコアンダ効果によって、その棚部20の外形表面に沿って風が貼り付くように流れやすい。しかし、このレジスタでは、図9のように、前可動ルーバ23を通過する空気流は、特に下補助横フィン29の上側を流れる空気流が、その上面の凸条29bによって上に曲げられて送風され、主流風を上方に押し上げるように作用する。これにより、棚部20の外形表面に沿って流れる風がその表面から剥離され、前可動ルーバ23の操作方向である下方の、搭乗者の胸や腰などに向けて、正しく送風を行なうことができる。
このように、空気吹出口15の前方下側に膨出湾曲状の棚部20が位置する場合であっても、前可動ルーバ23の下補助横フィン29上に凸条29bを設けるのみの簡単な構造により、前可動ルーバ23の下方への回動操作時、膨出湾曲状の棚部20の外形表面に沿って流れる風の貼り付き現象を防止することができ、調整された前可動ルーバ23の向きに、適正に送風を行なって、風の指向性を向上させることができる。
一方、前可動ルーバ23の中央横フィン27上の操作ノブ16を操作して、図10のように、前可動ルーバ23を上向きに回動させると、中央横フィン27、上補助横フィン28及び下補助横フィン29が、共に同じ角度で斜め上方を向くよう回動する。これにより、流路5を流れる空気流は、前可動ルーバ23を通過する際、上方にガイドされ、空気吹出口15から斜め上方に送風される。このとき、図10のように、前可動ルーバ23の上補助横フィン28の下側を流れる空気流は主流の上部を押し下げるように作用し、下補助横フィン29の上側を流れる空気流は主流の下部を押し上げるように作用するので、空気吹出口15を通して送風される主流の空気流は縮流され、縮流された風が搭乗者に送風され、搭乗者にはスポット感のある風を供給することができる。
図11〜図13は第3実施形態のレジスタを示している。このレジスタは、図11〜図13に示すように、空気吹出口15の内側に配設される前可動ルーバ33は、中央横フィン37、上補助横フィン38及び下補助横フィン39が各々異なった角度で回動するように構成され、特に、前可動ルーバ33を下に振ったとき、下補助横フィン39が他のフィンより浅い角度(小角度θ5)で回動するようにし、下補助横フィン39でガイドされた空気流を、主流風に作用させ、棚部20への風の貼り付け現象を防止するようになっている。なお、上記レジスタと同様な構成部分については、図11〜図13に上記と同じ符号を付してその説明は省略する。
このレジスタは、上記と同様、ベゼル1の正面に長方形横長の空気吹出口15を開口形成し、空気吹出口15は、偏平で細長い長方形に形成され、長手方向(水平横方向)に長く短手方向(上下縦方向)に短い横長の長方形に形成されている。また、レジスタ正面の空気吹出口15は、その上部を上流側に後退させ下部を下流側に突き出すように傾斜して形成され、空気吹出口15の前面は、その短手方向の垂直面に対し約25度の角度でその上部を後方に後退させるように傾斜し、所謂スラント形状となっている。さらに、ベゼル1の先端の空気吹出口15は、ベゼル1の元部及びリテーナ2の流路5の横断面形状を先端側で、上下に狭窄するように形成されている。
ベゼル1の背面側にはリテーナ2に連結するための図示しない嵌合部が設けられ、その嵌合部にダクト状のリテーナ2が嵌合・接続される。ベゼル1の空気吹出口15の直ぐ内側には前可動ルーバ33が風向を上下に変えるように配設される。ベゼル1の左右側壁には、前可動ルーバ33用の軸受部が形成され、両側の軸受部には、前可動ルーバ33の中央横フィン37の両側端部に突出した支軸37aが支持され、同様に、上補助横フィン38の両側端部に突出した支軸38a、及び下補助横フィン39の両側に突出した支軸39aが、各々支持される。
中央横フィン37、上補助横フィン38、及び下補助横フィン39は、前可動ルーバ33の上下の回動操作時、各々のフィンが各々の角度で回動する構造となっている。また、前可動ルーバ33の中央横フィン37、上補助横フィン8、及び下補助横フィン39の前後位置は、図11のように、空気吹出口15の傾斜状態に合わせて、中央横フィン37が中央、上補助横フィン38がその上流側、下補助横フィン39がその下流側にシフトして配設されている。
リテーナ2は、略方形のダクト状に形成され、内部に通風用の流路5が形成されている。リテーナ2の下流側縁部の上壁と下壁に軸受部が所定間隔で形成され、それらの軸受部に、前可動ルーバ33の上流側(後部)の後可動ルーバ4がその縦フィン4aの支軸4bを軸支させて配設される。後可動ルーバ4の複数の縦フィン4aは、所定の角度範囲で左右に連動して回動するようになっている。このリテーナ2の前部に、正面に略長方形の空気吹出口15を開口形成したベゼル1が、その空気吹出口15を流路5の開口部に合わせた状態で嵌着され、流路5はリテーナ2内からまで連通して形成される。
前可動ルーバ33は、ベゼル1内の空気吹出口15の直ぐ内側に配設され、上下に回動調整可能で前後幅の最も広い1枚の中央横フィン37と、中央横フィン37の上方と下方位置に配設され、中央横フィン37の回動操作に応じて、中央横フィン37とは各々異なった角度で回動し、中央横フィン37より小さい前後幅を持つ上補助横フィン38と下補助横フィン39と、を備えて構成される。
上記の如く、空気吹出口15は、水平横方向に長く上下縦方向に短い細長形状に形成され、空気吹出口15の内側に水平横方向に沿って前可動ルーバ33が配設される。前可動ルーバ33は、前後幅の広い1枚の中央横フィン37を、空気吹出口15内側の略上下中央に水平横方向に向け、回動可能に軸支している。また、空気吹出口15内側の上部に、前後幅の小さい上補助横フィン38が水平横方向に向けて回動可能に軸支され、空気吹出口15内側の下部に、前後幅の小さい下補助横フィン39が水平横方向に向けて回動可能に軸支される。
中央横フィン37、上補助横フィン38、及び下補助横フィン39の一方の側の支軸37a,38a,39aは、側壁部から外側に突出し、外側には図示しないフィン回動機構が設けられる。このフィン回動機構は、例えばカム機構或いはリンク機構から構成され、使用者が操作ノブ16を操作して、前可動ルーバ33(中央横フィン37)を下側に回動操作した時、図12に示す如く、下補助横フィン39が、中央横フィン37及び上補助横フィンの下向き角度(θ3、θ4)より浅い角度(小さい下向き角度θ5)となるように回動する。
また、前可動ルーバ33(中央横フィン37)を水平状態とした時には、図11に示すように、上補助横フィン38が小さい下向き角度θ1で斜め下方を向き、下補助横フィン39が小さい下向き角度θ2で斜め上方を向くように、フィン回動機構は構成されている。さらに、前可動ルーバ33(中央横フィン37)を上側に回動操作した時、図13に示す如く、中央横フィン37及び下補助横フィン39が上向き角度θ7、θ9で斜め上方を向き、上補助横フィン38がそれより浅い角度(小さい上向き角度θ8)で上方を向くように、フィン回動機構は構成される。
前可動ルーバ33の上流側の流路5内には、上記と同様、後可動ルーバ4が配設され、後可動ルーバ4には、複数の縦フィン4aが左右に一定の間隔をおいて縦に並設される。各縦フィン4aは上部と下部に支軸4bが突設され、上下の支軸4bは流路5の上壁と下壁に設けた軸受部に軸支され、左右に連動して回動可能に支持されている。
中央横フィン37には、操作ノブ16が左右長手方向に摺動可能に外嵌され、操作ノブ16を把持して中央横フィン37を上下方向に回動操作して前可動ルーバ33の上下方向を回動可能とし、且つ操作ノブ16を左右方向に摺動させることにより、後可動ルーバ4を左右に振って、左右への風向を変える構造となっている。
操作ノブ16の後部には、図示は省略されているが、後可動ルーバ4の1枚の縦フィン4aに係合する係合部が設けられ、その縦フィン4aを含む全ての縦フィン4aの支軸4bには、図示しないクランクが軸着され、各クランクのクランク軸が1本のリンクバーにより相互に連結される。これにより、操作ノブ16を中央横フィン37上で左右に摺動させたとき、後可動ルーバ4の各縦フィン4aが連動して左右に回動し、風向を左右に変える構造である。
次に、上記構成のレジスタの動作を、図11〜図13に基づいて説明する。レジスタは、上記と同様、インストルメントパネルやダッシュボードの前面に空気吹出口15を露出させて取り付けられ、空気吹出口15の前方下側に、搭乗者側に突き出すように膨出する湾曲面を有した棚部20がインストルメントパネル等に設けられている。つまり、レジスタの空気吹出口15はインストルメントパネルやダッシュボードなどの膨出湾曲状の棚部20が設けられた部位の上部に位置して、レジスタは設置される。
レジスタの正面に真直ぐ送風を行なう場合、図11のように、前可動ルーバ33(中央横フィン37)を水平状態つまり真直ぐ前方を向く状態とする。この状態では、前可動ルーバ33の上補助横フィン38は小さい角度θ1(水平線に対する傾斜角度)で斜め下方を向き、下補助横フィン39は小さい角度θ2で斜め上方を向く。これにより、流路5を流れる空気流は、中央横フィン27によりガイドされて空気吹出口15から水平前方向に真っ直ぐ送風されるとともに、上補助横フィン38の下側を流れる空気流は主流風の上部を押し下げるように作用し、下補助横フィン39の上側を流れる空気流は主流風の下部を押し上げるように作用する。これにより、空気吹出口15を通して送風される主流風は縮流され、縮流された風が搭乗者に送風されるので、搭乗者にはスポット感のある風を供給することができる。
一方、前可動ルーバ33の中央横フィン37上の操作ノブ16を操作して、図12のように、前可動ルーバ33を下向きに回動させると、中央横フィン37、上補助横フィン38が角度θ3、θ4(水平線に対する傾斜角度)で斜め下方を向き、下補助横フィン39が、より小さい角度θ5(水平線に対する浅い傾斜角度)で、斜め下方を向くよう回動する。
これにより、流路5から空気吹出口15に向かって流れる空気流は、図12に示すように、共に斜め下方を向く中央横フィン37及び上補助横フィン38によりガイドされて、空気吹出口15から斜め下方に向けて送風される。一方、下補助横フィン39がそれより浅い角度(角度θ3、θ4より小さい角度θ5)で下方を向くため、中央横フィン37及び上補助横フィン38によりガイドされて送風される主流風を下側から押し上げるように送風することとなる。
つまり、空気吹出口15の前方下側に膨出湾曲状の棚部20が位置する場合、流体のコアンダ効果によって、その棚部20の外形表面に沿って風が貼り付くように流れやすい。しかし、このレジスタでは、図12のように、前可動ルーバ33を通過する空気流は、下補助横フィン39の上側を流れる空気流が、上に曲げられて送風されるので、主流風を上方に押し上げるように作用し、これにより、棚部20の外形表面に沿って流れる風がその表面から剥離され、前可動ルーバ33の操作方向である下方の、搭乗者の胸や腰などに向けて、正しく送風を行なうことができる。
このように、空気吹出口15の前方下側に膨出湾曲状の棚部20が位置する場合であっても、前可動ルーバ33の下補助横フィン39の下向き角度を、より浅い角度θ5とすることにより、前可動ルーバ33の下方への回動操作時、膨出湾曲状の棚部20の外形表面に沿って流れる風の貼り付き現象を防止することができ、調整された前可動ルーバ33の向きに、適正に送風を行なって、風の指向性を向上させることができる。
一方、前可動ルーバ33の中央横フィン37上の操作ノブ16を操作して、図13のように、前可動ルーバ33を上向きに回動させると、中央横フィン37及び下補助横フィン39が、共に同じ角度θ7、θ9で斜め上方を向くよう回動し、上補助横フィン38はそれより浅い角度(小さい角度θ8)で斜め上方を向くように回動する。これにより、流路5を流れる空気流は、前可動ルーバ33を通過する際、上方にガイドされ、空気吹出口15から斜め上方に送風されるが、このとき、図13のように、前可動ルーバ33の上補助横フィン38の下側を流れる空気流は主流風の上部を押し下げるように作用する。このため、空気吹出口15を通して送風される主流の空気流は縮流され、縮流された風が搭乗者に送風されるので、搭乗者にはスポット感のある風を供給することができる。
1 ベゼル
1a 傾斜面
2 リテーナ
3 前可動ルーバ
4 後可動ルーバ
4a 縦フィン
4b 支軸
5 流路
7 中央横フィン
7a 支軸
8 上補助横フィン
8a 支軸
9 下補助横フィン
9a 支軸
9b 切欠開口部
11 クランク
12 クランク軸
13 リンク部材
15 空気吹出口
16 操作ノブ
20 棚部
23 前可動ルーバ
27 中央横フィン
27a 支軸
28 上補助横フィン
28a 支軸
28b 凸条
29 下補助横フィン
29a 支軸
29b 凸条
33 前可動ルーバ
37 中央横フィン
37a 支軸
38 上補助横フィン
38a 支軸
39 下補助横フィン
39a 支軸

Claims (10)

  1. 複数のフィンを回動可能に設けた前可動ルーバが空気吹出口内側に配設され、該空気吹出口の吹出し側前方近傍に、膨出湾曲状の棚部が位置する部位に、設置されるレジスタにおいて、
    該前可動ルーバの該棚部側のフィンに、切欠開口部が設けられ、該前可動ルーバを該棚部側に傾けて回動させたとき、該前可動ルーバの向きに沿って流れる風に対し該切欠開口部を通して空気流を斜めに吹き付け、該棚部の方向に流れる空気流を該棚部から離す方向に変えることを特徴とするレジスタ。
  2. 前記前可動ルーバには下補助横フィンが空気吹出口の内側下部に設けられ、該下補助横フィンの両側には下流側に偏位して支軸が設けられるとともに、該下補助横フィンの下流側端部に、その長手方向に沿って前記切欠開口部が設けられたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  3. 複数のフィンを回動可能に設けた前可動ルーバが空気吹出口内側に配設され、該空気吹出口の吹出し側前方近傍に、膨出湾曲状の棚部が位置する部位に、設置されるレジスタにおいて、
    該前可動ルーバの該棚部側のフィン上に、横断面を略三角形とする凸条が長手方向に沿って設けられ、該前可動ルーバを該棚部側に傾けて回動させたとき、該前可動ルーバの向きに沿って流れる風に対し該フィン上の該凸条のガイドによって空気流を斜めに吹き付け、該棚部の方向に流れる空気流を該棚部から離す方向に変えることを特徴とするレジスタ。
  4. 前記前可動ルーバには下補助横フィンが空気吹出口の内側下部に設けられ、該下補助横フィンの両側には下流側に偏位して支軸が設けられるとともに、該下補助横フィンの下流側端部上に、その長手方向に沿って前記凸条が設けられたことを特徴とする請求項3記載のレジスタ。
  5. 前記前可動ルーバは、前記空気吹出口の内側前部に複数の横フィンを水平横方向に軸支して配設され、該空気吹出口は上部を上流側に後退させ下部を下流側に突き出すように傾斜して形成され、前記棚部が該空気吹出口の前方下側に位置する部位に、レジスタが設置されることを特徴とする請求項1または3記載のレジスタ。
  6. 前記空気吹出口は、水平横方向に長く上下縦方向に短い細長形状に形成され、該空気吹出口の内側に該水平横方向に沿って前記前可動ルーバが配設され、該前可動ルーバは1枚の中央横フィンを該空気吹出口内側の略上下中央に該水平横方向に向け回動可能に軸支する一方、該空気吹出口内側の上部に上補助横フィンが水平横方向に向けて回動可能に軸支され、該空気吹出口内側の下部に前記下補助横フィンが水平横方向に向けて回動可能に軸支され構成され、該中央横フィン、該上補助横フィン、及び該下補助横フィンは両側の下流側に偏位して突設した支軸により回動可能に軸支され、該前可動ルーバの回動操作時、該中央横フィン、該上補助横フィン、及び該下補助横フィンが同じ角度で連動して回動することを特徴とする請求項2または4記載のレジスタ。
  7. 複数のフィンを回動可能に設けた前可動ルーバが空気吹出口内側に配設され、該空気吹出口の吹出し側前方近傍に膨出湾曲状の棚部が位置する部位に、設置されるレジスタにおいて、
    該前可動ルーバは、該棚部側に位置する特定フィンが他のフィンとは異なる角度で回動するよう構成され、該前可動ルーバを該棚部側に傾けて回動させたとき、該特定フィンが該他のフィンの角度より浅い角度で回動し、該前可動ルーバの向きに沿って流れる主流風に対し、該特定フィンのガイドによって空気流を斜めに吹き付け、該棚部の方向に流れる空気流を該棚部から離す方向に変えることを特徴とするレジスタ。
  8. 前記前可動ルーバは、前記空気吹出口の内側前部に複数の横フィンを水平横方向に軸支して配設され、該空気吹出口は上部を上流側に後退させ下部を下流側に突き出すように傾斜して形成され、前記棚部が該空気吹出口の前方下側に位置する部位に、レジスタが取り付けられることを特徴とする請求項7記載のレジスタ。
  9. 前記前可動ルーバには前記特定フィンとして下補助横フィンが空気吹出口の内側下部に設けられ、下補助横フィンの両側には下流側に偏位して支軸が設けられたことを特徴とする請求項7記載のレジスタ。
  10. 前記空気吹出口は、水平横方向に長く上下縦方向に短い細長形状に形成され、該空気吹出口の内側に該水平横方向に沿って前可動ルーバが配設され、該前可動ルーバは1枚の中央横フィンを該空気吹出口内側の略上下中央に該水平横方向に向け回動可能に軸支する一方、該空気吹出口内側の上部に上補助横フィンが水平横方向に向けて回動可能に軸支され、該空気吹出口内側の下部に前記特定フィンとしての下補助横フィンが水平横方向に向けて回動可能に軸支され構成され、該中央横フィン、該上補助横フィン、及び該下補助横フィンは両側の下流側に偏位して突設した支軸により回動可能に軸支され、該前可動ルーバの下側への回動操作時、該下補助横フィンが、該中央横フィン及び該上補助横フィンとは異なる浅い角度で回動することを特徴とする請求項8または9記載のレジスタ。
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