JP2013099371A - 医療用のドリル - Google Patents

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Keisuke Kinoshita
恵介 木下
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Abstract

【課題】穿孔中に折損し難い且つ屈曲した穴を穿孔することができる医療用(手術用)ドリルを提供する。
【解決手段】先端に穿孔用の切刃1aが形成され回転により穿孔加工をおこなうことが可能な医療用のドリル1であって、前記ドリル1の少なくとも軸方向に延びる軸部1Bが、超弾性合金で構成されている。かかるドリル1は、先端部に切刃部分1Aが形成され、かかる切刃部分1Aの切刃1aの回転方向前方には、該切刃1aに隣接して、切り屑を基端方(穿孔穴外方)へ排出する排出溝1bが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、外科手術等において骨等への穴明けに使用する医療用ドリルに関する。
従来より、外科手術等には、医療用ドリルが使用されている。例えば、腕や足などを骨折したとき、金具で骨折部分を接続(連結)して補強される。かかる場合、骨折箇所の前後の骨に医療用ドリルで穿孔して、該穿孔した穴に前記金具をビス等を用いて固定し、骨折した両側の各骨を固定する。
かかる骨等の穿孔に使用する医療用ドリルとしては、従来の場合、木工作業や金工作業に使用するドリルと基本的に同じ、高速工具鋼やステンレススチール等の材質のものが使用されていた(特許文献1参照)。
特開2010−279639号公報。
ところで、前述のドリルでは、素材に高速工具鋼等の硬度の高い材質が使用されているため、ドリルの軸方向に交角を有する方向の外力がドリルに作用すると、該ドリルは折損してしまうことがあった。
このように、手術において、骨に穿孔中にドリルが折損すると、該穿孔中の穴からドリルの破損片を取り出さなければならないことから、通常の手術の作業に加えて、厄介な作業が付加されることになる。
その一方において、骨等への穿孔に際して、穴長手方向を湾曲させた状態に穿孔したい場合があり、かかる場合には、穿孔中にドリルに対して、その軸方向に交角を有する方向に外力を作用させつつ、穿孔をおこなうようなこともある。
本発明は、このような状況に鑑みておこなわれたもので、軸方向に交角を有する方向に外力が作用しても、折損し難い医療用ドリルを提供することを目的とする。
本発明にかかる医療用器具は、先端に穿孔用の切刃が形成され回転により穿孔加工をおこなうことが可能な医療用(手術用)のドリルであって、
前記ドリルの少なくともドリルの軸方向に延びる軸部が、超弾性合金で構成されていることを特徴とする。
しかして、前記医療用ドリルによると、少なくともドリルの軸方向に延びる軸部が超弾性合金で構成されていることから、手術において、穴長手方向が湾曲した如き穴を骨に穿孔したい場合に、あるいは意識せず(偶然)に、ドリルにその軸方向に交角を有するような方向の外力が加わるようなことがあっても、あるいは座屈荷重が作用するようなことがあっても、軸部が湾曲して折損するようなことはない。
また、前記医療用ドリルが、前記軸部の先端方に位置する、ドリル先端部の切刃部分に、超硬チップが取着されることによって前記切刃が形成されていると、高い切削性能と耐久性をも備えたドリルとなる。
前記医療用ドリルが、前記軸部の先端方に位置する、ドリル先端部の刃先部分がコーティングされることによって硬度を高める処理がなされていると、高い切削性能と耐久性をも備えたドリルとなる。
前記医療用ドリルにおいて、前記超弾性合金が、ニッケルチタン合金であると、容易に且つ比較的安価に入手できる材料である点において好ましい。
前述のように構成された医療用ドリルによると、穿孔中に折損し難い医療用ドリルを提供することができる。
本発明の実施例にかかる医療用ドリルの全体の構成を示す斜視図である。 図1に示す医療用ドリルの先端部の構成を示す部分拡大斜視図である。 図2と別の実施例にかかる医療用ドリルの先端部分の部分拡大斜視図である。
以下、本発明の実施例にかかる医療用ドリルを図面に基づいてより具体的に説明する。
(実施例1)
図1、図2において、1は骨等に穿孔するために使用する医療用(手術用)のドリルで、かかるドリル1は、先端部に切刃部分1Aが形成され、かかる切刃部分1Aの切刃1aの回転方向前方には、該切刃1aに隣接して、切り屑を基端方(穿孔穴外方)へ排出する排出溝1bが形成されている。かかる排出溝1bは、切刃部分1Aからその基端方に隣接する軸部1Bにかけて、軸方向において所定長さだけ形成されている。かかる排出溝1bは、この実施例の場合、ドリル1の外周面1Fに、軸直角方向に対して所定角度(この実施例では略60度)の角度をもってスパイラル状の形態になるよう、凹設されている。
そして、前記ドリル1の切刃部分1Aの切刃1a以外は、つまり、ドリル1の切刃1aを除く切刃部分1Aと軸部1Bは、この実施例の場合、超弾性合金が使用されている。
一方、前記切刃1aは、この実施例では、ブロック状の超硬チップ1cが切刃部分1Aの先端部位の外縁部分にそれぞれ埋設されることによって、形成されている。前記切刃1aとして、前記超硬チップ1cに代えて、高速工具鋼からなるチップで構成してもよい。
前記チップ1cは、切刃部分1Aに凹部を形成し、その凹部にろう付けで一体に取着されている。
また、前記超弾性合金としては、この実施例では、ニッケルチタン合金が使用されているが、該ニッケルチタン合金は生体に対してアレルギー反応を生じさせ難い点で、好ましい。
しかし、別の実施例として、図3に図示するように、切刃1aを含む切刃部分1A全体を、高速工具鋼やステンレス鋼等の硬度の高い素材で一体成型(一体鋳造)するとともに、その基端方の軸部1Bに超弾性合金を使用して、前記切刃部分1Aの基端と軸部1Bの先端とを、ろう付けすることによって、又はレーザ溶接あるいはプラズマ溶接等することによって一体に接続して、ドリル1を構成してもよい。なお、図1,図2に示す実施例にかかかるドリル1と同じ構成については、同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
この場合、前記切刃部分1Aの基端と軸部1Bの先端との接続部分1tが、該軸部1Bの外径より大径になるよう構成しておくと、軸方向に交角を有するような外力が加わるようなことがあっても、剛性のより低い前記軸部1Bでのみ屈曲してその外力を吸収して、前記切刃部分1Aには外力による屈曲や歪みが殆ど加わることがない点で、好ましい実施例となる。
また、ドリル全体を超弾性合金で形成して、その切刃1aにコーティング加工することによって、該切刃1aの硬度を高めて、穿設性能を高めるようにしてもよい。例えば、コーティング加工として、イオンプレートのコーティングがなされることが望ましい。
前記切刃部分1Aに使用するステンレス鋼としては、熱処理により硬度を高めることができる「SUS630」、「SUS420J2」、「SUS440C」等が使用されることが好ましい。
また、前記超弾性合金としては、ニッケルチタン合金が前記同様の理由によって好ましい。
しかして、前述のように構成された本実施例にかかる医療用のドリル1は、以下のように作用する。つまり、
かかるドリル1を用いて、骨、例えば、骨折した人間の大腿骨に穴を明けて、金属板で骨折した部分を接続するような場合、該ドリル1で穿孔する穴を、穴長手方向に少し湾曲して明けたいときには、ドリル1の軸方向に交角を有する方向に外力を加えながら穿孔したとしても、該ドリル1の軸部1Bはその外力に応じて弾性範囲内で容易に湾曲することができる。このため、ドリル1が折損することなく、穿設することが可能となる。
また、切刃1aを、軸部1Bの超弾性合金より硬度の高い、高速工具鋼やステンレス鋼、あるいは超硬チップ等で構成しているため、又は、切刃の表面にコーティング加工しているため、高い穿孔能力をも兼備する。
このため、かかるドリルは、手術において骨を穿孔する医療用ドリルとして、最適なドリルとなる。
また、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、本発明の技術的思想に基づく範囲において種々の形態で実施することが可能となることは言うまでもない。
本発明にかかる医療用ドリルは、医療産業分野において広く利用できる。
1…医療用ドリル
1A…切刃部分
1B…軸部
1a…切刃
1b…排出溝

Claims (4)

  1. 先端に穿孔用の切刃が形成され回転により穿孔加工をおこなうことが可能な医療用のドリルであって、
    前記ドリルの少なくともドリルの軸方向に延びる軸部が、超弾性合金で構成されていることを特徴とする医療用のドリル。
  2. 前記軸部の先端方に位置する、ドリル先端部の切刃部分に、超硬チップが取着されることによって前記切刃が形成されていることを特徴とする請求項1記載の医療用のドリル。
  3. 前記軸部の先端方に位置する、ドリル先端部の刃先部分がコーティングされることによって硬度を高める処理がなされていることを特徴とする請求項1記載の医療用のドリル。
  4. 前記超弾性合金が、ニッケルチタン合金である請求項1〜3のいずれか1の項に記載の医療用のドリル。
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WO2015032996A1 (de) * 2013-09-09 2015-03-12 Langbein Habil Peter Dämpfungselemente für werkzeugspannsysteme

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