JP2013090727A - スイッチ機構及び整毛装置 - Google Patents

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宏明 清水
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Abstract

【課題】入り切り操作を行い易くしたスイッチ機構部、及びスイッチ機構部により整毛する際の作業効率の向上した整毛装置を提供する。
【解決手段】スイッチ機構は、スライド自在の操作部材61を有したスライドスイッチ7と、操作部材61をスライド方向の一端にスライドさせた状態でこの操作部材61をスライド方向に対して直交する向きに動作させるシーソー機構部とを備え、操作部材61のスライド移動により通電と遮断とが切り替わる第1接点部と、シーソー機構部による操作部材61の傾倒により通電する第2接点部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチ機構、及び該スイッチ機構を備えた整毛装置に関する。
従来から、スイッチ機構を有した整毛装置として、例えば、特許文献1に示すようなヘアードライヤーがある。特許文献1に示すヘアードライヤーは、グリップの前面にスイッチノブが設けてあり、このスイッチノブをオフ位置から上向きにスライド操作することにより、第1から第3の各運転モードに切り換える構成になっている。第1運転モードではモーターのみを高速駆動して、常温の冷風を送給する。第2運転モードでは、モーターおよびヒーターユニットを同時に駆動するが、モーターは半速でさらにヒーターユニットは半分の熱出力で作動させて、比較的低温で低速の温風を送給する。第3運転モードでは、モーターを高速駆動し、さらにヒーターユニットを最大の熱出力で作動させて、高温で高速の温風を送給する。
また、整毛装置として、例えば、特許文献2,3に示すようなまつ毛用のまつげ成形具がある。特許文献2に示すまつげ成形具は、ハンドルを有した本体の先端側に、螺旋型のブラシと、ブラシの内側に並行に螺旋型に巻いた発熱体とが設けてある。特許文献3に示すまつげ成形具は、グリップを兼ねる本体ケースの一端に整形ヘッド有し、整形ヘッドにまつ毛を加熱するヒータが配置してある。そして、整形ヘッドの周面には、まつ毛を整形するための第1整形面と第2整形面とを対向配置して、両整形面のそれぞれにまつ毛を梳く櫛歯が設けてある。このまつ毛整形具では、まつ毛を櫛歯で梳き所望の形状に整え、且つこのまつ毛をヒータの熱で整えた形状に保持させて、整毛する。
特開2011−024934号公報 登録実用新案第3042723号公報 特開2009−219571号公報
ところで、特許文献1に示すものでは、一つのスイッチノブを所定のスライド位置に位置するようスライド操作することで、回転動作の入り切り操作と加熱動作の入り切り操作とを纏めて行っている。そのため、第1運転モードや第2運転モードに操作する際に、スイッチノブを操作範囲(スライド範囲)の途中で止める操作を行うことになり、第1運転モードや第2運転モード等への操作が行い難い。
また、特許文献2,3等の従来のまつ毛成形具は、まつ毛をブラシや整形ヘッドで梳くと共に、このまつ毛をヒータや発熱体の熱で加熱し、この状態でさらに、まつげ整形具を把持した手(手首)を動かしてまつげを屈曲させることで、整形するものである。
そのため、これら従来のまつ毛成形具は、手首を動かして所望の形状に整形する、すなわち使用者の技術や操作によって所望の形状に整形するものとなっており、整形時の作業効率があまり高くない。そして、整形ヘッドやブラシ(発熱体)の略同じ部位をまつ毛に接して整形するため、この部位の温度が低下し易く、まつ毛に供給された熱量が不足して、屈曲させた形状に保持し難くなる等で、まつ毛を整形し難くなる(形成力が低下する)恐れがある。
そこで、例えば、加熱部のまつ毛を接触させる部位を回転させて、同じ部位のみの接触を抑制して熱量不足を解消した場合、ヒータの加熱動作の入り切り操作用の操作部材と、ヒータの回転動作の入り切り操作用の操作部材とを各々設けることになる。そして、加熱動作と回転動作とを同時に用いる場合、両方の操作部材を各々入り操作することになる。そのため、一方の操作部材の入り操作後、指を残りの操作部材の位置に移動させてこの操作部材を入り操作したり、他方の手で残りの操作部材を入り操作したり、持ち方を変えて残りの操作部材を操作したりすることになり、操作し難く、作業効率を低下させ易い。更に、二つの操作部材を操作するため、加熱動作の入り操作を忘れて回転動作のみを入り操作した状態等の、誤った動作状態でまつ毛の整形を行ってしまい、正常にまつ毛の整形を行えず、作業効率を低下させる恐れがある。
そこで、この事情を鑑み、入り切り操作を行い易くしたスイッチ機構部、及びスイッチ機構部により整毛する際の作業効率の向上した整毛装置を提供することを課題とした。
上記課題を解決するために、本発明のスイッチ機構は、スライド自在の操作部材を有したスライドスイッチと、前記操作部材をスライド方向の一端にスライドさせた状態でこの操作部材をスライド方向に対して直交する向きに動作させるシーソー機構部とを備え、前記操作部材のスライド移動により通電と遮断とが切り替わる第1接点部と、前記シーソー機構部による前記操作部材の傾倒により通電する第2接点部とを有することを特徴とする。
このスイッチ機構として、前記操作部材が、前記スライド方向にスライド自在のスライド片を有し、前記スライド片に、前記シーソー機構部により傾倒する傾倒動作片を設け、前記スライド片を前記一端の反対側にスライドさせた状態で前記傾倒動作片の傾動を規制する規制部材をさらに備えることが好ましい。
そして、本発明の整毛装置は、把持部を有した本体と、加熱部を有した理容部と、前記理容部に回転駆動を出力する駆動部とを備え、前記本体が、前記加熱部の加熱動作の入り切り操作と前記駆動部の回転動作の入り切り操作とを行う操作部を有し、前記操作部が、前述に記載のスイッチ機構を備え、前記操作部材が、前記一端にスライドした状態で前記加熱動作又は前記回転動作の一方が入り操作となり、前記シーソー機構部による傾動で前記加熱動作又は前記回転動作の残りの一方が入り操作となるものであることを特徴とする。
この整毛装置として、前記加熱部が棒状であり、前記駆動部が前記加熱部に回転駆動を出力して前記加熱部を軸周り回転させ、前記操作部材が、前記一端にスライドした状態で前記加熱動作が入り操作となり、前記シーソー機構部による傾動で前記回転動作が入り操作となるものであることが好ましい。
このような構成としたことで、入り切り操作を行い易くすることができ、またスイッチ機構部により整毛する際の作業効率の向上し易くすることができる。
実施形態の整毛装置の斜視図である。 整毛装置の分解斜視図である。 理容部の斜視図である。 コームを外した状態の理容部周辺の斜視図である。 コームを外した状態の正面図である。 コームの平面図である。 操作部の一部を省略した説明図であり、(a)が斜視図であり、(b)が正面図である。 操作部の操作を説明した斜視図であり、(a)が操作部材を第2端に位置した状態であり、(b)が操作部材を第1端に位置した標準状態である。 操作部の操作を模式的に説明した平面図であり、(a)が操作部材を第2端に位置した図であり、(b)が操作部材を第1端に位置した図である。 シーソー機構部の一部を省略した説明図であり、(a)が斜視図であり、(b)が正面図である。 図8(b)の標準状態から傾倒状態への操作を説明した斜視図であり、(a)が一方の端部を傾倒した傾倒状態であり、(b)が図11(a)の反対側の端部を傾倒した傾倒状態である。 図11(b)の傾倒状態の正面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて例示して説明する。
<実施形態1>
本実施形態の整毛装置は、図1に示すように、電源を内蔵した本体1と、加熱部4及びコーム5を有した理容部14と、理容部14を回転させる駆動部3と、本体1に対して着脱自在で理容部14を覆うキャップ10(図2参照)とを備える。
本体1は、図1に示すように、円柱状で、操作部6(詳細は後述する)の操作部材61が外殻に露出して設けてある。外殻は、電池13を収納する電池カバー12と、操作部6を設けたハウジング11とで形成されており、ハウジング11は円柱における一端に理容部14が設けてあり、円柱の反対側の一端に電池カバー12が着脱自在に設けてある。
そして、本体1には、図2に示すように、電源となる電池13と、電池13を加熱部4及び駆動部3と電気的に接続する回路部2と、駆動源としてモータ31を備えた駆動部3とが収納される。電池カバー12は内部に、電池13の陰極を電気的に接続する陰極ばね12aと、陰極ばね12aをハウジング11側に導出するための第1通電金具12bとを備える。以下、円柱の軸方向Axを、単に軸方向Axと記載し、方向の一基準とし、軸方向Axに視た形状を正面視における形状とする。
回路部2は、端子台23と、回路基板22と、端子金具と、導線(詳細は後述する)と、を有し、端子台23及び回路基板22はハウジング11に固定してある。
端子金具として、陰極ばね12a及び第1通電金具12bを介して電池13の陰極を電気的に接続させる陰極金具21aと、電池13の陽極を電気的に接続させる陽極金具21bとを有する。更に通電金具として、回路基板22と電気的に接続された第2通電金具21cと、第2通電金具21cに陽極金具21bを電気的に接続するスイッチ金具21dとを有する。スイッチ金具21dは操作部6の操作に応じて電気的な接続(通電)と遮断とを切り替える(詳細は後述する)。
回路基板22は軸方向Axにおいて長尺の矩形の板状となっている。そして、回路基板22の一方の板面側に端子台23が取り付けてあり、端子台23は回路基板22と略同形で重なる矩形状となっている。以下、図7に示すように、軸方向Axに直交する向きを幅方向Xとし、軸方向Ax及び幅方向Xに直交する向き(回路基板22の板面に直交する向き)を厚さ方向Yとし、厚さ方向Yに視た形状を平面視における形状とする。
端子台23は厚さ方向Yにおいて厚さを有し、幅方向Xにおける寸法の略中央が本体1の軸心上に位置する。そして、端子台23は、図7や図10に示すように、回路基板22に対して背向した側に操作部6が設けてある。また、端子台23には、陽極金具21bと第2通電金具21cとが短絡しない程度に間を離して取り付けてあり、陽極金具21bはスイッチ金具21d及び第2通電金具21cを介して回路基板22と電気的に接続される。
導線は、回路基板22を、陰極金具21a、駆動部3、加熱部4に各々電気的に接続する。具体的には、本実施形態の整毛装置は、図2に示すように、陰極金具21aと回路基板22とを繋ぐ電池用導線25aと、駆動部3と回路基板22とを繋ぐ駆動用導線25bと、加熱部4と回路基板22とを繋ぐ加熱用導線25cとを有する。
駆動部3は、駆動源となるモータ31と、モータ31の駆動を理容部14に伝達する駆動伝達部32とで主体が構成される。モータ31は軸方向Axに沿って且つ本体1と略同心で回転軸を備えており、駆動伝達部32は、例えば、遊星減速機構となっている。そして、駆動伝達部32はモータ31の回転駆動を略同心で理容部14に出力して、理容部14の加熱部4を軸中心に回転させる。
理容部14は、図3に示すように、まつ毛を加熱するための加熱部4と、まつ毛を梳くためのコーム5とを備え、本体1の一端から軸方向Axに突出して設けてある。
加熱部4はヒータ線41(図2参照)を内蔵しており、電池13からヒータ線41に給電してヒータ線41を発熱させ、このヒータ線41の発した熱で毛を加熱する。そして、加熱部4は、図4に示すように、本体1の一端から軸方向Axに突出した棒状となっており、駆動部3の回転駆動によって、棒の軸心を中心として軸回りに回転する。更に、加熱部4は棒の周面(軸周りの外面)全体が、まつ毛を加熱するための接触面41aとなっており、接触面41aに接触したまつ毛を加熱する。
また、加熱部4は、図5に示すように、軸方向Axに視て(正面視)多角形形状、具体的には、角(頂点)を丸めた多角形形状となっている。そして、本実施形態では、角(頂点)を丸めた略正三角形形状となっている。そのため、加熱部4は接触面41aに平面を有した形状となっている。
コーム5は、図6に示すように、櫛部51を周面として備えた有底円筒状で、筒内に加熱部4が配置され、且つ底部で加熱部4の先端部を覆っており、開口側の端部が本体1に固定される。櫛部51は、図6に示すように、加熱部4の回転中心を軸心とした螺旋形状で、加熱部4の接触面41aを覆う位置に設けてある。言い換えると、櫛部51はコーム5の全周に亘って、円周方向(回転円)に対して軸方向Axに傾斜し且つ軸方向Axに交差して形成してある。
そして、櫛部51の軸方向Axにおける間の空間(隙間)は、加熱部4の接触面41aにまつ毛を導入するための導入溝52となっており、コーム5は螺旋形状に導入溝52を設けた構成となっている。
このように、円周方向の略全周に亘って接触面41aを有した加熱部4において、加熱部4を回転させたことで、毛(まつ毛)を接触させる加熱部4の接触面41aを回転に伴って変更することができる。そのため、加熱部4の同じ部位(接触面41a)のみでの毛の加熱による毛への供給熱量の低下を抑制し易くなり、カール形状等に毛を整形し易く(整毛し易く)することができ、整毛する際の作業効率等の整毛装置の利便性を向上し易くすることができる。
更に、コーム5の櫛部51を螺旋形状に設けたことで、加熱部4の接触面41aにおいて、櫛部51の軸方向Axにおける間(導入溝52)から露出する部位が、円周方向においてずれて位置する構成となっている。そのため、櫛部51を設けた領域において、全周のいずれかの位置に導入溝52を有した構成となり、毛を導入溝52に導入し易くして、毛を加熱部4に接触させ易く(毛を加熱し易く)することができ、整毛装置の利便性を向上し易くすることができる。そして、加熱部4を正面視多角形状とし、接触面41aに平面を有したことで、加熱部4が毛と面接触し易くなる。そのため、点接触し易い正面視円形状の加熱部4に比べて、接触時における毛との接触面積を大きくし易くすることができ、毛に熱を付与し易くすることができ、整毛する際の作業効率を向上し易くすることができる。
ところで、本実施形態の整毛装置は、上述の通り、加熱部4による加熱動作と、駆動部3による加熱部4の回転動作との二つの動作を行う構成となっている。そのため、操作部6は、加熱動作と回転動作の両方の入り切りを操作可能となっている。以下、操作部6の構成を具体的に説明する。なお、説明の便宜上、図7や図10に示すように、端子台23を基準に、厚さ方向Yにおいて、操作部6側を上方、回路基板22(図中では省略した)側を下方とする。
操作部6は、操作部材61(詳細は後述する)のスライド移動により通電と遮断とが切り替わる第1接点部(詳細は後述する)と、操作部材61の傾倒により通電する第2接点部(詳細は後述する)とを有したスイッチ機構で主体が構成される。具体的には、図7乃至図11に示すように、軸方向Axにスライドして加熱部4の加熱動作の入り切り操作用のスライドスイッチ7と、軸方向Axに対して交差する向きに動作して駆動部3の駆動動作の入り切り操作用のシーソースイッチ8とを備える。
スライドスイッチ7は、図2に示すように、スイッチ基台71と、スライドハンドル72とを有する。スイッチ基台71は、図7に示すように、軸方向Axに沿ってスライド自在でハウジング11に支持されており、下方側にスイッチ金具21dが取り付けてあり、上方側にスライドハンドル72が取り付けてある。そのため、スイッチ基台71はスイッチ金具21d及びスライドハンドル72と一体にスライドしており、スライドスイッチ7のスライド方向は、図8に示すように、軸方向Axとなっている。
そして、スイッチ基台71はスライド動作によって、図8や図9に示すように、スライド方向(軸方向Ax)の一端(第1端)と、スライド方向(軸方向Ax)において第1端の反対側である他端(第2端)とに位置が切り替わる。スイッチ金具21dは、スイッチ基台71が第1端に位置した際に、陽極金具21bと回路基板22とを電気的に接続して、通電状態にし、第2端に位置した際に、陽極金具21b及び第2通電金具21cとの電気的な接続を解いて、遮断状態にする。そして、通電状態になることで、加熱部4(ヒータ線41)に給電がなされ、加熱部4の加熱動作が開始され、遮断状態になることで、加熱部4(ヒータ線41)への給電が止まり、加熱動作が停止される。言い換えると、陽極金具21bとスイッチ金具21dと第2通電金具21cとが、スイッチ基台71のスライド移動により通電と遮断とが切り替わる第1接点部となっている。
スライドハンドル72は、本体1と略同心の円弧形の板状(図2参照)となっている。そして、スライドハンドル72は、図8に示すように、本体1の外殻に露出して設けてあり、使用者によって軸方向Axに沿ってスライド操作されるスライド操作用のスライド片61aとなっている。そのため、スライドハンドル72はスイッチ基台71が第1端となる位置に操作されることで、加熱動作の入り操作となり、第2端となる位置に操作されることで、加熱動作の切り操作となる。
また、スライドハンドル72は、軸方向Axにおける寸法の略中央に、下方に凹んだ凹部73(図2参照)を有し、該凹部73にシーソースイッチ8が設けてある。シーソースイッチ8は、図2に示すように、飾りパネル86と、飾りパネル86を傾倒させるシーソー機構部とを有し、シーソー機構部は、シーソー部材81と、一対のシーソーばね84と、一対の突没スイッチ85とを有する。そして、シーソースイッチ8は、図7に示すように、シーソー部材81、飾りパネル86、スイッチばね(図7中では省略した)が凹部73に配置されており、これら構成部材がスライドハンドル72と一体でスライドする。
シーソー部材81は幅方向Xに長尺の矩形状(図10参照)で、幅方向Xにおける寸法の略中央の部位でスライドハンドル72に支持される。そして、シーソー部材81はスライドハンドル72に対して、軸方向Ax(スライド方向)に対して直交する向き(厚さ方向Y)に動作可能となっており、該動作において、上記スライドハンドル72に支持された部位が支点となる。
そのため、シーソー部材81は、図8や図9に示すように、スライドハンドル72と一体にスライドし、且つ図11や図12に示すように、上記部位を支点としてスライドハンドル72に対して傾動する(傾倒した姿勢をとる)。そして、シーソー部材81はスライドハンドル72の凹部73の底部との間に、一対のシーソーばね84が介在して設けてある。シーソーばね84はシーソー部材81の幅方向Xにおける両方の端部に各々一つずつ配置されており、シーソーばね84はシーソー部材81を各々上方側に付勢して、シーソー部材81を傾倒していない略水平な姿勢に保持する。以下、上記略水平な姿勢の状態を標準状態とし、傾倒した状態を傾倒状態とする。
シーソー部材81は、図10に示すように、下方側の部位に、スライドハンドル72より下方に突出した突部82を有する。突部82は、シーソー部材81の幅方向Xにおける両方の端部に各々設けてある。突部82は、スライドハンドル72が第2端に位置すると、端子台23の上面に所定の間隔を空けて厚さ方向Yにおいて重なって位置し、シーソー部材81は突部82が端子台23に干渉するため動作が阻害される。
言い換えると、端子台23は、スライドハンドル72を第2端にスライドさせた状態においてシーソー部材81の傾倒を規制する規制部材となっている。そのため、第2端に位置した状態では、シーソー部材81は傾倒することができない構成となっている。
そして、第1端に位置すると、突部82は、端子台23に設けた貫通孔24に各々厚さ方向Yにおいて重なって位置し、シーソー部材81は突部82を貫通孔24に挿入することで傾倒可能となっている。
この貫通孔24は厚さ方向Yに沿って貫通して端子台23に設けてあり、幅方向Xに二つ並ぶ。そして、貫通孔24は上方側の開口の縁部のうち、第2端側の縁部に傾斜面24aを有しており、この傾斜面24aは貫通孔24に向けて下向き傾斜となっている。そのため、突部82を貫通孔24に挿入した状態でスライドハンドル72を第2端側にスライド移動させると、挿入した突部82が傾斜面24aに接触して上方へ動くようガイドされる。そして、突部82が傾斜面24aにガイドされて上方に動くことで、シーソー部材81はシーソーばね84の付勢力によって標準状態に戻る。
また、貫通孔24には各々突没スイッチ85が配置されており、突没スイッチ85は、図2に示すように、回路基板22に取り付けてある。突没スイッチ85は、シーソー部材81の傾倒時に、下方側に移動した突部82によって回路基板22側に没入される。そして、突没スイッチ85は、没入することで、回路基板22と駆動部3(駆動用導線25b)とを電気的に接続して、回路部2から駆動部3へ給電させて、駆動部3を駆動させる。言い換えると、突没スイッチ85は、シーソー部材81の傾倒により通電する第2の接点部となっている。
更に、突没スイッチ85は、二つのうちいずれが没入されるかによって、回路部2からモータ31へ供給される電力の極性が入れ替わり、モータ31は没入された突没スイッチ85に応じて回転方向の正逆が切り替わる。
また、シーソー部材81は、図10に示すように、幅方向Xにおける寸法の略中央に、下方に突出した係止部83をさらに備える。係止部83はシーソー部材81の傾倒時にスイッチ基台71に引っ掛かり、シーソーばね84の付勢力に抗して傾倒した姿勢に保持する。そして、係止部83は、傾倒状態のシーソー部材81の傾倒により上方に動いた側の端部を下方に動作させる、或いは貫通孔24内の突部82を傾斜面24aに接触させることで、係止を解く構成となっている。
更に、シーソー部材81は上方側に飾りパネル86が固定されており、飾りパネル86はシーソー部材81の外面を覆い、図8に示すように、本体1外殻に露出している。具体的には、飾りパネル86は幅方向Xに長尺の矩形状で、図7や図8に示すように、凹部73の上方を覆う円弧形状の上面を有し、該上面はスライドハンドル72の上面(外面)より上方に突出して位置する。そして、飾りパネル86は、図12や図11に示すように、幅方向Xの一方の端部を下方に押し操作することで、シーソー部材81を伴って傾倒する構成となっている。
そのため、飾りパネル86は、シーソー機構部によって動作する傾倒用の傾倒動作片61bとなっている。この傾倒用の傾倒動作片61b(飾りパネル86)は、図11に示すように、飾りパネル86の幅方向Xの一方の端部を押し操作して傾倒状態にすることで、駆動動作の入り操作となり、電池13からモータ31へ給電させる。そして、傾倒動作片61b(飾りパネル86)は、傾倒状態(例えば、図12参照)において、傾倒に伴って上方に動いた幅方向Xの反対側の端部(押し操作されていない側の端部)を押し操作することで、標準状態に戻り、駆動動作の切り操作となる。
更に、傾倒動作片61bは、幅方向Xのいずれの端部を押し操作するかによって、駆動動作の入り操作の際に、モータ31を正転と逆転のいずれの回転方向で回転させるかを選択可能となっている。
このように、本実施形態では、操作部材61が、本体1に対してスライド自在のスライドハンドル72を有し、且つこのスライドハンドル72に、シーソー機構部によりスライドハンドル72に対して傾倒する飾りパネル86を設けた構成となっている。
そして、操作部材61は本体1に対して軸方向Axにスライド自在に操作可能となっており、このスライド動作(スライド操作)によって加熱部4は加熱動作の入り切りがなされる。更に、操作部材61は、加熱動作の入り操作となる所定のスライド位置(本実施形態では第1端)において、本体1に対して厚さ方向Yに傾動自在(傾倒動作自在)に操作可能となっている。そして、この傾動により、駆動部3は駆動動作(回転動作)の入り切りがなされると共に、入りの際には駆動における回転方向の正逆の選択がなされる。
すなわち、本実施形態の整毛装置は、加熱動作の入り操作を行った状態で、駆動部3(加熱部4)の回転動作の入り操作が可能となっている。言い換えると、加熱動作の入り操作は整毛装置の起動操作を兼ねており、さらに回転動作の入り操作の規制を解除する解除操作を兼ねている。
そのため、加熱動作の入り操作忘れを抑制し易くなり、加熱動作の入り操作を忘れて回転動作のみを入り操作した状態等の、毛を加熱できない誤った動作状態での整毛装置の使用を抑制し易くすることができ、整毛する際の作業効率を向上し易くすることができる。そして、加熱動作の入り操作が起動操作を兼ねたことで、加熱動作のみを入り操作した回転動作を行わない状態でも使用可能となり、使用者の好みや技術、毛の生え方等の個体差に応じて、回転動作の有無を選択して使用することができる。
更に、加熱部4(駆動部3)の回転方向を正逆切替自在としたことで、例えば、通常顔に左右一対で存在するまつ毛に対して、右側と左側とで回転方向を切り替えて使用することで、対をなすまつ毛を左右対象の形状に整形し易くすることができる。このように、回転方向を選択可能としたことで、まつ毛を整形し易く(整毛し易く)なり、整毛装置の利便性を向上し易くすることができる。
また、加熱動作操作用のスライドハンドル72に回転動作操作用の飾りパネル86を配置したことで、加熱動作を操作した指で略位置を変えずに回転動作を操作することができる。そのため、操作部6を操作し易くすることができ、整毛装置の利便性を向上し易くすることができる。
更に、貫通孔24の第2端側の縁部を傾斜面24aを設けたことで、回転動作の入り操作状態の際に、加熱動作の切り操作を行うことで、回転動作と加熱動作の両方の切り操作を行うことができる。そのため、一つの操作(第2端へのスライド操作)で二つの動作の切り操作を行うことができ、また回転動作の切り忘れを生じ難くすることができ、整毛装置の利便性を向上し易くすることができる。更に、シーソーばね84を設けたことで、突部82と傾斜面24aとの接触時に、傾倒動作片61bを標準状態に戻り易くすることができる。
なお、本発明は各実施形態の構成のみに限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、各実施形態において適宜の設計変更を行うことや、各実施形態の構成を適宜組み合わせて適用することが可能である。例えば、スライドハンドル72を本体1に対してスライド自在で且つスライド方向に直交する向きで本体1に対して傾動自在に設け、スライドハンドル72が傾倒用の傾倒動作片61bを兼ねたもの等であってもよい。また、加熱部4及びコーム5の両方が回転するものであってもよい。
また、整毛装置は、まつ毛カーラに限らず、例えば、送風時に回転動作のみの入り操作による冷風と加熱動作の入り操作及び回転動作の入り操作による温風とを切替自在で備えたヘアードライヤー等であってもよい。このものでは、理容部が、駆動部の回転駆動により風を発生させるファンと、ファンの風に熱を付与する加熱部とを有し、熱を付与した風を髪等の毛に当てることで、毛を加熱して所望の形状に整毛可能にする。
1 本体
14 理容部
3 駆動部
4 加熱部
6 操作部
61 操作部材
7 スライドスイッチ

Claims (4)

  1. スライド自在の操作部材を有したスライドスイッチと、前記操作部材をスライド方向の一端にスライドさせた状態でこの操作部材をスライド方向に対して直交する向きに動作させるシーソー機構部とを備え、
    前記操作部材のスライド移動により通電と遮断とが切り替わる第1接点部と、前記シーソー機構部による前記操作部材の傾倒により通電する第2接点部とを有する
    ことを特徴とするスイッチ機構。
  2. 前記操作部材が、前記スライド方向にスライド自在のスライド片を有し、
    前記スライド片に、前記シーソー機構部により傾倒する傾倒動作片を設け、
    前記スライド片を前記一端の反対側にスライドさせた状態で前記傾倒動作片の傾動を規制する規制部材をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ機構。
  3. 把持部を有した本体と、加熱部を有した理容部と、前記理容部に回転駆動を出力する駆動部とを備え、
    前記本体が、前記加熱部の加熱動作の入り切り操作と前記駆動部の回転動作の入り切り操作とを行う操作部を有し、
    前記操作部が、請求項1又は2に記載のスイッチ機構を備え、
    前記操作部材が、前記一端にスライドした状態で前記加熱動作又は前記回転動作の一方が入り操作となり、前記シーソー機構部による傾動で前記加熱動作又は前記回転動作の残りの一方が入り操作となるものである
    ことを特徴とする整毛装置。
  4. 前記加熱部が棒状であり、
    前記駆動部が前記加熱部に回転駆動を出力して前記加熱部を軸周り回転させ、
    前記操作部材が、前記一端にスライドした状態で前記加熱動作が入り操作となり、前記シーソー機構部による傾動で前記回転動作が入り操作となるものである
    ことを特徴とする請求項3に記載の整毛装置。
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