JP2013090201A - 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】外部から受信した画像データを外部メモリに一時的に保存するとともに、当該外部メモリを介した情報漏洩を好適に防止する画像形成装置、それらの制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】本画像形成装置は、ネットワークを介して外部装置から画像データを受信すると、画像形成装置の記憶部に画像データを格納できるか否かと、外部メモリに画像データを格納する設定が行われているか否かとの判定結果に基づいて、画像データを前記記憶部へ格納するか、外部メモリに画像データを格納するか、又は、画像データの受信を拒否し、さらに、外部メモリに画像データを格納する設定が行われていると判定されると、設定が有効であるため外部メモリを用いた他の画像データの入出力処理を制限する。
【選択図】図4
【解決手段】本画像形成装置は、ネットワークを介して外部装置から画像データを受信すると、画像形成装置の記憶部に画像データを格納できるか否かと、外部メモリに画像データを格納する設定が行われているか否かとの判定結果に基づいて、画像データを前記記憶部へ格納するか、外部メモリに画像データを格納するか、又は、画像データの受信を拒否し、さらに、外部メモリに画像データを格納する設定が行われていると判定されると、設定が有効であるため外部メモリを用いた他の画像データの入出力処理を制限する。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成装置で受信したFAX受信文書をネットワークで接続された情報処理装置で閲覧するときの制御方法に関する。
近年、MFP(multi-function peripheral)等の画像形成装置は低価格競争が著しく進んでおり、HWコストを最低限に抑えつつ、機能性を落とさない、さらには多機能化を図ることが重要となっている。実際、一般的な廉価のMFPでも低価格ながらコピー、FAX、PDL、スキャンという機能がサポートされている。しかしながら、廉価のMFPでは画像を保持するためのメモリ容量を小さくするなど、厳しいHWの制約を設けることにより低コストを図っている。
ところで、ファクシミリ(FAX)機能は非常に優れた情報共有手段である。基本的に難しいオペレーションは不要で、遠隔地に対してFAX文書を送信または遠隔地からFAX文書を受信することが可能である。FAX受信において最も重要なことは文書を確実に受信し、且つ簡単に閲覧できることである。
ここで問題となるのが、廉価のMFPの画像蓄積メモリ量に依存した受信画像枚数の制約である。大量のFAX文書が送信された場合に、メモリが一杯になってしまうとそれ以上の文書は送信側でエラーとなってしまう。一方、メモリが十分に残っていて普通に文書を受信できる場合であっても、受信文書は不定期に着信するため受信側は定期的に文書がMFPからプリントされたか否かを確認しなければならず、これはユーザビリティとして問題となっている。
これらを解決するため、例えば、特許文献1では、FAX受信時にメモリ不足であれば受信文書を他のPC Host等の情報処理装置に退避させ、メモリが空くとMFPに戻すという制御が提案されている。また、ユーザビリティに対しては定期的にMFPまで足を運んで文書を確認せずとも手元のPC Hostで受信文書を確認する機能も提供されている。これは廉価MFPのプアなUI能力をカバーし、できるだけ文書をHost PCに送ってしまい、MFPのメモリを圧迫させないという点で有効な方法である。
しかしながら、従来技術には以下に記載する問題がある。上記従来技術では、いずれのHost PCも使用できない状態にあるときに問題が生ずる。文書閲覧の問題はいずれのHost PCの表示装置も使用できない状態であるため不可避の問題だとしても、受信文書をどこにも退避できないためMFPでのメモリがすぐに一杯になってしまう問題がある。
これに対して、近年では、画像形成装置では、読み取り画像を外部メモリに格納したり(ScanToMemory)、外部メモリに格納された画像をプリント(MemorytoPrint)する機能がサポートされてきている。このため、外部メモリ(例えばUSBメモリ等の着脱可能な記憶媒体)をMFPに挿入することが可能であり、一時的に受信文書を退避させるという解決策も考えられる。しかしながら、この方法では不特定多数のユーザがScanToMemoryなどを実施するために外部メモリを任意のタイミングで挿抜する可能性がある。つまり、FAX受信のようにいかなるタイミングでジョブが発生するか分からない場合においては、受信文書が、受信時に挿入されていた外部メモリに誤って格納されてしまい、情報紛失や情報流出に繋がる可能性がある。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、外部から受信した画像データを外部メモリに一時的に保存するとともに、当該外部メモリを介した情報漏洩を好適に防止する画像形成装置、それらの制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、例えば、ネットワークを介して外部装置と通信可能な画像形成装置であって、ネットワークを介して外部装置から画像データを受信すると、前記画像形成装置の記憶部に該画像データを格納できるか否かを判定する第1判定手段と、前記記憶部に前記画像データを格納できないと判定されると、外部メモリに該画像データを格納する設定が行われているか否かを判定する第2判定手段と、前記第1判定手段によって前記記憶部に前記画像データを格納できると判定されると、該画像データを前記記憶部へ格納し、前記第1判定手段によって前記記憶部に前記画像データを格納できないと判定され、かつ、前記第2判定手段によって前記外部メモリに該画像データを格納する設定が行われていると判定されると、前記外部メモリに前記画像データを格納し、前記第1判定手段によって前記記憶部に前記画像データを格納できないと判定され、かつ、前記第2判定手段によって前記外部メモリに該画像データを格納する設定が行われていないと判定されると、前記画像データの受信を拒否する制御手段とを備え、前記制御手段は、さらに、前記第2判定手段によって前記外部メモリに該画像データを格納する設定が行われていると判定されると、該設定が有効であるため外部メモリを用いた他の画像データの入出力処理を制限することを特徴とする。
本発明は、外部から受信した画像データを外部メモリに一時的に保存するとともに、当該外部メモリを介した情報漏洩を好適に防止する画像形成装置、それらの制御方法、及びプログラムを提供できる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<画像形成装置の構成>
以下では、図1乃至図5を参照して、本発明の一実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100を含む画像形成システムについて説明する。各ブロックはモジュールを示しており、ブロック間の矢印はデータもしくは指示の流れを示している。画像形成システム1000は、MFP等の画像形成装置100、情報処理装置であるPC121、122を含んで構成される。各装置は、図1に示すように、LANケーブル119や、USB接続116を介して接続されている。画像形成装置100は、印刷部107、読取部109、操作パネル110、回線I/F112、及び、これらの制御を司るコントローラ部101を備える。
以下では、図1乃至図5を参照して、本発明の一実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100を含む画像形成システムについて説明する。各ブロックはモジュールを示しており、ブロック間の矢印はデータもしくは指示の流れを示している。画像形成システム1000は、MFP等の画像形成装置100、情報処理装置であるPC121、122を含んで構成される。各装置は、図1に示すように、LANケーブル119や、USB接続116を介して接続されている。画像形成装置100は、印刷部107、読取部109、操作パネル110、回線I/F112、及び、これらの制御を司るコントローラ部101を備える。
コントローラ部101は、CPU102、RAM(記憶部)103、ROM104、印刷部I/F106、読取部I/F108、MODEM111、USB I/F115、ネットワークI/F118、及び、USB HOST130を備え、各ブロックはシステムバス105によって総合通信可能に接続されている。CPU102は、各種制御プログラムに従って各ブロックを総括的に制御する。CPU102は、例えば、ROM104のプログラム領域に記憶された圧縮されたデータをRAM103へ伸張、展開して実行することにより、上記制御を実現する。また、不図示のハードディスクドライブ(HDD)に前述の各種制御プログラムを圧縮状態/非圧縮状態で格納してもよい。
ネットワークI/F118は、ネットワーク網(LAN)120などを介して情報処理装置であるホストコンピュータ121、122(以下、PCと称する。)との通信処理を行う。ネットワークI/F118とネットワーク網120とは、LANケーブル119などの通信ケーブルで接続される。MODEM111は、回線I/F112を介して公衆回線網114と接続し、不図示の他の画像形成装置やファクシミリ装置、電話機などと通信処理を行う。回線I/F112と公衆回線網114とは、一般的に電話線113などで接続される。USB HOST130は、CPU102が外部メモリ131にデータの読み書きを行うためのI/Fである。なお、画像形成装置100には、複数の外部メモリが接続可能である。
印刷部I/F106は、印刷部107(プリンタエンジン)に画像信号を出力するインタフェースを担う。また、読取部I/F108は、読取部109(スキャナエンジン)からの読取画像信号を入力するインタフェースを担う。CPU102は、読取部I/F108より入力された画像信号を処理し、記録画像信号として印刷部I/F106へ出力する。図1の例では、読取部109及び印刷部107を画像形成装置100の内部にある構成としたが、それぞれもしくは両方とも外部にある構成でもよい。
CPU102は、ROM104のフォント領域に記憶されたフォント情報を用いて、操作パネル(操作部)110の表示部に文字や記号を表示したり、ユーザの指示を受けた操作パネル110からの指示情報を受けたりする。また、ROM104のデータ領域には、CPU102によって画像形成装置100の装置情報や、ユーザの電話帳情報、部門管理情報などが記憶され、CPU102により必要に応じて読み出され、必要に応じて更新される。本ブロック図では、読取部109および印刷部107を複写機100の内部にある構成としたが、それぞれもしくは両方とも外部にある構成としてもよい。
<動作手順>
次に、図2を参照して、本実施形態に係るファクシミリシステム(画像形成システム)の動作手順について説明する。
次に、図2を参照して、本実施形態に係るファクシミリシステム(画像形成システム)の動作手順について説明する。
201は、画像形成装置100による外部からのファクシミリ回線を介したファクシミリ(FAX)受信を示す。FAXを受信した画像形成装置100は、受信した画像データをRAM103に保持する。202は、PC121による画像形成装置100に対する画像データの取得要求を示す。203は、202の要求に対して、画像形成装置100がFAX文書を受信済みであった場合に、文書データをPC121へ送信する動作を示す。図示していないが、文書データの取得要求に対して、画像形成装置100がFAX受信済みでなかった場合には、送信可能な文書データがない旨を返答する。
204は、PC122から画像形成装置100に対するFAX受信履歴情報の取得要求を示す。205は、204の要求に対して、画像形成装置100によって自身が保持するFAX受信履歴情報をPC122へ送信する動作を示す。206は、PC122からPC121に対する受信済み文書データの取得要求を示す。207は、206の要求に対して、PC121によって自身が保持するFAX文書データをPC122へ送信する動作を示す。
<シーケンス>
次に、図3を参照して、本実施形態における画像形成システムのシーケンス(正常系)について説明する。S301およびS305はPCにドライバをインストールするステップである。これにより、PCは画像形成装置よりFAX文書データ/FAX受信履歴を取得することができるようになる。
次に、図3を参照して、本実施形態における画像形成システムのシーケンス(正常系)について説明する。S301およびS305はPCにドライバをインストールするステップである。これにより、PCは画像形成装置よりFAX文書データ/FAX受信履歴を取得することができるようになる。
S302において、PC121は、画像形成装置100に対して通信可能な状態であることを登録する。図3のシーケンス例ではPC121が画像形成装置100に対して登録を行う最初のPCとなる。S303においてPC121は、画像形成装置100に対してポーリングパケットを発行する。これに対し、画像形成装置100は、S304において、PC121をデータ取得許可PCとして認識し、データ取得許可情報をPC121に返す。つまり、画像形成装置100は、PC121をFAX文書データの転送先として登録する。
S306において、S302と同様に、PC122が画像形成装置100に対して通信可能な状態であることを登録する。その後、S307において、PC122は、画像形成装置100に対してポーリングパケットを発行し、データ取得許可PCとして登録しようとする。しかしながら、既にS304でPC121がデータ取得許可PCとして登録されているため、画像形成装置100はデータ取得不許可情報をS308でPC122に返す。以降、PC121はデータ取得許可PC、PC122はデータ取得不許可PCとして動作する。また、図示していないがPC122と同様にデータ取得不許可PCは複数存在し得る。
S309において、画像形成装置100は、FAX受信を行う。画像形成装置100は、受信したFAX文書データをデータ取得PC、即ち、PC121からのデータ取得要求を受信するまでメモリに保持する。S310において、PC122は、画像形成装置100に対して、受信履歴の問い合わせを行う。PC122はデータ取得不許可PCであるため、S311でPC122から発行されるポーリングパケットに対して、FAX受信履歴情報をS312としてPC122に返す。図3のS312では、画像形成装置100はFAX受信済みであるが、文書データはデータ取得許可PCに送信されていないので、FAX受信ありを示す情報と、データ未送信である旨の情報とを通知する。
S313において、PC121は、画像形成装置100に対して、FAXデータの問い合わせを行う。PC121はデータ取得許可PCであるため、PC121がS314で発行するポーリングパケットに応答して、画像形成装置100は、S315でFAX文書データをPC121に返す。画像形成装置100は、FAX文書データをPC121に送信したことにより、自身が保持していた文書データを消去すると共に、FAX受信履歴に当該文書データがデータ取得許可PCに送信した旨を記録する。
S316において、S310同様に、PC122は、画像形成装置100に対して、受信履歴の問い合わせを行う。S317において、PC122は、画像形成装置100に対してポーリングパケットを発行する。これに対して、S318において、画像形成装置100は、FAX受信履歴情報をPC122に返す。図3のS318では既に文書データはデータ取得許可PCに送信されているので、FAX受信ありを示す情報と、データ送信先情報とを通知する。
S319において、PC122は、FAX受信履歴情報に基づいて、データ取得許可PCであるPC121に対して文書データの問い合わせを行う。S320においてPC122は、PC121に対してポーリングパケットを発行する。これに対し、S321において、PC121は、FAX文書データをPC122に返す。
<画像形成装置の処理手順>
次に、図4を参照して、本実施形態に係る画像形成装置の処理手順について説明する。以下で説明する処理は、CPU102がROM104等に格納された制御プログラムをRAM103に読み出して実行することにより実現される。ここではLANケーブル119の不良やPC121、PC122がダウンしている等の理由で画像形成装置100が受信したFAX文書データを他のホストに送信できないケースも想定する。前提として、操作パネル110においてユーザは「MFPが受信FAX文書の転送を行う」設定を有効化しているものとする。さらに、操作パネル110においてユーザは「メモリ不足時にFAX文書を外部メモリに格納するモード」の設定を行っているものとする。画面の詳細については後述する。上記設定値はデータROM104に保存され、後述する画像形成装置100の制御で使用される。なお、ユーザによって、「メモリ不足時にFAX文書を外部メモリに格納するモード」の設定が行われると、画像形成装置100は、外部メモリを用いたその他の入出力処理が行われないように、操作パネル110にその旨を表示し、情報漏洩を防止する。即ち、外部メモリに格納されたデータを印刷するMemory to Print機能や、格納されたデータをemail等に添付して外部に送信するMemory to Send機能や、スキャナで読み取った画像データを外部メモリに格納するScan to Memory機能等を行うことを制限する。ここでの制限とは、FAX文書を外部メモリに格納する処理及び格納したFAX文書を所定の転送先に転送する処理以外の全ての処理を禁止するものであってもよい。または、FAX文書を外部メモリに格納する処理及び格納したFAX文書を所定の転送先に転送する処理以外の処理のうちの一部の処理のみを禁止するものであってもよい。例えば、Scan to Memory機能等の外部メモリへの書込み処理は許可するが、Memory to Print機能等の外部メモリからの読み出し処理は禁止するようにしてもよい。尚、この時の表示内容については図5を参照して後述する。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る画像形成装置の処理手順について説明する。以下で説明する処理は、CPU102がROM104等に格納された制御プログラムをRAM103に読み出して実行することにより実現される。ここではLANケーブル119の不良やPC121、PC122がダウンしている等の理由で画像形成装置100が受信したFAX文書データを他のホストに送信できないケースも想定する。前提として、操作パネル110においてユーザは「MFPが受信FAX文書の転送を行う」設定を有効化しているものとする。さらに、操作パネル110においてユーザは「メモリ不足時にFAX文書を外部メモリに格納するモード」の設定を行っているものとする。画面の詳細については後述する。上記設定値はデータROM104に保存され、後述する画像形成装置100の制御で使用される。なお、ユーザによって、「メモリ不足時にFAX文書を外部メモリに格納するモード」の設定が行われると、画像形成装置100は、外部メモリを用いたその他の入出力処理が行われないように、操作パネル110にその旨を表示し、情報漏洩を防止する。即ち、外部メモリに格納されたデータを印刷するMemory to Print機能や、格納されたデータをemail等に添付して外部に送信するMemory to Send機能や、スキャナで読み取った画像データを外部メモリに格納するScan to Memory機能等を行うことを制限する。ここでの制限とは、FAX文書を外部メモリに格納する処理及び格納したFAX文書を所定の転送先に転送する処理以外の全ての処理を禁止するものであってもよい。または、FAX文書を外部メモリに格納する処理及び格納したFAX文書を所定の転送先に転送する処理以外の処理のうちの一部の処理のみを禁止するものであってもよい。例えば、Scan to Memory機能等の外部メモリへの書込み処理は許可するが、Memory to Print機能等の外部メモリからの読み出し処理は禁止するようにしてもよい。尚、この時の表示内容については図5を参照して後述する。
S401において、CPU102は、MODEM111が着呼を受信しているか否かを判定する。着呼を受信している場合は、CPU102は、FAX文書の受信処理を開始し、S402に進む。S402において、CPU102は、第1判定手段として機能し、FAX文書を蓄積するRAM(記憶部)103の残容量を判定する。FAX文書を蓄積できるだけの容量が残っている場合はS405に進み、受信文書をRAM103に格納して、S408に進む。一方、残量不足で画像文書を受信できない場合はS404に進む。
S404において、CPU102は、第2判定手段として機能し、上述した「メモリ不足時にFAX文書を外部メモリに格納するモード」の設定値をデータROM104から読み取り、当該モードの設定が有効にされているか否かを判定する。「メモリ不足時にFAX文書を外部メモリに格納するモード」の設定が無効の場合は、FAX受信文書を格納することができないためS407に進み、CPU102は、回線切断処理を行い、FAX文書の受信を拒否して処理を終了する。「メモリ不足時にFAX文書を外部メモリに格納するモード」の設定が有効の場合は、S406に進み、CPU102は、受信文書を外部メモリ131に格納し、S408に進む。
S405やS406でCPU102がFAX受信文書の格納を開始した後、S408において、CPU102は、FAX文書の受信の終了を判定する。受信が終了していればS409に進む。S409において、CPU102は、PC121、122など、外部のホストと通信可能か否かを判定する。前述したようにPC121、122は、S303、S314、S307、S311、S317等において、ポーリングパケットを定期的に画像形成装置100に送信する。従って、CPU102は、ポーリングパケットが一定時間検知できなければ外部のホストと通信が不可能と判定する。尚、外部のホストと通信可能か否かを判定する方法はこれに限定されず、その他の方法によって判定されてもよい。外部のホストと通信可能な場合はS410に進み、外部のホストのうち転送先となるホストに受信文書を送信し、S411に進む。ここで、文書送信時にCPU102によって文書の暗号化を行ってもよい。
続いて、S411において、CPU102は、文書(画像データ)の送信が成功したか否かを判定する。文書の送信が成功すると、S412に進み、CPU102は、RAM103又は外部メモリ131に格納した文書データを消去し、処理を終了する。一方、文書の送信が失敗していればRAM103又は外部メモリ131に文書データを格納したまま処理を終了する。また、S409で外部のホストと通信が不可能であると判定すると、CPU102は、文書データをRAM103や外部メモリ131に格納したまま処理を終了する。
<画面例>
次に、図5を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100の画面例について説明する。上述したように、近年、画像形成装置では、読み取り画像を外部メモリに格納したり(ScanToMemory)、外部メモリに格納された画像をプリント(MemorytoPrint)する機能がサポートされてきている。このため、外部メモリ(例えば、USBメモリ等の着脱可能な記憶媒体)をMFPに挿入することが可能である。しかしながら単純にこの方法を採ると不特定多数のユーザがScanToMemoryなどを実施するために外部メモリを任意のタイミングで挿抜する可能性がある。従って、「メモリ不足時にFAX文書を外部メモリに格納するモード」が有効化されている場合はUI画面で禁則処理を行う必要がある。
次に、図5を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100の画面例について説明する。上述したように、近年、画像形成装置では、読み取り画像を外部メモリに格納したり(ScanToMemory)、外部メモリに格納された画像をプリント(MemorytoPrint)する機能がサポートされてきている。このため、外部メモリ(例えば、USBメモリ等の着脱可能な記憶媒体)をMFPに挿入することが可能である。しかしながら単純にこの方法を採ると不特定多数のユーザがScanToMemoryなどを実施するために外部メモリを任意のタイミングで挿抜する可能性がある。従って、「メモリ不足時にFAX文書を外部メモリに格納するモード」が有効化されている場合はUI画面で禁則処理を行う必要がある。
CPU102は、ROM104上に格納される画面データを操作パネル110上のLCD(表示部)に表示する。図5の501、503、505、507、509、512は「MFPが受信FAX文書の転送を行う」設定および、「メモリ不足時にFAX文書を外部メモリに格納するモード」設定を行う画面の例である。
CPU102は、操作パネル110にFAX全般の設定画面501を表示し、502の受信機能設定が選択されたことを検知すると、503の「MFPが受信FAX文書の転送を行う」画面を表示する。CPU102は、504の「MFPが受信FAX文書の転送を行う」設定が選択されたことを検知すると、505の確認画面を操作パネル110に表示する。
CPU102は、506の「はい」が選択されたことを検知すると、507の「メモリ不足時にFAX文書を外部メモリに格納するモード」の有効化を確認する画面を操作パネル110に表示する。CPU102は、508の「はい」が選択されたことを検知すると、509の使用ポート選択画面を操作パネル110に表示する。画面509は、ハードウェア構成によって表示の有無が異なる。外部メモリ131が複数のメモリを受容できる場合は、選択画面を表示し、メモリスロットが1つしか存在しない場合は当該画面の表示は不要である。CPU102は、510又は511のいずれかの外部メモリが選択されると、512のメモリメディア挿入通知を操作パネル110に表示する。この画面512は、画面509で選択されたメモリスロットに外部メモリが挿入されていない場合に表示する。
続いて、520、522、525、527、529の各画面を参照して、読み取り画像を外部メモリに格納する機能(ScanToMemory)の画面フローについて説明する。CPU102は、操作パネル110に読み取り機能のトップ画面520を表示し、521のメモリメディアが選択されたことを検知すると、読み取り画像を外部メモリに格納する機能(ScanToMemory)画面を表示する。具体的には、CPU102は、522の読み取り文書を格納するメモリスロットを選択する画面を操作パネル110に表示する。ただし、この画面522はハードウェア構成によって表示の有無が異なる。外部メモリ131が複数のメモリを受容できる場合は、選択画面を表示し、メモリスロットが1つしか存在しない場合は当該画面の表示は不要である。
CPU102は、523または524のいずれかの選択を検知すると、メモリスロットの挿抜状況と「メモリ不足時にFAX文書を外部メモリに格納するモード」で選択されたスロット情報から、次の表示画面を決定する。「メモリ不足時にFAX文書を外部メモリに格納するモード」で選択されたスロットが画面522で選択された場合は画面525を表示する。画面525は、FAX文書を外部メモリへ格納するモードの設定が有効であるため、外部メモリを用いた画像データの入出力ができない旨を表示することが望ましい。本実施形態では、このような画面制御を行うことにより、FAX文書を外部メモリへ格納する設定がなされている間に、外部メモリを介して情報漏洩が発生することを防止している。そうでなければ選択されたメモリスロットの挿抜状況を確認し、外部メモリが挿入されていなければ画面529を表示する。CPU102は、「メモリ不足時にFAX文書を外部メモリに格納するモード」で選択されていないメモリスロットに外部メモリが挿入されたことを検知すると、詳細設定画面527を操作パネル110に表示する。
尚、本実施例では、画像形成装置100が、受信したFAX文書をLAN120を介して接続されたPCに転送するものであったが、転送先はLAN上のPCに限らない。例えばインターネットを介して接続された遠隔のサーバやコンピュータ等の情報処理装置に転送する構成であってもよい。この場合、転送先をサーバ等のような多数のクライアントから共有される装置にすれば、転送先のサーバ自体がダウンしている可能性は減るが、ネットワークシステム自体の不具合等で当該サーバにFAX文書を転送できない場合があり得る。従ってそのようなシステムに対しても本実施例は適用可能であり、有用であることは言うまでもない。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (10)
- ネットワークを介して外部装置と通信可能な画像形成装置であって、
ネットワークを介して外部装置から画像データを受信すると、前記画像形成装置の記憶部に該画像データを格納できるか否かを判定する第1判定手段と、
前記記憶部に前記画像データを格納できないと判定されると、外部メモリに該画像データを格納する設定が行われているか否かを判定する第2判定手段と、
前記第1判定手段によって前記記憶部に前記画像データを格納できると判定されると、該画像データを前記記憶部へ格納し、前記第1判定手段によって前記記憶部に前記画像データを格納できないと判定され、かつ、前記第2判定手段によって前記外部メモリに該画像データを格納する設定が行われていると判定されると、前記外部メモリに前記画像データを格納し、前記第1判定手段によって前記記憶部に前記画像データを格納できないと判定され、かつ、前記第2判定手段によって前記外部メモリに該画像データを格納する設定が行われていないと判定されると、前記画像データの受信を拒否する制御手段と
を備え、
前記制御手段は、さらに、前記第2判定手段によって前記外部メモリに該画像データを格納する設定が行われていると判定されると、該設定が有効であるため外部メモリを用いた他の画像データの入出力処理を制限することを特徴とする画像形成装置。 - 前記記憶部又は前記外部メモリに格納した画像データを、ネットワークを介して通信可能に接続された情報処理装置へ転送する転送手段と、
前記転送手段による前記画像データの転送が成功すると、前記記憶部又は前記外部メモリに格納された画像データを消去する消去手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記転送手段は、ネットワークを介して通信可能に接続された複数の情報処理装置のうち、該画像データを取得するための取得要求を前記画像形成装置に対して最初に通知してきた情報処理装置を前記画像データの転送先として設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記転送手段は、前記画像データを前記転送先の情報処理装置に転送する際に、該転送先の情報処理装置から前記画像形成装置に定期的に送信されるポーリングパケットに対する応答として前記画像データを転送することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、
前記第1判定手段によって前記記憶部に前記画像データを格納できないと判定され、かつ、前記第2判定手段によって前記外部メモリに該画像データを格納する設定が行われていると判定された場合であって、かつ、前記外部メモリが前記画像形成装置に接続されていない場合に、該外部メモリを接続するように促す旨を表示部に表示することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記画像データは、ファクシミリ回線を介して受信されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記第2判定手段によって前記外部メモリに該画像データを格納する設定が行われていると判定されると、該設定が有効であるため外部メモリを用いた他の画像データの入出力処理が制限されている旨を前記画像形成装置の表示部に表示することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記外部メモリは、画像形成装置に着脱可能な記憶媒体であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
- ネットワークを介して外部装置と通信可能な画像形成装置の制御方法であって、
第1判定手段が、ネットワークを介して外部装置から画像データを受信すると、前記画像形成装置の記憶部に該画像データを格納できるか否かを判定する第1判定ステップと、
第2判定手段が、前記記憶部に前記画像データを格納できないと判定されると、外部メモリに該画像データを格納する設定が行われているか否かを判定する第2判定ステップと、
制御手段が、前記第1判定ステップにおいて前記記憶部に前記画像データを格納できると判定されると、該画像データを前記記憶部へ格納し、前記第1判定ステップにおいて前記記憶部に前記画像データを格納できないと判定され、かつ、前記第2判定ステップにおいて前記外部メモリに該画像データを格納する設定が行われていると判定されると、前記外部メモリに前記画像データを格納し、前記第1判定ステップにおいて前記記憶部に前記画像データを格納できないと判定され、かつ、前記第2判定ステップにおいて前記外部メモリに該画像データを格納する設定が行われていないと判定されると、前記画像データの受信を拒否する制御ステップと
を備え、
前記制御ステップは、さらに、前記第2判定手段によって前記外部メモリに該画像データを格納する設定が行われていると判定されると、該設定が有効であるため外部メモリを用いた他の画像データの入出力処理を制限することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 請求項9に記載の画像形成装置の制御方法における各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011229895A JP2013090201A (ja) | 2011-10-19 | 2011-10-19 | 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム |
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JP2017177339A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置、及びコンピュータプログラム。 |
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2011
- 2011-10-19 JP JP2011229895A patent/JP2013090201A/ja active Pending
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