JP2013083846A - 電気泳動型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気泳動型表示装置のFPCの上面に設けられた画素電極及び背景電極間に電極間隙が形成され、その電極間隙の裏面側に配線電極が存在すると、その部分に電界制御不能なマイクロカプセルが発生し、白抜け現象が表示状態を悪くしていた。
【解決手段】 透明電極を備える第1の基板と、画素電極を備える第2の基板と、透明電極と画素電極との間に電気泳動により動作する画像表示部10とを備え、第2の基板には、画像表示部10を形成する画素電極と背景電極とを備え、また第2基板の裏面側には画素電極と背景電極とを出力電極側に引き出す配線電極15を有する電気泳動型表示装置において、配線電極15は画像表示部10を形成する画素電極どうしの電極間隙13、または画素電極と背景電極間の電極間隙14a、14bに対して、直交する方向に全て引き出されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気泳動により帯電した微粒子が移動することにより動作する表示装置に関する。
近年、電気泳動型の表示技術において、液相分散媒と電気泳動粒子とを含む電気泳動分散液を封入した多数のマイクロカプセルを、電極を有する2枚の樹脂フィルムに挟着した表示装置が開発されている。電気泳動分散液をマイクロカプセルに封入することにより、表示装置の製造工程において、分散液の流出を防止することができるとともに、電気泳動粒子の沈降や凝集を減少させることができるという利点がある。また、この電気泳動型表示装置は、バックライトが必要ないことから低コスト化や薄型化が可能となり、さらに、視野が広くコントラストが高いことに加え、表示がメモリ性を有するために、次世代の表示デバイスとして注目を集め、色々な提案がなされている(例えば特許文献1参照)。
電気泳動型表示装置の製造には、多数のマイクロカプセルを接着層内に敷き詰めた電気泳動により動作する画像表示層を、透明電極を有する透明基板の透明電極上に積層してシート状に形成した電子インクシートと呼ばれるものが活用されている。この電子インクシートを所望のサイズに裁断して、駆動電極として画素電極を有する駆動基板上に接着することにより、表示装置本体を形成することができる。この表示装置の基板には、可撓性や割れ難さ軽量化等の観点からプラスチック等の材料が用いられている。
一方、このようなマイクロカプセルを備えた電気泳動型表示装置では、特に駆動電極として画素電極を採用した場合、この画素電極を形成した駆動基板の背面にこの画素電極を駆動するための配線を銅箔パターンで形成するのが一般的である。すなわち、駆動基板の背面に形成した銅箔パターンからなる配線を、スルーホールを介して画素電極に導通させることにより、画素電極を駆動するようにしている。
以下に駆動基板としてフレキシブル回路基板を用いた電気泳動型表示装置について説明する。図10は、従来の電気泳動型表示装置を示す平面図であり、図11は、図10のA−A断面図である。図10、図11に示すように、電気泳動型表示装置100は、表示装置本体101が第2の基板であるフレキシブル回路基板(以後FPCと略記する)110の先端部111を除いて、表示装置本体101の視認側の面を覆う上面保護フィルム131と背後側の面を覆う下面保護フィルム132とによって内包されている。上面保護フィルム131と下面保護フィルム132との端部は、図11のハッチング部で示すように、熱可塑性の接着剤を介して圧着された封止部133が形成されている。表示装置本体101は、透明電極123を備えた第1の基板である透明基板124と、銅箔からなる画素電極114を備えたFPC110と、透明電極123と画素電極114との間に電気泳動により動作する画像表示部120とを備えている。画像表示部120は多数のマイクロカプセル122を接着材層121内に敷き詰めて形成されている。
FPC110は、厚さ25μmのポリイミドフィルムの基材の両面に厚さ10μmの銅箔を張ったものを用いている。その表面には、複数の7セグメント構成の画素電極114が形成されている。そして、裏面には、出力電極118と画素電極114とを接続する配線電極113、並びに、出力電極118と対向して配設された入力電極117と、入力電極117と接続するコネクタ電極116とが形成されている。以上の各電極には、それぞれ厚さ3μmのニッケルメッキと厚さ0.05μmの金メッキが施されている。配線電極113はFPC110の開口部に設けられたスルーホール電極114hを介して画素電極
114と導通している。また、駆動用回路であるIC140が突起電極を介して入力電極117と出力電極118とに接続されている。ここで、駆動用回路としてIC140を例に示したが、外部回路と接続するFPCを出力電力118と接続しても構わない。
FPC110の背面には、コネクタ電極116、入力電極117及び出力電極118を除いて配線電極113を保護するための厚さ25μmの感光性のアクリル系樹脂や、ポリイミドフィルムから成る保護層115が被覆されている。
表示装置本体101は、厚さ0.05μmのITOから成る透明電極123を有する厚さ100μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂から成る可撓性の透明基板124の透明電極123側に、接着材層121の中に直径30〜50μmの多数のマイクロカプセル122を敷き詰めた構成の画像表示部120を、粘着シート119を積層してFPC110の画素電極114上に圧接することによって形成されている。
また、表示装置本体101の動作は一般に公知であり(例えば特許文献2参照)、図12により説明する。図12は表示装置本体101の主要部分の拡大断面図であり、印加電圧に対するマイクロカプセル122の表示動作を示している。すなわちマイクロカプセル122は透明樹脂からなるカプセルの内部に帯電粒子として酸化チタン等からなる白色粒子122xとカーボンブラック等からなる黒色粒子122yとが、シリコーンオイル等の粘性の高い透明な分散媒に分散された状態で封入されている。
そして画像表示層120を挟むように配置された電極のうち、共通電極である透明電極123を接地し、画素電極114に負電圧を印加した部分114a、114b、114cでは、その電界によってマイクロカプセル122内の負に帯電された白色粒子122xが表示側すなわち透明電極123側へ、また正に帯電され黒色粒子122yは非表示側、すなわち画素電極114側へ移動する。その結果、表示側から見ると、その画素電極部分は白色粒子122xの反射によって白く表示される。
一方、画素電極114に正電圧を印加した部分114d、114e、114fでは、その電界によってマイクロカプセル122内の負に帯電された白色粒子122xが非表示側へ、また正に帯電された黒色粒子122yが表示側へ移動する。その結果、表示側から見ると、その画素電極部分は黒色粒子122yによって光が吸収されて黒く表示される。なお中央のマイクロカプセル122bは左半分が画素電極114cによって負電界が印加されて白表示となり、右半分が画素電極114dによって正電界が印加されて黒表示となる。このようにマイクロカプセル122は、必ずしも1つの画素電極114に対応している必要はなく、2個の画素電極114にまたがって配置されているマイクロカプセル122bのように、両側の画素電極114cと114dとの異なる電界を受けて分割された表示を行うことができる。
上記の如くマイクロカプセル122は透明電極123と画素電極114との間に印加する電圧の極性によって、白または黒に表示状態を変化させることができる。このとき白色粒子122xと黒色粒子122yは分散媒の中を電気泳動によって移動するが、電圧を印加させて表示状態を変化させた後、その電圧の印加を停止しても、それぞれの粒子の分子間力により、その表示状態を保持するメモリ性を有している。これにより電気泳動型表示装置100は表示を変化させるときだけ駆動電圧を印加すればよいので、消費電力の極めて少ない表示装置を実現できる。
特開2010−181768号公報(図1、図2、4頁) 特開2010−8473号公報(図4、6〜7頁)
しかしながら、本出願人が上記電気泳動型表示装置100の製造を行うに当たって、以下の問題があることが分かった。以下その問題点について、図13〜図16を参照して説明する。図13は、表示装置本体101において、画像表示部120を圧着用のローラー150を用いてFPC110の画素電極114に圧接を開始した状態を示す断面図である。図14はローラー150によって圧接が終了した状態を示しており、FPC110の画素電極が無い電極間隙170ではローラー150の圧力により、透明電極123を有する透明基板124が押し曲げられることにより、電極空隙170の位置に対応するマイクロカプセル122hが押し下げられ、導電性粘着シート119を変形させる。
図15、図16は粘着シート119の変形による問題を表す断面図である。また、説明を分かりやすくするため、図15、図16のマイクロカプセル122h内の白色粒子と黒色粒子は、図示していない。図15はFPC110における電極間隙170の裏面側に配線電極113が存在しない場合の断面図である。図15に示すローラー150の圧力に対して、表面の画素電極114の厚さの分だけ透明基板124が変形するので、導電性粘着シート119の変形が小さい。よって、図15に示すようにローラー150の圧力が無くなったのちは、粘着シート119の変形もある程度復元して、小さな空気層160aが形成されるが、実線矢印で示す如く電極間隙170の両端の画素電極114からの電界制御が可能となり、マイクロカプセル122hは正常に動作できる。
図16はFPC110における電極間隙170の裏面側に配線電極113が存在している場合の断面図であり、図15に示すローラー150の圧力に対して、裏面に設けられた配線電極113によって、透明基板124は、大きく変形するため、図16に示すように粘着シート119の変形が大きくなり、場合によっては図示の如く切れてしまうこともある。従ってローラー150の圧力が無くなったのちは、粘着シート119の変形が大きく復元不可能となる。従ってこの場合には大きな空気層160bが形成され、点線矢印で示す如く電極間隙170の両端の画素電極114からの電界制御が不可能となり、マイクロカプセル122hは正常に動作できなくなり、黒く表示されるべき箇所が白くなってしまうという白抜け現象が発生するという問題がある。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、画素電極が配置されていない電極間の間隙の電界制御が正常に動作できなくなるという問題を最小限に食い止めた電気泳動型表示装置を提供することにある。
前述した目的を達成するための本発明の手段は、透明電極を備える第1の基板と、画素電極を備える第2の基板と、透明電極と画素電極との間に電気泳動により動作する画像表示部とを備え、第2の基板の上面には、画像表示部を形成する画素電極と背景電極とを備え、また第2基板の裏面側には、画素電極と背景電極とに電気信号を与えるための配線電極を有する電気泳動型表示装置において、全ての配線電極は、画像表示部を形成する画素電極どうしの電極間隙、または画素電極と背景電極との間の電極間隙に対して、直交する方向に引き出されていることを特徴とする。
また、画素電極が配置されている領域の配線電極の電極幅は、画素電極が配置されている領域より外側の配線電極の電極幅が狭いことを特徴とする。または、画素電極間の電極間隙、または画素電極と背景電極間の電極間隙部分における配線電極の電極幅が、電極間隙と交差しないところの電極幅より狭いことを特徴とする。また、画像表示部を形成する
画素電極は7セグメント構成の画像表示部であると良い。
本発明によれば、電極間の電極が存在しない箇所で、電界制御が正常に動作できなくなる現象が発生したとしても、その領域を小さくすることで、電気泳動型表示装置の表示における白抜け現象の発生を少なくし、表示品質を向上することができる。
本発明の電気泳動型表示装置における画像表示部を示す平面図である。 図1に示す画像表示部の1文字分を示す要部平面図である。 本発明の第1実施形態における画像表示部に対応するFPCの裏面を示す要部平面図である。 図3示す画像表示部に対応するFPCの上面を示す要部平面図である。 参考例のFPCの裏面を示す要部平面図である。 参考例のFPCの上面を示す要部平面図である。 参考例のFPCの上面を示す要部平面図である。 本発明の第2実施形態における画像表示部に対応するFPCの裏面を示す平面図である。 本発明の第3実施形態における画像表示部に対応するFPCの裏面を示す平面図である。 従来および本発明の電気泳動型表示装置の平面図である。 図10に示す電気泳動型表示装置のA−A断面図である。 表示装置本体の要部拡大断面図である。 画像表示部の接着状態を示す要部断面図である。 画像表示部の接着状態を示す要部断面図である。 画像表示部の接着状態を示す要部断面図である。 画像表示部の接着状態を示す要部断面図である。
以下、本発明の最良の実施形態である電気泳動型表示装置について図面を参照して詳細に説明する。なお本発明の電気泳動型表示装置の構成及び動作は図10〜図12に示した従来の電気泳動型表示装置の構成と基本的に同じなので、重複する本発明としての電気泳動型表示装置全体の構成の記載は省略し、従来の電気泳動型表示装置と異なる本発明の特徴部分であるFPCを含む画像表示部120の構成について説明する。また、図10〜図12に示した電気泳動型表示装置と同一部材については一部同一番号を使用する。
図1は本発明の電気泳動型表示装置におけるFPCを含む画像表示部10(図11では120)の平面図であり、FPC110の上面側に3個の7セグメント構成の画素電極と背景電極を形成した事例について説明する。図2は図1に示す画像表示部10の一部であり、図1の1点鎖線で囲まれた7セグメント構成の1文字分の画素電極を示す詳細平面図である。斜線ハッチングで示す7個の画素電極11aから11gとクロスハッチングで示す3個の背景電極12a、12b、12cから構成されている。そして各7セグメント構成の画素電極11aから11gとの間には斜め直線の電極間隙13が形成され、また画素電極11と背景電極12との間には斜め直線の電極間隙14aと平行直線の電極間隙14bとが形成されている。
(第1実施形態)
図3、図4は本発明の第1実施形態の画像表示部10を示し、図3は画像表示部10に対応したFPC110の裏面図であり、点線で示すFPC110の上面側の画素電極11aから11gと、背景電極12aから12cとに電気信号を与えるための配線電極15が
、FPC110の出力電極側110sに引き出されている状態を示している。すなわち全ての配線電極15は、FPC110の上面の画素電極11及び背景電極12に接続されたスルーホール電極16により、画素電極11と背景電極12間における電極間隙14a、14bに対して、全て直交する方向に引き出されて出力電極側110sに導かれている。図4はFPC110の上面の画像表示部10に形成された画素電極11の表示状態を示しており、7セグメント全てが黒色に点灯されているが、画素電極の存在しない画素電極11どうし間の電極間隙13も、図12で説明したように電極間隙13を挟む両側の画素電極11の駆動によって黒色に点灯しており、全体として切れ目のない8の字が表示されている。実際には、全ての配線電極15を電極間隙13、14a、14bに対して、全て直交する方向に引き出したとしても、わずかに重なってしまう領域が生じてしまう。このため、この部分に図16で説明したような白抜け現象が生じてしまう。しかし、領域の大きさが、人の目の認識できるほどの大きさではないため、白抜け現象が生じていてもほとんど目立たない。
図5、図6は、図3、図4に示す本発明の第1実施形態と比較のために示した参考図であり、画像表示部40に対応するFPC110の平面図で、図5は裏面、図6は上面を示している。図5、図6の基本的構成は図3、図4に示す第1実施形態の画像表示部10と同じであり、同一要素には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
すなわち、図5に示すFPC110の配線電極15において、図3に示すFPC110の配線電極15と異なるところは、3個の背景電極12a、12b、12cを接続する配線電極15における、背景電極12aと背景電極12bとの接続部分の配線電極15kが画素電極11aと画素電極11bとの間の電極間隙13kと重なっていることである(この部分を1点鎖線の枠Kで示す)。この結果、配線電極15kの部分に配設されたマイクロカプセル122は図16で示したように、電界制御が不可能な状態となるため、図6に示す画素電極の8の字表示は、枠K内部の電極間隙13kに対応するマイクロカプセル122が白抜け状態となって不完全な表示状態となっていることがわかる。
また、表示状態として、背景を黒表示とし、7セグメント構成の画素を白表示とすることも行なわれる。その場合には、背景電極を黒表示とし、画素電極の一部を白表示に変化させる。また、初期状態は、画像表示部全体を黒表示にさせる。しかしながら、図5で図示したように、配線電極15kが画素電極11aと画素電極11bとの間の電極間隙13kと重なっている場合には、図7に図示されるように、画像表示部全体を黒表示にさせると、電極間隙13kの部分だけが白抜け状態P3となり、際立って目立ってしまい、表示品質を著しく損なってしまう。
上記の如く、図5、図6、図7の参考例と比較し、図3、図4の本発明では、なるべく電極間隙と重ならないように配線電極を配設し、大きな白抜け状態が発生しないようにしている。つまり、電極間隙14に対して、配線電極を全て直交配設した本発明と、配線電極の配設を電極間隙13、14の一部と平行配設した参考例とでは画素電極表示に差を生じることがわかる。
(第2実施形態)
図8は本発明の第2実施形態における画像表示部20に対応したFPC110の裏面図であり、図3に示す第1実施形態における画像表示部10のFPC110の裏面図に対応している。したがって基本構成は同じであり、同一要素には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
第2実施形態における画像表示部20が、第1実施形態における画像表示部10と異なるところはFPC110の裏面における配線電極の形状であり、画素表示部10の配線電
極15は全て同一の線幅であったのに対し、画像表示部20の配線電極15は画像表示部20を形成する画素電極が配置されている領域の配線電極15aの電極幅が、画像表示部20を形成する画素電極が配置されている領域より外側の配線電極15bの電極幅より狭い線幅となっていることである。このことは、配線電極15は電気的特性から見ると線幅が広い方が、電気抵抗が小さくなるので望ましいが、表示装置としてみると電極間隙14を横切る部分での線幅が狭い方が白抜け部分の大きさが小さくなるので望ましい。したがって、画像表示部20では、白抜けに関与する画素電極部分を引き出している配線電極15aは表示装置としての効果を優先して線幅を狭くし、画素電極部分より外側の配線電極15bは電気的効果を考慮して線幅を広くしている。
(第3実施形態)
図9は本発明の第3実施形態における画像表示部30に対応したFPC110の裏面図であり、図7に示す第2実施形態における画像表示部20のFPC110の裏面図に対応している。したがって基本構成は同じであり、同一要素には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
第3実施形態における画像表示部30が、第2実施形態における画像表示部20と異なるところはFPC110の裏面における配線電極15の形状であり、画像表示部20の配線電極15は画像表示部20を形成する画素電極の配置領域における配線電極15aの全ての電極幅が、画像表示部20を形成する画素電極の領域より外側の配線電極15bの電極幅より狭い線幅となっていたが、画像表示部30の配線電極15は画像表示部30を形成する画素電極部分を引き出している配線電極15の電極幅が2種類に分かれており、電極間隙14(14a、14b)を通過する部分のみの配線電極15aの電極幅が狭く、その他の部分の配線電極15cは画素電極部分より外側の配線電極15bと同様に配線電極15aより電極幅が広くなっている。上記構成によれば電極間隙14を通過する部分のみの配線電極15aの電極幅のみを狭くしているため、白抜け部分の大きさが小さくできると同時に、その他の部分の配線電極15cの電極幅を広くした分だけ電気抵抗を低くするメリットがある。
なお、以上説明した本発明の実施形態においては、配線電極はもっぱら画素電極と背景電極間の電極間隙14に対して、直交する方向に引き出されているが、画素電極どうしの電極間隙13に対して直交する方向に引き出されるようにしてもよい。また、画像表示部の画素電極として、7セグメント1文字分の配線電極について説明したが、図1に示す画像表示部の複数の7セグメント文字についても、全て同様の配線を行うものである。
10、20、30、40、120 画像表示部
11(a〜g)、114 画素電極
12(a〜c) 背景電極
13、14(a、b)、170 電極間隙
15(a〜c)、113 配線電極
16、114h スルーホール
100 電気泳動型表示装置
101 表示装置本体
110 フレキシブルプリント回路基板(FPC)
116 コネクタ電極
117 入力電極
118 出力電極
119 導電性粘着シート
121 接着材層
122 マイクロカプセル
122x 白色粒子
122y 黒色粒子
123 透明電極
124 透明基板
131 上面保護フィルム
132 下面保護フィルム
133 封止部
140 IC
150 ローラー
160a、160b 空気層

Claims (4)

  1. 透明電極を備える第1の基板と、画素電極を備える第2の基板と、前記透明電極と前記画素電極との間に電気泳動により動作する画像表示部とを備え、
    前記第2の基板の上面には、前記画像表示部を形成する画素電極と背景電極とを備え、
    また前記第2基板の裏面側には、前記画素電極と前記背景電極とに電気信号を与えるための配線電極を有する電気泳動型表示装置において、
    全ての前記配線電極は、前記画像表示部を形成する前記画素電極どうしの電極間隙、または前記画素電極と前記背景電極との間の電極間隙に対して、直交する方向に引き出されていることを特徴とする電気泳動型表示装置。
  2. 前記画素電極が配置されている領域の前記配線電極の電極幅は、前記画素電極が配置されている領域より外側の前記配線電極の電極幅が狭いことを特徴とする請求項1記載の電気泳動型表示装置。
  3. 前記画素電極間の電極間隙、または前記画素電極と前記背景電極間の電極間隙部分における前記配線電極の電極幅が、前記電極間隙と交差しないところの電極幅より狭いことを特徴とする請求項1または2記載の電気泳動型表示装置。
  4. 前記画像表示部を形成する画素電極は7セグメント構成である請求項1から3の何れか1項に記載の電気泳動型表示装置。
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