JP2013074144A5 - - Google Patents

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本発明は、漏洩トランスに関し、更に詳しくは、一次コイルと二次コイルの間の空隙幅を変えたりコア形状を変えたりしなくても漏れインダクタンスを調整することが出来ると共に小型化できる漏洩トランスに関する。
一次コイルと二次コイルの間の空隙幅を変えて漏れインダクタンスを調整する方法において、漏れインダクタンスを小さくするには空隙幅を小さくすればよいが、空隙幅を0にしたときの漏れインダクタンスが最小値であり、それ以下には漏れインダクタンスを小さくすることが出来ない問題点がある。一方、漏れインダクタンスを大きくするには空隙幅を大きくすればよいが、横方向サイズが大きくなってしまう問題点がある。
他方、コア形状を変えて漏れインダクタンスを調整する方法では、形状が異なるコア(ギャップの大きさが異なるコア)を用意しなければならず、部品管理が煩雑になる問題点がある。
そこで、本発明の目的は、一次コイルと二次コイルの間の空隙幅を変えたりコア形状を変えたりしなくても漏れインダクタンスを調整することが出来ると共に小型化できる漏洩トランスを提供することにある。
第1の観点では、本発明は、一次コイルと二次コイルとを横に並べて設けた漏洩トランスであって、前記一次コイルおよび二次コイルのうちの一方あるいは他方あるいは両方とも、複数の導体素線を撚った撚線の外周に3層の樹脂絶縁層を備えた断面略円形の三層絶縁電線を複数本平行に並べて一つの扁平な巻線線材とした線材を巻いたものであり、前記一次コイルまたは二次コイルのうちの一方のコイルを第1分割コイルと第2分割コイルとに2分割し、それら第1分割コイルと第2分割コイルの間に前記一次コイルまたは二次コイルのうちの他方のコイルを隔壁を設けずに挟んで配置したことを特徴とする漏洩トランスを提供する。
上記第1の観点による漏洩トランスでは、一次コイルまたは二次コイルのうちの一方で他方を挟んで配置した構成なので、単に一次コイルの横に並べて二次コイルを設けた構成に比べて、一次コイルと二次コイルの結合度を上げることができ、漏れインダクタンスの最小値を小さくすることが出来る。また、第1分割コイルと第2分割コイルの巻数比を変えることにより結合度を調整できる(巻数比を1:1に近づけるほど結合度は大きくなる)ので、漏れインダクタンスを調整でき、一次コイルと二次コイルの間の空隙幅を変えたり、コア形状を変えたりしなくても済む。さらに、一次コイルまたは二次コイルのうちの一方を先に巻けば、第1分割コイルと第2分割コイルとが壁の役割をするので、それらの間に他方のコイルを巻きやすくなり、隔壁を設けなくて済み、小型化に資する。
なお、一次コイルと二次コイルの間の空隙幅を変えたり、コア形状を変えたりすることを併用すれば、さらに結合度を調整することが出来るので、必要であれば、これらを併用してもよい。
また、上記第1の観点による漏洩トランスでは、耐絶縁性に優れた三層絶縁電線を用いるため、一次コイル−二次コイル間に十分な絶縁耐圧が得られ、隔壁を設けなくて済み、小型化に資する。
また、上記第1の観点による漏洩トランスでは、一つの巻線線材を扁平形状としたため、断面略円形の一つの巻線線材を用いるよりも線材間の空間を少なくでき、小型化に資する。
第2の観点では、本発明は、前記第1の観点による漏洩トランスにおいて、前記一次コイルまたは二次コイルのうちの一方のコイルはα巻きであることを特徴とする漏洩トランスを提供する。
上記第2の観点による漏洩トランスでは、一次コイルまたは二次コイルのうちの一方のコイルがα巻きであるため、第1分割コイルになる部分と第2分割コイルになる部分とを有する一つのコイルとして製造でき、第1分割コイルと第2分割コイルとを別体に製造してから両者を接続するよりも手間が省け、製造工数の削減や、接続端子等の部品を必要としない。
本発明の漏洩トランスによれば、単に一次コイルの横に並べて二次コイルを設けた構成に比べて漏れインダクタンスの最小値を小さくすることが出来る。また、一次コイルと二次コイルの間の空隙幅を変えたりコア形状を変えたりしなくても漏れインダクタンスを調整することが出来る。さらに、耐絶縁性に優れた三層絶縁電線を複数本平行に並べて一つの扁平な巻線線材とした線材を用いるため、一次コイル−二次コイル間に隔壁を設けなくて済み、小型化に資する。
実施例1に係る漏洩トランスを示す断面図である。 実施例1に係る漏洩トランスを示す斜視図である。 実施例1に係る漏洩トランスのコアと一次コイルと二次コイルとを示す分解斜視図である。 実施例1に係る漏洩トランスの一次コイルを示す斜視図である。 実施例1に係る漏洩トランスの二次コイルを示す斜視図である。 実施例1に係る漏洩トランスの特性図である。 実施例2に係る漏洩トランスの特性図である。 比較例1に係る漏洩トランスの特性図である。 比較例2に係るトランスの特性図である。 実施例に係る漏洩トランスを示す分解斜視図である。 参考例1に係る漏洩トランスを示す分解斜視図である。 実施例に係る漏洩トランスの一次コイル及び二次コイルを示す斜視図である。 実施例に係る漏洩トランスの一次コイル及び二次コイルを示す斜視図である。
−実施例
図10は、実施例に係る漏洩トランスを示す分解斜視図である。
この漏洩トランスは、例えば線径0.1mmの銅及び銅合金素線240本を編組した編組線によるエッジワイズコイルで第1分割コイル11及び第2分割コイル12を構成し、それらを接続して一次コイル10としたものである。一次コイル10以外の構成は、実施例1と同様である。
参考例1
図11は、参考例1に係る漏洩トランスを示す分解斜視図である。
この漏洩トランスは、例えば線径0.1mmの銅及び銅合金素線240本を編組した編組線によるエッジワイズコイルで二次コイル20を構成したものである。二次コイル20以外の構成は、実施例と同様である。
−実施例
図12の(a)は、実施例に係る漏洩トランスの一次コイル10及び二次コイル20を示す斜視図である。同図(b)は、一次コイル10のみの斜視図である。
この漏洩トランスは、例えば55本の線径0.1mmの銅及び銅合金素線を撚った撚線の外周にテープ巻き或いは押出あるいはそれらの組合せにより3層の樹脂絶縁層を設けた断面略円形の三層絶縁電線1本により整列巻コイルで第1分割コイル11及び第2分割コイル12を構成し、それらをα巻きのように一体的に巻いて一次コイル10としたものである。一次コイル10以外の構成は、実施例1と同様である。
−実施例
図13の(a)は、実施例に係る漏洩トランスの一次コイル10及び二次コイル20を示す斜視図である。同図(b)は、一次コイル10のみの斜視図である。
この漏洩トランスは、例えば55本の線径0.1mmの銅及び銅合金素線を撚った撚線の外周にテープ巻き或いは押出あるいはそれらの組合せにより3層の樹脂絶縁層を設けた断面略円形の三層絶縁電線1本により整列巻コイルで第1分割コイル11及び第2分割コイル12を構成し、それらを接続して一次コイル10としたものである。一次コイル10以外の構成は、実施例1と同様である。

Claims (2)

  1. 一次コイルと二次コイルとを横に並べて設けた漏洩トランスであって、前記一次コイルおよび二次コイルのうちの一方あるいは他方あるいは両方とも、複数の導体素線を撚った撚線の外周に3層の樹脂絶縁層を備えた断面略円形の三層絶縁電線を複数本平行に並べて一つの扁平な巻線線材とした線材を巻いたものであり、前記一次コイルまたは二次コイルのうちの一方のコイルを第1分割コイルと第2分割コイルとに2分割し、それら第1分割コイルと第2分割コイルの間に前記一次コイルまたは二次コイルのうちの他方のコイルを隔壁を設けずに挟んで配置したことを特徴とする漏洩トランス。
  2. 請求項1に記載の漏洩トランスにおいて、前記一次コイルまたは二次コイルのうちの一方のコイルはα巻きであることを特徴とする漏洩トランス。
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