JP2013072968A - 顕微鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】貼り合わせ画像を用いて正確な計測を実現することができる顕微鏡システムを提供する。
【解決手段】ステージ21に載置された標本試料Sを撮像して標本試料Sの画像データに対応する画像を複数貼り合わせた貼り合わせ画像を生成可能な顕微鏡システム1において、貼り合わせ画像内において画素データが含まれる矩形状の有効領域を判定する有効領域判定部746と、有効領域判定部746の判定結果に応じて、貼り合わせ画像から有効領域を切出して貼り合わせ画像の形状を整形する画像整形部747と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、対物レンズを用いてステージ上に載置された標本試料を撮像することによって生成された画像データに対応する画像を表示する顕微鏡システムに関する。
従来から、標本試料を観察する観察領域を変更しながら撮影した複数の静止画像を貼り合わせることによって、撮像装置の観察領域よりも広い1枚の貼り合わせ画像を生成する技術が知られている(特許文献1参照)。この技術では、表示モニタに表示される標本試料の貼り合わせ画像上に撮像装置が連続的に生成するライブ画像を重ねて表示し、このライブ画像により、次ぎに貼り合わせを行う標本試料の位置関係をユーザに認識させることで、所望とする標本試料の貼り合わせ画像の作成を可能にしている。
特開2010−141697号公報
しかしながら、上述した技術では、手動操作により、次ぎに貼り合わせを行う位置をライブ画像の表示位置で確認しながら決定し、貼り合わせ画像を順次作成していくため、貼り合わせ後の画像の形状が矩形でなく歪になり、ユーザが貼り合わせ後の画像を用いて各種計測を行う場合、貼り合わせ画像の形状が歪なため、計測しづらく、また、正確な計測値を得ることができないという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、貼り合わせ画像を用いて正確な計測を実現することができる顕微鏡システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる顕微鏡システムは、ステージに載置された標本試料を撮像して該標本試料の画像データに対応する画像を複数貼り合わせた貼り合わせ画像を生成可能な顕微鏡システムにおいて、前記貼り合わせ画像内において画素データが含まれる矩形状の有効領域を判定する有効領域判定部と、前記有効領域判定部の判定結果に応じて、前記貼り合わせ画像から前記有効領域を切出して該貼り合わせ画像の形状を整形する画像整形部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記発明において、前記有効領域判定部は、前記貼り合わせ画像を縮小した縮小画像に対し、前記有効領域を判定することを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記発明において、前記有効領域判定部は、矩形状をなす複数のパターンを用いて前記貼り合わせ画像内において前記有効領域が最大になる最大領域を判定し、前記画像整形部は、前記貼り合わせ画像から前記最大領域を切出して前記貼り合わせ画像を整形することを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記発明において、前記有効領域判定部は、前記貼り合わせ画像に対し、2値化処理を行うことによって前記画素データが含まれる前記有効領域を判定することを特徴とする。
本発明にかかる顕微鏡システムによれば、有効領域判定部が貼り合わせ画像内において画素データが含まれる矩形状の有効領域を判定し、画像整形部が有効領域判定部の判定結果に応じて、貼り合わせ画像から有効領域を切出して貼り合わせ画像の形状を整形する。この結果、貼り合わせ画像を用いて計測を行う際に、計測しやすく、また、正確な計測を実現することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの構成の一例を示す概念図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの機能構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの表示部の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムが行う処理の概要を示すフローチャートである。 図5は、有効領域判定部が実行する第1の矩形判定処理の4方向拡張を模式的に説明する図である。 図6は、有効領域判定部が実行する第1の矩形判定処理の4方向拡張において苦手な状況を模式的に説明する図である。 図7は、有効領域判定部が実行する第2の矩形判定処理の横方向優先拡張の概要を模式的に説明する図である。 図8は、有効領域判定部が実行する第2の矩形判定処理の横方向優先拡張において苦手な状況を模式的に説明する図である。 図9は、有効領域判定部が実行する第3の矩形判定処理の縦方向優先拡張の概要を模式的に説明する図である。 図10は、有効領域判定部が実行する第3の矩形判定処理の縦方向優先拡張において苦手な状況を模式的に説明する図である。 図11は、有効領域判定部が実行する第4の矩形判定処理の4方向拡張+縦方向優先拡張の概要を模式的に説明する図である。 図12は、有効領域判定部が実行する第4の矩形判定処理の4方向拡張+縦方向優先拡張において苦手な状況を模式的に説明する図である。 図13は、有効領域判定部が実行する第5の矩形判定処理の4方向拡張+横方向優先拡張の概要を模式的に説明する図である。 図14は、有効領域判定部が実行する第5の矩形判定処理の4方向拡張+横方向優先拡張の概要を模式的に説明する図である。 図15は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡システムが行う処理の概要を示すフローチャートである。 図16は、有効領域判定部が実行する1倍サイズの2値画像に対し、拡張判定処理の概要を模式的に説明する図である。
以下、図面を参照して、本実施を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの構成の一例を示す概念図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの機能構成を示すブロック図である。なお、図1および図2において、顕微鏡システム1が載置される平面をXY平面とし、XY平面と垂直な方向をZ方向として説明する。
図1および図2に示すように、顕微鏡システム1は、標本試料Sを観察する顕微鏡装置2と、顕微鏡装置2を駆動制御する顕微鏡制御部3と、顕微鏡装置2を介して標本試料Sを撮像して画像データを生成する撮像装置4と、撮像装置4の駆動を制御する撮像制御部5と制御端末7を介して撮像装置4が撮像した画像データに対応する画像を表示するとともに、顕微鏡システム1の各種の操作の入力を受け付ける表示入力部6と、顕微鏡システム1の各部を制御する制御端末7と、を備える。顕微鏡装置2、顕微鏡制御部3、撮像装置4、撮像制御部5、表示入力部6および制御端末7は、データが送受信可能に有線または無線で接続されている。
顕微鏡装置2は、標本試料Sが載置されるステージ21と、側面視略C字状をなし、ステージ21を支持するとともに、レボルバ22を介して対物レンズ23を保持する顕微鏡本体部24と、標本試料Sに光を照射する落射照明用光源25と、を備える。
ステージ21は、XYZ方向に移動自在に構成されている。ステージ21は、ステージ駆動部211によってXY平面内で移動自在である。ステージ21は、顕微鏡制御部3の制御のもと、図示しないXY位置の原点センサによってXY平面における所定の原点位置を検出し、この原点位置を基点としてステージ駆動部211の駆動量が制御されることによって、標本試料S上の観察箇所(観察領域)を移動する。ステージ21は、観察時のX位置およびY位置に関する位置信号(XY座標)を顕微鏡制御部3に出力する。また、ステージ21は、モータ212によってZ方向に移動自在である。ステージ21は、顕微鏡制御部3の制御のもと、図示しないZ位置の原点センサによってステージ21のZ方向における所定の原点位置を検出し、この原点位置を基点としてモータ212の駆動量が制御されることによって、所定の高さ範囲内の任意のZ位置に標本試料Sを焦準移動させる。ステージ21は、観察時のZ位置に関する位置信号を顕微鏡制御部3に出力する。
レボルバ22は、顕微鏡本体部24に対してスライド自在または回転自在に設けられ、対物レンズ23を標本試料Sの上方に配置する。レボルバ22は、ノーズピースやスイングレボルバ等を用いて構成される。レボルバ22は、マウンタ221によって倍率(観察倍率)が異なる複数の対物レンズ23を保持する。レボルバ22は、観察光の光路上に挿入されて標本試料Sの観察に用いる対物レンズ23を択一的に切換えるため、マウンタ221をスライド移動又は回転させるレボルバ駆動部222と、レボルバ22の接続状態等を検出するレボルバ検出部223と、を有する。
レボルバ駆動部222は、顕微鏡制御部3の制御のもと、マウンタ221をスライド移動又は回転させる。レボルバ検出部223は、レボルバ22が顕微鏡本体部24に接続されていることを検知するレボルバ接続センサ(図示せず)と、対物レンズ23が観察光の光路上に挿入された対物レンズ23の種類を識別するレボルバセンサ(図示せず)と、対物レンズ23が観察光の光路上に挿入されたことを検知する移動完了センサ(図示せず)と、を有する。レボルバ検出部223は、各種センサが検出した検出結果を顕微鏡制御部3へ出力する。
対物レンズ23は、たとえば1倍,2倍,4倍の比較的倍率の低い対物レンズ231(以下、「低倍対物レンズ231」という)と、10倍,20倍,40倍の低倍対物レンズ231の倍率に対して高倍率である対物レンズ232(以下、「高倍対物レンズ232」という)とを少なくとも一つずつマウンタ221に装着される。なお、低倍対物レンズ231および高倍対物レンズ232の倍率は一例であり、高倍対物レンズ232が低倍対物レンズ231に対して高ければよい。
顕微鏡本体部24は、ファイバー251を介して落射照明用光源25から出射された照明光L1(以下、「落射照明光L1」という)を集光する照明レンズ241と、落射照明光L1の光路を対物レンズ23の光軸に沿って偏向させるハーフミラー242と、標本試料Sを拡大するズームレンズ部243と、対物レンズ23、ズームレンズ部243およびハーフミラー242を介して入射される標本試料Sの反射光を集光して観察像を結像する結像レンズ244とが内部に設けられている。
ズームレンズ部243は、1または複数のレンズからなり、標本試料Sに対してズーム可能なズーム光学系243aと、ズーム光学系243aを光軸に沿って駆動するズーム駆動部243bとを有する。ズーム駆動部243bは、顕微鏡制御部3の制御のもと、ズーム光学系243aを光軸に沿って移動させることにより、ズームレンズ部243のズーム倍率を変更する。
落射照明光L1は、照明レンズ241、ハーフミラー242、ズーム光学系243aおよび対物レンズ23を経て標本試料Sに照射される。標本試料Sで反射した反射光L2(以下、「観察光L2」という)は、対物レンズ23、ズーム光学系243a、ハーフミラー242および結像レンズ244を経て撮像装置4に入射する。
落射照明用光源25は、ハロゲンランプ、キセノンランプまたはLED(Light Emitting Diode)等によって構成される。落射照明用光源25は、ファイバー251を介して標本試料Sの観察像を形成するための落射照明光L1を顕微鏡本体部24に出射する。
顕微鏡制御部3は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成され、制御端末7の制御のもと、顕微鏡装置2を構成する各部の動作を統括的に制御する。具体的には、顕微鏡制御部3は、レボルバ駆動部222を駆動することにより、マウンタ221を回転させて観察光L2の光路上に配置する対物レンズ23を切換える切換処理、ステージ駆動部211またはモータ212を駆動することにより、ステージ21の駆動処理、および標本試料Sの観察に伴う顕微鏡装置2の各部の調整を行う調整処理等を行う。また、顕微鏡制御部3は、顕微鏡装置2を構成する各部の状態、たとえばステージ21の位置情報(XY位置、Z位置)およびレボルバ22に装着された対物レンズ23の種類情報等を制御端末7に出力する。
撮像装置4は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子41を用いて構成される。撮像装置4は、撮像制御部5の制御のもと、結像レンズ244を経て入射された標本試料Sの観察像を撮像して標本試料Sの画像データを連続して生成する。撮像装置4は、カメラケーブルを介して生成した標本試料Sの画像データを制御端末7へ出力する。
撮像制御部5は、CPU等を用いて構成され、撮像装置4の動作を制御する。具体的には、撮像制御部5は、撮像装置4の自動ゲイン制御のON/OFF切換処理、ゲインの設定処理およびフレームレートの設定処理等を行って撮像装置4の撮影動作を制御する。撮像制御部5は、AE処理部51と、AF処理部52と、を有する。
AE処理部51は、撮像装置4が生成した画像データに基づいて、撮像装置4の露出条件を自動的に設定する。具体的には、AE処理部51は、制御端末7を介して取得した画像データから輝度を算出し、算出した輝度に基づいて撮像装置4の露出条件、たとえば露光時間を決定することで撮像装置4の露出を自動的に調整するAE処理を行う。
AF処理部52は、撮像装置4が生成した画像データに基づいて、撮像装置4のピントを自動的に調整する。具体的には、AF処理部52は、画像データに含まれるコントラストを評価し、合焦している合焦位置(焦点位置)を検出することにより、撮像装置4のピントを自動的に調整するAF処理を行う。なお、AF処理部52は、画像データに基づいて、ステージ21の各Z位置における画像のコントラストを評価することにより、合焦している焦点位置(Z位置)を検出してもよい。
表示入力部6は、制御端末7との通信を行う表示通信部61と、画像を表示する表示部62と、外部からの物体の接触に応じた位置信号を出力するタッチパネル63と、を有する。
表示通信部61は、制御端末7との通信を行うための通信インターフェースである。表示通信部61は、制御端末7から出力される画像データを表示部62へ出力する。
液晶または有機EL(Electro Luminescence)等からなる表示パネルを用いて構成される。表示部62は、表示通信部61を介して入力される画像データに対応する画像および顕微鏡システム1の各種操作情報を表示する。具体的には、表示部62は、撮像装置4によって連続して生成された画像データに対応するライブ画像または撮像装置4の観察領域よりも外縁が広い観察領域を有する標本試料Sの貼り合わせ画像データに対応する貼り合わせ画像を表示する。
タッチパネル63は、表示部62の表示画面上に設けられ、外部からの物体の接触位置に応じた入力を受け付ける。具体的には、タッチパネル63は、ユーザが表示部62に表示される操作アイコンに従ってタッチ(接触)した位置を検出し、この検出したタッチ位置に応じた位置信号を制御端末7へ出力する。タッチパネル63は、表示部62が顕微鏡システム1の各種操作情報を画像表示領域A1内で表示することで、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)として機能する(図3を参照)。一般に、タッチパネルとしては、抵抗膜方式、静電容量方式および光学方式等がある。本実施の形態1では、いずれの方式のタッチパネルであっても適用可能である。
制御端末7は、顕微鏡制御部3、撮像制御部5および表示入力部6との通信を行う制御通信部71と、顕微鏡システム1の各種情報を記憶する記憶部73と、顕微鏡システム1の各部の駆動を指示する駆動指示信号の入力を受け付ける入力部72と、顕微鏡システム1の各部を制御する制御部74と、を備える。
制御通信部71は、顕微鏡制御部3、撮像制御部5および表示入力部6それぞれとの通信を行うための通信インターフェースである。また、制御通信部71は、カメラケーブルを介して撮像装置4から出力される画像データを制御部74へ出力する。
入力部72は、キーボード、マウス、ジョイスティックおよび各種スイッチ等を用いて構成され、各種スイッチの操作入力に応じた操作信号を制御部74に出力する。
記憶部73は、制御端末7の内部に固定的に設けられるフラッシュメモリおよびRAM(Random Access Memory)等の半導体メモリを用いて実現される。記憶部73は、顕微鏡システム1に実行させる各種プログラム、プログラムの実行中に使用される各種データを記憶する。また、記憶部73は、制御部74の処理中の情報を一次的に記憶する。記憶部73は、撮像装置4が撮像した画像データを記憶する画像データ記憶部731と、撮像装置4によって連続して生成された画像データに対応するライブ画像または撮像装置4の観察領域よりも外縁が広い観察領域を有する標本試料Sの貼り合わせ画像データを記憶する貼り合わせ画像データ記憶部732と、を有する。なお、記憶部73は、外部から装着されるメモリカード等を用いて構成されてもよい。
制御部74は、CPU等を用いて構成され、入力部72からの操作信号およびタッチパネル63から位置信号に応じて顕微鏡システム1を構成する各部に対応する指示やデータの転送等を行って顕微鏡システム1の動作を統括的に制御する。
制御部74の詳細な構成について説明する。制御部74は、ライブ画像生成部741と、移動量算出部742と、移動量判定部743と、撮影画像生成部744と、貼り合わせ画像生成部745と、有効領域判定部746と、画像整形部747と、駆動制御部748と、表示制御部749と、を有する。
ライブ画像生成部741は、撮像装置4が連続して生成した画像データから表示部62に表示させるライブ画像データを順次生成する。ライブ画像生成部741は、ライブ画像データを画像データ記憶部731に出力する。また、ライブ画像生成部741は、画像データに対し、所定の画像処理、たとえばオプティカルブラック減算処理、ホワイトバランス調整処理、同時化処理、カラーマトリクス演算処理、γ補正処理、色再現処理およびエッジ強調処理等を含む画像処理を行う。
移動量算出部742は、制御通信部71を介して入力される撮像装置4によって生成された時間が前後する2つの画像データに対応する2つの画像に基づいて、ステージ21に対する撮像装置4の観察領域における相対的な移動量を算出する。具体的には、移動量算出部742は、時間的に前後する2つの画像データに対応するライブ画像にそれぞれ含まれる特徴点を抽出し、2つのライブ画像間において同一となる複数の対応点の移動量(画素数)を算出することにより、ステージ21に対する撮像装置4の観察領域における相対的な移動量(ずれ量)を算出する。ここで、特徴点とは、輝度情報、色情報またはエッジ情報である。なお、移動量算出部742は、撮像装置4の観察領域における相対的な移動量をパターンマッチング等の周知技術を用いて算出してもよい。
移動量判定部743は、移動量算出部742が時間的に前後する2つのライブ画像に基づいて、ステージ21に対する撮像装置4の観察領域における相対的な移動量が算出できたか否かを判断する。具体的には、移動量判定部743は、移動量算出部742が2つのライブ画像間において対応する特徴点を抽出することができたか否かを判定する。たとえば、移動量判定部743は、移動量算出部742が2つのライブ画像間において互いに対応する特徴点を抽出することができなった場合、移動量算出部742がステージ21に対する撮像装置4の観察領域における相対的な移動量を算出することができなかったと判定する。
撮影画像生成部744は、制御通信部71を介して入力される画像データに対して、所定の画像処理を施して貼り合わせ画像生成部745および画像データ記憶部731に出力する。具体的には、撮影画像生成部744は、画像データに対して、オプティカルブラック減算処理、ホワイトバランス調整処理、同時化処理、カラーマトリクス演算処理、γ補正処理、色再現処理およびエッジ強調処理等を含む画像処理を行う。なお、撮影画像生成部744は、画像データを所定の方式、たとえばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式で圧縮し、圧縮した画像データを貼り合わせ画像生成部745よび画像データ記憶部731に出力してもよい。
貼り合わせ画像生成部745は、移動量算出部742が算出したステージ21に対する撮像装置4の観察領域の相対的な移動量に基づいて、撮像装置4が生成した画像データから撮像装置4の観察領域よりも外縁が広い観察領域を有する貼り合わせ画像データを生成する。具体的には、貼り合わせ画像生成部745は、画像データ記憶部731が記憶する貼り合わせ画像データを取得し、撮影画像生成部744から出力された撮影画像データを、移動量算出部742が算出したステージ21に対する撮像装置4の観察領域の相対的な移動量によって定まる貼り合わせ画像の表示位置に合成することにより、貼り合わせ画像データを生成する。たとえば、貼り合わせ画像生成部745は、貼り合わせ画像に撮影画像を貼り合わせる際に、繋ぎ目を目立たなくするため、貼り合わせ画像と撮影画像との重複領域に画素値のブレンディング処理を行うことによって貼り合わせ画像を生成する。ここで、ブレンディング処理とは、画像間で画素値を加重平均して合成画像の画素値を算出する画像処理である。なお、貼り合わせ画像生成部745は、ブレンディング処理において加重平均の際の重みを画素の位置に応じて変化させてもよい。
有効領域判定部746は、貼り合わせ画像生成部745が生成した貼り合わせ画像データに対応する貼り合わせ画像内において画素データが含まれる矩形状の有効領域を判定する。具体的には、有効領域判定部746は、貼り合わせ画像データに対し、2値化処理を行うことによって、貼り合わせ画像内において画素データが含まれる矩形状の有効領域と、画素データがない無効領域とを判定する。また、有効領域判定部746は、矩形状をなす複数のパターンを用いて貼り合わせ画像内において有効領域が最大になる最大領域を判定する。
画像整形部747は、有効領域判定部746の判定結果に応じて、貼り合わせ画像から有効領域を切出して貼り合わせ画像の形状を整形する。具体的には、画像整形部747は、有効領域判定部746によって判定された貼り合わせ画像の有効領域が最大となる領域を切り出す(トリミング処理)ことにより、貼り合わせ画像の形状を矩形状に整形した整形画像を生成する。
駆動制御部748は、入力部72から入力される操作信号またはタッチパネル63から入力される位置信号に基づいて、顕微鏡装置2および撮像装置4の駆動を制御する。具体的には、駆動制御部748は、入力部72から撮影を指示する撮影指示信号が入力された場合、撮像制御部5に撮影を指示する指示信号を出力することにより、撮像装置4に撮影動作を実行させる。また、駆動制御部748は、撮像装置4が生成した時間が前後する2つの画像が重なりを有する移動速度でステージ21を駆動する。たとえば、駆動制御部748は、画像の一辺を含む端部同士が重なりを有する移動速度でステージ駆動部211を駆動する。さらに、駆動制御部748は、入力部72によって顕微鏡システム1の観察モードが通常観察モードから貼り合わせ画像観察モードに設定された場合において、入力部72からステージ21の移動を指示する指示信号が入力されたとき、ステージ21を通常観察モード時における移動速度より遅い移動速度で駆動する。
表示制御部749は、表示部62の表示態様を制御する。具体的には、表示制御部749は、制御通信部71および表示通信部61を介してライブ画像生成部741によって生成されたライブ画像および貼り合わせ画像生成部745によって生成された貼り合わせ画像を表示部62に表示させる。表示制御部749は、移動量算出部742が算出した撮像装置4の観察領域の移動量に基づいて、現在の撮像装置4の観察領域に対応する貼り合わせ画像上の表示位置にライブ位置枠を重畳して表示部62の画像表示領域A1に表示させる。
このように構成された顕微鏡システム1は、制御部74の制御のもと、撮像装置4で撮像された標本試料Sの画像データを表示部62に表示することによってユーザに標本試料Sの画像を観察させることができる。さらに、顕微鏡システム1は、入力部72から入力される操作信号に基づいて、制御部74が顕微鏡システム1の各部に指示信号や駆動信号を出力することにより、顕微鏡装置2および撮像装置4が駆動する。
つぎに、顕微鏡システム1が行う動作について説明する。図4は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システム1が行う処理の概要を示すフローチャートである。なお、以下においては、顕微鏡システム1が標本試料Sの貼り合わせ画像を生成する貼り合わせ画像生成モードについて説明する。
図4に示すように、ライブ画像生成部741は、撮像装置4によって生成された画像データから表示部62に表示するライブ画像データを生成する(ステップS101)。
続いて、表示制御部749は、ライブ画像生成部741が生成したライブ画像データに対応するライブ画像を表示部62に表示させる(ステップS102)。
その後、移動量算出部742は、最新のライブ画像と直前のライブ画像とに基づいて、ステージ21に対する撮像装置4の観察領域の相対的な移動量を算出する(ステップS103)。具体的には、移動量算出部742は、ライブ画像生成部741によって生成された最新のライブ画像と、画像データ記憶部731によって記憶された直前のライブ画像とに基づいて、ステージ21に対する撮像装置4の観察領域における相対的な移動量を算出する。
続いて、移動量判定部743は、移動量算出部742がステージ21に対する撮像装置4の観察領域の相対的な移動量を算出することができたか否かを判定する(ステップS104)。具体的には、移動量判定部743は、移動量算出部742が直前のライブ画像から抽出した複数の特徴点それぞれに対応する対応点を最新のライブ画像から抽出することにより、ステージ21に対する撮像装置4の観察領域の移動量を算出することができたか否かを判定する。たとえば、移動量判定部743は、ステージ21が移動する移動量が大きい場合において、移動量算出部742が直前のライブ画像から抽出した特徴点に対応する対応点を最新のライブ画像から抽出できなかったとき、移動量算出部742がステージ21に対する撮像装置4の観察領域の相対的な移動量を算出することができなかったと判定する。移動量算出部742がステージ21に対する撮像装置4の観察領域の相対的な移動量を算出することができたと移動量判定部743が判定した場合(ステップS104:Yes)、顕微鏡システム1は、後述するステップS106へ移行する。一方、移動量算出部742がステージ21に対する撮像装置4の観察領域の相対的な移動量を算出することができなかったと移動量判定部743が判定した場合(ステップS104:No)、顕微鏡システム1は、後述するステップS105へ移行する。
ステップS105において、表示制御部749は、移動量算出部742がステージ21に対する撮像装置4の観察領域の相対的な移動量を算出することができなかった旨の警告を表示部62に表示させる。具体的には、表示制御部749は、表示部62の表示領域上で表示されているライブ画像の表示態様を変更、たとえばハイライト表示に表示することにより、移動量算出部742がステージ21に対する撮像装置4の観察領域の相対的な移動量を算出することができなかった旨の警告を表示部62に表示させる。これにより、ユーザは、ステージ21の移動量が大きいため、ライブ画像を貼り合わせ画像に滑らかに合成することができないことを直感的に把握することができる。ステップS105の後、顕微鏡システム1は、ステップS106へ移行する。
続いて、制御部74は、入力部72またはタッチパネル63を介して撮影指示信号が入力されたか否かを判断する(ステップS106)。撮影指示信号が入力されたと制御部74が判断した場合(ステップS106:Yes)、顕微鏡システム1は、ステップS107へ移行する。一方、所定時間に入力部72またはタッチパネル63を介して撮影指示信号が入力されていないと制御部74が判断した場合(ステップS106:No)、顕微鏡システム1は、ステップS101へ戻る。
ステップS107において、駆動制御部748は、ライブ画像生成部741によるライブ画像データの生成を停止させる。
続いて、駆動制御部748は、撮像制御部5に撮影駆動信号を出力して撮像装置4に撮影動作を実行させて画像データを生成させる(ステップS108)。
その後、撮影画像生成部744は、撮像装置4によって生成された画像データから撮影画像データを生成する(ステップS109)。この際、撮影画像生成部744は、撮像装置4によって生成された1フレームの画像データから撮影画像データを生成する。さらに、撮影画像生成部744は、撮像装置4が複数フレームの画像データを生成した場合、この複数フレームの画像データから全焦点画像データおよび3D画像データを生成してもよい。
続いて、貼り合わせ画像生成部745は、貼り合わせ画像データを生成する(ステップS110)。具体的には、貼り合わせ画像生成部745は、貼り合わせ画像データ記憶部732から貼り合わせ画像データと撮影画像生成部744から撮影画像データとを取得後、移動量算出部742によって算出された移動量から貼り合わせ画像上での撮影画像データの表示位置を算出し、この算出した表示位置に撮影画像生成部744によって生成された撮影画像データを合成することにより、貼り合わせ画像データを生成する。たとえば、貼り合わせ画像生成部745は、移動量算出部742によって算出された移動量に基づいて、貼り合わせ画像上で撮影画像を合成する表示位置を算出し、算出した表示位置に撮影画像を貼り合わせ画像の領域の一部が重なるように重畳して合成する。これにより、貼り合わせ画像と撮影画像との繋ぎ目が滑らかな標本試料Sの貼り合わせ画像を生成することができる。
その後、表示制御部749は、貼り合わせ画像生成部745が生成した貼り合わせ画像データに対応する貼り合わせ画像を表示部62に表示させる(ステップS111)。
続いて、制御部74は、入力部72またはタッチパネル63を介して貼り合わせ画像の作成を完了する完了指示信号が入力されたか否かを判断する(ステップS112)。入力部72またはタッチパネル63を介して貼り合わせ画像の作成を完了する完了指示信号が入力されたと制御部74が判断した場合(ステップS112:Yes)、顕微鏡システム1は、ステップS113へ移行する。一方、所定時間内に入力部72またはタッチパネル63を介して貼り合わせ画像の作成を完了する完了指示信号が入力されていないと制御部74が判断した場合(ステップS112:No)、顕微鏡システム1は、ステップS101へ戻る。
ステップS113において、駆動制御部748は、貼り合わせ画像生成部745が生成した貼り合わせ画像データを貼り合わせ画像データ記憶部732に記憶する。
続いて、有効領域判定部746は、貼り合わせ画像データ記憶部732から貼り合わせ画像データを取得し、取得した貼り合わせ画像データに対して2値処理を行うことにより、貼り合わせ画像の2値画像を生成する(ステップS114)。具体的には、有効領域判定部746は、カラー画像貼り合わせ時に、画像領域と空白領域とを判別するマップ画像を生成する。
その後、有効領域判定部746は、貼り合わせ画像の2値画像の重心座標を算出する(ステップS115)。具体的には、有効領域判定部746は、貼り合わせ画像の2値画像から画像領域の輪郭を抽出し、この抽出した輪郭に基づいて重心座標(中心)を算出する。
続いて、有効領域判定部746は、貼り合わせ画像の2値画像の重心が画像領域内であるか否かを判定する(ステップS116)。貼り合わせ画像の2値画像の重心が画像領域内にあると有効領域判定部746が判定した場合(ステップS116:Yes)、顕微鏡システム1は、後述するステップS117へ移行する。一方、貼り合わせ画像の2値画像の重心が画像領域内にないと有効領域判定部746が判定した場合(ステップS116:No)、顕微鏡システム1は、後述するステップS120へ移行する。
ステップS117において、有効領域判定部746は、貼り合わせ画像の2値画像に対して矩形拡張判定処理を実行する(ステップS117)。
ここで、有効領域判定部746が実行する矩形拡張判定処理について詳細に説明する。有効領域判定部746は、5パターンの矩形拡張判定処理を行う。図5は、有効領域判定部746が実行する第1の矩形判定処理の4方向拡張を模式的に説明する図である。なお、以下においては、貼り合わせ画像の2値画像の有効領域を白色で表現し、無効領域を黒色で表現する。
図5に示すように、有効領域判定部746は、貼り合わせ画像の2値画像P1に対し、2値画像P1の重心G1から矩形領域R1を上下左右方向に向けて同時に拡張する(図5(a))。その後、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、重心G1から矩形領域R1を上下左右方向に向けてさらに拡張する(図5(b))。続いて、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、重心G1から矩形領域R1を上下左右方向に向けてさらに拡張する(図5(c))。この際、有効領域判定部746は、矩形領域R1が2値画像P1の空白領域N1に到達した場合、縦方向の拡張を停止する。その後、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、重心G1から矩形領域R1を横方向に拡張する(図5(d))。なお、図5においては、縦方向の拡張を優先して説明したが、横方向の拡張を優先してもよい。
ところで、有効領域判定部746は、第1の矩形判定処理の4方向拡張において、予測される矩形領域と異なり、小さな矩形領域R1で拡張が終了する場合がある。図6は、有効領域判定部746が実行する第1の矩形判定処理の4方向拡張において苦手な状況を模式的に説明する図である。
図6に示すように、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、重心G1から矩形領域R1を上下左右に向けて同時に拡張する(図6(a))。その後、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、重心G1から矩形領域R1を上下左右に向けてさらに拡張する(図6(b))。この際、有効領域判定部746は、矩形領域R1が2値画像P1の空白領域N1に到達した場合、下方向および左方向の拡張を停止する。続いて、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、重心G1から矩形領域R1を上方向および右方向に拡張する(図5(c))。この場合、有効領域判定部746は、予測される2値画像P1の有効領域R2よりも小さい領域で矩形領域R1の拡張が終了する。
つぎに、有効領域判定部746が行う第2の矩形判定処理について説明する。図7は、有効領域判定部746が行う第2の矩形判定処理の横方向優先拡張の概要を模式的に説明する図である。
図7に示すように、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、重心G1から横方向(左右方向)に画像領域の端部を探索する(図7(a))。その後、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、横方向の拡張結果に基づいて、重心G1から縦方向(上下方向)に画像領域の端部を探索する(図7(b))。この場合、有効領域判定部746は、上下方向の探索が画像の端部に到達したとき、この矩形領域R1を貼り合わせ画像における有効領域の最大面積として判定する。
また、有効領域判定部746は、第2の矩形判定処理の横方向優先拡張において、予測される矩形領域と異なり、小さな矩形領域R1で拡張が終了する場合がある。図8は、有効領域判定部746が実行する第2の矩形判定処理の横方向優先拡張において苦手な状況を模式的に説明する図である。
図8に示すように、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、優先的に重心G1から横方向(左右方向)に向けて矩形領域R1を拡張した場合、予測される2値画像P1の有効領域R2よりも小さい領域で矩形領域R1の拡張が終了する。
つぎに、有効領域判定部746が行う第3の矩形判定処理について説明する。図9は、有効領域判定部746が実行する第3の矩形判定処理の縦方向優先拡張の概要を模式的に説明する図である。
図9に示すように、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、重心G1から縦方向(上下方向)に画像領域の端部を探索する(図9(a))。その後、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、縦方向の拡張結果に基づいて、重心G1から横方向(左右方向)に画像領域の端部を探索する(図9(b))。この場合、有効領域判定部746は、左右方向の探索が画像の端部に到達したとき、この矩形領域R1を貼り合わせ画像における有効領域の最大面積として判定する。
また、有効領域判定部746は、第3の矩形判定処理の縦方向優先拡張において、予測される矩形領域と異なり、小さな矩形領域R1で拡張が終了する場合がある。図10は、有効領域判定部が実行する第3の矩形判定処理の縦方向優先拡張において苦手な状況を模式的に説明する図である。
図10に示すように、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、優先的に重心G1から横方向(左右方向)に向けて拡張した場合、予測される2値画像P1の有効領域R2より小さい領域で矩形領域R1の拡張が終了する。
つぎに、有効領域判定部746が行う第4の矩形判定処理について説明する。図11は、有効領域判定部746が実行する第4の矩形判定処理の4方向拡張+縦方向優先拡張の概要を模式的に説明する図である。
図11に示すように、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、重心G1から矩形領域R1を4方向(上下左右方向)に同時に拡張する(図11(a))。その後、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、重心G1から矩形領域R1を縦方向に優先して拡張する(図11(b))。この場合、有効領域判定部746は、矩形領域R1が2値画像P1の空白領域N1に到達したとき、縦方向の拡張を停止し、矩形領域R1を貼り合わせ画像における有効領域の最大面積として判定する。
また、有効領域判定部746は、第4の矩形判定処理の4方向拡張+横方向優先拡張において、予測される矩形領域と異なり、小さな矩形領域R1で拡張が終了する場合がある。図12は、有効領域判定部746が実行する第4の矩形判定処理の4方向拡張+縦方向優先拡張において苦手な状況を模式的に説明する図である。
図12に示すように、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、優先的に重心G1から縦方向(上下方向)に向けて拡張した場合、予測される2値画像P1の有効領域R2より小さい領域で矩形領域R1の拡張が終了する。
つぎに、有効領域判定部746が行う第5の矩形判定処理について説明する。図13は、有効領域判定部746が行う第5の矩形判定処理の4方向拡張+横方向優先拡張の概要を模式的に説明する図である。
図13に示すように、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、重心G1から矩形領域R1を4方向(上下左右方向)に同時に拡張する(図13(a))。その後、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、重心G1から矩形領域R1を横方向に優先して拡張する(図13(b))。この場合、有効領域判定部746は、矩形領域R1が2値画像P1の空白領域N1に到達したとき、横方向の拡張を停止し、矩形領域R1を貼り合わせ画像における有効領域の最大面積として判定する。
また、有効領域判定部746は、第5の矩形判定処理の4方向拡張+横方向優先拡張において、予測される矩形領域と異なり、小さな矩形領域R1で拡張が終了する場合がある。図14は、第5の矩形判定処理の4方向拡張+横方向優先拡張において苦手な状況を模式的に説明する図である。
図14に示すように、有効領域判定部746は、2値画像P1に対し、優先的に重心G1から横方向(左右方向)に向けて拡張した場合、予測される2値画像P1の有効領域R2より小さい領域で矩形領域R1の拡張を終了する。
このように、有効領域判定部746は、上述した5パターンの矩形拡張判定処理を順次行うことによって、各矩形拡張判定処理における貼り合わせ画像の有効領域の面積を判定する。
図4に戻り、ステップS118以降の説明を続ける。ステップS118において、有効領域判定部746は、5パターンの矩形拡張判定処理で判定した判定結果に基づいて、貼り合わせ画像の有効領域が最大面積となるものを判定する。たとえば、有効領域判定部746は、第1の矩形拡張判定処理で判定した2値画像P1の矩形領域R1を貼り合わせ画像の有効領域が最大面積となるものとして判定する。
続いて、画像整形部747は、有効領域判定部746の判定結果に基づいて、貼り合わせ画像から有効領域が最大面積となる領域を切出して矩形状をなす整形画像データを生成する(ステップS119)。
その後、表示制御部749は、画像整形部747が生成した整形画像データに対応する整形画像を表示部62に表示させる。
続いて、駆動制御部748は、画像整形部747が生成した整形画像データを画像データ記憶部731に記憶する(ステップS121)。その後、顕微鏡システム1は、本処理を終了する。
ステップS122において、表示制御部749は、有効領域判定部746が貼り合わせ画像の有効領域を判定することができなかった旨の警告を表示部62に表示させる。ステップS122の後、顕微鏡システム1は、本処理を終了する。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、有効領域判定部746が貼り合わせ画像内において画像データが含まれる有効領域を判定し、画像整形部747が有効領域判定部746の判定結果に応じて、貼り合わせ画像から有効領域を切出して貼り合わせ画像の形状を整形する。この結果、ユーザが貼り合わせ画像を用いて標本試料Sを計測する際に計測しやすく、精度の高い計測を行うことができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、有効領域判定部746が貼り合わせ画像内において矩形状をなす有効領域を判定し、画像整形部747が有効領域判定部746によって判定された矩形状をなす有効領域を切出して貼り合わせ画像を矩形状に整形する。この結果、ユーザがレポート等に貼り合わせ画像を出力した場合、有効領域のみ写る貼り合わせ画像になるので、美観に優れたものになる。
さらに、本発明の実施の形態1によれば、有効領域判定部746が矩形状をなす複数のパターンそれぞれを用いて貼り合わせ画像内において有効領域が最大になる最大領域を判定し、画像整形部747が貼り合わせ画像内において有効領域が最大になる最大領域を貼り合わせ画像から切出して貼り合わせ画像を整形する。これにより、貼り合わせ画像における有効領域を最大限に使用することができる。
さらにまた、本発明の実施の形態1によれば、表示制御部749が画像整形部747によって整形された貼り合わせ画像データに対応する貼り合わせ画像(整形画像)を表示部62に表示させる。この結果、ユーザは、整形された貼り合わせ画像を直感的に把握することができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する、本発明の実施の形態2は、上述した実施の形態1にかかる顕微鏡システム1による動作のみ異なり、顕微鏡システムの構成は上述した実施の形態1にかかる顕微鏡システムと同様の構成を有する。このため、以下においては、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡システムによる動作のみ説明する。
図15は、本実施の形態2にかかる顕微鏡システム1が行う処理の概要を示すフローチャートである。
図15に示すように、ステップS201〜ステップS214は、図4のステップS101〜ステップS114にそれぞれ対応する。
ステップS215において、有効領域判定部746は、2値画像を縮小する。具体的には、有効領域判定部746は、画像領域と空白領域との境界が曖昧にならないように、2値画像の画素を間引くことにより、2値画像を縮小する。たとえば、有効領域判定部746は、2値化画像の画像サイズに関わらず、所定の回数間引くことによって縮小を行う。これにより、どのような画像サイズであっても、同じ誤差(pixel)を生じさせることができる。また、有効領域判定部746は、2値画像の短辺を所定の基準サイズになるまで間引くことにより、2値画像を縮小するようにしてもよい。この場合、サイズが大きい画像ほど誤差が小さくなる。
ステップS216〜ステップS219は、図4のステップS115〜ステップS118にそれぞれ対応する。
ステップS220において、有効領域判定部746は、縮小率分の座標を復元する。具体的には、矩形領域R1は、縮小サイズでの座標のため、縮小率分座標を復元する。たとえば、有効領域判定部746は、縮小した2値画像P1を、縮小倍率に応じて復元することにより、矩形領域R1を縮小前の大きさに復元する。
続いて、有効領域判定部746は、1倍サイズの2値画像に対し、拡張判定処理を行う(ステップS221)。具体的には、有効領域判定部746は、矩形領域R1内に含まれる空白領域N1の画素に応じて拡張判定処理を行う。たとえば、有効領域判定部746は、2値画像の画像サイズを10000×10000から5000×5000に縮小した場合において、縮小した矩形領域R1を縮小前の画像サイズに復元したとき、矩形領域R1における最大誤差が2画素になるため、この2画素分だけ矩形拡張判定処理を行えばよい。また、図16に示すように、有効領域判定部746は、誤差を含む2値画像P11の矩形領域R10に対して、誤差がない矩形領域R11の場合、矩形拡張判定処理を行わなくてもよい。
ステップS222〜ステップS225は、図4のステップS119〜ステップS122にそれぞれ対応する。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、有効領域判定部746が貼り合わせ画像を縮小した縮小画像に対し、貼り合わせ画像内において画像データが含まれる有効領域を判定するので、上述した実施の形態に比して高速に有効領域を判定することができる。この結果、画像整形部747が貼り合わせ画像の形状を整形してから貼り合わせ画像を表示部62に表示されるまでの時間を瞬時に行うことができる。
また、上述した実施の形態1,2では、有効領域判定部746が貼り合わせ画像の2値画像に対し、有効領域が最大面積となるように矩形領域を判定していたが、たとえば、貼り合わせ画像内の無効領域に対して画像データを補完してもよい。この場合、有効領域判定部746は、貼り合わせ画像に対し、無効領域の位置を判定し、駆動制御部748は、有効領域判定部746の判定結果に応じて、ステージ21を無効領域に対応する撮像装置4の観察領域に移動させて撮像装置4に撮影させることにより、貼り合わせ画像の無効領域の画像データを補完するようにしてもよい。また、貼り合わせ画像生成部745は、無効領域の周辺画像から無効領域を補完するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1,2では、有効領域判定部746が貼り合わせ画像の2値画像に対し、有効領域が最大面積となるように矩形領域を判定していたが、たとえば、貼り合わせ画像内の無効領域に対して画像データを補完してもよい。この場合、有効領域判定部746は、貼り合わせ画像に対し、無効領域の位置を判定し、駆動制御部748は、有効領域判定部746の判定結果に応じて、レボルバ駆動部222を駆動することによって低倍対物レンズ231に切替えて標本試料Sの全体を撮像装置4に撮影させて標本試料S全体の画像データを生成させ、この画像データを用いて画像整形部747に無効領域に画像データを補完させてもよい。
なお、上述した実施の形態1,2では、顕微鏡装置、撮像装置、表示入力部および制御端末を備えた顕微鏡システムを例に説明したが、たとえば標本試料を拡大する対物レンズ、対物レンズを介して標本試料を撮像する撮像機能、および画像を表示する表示機能を備えた撮像装置、たとえばビデオマイクロスコープ等であっても、本発明を適用することができる。
また、上述した実施の形態1,2では、顕微鏡装置として正立型顕微鏡装置を例に説明したが、たとえば倒立型顕微鏡装置であっても本発明を適用することができる。さらに、顕微鏡装置を組み込んだライン装置といった各種システムにも、本発明を適用することができる。
また、上述した実施の形態1,2では、入力部を介して顕微鏡システムの各種設定を行っていたが、タッチパネルを介して顕微鏡システムの各種設定を行ってもよい。
また、上述した実施の形態1,2では、ステージとして電動ステージを例に説明したが、たとえば手動で移動させるマニュアルステージであっても、本発明を適用することができる。
また、上述した実施の形態1,2では、表示入力部と制御端末とが別々に構成されていたが、たとえば表示入力部と制御端末とが一体的に形成された携帯型端末であってもよい。
また、上述した実施の形態1,2では、ステージ21をモータ212によってZ方向に移動自在としたが、対物レンズ23又は、対物レンズ23を含む観察光学系全体をZ方向に移動自在としてもよい。
1 顕微鏡システム
2 顕微鏡装置
3 顕微鏡制御部
4 撮像装置
5 撮像制御部
6 表示入力部
7 制御端末
21 ステージ
22 レボルバ
23 対物レンズ
24 顕微鏡本体部
25 落射照明用光源
41 撮像素子
51 AE処理部
52 AF処理部
61 表示通信部
62 表示部
63 タッチパネル
71 制御通信部
72 入力部
73 記憶部
74 制御部
211 ステージ駆動部
212 モータ
221 マウンタ
222 レボルバ駆動部
241 照明レンズ
242 ハーフミラー
243 ズームレンズ部
243a ズーム光学系
243b ズーム駆動部
244 結像レンズ
731 画像データ記憶部
732 貼り合わせ画像データ記憶部
741 ライブ画像生成部
742 移動量算出部
743 移動量判定部
744 撮影画像生成部
745 貼り合わせ画像生成部
746 有効領域判定部
747 画像整形部
748 駆動制御部
749 表示制御部

Claims (4)

  1. ステージに載置された標本試料を撮像して該標本試料の画像データに対応する画像を複数貼り合わせた貼り合わせ画像を生成可能な顕微鏡システムにおいて、
    前記貼り合わせ画像内において画素データが含まれる矩形状の有効領域を判定する有効領域判定部と、
    前記有効領域判定部の判定結果に応じて、前記貼り合わせ画像から前記有効領域を切出して該貼り合わせ画像の形状を整形する画像整形部と、
    を備えたことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記有効領域判定部は、前記貼り合わせ画像を縮小した縮小画像に対し、前記有効領域を判定することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 前記有効領域判定部は、矩形状をなす複数のパターンを用いて前記貼り合わせ画像内において前記有効領域が最大になる最大領域を判定し、
    前記画像整形部は、前記貼り合わせ画像から前記最大領域を切出して前記貼り合わせ画像を整形することを特徴とする請求項1または2に記載の顕微鏡システム。
  4. 前記有効領域判定部は、前記貼り合わせ画像に対し、2値化処理を行うことによって前記画素データが含まれる前記有効領域を判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の顕微鏡システム。
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