JP2013072889A - 像保持体装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像保持体の回転軸方向に沿って像保持体の表面に生じる清掃部材の接触圧力のむらを抑制することができる像保持体装置及び画像形成装置を得る。
【解決手段】像保持体18の他端側の表面位置が、回転時に設計値に対しばらつくことで、他端接触部J側での清掃ブレード24の接触圧力が、一端接触部G側での清掃ブレード24の接触圧力より高くなる。一方、他端接触部Jでは、一端接触部Gに比して、板金部材82の変形による影響を大きく受けるように第一ボルト94及び第二ボルト96の配置位置(固定位置)が決められているため、他端接触部Jにおける清掃ブレード24の接触圧力が低くなる。これにより、像保持体18の回転軸方向に沿って像保持体18の表面に生じる清掃ブレード24の接触圧力のむらを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、像保持体装置、及びこれを備えた画像形成装置に関する。
特許文献1には、画像形成装置の感光体ドラム(像保持体)に付着した残留トナー等を除去するクリーニングブレード(清掃部材)が記載されている。
このクリーニングブレードはブレードホルダーに設けられたブレード支持部で支持され、このクリーニングブレードの左右両側端部が中央部に比べてブレード支持部から大きく突出するようにブレード支持部の形状が決められている。
特開2001−249591
本発明の課題は、像保持体の回転軸方向に沿って像保持体の表面に生じる清掃部材の接触圧力のむらを抑制することである。
本発明の請求項1に係る像保持体装置は、円柱形状とされ、円柱形状の中心線上に設けられた軸部を備えると共に、前記軸部の軸線周りに回転可能とされ、回転しながら表面にトナー画像が形成される像保持体と、長手方向の一端側に回転力が伝達される前記像保持体の他端側を回転可能に支持する支持部材と、弾性材料で成形され、前記像保持体の回転軸方向に沿って延び、先端部が前記像保持体の表面と接触し、回転する前記像保持体の表面から前記像保持体の表面に付着した異物を掻き取って前記像保持体の表面を清掃する清掃部材と、前記清掃部材の基端側を前記清掃部材の長手方向に沿って支持する金属製で板状の板金部材と、前記板金部材を前記像保持体の一端側で装置本体に設けられたフレーム部材に固定する第一固定部材と、前記板金部材を前記像保持体の他端側で前記フレーム部材に固定すると共に、前記像保持体の一端側における前記清掃部材の端部と前記像保持体との一端接触部から前記第一固定部材までの前記回転軸方向に沿った距離よりも、前記像保持体の他端側における前記清掃部材の端部と前記像保持体との他端接触部からの前記回転軸方向に沿った距離が長くなるように設けられる第二固定部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1に記載の像保持体装置と、前記像保持体装置に設けられた像保持体の表面を帯電させる帯電部材と、前記帯電部材によって帯電した前記像保持体の表面に静電潜像を形成する露光部材と、前記像保持体の表面に形成された静電潜像をトナー画像として可視化する現像部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1の像保持体装置によれば、清掃部材の基端側を支持する板金部材の2個の固定点が、夫々、清掃部材の長手方向の両端部から同じ距離に設けられている場合と比して、像保持体の回転軸方向に沿って像保持体の表面に生じる清掃部材の接触圧力のむらを抑制することができる。
本発明の請求項2の画像形成装置によれば、請求項1に記載の像保持体装置が設けられていない場合と比して、像保持体の回転軸方向に沿って像保持体の表面に形成されるトナー画像の濃度むらを抑制することができる。
本発明の本実施形態に係る像保持体ユニットを示した正面図である。 本発明の本実施形態に係る像保持体ユニットを示した斜視図である。 本発明の本実施形態に係る像保持体ユニットを示した分解斜視図である。 本発明の本実施形態に係る像保持体ユニットを示した拡大斜視図である。 本発明の本実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。
本発明の実施形態に係る像保持体装置及び画像形成装置の一例について図1〜図5に従って説明する。なお、図中に示す矢印UPは、鉛直方向上方を示す。なお、鉛直方向上方及び鉛直方向下方については、単に上方及び下方と記載することがある。
(全体構成)
図5に示されるように、画像形成装置10の装置本体10A内の側方(図中左側)には、画像形成装置10に入力される画像データに対して画像処理を行なう画像処理部12が設けられている。
この画像処理部12は、入力された画像データをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の階調データに処理するようになっている。また、画像処理部12によって処理された階調データを受け取って、レーザ光LBによる画像露光を行う露光部材の一例としての露光装置14が装置本体10A内の中央に設けられている。
この露光装置14の上方には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成部16Y、16M、16C、16Kが、水平方向に対して傾斜する方向に間隔をおいて配置されている。なお、以後の説明において、Y,M,C,Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y,M,C,Kを省略して記載することがある。
これらの4つの画像形成部16Y、16M、16C、16Kは、すべて同様に構成されており、夫々の画像形成部16には、一定の速度で回転する円柱形状の像保持体18と、この像保持体18の表面を帯電する一次帯電用の帯電部材20と、前述した露光装置14の画像露光によって帯電した像保持体18の表面に形成された静電潜像を各色のトナーで現像してトナー画像として可視化する現像部材22と、像保持体18の表面を清掃する清掃部材の一例としての清掃ブレード24とが設けられている。また、帯電部材20の下方には、帯電部材20と接して帯電部材20の表面を清掃する清掃ロール64が設けられている。
ここで、像保持体18、清掃ブレード24、帯電部材20、及び清掃ロール64は、像保持体装置の一例としての像保持体ユニット70を構成している。この像保持体ユニット70は、図示せぬメンテナンスドアを開放することで、装置本体10Aに対して着脱可能とされている。なお、この像保持体ユニット70については、詳細を後述する。
また、露光装置14には、4つの画像形成部16Y、16M、16C、16Kに対して構成された、図示しない4つの半導体レーザが設けられている。画像処理部12によって処理された階調データに応じてこれら4つの半導体レーザからレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kが出射されるようになっている。
なお、半導体レーザから出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しないシリンドリカルレンズを介して回転多面鏡であるポリゴンミラー26に照射され、このポリゴンミラー26によって偏向走査されるようになっている。このポリゴンミラー26によって偏向走査されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しない結像レンズ及び複数枚のミラーを介して、像保持体18上の露光ポイントに、斜め下方から走査露光されるようになっている。
また、この露光装置14は、下方から像保持体18上に画像を走査露光するものであるため、この露光装置14には、上方に位置する4つの現像部材22等からトナー等が落下する虞が有る。そのため、露光装置14は、周囲から内部を密閉する直方体状の筐体28を備えている。
また、この筐体28の上部には、4本のレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各像保持体18上に向けて透過させる透明なガラス製のウインドウ30Y、30M、30C、30Kが設けられている。
一方、各画像形成部16Y、16M、16C、16Kの上方には、一次転写ユニット21が設けられている。この一次転写ユニット21は、無端状の中間転写ベルト32と、中間転写ベルト32が巻き掛けられ回転駆動して中間転写ベルト32を矢印方向に周回させる駆動ロール36と、中間転写ベルト32が巻き掛けられ中間転写ベルト32に張力を付与する張力付与ロール40と、張力付与ロール40の上方に設けられて中間転写ベルト32と従動回転する従動ロール66と、中間転写ベルト32を挟んで像保持体18Y、18M、18C、18Kの反対側に配置される転写部材としての一次転写ロール34Y、34M、34C、34Kと、を含んで構成されている。
この4つの一次転写ロール34Y、34M、34C、34Kによって、像保持体18上に順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像が、中間転写ベルト32上に、多重に転写される構成となっている。
さらに、中間転写ベルト32の外周面を清掃する清掃ブレード38が、中間転写ベルト32を挟んで駆動ロール36の反対側に設けられている。
また、中間転写ベルト32を挟んで従動ロール66の反対側には、二次転写ロール42が設けられている。中間転写ベルト32上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像は、中間転写ベルト32により搬送される。中間転写ベルト32により搬送されたトナー画像は、従動ロール66と二次転写ロール42に挟まれ、用紙搬送経路56に沿って搬送される記録媒体としてのシート部材Pに二次転写されるようになっている。
さらに、二次転写ロール42に対してシート部材Pの搬送方向の下流側(以下単に「搬送方向下流側」と言う)には、シート部材Pに転写されたトナー画像を熱及び圧力によりシート部材Pに定着する定着装置44が設けられている。
また、定着装置44の搬送方向下流側には、トナー画像が定着したシート部材Pを画像形成装置10の装置本体10Aの上部に設けられた排出部48に排出する排出ロール46が設けられている。
一方、画像形成装置10の装置本体10A内の下方には、シート部材Pが積載される給紙部材50が設けられている。さらに、この給紙部材50に積載されたシート部材Pを用紙搬送経路56へ送り出す給紙ロール52が設けられ、給紙ロール52の搬送方向下流側には、シート部材Pを1枚ずつ分離して搬送る分離ロール54が設けられている。また、分離ロール54の搬送方向下流側には、搬送タイミングを合わせる位置合せロール58が設けられている。これにより、給紙部材50から供給されたシート部材Pは、予め決められたタイミングで回転する位置合せロール58によって中間転写ベルト32と二次転写ロール42とが接する位置(二次転写位置)へ送り出される構成となっている。
さらに、排出ロール46の隣なりには、定着装置44によって片面にトナー画像が定着されたシート部材Pを、排出ロール46によって排出部48上にそのまま排出せずに、両面用搬送経路62に搬送する搬送ロール60が設けられている。搬送ロール60により、両面用搬送経路62に沿って搬送されるシート部材Pは、表裏が反転された状態で、位置合せロール58へと再度搬送され、今度は、シート部材Pの裏面にトナー画像が転写・定着されて排出部48上に排出されるようになっている。
この構成により、以下のようにシート部材Pに画像が形成される。
先ず、画像処理部12から露光装置14に各色の階調データが順次出力され、この階調データに応じて露光装置14からレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kが出射される。このレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、帯電部材20によって帯電した像保持体18の表面に走査露光され、像保持体18の表面に静電潜像が形成される。像保持体18上に形成された静電潜像は、現像部材22Y、22M、22C、22Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像として可視化される。
さらに、各画像形成部16Y、16M、16C、16Kの上方に渡って配置された一次転写ユニット21の一次転写ロール34によって、像保持体18上に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像が、周回する中間転写ベルト32上に多重に転写される。
周回する中間転写ベルト32上に多重に転写された各色のトナー画像は、二次転写ロール42により、給紙部材50から給紙ロール52、分離ロール54、位置合せロール58によって用紙搬送経路56に搬送されたシート部材Pに二次転写される。
トナー画像が転写されたシート部材Pは、定着装置44へと搬送され、シート部材Pに転写されたトナー画像は、定着装置44によってシート部材Pに定着される。トナー画像が定着されたシート部材Pは、画像形成装置10の装置本体10Aの上部に設けられた排出部48に排出ロール46によって排出される。
一方、シート部材Pの両面に画像を形成させる場合は、定着装置44によって片面にトナー画像が定着されたシート部材Pを、排出ロール46によって排出部48上にそのまま排出せずに、搬送方向を切り替え、搬送ロール60を介して両面用搬送経路62へと搬送する。両面用搬送経路62に沿ってシート部材Pを搬送することで、シート部材Pの表裏を反転して、シート部材Pを再度位置合せロール58へ搬送する。今度は、シート部材Pの裏面にトナー画像が転写・定着され、トナー画像が転写・定着されたシート部材Pは、排出部48に排出ロール46によって排出される。
(要部構成)
次に、像保持体ユニット70について説明する。
図1、図2に示されるように、像保持体ユニット70に設けられた円柱形状の像保持体18は、円柱形状の中心線上に延びて長尺状とされる軸部の一例としての軸部材72を備えている。
像保持体18は、この軸部材72の軸線周りに回転可能とされ、回転しながら帯電した表面に露光装置14(図5参照)から出射されるレーザ光LBにより静電潜像が形成されるようになっている。
一方、像保持体18の一端側である軸部材72の長手方向の一端側(図中左側)には、ギア74が固定されている。像保持体ユニット70が装置本体10A(図5参照)に装着された状態では、ギア74は、装置本体10Aに設けられたモータ76の駆動軸76Aに固定されたギア78と噛み合うようになっている。
これに対して、像保持体18の他端側である軸部材72の長手方向の他端側(図中右側)には、軸部材72の長手方向の他端側を回転可能に支持する支持部材80が設けられている。
さらに、像保持体18の回転軸方向に沿って延び、先端部が像保持体18の表面と接触し、回転する像保持体18の表面から像保持体18の表面に付着した異物を掻き取って像保持体18の表面を清掃する清掃ブレード24が設けられている。この清掃ブレード24は、弾性材料(例えば、ウレタンゴム)で成形されると共に断面矩形状とされ、像保持体18の回転軸方向に対して直交する方向から見て、像保持体18の回転軸方向に沿って延びる矩形状(長方形状)とされている(図1参照)。
また、清掃ブレード24の基端側には、清掃ブレード24の基端側を清掃ブレード24の長手方向に沿って支持する金属製で板状の板金部材82が設けられている。この板金部材82は、例えば、板厚1.6〔mm〕の板材を清掃ブレード24の長手方向に沿って折り曲げることで成形されている。
具体的には、清掃ブレード24の基端側と板金部材82の先端側とは清掃ブレード24の長手方向に沿って面接触しており、この面接触部において接着剤(図示省略)により、固定されている。
なお、本実施形態では、清掃ブレード24の長手方向の両端側の縁辺と、板金部材82の両端側の縁辺とは、像保持体18の回転軸方向に対して直交する方向から見て、上下方向に延びる同一直線上に配置されている(図1参照)。
図3に示されるように、板金部材82には、軸部材72の一端側(図中左側)に配置される取付孔90と、軸部材72(図2参照)の他端側(図中右側)に配置される取付孔92とが形成されている。
また、板金部材82と対向するように、像保持体ユニット70の装置本体の一例としてのユニット本体70A(図5参照)に設けられたフレーム部材86(ユニット本体70Aを構成する場合も含む)が配置され、このフレーム部材86には、取付孔90及び取付孔92と対応するように、2個の雌ねじ孔86Aが形成されている。
さらに、板金部材82に設けられた取付孔90を通してフレーム部材86の雌ねじ孔86Aにねじ込まれることで、板金部材82をフレーム部材86に固定する第一固定部材の一例としての第一ボルト94が設けられている。
同様に、板金部材82に設けられた取付孔92を通してフレーム部材86の雌ねじ孔86Aにねじ込まれることで、板金部材82をフレーム部材86に固定する第二固定部材の一例としての第二ボルト96が設けられている(図4参照)。
以上より、像保持体ユニット70は、像保持体18、支持部材80、清掃ブレード24、板金部材82及びフレーム部材86を含んで構成されている。
ここで、取付孔90及び取付孔92の配置位置について説明することで、第一ボルト94及び第二ボルト96による板金部材82の固定位置について説明する。
図1に示されるように、軸部材72の一端側(図中左側)における清掃ブレード24の端部と像保持体18との一端接触部Gから取付孔90の中心までの像保持体18の回転軸方向に沿った距離を距離Hとする。さらに、軸部材72の他端側(図中右側)における清掃ブレード24の端部と像保持体18との他端接触部Jから取付孔92の中心までの像保持体18の回転軸方向に沿った距離を距離Kとする。
この距離Kと距離Hとの関係については、距離Kが距離Hより長くなるように、取付孔90及び取付孔92の配置位置が決められている。
換言すれば、一端接触部Gから第一ボルト94による固定点までの像保持体18の回転軸方向に沿った距離である距離Hよりも、他端接触部Jから第二ボルト96による固定点までの像保持体18の回転軸方向に沿った距離である距離Kが長くされている。
さらに換言すれば、板金部材82の長手方向中心部から第二ボルト96による固定点までの距離である距離Mは、板金部材82の長手方向中心部から第一ボルト94による固定点までの距離である距離Nより短くされている。
(作用)
次に、像保持体ユニット70の作用について説明する。
図1、図2に示されるように、装置本体10A(図5参照)に設けられたモータ76の駆動力により、駆動軸76A及びギア78が回転する。ギア78が回転することで、ギア78と噛み合うギア74が回転し、回転力が像保持体18に備えられた軸部材72に伝達される。
図5に示されるように、回転力が軸部材72に伝達されることで、像保持体18が回転し、露光装置14から出射されるレーザ光LBにより、帯電した像保持体18の表面には静電潜像が形成される。像保持体18の表面に形成された静電潜像は、現像部材22によりトナー画像として可視化され、一次転写ロール34によって中間転写ベルト32上に転写される。
図1、図2に示されるように、中間転写ベルト32(図5参照)に転写されずに像保持体18の表面に残留した残留トナー等の異物は、先端部が像保持体18の表面と接触する清掃ブレード24によって、回転する像保持体18の表面から掻き落とされる。
具体的には、清掃ブレード24の先端部を像保持体18の表面に圧接させることで、像保持体18の表面に付着した異物を像保持体18の表面から掻き落とす。
ここで、清掃ブレード24の先端部が像保持体18の表面に圧接した状態で、像保持体18が回転するため、像保持体18の表面と清掃ブレード24の先端部との間に摩擦力が生じ、像保持体18の表面層が摩耗する。表面層が摩耗することで、像保持体18の表面層の膜厚が減少する。
像保持体18の回転軸方向に沿って像保持体18の表面に生じる清掃ブレード24の接触圧力のむらがある場合は、像保持体18の表面層の膜厚の減少量についても像保持体18の回転軸方向に沿ってむらが生じる。
像保持体18の表面層の膜厚の減少量にむらが生じることで、像保持体18の表面層の膜厚についても像保持体18の回転軸方向に沿ってむらが生じる。これにより、像保持体18の表面の帯電位についてもむらが生じるため、像保持体18の表面に形成されるトナー画像の濃度についてもむらが生じる。これにより、シート部材Pに転写されるトナー画像(出力画像)の濃度についてもむらが生じる。
ここで、像保持体18の表面に対する清掃ブレード24の接触圧力について検討するため、先ず、回転する像保持体18の表面位置について検討する。回転する像保持体18の表面位置が設計値に対してばらつくと、清掃ブレード24の先端が像保持体18の表面に強く当たり(接触し)、清掃ブレード24の接触圧力が部分的に高くなるためである。
軸部材72の一端側については、像保持体18に回転力が伝達される状態では、モータ76の駆動軸76Aに固定されたギア78と、像保持体18の軸部材72の一端側に固定されたギア74とは噛み合っている。つまり、ギア74は、ギア78と噛み合うことで位置が定まる(決まる)。このため、ギア74を備える軸部材72の一端側も位置が定まる(決まる)。
一方、軸部材72の他端側については、支持部材80が、軸部材72の他端側を回転可能に支持している。ここで、支持部材80が回転可能に軸部材72を支持するため、軸部材72と支持部材80との間には、ガタが生じている。
以上より、像保持体18の他端側の表面位置は、像保持体18の一端側の表面位置に比して、回転時に設計値に対してばらつく(大きく振れ回る)。像保持体18の他端側の表面位置が、軸部材72と支持部材80との間にガタが生じている軸部材72の他端側に配置され、像保持体18の一端側の表面位置は、モータ76の駆動軸76Aに固定されたギア78と噛み合って位置が定まるギア74が設けられる軸部材72の一端側に配置されているからである。
像保持体18の他端側の表面位置が一端側の表面位置より、回転時に設計値に対してばらつくことで、像保持体18の表面に対する清掃ブレード24の接触圧力については、像保持体18の他端側が一端側に比して高くなる。つまり、図1の他端接触部J側での清掃ブレード24の接触圧力が、一端接触部G側での清掃ブレード24の接触圧力より高くなる。
ここで、清掃ブレード24を支持する板金部材82について検討する。回転時に像保持体18と清掃ブレード24との間で生じる摩擦力が清掃ブレード24を介して伝達される板金部材82は、像保持体18から離れる方向に撓んで変形する。図1に示されるように、他端接触部Jから第二ボルト96までの距離Kは、一端接触部Gから第一ボルト94までの距離Hよりも長くされている。一端接触部Gに比して固定点からの距離が長い他端接触部Jの清掃ブレード24の接触圧力は、一端接触部Gに比して、板金部材82の変形による影響を大きく受ける。
つまり、一端接触部Gより板金部材82の変形(像保持体18から離れる方向への変形)による影響を大きくうける他端接触部Jでは、像保持体18から離れようとする変位量が大きいため、一端接触部Gよりも、清掃ブレード24の接触圧力が低くなる。
このように、回転する像保持体18の表面位置のばらつきを考慮すると、他端接触部Jにおける清掃ブレード24の接触圧力が高くなる。しかし、他端接触部Jでは、一端接触部Gに比して、板金部材82の変形による影響を大きく受けるように第一ボルト94及び第二ボルト96の配置位置(固定位置)が決められているため、他端接触部Jにおける清掃ブレード24の接触圧力が低くなる。これにより、像保持体18の回転軸方向に沿って像保持体18の表面に生じる清掃ブレード24の接触圧力のむらが抑制される。
また、清掃ブレード24の接触圧力のむらが抑制されるため、像保持体18の回転軸方向に沿って生じる像保持体18の表面層の膜厚の減少量のむらが抑制される。
また、像保持体18の表面層の膜厚の減少量のむらが抑制されるため、像保持体18の回転軸方向に沿って生じる像保持体18の表面層の膜厚のむらが抑制される。
また、像保持体18の表面層の膜厚のむらが抑制されるため、像保持体18の寿命が延びる。
また、像保持体18の表面層の膜厚のむらが抑制されるため、像保持体18の回転軸方向に沿って生じる像保持体18の表面における帯電位のむらが抑制される。
また、像保持体18の表面における帯電位のむらが抑制されるため、像保持体18の回転軸方向に沿って生じる像保持体18の表面に形成されるトナー画像の濃度のむらが抑制される。
また、像保持体18の表面に形成されるトナー画像の濃度のむらが抑制されるため、像保持体18の回転軸方向に沿って生じるシート部材Pに転写される出力画像(トナー画像)の濃度のむらが抑制される。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、像保持体18が軸部の一例としての軸部材72を備える構成を例にとって説明したが、特に別の部材として軸部材72を備える必要がなく、像保持体18の中心線上に延びて設けられる軸部が像保持体の一部として備えられていてもよい。
また、上記実施形態では、ギア74をギア78に噛み合せることで、モータ76により生じる回転力を像保持体18に伝達させたが、特にギアに限定されず、例えば、カップリング構造等を用いることで、モータにより生じた回転力を像保持体に伝達させてもよい。
また、上記実施形態では、第一ボルト94及び第二ボルト96を用いて板金部材82を、フレーム部材86に固定したが、特にボルトに限定されず、例えば、溶接、クリップ及び接着等で、板金部材82をフレーム部材86に固定してもよい。
10 画像形成装置
14 露光装置(露光部材の一例)
18 像保持体
20 帯電部材
22 現像部材
24 清掃ブレード(清掃部材の一例)
70 像保持体ユニット(像保持体装置の一例)
70A ユニット本体(装置本体の一例)
80 支持部材
82 板金部材
86 フレーム部材
94 第一ボルト(第一固定部材の一例)
96 第二ボルト(第二固定部材の一例)

Claims (2)

  1. 円柱形状とされ、円柱形状の中心線上に設けられた軸部を備えると共に、前記軸部の軸線周りに回転可能とされ、回転しながら表面にトナー画像が形成される像保持体と、
    長手方向の一端側に回転力が伝達される前記像保持体の他端側を回転可能に支持する支持部材と、
    弾性材料で成形され、前記像保持体の回転軸方向に沿って延び、先端部が前記像保持体の表面と接触し、回転する前記像保持体の表面から前記像保持体の表面に付着した異物を掻き取って前記像保持体の表面を清掃する清掃部材と、
    前記清掃部材の基端側を前記清掃部材の長手方向に沿って支持する金属製で板状の板金部材と、
    前記板金部材を前記像保持体の一端側で装置本体に設けられたフレーム部材に固定する第一固定部材と、
    前記板金部材を前記像保持体の他端側で前記フレーム部材に固定すると共に、前記像保持体の一端側における前記清掃部材の端部と前記像保持体との一端接触部から前記第一固定部材までの前記回転軸方向に沿った距離よりも、前記像保持体の他端側における前記清掃部材の端部と前記像保持体との他端接触部からの前記回転軸方向に沿った距離が長くなるように設けられる第二固定部材と、
    を備える像保持体装置。
  2. 請求項1に記載の像保持体装置と、
    前記像保持体装置に設けられた像保持体の表面を帯電させる帯電部材と、
    前記帯電部材によって帯電した前記像保持体の表面に静電潜像を形成する露光部材と、
    前記像保持体の表面に形成された静電潜像をトナー画像として可視化する現像部材と、
    を備える画像形成装置。
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