JP2013067486A - 印刷物、及び印刷物折位置管理方法 - Google Patents

印刷物、及び印刷物折位置管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013067486A
JP2013067486A JP2011206803A JP2011206803A JP2013067486A JP 2013067486 A JP2013067486 A JP 2013067486A JP 2011206803 A JP2011206803 A JP 2011206803A JP 2011206803 A JP2011206803 A JP 2011206803A JP 2013067486 A JP2013067486 A JP 2013067486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mark
folding position
folding
printed matter
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011206803A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ozaki
健司 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2011206803A priority Critical patent/JP2013067486A/ja
Publication of JP2013067486A publication Critical patent/JP2013067486A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

【課題】印刷物の折位置のずれが容易に把握できる印刷物、及び印刷物折位置管理方法を提供する。
【解決手段】印刷用紙70に、折り線71、73に略直交する方向に沿って間隔を空けて、折位置71、73を挟んだ両側に配置される複数のマークパターンからなるマーク群79を印刷により形成する。各マークパターンの色、形状、大きさ、絵柄、濃度等の外観は、折り線71、73との距離に応じて異なるとともに、折り線71、73の両側では、折り線71、73から等距離であってもマークパターンの外観が異なるようにしておく。折後の印刷用紙70上に見えるマークパターンにより、折位置のずれと大きさが判断でき、これにより折位置を適正に調整することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は印刷物の折位置の管理を容易とする印刷物、及び印刷物折位置管理方法に関する。
オフセット輪転機で印刷された多くの印刷物は、印刷部による印刷の後、折り機に設けられた三角板(フォーマ)により、用紙の進行方向に平行に折られ(平行折)、断裁した後、折り胴等により進行方向に垂直に折られる(咥え折)。場合によっては、更に進行方向と平行に折る場合もある。
折りの品質管理を行うために、作業者は、平行折であれば、三角板で折られる平行折りの位置を実際の印刷物で確認し、折り機の前段階に設置されているウェブガイドの微調整機能を利用して、ウェブの走行位置を変更し、折位置を修正する。
咥え折の場合も、作業者が咥え折の位置を実際の印刷物で確認し、コンペンセータローラの制御機能を利用してウェブのパス長を調整して折位置を修正する。
従来、折りの品質管理では、印刷物が折られる折位置上に円形画像または帯ベタ画像を付与し、その幅の内側で実際に折られていればこれを適切と判断する方法や、用紙の進行方向に対して、実際に折られた位置が進んでいるのか遅れているのかを示すことが可能なマークを、印刷物が折られる折位置上に印刷する方法が提案されている(特許文献1)。
特開2001−278537号公報
しかしながら、以上のどちらの方法も、円形画像やベタ画像等のマークを印刷物が折られる折位置上に入れるため、印刷物に十分な余白があることが前提であり、余白が少ない印刷物や、余白があっても断裁が必要な印刷物の場合には製品上問題がありマークを入れられないという問題があった。
また、特許文献1の方法は、実際に折られた位置の進み/遅れを判断することは可能であるが、印刷物を数百枚重ね合わせた状態で、印刷物の側面の絵柄により進み/遅れや、ずれの大きさを把握するもので、実際の印刷現場において、印刷しながら、折られた位置のずれの大きさを一目で把握し、折位置の調整をすることが難しい。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、印刷物の折位置のずれが容易に把握できる印刷物、及び印刷物折位置管理方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の発明は、印刷物が折られる折位置に対し略直交する方向に沿って間隔を空けて配置された複数のマークパターンで構成される折位置管理用マーク群が形成された印刷物である。
第1の発明により、印刷物が折られた後に、折られた印刷物に現れる折位置管理用マーク群のマークパターンによって、折位置のずれの大きさ等を把握することが可能になり、実際に折られた折位置が適切でない場合には、折位置を正しく調整することが可能になる。従って、折位置の品質管理を容易に行うことが可能であり、印刷作業効率の向上を図ることが可能である。
また、このマークパターンは、前記のようにその幅内に折位置があるかにより判断を行うものではなく、折られた印刷物上に現れるパターンにより判断を行うものであるため、パターンの幅等その形状を大きくする必要がなく、印刷物に十分な余白がない場合や、余白の断裁が必要な場合にも形成可能であり、視認できるものであれば、極小の大きさとしたり薄くすることもでき、印刷物の品質に影響を与えないレベルのものとすることもできる。
前記複数のマークパターンが前記折位置との距離に応じて異なる外観を有することが望ましい。
これにより、折位置のずれの大きさを、マークパターンの外観、特に実際に折られた折位置にもっとも近いマークパターンの外観から容易に把握できるようになる。
前記折位置の両側で、前記折位置から等距離に配置されたマークパターンの外観が異なることが望ましい。
これにより、折位置のずれの方向を、マークパターンの外観から容易に把握できるようになる。
また、これらのマークパターンの外観は、色、形状、大きさ、絵柄、濃度の少なくともいずれか1つが異なることが望ましい。
このようにして、マークパターンの外観を異ならせ、マークパターンによる折位置のずれの把握を容易とできる。
前記複数のマークパターンが、前記印刷物の搬送方向に平行な方向の前記折位置、および、搬送方向に直交する方向の前記折位置について形成されることが望ましい。
これにより、印刷物を搬送方向およびこれと直交する方向に折る場合にも、その折位置の判断が可能になる。
第2の発明は、オフセット輪転機における印刷物折位置管理方法であって、前記オフセット輪転機の印刷装置により、印刷物が折られる折位置に対し略直交する方向に沿って間隔を空けて配置された複数のマークパターンで構成される折位置管理用マーク群を印刷物に形成するステップと、前記オフセット輪転機の折機により、前記折位置管理用マーク群が形成された印刷物を折るステップと、を有し、折られた後の前記印刷物に現れるマークパターンが示す折位置のずれに従って、印刷物が適正な折位置で折られるよう前記オフセット輪転機の調整を行うことを特徴とする印刷物折位置管理方法である。
前記複数のマークパターンが前記折位置との距離に応じて異なる外観を有することが望ましい。
また、前記折位置の両側で、前記折位置から等距離に配置されたマークパターンの外観が異なることが望ましい。
これらマークパターンの外観は、色、形状、大きさ、絵柄、濃度の少なくともいずれか1つが異なることが望ましい。
さらに、前記複数のマークパターンは、前記印刷物の搬送方向に平行な方向の折位置、および、搬送方向に直交する方向の折位置について形成されることが望ましい。
第2の発明により、オフセット輪転機における、第1の発明の印刷物の折位置管理を容易に行うことができる。
本発明により、印刷物の折位置のずれが容易に把握できる印刷物、及び印刷物折位置管理方法を提供することができる。
オフセット輪転機1の概略構成を示す図 印刷物70のマーク群設置場所の説明図 マーク群79の構成を示す図(第1の実施形態) マーク群79による折位置管理方法の説明図 マーク群79の構成を示す図(第2の実施形態) マーク群79の構成を示す図(第3の実施形態) マーク群79の構成を示す図(第4の実施形態) マーク群79の構成を示す図(第5の実施形態) マーク群79の構成を示す図(第6の実施形態) マーク群79の構成を示す図(第7の実施形態)
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の折位置管理用マークによる印刷物の折位置の管理が行われるオフセット輪転機1の概略構成を示す図である。
オフセット輪転機1は、給紙部10、印刷部20(印刷装置)、ドライヤー30、冷却部35、ウェブパス部40、折機50、スタッカー・バンドラー60等により構成される。
給紙部10にセットされたウェブ状の印刷用紙70(印刷物)は、搬送ローラ等によって印刷部20に搬送され、印刷が施される。
印刷部20は、複数の印刷ユニットから成り、印刷用紙70には、各印刷ユニットにより1色ずつ印刷が施される。例えば、4つの印刷ユニットで、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色のインキによる印刷が行なわれる。
印刷部20により印刷が施された印刷用紙70は、ドライヤー30、冷却部35により乾燥および冷却処理が行われ、ウェブパス部40を介して折機50に搬送される。
ウェブパス部40は、印刷用紙70の幅方向の搬送位置やパス長を調整する機能を持ち、ウェブガイド41およびコンペンセータローラ43等が設けられている。これらの構成は既知であるので、詳細な説明は省略するが、ウェブガイド41は、その角度や位置の調整により印刷用紙70の幅方向の搬送位置を調整することにより、後述する平行折の折位置を調整でき、一方、コンペンセータローラ43は、その位置を上下させることにより搬送する印刷用紙70のパス長を変化させ、後述する咥え折の折位置を調整できる。
印刷用紙70は、ウェブパス部40から折機50に搬送される。
折機50に搬送された印刷用紙70は、まず、三角板(フォーマ)51とニッピングローラ53により、印刷用紙70の搬送方向と平行に折られる(平行折)。平行折された印刷用紙は、断裁胴55に入り、断裁胴55に設けられた刃によって断裁される。断裁された印刷用紙は、折り胴57を介して咥え胴59に至り、咥え胴59に設けられた咥え部に印刷用紙70が咥え込まれることにより、印刷用紙70の搬送方向と垂直な幅方向に折られる(咥え折)。
これら平行折および咥え折については既知であるので、詳細な説明は省略する。
咥え折された印刷用紙70は、折り丁としてスタッカー・バンドラー60に搬送され、背切り、突揃え、結束等が行なわれる。
そして、本発明では、平行折および咥え折の折位置が適切か否かの判断、および、不適切な場合、そのずれの大きさと方向を把握することを可能にする折位置管理用マーク群を印刷用紙70上に形成する。
図2は、本発明の実施形態に係る印刷用紙70に設けられる折位置管理用マーク群の説明図である。
図2に示すように、印刷用紙70には、絵柄印刷部分75に絵柄が印刷されるとともに、その周囲の余白部分74のマーク群配置箇所77(77a−1、77a−2、77b−1、77b−2)に、折機50による折位置を管理するための複数のマークパターンから成るマーク群(折位置管理用マーク群)が印刷により形成される。
印刷用紙70の幅方向(図の横方向)の左右の余白部分74のマーク群配置箇所77a(77a−1、77a−2)には、前記の咥え折の折位置を管理するためのマーク群がそれぞれ配置される。
一方、印刷用紙70の搬送方向(図の縦方向)の前後の余白部分74のマーク群配置箇所77b(77b−1、77b−2)には、前記の平行折の折位置を管理するためのマーク群がそれぞれ配置される。
これらのマーク群は、複数のマークパターンが、印刷用紙70が適正に折られる所定の折位置である折り線(平行折)71、折り線(咥え折)73に略直交する方向に沿って間隔を空けて、折り線71、73を挟んだ両側に配置されたものである。
各マークパターンの色、形状、大きさ、絵柄、濃度等の外観は、折り線71、73との距離に応じて異なるとともに、折り線71、73の両側では、折り線71、73から等距離であってもマークパターンの外観が異なるようにしておく。
マークパターンは、印刷部20によって、印刷用紙70の折り時の山側となる面に印刷して形成するようにしておく。あるいは、その他の別に設けた印刷装置により印刷用紙70に印刷するようにしてもよい。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るマーク群79を示す図である。
このマーク群79は、折り線71、73を挟む一方の側に、円形のマークパターンが1mmのマーク間隔81で4つ配置され、他方の側には、三角形のマークパターンが1mmのマーク間隔81で4つ配置されている。
折り線71、73に最も近いマークパターンは、折り線71、73から1mmのマーク間隔81となる位置に配置されている。
また、これらのマークパターンの色は、折り線71、73からの距離に応じて異なり、折り線71、73に近いマークパターンから順に、K(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)である。
図4は、図3のマーク群79による折位置の管理方法の説明図である。ここでは、折り線73による咥え折の折位置管理について説明し、図3では下から上に向かう方向を印刷用紙70の搬送方向(後述する図5等でも同様)とする。
図4(a)〜(c)において、左側の図は、咥え折前の印刷用紙70を示し、右側の図は、咥え折後の印刷用紙70を示す。図の矢印Aは、印刷用紙70の搬送方向を示している。
咥え胴59により、印刷用紙70は、図4(a)〜(c)の左図の咥え折位置76に沿って山折され、咥え折位置76から一方の側(図中左側)が他方の側(図中右側)の下に折り込まれることにより、図4(a)〜(c)の右図に示すように咥え折が完了し、この状態を折り丁として前記のようにスタッカー・バンドラ―60に搬送される。
図4(a)は、咥え折が適切に行われた場合を示している。
右図の咥え折後の印刷用紙70では、マーク群79のうち、咥え折位置76に対して前記他方の側にある4つの円形のマークパターンが視認でき(見えるマーク群89)、咥え折位置76に対して前記一方の側にある4つの三角のマークパターンは折り込まれて見えない。
4つの円形のマークパターンのみが見える(咥え折位置76にもっとも近いマークパターンとして図3のK(ブラック)の円形のマークパターンが見える)場合には、実際の咥え折位置76が、少なくとも図3の折り線73の近傍にあることを示し、これが適切であると判断できる。
図4(b)は、咥え折の位置が折り線73に対し遅れている場合を示している。
右図のように、咥え折後の印刷用紙70では、マーク群79のうちの4つの円形のマークパターンに加えて、三角のマークパターンが2つ見えており(見えるマーク群89)、咥え折位置76にもっとも近いマークパターンとして、C(シアン)の三角のマークパターン(図3参照)が見えている状態である。
図3で示すように、C(シアン)の三角のマークパターンは折り線73から2mmの距離に配置されているので、図4(b)の場合、咥え折位置76が実際には2mm程度遅れていると判断できる。
図4(c)は、咥え折の位置が折り線73に対し進んでいる場合を示している。
右図のように、咥え折後の印刷用紙70では、マーク群79のうち2つの円形のマークパターンのみが見えており(見えるマーク群89)、咥え折位置76にもっとも近いマークパターンとして、M(マゼンダ)の円形のマークパターン(図3参照)が見えている状態である。
図3で示すように、M(マゼンダ)の円形のマークパターンは折り線73から3mmの距離に配置されているので、図4(c)の場合、咥え折位置76が実際には3mm程度進んでいると判断できる。
なお、上記の例では咥え折の位置管理について説明したが、平行折についても同様であり、マーク群79により、同様にして折位置のずれの発生と、その大きさおよび方向が把握できる。
以上説明したように、本実施形態のマーク群79により、折り後に見えるマークパターン、特に折られた位置の近傍のマークパターンを識別することにより、実際の折位置の適否、そして、折位置がずれている場合には、ずれの方向と大きさを判断することが可能である。
特に、マーク群79では、折り線71、73からの距離、および折り線71、73のどちらの側にあるかで色や形状等の外観を変えているので、折位置のずれの方向と大きさを把握することが容易になる。
そして、把握したずれの方向と大きさに従って、オフセット輪転機1のウェブパス部40のウェブガイド41またはコンペンセータローラ43を調整することにより、折位置を適正とできる。平行折位置にずれがある場合には、ウェブガイド41を調整し、咥え折位置76にずれがある場合には、コンペンセータローラ43を調整すればよい。本実施形態では、折り線71、73のどちらについてもマーク群79を設けているので、平行折と咥え折の両方を行う場合で、その折位置の管理が可能である。
これにより、折機50から搬送される折り後の印刷用紙70を目視するだけで、オフセット輪転機1の稼働中に、折位置のずれの方向と大きさを容易に判断しこれを調整することが可能になる。従って、折位置の品質管理を容易に行うことが可能であり、印刷作業効率の向上を図ることが可能である。
さらに、本実施形態のマーク群79は、その幅内に折られた位置があるかを判別するようなマークとは異なり、折られた印刷用紙70上に現れるマークパターンにより判断を行うものであるため、マークパターンの幅等その形状を大きくする必要がなく、印刷用紙70に十分な余白がない場合や、余白の断裁が必要な場合にも形成可能であり、視認できるものであれば、極小の大きさとしたり薄くすることもでき、印刷物の品質に影響を与えないレベルのものとすることもできる。
なお、マーク群79のマークパターンの外観は、図3に示したものに限ることはない。以下、図5〜図10に沿って、マーク群79の別の実施形態について説明する。
図5は、第2の実施形態のマーク群79の構成を示す図である。
第2の実施形態のマーク群79は、折り線71、73に対して実際の折位置が一方にずれている(折り線73の場合、咥え折位置76より進んでいる)場合を示すマークパターンを「+」、折位置が他方にずれている(折り線73の場合、咥え折位置76より遅れている)場合のマークパターンを「−」とし、さらに、各マークパターンの色を折り線71、73に近いマークパターンから順にK(ブラック)、M(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)にしている。マーク間隔81については第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態でも、マークパターンの色と形状を把握することにより、折位置のずれの方向やその大きさを認識することが容易になり、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、マークパターンの形状を+や−としているので、直感的にずれの方向が認識しやすい。
図6は、第3の実施形態のマーク群79の構成を示す図である。
第3の実施形態のマーク群79は、マークの形状は同一であるが、マークパターンの色と濃度が異なる。また、マーク間隔81を0.5mmとすることにより、小さなずれを判別できるようにしている。
折り線71、73に対して実際の折位置が一方にずれている場合のマークパターンを濃い色とし、折位置が他方にずれている場合のマークパターンを薄い色としている。また、図3、図5の実施形態と同様に、各マークパターンの色を折り線71、73に近いマークパターンから順にK(ブラック)、M(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロー)にしている。
第3の実施形態では、マークパターンの色と濃度を把握することにより、折位置のずれの方向やその大きさを認識することが容易になり、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、マーク間隔81を0.5mmとすることで、より小さなずれも判別できる。
図7は、第4の実施形態のマーク群79の構成を示す図である。
第4の実施形態のマーク群79は、第1の実施形態のマーク群79で識別可能な最大のずれの大きさ(4mm)よりも大きなずれを識別可能にするために、第1の実施形態のマーク群79に続けて、5mm〜8mmのずれを示すマークパターンとして、2つの円、あるいは2つの三角からなるパターンを1mmのマーク間隔81で配置している。これらのパターンには、折り線71、73から近い順に、K(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の色が用いられる。
第4の実施形態では、マークパターンの色と形状を把握することにより、折位置のずれの方向やその大きさを認識することが容易になり、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、第1の実施形態よりも大きなずれが把握できる。
図8は、第5の実施形態のマーク群79の構成を示す図である。
第5の実施形態のマーク群79は、折り線71、73に対して実際の折位置が一方にずれている場合を円形のマークパターンとし、折位置が他方にずれている場合を三角のマークパターンとし、ずれの大きさを示すために、マークパターンの大きさを使用している。すなわち、折り線71、73からの距離が大きくなるほど、マークパターンを大きくしている。マーク間隔81は第1の実施形態と同様である。
第5の実施形態では、マークパターンの形状と大きさを把握することにより、折位置のずれの方向やその大きさを認識することが容易になり、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、形状と大きさの違いにより外観をより容易に識別できるようになる。
図9は、第6の実施形態のマーク群79の構成を示す図である。
第6の実施形態のマーク群79は、マークパターンの形状と色は第1の実施形態と同様であるが、マーク間隔81が一定ではなく、折り線71、73から離れるほど、その間隔を大きくしている。
第6の実施形態では、マークパターンの色と形状を把握することにより、折位置のずれの方向やその大きさを認識することが容易になり、第1の実施形態と同様の効果が得られる。加えて、このようにマーク間隔81を変えておくことは、マークパターンにより把握されるずれの大きさから、細かい調整や粗い調整を行う場合に都合がよい。
図10は、第7の実施形態のマーク群79の構成を示す図である。
第7の実施形態のマーク群79は、第1〜第6の実施形態とは異なり、マークパターンを切り欠きのパターンで表わしている。折り線71、73に対して実際の折位置が一方にずれている場合を楕円形の切り欠きのマークパターンとし、折位置が他方にずれている場合を矩形の切り欠きのマークパターンとし、ずれの大きさは、切り欠きの大きさで表わし、ずれが大きくなるほど切り欠きを大きくしている。マーク間隔81については、第1の実施形態と同様である。
第7の実施形態では、マークパターンの形状と大きさを把握することにより、折位置のずれの方向やその大きさを認識することが容易になり、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、形状と大きさの違いにより外観をより容易に識別できるようになる。
以上に7つの実施形態のマーク群79の構成を説明したが、マーク群79の構成はこれに限ることはない。マークパターンの外観は、この他、絵柄(模様)よって変えることも可能である。
さらに、上記の各実施形態ではマーク群79のマークパターンの外観を折り線71、73からの距離に応じて変えているが、折り線71、73からの距離に関わらずマークパターンの外観を同じとしてもよい。この場合、折り後に視認できるマークパターンの数等により折位置のずれの方向や大きさを把握することが可能である。また、折り線71、73の両側でマークパターンの外観を変えているが、折り線71、73の両側でマークパターンの外観を同じとしてもよく、この場合も、マークパターンの視認により折位置のずれの方向や大きさを把握できる。ただし、上記の実施形態に比べると、折位置のずれの方向や大きさの把握はやや難しい。
また、以上の説明では、折後のマーク群79を目視により確認して折位置のずれの方向とその大きさを判断していたが、折後のマーク群79の識別と、折位置の適正化を自動で行うことも可能である。
すなわち、印刷用紙70が実際に折られた位置の近傍の画像をCCD(Charge Coupled Device)カメラ等で撮像し、撮像されたマークパターンを画像認識することにより、折位置のずれの方向と大きさをコンピュータ等で判定させ、この情報をウェブパス部40を制御するシーケンサ等の制御装置(図示しない)にフィードバックすることで、前記したような折位置の適正化を自動で行うことができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………オフセット輪転機
40………ウェブパス部
50………折機
70………印刷用紙
71………折り線(平行折)
73………折り線(咥え折)
74………余白部分
75………絵柄印刷部分
76………咥え折位置
77………マーク群配置箇所
79………マーク群
81………マーク間隔

Claims (10)

  1. 印刷物が折られる折位置に対し略直交する方向に沿って間隔を空けて配置された複数のマークパターンで構成される折位置管理用マーク群が形成された印刷物。
  2. 前記複数のマークパターンが前記折位置との距離に応じて異なる外観を有することを特徴とする請求項1記載の印刷物。
  3. 前記折位置の両側で、前記折位置から等距離に配置されたマークパターンの外観が異なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷物。
  4. 前記マークパターンの外観は、色、形状、大きさ、絵柄、濃度の少なくともいずれか1つが異なることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の印刷物。
  5. 前記複数のマークパターンが、前記印刷物の搬送方向に平行な方向の前記折位置、および、搬送方向に直交する方向の前記折位置について形成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の印刷物。
  6. オフセット輪転機における印刷物折位置管理方法であって、
    前記オフセット輪転機の印刷装置により、印刷物が折られる折位置に対し略直交する方向に沿って間隔を空けて配置された複数のマークパターンで構成される折位置管理用マーク群を印刷物に形成するステップと、
    前記オフセット輪転機の折機により、前記折位置管理用マーク群が形成された印刷物を折るステップと、を有し、
    折られた後の前記印刷物に現れるマークパターンが示す折位置のずれに従って、印刷物が適正な折位置で折られるよう前記オフセット輪転機の調整を行うことを特徴とする印刷物折位置管理方法。
  7. 前記複数のマークパターンが前記折位置との距離に応じて異なる外観を有することを特徴とする請求項6記載の印刷物折位置管理方法。
  8. 前記折位置の両側で、前記折位置から等距離に配置されたマークパターンの外観が異なることを特徴とする請求項6または請求項7記載の印刷物折位置管理方法。
  9. 前記マークパターンの外観は、色、形状、大きさ、絵柄、濃度の少なくともいずれか1つが異なることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の印刷物折位置管理方法。
  10. 前記複数のマークパターンは、前記印刷物の搬送方向に平行な方向の前記折位置、および、搬送方向に直交する方向の前記折位置について形成されることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれかに記載の印刷物折位置管理方法。
JP2011206803A 2011-09-22 2011-09-22 印刷物、及び印刷物折位置管理方法 Pending JP2013067486A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011206803A JP2013067486A (ja) 2011-09-22 2011-09-22 印刷物、及び印刷物折位置管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011206803A JP2013067486A (ja) 2011-09-22 2011-09-22 印刷物、及び印刷物折位置管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013067486A true JP2013067486A (ja) 2013-04-18

Family

ID=48473655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011206803A Pending JP2013067486A (ja) 2011-09-22 2011-09-22 印刷物、及び印刷物折位置管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013067486A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017129263A1 (en) * 2016-01-29 2017-08-03 Hewlett-Packard Development Company, L P Printing indicia indicating an intended location of a fold line
JP2019073389A (ja) * 2017-10-19 2019-05-16 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及び方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001278537A (ja) * 2000-03-29 2001-10-10 Mitsubishi Paper Mills Ltd 印刷用紙の折り位置管理用マーク及び折り位置管理方法
JP2002361839A (ja) * 2001-06-01 2002-12-18 Dainippon Printing Co Ltd マーク検出装置
JP2005132630A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Man Roland Druckmas Ag 折り目補助マークならびに折り製品の折り目の品質を検出するための方法
JP4078373B2 (ja) * 2006-05-22 2008-04-23 三菱重工業株式会社 見当修正方法及び印刷機
JP4568738B2 (ja) * 2007-03-05 2010-10-27 三菱重工業株式会社 断裁方法及び印刷機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001278537A (ja) * 2000-03-29 2001-10-10 Mitsubishi Paper Mills Ltd 印刷用紙の折り位置管理用マーク及び折り位置管理方法
JP2002361839A (ja) * 2001-06-01 2002-12-18 Dainippon Printing Co Ltd マーク検出装置
JP2005132630A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Man Roland Druckmas Ag 折り目補助マークならびに折り製品の折り目の品質を検出するための方法
JP4078373B2 (ja) * 2006-05-22 2008-04-23 三菱重工業株式会社 見当修正方法及び印刷機
JP4568738B2 (ja) * 2007-03-05 2010-10-27 三菱重工業株式会社 断裁方法及び印刷機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017129263A1 (en) * 2016-01-29 2017-08-03 Hewlett-Packard Development Company, L P Printing indicia indicating an intended location of a fold line
US20180250971A1 (en) * 2016-01-29 2018-09-06 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing indicia indicating an intended location of a fold line
US10427435B2 (en) 2016-01-29 2019-10-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing indicia indicating an intended location of a fold line
JP2019073389A (ja) * 2017-10-19 2019-05-16 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及び方法
JP7052284B2 (ja) 2017-10-19 2022-04-12 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像形成装置及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9944094B1 (en) Vacuum media drum transport system with shutter for multiple media sizes
CA2721751C (en) Apparatus for making a booklet-like product
US20130294808A1 (en) Variable cut off in a double cut folder
EP2772355A1 (en) Sheet numbering process and sheet-processing machine for carrying out the same
JP2008100466A (ja) 製袋装置及び袋の製造方法
US9446927B2 (en) Method and system for processing printed sheets, especially sheets of printed securities, into individual documents
US10300689B2 (en) Modifying printing based on cross-web distortions
JP2013067486A (ja) 印刷物、及び印刷物折位置管理方法
JP3560922B2 (ja) 走行シートの切断位置制御装置
CN113001670A (zh) 用于运行平台模切机的方法
US9545799B2 (en) Apparatus and method for printing on and cutting a continuous sheet
US9162482B2 (en) Printing system, and a method for printing
US8505897B2 (en) Z-fold signature finishing system and printer
US8857336B2 (en) Transporting a web through a press
CN104411589B (zh) 用于制造尤其是用于香烟包装件的裁剪件的方法和设备
JP2017065855A (ja) 折れ込み検査装置
JP2012046305A (ja) デジタル印刷による折丁作成システム及びデジタル印刷による折丁作成方法
US8505898B2 (en) Method for making a Z-fold signature
CN103764398B (zh) 用于确定至少一个版面在利用至少一个印刷图在印刷机中印刷的材料带上的位置的方法
US20120306141A1 (en) Z-fold signature media
US20140021674A1 (en) Print product production device
JP5874485B2 (ja) 印刷機の折機およびウエブの折り方法
CN202556937U (zh) 便于定长裁剪的打印胶片片材
JP6406536B2 (ja) 穿孔処理装置および画像形成装置
EP2841366B1 (en) Output assembly for receiving a sheet output by a printing device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150811