JP2013065510A - 液晶表示装置とそのバックパネル - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、液晶表示装置のバックパネルに関し、従来、液晶表示装置のバックパネルを白色シルクなどでコーティングして見栄えを良くし光使用率を向上させているが、これではコストが嵩むことが課題であって、それを解決することである。
【解決手段】液晶表示装置におけるバックライトモジュールにおけるバックパネルであって、前記バックパネルにおける光源の光を液晶パネル側に反射する反射面が、白色の液晶ポリマーフィルム４によってカバーされている液晶表示装置のバックパネル１とする。
【選択図】図１

Description

本発明は、ＬＥＤ（Light Emitting Diode）や有機ＥＬ（Organic light-emitting diodes）による液晶表示装置における、バックライト装置のバックパネルに関するものである。

従来、液晶表示装置において、液晶パネルを照射するＬＥＤ等の光源の背後から、前記液晶パネルをより明るくして光の使用率を高めるために、バックパネルが装備されている。例えば、透過型液晶パネルに対して光源ブロックＬＥＤから出射した表示光を、透過させるとともに一部を反射させる拡散プレートと、該拡散プレートからの表示光を拡散して液晶パネルに導光する拡散導光プレートと、前記拡散プレートで反射された表示光を前記拡散プレート側に反射させて光使用効率を高める反射シートとが設けられてなる液晶表示装置が知られている（特許文献１）。

また、バックライトの一部を湾曲させてなり、導光板と該導光板の背面に設置される反射シートと、前記導光板の前面に配置される配光制御シートと、前記導光板の少なくとも一端面に近接して配置される線状光源とを備えたエッジライト型バックライトが知られている（特許文献２）。

特開２００５−３５２４２７号公報 特開２００４−２８８５７０号公報

しかし、従来の液晶表示装置のバックパネルにおける反射シートは、その表面を白色シルクなどでコーティングしている。これは、ポリイミドの自然色（茶色）が、そのままでは見栄えしないからである。前記コーデキングの工程は、工期を長くするとともに、表示装置の製造コストが嵩む要因となる。そこで、本発明に係る液晶表示装置とそのバックパネルは、このような課題を解決するために提案されたものである。

本発明に係る液晶表示装置のバックパネルの上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、液晶表示装置におけるバックライトモジュールにおけるバックパネルであって、
前記バックパネルにおける光源の光を液晶パネル側に反射する反射面が、白色の液晶ポリマーフィルムによってカバーされていることである。
また、本発明の液晶表示装置は、前記バックパネルを光源の光反射部材に使用してなることである。

本発明の液晶表示装置とそのバックパネルによれば、その反射面におけるカバーレイが、白色の液晶ポリマーフィルムを貼着してなるなので、見栄えや光使用率を高めるために着色したりコーティングしたりする必要が無くなり、コスト低減となると言う優れた効果を奏するものである。

本発明に係る液晶表示装置のバックパネル１の断面図である。 同バックパネル１を使用してなる液晶表示装置１０の一部断面図である。

本発明に係る液晶表示装置のバックパネル１は、図１に示すように、液晶パネルのバックライトモジュールにおいて、液晶ポリマーフィルムを使用するものである。

前記バックパネル１は、ＬＥＤや有機ＥＬ等の光源の光を液晶パネルに反射させるものである。液晶パネルは、例えば、パソコンなどに使用される液晶モニタ、携帯電話などの液晶表示装置、オーディオ機器などのディスプレイ装置、街中の街頭などにおいてニュース若しくは広告を表示するディスプレイ装置などに使用されるものである。

前記バックパネル１は、その構成が図１に示すように、回路基板などのパネル基板２の片面側に接着層３を介して、液晶ポリマーフィルム４を表面に貼着している。

前記パネル基板２は、絶縁性のポリイミドなどである。前記接着層を形成する接着剤は例えば、エポキシ樹脂若しくはアクリル樹脂である。その厚さは約１０μｍ〜３０μｍである。

前記液晶ポリマーフィルム４は、耐熱性に優れており、光反射性に優れたものである。特に、光反射性から白色ＬＥＤ基板用途に適している。この液晶ポリマーフィルム４の厚さは、例えば、１２μｍ〜３６μｍである。

このようにしてなるバックパネル１は、液晶表示装置におけるＬＥＤや有機ＥＬなどの光源から照射された表示光を、液晶パネル側に反射するものである。図２に示すように、透過型液晶表示装置１０において、回路基板５に配設されたＬＥＤ（光源）６の光が、拡散導光プレート７を介して液晶パネル８を照射するとともに、バックライトモジュールにおいては、前記バックパネル１の表層にコーティングされた液晶ポリマーフィルム４によって、ＬＥＤ６からの光が反射され光反射率を高めるものである。なお、バックパネル１のパネル基板２を、前記回路基板５とすることもできる。

前記バックパネル１は、液晶ポリマーフィルム４を接着剤で基板などに接着するだけなので、パネル基板２に対する着色やコーティングの手間が掛からず、安価に製造することができる。

本発明に係るバックパネルは、光反射性に優れていいて絶縁性および高耐熱性があることから、照明用装置のバックパネルは勿論のこと、他の用途の光反射板として使用することができる。

１ バックパネル、
２ パネル基板、
３ 接着層、
４ 液晶ポリマーフィルム（ＬＣＰ）、
５ 回路基板、
６ ＬＥＤ、
７ 拡散導光プレート、
８ 液晶パネル、
９ 筐体、
１０ 透過型液晶表示装置。

Claims (2)

1. 液晶表示装置におけるバックライトモジュールにおけるバックパネルであって、
   前記バックパネルにおける光源の光を液晶パネル側に反射する反射面が、
   白色の液晶ポリマーフィルムによってカバーされていること、
   を特徴とする液晶表示装置のバックパネル。
2. 請求項１に記載のバックパネルを光源の光反射部材に使用してなること、
   を特徴とする液晶表示装置。

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