JP2013052059A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗剤投入部への洗剤の投入が容易になり、所定量の洗剤を確実に霧化装置に供給することができ、霧化装置が安定した性能を発揮できるようにした食器洗い機を提供する。
【解決手段】食器洗い機の本体1の内部に、洗浄槽2と、洗浄槽2の内外に移動する食器かご3と、洗浄水を被洗浄物の食器7に噴射して洗浄する洗浄ノズル6と洗浄ポンプ9と、食器かご3より下側に洗浄水を霧化する霧化装置4と、霧化装置4に洗剤を導く洗剤投入部5とを備え、洗剤投入部5は食器かご3に設けられることにより、洗剤投入部5は食器かご3より低い位置にならないので食器かご3が妨げにならず、より高い位置で洗剤を投入することができ、使い勝手が向上する。また、容易に洗剤を投入することができることにより、所定量の洗剤を確実に霧化装置4に供給することができ、霧化装置4は安定した洗剤濃度の霧を発生することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は食器等の被洗浄物を収納して洗浄する食器洗い機に関するものである。
従来のこの種の食器洗い機は、図8に示すように構成されていた。図8において、食器洗い機は、本体1の前面に上下に分割して開閉する前面扉11(上扉11a、下扉11b)が設けられて前面が開放される。本体1内部には、洗浄槽2と、前後に移動する食器かご3と、洗浄槽2の底部に貯められた洗浄水を霧化する霧化装置4とが備えられる。霧化装置4には、洗剤を投入するための洗剤投入部5が備えられる。食器かご3は、前面扉11が開放された時に前方に引き出すことができるように構成される。洗剤投入部5は、食器かご3が前方に引き出される時に食器かご3の移動を妨げないように、食器かご3より低い位置に配設される。そして、食器かご3は、洗剤の投入を妨げないように洗剤投入部5に重ならないように構成されていた。
特開2001−61756号公報
しかしながら、このような従来の構成では、洗剤の投入を妨げないようにするために食器かご3が小さくなり、食器の収容量を増やすことができない。また、食器かご3が洗剤投入部5に重ならないように構成されても、洗剤投入部5が食器かご3より低い位置にあるため、洗剤の投入がやりにくく、洗剤がこぼれたりして使い勝手が悪い。また、所定量の洗剤が洗剤投入部5に入りにくく、霧化装置4の性能が安定しない。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、洗剤投入部5への洗剤の投入が容易になり、所定量の洗剤を確実に霧化装置4に供給することができ、霧化装置4が安定した性能を発揮できるようにした食器洗い機を提供する。
本発明は上記目的を達成するために、食器洗い機の本体の内部に、洗浄槽と、前記洗浄槽の内外に移動する食器かごと、洗浄水を被洗浄物に噴射して洗浄する洗浄装置と、前記食器かごより下側に洗浄水を霧化する霧化装置と、前記霧化装置に洗剤を導く洗剤投入部とを備え、前記洗剤投入部は前記食器かごに設けられることを特徴とするものである。
これにより、洗剤投入部が食器かごより低い位置にならないので食器かごが妨げにならず、より高い位置で洗剤を投入することができ、使い勝手が向上する。また、所定量の洗剤を確実に霧化装置に供給することができ、霧化装置は安定した洗剤濃度の霧の発生ができる。
本発明の食器洗い機は、洗剤投入部が食器かごより低い位置にならないので食器かごが妨げにならず、より高い位置で洗剤を投入することができ、使い勝手が向上する。また、所定量の洗剤を確実に霧化装置に供給することができ、霧化装置は安定した洗剤濃度の霧を発生することができる。これにより、安定した洗浄性能を発揮できる食器洗い機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の縦断面図 同食器洗い機の洗剤投入部が食器かごの内側領域に設けられた縦断面図 同食器洗い機の洗剤投入部が食器かごの外側領域に設けられた縦断面図 同食器洗い機の前面扉の内側に洗剤投入部が収まるように設けられた縦断面図 同食器洗い機の食器かごに固定される小物入れと洗剤投入部とが一体に形成された縦断面図 同食器洗い機の食器かごと洗剤投入部とが一体に形成された斜視図 (a)同食器洗い機の食器かごが引き出された状態の縦断面図(b)同食器洗い機の食器かごが収納された状態の縦断面図 従来の食器洗い機の縦断面図
第1の発明は、本体の内部に、洗浄槽と、前記洗浄槽の内外に移動する食器かごと、洗浄水を被洗浄物に噴射して洗浄する洗浄装置と、前記食器かごより下側に洗浄水を霧化する霧化装置と、前記霧化装置に洗剤を導く洗剤投入部とを備え、前記洗剤投入部は前記食器かごに設けられることを特徴とする。この構成により、洗剤投入部は食器かごより低い位置にならないので食器かごが妨げにならず、より高い位置で洗剤を投入することができ、使い勝手が向上する。また、容易に洗剤を投入することができることにより、所定量の洗剤を確実に霧化装置に供給することができ、霧化装置は安定した洗剤濃度の霧を発生することができる。それにより、食器洗い機は安定した洗浄性能を発揮することが可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、洗剤投入部は食器かごの内側領域に設けられるもので、食器かごは、洗浄槽の内部全体を利用してより大きく構成され、より多くの食器を収容することができる。
第3の発明は、第1の発明において、洗剤投入部は食器かごの外側領域設けられることにより、使用者は食器かごに収納された食器に妨げられることなく、洗剤を容易に投入することができる。
第4の発明は、第3の発明において、前面扉の内側に洗剤投入部が収まる凹部が設けられるもので、食器かごを洗浄槽の内部全体を利用して大きく構成することができ、食器の収容量を増やすことができるとともに、洗剤投入部を気にすることなく、食器を収容することができる。
第5の発明は、第1から第4のうちいずれかの発明において、食器かごに固定される樹脂製の小物入れが備えられ、洗剤投入部は前記小物入れと一体に形成されるもので、一体に形成することで食器かごに小物入れと洗剤投入部とを別々に固定する必要がなくなるので組み立て作業性が向上する。
第6の発明は、第1から第5のうちいずれかの発明において、樹脂製の食器かごが備えられ、洗剤投入部は前記食器かごと一体に形成されるもので、一体に形成することにより、食器かごに洗剤投入部を固定する必要がないので組み立て性が向上する。
第7の発明は、第1から第6のうちいずれかの発明において、記洗剤投入部の底部開口に開閉可能な蓋が備えられ、食器かごが前に引き出された時は前記蓋が閉まり、前記食器かごが所定の位置に収納された時は蓋が開くように構成されるもので、使用者は、食器か
ごが引き出されている時に洗剤を洗剤投入部に投入すれば、洗剤を手元に近い位置で、より容易に確実に投入することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における食器洗い機の縦断面図である。図1において、食器洗い機は、本体1の前面に上下に分割して開閉する前面扉11(上扉11a、下扉11b)が設けられて前面が開放される。上扉11aは上方に持ち上がるように開口し、下扉11bは下端を支点に前方に倒れるように開口する。本体1内部には洗浄槽2が形成され、洗浄槽2の内側の底部に洗浄水を噴射する洗浄ノズル6が回転自在に設けられる。洗浄ノズル6の上方に、被洗浄物としての食器7を収容する食器かご3が配置される。食器かご3は、前後に動いて洗浄槽2の外に移動することができ、開口した下扉11bの上部に引き出すことができるように構成されている。
洗浄槽2の底部に洗浄水が溜まる貯水部10が設けられ、貯水部10の上部を覆うように残滓フィルター10aが配設される。貯水部10から洗浄ノズル6まで、途中に洗浄ポンプ9を介して配管で接続されて、洗浄装置が構成される。また、洗浄槽2の底部に洗浄水または洗浄槽2の空気を加熱するヒータ8が配設される。
洗浄槽2の底部の前側には、洗剤を少量の洗浄水で溶かして高濃度な洗剤液を生成し、その洗剤液をミスト化する霧化装置4が配設される。霧化装置4の上方には、投入される洗剤を霧化装置4に導く洗剤投入部5が設けられる。洗剤投入部5は、食器かご3に設けられ、食器かご3とともに移動する。そのため、洗剤投入部5は、引き出された時には下扉11bに当たらないように配設され、かつ洗浄槽2へ収納された時には霧化装置4に確実に洗剤を導入するように構成される。
このように構成された食器洗い機の機能を説明する。食器洗い機は、洗浄工程、すすぎ工程及び乾燥工程を通じて食器7を洗浄するが、ここでは洗浄工程の概略について説明する。
使用者は、食器洗い機の運転を始める前に、食器かご3を洗浄槽2から引き出して汚れた食器7を配置し、配置が終わると食器かご3を洗浄槽2に収納する。そして、計量スプーンなどで所定量の洗剤を洗剤投入部5に投入し、前面扉11を閉じて食器洗い機の運転を開始する。
洗浄工程が開始されると、洗浄槽2に洗浄水としてヒータ8及び霧化装置4が浸かる程度に水道水が所定量給水される。給水された洗浄水は、洗浄中にヒータ8によって加熱されて温水となる。洗浄水は、貯水部10から洗浄ポンプ9により吸い込まれ、洗浄ノズル6に圧送される。洗浄水は洗浄ノズル6から勢いよく噴射され、この洗浄水によって、食器かご3に配置されて洗浄槽2に収納された食器7が洗浄される。食器7を洗浄した洗浄水は、再び貯水部10に流入し、洗浄ポンプ9に吸い込まれて循環する。食器洗い機は所定時間だけ洗浄を行うと、汚れた洗浄水を排水してすすぎ工程に移る。
本実施の形態においては、洗剤投入部5が食器かご3に設けられている。そのため、使用者が所定量の洗剤を洗剤投入部5に投入する時、洗剤投入部5が食器かご3より低い位置にならないので食器かご3が妨げにならず、より高い位置で洗剤を投入することができ、使い勝手が良い。また、容易に洗剤を投入することができることにより、所定量の洗剤
を確実に霧化装置4に供給することができ、霧化装置4は安定した洗剤濃度の霧を発生することができる。これにより、食器洗い機は安定した洗浄性能を発揮することができる。
以下、洗剤投入部5を設ける位置や構成について、複数の形態について説明する。図2は、洗剤投入部5が食器かご3の内側領域に設けられた食器洗い機の縦断面図である。図2において、食器かご3は、洗浄槽2の前方で前面扉11の近くまで構成されている。洗剤投入部5は、その食器かご3の内側領域の前部に設けられている。これにより、食器かご3は、洗剤投入部5の部分を除いて、洗浄槽2の内部全体を最大限利用してより大きな食器かご3にすることができる。従って、より多くの食器7を収容することができる。
図3は、洗剤投入部5が食器かご3の外側領域に設けられた食器洗い機の縦断面図である。図3において、洗剤投入部5は食器かご3の前部で外側領域に設けられている。これにより、使用者は食器かご3に収納された食器7に妨げられることなく、洗剤を容易に洗剤投入部5に投入することができる。
図4は、前面扉11の内側に洗剤投入部5が収まるように設けられた食器洗い機の縦断面図である。図4において、洗剤投入部5は、食器かご3の前部で外側領域に設けられている。前面扉11の下扉11bの内側には、洗剤投入部5が収まるように凹部11cが設けられている。この構成により、食器かご3は洗浄槽2の内部全体を利用して大きな食器かご3にすることができ、多くの食器7を収納することができる。さらに、使用者は食器かご3に収納された食器7に妨げられることなく、洗剤を容易に洗剤投入部5に投入することができる。
図5は、食器かご3に固定される小物入れ12と洗剤投入部5とが一体に形成された食器洗い機の縦断面図である。図5において、樹脂製の小物入れ12が食器かご3に固定されている。さらに、洗剤投入部5が小物入れ12と一体に形成されている。この構成により、食器かご3に小物入れ12と洗剤投入部5とを別々に配置して、別々に固定する必要がなく、1つの作業で組み立てることができるので、組み立て作業性が向上する。これまで説明した構成において、食器かご3は樹脂製でも金属製でも良い。
図6は、食器かご3と洗剤投入部5とが一体に形成された食器洗い機の食器かご3の斜視図である。図6において、食器かご3は樹脂製である。洗剤投入部5は、この食器かご3の前部の外側領域に一体に形成されている。この構成により、組み立て工程で食器かご3に洗剤投入部5を固定する作業がなくなり、組み立て作業性が向上する。なお、小物入れ12は、洗剤投入部5と同様に食器かご3に一体に形成されれば、さらに組み立て作業性が向上するし、一体に形成せずに移動式とされれば、食器7の配置において自由度が向上する。
図7(a)は、食器かご3が引き出された状態の食器洗い機の縦断面図で、ある。図7において、洗剤投入部5は食器かご3の前部で外側領域に設けられている。洗剤投入部5の底部開口部13に開閉可能な蓋14が備えられている。この蓋14は、重さにより開き、前面扉11に乗り上がって閉まる構成になっている。すなわち、蓋14は、食器かご3が前に引き出された時には閉まり、食器かご3が洗浄槽2の所定の位置に収納された時には開くように構成されている。この構成により、使用者は、食器かご3が引き出されている時にも洗剤投入部5へ洗剤を投入することができる。この時、洗剤投入部5が手元に近い位置にきているので、洗剤を、より容易に確実に投入することができる。そして、食器かご3を洗浄槽2の所定の位置に収納すると、洗剤投入部5の蓋14が開いて洗剤が霧化装置4に落下する。
以上説明したように、本発明にかかる食器洗い機は、食器かごより下側に洗浄水を霧化
する霧化装置と、霧化装置に洗剤を導く洗剤投入部とを備え、洗剤投入部は食器かごに設けられることを特徴とする。この構成により、洗剤投入部は食器かごより低い位置にならないので食器かごが妨げにならず、より高い位置で洗剤を投入することができ、使い勝手が向上する。また、容易に洗剤を投入することができることにより、所定量の洗剤を確実に霧化装置に供給することができ、霧化装置は安定した洗剤濃度の霧を発生することができる。それにより、食器洗い機は安定した洗浄性能を発揮することが可能となる。
本発明にかかる食器洗い機は、洗剤投入部が食器かごより低い位置にならないので食器かごが妨げにならず、より高い位置で洗剤を投入することができ、使い勝手が向上する。また、安定した洗浄性能を得られる。従って、食器かごと洗剤を所定の場所に導く洗剤投入部とを備えたものであれば、いかなる型の食器洗い機にも適用できるものであり、特に家庭用の卓上型およびビルトイン型の食器洗い機に有用である。
1 本体
2 洗浄槽
3 食器かご
4 霧化装置
5 洗剤投入部
6 洗浄ノズル(洗浄装置)
7 食器
8 ヒータ
9 洗浄ポンプ(洗浄装置)
10 貯水部
10a 残滓フィルター
11 前面扉
11a 上扉
11b 下扉
11c 凹部
12 小物入れ
13 底部開口部
14 蓋

Claims (7)

  1. 本体の内部に、洗浄槽と、前記洗浄槽の内外に移動する食器かごと、洗浄水を被洗浄物に噴射して洗浄する洗浄装置と、前記食器かごより下側に洗浄水を霧化する霧化装置と、前記霧化装置に洗剤を導く洗剤投入部とを備え、前記洗剤投入部は前記食器かごに設けられることを特徴とする食器洗い機。
  2. 洗剤投入部は食器かごの内側領域に設けられる請求項1記載の食器洗い機。
  3. 洗剤投入部は食器かごの外側領域に設けられる請求項1記載の食器洗い機。
  4. 前面扉の内側に洗剤投入部が収まる凹部が設けられる請求項3記載の食器洗い機。
  5. 食器かごに固定される樹脂製の小物入れが備えられ、前記洗剤投入部は前記小物入れと一体に形成される請求項1から4のうちいずれか一項記載の食器洗い機。
  6. 樹脂製の食器かごが備えられ、洗剤投入部は前記食器かごと一体に形成される請求項1から5のうちいずれか一項記載の食器洗い機。
  7. 洗剤投入部の底部開口部に開閉可能な蓋が備えられ、食器かごを前に引き出した時には前記蓋が閉まり、前記食器かごが所定の位置に収納された時は前記蓋が開くように構成される請求項1から6のうちいずれか一項記載の食器洗い機。
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