JP2013050942A - 画像表示保護装置、及び、その方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作品の全容と品質を確認しつつ、かつ非所有という効果を作りだすことができるコンテンツ販売システムを提供する。
【解決手段】購入前」と「購入後」から成るコンテンツ保護方法を特徴とし、又、前記鑑賞者がコンテンツを購入する為の決済システムと、作品入手機能を備える。動的な動きをする2枚からなるフィルタにより、「購入前」の高解像度の画像を確認可能としつつも、動的に動いて不正使用を防止し、画像の保護(表示回数制限有)を行う。
【選択図】図2

Description

オンライン上にて、デジタルコンテンツを販売するためのシステムであり、コンテンツの不正使用からの保護方法を有するもので、主に、「販売前」と「販売後」の2つの保護方法から構成されたシステムである。そして、「販売前」の保護方法は、デジタル上で表示可能な芸術性の高い画像データ(絵画、イラスト、フォト、若干の動きがある静止画等であり)の様な一枚の平面で構成される画像(以下、一枚画と表記)を対象とするものであり、これは、実用販売によるものではなく鑑賞用としてインターネット上で販売可能にするものである。そして、「販売後」の保護方法としては、オンライン上にて表示可能なデジタルコンテンツ(画像、動画、書籍、音楽、ゲーム等)を対象とする。
一枚画である画像データを販売するための方法として、画像データの一部を欠損させる方法がある。この場合の商品としての画像は、壁紙やプレゼン資料などテンプレートデザインとして実用的に使いたい場合がほとんどである。又他に、実用的な画像の販売方法には、画像データそのものではなく、画像をTシャツやマグカップ、ハンカチ、ポストカード、カレンダー等にプリントアウトして販売する方法がある。又、広告デザイン(グラフィックデザイン)等の画像を作成するための素材としての画像販売がある。このケースでは、画像作品というのは最終商品では無く中間商品としてのニーズで販売する。画像を実用性以外(鑑賞用)で販売する場合は電子書籍として販売する方法がある。又他には、動画による配信がある。動画による配信の場合は、一枚画を何枚かに組み合わせ、時間の経過と共に表示させる方法である。しかし販売は行われていないケースがほとんどである。又、鑑賞と実用を兼ねた方法としては、お金を支払った有料会員にのみアクセス権が与えられ、作品を好きなだけダウンロードできるという方法がある。しかし、この場合はほとんどが壁紙等に使える画像であることとして販売し、販売前は作品を鑑賞することはできないとしている。尚、先に同課題で≪特願2009−299427≫として出願しており、本発明はさらに発展したものとしている。
不明
本提案が取り扱いたい一枚画の画像データは、芸術性の高い絵画・イラスト・フォト等である。例えば、理想とする作品を制作するために長期の時間が費やされた時、例えば、制作者が1年がかりで作品を制作した時、これらの作品には簡易に作る事が出来ない作業量というものがある。その時、その作品を発表する場としてふさわしい場所がなかなか見つからないという課題がある。作品を人に知ってもらう方法・発表する方法として、リアル上に紙媒体として発表する場合と、バーチャル上にデータとして発表する2つが考えられるが、紙媒体の発表の場では、費用が掛り多くの人には観てもらえないデメリットが在る。又、作品そのものよりも、何に作品が描かれているかという支持体(絵が描かれている媒体、紙、板、布等)が問われる。例えば、立体的・彫刻的な視覚作用、見せ方、加工処理等が問われる。又、作品の耐久性も問われる。劣化しやすいという事は作品としての質が落ちてしまう。又、デジタル加工していれば印刷への打ち出しによる発表になるが、色が変わってしまうという問題がある。ネット上で発表する場合であれば、多くの人に見てもらえて費用も掛らない、支持体も関係がなく耐久性も問われない、色も光の三原色で表せ、色の三原色よりも美しく表現できるというメリットがある。しかし、画像保護としては課題がありデメリットがある。例えば、オンライン上で画像を表示してしまうと、鑑賞者はインターネットに繋ぎさえすればいつでも作品を鑑賞することができるので、既に画像を所有したことになり購入の必要が無くなってしまう。ダウンロード防止によりダウンロードができなくても、印刷防止により印刷ができなくても、オンライン上に表示ができるという事は、作品を鑑賞でき画像を所有していることと同じになる。実用性のある画像データではなく鑑賞用として作品の提供をする場合には致命的である。その為、制作者側の心理としては、長期の時間を費やし作成した作品を、オンライン上に表示するということは無料で作品を提供するという事になり、ネット上での作品の表示を避ける傾向にある。上記の理由によりリアル上での発表、バーチャル上での発表はどちらも困難である。
又、芸術作品を購入する心理的プロセスとして、作品の全容を確認しその作品を気に入ったから購入するというステップがある。品質を確認し良いものだから欲しいという心理がある。例えば、本屋さんで芸術作品の画集を購入する時、一度、中身を確認してから購入の判断をする。この時、袋閉じになっていたり中身の分からないものであれば金額が高額という理由もあり躊躇してしまう。又、例えると、音楽の場合であれば、ラジオやテレビなどで受動的にでもその曲を一度聴き知っており、気に入ったから購入するというステップを踏む。この事から、上記で記述した有料会員にだけ鑑賞できる環境、また、ダウンロードできる環境では課題が残る。まだ見ていない、知らない作品に対し、先にお金を出して買うという行為はハードルが高く成り立ちにくい。しかし仮に成り立つケースが在るとしても、既に、過去に作品を何点か知っているお気に入りの作家である場合がほとんどである。また、作家を知っていなくても購入するケースがあるが、その場合でも過去にそのジャンルに対して面白いという動機付けがなされておりジャンル買いをする場合である。この場合、その作品はおそらくは良いものだろうと予測され購入するのであり、何かしらの過去に知っているという状態が必要になる。例えば音楽の場合ならジャケット買いというのがある。この場合も好みのジャンルに対して予測を立てている一種のジャンル買いの感覚と考えられる。しかし、このケースでも鑑賞した事が無いのには変わりがなく購入にはリスクがあり当り外れもある。しかしながら、画像をオンライン上で確認し気に入った上で購入してもらうには、上記に述べた様に、オンライン上に表示してしまえば所有行為が成立してしまうというデメリットがあり困難である。
画像の一部破損方法では、一部の個所は見せているという方法をとり鑑賞可能部分と鑑賞不可部分を成り立たせているが、デメリットとして画質を落としている個所が、実は思っていた様なクオリティでなかった場合であったり、又、鑑賞可能部分だけが美しくて破損部分は手抜きをしていた場合であったり、それらが考えられた場合、購買意欲が下がってしまう。又、観賞可能部分はいつまでも観ることができるのでそれだけで満足してしまうケースもある。一部、欠損を作る事によって効果的なのは、壁紙に使用したいなど実用的に使える場合であり、鑑賞以外の用途が在る場合には有効である。しかし芸術作品として鑑賞するための販売方法としては不向きである。
画像をオンライン上に表示すれば所有として成り立ってしまうというデメリット意外にも、画像を表示するデメリットとして以下のものがある。画像データは画面上に表示できれば、プリントスクリーン・キャプチャーによりコピーが可能になる。又、右クリックによるデータのダウンロード、又、印刷による紙での保有も可能になる。データは簡単にコピー可能であり、大量にオンライン上に配られる危険性もある。しかしながら、オリジナルの所在が一点物の紙媒体にある場合は、デジタルデータはコピーにすぎないとし、画像データを表示しオリジナルである紙媒体を販売するというモデルは存在する。この場合、多くの人に見てもらう事は可能だが、取引金額が高額になるというデメリットがある。又、リアル上での発表と同じ様に、支持体の処理と耐久性は問われてしまう。又、この場合、確かにデータはコピーに過ぎないのだが、劣化コピーであっても所有は出来てしまうというデメリットがある。
数枚を組み合わせたセット販売では、組み合わせた内の数枚は表示させ、その他は見せないという方法であるが、デメリットとしては一枚での販売が不可能であるということである。制作側は作品点数が溜まらなければ販売ができないし、作品点数を貯めるなら価格は上げたいと考える。けれど購入側には金額が高くなってしまう。動画により一枚画を数枚組み合わせ時間の経過とともに表示させる方法では、ダウンロードファイルは動画ファイルによる販売なのか、それとも動画とは別に画像データを販売するのか、という問題ができる。又、制作者は、作家は画像データをUPしたいが動画を作らないといけないのか?また、サイト側が作品を自動で動画にするシステムを作るのか、また、作品が一枚しかない場合、例えば3秒だけ動画が流れるような作品を作るのか、という問題がある。これらの方法では手間がかかり一枚画の販売向きではない。また、動的なキャプチャーコピーによる画像保護はしきれていない。
一枚画の場合、動画や音楽とは違い時間的なボリュームが無いという特長がある。例えばフルタイム5分の作品であれば30秒だけ観賞可能部分を作ればお試し機能が成り立つ。一枚画の場合、時間的なボリュームがないので音楽のようにお試し機能として観賞部分と非観賞部分を作ることができない。
また、過去の絵画マーケットはこれまで制作するのも購入するのも金額が掛りすぎる為、一部の富裕層が購入し評価を決めるという傾向にあった。その為、大衆から理解されにくく大衆文化から離れたものとして認識され存在している。又、実用可能な画像というのは、鑑賞用としても効果はあるのだが、ほとんどは芸術性が制限されてしまう。奇抜なもの情緒性のあるもの遊びのあるものは、その場に相応しくなければ必要性はなく、実用としては均一で無難な物、主張の激しくないもの、その場に相応しい物が好まれる傾向にある。しかし、絵画というのは制作する側も鑑賞する側も、遊びや娯楽としての要素を必要としている部分がある。
以上の内容を纏めると、デジタルコンテンツには、「図5」の様に、大きく分けて、「B:動的コンテンツ」「C:非動的コンテンツ」があり、さらに非動的コンテンツを分類すると、「D:中間コンテンツ」と「E:最終コンテンツ」がある。そして、「B:動的コンテンツ」の表示媒体では、1枚で構成される画像ファイルを時間単位で分割し表示する事が不可能である為、お試し機能として不十分であった。又、「D:非動的中間コンテンツ」の表意媒体では、販売しているものが作品使用権である為異なり、又、使用を目的であれば極端な話、観賞からの保護を行わなくても差し支えは無く、顧客からの観賞やコンピュータからの不正コピー等の保護を殆ど行ってはおらず不十分であった(「図7」参照)。又、動画媒体の場合、その根底にある土台の概念が、時間ファイルというデータファイルのデータ量の分割にあった。又、デジタルデータでの非動的最終コンテンツは、コンテンツそのものが存在していないか、あるいは限りなく少ないと考えられ、又、市場も存在してはいない状態である。又、非動的中間コンテンツとはデザイン的な概念であり、絵画的概念である非動的最終コンテンツとはジャンルが大きく異なるものであり、目的に於いても基礎学問と応用学問程の違いがある。その為、求められているもの(役割)や、何に価値が置かれているのかの必要性(目的)が異なる為、使用目的画像(デザイン)の販売システムを使って、観賞用(絵画)画像を販売する事ができたというのは不可能である。又、既存では、絵画とデザイン画像の違いが発見されてはおらず、絵画の定義があいまいであった。あるいは、絵画の定義は存在しておらず、絵画とは何か?という定義なしの状態であった。そして、既存にある殆どの画像販売システムは使用を目的としたデザイン的画像であるものとする。又、本来の絵画分野からしてもデジタルデータは絵画ではないという認識が強く、又、デジタルデータ絵画は、既存の絵画の概念とは異なるものであり、本発明が新たに定義を行っているだけのものである。又、使用目的であれば使用を行った時点で、不正使用が発覚しやすいリスクがあるが観賞目的の場合、個人的に観賞可能とすれば済むだけの話であり、不正を発覚する事が容易ではない。その為、あらゆる点で、使用目的である画像保護方法と、観賞目的の画像保護方法は桁外れに解難易度が上がるものである。又、本発明の課題は、絵画と言う1分野に於ける市場の課題であり、これに携わる人口は多く、大勢の人間が考えていたであろう昔から存在する周知課題である。しかしながらIT技術が到来してから長らくの時間が経過し、長らく解決のできていない難易度の高い難問である。又、「図9群」「図10群」は、既存コンテンツ(動的、非動的中間)媒体の比較図である。「図9群」は、既存お試し機能の構造であり、「図10群」は、既存お試し機能の根底となっている概念である。又、「図10−3」は、非動的コンテンツの空間認識と動的コンテンツの時間認識との相違点である。そして本発明は、先の出願文献≪特願2009−299427≫の欠陥を補う出願内容となる。例えば、「D2」のマークが動き回っても、合成不可となる様な複雑な動き方や、視覚的にも「完全に見えるし完全に見えない」という矛盾した効果を作り出す事に置いて、仮に理論上そうした効果を狙っていたとしても実際のフォルムと動きと構造が、どのような内容なのか実現できていなかった。又、「D1」フィルムの細部に於いても不完全であった事としております。(※尚、中間コンテンツと、最終コンテンツという表現は、「段落0002」の最終商品と中間商品という言葉の意味と同一である)又、本発明は、課題を解決するために、少なくとも「経済、IT、芸術の3大専門分野」に関する、膨大且つマクロ的な知識から(又、体系化されていない所から)長年研究を行い課題の解決を試みるものであります。尚、本発明は、観賞を目的とするコンテンツの販売を可能にするものであって、対象作品が、使用目的として使うことは、鑑賞者と制作者の間の自由である。しかしながら観賞目的コンテンツの大半は、従来常識を考えても、使用目的としては使えない物が多いものである。(※レベルにもよるが商用は尚更不可とされている)
上記の課題を解決する為に以下本発明について詳細を述べる。尚、説明を容易にする為に添付図面の参照符号を括弧書きにて付記しているが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
(図1)は、制作者が画像データを端末Aから記憶装置に記憶させ、鑑賞者がオンライン上で画像データを端末Bに表示させ鑑賞し、販売購入するシステムスキームである。(図2)は画像データの表示方法である。下方にサムネイル群が表示されており、鑑賞者がその中からクリックし選択した画像が上方に高解像度画像として表示される。画像の大きさが縦長・横長、又は、四角形以外の形態をしていても、表示媒体の中に納められる。表示媒体とは、例えば一点物の紙媒体を飾るための額縁のようなものである。又、フィルタaとフィルタbというのは、2枚の異なる形態をしたフィルタがスライドにより動的に画像を保護する機能である。ボタン(b)は、数枚セットの販売(ポートフォリオ販売)でのボタンである。次の作品を鑑賞する際にページの様にめくる事が出来る。本提案は、一枚画単体で販売できる機能であるが、セット販売も補足的な追加機能として設けている。情報データbは見出しであるタイトル、投稿時間、制作者名などである。情報データaは作品の内容である情報である。ジャンル、寸法、素材、技法、タグ、フリー文字、また、オリジナルの所在の明記等である。オリジナルの所在の明記とは、オリジナルが一点物(※ほとんどは紙媒体なので以下、紙媒体とする)なのか、デジタルデータなのかという明記である。マスターが紙媒体というのはデジカメ等で移しとりデジタルデータにしたもので、オリジナルはあくまでも紙媒体にあるというものである。デジタルデータがオリジナルというのは、描画ソフトなどでデジタル加工をしたものを言う。デジタルデータがオリジナルの場合、光の3原色で表現できるので色彩効果としては色の3原色より美しく表すことができる。オリジナルの所在が紙媒体にある場合、鑑賞者は、そのデジタルデータは劣化コピーであるものと了承し購入することができる。この場合、従来の画集やはがき、ポスターなどの印刷販売と同じ劣化コピーという位置づけになる。
本物を観賞したい場合には美術館やギャラリ−に足を運ばなければならない。他にもオリジナルが紙媒体のメリットとしては、デジタルデータが出回ることで本物の価値を上げることができ紙媒体は従来通り高額な販売はできると考えられる。又、鑑賞者は、オリジナルの所在がデジタルデータであればそれが本物だと認識して購入することができる。
(図3)は、一枚画である画像がどのように表示され鑑賞されるかのステップである。下方のサムネイル群から選択され上方に表示された高解像度画像は、通常[1]の状態でありフィルタbで閉じた状態である。この時、フィルタは透明でも不透明でも構わず作品が見えない状態である。又、(図2)のサムネイル画像は作品を鑑賞して楽しめないぐらいの小ささに表示される。フィルムbが閉じられた状態から、表示ボタン(a)を押すと、フィルタaとフィルタbがスライドしながら下がり、作品が見えるようになる。このフィルタというのは、何かと言うと、イメージで例えるならば、人間の目の上にある瞼に当たるものだとする。美しい視界を手に入れる為には、瞼が無ければいけないものとする。現在、コンピュータの視界は常に、瞼が開きっぱなしの状態にあるものとします。目玉をカバーするものが、このフィルタに当たる。そして、最初は、瞼が閉まっている(クローズ)状態であり、瞼を開く信号を入力すると、瞼が瞬きするように数秒ほど開きます。視界(画像)購入前は、この瞬きの数が制限されており、例えば、3回なり、5回なり、8回なり、瞬きの数がお試しの機能だとします。そして、2種類のフィルタが動的に動くことにより、高解像度作品の全容を見せつつも鑑賞者側の非所有を生み出している。フィルタaは動的に動いているので、例えば+の模様であれば見えていなかった+模様の部分が動的にずれて見えるようにもなる。このような形で全体的には全ての画像を確認可能になる。フィルタaの形状は、見えなかったものを動的に動かし見える様にする為の形状であり、例えば、この形状が単純な形をしていれば、動的なキャプチャ−によるコピーによって、見えていた部分と部分とを合成させ作品が復元されてしまう。フィルタaは動的画像をコピーするキャプチャーからの保護を目的としていて(図4)のように複数に散在した模様が入る事で、仮に画像が動的にコピーされたとしても復元するには手間が掛ってしまうという効果がある。この模様は、画像加工ソフトによる合成や復元に対応した模様であって、これは規則的な模様ではなくランダムである事が好ましく複雑であればあるほど良い。例えば、色も単一でない方が好ましい。その為、これら図に表示された形態だけによるものではないとする。例えば、動きについては右に動いたり左に動いたり点滅するなどが考えられるし、フィルタを3枚にする等も含まれる。フィルタbは、主にプリントスクリーンによるコピー、キャプチャーによるコピー、印刷、右クリックによるダウンロードの防止を行っている。又、いつでも鑑賞できる状態ではない環境を作り出している。又、表示ボタン(a)はカウントされ表示制限を設けている。コンピュータにより与えられた識別コードが、同じ端末からのアクセスに対し何回までと言う様に、表示ボタン(a)による表示回数を制限している。これは、あくまでもお試し機能であるために設定される。(図3)の[3]の状態では作品の全体が表示されている。この時フィルタaも動的に動いている。これにより鑑賞者は全ての作品の品質を確認することが可能になる。[4]の状態では、フィルタa、フィルタb共にスライドするように元の状態に閉まっていく。[5]では、元のフィルタが完全に覆われ作品が見えない状態を表している。[1]から[5]までがお試し機能の一連のステップある。この効果の説明としては、一枚画の場合、時間的なボリュームが無いというデメリットが在る。その為、時間的なタイムリミットを有しても意味がないと思われてしまう。しかし、芸術的にすぐれた画像である場合、つまり一枚画の中にある高度に洗練された表現や技法が在る場合は、その認識を人が把握するのに要する時間に、一枚画の時間的ボリュームがあるとみなしている。これは、高度な技術が詰まっている程、時間的ボリュームがあるという事になる。作品に釘付けられて脳が処理し認識する所要時間というのは、同じ一枚画の作品であっても違ってくる。ある作品では、時間的ボリュームが3秒であったのに、他の作品では10分だったりするというような事もある。フィルタが[4]のように閉まるのは、人が認識できる手前でタイムリミットを作り出すのを目的にしている。大体は2〜3秒程度である。[6]はフィルタの開閉が横スライドのパターンである。又、この方法は芸術的に優れた画像であれば特に有効であり、そうでなければ余り効果は無いとされる。(図4)は、フィルタaのバリエーションである。NO9,10がランダムなパターンである。文献≪特願2009−299427≫では、フィルタbの機能を所有しているが、2枚目のフィルタaの機能を所有していない。又、どのタイミングでフィルタが開閉するのかも記載がなく表示制限回数も無い。
又、「図6」にある、「第一認識」と「第二認識」とは、非動的コンテンツの認識のメカニズムを分解したものである。「段落0002」の「一枚画の中にある高度に洗練された表現や技法が在る場合は、その認識を人が把握するのに要する時間に、一枚画の時間的ボリュームがあるとみなし…」とは、第二認識を指している。

第一認識…0.1秒空間認識による瞬間把握である(全体の瞬間把握、一瞬の作品の良し悪しの認識)
第二認識…長期的空間認識による細部の把握である

又、コンテンツを購入するに至るまでの欲求を、2種類に分類したのが「1次的欲求」と「2次的欲求」ある。

「1次的欲求」とは…現在“目の前”にある作品“そのもの”が欲しい
「2次的欲求」とは…現在“目の前”にある作品の“続き”の作品が欲しい

本発明のフィルタによる保護は1次的欲求をカバーし、パッケージ化機能は2次的欲求をカバーしている。
又、「図8」は、フィルタaとフィルタbの構造であり、フィルタbは、ちょうど人間の瞼が開閉する様な機能である。これは、第2認識(長期空間認識)をシャットアウトする。又、フィルタaは、きめ細かいフォルムであり、規則的、且つ不規則な構造をしている。これは丁度、雪の結晶の様な構造である。雪の結晶には大きく、「柱状」と「星状」と、又その「混合形状」があり、一定の規則性を持っているが、結晶の一つ一つを厳密に見て見ると、一つとして同じ形がなく不規則でランダムな構造をしている。本発明の「フィルタa」はこの様な、「不規則」と「規則」の間を為す構造形態をとる。(これはコンピュータがコピーできない構造である)又、「図4」にある「点状」と「線状」以外にも、2つ合わさった「混合形状」や、それ以外にも考えられる「元型 」も応用型とします。(「図16」群参照)「元段落0012」の、「規則的な模様ではなくランダムである事が好ましく複雑であればあるほど良い」とは、不規則性のフォルムの事を指す。しかしながら、不規則すぎても好ましくなく、フォルムと言うのは、一定の規則性が在る方が人は美しさを感じる為、「図4」は、一定の規則性のある「基本型」とし、最もシンプルな基本型として「点状」と「線状」を上げています。そして、この基本型を土台として、複雑性を持つ構造となります。又、この複雑性とはコンピュータでの自動読み取りが不可な状態を指す。又、フィルタaは、コンピュータへの合成及び不正コピーからの保護を行い、且つ、第1認識(0.1秒空間認識)を可能にするフィルタである。
又、「図11」群は、本発明の画像表示媒体の構造である。「図11−1」は本発明の構造であり、既存機能である「図9−1」「図9−2」との比較を行った図である。そして、本発明の2枚のフィルタ構造は共に、既存のお試し方法とは相違しております。「図11−2」は、「見えるし見えない」ギリギリの効果を出すためのフォルムであり、視覚的認識のシャットアウトと、合成技術からのシャットアウトの2方向からのブロック処理を行う効果がある。これは見える場所と見えない場所のタイミングを、スライドにより絶妙に細かくずらす構造であり、例えば、劣化画像が、細かく、バラバラに見えたり見えなかったりする様にずれる事ができれば、動的コピーによる繋ぎ合わせを行う合成処理が大変面倒となる。又、合成不可の形状と言うのはコンピュータで、容易に“範囲の自動選択”ができない模様という事を指す。範囲の自動選択不可とは、フォルムの境界ラインの特定が機械では認識できない事を指す。そして、単純な形で在ればある程、コンピュータは境界ラインを読み取る事が可能となる。そして必然的に、画像処理を行う者の間では、コンピュータが読み取り不可の複雑性のあるランダム形状と言えば、“境界ラインが自動選択では読み取れない”「図14」の様な形の手書きの様なランダム形状を考える事ができます。尚“手書き”という表現は実際は正確ではなく、概ね手書きのままでは美しくない為、美しさを調整しなくてはならず、美しいレベルでの不規則性であり、不規則と規則の調整を行う形になります。しかしながら手書きと言う極端な説明で在れば、イメージが容易なので、表現を行うものであります。又「図13」は、画像表示媒体におけるフィルタの構造を立体的に表したものである。※尚「図13」では、確認が容易な様に、フィルタaとフィルタbの重なる順番を逆にしております。
又、不規則性の規則構造の説明を以下に述べる。本発明が考案されるまでにあたり、まず、「見えるし見えない」という矛盾が両立するような状態を創り出す解決法方を考えなくてはなりませんでした。又それは、視覚的認識可能の効果と、合成技術からのシャットアウトの2方向からのブロック処理を行う事が必要である。この2つを満たす形態を考えなくてはならず、そこで、まず考えたのは見える場所と見えない場所の、タイミングを、絶妙に細かくずらす方法である。例えば、鑑賞の邪魔をする劣化画像が、細かくバラバラに見えたり見えなかったりする様にずれる事ができれば、動的コピーによる繋ぎ合わせを行う合成処理が大変面倒になる。これは時間を掛けて頑張れば合成処理は可能だけれど、時間が掛りすぎる為、それならば購入する方が早いと言う様な状態を作り出すというものである。又、劣化部分が細かく分散されている程、合成時間が掛ります。また、分散具合は不規則な方がよく、そして、その形態も機械が認識できない様な、手書きの様な“歪”なものが効果的である。またこれは、bit単位で、全体の画像損失をさせる様な、余りにも細かすぎる劣化では効果が無く、高画質認識が可能で、しかしながらそれは、見える場所と見えない場所が、タイミング良くずれる、不規則で複雑な状態でなくてはいけませんでした。又、「元段落0012」で、「この形状が単純な形をしていれば、動的なキャプチャ−によるコピーによって、見えていた部分と部分とを合成させ作品が復元されてしまう。フィルタaは動的画像をコピーするキャプチャーからの保護を目的としていて...この模様は、画像加工ソフトによる合成や復元に対応した模様であって、これは規則的な模様ではなくランダムである事が好ましく複雑であればあるほど良い」というのは、上記の内容を指しています。又、「図4」に表示されたフォルムは簡易記載であり、これは一つ一つ規則のある複雑性のランダムな形状を図に書こうとするのは時間が掛りすぎるため、単純に文章表記にしたものである。又、「図16」群に記載のフォルムにつきましても、短時間で作成した簡易図であり複雑性の規則構造は時間を掛けて作成しないと表現しきれないものである為である。そして、複雑性を表現するのに時間が掛るという理由以外にも、その他の理由として以下に述べる。まず、フィルタaを考えるにあたり、「見える場所と見えない場所」がタイミングよく、見えたり見えなかったりする、その際どい状態や、際どい形態が、実際に、視覚として認識できる形まで収束している事、そして実現できる様なフォルムや機能である事が重要でした。仮にもし、漠然と「見えるし見えない様な…」と言う様な事を、考えていたとしても、その状況をどうやって作り出すのか?どんな視覚的形態なのか?という事が課題であり困難でした。少しでも、単純な形態だと、簡単に合成技術で復元可能となってしまう。そして劣化部分が複雑に、ランダムに動き回る事で、「完全に見えるし、完全に見えない」効果ができるというのは、先の出願文献≪特願2009−299427≫でも、漠然とは考えてはいたのですが、例えば、「段落0020」の「キャプチャーからの保護手段として画像に鑑賞の邪魔になるマークを付与した図である」というのは、合成技術からの保護の事を指します。そして、「このギリギリの見えるか見えないか」というのを、言葉として表現していたとしても、「見えるし見えない形態」というのは、どんな形態なのか?それを可能とさせる視覚的形態と機能が不明でした。これは“視覚的”に重点が掛る平面画像のお試し機能において、それを実現させるには、視覚的な形態と機能が、完成している事が最も重要な部分であります。そしてその形態の視覚化が具体的にでき、且つ、機能として具体的にならなければ、平面画像のお試し機能は実現できませんでした。
例えば、フィルタaを考えるにあたって「図12」の様に様々な形態が考えらます。まず「A」のパターンであれば劣化部分が、1枚のフィルム状ではなく、個々にバラバラに動き回っている状態です。またこの場合、そのランダムな個々の動きとは、どんな動きなのか?という問題があります。ゆっくり動くのか?高速で動くのか?それとも、個々のスピードはバラバラなのか?そしてさらに、劣化部分の動く方向はバラバラに上下右左へと個々に動き回るのか?また、劣化部分は、2枚なのか?それとも、10枚なのか?20枚なのか?100枚なのか?というように、劣化部分は無限に増やすことができます。また、数が増えれば、より形が小さくなり、細かく複雑にすることができます。ただし、それが、個々に動き回る形態であれば、それは、虫の大群の様にバラバラと動きながら被さる様な動きになります。そして、これではあまりにも、形態としてまとまらず収束しません。またあるいは、パネルの様なものが、回転軸を軸にして、くるくる回転する様に動く事も考えられました。しかし、そうすると、立体的な動きになりフィルムbとの相性が悪くなります。またあるいは、劣化部分の、大きさを伸び縮みさせる事も考えられました。しかし、動き方が複雑になればなるほど、フォルムとしては整理できず収束しません。その為、考えなければならない事は、フィルムの「動き方」と「形態」という2つのポイントであり、それが上手く纏まらなければいけませんでした。問題はフィルムが「どんな動き方」で「どんなフォルム」なのか?という事であり、又、画像を認識するための邪魔が入る効果であればいいのですが、そのどれもが、フィルムの形態としては綺麗に収束しませんでした。無限に、あらゆる複雑な形態が無秩序な形で考えられ、見えるか見えないかのギリギリのラインの複雑で、不規則な合成不可の動きを実現する様なフィルタaの形は、容易に浮かぶ事ができませんでした。そして、様々なランダム形態が考えられたのですが、最終形態として1番シンプルな形として収束し表す事ができたのが、本発明の「図4」になります。
「図4」にて、複雑に広がっていた劣化部分のランダムな動きが、フィルタaの形に最終的に収束しました。これはバラバラに複雑に模様が個々に動くのではなく、又、模様が何枚にも重なるのでは無く(但しフィルタa自体は2〜3枚程度は重ねる事は可能である)、また模様が伸縮するのではなく、1枚のフィルタで構成された、きめ細かい劣化カ所が全体的に分布する形として整理された形である。そして1枚のフィルタなので動かし方は1方向へスライドするだけの(回転や伸縮等では無い)のシンプルな動きで可能です(これが、最も、単純な構造です。)。又、模様カ所は複雑に変更する事が容易にできます。このフィルタ形状が、見えるか見えない、ランダム効果を表すのに、一番シンプルな形で無駄がなく、実現可能で、且つ、効果的であるという構造になります。つまり、フィルタaの形状が「最もシンプルな形」であり「基本的な元型」になります。その為、この型はあらゆる複雑性に応用し易くなります。例えば、「図12」の(A)も(B)も、これ以上複雑にしてしまうと、無秩序になり収束しません。つまり「基本の形」になりません。しかし、本発明のシンプルな形態を一番の基礎とし、形を複雑にしていくのは、比較的容易にできます。例えば、模様は厳密には“点々”では無く、ぎざぎざ模様であったり、まだら模様であったり、曲線模様であったり、幾何学模様であったり、「図14」の様な、手で書いた様な、歪なフォルムが全体に広がる形態でも良く、いくらでも不規則にする事が可能です。本発明の「図4」では簡易に、スクリーントーンの様な点々模様として表現していますが、例えば、点々をUPにして、よく確認して見ると、「図14」の様な砂状のスクリーンになっているという状態でも可能です。又、「図4」に記載のフェンス状スクリーンに於いては、「図14」の下の、ランダム型の網状スクリーンでも可能です。又、例えば、この網状スクリーンの、網の“線”がグラデーションで出来た虹色であれば、機械が自動的にこの網状模様を識別するのはさらに難しくなります。(元段落「0012」の「色も単一でない方が好ましい」より)又、この形態は何パターンも作る事が可能です。又、フィルムを最大UPで確認すると、模様の境界ラインの透過率が微妙にグラデーションを為して変化していたりするのも複雑という言葉の中に含むものとします。そして、本発明の「図4」に記載の「基本型」は、主に「点型」と「線型」であり、この形が最もシンプルな形態であり、雪の結晶の「柱状」と「雪状」の様なものであるとします。
以上の「図4」の基本型を土台とした、無秩序にならないギリギリの複雑性は、本発明の応用型であるものとします。そして次に、フィルタa,bに於けるバリエーションについて述べる。「図15−1」は、応用型であり、まず、下側に、フルスクリーンbが画像を完全にシャットアウトしている状態があります。そして上側に、フルスクリーンbを透過するような形で、フィルタaが重なる形で構成されるケースである。この場合は、フィルタaとフィルタbの重なる順番が、逆になっただけであり、効果は同じものとする。そして、フィルタaには「きめ細さ“中”の、透過度100%」のフィルタ(1)と、その上に重なる、「きめ細かさ“大”の、透過度70%」のフィルタ(2)があり、その2枚のフィルタaの動きは、異なる方向へスライドするというのも同様とする。他にも、フィルム全体の動きは1方向へ動くが、個々の点々が、規則性の範囲内で微妙に動いていたりすると言うのも不規則性の規則構造だとする。また、フィルタaの応用は、2枚重ねでも可能である。例えば一方を、透過度50%とし、もう一方を透過度100%にする事も可能である。また、その2枚の、ずれ方の速度を微妙に変えることも可能である。又、「図15−2」は、フィルタaとbが一枚にくっついた構造である。これは、フィルタがずれることによる効果である為、1枚に、纏めたとしても効果は同じである。又、「図15−3」は、画像劣化によるお試し効果だが、これは、フィルタがスライドする視覚効果を、コマ割りして、そのフィルタ型の模様を、画像劣化方法にて再現しただけのものであり、本発明のフィルタ効果と同様とする。又、「図15−4」は、フィルタaの動作パターンである。又、「図15−5」は、フィルタbの動作パターンである。これらは、基本型からは容易に発想できるもので応用になります。又、「図15−6」は、回転型の複雑性の規則構造である。回転型とは、画像を幾つかのパーツに分解してパーツを回転させる方法である。そして先程は回転型では、複雑性を増すと収集が付かなくなると記載したのですが、最もシンプルであるフィルタa、bが発案されると、それを応用して回転型による複雑性の規則構造を考える事も可能になる。例えば、複雑性は、回転するパーツの中にさらに回転するパーツを入れる入れ子構造で、統制(規則)が取り易い複雑性を作り出す事が可能である。そして、複雑性を持つ個々のパーツがバラバラで回転し、数秒のタイムラグの後、全てのパーツが裏返しになりシャットダウンするというパターンである。これは、本発明の、フィルタbの瞼構造と、フィルタaの複雑性の規則構造と同等の効果を持つ構造である。しかしながら、ややシンプル性を欠いてしまう為、処理即度に影響を及ぼすと考えられる。又、「図15−7」は、伸縮型の複雑性の規則構造である。伸縮型も同様に、複雑性の不規則構造が発案されると、それを見本に当てはめる事が可能となる。例えば図の様に、先ず初めはフルシャットダウンの状態であるフィルタbに、小さな穴が空いて、どんどん開いていく形で画像が見えて行くパターンである。この場合も、同様であるとする。そして、本発明のフィルタとは、「第一認識と、第二認識と、コンピュータからの合成処理」によるカバーを行っているものであり、この3つを全てカバーする方法が、「瞼構造と、複雑性の不規則構造」であり、この2重構造の機能(※「図11−1」の「E1」参照)と同様の効果であれば応用の範囲とします。また、同様の視覚的な効果で在れば、技術の向上は行えるものとする。又、「図16」群は、フィルタaのフォルムバリエーションであり、「混合形状」「網状」「線状」「点状」「砂状」「記号型」「マーク型」「ストライプ型」「幾何学模様型」「その他模様型」による規則性の不規則構造のフォルムである。又、それ以外の複雑性の規則構造なフォルムはあるものとする。以上が、販売前の画像保護方法であるフィルタの説明である。尚、動作実相に於いては、Flash,javascript,Silverlight,HTML5等によって最適な方法を取れるものとする。
又、上記は、販売前の画像データの保護方法であり、販売後の保護法方を以下に記述する。販売後はフィルタa,bが外れた状態になり、プリントスクリーン・キャプチャ−によるコピーが可能になる。また、データを大量にコピーする事が可能になれば著作保護ができなくなる。これらの対処法として、キャプチャー、プリントスクリーンによるコピー防止が行える様なアプリケーション上での表示を行うようにする。これは、視覚的認識は容易な状態だがコピー不可な状態である。ファイルを複製する場合は、画像データにはコピー不可処理をかけ、数回までのダウンロード制限を可能にする。アプリケーション上での表示と、DVD-R等の記憶ディスクへの書き込み(回数制限有)、印刷での鑑賞を可能にする。また、アプリケーションはデジタルフォトフレームとの連携も可能である。本発明の特長としては、芸術作品(非動的最終コンテンツ)の購入プロセスとして全容の品質を確認してから購入するという特性を、ネット上での表示方法及び、ネット上で販売を可能にさせるための課題をクリアにしたものであり、作品の全容である高解像度の画像を鑑賞可能にしつつ顧客の非所有を成り立たせる方法を特徴としている。
又、以下より「段落0022」に記載の販売後の画像保護方法の詳細を述べる。まず「図20」はシステム構成図である。本システムは、ユーザー情報データベース201と、選択BOX情報格納データベース202と、コンテンツデータベース301と、コンテンツ変換ファイル格納データベース302を有している。次に、「図19」は、鑑賞者がコンテンツを「購入する前」と、「購入する後」の機能構成図である。購入前機能としては、3パターンからなる「販売の仕組み」による機能と、「品質保持機能」を有している。そして、3つの販売パターンによる機能としては、(11)単体販売機能と、(12)パッケージ販売機能と、(13)接客サービスを行う団体等への端末への販売機能を有しており、品質保持機能としては、(14)選択BOX機能、(15)レゴメンテーション機能、(16)評価機能を有している。又、購入後機能としては、大きく、ダウンロード機能と、アプリケーション機能を有している。そして、ダウンロード機能としては、(17)開示不可なファイル(独自ファイルによるものでも可)への変換処理と、(18)商品ID及び暗証番号等のデータを、コンテンツファイル及び専用アプリケーションへ、付与を行う処理を有している。そして、アプリケーション機能には、主に、(19)商品ID認証により開示不可ファイルを開示する機能と、(20)画面コピー防止機能と、(21)印刷機能(22)CD-R等メモリ媒体への焼込み制限機能を有している。
又、「図17」は、購入前の3つの販売パターンの仕組みを示す図であり、単体販売、パッケージ販売、接客サービス事業者(個人・法人)への販売を示す図である。又、接客サービス事業の端末Cは、携帯端末からの商品ID読み取り機能等の付与も可能である。又、「図18」は選択BOX機能からによる画像情報の収集にて、レゴメンテーション機能と評価機能と連携した図である。尚、接客サービス事業端末Cと、選別BOX機能は、先の出願<特願2009−299427>に記載の機能であるが、本発明の専用アプリケーション機能と密接に絡まる為、本発明内においても述べるものとする。
又、「図21」は、フィルタの開閉制限のカウント取得方法であり、特定の端末Bからの開閉を特定する方法である。まず、ログアウト画面上では、縮小画像のみしか表示されず、ログイン後に、お試し画像(フィルタa、b付き拡大画像)である画面10を表示する方法である。ログインを行うことにより、ユーザーアカウントを取得し、回数制限のカウントを可能とする。また他には、以下の方法がある。ログアウト画面でも、画面10を表示しカウントを取得する方法として、画面10のURL画面を開こうとする端末Bに、画面を開くと同時に所定のコードを渡し、その端末Bから所定コードが返信されると、端末Bを識別し、カウントを取得する方法である。端末Bに所定コードが渡せない場合は、画面10は表示できないものとする。又、以上の開閉制限おカウント取得方法は、技術的な向上を行えるものとする。そしてこれら以外にも、制限回数をカウントする方法であれば同様とする。
次に「図22群」は、アプリケーション機能の詳細である。「図22−1」は、アプリケーションの起動から終了までの一連のフローである。

(1)まず初めにアプリケーションの起動を行う(S101)

(2)アプリケーションの起動を行う端末の、画面コピーを行う全ての機能を無効化するコードをアクションにする。(S102)※これにより、プリントスクリーン等によるコピーは不可になる為、JPEG等の別画像ファイルへの複製は不可能となる。

(3)次に、購入した開示不可状態のコンテンツファイルを、商品IDと暗証番号にて認証し、開示不可ファイルを開く(S103)※尚、購入したコンテンツファイルは、専用アプリケーションでしか開く事ができないファイルに変換されている。これは、鍵が掛っているファイルでも良いし、独自ファイルでもよい。独自ファイルの場合は、商品コンテンツとしてJPEG等の既存のファイルから、独自ファイルに変換する形で処理を行っているものとする。そして、開示不可変換後のファイルをダウンロードする際に、コンテンツには、<商品ID仮に0001/暗証コード仮に9999等>が付与され、又、専用アプリケーションにも、同一である<商品ID:0001/暗証コード9999等>が付与される。そして、専用アプリケーションは、商品IDと暗証番号を照らし合わせ一致すれば、ファイルを開示する事が可能となり認証処理を行うものとする。

(4)次に、専用アプリケーションは、コンテンツファイル整理機能と、画像を効果的に表示する表示画面機能と、印刷機能と、CD−R等のメモリへの焼込機能を有しているものとする(S104)又、専用アプリケーションからのCD−R等のメモリ機能へのコンテンツファイルの複製は、開示する事のできない鍵の掛ったファイル(あるいは独自ファイル)の状態で保存される。保存されたCD−Rメモリから、コンテンツファイルを表示する際には、いずれにせよ、コンテンツファイルを表示する事のできる専用アプリケーションにて、表示する必要がある。又、専用アプリケーションを介さず、ファイルの複製を無制限に行ったとしても鍵の掛ったままで開く事はできず同じ状態である。

(5)次に、アプリケーションの終了を行う(S105)

(6)アプリケーション終了により、端末の画面コピーを行う全ての機能の無効化が解除される(S106)

以上が、アプリケーションのフローである。尚、画面コピー機能を不可にするコードをアプリケーション立上時に起動する方法では、端末の仕様が異なる場合に、画面コピー等の実行キーが異なる場合がある。この場合、端末の仕様確認の取れるまでは、アプリケーションのインストールが使用できない状態となりえることもある。又、キャプチャーソフトが新たに開発され、画像の不正コピーを防止する事がどうしてもできない場合は、最終手段としてPC以外の端末でも可能なものとする。
次に「図22−2」は、アプリケーションの再インストール方法である。アプリケーションにて、商品IDと、暗証番号を記憶する方法では、そのアプリケーションがアンインストール等により起動できなくなった場合に購入商品データが失われてしまう。その為、その対策として以下に述べる。

(1)まず、鑑賞者ユーザー(ID:仮に0001)は、アプリケーションのダウンロードを行う。(※これは、端末へインストールされる状態であれば、オンラインからのダウンロードに限るものではない)この時、アプリケーションには<NO: 仮に0001>が付与される。又、同時に、<ユーザーID:0001と、アプリNO:0001>が、がデータベース201へ登録される。(S201、S202)

(2)次に、前記鑑賞者ユーザーID:0001は、コンテンツを購入する。この時、購入したコンテンツに<NO:仮に0001>と<暗証コード:仮に、9999>が付与される。それと同時に、前記鑑賞者ユーザー(ID:0001)のアプリケーション(NO:0001)へ、アプリ読込み用として、購入コンテンツと同一データでる<コンテンツNO:0001と暗証コード9999>が付与される。又、データベース201へは<ユーザーID:0001>に、<コンテンツNO:0001>が格納される。そして、アプリケーションの認証機能(ファイル開示機能)により、開示を行おうとするファイルの<コンテンツNO:0001と暗証コード9999>を照らし合わせて、ファイルを開く。(S203、S204)

(3)次に、ユーザーID:0001は、アプリケーションNO:0001をアンインストールにより破棄し、自身のユーザーID:0001により、アプリケーション(仮にNO:0002とする)をダウンロード(又は、インストール)する。(S205、S206)

(4)アプリケーションインストール後、本システムへアクセスし、<アプリNO及びユーザーID(※データC,D)>の認証を行いOKとなると、ユーザーID:0001内に管理保管されている、<購入ファイル開示鍵データE,F(※アプリケーション読込用)>をダウンロードする事が出来る。これによりアプリケーションNO:0002は、ユーザーIDが同一である認証が取れ、アプリケーションNO:0001の<開示鍵データE,F>の引き継ぎが可能となる。(S207、S208)以上が、アプリケーションの再インストール方法である。
しかしながら、以上の方法により問題が発生してしまう。旧アプリケーションから新規アプリケーションへ、購入ファイル開示鍵データE,Fの引き継ぎを可能とする事で、無制限に購入ファイル開示データE,Fをダウンロード出来てしまえる可能性がある。その為、余り考えられないが、ID付きのアプリケーションごとの不正コピー販売が可能となってしまう。これは、ID登録されたアプリケーションを何度でも、再インストール可能であれば、何度でも、再インストールを行ったアプリケーションから開示鍵データをインストールする事が可能となる。例えば、架空にユーザーIDを作成し、IDごと不正販売を行えてしまえる。この問題に対し、単純に防止を行う方法を考えようとすると、携帯電話の機種変更を思い浮かぶことができる。例えば、携帯端末の機種変更を考えると、引き継ぎ保存データ(例えば電話番号)は、確実に前の端末は破棄され、一つの端末にしか引き継がれない方法を取る。その為、無制限の番号複製は防止される。しかしこの場合、電話番号に対する保存データの引き継ぎは、番号その物が商品である為、本システムと目的が相違する。携帯電話は、家庭電話の親機と子機の関係の様に場所に縛られない為に、1つの番号を複数の端末では使えない様にしなければならない理由がある。しかしながら、PCのアプリケーションの場合、使用目的が、連絡を行う目的には無い為、端末一つでしかサービスを使えないと言う様な理由はない。その為、同一人物が、PCを2台3台と持っている可能性であっても、同一人物のPCであればサービスを使用できる必要がある。
以上の事から、ID付きのアプリケーションの無制限のダウンロードによる、不正コピーの防止方法として以下に述べる。通常であれば、ID付きのアプリケーションというのは、個人情報が漏洩してしまう為あまり考えられない。個人情報とは、名前、住所、電話番号(固定及び携帯)、クレジット支払い情報等であり、厳密なユーザー登録を設定する事で、架空IDの複数所持を回避する方法でハードルを上げられるものとする。しかしながら、もし仮に、個人情報が漏洩しても構わないIDを故意に作成した場合を考えると、又、支払い方法もクレジットではない、コンビニ等、振込支払いの場合とした時、ID付きのアプリケーションを販売する事は可能になる。その対策として、ファイル開示鍵データE,Fのインストールの回数制限(例えば、20回迄等)を行う方法が上げられるのと、又、あるいは、短期間でのダウンロードに対し、回数制限を設ける方法上げられる。これは例えば、1カ月に10回以上のインストールを行えないという方法である。又、あるいは、ファイル開示鍵データE,Fのインスト―ル時に、自動的に端末情報を取得し、同一IDで、インストールを行おうとする端末の数が多すぎた場合、自動的に、ダウンロード制限が掛る方法も上げられる(これは端末の台数に対し制限を設ける方法である)。この様な形で、インストールの回数制限を設けると、不正コピー様に、わざわざ、架空IDを作る手間を行ったとしても、不正販売による利益の元が取れず、余りメリットが無いと考えられる。例えば、架空ID<漏洩可能な固定電話及び携帯電話データにより作成>を作る手間と費用+作品の購入費用(仮に、10000円分)を故意に作成し、このID付きアプリケーションを、3000円で販売したとしても、1カ月5回までの制限の場合=1万5000円 粗利=5千円であり、2ヶ月目以降より毎月、15000円の利益(完売した場合)というものであり、わざわざ不正販売を行ってまで、得られるメリットが極端に少なければ、不正コピーを行う行為が成り立たないと考えられる。以上が、アプリケーションの再インストール方法である。
次に、「図22−3」は、以上の内容を纏めたもので、購入コンテンツが開示不可ファイルにて「鑑賞者端末B」へ、ダウンロードされるフローである。鑑賞者はコンテンツを購入すると、開示不可のファイルをダウンロードし、専用アプリケーションで、ファイルの開示を行う。又、CD−R等のメモリには、開示不可のファイルで保存される。
次に「図22−4」は「図22−3」と同様のフローで、購入コンテンツ群が開示不可のファイルで「接客等を行う事業等の”端末C”」へダウンロードされるフローである。接客等を行う事業等は、コンテンツ群を購入すると、開示不可のファイルをダウンロードし、専用アプリケーションで、ファイルの開示を行う。尚、端末Cにおいても購入後のフローは、端末Bの専用アプリケーションと、ほぼ同様の機能であるものとする。又、「図22−5」の下図「端末C及び端末Bでの専用アプリ機能」は、ほぼ同様の機能であるアプリケーションを端末C及び端末Bで使用している図を示す。又、その他の端末により、使用を行う際は、アプリケーションソフトウェアに限らず、オペレーティングシステムによる処理設定でも可能とする。又、「図22−5」の上図は、以上の「コンテンツ購入及びファイル開示方法」と、「アプリケーションの再インストール図」を纏めた図である。
又、以上までの機能で、さらに問題が生じる。というのは以上の内容では不正利用による販売等を防止する為の機能であり、知り合い同士での画像ファイルのシェアや、購入者本人のPC以外の他端末(これは現時点では、どんな端末が在るのかは分からないが在るものと仮定するもので、同一ユーザーでも、IDを共有できない形の端末であるとする)表示方法では不便となる。その対策として、シェア機能を有するものとする。シェア機能とは、”シェアでファイルを開く”という様な機能であり、本システムに対し、”シェアアプリケーション登録を行い、シェア端末へ開示鍵データE,Fを一時的に、貸す事のできる機能である。「図22−6」は、シェアアプリケーション機能である。表は、データベース201にある、データC,D,E,Fである。「シェア中」というフィールドが「×」になっているコンテンツが、現在シェアを行っているコンテンツである。「ID:0001」が、貸し主であり、「ID:0031」が、借り主である。そしてシェアを行うと、貸し主側のアプリケーション読込み用の、ファイル開示データE,Fが消失してしまうか、あるいは使用不可となる処理コードを渡す事で、ファイル開示を不可とする。そして、借主側から、コンテンツを返却された際に、再度、暗証コードが付与されるか、あるいは、使用不可コードを解除する処理を行い、ファイルを開く事が可能となる。又、返却した側(借主)の、アプリ読込み用コンテンツ開示データE,Fは使用不可となる。又、「図22−7」は、シェア機能の画面フロー一覧である。
又、シェアを行うというのは、同一IDのアプリを使用するという事ではなく、IDの共有を行うものではない。その為、1作品に対しシェアを行ったからと言って、観賞者ユーザー同士で購入した商品等のプライベート情報を共有するものでは無く、購入コンテンツの情報が漏洩されるものではない。又、直接、ユーザーIDを指定するのが情報漏洩に繋がる恐れがある場合は、ユーザーIDとは別に、シェアIDを発行する形でも構わない。この場合、ユーザーIDは伏せた形で、両者がシェアIDを発行し、コンテンツを貸し借りする形となる。又、「図28」は、親IDに対し、子にあたるID(シェアID含む)を作成する図である。親IDは一つしか作成不可だが、子IDは複数作成する事が可能というものである。
又、「図29−1」の様に、親IDと子IDを分けるのならば、普段よく使用するレベルのIDは、緩やかな管理を行い、普段あまり使わない親IDは厳密管理を行うという方法もがえられる。又、貸主と借主の間の、シェアを行う際の通知は、メール等による通知でも構わないものとする。又、シェア機能は、段落「0026」〜段落「0029」の不正ダウンロード防止方法により、不正による保護を強固にし過ぎている問題を、和らげる為の対策である。以上の、防止方法を纏めると、「図22−8」となる。本発明では、ファイルを開く鍵が無ければそもそも開示不可能であり、不正ダウンロードを行う事はできない。又、「図22−9」は、以上のアプリケーション機能の構成図である。尚、以上は大きな流れであり、細かい詳細部分に於いては、多少の異なる方法が在るものとする。例えば、データベース201にて、データ管理を行わず、ユーザー保管によるものとし、それらを認証する等、他にも異なる認証方法を行なえるものとする。
尚、本発明は、購入前の保護方法(フィルタによる保護)と購入後の保護方法がセットとなって初めて保護システムが機能するのだが、本発明が最も提案を行う所は、購入前の保護方法であり、本出願に記載の購入後保護方法(専用アプリケーションソフト)は、必ずしもこの機能に強く依存している訳ではないものとする。その為、(購入前の保護方法としては)最も最適な購入後の保護方法に依存することも可能である。
又、「図23」は、本システムサイトにおける購入前サムネイル画面である。観賞を楽しめないギリギリのサイズであるサムネイルというのは、判断が難しいサイズであると考えられる為、「一部分的な部分的欠損」にて視覚的邪魔を行う事が可能である。サムネイル画像の部分的視覚の欠損は、「複雑性の規則構造ではない単純な欠損」であるものとする。又これは、どんな画像なのか確認ができる程度の部分的欠損である。又、処理方法としては、部分的欠損処理が施されたサムネイル画像を作成し、DB303へ格納する。端末Bへの表示方法はDB303からの参照を行うものとする。又、「図24」は、フィルタの開閉制限により開閉不可となった画面である。拡大画像画面に於いては、開閉不可である事が直ぐに分かるものであるとするが、サムネイル画像画面においても、開閉可能な作品と、開閉が不可となった作品とが、見分けられるような視覚的認識可能な処理を施しているものとする。例えば、開閉終了となったサムネイルは、画像が白みがかってる様な形態をしている等である。又、サムネイル画像のサイズが、どこまで、確認可能なのかは、実際に実相を行い判断ができるものである為、サムネイル画像でも十分観賞可能であれば一部欠損を行う形とし、観賞可能でなければ、一部欠損は必要の無い機能とし、機能の追加有無は、状況によって判断できるものであるとする。
次に、「図25」は、タブレット端末による、お試し画像の表示である。この場合は、タッチパネル操作によるフィルタの開閉が行えるものとする。又、他の端末による場合、前記アプリケーションの機能は、OS機能として起動を行う形であっても同様とする。
次に、「図26」は、本発明の全体図である。又、端末Cが表示するコンテンツは、パッケージ化されて、端末Bでは見る事のできない、一部コンテンツであり、端末Cにより開示する事で、鑑賞者は屋外等で作品を発見し、気に入った作品が在れば、端末Bにて購入する事が可能とするものである。
尚、本システムは、販売後のコンテンツ保護方法として、厳密ユーザー情報によるID確認が必要な為、情報管理方法は課題とするものである。又、システム運用による、独善的な判断の不可等、これらも課題とするものであるが、これらについても、又、異なる課題とする。
WEB上の画像を不正にコピーできる、あらゆる処理を無効にし、(画像データの右クリックによるダウンロードの禁止、プリントスクリーンによるコピーの不可、購入前の印刷不可、動的な動きを捉えるキャプチャーの防止、時間制限等)鑑賞者の観賞欲求をブロックすることで作品の非所有な環境を作り出すことが可能となり、顧客は気に入った作品であれば購入を行おうとする。これまでオンライン上では、観賞を目的とする画像販売が成り立たってはいなかったが、本発明は、観賞を目的とする絵画(非動的最終コンテンツ)の販売を可能にする効果が期待できる。又、一枚画というのは、作品が連続しているものでは無く、本来は、“今現在確認している”作品(1次的欲求)自体を販売できる事が望ましい。その為、本発明の購入前保護フィルタは、“今現在確認している”作品を、単体で販売する事が可能な機能である。又、絵画等の芸術作品の場合、マスターがデジタルデータであれば、マスターの複製が可能になり、オリジナル自体を、低価格で販売流通させることがでる。そして(情報データbによる)オリジナルの明記を行うことで、マスターが重要な意味を持つ絵画の魅力を失わさせない事ができる。又、オリジナルが紙媒体の場合であっても、鑑賞者からすれば、デジタルデータが劣化コピーとしての認識で、それを了承した上で購入する事が可能になる。その為、紙媒体の場合であれば、制作者は一点しかないオリジナルを手元に置いておくことが可能となる。又、本発明は、創造的な社会システムの創造を目的としております。そしてイメージ力を強化する絵画というのは、ゼロからクリエイトする創造力を育むのに適している。又、イメージ力の発達というのは、空間的認識による理解力の向上を促す。その為、絵画市場という文化がもたらす影響は様々な場所に相乗的な効果を及ぼす事が期待できる。そして、イマジネーション力というのは、想像力(創造力)の源泉である。又、絵画等の文化遺産を創造する事は、西洋文化を考えて見ても、長期に渡り価値を残している。又、絵画市場が創造できれば、芸術に対する無闇な援助は必要が無く自立する事が可能である。
尚、コンテンツを有料化するシステムの試みは、既存では、ことごとく失敗している背景がある。しかしながら、観賞目的の画像は、文書や動画や音楽とは異なり、スタートラインが、お試し機能すらも存在していなかった状態であったとする。その為、先ずは、お試し機能を提案するものである。又、コンテンツの有料化を成り立たせる課題というのは、又、異なる課題とする。尚、本出願文献の発明である、コンテンツ販売システムは、元々、4つの機能として大きく、(1.保護機能、2.評価機能、3.課金機能、4.情報収集機能)による構成を考えていたのですが、「図27」に記載の形で分割して出願を行っているものである。そして、コンテンツ市場のシステムを考えるにあたり問題の量が多く、課題が複雑に絡まり合っている上、一つでも掛けると、極端な話、目的の効果が発揮できない可能性もありえるものであります。(※機能は個別に切り離し可能ですが)その為、本出願文献では、主に、保護機能を課題とするものでありますが、本出願文献以外の、その他の出願文献と密接に連結しあって効果を発揮するものであるとする。
オンライン販売システムのスキーム図 一枚画の画像販売画面 一枚画の画像がお試し機能として表示される流れ フィルタaのバリエーション デジタルコンテンツの分類図 2種類の認識と欲求に関する図 従来定義と、中間コンテンツと最終コンテンツの定義に関する図 フィルタaとフィルタbの説明図 既存にある、お試し機能の構造図1 既存にある、お試し機能の構造図2 既存にある、お試し機能の構成概念に関する図1 既存にある、お試し機能の構成概念に関する図2 既存にある、お試し機能の構成概念に関する図3 「図9」との比較による本発明の画像表示媒体の構造と構成概念図1 「図9」との比較による本発明の画像表示媒体の構造と構成概念図2 フィルムaが組み立てられる迄の過程に関する説明図 本システムの2種類から成るフィルタ構造 規則性のある不規則な構造に関する説明 フィルタa,bバリエーション1 フィルタa,bバリエーション2 フィルタa,bバリエーション3 フィルタa,bバリエーション4 フィルタa,bバリエーション5 フィルタa,bバリエーション6 フィルタa,bバリエーション7 フィルタaフォルムバリエーション1 フィルタaフォルムバリエーション2 フィルタaフォルムバリエーション3 フィルタaフォルムバリエーション4 フィルタaフォルムバリエーション5 コンテンツ販売パターン(単体、パッケージ、屋外端末を使っての広告効果) 選択BOXによる評価機能とマッチング機能 購入前と購入後の構成図 本システムの構成図(※「図1」の詳細) 表示回数制限のカウント取得方法 専用アプリケーション機能図1 専用アプリケーション機能図2 専用アプリケーション機能図3 専用アプリケーション機能図4 専用アプリケーション機能図5 専用アプリケーション機能図6 専用アプリケーション機能図7 専用アプリケーション機能図8 専用アプリケーション機能図9 一部劣化処理が行われた購入前サムネイル画像画面 フィルタ開閉制限により回数が終了した画像が、視覚的に認識可能とする画面図 タブレット端末でもタッチパネルによりフィルタ表示信号が送信可能な図 画像保護システムの全体図 コンテンツ販売システムの全体図 ID作成例 情報管理図
端末A…制作者端末
端末B…鑑賞者端末
101…記憶装置(DBサーバ)
表示ボタン(a)…フィルタを開閉するボタン、
フィルタa…ランダム模様のフィルタ、
フィルタb…作品全体を覆うフィルタ、
ボタン(b)…セット販売時の次の作品を表示するボタン、
情報データa…見出しの情報(タイトル、日付、作家名)、
情報データb…作品情報(ジャンル、タグ、マスターの所在、参照URL、寸法、技法、素材、フリー文字等)
端末C…デジタルサイネージ等、接客サービス等の端末
端末D…携帯端末
201…ユーザー情報データベース(ユーザー情報及び、支払・売上等の決済情報含む)
202…選択BOX情報格納データベース
301…コンテンツデータベース(jpeg,gif等画像ファイル格納)
302…変換ファイル格納データベース
303…保護画像付きサムネイル画像格納データベース
データC…ユーザーID(例えば、ID:0001)
データD…アプリケーションNO(例えば、ID:0001)
データE…商品NO(例えば、NO:0001)
データF…購入コンテンツファイルを開示可能とする暗証番号データ
(※データEと共に、アプリケーションにて記憶保存され、コンテンツファイル
開示時に、自動的に読取可能でID認証を行う)
データL…シェア機能情報(シェア相手先、シェアコンテンツID等)





















オンライン上にて、画像データ(絵画、イラスト、フォト、若干の動きがある静止画等)であるコンテンツを販売する為のコンテンツ販売システムであり、端末画面上に表示する際に、鑑賞者の非所有状態(お試し効果)を作り出す機能である。尚、画像のジャンルとして、観賞用を目的とする画像を販売する方法であり、使用目的を持った画像(商用性のあるデザイン等)を販売する方法では無い(尚、デザインであっても販売する事は可能であるが、観賞用とデザイン等の使用目的の画像とは基本的には、異なるものであり、観賞用は制作者の許可が無くては使用目的として使えないのが、一般的であるとしている。)又、主に「販売前」と「販売後」の2つの保護方法から構成されており、「販売後」の保護方法は、オンライン上にて表示可能なデジタルコンテンツ(画像、動画、書籍、音楽、ゲーム等)を対象とする
静止画である画像データを販売するための方法として、画像データの一部分を欠損させる方法が存在する。この場合の商品としての画像は、壁紙やプレゼン資料などテンプレートデザインとして実用的に、使用する事が目的である場合がほとんどである。又他に、実用的な画像の販売方法には、画像データそのものではなく、画像をTシャツやマグカップ、ハンカチ、ポストカード、カレンダー等にプリントアウトして販売する方法がある。又他には、広告デザイン(グラフィックデザイン)等の画像を作成するための素材としての画像を販売する方法がある。このケースでは、画像作品というのは最終商品では無く中間商品としてのニーズで販売する。以上は、実用的な画像による販売方法である。そして、画像を実用性以外(鑑賞用)で販売する方法としては、電子書籍による販売方法が存在する。又他には、動画による配信が考えられるだが、動画媒体による配信の場合、静止画を数枚組み合わせるか、一枚であったとしても時間的な経過を作り(動画ファイルに置き換え)表示させる方法である。しかし、この様な形で、画像を販売する事は、一般的には行われていない。又、鑑賞用と、実用性を兼ねた画像として販売する方法には、月額使用料等により使用料を支払った有料会員にのみアクセス権が与えられ、作品を好きなだけダウンロードできるという方法が存在する。しかしながら、この場合、画像等であれば販売前は作品を鑑賞することはできないとしており、その為、実用的な目的を持たせ(例えば、壁紙等に使える画像等)販売を行っている。尚、本発明は、先の出願文である≪特願2009−299427≫の欠点を、解決するものである。
不明
本提案が対象とする画像データは、芸術性の高い絵画・イラスト・フォト等の静止画である。そして、これらの静止画に対し、お試し機能を備えた形で、オンライン上で表示し販売する事は困難であった。又、芸術性の高い静止画というのは、一枚という作品の中に、時間を掛け、作り込んでいる様な画像である。そして制作者が、理想とする作品を制作するために長期の時間が費やされた時、(例えば、制作者が1年がかりで作品を制作した時)これらの作品には簡易に作る事が出来ない作業量というものがある。その時、その作品を発表する場としてふさわしい場所がなかなか見つからないという課題があった。又、作品を発表する方法としてはリアル上にて紙媒体として発表する場合と、バーチャル上にて、データとして発表する場合の、2種類が考えられ、そして、紙媒体の発表の場では、費用が掛り多くの人には観てもらえないデメリットがあった。又、リアル上での発表では、作品そのものよりも、何に作品が描かれているかという支持体(絵が描かれている媒体、紙、板、布等)が問われるものであった。例えば、立体的・彫刻的な視覚作用効果や、見せ方、加工処理等、又、あるいは、作品の耐久性等も問われるものであった。又、劣化しやすいという事は作品としての質が落ちてしまい、価値が低下してしまうという問題もあった。デジタルによる作品の保管であれば、劣化による問題も解消され、又、費用面に於いても安価な発表であり、支持体の問題も解消でき、且つ、色の三原色では無く、光の三原色によって、より美しく表現する事ができるというメリットがある。しかしながら、デジタル上にて作成し、デジタル加工を行った作品を制作したとしても、オンライン上での画像保護としては課題があり、発表する手段としては、印刷打ち出しによる発表しか手段が存在しなかった。そして、印刷打ち出しによる発表の場合、作品の色が変わってしまうという問題があった。又、オンライン上で、オンライン上で画像を表示してしまうと、鑑賞者はインターネットに繋ぎさえすればいつでも作品を鑑賞することができるので、既に画像を所有したことになり購入の必要が無くなってしまう。これは、ダウンロード防止によりダウンロードを出来ない状態にしたとしても、又、印刷防止により印刷が出来ない状態にしたとしても、オンライン上に表示ができるという事は、既に、作品を鑑賞でき画像を所有していることと同じ状態となる。その為、デザイン等の使用目的である画像データではなく、鑑賞するという事を提供する場合は非常に困難となる。又、制作者側の心理としては、長期の時間を費やし作成した作品を、オンライン上に表示するということは、心理的な抵抗があり、オンライン上での発表を避ける傾向にあった。上記の理由によりリアル上での発表、バーチャル上での発表はどちらに於いても困難であった。
又、絵画等の画像作品を購入する心理的プロセスとして、作品の全容を確認して、その作品を気に入ったから購入するという流れがある。例えば、書店にて、絵画等の画集を購入する時、一度、中身を確認してから購入の判断を行う。この時、全く中身の分からないものであれば、購入を行うのに躊躇してしまう。又、例えば、音楽の場合であれば、ラジオやテレビなどで受動的にでもその曲を一度聴き知っていて、その曲を、気に入った場合、購入を行うというステップを踏む。その為、上記で記述した、有料会員だけによる観賞環境の提供(ダウンロードし放題等)を行う方法では課題が残る。未だ、作品を見ていない状態で、先にお金を出して購入するというのは、ハードルが高く成り立ちにくい。しかし仮に成り立つケースが在ったとしても、既に、過去に作品を何点か知っているお気に入りの作家である場合等である。しかしながら、作家を知っていなくても購入するケースは考えられる。その場合でも過去にそのジャンルに対して面白いという動機付けがなされており、「ジャンル買い」をする場合である。この場合、その作品はおそらくは良いものだろうという予測が、観賞者の中でされており、購入するのであり、何かしらの過去に知っているという状態が必要なる。又、音楽の様に、ジャンルが既に確立されているコンテンツであれば、ある程度の予測が付き、全く知らない内容であっても、購入する行動というのは考えられる。しかし、このケースでも鑑賞した事が無いという事には変わりがなく、購入を行うには購入失敗のリスクがあり当り外れが在ると考えられる。又、段落「0012」に記載の通り、デジタル画像による絵画というのは、現在では、殆ど、存在していないコンテンツのジャンルである。その為、利用者が、過去に内容を知っているという動機付けが出来ていない状況となる。そして、画像をオンライン上で確認し、気に入った上で購入してもらうには、上記に述べた様に、オンライン上に表示してしまえば所有行為が成立してしまうという課題がある。
画像の一部破損方法では、一部の個所は見せており鑑賞可能部分と鑑賞不可部分を成り立たせているが、デメリットとして画質を劣化させている個所が、思っていた様なクオリティでなかった場合であったり、又、鑑賞可能部分だけが美しくて破損部分は手抜きをしていた場合であったり、それらが考えられた場合、購買意欲が下がってしまう。又、観賞可能な部分はいつまでも観ることができてしまうので、それだけで満足してしまうケースも考えられる。一部分を欠損させることにより効果的なのは、使用目的による販売であるが、鑑賞を目的とする作品を販売する方法としては不向きである。
画像をオンライン上に表示すれば所有した状態が既に、成り立ってしまうというデメリット以外にも、画像をオンライン上で表示するデメリットとして以下の事柄がある。画像データ画面上に表示すれば、コンピュータによる機能により、プリントスクリーンや、キャプチャーコピーが可能なる。又他にも、右クリックによるダウンロード、又、印刷による紙での保有も可能なる。データは簡単にコピー可能であり、オンライン上に不正コピーデータを大量に配られる問題もある。しかしながら、オリジナルの所在が、紙媒体等の原物(一点物)にある場合は、デジタルデータはコピーにすぎないものであり、画像データを表示したとしても問題は少ない。(※但し、コピーであっても所有は出来てしまうというデメリットは残る。)その為、オリジナルが紙媒体等である場合は、販売モデルが存在する。この場合、多くの人に見てもらう事は可能だが、販売価格が高額になるというデメリットがある。又、紙媒体の場合、リアル上での発表と同じ様に、支持体の処理や、作品そのものの耐久性が問われてしまう。
数枚を組み合わせたセット販売では、組み合わせた内の数枚は表示させ、その他は見せないという方法であるが、デメリットとしては一枚での販売が不可能であるというである。制作側は作品点数が貯まらなければ販売ができず、又、作品点数を貯めるならば、販売価格を上げたいと考える。その為、購入側にとっては金額が高くなってしまうというデメリットがある。動画により静止画を数枚組み合わせ時間の経過とともに表示させる方法では、商品を渡す場合、動画ファイルによる引き渡しなのか?それとも画像ファイルによる引き渡しなのか?という問題があり、又、画像ファイルにて引き渡しを行う場合、動画ファイルと、画像ファイルの2つを作成する必要があり手間が掛る。又、動画媒体による表示であったとしても、動的な動きをコピーする、キャプチャーからの保護は行えきれていない。
又、静止画の場合、動画や音楽とは違い時間的なボリュームが無いという特長がある。例えば音楽の場合であれば、フルタイム5分の作品であれば30秒だけ観賞可能部分を作る事で、お試し機能が成り立たせることが可能である。しかしながら、静止画の場合、時間的なボリュームが無い為音楽のようにお試し機能として、観賞部分と非観賞部分を作ることができない。
また、既存の絵画マーケットでは、制作するのも購入するのも金額が掛りすぎる為、一部の富裕層が購入を行い評価を決めるという傾向にあった。その為、大衆から理解されにくく大衆文化から離れたものとして認識された状態である。又、デザイン等の使用目的による画像であっても、鑑賞用として効果はあるのだが、芸術性が制限されてしまう。例えば、奇抜なもの、情緒性のあるもの、遊びのあるもの、というのは、その場に相応しくなければ必要性はないものと評価されてしまう。そして実用性のある作品としては、均一で無難な物、主張の激しくないもの、その場に相応しい物が好まれる傾向にある。しかしながら、絵画というのは制作する側も鑑賞する側も、遊びや娯楽としての要素を必要としている部分がある。
以上の内容を纏めると、オンライン上にて表示するコンテンツには、「図5」の様に、大きく分けて、書籍、音楽、動画等の「動的コンテンツ(B)」と、画像等の「非動的コンテンツ(C)」があり、さらに非動的コンテンツを分類すると、デザイン等の「中間コンテンツ(D)」と、絵画等の娯楽作品である「最終コンテンツ(E)」がある。(※尚、中間コンテンツと、最終コンテンツという表現は、「段落0002」の最終商品と中間商品という言葉の意味と同一である)そして、動的コンテンツ()等の動画媒体の場合、その根底にある概念が、時間ファイルというデータファイルのデータ量の分割にあり、しかしながら、1枚で構成される画像ファイルは、時間的なボリュームというものが存在しない為、時間単位で分割し表示する事が不可能であった。しかしながら、動画ファイルとして置き直す事で、表示する事は可能であるが、手間が掛り、お試し機能として不十分であった。又、非動的中間コンテンツ(D)の表意媒体では、販売しているものが作品使用権である為異なり、又、使用する事を目的とするのであれば極端な話、観賞からの保護を行わなくても差し支えは無く、顧客からの観賞やコンピュータからの不正コピー等の保護を殆ど行ってはおらず不十分であった(「図7」参照)。
又、非動的中間コンテンツとはデザイン的な概念であり、絵画的概念である非動的最終コンテンツとはジャンルが大きく異なるものであり、目的に於いても基礎学問と応用学問程の違いがある。その為、求められている役割や、何に価値が置かれているのかの必要性・目的が異なる為、使用目的である画像の販売システムを使って、観賞用画像を販売する事ができたというのは不可能であった。しかしながら既存では、絵画とデザイン画像の違いが発見されてはおらず、一括りとされているか、あるいは、絵画の定義があいまいで、又は、定義というものが存在せず、絵画とは何か?という定義無しの状態であった。そして、既存にある殆どの画像販売システムは使用を目的としたデザイン的画像であるものとする。又、本来の絵画分野からしてもデジタルデータは絵画ではないという認識が強く、又、デジタルデータでの絵画は、既存の絵画の概念とは異なるものであり、本発明が新たに定義を行っているだけのものとなる。そして、現在に於いても、デジタルデータでの非動的最終コンテンツは、コンテンツそのものが存在していないか、あるいは限りなく少ないと考えられ、又、市場も存在してはいない状態である。(尚、紙媒体等のコンテンツと区別する為にデジタルと述べるものであり、アナログ方式であっても同様とする。)
又、使用目的の画像であれば使用を行った時点で、不正使用が発覚しやすいリスクがあるが観賞目的の場合、個人的に観賞可能とすれば済むだけの話であり、不正を発覚する事が容易ではない。
その為、あらゆる点で、使用目的である画像保護方法と、観賞目的の画像保護方法は異なり、桁外れに難易度が上がるものである。又、観賞を目的とするコンテンツの大半は、使用目的としては使えない物が一般的だとするが、(※商用にて使用するのは尚更不可とされている)しかしながら、鑑賞者と制作者の間の取り決めにより自由であるとする。又、本発明の課題は、絵画と言う1分野に於ける市場の課題であり、これに携わる人口は多く、既に、大勢の人が考えており、昔から存在する周知の課題である。しかしながらIT技術が到来してから長らくの時間が経過し、長らく解決のできていない難問である。
又、「図9群」「図10群」は、既存コンテンツ(動的、非動的中間)媒体の比較図である。「図9群」は、既存お試し機能の構造であり、「図10群」は、既存お試し機能の根底となっている概念である。又、「図10−3」は、非動的コンテンツの空間認識と動的コンテンツの時間認識との相違点である。そして本発明は、先の出願文献≪特願2009−299427≫の欠陥を補う出願内容である。例えば「D1」フィルタだけでは、画像を保護しきれない為、「D2」マークによる2重構造の構成としたのだが、この場合、一部劣化させた部分が、全く見えない状態なのであれば不都合が残る。その為、「D2」マークが動き回って、合成不可となる様な複雑な動き方を行う事が、理想的であると考えていた。しかしながら、合成不可となる様な複雑な動き方や、視覚的にも「完全に見えるし完全に見えない」という矛盾した効果を作り出す事に置いて、仮に理論上そうした効果を狙っていたとしても実際のフォルムと動きと構造が、どのような内容なのか実現できていなかった。又、「D1」フィルムの細部に於いても不完全であった。
上記課題を解決するために、請求項1、2に記載の内容は、画像を端末画面上に表示する際に、コンテンツの非所有状態を作り出すお試し機能の、フィルタaの特徴である。フィルタaの形状は、画像を上から覆う様な視覚効果の形状であり、且つ、見える部分と見えない部分が地と図の様な形で、きめ細かく分布した形状であり、又、きめ細かく分布する形状は、例えば、雪の結晶の様な、規則的、且つ、限りなく複雑性を帯びる事が容易な不規則の構造をしているものとする。又、これは、コンピューターが形状を読み取ることが難しい模様であり、合成処理等の作業を困難にさせる効果がある。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)
又、請求項3に記載の内容は、前記フィルタaの形状であり、前記フィルタaは、最もシンプルな形状として、「点状」と「線状」と、その2つを合わせた「混合形状」のパターンを有しており、これは、規則的、且つ、複雑であっても、視覚的に美しさを維持する事が容易な形状である。以上の特徴により、非所有状態を作り出し解決を行う。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)
又、請求項4に記載の内容は、前記フィルタaの構造及び動作であり、前記フィルタaの構造は、最もシンプルな形状として、1枚から成り立つスクリーン状の構造を有しており、又これは、構成する事が容易な構造であり、又、一枚からでも成り立つ事が可能であるが、さらに複雑性を増す場合は、少数枚(2〜3枚程度)を重ねる事も可能であり、又、前記フィルタaの動作は、最もシンプルで無駄の無い動きとして、一方向のスライド移動で可能な動作であり、そして動的にズレる事によって時間差で見える部分と見えない部分を作り出し、全ての画像を確認可能にする動作である。(※尚、全ての個所を確認可能にする目的であるが、模様の状態によっては、完全に表示しきれない個所も、多少は、生じてしまう場合もあるものとする。)又、これは、動きを作りだす事に容易性がある動作である。以上の特徴により、非所有状態を作り出し解決を行う。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)
請求項5に記載の内容は、画像を端末画面上に表示する際に、コンテンツの非所有状態を作り出すお試し機能の、フィルタbの特徴である。前記フィルタbは「人間の瞼」の様にパチパチと開閉するような構造で、視覚(画像)を、全てシャットアウトする形状と、その動作に特徴を有しており、前記フィルタbの形状は、不透明又は半透明であり、画像を全てを覆う視覚効果の形状であり、又、前記フィルタbの動作は、初め、画像を覆う状態で表示されており、フィルタを開く信号(例えば、画像付近に配置された開閉ボタンによる方法、又は、画像上をクリックする操作方法等)を送信するとフィルタが開き、そして、フィルタが開いて画像が全て見える様になると、開いた時と同様の動作で閉じて行く動作であり、又、一つの開閉(瞬き動作)は数秒程度(例えば、2〜15秒程度)の時間である。以上の特徴により、非所有状態を作り出し解決を行う。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)尚、既存の動画ファイルの表示媒体では、瞬きの様に動作(開閉)させ、静止画のお試し効果として使用してはいないのだが、しかしながら画像を動画ファイルとして置き直し、同様の効果を有する事も可能である為、フィルタbに於いては静止画である画像ファイル専用の媒体に限定する機能として記載するものである(「図10−2」参照。尚、これは説明を容易にする為に、既存の動画媒体と比較を行ったものである)しかしながら、ファイルaに関しては、動画ファイルを再生させる媒体であっても、画像ファイルを動画ファイルに置き直して、静止画を動画として再生させ、フィルタaを使用する事は考えられる為、動画ファイルであっても、本発明の実施可能なバリエーションの枠内として可能とする。
又、請求項6に記載の内容は、異なる画像保護効果を有する「フィルタa」と「フィルタb」の2重構造で構成された前記画像表示保護装置の特徴であり、前記フィルタbの形状は、フィルタaと相性が良く、且つ、最もシンプルな形状として、一枚で構成されるカバー(スクリーン)形状である。又、前記フィルタbの動作は、最もシンプルで無駄の無い動きとして、一方向のスライド移動で可能な動作である。以上の特徴により、非所有状態を作り出し解決を行う。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)
又、請求項7に記載の内容は、前記フィルタ(a)(b)の異なる2重構造の機能で構成する画像保護と同様の効果を有するバリエーションパターンである。パターン1は、フィルタbの瞬き動作が、変形形状(変形した形による開閉、ゆっくりと透過していく開閉等)にて開閉を行う方法の処理である。パターン2は、フィルタaの規則且つ複雑性の構造が、多少の揺れる様な動き、又は、点滅等を有する複雑性である。パターン3は、フィルタaの規則且つ複雑性の構造が、グラデーションで構成された、色による複雑性である。パターン4は、フィルタaと、フィルタbを逆転して、フィルタaを透過する方法の処理である。パターン5は、フィルタaとbが一枚で構成される方法の処理である。パターン6は、フィルタa,b効果が、伸縮による動作で、開閉及び、複雑性の不規則構造を構成する方法の処理である。パターン7は、フィルタa,b効果が、回転するパーツの動作で、 開閉及び、複雑性の規則構造を構成する方法の処理である。パターン8は、フィルタa,b効果が、画像を数枚作成しコマ送りにて、開閉及び、複雑性の規則構造を構成する方法の処理である。以上の特徴により、非所有状態を作り出し解決を行う。(尚、段落「0037」にて詳細に記載)
又、請求項8に記載の内容は、フィルタの開閉制限機能と、コンテンツの属性データとして付与するオリジナルの所在を含むデータbの表示機能と、高解像度(拡大)画像を表示するための表示媒体に、関する機能である。前記フィルタの開閉制限は、フィルタ開閉を行う信号が送信されると、その回数をカウントする処理と、且つ、カウント数を表示する処理と、又、フィルタの開閉カウント数が制限回数を越えると、開閉が不可となる回数制限を行う処理と、又、開閉制限による開閉可能な残りの回数を表示する処理とを有する事を特徴とする。又、前記データbによる属性データの表示処理は、オリジナルの所在情報<マスター所在:デジタル媒体orリアル媒体>を、前記コンテンツ提供ユーザーより受信し、且つ、記憶装置に格納し、且つ、端末上に表示する処理である。これにより、鑑賞者はオリジナルの所在を確認し、複製なら複製として了承した上で、購入する事が可能となり、デジタルと原物作品、いずれの作品であっても、その良さを持ちあわす事ができる。
又、画像表示枠機能は、画像のサイズが異なる形態であっても、画像を表示媒体の中に納めて表示させる画像表示媒体であり、前記フィルタ(a)及び(b)を表示枠に納め、又、媒体付近に表示されるサムネイル画像を選択すると、その選択した画像の拡大(高解像度)画像が、フィルタa,bにて保護された状態で、表示枠内に表示する事ができる。以上の特徴により、非所有状態を作り出し解決を行う。(尚、段落「0030」/「0041」にて詳細に記載)
請求項9,10に記載の内容は、請求項1,2,5に記載の画像表示保護装置の使用方法である。尚、参考までに、段落「0038」〜「0053」は、「販売後」の不正コピー等の、コンテンツ保護方法である。
本発明の、請求項1,2,3,8に記載のフィルタaによる効果は、画像を視覚的に見えなくなる効果であり、又、購入前の高解像度の画像を確認可能としつつも、動的に動いて不正使用を防止する効果がある。又、不正使用の防止とは、主に、コンピュータ機能の動的なキャプチャーからの不正コピーや、合成技術を不可にするものであって、しかしながら、コンピュータからの不正コピーを防止しつつも、人間の視覚的認識である、「瞬間的空間認識」を可能にし、見えるし見えないギリギリの効果を産み出す特徴を有するものである。
又、請求項4,9に記載のフィルタbによる効果は、利用ユーザーが、画像を視覚的に見えなくなる効果であり、又、購入前の高解像度の画像を確認可能としつつも、動的に動いて不正使用を防止する効果がある。又、不正使用の防止とは、主に、コンピュータ機能の、右クリック防止や、印刷防止、PrintScreen防止であり、さらに、人間の認識である「長期的な空間認識」からの鑑賞を不可にする防止を行う。又、請求項5に記載の内容では、フィルタaとフィルタbが相互に補完し合う形で異なる画像の保護方法を同時に行う効果がある。又、フィルタa,bの構造により、単体での販売が可能となる。静止画というのは、作品が連続しているものでは無く、鑑賞者が絵画を購入する動機としては、“今現在確認している”作品(1次的欲求)を購入できる事が望ましい。その為、本発明の購入前保護フィルタは、“今現在確認している”作品を、単体で販売する事が可能な機能である。(しかしながら、数枚を組み合わせた販売も可能である。)以上の内容により、販売前の観賞用画像を、確認可能としつつも、非所有状態であるお試し機能を実現する事が可能となる。
又、請求項7に記載の内容では、開閉回数の制限により、鑑賞者の非所有状態を作り出すことが可能となる。又、オリジナルの所在情報を含むデータbにより、オリジナルの所在を認識した上で、
鑑賞者が作品を購入する事が可能となる。例えば、複製なら複製として了承して購入する事が可能であり、紙媒体の作品のメリットも存在したまま、使用する事が可能である。又、オリジナルの所在とは、<(マスター所在:デジタル媒体orリアル媒体)>という様なデータであり、絵画等の芸術作品の場合、マスターがデジタルデータであれば、マスターの複製が可能になり、オリジナル自体を、低価格で販売流通させることがでる。又、既存の絵画分野では、「紙媒体で無ければいけない、本物を見なくてはいけない、画面サイズが大きく無くてはいけない」という認識が、制作を行う作家の中にも、キューレータ等の関係者の中にも、強く存在している為、オリジナルの所在の表示を行うことで、マスターが重要な意味を持つ絵画の魅力を失わさせず、流通を行う事ができる。これにより、従来の絵画(オリジナルが紙媒体の場合)であっても、鑑賞者からすれば、デジタルデータが劣化コピーとしての認識で、それを了承した上で購入する事が可能になる。又、紙媒体の場合であれば、制作者は一点しかないオリジナルを手元に置いておくことが可能となる。
又、創造的な社会システムの創造を目的としており、そしてイメージ力を強化する絵画というのは、ゼロからクリエイトする創造力を育むのに適している。そしてイメージ力の発達というのは、空間的認識による理解力の向上を促す事ができる。その為、絵画市場という文化がもたらす影響は様々な場所に相乗的な効果を及ぼす事が期待できる。そして、イマジネーション力というのは、想像力(創造力)の源泉であり、又、絵画等の文化遺産を創造する事は、西洋文化を考えて見ても、長期に渡り価値を残していると考えられる。又、絵画市場が創造できれば芸術に対する無闇な援助は必要が無く、自立する事が可能である。
又、コンテンツを有料化するシステムの試みは、既存では、ことごとく失敗している背景がある。
その為、お試し機能を設定したとしても、コンテンツの有料化が出来るかは、又異なる課題であり、
しかしながら、観賞目的の画像は、文書や動画や音楽とは異なり、スタートラインが、お試し機能すらも存在していなかった状態であったとする。尚、本出願文献の発明である、コンテンツ販売システムは、元々、4つの機能として大きく、1.保護機能、2.評価機能、3.課金機能、4.情報収集機能による構成を考えていたものであり、「図27」に記載にある形で分割して出願を行っているものである。そして、コンテンツ市場のシステムを考えるにあたり問題の量が多く、課題が複雑に絡まり合っている上、極端な話、一つでも機能が掛けると目的の効果が発揮できない可能性もありえるものである。又、絵を描きたい人は大勢いて、IT技術が到来してから、既に長らくの時間が立っており、さらに芸術業界は、厳しい現状であり、常に、問題を抱えている状態である。そして、昔から、一向に解決出来ない問題であり、その為、本発明の課題は、問題を感じた所で、解決策が容易には出せない難問である。又、本出願文献では、主に、保護機能を課題とするものであり、又、個々の機能は個別に切り離す事は可能であるが、本出願文献以外の、その他の出願文献と密接に連結し合う事で、さらに効果を発揮するものである。
オンライン販売システムのスキーム図 一枚画の画像販売画面 一枚画の画像がお試し機能として表示される流れ フィルタaのバリエーション デジタルコンテンツの分類図 2種類の認識と欲求に関する図 従来定義と、中間コンテンツと最終コンテンツの定義に関する図 フィルタaとフィルタbの説明図 既存にある、お試し機能の構造図1 既存にある、お試し機能の構造図2 既存にある、お試し機能の構成概念に関する図1 既存にある、お試し機能の構成概念に関する図2 既存にある、お試し機能の構成概念に関する図3 「図9」との比較による本発明の画像表示媒体の構造と構成概念図1 「図9」との比較による本発明の画像表示媒体の構造と構成概念図2 フィルムaが組み立てられる迄の過程に関する説明図 本システムの2種類から成るフィルタ構造 規則性のある不規則な構造に関する説明 フィルタa,bバリエーション1 フィルタa,bバリエーション2 フィルタa,bバリエーション3 フィルタa,bバリエーション4 フィルタa,bバリエーション5 フィルタa,bバリエーション6 フィルタa,bバリエーション7 フィルタaフォルムバリエーション1 フィルタaフォルムバリエーション2 フィルタaフォルムバリエーション3 フィルタaフォルムバリエーション4 フィルタaフォルムバリエーション5 コンテンツ販売パターン(単体、パッケージ、屋外端末を使っての広告効果) 選択BOXによる評価機能とマッチング機能 購入前と購入後の構成図 本システムの構成図(※「図1」の詳細) 表示回数制限のカウント取得方法 専用アプリケーション機能図1 専用アプリケーション機能図2 専用アプリケーション機能図3 専用アプリケーション機能図4 専用アプリケーション機能図5 専用アプリケーション機能図6 専用アプリケーション機能図7 専用アプリケーション機能図8 専用アプリケーション機能図9 一部劣化処理が行われた購入前サムネイル画像画面 フィルタ開閉制限により回数が終了した画像が、視覚的に認識可能とする画面図 タブレット端末でもタッチパネルによりフィルタ表示信号が送信可能な図 画像保護システムの全体図 コンテンツ販売システムの全体図 ID作成例 情報管理図
以下より本発明について詳細を述べる。尚、本出願文に記載の図面は、説明を容易にする為の表示であり、これにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。又、ソフトウェアの設計に於いては、どのようにコンピュータを使用するかの軸となる設計と、軸となる目的を実相するための技術は異なり、例えば、これを音楽で例えるならば前者は作曲と類似し、後者は作曲を演奏するためのピアノ等の楽器を、如何に上手く弾くかの技術と類似する。そして後者の技術は、ある程度までは教科書に記載の技術である。そして前者の技術は、設計の方法論が、記載されている技術では無く、膨大なマクロ的な知識が必要であり、これを考えるのは難易度が高く創造を有する技術である。そして、以下より記載の内容は、技術的に実現可能な方法を述べるものであり、目的を実相する技術の細部の違いは無限にあり、使用する言語や、データ格納場所の分散処理や、プログラム処理のショートカット、自動又は手動等の判断等、これらの既存にある操作性の改良範囲に於いては、本発明に於いても最適な方法は行えるものとする。
「図1」は、提供者と鑑賞者が、インターネット回線で繋がっており、制作者が、端末より画像データを投稿し、且つ、コンテンツを記憶装置に格納させ、且つ、鑑賞者の参照要求によりコンテンツページを表示する事が可能な、オンラインで売買を行うコンテンツ販売システムのシステムスキーム図である。又、「図2」は画像データの表示方法である。下方にサムネイル群が表示されており、鑑賞者がその中からクリック等により選択した画像が、上方に高解像度画像として表示される。又、図の様な形で、画像の大きさが縦長・横長、又は、四角形以外の形態等、異なる形態やサイズであっても、表示媒体の中に納めることができる。画像データの表示媒体とは、例えば、紙媒体の絵画を飾っている額縁のようなものである。又、フィルタaとフィルタbというのは、2枚の異なる形態をしたフィルタがスライドにより動的に画像を保護する機能である。ボタン(b)は、数枚セットの販売(ポートフォリオ販売)でのボタンである。ボタンを押す事により、複数枚のセットとなった、次の作品を鑑賞する際にページの様にめくる事が出来る。本提案は、一枚画単体で、販売できる機能であるが、セット販売も補足的な追加機能として設けることが可能である。又、情報データaは、見出しである<タイトル、投稿時間、制作者名>などである。情報データbは作品の内容である情報<ジャンル、寸法、素材、技法、タグ、フリー文字、オリジナルの所在の明記等>である。オリジナルの所在の明記とは、オリジナルが原物(※概ね紙媒体なので以下、紙媒体と表記する)なのか、デジタルデータなのかという明記である。マスターが紙媒体というのは、デジカメ等で撮影し、デジタルデータにしたもので、オリジナルはあくまでも紙媒体にあるというものである。デジタルデータがオリジナルというのは、描画ソフトなどでデジタル加工をしたものである。デジタルデータがオリジナルの場合、光の3原色で表現できるので色彩効果としては色の3原色より美しく表すことができる。そして、オリジナルの所在が紙媒体にある場合、鑑賞者は、そのデジタルデータは劣化コピーであるものと了承し購入することができる。この場合、従来の画集やはがき、ポスターなどの印刷販売と同じ劣化コピーという位置づけになる。その為、
本物を観賞したい場合には美術館やギャラリ−に足を運ばなければならない。他にもオリジナルが紙媒体のメリットとしては、デジタルデータが出回ることで本物の価値を上げることができ、紙媒体は従来通り高額な販売はできると考えられる。又、鑑賞者は、オリジナルの所在がデジタルデータであればそれが本物だと認識して購入することができる。
「図3」は、静止画である画像が、端末画面上に表示されるステップである。サムネイル群から選択された画像は、高解像度(拡大)画像を表示する表示枠へ表示されるのだが、初めの状態は、画面[1]の状態であり、フィルタbにて閉じた状態である。この時、フィルタは透明でも不透明でも構わず作品が見えない状態である。又、「図2」のサムネイル画像は作品を鑑賞して楽しめないぐらいの小ささに表示される。そして、フィルムbが閉じられた状態から、表示ボタン(a)を押すと、フィルタaとフィルタbがスライドしながら下がり、作品が見えるようになる(画面[2][3])。このフィルタというのは、イメージで例えるならば、人間の目の上にある瞼に当たるものである。例えば、人間であたっとしても、美しい視界を手に入れる為には、瞼が無ければ見えるものではなく、現在、コンピュータの視界は常に、瞼が開きっぱなしの状態にある。そして目玉をカバーするものが、このフィルタ(b)に当たる。又、画像は、初め、瞼が閉まっている(クローズ)状態であり、瞼を開く信号を入力すると、瞼が瞬きするように開き、そして、数秒後に閉じる、という様な動作である。購入前の、画像(視界)は、この瞬きの数が制限されており、例えば、3回なり、5回なり、8回なり、瞬きの数がお試しの機能だとします。そして、2種類のフィルタが動的に動くことにより、高解像度作品の全容を見せつつも鑑賞者側の非所有を生み出す事を実現している。又、フィルタaに於いても、動的に動くこことで、例えば(+)という模様であれば、(+)模様の部分が動的にずれて、見えていなかった個所が、見えるようになる。このような形で全体的には全ての画像を確認可能になる。又、フィルタaの形状は、見えなかったものを動的に動かし見える様にする為の形状であり、例えば、この形状が単純な形をしていれば、動的なキャプチャ−によるコピーによって、見えていた部分と、又別の見えていた部分とを、合成させ作品が復元されてしまう。その為、これを防止するために、フィルタaは動的画像をコピーするキャプチャーからの保護を目的としていて「図4群」のように複数に散在した模様が入る事で、仮に画像が動的にコピーされたとしても復元するには手間が掛ってしまうという効果がある。又、この模様は、画像加工ソフトによる合成や復元に対応した模様であって、これは規則的な模様ではなくランダムである事が好ましく複雑であればあるほど良い。例えば、色も単一でない方が好ましい。その為、これら図に表示された形態だけによるものではないとする。例えば、動きについては、細かな模様が、右に動いたり左に動いたり小刻みに揺れる様な動きである複雑性や、又他にも、点滅する様な複雑性などが考えられる。又他にも、フィルタを3枚にする等も含まれる。そして、フィルタbは、主にプリントスクリーンによるコピー、キャプチャーによるコピー、印刷、右クリックによるダウンロードの防止を行っていおり、人間の視覚的にも、いつでも鑑賞できる状態ではない環境を作り出している。又、表示ボタン(a)はカウントされ、表示回数制限を設けているものとする。コンピュータにより与えられた識別コードが、同じ端末からのアクセスに対し、開閉回数を何回までと言う様に設定する事ができる。これは、あくまでもお試し機能であるために設定されるものである。又、「図3」の画面[4]の状態では作品の全体が表示されている。この時フィルタaも動的に動いている状態である。そしてこれにより鑑賞者は全ての作品の品質を確認することが可能になる。次に画面[4][5]の状態では、フィルタa、フィルタb共にスライドするように元の状態に閉まっていく。次に画面[7]の状態では、元のフィルタが完全に覆われ作品が見えない状態である。以上の一連のフロー(画面[1]〜画面[7]まで)がお試し機能の動作である。そして、フィルタの機能の効果を以下に述べる。一枚画の場合、時間的なボリュームが無いというデメリットが在り、その為、既存では、通常、時間的なタイムリミットを有しても意味がないと思われていた。しかしながら、芸術的にすぐれた画像である場合、つまり、一枚画の中にある高度に洗練された表現や技法が在る場合は、その認識を人が把握するのに要する時間の中に、時間的なボリュームがあると考え、この認識をシャットダウンするのが上記フィルタの機能である。これは、高度な技術が詰まっている程、時間的ボリュームがあるという事になる。例えば、作品に釘付けられて、脳が処理し認識する所要時間というのは、同じ一枚画の作品であっても異なってくる。ある作品では、時間的ボリュームが3秒であったのに対し、また異なる別の作品では、10分だったりする、というような場合もある。そして、フィルタが画面[5][6]のように閉まるのは、人が、空間的な認識を処理できる手前でタイムリミットを作り出すを目的にしている。又、大体は2〜3秒程度であるとする。又[8]では、フィルタの開閉が横スライドのパターンである。又、この方法は「長期間の把握が必要な、釘付けにさせる様な」芸術的に優れた画像であれば特に有効であり、そうでなければ余り効果は無いとされる。(例えば、情報を含むだけの画像等、これらは、又異なる画像であるとする)又「図4」は、フィルタaのバリエーションである。そして、NO9,10がランダムなパターンである。又、文献≪特願2009−299427≫では、フィルタbの機能を所有しているのだが、サムネイルを選択すると、拡大画面に選択画像が表示され、その後、シャットダウンする形であった。その為、どのタイミングでフィルタが開閉するのかも記載がなく、表示制限回数も無い状態であった。又、2枚目のフィルタaの機能に於いても、「D2」マークによる表示であり、不完全な状態であった。
又、「図6」にある、「第一認識」と「第二認識」とは、非動的コンテンツの認識のメカニズムを分解したものである。「段落0031」の「一枚画の中にある高度に洗練された表現や技法が在る場合は、その認識を人が把握するのに要する時間に、一枚画の時間的ボリュームがあるとみなし…」とは、第二認識を指している。

第一認識…0.1秒空間認識による瞬間把握である(全体の瞬間把握、一瞬の作品の良し悪しの認識)
第二認識…長期的空間認識による細部の把握である

又、コンテンツを購入するに至るまでの欲求を、2種類に分類したのが「1次的欲求」と「2次的欲求」ある。

「1次的欲求」とは…現在“目の前”にある作品“そのもの”が欲しい
「2次的欲求」とは…現在“目の前”にある作品の“続き”の作品が欲しい

本発明のフィルタによる保護は1次的欲求をカバーし、パッケージ化機能は2次的欲求をカバーしている。
又、「図8」は、フィルタaとフィルタbの構造であり、フィルタbは、ちょうど人間の瞼が開閉する様な機能である。これは、第2認識(長期空間認識)をシャットアウトする。又、フィルタaは、きめ細かいフォルムであり、規則的、且つ不規則な構造をしている。これは丁度、雪の結晶の様な構造である。雪の結晶には大きく、「柱状」と「星状」と、又その「混合形状」があり、一定の規則性を持っているが、結晶の一つ一つを厳密に見て見ると、一つとして同じ形がなく不規則でランダムな構造をしている。本発明の「フィルタa」はこの様な、「不規則」と「規則」の間を為す構造形態をとる。(これはコンピュータがコピーできない構造である)又、「図4」にある「点状」と「線状」以外にも、2つ合わさった「混合形状」や、それ以外にも考えられる「元型 」も応用型とする。(「図16」群参照)又、段落「0031」の、「規則的な模様ではなくランダムである事が好ましく複雑であればあるほど良い」とは、不規則性のフォルムの事を指す。しかしながら、不規則すぎても好ましくなく、フォルムと言うのは、一定の規則性が在る方が人は美しさを感じる為、「図4」は、一定の規則性のある「基本型」とし、最もシンプルな基本型として「点状」と「線状」を上げています。そして、この基本型を土台として、複雑性を持つ構造となります。又、フィルタaは、コンピュータへの合成及び不正コピーからの保護を行い、且つ、第1認識(0.1秒空間認識)を可能にするフィルタである。
又、「図11」群は、本発明の画像表示媒体の構造である。「図11−1」は本発明の構造であり、既存機能である「図9−1」「図9−2」との比較を行った図である。そして、本発明の2枚のフィルタ構造は共に、既存のお試し方法とは相違しているとする。「図11−2」は、「見えるし見えない」ギリギリの効果を出すためのフォルムであり、視覚的認識のシャットアウトと、合成技術からのシャットアウトの2方向からのブロック処理を行う効果がある。これは見える場所と見えない場所のタイミングを、スライドにより絶妙に細かくずらす構造であり、例えば、劣化画像が、細かく、バラバラに見えたり見えなかったりする様にずれる事ができれば、動的コピーによる繋ぎ合わせを行う合成処理が大変面倒となる。又、合成不可の形状と言うのはコンピュータで、容易に“範囲の自動選択”ができない模様を指す。範囲の自動選択不可とは、フォルムの境界ラインの特定が機械では認識できない事を指す。そして、単純な形で在ればある程、コンピュータは境界ラインを読み取る事が可能となる。そして必然的に、画像処理を行う者の間では、コンピュータが読み取り不可の複雑性のあるランダム形状と言えば、“境界ラインが自動選択では読み取れない”「図14」の様な形の手書きの様なランダム形状を考える事ができます。尚“手書き”という表現は実際は正確ではなく、概ね手書きのままでは美しくない為、美しさを調整しなくてはならず、美しいレベルでの不規則性であり、不規則と規則の調整を行う形になります。しかしながら手書きと言う極端な説明で在れば、イメージが容易なので、表現を行うものであります。又「図13」は、画像表示媒体におけるフィルタの構造を立体的に表したものである。※尚「図13」では、確認が容易な様に、フィルタaとフィルタbの重なる順番を逆にしております。
又、不規則性の規則構造の説明を以下に述べる。本発明が考案されるまでにあたり、まず、「見えるし見えない」という矛盾が両立するような状態を創り出す解決法方を考えなくてはなりませんでした。又それは、視覚的認識可能の効果と、合成技術からのシャットアウトの2方向からのブロック処理を行う事が必要となります。この2つを満たす形態を考えなくてはならず、そこで、まず考えたのは見える場所と見えない場所の、タイミングを、絶妙に細かくずらす方法である。例えば、鑑賞の邪魔をする劣化画像が、細かくバラバラに見えたり見えなかったりする様にずれる事ができれば、動的コピーによる繋ぎ合わせを行う合成処理が大変面倒になる。これは時間を掛けて頑張れば合成処理は可能だけれど、時間が掛りすぎる為、それならば購入する方が早いと言う様な状態を作り出すというものである。又、劣化部分が細かく分散されている程、合成時間が掛ります。また、分散具合は不規則な方がよく、そして、その形態も機械が認識できない様な、手書きの様な“歪”なものが効果的である。またこれは、bit単位で、全体の画像損失をさせる様な、余りにも細かすぎる劣化では効果が無く、高画質認識が可能で、しかしながらそれは、見える場所と見えない場所が、タイミング良くずれる、不規則で複雑な状態でなくてはいけませんでした。又、「段落0031」で、「この形状が単純な形をしていれば、動的なキャプチャ−によるコピーによって、見えていた部分と部分とを合成させ作品が復元されてしまう。フィルタaは動的画像をコピーするキャプチャーからの保護を目的としていて...この模様は、画像加工ソフトによる合成や復元に対応した模様であって、これは規則的な模様ではなくランダムである事が好ましく複雑であればあるほど良い」というのは、上記の内容を指しています。又、「図4」に表示されたフォルムは簡易記載であり、これは一つ一つ規則のある複雑性のランダムな形状を図に書こうとするのは時間が掛りすぎるため、単純に文章表記にしたものである。又、「図16」群に記載のフォルムにつきましても、短時間で作成した簡易図であり、複雑性の規則構造は時間を掛けて作成しないと表現しきれない為である。しかしながら、フィルタを作成するのは時間が掛るとしても、一枚でも、フィルタを作成してしまえば、後は、画像がどんな形態であっても、一律に適応する事ができるメリットがあります。そして、フィルタaを考えるに辺り、問題だったのは、「見える場所と見えない場所」がタイミングよく、見えたり見えなかったりする、その際どい状態や、際どい形態が、実際に、視覚として認識できる形まで収束している事、そして実現できる様なフォルムや機能である事が重要でした。仮にもし、漠然と「見えるし見えない様な…」と言う様な事を、考えていたとしても、その状況をどうやって作り出すのか?どんな視覚的形態なのか?という事が課題であり困難でした。少しでも、単純な形態だと、簡単に合成技術で復元可能となってしまうという問題がありました。そして劣化部分が複雑に、ランダムに動き回る事で、「完全に見えるし、完全に見えない」効果ができるというのは、先の出願文献≪特願2009−299427≫でも、漠然とは考えてはいたのですが、例えば、特願2009−299427の「段落0020」にて「キャプチャーからの保護手段として画像に鑑賞の邪魔になるマークを付与した図である」というのは、合成技術からの保護の事を指します。そして、「ギリギリの見えるか見えないか」というのを、言葉として表現していたとしても、その形態は、どんな形態なのか?それを可能とさせる視覚的形態と機能が不明な状態でした。これは“視覚的”に重点が掛る平面画像のお試し機能において、それを実現させるには、視覚的な形態と機能が、完成している事が最も重要な部分となります。そして、その形態の視覚化と機能が具体的にできなければ、平面画像のお試し機能は実現できませんでした。例えば、フィルタaを考えるにあたって「図12」の様に様々な形態が考えらます。まず「A」のパターンであれば劣化部分が、1枚のフィルム状ではなく、個々にバラバラに動き回っている状態です。またこの場合、そのランダムな個々の動きとは、どんな動きなのか?という問題があります。ゆっくり動くのか?高速で動くのか?それとも、個々のスピードはバラバラなのか?さらに、劣化部分の動く方向はバラバラに上下右左へと個々に動き回るのか?また、劣化部分は、2枚なのか?それとも、10枚なのか?20枚なのか?100枚なのか?というように、劣化部分は無限に増やすことができます。また、数が増えれば、より形が小さくなり、細かく複雑にすることができます。ただし、それが、個々に動き回る形態であれば、それは、虫の大群の様にバラバラと動きながら被さる様な動きになります。そして、これではあまりにも、形態としてまとまらず収束しません。またあるいは、パネルの様なものが、回転軸を軸にして、くるくる回転する様に動く事も考えられました。しかし、そうすると、立体的な動きとなりフィルムbとの相性が悪くなります。またあるいは、劣化部分の、大きさを伸び縮みさせる事も考えられました。しかし、動き方が複雑になればなるほど、フォルムとしては整理できず収束しません。その為、考えなければならない事は、フィルムの「動き方」と「形態」という2つのポイントであり、それが上手く纏まらなければいけませんでした。問題はフィルムが「どんな動き方」で「どんなフォルム」なのか?という事であり、又、画像を認識するための邪魔が入る効果であればいいのですが、そのどれもが、フィルムの形態としては綺麗に収束しませんでした。無限に、あらゆる複雑な形態が無秩序な形で考えられ、見えるか見えないかのギリギリのラインの複雑で、不規則な合成不可の動きを実現する様なフィルタaの形は、容易に浮かぶ事ができませんでした。そして、様々なランダム形態が考えられたのですが、最終形態として、1番シンプルな形収束し、表す事ができたのが、本発明の「図4」になります。
そして、「図4」にて、複雑に広がっていた劣化部分のランダムな動きが、フィルタaの形態に最終的に収束する形となります。これはバラバラに模様が複雑に動くのではなく、又、模様が何枚にも重なるのでは無く(但しフィルタa自体は2〜3枚程度は重ねる事は可能である)、又、模様が伸縮するのではなく、1枚のフィルタで構成された、きめ細かい劣化カ所が全体的に分布する形として整理された形となります。そして1枚で構成されるフィルタなので動かし方は1方向へスライドするだけの(回転や伸縮等では無い)の単純でシンプルな動きで可能となります。又、模様であるカ所を、複雑に変更する事が容易にできる構造となります。そして、このフィルタ形状が、見えるか見えない、ランダム効果を表すのに、一番シンプルな形で無駄がなく、実現可能で、且つ、効果的であるという構造になり、「図4」に記載のフィルタaの形状が「基本的な元型」になります。その為、この型はあらゆる複雑性に応用し易くなります。例えば、「図12」の(A)も(B)も、これ以上複雑にしてしまうと、無秩序になり収束しません。つまり「基本の形」になりません。しかし、本発明のシンプルな形態を一番の基礎とし、形を複雑にしていくのは、比較的容易にできます。例えば、模様は厳密には“点々”では無く、ぎざぎざ模様であったり、まだら模様であったり、曲線模様であったり、幾何学模様であったり、「図14」の様な、手で書いた様な、歪なフォルムが全体に広がる形態でも良く、いくらでも不規則な構造を考える事が可能です。又、本発明の「図4」では簡易に、スクリーントーンの様な点々模様として表現していますが、例えば、点々をUPにして、よく確認して見ると、「図14」の様な砂状のスクリーンになっているという状態でも可能です。又、「図4」に記載のフェンス状スクリーンに於いては、「図14」の、ランダム型の網状スクリーンでも可能です。又、例えば、この網状スクリーンの、網の“線”がグラデーションで出来た虹色であれば、機械が自動的にこの網状模様を識別するのはさらに難しくなります。(段落「0031」の「色も単一でない方が好ましい」より)又、この形態は何パターンも作る事が可能です。他にも
フィルムを最大UPで確認すると、模様の境界ラインの透過率が微妙にグラデーションを為して変化していたりするのも複雑という言葉の中に含むものとします。そして、本発明の「図4」に記載の「基本型」は、主に「点型」と「線型」であり、この形が最もシンプルな形態となります。
以上の「図4」の基本型を土台とした、無秩序にならないギリギリの複雑性は、本発明の応用型であるものとし、そして次に、その応用型である、フィルタa,bに於けるバリエーションについて述べる。「図15−1」は、応用型であり、まず初めに、下側に、フルスクリーンbが画像を完全にシャットアウトしている状態がある。そして上側に、フルスクリーンbを透過するような形で、フィルタaが重なり、構成されるケースである。この場合は、フィルタaとフィルタbの重なる順番が、逆になっただけであり、効果は同様とする。そして、例えば、フィルタaには「きめ細さ“中”の、透過度100%」のフィルタ(1)と、その上に重なる、「きめ細かさ“大”の、透過度70%」のフィルタ(2)があり、と言う様な不規則性を作り、その2枚のフィルタaの動きは、異なる方向へスライドするというのも同様とする。他にも、フィルム全体の動きは1方向へ動くが、個々の点々が、規則性の範囲内で微妙に動いていたりすると言うのも不規則性の規則構造だとする。また、フィルタaの応用は、2枚重ねでも可能である。そして例えば、一方を、透過度50%とし、もう一方を透過度100%にする様なランダム性を作り出す事も可能である。また、その2枚の、ずれ方の速度を微妙に変えることも可能である。又、「図15−2」は、フィルタaとbが一枚にくっついた構造である。これは、フィルタがずれることによる効果である為、1枚に、纏めたとしても効果は同様である。又、「図15−3」は、画像を劣化させて、お試し効果を作る方法である。これは、フィルタがスライドする視覚効果を、コマ割りして繋ぎ合わせ、動的に見せる方法であり、そしてこれは、フィルタa及びbの模様を、画像を劣化する方法にて再現しただけである為、本発明のフィルタ効果と同様とする。又、「図15−4」は、フィルタaの動作パターンである。又、「図15−5」は、フィルタbの動作パターンである。これらは、基本型からは容易に発想できるもので応用となる。又、「図15−6」は、回転型による複雑性の規則構造である。回転型とは、画像を幾つかのパーツに分解してパーツを回転させる方法である。そして先程は回転型では、複雑性を増すと収集が付かなくなると記載したのですが、最もシンプルで、ベストな方法(フィルタa、b)が発案されると、それを軸として回転型による複雑性の規則構造を考える事も可能になります。例えば、複雑性は、回転するパーツの中にさらに回転するパーツを入れる入れ子構造で、統制(規則)が取り易い複雑性を作り出す事が可能となります。そして、複雑性を持つ個々のパーツがバラバラで回転し、数秒のタイムラグの後、全てのパーツが裏返しになりシャットダウンするというパターンが考えられる。これは、本発明の、フィルタbの瞼構造と、フィルタaの複雑性の規則構造と同等の効果を持つ構造である。又、「図15−7」は、伸縮型による複雑性の規則構造である。伸縮型も同様に、複雑性の不規則構造が発案されると、それを見本にして、当てはめる事が可能となる。例えば図の様に、まず初めは、全てを覆う状態であり(フィルタbと同様である)、そして、開閉を行う動作として、小さな穴が空いて、どんどん穴が開がっていく様な形で、画像が見える様になるというパターンである。この場合も、フィルタa,bの効果と同様であるとする。そして、本発明のフィルタとは、「第一認識と、第二認識と、コンピュータからの合成処理」によるカバーを行っているものであり、この3つを全てカバーする方法が、「瞼が開閉する様な構造と、複雑性の不規則的な構造」(※「図11−1」の「E1」)であり、上記バリエーションは、この構造の応用型であるとする。
又、「図16」群は、フィルタaのフォルムバリエーションであり、「混合形状」「網状」「線状」「点状」「砂状」「記号型」「マーク型」「ストライプ型」「幾何学模様型」「その他模様型」による、規則的且つ、不規則的な構造のフォルムがある。又、図に記載の模様は、パターン例であり、図以外の複雑的且つ規則な構造も考えられるものとする。以上が、販売前の画像保護方法であるフィルタの説明である。尚、動作実相に於いては、Flash,javascript,Silverlight,HTML5、等のCGIによって最適な方法を取れるものとする。
次に、販売後のコンテンツ保護法方を以下に記述する。販売後はフィルタa,bが外れた状態になり、プリントスクリーン・キャプチャ−によるコピーが可能になる。また、データを大量にコピーする事が可能になれば著作保護ができなくなるという問題が生じる。これらの対処法として、キャプチャー、プリントスクリーンによるコピー防止が行える様なアプリケーション上での表示を行うにする。これは、視覚的認識は容易な状態だがコピー不可な状態であり、ファイルを複製する場合は、画像データにはコピー不可処理をかけ、数回までのダウンロード制限を可能にする事ができる。又、アプリケーション上での表示と、DVD-R等の記憶ディスクへの書き込み(回数制限有)、印刷での鑑賞は可能であり、又、アプリケーションはデジタルフォトフレームとの連携も可能であるとする。そして、本発明は、非動的最終コンテンツの販売前のお試し機能(購入プロセス)として、ネット上での表示方法及び、ネット上で販売を可能にさせるための課題を解決するものであり、必ずしも、以下に記載の方法に強く依存するものでは無く、販売後の保護方法はこれらの内容に限るものではない。
まず「図20」はシステム構成図である。本システムは、ユーザー情報データベース201と、選択BOX情報格納データベース202と、コンテンツデータベース301と、コンテンツ変換ファイル格納データベース302を有している。次に、「図19」は、鑑賞者がコンテンツを「購入する前」と、「購入する後」の機能構成図である。購入前機能としては、3パターンからなる「販売の仕組み」による機能と、「品質保持機能」を有している。そして、3つの販売パターンによる機能としては、(11)単体販売機能と、(12)パッケージ販売機能と、(13)接客サービスを行う団体等への端末への販売機能を有しており、品質保持機能としては、(14)選択BOX機能、(15)レゴメンテーション機能、(16)評価機能を有している。又、購入後機能としては、大きく、ダウンロード機能と、アプリケーション機能を有している。そして、ダウンロード機能としては、(17)開示不可なファイル(独自ファイルによるものでも可)への変換処理と、(18)商品ID及び暗証番号等のデータを、コンテンツファイル及び専用アプリケーションへ、付与を行う処理を有している。そして、アプリケーション機能には、主に、(19)商品ID認証により開示不可ファイルを開示する機能と、(20)画面コピー防止機能と、(21)印刷機能(22)CD-R等メモリ媒体への焼込み制限機能を有している。
又、「図17」は、購入前の3つの販売パターンの仕組みを示す図であり、単体販売、パッケージ販売、接客サービス事業者(個人・法人)への販売を示す図である。又、接客サービス事業の端末Cは、携帯端末からの商品ID読み取り機能等の付与も可能である。又、「図18」は選択BOX機能からによる画像情報の収集にて、レゴメンテーション機能と評価機能と連携した図である。尚、接客サービス事業端末Cと、選別BOX機能は、先の出願<特願2009−299427>に記載の機能であるが、本発明の専用アプリケーション機能と密接に絡まる為、本出願文献に於いても述べるものとする。
又、「図21」は、フィルタの開閉制限のカウント取得方法であり、特定の端末Bからの開閉を特定する方法である。まず、ログアウト画面上では、縮小画像のみしか表示されず、ログイン後に、お試し画像(フィルタa、b付き拡大画像)である画面10を表示する方法である。ログインを行うことにより、ユーザーアカウントを取得し、回数制限のカウントを可能とする。また他には、以下の方法がある。ログアウト画面でも、画面10を表示しカウントを取得する方法として、画面10のURL画面を開こうとする端末Bに、画面を開くと同時に所定のコードを渡し、その端末Bから所定コードが返信されると、端末Bを識別し、カウントを取得する方法である。端末Bに所定コードが渡せない場合は、画面10は表示できないものとする。又、以上の開閉制限おカウント取得方法は、技術的な向上を行えるものとする。そしてこれら以外にも、制限回数をカウントする方法であれば同様とする。
次に「図22群」は、アプリケーション機能の詳細である。「図22−1」は、アプリケーションの起動から終了までの一連のフローである。

(1)まず初めにアプリケーションの起動を行う(S101)

(2)アプリケーションの起動を行う端末の、画面コピーを行う全ての機能を無効化するコードをアクションにする。(S102)※これにより、プリントスクリーン等によるコピーは不可になる為、JPEG等の別画像ファイルへの複製は不可能となる。

(3)次に、購入した開示不可状態のコンテンツファイルを、商品IDと暗証番号にて認証し、開示不可ファイルを開く(S103)※尚、購入したコンテンツファイルは、専用アプリケーションでしか開く事ができないファイルに変換されている。これは、鍵が掛っているファイルでも良いし、独自ファイルでもよい。独自ファイルの場合は、商品コンテンツとしてJPEG等の既存のファイルから、独自ファイルに変換する形で処理を行っているものとする。そして、開示不可変換後のファイルをダウンロードする際に、コンテンツには、<商品ID仮に0001/暗証コード仮に9999等>が付与され、又、専用アプリケーションにも、同一である<商品ID:0001/暗証コード9999等>が付与される。そして、専用アプリケーションは、商品IDと暗証番号を照らし合わせ一致すれば、ファイルを開示する事が可能となり認証処理を行うものとする。

(4)次に、専用アプリケーションは、コンテンツファイル整理機能と、画像を効果的に表示する表示画面機能と、印刷機能と、CD−R等のメモリへの焼込機能を有しているものとする(S104)又、専用アプリケーションからのCD−R等のメモリ機能へのコンテンツファイルの複製は、開示する事のできない鍵の掛ったファイル(あるいは独自ファイル)の状態で保存される。保存されたCD−Rメモリから、コンテンツファイルを表示する際には、いずれにせよ、コンテンツファイルを表示する事のできる専用アプリケーションにて、表示する必要がある。又、専用アプリケーションを介さず、ファイルの複製を無制限に行ったとしても鍵の掛ったままで開く事はできず同じ状態である。

(5)次に、アプリケーションの終了を行う(S105)

(6)アプリケーション終了により、端末の画面コピーを行う全ての機能の無効化が解除される(S106)

以上が、アプリケーションのフローである。尚、画面コピー機能を不可にするコードをアプリケーション立上時に起動する方法では、端末やOSの仕様が異なる場合に、画面コピー等の操作が異なる為、この場合、仕様確認の取れている機種に限り、アプリケーションのインストールが使用できる状態とするか、あるいは、画像の不正コピーを防止する事がどうしてもできない場合は、PC以外の端末でも可能なものとする。
次に「図22−2」は、アプリケーションの再インストール方法である。アプリケーションにて、商品IDと、暗証番号を記憶する方法では、そのアプリケーションがアンインストール等により起動できなくなった場合に購入商品データが失われてしまう。その為、その対策として以下に述べる。

(1)まず、鑑賞者ユーザー(ID:仮に0001)は、アプリケーションのダウンロードを行う。(※これは、端末へインストールされる状態であれば、オンラインからのダウンロードに限るものではない)この時、アプリケーションには<NO: 仮に0001>が付与される。又、同時に、<ユーザーID:0001と、アプリNO:0001>が、がデータベース201へ登録される。(S201、S202)

(2)次に、前記鑑賞者ユーザーID:0001は、コンテンツを購入する。この時、購入したコンテンツに<NO:仮に0001>と<暗証コード:仮に、9999>が付与される。それと同時に、前記鑑賞者ユーザー(ID:0001)のアプリケーション(NO:0001)へ、アプリ読込み用として、購入コンテンツと同一データでる<コンテンツNO:0001と暗証コード9999>が付与される。又、データベース201へは<ユーザーID:0001>に、<コンテンツNO:0001>が格納される。そして、アプリケーションの認証機能(ファイル開示機能)により、開示を行おうとするファイルの<コンテンツNO:0001と暗証コード9999>を照らし合わせて、ファイルを開く。(S203、S204)

(3)次に、ユーザーID:0001は、アプリケーションNO:0001をアンインストールにより破棄し、自身のユーザーID:0001により、アプリケーション(仮にNO:0002とする)をダウンロード(又は、インストール)する。(S205、S206)

(4)アプリケーションインストール後、本システムへアクセスし、<アプリNO及びユーザーID(※データC,D)>の認証を行いOKとなると、ユーザーID:0001内に管理保管されている、<購入ファイル開示鍵データE,F(※アプリケーション読込用)>をダウンロードする事が出来る。これによりアプリケーションNO:0002は、ユーザーIDが同一である認証が取れ、アプリケーションNO:0001の<開示鍵データE,F>の引き継ぎが可能となる。(S207、S208)以上が、アプリケーションの再インストール方法である。
しかしながら、以上の方法により問題が生じる。旧アプリケーションから新規アプリケーションへ、購入ファイル開示鍵データE,Fの引き継ぎを可能とする事で、無制限に購入ファイル開示データE,Fをダウンロード出来てしまえる可能性がある。その為、余り考えられないが、ID付きのアプリケーションごとの不正コピー販売が可能となってしまう。これは、ID登録されたアプリケーションを何度でも、再インストール可能であれば、再インストールを行ったアプリケーションから開示鍵データを何度でも、インストールする事が可能となる。例えば、架空にユーザーIDを作成し、IDごと不正販売を行えてしまえる。この問題に対し、単純に防止を行う方法を考えようとすると、携帯電話の機種変更を思い浮かぶことができる。例えば、携帯端末の機種変更を考えると、引き継ぎ保存データ(例えば電話番号)は、確実に前の端末は破棄され、一つの端末にしか引き継がれない方法を取る。その為、無制限の番号複製は防止される。しかしこの場合、電話番号に対する保存データの引き継ぎは、番号その物が商品である為、本システムと目的が相違する。携帯電話は、家庭電話の親機と子機の関係の様に場所に縛られない為に、1つの番号を複数の端末では使えない様にしなければならない理由がある。しかしながら、PCのアプリケーションの場合、使用目的が、連絡を行う目的には無い為、端末一つでしかサービスを使えないと言う様な理由はない。その為、同一人物が、PCを2台3台と持っている可能性であっても、同一人物のPCであればサービスを使用できる必要がある。
以上の事から、ID付きのアプリケーションの無制限のダウンロードによる、不正コピーの防止方法として以下に述べる。通常であれば、ID付きのアプリケーションというのは、個人情報が漏洩してしまう為あまり考えられない。個人情報とは、名前、住所、電話番号(固定及び携帯)、クレジット支払い情報等であり、厳密なユーザー登録を設定する事で、架空IDの複数所持を回避する方法で不正を行うハードルを上げられるものとする。しかしながら、もし仮に、個人情報が漏洩しても構わないIDを故意に作成した場合を考えると、又、支払い方法もクレジットではない、コンビニ等、振込支払いの場合とした時、ID付きのアプリケーションを販売する事は可能になる。その対策として、ファイル開示鍵データE,Fのインストールの回数制限(例えば、20回迄等)を行う方法が上げられるのと、又、あるいは、短期間でのダウンロードに対し、回数制限を設ける方法上げられる。これは例えば、1カ月に10回以上のインストールを行えないという方法である。又、あるいは、ファイル開示鍵データE,Fのインスト―ル時に、自動的に端末情報を取得し、同一IDで、インストールを行おうとする端末の数が多すぎた場合、自動的に、ダウンロード制限が掛る方法も上げられる(これは端末の台数に対し制限を設ける方法である)。この様な形で、インストールの回数制限を設けると、不正コピー様に、わざわざ、架空IDを作る手間を行ったとしても、不正販売による利益の元が取れず、余りメリットが無いと考えられる。例えば、架空ID<漏洩可能な固定電話及び携帯電話データにより作成>を作る手間と費用+作品の購入費用(仮に、10000円分)を故意に作成し、このID付きアプリケーションを、3000円で販売したとしても、1カ月5回までの制限の場合=1万5000円 粗利=5千円であり、2ヶ月目以降より毎月、15000円の利益(完売した場合)というものであり、わざわざ不正販売を行ってまで、得られるメリットが極端に少なければ、不正コピーを行う行為が成り立たないと考えられる。以上が、アプリケーションの再インストール方法である。
次に、「図22−3」は、以上の内容を纏めたもので、購入コンテンツが開示不可ファイルにて「鑑賞者端末B」へ、ダウンロードされるフローである。鑑賞者はコンテンツを購入すると、開示不可のファイルをダウンロードし、専用アプリケーションで、ファイルの開示を行う。又、CD−R等のメモリには、開示不可のファイルで保存される。
次に「図22−4」は「図22−3」と同様のフローで、購入コンテンツ群が開示不可のファイルで「接客等を行う事業等の”端末C”」へダウンロードされるフローである。接客等を行う事業等は、コンテンツ群を購入すると、開示不可のファイルをダウンロードし、専用アプリケーションで、ファイルの開示を行う。尚、端末Cにおいても購入後のフローは、端末Bの専用アプリケーションと、ほぼ同様の機能であるものとする。又、「図22−5」の下図「端末C及び端末Bでの専用アプリ機能」は、ほぼ同様の機能であるアプリケーションを端末C及び端末Bで使用している図を示す。又、その他の端末により、使用を行う際は、アプリケーションソフトウェアに限らず、オペレーティングシステムによる処理設定でも可能とする。又、「図22−5」の上図は、以上の「コンテンツ購入及びファイル開示方法」と、「アプリケーションの再インストール図」を纏めた図である。
又、以上までの機能で、さらに問題が生じる。以上の内容では不正利用による販売等を防止する為の機能であり、知り合い同士での画像ファイルのシェアや、購入者本人のPC以外の他端末(これは現時点では、どんな端末が在るのかは分からないが在るものと仮定するもので、同一ユーザーでも、IDを共有できない形の端末であるとする)表示方法では不便となる。その対策として、シェア機能を有するものとする。シェア機能とは、”シェアでファイルを開く”という様な機能であり、本システムに対し、”シェアアプリケーション登録を行い、シェア端末へ開示鍵データE,Fを一時的に、貸す事のできる機能である。「図22−6」は、シェアアプリケーション機能である。表は、データベース201にある、データC,D,E,Fである。「シェア中」というフィールドが「×」になっているコンテンツが、現在シェアを行っているコンテンツである。「ID:0001」が、貸し主であり、「ID:0031」が、借り主である。そしてシェアを行うと、貸し主側のアプリケーション読込み用の、ファイル開示データE,Fが消失してしまうか、あるいは使用不可となる処理コードを渡す事で、ファイル開示を不可とする。そして、借主側から、コンテンツを返却された際に、再度、暗証コードが付与されるか、あるいは、使用不可コードを解除する処理を行い、ファイルを開く事が可能となる。又、返却した側(借主)の、アプリ読込み用コンテンツ開示データE,Fは使用不可となる。又、「図22−7」は、シェア機能の画面フロー一覧である。
又、シェアを行うというのは、同一IDのアプリを使用するという事ではなく、IDの共有を行うものではない。その為、1作品に対しシェアを行ったからと言って、観賞者ユーザー同士で購入した商品等のプライベート情報を共有するものでは無く、購入コンテンツの情報が漏洩されるものではない。又、直接、ユーザーIDを指定するのが情報漏洩に繋がる恐れがある場合は、ユーザーIDとは別に、シェアIDを発行する形でも構わない。この場合、ユーザーIDは伏せた形で、両者がシェアIDを発行し、コンテンツを貸し借りする形となる。又、「図28」は、親IDに対し、子にあたるID(シェアID含む)を作成する図である。親IDは一つしか作成不可だが、子IDは複数作成する事が可能というものである。
又、「図29−1」の様に、親IDと子IDを分けるのならば、普段よく使用するレベルのIDは、緩やかな管理を行い、普段あまり使わない親IDは厳密管理を行うという方法もがえられる。(尚、本システムは、販売後のコンテンツ保護方法として、厳密ユーザー情報によるID確認が必要な為、情報管理方法は課題とするものである。)又、貸主と借主の間の、シェアを行う際の通知は、メール等による通知でも構わないものとする。又、シェア機能は、段落「0042」〜段落「0045」の不正ダウンロード防止方法により、不正による保護を強固にし過ぎている問題を、和らげる為の対策である。以上の、防止方法を纏めると、又、「図22−9」は、以上のアプリケーション機能の構成図である。尚、以上は大きな流れであり、細かい詳細部分に於いては、多少の異なる方法が在るものとする。例えば、データベース201にて、データ管理を行わず、ユーザー保管によるものとし、それらを認証する等、他にも異なる認証方法を行なえるものとする。
尚、本発明は、購入前の保護方法(フィルタによる保護)と購入後の保護方法がセットとなって初めて保護システムが機能するのだが、本発明が最も提案を行う所は、購入前の保護方法であり、本出願に記載の購入後保護方法(専用アプリケーションソフト)は、必ずしもこの機能に強く依存している訳ではないものとする。その為、購入前の保護方法としては最も最適な購入後の保護方法による事も可能である。
又、「図23」は、本システムサイトにおける購入前サムネイル画面である。観賞を楽しめないギリギリのサイズであるサムネイルというのは、判断が難しいサイズであると考えられる為、「一部分的な部分的欠損」にて視覚的邪魔を行う事が可能である。サムネイル画像の部分的視覚の欠損は、「複雑性の規則構造ではない単純な欠損」であるものとする。又これは、どんな画像なのか確認ができる程度の部分的欠損である。又、処理方法としては、部分的欠損処理が施されたサムネイル画像を作成し、DB303へ格納する。端末Bへの表示方法はDB303からの参照を行うものとする。又、「図24」は、フィルタの開閉制限により開閉不可となった画面である。拡大画像画面に於いては、開閉不可である事が直ぐに分かるものであるとするが、サムネイル画像画面においても、開閉可能な作品と、開閉が不可となった作品とが、見分けられるような視覚的認識可能な処理を施しているものとする。例えば、開閉終了となったサムネイルは、画像が白みがかってる様な形態をしている等である。又、サムネイル画像のサイズが、どこまで、確認可能なのかは、実際に実相を行い判断ができるものである為、サムネイル画像でも十分観賞可能であれば一部欠損を行う形とし、観賞可能でなければ、一部欠損は必要の無い機能とし、機能の追加有無は、状況によって判断できるものであるとする。
次に、「図25」は、タブレット端末による、お試し画像の表示である。この場合は、タッチパネル操作によるフィルタの開閉が行えるものとする。又、他の端末による場合、前記アプリケーションの機能は、OS機能として起動を行う形であっても同様とする。
次に、「図26」は、本発明の全体図である。又、端末Cが表示するコンテンツは、パッケージ化されて、端末Bでは見る事のできない、一部コンテンツであり、端末Cにより開示する事で、鑑賞者は屋外等で作品を発見し、気に入った作品が在れば、端末Bにて購入する事が可能とするものである。以上が本発明の一連の内容である。
端末A…制作者端末
端末B…鑑賞者端末
101…記憶装置(DBサーバ)
表示ボタン(a)…フィルタを開閉するボタン、
フィルタa…ランダム模様のフィルタ、
フィルタb…作品全体を覆うフィルタ、
ボタン(b)…セット販売時の次の作品を表示するボタン、
情報データa…見出しの情報(タイトル、日付、作家名)、
情報データb…作品情報(ジャンル、タグ、マスターの所在、参照URL、寸法、技法、素材、フリー文字等)
端末C…デジタルサイネージ等、接客サービス等の端末
端末D…携帯端末
201…ユーザー情報データベース(ユーザー情報及び、支払・売上等の決済情報含む)
202…選択BOX情報格納データベース
301…コンテンツデータベース(jpeg,gif等画像ファイル格納)
302…変換ファイル格納データベース
303…保護画像付きサムネイル画像格納データベース
データC…ユーザーID(例えば、ID:0001)
データD…アプリケーションNO(例えば、ID:0001)
データE…商品NO(例えば、NO:0001)
データF…購入コンテンツファイルを開示可能とする暗証番号データ
(※データEと共に、アプリケーションにて記憶保存され、コンテンツファイル
開示時に、自動的に読取可能でID認証を行う)
データL…シェア機能情報(シェア相手先、シェアコンテンツID等)
又、請求項8に記載の内容は、フィルタの開閉制限機能と、コンテンツの属性データとして付与するオリジナルの所在を含むデータbの表示機能と、高解像度(拡大)画像を表示するための表示媒体に、関する機能である。前記フィルタの開閉制限は、フィルタ開閉を行う信号が送信されると、その回数をカウントする処理と、且つ、カウント数を表示する処理と、又、フィルタの開閉カウント数が制限回数を越えると、開閉が不可となる回数制限を行う処理と、又、開閉制限による開閉可能な残りの回数を表示する処理とを有する事を特徴とする。又、前記データbによる属性データの表示処理は、オリジナルの所在情報<マスター所在:デジタル媒体orリアル媒体>を、前記コンテンツ提供ユーザーより受信し、且つ、記憶装置に格納し、且つ、端末上に表示する処理である。これにより、鑑賞者はオリジナルの所在を確認し、複製なら複製として了承した上で、購入する事が可能となり、デジタルと原物作品、いずれの作品であっても、その良さを持ちあわす事ができる。
又、画像表示枠機能は、画像のサイズが異なる形態であっても、画像を表示媒体の中に納めて表示させる画像表示媒体であり、前記フィルタ(a)及び(b)を表示枠に納め、又、媒体付近に表示されるサムネイル画像を選択すると、その選択した画像の拡大(高解像度)画像が、フィルタa,bにて保護された状態で、表示枠内に表示する事ができる。以上の特徴により非所有状態を作り出し解決を行う。尚、画像表示媒体は、WEBブラウザ上で表示されることが望ましいが、例えば、WEBブラウザでは無く、WEBブラウザと同期する形で専用のアプリケーションソフトに表示したとしても同様である。これは例えば、もし、画像表示媒体をFLASH技術で実相するならば、apple社製品では、FLASHが使用できないことは自明であることから、その変わりとして、専用のアプリケーションにて実相する手段を用いるのは容易に考えられるとする。(尚、段落「0030」/「0041」にて詳細に記載
オンライン上にて、画像データ(絵画、イラスト、フォト、若干の動きがある静止画等)であるコンテンツを販売する為のコンテンツ販売システムであり、端末画面上に表示する際に、鑑賞者の非所有状態(お試し効果)を作り出す機能である。尚、画像のジャンルとして、観賞用を目的とする画像を販売する方法であり、使用目的を持った画像(商用性のあるデザイン等)を販売する方法では無い(尚、デザインであっても販売する事は可能であるが、観賞用とデザイン等の使用目的の画像とは基本的には、異なるものであり、観賞用は制作者の許可が無くては使用目的として使えないのが、一般的であるとしている。)又、主に「販売前」と「販売後」の2つの保護方法から構成されており、「販売後」の保護方法は、オンライン上にて表示可能なデジタルコンテンツ(画像、動画、書籍、音楽、ゲーム等)を対象とする。
静止画である画像データを販売するための方法として、画像データの一部分を欠損させる方法が存在する。この場合の商品としての画像は、壁紙やプレゼン資料などテンプレートデザインとして実用的に、使用する事が目的である場合がほとんどである。又他には、実用的な画像の販売方法には、画像データそのものではなく、画像をTシャツやマグカップ、ハンカチ、ポストカード、カレンダー等にプリントアウトして販売する方法がある。又他には、広告デザイン(グラフィックデザイン)等の画像を作成するための素材としての画像を販売する方法がある。このケースでは、画像作品というのは最終商品では無く中間商品としてのニーズで販売する。以上は、実用的な画像による販売方法である。そして、画像を実用性以外(鑑賞用)で販売する方法としては、電子書籍による販売方法が存在する。又他には、動画による配信が考えられるだが、動画媒体による配信の場合、静止画を数枚組み合わせるか、一枚であったとしても時間的な経過を作り(動画ファイルに置き換え)表示させる方法である。しかし、この様な形で、画像を販売する事は、一般的には行われていない。又、鑑賞用と、実用性を兼ねた画像として販売する方法には、月額使用料等により使用料を支払った有料会員にのみアクセス権が与えられ、作品を好きなだけダウンロードできるという方法が存在する。しかしながら、この場合、画像等であれば、販売前は作品を鑑賞することはできないとしており、その為、実用的な目的を持たせ(例えば、壁紙等に使える画像等)販売を行っている。尚、本発明は、先の出願文である≪特願2009−299427≫の欠点を、解決するものである。
不明
本提案が対象とする画像データは、芸術性の高い絵画・イラスト・フォト等の静止画である。そして、これらの静止画に対し、お試し機能を備えた形で、オンライン上で表示し販売する事は困難であった。又、芸術性の高い静止画というのは、一枚という作品の中に、時間を掛け、作り込んでいる様な画像である。そして制作者が、理想とする作品を制作するために長期の時間が費やされた時、(例えば、制作者が1年がかりで作品を制作した時)これらの作品には簡易に作る事が出来ない作業量というものがある。その時、その作品を発表する場としてふさわしい場所がなかなか見つからないという課題があった。又、作品を発表する方法としてはリアル上にて紙媒体として発表する場合と、バーチャル上にて、データとして発表する場合の、2種類が考えられ、そして、紙媒体の発表の場では、費用が掛り多くの人には観てもらえないデメリットがあった。又、リアル上での発表では、作品そのものよりも、何に作品が描かれているかという支持体(絵が描かれている媒体、紙、板、布等)が問われるものであった。例えば、立体的・彫刻的な視覚作用効果や、見せ方、加工処理等、又、あるいは、作品の耐久性等も問われるものであった。又、劣化しやすいという事は作品としての質が落ちてしまい、価値が低下してしまうという問題もあった。デジタルによる作品の保管であれば、劣化による問題も解消され、又、費用面に於いても安価な発表であり、支持体の問題も解消でき、且つ、色の三原色では無く、光の三原色によって、より美しく表現する事ができるというメリットがある。しかしながら、デジタル上にて作成し、デジタル加工を行った作品を制作したとしても、オンライン上での画像保護としては課題があり、発表する手段としては、印刷打ち出しによる発表しか手段が存在しなかった。そして、印刷打ち出しによる発表の場合、作品の色が変わってしまうという問題があった。又、オンライン上で、オンライン上で画像を表示してしまうと、鑑賞者はインターネットに繋ぎさえすればいつでも作品を鑑賞することができるので、既に画像を所有したことになり購入の必要が無くなってしまう。これは、ダウンロード防止によりダウンロードを出来ない状態にしたとしても、又、印刷防止により印刷が出来ない状態にしたとしても、オンライン上に表示ができるという事は、既に、作品を鑑賞でき画像を所有していることと同じ状態となる。その為、デザイン等の使用目的である画像データではなく、鑑賞するという事を提供する場合は非常に困難となる。又、制作者側の心理としては、長期の時間を費やし作成した作品を、オンライン上に表示するということは、心理的な抵抗があり、オンライン上での発表を避ける傾向にあった。上記の理由によりリアル上での発表、バーチャル上での発表はどちらに於いても困難であった。
又、絵画等の画像作品を購入する心理的プロセスとして、作品の全容を確認して、その作品を気に入ったから購入するという流れがある。例えば、書店にて、絵画等の画集を購入する時、一度、中身を確認してから購入の判断を行う。この時、全く中身の分からないものであれば、購入を行うのに躊躇してしまう。又、例えば、音楽の場合であれば、ラジオやテレビなどで受動的にでもその曲を一度聴き知っていて、その曲を、気に入った場合、購入を行うというステップを踏む。その為、上記で記述した、有料会員だけによる観賞環境の提供(ダウンロードし放題等)を行う方法では課題が残る。未だ、作品を見ていない状態で、先にお金を出して購入するというのは、ハードルが高く成り立ちにくい。しかし仮に成り立つケースが在ったとしても、既に、過去に作品を何点か知っているお気に入りの作家である場合等である。しかしながら、作家を知っていなくても購入するケースは考えられる。その場合でも過去にそのジャンルに対して面白いという動機付けがなされており、「ジャンル買い」をする場合である。この場合、その作品はおそらくは良いものだろうという予測が、観賞者の中でされており、購入するのであり、何かしらの過去に知っているという状態が必要となる。又、音楽の様に、ジャンルが既に確立されているコンテンツであれば、ある程度の予測が付き、全く知らない内容であっても、購入する行動というのは考えられる。しかし、このケースでも鑑賞した事が無いという事には変わりがなく、購入を行うには購入失敗のリスクがあり当り外れが在ると考えられる。又、段落「0012」に記載の通り、デジタル画像による絵画というのは、現在では、殆ど、存在していないコンテンツのジャンルである。その為、利用者が、過去に内容を知っているという動機付けが出来ていない状況となる。そして、画像をオンライン上で確認し、気に入った上で購入してもらうには、上記に述べた様に、オンライン上に表示してしまえば所有行為が成立してしまうという課題がある。
画像の一部破損方法では、一部の個所は見せており鑑賞可能部分と鑑賞不可部分を成り立たせているが、デメリットとして画質を劣化させている個所が、思っていた様なクオリティでなかった場合であったり、又、鑑賞可能部分だけが美しくて破損部分は手抜きをしていた場合であったり、それらが考えられた場合、購買意欲が下がってしまう。又、観賞可能な部分はいつまでも観ることができてしまうので、それだけで満足してしまうケースも考えられる。一部分を欠損させることにより効果的なのは、使用目的による販売であるが、鑑賞を目的とする作品を販売する方法としては不向きである。
画像をオンライン上に表示すれば所有した状態が既に、成り立ってしまうというデメリット以外にも、画像をオンライン上で表示するデメリットとして以下の事柄がある。画像データを画面上に表示すれば、コンピュータによる機能により、プリントスクリーンや、キャプチャーコピーが可能となる。又他にも、右クリックによるダウンロード、又、印刷による紙での保有も可能となる。データは簡単にコピー可能であり、オンライン上に不正コピーデータを大量に配られる問題もある。しかしながら、オリジナルの所在が、紙媒体等の原物(一点物)にある場合は、デジタルデータはコピーにすぎないものであり、画像データを表示したとしても問題は少ない。(※但し、コピーであっても所有は出来てしまうというデメリットは残る。)その為、オリジナルが紙媒体等である場合は、販売モデルが存在する。この場合、多くの人に見てもらう事は可能だが、販売価格が高額になるというデメリットがある。又、紙媒体の場合、リアル上での発表と同じ様に、支持体の処理や、作品そのものの耐久性が問われてしまう。
数枚を組み合わせたセット販売では、組み合わせた内の数枚は表示させ、その他は見せないという方法であるが、デメリットとしては一枚での販売が不可能であるという点である。制作側は作品点数が貯まらなければ販売ができず、又、作品点数を貯めるならば、販売価格を上げたいと考える。その為、購入側にとっては金額が高くなってしまうというデメリットがある。動画により静止画を数枚組み合わせ時間の経過とともに表示させる方法では、商品を渡す場合、動画ファイルによる引き渡しなのか?それとも画像ファイルによる引き渡しなのか?という問題があり、又、画像ファイルにて引き渡しを行う場合、動画ファイルと、画像ファイルの2つを作成する必要があり手間が掛る。又、動画媒体による表示であったとしても、動的な動きをコピーする、キャプチャーからの保護は行えきれていない。
又、静止画の場合、動画や音楽とは違い時間的なボリュームが無いという特長がある。例えば音楽の場合であれば、フルタイム5分の作品であれば30秒だけ観賞可能部分を作る事で、お試し機能が成り立たせることが可能である。しかしながら、静止画の場合、時間的なボリュームが無い為音楽のようにお試し機能として、観賞部分と非観賞部分を作ることができない。
また、既存の絵画マーケットでは、制作するのも購入するのも金額が掛りすぎる為、一部の富裕層が購入を行い評価を決めるという傾向にあった。その為、大衆から理解されにくく大衆文化から離れたものとして認識された状態である。又、デザイン等の使用目的による画像であっても、鑑賞用として効果はあるのだが、芸術性が制限されてしまう。例えば、奇抜なもの、情緒性のあるもの、遊びのあるもの、というのは、その場に相応しくなければ必要性はないものと評価されてしまう。そして実用性のある作品としては、均一で無難な物、主張の激しくないもの、その場に相応しい物が好まれる傾向にある。しかしながら、絵画というのは制作する側も鑑賞する側も、遊びや娯楽としての要素を必要としている部分がある。
以上の内容を纏めると、オンライン上にて表示するコンテンツには、「図5」の様に、大きく分けて、書籍、音楽、動画等の「動的コンテンツ(B)」と、画像等の「非動的コンテンツ(C)」があり、さらに非動的コンテンツを分類すると、デザイン等の「中間コンテンツ(D)」と、絵画等の娯楽作品である「最終コンテンツ(E)」がある。(※尚、中間コンテンツと、最終コンテンツという表現は、「段落0002」の最終商品と中間商品という言葉の意味と同一である)そして、動的コンテンツ(B)等の動画媒体の場合、その根底にある概念が、時間ファイルというデータファイルのデータ量の分割にあり、しかしながら、1枚で構成される画像ファイルは、時間的なボリュームというものが存在しない為、時間単位で分割し表示する事が不可能であった。しかしながら、動画ファイルとして置き直す事で、表示する事は可能であるが、手間が掛り、お試し機能として不十分であった。又、非動的中間コンテンツ(D)の表意媒体では、販売しているものが作品使用権である為異なり、又、使用する事を目的とするのであれば極端な話、観賞からの保護を行わなくても差し支えは無く、顧客からの観賞やコンピュータからの不正コピー等の保護を殆ど行ってはおらず不十分であった(「図7」参照)。
又、非動的中間コンテンツとはデザイン的な概念であり、絵画的概念である非動的最終コンテンツとはジャンルが大きく異なるものであり、目的に於いても基礎学問と応用学問程の違いがある。その為、求められている役割や、何に価値が置かれているのかの必要性・目的が異なる為、使用目的である画像の販売システムを使って、観賞用画像を販売する事ができたというのは不可能であった。しかしながら既存では、絵画とデザイン画像の違いが発見されてはおらず、一括りとされているか、あるいは、絵画の定義があいまいで、又は、定義というものが存在せず、絵画とは何か?という定義無しの状態であった。そして、既存にある殆どの画像販売システムは使用を目的としたデザイン的画像であるものとする。又、本来の絵画分野からしてもデジタルデータは絵画ではないという認識が強く、又、デジタルデータでの絵画は、既存の絵画の概念とは異なるものであり、本発明が新たに定義を行っているだけのものとなる。そして、現在に於いても、デジタルデータでの非動的最終コンテンツは、コンテンツそのものが存在していないか、あるいは限りなく少ないと考えられ、又、市場にも存在してはいない状態である。(尚、紙媒体等のコンテンツと区別する為にデジタルと述べるものであり、アナログ方式であっても同様とする。)
又、使用目的の画像であれば使用を行った時点で、不正使用が発覚しやすいリスクがあるが観賞目的の場合、個人的に観賞可能とすれば済むだけの話であり、不正を発覚する事が容易ではない。
その為、あらゆる点で、使用目的である画像保護方法と、観賞目的の画像保護方法は異なり、桁外れに難易度が上がるものである。又、観賞を目的とするコンテンツの大半は、使用目的としては使えない物が一般的だとするが、(※商用にて使用するのは尚更不可とされている)しかしながら、鑑賞者と制作者の間の取り決めにより自由であるとする。又、本発明の課題は、絵画と言う1分野に於ける市場の課題であり、これに携わる人口は多く、既に、大勢の人が考えており、昔から存在する周知の課題である。しかしながらIT技術が到来してから長らくの時間が経過し、長らく解決のできていない難問である。
又、「図9群」「図10群」は、既存コンテンツ(動的、非動的中間)媒体の比較図である。「図9群」は、既存お試し機能の構造であり、「図10群」は、既存お試し機能の根底となっている概念である。又、「図10−3」は、非動的コンテンツの空間認識と動的コンテンツの時間認識との相違点である。そして本発明は、先の出願文献≪特願2009−299427≫の欠陥を補う出願内容である。例えば「D1」フィルタだけでは、画像を保護しきれない為、「D2」マークによる2重構造の構成としたのだが、この場合、一部劣化させた部分が、全く見えない状態なのであれば不都合が残る。その為、「D2」マークが動き回って、合成不可となる様な複雑な動き方を行う事が、理想的であると考えていた。しかしながら、合成不可となる様な複雑な動き方や、視覚的にも「完全に見えるし完全に見えない」という矛盾した効果を作り出す事に置いて、仮に理論上そうした効果を狙っていたとしても実際のフォルムと動きと構造が、どのような内容なのか実現できていなかった。又、「D1」フィルムの細部に於いても不完全であった。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の内容は、画像を端末画面上に表示する際に、コンテンツの非所有状態を作り出すお試し機能であり、保護処理a(フィルタa)の特徴である。又、フィルタaの形状は、画像を上から覆う様な視覚効果の形状であり、且つ、見える部分と見えない部分が地と図の様な形で、きめ細かく分布した形状であることに特徴を有している。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)
又、請求項2に記載の内容は、保護処理a(フィルタa)の形状であり、きめ細かく分布する形状は、例えば、雪の結晶の様な、規則的、且つ、限りなく複雑性を帯びる事が容易な不規則の構造を有している。又、これは、コンピューターが形状を読み取ることが難しい模様であり、合成処理等の作業を困難にさせる効果がある。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)
又、請求項3に記載の内容は、保護処理a(フィルタa)の構造及び動作であり、前記フィルタaの構造は、最もシンプルな形状として、1枚から成り立つスクリーン状の構造を有しており、又、これは構成する事が容易な構造であり、一枚からでも成り立つ事が可能であるが、さらに複雑性を増す場合は、少数枚(2〜3枚程度)を重ねる事も可能である。又、前記フィルタaの動作は、最もシンプルで無駄の無い動きとして、一方向のスライド移動で可能な動作であり、そして動的にズレる事によって時間差で見える部分と見えない部分を作り出し、全ての画像を確認可能にする動作である。(※尚、全ての個所を確認可能にする目的であるが、模様の状態によっては、完全に表示しきれない個所も、多少は、生じてしまう場合もあるものとする。)又、これは、動きを作りだす事に容易性がある動作である。以上の特徴により、非所有状態を作り出し解決を行う。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)
請求項4に記載の内容は、画像を端末画面上に表示する際に、コンテンツの非所有状態を作り出すお試し機能の、保護処理b(フィルタb)の特徴である。前記フィルタbは「人間の瞼」の様にパチパチと開閉するような構造で、視覚(画像)を、全てシャットアウトする形状と、その動作に特徴を有している。又、前記フィルタbの動作は、初め、画像を覆う状態で表示されており、フィルタを開く信号(例えば、画像付近に配置された開閉ボタンによる方法、又は、画像上をクリックする操作方法等)を送信するとフィルタが開き、そして、フィルタが開いて画像が全て見える様になると、開いた時と同様の動作で閉じて行く動作であり、又、一つの開閉(瞬き動作)は数秒程度(例えば、2〜15秒程度)の時間である。以上の特徴により、非所有状態を作り出し解決を行う。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)尚、既存の動画ファイルの表示媒体では、瞬きの様に動作(開閉)させ、静止画のお試し効果として使用してはいないのだが、しかしながら画像を動画ファイルとして置き直し、同様の効果を有する事も可能である為、保護処理b(フィルタb)の視覚効果(動作処理)に於いては静止画である画像ファイル専用の媒体に限定する機能として記載するものであり、動画媒体を含めるものではない。(「図10−2」参照。尚、これは説明を容易にする為に、既存の動画媒体と比較を行ったものである)しかしながら、ファイルaに関しては、動画ファイルを再生させる媒体であっても、画像ファイルを動画ファイルに置き直して、静止画を動画として再生させ、フィルタ(a)及び(b)の2重構造の動作処理と同様の効果を使用する事は考えられる為、動画ファイルであっても、本発明の実施可能なバリエーションの枠内として可能とする。
又、請求項5に記載の内容は、保護処理b(フィルタb)の形状及び動作の特徴である。前記フィルタbの形状は、フィルタaと相性が良く、且つ、最もシンプルな形状として、一枚で構成されるカバー(フィルタ)形状であり、不透明又は半透明の、画像を全てを覆う視覚効果のスクリーンである。又、前記フィルタbの動作は、最もシンプルで無駄の無い動きとして、一方向のスライド移動で可能な動作である。以上の特徴により、非所有状態を作り出し解決を行う。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)
又、異なる構造である保護処理a,b(フィルタa、b)にて構成される2重構造の画像保護処理は、その他のバリエーションとして以下の構成を有している。パターン1は、フィルタbの瞬き動作が、変形形状(変形した形による開閉、ゆっくりと透過していく開閉等)にて開閉を行う方法の処理である。パターン2は、フィルタaの規則的且つ複雑性の構造が、多少の揺れる様な動き、又は、点滅等を有する複雑性である。パターン3は、フィルタaの規則的且つ複雑性の構造が、グラデーションで構成された、色による複雑性である。パターン4は、フィルタaと、フィルタbを逆転して、フィルタaを透過する方法の処理である。パターン5は、フィルタaとbが一枚で構成される方法の処理である。パターン6は、フィルタa,b効果が、伸縮による動作で、開閉及び、規則的且つ、不規則構造を構成する方法の処理である。パターン7は、フィルタa,b効果が、回転するパーツの動作で、 開閉及び、規則的且つ不規則構造を構成する方法の処理である。パターン8は、フィルタa,b効果が、画像を数枚作成しコマ送りにて、開閉及び、複雑且つ、規則的な構造を構成する方法の処理である。(尚、段落「0037」にて詳細に記載)
又、請求項6に記載の内容は、保護処理a,bであるフィルタの開閉制限機能と、コンテンツの属性データとして付与するオリジナルの所在を含むデータbの表示機能と、高解像度(拡大)画像を表示するための表示媒体に、関する機能である。前記フィルタの開閉制限は、フィルタ開閉を行う信号が送信されると、その回数をカウントする処理と、且つ、カウント数を表示する処理と、又、フィルタの開閉カウント数が制限回数を越えると、開閉が不可となる回数制限を行う処理と、又、開閉制限による開閉可能な残りの回数を表示する処理とを有する事を特徴とする。又、前記データbによる属性データの表示処理は、オリジナルの所在情報<マスター所在:デジタル媒体orリアル媒体>を、前記コンテンツ提供ユーザーより受信し、且つ、記憶装置に格納し、且つ、端末上に表示する処理である。これにより、鑑賞者はオリジナルの所在を確認し、複製なら複製として了承した上で、購入する事が可能となり、デジタルと原物作品、いずれの作品であっても、その良さを持ちあわす事ができる。又、画像表示枠機能は、画像のサイズが異なる形態であっても、画像を表示媒体の中に納めて表示させる画像表示媒体であり、前記フィルタ(a)及び(b)を表示枠に納め、又、媒体付近に表示されるサムネイル画像を選択すると、その選択した画像の拡大(高解像度)画像が、フィルタa,bにて保護された状態で、表示枠内に表示する事ができる。以上の特徴により非所有状態を作り出し解決を行う。尚、画像表示媒体は、WEBブラウザ上で表示されることが望ましいが、例えば、WEBブラウザでは無く、WEBブラウザと同期する形で専用のアプリケーションソフトに表示したとしても同様である。これは例えば、もし、画像表示媒体をFLASH技術で実相するならば、apple社製品では、FLASHが使用できないことは自明であることから、その変わりとして、専用のアプリケーションにて実相する手段を用いるのは容易に考えられるとする。(尚、段落「0030」/「0041」にて詳細に記載
又、請求項7に記載の内容は、画像表示保護装置の使用方法である。尚、段落「0038」〜「0053」は「販売後」の不正コピー等の、コンテンツ保護方法である。
本発明の、請求項1,2,3に記載のフィルタaによる効果は、画像を視覚的に見えなくなる効果であり、又、購入前の高解像度の画像を確認可能としつつも、動的に動いて不正使用を防止する効果がある。又、不正使用の防止とは、主に、コンピュータ機能の動的なキャプチャーからの不正コピーや、合成技術を不可にするものであって、しかしながら、コンピュータからの不正コピーを防止しつつも、人間の視覚的認識である、「瞬間的空間認識」を可能にし、見えるし見えないギリギリの効果を産み出す特徴を有するものである。
又、請求項4,5に記載のフィルタbによる効果は、利用ユーザーが、画像を視覚的に見えなくなる効果であり、又、購入前の高解像度の画像を確認可能としつつも、動的に動いて不正使用を防止する効果がある。又、不正使用の防止とは、主に、コンピュータ機能の、右クリック防止や、印刷防止、PrintScreen防止であり、さらに、人間の認識である「長期的な空間認識」からの鑑賞を不可にする防止を行う。又、請求項5に記載の内容では、フィルタaとフィルタbが相互に補完し合う形で異なる画像の保護方法を同時に行う効果がある。又、フィルタa,bの構造により、単体での販売が可能となる。静止画というのは、作品が連続しているものでは無く、鑑賞者が絵画を購入する動機としては、“今現在確認している”作品(1次的欲求)を購入できる事が望ましい。その為、本発明の購入前の保護フィルタは、“今現在確認している”作品を、単体で販売する事が可能な機能である。(しかしながら、数枚を組み合わせた販売も可能である。)以上の内容により、販売前の観賞用画像を、確認可能としつつも、非所有状態であるお試し機能を実現する事が可能となる。
、請求項6に記載の内容では、開閉回数の制限により、鑑賞者の非所有状態を作り出すことが可能となる。又、オリジナルの所在情報を含むデータbにより、オリジナルの所在を認識した上で、
鑑賞者が作品を購入する事が可能となる。例えば、複製なら複製として了承して購入する事が可能であり、紙媒体の作品のメリットも存在したまま、使用する事が可能である。又、オリジナルの所在とは、<(マスター所在:デジタル媒体orリアル媒体)>という様なデータであり、絵画等の芸術作品の場合、マスターがデジタルデータであれば、マスターの複製が可能になり、オリジナル自体を、低価格で販売流通させることがでる。又、既存の絵画分野では、「紙媒体で無ければいけない、本物を見なくてはいけない、画面サイズが大きく無くてはいけない」という認識が、制作を行う作家の中にも、キューレータ等の関係者の中にも、強く存在している為、オリジナルの所在の表示を行うことで、マスターが重要な意味を持つ絵画の魅力を失わさせず、流通を行う事ができる。これにより、従来の絵画(オリジナルが紙媒体の場合)であっても、鑑賞者からすれば、デジタルデータが劣化コピーとしての認識で、それを了承した上で購入する事が可能になる。又、紙媒体の場合であれば、制作者は一点しかないオリジナルを手元に置いておくことが可能となる。
又、創造的な社会システムの創造を目的としており、そしてイメージ力を強化する絵画というのは、ゼロからクリエイトする創造力を育むのに適している。そしてイメージ力の発達というのは、空間的認識による理解力の向上を促す事ができる。その為、絵画市場という文化がもたらす影響は様々な場所に相乗的な効果を及ぼす事が期待できる。そして、イマジネーション力というのは、想像力(創造力)の源泉であり、又、絵画等の文化遺産を創造する事は、西洋文化を考えて見ても、長期に渡り価値を残していると考えられる。又、絵画市場が創造できれば芸術に対する無闇な援助は必要が無く、自立する事が可能である。
又、コンテンツを有料化するシステムの試みは、既存では、ことごとく失敗している背景がある。
その為、お試し機能を設定したとしても、コンテンツの有料化が出来るかは、又異なる課題であり、
しかしながら、観賞目的の画像は、文書や動画や音楽とは異なり、スタートラインが、お試し機能すらも存在していなかった状態であったとする。尚、本出願文献の発明である、コンテンツ販売システムは、元々、4つの機能として大きく、1.保護機能、2.評価機能、3.課金機能、4.情報収集機能による構成を考えていたものであり、「図27」に記載にある形で分割して出願を行っているものである。そして、コンテンツ市場のシステムを考えるにあたり問題の量が多く、課題が複雑に絡まり合っている上、極端な話、一つでも機能が掛けると目的の効果が発揮できない可能性もありえるものである。又、絵を描きたい人は大勢いて、IT技術が到来してから、既に長らくの時間が立っており、さらに芸術業界は、厳しい現状であり、常に、問題を抱えている状態である。そして、昔から、一向に解決出来ない問題であり、その為、本発明の課題は、問題を感じた所で、解決策が容易には出せない難問である。又、本出願文献では、主に、保護機能を課題とするものであり、又、個々の機能は個別に切り離す事は可能であるが、本出願文献以外の、その他の出願文献と密接に連結し合う事で、さらに効果を発揮するものである。
オンライン販売システムのスキーム図 一枚画の画像販売画面 一枚画の画像がお試し機能として表示される流れ フィルタaのバリエーション デジタルコンテンツの分類図 2種類の認識と欲求に関する図 従来定義と、中間コンテンツと最終コンテンツの定義に関する図 フィルタaとフィルタbの説明図 既存にある、お試し機能の構造図1 既存にある、お試し機能の構造図2 既存にある、お試し機能の構成概念に関する図1 既存にある、お試し機能の構成概念に関する図2 既存にある、お試し機能の構成概念に関する図3 「図9」との比較による本発明の画像表示媒体の構造と構成概念図1 「図9」との比較による本発明の画像表示媒体の構造と構成概念図2 フィルムaが組み立てられる迄の過程に関する説明図 本システムの2種類から成るフィルタ構造 規則性のある不規則な構造に関する説明 フィルタa,bバリエーション1 フィルタa,bバリエーション2 フィルタa,bバリエーション3 フィルタa,bバリエーション4 フィルタa,bバリエーション5 フィルタa,bバリエーション6 フィルタa,bバリエーション7 フィルタaフォルムバリエーション1 フィルタaフォルムバリエーション2 フィルタaフォルムバリエーション3 フィルタaフォルムバリエーション4 フィルタaフォルムバリエーション5 コンテンツ販売パターン(単体、パッケージ、屋外端末を使っての広告効果) 選択BOXによる評価機能とマッチング機能 購入前と購入後の構成図 本システムの構成図(※「図1」の詳細) 表示回数制限のカウント取得方法 専用アプリケーション機能図1 専用アプリケーション機能図2 専用アプリケーション機能図3 専用アプリケーション機能図4 専用アプリケーション機能図5 専用アプリケーション機能図6 専用アプリケーション機能図7 専用アプリケーション機能図8 専用アプリケーション機能図9 一部劣化処理が行われた購入前サムネイル画像画面 フィルタ開閉制限により回数が終了した画像が、視覚的に認識可能とする画面図 タブレット端末でもタッチパネルによりフィルタ表示信号が送信可能な図 画像保護システムの全体図 コンテンツ販売システムの全体図 ID作成例 情報管理図
以下より本発明について詳細を述べる。尚、本出願文に記載の図面は、説明を容易にする為の表示であり、これにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。又、ソフトウェアの設計に於いては、どのようにコンピュータを使用するかの軸となる設計と、軸となる目的を実相するための技術は異なり、例えば、これを音楽で例えるならば前者は作曲と類似し、後者は作曲を演奏するためのピアノ等の楽器を、如何に上手く弾くかの技術と類似する。そして後者の技術は、ある程度までは教科書に記載の技術である。そして前者の技術は、設計の方法論が、記載されている技術では無く、膨大なマクロ的な知識が必要であり、これを考えるのは難易度が高く創造を有する技術である。そして、以下より記載の内容は、技術的に実現可能な方法を述べるものであり、目的を実相する技術の細部の違いは無限にあり、使用する言語や、データ格納場所の分散処理や、プログラム処理のショートカット、自動又は手動等の判断等、これらの既存にある操作性の改良範囲に於いては、本発明に於いても最適な方法は行えるものとする。
「図1」は、提供者と鑑賞者が、インターネット回線で繋がっており、制作者が、端末より画像データを投稿し、且つ、コンテンツを記憶装置に格納させ、且つ、鑑賞者の参照要求によりコンテンツページを表示する事が可能な、オンラインで売買を行うコンテンツ販売システムのシステムスキーム図である。又、「図2」は画像データの表示方法である。下方にサムネイル群が表示されており、鑑賞者がその中からクリック等により選択した画像が、上方に高解像度画像として表示される。又、図の様な形で、画像の大きさが縦長・横長、又は、四角形以外の形態等、異なる形態やサイズであっても、表示媒体の中に納めることができる。画像データの表示媒体とは、例えば、紙媒体の絵画を飾っている額縁のようなものである。又、フィルタaとフィルタbというのは、2枚の異なる形態をしたフィルタがスライドにより動的に画像を保護する機能である。ボタン(b)は、数枚セットの販売(ポートフォリオ販売)でのボタンである。ボタンを押す事により、複数枚のセットとなった、次の作品を鑑賞する際にページの様にめくる事が出来る。本提案は、一枚画単体で、販売できる機能であるが、セット販売も補足的な追加機能として設けることが可能である。又、情報データaは、見出しである<タイトル、投稿時間、制作者名>などである。情報データbは作品の内容である情報<ジャンル、寸法、素材、技法、タグ、フリー文字、オリジナルの所在の明記等>である。オリジナルの所在の明記とは、オリジナルが原物(※概ね紙媒体なので以下、紙媒体と表記する)なのか、デジタルデータなのかという明記である。マスターが紙媒体というのは、デジカメ等で撮影し、デジタルデータにしたもので、オリジナルはあくまでも紙媒体にあるというものである。デジタルデータがオリジナルというのは、描画ソフトなどでデジタル加工をしたものである。デジタルデータがオリジナルの場合、光の3原色で表現できるので色彩効果としては色の3原色より美しく表すことができる。そして、オリジナルの所在が紙媒体にある場合、鑑賞者は、そのデジタルデータは劣化コピーであるものと了承し購入することができる。この場合、従来の画集やはがき、ポスターなどの印刷販売と同じ劣化コピーという位置づけになる。その為、
本物を観賞したい場合には美術館やギャラリ−に足を運ばなければならない。他にもオリジナルが紙媒体のメリットとしては、デジタルデータが出回ることで本物の価値を上げることができ、紙媒体は従来通り高額な販売はできると考えられる。又、鑑賞者は、オリジナルの所在がデジタルデータであればそれが本物だと認識して購入することができる。
「図3」は、静止画である画像が、端末画面上に表示されるステップである。サムネイル群から選択された画像は、高解像度(拡大)画像を表示する表示枠へ表示されるのだが、初めの状態は、画面[1]の状態であり、フィルタbにて閉じた状態である。この時、フィルタは透明でも不透明でも構わず作品が見えない状態である。又、「図2」のサムネイル画像は作品を鑑賞して楽しめないぐらいの小ささに表示される。そして、フィルムbが閉じられた状態から、表示ボタン(a)を押すと、フィルタaとフィルタbがスライドしながら下がり、作品が見えるようになる(画面[2][3])。このフィルタというのは、イメージで例えるならば、人間の目の上にある瞼に当たるものである。例えば、人間であたっとしても、美しい視界を手に入れる為には、瞼が無ければ見えるものではなく、現在、コンピュータの視界は常に、瞼が開きっぱなしの状態にある。そして目玉をカバーするものが、このフィルタ(b)に当たる。又、画像は、初め、瞼が閉まっている(クローズ)状態であり、瞼を開く信号を入力すると、瞼が瞬きするように開き、そして、数秒後に閉じる、という様な動作である。購入前の、画像(視界)は、この瞬きの数が制限されており、例えば、3回なり、5回なり、8回なり、瞬きの数がお試しの機能だとします。そして、2種類のフィルタが動的に動くことにより、高解像度作品の全容を見せつつも鑑賞者側の非所有を生み出す事を実現している。又、フィルタaに於いても、動的に動くこことで、例えば(+)という模様であれば、(+)模様の部分が動的にずれて、見えていなかった個所が、見えるようになる。このような形で全体的には全ての画像を確認可能になる。又、フィルタaの形状は、見えなかったものを動的に動かし見える様にする為の形状であり、例えば、この形状が単純な形をしていれば、動的なキャプチャ−によるコピーによって、見えていた部分と、又別の見えていた部分とを、合成させ作品が復元されてしまう。その為、これを防止するために、フィルタaは動的画像をコピーするキャプチャーからの保護を目的としていて「図4群」のように複数に散在した模様が入る事で、仮に画像が動的にコピーされたとしても復元するには手間が掛ってしまうという効果がある。又、この模様は、画像加工ソフトによる合成や復元に対応した模様であって、これは規則的な模様ではなくランダムである事が好ましく複雑であればあるほど良い。例えば、色も単一でない方が好ましい。その為、これら図に表示された形態だけによるものではないとする。例えば、動きについては、細かな模様が、右に動いたり左に動いたり小刻みに揺れる様な動きである複雑性や、又他にも、点滅する様な複雑性などが考えられる。又他にも、フィルタを3枚にする等も含まれる。そして、フィルタbは、主にプリントスクリーンによるコピー、キャプチャーによるコピー、印刷、右クリックによるダウンロードの防止を行っていおり、人間の視覚的にも、いつでも鑑賞できる状態ではない環境を作り出している。又、表示ボタン(a)はカウントされ、表示回数制限を設けているものとする。コンピュータにより与えられた識別コードが、同じ端末からのアクセスに対し、開閉回数を何回までと言う様に設定する事ができる。これは、あくまでもお試し機能であるために設定されるものである。又、「図3」の画面[4]の状態では作品の全体が表示されている。この時フィルタaも動的に動いている状態である。そしてこれにより鑑賞者は全ての作品の品質を確認することが可能になる。次に画面[4][5]の状態では、フィルタa、フィルタb共にスライドするように元の状態に閉まっていく。次に画面[7]の状態では、元のフィルタが完全に覆われ作品が見えない状態である。以上の一連のフロー(画面[1]〜画面[7]まで)がお試し機能の動作である。そして、フィルタの機能の効果を以下に述べる。一枚画の場合、時間的なボリュームが無いというデメリットが在り、その為、既存では、通常、時間的なタイムリミットを有しても意味がないと思われていた。しかしながら、芸術的にすぐれた画像である場合、つまり、一枚画の中にある高度に洗練された表現や技法が在る場合は、その認識を人が把握するのに要する時間の中に、時間的なボリュームがあると考え、この認識をシャットダウンするのが上記フィルタの機能である。これは、高度な技術が詰まっている程、時間的ボリュームがあるという事になる。例えば、作品に釘付けられて、脳が処理し認識する所要時間というのは、同じ一枚画の作品であっても異なってくる。ある作品では、時間的ボリュームが3秒であったのに対し、また異なる別の作品では、10分だったりする、というような場合もある。そして、フィルタが画面[5][6]のように閉まるのは、人が、空間的な認識を処理できる手前でタイムリミットを作り出す事を目的にしている。又、大体は2〜3秒程度であるとする。又[8]では、フィルタの開閉が横スライドのパターンである。又、この方法は「長期間の把握が必要な、釘付けにさせる様な」芸術的に優れた画像であれば特に有効であり、そうでなければ余り効果は無いとされる。(例えば、情報を含むだけの画像等、これらは、又異なる画像であるとする)又「図4」は、フィルタaのバリエーションである。そして、NO9,10がランダムなパターンである。又、文献≪特願2009−299427≫では、フィルタbの機能を所有しているのだが、サムネイルを選択すると、拡大画面に選択画像が表示され、その後、シャットダウンする形であった。その為、どのタイミングでフィルタが開閉するのかも記載がなく、表示制限回数も無い状態であった。又、2枚目のフィルタaの機能に於いても、「D2」マークによる表示であり、不完全な状態であった。
又、「図6」にある、「第一認識」と「第二認識」とは、非動的コンテンツの認識のメカニズムを分解したものである。「段落0031」の「一枚画の中にある高度に洗練された表現や技法が在る場合は、その認識を人が把握するのに要する時間に、一枚画の時間的ボリュームがあるとみなし…」とは、第二認識を指している。

第一認識…0.1秒空間認識による瞬間把握である(全体の瞬間把握、一瞬の作品の良し悪しの認識)
第二認識…長期的空間認識による細部の把握である

又、コンテンツを購入するに至るまでの欲求を、2種類に分類したのが「1次的欲求」と「2次的欲求」ある。

「1次的欲求」とは…現在“目の前”にある作品“そのもの”が欲しい
「2次的欲求」とは…現在“目の前”にある作品の“続き”の作品が欲しい

本発明のフィルタによる保護は1次的欲求をカバーし、パッケージ化機能は2次的欲求をカバーしている。
又、「図8」は、フィルタaとフィルタbの構造であり、フィルタbは、ちょうど人間の瞼が開閉する様な機能である。これは、第2認識(長期空間認識)をシャットアウトする。又、フィルタaは、きめ細かいフォルムであり、規則的、且つ不規則な構造をしている。これは丁度、雪の結晶の様な構造である。雪の結晶には大きく、「柱状」と「星状」と、又その「混合形状」があり、一定の規則性を持っているが、結晶の一つ一つを厳密に見て見ると、一つとして同じ形がなく不規則でランダムな構造をしている。本発明の「フィルタa」はこの様な、「不規則」と「規則」の間を為す構造形態をとる。(これはコンピュータがコピーできない構造である)又、「図4」にある「点状」と「線状」以外にも、2つ合わさった「混合形状」や、それ以外にも考えられる「元型 」も応用型とする。(「図16」群参照)又、段落「0031」の、「規則的な模様ではなくランダムである事が好ましく複雑であればあるほど良い」とは、不規則性のフォルムの事を指す。しかしながら、不規則すぎても好ましくなく、フォルムと言うのは、一定の規則性が在る方が人は美しさを感じる為、「図4」は、一定の規則性のある「基本型」とし、最もシンプルな基本型として「点状」と「線状」を上げています。そして、この基本型を土台として、複雑性を持つ構造となります。又、フィルタaは、コンピュータへの合成及び不正コピーからの保護を行い、且つ、第1認識(0.1秒空間認識)を可能にするフィルタである。
又、「図11」群は、本発明の画像表示媒体の構造である。「図11−1」は本発明の構造であり、既存機能である「図9−1」「図9−2」との比較を行った図である。そして、本発明の2枚のフィルタ構造は共に、既存のお試し方法とは相違しているとする。「図11−2」は、「見えるし見えない」ギリギリの効果を出すためのフォルムであり、視覚的認識のシャットアウトと、合成技術からのシャットアウトの2方向からのブロック処理を行う効果がある。これは見える場所と見えない場所のタイミングを、スライドにより絶妙に細かくずらす構造であり、例えば、劣化画像が、細かく、バラバラに見えたり見えなかったりする様にずれる事ができれば、動的コピーによる繋ぎ合わせを行う合成処理が大変面倒となる。又、合成不可の形状と言うのはコンピュータで、容易に“範囲の自動選択”ができない模様を指す。範囲の自動選択不可とは、フォルムの境界ラインの特定が機械では認識できない事を指す。そして、単純な形で在ればある程、コンピュータは境界ラインを読み取る事が可能となる。そして必然的に、画像処理を行う者の間では、コンピュータが読み取り不可の複雑性のあるランダム形状と言えば、“境界ラインが自動選択では読み取れない”「図14」の様な形の手書きの様なランダム形状を考える事ができます。尚“手書き”という表現は実際は正確ではなく、概ね手書きのままでは美しくない為、美しさを調整しなくてはならず、美しいレベルでの不規則性であり、不規則と規則の調整を行う形になります。しかしながら手書きと言う極端な説明で在れば、イメージが容易なので、表現を行うものであります。又「図13」は、画像表示媒体におけるフィルタの構造を立体的に表したものである。※尚「図13」では、確認が容易な様に、フィルタaとフィルタbの重なる順番を逆にしております。
又、不規則性の規則構造の説明を以下に述べる。本発明が考案されるまでにあたり、まず、「見えるし見えない」という矛盾が両立するような状態を創り出す解決法方を考えなくてはなりませんでした。又それは、視覚的認識可能の効果と、合成技術からのシャットアウトの2方向からのブロック処理を行う事が必要となります。この2つを満たす形態を考えなくてはならず、そこで、まず考えたのは見える場所と見えない場所の、タイミングを、絶妙に細かくずらす方法である。例えば、鑑賞の邪魔をする劣化画像が、細かくバラバラに見えたり見えなかったりする様にずれる事ができれば、動的コピーによる繋ぎ合わせを行う合成処理が大変面倒になる。これは時間を掛けて頑張れば合成処理は可能だけれど、時間が掛りすぎる為、それならば購入する方が早いと言う様な状態を作り出すというものである。又、劣化部分が細かく分散されている程、合成時間が掛ります。また、分散具合は不規則な方がよく、そして、その形態も機械が認識できない様な、手書きの様な“歪”なものが効果的である。またこれは、bit単位で、全体の画像損失をさせる様な、余りにも細かすぎる劣化では効果が無く、高画質認識が可能で、しかしながらそれは、見える場所と見えない場所が、タイミング良くずれる、不規則で複雑な状態でなくてはいけませんでした。又、「段落0031」で、「この形状が単純な形をしていれば、動的なキャプチャ−によるコピーによって、見えていた部分と部分とを合成させ作品が復元されてしまう。フィルタaは動的画像をコピーするキャプチャーからの保護を目的としていて...この模様は、画像加工ソフトによる合成や復元に対応した模様であって、これは規則的な模様ではなくランダムである事が好ましく複雑であればあるほど良い」というのは、上記の内容を指しています。又、「図4」に表示されたフォルムは簡易記載であり、これは一つ一つ規則のある複雑性のランダムな形状を図に書こうとするのは時間が掛りすぎるため、単純に文章表記にしたものである。又、「図16」群に記載のフォルムにつきましても、短時間で作成した簡易図であり、複雑性の規則構造は時間を掛けて作成しないと表現しきれない為である。しかしながら、フィルタを作成するのは時間が掛るとしても、一枚でも、フィルタを作成してしまえば、後は、画像がどんな形態であっても、一律に適応する事ができるメリットがあります。そして、フィルタaを考えるに辺り、問題だったのは、「見える場所と見えない場所」がタイミングよく、見えたり見えなかったりする、その際どい状態や、際どい形態が、実際に、視覚として認識できる形まで収束している事、そして実現できる様なフォルムや機能である事が重要でした。仮にもし、漠然と「見えるし見えない様な…」と言う様な事を、考えていたとしても、その状況をどうやって作り出すのか?どんな視覚的形態なのか?という事が課題であり困難でした。少しでも、単純な形態だと、簡単に合成技術で復元可能となってしまうという問題がありました。そして劣化部分が複雑に、ランダムに動き回る事で、「完全に見えるし、完全に見えない」効果ができるというのは、先の出願文献≪特願2009−299427≫でも、漠然とは考えてはいたのですが、例えば、特願2009−299427の「段落0020」にて「キャプチャーからの保護手段として画像に鑑賞の邪魔になるマークを付与した図である」というのは、合成技術からの保護の事を指します。そして、「ギリギリの見えるか見えないか」というのを、言葉として表現していたとしても、その形態は、どんな形態なのか?それを可能とさせる視覚的形態と機能が不明な状態でした。これは“視覚的”に重点が掛る平面画像のお試し機能において、それを実現させるには、視覚的な形態と機能が、完成している事が最も重要な部分となります。そして、その形態の視覚化と機能が具体的にできなければ、平面画像のお試し機能は実現できませんでした。例えば、フィルタaを考えるにあたって「図12」の様に様々な形態が考えらます。まず「A」のパターンであれば劣化部分が、1枚のフィルム状ではなく、個々にバラバラに動き回っている状態です。またこの場合、そのランダムな個々の動きとは、どんな動きなのか?という問題があります。ゆっくり動くのか?高速で動くのか?それとも、個々のスピードはバラバラなのか?又さらに、劣化部分の動く方向はバラバラに上下右左へと個々に動き回るのか?また、劣化部分は、2枚なのか?それとも、10枚なのか?20枚なのか?100枚なのか?というように、劣化部分は無限に増やすことができます。また、数が増えれば、より形が小さくなり、細かく複雑にすることができます。ただし、それが、個々に動き回る形態であれば、それは、虫の大群の様にバラバラと動きながら被さる様な動きになります。そして、これではあまりにも、形態としてまとまらず収束しません。またあるいは、パネルの様なものが、回転軸を軸にして、くるくる回転する様に動く事も考えられました。しかし、そうすると、立体的な動きとなりフィルムbとの相性が悪くなります。またあるいは、劣化部分の、大きさを伸び縮みさせる事も考えられました。しかし、動き方が複雑になればなるほど、フォルムとしては整理できず収束しません。その為、考えなければならない事は、フィルムの「動き方」と「形態」という2つのポイントであり、それが上手く纏まらなければいけませんでした。問題はフィルムが「どんな動き方」で「どんなフォルム」なのか?という事であり、又、画像を認識するための邪魔が入る効果であればいいのですが、そのどれもが、フィルムの形態としては綺麗に収束しませんでした。無限に、あらゆる複雑な形態が無秩序な形で考えられ、見えるか見えないかのギリギリのラインの複雑で、不規則な合成不可の動きを実現する様なフィルタaの形は、容易に浮かぶ事ができませんでした。そして、様々なランダム形態が考えられたのですが、最終形態として、1番シンプルな形で収束し、表す事ができたのが、本発明の「図4」になります。
そして、「図4」にて、複雑に広がっていた劣化部分のランダムな動きが、フィルタaの形態に最終的に収束する形となります。これはバラバラに模様が複雑に動くのではなく、又、模様が何枚にも重なるのでは無く(但しフィルタa自体は2〜3枚程度は重ねる事は可能である)、又、模様が伸縮するのではなく、1枚のフィルタで構成された、きめ細かい劣化カ所が全体的に分布する形として整理された形となります。そして1枚で構成されるフィルタなので動かし方は1方向へスライドするだけの(回転や伸縮等では無い)の単純でシンプルな動きで可能となります。又、模様であるカ所を、複雑に変更する事が容易にできる構造となります。そして、このフィルタ形状が、見えるか見えない、ランダム効果を表すのに、一番シンプルな形で無駄がなく、実現可能で、且つ、効果的であるという構造になり、「図4」に記載のフィルタaの形状が「基本的な元型」になります。その為、この型はあらゆる複雑性に応用し易くなります。例えば、「図12」の(A)も(B)も、これ以上複雑にしてしまうと、無秩序になり収束しません。つまり「基本の形」になりません。しかし、本発明のシンプルな形態を一番の基礎とし、形を複雑にしていくのは、比較的容易にできます。例えば、模様は厳密には“点々”では無く、ぎざぎざ模様であったり、まだら模様であったり、曲線模様であったり、幾何学模様であったり、「図14」の様な、手で書いた様な、歪なフォルムが全体に広がる形態でも良く、いくらでも不規則な構造を考える事が可能です。又、本発明の「図4」では簡易に、スクリーントーンの様な点々模様として表現していますが、例えば、点々をUPにして、よく確認して見ると、「図14」の様な砂状のスクリーンになっているという状態でも可能です。又、「図4」に記載のフェンス状スクリーンに於いては、「図14」の、ランダム型の網状スクリーンでも可能です。又、例えば、この網状スクリーンの、網の“線”がグラデーションで出来た虹色であれば、機械が自動的にこの網状模様を識別するのはさらに難しくなります。(段落「0031」の「色も単一でない方が好ましい」より)又、この形態は何パターンも作る事が可能です。他にも
、フィルムを最大UPで確認すると、模様の境界ラインの透過率が微妙にグラデーションを為して変化していたりするのも複雑という言葉の中に含むものとします。そして、本発明の「図4」に記載の「基本型」は、主に「点型」と「線型」であり、この形が最もシンプルな形態となります。
以上の「図4」の基本型を土台とした、無秩序にならないギリギリの複雑性は、本発明の応用型であるものとし、そして次に、その応用型である、フィルタa,bに於けるバリエーションについて述べる。「図15−1」は、応用型であり、まず初めに、下側に、フルスクリーンbが画像を完全にシャットアウトしている状態がある。そして上側に、フルスクリーンbを透過するような形で、フィルタaが重なり、構成されるケースである。この場合は、フィルタaとフィルタbの重なる順番が、逆になっただけであり、効果は同様とする。そして、例えば、フィルタaには「きめ細さ“中”の、透過度100%」のフィルタ(1)と、その上に重なる、「きめ細かさ“大”の、透過度70%」のフィルタ(2)があり、と言う様な不規則性を作り、その2枚のフィルタaの動きは、異なる方向へスライドするというのも同様とする。他にも、フィルム全体の動きは1方向へ動くが、個々の点々が、規則性の範囲内で微妙に動いていたりすると言うのも不規則性の規則構造だとする。また、フィルタaの応用は、2枚重ねでも可能である。そして例えば、一方を、透過度50%とし、もう一方を透過度100%にする様なランダム性を作り出す事も可能である。また、その2枚の、ずれ方の速度を微妙に変えることも可能である。又、「図15−2」は、フィルタaとbが一枚にくっついた構造である。これは、フィルタがずれることによる効果である為、1枚に、纏めたとしても効果は同様である。又、「図15−3」は、画像を劣化させて、お試し効果を作る方法である。これは、フィルタがスライドする視覚効果を、コマ割りして繋ぎ合わせ、動的に見せる方法であり、そしてこれは、フィルタa及びbの模様を、画像を劣化する方法にて再現しただけである為、本発明のフィルタ効果と同様とする。又、「図15−4」は、フィルタaの動作パターンである。又、「図15−5」は、フィルタbの動作パターンである。これらは、基本型からは容易に発想できるもので応用となる。又、「図15−6」は、回転型による複雑性の規則構造である。回転型とは、画像を幾つかのパーツに分解してパーツを回転させる方法である。そして先程は回転型では、複雑性を増すと収集が付かなくなると記載したのですが、最もシンプルで、ベストな方法(フィルタa、b)が発案されると、それを軸として回転型による複雑性の規則構造を考える事も可能になります。例えば、複雑性は、回転するパーツの中にさらに回転するパーツを入れる入れ子構造で、統制(規則)が取り易い複雑性を作り出す事が可能となります。そして、複雑性を持つ個々のパーツがバラバラで回転し、数秒のタイムラグの後、全てのパーツが裏返しになりシャットダウンするというパターンが考えられる。これは、本発明の、フィルタbの瞼構造と、フィルタaの複雑性の規則構造と同等の効果を持つ構造である。又、「図15−7」は、伸縮型による複雑性の規則構造である。伸縮型も同様に、複雑性の不規則構造が発案されると、それを見本にして、当てはめる事が可能となる。例えば図の様に、まず初めは、全てを覆う状態であり(フィルタbと同様である)、そして、開閉を行う動作として、小さな穴が空いて、どんどん穴が開がっていく様な形で、画像が見える様になるというパターンである。この場合も、フィルタa,bの効果と同様であるとする。そして、本発明のフィルタとは、「第一認識と、第二認識と、コンピュータからの合成処理」によるカバーを行っているものであり、この3つを全てカバーする方法が、「瞼が開閉する様な構造と、複雑性の不規則的な構造」(※「図11−1」の「E1」)であり、上記バリエーションは、この構造の応用型であるとする。
又、「図16」群は、フィルタaのフォルムバリエーションであり、「混合形状」「網状」「線状」「点状」「砂状」「記号型」「マーク型」「ストライプ型」「幾何学模様型」「その他模様型」による、規則的且つ、不規則的な構造のフォルムがある。又、図に記載の模様は、パターン例であり、図以外の複雑的且つ規則な構造も考えられるものとする。以上が、販売前の画像保護方法であるフィルタの説明である。尚、動作実相に於いては、Flash,javascript,Silverlight,HTML5、等のCGIによって最適な方法を取れるものとする。
次に、販売後のコンテンツ保護法方を以下に記述する。販売後はフィルタa,bが外れた状態になり、プリントスクリーン・キャプチャ−によるコピーが可能になる。また、データを大量にコピーする事が可能になれば著作保護ができなくなるという問題が生じる。これらの対処法として、キャプチャー、プリントスクリーンによるコピー防止が行える様なアプリケーション上での表示を行う様にする。これは、視覚的認識は容易な状態だがコピー不可な状態であり、ファイルを複製する場合は、画像データにはコピー不可処理をかけ、数回までのダウンロード制限を可能にする事ができる。又、アプリケーション上での表示と、DVD-R等の記憶ディスクへの書き込み(回数制限有)、印刷での鑑賞は可能であり、又、アプリケーションはデジタルフォトフレームとの連携も可能であるとする。そして、本発明は、非動的最終コンテンツの販売前のお試し機能(購入プロセス)として、ネット上での表示方法及び、ネット上で販売を可能にさせるための課題を解決するものであり、必ずしも、以下に記載の方法に強く依存するものでは無く、販売後の保護方法はこれらの内容に限るものではない。
まず「図20」はシステム構成図である。本システムは、ユーザー情報データベース201と、選択BOX情報格納データベース202と、コンテンツデータベース301と、コンテンツ変換ファイル格納データベース302を有している。次に、「図19」は、鑑賞者がコンテンツを「購入する前」と、「購入する後」の機能構成図である。購入前機能としては、3パターンからなる「販売の仕組み」による機能と、「品質保持機能」を有している。そして、3つの販売パターンによる機能としては、(11)単体販売機能と、(12)パッケージ販売機能と、(13)接客サービスを行う団体等への端末への販売機能を有しており、品質保持機能としては、(14)選択BOX機能、(15)レゴメンテーション機能、(16)評価機能を有している。又、購入後機能としては、大きく、ダウンロード機能と、アプリケーション機能を有している。そして、ダウンロード機能としては、(17)開示不可なファイル(独自ファイルによるものでも可)への変換処理と、(18)商品ID及び暗証番号等のデータを、コンテンツファイル及び専用アプリケーションへ、付与を行う処理を有している。そして、アプリケーション機能には、主に、(19)商品ID認証により開示不可ファイルを開示する機能と、(20)画面コピー防止機能と、(21)印刷機能(22)CD-R等メモリ媒体への焼込み制限機能を有している。
又、「図17」は、購入前の3つの販売パターンの仕組みを示す図であり、単体販売、パッケージ販売、接客サービス事業者(個人・法人)への販売を示す図である。又、接客サービス事業の端末Cは、携帯端末からの商品ID読み取り機能等の付与も可能である。又、「図18」は選択BOX機能からによる画像情報の収集にて、レゴメンテーション機能と評価機能と連携した図である。尚、接客サービス事業端末Cと、選別BOX機能は、先の出願<特願2009−299427>に記載の機能であるが、本発明の専用アプリケーション機能と密接に絡まる為、本出願文献に於いても述べるものとする。
又、「図21」は、フィルタの開閉制限のカウント取得方法であり、特定の端末Bからの開閉を特定する方法である。まず、ログアウト画面上では、縮小画像のみしか表示されず、ログイン後に、お試し画像(フィルタa、b付き拡大画像)である画面10を表示する方法である。ログインを行うことにより、ユーザーアカウントを取得し、回数制限のカウントを可能とする。また他には、以下の方法がある。ログアウト画面でも、画面10を表示しカウントを取得する方法として、画面10のURL画面を開こうとする端末Bに、画面を開くと同時に所定のコードを渡し、その端末Bから所定コードが返信されると、端末Bを識別し、カウントを取得する方法である。端末Bに所定コードが渡せない場合は、画面10は表示できないものとする。又、以上の開閉制限おカウント取得方法は、技術的な向上を行えるものとする。そしてこれら以外にも、制限回数をカウントする方法であれば同様とする。
次に「図22群」は、アプリケーション機能の詳細である。「図22−1」は、アプリケーションの起動から終了までの一連のフローである。

(1)まず初めにアプリケーションの起動を行う(S101)

(2)アプリケーションの起動を行う端末の、画面コピーを行う全ての機能を無効化するコードをアクションにする。(S102)※これにより、プリントスクリーン等によるコピーは不可になる為、JPEG等の別画像ファイルへの複製は不可能となる。

(3)次に、購入した開示不可状態のコンテンツファイルを、商品IDと暗証番号にて認証し、開示不可ファイルを開く(S103)※尚、購入したコンテンツファイルは、専用アプリケーションでしか開く事ができないファイルに変換されている。これは、鍵が掛っているファイルでも良いし、独自ファイルでもよい。独自ファイルの場合は、商品コンテンツとしてJPEG等の既存のファイルから、独自ファイルに変換する形で処理を行っているものとする。そして、開示不可変換後のファイルをダウンロードする際に、コンテンツには、<商品ID仮に0001/暗証コード仮に9999等>が付与され、又、専用アプリケーションにも、同一である<商品ID:0001/暗証コード9999等>が付与される。そして、専用アプリケーションは、商品IDと暗証番号を照らし合わせ一致すれば、ファイルを開示する事が可能となり認証処理を行うものとする。

(4)次に、専用アプリケーションは、コンテンツファイル整理機能と、画像を効果的に表示する表示画面機能と、印刷機能と、CD−R等のメモリへの焼込機能を有しているものとする(S104)又、専用アプリケーションからのCD−R等のメモリ機能へのコンテンツファイルの複製は、開示する事のできない鍵の掛ったファイル(あるいは独自ファイル)の状態で保存される。保存されたCD−Rメモリから、コンテンツファイルを表示する際には、いずれにせよ、コンテンツファイルを表示する事のできる専用アプリケーションにて、表示する必要がある。又、専用アプリケーションを介さず、ファイルの複製を無制限に行ったとしても鍵の掛ったままで開く事はできず同じ状態である。

(5)次に、アプリケーションの終了を行う(S105)

(6)アプリケーション終了により、端末の画面コピーを行う全ての機能の無効化が解除される(S106)

以上が、アプリケーションのフローである。尚、画面コピー機能を不可にするコードをアプリケーション立上時に起動する方法では、端末やOSの仕様が異なる場合に、画面コピー等の操作が異なる為、この場合、仕様確認の取れている機種に限り、アプリケーションのインストールが使用できる状態とするか、あるいは、画像の不正コピーを防止する事がどうしてもできない場合は、PC以外の端末でも可能なものとする。
次に「図22−2」は、アプリケーションの再インストール方法である。アプリケーションにて、商品IDと、暗証番号を記憶する方法では、そのアプリケーションがアンインストール等により起動できなくなった場合に購入商品データが失われてしまう。その為、その対策として以下に述べる。

(1)まず、鑑賞者ユーザー(ID:仮に0001)は、アプリケーションのダウンロードを行う。(※これは、端末へインストールされる状態であれば、オンラインからのダウンロードに限るものではない)この時、アプリケーションには<NO: 仮に0001>が付与される。又、同時に、<ユーザーID:0001と、アプリNO:0001>が、がデータベース201へ登録される。(S201、S202)

(2)次に、前記鑑賞者ユーザーID:0001は、コンテンツを購入する。この時、購入したコンテンツに<NO:仮に0001>と<暗証コード:仮に、9999>が付与される。それと同時に、前記鑑賞者ユーザー(ID:0001)のアプリケーション(NO:0001)へ、アプリ読込み用として、購入コンテンツと同一データでる<コンテンツNO:0001と暗証コード9999>が付与される。又、データベース201へは<ユーザーID:0001>に、<コンテンツNO:0001>が格納される。そして、アプリケーションの認証機能(ファイル開示機能)により、開示を行おうとするファイルの<コンテンツNO:0001と暗証コード9999>を照らし合わせて、ファイルを開く。(S203、S204)

(3)次に、ユーザーID:0001は、アプリケーションNO:0001をアンインストールにより破棄し、自身のユーザーID:0001により、アプリケーション(仮にNO:0002とする)をダウンロード(又は、インストール)する。(S205、S206)

(4)アプリケーションインストール後、本システムへアクセスし、<アプリNO及びユーザーID(※データC,D)>の認証を行いOKとなると、ユーザーID:0001内に管理保管されている、<購入ファイル開示鍵データE,F(※アプリケーション読込用)>をダウンロードする事が出来る。これによりアプリケーションNO:0002は、ユーザーIDが同一である認証が取れ、アプリケーションNO:0001の<開示鍵データE,F>の引き継ぎが可能となる。(S207、S208)以上が、アプリケーションの再インストール方法である。
しかしながら、以上の方法により問題が生じる。旧アプリケーションから新規アプリケーションへ、購入ファイル開示鍵データE,Fの引き継ぎを可能とする事で、無制限に購入ファイル開示データE,Fをダウンロード出来てしまえる可能性がある。その為、余り考えられないが、ID付きのアプリケーションごとの不正コピー販売が可能となってしまう。これは、ID登録されたアプリケーションを何度でも、再インストール可能であれば、再インストールを行ったアプリケーションから開示鍵データを何度でも、インストールする事が可能となる。例えば、架空にユーザーIDを作成し、IDごと不正販売を行えてしまえる。この問題に対し、単純に防止を行う方法を考えようとすると、携帯電話の機種変更を思い浮かぶことができる。例えば、携帯端末の機種変更を考えると、引き継ぎ保存データ(例えば電話番号)は、確実に前の端末は破棄され、一つの端末にしか引き継がれない方法を取る。その為、無制限の番号複製は防止される。しかしこの場合、電話番号に対する保存データの引き継ぎは、番号その物が商品である為、本システムと目的が相違する。携帯電話は、家庭電話の親機と子機の関係の様に場所に縛られない為に、1つの番号を複数の端末では使えない様にしなければならない理由がある。しかしながら、PCのアプリケーションの場合、使用目的が、連絡を行う目的には無い為、端末一つでしかサービスを使えないと言う様な理由はない。その為、同一人物が、PCを2台3台と持っている可能性であっても、同一人物のPCであればサービスを使用できる必要がある。
以上の事から、ID付きのアプリケーションの無制限のダウンロードによる、不正コピーの防止方法として以下に述べる。通常であれば、ID付きのアプリケーションというのは、個人情報が漏洩してしまう為あまり考えられない。個人情報とは、名前、住所、電話番号(固定及び携帯)、クレジット支払い情報等であり、厳密なユーザー登録を設定する事で、架空IDの複数所持を回避する方法で不正を行うハードルを上げられるものとする。しかしながら、もし仮に、個人情報が漏洩しても構わないIDを故意に作成した場合を考えると、又、支払い方法もクレジットではない、コンビニ等、振込支払いの場合とした時、ID付きのアプリケーションを販売する事は可能になる。その対策として、ファイル開示鍵データE,Fのインストールの回数制限(例えば、20回迄等)を行う方法が上げられるのと、又、あるいは、短期間でのダウンロードに対し、回数制限を設ける方法上げられる。これは例えば、1カ月に10回以上のインストールを行えないという方法である。又、あるいは、ファイル開示鍵データE,Fのインスト―ル時に、自動的に端末情報を取得し、同一IDで、インストールを行おうとする端末の数が多すぎた場合、自動的に、ダウンロード制限が掛る方法も上げられる(これは端末の台数に対し制限を設ける方法である)。この様な形で、インストールの回数制限を設けると、不正コピー様に、わざわざ、架空IDを作る手間を行ったとしても、不正販売による利益の元が取れず、余りメリットが無いと考えられる。例えば、架空ID<漏洩可能な固定電話及び携帯電話データにより作成>を作る手間と費用+作品の購入費用(仮に、10000円分)を故意に作成し、このID付きアプリケーションを、3000円で販売したとしても、1カ月5回までの制限の場合=1万5000円 粗利=5千円であり、2ヶ月目以降より毎月、15000円の利益(完売した場合)というものであり、わざわざ不正販売を行ってまで、得られるメリットが極端に少なければ、不正コピーを行う行為が成り立たないと考えられる。以上が、アプリケーションの再インストール方法である。
次に、「図22−3」は、以上の内容を纏めたもので、購入コンテンツが開示不可ファイルにて「鑑賞者端末B」へ、ダウンロードされるフローである。鑑賞者はコンテンツを購入すると、開示不可のファイルをダウンロードし、専用アプリケーションで、ファイルの開示を行う。又、CD−R等のメモリには、開示不可のファイルで保存される。
次に「図22−4」は「図22−3」と同様のフローで、購入コンテンツ群が開示不可のファイルで「接客等を行う事業等の”端末C”」へダウンロードされるフローである。接客等を行う事業等は、コンテンツ群を購入すると、開示不可のファイルをダウンロードし、専用アプリケーションで、ファイルの開示を行う。尚、端末Cにおいても購入後のフローは、端末Bの専用アプリケーションと、ほぼ同様の機能であるものとする。又、「図22−5」の下図「端末C及び端末Bでの専用アプリ機能」は、ほぼ同様の機能であるアプリケーションを端末C及び端末Bで使用している図を示す。又、その他の端末により、使用を行う際は、アプリケーションソフトウェアに限らず、オペレーティングシステムによる処理設定でも可能とする。又、「図22−5」の上図は、以上の「コンテンツ購入及びファイル開示方法」と、「アプリケーションの再インストール図」を纏めた図である。
又、以上までの機能で、さらに問題が生じる。以上の内容では不正利用による販売等を防止する為の機能であり、知り合い同士での画像ファイルのシェアや、購入者本人のPC以外の他端末(これは現時点では、どんな端末が在るのかは分からないが在るものと仮定するもので、同一ユーザーでも、IDを共有できない形の端末であるとする)表示方法では不便となる。その対策として、シェア機能を有するものとする。シェア機能とは、”シェアでファイルを開く”という様な機能であり、本システムに対し、”シェアアプリケーション登録を行い、シェア端末へ開示鍵データE,Fを一時的に、貸す事のできる機能である。「図22−6」は、シェアアプリケーション機能である。表は、データベース201にある、データC,D,E,Fである。「シェア中」というフィールドが「×」になっているコンテンツが、現在シェアを行っているコンテンツである。「ID:0001」が、貸し主であり、「ID:0031」が、借り主である。そしてシェアを行うと、貸し主側のアプリケーション読込み用の、ファイル開示データE,Fが消失してしまうか、あるいは使用不可となる処理コードを渡す事で、ファイル開示を不可とする。そして、借主側から、コンテンツを返却された際に、再度、暗証コードが付与されるか、あるいは、使用不可コードを解除する処理を行い、ファイルを開く事が可能となる。又、返却した側(借主)の、アプリ読込み用コンテンツ開示データE,Fは使用不可となる。又、「図22−7」は、シェア機能の画面フロー一覧である。
又、シェアを行うというのは、同一IDのアプリを使用するという事ではなく、IDの共有を行うものではない。その為、1作品に対しシェアを行ったからと言って、観賞者ユーザー同士で購入した商品等のプライベート情報を共有するものでは無く、購入コンテンツの情報が漏洩されるものではない。又、直接、ユーザーIDを指定するのが情報漏洩に繋がる恐れがある場合は、ユーザーIDとは別に、シェアIDを発行する形でも構わない。この場合、ユーザーIDは伏せた形で、両者がシェアIDを発行し、コンテンツを貸し借りする形となる。又、「図28」は、親IDに対し、子にあたるID(シェアID含む)を作成する図である。親IDは一つしか作成不可だが、子IDは複数作成する事が可能というものである。
又、「図29−1」の様に、親IDと子IDを分けるのならば、普段よく使用するレベルのIDは、緩やかな管理を行い、普段あまり使わない親IDは厳密管理を行うという方法もがえられる。(尚、本システムは、販売後のコンテンツ保護方法として、厳密ユーザー情報によるID確認が必要な為、情報管理方法は課題とするものである。)又、貸主と借主の間の、シェアを行う際の通知は、メール等による通知でも構わないものとする。又、シェア機能は、段落「0042」〜段落「0045」の不正ダウンロード防止方法により、不正による保護を強固にし過ぎている問題を、和らげる為の対策である。以上の、防止方法を纏めると、又、「図22−9」は、以上のアプリケーション機能の構成図である。尚、以上は大きな流れであり、細かい詳細部分に於いては、多少の異なる方法が在るものとする。例えば、データベース201にて、データ管理を行わず、ユーザー保管によるものとし、それらを認証する等、他にも異なる認証方法を行なえるものとする。
尚、本発明は、購入前の保護方法(フィルタによる保護)と購入後の保護方法がセットとなって初めて保護システムが機能するのだが、本発明が最も提案を行う所は、購入前の保護方法であり、本出願に記載の購入後保護方法(専用アプリケーションソフト)は、必ずしもこの機能に強く依存している訳ではないものとする。その為、購入前の保護方法としては最も最適な購入後の保護方法による事も可能である。
又、「図23」は、本システムサイトにおける購入前サムネイル画面である。観賞を楽しめないギリギリのサイズであるサムネイルというのは、判断が難しいサイズであると考えられる為、「一部分的な部分的欠損」にて視覚的邪魔を行う事が可能である。サムネイル画像の部分的視覚の欠損は、「複雑性の規則構造ではない単純な欠損」であるものとする。又これは、どんな画像なのか確認ができる程度の部分的欠損である。又、処理方法としては、部分的欠損処理が施されたサムネイル画像を作成し、DB303へ格納する。端末Bへの表示方法はDB303からの参照を行うものとする。又、「図24」は、フィルタの開閉制限により開閉不可となった画面である。拡大画像画面に於いては、開閉不可である事が直ぐに分かるものであるとするが、サムネイル画像画面においても、開閉可能な作品と、開閉が不可となった作品とが、見分けられるような視覚的認識可能な処理を施しているものとする。例えば、開閉終了となったサムネイルは、画像が白みがかってる様な形態をしている等である。又、サムネイル画像のサイズが、どこまで、確認可能なのかは、実際に実相を行い判断ができるものである為、サムネイル画像でも十分観賞可能であれば一部欠損を行う形とし、観賞可能でなければ、一部欠損は必要の無い機能とし、機能の追加有無は、状況によって判断できるものであるとする。
次に、「図25」は、タブレット端末による、お試し画像の表示である。この場合は、タッチパネル操作によるフィルタの開閉が行えるものとする。又、他の端末による場合、前記アプリケーションの機能は、OS機能として起動を行う形であっても同様とする。
次に、「図26」は、本発明の全体図である。又、端末Cが表示するコンテンツは、パッケージ化されて、端末Bでは見る事のできない、一部コンテンツであり、端末Cにより開示する事で、鑑賞者は屋外等で作品を発見し、気に入った作品が在れば、端末Bにて購入する事が可能とするものである。以上が本発明の一連の内容である。
端末A…制作者端末
端末B…鑑賞者端末
101…記憶装置(DBサーバ)
表示ボタン(a)…フィルタを開閉するボタン、
フィルタa…ランダム模様のフィルタ、
フィルタb…作品全体を覆うフィルタ、
ボタン(b)…セット販売時の次の作品を表示するボタン、
情報データa…見出しの情報(タイトル、日付、作家名)、
情報データb…作品情報(ジャンル、タグ、マスターの所在、参照URL、寸法、技法、素材、フリー文字等)
端末C…デジタルサイネージ等、接客サービス等の端末
端末D…携帯端末
201…ユーザー情報データベース(ユーザー情報及び、支払・売上等の決済情報含む)
202…選択BOX情報格納データベース
301…コンテンツデータベース(jpeg,gif等画像ファイル格納)
302…変換ファイル格納データベース
303…保護画像付きサムネイル画像格納データベース
データC…ユーザーID(例えば、ID:0001)
データD…アプリケーションNO(例えば、ID:0001)
データE…商品NO(例えば、NO:0001)
データF…購入コンテンツファイルを開示可能とする暗証番号データ
(※データEと共に、アプリケーションにて記憶保存され、コンテンツファイル
開示時に、自動的に読取可能でID認証を行う)
データL…シェア機能情報(シェア相手先、シェアコンテンツID等)
又、「図9群」「図10群」は、既存コンテンツ(動的、非動的中間)媒体の比較図である。「図9群」は、既存お試し機能の構造であり、「図10群」は、既存お試し機能の根底となっている概念である。又、「図10−3」は、非動的コンテンツの空間認識と動的コンテンツの時間認識との相違点である。そして本発明は、先の出願文献≪特願2009−299427≫の欠陥を補う出願内容である。例えば「D1」フィルタだけでは、画像を保護しきれない為、「D2」マークによる2重構造の構成としたのだが、この場合、一部劣化させた部分が、全く見えない状態なのであれば不都合が残る。その為、「D2」マークが動き回って、合成不可となる様な複雑な動き方を行う事が、理想的であると考えていた。しかしながら、合成不可となる様な複雑な動き方や、視覚的にも「完全に見えるし完全に見えない」という矛盾した効果を作り出す事に置いて、仮に理論上そうした効果を狙っていたとしても実際のフォルムと動きと構造が、どのような内容なのか実現できていなかった。又、「D1」フィルタの細部に於いても不完全であった。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の内容は、画像を端末画面上に表示する際に、コンテンツの非所有状態を作り出すお試し機能であり、保護処理a及びbを有している。又、フィルタaの形状は、画像を上から覆う様な視覚効果の形状であり、且つ、見える部分(表示部分)と見えない部分(非表示部分)が地と図の様な形で、きめ細かく分布した形状である。又、(又は静止画像に相当する)とは、例えば、全体としては静止画であるが、静止画の中の物体に於いて若干の揺れるなどの動きを有するものなども含むものとする。又、本発明は、静止画を販売するための媒体としておりますが、例えば、静止画データにて投稿したものをプログラム処理にて、静止画から動画ファイルに変換して、動画再生媒体で再生したとするのも同様の効果とするのも本発明と同等である。(又、ユーザーの投稿時に変換する、又、投稿後に変換するのも同様である。)例えば、一枚の静止画を、10秒程度の時間を有する動画ファイルに置き直す処理を有したりして、静止画像を再生する事は本発明と同等であるとする。これは、内容は動画では無く、動画媒体を使った静止画である為、同様である。本発明は、静止画の見せ方において非鑑賞効果をどのように作り出すかを発案するものであり、動画ファイルであっても静止画像を見せる目的であって同様の効果、機能を作りだすものであれば同様である。又、フィルタbが開閉する数秒程度の時間というのは、システム側の処理で有しているものであって、コンテンツ制作者側が、自ら、数秒程度の動画を作成して、時間制限の無い動画再生媒体で再生するものではない。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)
又、請求項2、4の内容は、保護処理a(フィルタa)の形状であり、前記保護処理aの形状は、きめ細かく画像全体に分布する形状であって、規則的、且つ、限りなく複雑性を帯びる事が容易な不規則の構造を有している。例えばこれは、イメージとして、雪の結晶や、指紋構造の様に、一定の規則性を有するが、一つとして同じ構造の無い様な複雑性を帯びる構造である。又、複雑性(不規則性)とは、予測不可能性を指し、(例えばランダムな形状等)これは、コンピューターが形状を読み取ることが難しい模様であり、合成処理等の作業を困難にさせる効果がある。又、規則性とは、人が、美しく感じる構造としての効果があり、又、模様が複雑すぎると、それ自体が絵画性を有する作品となり、観賞の邪魔となる為、これを防止する効果も有する。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)
又、請求項3に記載の内容は、画像を端末画面上に表示する際に、コンテンツの非所有状態を作り出すお試し機能の、保護処理b(フィルタb)の特徴である。前記フィルタbは「人間の瞼」の様にパチパチと開閉するような構造で、視覚(画像)を、全てシャットアウトする形状と、その動作に特徴を有している。又、前記フィルタbの動作は、初め、画像を覆う状態で表示されており、フィルタを開く信号(例えば、画像付近に配置された開閉ボタンによる方法、又は、画像上をクリックする操作方法等)を送信するとフィルタが開き、そして、フィルタが開いて画像が全て見える様になると、開いた時と同様の動作で閉じて行く動作であり、又、一つの開閉(瞬き動作)は数秒程度(例えば、2〜15秒程度)の時間である。以上の特徴により、非所有状態を作り出し解決を行う。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)尚、既存の動画ファイルの表示媒体は、瞬きの様に短時間で開閉し動作する処理を有してはおらず、静止画のお試し効果として使用してはいないのだが、本発明と同等の効果として、画像を動画ファイルとして置き直し、同様の機能とするのも本発明と同等であるとする。(「図10−2」参照。尚、これは説明を容易にする為に、既存の動画媒体と比較を行ったものである)しかしながら、ファイルaに関しては、動画ファイルを再生させる媒体であっても、画像ファイルを動画ファイルに置き直して、静止画を動画として再生させ、フィルタ(a)及び(b)の2重構造の動作処理と同様の効果を使用する事は考えられる為、動画ファイルであっても、本発明の実施可能な枠内である。
請求項5に記載の内容は、保護処理a(フィルタa)の構造及び動作であり、前記フィルタaの構造は、最もシンプルな形状として、1枚から成り立つスクリーン状の構造を有しており、又、これは構成する事が容易な構造であり、一枚からでも成り立つ事が可能であるが、さらに複雑性を増す場合は、少数枚(2〜3枚程度)を重ねる事も可能である。又、前記フィルタaの動作は、最もシンプルで無駄の無い動きとして、一方向のスライド移動で可能な動作であり、そして動的にズレる事によって時間差で見える部分と見えない部分を作り出し、全ての画像を確認可能にする動作である。(※尚、全ての個所を確認可能にする目的であるが、模様の状態によっては、完全に表示しきれない個所も、多少は、生じてしまう場合もあるものとする。)又、これは、動きを作りだす事に容易性がある動作である。以上の特徴により、非所有状態を作り出し解決を行う。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)
又、請求項5に記載の内容は、保護処理b(フィルタb)の形状及び動作の特徴である。前記フィルタbの形状は、フィルタaと相性が良く、且つ、最もシンプルな形状として、一枚で構成されるカバー(フィルタ)形状であり、不透明又は半透明の、画像を全てを覆う視覚効果のスクリーンである。又、前記フィルタbの動作は、最もシンプルで無駄の無い動きとして、一方向のスライド移動で可能な動作である。以上の特徴により、非所有状態を作り出し解決を行う。(尚、段落「0030」〜「0036」にて詳細に記載)
又、異なる構造である保護処理a,b(フィルタa、b)にて構成される2重構造の画像保護処理は、その他のバリエーションとして以下の構成を有している。パターン1は、フィルタbの瞬き動作が、変形形状(変形した形による開閉、ゆっくりと透過していく開閉等)にて開閉を行う方法の処理である。パターン2は、フィルタaの規則的且つ複雑性の構造が、多少の揺れる様な動き、又は、点滅等を有する複雑性である。パターン3は、フィルタaの規則的且つ複雑性の構造が、グラデーションで構成された、色による複雑性である。パターン4は、フィルタaと、フィルタbを逆転して、フィルタaを透過する方法の処理である。パターン5は、フィルタaとbが一枚で構成される方法の処理である。パターン6は、フィルタa,b効果が、伸縮による動作で、開閉及び、規則的且つ、不規則構造を構成する方法の処理である。パターン7は、フィルタa,b効果が、回転するパーツの動作で、 開閉及び、規則的且つ不規則構造を構成する方法の処理である。パターン8は、フィルタa,b効果が、画像を数枚作成しコマ送りにて、開閉及び、複雑且つ、規則的な構造を構成する方法の処理である。又、フィルタの形状を複数枚記載するのはパターン例として例を述べるのと、又、複数枚のパターンを作成しておき、記憶装置に格納しておくことが可能である事も述べるものであり、例えば、画像投稿者が投稿時に、どの模様のフィルタを使用するか等の選択を、投稿者自身が自由に決定する事も可能である。(尚、段落「0037」にて詳細に記載)
又、不規則性の規則構造の説明を以下に述べる。本発明が考案されるまでにあたり、まず、「見えるし見えない」という矛盾が両立するような状態を創り出す解決法方を考えなくてはなりませんでした。又それは、視覚的認識可能の効果と、合成技術からのシャットアウトの2方向からのブロック処理を行う事が必要となります。この2つを満たす形態を考えなくてはならず、そこで、まず考えたのは見える場所と見えない場所の、タイミングを、絶妙に細かくずらす方法である。例えば、鑑賞の邪魔をする劣化画像が、細かくバラバラに見えたり見えなかったりする様にずれる事ができれば、動的コピーによる繋ぎ合わせを行う合成処理が大変面倒になる。これは時間を掛けて頑張れば合成処理は可能だけれど、時間が掛りすぎる為、それならば購入する方が早いと言う様な状態を作り出すというものである。又、劣化部分が細かく分散されている程、合成時間が掛ります。また、分散具合は不規則な方がよく、そして、その形態も機械が認識できない様な、手書きの様な“歪”なものが効果的である。またこれは、bit単位で、全体の画像損失をさせる様な、余りにも細かすぎる劣化では効果が無く、高画質認識が可能で、しかしながらそれは、見える場所と見えない場所が、タイミング良くずれる、不規則で複雑な状態でなくてはいけませんでした。又、「段落0031」で、「この形状が単純な形をしていれば、動的なキャプチャ−によるコピーによって、見えていた部分と部分とを合成させ作品が復元されてしまう。フィルタaは動的画像をコピーするキャプチャーからの保護を目的としていて...この模様は、画像加工ソフトによる合成や復元に対応した模様であって、これは規則的な模様ではなくランダムである事が好ましく複雑であればあるほど良い」というのは、上記の内容を指しています。又、「図4」に表示されたフォルムは簡易記載であり、これは一つ一つ規則のある複雑性のランダムな形状を図に書こうとするのは時間が掛りすぎるため、単純に文章表記にしたものである。又、「図16」群に記載のフォルムにつきましても、短時間で作成した簡易図であり、複雑性の規則構造は時間を掛けて作成しないと表現しきれない為である。しかしながら、フィルタを作成するのは時間が掛るとしても、一枚でも、フィルタを作成してしまえば、(直接的に画像を劣化させて、劣化する値をコントロールするよりも)、後は、画像がどんな形態であっても、一律に適応する事ができるメリットがあります。又、フィルタを作成するとは、システム運営側が行い、又、用意するものであり(又、外部者にフィルタの形状の作成を依頼して、システム運営側が用意するというのもこの範囲内である)、フィルタの形状が、記憶装置に記憶されているものである。又、「図16群」にある様に、フィルタの形態を数パターン記載するのは、複数のフィルタパターンを記憶装置に記憶して所有する事が可能な事を述べるものであり、又、複数あるフィルタパターンから、コンテンツ投稿者であるユーザーが、自由に選んで自身の画像と組み合わせる事が可能とするのも実施の際に容易に考えられる事である。そして、フィルタaを考えるに辺り、問題だったのは、「見える場所と見えない場所」がタイミングよく、見えたり見えなかったりする、その際どい状態や、際どい形態が、実際に、視覚として認識できる形まで収束している事、そして実現できる様なフォルムや機能である事が重要でした。仮にもし、漠然と「見えるし見えない様な…」と言う様な事を、考えていたとしても、その状況をどうやって作り出すのか?どんな視覚的形態なのか?という事が課題であり困難でした。少しでも、単純な形態だと、簡単に合成技術で復元可能となってしまうという問題がありました。そして劣化部分が複雑に、ランダムに動き回る事で、「完全に見えるし、完全に見えない」効果ができるというのは、先の出願文献≪特願2009−299427≫でも、漠然とは考えてはいたのですが、例えば、特願2009−299427の「段落0020」にて「キャプチャーからの保護手段として画像に鑑賞の邪魔になるマークを付与した図である」というのは、合成技術からの保護の事を指します。そして、「ギリギリの見えるか見えないか」というのを、言葉として表現していたとしても、その形態は、どんな形態なのか?それを可能とさせる視覚的形態と機能が不明な状態でした。これは“視覚的”に重点が掛る平面画像のお試し機能において、それを実現させるには、視覚的な形態と機能が、完成している事が最も重要な部分となります。そして、その形態の視覚化と機能が具体的にできなければ、平面画像のお試し機能は実現できませんでした。例えば、フィルタaを考えるにあたって「図12」の様に様々な形態が考えらます。まず「A」のパターンであれば劣化部分が、1枚のフィルム状ではなく、個々にバラバラに動き回っている状態です。またこの場合、そのランダムな個々の動きとは、どんな動きなのか?という問題があります。ゆっくり動くのか?高速で動くのか?それとも、個々のスピードはバラバラなのか?又さらに、劣化部分の動く方向はバラバラに上下右左へと個々に動き回るのか?また、劣化部分は、2枚なのか?それとも、10枚なのか?20枚なのか?100枚なのか?というように、劣化部分は無限に増やすことができます。また、数が増えれば、より形が小さくなり、細かく複雑にすることができます。ただし、それが、個々に動き回る形態であれば、それは、虫の大群の様にバラバラと動きながら被さる様な動きになります。そして、これではあまりにも、形態としてまとまらず収束しません。またあるいは、パネルの様なものが、回転軸を軸にして、くるくる回転する様に動く事も考えられました。しかし、そうすると、立体的な動きとなりフィルムbとの相性が悪くなります。またあるいは、劣化部分の、大きさを伸び縮みさせる事も考えられました。しかし、動き方が複雑になればなるほど、フォルムとしては整理できず収束しません。その為、考えなければならない事は、フィルムの「動き方」と「形態」という2つのポイントであり、それが上手く纏まらなければいけませんでした。問題はフィルムが「どんな動き方」で「どんなフォルム」なのか?という事であり、又、画像を認識するための邪魔が入る効果であればいいのですが、そのどれもが、フィルムの形態としては綺麗に収束しませんでした。無限に、あらゆる複雑な形態が無秩序な形で考えられ、見えるか見えないかのギリギリのラインの複雑で、不規則な合成不可の動きを実現する様なフィルタaの形は、容易に浮かぶ事ができませんでした。そして、様々なランダム形態が考えられたのですが、最終形態として、1番シンプルな形で収束し、表す事ができたのが、本発明の「図4」になります。

Claims (10)

  1. デジタルデータであるコンテンツ販売システムであって、
    制作者であるユーザの端末Aと、鑑賞者であるユーザの端末Bが、コンテンツを蓄積するデータベースサーバ101と、通信回線で接続されており、
    コンテンツの不正コピーや、不正ダウンロード等のコンテンツの不正使用を防止する機能を有しており、前記不正使用防止機能とは、「購入前」と「購入後」から成るコンテンツ保護方法を特徴とし、又、前記鑑賞者がコンテンツを購入する為の決済システムと、作品入手機能を備えている、コンテンツ販売システム。
  2. 請求項1に記載のシステムであり、
    コンテンツデータベース101にて格納された画像ファイルを、端末Bにて参照する購入前画像の
    表示手段であって、前記画像表示手段は、
    画像を上から覆う「きめ細かい」フォルムをした「フィルタa」を有しており、
    前記フィルタaは、「購入前」の高解像度の画像を確認可能としつつも、動的に動いて不正使用を防止するフィルタであり、
    不正使用の防止とは、主に、コンピュータ機能の動的なキャプチャーからの不正コピーや、合成技術を不可にするものであって、しかしながら、コンピュータからの不正コピーを防止しつつも、人間の視覚的認識である、0.1秒での空間認識(瞬間把握)を可能にし、「見えるし見えない」ギリギリの効果を産み出す特徴を有しており、
    又、前記フィルタaのフォルムは、「(雪の結晶構造の様な)規則性、且つ、不規則(限りなく複雑性を帯びる)」な構造をしており、そして、最もシンプルなフォルムとしては、「点状」と「線状」とがあり(これは覚的にも美しさを維持する事が容易である)、このフォルムを基本型とした、1枚から構成されたスクリーン状の様なフォルムであり、(又、2〜3枚までは重ねる事は可能である)
    又、その基本的な動作は、動きに容易性のあるシンプルな一方向のスライドで可能とする(又同様の効果も同じとする)、前記表示手段を備えたコンテンツ販売システム。
  3. 請求項1乃至2に記載のシステムであり、
    コンテンツデータベース101にて格納された画像ファイルを、端末Bにて参照する購入前画像の
    表示手段であって、前記画像表示手段は、
    画像全体を上から覆う「フルカバー」のフォルムをした「フィルタb」を有しており、
    前記フィルタbは、「購入前」の画像を保護し、動的に動く事で不正使用を防止するフィルタであって、
    不正使用の防止とは、主に、コンピュータ機能の、右クリック防止や、印刷防止、PrintScreen防止であり、さらに、人間の認識である「長期的な空間認識」からの鑑賞を不可にしする防止であって、又、前記フィルタbのフォルムは、「人間の瞼」の様に、視覚をシャットアウトするカバーであって、又、前記フィルタbの動きは、「人間の瞼」のが、開閉するような、パチパチとした動作であり、フィルタを開く信号を発すると、ゆっくりと開き、そして瞼が完全に開くと開いた時と同様の動きでゆっくりと閉じて行く様な、開閉に2〜4秒程のタイムラグのある、一連の動作であって、(又同様の効果も同じとする)、前記フィルタbと前記フィルタaが相互に補完し合う2重構造の前記表示手段を備えた、コンテンツ販売システム。
  4. 請求項1乃至3に記載のシステムであり、
    画像のサイズが異なる形態であっても表示媒体の中に納めて表示させる表示手段を有しており、前記表示媒体は、前記フィルタ(a)と(b)を、表示枠に納め、下方(あるいは左右)に表示したサムネイル画像が選択されると、表示する事が可能な表示手段であって、さらに、瞬きを行う信号である、表示ボタン(a)が押される回数をカウントし、フィルタの瞬きの回数に制限が設けられる機能を有しており、さらに、前記制作者から付与される「情報データa」と、「情報データb」を、データベースサーバ101へと格納し、端末B(前記表示媒体の付近)に表示させる、コンテンツ情報表示機能を有しており、前記情報データaとは、<見出しの情報(タイトル、日付、作家名)、>であって、前記情報bとは、オリジナルの所在情報を含む、<ジャンル、タグ、マスターの所在、参照URL、寸法、技法、素材、フリー文字等>であり、又、オリジナルの所在とは、<(マスター所在:デジタル媒体orリアル媒体)>であるデータであり(これにより、鑑賞者はオリジナルの所在を確認し、複製なら複製として了承した上で、購入する事が可能となる)、さらに、前記表示媒体にて、数枚組のセットとして纏められた画像コンテンツをめくりながら確認可能な手段を有している、以上の機能を有したコンテンツ販売システム
  5. 請求項1乃至4に記載のシステムであり、
    「購入後」のコンテンツ保護方法としてコンテンツ表示を行う専用のアプリケーションソフトウェアを備え、
    前記専用アプリケーションは、主に、ダウンロード回数制限、PrintScreen禁止、複製不可等の処理を有している、購入後保護機能を備えたコンテンツ販売システム
  6. 請求項1乃至5に記載のシステムであり、購入前のサムネイル縮小画像に於いても、視覚認識を不可にする「一部分的な部分的劣化」を施す機能を有し、さらに、前記購入前サムネイル画像は、フィルタ(a)(b)の「開閉回数制限」により、開閉回数が終了すれば、終了した事を認識可能とする視覚的効果(例えば、白みがかった状態等)を施す機能を有したコンテンツ販売システム。
  7. 請求項1乃至6に記載のシステムであり、
    「購入後」のコンテンツ保護方法としてのダウンロード手段と、ファイル開示専用のアプリケーションソフトを備え、
    前記ダウンロード手段は、前記制作者から投稿されるコンテンツデータを、開示不可ファイルに変換し、前記鑑賞者がコンテンツを購入すると、コンテンツデータを開示不可ファイルとしてダウンロードを行う手段であり、
    前記ダウンロード手段は、ダウンロード時に、開示不可ファイルには、<商品NO>である「データE」、及び<開示暗証コード>である「データF」を付与し、さらに、開示不可ファイルを開く専用アプリケーションにも、データE、F(アプリケーション読込み用)を付与する処理を有しており、
    次に、前記専用アプリケーションは、起動すると同時に、端末の画面コピー機能を無効にするコードを読み込むと(他ファイルへの作成を禁止を行う)、開示不可ファイルを開く「購入コンテンツ認証処理」を行う処理を有しており、
    (尚、前記購入コンテンツ認証処理とは、ファイルに付与されたデータE、Fと、アプリケーション読込み用のデータE、Fとを照らし合わせて認証するものであって、単に専用アプリケーションによって開示不可ファイルが開示できるというものではなく、購入した(商品ID:0001)に対し、開示する事のできる処理である。又、その他の端末によって、ファイル開示機能を使用する場合は、アプリケーションソフトに限らず、オペレーティングシステムによる機能であっても同等とする)以上の、不正ダウンロード等を防止する購入後の保護方法を備えたコンテンツ販売システム
  8. 請求項1乃至7に記載のシステムであり、
    前記専用アプリケーションを破棄しても、開示鍵データE、Fが失われない、再インストール手段を備えるものであって、
    前記再インストール手段は、鑑賞者ユーザーID(仮にID:0002)と、前記鑑賞者ユーザーが新規に使用するアプリケーションNOをデータベース201に格納するステップと、
    鑑賞者ユーザーが、前記専用アプリケーション(新規)を端末Bにインストールすると、前記専用アプリケーション(新規)を起動し、
    データベース201に格納されている、ユーザーID(ID:0002)が使用するアプリNOと、使用を行っているアプリNOとを照らし合わせ認証するステップを有し、
    これにより、同一ユーザーの専用アプリケーションである事を確認すると、アプリ読み込み用データE、Fを、ダウンロード可能とする処理のステップを有し、
    さらに、これにより不正販売が行われる穴として「ID付きアプリケーションの量産を可能にする」問題に対し、データE、Fのダウンロード回数制限処理を備える、前記再インストール手段を有したコンテンツ販売システム。
  9. 請求項1乃至8に記載のシステムであり、
    購入コンテンツを友人同士などで、シェアを行う機能であって、
    前記コンテンツシェア機能は、貸し主である鑑賞者ユーザー(仮にID:0011)が、借り主であるユーザーID(仮に:0031)へと、シェアを行いたい購入済みコンテンツを貸し出す事が可能であり、
    前記ユーザー(ID:0011)は、シェアを行うコンテンツを選ぶと、“商品NO:0001/1作品を、ユーザーID:0031へ貸し出しする”と言う信号を、送信可能なステップと(尚、この時シェアIDを作成する事も可能である)
    又、前記ユーザー(ID:0001)が、購入コンテンツを貸し出すと同時に、商品NO:0001が開示できない処理コードを、前記ユーザー(ID:0011)の端末(アプリケーション)へ渡す処理のステップと、
    さらに、前記ユーザー(ID:0031)が、商品NO:0001の開示不可コンテンツファイルと、開示データE,Fのダウンロードを行い、コンテンツを借りる事が可能なステップと、
    次に、借主である前記ユーザー(ID:0031)がコンテンツを返却すると、前記ユーザー(ID:0031)の商品NO:0001の開示データは使用不可となるステップと、
    又、前記商品NO:0001を返却された前記ユーザー(ID:0011)に、商品NO:0001を開示可能とする処理コードが渡され再度開示可能とするステップを有する、コンテンツ販売システム。
  10. 請求項1乃至9に記載のシステムであり、接客サービスを行う事業所等の端末Cに於いても、購入後保護方法である、前記ダウンロード手段と、前記専用アプリケーションと同等の機能を有したコンテンツ販売システム。

























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